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「空中警戒管制機2機を新たに導入へ 監視強化=韓国軍」
「『韓半島全域を手のひらを見るように』…空軍“空の指揮所”4機に」
「空中早期警報統制機…対北朝鮮抑止力を画期的増強=韓国」
豪空軍が装備する 737 AEW&C 4機のうちの最初の2機が最終試験に入っている。
「早期警戒機 E-737、ボ社と・・・」
「韓国空軍の早期警報統制機・・・」
「米ボーイング E-737 が有力・・・」
「韓国軍用機の競争入札が白・・・」
2025.03.07
09:52中央日報
北朝鮮、初の空中早期警戒管制機が完成段階…胴体に大型レドーム捕捉
<2504-030706>
米国の北朝鮮専門ニュースサイト38 Northが4日、北朝鮮平壌の順安国際空港で改造中の場面が捕捉されていたソ連製の戦略輸送機に大型「レドーム」が確認され、AEW&C機への改造がほぼ完了したと報じた。
38 Northは前日に撮影された商業用衛星写真を分析した結果、「順安国際空港内の維持・保守用格納庫のそばに駐機されたIl-76輸送機の胴体上に大きなレドームが載せられているのが確認された」ことを明らかにした。 38 Northはレドームが設置された点を根拠に、北朝鮮の初のAEW&C機が完成に近づいたとみられると判断した。
このレドームには三角形の模様が入っているが、これは中国のAEW&C機のデザインと似ていることから、38 Northは「これは一部の中国製AEW&C機で見られるものと似ていて、米国やロシアの航空機には使われない」とし「中国機の場合、この三角形はそれぞれ120゚を覆域とするよう配列された非回転AESAレーダーの配置を意味する」と述べ、「これは中国の支援や影響を示唆するが、レドームの三角形だけでは決定的な証拠にはならない」と見なした。
今回北朝鮮が改造した航空機は北朝鮮の高麗航空が貨物機として運用していたIl-76 3機のうち1機で、2023年10月から整備施設に移され、改造作業が始まったと把握されている。 一部では、高度なレーダー技術が改造方式で一般貨物機に装着される場合、機能するのが難しいという見方もある。
北朝鮮はまだAEW&C機開発の事実や関連事業に公式的に言及していないが、2022年ごろからUAVとAEW&C機など偵察用航空機の開発に拍車を加える姿が随時確認されていた。
2024.03.02
06:12乗りもの
ニュースロシア連続で「航空戦の要」喪失、実はヤバイのは“日本”? 突きつけられた現実 すぐそこにある脅威
<2404-030202>
ウクライナは2月23日にロシア空軍において最も重要な航空機であるA-50 Mainstay AEW&C機を撃墜したと発表した。 これは1月15日に続く2度目で、詳細は不明だが、初の撃墜となった1月15日はPatriotが用いられたのに対し、2度目となる2月23日の攻撃はS-200 SAMが使われたと言われている。
AEW&C機はその構造上、鈍重な輸送機や旅客機が原型であることが多く、攻撃に対して無防備だがこれまでAEW&C機が直接攻撃された例はなかったものの、立て続けの撃墜によってその欠点が明らかになった。
皮肉なことにAEW&C-killに最も力を入れていたのは史上初の被害国となったロシアで、ソ連時代の1980年代には対AEW&C機を主目的とした戦闘機搭載型の長射程AAMの開発にも着手している。 2024年現在、実用化されている対AEW&C機ミサイルとしては、射程が200~300kmと推定されているR-37がある。 R-37は500kgの世界最大の戦闘機搭載AAMで、欧米の戦闘機が標準搭載するAIM-120 AMRAAMが150kgほどであることを考えるとまさに破格と言える存在である。 搭載可能な機種はMiG-31やSu-35などで、そのほかに開発中のSu-57も搭載される可能性がある。
ただ、ロシアではR-37よりもさらに巨大な、重量750kgもある推定射程400km以上のAAM KS-172も開発していた。 これは完全にAEW&C機迎撃用に特化したAAMで、結局は実用化されずに終わったようだが、過去の航空展においてSu-35に搭載して展示されたことがある。
ロシアに次いで中国も対AEW&C機には意欲的です。中国の戦闘機の標準的なAAMのPL-15は射程200kmと言われており、AIM-120 AMRAAMを上回っていると推測される。 また、ほかにもKS-172に比肩するサイズの対AEW&C機ミサイルがJ-16に搭載されて試験が行われている様子が目撃されている。
2023.11.15
Janes
NATO selects Wedgetail for AWACS replacement
<2312-111513>
NATOが11月15日、14機運用しているE-3A Sentry AWACSの後継にE-7A Wedgetailを選定した。
E-7Aは7機が2031年に運用を開始する。
2023.05:08
13:37中央日報
韓国、空中早期警戒管制機4機を追加導入予定…グローバル防衛産業企業の競争が本格化
<2306-050809>
韓国空軍は2027年までにAEW&C機の2次計画として4機を追加で調達する計画で、Boeing、SAAB、IAI、L3 Harrisなど海外の防衛産業企業の受注競争が本格化する。
空軍はすでにBoeing社製Pieceeye 4機を装備しているが、SAAB社はGlobalEyeの韓国型を提案している。
GlobalEyeの弱点であったカバレッジの懸念については、韓国型では全方向の監視偵察が可能で、空中600km、海上400km、陸上200km以上から数千目標を探知識別するという。
2023.03.02
01:27Defense News
US Air Force awards Boeing first contract for fleet of 26 E-7 aircraft
<2304-030202>
米空軍が2月28日にBoeing社に、老朽化したE-3 Sentryの後継として26機装備する計画のE-7Aの一番機を$1.2Bで発注した。 一番機はFY27に就役する。
E-7Aは豪空軍がWedgetailという名で採用したているほか、英、韓、土も採用している。
2023.03.01
Jane's Defence Weekly
NATO considers E-7 Wedgetail for initial futre surveillance capability
<2305-030101>
NATOの2035年まででのIOCを目指す次期マルチドメインAEW&CとなるAFSCにE-7 Wedgetailを選定すると見られるが、NATO外交筋が2月15日、AFSCの運用やIOC次期についてまだ疑問が残っていると述べた。
2022.08.03
Jane's Defence Weekly
Unidentified NATO ally orders IAI special-mission aircraft
<2210-080301>
IAI社が7月21日、子会社のElta社が欧州のNATO加盟国から機数非公開の特殊任務機を$200M以上でを受注したと発表した。 今回の受注は更に大規模な契約の一部であるという。
IAI-Elta社はAEW&C、対地監視、洋上監視、SIGIMTの4機種を提案しているという。
イスラエル空軍が装備したいるEitan AEW&C機、Shavit SIGINT機、Oron情報収集機はいずれもGulfstram G550機を使用しているが、同社はBombardier社やEmbraer社の機体も使用している。
2022.05.11
Jane's Defence Weekly
USAF selects the E-7 Wedgetail to replace its legacy AWACS fleet
<2207-051102>
米空軍が4月26日、E-3 Sentry AWACSの後継にE-7 Wedgetailを選定したと発表した。 このため空軍はFY23要求に$227Mを研究開発試験評価費として計上して迅速な試作を行い、FY27に試作機を受領する計画である。
これに伴いFY23では保有しているAWACS 31機のうち15機を除籍する。
2022.04.27
Jane's Defence Weekly
NATO inducts first of 14 Boeing E-3A AWACS into FLEP
<2207-042708>
2035年の退役が予定されているNATOが装備している14機のE-3A AWACSに対する最終延命計画 (FLEP) が開始され、1番機であるN-1が改良工事を行うイタリアのテッセラにあるLeonardo社の向上に向けドイツのガイレンキルヒェンを飛び立った。
2022.04.27
06:27Defense News
It's the Wedgetail: Air Force to buy E-7 to replace AWACS
<2205-042710>
米空軍が4月26日、1970年代から使用し老朽化したE-3 Sentry AWACSをE-7 Wefgetailに換装すると発表した。
空軍はFY23要求に、空軍が保有しているE-3 AWACSの約半数にあたるオクラホマ州Tinker AFBの15機を除籍させる。
換装に伴う研究開発試験評価費として$227Mが計上され、試作1号機はFY27に納入され、2号機はFY24に予算化されFY25に量産移行の決定が行われる。
E-7 Wefgetailはオーストラリア空軍向けに開発された。
【註】
E-7 WefgetailはBoeing 737-700にNorthropGrumman社製のAESAレーダを搭載したAEW&C機で2010年にオーストラリア空軍に最初の2機が納入された。
その後Peace Eyeの名称で韓国、トルコが装備し、英国も装備する。
2022.02.23
Jane's Defence Weekly
USAF issues RFI replace legacy E-3 AWACS aircraft
<2206-022305>
米空軍が2月8日、E-3 Sentry AWACS後継機のRfIを発簡した。 交代の対象となるE-3は31機で、開発はFY23に開始し、地上装置や訓練装置を含む最小限2機の量産型試作機を2028年までに完成させる。
空軍は4ヶ月前の2021年10月にE-3後継機の検討をBoeing社に発注しており、候補機種はE-7A Wedgetailに絞られていた。 Beoing社は1990年代末から737-700/800を元にしたAEW&C機の検討を進めていて、2002年10月にオーストラリア向けの最初の機体をロールアウトさせている。
2022.02.09
Defense News
Air Force eyes contract for AWACS replacement in 2023
<2203-020911>
米空軍が、老朽化したE-3G Sentry AWACSの更新計画を明らかにした。
2月8日に発簡されたRfIは30日以内の回答を求めており、FY23に契約して5年以内に少なくとも2機の試作機を求めている。
2021.07.28
Jane's Defence Weekly
Wedgetail club
<2109-072811>
・Picking Wedgetail
・The Wedgetail product
・Building the UK's Wedgetail
・Operating the Wedgetail
2020.07.01
Jane's Defence Weekly
Sky sentinels
<2009-070113>
・GlobalEye
2020.06.17
Jane's Defence Weekly
IAI secures special mission aircraft deal with unnamed 'major European' client
<2008-061705>
IAI社が6月8日、欧州の某主要国から特殊用途機を$350Mで受注したと発表した。
受注先は明らかにしなかったが、既に同社製品を装備している国であることを臭わせたことからイタリアとみられる。 イタリアはCAEW機を2機装備している。
2020.01.13
Aviation Week & ST
NATO takes first steps for future surveillance system
<2003-011306>
NATOがドイツに置いているE-3 Sentry AEW&C機を2035年まで使用したいとして、11月にBoeing社と$1Bの最終延命計画 (Final Lifetime Extension Program) の契約を行ったが、2035年以降のE-3に代わる複数の構想の一つに、情報をマルチドメインで配付するシステム同士をつなぐシステムAFSCがある。
計画には米空軍が開発しているABMSの導入も考えられている。
2019.09.25
Jane's Defence Weekly
India Air Force gets second indignous AEW&C system
<1911-092509>
インドDRDOが9月11日、3機の製造を計画している国産AEW&C機Netraの2号機を空軍へ納入した。
NetraはEmbraer社製EMB-145機に国産のCABSレーダを搭載したもので、240゚の範囲を250~375km監視できる。
2019.06.26
Jane's Defence Weekly
Saab adds GlobalEye to Finnish fighter bid
<1908-062606>
Saab社がトゥルク航空ショーの開かれた6月14日に、フィンランドが装備しているF/A-18C/Dの後継計画H-XにGripen E 52機と復座型の Gripen F 12機に合わせて、GlobalEye 2機を提案していることを明らかにした。
GlobalEyeはErieyeのレーダ性能向上型で、捕捉距離はErieyeの650km以上から飛躍的に向上している。
2019.06.26
Jane's Defence Weekly
Embrae, ELTA announce new bizjet-based AEW aircraft
<1908-062604>
ブラジルEmbraer社とイスラエルElta社が6月18日、Embraer社製Praetorビジネスジェット機にElta社製第四世代ディジタルAESAレーダを搭載したAEW機を共同で開発すると発表した。
2019.06.21
おたくま経済新聞
エンブラエルがイスラエルIAIと共同で早期警戒機「P600」の開発を発表
<1907-062105>
ブラジルのEmbraer社とイスラエルのIAI社が6月18日、P600 AEW機の共同開発に合意したと発表した。 Embraer社がAEW機の分野に進出するのはこれが初めてとなる。
Embraer社によると、P600は同社のビジネスジェットPraetor 600にIAI社の子会社ELTA社が開発したAESAレーダを装備する。
2019.05.22
Jane's Defence Weekly
UK to buy second-hand 737s for Wedgetail projet
<1907-052211>
英国が装備するE-7 Wedgetail AEW&C機が使用するBoeing 737 NG5機のうち2機は、中古機を使用することで英軍需相と下院国防特別委員会が合意した。
2019.05
International Defence Review
Joining the dots: E-2D Advanced Hawkeye builds the bigger picture
<1906-050012>
・
・Contracting and procurement
・Evolutionary development
・JASDF becomes first E-2D export customer
2019.04.08
Aviation Week & ST
Sole-source deal beats Brixit clock
<1906-040803>
Boeing社が3月22日、英空軍がAEW&C機としてE-7を購入すると発表した。 E-7にはオーストラリア型、韓国型、トルコ型の3機種があるが英空軍は豪空軍型を購入する。 米国は豪空軍にだけMESAレーダの売却を認めていた。
英国は機体となるBoeing 737-700を5機購入し、これをE-7型に改造する。 最初のE-7は2023年に納入される計画で、これに伴い現在6機保有しているE-3は4機に削減される。
2019.03.27
Jane's Defence Weekly
UK orders five E-7 aircraft
<1905-032703>
英国防省が3月22日、空軍が6機装備しているE-3D Sentry AEW 1に代えてE-7 (E-737) AEW&C 5機を$1.98Bで購入すると発表した。 E-737は豪空軍がWedgetailという名称で6機、韓国空軍がPeace Eyeとして4機、トルコ空軍がPeace Eagleとして4機装備している。
E-3Dのレーダが機械走査であるのに対しE-7の装備するMESAレーダは電子式走査で、空中目標を322km以上、哨戒艇程度の水上目標を241kmで捕捉できる。
2019.03.25
Aviation Week & ST
Australia nears Wedgetail upgrade deecision
<1905-032506>
オーストラリアが年内に6機保有するAEW&C機であるE-7A Wedgetailが改良を行うか否かの決断に迫られている。 事の起こりは英国がAEW&C機にE-7Aの採用を決めたことにある。
豪空軍のE-7Aは最終機の受領が僅か4年前で、まだ延命工事が必要な段階ではないが、初号機を発注してから既に15年が経過している。
2019.03.25
Defense News
Britain to buy Wedgetail aircraft in nearly $2 billion deal
<1904-032506>
ウイリアムソン英国防相が3月22日、英空軍が現在装備しているSentry E-3Dに替えてE-7 Wedgetail AEW&C 5機を装備することにしたことを明らかにした。
WedgetailはBoeing 737 NGをベースにしたAEW&C機で、オーストラリア、韓国、トルコが装備しているが米国では採用されていない。
2019.03.13
Jane's 360
Saab positions GlobalEye for South Korea
<1904-031309>
韓国は2011年以来E-7 Peace Eye AEW&Cを装備しているが、AEW&Cの増強のため2017年にDAPAがRfIを発簡している。
これに対しSaab社が3月12日、GlobalEye AEW&C機を韓国空軍の要求に合わせ提案したことを明らかにした。
【註】
現在韓国が装備しているE-7 Peace EyeはBoeing 737にSaab社製EriEyeレーダを搭載したAEW&C機で、EriEye-ERをBombardier社製Global 6000に搭載したGlobalEyeとの大きな差は機体の違いだけと思われる。
2019.02.10
Jane's 360
Russia launches preliminary flight trials of A-100 AEW&C aircraft
<1903-021001>
ロシア国防省が2月9日、2017年暮れに初飛行したA-100 AEW&C機の飛行状態での試験を開始したと発表した。
A-100は機械走査式レーダを搭載したA-50 Mainstayの後継で、Il-76MD-90A (Li-476) にAESAレーダを搭載している。
2018.09.19
Jane's Defence Weekly
Bagged up
<1811-091915>
・Enter SKASaC
・Enter Crowsnest
2018.03.21
Jane's Defence Weekly
GlobalEye makes maiden flight
<1805-032103>
Saab社が製造しているGlobalEye AEW&C機が、ロールアウトから僅か19日の3月14日に初飛行
した。
この機体はUAE向けで、Bombardie社製Global 6000にSaab社製ErieyeERを搭載している。 ErieyeERはGaN素子を採用
したAESAレーダで、従来のErieyeと同じドーサルプランクに収納されている。
2018.02.28
Jane's Defense Weekly
Saab rolls out first GlobalEye AEW&C aircraft
<1804-022801>
Saab社で2月23日、GlobalEye AEW&C機の一番機がロールアウトした。 GlobalEyeはBombardier社製
Global 6000ビジネスジェットにSaab社製Erieyeレーダの長距離型Erieye-ERを搭載したもので表示距離は650km
になっている。
GlobalEyeはErieyeのほかLeonardo社製Seaspray 7500E AESA 360゚レーダ、Star SAFIRE 380-HD EO/IR装置、HES-21 ESM装置も搭載し、
最大速度450kt、滞空能力13時間以上の性能を持つ。
2017.11.29
Jane's Defence Weekly
