2021.08 | Inteanational Defence Review | Eyes in the Sky: NATO unleashes its integrate AGS programme | <2109-080017> ・Home starion ・Up in the clouds ・Ground truth ・On the move ・On the horizon |
2021.02.24 | Jane's Defence Weekly | NATO's Alliance Ground Surveillance fleet now ready for deployments | <2104-022403> NATOが2月15日、RQ-4D 5機からなるAGSがIOCになったと発表した。 NATO AGSは加盟30ヵ国中15ヵ国が参加した計画で、Block 40 Global Hawkは高度18,000m以上を30時間哨戒飛行する。 |
【註】 NATO AGS計画は米空軍のE-8C Joint Stars同様にFokker 100やAirbus A321にレーダを搭載する計画で2005年以降の配備を目指して進められたが、2004年にA321機のほかにGlobal Hawk UAV機を補完として使用する計画にへんこうして開始された。 その後ドイツの拠出停止などから2007年にA321 4機の採用を取りやめ、Global Hawkだけの計画になった。 |
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2020.07.29 | Jane's Defence Weekly | Phoenix rising | <2009-072912>
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2020.01.13 | Aviation Week & ST | Phoenix rising | <2003-011305> 計画開始から25年経って、NATOのAGS計画が漸く現実のものとなった。 NATO AGS計画は当初Airbus A321で開始されたが、その後RQ-4 Block 40に計画が変更された。 MP-RTIPレーダを搭載したRQ-4D Phoenixは、高度50,000~60,000ftを飛行してSARモードで200kmを監視できる。 シシリー島のSigonellaを基地にするNATO AGS Force (NAGSF) はRQ-4D 5機を装備する。 |
2017.09.13 | Jane's Defence Weekly | NATO will receive AGS by early 2018 | <1711-091307> Northrop Grumman社が9月5日、NATOのAGSを2017年末か2018年初めに納入することを明らかにした。 NATO AGSは高度18,000m以上を飛行できるRQ-4B Block 40 Global Hawkを元に開発された。 |
2016.01.18 | Aviation Week & ST | Alliance asset | <1603-011802> NATOが装備する地上監視システムAGSは、ZPY-2 RTIPレーダ を搭載するRQ-4B Global Hawk Block 40を元に、シリアル方式である機上C&C装置をIP方式に変えるなどの変更がなされ ている。 RQ-4B Global Hawkは高度60,000ftを30時間飛行できる。 |
2016.01.06 | Jane's Defence Weekly | Maiden flight for NATO AGS Global Hawk | <1602-010621> RQ-4 Block 40 Global Hawk 5機からなるNATO AGSの1号機が12月19日にカリフォルニアで初飛行 した。 Global Hawkはシシリー島のSigonella AFBを拠点に活動することになる。 NATO AGS計画には米国を始めドイツ、イタリア、ポーランドなど15ヶ国が参加しているが、英、仏、蘭、西など8ヶ国は参加していない。 |
2015.12.21 | Defense News | NATO's AGS Global Hawk completes first flight | <1601-122106> NATO の AGS として使われる Global Hawk が19日に初飛行した。 Global Hawk はカリフォルニア州 Palmdale を離陸し、高度40,000ftで2.5時間飛行し、同州の Edwards AFB に着陸した。 |
2015.06.22 | Aviation Week & ST | Hawking for business | <1508-062208> |
2015.06.10 | Jane's Defence Weekly | Northrop Grumman unveils NATO's first AGS Global Hawk | <1508-061002> NATO の AGS を構成する5機の RQ-4B Block 40 Global Hawk の一号機が、6月4日に Northrop Grumman社でロールアウトした。 AGS は NATO 加盟28ヶ国中15ヶ国が2012年5月に$1.7Bで発注していたもので、今秋初飛行し、2Q17に IOC、1Q18に FOC が計画されている。 |
【註】 NATO の AGS計画は、当初米空軍の E-8C JSTARS や英空軍の Sentinal R.1 ASTOR の様なレーダ偵察機を目指して始められたが、その後資金難などから、有人機と UAV の組み合わせ、更に UAV だけへと、計画が逐次縮小された。 |
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2013.01.02 | Jane's Defence Weekly | Denmark re-joins NATO AGS project | <1302-010205> デンマーク国防省が12月15日、2010年に NATO AGS 計画から撤退したデンマークが計画に復帰 すると発表した。 AGS 計画への復帰は、2008年に撤退し2012年10月に復帰を決めたポーランドに次いで二番目である。 |
2012.05.30 | Jane's Defence Weekly | NATO awards AGS contract to Northrop Grumman | <1207-053001> Northrop Grumman社が5月21日、NATO から$1.7Bで AGS を受注したと発表した。 この契約で同社は RQ-4 Block 40 Global Hawk 5機を納入する。 |
2012.05.23 | Jane's Defence Weekly | NATO AGS programme to be finalised at Chicago | <1207-052303> 20年以上かけて検討されてきた NATO の AGS の契約がようやく調印され、5月20~21日にシカゴで開かれる NATO 首脳会議で発表される。 |
