ACS/EMARS に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2020.04.06 Aviation Week & ST Army aims high <2006-040604>
 米陸軍は2006年1月に$879Mの電子偵察機ACS計画を中止したが、FY28頃の装備を目指し固定翼電子偵察機計画を進めようとしている。
 装備するのは10機にも満たない少数機であることから機体には、民間機の転用型であるBoeing 737 (P-8)、Gulfstream G550 (C-37)、Bombardier Global 6000 (E-11) などが考えられる。
2016.04.30 Defense News Army spy plane deploys to SOUTHCOM, AFRICOM <1606-043001>
 米陸軍が4種類、24機装備する計画で4機取得している情報収集機
EMARSSのうち3機が、南方軍(SOUTHCOM)に1機及びアフリカ軍(AFRICOM)に2機が投入される ことになり、3月下旬と4月上旬に出発している。
 この3機は4機種のうち原型機であるSIGINT型のEMARSS-Sで、EMARSSにはこの他に戦術情報と地形情報を取得する EMARSS-GVADERレーダを搭載するEMARSS-V、マルチセンサ搭載型の EMARSS-Mが計画されている。
2015.07.08 Jane's Defence Weekly UA Army to build up its EMARSS fleet <1508-070809>
 米陸軍が、MC-12S
EMARSS 13機を、戦時緊急調達 (QRC) で 購入する。
 EMARSS は King Air 350ER機に、EO/IR や COMINT などを搭載した情報収集機で、2014年 8月に LRIP 移行が決定され12機が初期分として生産されることになっている。
2013.11.11 Aviation Week & ST Intelligence plans <1401-111104>
 米陸軍の
EMARSS 情報収集機は、4機発注されたうちの3機が既に納入 され、4機目も間もなく完成する。
 陸軍はこの他に、搭載機である King Air 350ER 2機を購入しており、今後システムの搭載が行われる。
【関連記事:1212-110505 (AW&ST 2012.11.05)】
2013.08.19 Defense News EMARSS aircraft begin flight tests <1309-081905>
 米陸軍の偵察監視機 EMARSS 2機が、目標追随能力の検証飛行を行っている。
 EMARSS は Beechcraft社製 King Air 350ER に Boeing社が EO/IR、COMINT 装置などをとうさいし、DCGS-A ワークステーションに表示する。
2013.06.12 Jane's Defence Weekly EMARSS makes maiden flight <1307-061209>
 米陸軍の EMARSS が5月22日、計画より6ヶ月以上遅れて初飛行した。
 EMARSS は Beechcraft King Air 350ER を元にした RSTA 機で、陸軍は32機をオプションしている。
2012.11.05 Aviation Week& ST Boeing flies prototype surveillance aircraft <1212-110505>
 Boeing社が自社経費で試作した米陸軍向けの EMARSS 電子偵察機が初飛行した。 同社は EMD 段階で4機を受注しているが、陸軍は EMD 段階での追加2機と、LRIP としての4~6機の発注を決めていない。
 米国議会はFY12予算で EMARSS にゼロ査定をしている。
2012.06.27 Jane's Defence Weekly EMARSS set for Q3 flight <1208-062703>
 Boeing社が米陸軍から4機受注した EMARSS の1号機が、2012年の3/四半期に初飛行する。 EMARSS は King Air 350ER をもとにした中高高度偵察監視機で、米陸軍は更に32機をオプションしているが、空軍との帰属問題があり、計画続行は 疑問である。
【関連記事:1204-022004 (AW&ST 2012.02.20)】
2012.02.20 Aviation Week & ST Delayed, but not dead <1204-022004>
= FY13米国防予算案の解説記事 =
 陸軍の EMARS は最初の4機が納入されるが、その後の発注はない。 また JAGM 計画は中止になり、陸軍は代替機種の検討を始める。
 Global Hawk Block 30 は計画中止になったが、MP-RTIP レーダを搭載する Block 40 11機は認められている。  P-8 はFY13~FY17で10機削減されたが、米海軍はこの削減で価格が大幅に上昇することはないと見ている。
2011.10.19 Jane's Defence Weekly US Army to transfer four EMARSS to USAF <1112-101901>
 米陸軍が、取得予定の情報取得機 EMARSS 4機を、経費節減のため空軍へ移管して 計画を終了することを考えている。
 米空軍も Hawker Beechcraft社製 King Air 350ER を基にした EMARSS と類似の計画 MC-12 Project Liberty を進めている。
【関連記事:1110-080102 (AW&ST 2011.01.01)】
2011.08.01 Aviation Week & ST Intel restart <1110-080102>
 米陸軍の情報取得機 EMARSS は11月下旬に Boeing社が$323Mで受注したが、機種選定に疑念があるとの 異議申し立てを受けて米会計検査院 (GAO) が9ヶ月かけて調査を行い、6月15日に裁定を下した。 この結果をうけ陸 軍は Boeing社に開発再開を指示した。
