2024.03.26 17:05 |
Breaking Defense | Army inks Iron Fist buy for Bradley fleet, after years of budget delays | <2404-032609> 米陸軍の地上戦闘システム担当PEOのディーン少将が3月26日にBreaking Defenseに、M2 Bradley IFVに装備する新しいAPS IF-LDをElbit社に発注したが、最終的に少数のBradleyにしか装備できないと語った。 |
2022.06.14 | Defense Uopdate | Israe's Mafat to evaluate Bird Aerosystems' HybridEye – a new active protection for ground forces | <2207-061411> イスラエルのDDR&D (Mafat) がBIRD社と、陸上部隊や施設をATGMを含む空投武器から防護するAPS HybridEyeを試作し試験を実施した。 HybridEyeは既存品と異なり、マルチビームのC-bandレーダで遠距離から近距離まで全方位全高低にわたる全球の探知を行い、目標諸元をアクティブ/パッシブの対処装置に送ることができる。 |
2022.06.01 | Jane's Defence Weekly | Getting a head of the bang | <2208-060112> ・Maturing MPIS ・Future efforts |
2021.11.10 | Jane's Defence Weekly | German Leopard 2 tested with Trophy APS for first time | <2201-111008> イスラエル国防省が11月3日、ドイツが装備したTrophy APS最初の一連の試験が完了したと発表した。 Rafael社とKrauss-Maffei Wegmann社が行った試験では90%以上の成果を収めたという。 Rafael社によると試験は10月末に完了した。 Trophy APSは2023年までにLeopard 2A6MA3に取り付けられ名称がLeopard 2A7MA1になる。 1月にはドイツが2023年にNATOのVery High Readiness Joint Task Forceに差し出すLeopard 2 17両にAPSが取り付けられた。 |
2021.07.07 | Jane's Defence Weekly | UK selects Trophy APS for Challenger 3 tank | <2109-070706> 英国防省がChallenger 3 MBTに装備するAPSをRafael社のTrophyにしたと発表した。 Challenger改良計画の主契約社であるRBSL社は軽量型TrophyのTrophy MVを用いた試験を行っている。 国防省は6月28日にChallenger 2 148両をChallenger 3に改良する契約を£800M ($1.1B) で行った。 この改良でChallengerは砲塔が更新されRheinmetall社製L55A1 120mm滑腔砲に換装される。 |
2021.03.24 | Jane's Defence Weekly | Hanwha Defense integrates Iron First APS and Spike LR2 ATGM onto its Redback IFV | <2105-032405> 豪Hanwha社が3月16日、Redback IFVにイスラエル製装備2種類を搭載した試験に成功したと発表した。 搭載したのはElbit社製Iron Fist APSとRafael社製Spike LR2 ATGMで、Iron Fistの試験は2020年末、Spikeの試験は2月に実施された。 韓国Hanwha社製Redback IFVは豪陸軍がAUD18.1B~27.1B ($14B~21B) で計画しているIFVで、Rheinmetall社のLynx KF-41と受注競争を行っている。 |
2021.03.03 | Jane's Defence Weekly | Germany orders Trophy APS for Leopard 2 tanks | <2105-030304> イスラエル国防省とRafael社が2月23日、ドイツとLeopard 2MBTにTrophy APSを装備する政府間協定に署名したと発表した。 Trophy APSのLeopard 2 MBT搭載は1月27日に議会で承認され、28日には国防省が車体の改造なしに試験車両に搭載すると発表していた。 Trophyを搭載するのはLeopard 2A6M3で、搭載は2023年まで続けられ、その後はLeopard 2A7A1と呼び名が変わる。 その後も他のLeopard 2にも搭載される計画という。 |
2021.02.24 | Jane's 360 | Germany orders Trophy APS for Bundeswehr Leopard 2s | <2103-022406> ドイツ国防省とRafael社が2月23日、ドイツとイスラエルがTrophy APSをドイツ軍のLeopard 2 MBTに搭載する政府間合意に調印したと発表した。 Trophy APSを装備するのはLeopard 2A6M3で、搭載後はLeopard 2A7A1になる。 |
2020.12.08 | Jane's 360 | Rafael offers its next-gen combat vehicle suite to South Korea | <2101-120805> イスラエルRafael社が、韓国陸軍がK1A2 MBTとHyundai社製APC 600両に装備するTrophy APSとArmor Shield Pパッシブ装甲を供給する。 Trophy APSは米陸軍のMBTやイスラエルのNamer重APCでも装備している。 |
2020.03 | International Defence Review | Detect, track, neutralise: Iron Fist picks up the APS gauntlet | <2005-030013> ・Kinetic energy defeat ・Near-term improvement ・Sales prospects |
2020.03 | International Defence Review | Russia to trial Drozd-2 active protection system on T-72BK | <2005-030002> ロシア軍の調達に関するウェブサイトに2019年12月、国防省がKBP設計局に試験用としてTKB-0252 Drozd-2 APSのT-72BK MBTへの取り付けを発注したとの記事が掲載された。 発注されたのはDrozd-2 一式と迎撃弾30発で、契約額はRUB745,443 ($12,138) と少額である。 |
2020.01.29 | Jane's Defence Weekly | Elbit's Iron Fist engages kinetic round | <2003-012902> Elbit社が1月21日、Iron Fist APSの120mm APFSDSの撃破試験に成功したと発表した。 Iron Fistは近接撃破式で、公開された映像ではIFLKから発射されたIron Fist弾がAPFSDSの直近で破裂した。 |
2019.12.10 | Defense News | US Army picks two vehicle protection systems to evaluate realm of the possible | <2001-121004> 米陸軍はAbrams MBTとBradley IFVへのAPS搭載を決めているが、2018年に行われたStrykerへの搭載試験では不適当と判定されている。 そこで陸軍は2020年10月に評価試験を再行する計画でRheinmetall/UBTグループのStrikeShiel APS(右図)とRafael社のTrophy VPSの2機種を選定した。 Trophy VPSはAbramsが搭載しているTrophy APSの軽量型である。 |
2019.10.30 | Jane's Defence Weekly | Trophy APS delivered to US Army for Abrams integration | <1912-103002> Rafael社が、同社のTrophy APSが米陸軍による数年間の試験を経てM1 Abrams MBTへの外付け装備とした4個旅団分を納入を開始したと発表した。 |