2012.02.15 | Defense News | NATO to spend 3 billion Euros on Global Hawk program | <1203-021506> NATO が2月15日、リビア戦の教訓から AGS 計画で最終合意したと発表した。 これによ り NATO は Global Hawk 5機をEUR1Bで購入し、今後20年間にEUR2Bかけてシシリー島の基地で運用する。 計画に参加 しているのは NATO 加盟28ヶ国中13ヶ国であるが、今後英仏なと他の加盟国も加入すると見られる。 リビア戦で NATO は、空爆戦果の確認などで米国の UAV に大きく依存していた。 |
2012.02.13 | Aviation Week & ST | AGS on approach | <1204-021303> 小改造した Global Hawk Block 40 5機と地上装置を含む NATO AGS の契約が今月行われる。 配備は 2017年に開始される。 |
2011.09.19 | Aviation Week & ST | Purchasing power | <1110-091907> NATO の AGS 計画は、価格の上昇と予算の削減から、計画参加国と調達機数の減少が危惧されている。 |
2010.06.30 | Jane's Defence Weekly | NATO secretary general codemns Denmark's withdrawl from AGS project | <1008-063004> NATO 事務総長が、デンマークの AGS 計画からの撤退を、加盟国は資金を含む責務の遂行は義務であると非難した。 |
2010.06.28 | Aviation Week & ST | Pullout hits NATO AGS | <1008-062801> レーダを搭載した Global Hawk 8機からなる NATO の AGS 計画は、デンマークが撤退を決めたことが、他の計画 参加国に深刻な影響を及ぼしている。 AGS 計画は総経費$1.7Bで15ヶ国が参加していたが、デンマークが2010~2014年の負担分$500Mの支出を取りやめた。 |
2009.10.07 | Jane's Defence Weekly | NATO formally launches Alliance Ground Surveillance system | <0911-100704> NATO 26加盟国のうちの15ヶ国が9月25日に、AGS 計画の MoU に 正式調印した。 AGS は MP-RTIP を搭載した Global Hawk Block 40 で、計画総経費はEUR1.5Bにのぼる。 |
2009.07.06 | Aviation Week & ST | Italian impetus | <0908-070610> イタリア国会が国防予算を承認した。 予算には AGM-88E AARGM や Spike-ER 1,000発の購入などが含まれるほか、NATO AGS 計画の参加も含まれている。 NATO AGS への参加に対して議会は認めない方 向であったが、RQ-4B の主ハブ装置にシシリー島の Sigonella社が選定されたことから、参加賛成に変わった。 このほかに欧州画像衛星である MUSIS への参加も承認された。 |
2009.06 | International Defence Review | NATO's AGS lauch remains subject of race against time | <0907-060029> 6月に発注の期限を迎える NATO の AGS 計画参加国は、最近トルコとポーランドが撤退 したため15ヶ国になったが、計画担当者は計画遂行に支障はないとしている。 しかしながら計画を離脱する国がこれ以上でると計画は中止になる可能性がある。 |
2009.05.04 | Aviation Week & ST | NATO to sign for AGS | <0906-050409> NATO 参加15ヶ国が5月末までに、永らく待たれていた NATO AGS の MoU に署名することになった。 NATO AGS には RQ-4B Block 40 Global Hawk が使用される。 |
2009.03 | International Defence Review | NATO members struggling to reach AGS system agreement | <0904-030025> NATO の AGS 計画は、コストの問題などから議論が続けられている。 RQ-4 Global Hawk 8機と地上装置からなるシステムの当初コストは$1.9Bで、ライフサイクルコス トはその二倍になると見積もられている。 特に NATO 加盟26ヶ国のうち AGS 計画に参加する17ヶ国以外の国に対する説得が鍵になる。 また搭載される MP-RTIP レーダがブラックボックスであるのも問題で、このためフランスは 計画から離脱し独自の計画を始めている。 |
2008.07 | International Defence Review | NATO resurrects AGS | <0808-070001> コスト上昇と意見の不一致から2007年に中止された NATO AGS は、UAV だけに縮小されて復活した。 この結果欧州のレーダは計画中止に なり、AGS は RQ-4B Global Hawk に MP-RTIP レーダを搭載して2012年に運用が開始されることになった。 |
2008.06.11 | Jane's Defence Weekly | NATO relaunches a smaller and cheaper AGS programme | <0808-061101> NATO のレーダ偵察機 AGS は、MP-RTIP を搭載する RQ-4B Block 40 Global Hawk 8機だけになり、米国製に大きく依存することになった。 この結果計画経費は、当初の$4~5Bから$2.2Bを上限とする額 に削減された。 当初の計画では TCAR レーダを搭載する A321 5機を整備するはずであったが、TCAR 計画も中止になった。 TCAR は欧州の SOSTAR レーダに米国の技術を結合させる計画であった。 |
2008.01.07 | Aviation Week & ST | Basing options | <0802-010712> NATO AGS 計画は昨年規模が縮小され、8機の RQ-4B Global Hawk Block 40 だけを装備することになったが、そ の主配備基地の候補に、独、伊、西のほかに、ポーランドとルーマニアもあがってきた。 この他にトルコ、ギリシャの基地も候補になっている。 |
2007.11.19 | Defense News | NATO axes Airbus from AGS system | <0724-111906> NATO は、AGS 計画の予算が半減されたため、Airbus 321 4機の採用を中止し、Global Hawk を4機増やして8機とする変更を行った。 7月に計画当局が変更した計画は、10月下旬に行われた NATO の調達会議で了承された。 NATO は2008年中頃に発注し、 2012年までに受領する計画である。 |
2007.09.03 | Aviation Week & ST | Double or nothing | <0719-090312> NATO AGS 計画当局は、予算難から Global Hawk と Airbus の各4機の混合配備案を 変更し、8機の Global Hawk Block 40 のみによる配備計画を進める方針である。 これは計画に参加 する、蘭、独、仏の主要3ヶ国が、アフガン派遣等の出費により予算拠出が困難となったためで、Block 40 に搭載する MP-RTIP レーダだけで AGS レーダが無いことから捜索能力は約30%低下するが、予 算は半額になると見積もられる。 方針変更は次回の NATO 理事会に諮られるが、IOC は1年以上遅れ2013年頃と予測される。 米空軍は2011年から Block 40 を15機取得する計画である。 |