 しかしながら GAO は同時に、空軍の MC-12W 計画が EMARSS 計画と類似であることから、これを陸 軍へ移管するように勧告している。 もしそうなると、陸軍の EMARSS 調達機数が大幅に圧縮されることになる。
【 MC-12 関連記事:0908-061502 (AW&ST 2009.06.15)】
2011.03.30 Jane's Defence Weekly US Army agrees to re-evaluate parts of EMARSS competition <1105-033002>
 米陸軍が、2010年11月に一旦 Boeing社を選定した EMARSS 偵察機の選定をやり直すことにした。 EMARSS の 選定を巡っては、数社が米会計検査院 (GAO) に対して異議申し立てを行い、陸軍は作業の進行を停止させられていた。
【関連記事:1102-122007 (AW&ST 2010.12.20)】
2010.12.20 Aviation Week & ST Intel posturing <1102-122007>
 米国防総省では対 IED のため、広範囲捜索カメラSIGINT の必要性を感じして いる。
 こうしたなか、陸軍では2006年に計画中止になった ACS を小型化した EMARSS を11月30日に Boeing案に 決めたが、Northrop Grumman社と L-3社がこの決定を不服として GAO に異議申し立てを行った。
 一方空軍は BlUe Devil (BD) 広域監視システム計画を進めており、BD-1 を King Air 90 に搭載している。 更に 飛行船搭載型の BD-2 も計画していて、350ftの飛行船に搭載して高度20,000ftに3~7日間滞 空させることを考えている。 このため空軍は、海軍の MAZ-3A 有人飛行船を用いたパイロットの訓練を開始しようとしている。
2010.12.15 Jane's Defence Weekly US Army selects Boeing for EMARSS <1102-121504>
 Boeing社が12月6日、米陸軍の EMARSS同社案が選定されたと発表した。 同社は 2年間の EMD 契約を受注することになる。
【関連記事:1006-051004 (AW&ST 2010.05.10)】
2010.05.10 Aviation Week & ST Digital demons <1006-051004>
= 米陸軍の ISR/ELINT 機の今後に関する記事 =
 米陸軍は計画中止になった ACS の経験を、King Air 350 に EO/IR センサと ELINT 装置を搭載した EMARS に盛り込もうとしている。
 米南方軍は FORESTER レーダを搭載した A-160T Hummingbird を、中南米の密林地帯で使用したいとしてい る。
2010.02.10 Jane's Defence Weekly US budget request reflects counter-insurgency emphasis <1003-021007>
= 米FY11国防予算要求の解説記事 =
 米国防総省が2月1日、総額$549BのFY11国防予算要求を公表した。 この他にイラクとアフガンの戦費$159BのFY11要求と、アフガンに30,000名を増派するためのFY10 補正予算$33Bも要求された。
陸軍:$143.4B
 MQ-1C Sky Warrior 26機を要求
 ACS 計画を EMARSS 計画に再編
空軍:$119B
 F-35 の開発期間を13ヶ月延長
 UAV 52機と有人機97機を調達
 C-130J 16機をガンシップに改造し、老朽化した AC-130 と換装し、ガンシップの総数を25機から33機に増強
海軍:$160B
 F-35B 13機を調達
 F-35C 7機を調達
 F/A-18E/F 22機を調達
 EA-18G 12機を調達
 LCS 2隻建造
 DDG-51級 2隻建造
 DDG-1000 の建造は3隻に限定し、CG(X) 計画は中止
BMD :$ 9.6B
 陸上発射型 SM-3 の開発を予算化
2009.09.14 Aviation Week & ST Fixed risk? <0910-091402>
 米国防総省の前任調達責任者であった Young氏は、開発契約を固定価格契約にしようとしたが、後任の Carter氏も全ての開発契約ではないとし ながらもこの方針を推進しようとしている。
 新政権になり多くの開発計画が中止になったが、その中には ACSSBIRS-High も含まれている。
2009.05.11 Aviation Week & ST Budget blues <0906-051108>
 米国のFY-11予算は、初めての本格的な国防費削減予算になる。 各軍でのFY-11の作業は既に開始されており、今年 後半に国防総省での突き合わせが行われ、2月には議会に要求が提出される。
 既に検討対象にあがっているのは海軍の EP-3 後継、陸軍の ACS 及び空軍の次世代爆撃機 である。
2008.11.24 Aviation Week & ST Once bitten, twice shy <0901-112405>
 米陸軍の電子偵察機 ACS は一旦 Lockheed Martin社が開発をを開始したが、搭載機である Embraer社製 ERJ145 の能力不足から計画が中止 になり新たな計画として再開されている。
 ACS Increment 1 の IOC は、当初計画より遅れて2016年になるが、計画には Raytheon、Northrop Grumman、 Lockheed Martin の各社が提案を行うと見られる。 Raytheon社は、ACS は英国の ASTOR を基礎としたシステムを 提案すると見られる。
2008.08 International Defence Review US Army maps out vision for restored Aerial Common Sensor programme <0809-080008>
 米陸軍が、再開する ACS の計画概要を明らかにした。 ACS は、EO、レーダ、SIGINT による情報活動を同時に行うシステムとして、米陸軍と海軍の共同計画として進められたが、搭載する ERJ-145 には重すぎて載らないことが判明して2006年に計画が 中断されていた。
