Maxar社が10月1日と2日にXAC社の(註:西安の)閻良飛行場を撮影した衛星画像にKJ-600艦載AEW機の試作2号機が写っていた。 (Yahoo) (Yahoo)
「中国が新型早期警戒機の開発進める・・海外メディアの憶測に『米国を数十年リードせよ』『また大風呂敷だ!』―中国ネット」
閻良航空基地(註:西安市)に駐機している中国の艦載 AEW&C JZY-01。
「中国早期警戒機 Y8 沖縄本島-宮古島間の公海上を通過」
「空中管制機を3機に増強か=中国軍、北朝鮮国境を警戒」
成都空港で撮影されたパキスタン空軍の Y8 ZDK-03 AEW 機の写真
KJ-200 AEW&C の最新の画像で、コックピット上に新型アンテナが取り付けられている点が注目される。
中国空軍の第26特務航空師団隷下第76早期警戒飛行連隊に所属する KL-200及び
KL-2000AEW&C 機の写真。
「墜落は国産 AWACS か、中・・・」
Project No.1 以外の各型はまだ開発中であるが、2004年には部隊配備/運用が可能になる。
2023.02.22
Jane's Defence Weekly
China assesses improved KJ-200 special mission aircraft
<2304-022202>
中国のメディアで1月に、灰色に塗装された中国SAIC社のKJ-200 AEW&C機の新型が公表された。
黄色のプライマで塗装されたKJ-200の試作機は2017年12月にXian Yanliang航空基地の衛星画像で確認されていたが、2022年2月に公表されたのはKJ-200Bと名付けられていた。
KJ-200はSAIC社のKJ-500やXAC社のKJ-2000の出現でその地位を奪われていたが、台湾国防部の観測によると従来のKJ-200Aは地上レーダの死角となる低高度を飛行する目標の捕捉に特化したAEW機になると見られる。
KJ-200Bには新たに、自衛用のEO/IR装置、衛星通信装置、SAR/GMTIレーダ、ESM/ELINT装置などが追加装備されている。
2022.01.26
Jane's Defence Weekly
China continues development of Y-20B, KJ-600 aircraft
<2205-012611>
2021年11月下旬に撮影された衛星画像から、XAC社が国産のWS-20高バイパスターボファンエンジンを搭載したY-20BとKJ-600艦載AEW機の開発を進めていることが分かった。
1月12日に公表された衛星画像では少なくとも4機のY-20Bと、緑色に塗装されたKJ-600 3機が写っていた。 既に塗装を終えている1機が確認されていることからKJ-600は4機存在することになる。
Y-20Bには空中給油ポッドが確認されており、既に公表されているY-20U空中給油機はPLA海軍が使用すると見られる。
2021.11.10
Jane's Defence Weekly
China progresses development of KJ-600 and Y-20B aircraft
<2201-111010>
10月2日に撮影された商用衛星画像の分析からKJ-600艦載AEW&C機とWS20高パイパスエンジンを搭載したY-20であるY-20Bの開発が進展していることが分かった。 KJ-600とY-20Bの初飛行はそれぞれ2020年8月と11月に行われている。
Type 003空母に搭載されると見られるKJ-600は機械走査と電子走査を組み合わせたKLC-7 D-band(註:1GHz~2GHz)レーダを搭載している。
2021.10.13
Jane's Defence Weekly
XAC builds second KJ-600 carrier-capable prototype
<2112-101302>
2020年6月24日には緑色のプライマーで塗装された試作1号機が写っていた。
2021.07.21
Jane's Defence Weekly
More indications emerge of Y-20 AEW&C variant
<2109-072103>
中国Global Timesが7月5日、Y-9輸送機を元に開発したKJ-500 AEW&Cの設計副主任がセミナで行った講演で、中国にはより小型及びより大型のAEW&C機が必要であると述べたと報じたことから、Y-20のAEW&C型が一段と現実味を帯びてきた。
Y-20の主任設計士は2019年3月に、2016年に就役したMTOW 220tのY-20には各種の型があると述べており、既に空中給油機型のY-20Uの存在が明らかになっている。
2021.02.24
共同通信
新早期警戒機テスト飛行 中国、次期空母に搭載か
<2103-022401>