2007.07.09 | Aviation Week & ST | MALEs excluded | <0715-070908> オランダ国防省は7月2日、Dutch MALE UAV 計画の中止と NATO AGS 計画への 予算拠出を行わないことを発表した。 これは議会や軍組合の強い反対を受けて行った装備計画の見直しによ るもので、この他に TacTom 30発の発注取り止め、F-16 装備機数を90から60機に、Leopard 戦車88両を60両に 削減する。 国産 UAV の開発は中止したものの、空軍は ISR 能力の強化を求めており、MQ-9 Reaper と Hermes 1500 の購入を強く求めている。 |
2007.07.09 | Aviation Week & ST | German bombshell | <0715-070906> NATO 23ヶ国が参加する AGS は今年から開発を開始する計画であるが、ドイツ が拠出額を£600Mから£500Mに削減することを決め、オランダも予算化を見送る模様で、 カナダも予算を問題視している。 AGS は MP-RTIP レーダ搭載 Global Hawk Block40 4機と、TCAR レーダ搭載 Airbus A321 4機、及び約40基の地上局から構成され、 2014年以降装備化する。 ドイツは計画総額$4.5Bの18%を負担する予定であった。 ドイツの大幅な経費削減の理由は、計画幹事国として A321 搭載装備の削減を含む開発量産経費の低減の主張が認められないことによ るとみられ、他の2ヶ国も同調したと推測される。 |
2006.12.04 | Aviation Week & ST | Stay the course | <0701-120405> 先週ラトビアで行われた NATO 加盟国首脳によるサミットで、AGS 開発に関する承認は得られものの、 懸案となっているフランスとドイツの撤退問題は解決せず、結論は数ヶ月後に持ち越された。 NATO AGS は Global Hawk と Airbus A321 に地上の移動目標追随用レーダを搭載する偵察システムだが、欧州では高価格と米国の武 器輸出制限に左右されることを懸念する意見が強い。 |
2006.11.08 | Jane's Defence Weekly | NATO ready to negotiate AGS contract | <0623-110807> NATO はEUR3.3Bに及ぶ AGS のプロポーザルをうけ、開発契約についてメーカとの話し合い開始にゴーサ インを出した。 プロポーザルではリスク低減のため RQ-4 Global Hawk を5機から4機に減 らしている。 RQ-4 Global Hawk は MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Programme) を搭載し、 TCAR (Transatlantic Co-operative AGS Radar) は4機の A321 にだけ搭載される。 |
2006.11 | International Defence Review | SOSTAR consortium plan demonstration in support of the European ISTAR cause | <0622-110003> 欧州の五社で構成する SOSTAR コンソーシアムが、2007年7月に Fokker 100 をテス トベッドとした性能確認飛行を計画している。 この試験飛行のもう一つの狙いは現在EUR90Mで進めている開発を更に5年半延長するサポータを探すことにある。 |
【註:】 SOSTAR は NATO AGS で Northlop Grumman社を中心とした TIPS チームと競争し敗れた。 |
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2006.10.30 | Defense News | France throws wrench into AGS | <0624-103001> 10月20日に行われた NATO の AGS 会議で、フランスは共同開発からの撤退も あり得るとして搭載レーダの要求内容の変更を求めた。 EADS社を初めとする欧米6ヶ国の企業連合は、現在搭載レーダに改善型 JSTARS の使用を提案しているが、フランスは 欧州で開発するレーダを A321 に搭載することを強く主張している。 協議は10月25日から行われる NATO CND (Conference of National Armaments Directors) で行われるが、開発が遅れることが懸念される。 |
2006.08.16 | Jane's Defence Weekly | Officials revise NATO AGS to meet cost cap | <0617-081604> NATO AGS は経費の上限が$6.3Bに抑えられたことから計画が 修正された。 修正された計画では24時間哨戒を30日間に縮小したため Global Hawk が1機削減され、A-321 4機 と Global Hawk 4機になった。 またレーダは、A-321 は TCAR (Transatlantic Cooperative AGS Radar) を搭載するものの、Global Hawk 用 には TCAR の開発を行わず RTIP (Radar Technology Insertion Program) レーダを使用することにしている。 |
2006.05.24 | Jane's Defence Weekly | NATO moves AGS project forward | <0611-052406> 久しく待たれていた2013年 IOC を目指す NATO AGS の、30ヶ月にわたる D&D (Design and Development) の RfP が、5月2日に AGS Industies(旧称 TIPS)に対して発簡された。 提案 の期限は11月2日に設定されている。 AGS の RRR (Risk Reduction Report) は2005年10月26日に提出されており、D&D が終了すると4年間の EMD (Engineering, Manufacturing and Development) 段階に移行する。 |
2006.05.22 | Aviation Week & ST | Radar rumba | <0611-052204> 欧州で NATO AGS 用に欧州5ヶ国が共同開発中の TCAR (Transformation Collaborative AGS Radar) の採用が一部分に留まりそうである。 NATO は A321 及び Global Hawk UAV に搭載するレーダを Northrop Grumman社製の MP-RTIP AESA 搭載する レーダに決めており、TCAR の A321 への採用は部分に留まりそうである。 米国では Global Hawk に MP-RTIP を搭載する計画が進んでおり、Block 40 から運用が開始されるが、米側は AESA レーダの 技術移管に極めて消極的であり、輸出にはブラックボックスの補給整備を米国内で行うことが条件となるとみ られる。 |