2019.10.23 | Jane's Defence Weekly | Turkey deploys upgraded M60TMs to Syrian border | <1912-102301> トルコ軍のPeace Spring作戦に従事するPulat APS(註:トルコAselsan社製)を装備したトルコ軍のM60TM MBTが10月11~12日に、シリアとの国境に位置するトルコのアクチャカレからシリア側の都市タル・アブヤドに向け侵攻した。 |
2019.08.14 | Jane's Defence Weekly | China's VT5 tank to be fitted with APS | <1909-081413> 中国Global Times紙が8月4日にCCTVの報道を引用して、NORINCO社がVT5軽戦車にAPSを装備しようとしていると報じた。 |
2019.08.06 | Jane's 360 | China's VT5 tank to be fitted with active protection system | <1909-080608> 中国Global Tomesが8月4日にCCTVの報道を引用して、NORINCO社がVT4軽戦車にAPSを装備すると報じた。 |
2019.07 | International Defence Review | US Army, UK MoD move out with plans to acquire Elbit Systems' Iron Fist Decoupled APS | <1908-070001> Elbit社が米陸軍と英国防省からIron Fist Light Decoupled (IF-LD) APSを受注した。 英国からの受注は評価用としての1個システム$1.5Mであるが、米陸軍はM2 Bradley FV用として154個システム2,484発である。 米陸軍はAbrams MBTにはRafael社製Trophy、Bradley FV用としてElbit社製IF-LDの採用を決めている。 |
2019.06.10 | Defense News | Active protection systems demo hits dead end for Stryker, Army evaluating next steps | <1907-061007> 米陸軍が昨年秋に、2種類のAPSについてStrykerへの搭載試験を実施したが、いずれもStryker搭載には適さないとの評価結果を得たため、その対応を再検討している。 |
2019.01.24 | Defense Update | Germany to Field Trophy APS with Leopard II Tanks | <1902-012410> ドイツ陸軍が今秋ロンドンで行われた国際装甲車両フォーラムで、NATOのVJTFに差し出している部隊にRafael社製Trophy APSを装備する方針で、2022年までに受領して2023年にはVJTFに配備する計画であることわ明らかにした。 ドイツ陸軍は2A6、2A6M、2A7の3種類のLeopard Ⅱ MBTを328両保有していて、逐次新型に改造されている。 |
2019.01.21 | Defense Update | Iron Fists APS for the Australian Boxers | <1902-012105> オーストラリア軍がRheinmetall社に対し、同国軍のBoxerにIMI社製のIron Fist APSを搭載する評価を要求した。 評価対象となったAPSはBoxerの戦闘重量38.5tを満足したIron Fistだけである。 |
2019.01.16 | Jane's Defence Weekly | US military buys more Trophy APSs for MBTs as Rafael pushes light version for US IFVs | <1903-011607> イスラエルRafael社の米国窓口であるLeonardo DRS社が1月8日、米陸軍と海兵隊のM1 Abrams MBTが装備するTrophy APSを$79.6Mで追加受注したと発表した。 これでTrophyの発注額は合わせて$200Mを超えた。 米陸軍はM1 Abrams MBTにRafael社製Trophy、M2 Bradley IFVにIMI社製Iron Fist、Stryker装輪IFVにArtis社製Iron Curtainの3種類のAPSを搭載して評価する。 |
2019.01 | International Defence Review | Herakles announces Velociraptor APS development | <1902-010001> 南京の民間企業Herakles社が2018年殊海航空展にVelociraptor APSを出品した。 Velociraptorは開発の最終段階で2019年には野外試験が計画されている。 VelociraptorはAPC、IFV、MBTなどへの装備を目指している旋回砲塔式システムで四面のKu-band AESAレーダと76mm破片効果迎撃弾4発が装填された発射機でできている。 装置は120~400m/sで飛来するATBMやRPGを、空中発射の場合400m、地上発射の場合50mで捕捉し迎撃弾を発射する。 迎撃弾は15m遠方で破裂し、破片効果は0.5mに及ぶという。 |
2018.12.18 | Inside Defense | Iron Fist APS approved for initial production | <1901-121813> 米陸軍がBradley IFVに装備するIMI社製Iron Fist APSが装備化に向け一歩前進した。 ただIron Fistの装備化はインテグレーションの問題が発生したため8ヶ月以上遅れた。 |
2018.11.21 | Inside Defense | Army to field new Stryker APS in FY-21 | <1812-112112> 米陸軍の調達担当者が10月5日に、陸軍がStrykerの一部にAPSを3QFY21装備開始するため、新規開発ではなく既存の2機種で評価試験を行っていることを明らかにした。 |
2018.11.12 | Jane's 360 | Airshow China 2018: Herakles announces Velociraptor APS development | <1812-111206> 南京のHerakles社が殊海航空展でAPC、IFV、MBTなどに装備するAPSであるVelociraptorを公表した。 Velociraptorは現在設計の最終段階で2019年の野外試験が計画されているが、既に中央アジアや中東から引き合いが来ているという。 Velociraptorは76mm迎撃弾4発を装填する発射機1基又は複数基と、Ku-band AESAレーダを装備する。 AESAレーダは72×36mmのアンテナを4面装備する。 |
2018.11 | International Defence Review | 'Trophy' case: Rafael's active protection system steps out | <1812-110009> ・Heavy, Medium、and Light ・Equipment profile |
2018.11 | International Defence Review | New lighter-weight Trophy APS successfully tested | <1812-110001> 現在Merkava MBTに搭載され、近く米陸軍の1個旅団でM1A2 Abrams MBTに装備されるTrophy APSの重量は2t近くあるが、Rafael社はこれを小型化して40%近く軽量化したTrophyを開発している。 同社は9月まで6週間かけて複数の実弾による攻撃を含む270発をBradley IFVに搭載したTrophyが防護する試験を行った。 |
2018.10.17 | Jane's Defence Weekly | IDF to test Iron Fist APS | <1812-101708> イスラエル軍がIron Fist APSの軽量型であるIF-LCをEitan装輪APCやブルドーザ、トラックなどの車両に搭載する試験を行う。 IF-LCは既にオランダがCV90 IFV搭載用に選定しているほか、豪陸軍がLand 400 Phase 2計画でEitan搭載APS候補に挙げており、米陸軍もBradley IFVに搭載した試験を計画している。 |