環球時報が23日、中国がKJ-600艦載AEW&Cの試験飛行に成功したと報じた。 国営CCTVの報道として、1月27日に陝西省西安で飛行したという。 中国軍の専門家はカタパルトを備えた空母に搭載されるとの見通しを示した。
中国は空母艦載機として使用するAEW&C機を開発しているといわれていたが、国営メディアが報じたのは初めてとみられる。
2020.11.25
Jane's Defence Weekly
Imagery suggests KJ-500A aircraft is in PLAAF service
<2101-112504>
中国のWeb SiteであるWeiboに11月13日に、PLA空軍の空中給油プローブを装備したKJ-500 AEW&C機の画像が掲載された。 この機体は現在就役しているKJ-500Aと呼ばれている機の派生型と見られる。
AEW&C機は蘇南碩放を基地とする第26特別師団第76 C&C航空連隊に所属する。
2020.09.23
Jane's Defence Weekly
Image suggests KJ-500 variant with IFR still in tests
<2011-092308>
中国人民解放軍のウェブサイトChina Military Onlineが9月3日、海南島陵水の海軍航空隊基地に駐機した空中給油用のプローブを装備したKJ-500 AEW&Cの画像を公開した。 この画像で黄色く塗装されたKJ-500はKQ-200 ASWの手前に写っている。
プローブを装備したKJ-500は2018年4月に2機が西安阎良区 (Xian-Yanliang) の飛行場で確認されており、このうちの1機が今年の7月15日から8月28日の間に陵水に移動したと見られる。
2020.09.14
時事通信
年末にも新空母進水 電磁カタパルト搭載観測 中国報道
<2010-091402>
環球時報が軍事専門家の分析などを基に14日、中国が建造中の3隻目の空母が年末か来年初めに進水する可能性があると報じた。
3隻目はカタパルトの搭載により、開発中のKJ-600 AEW&C機が搭載されるかどうか注目されている。 また電磁カタパルトが初めて導入されるという見方が出ている。
2020.09.09
Jane's Defence Weekly
Imagery shows first KJ-600 AEW prototype aircraft at China's Xian-Yankiang airfield
<2011-090915>
民間衛星が6月24日に撮影した画像から、西安飛機工業公司 (XAC) が初めての艦載AEWの組み立てを完了した模様である。
このAEW機はKJ-600と呼ばれ、ロトドームにはKLC-7 AESAレーダが収納されていると見られる。
KJ-600はカタパルト発進/拘束索着艦 (CATOBAR) であることから、使用はType 003空母に限定される。
【註】
KJ-600はかねてから「中国版E-2 HawkeyeであるJZY-01 」と呼ばれていた。
2020.08.12
Jane's Defence Weekly
New image emerge of Shanxi KJ-200B EW-capable special mission aircraft
<2010-081212>
6月中旬に公開された中国のKJ-200B AEW&C機の詳細な画像から、同機が電子戦 (EW) 機能も持つことが明らかになった。
Y-8輸送機にSaab社製Erieyeと似た固定のリニアアレイアンテナを搭載したKJ-200Aの改良型であるKJ-200Bは2017年12月の衛星画像で存在が確認されていた。
KJ-200BはKJ-200A同様に機首に前方監視用レドームを持つほか、側面にESM/ELINT用と見られるのアンテナを搭載している。 これらのアンテナはY-9DZ (Y-8GX-12) EW機と共通と思われる。
2017.02.20
Aviation Week & ST
Signaling intent
<1705-022005>
このAEW機は外観がHaweyeとよく似た双発機で、全長が約18mとHawkeyeの17.5mとほぼ同じである。
2017.02.08
Jane's Defence Weekly
Images reveal full-size model of Chinese carrier-borne AEW&C aircraft
<1704-020808>
中国Weiboに1月26日、空母の地上モックアップにE-2に似たAEW&C機の実大モックアップ
が置かれている画像がアップされた。
2017.01.31
China Defense
Photos of the day: JZY-01 (Chinese E-2 Hawkeye) mock up found a new home.