 その後海軍は45t以上ある EP-X に計画を移行したため、陸軍は計画を再検討して、Increament 1~4 の段階開発を行 うことにした。 候補機体としては Grobla Express が有力視されている。
┏━━━━━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓
┃        ┃Incr.1┃Incr.2┃Incr.3┃Incr.4┃
┣━━━━━━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━┫
┃Modular sensors ┃ - ┃ - ┃ - ┃ ○ ┃
┃EO/IR      ┃ - ┃ - ┃ ○ ┃ ○ ┃
ELINT      ┃ - ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
MUM       ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
┃Data fusion   ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
┃Battle Command ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
SATCOM     ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
CDL       ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
GMTI Radar   ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
SAR Radar    ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
COMINT     ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃ ○ ┃
┗━━━━━━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┛
2008.01.16 Jane's Defence Weekly Northrop and Raytheon to compete for revived ACS <0802-011608>
 Lockheed Martin社が受注した陸軍の ACS (Aerial Common Sensor) は、予定機である Embraer社製 ERJ-145 では小さすぎてセンサが搭載でき ないことが分かり2006年に計画中止になったため、陸軍は2007年3月に新たな計画を開始した。 陸軍の計画では最終 RfP が2008年8月に発簡され、2009年度2/四半期に契約、2016年 IOC となる。
 この計画には Northrop Grumman社と Raytheon社が名乗りを上げているほか、Lockheed Martin社も各種オプションを検討している。
【関連記事:0613-061202 (AW&ST 2006.06.12】
2008.01.14 Aviation Week & ST ACS is back <0803-011403>
 Northrop Grumman社が米陸軍の ACS (Aerial Common Sensor) 偵察監視情報収集機の指名獲得競争に、AAI、GD、L-3 の 各社とチームを組み再挑戦することになった。
2007.12 International Defence Review Changing the Guardrail: US Army seeks to modrnise SIGINT capability after ACS delay <0801-120016>
 米陸軍は計画が遅れている ACS (Aerial Common Sensor) のあとに、RC-12K/N/P/Q Guardrail 33機を RC-12N1 に替え SIGINT を担わせる。
 Guardrail 機と地上装置は、現在4個の Guardrail Common Sensor (GR/CS) システムに編成され、それぞれが軍事情報大隊の 装備になっている。 このうち RC-12P/Q からなる GR/CS System 2 は韓国駐留の第15軍事情報大隊が装備している。
2007.11.15 Inside the Pentagon Spy plane to be in FY-10 plan <0724-111505>
 米陸軍は、中止していた ACS (Aerial Common Sensor) 計画の復活を決め、FY-10 ~FY-15の中期計画である10-POMに記載する方針である。 予算要求は早ければFY-09に行われる。
 ACS 計画は、Lockheed Martin社が総額$879Mで受注したが、機体重量、大きさ、出力、冷却等種々の問題から2005年 に SDD を中止していた。
2007.11.12 Inside the Army Army Spy plane to be budgeted in Fiscal Year 2010 six-year plan <0723-111201>
 陸軍が2005年に開発を中止した ACS (Aerial Common Sensor) は、FY-09に再開発の予算要求を行うが、要 求額が多大となる場合は FY-10~FY-15の POM に計上する方針である。
 FY-09に再開発を開始した場合、 LRIP は FY-13、運用開始はFY-15となる。 海軍との共同開発は現在のところ計画されていない。
2007.04.11 Jane's Defence Weekly US Army reveals new details on ACS strategy <0710-041106>
 米陸軍副参謀総長が3月16日に、FY-13に配備を開始するとした ACS (Aerial Common Sensor) の開発計画に署名した。 ACS は EO、IR、SAR などの取得した各種情報を機上で 統合し、地上部隊に送達する能力 'mult-int fusion' が要求されている。