2018.08.29 | Defense News | US Army to bring new vehicle protection technologies to fleet as early as 2020 | <1809-082906> |
2018.08.24 | Defense News | Iron Curtain is out as possible active protection system for Stryker | <1809-082405> 米陸軍が約2年前に装甲車両装備するAPSとして、Abrams MBTにはRafael社製Trophy、 Bradley IFVにIMI社製Iron Fist、Strykerに唯一米国製であるArtis社製Iron Curtainを決 めたが、陸軍のStryker計画責任者が24日、Iron Curtainは運用構想に概ね適合し、目標を概ね撃墜したが、兵器としての完成度 が低いため計画を続行しないと言明した。 このため陸軍は、既に代替えとなるシステムの検討を開始している。 |
2018.07 | International Defence Review | Rafael advances 'downscaleed' Trophy APS development | <1808-070001> Rafael社がIFVなどに装備するため開発している軽量型Trophy APSの試験は、今年後半 実施に向け準備が進められている。 Merkava Mk 3 MBTに搭載するTrophyは850kgで容積が0.69㎥であるが、軽量型Trophyには重量520kg 、容積0.42㎥が求められた。 このためTrophyはEL/M-2133 F/G-bandレーダと4面アンテナ、迎撃弾MEFPの発射機2基、自動給弾装置1基を搭載しているのに対し、軽量型 は小型の発射機2基と自動給弾装置2基を備えている。 いずれの型もATGM、RPG、無反動砲弾に加え、MBTの発射する対戦車弾にも対応でき、リアクションタイムは300~350ms、最小捕捉距離20~30m、 撃墜距離10~30mの性能を有する。 |
2018.06 | International Defence Review | The big bang theory: planning future main battle tank armaments | <1807-060017> ・130mm ・152mm ・RAVEN ・ATGM ・EM ・Laser |
2018.05.11 | Jane's 360 | Rafael advances 'downscaled' Trophy APS development | <1806-051107> Rafael社が、同社製るSamson Mk Ⅱ間隔操縦砲塔 (RWS) に搭載するTrophy APSのコンパクト型 を開発しており、4Q2018年の試験実施を目指している。 |
2018.03.07 | Defense Update | Ukrainian APS to protect Turkish tanks in Syria | <1804-030703> トルコ国防相が2月下旬に、シリアとイラクでのクルドとの戦いで被害が増加しているのを受け、トルコがM-60T及び Leopard-2A4 MBTにウクライナ製のAPSを装備することを明らかにした。 装備するのは Zaslon APSの軽量型Zaslon-Lをトルコ仕様にしたAkko Pulatで、1両に1セット6基ずつ120セットを要求している。 Akko PulatはX-bandレーダと信号処理装置、HE爆薬から成り、危険地域に入るとHE爆薬が収納箱から引き出されレーダ が作動を開始する。 標的が8~10mに接近するとHE爆薬が搭載車の2.5mに破片を放出する。 |
2018.03 | International Defence Review | ADS achives 'world-first' functionally safe APS | <1804-030001> Rheinmetall社の子会社であるADS社が、IEC61508で一番高い安全基準SIL3を達成したAPSである ADS-Gen3を開発した。 ADS-Gen3は重量が70kgからMBT搭載型で1,800kgで、消費電力は750W以下である。 戦闘では飛翔体が30m以内に接近するとレーダが捕捉し、内蔵した脅威表から目標と判別する。 2m以 内に接近するとEOセンサが目標を捕捉し1msec以内にCMを発射して着 弾1m前に撃破する。 |
2018.01.22 | Jane's 360 | ADS achieves 'world-first' functionally safe APS | <1802-012205> Rheinmetall社の子会社であるドイツのADS社がIECの安全基準IEC61508の安全基準 (SIL)3を、世界で初めてクリアしたAPS ADS-Gen3を開発した。 |
2017.11.14 | Jane's 360 | USMC envisions C-RAM, littoral APS | <1712-111407> ロンドンで開かれた装甲戦闘車両の生存性に関するシンポジウムで、米海兵隊の戦闘開発責任者がAPSにつ いて、当面の施策と2030年以降を見据えた長期的な展望を示すと共に、C-RAMにつ いても言及した。 海兵隊は当面M1A1 MBTにTrophy HVを装備する一方、水陸両用戦闘車 (ACV)に装備するAPSの開発を続けると述べた。 |
2017.10.18 | Jane's Defence Weekly | US Army buys Tropy active protection system for Abtams tank brigade and eyes accelerated AMPV production | <1712-101807> 米陸軍が在欧陸軍向けの暫定装備として、Trophy-HV APSのM1A2 SEPv2 MBTへの搭載を進めている。 陸軍は1年ほど前に TrophyをAbrams MBTに Iron Fist LightをBradley IFVに Iron CurtainをStrylerに 搭載することを決めている。 |
2017.10.10 | Defense Update | U.S. Army to equip its European-based armored brigade with TROPHY APS | <1711-101007> 米陸軍が何年も試験と評価を行ってきたAPSについてイスラエル製のTrophy APSをM-1A2 SEPv2 MBTに装備することを決め、駐欧の1個機甲旅団用を調達する。 1個 旅団のTrophy取り付けは6ヶ月間に行われる。 Trophyを開発したRafael社によるとTrophyにはIAI/Elta社製EL/M-2133レーダが4基取り付けられている。 M-1A2 SEPv2はM-1 Abrams MBTの最新型で、陸軍は最近GDLS社からSEPv3を受領しているが、GDLS社は更なる改良型SEPv4を提案し ている。 |
2017.08.30 | Jane's Defence Weekly | China's Norinco reveals new armoured vehicles and active protection system... | <1710-083007> NORINCO社が8月15~16日に内モンゴルで開かれた"機甲の日"で同社製のGL5 APSを公開 した。 このイベントには50ヵ国から230名が招待された。 GL5 APSは4基の高低上を20゚で捜索するレーダと4基の発射機で構成されている。 レーダが100m以内に飛来 した目標を捕捉すると発射機からロケット弾が発射され7m先で破裂して、その破片による弾幕で目標を 10m±1mで無力化する。 展示では180m先から発射された120mmの対戦車ロケットをGL5が2発の迎撃弾で破壊して見せた。 |
2017.08.21 | Jane's 360 | China's NORINCO reveals new armoured vehicles, active protection system | <1709-082103> NORINCO社が15~16日に内モンゴルで開かれた"機甲の日"で同社製APSを公開した。 この行事には50ヵ国から230名を招き、TVによるデモなども行って売り込みが行われた。 NORINCO社は毎年この行事で海外向けの展示を行っているが、今年は新型IFVのVN-17を展示した。 |