<1702-013105>
中国海軍の乗組員訓練や電磁干渉試験などを行っている武漢通信技術大学で撮影された、中国版E-2 HawkeyeであるJZY-01
(右図上)の画像(右図下)である。
【註】
空母にはAEW機の搭載が必須であることから、JZY-01の存在は注目される。
2016.03.23
Jane's Defence Weekly
PLAAF claims China's KJ-500 AEW&C aircraft is an 'indigenous' design
<1605-032310>
Y-9輸送機を元にした中国のKJ-500 AEW&C機は、レーダを含め全て国産であるという。
レーダはCETC社が開発した。
Il-76を元にしたAEW&C機KJ-2000では、ロシアがA-50 Mainstay AEW&C機に搭載しているVega設計局製Shmel-Mレーダを元にしたK/LLQF01レーダ
を搭載していた。
2015.08.07
China Defense
Photo of the day: Z-18J AEW helicopter onboard of Liaoning
<1509-080704>
(この記事は写真のみであるが、2009年10月19日の "Z-8 AEW Helicopter Unveiled" と題する記事を再掲載している。)
【註】
この記事にある Z-18J AEW ヘリの写真は、2009年10月の記事にある Z-8 AEW の写真と同じと見られることから、Z-8 AEW は Z-18J と命名されたと思われる。
空母はこの様な攻撃を早期に探知する必要があるため、艦載 AEW機の保有が空母保有の重要な要件になる。
2015.04.01
Jane's Defence Weekly
China's KJ-500 AEW&C platform 'enter service'
<1505-040112>
中国のウェブサイトの画像から、KJ-500 AEW&C 機の部隊配備が開始されている模様であ
る。 KJ-500 は Y-9 輸送機を元にした AEW&C 機で、2013年初期に初めて画像が公表されていた。
KJ-500 は三面のレーダを搭載していて、2013年1月には、同時追随目標数60~100、探知距離470kmと、Il-76 の AEW&C型
である KJ-2000 と同等の能力を持つと報じられていた。
KJ-500 は明らかに、Saab社製 Erieye と似た棒状アレイアンテナを持つ KJ-200 を凌ぐと見られる。
2015.03.18
Jane's Defense Weekly
PAF AEW&C squadron stands up with KE-03
<1504-031813>
パキスタン空軍が2月26日、1号機を受領した3年後に KE-03 AEW&C機の
飛行隊を発足させた。
KE-03 は Y-8WG 輸送機を元にした AEW&C機で、中国軍では ZDK-03 と呼んでいる。
2015.03.07
Yahoo
FOCUS-ASIA 記事
<1504-030703>
湖北衛星 TV が5日、中国が新型 AEW&C KJ-3000 を開発中であるとの推測が国外メディアから出ていることを報じた。
KJ-3000(右図)は世界の AEW&C機で初めてデジタルアレイレーダ技術を採用している。、この技術は重量や体積で大きな制限のある航空機への搭載
に適しており、小型飛行機で大きな威力を発揮する。
同機は先進レーダ技術を採用していることから、中国の第三世代 AEW&C機に位置づけられるとともに、反ステルス能力も持っているとされる。
【註】
この記事で言う「ディジタルアレイレーダ」とは何を意味するのかは不明である。 現存する AESA レーダのビーム形成及び走査は、すべてディ
ジタル方式である。
ただディジタルアレイレーダが、アレイレーダかつディジタルレーダであれば興味深い。 ただディジタルレーダを実現するためには、どこの国も実現していないようなマイク
ロ波対応の高速ディジタル素子の開発が不可欠で、中国にそれができるとは考えにくい。
2014.09.09
Chinese Military Review
Chinese KJ-500 Airborne Early Warning and Control System (AEW&C) aircraft
<1410-090910>
中国の KJ-500 AEW&C は、パキスタン空軍向けの ZDK-03 AEW&C と同様に
Y-9 輸送機を元にしているが、レーダは新世代の三面固定型 AESA レーダを装備している。
2014.08.26
Chinese Military Review
Chinese JZY-01 shipborne airborne early warning and control (AEW&C)
<1409-082603>
2013.11.07
Chinese Military Review
Chinese KJ-500 airborne early warning and control system (AEW&C)
<1312-110701>
2013.11.06