 ACS の飛行性能について陸軍は、上昇限度35,000ft滞空能力8時間を要求してい る。
2007.04.04 Jane's Defence Weekly New strategy boosts ACS programme <0710-040405>
 米陸軍副参謀総長が3月16日に、Block 開発を骨子とした ACS の開発計画を承認 した。 これにより陸軍は、今後60日間で ACS への要求と開発時程を確立する。
 ACS の SDD は$879Mで Lockheed Martin社に発注されたが、機体となる Embraer社製 ERJ-145 がセンサの搭載に不十分であったため 2006年1月に契約が中止された。 しかしながら陸軍は ACS 計画そのものは中止していなかった。
2007.01.22 Aviation Week & ST ACS lives <0704-012202>
 米陸軍は2005年に中止した ACS (Aerial Common Sensor) 計画をFY-09に再開する ため、2008年2月の議会要求書提出までに新たな計画を作成することを明らかにした。
 ACS は搭載機である Embraer EC-145 が搭載要求を満たさないことから中止され、予算は既存機種である Guardrail 及び ARL 機の 更新に転用されている。
2007.01.17 Jane's Defence Weekly US ACS void hands an opportunity to Northrop Grumman <0703-011705>
 米陸軍の ACS 計画は、当初2012年現有の RC-7 ARL (Airborne Reconnaissance Low) 及び RC-12 Guardrail に代わって SIGINT 任務を担う予定であったが計画が中断された。 このため新たな ACS が2017年に登場するまで RC-7 及び RC-12 を維持する必要がでた。
 Northrop Grumman社はこれを好機と捉え、空軍の高々度偵察機用に現在試験を続けている ASIP (Airborne Signals Intelligence Payload) を RC-7 及び RC-12 に搭載する提案を行っている。
2006.12.06 Jane's Defence Weekly US Army sets deadline for ACS decision <0701-120602>
 米陸軍は ACS に対する要求を纏めようとしており、計画を海軍と共同で進めるか否かの決 定を2007年9月までに行う。
 陸軍は今も、ビジネスジェットを含む各種搭載機を検討しているが、海軍と共同の如何に係わらず ACS の開発は海軍と連携して 行うとしている。
2006.11.08 Jane's Defence Weekly ACS partners may diverge on aircraft choice <0623-110805>
 米陸海軍の共同事業である ACS (Aerial Common Sensors) 計画は、計画中止から一年経って 再行される見通しになってきた。 計画の詳細はFY-08で決まる。
 但し陸軍と海軍は異なる機体になる模様で、海軍に比べて要求レベルの低い陸軍はビジネス 機を使用する模様である。
2006.10.16 Aviation Week & ST Son of ACS? <0621-101606>
 DoD と陸軍は、中止した ACS に代わる新たな情報収集機の検討を行ってきたが、10月31日に結果を公表し新 ACS の 開発に着手する。
 ACS は ERJ-145 を機体に用いた設計であったが、搭載重量の超過が原因で1月に中止となり、代替案の検討が約8ヶ月間進められていた。
2006.09.25 Defense News NATO AGS plan is expected this week <0620-092516>
 NATO AGS の企業提案は9月末に提出の予定で、11月末の NATO 会議で D&D (Design and Development) 段階の開始が決定する。
 計画では4機の Airbus A321 と4機の Global Hawk をネットワーク運用し、A321 には TCAR (Transatlantic Cooperator AGS Radar) を搭載する。 経費総額は$4.2Bに修正されている。
2006.08.09 Jane's Defence Weekly US eyes potential strategy for airborne sensor platforms <0617-080907>
 1月に中止決定された Lockheed Martin社が SDD を進めていた ACS (Aerial Common Sensor) 計画の将来についての検討結果は、今年 中頃にに結論を出すはずであったが年末に延期されている。
 計画には ERJ-145 に代わる 737 など各種機体が検討されているが、ACS の機能を別々の機体に分散させる案 も浮上している。
2006.07.19 Jane's Defence Weekly ACS programme could lead to new requirement <0616-071912>
 米陸軍が計画中の ACS (Aerial Common Sensor) への新たな要求を7月末にとりまとめ る。 Lockheed Martin社は Embraer社製の ERJ-145 を予定していたが搭載品の重量が超過したため計画が中断さ れていた。
 Embraer社は ERJ-145 でだめなら ERJ-190、-170、-175 があるとしているが、ERJ-190、-175 は初飛行から3年しか経っていない。
2006.06.12 Aviation Week & ST Market intel <0613-061202>
 米陸軍は今年1月に中止した ACS に代わる新たな情報収集機の開発を2009年から再開する計画で準備を進め ており、この秋には開発方向が明らかになる。
 ブラジル Embraer社の ERJ 145 を機体に用いた当初の開発は、要求性能を満たす機器の搭載ができないことから中止となったが、 Embraer社は更に大型の 190 RJ の使用を新たに提案する。 陸軍は英国の ASTOR にも関心を示している他、空軍の Global Hawk 搭載 ASIP (Airborne Sigint Payload) を意識した UAV を検討している。
