(Yahoo)
米DARPAがLockheed Martin社とRaytheon社に、ロケットで発信しスクラムジェットで推進する
超高速ASMの飛行試験を発注した。
中国のUAV CH-500がBlue Arrow-9 (BA-9) ASMを搭載した写真である。
英国防省が Complex Weapon 計画の第一段階を開始し、軍需相が TeamCW と新たな6件の研究契約を取り交わしたことを明らかにしたが、
FASGW を装備する Future Lynx は計画中止は免れたもののトラブル続きで、SPEAR Drop 1 は Brimstone の焼き直しにすぎないなど、問題点も多い。
TeamCW の基幹である LMM で、Lynx 8 に取り付けられたマルチパック発射機に搭載されている。
「米政府が新型ミサイルのフ・・・」
米空軍は2015年頃に実用化する次世代 AAM の開発計画を検討している。
対地攻撃は SEAD が主になる模様である。
Surge Suppressor with Micro Munitionsは、接近する敵部隊を撃破する目的で考えられ
、多目標撃破ハンターキラーマイクロ弾である。
Dominatorは、12時間滞空し目標を発見すると襲いかかるミサイルで、F/A-22 に9発搭載
できる。 また非殺傷武器の投下も考えられている。
Covert Standoff Dispenserは、カメラ、通信機などを搭載し、前方地域に情報ネットワ
ークを構成する。
これらシステムまでの繋ぎとして、空軍は Predator A の活用を考えており、開発中の
500-lb JDAM を搭載して同様の任務にあたらせようとしている。
(註:Have Lite は、イスラエル製 AGM-142 Popeye を F-16 に搭載可能なように小型化した ASM (IDR 2002/03) )
2024.12.06
02:27SOFREP
US Navy picks General Atomics to Boost Artillery Strike Range
<2501-120601>
GA-EMS社が最近、LRMPの開発を次のレベルに引き上げるために、米国海軍と5年間の契約を結んだため、海軍砲兵の世界で大きなことが起こっている。
この最先端技術は単なる大砲ではなく、既存の155mm砲の射程を現在可能な範囲をはるかに超えて拡張するもので、ゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている。
米海軍は近年、刻々と変化する現代の戦場に対応するために限界を押し広げようとしており、GA-EMSが12月2日に発表したように、この契約は砲兵能力の近代化に向けた大きな一歩である。
今後5年間で、GA社はNSTICの枠組みの下でLRMP計画を前進させている。
最初の滑空試験はユタ州のダグウェイ試験場で開始され、発射体の性能を改良し、レガシーシステムとの互換性を確保することを目的としている。
このプロジェクトは、海軍がコモンラウンドと呼ぶ攻撃能力、つまり基本的に既存の155mm砲から発射できる汎用性の高い長距離ソリューションを提供することに焦点を当てている。
2023.09.27
01:05Defense News
Northrop wins $705 million contract for F-35 air-to-ground weapon
<2310-092703>
Northrop Grumman社が9月25日、米空軍からSiAW開発のPhase 2を$705Mで受注したと発表した。
2026年のIOCを目指すSiAW開発は、F-35の機内弾庫搭載で、F-35より弾庫が狭いF-22には搭載しない。
試作と試験を行うPhase 2は36ヶ月間で、冒頭に誘導飛翔試験を行い次いで更に3回の飛翔試験を行う。
SiAWについてNorthrop Grumman社は2022年に、同じくF-35機内への搭載を目指している海軍のAARGM-ER開発の成果を生かしたものになると述べていた。
2023.09.25
16:18Breaking Defense
Northrop nabs $705M Air Force award for new F-35 air-to-ground missile
<2310-092511>
米空軍がF-35に装備するスタンドインASMであるSiAWの開発Phase 2にNorthrop Grumman社を指名した。 2月にはPhase 1に同社のほかLockheed Martin、L3Harrisが指名されていた。
SiAWはCM発射機やGPS妨害機、防空組織の破壊用で、2026年IOCを目指している。
空軍はFY28に400発調達する計画であるが、最終的には総事業経費$8.4Bで3,000発の装備を目指している。
2023.07.31
10:30Forbes
ロシアの新型高性能ミサイル、ウクライナ反攻の脅威に
<2308-073107>
ウクライナ軍がザポリージャ州で攻勢を強める中、ロシア軍が長射程の新型高性能ミサイルを搭載した攻撃ヘリKa-52で反撃している。
英国防省が7月27日に発表した最新の情報分析によると、ザポリージャ州の戦線で最も効力を発揮しているロシアの兵器システムの一つがKa-52で、シリアでの戦闘経験を通じて開発された新型のKa-52Mが配備されているという。
Ka52はレーザー誘導のATGMである射程10kmのVikhrと6kmのATAKAを搭載でき、いずれも直接照準方式だが、Ka-52Mは射程15kmのLMURを搭載する。
赤外線画像と衛星航法を組み合わせて誘導されるLMURは、射手が赤外線探知装置で標的を捕捉して発射する他に、射手が相手の視界に入らない場所から指定した座標に向かってミサイルを発射したのち、ミサイルのIRカメラを介して目標にロックできるモードを有している。
2022.07.26
06:14Breaking Defense
EU investing millions in new missile range extension program MARSEUS
<2208-072602>
EUが米国への軍事的依存度を下げる動きとして、現有の近接戦闘用LOSより遠方 (BLOS) 兵器の能力を高める計画MARSEUSに€25M ($25.6M) を承認した。