Defense News
First showing: KJ500 AWACS prototype
<1312-110606>
中国空軍と海軍航空隊が KJ-200 Blance Beam AEW&C 11機を装備したのに続き、中国軍がロトドー
ムアンテナを搭載した AEW&C機 KJ-500 を導入しようとしている。
【註】
この記事で KJ-500 と呼んでいる機体は、写真からするとパキスタンへ輸出した ZDK-03 と同じように見える。
2013.07.31
Jane's Defence Weekly
Chinese Y-8 breaks out of first island chain
<1309-073105>
中国海軍の Y-8J が7月24日、沖縄本島と石垣島の間を通過した。 Y-8J は Thales UK社製の
Skymaster X-band 洋上監視/AEW レーダを搭載した哨戒機で、1998年9月に初飛行したとされている。
2013.07.24
Yahoo
毎日新聞記事
<1308-072401>
小野寺防衛相が24日、中国軍の Y-8 AEW 機1機が同日午前から午後にかけ、東シナ海から沖縄本島~宮古島の間の公海
上を飛行して太平洋に通過したと発表した。
2島は中国が軍事的防衛ラインの一つとしている第一列島線にあたり、中国軍機が第一列島線を通過したのを確認したのは初
めてで、Y-8 は東シナ海上空から第一列島線を抜けて太平洋上の沖縄本島の南東700km付近で旋回し、同じルートで東シナ海へ戻った。 防衛省は異例の事態とみて
警戒を強めている。
【註】
沖縄本島~宮古島の間を通過したのは、Y8J Skymaster AEW 機と思われる。
中国はこの他にも Y-8 を元にした AEW&C 機を保有している。
板状アンテナを持つ KJ-200 は Il-76 を改造した KJ-2000 と共に中国軍の主力 AEW&C 機と思われる。
ロトドームアンテナを搭載した ZDK-03 はパキスタンへ輸出されている。
2013.03.27
Jane's Defence Weekly
Chian joins top five list of arms exporters
<1305-032710>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) によると、世界の武器輸出の75%を、米、露、独
、仏、中の5ヶ国が占めている。
特に中国の武器輸出拡大が顕著で、2003~2007年に比べて2008~2012年は輸出が162%増え、2%であった世界の武器輸出に
占める割合が5%に向上した。
輸出先はパキスタンが大部分を占めていたが、近年では輸出先を広げている。 (右図はパキスタンへ輸出された ZDK-03
AEW&C機)
2013.02.03
China Defense
Photo of the day: PLAN-AF's six Y-8GX5 (KJ-200) AEW&C
<1303-020304>
中国人民解放軍海軍航空隊 (PLAN-AF) 第2特務師団第4連隊は、昨年時点で Y-8GX5
(KJ-200) AEW&C機を3機保有していたが、この写真から現在では6機を保有していると見られる。
2012.07.27
China Defense
Photos of the day: JZY-01 test platfrom close up
<1208-072702>
E-2 Hawkeye によく似た AEW&C 機 JZY-01 で、Y-7 輸送機を元にしている。
2011.12.20
Yahoo
時事通信記事
<1201-122005>
香港に本部を置く中国人権民主化運動情報センタが20日、金正日総書記の死去が発表された後、中国人民解放軍が北朝鮮との国境で活動する「運 8
」AEW&C を1機から3機に増強し、北朝鮮軍の動きに関する情報収集を開始したと伝えた。
運-8 は吉林省四平に配備されて中朝国境沿いに飛行し、平壌を含む半径450kmの範囲で飛び交う電子情報を収集し、北朝鮮軍の部隊移動やミサイル発射
の動きを監視するとともに、韓国や米国の軍用機や軍艦の活動も偵察しているという。
【註】
この記事で「運 8」としているのは Y-8 輸送機(運輸 8/An-12) のようで、Y-8 を元にした AEW&C には KJ-200(右図上)や Y-8 AEW(右図下)などが報じられている。
また Y-8 を元にした ELINT 等の電子偵察機には Y-8CB(運輸 8CB/高新1号)電子戦/情報収集機が報じられている。
2011.11.28
China Defense
China Air Force's own Y-8 ZDK-03 AEW bird
<1112-112803>
2011.08.29
Aviation Week & ST
Paciffic projections
<1110-082920>
・KJ-200/b> AEW&C
・KJ-2000 AEW&C
・WJ-600 UAV
・Yaogan-9A/-B/-C 衛星
2011.08.19
China Defense