2006.03 International Defense Review ISTAR platform battles loom in transition to new security era <0607-030007>
= ACS 計画中止の背景とその後を巡る動きに関する記事 =
 ACS 計画では陸軍がコスト削減のため小型の機体にこだわった。 設計者は民生品を基準にして電子装置を見積もったため 重量見積を誤った。
 ACS 後には Boeing社が P-8A MMA の SIGINT 型を提案している。 P-8A MMA には開口280mmの Night Hunter Ⅱ EO 装置が装備されて いて、高い探知距離、探知確率、精度を誇るが、20時間の滞空性能を誇る RQ-4B Global Hawk は搭載能力が低 く、MP-RTIPは搭載するが EO システムや SIGINT 装置は搭載しない
2006.02.06 Aviation Week & ST Lessons from ACS debacle <0604-020603>
= 米陸軍の ACS 計画中止を批判する投稿記事 =
 Embraer社製の機体選定が先行し、陸海軍要求性能の精査が不足していた。 税金の大いなる無駄遣いの好例である。
2006.02.01 Jane's Defence Weekly Boeing unveils 737-based SIGINT aircraft/td> <0604-020106>
 Lockheed Martin社が進めていた ACS が計画中止になった僅か2週間後に、Boeing社が 737 を元にした SIGINT 機構想を公表した。 737 SIGINT は P-8A MMA と同一の機体を使い、ソノブイなどの対潜装備以外は、エンジ ン、EO/IR turret、ラック、ワークステーションなどの主要器材は共通である。。
 元々海軍は ACS に陸軍と異なった構想を持っており、MMA と SIGINT の共通化はそこを狙っている。
2006.01.30 Aviation Week & ST Mixed signals <0604-013003>
 Boeing社は陸海軍の ACS 開発計画中止に対応し、同社の737-800 をベースとする SIGNT 機の開発を海空軍に 提案している。
 同社は現在、737-800 を用いた海軍の P-8A MMA 海上偵察監視機を開発中であるが、併行して各種センサを搭載した SIGNT 機を開発し 、空軍の RC-135 Rivet Joint の後継や海外輸出用 ISR 機として市場拡大をめざす。
 Boeing 737 は民航機として5,400機以上が製造され、軍用とした場合の開発維持経費を低く抑えられると共に操作要員数も25名まで増 やすことができ、AESA レーダや NCCT (Network Centric Colaborative Targeting) 等の搭載により情報収集伝達機能は飛躍的に向上す る。
 ACS 中止により DoD は陸海空軍と各軍の ISR 要求事項の再評価をねらいに検討を開始しており、同社では6ヶ月~1年に将来方向が決 定するとみている。
2006.01.25 Jane's Defence Weekly UAVs are considered as part of ACS solution <0604-012504>
 米国防総省は陸海軍と開発中止になった ACS の今後の対応について6ヶ月間の検討に入った。 検討の焦点は UAV との混合運用で、結局は ACS の機能の一部を UAV に持たせ、 ペイロードを軽量化した ACS として再出発することになりそうである。
 陸軍のプロジェクトマネージャによると、新 ACS は2009年に計画が開始され、2016年に配備開始になる。
2006.01.23 Aviation Week & ST SIGINT snarl <0603-012304>
 米陸軍は ACS 計画を中止したため、新たな共用センサの開発をめざして、海空軍及び DoD と構想検討を合同 で開始する。 一案としては共用のセンサ及び通信リンクを各軍の様々な機種に搭載する案がある。
 計画中止により陸軍の RC-12 及び海軍の EP-3E の退役後の穴埋めとして新システムが必要になるが、新たな開発を開始するには3年以 上かかるとみられ、新システムの装備化は2016年以降になると予測される。 ACS は2009年~2010年の装備化を 予定していた。
2006.01.19 Inside the Pentagon Army halts ACS contract; Remaining funds earmarked for joint program <0604-011904>
 米陸軍は先週、Lockheed Martin社との総額$879Mにのぼる ACS の SDD 開発契約を打ち切ると発表した。  残余の予算は三軍共通の情報収集機の導入に必要な研究に使用する。
2006.01.18 Jane's Defence Weekly US cancels Aerial Common Sensor <0603-011801>
 米陸軍が ACS 計画中止を決定した。 ACS (Aerial Common Sensor) は RC-12 Guardrail Common Sensor、 RC-7 Airborne Reconaissance Low 及び EP-3E Aries Ⅱ の後継となる偵察監視機で、2004年8月に SDD が Lockheed Martin社に発注されたが、陸軍から要求された機器類が搭載予定機 Embrae ERJ-145 に重量超過で載らないことが判明し、 陸軍が2005年9月に作業停止を指令していた。
2006.01.16 Inside the Army Army terminates ACS contract,remaining funds to study joint program <0604-011601>
 米陸軍は1月12日、Lockheed Martin社との総額$879Mにのぼる ACS の SDD 開発契約を中止すると発表した。  陸軍は残りの予算を、三軍共通の情報収集機の導入に必要な研究に割り当てるとしている。