計画はMBDA社のAkeron中長距離ミサイルを元にするもので、開発には数年を要するとみられる。 MARSEUSの総経費は€27.3Mと見積もられているが残りの€2.3MはMBDA社が負担する。
2022.07.13
02:08Defense News
Rafael unveils once-secret Ice Breaker missile
<2208-071301>
Rafael社が7月18~22日に開かれるFarnborough航空展で射程300kmのASM Ice Breakerを公表する。
Ice Breakerは2021年に公表されたSea Breakerのファミリーで、重量350kgと軽量なため、Gripen、FA-50、M-346、F-16のほかPumaヘリにも搭載でき、Gripenあれば6発、F-16であれば7発を搭載できる。
2022.06.22
Jane's Defence Weekly
USAF picks companies for first phase of SiAW programme
<2208-062202>
米空軍がF-35Aが機内弾庫に搭載して突入攻撃するSiAW開発のPhase 1をLockheed Martin社とNorthrop Grumman社、及びもう1社に発注した。 SiAWは60ヶ月以内の配備を求められており、2020年にRfIが発簡され、2021年3月にBoeing、L3Harris、Lockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheon社が指名されていた。
Lockheed Martin社はSkunk Worksが開発しているStarDriver、Northrop Grumman社はAARGM-ERを提案しているとみられる。
2022.06.09
03:53Defense News
US Air Force awards contracts to start designing F-35 weapon
<2207-060901>
米空軍が、敵のA2/ADを突破して防空システム、BM発射機、LACM/ASCM発射機、GPS妨害装置、ASATシステムを破壊するためF-35に装備するstand-in兵器SiAW開発の3ヶ月間に及ぶPhase 1をLockheed Martin、Northrop Grumman、L3Harrisの3社に、それぞれ$2Mで発注した。
空軍はFY23予算要求でSIAW 42発を$78Mで要求している。
2022.05.25
Jane's Defence Weekly
Rafael unveils AeroSpike stand-off air-to-surface missile
<2208-052505>
Rafael社が、固定翼機から発射する軽量ASMのAeroSpikeを公表した。 AeroSpikeは陸上発射のSpike LR2を元にしており、昼夜間全天候で固定/移動目標を攻撃できる。
AeroSpikeはSpike LR2が採用したマルチスペクトラム終末誘導、対装甲/破片効果弾頭などを継承する。 全長177cm、胴径110cm、重量14kgはSpike LR2とほぼ同じであるが、翼端長は48cmに伸び、高度25,000ftで発射すれば30kmの射程を有する。 CEP≦3ftの精度を持つ。
2021.03
International Defence Review
Rafael unveils SPICE 250 ER development
<2105-030006>
Rafael社が長射程型のSPICE 250 ASMであるSPICE 250 ERを公表した。 SPICE 250 ERはマイクロターボジェットエンジンを搭載しJP-8/-10を燃料に飛翔するため射程は少なく見積もっても150kmにはなるとみられる。
非推進のSPICE 250は重量が250-lbで75kgの弾頭を搭載して、射程100km、CEP≦3mの性能を持っている。
2021.02.05
Inside Defense
Army seeking info on LRPM solutions for Future Attack Reconnaissance Aircraft
<2103-020506>
米陸軍が2月2日、4Q/2022年に実射試験を行う次期偵察攻撃ヘリFARAが装備するLRPMについてのRfIを発簡した。
FARAに搭載しての試験はFY26に計画されている。
2021.01
International Defence Review
MBDA to develop MHT/MLP for French MAST-F requirement
<2103-010004>
フランスが将来戦術ASM MAST-FにMBDT社のMHT/MLPの採用を決めた。 MAST-Fは2023年から現有のAGM-114K1A/-114N1A Hellfireの後継としてEC665 Tiger/Tiger Mk3に装備するASMで、当初分として500発を発注した。
MHT/MLPは全長1.7m、胴径14.8cm、重量40kgで、4発を装填した発射機は総重量200kgの軽量になっている。
誘導は高精細カラーTVと非冷却IRで行われるほか、双方向RFデータリンクが搭載される。
2020.12
International Defence Review
US Navy, Boeing to co-develop scramjet technology for carrier-based strike weapons
<2101-120007>
米海軍NAWCWDがBoeing社に、発展型ラムジェット (SPEAR) ASMの共同開発を$30Mで発注した。 SPEAR ASMはF/A-18 Soper HornetとCSGが装備するもので、Boeing社とNAWCWDは2022年末に発射試験を計画している。
一方NAWCWDは4月にノルウェーNammo社と米海軍用に、ラムジェット推進長射程高速兵器THOR-ERの共同開発を開始している。
2020.12
International Defence Review