2017.08.20 | Jane's 360 | NORINCO demonstrates GL5 APS | <1709-082004> NORINCO社がMBTやAFVに装備するAPS GL-5の詳細を 公表した。 GL-5は捕捉距離100m、高低角20゚レーダ4基を装備する。 公表されたMBT-3000/VT-4 MBTへの搭載例では、砲塔 上の全面に2基、砲塔の後方に2基を搭載していた。 |
2017.08.16 | Inside Defense | Bassett: Army leaders 'very close to a decision' on Trophy APS for Abrams | <1709-081608> 決定が遅れていた米陸軍のAbrams MBTにAPSを装備する計画は、 近く最終決定がなされることを計画責任者が15日に明らかにした。 決定がなされればAbrams MBTにTrophy APSが装備されることになる。 |
2017.06.19 | Defense News | Iron Fist revealed: The likely interim active protection system for Bradley | <1707-061903> 米陸軍が、IMI社とGD社が共同開発したIron FistをBradley IFVに装備する暫定APSとして採用する。 また年内にもStryker APCやAbrams BMTへ搭載する 暫定APSも採用する計画で、Abrams用にはRafael社製のTrophy APSも検討されている。 |
2017.04.06 | Defense News | Army speeds up future Modular Active Protection System for combat vehicles | <1705-040606> 米陸軍が既存技術を用いた戦闘車両に搭載するAPSとしてMAPSの装備化を、 2019年の初期段階開発完了を目指して急いでいる。 開発責任者が3月27日、現段階の試験ははソフトキルの試験で、年内にcommon controlerを用いた試験を開始することを明ら かにした。 Common controlerによりソフト、ハード混用の多層防護が可能になる。 |
2017.03.01 | Defense Update | Home grown Syrian soft kill system successfully defeated TOW missiles | <1704-030106> 最近、対戦車ミサイルなどによるシリア軍装甲車両の損害が減少している。 これはシリア国内で開発したIRCM装置 Sarabの成果であるという。 シリアは反政府勢力から入手したTOWを参考にIRCMを開発し2016年初期にIR LEDを用いたSarab 1を開発した。 Sarab 1は80%の効果を収め たという。 2016年末には改良型のSarab 2を配備したがカバーするのは前方180゚だけであるのに対し、開発した最新型Sarab 3は360゚をカバーするとい う。 |
2017.03 | International Defence Review | UK examins APS options | <1704-030011> ・MUSS ・ROSY_L (Rheinmetaal) |
2017.01.04 | Defense News | BAE to integrate Israeli Iron Fist on Dutch combat vehicles | <1702-010404> オランダがBAE Systems社に先月、CV90 IFVに搭載するIron Fist APSを発注した。 Iron Fistについては米国もBradley IFVやStryker装備用に評価試験行っており、夏までには結論が出る。 Iron FistはIMI社が開発したAPSで、イスラエル軍が装備しているRafael社製TrophyやRheinmetall社のADS、 米Artis社製IronCurtain(註:イスラエルRada社製でPRS-10が原型)とは別物である。 |
2016.11.10 | Defense Update | Israel to acquire hundreds of new Trophy APS | <1612-111004>
イスラエル国防省が、新造するMerkava 4 MBTとNamer APCに装備するため、数百セット
のTrophy APSを調達する。 |
2016.09 | International Defence Review | QintiQ evaluate vehicle active protection | 1610-090002> QinetiQ社が英国軍事科学技術研究所(Dstl)から装甲車両用AIPSの評価計画 Medusaを£7.6M ($10.1M)で受注している。 MedusaではAirbus社製多機能APS MUSSの評価を行う。 Dstlによると、評価計画ではMedusaの各種兵器への対処能力評価と、Challenger 2 MBTへの搭載の適合性を評 価する。 |
2016.08.30 | Defense News | DoD approves Israeli radar for US Iron Curtain testing | <1609-083008> 米国防総省がバージニア州のArtis社に対し、Iron Curtain APSシステムの試験評価用として イスラエルRada社製でPRS-10を元にしたのコンパクト半球捜索レーダ2基を輸入することを承認した。 このレーダはRPGなどに対し防護するArtis社製APSで使用される。 |
2016.06.29 | Defense News | Army testing foreign Active Protection Systems for US combat vehicles | <1607-062906> 米陸軍は特に中央軍や在欧軍の戦域で、RPGやATGMなどから戦闘車両を防護する必 要からAPSの必要性を認識し、MAPS計画を進めているが完成には時間がかかるると見られることから、当面の措 置としてRafael社製Torophyの導入を検討しており、試験を行うことを検討している。 |
2016.04.15 | Defense Update | US Army, Marines to test Israel's Trophy APS | <1605-041506> 米海兵隊高官が13日に上院軍事委員会の委員に対し、海兵隊がM1A1 MBTをATMから防 護するためイスラエルからTrophy APSを、購入またはリースすることを検討していると述べた。 陸軍もStryker及びM1A2へのTrophy装備を検討しているという。 |
2016.01.28 | Defense News | Israel to equip troop carriers with Trophy APS | <1602-012803> イスラエル国防省が28日、Trophy APSを装備したNamer重 APCの試験を、計画より1年近く遅れて開始したと発表した。 NamerはMerkava Mk4 MBTを元に開発された。 Trophy APSは重車両を全周からのロケット弾攻撃から守るシステムで、2011年3月にガザ地区周辺でMk4 MBTに対する攻撃に対し、初めて戦果を挙げている。 その後2014年のガザ侵 攻作戦では数十回にわたり戦車と搭乗員を防護した実績を持っている。 |
2015.01.07 | Jane's Defence Weekly | Rafael waiting on Trophy-LV order | <1502-010712> Rafael社が軽車両用 APS である Trophy-LV の受注待ちの状況にある。 ATGM を含む各種飛翔体に対応する Trophy-HV に対し、Trophy-LV は RPG 対処にだけ特化している。 このため、Trophy-HV がレーダで目標を探知し弾道を計算して迎撃弾を発射するのに対し、Trophy-LV はレーダと EO システムで目 標を探知したのち、同社が 'energetic blade' と呼ぶ物体を搭載車両の屋根の上から発射する。 |
2013.10.15 | Defense News | US-Israeli team to demo APS for Canada | <1311-101503> GDLS とカナダの子会社が、10月中旬に開かれるカナダ航空宇宙産業協会の年次コンファレンスで、Rafael社が開発した Trophy APS のデモを行う。 10月21~23日には、ワシントンで米陸軍協会 (AUSA) の年次総会も計画され ている。 Trophy はカナダ陸軍の LAV Ⅲ 装甲車に取り付けられ RPG を撃退する展示が行われるが、GDLS社は5月29日に、 北米初の APS 装備車両を開発中と予告していた。 |