2006.05.10 | Jane's Defence Weekly | NATO releases request for proposal for AGS | <0611-051002> NATO が4月27に EADS社、Nothrop Grumman社などで構成する TIPS (Transatlantic Industrial Partnership for Suveillance) チー ムに、NATO AGS の RfP を発簡した。 AGS の IOC は当初予定の2010年から2012年に 延期されている。 AGS は A321 を機体とした有人機4機と、RQ-4B Global Hawk 5機で構成され、90日間にわたり24時間任務に 就けるチーム2個が計画されている。 |
2006.03.22 | Jane's Defence Weekly | NATO moves towards AGS RfPs | <0607-032202> NATO が TIPS (Transatlantic Industrial Partnership for Sueveillance) に対してAGS の RfP を 2006年末までに発簡する計画である。 AGS は Airbus A321 4機と、RQ-4B Global Hawk 5機で構成される。 |
2006.01.30 | Aviation Week & ST | Future of SOSTAR-X | <0604-013002> 地上偵察用レーダ SOSTAR-X (Stand-Off Surveillance and Target Acquisition Radar) を Fokker 100 に搭載して行う飛行試験がまもなく開始される。 今回の試験は Fokker 100 に SAR を搭載して行う企業の独自計画で、フルシステムによる契約上のキャンペ ーン飛行試験は2007年にフランスで行う予定である。 |
2006.01.09 | Aviation Week & ST | Needy NATO | <0602-010901> NATO AGS の D&D は、当初の2005年初めから2006年末に延期され、2年半後 の2009年中頃に EMD 段階に移行、IOC は2012年中頃までずれ込むとみられる。 これは計画当局が明らかにしたもので、UAV との混合運用は更に1年遅れる見通しである。 NATO では運用要求をはじめとする計画の見直しが続けられており、加盟26ヶ国の厳しい予算状況も開発開始のネックとなっている。 26ヶ国で国防費が GDP の2%を超えているのはわずか7ヶ国である。 |
2005.11.07 | Defense News | NATO delays AGS decision,may rework effort | <0524-110703> NATO AGS はリスク低減段階の研究を終了し、今秋には D&D 段階への移行 が決まる予定であったが、当局は計画見直しの必要から開発開始が2006年中盤以降となるとの見通しを明らか にした。 10月16日~19日に行われた主要5ヶ国会議で、有無人機の同時開発は経費的に非効率であり、先ず UAV を優先するか UAV のみを開発するとするドイツが主張し、米、仏がこれに同調したため、計画の再検討を行うことと なった。 当局の見積もりによると、UAV 単一と有無人機の計画経費では Euro 1.5B~ Euro 4.5Bで約 Euro 3B の差が生じる。 |
2005.11.02 | Jane's Defence Weekly | AGS risk reduction study presented to NATO | <0522-110201> NATO AGS は Risk Reduction 段階にあるが、2年間の D&D 段階に移行する には計画のシェア割りについて計画に参加する米、独、仏、伊、西国全ての合意を要するため、D&D 開始は2006年中頃 か末になる模様である。 NATO は有人機2機と UAV 3機により30日間運用可能になった段階を IOC とし、当初2010年 IOC を計画してい たが、これは2004年 D&D 開始を前提としていたため、D&D 開始が2006年以降になれば IOC は2012~2015年にず れ込みそうである。 TIPS チームが提案した構成は Airbus A321 5機に RQ-5B Global Hawk 7機と、地上 装置50基である。 |
2005.10.03 | Aviation Week & ST | Target tracking | <0520-100304> 独、伊、仏、蘭及びスペインが共同開発中の航空機搭載レーダシステム Sostar-X の地上試験がほぼ終了し、 来年2月に飛行試験を予定している。 Sostar-X は欧州諸国が NATO AGS 搭載用として米の AESA レーダに対抗するため開発を進めた、地上監視偵 察用 X-band レーダで、Fokker 100 型機に搭載し、移動目標の追随と高解像度 SAR による画像情報の取得を同 時に行うことができる。 AGS 開発は昨年4月に TIPS チームに決定、搭載レーダは欧米複合技術を使用する方針で、共同開発事業の発注が来年予定されており、 単独受注は困難となった。 開発当局は Sostar-X の NATO 諸国への売り込みを今後も続ける意向で、ドイツは Euro Hawk UAV への搭載 を検討している。 |
2005.07.27 | Jane's Defence Weekly | NATO plans new AGS agency | <0516-072704> NATO は2006年に AGS 計画を管理する部局として NAGSMA (NATO AGS Management Agency) を NC3A (NATO Consultation, Command and Control Agency) の中に設置する計画である。 |
2005.06.20 | Aviation Week & ST | The multi-national | <0513-062004> NATO が開発中の AGS は、年末までに参加企業を最終的に決定し、2006年には設計開発段階に移行、 2010年に2機の A-321 機と3機の Global Hawk の運用開始を目指す。 |
2005.04 | International Defense Review | AGS bids for expanded missions | <0508-040008> E-8C JSTARS の最終号機である17番機は3月に空軍へ引き渡される。 2001年以降は COTS コンピュータを採用した Block 20 になっいてる。 2004年11月22、23の両日には、2機の JSTARS が AMSTE を用いて、JSOW 及び JDAM を実艦に命中させた。 ・E-10A E-10A に搭載される MP-RTIP レーダは Global Hawk にも搭載される。 Global Hawk 搭載型は 、全高0.45m、全長1.5m、重量360kg、消費電力20kVAで、信号処理はネットワークを経て大型機に送られ行われる。 アンテナ モジュールは JSF と同じものを使う。 E-10A 搭載 MP-RTIP は1.2m高、6.1m幅で、24,000個のモジュールで構成され、1MWの電源を搭載する。 E-10A の機体には 767-400 が使われる予定であったが、同機の生産は終了してしまうため、 777-200 か 787 になる可能性がある。 E-10A に次いで開発されるE-10B は AWACS の後継にもなる。 ・NATO AGS NATO AGS は A-321機と Global Hawk が連携して運用され、高々度を飛行する UAV が有人機のレーダカバレッジのギャップを埋める。 ・Sentinel R1 Sentinel R1 は U-2 に搭載された ASARS-2 を元にした DMR (Dual Mode Radar) を搭載する。 |