 ACS は RC-12、RC-7 及び海軍の EP-3E の後継として2004年8月から開発を行ってきたが、搭載機である Enbrea ERJ-14 5が重量超過か ら要求を満足しないことから2005年9月から開発が中断していた。
2006.01.16 Defense News US Army cancels ACS <0603-011613>
 米陸軍は1月12日に ACS (Aerial Common Sensor) 計画の中止を発表した。 ACS は陸軍の戦場偵察監視機で 、2004年8月に Lockheed Martin社が $879Mで SDD を受注していた。
2005.11.24 Inside the Pentagon Defense Department begins reviewing Lockheed Martin's plans for ACS <0603-112401>
 米陸軍は、搭載機である Embraer ERJ-145 の能力不足を理由に9月から中断している ACS 計画について、 Lockheed Martin社が提出した3種類の対策案の検討を開始し、12月中に今後の方針を決定する。
2005.11.23 Jane's Defence Weekly Lockheed offers Aerial Common Sensor options <0523-112303>
 米陸軍が9月に、搭載機である Embraer ERJ-145 の能力不足から計画を停止していた ACS (Aerial Common Sensor) 計画について、主契約社り Lockheed Martin社が以下の三種類の対策案を11 月14日に提出した。
 ① 機体を Bombardier社製 Global Express に替える
 ② 機体を変更せず、搭載機器を減らす
 ③ 他の機体を探す
 陸軍は12月中旬までに今後の方針を決定する。
2005.10.26 Jane's Defence Weekly US forces makes contingency plan for aerial sensor <0522-102601>
 米陸軍と海軍が開発を進めている ACS (Aerial Common Sensor) は、搭載機である Embraer社製 ERJ-145 の問題から開発が停止され ているが、陸海軍とも計画継続を強く希望しており、議会への働きかけをおこなっている。
 陸軍は搭載機器の小型化により ERJ-145 機を用いた現行計画の続行も考えているが、いずれにせよ2010年の 運用開始の当初計画は遅延することになり、2013年に運用を開始する海軍の P-8A MMA と計画が統合される可能 性もある。
(関連記事 JDW 2005.09.21)
2005.09.21 Jane's Defence Weekly Aerial sensor frozen, contract in the balance <0519-092102>
 米陸軍が Lockheed Martin社に、ACS (Aerial Common Sensor) 開発の凍結を命じた 。 これは陸軍の要求全てを満たす機器を搭載するには ACS の機体となる Embraer社製 ERJ-145 機が能力不足 であることが判明したことによる。
 計画は RRE 段階に戻される模様で、この結果開発費は$879Mから$2Bに増加し、装備化が少なくとも2年遅れる ことになる模様である。
 ACS は陸軍が Guadrail Common Sensor 機と Airborne Reconnaissance Low 機の後継として38機、海軍が EP-3E Aries Ⅱ 機の後継として19機装備する計画である。
2005.09.12 Inside the Navy Ongoing deliberations to decide fate of Army's ACS program <0521-091201>
 米陸軍は、9月8日から11日の間に 2004年8月に Northrop Grumman社をプライムとして開始した ACS (Aerial Common Sensor) 開発計画の継続可否に関する審議を行った。
 これは、これまで指摘されていたブラジル Embraer社製 ERJ-145 機の搭載重量の超過に加え、搭載機器のサイズ、電源、冷却方式にも 問題があることが判明したためで、陸軍は開発中止又は機種変更による開発継続のいずれかを決定し、近日中に公表するとみられる。
2005.07.04 Aviation Week & ST Fulfilling a long-term prediction, <0514-070402>
 米陸軍は情報収集機 ACS (Aerial Common Sensor) 試作機の機体としている Embraer社の ERJ-145 は、 搭載重量の問題から陸海軍の量産機に使用しないことを決めた。
 新たな候補には Boeing 717 及び 737 、Airbus A318 及び A319、Embraer-190、Gulfstream-550 及び Bombadier社の Global Express があがっている。
2005.06.01 Jane's Defence Weekly Weight issues hit US Army sensor aircraft <0512-060103>
 米陸軍が開発中の ACS (aerial Common Sensor) 機は搭載機を Embraer社製 ERJ-145 に決めたが、機種選定時点で装置重量の検討が不十分であったため、ERJ-145 の搭載能力不足が問題になってい る。
 陸軍には搭載機器の削減や、能力の低い機器への変更の考えはなく、 ERJ-145 機の出力増強、同社の大型 他機種の検討、機種選定再行などを対策案として検討している。
( ACS に関する記事 AW&ST 2004.08.09)
2005.01.24 Inside the Amy Delated: ACS review to determine if Navy will become full partner <0505-012402>