Russia's A-100 surveillance aircraft makes first flight
<1801-112906>
ロシアが11月20日、Il-76MD-90A (Il-476)を元にしたA-100 AEW&C機の試作一号機が
初飛行したと発表した。 TASS通信が2017年にA-100に改造されるIl-76MD-90Aの一号機がTANTKに到着したと報じてから3年が経過している。
A-100は、ロシア空軍が装備している機械走査式のA-50と異なりAESAレーダを搭載しているという。 このレーダは恐らくJSC REC
'Vega' Premierレーダとみられ、高低上を電子走査しながら方位上は機械走査すると思われる。
国営メディアによると捕捉距離は、空中目標600km、水上目標400kmと言う。
2017.11.20
Jane's 360
Russia's A-100 AWACS makes maiden flight
<1712-112010>
TASS通信が20日、Il-76MD-90A (Il-476)をAEW&C機にしたA-100 Premierが初飛行したと報じた。
A-100は、現在のA-50 MainstayとこなってAESAレーダを搭載しており、ロシア国営メディアによると航空機で600km
、船舶で400kmの捕捉能力を持つという。
また機体も燃料効率の良いIl-76MD-90Aに変わっている。
2017.07.12
Jane's Defence Weekly
Australia upgrades Wedgtail
<1709-071213>
Boeingオーストラリア社が7月5日、豪空軍のE-7A Wedgetail AEW&C機の改良を
AUD582M ($443M)で受注したと発表した。 納期は2022年中頃という。
改良はコンピュータのハード/ソフトの更新、新型戦闘識別センサ、データリンク、通信機、暗号機の搭載などである。
2017.06.14
Jane's Defence Weekly
Airborne enabler
<1708-061416>
・E-737 AEW&C
・Airbus
・G550 CAEW
・GloblEye
・Ilyushin A-50/A-100
・KJ-2000/500/200
2017.06
International Defence Review
Assured Sentry: AWACS guards NATO's eastern flank
<1708-060010>
2017.03.01
Jane's Defence Weekly
India, Russia sign contract for A-50EI AEW&C aircraft
<1704-030117>
ロシアがインドにA-50EI AEW&C機を追加売却する契約を行った。
ただ売却されるのが露空軍と同じA-50なのか、イスラエル製レーダ等を搭載したA-50EIなのかは明らかになって
いない。
2017.02.22
Jane's Defence Weekly
IAF takes delivery of the first of three indigenously developed AEW&C platforms
<1704-022202>
インドDRDOが2月14日、3機製造する国内開発
AEW&C機の最初の1機を印空軍に引き渡した。
この機はEmbraer社製ERJ-145にDRDOの航空機搭載システムセンタが開発したNetra AEW&Cシステムを搭載したもの
で、NetraのAESAレーダは240゚、375kmの捜索範囲を持つ。
2017.01.04
Jane's Defence Weekly
....and initial G550 CAEW aircraft from Israel
<1702-010410>
イタリアが、2012年にIAI社に2機発注していたG550 CAEW AEW機の初の1機を受
領した。
CAEWは空中目標の捕捉追随距離370kmのElta社製EL/W-2085 S-bandレーダを機体の両側に搭載している。
2016.12.21
Jane's Defence Weekly
Boeing delivers first upgraded E-3 to NATO
<1702-122107>
NATOが保有する14機のE-3 AWACSに民間機と共通の空域管制システム
GATMを搭載するなどの改良を行った1号機が、11月16日にNATOへ納入された。 E-3の改良ではこの他に、安全に関するものを含めて50個
の非公開装置が搭載されている。
米空軍のE-3でもGATM搭載の改良が行われており、2017年には納入される。
NATo E-3の第二次の改良計画は既に進められていて、2018年には全機で完了するという。
2016.10.19
Jane's Defence Weekly
South Korea to purchase two more Peace Eye early warning aircraft
<1612-101907>
聯合ニュースが10月9日、韓国が2012年以来4機装備しているE-737 Peace Eye
AEW&C機を、更に2機追加購入すると報じた。
E-737 はBoeing 737にNorthrop Grumman社製MESAレーダを搭載した360゚監視可能なAEW&C機で、航空機であれ
ば200哩、哨戒艇程度の舟艇であれば130nmの捕捉能力を持つ。
2016.10.09
Yahoo
聯合ニュース記事
<1611-100901>
韓国軍消息筋が9日、AEW&C機を追加装備する計画であることを明らかにした。 韓国
軍は現在4機のPeace Eye AEW&Sを保有しているが、ADIZを拡張したことや北朝鮮情報の収集の重要性が増している
ことを踏まえ、長期計画に2機の導入を盛り込んだ。
2機の追加装備については現在運用中の4機に部品切れと欠陥が相次いでいるためとの見方もあるり、この消息筋は、保有している4機と同じ機種にするかなどを含め慎重
に検討していくことになるとしている。
2016.07
International Defence Review
Boeing flies first upgraded USAF E-3G
<1608-070001>
Boeing社が米空軍向けE-3G AWACSの初飛行に成功した。
E-3Gはコックピットの表示器がフルカラーのディジタル表示器5枚になるなど、2015年に初飛行したNATO AWACSと同様な改修が行われている。
2016.06.06
Aviation Week & ST
Jam session
<1608-060602>
豪空軍が1月に、特殊任務機としてGulfstream社製G550機を元にIAI社が開発したCAEW
を原型とする機体2機を予算化したが、米空軍も同機をEC-37BとしてEC-130H
Compacc CallやRivet Joint SIGINTの後継に計画している。
2016.05.25
Jane's Defence Weely
Sentry in the sky
<1607-052514>
2016.05
International Defence Review
USN to customise G550 AEW airframe for telemetry support
<1606-050002>
米海軍がPoint Mugu射場で現在使用しているNP-3Dテレメトリ支援機(TRSA)に替えて、
IAI Elta社製EL/W-2085レーダを搭載したG550であるCAEWを導入する。
CAEWはイスラエル、イタリア、シンガポールがAEW機として装備しているが、米海軍はテレメータセンサを外付け
する。
2016.03.23
Jane's Defence Weekly
NATO deploys second AWACS aircraft to Turkey
<1605-032304>
NATOが3月16日、トルコの要請を受けて2機目のE-3 AWACSをコンヤに派遣した。
2機のAWACSはシリア国境に於けるロシア軍の動きを監視する任務に当たる。
2016.02.29
Aviaton Week & ST
Swing-Role surveillance
<1604-022901>
Saab社は世界8ヶ国に20機以上のEriEyeレーダAEW&C機を輸出しているが、開発開始以来30年以上経つEriEyeの最
新型であるEriEye-ERレーダをBombardier社製Global 6000に搭載したGlobalEyeを、昨年UAEから受注している。 同機は
2019年に引き渡される。
EriEye-ERの外見は空冷式AESAレーダ2面を機体上部に搭載するEriEyeと同じであるが、GaAs素子に代えてGaN素子
を使用したことで発振効率を高め、捕捉距離を70%向上させている。
同社は2年前に、GaNを用いたAESA方式の地上レーダであるGiraffe 4A一号機の製造を開始したと発表している。
【註】
スウェーデン陸軍は2015年にバルト海のGotland島で行った演習にGiraffe 4Aを参加させている。
2016.01.20
Jane's Defence Weekly
Russia opetrates A-50s over Syria
<1603-012003>
ロシアがシリアで、Il-76輸送機のAEW&C機であるA-50を飛行さ
せていることが、12月27日にFlightrace24.comにより確認された。
2016.01
International Defense Review
Royal Air Force to upgrade E-3D Sentry
<1602-010007>
英空軍がE-3D AEW&C 6機の改良を2020年に開始する。 改良では1970年代に作られた
機内機器を、PCをベースとした最新技術のオープンアーキテクチャに更新する。 米空軍もE-3G
への改良を行い、11月18日に中東での使用を開始している。
Boeing 707/320を元にしたE-3は直径9.1mのロトドームを装備し、400km以上の捕捉距離を有している。
2015.12.23
Jane's Defence Weekly
Turkey receives final Peace Eagle AEW&C platform
<1602-122312>
トルコが4機発注したBoeing 737のAEW&C機Peace Eagleの4機目
にして最終機が12月9日にKonya航空基地に飛来した。
既に納入されているPeace Eagleはソフトウェアの改修がされる予定と言うが、Boeing社はその内容を明らかにしていない。
2015.11.27
Military Times
Latest model of E-3G Sentry makes combat debut
<1512-112708>
E-3 Sentry の最新型である Block 40/45 の1号機が米中央軍の展開する南西アジアに到着した。
Block 40/45 では1970年代の技術で作られたコンピュータやソフトウェアを最新のものに換装するなどで、9機の改造に$2.7B
がかけられている。
【註】
この記事の表題では E-3G としているが、本文では E-3 Block 40/45 と言う記載しかない。 おそらく E-3 Block 40/45 の名称は E-3G であると思われる。
2015.09.02
Jane's Defence Weekly
Russia's new Ka-35 AEW helicopter enters service
<1510-090213>
ロシアの AEW ヘリ Ka-35 が就役した。 Ka-35 は Ka-31 に代わる AEW ヘリで、レーダの有効捕捉距離
130km以上の性能を持ち、Kiev級空母に搭載されることになる。
2015.09
International Defence Review
USAF AWACS gets radar upgrade
<1510-090007>
米空軍が E-3 AWACS の搭載レーダを AN/APX-103C から AN/UPX-40 に換装する。 これにより
低空目標の発見、識別、追随能力が向上することが期待される。
1機への搭載が Tinker AFB で完了し、年内に更に8機への搭載が行われる。 米空軍は現在31機の AWACS を保有しているが、残りも2020年までに換装される。
2015.08.04
Defense News
Air Force upgrading radars on its AWACS fleet
<1509-080405>
米空軍が$60M かけて、保有する32機の E-3 Sentry AWACS 全機の通信装置オーバーホール
を行い、敵機追随能力の向上を図る。
この改修では AN/UPX-40 が搭載され、グランドクラッタの低減を図ることで低空域を飛行する航空機に対する発見、識別、追随能力を向上させる。
【註】
UPX-40 は味方識別 (IFF) 装置で、レーダの捕捉追随能力に直接寄与するものではない。 また32機で$60Mという金額からも、レーダ性能を
大幅に向上させる改良とは考えにくい。
2015.06.03
Jane's Defence Weekly
RAAF Wedgetails declear FOC
<1508-060305>
アンドリュー豪国防相が5月26日、豪空軍の EA-7 Wedgetail AEW&C 6機が、
FOC になったと宣言した。
2015.05
International Defence Review
E-2D upgrades progress
<1506-050010>
Northrop Grumman社が、E-2D Advanced Hawkeye の改良を進めており、事前設計審査 (PDR) は2014年に済ませ、最終
設計審査 (CDR) を今年後半に行う計画である。
改良は翼の折りたたまれる側にも燃料槽を増設し、現在4~5時間である滞空能力を8時間に延ばすと共に、
空中給油 (AR) 能力を付加しようとするものである。 AR
能力付与については現在 E-2C で給油プルーブ、E-2D でプルーブなしによる、リスク低減試験が行われている。
2015.04.13
Aviation Week & ST
Ones and zeros
<1506-041304>
2015.04.08
Jane's Defence Weekly
Indian MoD approves A330 AEW&C programme
<1505-040818>
インド国防省が3月28日、INR51.13B ($815M) をかけ、Airbus A330 を元にした AEW&C機を開発
すると発表した。 レーダは DRDO Center for Airborne Systems が開発する。 印空軍は8機を装備する計画で、計画総
額はINR83.41Bになるという。
印空軍は既に、Il-76 を元にした IAI社製 Phalcon A-50EI AEW&C機3機を保有し、更に Embraer EMB-145 mini AEW&C機3機
も保有している。
2015.03.04
Jane's Defence Weekly
RAAF nears FOV for Wedgetail aircraft
<1504-030421>
豪空軍高官が2月25日、6機導入した E-7A Wedgetail AEW&C機が、近く
FOC になることを明らかにした。
2014.12.01
Aviation Week &ST
Early warnings
<1502-120102>
最初の事件は3年前に、この計画で3番目の地位を占めていたカナダが財政上の理由から撤退したことで、今回は17機中の1機が補給処段階では対応できない整備が必要に
なったことによる。
NATO ではこの対策として AWACS と AGS を一括運用することで1,400名の人員削減を行い対応しようとしている。
2014.10.27
Aviation Week & ST
Ready to sail
<1501-102705>
米海軍の E-2D Advanced Hawkeye が10月10日に IOC になり、2015年に実艦装備される。
E-2D は E-2C が搭載していた APS-145 に換えて AN/APY-9 UHF レーダを搭載しているが、大きな特色は陸上を飛行
する小型目標の探知も可能になったことで、CM の探知も行う。 APS-145 は洋上を飛行する目標の探知だけであった。
2014.10.20
Aviation Week & ST
First E-2D squadron prepped
<1501-102003>
米海軍が10月10日、E-2D Advanced Hawkeye の IOC を宣言した。 IOC となったのは1個飛行隊
分の5機で、2015年に Theodore Roosevelt に実艦配備される。
米海軍は52機の E-2C に換えて E-2D 75機を装備する計画である。
2014.10.16
Defense News
New US Navy E-2D aircraft goes operation
<1411-101607>
米海軍の E-2D Advanced Hawkeye が10日に第125艦載 AEW 飛行隊で、5機をもって IOC に
なった。
E-2D は E-2C の改良型で、レーダが電子/機械走査方式の新型に更新されたほか、新型コックピット、新方式
IFF 装置、能力強化型 ESM 装置を始め、ミッションコンピュータ、通信装置、操作卓も更新されている。
2014.09.29
Aviation Week & ST
Senkaku watch
<1411-092906>
航空自衛隊は E-767 AEW&C 4機と E-2C 13機を保有しているが、この機数は5ヵ所の哨戒点
を維持するのには十分な数である。 しかしながら E-2C は1960年代に設計された機体で能力が十分でないことと、恐らく6番目の哨戒点を新設するた
め AEW&C機の追加装備を検討している。 この結果からすると4機が必要になる。
この AEW&C 購入計画には Boeing社が 737 AEW&C、Northrop Grumman社が E-2D を売り込もうとしているほか、KHI社も
P-1 の AEW&C 型を用意している。 読売新聞の報道では、一部が輸入、一部が P-1 AEW&C になりそうだという。
2014.08.27
Jane's Defence Weekly
Russia's A-100 AEW&C platform nears production
<1410-082708>
ロシアの A-100 AEW&C の受領試験が2017年に開始される。
A-100 は10機保有している A-50 及び A-50U AEW&C に代わるもので、搭載する
Premier AESA レーダは、Az を機械回転しながら El を電子走査する。 アンテナ回転速度は一周5秒で、A-50
に搭載された Shmel レーダの2倍の速さである。
2014.08.13
Jane's Defence Weekly
NATO set to cut three aircraft from AWACS fleet
<1410-081301>
NATO が8月6日に Boeing社に発注した契約から、NATO が現有の E-3 AWACS を17機から14機へと3機削減することが明らか
になった。 NATO は$250Mで E-3 13機の改良を発注したが、これは現在開発中の試作機で今年末に試験飛行する1機と合わせて14機を意味する。
NATO は1982年以来 E-3 AWACS を保有してきた。
2014.08.06
Defense News
Boeing wins upgrade contract for NATO AWACS
<1409-080605>
Boeing社が8月6日、NATO が保有する17機の E-3A AWACS ののうち13機の改良を$250Mで受注した
と発表した。 改良工事は2016年に開始され、2018年に完了する。
改良が行われるのは搭載電子機器で、これにより乗組員が4名から3名に省力化される。
2014.07.30
Jane's Defence Weekly
France receives upgraded AWACS
<1409-073006>
仏空軍が計画している、保有する E-3F AWACS 4機の改良計画で最初の1機を受領した。 改良は
通信装置、搭載コンピュータ、表示装置などに対して行われ、NATO や米空軍の Block 40/45 との協同運用が可能になる。 また改良型 IFF や Link
16 の搭載も報じられている。
2014.06.04
Jane's Defence Weekly
NATO considers E-3 AWACS replacement
<1407-060411>
NATO が今年中に E-3 Sentry AWACS 後継決定の決断を求められている。
NATO の AWACS は当面の改良で使用期間が2024年まで延長され、更に2035年までの延長も行われるとみられているが、もし AWACS の数が減ることになると、その役割を加盟28
国が保有する50機の AEW 機に依存することになる。
2014.05.26
Aviation Week & ST
Material gains
<1407-052602>