PLAN Gets Serious About Airborne Early Warning
<1109-081901>
ロシアが2010年11月に、中国海軍に Ka-31 AEW ヘリを売却したことを明らかにしたが、空母 Varyag が公試運転を行う直前には国産
の Z-8 AEW ヘリの離着艦試験を行っている
これら三種類の AEW 機が空母 Varyag と搭載される J-15 の作戦を支援できる。
【註】
空母搭載用固定翼 AEW 機としては、Y-8 より小型の Y-7 輸送機を元にしたと思われる E-2 Hawekeye とよく似た形状をした AEW&C 機が報告されている。
2011.06
International Defence Review
Early warning: China and India pursue AEW&C technology crossover projects
<1107-060028>
KJ-200 同様に Y-8 輸送機を使用した AEW&C 機で、KJ-200 と異なりロトドームを持つ。
・EMB-145 AEW&C(インド)
2011.05.25
Jane's Defence Weekly
Images indicate new Chinese AEW&C aircraft
<1107-052502>
インターネットに流れた画像から、中国海軍航空部隊が Y-7 輸送機を元にしたと思われる
AEW&C 機を配備していることが明らかになった。 この画像は Y-7 に特徴的な下反角のついた翼で、皿形のアンテナや、
4枚の垂直尾翼を持つなど、E-2 Hawekeye とよく似た形状をしている。
この AEW&C 機はカタパルトを持たない Varyag に搭載されることはないであろうが、今後出現するカタパルトを有する中国国産空母には装
備されると思われる。
2011.05.05
China Defense
Chinese Hawkeye AWAC?
<1106-050502>
中国の BBS が、西安から送られた AEW&C機と見られる写真を報じた。
この写真は米国の E-2 Hawk Eye に似ており、空母搭載の AEW&C機の可能性がある。
2011.04.06
China Defense
Z-8 AEW Helicopter in PLAN color
<1105-040601>
昨年10月に、中国海軍の Z-8 AEW 計画を報じた【0911-101902
(China Defense 2010.10.19)】が、今回の写真で機体が中国海軍の塗装になっていることから、計画は新たな段階に進展したと見られる。
2011.04.02
China Defense
The KJ-2000 prototype '762' re-appeared
<1105-040201>
ここ2~3年、全く報じられなくなっていた中国の AEW&C機 KJ-2000 の機体番号 '762' 機が再び姿を現した。
中国は1997年5月に、ロシア及びイスラエルと、IAI社の Phantom レーダを A-50I に搭載す
る AEW&C 1機及びオプション3機の契約を結び、A-50I の一号機が1999年10月25日に引き渡されたが、これを台湾への脅威と見たクリントン政権の反対で 2000年7月にIAI社
はこの契約を破棄し、搭載電子機器を取り外した A-50I が2002年にロシア経由で中国に返還された。
このため中国は、Phantom に似た Type-88 AESA レーダを国内開発し、3基が A-50I に
搭載された。
2010.12.08
China Defense
Two Kamov Ka-31 naval airborne early warning helicopters spotted
<1101-120801>
中国海軍の Ka-31 AEW ヘリ2機が目撃された。 この機は識別番号から、Ka-27 を装備している海軍独立第4航空連隊に所属すると見られる。
2010.11.24
Jane' Defence Weekly
China hands over first ZDK-03 AEW&C aircraft to Pakistan
<1101-112407>
パキスタンが中国に発注していた4機の ZDK-03 AEW&C の一号機
が11月13日に漢中でロールアウトし、既にパキスタンに引き渡されている。
これとは別にパキスタンはスウェーデンに、Ericson社製 PS-890 Erieye レーダを搭載した Saab 2000 AEW&C も
4機発注している。
2010.10.29
China Defense Blog
Newly constructed KJ-200 AWAC spotted
<1011-102904>
2009.07.27
China Defense Blog
PLAAF 26th Specialized Division preparing for the big Oct 1st national day parade
<0908-072701>
2009.05.29
China Defense Blog
KJL-200 and KJL-2000, oh my.