2013.09 | International Defence Review | Czech Republic tests hard kill protection prototype | <1310-090018> チェコの Explosia社が、AO (Aktivni Oxhrana) と呼ばれる APS の試験に成功した。 AO システムは2基のレーダと Explosuive Formed Axe (EFA) で構成される。 2基のうち1基のレーダは数十㍍の範囲を走査して目標を捕捉する。 もう1基のレーダは罠の働きをする。 EFA はブラストで目標を破壊するもので、弾丸等を発射するものではない。 |
2013.07 | Jane's Missiles & Rockets | Advanced anti-tank warheads could defeat vehicle-mounted defensive aids | <1308-070016> 英 QinteQ社と、仏 Nexter社が、現在一部の戦闘車両に装備されているアクティブ防護装置 DAS(註:=APS)を回避するため、3m以上離れた位置で破裂し目標を破壊する 二種類の対装甲弾を開発している。 QinetiQ社が開発しているのは破裂成形弾 (EFP) で、Nexter社は SSJ と呼ばれる銅薄膜を用いた弾頭を開発して いる。 |
【註】 いずれも目標から離隔した位置で成形爆薬を破裂させ、発生した高速高温のジェット噴流、又は爆薬前面の銅などでできたライナが高速飛翔間に弾丸状に形成される自己 成形弾 (SFM) の一種と見られる。 この技術は既に米国が CBU-97/CBU-105 SFW で実用化している。 |
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2013.06.20 | Defense News | Are active protection systems about to have their day? | <1307-062003> 米陸軍の次期戦闘車両 GCV の開発は BAE Systems社と GD社が受注を競っているが、 APS の搭載が主要要求項目に挙がっている。 GD社は5月29日に Raytheon社製と見られる APS の最終設計審査 (CDR) を終え、年内に LAV Ⅲ に搭載しての試験を開始する。 一方 BAE Systems社は4月29日、同社の GCV が搭載する Iron Curtain APS は、政府の行った試験で全弾を撃墜したと発 表した。 Iron Curtain は C-band レーダで目標の捕捉と迎撃弾の管制を行う。 |
【註】 Raytheon社は、米陸軍が計画中止にした FCS の構成品として Quick Kill APS の開発を進めていた。 |
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2013.02 | International Defence Review | Raytheon tests APS | <1303-020027> Raytheon社が2012年12月に、2013年初期に計画されている米陸軍の評価試験に先立ち、Quick Kill APS の試験に成功し た。 Quick Kill は元々、米陸軍が計画中止にした FCS の構成品として開発が進められていた。 |
2012.09.04 | Defense News | Israeli turf battles trigger APS bid | <1210-090402> イスラエル国防省が、将来脅威に対抗する第二世代 APS の開発に向け、来春早々にも国際入札の RfI を発簡する。 これについて同国国防省は、既に実用化している Trophy APS を開発した Rafael社と、Iron First APS を開発している IMI社 の共同開発を要求している。 |
2012.07.02 | Aviation Week & ST | Trophy gets skiiy | <1208-070213> Rafael社が、先月パリで開かれた Eurosatory で、軽装甲車両防護用 APS である Trophy Light を初公開した。 Trophy Light は Rheinmetall社製 Gavial に、14.5mm KVPT 機銃装備の Samson社製 Junior と共に搭載されていた。 |
2012.05.02 | Jane's Defence Weekly | Rafael successfully tests helo APS | <1206-050203> Merkava Mk4 用の APS 装置 Trophy を開発した Rafael社が、ヘリ用 APS 装置 Fliker を開発し、RPG 弾の迎撃試験に成功した。 但し Fliker はあくまでも、向かってくる RPG 弾や MANPADS を ECM や Flare で回避できなかった場合の二次手段 として使用される。 |
2012.02.28 | Defense News | S. Korea develops active protection system for armor | <1203-022802> 韓国国防科学研究所(ADD)が韓国独自の APS である KAPS を開発し、 K-2 MBT に搭載した試験を行っている。 KAPS は捕捉追随用の 3D レーダと IR センサで、飛来する ATM などを150m遠方で捕捉し、 ロケット弾を発射する。 ロケット弾は標的の10~15mで破裂するという独自の方式をとっており、システム単価は$600,000である。 |
2011.11 | International Defence Review | Rafael expands Trophy family | <1112-110018> Rafael社が Trophy APS を、MBT の様な重車両搭載用の Trophy HV 、中規模装甲車両用の MV、HMMWV 級用の LV の三種類にファミリ化しようとしている。 Trophy LV は、Merkava Mk 4 MBT に搭載している HV が850kg、0.6立米であるのに対し、200kg、0.26立米と軽量化し ている。 Trophy LV の試験は順調に進んでおり、2012~2013年に量産へ移行できる。 一方 Troph HV は第一次分100基が発注されている。 |
2011.08.17 | Jane's Defence Weekly | IAF seeks airborne APS for helicopters | <1110-081701> イスラエル空軍が、ヘリに APS を搭載して RPG や MANPADS の 攻撃に対抗する計画を進めている。 ヘリに搭載する APS は、今年 Merkava Mk 4 MBT に搭載し Gaza で RPG を撃墜した Trophy を元にするもので、 Rafael社によると Trophy よりやや小型になる。 |
2011.04 | International Defence Review | Trophy baptism of fire | <1107-040005> Rafael社製の Trophy APS が3月1日ガザに隣接した地域で、Merkava Mk 4 MBT に向けて飛来する RPG を捕捉し撃破した。 この直前に米陸軍は Trophy を Stryker に装備した6週間にわたる評価試験を完了していた。 |
2011.04 | Jane's Missiles & Rockets | Attack triggers first in-theatre Trophy firing | <1106-050014> 3月1日の午後、Gaza 南部を定期パトロール中であったイスラエル第401旅団第9大隊の Merkava 戦車が対戦車武器の攻撃を受けたため、Trophy (ASPRO-A) APS で対抗した。 Trophy 別名 Meyil Ruah (Windbreaker) にとって、初の実戦使用であった。 |
2011.03.09 | Jane's Defence Weekly | Trophy APS tested in combat | <1104-030902> Rafael社製 Trophy APS が3月1日に初めて実戦で使用された。 Trophy を装備してガザとの境界をパトロールしていた Merkava Mk 4 MBT が、飛来する RPG を探知し、迎撃弾を発射して破壊した。 |