今日アクティブレーダで広く使われている GaAs より高効率で、高出力低雑音が期待されている GaN 素子の軍用利用
は、Saab社がライバル社に先んじて、艦載レーダや JAS 39E Gripen 搭載の
レーダや電子戦装置で実現している。 更に ErieEye AEW&C 機の改良型でも採用される。
現在試験が行われている S-band 多用途レーダである Giraffe 4A も GaN を採用しており、2016年にも納入される。 Giraffe 4A はアンテナ
サイズが2m×2mで素子数2,000個であるが、Giraffe 8A は4,000個の素子を使っている。 また現在の Giraffe AMB
より小型で機動性の高い X-band ATBM レーダ Giraffe 1X も2017年には納入される。
2014.05.21
Jane's Defence Weekly
India seeks more AEW&C aircraft
<1407-052110>
インド DRDO が、現有の AEW&C を増強するため6機の購入を
国際入札で検討しており、7月中旬に業者説明を行う。
2014.04.21
Aviation Week & ST
Early warning
<1406-042106>
2014.04.01
Defense News
Hawkeye goes operational
<1405-040108>
E-2D Advanced Hawkeye が operational になった式典が、3月27日に挙行された。
2014.03.11
Yahoo
時事通信記事
「 NATO、警戒機投入=ウクライナを監視」<1404-031102>
NATO がウクライナ情勢監視のため AWACS を投入することを決めた。
ウクライナの隣国で NATO 加盟国のポーランドとルーマニアの上空から情勢を監視する。
2014.02.12
Jane's Defence Weekly
Turkey to receive Peace Eagle
<1404-021206>
トルコが2000年に4機発注し、2007年に納入されることになっていた Boeing 737-700 を元にした AEW&C機
Peace Eagle の1番機が、2月21日に7年遅れで正式に納入された。
納入遅れの原因は搭載レーダとその他電子装置の不具合で、同様の納期遅延は同じく 737-700 AEW&C機である豪空軍の Wedgetail でも起こったが、
韓国の Peace Eye では起きていない。
2014.02.08
Defense News
Boeing delivers 1st spy plane to Turkey; faces penalties
<1403-020802>
トルコが Peace Eagle と言う名称で4機導入する Boeing 737-700 AEW&C 機の一号機が、
7年遅れでトルコに到着した。 同機は2月21日に正式に空軍へ引き渡され、運用試験が開始される。
【註】
トルコが導入する Boeing社社製 737-700 AEW&C 機は、オーストラリアが Wedgetail として6機導入したが、Northrop
Grumman社の MESA レーダ及び BAE Systems社製 ESM 装置が、完成度、安定性、性能の点で問題があるとされ、3年以上遅れて2009年にようやく要求を満たしていると判定され
て受領が開始さ、2012年に全機 IOC となった。
2013.10.09
Jane's Defence Weekly
USN funds in-flight refuelling development for E-2D
<1311-100905>
Northrop Grumman社が9月27日、米海軍から E-2D Advanced Hawkeye の空中給油能力付与を$226.7Mで受注したと発表した。
E-2D は2015年 IOC が計画されており、最終的に75機が配備される。
2013.09.04
Jane's Defence Weekly
Russian Air Force receiving upgraded A-50U AEW&C aircraft
<1310-090406>
ロシア空軍は現在2機の改良型の A-50U AEW&C機を受領しており、年内には3号機も受領する。 Beriev社は4号機
の受注を見込んでいる。
ロシアは現在も1992年までに製造された A-50 を22機保有しているが、A-50U は Vega社が開発した捜
索距離が従来の数倍で、数百目標の追随が可能な新型レーダを搭載している。
一方露空軍は、Il-476 を元にした A-100 の調達を、2016年に開始する計画である。
2013.06.05
Jane's Defence Weekly
Airbus unveils enhsnced C295W
<1307-060512>
Airbus Military社が C295 輸送機の新型 C295W を開発した。 C295W は同社が2012年に飛行試験を行った AEW&C C295
(右図)とよく似ており、W はウイングレット付きを意味する。 またエンジン性能も改善されており、航続距離が320km、滞空時間が30分延びると
ともに、搭載能力も1.5t増加している。
2013.06
International Defence Review
BRIC paves new AEW path
<1307-060029>
・ロシア
・インド
・中 国
KJ-2000
KJ-200
KDZ-03
Z-8 AEW&C
2013.03.10
Defense News
Upgraded early warning aircraft arrive In Taiwan
<1304-031002>
台湾が発注していた E-2T AEW&C機を E-2K に改良する最後の2機
が納入され、E-2K 6機体制が整った。 台湾は1995年に E-2T を4機、2006年に E-2K 2機を購入し、2008年に4機の E-2T を$6.5Bかけ
て E-2K に改良する契約を行っていた。
E-2K はプロペラが8枚の新型に換装されたほか、レーダ、ソフトウェア、その他アビオニクスが
更新され、米海軍現有の E-2C 2000 と同等の性能を持つという。
2013.02.20
Jane's Defence Weekly
Advanced Hawkeye cleared for full-rate production
<1303-022008>
米国防総省が E-2D Advanced Hawkeye の本格量産 (FRP) 開始を承認した。 E-2D は
LRIP で既に9機が納入され、11機が製造中である。 E-2D には AN/APY-9 機械/電子走査レーダが搭載されている。
米海軍は E-2D の IOC を2015年に予定しているが、E-2D にはフランスが E-2C の後
継として関心を示しているほか、日本も検討しているとの報がある。
2013.01.07
Aviation Weekly & ST
Wedgetail off watch list
<1302-010708>
豪空軍の Wedgetail AEW&C機は、6機目を受領して11月に IOC
になったことから、豪国防省は同機導入計画を要注意計画リストから外した。
2012.12
International Defence Review
View from on high: the RN's Crowsnest
<1301-120011
そこで新たに Merlin(註:AgustaWestland AW101、EH101)ヘリに、Searchwater 2000AEW パルスドップラレーダや
Mk Ⅻ Mode 4 IFF や Link 16/JTIDS を搭載した ASaC の開発を進めている。
2012.11.20
Defense News
Wedgetail finally gains IOC with Australia
<1212-112004>
トラブルが続いていた豪空軍の Wedgetail AEW&C 機が、4年遅れでようやく
IOC になった。
豪空軍は6機の Wedgetail を取得しているが、主に Northrop Grumman社製 MESA レーダの不具合で計画が遅れていた。
2012.10.03
Yahoo
韓国中央日報記事
<1211-100303>
Peace Eye AEW&C 機の4号機が来週、韓国空軍に引き渡される。 Peace Eye は8時間の滞空能力があり、韓国軍は
3機で24時間監視を行い、1機を予備機とすることにしている。
Peace Eye は Boeing 737 を改造した機体に、360゚の監視が可能な多機能電子走査アレイ (MESA) レーダと情報分析および通信装置などを搭
載したもので、400km以内監視が可能だという。
【註】
Boeing 737 に Northrop Grumman社製 MESA レーダを搭載した Peace Eye と同型の AEW&C 機は、豪空軍が既に Wedgetail(右図)として6機装備しているほか、トルコ空軍
も4機を発注している。
2012.08.22
Jane's Defence Weekly
DRDO receives first EMB-145I AEW&C platform
<1210-082206>
ブラジル Embraer社が8月16日、インド DRDO が3機製造する AEW&C 機
EMB-145I の最初の機体を納入した。 DRDO は国産の AESA レーダを搭載する。
EMB-145I は250~375kmを240゚にわたり捜索し、5時間飛行することができる。 しかしなが
ら印国防相が8月12日、AEW&C のほか DRDO の数件の事業が計画遅延と開発経費超過を来していると述べた。
2012.08.20
Aviation Week % ST
India's first 145 AEW&C
<1210-082002>
Embraer社が8月16日、インドから3機受注していた EMB-145 AEW&C 機用機体の一号機を納入した。 機体は DRDO
傘下の Center for Airborne Systems に運ばれ、国内開発したレーダを搭載する。
2012.07.25
Jane's Defence Weekly
Italy and Israel trade traiers for ISR assets
<1209-072501>
イタリアとイスラエルの国防相が7月19日、Alenia社製 M-346 高等練習機30機をイスラエルに輸出
すると共に、IAI社から OPTSAT-3000 高解像度偵察衛星と、Gulfstream G550 AEW&C 機である CAEW
2機をイタリアへ輸出する契約を行った。
M-346 の輸出額は$600Mであるのに対し、OPTSAT-3000 衛星が$182M、CAEW が$750Mである。
2012.06.05
Defense News
Final Wedgetail joins RAAF
<1207-060502>
豪空軍が6機整備する Wedgetail AEW&C 機の最終号機が Boeing社か
ら引き渡された。 同機は年内 IOC が予定されている。
2012.04.23
Aviation Week & ST
Downward spiral
<1206-042305>
米国防総省は、航空機の老朽化による ISR 能力の低下を懸念している。 特に E-3B
AWACS や E-8C JSARS 及び、Rivet Joint、Cobra Ball、Combat Sent などの RC-135 が深刻である
が、Boeing社は AWACS と JSARTS の後継に、豪空軍に納入した Wedgetail を提案している。
2011.12.14
Jane's Defence Weekly
First flight for Indian AEW&C platform
<1202-121405>
インド空軍の AEW&C 機となる Embraer社製 EMB-145 が、12月6日に初飛
行した。 同機は2012年前半にインドへ引き渡される。
2011.12.05
Aviation Week & ST
Indigenous alert
<1201-120506>
インド DRDO が9年かけて開発している、インド固有の AEW&C が、今月中に初飛行する。
DRDO は2014年配備開始を目指している。
インドの AEW&C は、Embraer社製 EMB-145 を元にしたもので、既に4機の EMB-145I が発注されていて、今後更に
15機以上が発注されると見られる。 既に一号機が2月に納入されている。
2011.12.05
Aviation Week & ST
Sticking point
<1201-120505>
マレーシアが南シナ海の権益を守るため、AEW&C 2機の導入を検討している。
これには Lckheed Martin社が C-130 に RO/RO で搭載する AEW&C システムを、Saab社が Erieye 搭載 EMB-145 を提案しているが、
E-2D が最有力と見られる。 Northrop Grumman社は当初 E-2C を提案していたが、現在では E-2D に変えている。
2011.08.29
Aviation Week & ST
Serious about sensors
<1110-082921>
2011.08.24
Jane's Defence Weekly
T-50 debuts amid dearth of order at MAKS
<1110-082401>
・T-50 PAK FA
T-50 は量産先行型が2013年に配備され、2014~2015年に量産型の配備が開始される。
・Su-34
空軍は5個飛行隊124機を装備する計画で、2011年に6機、2012年に12機が配備される。
・A-100 AEW&C
現在26機装備している A-50 の後継で、搭載機が Il-76 から Il-476 に代わる。 2016年配備開始の予定。
・Su-30SM
インド向けの Su-30MKI を元にした新型で、28機装備する計画。
・MiG-35
露空軍司令官が、いずれ MiG-35 も装備することになると発言。
・Su-35S
T-50 に並ぶショーの花形で、量産初号機が5月に初飛行。 全48機は2015年までに完納の予定。
・RVV-BD
R-33 (AA-9) で、AGAT社製アクティブレーダシーカを搭載し射程は200km。
・FAB-250
EO シーカ付きの小径誘導爆弾で Su-34 に搭載するが T-50 の機内弾庫への搭載も可能。
2011.08.10
Jane's Defence Weekly
South Korea receives first Peace Eye
<1110-081007>
韓国空軍が Peace Eye 計画で4機整備する Northrop Grumman社製 MESA レーダを搭載し
た Boeing 737 AEW&C の一号機が、8月1日に韓国空軍基地に飛来した。 残りの3機は、KAI社の工場で MESA レーダの組み込みが行われる。
同 AEW&C機は、豪空軍が Wedgetail、土空軍が Peace Eagle として装備する。
2011.08.03
Yahoo
韓国中央日報記事
<1109-080301>
Peace Eye AEW&C の1号機が1日、金海空軍基地に到着した。 Peace Eye は最新の MESA
レーダを搭載し、全方向に370kmまで1.000目標を同時に探知でき、ビームを集中させれば500kmまで探知できる。
韓国軍は1号機を9月から実戦に投入、来年までに4機を導入して24時間運用する。 Peace Eye は朝鮮半島および周辺上空はもちろん、地上と海上の動きまで追跡でき
る。
2011.08
International Defence Review
IAI stregngthens its AESA family with novel AEW&C radar
<1110-080021>
IAI社が AESA AEW&C機ファミリに、ロトドーム機に搭載する軽量型を追加する。 当初の設計は Airbus
Military社の C-295 AEW&C 搭載型で、S-band 3D レーダになる。
2011.06
International Defence Review
Early warning: China and India pursue AEW&C technology crossover projects
<1107-060028>
KJ-200 同様に Y-8 輸送機を使用した AEW&C 機で、KJ-200 と異なりロトドームを持つ。
・EMB-145 AEW&C(インド)
2011.05.23
Aviation Week & ST
Early warning
<1107-052302>
EADS グループの Airbus Military社が、C-295 を改造した AEW&C 機の開発を進めて
いる。 構想研究は昨年後半に行われ、年末に結論が出され、5月17日には直径6mのダミーロトドームの搭載が行われているが、搭載される
レーダはまだ決まっていない。
AEW&C の市場は Boeing、Northrop Grumman、IAI、Saab などの各社のほか、インドや中国も参入する激戦であるが、Airbus Military社は運用コスト
の安さを売りにしている。
2011.05.18
Jane's Defence Weekly
Boeing to deliver first AEW&C aircraft to Turkey in 2012
<1107-051805>
Boeing社はトルコから2002年に受注した 737-700 に Northrop Grumman社製 MESA
レーダを搭載した AEW&C機 Peace Eagle の1号機を2012年に納入する。
残りの3機も2013年までに納入する。
2011.04.04
Aviation Week & ST
Shaper eye
<1105-040413>
年内には最初の LRIP 5機のうち2機が納入され、運用評価 (OPEVAL) を通過すれば2012年後半に
FRP に移行して、FY19までに75機を調達する。
2011.03.02
Jane's Defence Weekly
Embraer rolls out first IAF EMB-145
<1104-030204>
インド空軍が AEW&C 機用として Embraer社に3機発注していた
EMB-145 の一号機が、2月21日にロールアウトした。
同機は空中給油を行うことで、25,000ftでの滞空時間を5時間以上から9時間以上に伸ばすこ
とができる。
2011.02.28
Aviation Week & ST
Indian AEW steps closer
<1104-022804>
Embraer社が、インドから AEW&C 機用として3機受注した EMB-145
の最初の1機を公開した。 8月にインドへ引き渡される。
EMB-145 はコックピット後方に衛星通信用アンテナ、その後方に AESA レーダ、機体側面に電子監視装置用アンテナが搭載される。
2011.02.21
Aviation Week & ST
Radar renaissance
<1104-022108>
2011.02.21
Aviation Week & ST
Non-kinetic war
<1104-022107>
2011.02.16
Jane's Defence Weekly
India's AEW&C delayed by DRDO radar problems
<1103-021604>
インドが国内開発している AEW&C 機は、DRDO が開発しているレーダの技術上の問題
から、計画が3年延期され2013~2014年になる。
インド国産 AEW&C は Embraer社製 EMB-145 に国産レーダを搭載するもので、3機が IAI社製 Phalcon
レーダを Il-76 A-50 に搭載した3機を補完する計画である。
2011.02.09
Jane's Defence Weekly
USN launches E-2D carrier suitability trials
<1103-020908>
米海軍が2月1日、E-2D の空母適合性試験を開始したと発表した。 試験は2月7日まで続けられる。
E-2D は2015年初期の IOC を目指し、2012年初めに IOT&E が行われる。
2010.11.17
China Defense
China rolls out AWACS aircrafts for PAF
<1012-111702>
パキスタン空軍 (PAF) 向けの AEW&C 機である ZDK-03 が、13日に陝西省
漢中でロールアウトした。
PAF は2008年に、中国 CETC社と ZDK-03 4機の契約を行っていた。 同空軍はスウェーデンにも
Saab-2000 4機を発注していて、既にそのうちの2機を受領している。
2010.10.18
Aviation Week & ST
On the radar
<1011-101808>
インドが始めて国内開発する Embraer社製 EMB-145 を元にした AEW&C 機は、
4機のうちの最初の1機がブラジルで間もなく開始され、計画は大きく前進する。
EMB-145 はブラジルに於ける試験飛行後来年8月に、アンテナやその他の装備を搭載しない状態でインドに回航され、レーダを搭載したあと