2005.02.28 | Aviation Week & ST | Allied entanglement | <0506-022806> DoD が NATO AGS 開発予算を2006年~2007年に$50M削減することを決め、 その後の予算裏付けも不明確な状況にあるため、欧州諸国に不安が高まっているが、昨年提案競争に敗れた Raytheon社は機種選定を再検 討し、同社の ASTOR を採用する様に求めている。 NATO は昨年、A321 と Global Hawk を組み合わせる TIPS チーム案を選定し、Raytheon社の ASTOR と Predator を 組み合わせた案は敗退した。 ただ、ASTOR はレーダ開発が遅れており、2005年9月の運用開始は2006年1/四期以降にずれこむものとみられる。 |
2005.02.02 | Jane's Defence Weekly | German MoD outlines armed forces plans | <0504-020207> ドイツ国防相が1月22日に、今年度の国防計画を明らかにした。 この中では NATO AGS を始めとす る C4ISR の整備に力が入れられており、通信システムの整備にEUR1Bが2005年に盛り込まれている。 また MEADS の開発負担分はEUR860Mとなっている。 |
2004.08.02 | Aviation Week & ST | Mixed signals | <0415-080201> NATO の AGS 計画に参画する6ヶ国の代表は、TCAR (Transformation Collaborative AGS Radar) の技術確証評価を終了し、同時に各企業のワークシェアー提案を承認した。 NATO と TIPS チームは、30ヶ月の設計開発段階に関する MoU を年内に締結し来春からの開発を目指す。 開発総経費は$3.8Bと見積も られている。 AGS の運用開始は2010年に計画されており、Airbus A321機には18×2ftの、Global Hawk には 9×2ftのアンテナサイズの TCAR を装備する。 |
2004.08 | International Defense Review | Joint STARS system improvements awarded | <0415-080022> 米空軍は Northrop Grumman社と、向こう5年間に$900Mにのぼる JSSIP ( JSTARS System Improvement Programe) 計画の契約を契約している。 JSSIP の内容はレーダに新たなモードを追加するほか、NATO GMTI 標準仕様の導入 、英国の AGS とのインタオペラビリティーの付与、及び各種データリンクの改善、追加などである。 |
2004.06 | International Defense Review | NATO selects TIPS solution for Alliance Ground Surveillance | <0411-060006> NATO は AGS の開発担当に Northrop Grumman、EADS などを中心とした TIPS グル ープを選定した。 TIPS 案では Airbus A321機と Global Hawk それぞれに、アンテナサイズの異なる TCAR (Transatlantic Cooperative AGS Radar) を搭載する。 |
2004.05.26 | Jane's Defence Weekly | AGS team details timetable, while losers smoulder | <0410-052601> NATO の AGS 開発を担当する TIPSチーム(Northrop Grumman、EADS、Thales その他)が開発時程を 作成している。 2年間にわたる$358Mの design-and-development は2005年1/四半期に開始され、2007年初めに EMD (Engineering, Manufacturing and Development) 段階が開始される。 EMD では2機の A321機と3機の Global Hawk が製造される。 FOC (Full Operational Capability) は2013年に予定されている。 |
2004.05.03 | Defense News | Detail work begins on NATO AGS program | <0411-050304> NATO は4月16日、AGS の開発に TIPSチームを選定し、2005年春の MoU 締 結に向け、AGS の有無人機所要数、搭載レーダー等契約内容の細部協議を開始した。 TIPSチームは EADS (蘭)、Galileo Avionics (伊)、General Dynamics Canada、Northrop Grumman等、80社から構成され、当局は開発 経費として$420Mを見積もっている。 |
2004.04.28 | Jane's Defence Weekly | NATO picks fleet mix for alliance surveillance | <0409-042801> TIPS チーム (EADS/Northrop Grumman) と CTAS チーム (BAE/Raytheon) が争っていた NATO の電子偵察機開発の AGS計画は、4月16日に TIPS チームに決定した。 TIPS の提案していた AGS は、A321機と RQ-4 Global Hawk を組み合わせるもので、 両機ほぼ同数を装備すると見られる。 A321 に2基の側方監視レーダのアンテナを搭載する要領は、胴体下のカヌー状レドームのほか、機体上部に搭載することも考えられて いる。 |
2004.03.29 | Defense News | Decision time draws near for Alliiance Ground Surveillance | <0410-04032901> NATO の電子偵察機を開発する AGS 計画当局は3月31日~4月1日にブリュッセルで会議を開催し、最 終的な企業選定を行う。 提案チームは TIPS (EADS/Northrop Grumman) と CTAS (BAE/Raytheon) で、4月中旬に選定結果が公表される。 |
2004.01 | International Defense Review | NATO's airborne surveillance competition enter the final stretch | <0401-010002> NATO AGS の受注合戦は、2004年2月の機種選定を前に終盤にさしかかって いる。 候補となっている CTAS、TIPS 両チームの差異 は主として機体の違いにあり、CTAS は Bombaldier社製 Global Express を、TIPS は Airbus社製 A321 と Global Hawk UAV の組み合わせを提案している。 CTAS は、Global Express が高度45,000ftを8時間飛行する能力を持つため、目標探知確率が35,000ftで飛行する機体の0.51に比べて 0.74と優位であると主張している。 |
