ALBM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.07.13
 15:37
Kyiv Independent US developing new 'extended-range' missile for Ukraine's Air Force <2408-071310>
 米国はウクライナ空軍向けに、長射程で安価な新型ミサイルを開発していて、1月に
RfIを発簡している。 7月10日の更新版では、ウクライナに供給するためであると明記された。
 要求には、開発される新兵器は、装甲目標を撃破できる破片効果弾頭を搭載したCEP≧10m、射程約460km500-lb級低コスト空中発射を目指す長距離攻撃弾 (ERAM) である。
 敵がECMを掛けた場合でもGPSを効果的に操作する能力が含まれる。
 この兵器は、契約締結後2年以内に生産が開始され、毎年最大1,000発が生産される予定である。
2022.11.16 Jane's Defence Weekly China reveals new air-launched ballistic missile for H-6K bombers <2302-111601>
 中国が広東省で開かれて航空ショーで新型ミサイル2発を搭載したH-6K爆撃機を登場させた。
 この新型ミサイルは明らかにロシアのKh-47M2 Kinzhal (AS-25)
ALBMとよく似ているが、ミサイルには2PZD-21と記されており、PZDとはcounterweight missileを意味することから、訓練用の擬製弾と見られる。
 ロシアのKh-47M2 Kinzhalは射程2,000kmとされる極超音速弾でRCSも小さい。
2020.10.28 Jane's Defence Weekly PLAAF's new H-6N bomber seen carrying large missile <2012-102801>
 Weibo上で10月17日、
PLA空軍のH-6Nが胴体下HGV弾頭のALBMと見られる1発を搭載した映像が公開された。
 H-6Nは2019年10月1日の国慶節閲兵式で、会場上空を飛行して初公開されたが、その際にはCJ-10K/KD-20 CM 2発KD-63 LACM 2発を搭載していた。
2018.08 International Defence Review IAI, IMI reveal Rampage stand-off ASM <1809-080005>
 IAI社とIMI社が共同で開発したRAMPAGE長距離ASMが公開された。 RampageはIMI社製EXTRA誘導ロ ケット弾を空中発射に合わせて小改造したもので、射程は数百㌔という。
 Rampageの諸元は全長4.7m、胴径30cm、重量570kgでいかなる航空機にも搭載可能で、1機に4発の搭載が可能なことから1編隊4機は16発を搭載可能という。 
2018.05.09 朝日新聞

(Yahoo)

マッハ10の「極超音速」で飛ぶミサイル、ロシア軍公開 <1806-050906>
 モスクワで開かれた観閲式で9日、Kinzhal
ALBMが正式に一般公開された。 Kinzhalは白く塗装されMiG-31Kに搭 載され赤の広場の上空を飛行した。
 ロシア国防省や政府系メディアなどによると、KinzhalはMach 10の極高速で2,000kmの射程を有するという。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly MiG-31 Kinzhals and Su-57s to fly over Red Square during Victory Day parade in May <1806-041804>
 5月9日に赤の広場で行われるロシアの戦勝記念日観閲式のリハーサルで4月9日、3月1日にプーチン大統領が公表したMach 10で飛ぶ Kinzhal
ALBMを装備したMiG-31 2機が飛行した。 式典ではSu-57 2機も 飛行する模様である。
 露国防省によると式典では固定翼/回転翼合わせて73機が飛行するという。
2018.03.21 Jane's Defence Weekly Russia shows Kinzhal hypersonic missile <1805-032104>
 ロシア国防省が3月10日、MiG-31BMに搭載したKh-47M2 Kinzhal超高速精密誘導ミサイルの発射訓練映像を公表した。  このミサイルは3月1日にプーチン大統領が集会での演説で公表した速度Mach 10射程2,000kmのミサイルで、発射試験 は2017年12月1日に行われている。
 このミサイルは外観と寸法から9K720 Iskanderが使用する9K723弾とよく似ていて、ノーズや制御部分に違いはあっても ロケットモータは同じもののようである。
2018.03.12 Aviation Week & ST Russian roulette <1805-031202>
 プーチン露大統領が3月1日に5種類の新型核兵器を公表したが、
 ・RS-28 Sarmat 200t ICBM
 ・Kh-47M Kinzhal
ALBM
 ・ロケット加速 HGV
 ・Status-6 核推進魚雷
 ・核推進 CM
射程2,000kmでMach 10のKh-47M ALBM9K723 Iskander-MをMiG-31から発射するALBMにしたものと見られるなど、核推進 CM以外は既に予想されたものであった。
 唯一予想外であった核推進CMも目新しい技術ではなく、1960年代に米国がPluto計画の元に射程180,000 kmの超音速低高度 (SLAM) GLCMとして開発している。 SLAMはエンジンを2基試作したものの計画は 1964年に中止になっている。
2018.03.11 東京新聞 ロシアが最新鋭ミサイル実験 「成功」と国防省 <1804-031101>
 タス通信が、ロシア国防省が超高速
ALCM Kinzhal(註:Dagger)を MiG-31から発射する試験に成功したと11日に発表したと報じた。 Kinzhalはプーチン大統領が1日の年頭演説で公表した最新兵器の一つで、2017年12月から 南部軍管区に配備済みだという。
 KinzhalはMach 102,000kmを飛行しBMDSを回避できるという。
【関連記事:1804-030209 (DU 2018.03.02)】
2018.03.02 Defense Update Hypersonic weapons enter service with Russian aviation <1804-030209>
 プーチン露大統領が2日、各種新型戦略兵器を開発していることを公表した。
Dagger (Kinzhal) 超高速
ALCM
 Mig-31から発射され、数分後にMach 10に達しこれを維持する。 2,000kmを飛翔。
Avantguard
 地上発射超高速ミサイルで、ブースタで加速され切り離されたのち、Daggerの2倍となるMach 20で大気圏上端を滑空 する。 既に量産入りしている。
Sarmat
 200tの新型ICBMで、射程は11,000kmであるが極軌道を飛翔させることで地球上の何処へも到達できる。 弾頭には HGVが使われる。
原子力推進エンジン
 プーチン大統領によると、従来の100倍の比推力を得られるCMやUUV小型の原子炉を搭載したエン ジンを開発した。
Nuclear Powered, Multi-purpose Ocean-going UUV
 核推進のUUV
A-235 (PRS-1M ABM)
 既存のA-135 (53T6) ABMの後継で、外寸はA-135と同じため既存のサイロが活用できる。 過去数ヶ月間に2度の試験が行われ、 2018年中に配備される。 ・S-500
 目下試験中
高出力レーザ兵器
 大型トラック2台に搭載された写真が公開されたが詳細は不明である。