2014年に残りの3機と共に運用を開始する。
2010.10.13
Jane's Defence Weekly
Saudi Arabia signs up for Erieye system
<1011-101302>
サウジアラビアが10月4日、Erieyey AEW システムを$670Mで発注した。 この結果同国は、ブラジル、ギリシャ、
メキシコ、パキスタン、スウェーデン、タイ、UAE についで8番目の装備国になる。
サウジの Erieye は Saab 2000 搭載型になる。
2010.08.11
Jane's Defence Weekly
USN receives first Advanced Hawkeye
<1009-081108>
E-2D Advanced Hawkeye の一号機が、7月29日に米海軍に納入された。 E-2D は Hawkeye の六代目で、
AN/APY-9 アクティブ電子機械走査アンテナレーダを搭載している。
2010.06.14
Aviation Week & ST
Fixed idea
<1007-061408>
インド海軍は現在 AEW機として Ka-31 を使用しているが、捕捉距離などの性能が不十分なため空母搭載用に固定翼の
AEW&C機を検討している。
これに対して Bell-Boeing社は2009年中頃に V-22 Osprey の AEW&C機を提案したが、同海軍は関心を示していない。
2010.06.07
Aviation Week & ST
Rediness is all
<1007-060709>
Embraer社によると、インド DRDO が Saab-2000 Erieye をまねて国産した
AESA アンテナを搭載した EMB-145 AEW機が年内にも初飛行する。
2010.05.19
Jane's Defence Weekly
India seeks to increase AEW&C capability
<1006-051912>
インド空軍は2004年に Il-76 A-50 輸送機に IAI社製 Phalcon レーダを搭載した
AEW&C 3機を発注し、2機を既に受領しているが、3機目が年内に納入される。
インド国防省が5月4日に議会に提出した2027年までの15年(5年×3)間の国防費見積もりには、AEW&C機の追加購入が上げられている。 インド
内閣の安全保障会議は2004年に、2011年までに$400Mかけて国産の AEW&C機を開発することを決めている。
2010.05.12
Jane's Defence Weekly
Australia initially accepts first two Wedgetails
<1006-051218>
豪空軍が6機発注している Wedgetail AEW&C の最初の2機が5月3日に引き渡された。
しかしながら ESM 装置は未装着で、Northrop Grumman社製 MESA レーダも、性能を完全に発揮
するのは2011年末になる。
3機目の Wedgetail は6月、4機目は9月に納入され、初めて ESM 装置を搭載する5機目の納入は今年の4四半期になる。
2010.05.10
Aviation Week & ST
Wedgetails accepted
<1006-051003>
豪空軍が6機発注していた Wedgetail AEW&C の最初の2機が
納入された。 年内に更に3機が納入されると共に、2011年初めまでに ESM の取り付けも完了する。
2010.05.05
Jane's Defence Weekly
Pakistan receives second Erieye AEW&C aircraft
<1006-050514>
パキスタンが Saab 2000 Erieye AEW&C の二号機を受領し、
目下パキスタンで Ericson社(現在は Saab社の一部になっている)製 PS-890 Erieye レーダの最終試験が行われている。
4機発注された Erieye の一号機は2009年12月に納入されている。
Erieye はパキスタン空軍の F-16 とはデータリンクで結ばれるが、Mirage と連接しない。
2010.01
International Defence Review
UAE buys Saab 340AEW aircraft
<1002-010007>
Saab社が UAE から$234Mで Saab 340 AEW 2機を受注したと
発表した。
この際、2008年にタイから受注した Saab 300 AEW が11月13日に初飛行したことも明らかに
した。
2009.12.14
Aviation Week & ST
Mainstay mordernization
<1001-121408>
1984年から就役している A-50U Mainstay AEW&C のオーバーホールと改良が Beriev 設計局と Vega社により行われ、
2010年から就役する。
2009.12.02
Jane's Defence Weekly
Australia takes delivery of first two Wedgetails
<1001-120209>
トラブルが続いていた豪空軍の Wedgetail AEW&C機の最初の2機が、11月26日に
納入された。 しかしながらこの日の納入式典で Boeing社が、全6機に搭載する ESM 装置がまだ完全に使用できる状態ではない
ことを明らかにした。 ESM 装置は BAE Systems Australia社が開発している。
28日の記者会見で Boeing社は、最初の2機の ESM 装置は2010年初めまでに改善し、残りも2010年中に改善すると述べた。
2009.10.05
Aviation Week & ST
Final round of test begins for Wedgetail
<0911-100508>
この試験は10月15日まで続けられる。
2009.07.27
Aviation Week & ST
Electronic upgrades for E-3
<0909-072705>
米空軍が Boeing社に E-3 AWACS Block 40~45 の一部を$44Mで発注した。 部分発注とはいいながら Block 40~45 の正式な
生産開始を意味する。
Block 40~45 ではアビオニクスのオープン環境化により、ネットワーク対応、表示及びシンボルの改良、地図データ
の更新などが行われる。
2009.07.15
Jane's Defence Weekly
E-2D Advanced Hawkeye enters initial production
<0909-071503>
Northrop Grumman社が E-2D Advanced Hawkeye の LRIP を開始した。 LRIP は Lot 1 で2機
、Lot 2 で2機が生産され、一番機は2010年に納入される。 E-2D は E-2C と外観は似ているが、より強力な
AN/APY-9 電子走査式レーダを装備している。
試作機は既に海軍の施設に移され陸上/艦載の試験が行われ、2011年に IOT&E を受ける計画である。
2009.06.24
Jane's Defence Weekly
US Navy seeks funding for AEW variant of Osprey tilt-rotor
<0908-062401>
米海軍がFY10に、1年間の JCTD で AEW 型の V-22 開発を行おうとしている。 この計画には英
海軍も空母 Queen Elizabeth 用に一部関心を持っており、英国以外でもカタパルトを装備していない空母の保有国に市場が見込まれる。
ただし JCTD 後、いつ運用可能になるかは明らかでない。
V-22 にはこのほかにも空中給油機型や ISR 型も検討されている。
2009.06.08
Aviation Week & ST
First AWACS delivery for IAF
<0907-060808>
A-50/Falcon AEW&C の一番機が18ヶ月遅れでインド空軍に引き渡された。 残りの2機は2010年
末までに引き渡される。
A/50/Falcon は Il-76 の派生型である Beriev社製 A-50 に Elta社製 Phalcon
AWACS を搭載したものであるが、インド空軍は次の3機は Embraer機が Gulfstream機に搭載する計画に
変更している。
2009.06.03
Jane's Defence Weekly
Radar trials give Wedgetail a boost
<0907-060308>
豪空軍が4月下旬から5月中旬にかけて同国北部で実施した 'Arnhem Thunder' 演習に Wedgetail AEW&C 1機が参
加し、同機が軍の要求を満たしていることを実証した。
今年初めには Boeing社と Northrop Grumman社が要求を満たしているとしたのに対し、国防省はこれを否定していた。
2009.06.03
Jane's Defence Weekly
UK scraps Sentry AWACS upgrade
<0907-060304>
英国防省が、米空軍が E-3 AWACS を Block 40/45 に改良するのに合わせて、英国も E-3D 7機をGBP400Mかけて
改良する計画であったが、これを中止する決定を行った。 アフガンでの戦いに適さないというのが理由である。 こ
の結果米国との共同に支障を来すようになると見られる。
Block 40/45 は搭載しているメインフレームをオープンアーキテクチャコンピュータに換装し、オープンシステムネットワークを利用しようと
するもので、フランスは保有する E-3F の改良を決めている。
2009.03.18
Jane's Defence Weekly
MESA radar will pass Australian tests, says maker
<0905-031809>
Northrop Grumman社によると、豪空軍の Wedgetail AEW&C に搭載される MESA
レーダは、4月に行われる試験で要求を満たしていることが確認されそうである。
Wedgetail は信号処理ソフトを修正してクラタ抑圧性と安定性が改善され、Top Hat アンテナが4吋
高いものに交換された。
2009.03.11
Jane's Defence Weekly
RSAF receives G550 CAEW aircraft
<0905-031111>
シンガポール空軍が、4機発注した最初の Gulfstream G550 CAEW
を受領した。 同空軍は CAEW を20年以上使った AN/APS-138 を搭載する E-2C Group 0 の後継に採用した。
G550 CAEW は41,000ftで9時間の滞空能力があり、200nm以上遠方の目標を捕捉できる。
2009.02.25
Jane's Defence Weekly
Erieyes enter Greek service
<0905-022514>
ギリシャ空軍の EMB-145H Erieye AEW&C 4機が運用開始になる式典が2月12日に開かれ
た。 EMB-145H Erieye 4機は2008年夏と秋に納入されていた。
2009.02.18
Jane's Defence Weekly
India awaits US okey for Northrop Grumman's E-2D
<0904-021806>
Northrop Grumman社が米政府に対し、インドへ E-2D を輸出する承認を求めている。 インド海軍は
6機の洋上哨戒機を計画しており、E-2D も候補になり得る。
E-2D の受注見込みは、今のところ米海軍の70機だけである。
2009.02.18
Jane's Defence Weekly
Programme cuts will 'push up cost' of E-2D
<0904-021805>
Northrop Grumman社が2月6日、12機を4回の Lot に分けて生産する E-2D の LRIP 予算
が、下院軍事委員会のFY-09審議で、Lot 1、2 で併せて$200M削減されたことについて、計画が遅延すると共にコストが20%上昇
すると警告した。
2009.02.11
Jane's Defence Weekly
Australia raises Wedgetail issues
<0904-021111>
オーストラリアの Wedgetail AEW&C に搭載する MESA レーダの性能評価を巡って
、国防相と Boeing/Northrop Grumman社の間で見解の相違が起きている。 現地の報道によると、90%では両者が合意し
たが、残りの10%は未だ合意していない。
2009.02.09
Aviation Week & ST
New twists on Israeli intel
<0903-020904>
イスラエルはガザ侵攻作戦で各種新兵器を登場させたが、その中には2機の CAEW
AEW&C 機も含まれている。 作戦時には狭いガザ上空には航空機、ミサイル、砲弾が錯綜しており、CAEW はその統制にあたった。
CAEW は2008年2月に一号機、次いで5月に二号機が引き渡されている。
2009.02
International Defence Review
Early rises: land-based AEW plays fundamental role in aerial warfare
<0903-020014>
・737 AEW&C
・E-767
・E-2
・Erieye EMB-145
・Erieye S-100
・Erieye S-2000
・CAEW
・ERJ-145 AEW&C
・P-3 AEW&C
・A-50Ehl
・Y-8 AEW
・KJ-2000
2009.01.21
Jane's Defence Weekly
Pakistan still plans to buy Erieye aircraft
<0903-012105>
パキスタンが 中国から4機の AEW&C 機を購入することに12月に合意したが、当局者が Saab
2000 Erieye の購入も継続することを明らかにした。 パキスタン当局者は、Erieye は中国の AEW&C 機より進んでいると説明している。
2009.01
International Defence Review
NATO receives last of upgraded AWACS aircraft
<0902-010009>
NATO の E-3A AWACS 17機を$1.6Bで改良する計画は、12月2日に最終号機の納入を受け完了し
た。 主な改良点は以下の通りである。
・フラットパネルを用いた新型状況表示コンソールへの換装
・オープンアーキテクチャーのミッションコンピュータへの換装
・衛星通信の導入
・東欧諸国に対応した広帯域 VHF 通信の導入
・改良型 IFF への換装
・改良型 GPS 航法装置への換装
2008.12.18
China Defense
Thanks Saeed Khan for the heads up : $278M AWACS deal struck with China
<0901-121801>
パキスタンが中国から AEW&C 機を$278Mで購入する契約を行った。 納入は今後4年以内で、パキスタンは中国製 AEW&C 機の初の導入国になる。
輸出されるのは中国製レーダを Il-76 輸送機に搭載したもの(註:KJ-2000 )と見られている。
中国の AEW&C 機開発は、2004年にイスラエルから$1Bで Phalcon レーダ4基を購入しようとしたのを米国に阻止されたのを受けて開始された。
その後中国はロシアと A-50 Mainstay 4機購入契約を行い、更に4機が輸入されると見られているが、同機を既に入手したか否かは不明である。
2008.12
International Defence Review
Taiwan eyes E-2T aircraft upgrade
<0901-120032>
台湾が保有する E-2T 4機を、$250Mかけて Hawkeye 2000E に改造する。
台湾は6機の E-2 を保有しているが、2機は2004年に E-2T 2000E に改造されている。 この改造と共に JTIDS 導入のプロビジョニン
グも行われる。
Hawkeye 2000E 仕様の最大の特色は、AN/APS-138 レーダを AN/APS-145 UHF レーダに換装することで、これにより捕捉距離は
40%向上する。 またエンジンの換装で燃料効率が15%改善する。
2008.11.26
Jane's Defence Weekly
E-2D Advanced Hawkeye finishes OA flight trials
<0901-112604>
Northrop Grumman社が11月13日に、E-2D Advanced Hawkeye の運用評価 (OA) 段階を完了した。 OA は
2009年2/四半期に予定されている LRIP 移行を決定する Milestone C に先だって行われた。
E-2D には、E-2C/E-2C Hawkeye 2000 に搭載されている AN/APS-145 より二世代進んだ AN/APY-9 レーダが搭載されている。
2008.11.05
Jane's Defence Weekly
Australia launches probe into Wedgetail MESA radar
<0812-110506>
豪空軍の Wedgetail AEW&C 機計画は3年以上遅れており、計画の6機中
最初の2機の納入は2009年7月で、その後 EW 装置を搭載して2010年1月に完成する。 豪国防省によると
運用開始 (FOC) は2011年末になる。
このような中でオーストラリアの Defence Material Organisation が、搭載される MESA レーダの性能試験を独自に実施している。 この
レーダはトルコの Peace Eagle や韓国の EX AEW&C にも搭載される。
2008.11
International Defence Review
Israel's CAEV aircraft earns its stripes as an affordable surveillance platform
<0812-110007>
イスラエル空軍は今年初めから、同機を使用している。
2008.09.22
Aviation Week & ST
Boeing radar upgrade
<0811-092201>
Boeing社が、サウジアラビアが5機保有する E-3A AWACS の
レーダを更新する計画の第一段階を$42Mで受注した。 この段階では陳腐化又は使用不能になった部位の洗い出しを行う。
続く第二段階では改造キットの生産、ソフトのインストール及び要員の訓練を行う。
2008.08.13
Jane's Defence Weekly
NATO discusses ISAF request for AWACS aircraft
<0809-081306>
NATO 軍事委員会が国際治安支援部隊 (ISAF) から出されている E-3A AWACS 派遣について協議している。
ISAF は E-3A を湾岸のいずれかの国に1年間派遣し、アフガン上空で UAV を含む軍用、民間機の統制にあたることにより、NATO 軍機の空
爆による民間人の犠牲を減らそうとしている。
これについてドイツに駐留する NATO E-3A 部隊のスポークスマン(米空軍大尉)は、ISAF での任務は我々にとって全く新しいもので、まだ何も決まっていないと
述べている。
2008.07.21
Aviation Week & ST
Israelis developing G550 with MARS2
<0808-072109>
IAI社が Gulfstream G550 を用いた三番目の機種である SIGNT、AEW 両用機
MARS2 を開発している。 開発はまだ途上で完成にはまだ数年かかる。
一方同社は、シンガポールとイスラエル空軍が採用を決めた L-band と S-band の二周波レーダを搭載する CAEW
を、先週の Farnborough でデビューさせた。
2008.07.16
Jane's Defence Weekly
Embraer-India marks step forward for AEW&C
<0809-071612>
インド DRDO とブラジルの Embrear社が、DRDO が開発した AAAU AEW&C レーダ
を Embrear EMB-145 を改良した機体に搭載する契約を行った。
インドは EMB-145 AEW&C を2011年から3機装備する計画である。
2008.07.16
Jane's Defence Weekly
Israel unveils operational CAEW aircraft
<0809-071610>
IAI社が Farnborough 航空ショーに G550 CAEW 早期警戒機を展示すると発表した。 CAEW は第
三世代 AEW 機で、イスラエル空軍では Etam と呼ばれている。
CAEW は二周波の AESA レーダを搭載しており、側面の二基は L-band、機首と機尾の2基