 12月に予定していた米陸軍主導の ACS (Aerial Common Sensor) 計画審議が2月まで延期される。
 審議は海軍が要求性能および予算についてフルパートナーとして参加するためのものであったが、海軍内の検討が遅れているため、延 期されている。
 ACS は陸軍の ARL (Airborne Recnnaissance Low) および Guardrail Common Sensor の後継として2010年の装備化を予定で、38機を 装備する計画であり、海軍は EP-3 AriesⅡ の後継のしての装備を検討している。
2004.11.29 Aviation Week & ST Know thine energy <0423-112903>
 米陸軍の情報収集機 ACS の開発に関する最初のレビューが来月 DoD で行われる。
 陸軍は38機を装備する計画で、海軍も開発に12月以降参画し、19機を導入する意向を示している。
 計画では、2006年に CDR (Critical Design Review)、2007年に開発試験を終え2008年の製造決定、2009年の IOT&E に続き、2010年に 陸軍への部隊配備を予定している。 海軍への配備は2012年となる。
 開発時程は5機の Embraer 機のブラジルでの製造と、米国でのシステム組み込みの連携が懸念されているほか、技術的な問題も多数あ り、かなりタイトな設定となっている。
 また、陸軍が省力化をねらいにワークステーションを4基とする要求であるのに対し、海軍は海上での電波放射探知のため、6基の設置 を要求している。
 なお、ACS の改善が2010年から計画されており、Lockheed Martin社は既に検討に入っている。
2004.11.15 Inside the Army ACS review to determine if Navy will become a full partner <0503-111501>
 ACS (Aerial Common Sensor) 開発に海軍がフルパートナーとして共同参加するかどうかを決定する審議が12 月中旬に行われる。
 ACS は目標の捕捉、識別、位置標定、追随し、結果を各級部隊に伝送するシステムで、陸軍は ARL (Airborne Reconnaissance Low) 機 及び GCS (Guardrail Common Sensor) 機の後継として2010年から38機を装備する計画である。
 海軍は EP-3 の後継として19機の装備する意向を示している。
2004.09 International Defense Review Lockheed Martin to provide Aerial Common Sensor for US Army and Navy <0417-090007>
 米陸軍は RC-20 ACS (Aerial Common Sensor) の SDD を Lockheen Martinグループに発注した。 LockMart グループは2010年までの SDD 間に実用型機5機を試作する。
  ACS は IGINT (Image Intelligence) 及び SIGNT を同時に遂行する機体で、陸軍 は RC-12 Guard Rail Common Sensor 機、及び Bombardier Dash-7 を元にした Airborne Reconnaissance Low機の後継として38機装備す る計画である。 また海軍も EP-3E 機の後継として SIGINT 用に12~19機装備する。
 ACS の LRIP は2007年開始、FRP 開始は2009年に予定されている。
2004.08.11 Jane's Defence Weekly Lockheed wins Aerial Common Sensor project <0415-081104>
 米陸軍が開発する ACS (Aerial Common Sensor) の SDD に Lockheed Martin社が選定された。 同社は SDD で5機を試作し、2007年に LRIP 開始、2009年に full-rate 生産開始を予定している。
 Lockheed Martin社の ACS は機体に、搭載能力の向上と航続距離の延伸の改造を施した Embraer社製 ERJ 145 を使用する。
 陸軍はこれを現有の Guardrail Common Sensor機の後継とする計画であるが、海軍も EP-3A の後継に考えて いる。 陸軍は5個飛行大隊にそれぞれ7機ずつ配備し、合計38機の取得を検討しており、海軍 も19~20機の取得を考えている。
2004.08.09 Aviation Week & ST Intel windfall <0415-080903>
 米陸軍は ACS (Aerial Common Sensor) 通信情報機の開発を Lockheed Martinチー ムに$879Mで発注した。
 開発には5機の試作が含まれ、2007年から更に33機の EMB/ERJ-145 の製造を予定している。 また、海軍が計 画に参加すれば更に20機以上の受注が見込まれ、総額は$7Bに達するとみられる。
 機体はブラジルの Embraer社製で、同社は米の開発に初めて参画する。
 ACS は13,000-lbを搭載して高度37,000ftを飛行する。 陸軍は7機からなる飛行大隊5個を編成する。 これに より、現有の RC-12 Guardrail と RC-7 Airborne Reconnaissance Low は退役となる。
2004.08.09 Inside the Army Lockheed Martin wins bid for $879 million Aerial Common Sensor <0417-080902>
 米陸軍の次世代情報監視偵察機 ACS の66ヶ月、$879Mの開発試作に Lockheed Martin社が選定された。
 ACS は陸軍の Airborne Reconnaisance Low 機及び Guardrail Common Sensor 機の後継機、並びに海軍の EP-3 の後継機として設計さ れ、陸軍は38機、海軍は19機を装備する計画とされる。
 計画では開発段階で5機を試作、2007年に LRIP、2009年にフル生産を開始、陸軍からの受注額は$5B~$7Bと見 積もられている。