2003.11.19 | Jane's Defence Weekly | NATO surveillance project progresses | NATO は12月4日に行われる NATO 外相会議で、 NATO AGS 計画参加の MoU を締結
する予定である。 同計画の総額は $3.9Bと見られている。 2010年運用開始予定の AGS 計画には、Northrop Grumman、EADS社を中心とする TIPS (Transatlantic Industry Proposed Solution) と、Raytheon、BAE社を中心とする CTAS (Co-operative Transatlantic AGS System) が受注戦を繰り広げている。 |
2003.11.17 | Defense News | Waging war with one voice |
NATO はネットワーク中心の戦いを重視し、多国間の C4ISR 能力向上とミサイル防衛に向けて、 AGS 計画をはじめとする各種事業を共
同で進めている。 AGS 開発は現在、CTA と TAI の2つの企業連合体が受注を競っており、2004年末に総額$400Mの企業選定が行われる。 CTA の提案は Bombardier Global Express 商用ジェットに Airborne Stand-off Radar を装備する有人機8機もしくは5機と UAV 7機を 装備する案で、TAI の提案は Air-bus A321 8機以上と7機以上の Global Hawk を装備する案となっている。 一方、ミサイル防衛に関しては SAIC社が主導する共同企業チームが18ヶ月の確証研究を1月から開始する予定で、仏、独、伊、英、加 、蘭、スペイン、ノルウェー、米の9ヶ国が参加する意向を示している。 |
2003.09.24 | Jane's Defence Weekly | Ground surveillance rival breaks cover | CTAS チームは、8機の Global Express 機か、5機の同機に7機の UAV を組み合わせる提案を行う。 UAV としては Predator B か Global Hawk が考えられている。 TIPS チームは6機の A-321 機を提案している。 |
2003.09.22 | Aviation Week & ST | AGS deadline nears | NATO が実施する AGS の Concept study 段階が間もなく終了し、11月21日に各企
業チームは成果をまとめ当局に提出する。 フルスケールの設計開発に関する企業選定は来年3月に、
量産は2006年末以降に予定されている。 AGS の開発には BAE/Raytheon による CTAS チームと、Northlop Grumman/EADS による TIPS チームが参加し、激しく受注を競っている 。 搭載する TCAR (Transatlantic Collaborative Advanced Radar) の開発は別個に行われており、来年初めに企業選定を予定し、2005年 末から製造を開始する見込みとなっている。 |
2003.09.10 | Jane's Defence Weekly | NATO AGS consorthium courts Czech defence companies | NATO AGS を開発中の TIPS (Transatlantic Industrial Proposed Solution) が、 計画へのチェコの参加を働きかけ、8月5日にチェコで会議を開いた。 20社程度が計画参加に関心を持っているという。 |
2003.06.30 | Aviation Week & ST | NATO showdown | NATO は今週初めにも AGS の RFP を発簡し、来年早々に企業選
定を行う。 AGS の搭載機種をめぐっては数年間にわたり議論が繰り広げられてきたが、TIPS (Transatlantic Industrial Proposed Solution) チ ーム (Northlop Grumman/EADS) と CTAS (Cooperative Transatlantic AGS System) チーム (Raytheon/BAE System) の売り込みは激烈 を極めている。 TIPS チームは機体に Airbus A-321 を用い、最大8つの区画と 24基のワークステーションを設置する案(右図)を提案し、CTAS チームは機 体に英の Astor に用いた Global Express を用いて開発リスクを低く抑えることを売り込んでいる。 両チームとも NATO の最近の焦点である UAV との併用についてもそれぞれ NATO Hawk 及び Predator C との混合運用を提案している。 AGS の設計開発段階は来年から $350M で開始され、その後2段階の開発を経て 2010年のIOC、2013年の部隊配備 を予定している。 |
2003.06.25 | Jane's Defence Weekly | More details on Alliance Ground Surveillance | NATO の AGS 計画は順調に進んでいるが、2010年運用開始
を実現するためには、来年初期には開発を開始しなければ間に合わないと言われている。 NATO AGS計画には、Northop Grumman/EADS社を中心とする TIPS (Transatlantic Industrial Proposed Solution) チームと、BAE/Raytheon 社チームが、いずれも MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) を基礎にしたレーダ を提案しており、搭載機に TIPS は A-321 を、BAE/Raytheon は英国の ASTOR で実績のある Bombardier社製 Global Express を提案している。 |
2003.06.23 | Defense News | NATO surveillamce project gathers momentum | NATOは7月に AGS 開発に関する RFP を発簡する準備を進めている。 AGS は欧州独自の監視システムとして2010年の IOC を目標に今年11月までに企業提案を求め、来年2月には機種決定 を行い、2004年から総額$3Bで開発を開始する計画となっている。 |
2003.05 | International Defense Review | State of play with SOSTAR-X airborne ground surveillance | SOSTAR-X (Stand-Off Surveillance and Target Acquisition Radar-X) は NATO AGS
の候補として、独、仏、伊、蘭、西の5ヶ国が、1990年代後半に開始した事業で、3mのアンテナを持つ TCAR (Transatrantic