2011.02 | International Defence Review | Merkava occupants put faith in Trophy | <1103-020022> イスラエル軍が1月上旬に Trophy APS を装備した Merkava MBT をガザ境界に配備す るのをひかえ、12月22日に実員が乗車した Trophy 装備の Markava に対し、擬弾頭を搭載した Kornet (AT-14) ATGM を発射して高価を確認する試験を実施し成功した。 Trophy は Elta社が開発したレーダで目標を捕捉し、2基ある発射機の片方から爆発で弾頭を生成する迎撃弾 (EFP) により、 10~30mの距離で無力化する。 |
2011.02 | Jane's Missiles & Rockets | Israel responds to Hamas use of AT-14 | <1103-020006> イスラエルは、12月上旬に Merkava MBT がロシア製 Kornet ATGM (AT-14) の攻撃 を受けたことから、ハマスが AT-14 を装備していると見て、唯一 Windbreaker APS を装 備している第401装甲旅団第9大隊をガザ近郊に配置した。 Windbreakeer は輸出名称 Trophy で知られる APS で、アンテナ4基を前後左右に配したレーダ1基 と、数基(通常2基)の迎撃弾発射装置からなる。 右図は Trophy が RPG-7 を無力化した際の写真である。 |
2011.01.05 | Jane's Defence Weekly | Israel deploys MBTs with APS to Gaza border | <1102-010510> イスラエル国防省が、ハマスがロシア製の Kornet (AT-14) ATGW を装備していることから、Rafael社製 Trophy APS を装備した Merkava Mk 4 MBT をガザとの境界に配備す ることを決めた。 |
2010.12 | International Defence Review | Israel operationally trials Merkava APS for the first time | <1101-120002> イスラエルが Trophy APS を装備した Merkava MBT の演 習を行い、数両が ATGM を撃墜した。 Trophy は炸薬入りの迎撃弾を発射して10m~30mの範囲で ATGM を無力化 する。 現在 Trophy APS は第401旅団の1個中隊に装備されているか、2011年末までに1個大隊の全てに装備する計画である。 |
2010.03.17 | Jane's Defence Weekly | Israel targets Indian market opportunities | <1005-031703> インドの国防費が4%増えて$32Bになるのを見て、イスラエルが武器の売り込みを積極化させている。 Rafael社や Elbit社は現地企業と合弁会社設立している。 Rafael社が Spike-ER ATGM や ASPRO-A (Trophy) APS の売 り込みを図っているほか、IAI社は既に3機を売り込んでいる Phalcon Il-76TD AEW&C を更に3機売り込もうとして いる。 |
2010.03 | International Defence Review | Israel investigates soft-kill patner for Trophy | <1004-030033> イスラエルは既に1個機甲旅団の Merkava MBT に Trophy APS の装着を完了している が、併せて数十㍍範囲で ATGM のソフトキルを行うシステムの開発を 2013年装備化を目指して進めている。 |
2009.12 | International Defence Review | MIM reveals new Iron First APSA spin outs | <1002-120033> IMI社が Iron Fast APS の派生型二種類を開発した。 三脚搭載で25kgの装置で、非乗車人員の防護用である。 システムは90゚の範囲をカバーし、飛来する ATGM を IR センサで検知するとレーザエフェクタで射手に IR ビームを指向し誘導を妨害する。 ・Bright Arrow 7.62mm又は.50口径機銃の砲塔である同社製 WAVE に Iron Fast 発射機を2個ずつ付けたも ので、飛来する ATGM の方向に向けて迎撃弾を発射すると同時に、発射地点を機銃で制圧できる。 |
2009.11.15 | China defense Blog | PLA's Shtora tank active protection suite | <0912-111501> NORINCO社が、Type 96G MBT に搭載されたロシア製 Shtora APS の写真を公表した。 Shtora は EO 妨害装置で、ロシアは T-80 や T-90 MBT に装備しているが、米国の Lavelin やドイツの PARS3 などの第三 世代 ATGM にはあまり効果がないことから、中国軍では広く装備されてはいない。 |
2009.09.09 | Jane's Defence Weekly | Trophy protection system passes Israeli tests | <0911-090902> イスラエル軍が Rafael社が開発した Trophy APS の試験を完了し 'operational' を宣言 した。 Rafael社は2007年に100個システムを受注しており、今後生産される Merkava Mk 4 MBT の全てに装備される。 Trophy は前後左右の4箇所に取り付けられたレーダアンテナで飛来する ATM やロケット弾を探知し、 2基の発射機から発射される迎撃弾でこれを破壊する。 |
2009.09 | International Defence Review | Czechs develop new hard-kill APS | <0910-090002> チェコが装輪 APC の防護用に EFA 方式の APS を開発している。 この APS は 成形爆薬のほか初速1,900m/sまでの APFSDS に対しても有効である。 |
2009.02 | International Defence Review | Making an Iron Fist of it: Israel's new APS offers variety of countermeasures | <0903-020007> |
2009.01 | Jane's Missiles & Rockets | Bazalt develops RPG-30 grenade launcher to counter tank's APS | <0903-010010> ロシアの Bazalt社が、あらゆる種類の APS に対抗できる対戦車ロケット RPG-30 を開発 した。 APS が一度しか交戦できない弱点を突いたもので、主弾と同じ弾道の前方0.2~0.4秒を囮弾が飛翔して APS を 起爆させる。 RPG-30 は10.3kgで105mm径の縦列二重爆薬の PG-30 弾の発射筒の下に、細い囮弾の発射筒が取り付けられている。 |
2008.10.13 | Aviation Week & ST | APS advances | <0812-101302> Raytheon社チームが10月6日、米陸軍の FCS に用いる APS の静及び移動目標の迎撃試 験を完了した。 APS には短射程型と長射程型があり、長射程型の開発は2010年に予定されている。 |
2008.08.20 | Jane's Defence Weekly | US Army mulls active protection for its vehicles | <0810-082002> 米陸軍が FCS 車両用に開発する APS 防護システムを、'Spin Out' として Abrams MBT や Bradley IFV などの既存戦闘車両に取り付ける検討を行っている。 ただし、そのための開発はまだ開始さ れていない。 FCS 用 APS として Raytheon社は、垂直発射 APS を開発しており、7月に直近防護用 APS としてブースタを取り付けない試験を行い、停止間 及び移動間に RPG の撃墜に成功した。 ブースタを取り付けた試験は10月に行われる。 |