は S-band である。 IAI Elta社製の EL/M-2075 レーダは TBD 技術を採用しているため、
捕捉時間が短縮されると共に、低 RCS 目標も低い FAR で検出できる。
機体の G550 は離陸後10分で41,000ftまで上昇でき、100nm離れた場所に9時間滞空できる。
2008.07
International Defence Review
Extended horizons: early warning assets expand their repertoire
<0808-070013>
E-2D Acvanced Hawkeye (AHE) が装備する AN/APY-9 レーダは、現有の E-2C Hawkeye 2000 が装備する AN/APS-145 の2.5倍となる
350nmの捕捉距離を持つ。 米海軍は2013年から Hawkeye 2000 に代えて75機を装備する。
・SKASaC
英海軍の AEW Mk 2A の後継で、Searchwater 2000AEW パルスドップラレーダを搭載する Sea King Mk 7 ASaC ヘリ AEW&C は、2002年に
運用を開始している。
2008.06.18
Jane's Defence Weekly
Wedgetail faces additional delay
<0808-061814>
豪空軍への Wedgetail AEW&C 機の納入は、更に遅れることになった。 この結果$3.3B
で6機購入する計画の Wedgetail は、3年以上計画が遅延することになる。 原因は搭載する Northrop Grumman社の MESA
レーダ及び BAE Systems社製 ESM 装置が、完成度、安定性、性能の点で問題があることに
よる。 豪国防省は最初の2機の受領を2009年7月としていたが、2010年1月になりそうである。
Boeing社は2006年にオーストラリアと Peace Eagle AEW&C を購入したトルコに、$770Mの違約金を支払った。
2008.06.11
Jane's Defence Weekly
Malaysia makes AEW&C aircraft a top priority
<0808-061111>
マレーシアは現在の第9次国家計画 (2006~2010) の中間見直しで、AEW&C の調達を最優先に格上げした。 財務
省が認めれば2008年10月にも計画を開始したいとしている。 調達機数は予算配分次第であるが、配備開始を36ヶ月以内
としている。
2010~2015年の第10次計画では国防費が20%増額になり、戦闘機の飛行隊をマレー半島の5ヶ所に加えてボルネオの1ヶ所にも配
置する計画である。 現有の MiG-29 を F-18 などに更新する検討もなされている。
2008.06
International Defence Review
First Pakistani AEW&C aircraft is rolled out
<0807-060027>
パキスタン向けに5機製造される Saab 2000 AEW&C機の一番機が3月27日にロールアウト
した。 パキスタンへの引き渡しは2009年になる。 Saab 2000 は3.1~3.3GHzの Saab Microwave社製 Erieye レーダを
搭載し、契約総額は$1Bにのぼる。
【註】
Erieye は今まで Ericsson社製と聞いていたが、この記事では Saab Microwave社製となっている。 Ericsson社が元々 Saab社の参加にあったのか、それとも Saab社に
吸収されたのかは不明である。
2008.04.23
Jane's Defence Weekly
India requests another three AEW&C aircraft
<0806-042310>
インド空軍が、IAI社製 Phalcon レーダを Il-76TD に搭載した AEW&C 機を更に3機購入する
。 機体はウズベクが試用しているものをロシアで改修する。 価格は$1B~$2Bと見られ、2011~2012年に引き渡される。
一方、最初の3機の一番機は12ヶ月遅れて2008年末に引き渡される。 二番機は2009年4月、三番機は2010年8月に引き渡
される。
2008.04.21
Aviation Week & ST
Superor Sentinel
<0805-0402106>
2008.04.21
Aviation Week & ST
Stealth beware
<0805-0402105>
E-2D に搭載される APY-9 レーダは UHF レーダで、電子走査アンテナを機械回転させている。
LRIP 開始の決定は来春行われ、空母に搭載しての試験は2009年後半に開始される。 IOC は2013年になり、75機が装
備される。
2008.04.16
Jane's Defence Weekly
RoK names early warning aircraft
<0806-041606>
韓国空軍が Boeing社から$1.59Bで購入し、2011~2012年に装備する4機の E-737 AEW&C 機は、Peace
Eye と名付けられた。
2008.03.26
Jane's Defence Weekly
Saab plans Erieye roll-out for PAF
<0805-032611>
パキスタン空軍が5機発注した Saab 2000 Erieye 一号機が3月にロールアウトする。 今後各種装備を搭載して年末ま
でに初飛行し、2009年末に引き渡される。 パキスタン空軍向けの Saab 2000 Erieye は Erieye レーダを Saab 2000 に搭載し
た初めての機体である。
一方タイ空軍は今年はじめ、Saab 340 を母機とした S 100B Erieye 2機を発注している。
2008.01.09
Jane's Defence Weekly
Greece poised to accept EMB-145H
<0802-010903>
ギリシャ空軍の Erieye EMB-145H AEW&C が、ようやく2008年3月に就役する。 ギリシャは Embrear社製 EMB-145 (R-99A) 4機に、旧 Ericson
社(現 Saab社)製の PS-890 Erieye レーダを搭載する契約を1999年7月にEUR363M($388M)で行っていた。
2007.11.19
Defense News
AEW&C contenders confident as UAV choice nears
<0724-111907>
11月上旬に行われたドバイ航空展では、UAE が導入を計画している AEW&C 機の受注をめざし、Boeing社の 737 AEW&C
機と Northrop Grumman社の Hawkeye 2000 (HE2K) が熾烈な競争を行った。
737 AEW&C は、トルコが Peace Eagle の名称で4機を発注し、初号機の飛行試験を10月末に実施し、オースト
ラリアが Wedgetail の名称で6機を発注し、韓国も発注する計画である。
HE2K は E-2C の改良型で、米海軍が2011年の装備化を目指し開発中の E-2D まで中継ぎ機として売り込みを
行っている。
2007.11.12
Aviation Week & ST
First 737 AEW&C for Turkey
<0724-111206>
Boeing社はトルコ空軍の 737 AEW&C 機である Peace Eagle の初号機をシアトル
工場でロールアウトし、今週中に UAE で開催されるドバイ航空展に展示するため初めての国外飛行を行う。
同機はトルコ空軍の4機のうちの1機で、残り3機はアンカラの TAI社工場で国内生産される。 飛行試験は来年開始する。
2007.10.03
Jane's Defence Weekly
Gulfstream CAEW deal spans Israel and Singapore
<0721-100301>
Gulfstream 550 に Elta社製の EL/W-2085 レーダを搭載した Gulfstream CAEW (Compact AEW) は、初期生
産の6機中4機がシンガポール向けのようである。 シンガポールは2007年4月に、保有する E-2C Group 0
Hawkeye を Gulfstream 550 を元にした AEW 機に換装すると発表している。
2007.10.01
Aviation Week & ST
Silent partner
<0721-100111>
シンガポールは E2-D の後継として、今年夏に G550 CAEW (Conformal Airborne Early Warning) の初号機
を Gulfstream社から受領したが、イスラエル Elta社製のレーダ及び制御機器を装備しているため、マレーシアとインドネシアのイスラ
ム教徒への刺激を避けるため、公表を避けている。 G550 CAEW は上昇限度41,000ftで、370kmの範囲の戦闘機
を全周捜索できる。 同国は2010年までに4機を装備するが、イスラエルは4機の G550 を2003年に発注し、
更に2機を最近追加発注している。
また、空軍は2004年からイスラエル製複座型 F-16D を20機購入して今年5月に最初の飛行隊の運用を開始し、
2008年~2009年には複座型 F-15SG を12機購入する計画である。 複座型の運用はイスラエル空軍と同じで、
パイロットと兵器システム将校は別個の任務を行う。
2007.09.10
Defense News
Hawkeye rejuvenated
<0720-091009>
Northrop Grumman社は、E-2D Advanced Hawkeye の初飛行を8月3日に行った。 E-2D は
APS-9 レーダを搭載し、巡航ミサイル等の小型目標を含む多数目標を捕捉追随することが可能で、現有の E-2C の能力を大幅
に改善している。
米海軍は2011年の装備化して75機を装備して20年間運用する計画である。
Northrop社は E-2C を装備しているエジプト、仏、イスラエル、日本、メキシコ、シンガポール、台湾への輸出も視野に入れている。
2007.08.15
Jane's Defence Weekly
USN's Advanced Hawkeye makes maiden flight
<0718-081505>
E-2D AHE (Advanced Hawkeye) が8月3日に初飛行し、80分間の飛行を行った。 AHE はミ
サイル防衛を含む Battle Management や複数センサ情報の統合能力を持ち、米海軍は
E-2C 及び Hawkeye 2000 の後継として75機の取得を計画している。
調達計画はFY-09に LRIP の3機、FY-10に3機、FY-11/-12/-13にそれぞれ4機になっている。
2007.08.13
Aviation Week & ST
E-2D flies
<0718-081308>
E-2D Delta One の初飛行が8月3日と7日の2回に分けて行われた。 今年は少なく
とも10月中旬までに2回の試験飛行を行う。
E-2D はミサイル防衛を含む戦闘管理、各種センサ情報統合機能を持ち、運用評価試験を2011年に行う。 海軍は2010年~2012年に年
間3機、以降年間4機のペースで75機を調達する計画である。
2007.07.30
Defense News
Northrop to build 3 new Hawkeyes
<0718-073006>
Northrop Grumman社は E-2D Advanced Hawkeye 3機を総額$408Mで受注した。 初
号機の初飛行は近日中に行われる予定で、2010年までに3機を納入する。 米海軍は75機を
調達する計画である。
E-2D は2003年から SDD 開発を開始し、搭載する APY-9 レーダは全周捜索により、遠距離から CM 級の目
標を探知追随できる。 また、機内ワークステーションとコックピット表示及び衛星通信機能を改良している。
2007.06.20
Jane's Defence Weekly
Wedgetail delays prompt Canberra to seek damages
<0714-062009>
Wedgetail AEW&C 機の納入遅延で、豪政府は Boeing社に対して賠償請求を検討し
ている。 豪政府は2000年12月に、6機の Wedgetail を2006年から受領する契約を行ったが、2005年に
3ヶ月の納期遅延が発覚したのに続いて、25ヶ月の納期遅延が明らかになった。
オーストラリアは現在、2009年3月に一番機、残りを2009年中頃に受領する計画である。
2007.06.18
Aviation Week & ST
Special missions
<0714-061818>
軍や政府機関等において世界的に中型の商用ジェット機の需要が高まっている。 イスラエル空軍は、保有する3機の Boeing 707 AWACS
機を全て Gulfstream社製の G550 を改造した SEMA (Special Electronic Mission Aircraft: 右図下) に換装
することを決め、同じく G550 を改造した CAEW (Conformal Airborne Early Warning: 右図上) を6機調達する
。
また、シンガポール国防省は、約20年間運用している E-2C を4機の G550 AEW に換装することを決めている。
2007.06.11
Defense News
Indian AF calls for larger AWACS plane candidates
<0713-061111>
インド空軍は大型 AWACS の導入を強く要求しており、DRDO が2010年の装備化をめ
ざし、2004年から Embraer 又は Gulf Stream を使用する開発計画は現在中断している。
空軍は2005年に当初の要求を変更、高度40,000呎以上を飛行し、距離300kmの目標を240度の範囲で監視できるレーダの搭載を要求して
おり、機種としては Boeing または Airbus が最適であるとしている。
DRDO は予算的、期間的にも変更は困難としているが、空軍は国産機の開発にこだわらず、早期の装備化を要望している。
2007.06.06
Jane's Defence Weekly
Saab reopens Pakistan Erieye negotiations
<0713-060614>
Saab社はパキスタンに Erieye AEW 機をSEK8.3B ($1.2B) で売却することで合意したと発表した。 契約額
は当初計画よりSEK3.5B少なくなった。 調達機数が減らされたようである。
Saab社は2005年10月に6機の Erieye 搭載 Saab 2000 AEW 機のパキスタンへの輸出が確実になったと発表し
たが、最終的に合意に至ったのは2006年中頃であった。 2006年6月には、初号機の引き渡しは契約成立後
18ヶ月以内と決まった。
2007.06.06
Jane's Defence Weekly
Boeing confirms delay to Turkish AEW&C project
<0713-060604>
Boeing社が、トルコに納入する予定の 737 型 AEW&S 機の納期が、ソフト及び機器の不具合
により計画を3年以上遅れて、早くとも2010年になることを認めた。 同様のトラブルは
オーストラリアに納入する6機の Wedgetail AEW&C 機でも起きている。
トルコは2002年6月に、同機の購入契約を$1B以上で行っている。
2007.06
International Defence Review
US Navy rolls out first E-2D Advanced Hawkeye
<0712-060004>
4月30日に E-2D Advanced Hawkeye がロールアウトした。 E-2D は E-2C と同じ外観であるが、レーダは
電子機械走査式の AN/APY-9 UHF レーダに換装されている。 また AN/ALQ-217A
ESM 装置も搭載される。
E-2D は2007年3/四半期に飛行試験を開始し、2011年中の配備開始を目指している。
2007.05.07
Defense News
Northrop unveils newest Hawkeye
<0713-050704>
米海軍の E-2D Advanced Hawkeye 試作初号機が4月30日にロールアウトし、今秋から飛行試験を開始する。
E-2D は外見上は E-2C と大きな相違はないが、新型レーダ APY-9 は小型目標を遠距離から探知、全周型電
子スキャンアレーは操作員が所望の方向に捜索範囲を指定することが可能である。 また、ワークステーションの大幅改善と衛星通信
機能が追加される。
E-2D は現有 E-2C の後継として2001年に開発を開始し、2011年に装備化する計画で、海軍は
75機を調達する。
2007.05.02
Jane's Defence Weekly
Next-generation AWACS system starts flight tests
<0711-050207>
Boeing社が4月5日に、E-3G と呼ばれている Block 40/45 E-3 AWACS の試験飛行
を行った。
Block 40/45 はオープンアーキテクチャコンピュータを採用すると共に、AN/APY-1/2
レーダの性能が向上している。
2007.05.02
Jane's Defence Weekly
Singapore selects G550 AEW as E-2C replacement
<0711-050205>
シンガポールが4月23日に、4機保有する E-2C の後継を Gulfstream 550 (G550)
AEW にすると発表した。 G550 AEW の詳細は公表されていないが、イスラエル空軍の EL/W-2085 システム
を搭載する G550 CAEW (Conformal AEW) に似たものと見られている。 イスラエル空軍は2007年3月から G550
CAEW を装備している。
2007.04.30
Aviation Week & ST
New threats, new counters
<0711-043010>
E-2D Advanced Hawkeye は APY-9 レーダを搭載し、小型高速目標から海上にある
潜望鏡まで探知することができる。
APY-9 レーダは機械式と ESA (Electronically Scanned Arrey) 技術を組み合わせた UHF-band の全周捜索
レーダで、戦闘機程度の RCS であれば捕捉距離は約300nm以上、小型目標を遠距離から
探知する場合は捜索範囲を30~90度に限定する。 小型の巡航ミサイルに対処するには少なくとも100nm以遠
で探知する必要がある。
レーダ出力は2基の発電機により、E-2C の3倍に相当する255kVAを3時間維持でき、MTBF は E-2C の25.5h
から106hに向上する。
2007.04.30
Aviation Week & ST
Advanced flying saucers
<0711-043009>
米海軍は新型のハイブリッド式の APY-9 全周監視レーダを装備する E-2D Advanced
Hawkeye の開発を行っており、2009年に初飛行、2011年の運用試験、2013~2014年の部隊配
備を計画している。
E-2D の滞空時間は4.5~5時間であるが、空中給油を行うことで、8.5~9時間の任務が可能となる。 通信は現在トレードオフを実施
中で、VRC-99、ARC-210 及び JTRS が候補にあがっており、GIG とのリンクが要求される。 その他、コックピットをはじめ多くの航空
機器が改善される計画である。
米海軍は E-2D を当初5機装備し、最終的には75機を取得する計画で、飛行隊も現在の4個から5個隊に増強す
る。
2007.03
International Defence Review
Israel tests 'track before detect' radar
<0707-030003>
イスラエルが新型 AEW&C 機である CAEW (Conformal Airborne Early Warning) の飛行試験を実施している。
CAEW は TBD (Track Before detect) 技術を採用した最初の実用機で、
ステルス機などの捕捉に適している。 また同機は最も高々度飛行ができる AEW&C 機
で、高度41,000ftに10分で到達できる。
同機は Gulfstream G550 の両側に L-band、前後に S-band アンテナを取り付けている
(JDW 2006.09.27)が、経費削減のためアンテナは胴体に外付けされ、配線は機体の
窓を利用して行われている。
2007.02.21
Jane's Defence Weekly
India pushes for AEW&C aircraft boost by 2009
<0707-022108>
ブラジルの Embraer社がインドの DRDO (Defence R&D Organisation) と共同で、AEW&C 型 EMB-145 を売り