<0906-052904>
金州(註:大連近郊)を基地とする中国空軍の AWACS や ELINT 機が全て北東に向け発進した。 理由は分からない。
(以降、北朝鮮の核問題に関する海外記事を引用)
図は KJL-200
2009.01.21
Jane's Defence Weekly
Pakistan still plans to buy Erieye aircraft
<0903-012105>
パキスタンが 中国から4機の AEW&C 機を購入することに12月に合意したが、当局者が Saab
2000 Erieye の購入も継続することを明らかにした。 パキスタン当局者は、Erieye は中国の AEW&C 機より進んでいると説明している。
2008.02.22
朝鮮日報
中国も早期警戒管制機生産・・・
<0803-022202>
中国が KJ-2000(空警-2000)AEW&C 機の量産に入った。 欧米の軍情報当局が把握している情報によれば、KJ-2000
は IL-76 にフェーズドアレイレーダを搭載しており、レドームは固定式で全方位を電子走査する。 中国は搭載され
たレーダを独自開発したとしているが、西側の軍情報当局はイスラエル Elta社の Falcon が元になっているとみている。
KJ-2000 は400km以内の60~100目標を同時に追随で、山東省の基地から発進すれば、1機で朝鮮半島の大半を監視することが可能である。
中国は KJ-200(空警-200)と呼ばれる AEW&C 機も開発している。
2006.11.29
Jane's Defence Weekly
Pakistan, China to work together on AWACS
<0624-112902>
中国が11月24日にパキスタンと、AWACS の共同開発を行うことで合意した。 事業は2007年に開始され、パキ
スタンの Aeronautical社と、搭載レーダを担当する中国の南京航空電子社が協同する。
パキスタンは5月に Ericsson社と、8~9機の SAAB-2000 AWACS を$1.2B購入する決定をしており、引き渡しは
2009年に開始される。 AWACS レーダの分野で中国は米、イスラエル、スウェーデンに比して後れている。
2006.11.27
Defense News
Pakistan-China AWACS deal
<0703-112702>
パキスタンは11月24日、中国首相が来訪した際、AWACS の共同開発を含む軍用機の共同開
発製造に関する MoU を締結した。
パキスタンは5月に、総額$1Bでスウェーデン Saab社から AWACS を購入する計画を承認している。
2006.10.25
Jane's Defence Weekly
China speeds production of AEW&C aircraft
<0622-102501>
陝西航空機社 (SAC: Shaanxi Aircraft Company) が間もなく KJ-200 の三番機を完成させる。 KJ-200 は
An-12 の中国製である Y-8 輸送機を AEW&C 機にしたもので、二番機が6月に墜落し主要な技術者が死亡した。
KJ-200 は Il-76 にロトドームを取り付けた KJ-2000 と2~3機がネットワーク化して運用される。
【註:】
2006.06.06 に報じられた共同通信の記事では事故機を KJ-2000 としているが、こ
れは KJ-200 の誤りであるようだ。
2006.06.06
Yahoo
共同通信記事
<0612-060602>
新華社が輸送機の墜落事故と伝えていた安徽省で3日に軍用機が墜落した事故は、空中警戒管制機 KJ-2000
だった可能性が高まっていると中国系香港紙などが6日までに伝えた。
同機に搭乗していて死亡した40人の大半は電子部門担当の専門家だった可能性があり、建軍以来最悪の空軍
事故との見方も出ている。
2006.05.24
Jane's Defence Weekly
India gets ready for AEW&C, moves other projects forward
<0611-052417>