Cooperative AGS Radar) を Fokker 100 機に搭載する。 初飛行は2005年に行われ、2006年の第1四半期まで評価試験が予定されている。 |
2002.12.02 | Aviation Week & ST | NATO addresses gap in airborne capability | NATO サミットが 11月21~22日にプラハで開催され、AGS 開発と NATO 戦略輸送部
隊の機種選定にわずかながら進展がみられた。 AGS は機種選定を巡って国家及び企業間で論争が続いているが、今回仏独伊米等主要 6ヶ国で AGS レーダーの共同開 発について合意文書が取り交わされた。 機体等重要案件は依然進渉していない。 また、戦略輸送部隊の機種選定についてもこれまでの 独 A400M から 米の C-17 及び露の An-124 の混合導入の案が提案され合意に向 かい一歩前進した。 |
2002.12 | International Defense Review | The all-seeing eye above | MC2A (Multi-sensor Command and Control Aircraft) は、MP-RTIP (Multi- Platform-Radar Technology Insertion Program) を 767-400ER に搭載する E-8 JSTARS の後継機。 Spiral 1 で UAV や SBR (Space-Based Radar) などの情報を統合。 Spiral 2 で AMTI を搭載して E-3 Sentry AWACS の役割を統合。 AGS は MC2A のヨーロッパ版、MP-RTIP を基本として SOSTAR-X の技術も 導入。 英国はASTOR。 その他 AMSTE システム及び各種レーダの紹介。 |
2002.09 | Signal | Trans-Atlantic team sets eyes on surveillance | NATO の地上監視システム AGS は、主要3社が多国籍共同チーム
TIPS (Transatlantic Industrial Proposed Solution) を構成したことにより実現の見通しが立ってき
た。 TIPS は AGS 受注を目的に Northlop Grumman (米)、EADS (独)、Galieo Avionica S.p.A (伊) の3社が組織 したもので、NATO加盟19ヶ国全てから 24社以上が参加する。 TIPS はシステム設計、計画の実行及び完成機の納入を行うが、適用技術は各国の保有する技術を用いることとなり、搭載レーダーは MP-RTIP (米) と SOSTAR-X (欧) の複合技術を適用する方針で、AGS 搭載機種に関しては Airbus 321 の様な民間中型機を選定する計 画である。 NATO は昨年、2010年までに開発する計画時程を決めている。 |
2002.07.08 | Aviation Week & ST | Prague summit could provide springboard for NATO AGS | 今年 11月に行われる NATO 加盟国首脳によるプラハサミットが これまで停滞している
NATO AGS 計画を推進させることを関連防衛企業当局は注目している。 サミットでは 1999年に引き続き DCI (Defense Capability Initiative) を討議、同盟国の軍事的欠落事項の修正方針を明らかにする 。 内容としては戦略輸送、偵察・監視・情報機能等が含まれる。 AGS に関しては米国が MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) を提案しているが、仏、独、伊、藺及びス ペインはブラックボックスが多すぎるとして EADS 社の SOSTER の導入を主張している。 |
2002.05.08 | Jane's Defence Weekly | Industry urges resolation to NATO AGS logjam | NATO AGS 計画の停滞を解消するために政府間交渉が行われており、この交渉がま
とまれば計画は年内にも前進することになる。 交渉は SOSTAR を提唱する独、仏、伊、蘭、西の5ヶ国と米国の '5+1 Group' で、レーダ技術の移転の問題を中心に行われており、米 国は既に従来の方針を転換して、100%の技術移転に応じる方針を示している。 |
2002.04.03 | Jane's Defence Weekly | Northrop and partners to deliver AGS plan to NATO | Northrop Grumman社は、NATO の進めている AGS (Airborne Ground Surveillance)
白書を、NATO 当局に提出した。 AGS では6機の機体と、24基の地上装置が計画されている。 Northrop Grumman社案(註:NATAR (NATO Transatlantic Advanced Radar) 計画)は、エアバス A321 の 機体に E-8 JSTARS のレーダを搭載したものである。 これに対抗するドイツを中心とする SOSTAR (Stand-Off Surveillance and Target Acquisition) 計画は、 昨年ドイツ国防省から$74.7Mを受け、開発が進んでいる。 計画には独、仏、伊、蘭、西が参加している。 SOSTAR-X は、機体に Fokker 100 を使用する予定で、2004年に初飛行する。 |
2001.06.27 | Jane's Defence Weekly | Bid to press forwad with NATO AGS programme | Northrop Grumman社と EADS社は、NATO の AGS (Alliance Ground Surveillance) 計画
に、Northrop Grumman社が開発した RTIP (Radar Technology Insertion) 技術の導入を目指している。 RTIP 技術はそもそも E-8 JSTARS の能力向上用に開発したものであるが、UAV やその他多くのプラットフォーム用にも提案されて いる。 AGS には、米、加、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマーク、ノルウェーによる NATAR (NATO Trans-Atlantic Radar) グループと、 独、仏、伊による SOSTAR-X グループがしのぎを削っている。 |
2001.04 | International Defense Review | European partners give SOSTAR-X go-ahead | NATO が2005年以降に導入を目指す NATO AGS (Alliance Ground Surveillance) とし
て独、仏、伊、蘭、西が提案している SOSTAR (Stand-Off Surveillance and Target Acquisition Radar)