込もうとしている。 2008~2009年に配備可能である。 インド空軍は5機分の RfP を4月以降に発簡する模様である。
2007.02.12
Defense News
Embraer, Northrop battle for India's AEW
<0706-021204>
インド海軍が導入予定の6機の次期 AEW 機をめぐっては、RfP 発簡前から Northrop Grumman社と Embraer社
の間で熾烈な受注競争が始まっている。
Northrop Grumman社は、インドの要求を考慮した Hawkeye 2000 に先進型センサを搭載する Advanced Hawkeye
を提案し、年末には試験飛行を行う。 Embraer社は ERJ 145 AEW&C 機を提案しており、インドは ERJ 145 を
ベースとする5機の商用機を2003年に購入した実績をもとに売り込みを行っている。
一方、パキスタンは2006年に Erieye を搭載した Saab 2000 6機を$1Bで購入して
いる。
2007.02.07
Jane's Defence Weekly
Further delays hit Australian Wedgetail
<0705-020711>
Boeing社が2月1日に、Wedgetail AEW&C 機のオーストラリアへの引き渡しが更に6ヶ月遅延
すると発表した。 同機の納入は既に18ヶ月延期されているため、Wedgetail の納入は当初計画より2年遅れ
の2009年始めになる。
同機の納入遅延は、トルコが4機の導入を目指して現在検討を進めている Peace Eagle 計画に影響を及ぼす
と見られる。 韓国は2006年11月に4機の購入を決めている。
2007.02
International Defence Review
Pakistan Navy seeks more Orions for AEW&C upgrade
<0705-020009>
パキスタンが米国に8機の P-3C を発注するのに合わせて、3機の P-3C を AEW&C 機に改造する計画で、米
政府は2006年12月7日に議会報告を行っている。
P-3C AEW&C は米政府 BCPA (Border and Customs Protection-Air) が使用しているのと同じで、 AN/APS-145
レーダを含む E-2C Hawkeye 2000 AEW の搭載機器を搭載している。
2007.01.17
Jane's Defence Weekly
Israel's new AEW system undergoes trials
<0703-011709>
イスラエルの CAEW (Conformal AEW) が目下試験飛行中である。 CAEW は Gulfstream G550 の
機体両側に遠距離監視用の L-band、機首及び機尾に S-band レーダを取り付け、AEW 機のなかで
最も高々度を飛行できる。
CAEW のレーダは TBD (Track Before Detect) 技術を採用した初のレーダで、ステルス機や小型機の発見に
適している。 TBD は従来のレーダがノイズやクラタを超えた目標信号を検知するのに対して、全てを一体の信号とし
て追随しようという技術で、原理は1970年代から述べられていた。
2007.01.01
Defense News
Northrop to upgrade AWACS
<0704-010108>
Northrop Grumman社は航空自衛隊の E-767 の改善を Boeing社から$73Mで受注した。 改善機数は4機で、
RSIP (Radar System Improvement Program) キットを装備することにより、更に小型の目標
を探知、追随することが可能となる。
2007.01.01
Defense News
Countermeasure for AWACS
<0704-010107>
Northrop Grumman社は NATO の AWACS 機である17機の NE-3 に、2009年までに最新型の
LAIRCM を装備する契約を受注した。
同社の LAIRCM は MANPAD の発射を自動的に探知し、脅威を判定し高輝度の IR 妨害
を行う。 同社の Nemesis AN/AAQ-24(V) は現在、数百機の軍用機に装備されている。
2007.01
International Defence Review
Radar improvement
<0703-010006>
Boeing社が日本が装備する E-767 に搭載している AN/APY-2 の改良キットを$108M
の FMS で受注した。
改良点はレーダコンピュータ、レーダ制御整備パネル及びソフトの更新である。 作業は主として Northrop Grumman社が行う。
2006.11.20
Aviation Week & ST
Focus on exports
<0623-112008>
イスラエル IAI社は、小型高性能で安価なコンフォーマル AEW&C 機の市場開拓をめざしており、Gulfstream G550 を用いた3機種の開
発を行っている。
・Eitam (Sea Eagle): Model EL/W-2085
空軍用に開発中の最初の機種で、乗員は2~6名、S-/L-band のレーダで全周捜索ができ、各種電子戦機器、
指揮統制システムと搭載し衛星中継通信により情報を地上局に伝達する。
・Shavit (Comet): Model EL/I-3001
AISIS (Airborne Integrated Signals Intelligence System) を搭載する AEW&C 機で、分析要員を含め乗員
は12名以上。 初号機は最近行われたレバノン侵攻に参加している。
・Model EL/3150
MARS2 (Multi-Mission Airborne Reconnaissance and Surveillance System) を搭載する AEW&C 機で、大型
X-band AESA レーダ、SAR、電子戦機器、自動目標類別装置等を装備する。 機内前方には28吋液晶表示器が
設置され、指揮統制センタとしての機能を持つ。(右図)
2006.11.20
Aviation Week & ST
Raising the stakes
<0623-112006>
オーストラリアは Wedgetail AEW&C 機の18ヶ月納期延滞について、要求性能を確実に満たすことを条件に Boeing社に当初求めた$496M
の課徴金を取り消すことを決めた。 豪政府は性能発揮を重視した計画時程の見直しを求めると共に、開発経費は増額しないとしている
。
豪政府の調査によると、MESA レーダの性能上の問題、ESM システムの開発遅延、サブシステムの組み込みの
問題等が明らかとなった。
Wedgetail は2006年末に2機、2008年末に4機を納入する計画であった。
2006.11.15
Jane's Defence Weekly
RoK concludes talks with Boeing to buy AEW&C aircraft
<0623-111507>
韓国の E-X は厳しい価格交渉の末、新しい国防相が11月8日に Boeing社製4機を$1.7Bで購入する最終決定を
行った。
最初の2機は2009年、残りの2機は2011年に引き渡される。
2006.11.08
韓国中央日報
空中警戒管制機、米ボーイング・・・
<0622-110801>
韓国空軍のE-X に、Boeing社の E-737 が最終的に選定された。 2012年まで E-737 4機
(2011年1機、2012年3機) を導入することで今月中に契約を済ませ、来年から導入事業を本格化する。
韓国空軍が早期警戒管制機を導入すれば、北朝鮮の上空に対する空軍の探知能力がさらに強化され、有事の際、烏山
と大邱にある空軍の防空統制所が、北朝鮮の弾道ミサイルによって破壊されても、早期警戒管制機がその機能をかえることがで
きる。
2006.11.06
Defense News
Work halted on India's AWACS
<0624-110605>
2004年に開始したインドの AWACS 機開発が空軍の反対により中断しており、計画の見直しを行っている。
DRDO は当初、イスラエル製 Phalcon レーダをロシア製 Il-76 に搭載した3機を開
発する計画であったが、その後機種を Embraer EMB-145 に変更した。
2006.10.02
Aviation Week & ST
Stealthy AWACS
<0620-100204>
アラスカで行われた Northern Watch 演習で、F-22 による既存戦闘機への目標情報の伝達
が確実に行われ、同機のステルス型 AWACS 機としての役割があらためて確認された。
AWACS 機としての機能は F-35 JSF にも付与されており、空軍が E-10 計画を中止
した大きな理由の1つとされている。
2006.09.27
Jane's Defence Weekly
IAF receives boost to AEW
<0621-092704>
イスラエル空軍が9月19日に、CAEW (Compact AEW) 用に改造した Gulfstream社製 G550 を受領した。 CSEW
は Eitam と呼ばれ、イランを狙った長距離作戦を視野に開発された。 このため
航続距離12,501kmと最大上昇限度51,000呎の同機が選ばれた。 機体は機首、機尾部と胴体左右にアンテナ用
のフェアリングが取り付けられ、2基の Elta社製 EL/W-2085 レーダが搭載される。
Eitam は1994年に E-2C が退役したあとイスラエルで初の正式な AEW 機となり、暫定的に Falcon AEW を搭
載していた Boeing 707 と交代する。
2006.09.25
Defense News
Lebanon war hastened debut of Isaraeli spy plane
<0620-092515>
イスラエル空軍は、 Shabit を計画より数ヶ月早くレバノン戦で運用を開始した。
Shabit は Gulfstream 550 に長距離センサと通信傍受システムを搭載、高度50,000呎を飛行し、イスラエル上空から
周辺国の情報収集ができる。
G550 2番機は9月19日に同国に到着予定で、Eitan と命名、E-2C の後継となる AEW&C 機として
EL/W2085 レーダ等各種センサ及び機材を組み込み、2007年秋に IOC を予定する。
2006.09.25
Aviation Week & ST
The first modified Gulfstream G550
<0620-092502>
IAI社が開発したコンフォーマル AEW システムを組み込むため、搭載機である Gulfstorm G550 が米からイ
スラエルに到着した。 機体の改造と飛行試験は米国内で行われ、機体側面のコンフォーマルアレー搭載部が特長である。
同機は異なる周波数のレーダ2基を搭載し全周捜索が可能である。 今後4機が製造される。
2006.09.23
Yahoo
朝鮮日報記事
<0619-092301>
2012年までに E-737 4機を導入する韓国の E-X 事業は、Boeing社との価格交渉が事実上決
裂し、事業の遅延などが懸念される。 当初の交渉期限が9月末になっているので、今後再交渉をするのか、さもなければ事業を
全面的に再検討して延期することになる。
ボーイング社は韓国側の追加要求を理由として4機の価格を$1.9Bに引き上げた。 その後再び$1.7Bに引き下
げたが、依然として韓国側の目標価格$1.6Bを大きく上回っていると伝えられている。
2006.09.11
Defense News
Boeing's AEW&Cs for Turkey facing major delay
<0620-091104>
トルコ空軍が2007年に受領予定であった Boeing 737-700 AEW&C 機 Peace Eagle
は企業側の理由により26ヶ月遅れることとなり、政府は違約金の請求を求めている。
トルコは2002年に総額$1.6Bで4機を発注したが、Boeing社は同時に豪州から6機、韓国から1機を受注してお
り、今回の1年を越える遅延は豪州分の遅れが影響したものとみられる。
2006.08.09
Jane's Defence Weekly
South Korea selects Boeing to be E-X provider
<0617-080902>
韓国が総額$496Mの E-X 計画に Boeing 737 AEW&C を選定した。 対抗していた Gulfstream G550 を機体に
した Elta社は、米国から搭載する米国製秘区分装置の提供を拒否され、受注を逃した。
韓国の Boeing 737 AEW&C 採用決定は、オーストラリアが発注していた今年末納入予定の Wedgetail 737 AEW&C 2機
の納期を2008年8月に延期すると Boeing社が発表した1ヶ月後に行われた。
2006.08.04
Yahoo
朝鮮日報記事
<0616-080401>
韓国空軍の E-X は米ボーイング社が単独候補に決まった。 しかし、これは、E-737 が E-X が最終決定された
ことを意味しているわけではなく、この先一ヵカ月にわたる価格交渉が残されている。
現在ボーイング社が提示している価格は、韓国の目標価格より高く、価格を韓国側の目標値まで引き下げることができなければ、事業自
体が先送りされる可能性もある。 最終機種決定は9月に行われる。
2006.08.02
Jane's Defence Weekly
Upgraded E-3 Sentry AWACS completes first test
<0617-080212>
メインフレーム方式のコンピュータを、PC をベースにしたオープンアーキテクチャに更新した
Block 40/45 E-3 Sentry AWACS の初飛行が7月15日に行われ成功した。
Block 40/45 の FRP 開始は2009年、IOC は2010年に予定されている。
2006.08
International Defence Review
Advanced Hawkeye promises quantum leap in US Navy's AEW capability
<0617-080010>
2006.08
International Defence Review
Russian commits to A-50 upgrade
<0617-080007>
ロシア空軍司令官が6月23日に、A-50 AEW&C 機を今後20年以上使用するため、改良
を行う予定であることを明らかにした。 改良の具体的内容は明らかにされていないが、電子機器と合わせてエンジンを最新のターボ
ファンに換装する模様である。
ロシア空軍は A-50 と A-50M を合わせて12機保有している。
2006.08
International Defence Review
Sweden focuses on Erieye fleet changes
<0617-080002>
スウェーデンは4機の S-100B AEW を改良して、単なる AEW 機ではなく3台のワークステーションを搭載して
航空管制も行う ASC (Airborne Surveillance and Control) 機 S-100D ASC にする計
画である。 S-100B AEW はワークステーションを搭載していない。
S-100B は Saab 340B に Ericsson社製 Erieye レーダを搭載したもので、Erieye は左右150゚ずつの監視範囲
と450kmの監視距離を持っている。
同空軍は更にワークステーションと合わせて Link 16、Have Quick Ⅱ 秘匿通信機、NATO IFF Mode 4 を搭載した
ASC 890 計画を進めている。 ASC 890 には2ヶ国から2機ずつの引き合いがあるが、機体は Embraer社製 EMB 145 か Saab 2000
の様に大型化し、価格も高くなると見られる。
2006.07.31
Defense News
Boeing tests upgraded AWACS
<0617-073104>
Boeing社は E-3 AWACS Block 40/45 の飛行試験を今後数ヶ月、24フライトの計画で行っている。
改善はミッションコンピュータ、レーダ、通信システムと全般にわたり、これまでにない性能強化が行われる。
2006.07.12
Yahoo
朝鮮日報記事
<0614-071202>
2009年以降、4機を配備する予定の韓国空軍空中早期警報統制機の機種として、Boeing社の E-737 が有力視されていることが
分かった。
軍の消息筋は11日、Boeing社とイスラエルの Elta社が提案したいずれの機種も戦闘用にふさわしいとの判断を下したが、Elta社が要
求条件のうち一部をクリアできず、事実上脱落する状況に置かれたと伝えた。
2006.07.05
Jane's Defence Weekly
Australia criticises Boeing over delays to Wedgetail
<0615-070513>
Boeing社からの Wedgetail AEW&C 機延納の申し入れに豪国防相が強く抗議している。 Wedgetail は2006年
末までに2機、2008年末までに残りの4機が納入されることになっていたが、Boeing社が全6機を2008年末までにと延納を申し入れている。 延納の理由は、あるハ
ードウェアとソフトウェアの開発上の問題が発生したことによる。
豪政府は2000年12月に計画を開始していた。
2006.06.28
Jane's Defence Weekly
CAEW modified G550 makes maiden flight
<0614-062810>
Gulfstream G550 を CAEW (Conformal AEW) に改造する機体の飛行試験が5月20日から続けられている。
CAEW G550 は Elta社製 EL/W-2085 レーダを G550 に搭載するもので、機体の前後
部及び胴体の左右にアンテナフェアリングが取り付けられている。
イスラエル国防省は4機の G550 を CAEW に改造するとともに、2機のオプションを
行う契約を行っている。
2006.06.28
Jane's Defence Weekly
Saab sale of Erieye radar to Pakistan given the go-ahead
<0614-062803>
Saab 2000 Erieye AEW 機6機をパキスタンへ売却する契約の最終合意が7月22日に予定されている。 この発
注は2005年10月に$1.05Bで行われている。 Saab 2000 Erieye の初号機の初飛行は18ヶ月後になる。
2006.06.12
Defense News
Pakistan orders ERIEYE AWACS plane
<0616-061205>
パキスタンはインドが3機の Il-76 と3基のイスラエル製 Palcon レーダを導入するのに対抗して、スウェーデン Saab社から総額$1.1B
で ERIEYE AWACS 機を購入することを決めた。 機数は公表されていないが6~8機と
みられる。
ERIEYE は Saab 2000 に Ericson社の Erieye レーダを搭載する警戒管制機で、戦闘機では330km、艦船では
320kmの探知能力を持つ。
2006.05.31
Jane's Defence Weekly
Islamabad backs Swedish AEW&C deal
<0612-053103>
5月24日にパキスタン内閣が$1Bにのぼる AEW&C 機購入計画を承認した。 これはロシア製 Ilyushin 機にイ
スラエル製 Phalcon レーダを搭載したシステムを装備インドに対抗したものと見られる。
パキスタンの AEW&C 機は Saab 2000 に Ericsson社製レーダを搭載するもので、
8機以上の購入が見込まれている。
2006.05.24
Jane's Defence Weekly
India gets ready for AEW&C, moves other projects forward
<0611-052417>
インドが装備を予定している AEW&C 機の受け容れ準備が進んでいる。 一番機は2007年11月に飛来し2008年始めに
引き渡され、二番機は2008年8月、三番機は2009年始めに引き渡される。 また2機の追加オプションも出されている。
インド空軍の AEW&C 機は、ウズベキスタンの Il-76TD にイスラエル IAI社製 Phalcon
レーダを搭載するもので、20吋液晶指示器付きのコンソール8台も搭載される。
これはパキスタンがスウェーデンから Saab 2000 搭載の Erieye 7機を導入することや、中国が2008年まで
に2機の A-50 AEW&C 機を装備することに対抗するものである。
2006.03.20
Aviation Week & ST
Weapon concerns
<0607-032011>
DEW の有効性と予期しない損害について充分な研究が行われていないとして、豪空軍の Wedgetail 開発当局は MESA