インドが装備を予定している AEW&C 機の受け容れ準備が進んでいる。 一番機は2007年11月に飛来し2008年始めに
引き渡され、二番機は2008年8月、三番機は2009年始めに引き渡される。 また2機の追加オプションも出されている。
インド空軍の AEW&C 機は、ウズベキスタンの Il-76TD にイスラエル IAI社製 Phalcon
レーダを搭載するもので、20吋液晶指示器付きのコンソール8台も搭載される。
これはパキスタンがスウェーデンから Saab 2000 搭載の Erieye 7機を導入することや、中国が2008年まで
に2機の A-50 AEW&C 機を装備することに対抗するものである。
2006.05.13
Chinese Defense Today
Y-8 airborne early warning aircraft
<0610-051301>
中国の陝西航空機工業社 (Shaanxi Aircraft Industry Corporation) が、KJ-2000、Y-8
Balance Beam(右図下)に次ぐ三番目の AEW 機(右図上)の飛行試験を行っている。 同機は
2005年に初公開されている。
機体には Y-8 (An-12) を元にした Y-8-600 が使用され、アビオニクスには西側製品が使用されている。
2005.11
International Defense Review
Electronic eyes on wings and rotors: sensors inproved for enhanced airborne ealy warning
<0523-110013>
・1990年代に中国では BAE社の Argus システムと、Elta社の Phalcon システムを Il-76 機に搭載しようとする二件の計画があった。
・2003年に三面固定アンテナを Il-76 に搭載した KJ-2000 が確認された。
【その他の AEW 機】
・Phalcon 搭載各種 AEW 機
・Erieye 搭載 EMB-145H AEW 機
・ヘリ AEW 機
EH-101 Mk 112、E-801 ME 搭載 Ka-31(インド)、Sea King ASaC.7
・A-50
・Hawkeye 2000
・APY-1/-2 と E-3
・MP-RTIP
2005.08.17
Jane's Defence Weekly
Expanding assets
<0517-081708>
・E-2 Hawkeye
米海軍は54機の Group 2 型の E-2C を Hawkeye 2000 仕様に更新すると共に、新規に21機の
Hawkeye 2000 を発注し2001年10月に引き渡しが開始されている。
クラタ抑圧性能が向上し捕捉距離を2倍に伸ばす E-2D
の開発は2003年8月に開始され、2007年に初飛行の予定である。
・E-3 Sentry
・737-700 AEW&C
Northrop Grumman社が開発した MESA (Multirole ESA) レーダを搭載する輸出用機で、オーストラリアとトルコから受注している。
707 に EL/M-2075 L-band フェーズドアレイレーダを積むシステムであったが、機体を Gulfstream G550 に代えた EL/W-2085 AEW 機
を提案している。
・A-50E
インド向けに A-50Ehl がある。
・KJ-2000(右図)
イスラエルが中国の AEW&C 機開発計画から撤退後国産レーダを使って開発した AEW&C 機で、非回転レドーム内に
3面の ESA アンテナを収納している。 2機が試作され、2003年11月に初飛行した。
この他に中国は1999年に、Y-8J 輸送機に Thales社製 Searchwater レーダを搭載した機体を少なくとも2機製造し海軍で運用している。
また2005年初めには Y-8 機に Erieye 状にフェーズドアレイレーダを搭載した機体を1機製造し、1月に初飛
行している。
この他にも中国には各種 AEW&C 機計画が報じられている。
・Sea King AEW
2004.11.08
Aviation Week & ST
Great leap forward.... in small steps
<0422-110806>
