AERAM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2005.01.26 Jane's Defence Weekly US Army works to expand air defence <0504-012604>
 米陸軍が、射程100kmの超音速 SAM である AERAM の開発を行っている。 AERAM は SLAMRAAM に組み込まれるミサイルで、SLAMRAAM は超音速の目標、AERAM は CM、 UAV、ヘリなどの低速目標に対処する。
 計画は現在、Raytheon社と5ヶ年間$30Mの契約で、技術研究の段階にあるが、陸軍は2009年 SDD 移行を希望している。
 AERAM は Mach 0.3 で目標に接近し、アフタバーナで Mach 1.2 に加速して迎撃す る。
 シーカには Stinger、RAM、AIM-9 などのものが検討され、弾頭には Sidewinder、Hellfire のものが考えら れている。
 陸軍は AERAM の単価を$150,000に考えている。
2005.01 Jane's Missiles & Rockets US Army studies compementary air-defence missile development <0504-010001>
 米陸軍が、亜音速の CM や UAV に対抗する AERAM を開発している。 AERAM は射程が100kmで、 Mach 0.3 で目標に接近したのち超音速に加速し迎撃する。 エンジンにはアフタバーナ付き ターボファンが使用され、翼は米陸軍で初の可変形状型翼となり、超音速時にはたたんでデルタ翼形状 になる。
 既存システムが大幅に活用され、SLAMRAAM の発射機から発射されるほか 、シーカには Stinger、RAM、Sidewinder などのもの、または DARPA で開発中の AESA 安価電波シーカが検討されている。
 特徴的なのは LACM としても使用可能なことで、数ヶ所の通過点を経て低空で目標に接近し攻撃する。
 初飛行を2008年、SDD 開始を2009年に見込んでいる。
(関連記事 IP 2004.11.11)
2004.12.22 Jane's Defence Weekly US Army studies complementary air-defence missile concept <0499-122201>
 米陸軍は SLAMRAAM の補完用対 ABT ミサイル AERAM (Army Extended Range Attack Missile) の開発を計画 している。 SLAMRAAM の射程が18kmであるのに対して AERAM には100km以上が要求されている。 AERAM は CM や UAV など亜音速の ABT に対処する。
 AERAM の要求は2003年のイラク戦争で 'Seersucker' の攻撃を受けたことにより始まった。 AERAM は努めて既存システムを活用し 、発射は SLAMRAAM の発射機を使用する。
2004.11.11 Inside the Pentagon Army uses COTS to speed extended range attack missile development <0502-111102>
 米陸軍は安価な巡航ミサイルや UAV による攻撃に対処する、費用対効果を重視した AERAM (Army Extended Range Attack Missile) の開発を促進するため、既存技術を多用する意向を明らかにした。
 AERAM は2011~2012年度の装備化を目標とし、単価を約 $150,000に設定している。  ミサイルは SLAMRAAM の発射機から発射し、射程は100km、防護範囲は31,416平方キロ を要求している。 ちなみに AMRAAM では 1,018平方キロである。
 開発プライムの Raytheon社は2008年までに試験評価用として7発を製造する。 設計が承認された後、ミサイルの量産は競争入札とな る。