2008.08 | International Defence Review | Seizing the initiative: tanks take active protection system advances on board | <0809-080012> ソ連で開発された世界初の APS で、T-55AD 戦車に装備された。 システムは前方80゚を 防護する。 ミリ波レーダが目標を50mで捕捉追随 し、8発搭載された胴径107mm、重量9kgの迎撃弾が7mで迎撃。 ・Gun-based system ・AWISS ドイツ Diehl社が開発した3kgの迎撃弾で、2006年に迎撃に成功。 ・Trophy イスラエルで Merkava 戦車に搭載。 ・Iron Fist イスラエルの IMI社が開発した APS。 ・Saab Avitronics LEDS 150 ・Oto Melara Scudo ・Arena ロシアの Arena社が開発した APS。 ・Quik Kill APS Raytheon社が開発中の480mm長の迎撃弾。 ・Zaslon APS ウクライナの Zaslon社が開発した APS。 ・IBD's AMAP ドイツの IBD が開発した APS。 |
2008.04 | International Defence Review | EDA members consider joint APS development for military vehicles | <0807-040002> 欧州防衛庁 (EDA) が、欧州企業による APS の共同開発を考 えている。 対象となる企業はブルガリアの科学研究所 (Academy of Science)、ドイツの Diehl社、Oto Melara社、Thales社、チェコ国営 VOP-026社などである。 APS の開発は、EDA の公式計画である Category A より拘束力の低い Category B に設定されている。 |
2007.10.24 | Jane's Defence Weekly | US Army orders design changes to FCS active protection system | <0722-102404> Raytheon社が開発中している APS (Active Protection System) の迎撃弾が最近行われた試験で裂けたのを 受け、米陸軍は再設計を命じた。 APS は FCS 装備となる MGV (Manned Ground Vehicle) が現有の MBT や IFV に比べ軽量であることを補うために開発しているシステムである。 APS はロケット擲弾やトップアタックしてくる ATM に対処するシステムで、迎撃弾は垂直 に発射され pitch-over morter により目標の方向に向かう。 しかしながら迎撃弾は目標を完全に破 壊するものではなく、掩護対象からブラストや断片の直撃をずらすことを狙っている。 |
2007.10.08 | Inside the Army | Army seeking information on Active Protection Systems for aircraft | <0722-100806> 米陸軍 AMRDEC は、ヘリと大型輸送機に装備し MANPAD、RPG 及びロケット等による地上からの攻撃に対処 する APS (Active Protection System) の RfI を発簡した。 APS は飛来するロケットや RPG を探知追随して、到達する直前にこれを迎撃するシステムで、Raytheon社が FCS 車両用に開発中で あるが、航空機搭載技術は未検討である。 |
2007.05.16 | Jane's Defence Weekly | IMI gives Iron First more punch | <0711-051609> イスラエルの IMI社が、ソフトキルと組み合わせた Iron First ハードキル APS (Actove Protection System) を開発した。 開発は国防省の一部出資で行われていることが2006年中頃に明らかになっている。 システムの重量は400kgあるが、対 RPG に特化した200kgの軽量型もある。 Iron First は Elta社製レーダと連接する射統装置で制御され、迎撃弾は2基の 二軸高速制御発射機に2発ずつ搭載される。 発射された迎撃弾は爆発の衝撃波で敵ミ サイルの弾頭を過早破裂させる。 |
2007.05.14 | Inside the Army | IDA: DoD should use 'Trophy' to develop APS tactics and standards | <0713-051405> 米 IDA が議会要請により分析した2007年4月付の戦闘車両搭載 APS の分析評価資料によると、開発が最も 進んでいるのはイスラエルの Trophy で、DoD はすみやかにイラク等で使用中の戦闘車両への装備化を推進す べきと提言している。 米国内では、Raytheon社が FCS 車両用として同様のシステム Quick Kill を開発中で あるが、各種試験が終了するのは2012年頃であり、短期間での実用化は難しい。 資料ではさらに、イスラエルが開発中の新 APS システムである Iron Fist 計画に DoD が共同参加するのが 適策であると提言している。 |
2006.10.18 | Jane's Defence Weekly | US Army looks to package APS on legacy vehicles | <0622-101805> 米陸軍の FCS 開発チームが、APS のキットを2008年までに M1 Abrams MBT、Brzdley IFV、Stryker 装輪装甲 車などの在来車両にも取り付けようとしている。 Raytheon社は飛来する対戦車弾を撃破する Quick Kill APS システムを開発している。 |
2006.10.04 | Jane's Defence Weekly | Weight watching | <0621-100413>
APS は開発が進められている FCS で MGV に装着される。 |
2006.09.25 | Inside the Army | Defense Department officials defend decision to field Trophy APS | <0621-092501> DoD と陸軍は9月21日、陸軍の Stryker にイスラエルが開発した Trophy APS (Active Protection System) を不採用とした理由を説明した。 また、FCS 装備用についても別途開発する意向を明らかにした。 主な理 由は技術的課題が多数あることで、FCS 用として提案中の防護システムに比べ、重量が1.5倍、電力消費量が10倍かかるとしている。 当面、陸軍は Reactive Amor tile 及び Slat Amor Kit を装備し、将来は音響や光を用いた LRAD (Long Range Acoustic Device)、Lazzer Dazzler、Gunslinger 及び高出力白色光装置が採用する。 |
2006.07.31 | Defense News | Diehl tests active system | <0617-073107> ドイツ Diehl社は軍用車両のアクティブ防護システムである AWiss (Abstands-Wirksame Schutz System) の試験に成功した。 同社は2~3年以内に実用化し市場参加をめざす。 AWiss はロケット弾等の攻撃に全周対処可能なシステムであり、遠隔操縦する Leopard 2 戦車に取り付けた AWiss は発射した Milan 対戦車ミサイルを捕捉追随し、破片榴弾により無効化した。 |
2006.06 | National Defense | High-tech weapons mix targets urban hazards | <0615-060002> DoD が Project Sheriff 計画の一環である RPG 対処システム Trophy の効果を報道陣に公開した。 Stryker に搭載する Trophy システムは4基のレーダと両側面各1基の発射機から構成され、全 周を防護する。 展示は時速25mphで走行する車両に2発の RPG を発射し、1発は命中するように、2発目はわずかに外れるようセットされ た。 1発目は脅威と認識し大型散弾を発射してこれを破壊、2発目は脅威とみなさず側方を通過した。 イスラエル陸軍は今年中に戦車への装備を開始する計画であるが、米陸軍は更に実験が必要として慎重な態度を示している。 |