レーダの DEW 兵器としての運用に慎重な態度を示している。
大型の AESA レーダは理論上 DEW 兵器として使用可能であるが、発生する EMP が搭載航空機自体及び近傍友軍機
にどのような影響を与えるかの検証が重要な課題としている。
2006.03.20
Aviation Week & ST
Bargain radar
<0607-032010>
豪空軍の Wedgetail に搭載する MESA L-band レーダは、全周捜索追随型の電子スキャンレーダで、捜索距離は200
nm以上ある。
機体の上部に取り付けた本体は長さ35呎、幅5呎、高さ10呎で、6×10吋の T/R モジュール288個からなる。
モジュール交換は特殊工具を必要とせず、10%のモジュールが不稼働となっても監視能力を維持できる。
レーダは360゚で捜索追随を行うが、範囲を30~60度に限定した場合には捜索距離が二倍以上になる。 捜索対象は航空機等と水上艦艇
で、同時数千目標の追随が可能である。
MESA の価格は AWACS の半分以下であり、トルコは2007年末以降に4機の納入を予定し、
韓国も導入を希望している。
2006.03.20
Aviation Week & ST
Wedgetail debut
<0607-032009>
豪空軍の AEW&C 機となる Wedgetail 二番機に搭載する MESA レーダの最大出力地上試験が終了し、シアトルでの8~10ヶ月にわたる飛
行試験の準備が行われている。 三番機用の機体は1月に豪空軍に納入され、国内の Boeing工場で機材組み込みを開始した。
2機の Wedgetail は2007年中頃に IOC 、年末に FOC となる。 空軍は2008年までに6機を
調達する計画である。
空軍は現在 Wedgetail と GMTI 装備の大型 UAV の共同運用を検討しており、5年以内の導入をめざす。
2006.03.15
Jane's Defence Weekly
First Peace Eagle receives MESA
<0607-031508>
Boeing社は1月にトルコの Peace Eagle AEW&C 機の一番機となる Boeing 737-700 に Northrop Grumma社製
の MESA (Multirole Electronically Scanned Array) レーダを取り付け、二番機への取り付けを11月に計画し
ている。 一番機の初飛行は2006年中に計画されている。
三番機、四番機の契約はそれぞれ2007年の3月と8月に行われる予定であるが、トルコは更に2機のオプションも行っている。
一方、オーストラリア向けに4機製造される Wedgetail の一番機は1月16日にオーストラリア側に引き渡され
、追加工事が実施されている。 アンテナを取り付けた同機の初飛行は2005年7月に行われている。
2006.03
International Defense Review
New threats encourage AEW&C growth
<0607-030008>
E-2 はステルス機に有効な UHF を使用。 AESA アンテナの E-2D(右図)は更に STAP
(space-time adaptive processing) により対ステルス性が向上。
SDD は2005年4月に開始され、2007年に初飛行の予定。 米海軍は最終的に73機を装備。
2005年12月に Lockheed Martin社に発注されたプロトタイプは、実用型の全長が150mであるのに対して120mと小型で、搭載能力も900kg
に対して225kgである。 2009年に初飛行予定。
・Balance Beam (Y-8)
搭載レーダは Ericsson社製 PS-890 AESA レーダのコピーであることはほぼ疑いないが、アンテナ長が PS-890 の8mに対して12mと大き
く、ステルス機や低空飛行 CM に対してバリア防護を行う模様である。
PS-890 AESA レーダを搭載するスウェーデンの AEW 機
・EMB-145 AEW (R-99A)
・Saab 2000 (EriEye)
2006.01.25
Jane's Defence Weekly
First Wedgetail arrives for modification in Australia
<0604-012506>
オーストラリアで Wedgetail AEW&C に改造される Boeing 737-700 4機の一番機が、1月16日に引き渡された。
他の2機は Boeing社の Seattle 工場で改造される。
Wedgetail は MESA (Multirole Electrically Scanned Array) レーダを搭載する世界初の
全周監視フェーズドアレイレーダ搭載機で、最初の2機が2006年、残りの4機が2008年に引き渡される。
2006.01.23
Defense News
Wedgetail flies to Australia
<0605-012303>
Boeing社は、737-700 に MESA (Multi-role Electronically Scanned Array) レーダを搭載した AEW&C 機 Wedgetail
1機を豪空軍に納入した。
豪空軍は6機を装備する計画であり、2機はシアトルの工場で組み込みを行っていた。 残りの4機は豪国内の
Boeing工場で組み込みを行う。
2006.01
International Defense Review
Advanced Hawkeye passes final design review
<0602-010005>
米海軍と Northrop Grumman社が11月17日に、E-2D AHE (Advanced Hawkeye) の重要設計審査が完了したと発
表した。
AHE の開発は2001年12月に公式に開始され、2007年4/四半期に初飛行、2011年の IOC が計画され、海軍は
75機を調達する計画である。 AHE は改良と言うより全く別の設計になり、レーダも更新
され、戦域ミサイル防衛や多センサの情報統合も行う。
2005.12.14
Jane's Defence Weekly
US opposes Israeli AEW&C sale to RoK
<0601-121414>
韓国の AEW&C 機計画である E-X には Northrop Grumman社製
MESA (Multirole Electronically Scanned) レーダを B 737-700 に搭載する案の Boeing社と、イスラエル Elta社製
Phalcon レーダを Gulfstream G550 に搭載する韓国 NEXT1社が競っているが、米国
はイスラエルに対して Phalcon が採用になった場合、同レーダで使用している米国技術は譲渡しないと圧力をかけている。
韓国は E-X を4機整備する計画である。
2005.12.05
Aviation Week & ST
Gulf links
<0524-120505>
ペルシャ湾岸諸国は弾道ミサイルや航空機の侵入を探知し、相互に情報交換するネ
ットワークシステムの改善とISR 機の導入を目指している。
各国はセンサ搭載機やミサイル防衛システムの導入を目指しており、クウェートとサウジアラビアは PAC-3 の導入
を予定し、UAE も導入の意向を示している。 また、UAE は2006年に AEW 機の導入を予定し、候補に
は E-2C、Embraer EBM-145 及び Erieye レーダ搭載の Saab 2000 があがっている。
このほか、オマールも洋上偵察機の導入を、カタールは国境監視システムの導入をそれぞれ来年に予定している。
2005.11
International Defense Review
Electronic eyes on wings and rotors: sensors inproved for enhanced airborne ealy warning
<0523-110013>
・1990年代に中国では BAE社の Argus システムと、Elta社の Phalcon システムを Il-76 機に搭載しようとする二件の計画があった。
・2003年に三面固定アンテナを Il-76 に搭載した KJ-2000 が確認された。
【その他の AEW 機】
・Phalcon 搭載各種 AEW 機
・Erieye 搭載 EMB-145H AEW 機
・ヘリ AEW 機
EH-101 Mk 112、E-801 ME 搭載 Ka-31(インド)、Sea King ASaC.7
・A-50
・Hawkeye 2000
・APY-1/-2 と E-3
・MP-RTIP
2005.10
International Defense Review
Group Ⅱ E-2C completes avionics integration
<0521-100007>
Northrop Grumman社が E-2C Group Ⅲ のミッションコンピュータ更新を完了した。 E-2C のミッションコン
ピュータは1960年代末のものであった。
この計画では COTS ハードウェアとオープンシステムが採用された。
2005.09.12
Defense News
Wedgetail Radar passes test
<0521-091208>
9月1日に、豪州向けに開発中の Wedgetail AEW&C 機に搭載した MESA (Multi-mode
Electronically Scanned Array) レーダを搭載した初の飛行試験がワシントン州で行われ、良好な成果を得た。
Wedgetail は Boeing 737 機に、航空機と艦船を同時に追随できる Northrop Grumma社製 MESA レーダを搭載するもので、2番機の試験
は年末に計画されている。
豪州は6機を導入する計画で、来年中に2機が Boeing社から納入される。
2005.08.17
Jane's Defence Weekly
Expanding assets
<0517-081708>
・E-2 Hawkeye
米海軍は54機の Group 2 型の E-2C を Hawkeye 2000 仕様に更新すると共に、新規に21機の
Hawkeye 2000 を発注し2001年10月に引き渡しが開始されている。
クラタ抑圧性能が向上し捕捉距離を2倍に伸ばす E-2D
の開発は2003年8月に開始され、2007年に初飛行の予定である。
・E-3 Sentry
・737-700 AEW&C
Northrop Grumman社が開発した MESA (Multirole ESA) レーダを搭載する輸出用機で、オーストラリアとトルコから受注している。
707 に EL/M-2075 L-band フェーズドアレイレーダを積むシステムであったが、機体を Gulfstream G550 に代えた EL/W-2085 AEW 機
を提案している。
・A-50E
インド向けに A-50Ehl がある。
・KJ-2000(右図)
イスラエルが中国の AEW&C 機開発計画から撤退後国産レーダを使って開発した AEW&C 機で、非回転レドーム内に
3面の ESA アンテナを収納している。 2機が試作され、2003年11月に初飛行した。
この他に中国は1999年に、Y-8J 輸送機に Thales社製 Searchwater レーダを搭載した機体を少なくとも2機製造し海軍で運用している。
また2005年初めには Y-8 機に Erieye 状にフェーズドアレイレーダを搭載した機体を1機製造し、1月に初飛
行している。
この他にも中国には各種 AEW&C 機計画が報じられている。
・Sea King AEW
2005.07.11
Aviation Week & ST
The Boeing Wedgetail airborne
<0515-071102>
Boeing社は早期警戒統制機 Wedgetail のシステム飛行試験を年末に予定し、現在基本性能及びレーダ性能試
験を実施中である。
Wedgetail機は Boeing 737ー700 をベースとし Northrop Grumman社製 MESA (Multi-role Electronically
Scanned Array) レーダを搭載する AEW&C 機で、707/767 AWACS 機よりも低価格となる。
豪空軍は6機を装備する計画で、2機が2006年に、4機が2008年に納入予定となっている。 また、
トルコも4機を発注している。
2005.07.06
Jane's Defence Weekly
South Korea relaunches its E-X project
<0514-070609>
韓国の E-X 計画が公式に再開され、6月24日に RfP が発簡された。 締め切りは7月14日に仮置きされている
。 機数は明らかにされていないが、かつて2009年と2011年に1機ずつの計2機と報じられたことがあった。
E-X の機体には6時間以上の任務飛行、26,500ft以上の実用上昇限度が求められ、レ
ーダには200nm以上の全周覆域が要求されている。
付帯事項として、現在 F-15K にのみ装備が予定されている Link 16 経由の MIDS
を、500機の作戦用航空機と陸上防空システム用に調達することが含まれている。 計画総額は$2Bとなる。
この計画には Thales社、IAI社、L-3社、Boeing社が提案すると見られる。
2005.05.18
Jane's Defence Weekly
Embraer's new strategy to boost defence share
<0511-051808>
ブラジルの Embraer社は、民間機 ERJ-145 を軸に軍用機販売を拡大し、現在5%であ
る軍用機依存度を10%にまで拡大しようとしている。 特に AEW&C 機の分野に力を入れ、今後10年間で世界需要の三分の
一を獲得しようとしている。 ギリシャ空軍は5月初めに EMB-145SA AEW&C(右図)の最終機となる4番
機を受領した。
ブラジルは現在5機の R-99A AEW&C 機と、3機の R-99B 偵察機を運用しているが、更に15機の需要が見込まれている。
2005.05.16
Aviation Week & ST
What's ahead
<0511-051607>
米陸軍が開発する ACS (Aerial Comon Sensor) 用の ERJ-145 を製造するブラジルの Embraer社は、インドや
メキシコからも ERJ-145 をベースとする軍用哨戒機を受注している。 先月、ミサイル、レーダ警報装置とチャフ、フレア投下装置を搭
載する5機の ERJ-145 をインドに納入した。
更に、ERJ-145をベースとする洋上哨戒機 P-99 を開発中で、メキシコが2機を発注している他、ブラジル軍も
保有する P-95 22機の後継に採用する。
この他、ブラジル空軍の F-5 戦闘機の近代化を受注し、2機の改善型 F-5BR の初飛行が来月予定されている。
2005.05.11
Jane's Defence Weekly
UK to put AWACS at head of net centricity
<0511-051109>
2010年以降に計画されている英空軍 E-3D を改造する計画 Project Eagle は、同機
を NCW (Network-Centric Warfare) のハブとして使用しようとするもので、改造の中心は$500Mをかける
NCCT (Network-Centric Collaborative Targeting) になる。
NCCT により地上における広範囲な情報が E-3D で使用しているディスプレイに表示されるようになる。
英空軍はコソボ、アフガン、イラクにおける検討に7機保有する E-3D を参加させ、陸、海、空の広範囲にわたる作戦調整を実施してい
る。
2005.03.23
Jane's Defence Weekly
Embraer posts fourth quarter results
<0507-032308>
ブラジルの航空機メーカ Embraer社が、2004年4/四半期に、前年同期の$649.1Mを大幅に上回る$953.5Mの売
り上げを記録した。 同社が同期に売り上げた民間機は42機で、前年同期の12機を大幅に上回っている。
軍用機の分野では、2004年の通年で見れば米陸軍の ACS (Aerial Common Sensor: 右図) に採用された
Lockheed Martin社案では機体に、Embraer社製 ETJ-145 機が採用された。
【註:】
Embraer社製の EMB-145H 機は、ギリシャがスウェーデンの Ericsson社に発注していた4機の Erieye/EMB-145H AEW&C
機にも採用されている。
2005.03.23
Jane's Defence Weekly
Wedgetail declared 'a real system flying'
<0507-032306>
豪空軍向け 737 AEW&C 機である Wedgetail が、レーダの全出力送信試験を行い、
干渉が起こらないことを確認した。 Wedgetail は米 FAA の耐空証明も取得し、既にソフトウェアの80%の検証を済ませている。
今後オーストラリアに渡り、同国の施設で2006年8月に試験を実施する。
2005.01.25
Yahoo
朝鮮日報記事
<0504-012501>
韓国軍の E-X が、計画への参入を希望した2社のうち、1社が要求性能を満たせず脱落したため、競争入札を
原則とした計画が原点に戻され、当初2012年に終了する予定だった計画は無期限延期または振り出しに戻すなど
、事業そのものが再検討される。 計画が再行されても1年以上遅れる。
計画への参入を希望したのは、米国のボーイング社 (B-737AEW&C) とイスラエル IAI ELTA (G-550AEW&C) の2社であったが、IAI
ELTA社の機種が要求を満たしていないことが分かったことによる。
問題となったのはレーダー探知距離で、G-550AEW&C は、最大探知距離が200nmとしているものの、その性能
が数回の探索を重ねなければ可能とならず、韓国軍が求める性能を満たしていないとされている。
2004.11.01
Defense News
Boeing, TAI review AEW&C plane
<0502-110103>
トルコ空軍初の AEW&C 機となる B-737 を改造した Peace Eagle に搭載する空地ミッションシステムの事前
設計審査が終了した。
トルコは4機の Peace Eagleと訓練・整備維持器材を Boeing社及びトルコの TAI社に発注しており、2007年及び2008年に各2機を取得す
る計画である。
なお、初号機は米国内で製造するが、3機はトルコで製造される。
2004.10
International Defense Review
Russians release details of Ka-31 airborne ealy-warning helicopter
<0420-100013>
Kamov社が Ka-31 AEW ヘリの詳細を公表した。 Ka-31 は Ka-27,-28 ASW へり、Ka-27PS 捜索救難ヘリ、
Ka-29 攻撃へりなどとファミリの機体に、E801M Oko レーダを装備している。
Oko は D-band パルスドップラレーダで、4列24素子からなる6×1mのパッシブフェーズドアレイアンテナは
、エレベーション上を電子走査しながらアジマスは6rpmで機械的に回転する。 Oko は空対空、空対地、及び
その複合モードを持ち、40個の空地目標の同時追随が可能で、RCS=1.8㎡の航空機を110~115
km、RCS=300㎡の艦艇を水平線限界から捕捉できる。
Ka-31 は既にインドから9機を受注しており、次の輸出先は中国になる模様である
。 更にブラジル、コロンビア、ベネゼーラからの引き合いもある。
2004.09.13
Defense News
Indian Air Force to acquire fleet of mini AWACS
<0421-091302>
インド国防省は今後5年間に3機の AWACS を総額$435Mで国内開発することを明らかにした。
AWACS の機体にはブラジル Embraer社の EMB-145 が候補にあがっており、搭載する各種センサー、警報装置等は Thales や Ericsson
等外国企業の援助を受けて国内開発する。
3機は中国とパキスタン国境で運用することを目的とし、高度35,000ft、滞空時間7時間以上で2m四方の飛翔体
を300kmの距離から発見する。
これとは別に、インドは3月にイスラエル IAI社と、Phalcon AEW システムを搭載する3機の IL-76 AWACS の
購入を決めている。
2004.08.04
Jane's Defence Weekly
Japan flies first Hawkeye 2000
<0415-080409>
日本が、保有する E-2C を E-2C Hawkeye 2000 に改造した1番機が、7月14日に初飛行した。 引き渡しは9月
の予定である。
2004.06.28
Aviation Week & ST
Cotrails
<0413-062812>