の計画が進んでおり、飛行試験は2004~2005年に行われることになっている。 SOSTAR は、GaAs I/J-band モジュールを使用した 3m長のアクティブフェーズドアレイアンテナを、監視 、処理、レーダ制御を担当する3台のコンソールと共に Fokker 100 型機に搭載したものである。 SOSTAR 側によると、NATAR が載る A321 は高度 40,000ft しか上昇できず、200kmの遠方を見ようとする と角度が 1゚程度になってしまい、陰の影響が大きすぎる。 SOTSTAR は、米、加、ベルギー、デンマーク、ルクセンブルグ、ノルウェーが進める NATAR (NATO Transatlantic Advanced Radar) と AGS を争っている。 一方英国は固有の ASTOR 計画を進めている。 |
2001.02.28 | Jane's Defence Weekly | Five-nation launch of airborne radar project | 独、仏、伊、蘭及びスペインの5カ国は $78M を投じて SOSTAR (Stand-off
Surveillance and Target Acquisition Radar) の技術試作を開始する。 SOSTAR-X は NATO の AGS (Alliiance Ground Surveillance) の中核として Fokker 100 に搭載し 2005年の飛行を目指す試作プロジェクトで、今年中頃に MoU の締結を予定している。 同様の計画には米国が主導しベルギー、カナダ、デンマーク、ルクセンブルグ及びノルウェーが 支援している NATAR (NATO Transatlantic Advanced Radar)と英国が独自に開発を進める ASTER (Airborne Stand-off Radar)がある。 |
2001.01.03 | Jane's Defence Weekly | NATO's AGS programme remains deadlocked | NATO の AGS (Alliance Ground Surveillance) システムの計画は、米国がそれまで
の方針を変えて、提供技術の96%を公開するとしたに係わらず、4ヶ国の反対で頓挫したままになっている。 今まで、Raytheon Grumman両社が推進してきた NATAR (NATO Transatlantic Advanced Radar) システム では、米国が提供するレーダ技術をブラックボックスとして受け入れるという案に、ベルギー、カナダ、デンマークノルウェーが賛 成していたが、他の加盟国の賛同を得られずに失敗に終わっていた。 仏、独、伊、蘭の 4ヶ国はこれに対抗して独自の計画である SOSTAR (Stand-Off Surveillance and Target Acquisition Radar) 計画を1999年 5月に開始した。 フランス政府筋は『たとえ 4%といえども、技術が公開できないのであれば、真の NATO の共同運用とは言えない』としている。 |
2000.12.04 | Aviation Week & ST | Advanced rader, aircraft planned | Raytheon 社とNorthrop Gramman 社は Joint-STARS 用地上監視レーダの開発と新しい米国及び NATO 偵察機への
統合に関する共同事業に合意した。又、空軍は $740M を投じて航空機の大きさに適合する新しい AESA(active electronically
scanned aperture) レーダを開発すると発表した。 AESA レーダ は監視距離 250 海里以上で解像度は 1フイートを 高度 65,000フイート から識別可能で、米国の Global Hawk UAV、 Wide area surveillance aircraft 、NATO の Advanced transatlantic radar platform の他、Joint-STARS への搭載も検討している。 |
2000.09 | International Defense Review | Foces sharpen gound focus | 基本型は1997年12月に運用を開始し、2003年までに15機が就役する予定。 AN/APY-3 MTI/SAR レーダは、機体の片側120゚を走査し、50km~250kmにわたって 50,000k㎡を監視する。 Block 20 は、プロセッサの COTS 化 (Alpha 500MHz、将来は1.5GHz以上) による処理能力の向上を目指 している。 Block 30 には、2005年終了を目指す各種改善が取り入れられる。 これらの Pre-Planed 性能向上計画の他に、Quick Reaction 能力向上計画がある。 Sony Vaio C1 ミ ニノートコンピュータを使用した Personal Computor Improved Data Modem (IDM) の採用により、JSTARS と Apache Longbow 攻撃ヘリや、F-16 戦闘機などとの更新が可能になった。 Block 40 は、レーダの能力向上計画で、2010年までに5機の E-8C が改装される計画になっている。 ・NATAR NATO Transatlantic Advanced Radar 計画の紹介 ・ASTOR Airborne Stand-Off Radar 計画の紹介 |
2000.07.26 | Jane's Defence Weekly | RTIP: the next big step-change for Joint STARS | Northrop Grumman 社は米空軍 Joint STARS のコンピュータ換装計画を終了した。
これはCOTS技術による Joint STARS の総合的能力向上で、11機目から適用される計画。現在まで 7機が
納入されている。 今後の重要な改善として、10年間にわたり RTIP(Radar Technology Insertion Program)が行われる。 RTIP はレーダー の改善はもとより、NATO 戦域での AGS(Alliance Ground Surveillance )システム への共用化が課題となる。 |
2000.07.12 | Jane's Defence Weekly | Northrop Grumman details proposal for NATAR system | Northrop Grumman 社は 6月に NATO の alliance ground surveillance(AGS)
要求の一つである NATAR(NATO Transatlantic Advanced Radar) 戦場監視システムの提案書の詳細を
発表した。 NATAR システムは、米国の Joint-STARS 用に開発中の RTIP( radar technology insertion program) を 適用しエアバス A321 に搭載する計画で、 300以上のサブシステムについては米国以外の NATO 諸国の 企業が参入可能としている。 |
1999.08 | International Defense Review | ASTOR win expands NATO AGS choice | |
1997.06.11 | Jane's Defence Weekly | Joint STARS: The ideal solution for NATO's AGS requirement |
・1985年:コンソール10基、10 MIPS 処理装置、2.3 G 記憶容量 ・1997年時点:コンソール18基、2080 MIPS 処理装置、41.8 G 記憶容量 ・1998年までに:7800 MIPS 処理装置、306 G 記憶容量 |