2004.08.09 Aviation Week & ST Intel windfall <0415-080903>
 米陸軍は ACS (Aerial Common Sensor) 通信情報機の開発を Lockheed Martinチー ムに$879Mで発注した。
 開発には5機の試作が含まれ、2007年から更に33機の EMB/ERJ-145 の製造を予定している。 また、海軍が計 画に参加すれば更に20機以上の受注が見込まれ、総額は$7Bに達するとみられる。
 機体はブラジルの Embraer社製で、同社は米の開発に初めて参画する。
 ACS は13,000-lbを搭載して高度37,000ftを飛行する。 陸軍は7機からなる飛行大隊5個を編成する。 これに より、現有の RC-12 Guardrail と RC-7 Airborne Reconnaissance Low は退役となる。
2004.08.05 Inside the Pentagon Lockheed Martin wins $879 million Aerial Common Sensor contract <0417-080502>
 米陸海軍が共同で開発する次世代情報監視偵察機 ACS (Aerial Common Sensor) の SDD に Lockheed Martin社 が選定された。
 開発には機体にブラジル Embrare社の ERJ-145 を用い、5機を試作、2007年に LRIP として2機を製造する予 定である。
 陸軍は Guardrail Common Sensor と Airborne Reconnaisance Low の後継として38機を装備する意向で、海軍も19~20機を取得すると みられる。
2004.01.05 Inside the Army Army releases Aerial Common Sensor Request For Proposals <0402-010503>
 米陸軍は次世代情報偵察監視システム ACS (Aerial Common Sensor) の正式 RFP を数週間遅れで12月末に発 簡した。
 ACS の概念設計段階研究は Lockheed Martin と Northrop Grumman が15ヶ月にわたり実施し7月に終了している。
 陸軍は2004年春に1社を選定しシステム開発を開始、2009年の装備化を予定している。 海軍も EP3-E の後継 として ACS 搭載機を2009年に19機を導入し、通信情報飛行隊を編成する意向を示している。
 開発における技術課題は多様なセンサーの航空機への搭載にあり、これには通信電子情報、EO/IR、SAR、MTI、共通戦術データリンクが 含まれる。
2003.12 International Defense Review Northrop grumman selects Gulfstream for sensor program  米陸軍は11月に ACS (Aerial Common Sensor) の RFP を発簡する。 ACS は現有の RC-12 Guardrail 及び RC-7 の後継となる次世代情報、偵察、監視機で、38機の整備が計画されている。 また海軍も EP-3E Aries の後継として20機を考えている。
 計画には機体にブラジルの Embraer ERJ-145機を使用する Lockheed Martin社と、Gulfstream G450 を使用する Northrop Grumman社が 競そい合っている。
2003.10.16 Inside the Pentagon Army release draft Aerial Common Sensor request for proposals  米陸軍はこのほど、航空偵察監視/情報能力の向上と現有システムの更新を目標とする ACS (Aerial Common Sensor) の開発に関する RFP 概案を発簡した。
 ACS の SDD は2004年から2009年を予定し、開発経費は$680M、少なくとも5機を試作するもので、Lockheed Martin と Northrop Grumman が受注を競っており、2004年当初に企業選定が行われる。
 なお、海軍もこの計画に参加することを決めている。
2003.10.15 Jane's Defence Weekly Industry team reveals sensor platform bid  Northrop Grumman社は、米陸軍の次世代マルチセンサ SIGINT 機の機体に Gulfstream社製の G450 を選定した。
 一方、競争相手の Lockheed Martin社は、それより大型の Embraer社製 ERJ-145 を選定している。
 陸軍は2004年3月に業者選定を行いたいとしている。
2003.10.13 Defense News U.S. Navy to replace EP-3 with Army aircraft  米海軍は通信情報機 EP-3 AriesⅡ の後継に陸軍が開発中の ACS (Aerial Common Sensor) を導入することを決めた。
 海軍は MMA の通信情報仕様も検討していたが、ACS が要求をほぼ満たしているとして導入を決めたもの。
 ACS は陸軍の Gurdrail の後継として研究を進めているもので、2006年から本格的な開発に移行し、2010年の量産開始をねらっている 。 陸軍の導入機数は38機、海軍は19機以上を導入するものとみられる。
2003.06.16 Inside the Navy Navy may buy Army's Aerial Common Sensor plane to replace EP-3  米海軍は 情報偵察機 EP-3E の後継に陸軍が開発する Aerial Common Sensor 機の採用を検討している。
 陸軍の計画は現在各種オプションの比較検討を行っている段階だが、海軍は航続距離の長い機種は EP-3 の任務に完全に対応するとし て注目している。
 海軍は現在、MMA (Multimission Maritime Aircraft) 計画を進めているが、これは P-3 Orion の後継とし、陸上基地を発進し通信情 報等を収集する EP-3 は含まれないとしている。