米空軍の E-3 AWACS機が日米共同訓練に参加した際、北海道西方の日本海でロシア機と思われる国籍不明機に遭遇した状況を搭乗員が
レポート記事とした内容 (細部略)
2004.06
International Defense Review
Hellenic Air Force AEW&C aircraft program entering crucial test phase
<0411-060017>
ギリシャが1999年7月にスウェーデンの Ericsson社に発注していた4機の Erieye/EMB-145H AEW&C機の
初号機がギリシャに到着した。
EMB-145H はブラジル製の Embraer機に、捕捉距離450kmの Erieyeレーダを搭載した AEW&C機で、ギリシャに
到着後、ブラジルやスウェーデンでは扱えない NATO秘の Link-11,-14,-16 及び IJMS (multifunction infomation distribution system
) などのデータリンク装置、秘匿通信機及び暗号装置、ESM/SIGINT 装置などを取り付ける。
右図は3月31日現在 Ericsson社の工場で仕上げ中の2番機で、尾部(右下図)は ESM/SIGNT
アンテナ用のレドームである。 同機は現在ではギリシャに到着しているはずである。 3,4番機も年内には納入される。
アンテナが6゚傾いている(右図上)のは、同機が低速で哨戒中に機首を6゚上げて飛行するためで、機内の5台のコンソールも全て6゚傾け
て設置されている。
Ericsson社は現在 Erieye/EMB-145H機をマレーシア及び韓国への売り込み中である。
2004.05.31
Defense News
Wedgetail mekes first flight
<0412-053105>
Boeing 737機をベースとした豪空軍の早期警戒管制機 Wedgetail が、5月20日に米
太平洋岸で初飛行した。
Wedgetail は、2000年に豪空軍が4機の737機と AEW&C システム6セットを Boeing社に発注し、最近2機を追加発注している。 同社は
2機を2006年、残り4機を2008年までに納入する。
豪空軍パイロットによる性能確認試験は12月中旬まで行われる。
2004.05.19
Jane's Defence Weekly
Israel reveals Phalcon configuration aboard G550 jet
<0410-051905>
IAI社の子会社である Elta社が、イスラエル空軍向けの CAEW (Compact AEW) 機の完成想像図を公表した。
初号機の引き渡しは2005年前半になる。
CAEW機の中心となるのは Elta社製の Phalcon AEW システムで、機体の左右に取り付けられたバルジに、1基
ずつの固定アンテナが搭載される。 Phalcon システムは ELINT、COMINT の機能も持つ。
Gulfstream社は4機の G550 ビジネスジェット機を受注しているが、CAEW に使われるのはそのうちの2機で、
残りの2機は米国の JSTARS や英国の ASTOR の様な、レーダ偵
察機になる模様である。
この他に2002年4月には、Elta社製 EL/I-3001 SIGINT システムを搭載する Gulfstream Ⅴ
3機も発注されている。
2004.04.19
Aviation Week & ST
India's big AWACS plans
<0408-041904>
インド国防省は中断していた AWCS 開発計画を再開し、イスラエルから Phalcon AEW&C システムを導入する。
同国の Mini-AWACS計画は、1999年に Avro-748機の墜落により中断していたが、今回レーダーシステムを IAI社から導入することを決
め、2ヶ月以内にに契約手続きが行われる。
搭載機種は Il-76 となる公算が高い。
2004.04
International Defense Review
Indian MoD signs for Phalcon AEW
<0408-040005>
インド国防省が3月5日にイスラエル IAI社と、Phalcon AEW システムを搭載する Il-76 AEW
機3機の契約を$1.1Bで行った。
IAI社はロシアとウズベキスタンから Il-76機を購入し、エンジンを新品に交換した後に Palconシステムを搭載する。 1番機の納入
は2006年9月になる。
Il-76 AEW機は EL/M-2075 D-band レーダ、EL/L-8313 ELINT/ESM 装置、EL/K-7031 COMINT 装置を搭載する。
アンテナは3面固定型で、胴体及び主翼の上に取り付けられる。
2004.03.31
Jane's Defnece Weekly
Australia looks at AEW&C option
<0407-033101>
Boeing 737 に MESA (Multirole Electronically Scanned Array) レーダを搭載した豪空軍の AEW&C機 Wedgetail
が3月20日にロールアウトした。
初飛行は5月に予定され、最初の2機の引き渡しは2006年11月、IOC は2008年中頃になる。
豪空軍は既に組立中の4機に加えて2機を追加することを検討しており、これにより豪空軍が装備する JSF
がステルス性を生かすためセンサの電源を切って行動することができるようになる。
2004.03.10
Jane's Defence Weekly
Israel clears Phalcon sale to Indian Air Force
<0406-031001>
イスラエルの IAI社とインド国防省は、3月5日に3基の Phalcon AEW システムの売買契約に署名した。 契約
額は$1.1Bで、これはイスラエルにとって過去最大の武器輸出契約となる。
搭載機となるのは中古の Il-76 で、ロシアでエンジンを換装したのちにイスラエルに送られ Phalcon が組み
込まれる。 初号機の引き渡しは2006年9月に予定されている。
2004.03.08
Defense News
Indo-Israeli Phalcon deal is approved
<0408-030808>
インド国防省はイスラエル IAI社の Phalcon AWACS を3機購入することを決め、契約調印を行った。
契約額は$1.1Bで、搭載機には Il-76 を予定し、初号機は44ヶ月後、2号機は54ヶ月、3号機は59ヶ月後の納入
となっている。
2004.03.08
Defense News
Three to vie for $2B S.Korean E-X deal
<0408-030807>
韓国は総額$2Bを投じて4機の AWACS機を装備する。 E-X計画に関する RFP の発簡は3月10日に予定され、機
種選定は12月中に行われる。
参加企業は Boeing、IAI 及び L-3 Communication の3社で、韓国が希望した Thales社は不参加を表明した。
国防省は AWACS機製造のワークシェアーの内30%を国内企業に割り当てることを条件としている。
2004.02.18
Jane's Defence Weekly
Seoul's AEW&C buy will reduce reliance on US
<0404-021807>
韓国が2002年に財政上の理由から中断していた E-X 計画を、2月4日に再行すると発表したのは、米国が世界規模の軍再編を計画してい
る中で、米空軍の AWACS への依存から脱却しようとしているためと見られている。
E-X に求められている性能は、6時間以上の哨戒能力、300kt以上の速度、26,500ft以上の実用上昇限度、200nm以上の監視能力である。
韓国は4機の E-X を装備する計画で、1番機を2009年、2番機を2011年に取得したい
としている。 RFP は3月に発簡され、6~7月に提案
を受けて11月には機種決定する。
計画には以下の各社が提案すると見られている。
・Thales社 : A320-200 案
・L3-Comm社 : A321-200 案
・IAI/Elta社 : Il-76 or Gulfstream G-550案
・Boeing社 : B737-700案
E-X の装備は、作戦機や陸上の防空システムと連接するため、MIDS/Link 16 の導入
を伴うことになる。
2004.02.11
Jane's Defence Weekly
Seoul launches AEW&C buy
<0404-021103>
韓国が2月4日に、AEW&C 機4機を$1.72Bで導入すると発表した。 これにより韓国は、沖縄を基地にする
米空軍の AWACS に依存している現在の状態から脱却できる。
各社の提案は6~7月までに提出される。 この計画には以下の各機種が候補にあがっている。
・Airbus A320-200(Thales社)
・Airbus A321-200(L3-Com社)
・Gulfstream G550 及び Ilyushin Il-76(IAI社)
・B737-700(Boeing社)
搭載レーダには Northrop Grumman社製 AN/APS-145-Plus 及び IAI Elta社の Phalcon
が考えられる。
2003.08.13
Jane's Defence Weekly
Northrop gets Advanced Hawkeye work
Northrop Grumman社が$1.9Bで E-2C Advanced Hawkeye の SDD を受注した。 この SDD で
2機の試作機が製造される。
一方、Lockheed Martin社は、AN/APS-145 に代わるレーダを2010年までに開発する契約を$413.5Mで受注した
。
2003.04.30
Jane's Defence Weekly
Turks clear early-warning aircraft project for launch
トルコ首相が4月20日に、6機の Boeing 737 AEW&C (Airbone Early-Warning and Control)
機調達を承認した。
これは、ギリシャに対抗するための処置である。
2003.04
International Defense Review
Boeing aims to build on Wedgetail success
Boeing社は、開発中の 737-700 重量増加型機を AEW&C機とする Wedgetail (右図)の、
今後10年間の需要を30機と見ており、その中にはトルコ、オーストラリアの他に、伊、韓、UAE、スペイン、マレーシア及び日本が含まれ
ている。
Wedgetail は機体外部に合計87基のアンテナを装備する。 そのうち、背鰭のようなアンテナは Northrop
Grumman社製の MESA (Multirole Electronically Scanned Array) で、IFF 機能付きの L-
band パルス/パルスドップラレーダを構成している。
MESA は、2面の側面 electronic manifold array と、2,000個のモノポールからなる 'top-hat' end-fire array で構成されている。
MESA は既に Northop Grumman社で完成しており、9月に Boeing社に引き渡される予定である。
Wedgetail の初飛行は2004年に予定され、2006年11月には最初の2機が引き渡される
。
2002.06.24
Aviation Week & ST
New AWACS, intel aircraft take shape
イスラエルの新 AWACS 機がパレスチナに 50トン の武器を運ぶトンガ船籍の Karine A を 325mi の
距離から追随監視していたことが明らかにされた。
この AWACS 機は Boeing 737 を用いた試験機で、イスラエルは2003年までに 3機を導入する計画を持っている。
更に同国は 6機の AWACS バージョンの Gulfstream-V を購入する模様で、この機には IAI 社の Phalcon レ
ーダー及び通信航空機器システムを塔載する計画。 なお、この内 4機を輸出し、2機を空軍に装備する予定。
この他の計画として、近い将来 AAM と SAM から自己防御可能な航続距離の長い、長時間滞空の UAV Heron を装備
することが明らかになった。
2002.04.29
Aviation Week & ST
ISR design begins tests
米空軍が開発中の次世代大型情報収集/指揮統制機 (MC2AーISR) の試験機が、概念設計から1年を待たず、4月18日に
初飛行試験を行った。 試験機には Boeing 707機が使用され、8月まで各種性能確認試験を行う。
MC2AーISR 機は最終的に Boeing 767 をベースに開発され、RC-135 Rivet Joint、Joint-STARS 及びE-3 AWACS
の後継となる。
2002.04.10
Jane's Defence Weekly
US Navy gets third E-2C Hawkeye 2000
米海軍は、E-2C Hawkeye 2000 3番機の引き渡しを受けた。 海軍は更に18機のを発注し
ており、2004年までに引き渡される。
日本とエジプトも、保有する E-2C を Hawkeye 2000 の改装を実施中である。
2002.01.16
Jane's Defence Weekly
Hawkeye radar upgrade gets the green light
米海軍は、2003年予定の E-2C Hawkeye RMP (Radar Modernization Program) の SDD (System
Development and Demonstration) 開始に先立ち、Northrop Grumman社と $49M の事前技術検討契約を結んだ。
E-2C Hawkeye RMP は、現有の Hawkeye 2000 を改良して Advanced Hawkeye とする計画の一環で、
Advanced Hawkeye は2008年配備、2010年運用開始を目指すものである。
Hawkeye RMP では、現有の APS-145 に代えて、半導体高出力送信機、広帯域デジタル受信機で構成される
電子走査回転アンテナ方式の UHF レーダが取り付けられる。
Advanced Hawkeye には、この他に CEC が取り付けられ、更に IRST によ
り弾道弾の捕捉を行う。
2001.12.26
Inside Missile Defense
First CEC-equipped E-2Cs set to deploy with Nimitz carrier
米海軍は Nimitz 艦隊群に CEC 装置搭載の E-2C 飛行隊を初めて配置した。
これは、CEC (Cooparative Engagement Capability) の艦船による運用評価が終了し、次いで航空
機との連接試験を行うためである。
8月から実施中の E-2C 搭載用 CEC 装置の試験は今月中に終了する見込みで、引き続き E-2C による連接試験
が開始される。
2001.11.26
Aviation Week & ST
AWACS crews provide 'Gods-Eye' view
2001.11.14
Jane's Defence Weekly
USAF to upgrade AWACS radar
米空軍は、$70.1M で9機の AWACS のレーダを改良する契約を結んだ。
この改修は AWACS Radar System Improvement Program Follow-Up Production Program の一環で、整備
性の工場に関する改良が含まれている。
2001.08
International Defence Review
Enhanced E-3 AWACS enters US Air Force service
米空軍は6月から RSIP (Radar System Improvement Program) による機能向上型 E-3
AWACS を就役させている。
Boeing 社による AWACS の改修は現在まで 7機が終了し、残りの 33機は2005年までに全て完了する。
なお、NATO 及び英空軍の E-3 は昨年に RSIP の改修を終えている。
2001.08.08
Jane's Defnce Weekly
NATO AWACS modernisation award
米空軍は Boeing社と NATO が装備する17機の AWACS を改良する契約を $29M で FMS により行った。
AWACS の改良計画ではコンピュータ、ディスプレー、通信装置、航法装置、識別装置の更新が行われ、2002年の 7月に完了する。
2001.06.04
Aviation Week & ST
Air-to-air monitoring urged for Global Hawk
DoD は、Global Hawk に地上監視や通信情報能力に加え、対航空機及びミサイル等の
空中監視任務をもたせることを検討している。
DSB (Defence Science Board) は現在、AWACS や Joint Stars の補足として Global Hawk を運用する
ことを検討しており、北鮮やイラク国境での戦闘機や巡航ミサイル発射等の監視任務の他、国内での対ドラッグ監視にも使用する考え
を明らかにした。
Global Hawk に搭載するアクテイブ電子スキャンアレイレーダーは開発中で、高度 60,000ftを飛行、RCS 3㎡ の
目標を 90度スキャンセクターで 230㎞ の範囲で捜索し、同時 10目標を追随、10秒毎に情報を更新する。
2001.05.16
Jane's Defence Weekly
NORAD eyes high-altitude airships for surveillance
NORAD (北米防空司令部) は北アメリカ周辺の監視と、低空から進入する巡航ミサイル
等に対する早期警戒用に、高々度飛行船の運用を検討している。
NORAD は5年間にわたる計画を進めており、$65M の予算で2002年から 2機の飛行船で試験を開始、2004年に初飛行を行う予定。
この飛行船はヘリウムを充填、全長152m、搭載重量2,040kg、65kWの電源を持ち、高度
70,000~80,000ftで1年間の継続飛行が可能とされ、1機で 400nmを監視、12機で北米全域をカバーす
ることが出来る。
2001.04.23
Inside the Navy
Navy wants to counter cruise missiles 200 miles away from ships
海軍は 2001年 QDR (Quadrenial Defence Review) で 200マイル以上の射程で対艦攻撃
用巡航ミサイルに対処できる艦対空ミサイルの開発と早期警戒機 E-2C の改善を強力に推進する意向を示している。
海軍では追加予算が認められれば、E-2C 用 RMP (Radar Modernization Program) に $2.5B、Standard Missile の改善及び製造に
$1B を充当して、2010~2012年には装備化したいとしている。
これらの導入と現在開発中の CEC により、艦隊の運用概念は大きく変化し巡航ミサイルの他、弾道ミサイル対処も新たな役割に加
えることが可能となる。
海軍はこれ以外に総額 $10B にのぼる研究開発、改善リストをあげている。
2001.04
International Defense Review
GINS improves AWACS accuracy
Boeing社は米空軍との間で、仏空軍 E-3F への GINS (Global Positioning Inertial Navigation System) 搭載を
含む改造の契約を受注した。
この契約では他に、民間航空機の飛行高度指定の細分化に対応した高度分解能の向上も含まれている。
2000.09.21
Inside the Pentagon
Navy officials want CEC on all E-2C Hawkeyes
海軍当局は、全ての E-2C Hawkeye に CEC (Cooperative Engagement Capability) を導入する計画であったが、
DoD の2002年度計画提案書では、予算上の制約から大幅に削減されため対応を模索している。
2000.09.18
Inside the Navy
Cuts to E-2C Hawkeye CEC upgrades having impact on Navy's plans
海軍当局は、艦隊ミサイル防衛の要となる E-2C への CEC (Cooperative Engagement Capability) 導入計画が
削減されたことに衝撃を受け、対応を模索している。
CEC は、新たに装備する Hawk Eye 2000 に付加されるが、海軍は保有する全ての Hawk Eye に導入する計画であった。
1999.11.24
Jane's Defence Weekly
Israel urging China to buy more AEW systems