・戦闘機:
J-10、FC-1/JF-17、Shenyang J-8Ⅱ改善型、JH-7A の開発が行
われ、Su-27 と Su-30 のロシアからの購入と、Su-27 のライセンス国産 J-11 の調達を行っているが、前線部隊には依然として旧ソ連時
代の J-6 (MiG-19)、J-7 (MiG-21) が実戦配備されている。
・爆撃機:
対地巡航ミサイル YJ-63 を搭載する Xian H-6 (Tu-16 のライセンス国産) を保有、後継としてのロシア Tu-22M3 Backfire の導入は
不調に終わっている。
・AEW&C 機等:
Il-76 を AEW&C 機に改修する KJ-2000 が現在試験段階に入っている
。 電子戦機や戦術/戦略偵察機の導入も優先順位が高いと見られるが細部は明らかになっていない。
2004.04.21
Jane's Defence Weekly
New 'Mainstay' AEW&C aircraft flying in China
<0408-042101>
中国が Il-76 を改造した AEW&C機の試験を行っている写真を非公式ルートから入手した。
1990年代末に中国は Il-76 に Elta社製 Falcon フェーズドアレイレーダを積んだ A-50I をイスラエルから購入しようとした。 試作
機は飛行試験まで行ったが米国の圧力で2000年に計画は中止され、レーダを取り付けない A-50I機だけが中国に引き渡された。 今回の
AEW&C機は形状からこの機体と見られる。
これとは別に中国はロシアから A-50Eh を3機購入する計画で、現在 A-50 2機をリースして試験している。
2003.08.20
Jane's Defence Weekly
China boosts electronic warfare capability
中国が少なくとも6件の航空機搭載電子戦装備の開発を並行して進めている。 そのうち4件
は Y-8 輸送機(右図上)搭載、5件目は A-50 搭載、6件目は Il-76 輸送
機(右図下)搭載システムである。
Y-8 搭載システム4件の内訳は以下の通りである。
・Project No.1:
ELINT機で、2種類ある。 既に南東海岸に配備され運用されている。
・Project No.2:
Y-8C を用いた早期警戒機。
・Project No.3:
ECM機で10機の生産を計画中。 L-,C-,S-bandの同時妨害が可能。
・Project No.4:
指揮統制機。
2001.10.10
Jane's Defence Weekly
China-Russia 'Mainstay' deal is revitalised
中国は来年初めに4機の A-50/A-50M/U Mainstay AWACS をロシアから受領する契約を、
数ヶ月前に締結していた。
はじめ中国は Il-76 にイスラエル製の Elta Phalcon レーダを搭載して AWACS として使用しようと、既に1999年10月に Il-76機を
イスラエルのベングリオン空港に送り込んだが、米国の強い反対で計画は宙に浮き、Il-76 は今もベングリオン空港にある。
中国は A-50/A-50M/U と同時に4機の Il-78 空中給油機を Su-30 用に導入し、A-50/A-50M/U にも空中給
油用プローブを取り付ける。
しかしながらロシアでは、A-50/A-50M/U のレドームと空中給油機のホースが干渉して空中給油が困難とし
て、A-50/A-50M/U の給油プロープを取り外している。
2000.12.04
Aviation Week & ST
China slips past U.S. AWACS ban
ロシアはこのほど2機の AWACS を中国に3年間貸与し、その後改善を加えて売却することで、11月にロシアの
Kasyanov 首相が中国を訪問した際に協定を締結した。
更に2005年には合計6機の改善型 AWACS (A-50E) の引き渡しを完了する模様。改善型 AWACS1機当たり $200M とみられる。
これに先立ち、イスラエルは1機 $250M で中国に最新型 AWACS を輸出する寸前であったが、米国の強い反対で6月輸出を中止し
ている。