2006.04.24 | Defense News | US Army delays PRG defense | <0611-042401> 国防総省の OFT (Office of Force Transformation) が Project Sherif 計画の一環としてイスラエルが開発している Trophy を Stryker に搭載し、3月30日に2発の RPG に対する実射試験を行い成功した。 Stryker には前後左右4箇所にセンサ を取り付け、RPG を全周探知、直撃を予期する標的に対し左右2基の発射機のいずれかを選定し、 50m以内で多量の散弾を発射し RPG を破壊する。(右図) DoD は早期にイラク等の市街戦に運用する計画だが、陸軍は Trophy の採用が FCS 開発に及ぼす影響が大きいとみており、DoD の計画 を無視している。 |
2006.04.06 | Inside the Pentagon | OFT: Project Sherif 'Active^Protection System' live-fire test a success | <0611-040601> 米国防総省は3月30日に Stryker 搭載 APS (Active Protection System) である Tprphy に対する初めての RPG 射撃試験を行い、車両防護と RPG の破壊に成功した。 2月にはイスラエル Rafael社が社内試験に成功している。 細部は明らかでないが、DoD は昨年4月から Project Sheriff 計画として、市街地で行動する Stryker や Couger 戦闘車に APS の ほか、群衆を解散させる音響やミリ波を用いた ADS (Active Denial System)、MMB (Mobile Multi-Band Jammers)、Bright White Lights、Laser Duzzler などを組み込 む計画である。 |
2006.03.13 | Defense News | U.S.Army works on Active armor | <0608-031307> 米陸軍は FCS の24t級 MGV に装備する APS (Active Protection System) の開発に着手した。 APS は飛来 するロケットや対戦車ミサイルを hard kill または soft kill する防護システムで、Raytheon社が FCS 車両 及び現有装甲車両用の APS 設計を各々$35Mで受注している。 現在、低速の RPG や対戦車 HE 弾への対処は可能だが、高速の Hellfire や対戦車徹甲弾対処の技術は確立されておらず、APS の 実用化は2010年以降とみられている。 Humvee などの軽装甲車両への hard kill システムの搭載は爆風の影響等により不向きなため、現在 RPG の着弾直前に エアーバッグを破裂させ破壊効果を低減する TRAPS (Tactical Vehicle RPG Air-bag Protection System) の 開発が最終段階にあり、年末には実用化される模様である。 |
2006.03.08 | Jane's Defnce Weekly | Trophy protection system concludes tests | <0607-030812> イスラエルの Rafael社と Elta社が10年にわたり共同開発してきた、装甲車両防護用の Trophy APS (Active Protection System) は、2月28日に最終試験に成功した。 試験では RPG-7 弾2発が Stryker 装甲車に向け発射されたが、Trophy は Stryker に向かう1発を脅威と見なして破壊すると共に、 僅かにずれて飛来する2発目を無視した。 |
【註:】 Trophy APS は捕捉追随、発射、迎撃の三機能から成っている。 捕捉追随は平面型レーダで行われ、掩護すべき各方向に設置される。 接近する脅威が捕捉されると Countermeasure Assembly が開かれ、迎撃フラグメントのビー ムが放出される。 車体後方の上部に取り付けられているのが Countermeasure Assembly で、戦車では砲塔側面に取り付けられ ている。 フラグメントの有効範囲は10~30mで、主として HEAT 弾を対象としている。 |
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2006.03.06 | Defense News | FCS work for Raytheon | <0608-030605> Raytheon社は、米陸軍の FCS に装備する APS (Active Protection System) の開発を$70Mで受注した。 APS は車両防護用システムで、センサによりロケット弾等を探知し、直撃前に無効化する。 |
2006.03.06 | Defense News | Israel armor aces tests | <0608-030604> イスラエル Rafele社の開発チーム (Elta及びGeneral Dynamics) が2月下旬に2度の Trophe APS (Active Protection System) 試験を行い、Stryker 戦闘車両に対する同時2発の RPG の射撃に対する防護に成功した。 Trophe は DoD が進める Project Sherif 計画の一環として同社が行っている開発で、FY-06の開発経費は$31M。 米軍は 年末にもイラク派遣部隊の Stryker に装備する計画である。 Trophe はレーダでロケット攻撃を探知し、脅威度を識別、緒元を破壊機構に送りこれを安全離隔距離で破壊 する。 破壊機構の細部は公表されていない。 試験では車両に直進する1発を破壊、外れた1発は車両近傍を通過した。 |
2005.06.15 | Jane's Defence Weekly | Research & development and technologies | <0513-061508> ・Horus UAV 戦車の120mm滑腔砲から発射可能な使い捨て式の UAV で、画像情報の取得に使用する。 2005年初期からイタリア国防省に納入してい る。
・Scudo Active self protection system (その他に、ステルス装甲、弾薬、発射薬などに関する記述) |
2004.05 | International Defense Review | Close in defense | <0409-050006> 米陸軍は Chang Industry社と、先に開発した FCLAS (Full Spectrum Active Protection Close-In Layered Shield) を小型化し、各種車両に搭載可能にする40ヶ月の契約を結んだ。 FCLAS はロケット擲弾、対戦車弾、小型の 対戦車ミサイルに対抗するシステムで、Phase 2 では射程延伸を図り、Stinger や無反動砲から発射さ れる HEAT弾に対して試験が行われる。 更に Phase 3 ではヘリから発射される長射程の目標に対する試験が計画されている。 |
2003.03.12 | Jane's Defence Weekly | Future Combat Systems need high-tech protection | FCS で使用される16tの軽量車両には、高度な防護システムが必要となる。 36tの装甲重量を有する M-1 70t 戦車に匹敵する防護力を 16tの軽量車両に保有させるためには、通常の装甲 に加えて、APS (Active Protection System) や ECM が必要になる。 計画は2段階で行われ、Phase 1 では対戦車ミサイル及び対戦車ロケット弾への対抗、 Phase 2 では戦車砲の HEAT弾や KE弾に対抗することを目指している。 |
2002.08 | Internqtional Defense Review | US Army eyes active protection for FCS | 米陸軍は予算のカットにもかかわらず、FSAP (Full Spectrum Active Protection) の野
外試験 FY-05 に実施したいとしている。 FSAP は FCS の自衛兵器として開発されており、1997年に50mの射距離で性能確認が行われた NTAPS (Newaar Term Active Protection System) の発展型になる模様で、有効射程は30m~100mとなりそうで ある。 NTAPS は胴径4-inのボールベアリングがつめられたロケットで、回転しながら飛行し、時限信管の働きでカバ ーが外れボールベアリングが遠心力で放出される。 目標と NTAPS 本体は発射プラットフォームの Ka-band ミリ波レーダで追随され、一連のシークエンスが制御 される。 |