USAF launches Global Precision Attack Weapon requirement
<2101-120005>
米空軍が将来の空対地武器GPAWに関する画期的な技術提案を求め10月19日にBAAを発簡した。
GPAWはF-35やB-21の機内弾庫に搭載でき、コックピットで弾頭の効果、信管の動作、センサの働き、推進装置その他の選択ができ、JADOに適応できることが求められている。
2020.08.19
Jane's Defence Weekly
More details emerge about new Chinese helo-launched ATGM
<2010-081904>
中国国営メディアが8月6日、陸軍第83軍集団第161攻撃飛行旅団所属のZ-10がBA-21と見られる新型ATGMを発射したと報じた。
Z-10は少なくとも1機のZ-19Aと飛行しており、Z-19AはLockeed Martin社製AN/APG-78 Longbowと似たマスト搭載ミリ波レーダを装備している。
2020.08.12
Jane's Defence Weekly
Image shows Z-10 helo firing possible new ASM
<2010-081210>
中国国営CCTV 13が、Z-10攻撃ヘリが新型ASMを発射する映像を報じた。
このASMは、現在Z-10やZ-19が装備しているAKD-10第三世代ミサイルの輸出用の改良型であるBA-21と見られる。
BA-21はミリ波レーダ/SAL誘導で、射程は18kmと言われている。
2020.08
International Defence Review
MBDA reaidies Brimstone for MQ-9B Protector firing trials in 2022
<2009-080008>
MBDA社が50kg級のBrimstone ASMを2022年初期に購入するMQ-9B Protector RG Mk1から発射する準備をしている。
MQ-9B Protector RG Mk1はPredator Bの次世代多用途型であるMQ-9B SkyGuardianの武装型で、英空軍は16機装備する計画である。
記事にはMQ-9B SkyGuardにPaveway ⅣとBrimstoneの擬製弾3発を搭載した画像が掲載されている。
2020.07.29
Jane's Defence Weekly
China test-fires new air-to-surface missie from helo
<2009-072910>
中国が7月14日、6月22日に内モンゴル自治区でヘリコプタから発射した新方式ASMの発射試験に成功したと発表した。
このミサイルについて詳細は明らかにされなかったが、15日に国営Global Timesは、長射程で誘導精度の高い先進誘導方式のミサイルで、戦車の厚い装甲を撃ち抜く強力な弾頭を搭載していると報じた。
2020.01.27
Aviation Week & ST
Israel's precision munitions embraced by U.S. market
<2003-012703>
イスラエルRafael社が米国市場を席巻している。
米議会がIron Domeの導入を承認した僅か2~3ヶ月後に陸軍はAH-64Eに搭載する長距離ATMにSpikeNLOSを選定した。 またRafael社はSpice 1000 1,000-lb誘導爆弾の生産でLockheed Martin社とチームを組んだ。
2019.11.20
Jane's Defence Weekly
Image show PLANAF J-15s armed with KD-88 and YJ-91 missiles
<2001-112003>
中国CCTVが11月上旬に報じた荒地村航空基地の映像に映っていたに少なくとも2機の海軍航空隊所属J-15が、KD-88 ASMとYJ-91 ARMまたはYJ-91A対艦ミサイルとみられるミサイルを搭載している画像があった。
2019.11
Internationsl Defence Review
US Army issues RFI for Long Range Precision Munition System for rotary and unmanned platform
<1912-110005>
米陸軍が9月10日、将来回転翼機やUAVに搭載する長距離精密打撃ASMのRfIを発簡した。 RfIでは以下の7項目が要求され、項目1~3は必須項目としている。
① 軽装甲、防空網、指揮中枢、人員なと各種目標に有効
② 30km以上の射程、出来れば40km
③ 敵の対空火力に対し強靱
④ 30kmを100秒以内で飛翔
⑤ 各種誘導方式、弾頭の搭載が可能
⑥ データリンクや各種ネットワークに適応制御
⑦ 重量200-lb以下
2019.11
Internationsl Defence Review
MBDA unveils Team Tempest weapon system concepts
<1912-110002>
Team Tempestの一員であるMBDA UK社が、次世代戦闘機搭載武器シリーズの構想を公開した。
・HK-DAS (hard-Kill Defensive aid system)
向かってくるミサイルを迎撃するIIR誘導直撃型ミサイルで全長1m以下、重量10kg
・GAMM (Grounf Attack MicroMissile)
HK-DASの対地攻撃型小型のHE弾頭を搭載
・WVRAAM (Within Visual-Range AAM)
ASRAAMに代わる150kg以下のAAMで、全長3.5m
胴径はASRAAMの166mmより太い178mmで射程はASRAAMより長く、Meteorより短い
・2連装WVRAAM
全長はASRAAMよりやや短い2mで重量100kg
・SPEAR Cap 3
重量100kgで射程140km
2019.10.16
Jane's Defence Weekly
Yuzhnoye charts progress in developing new supersonic air-to-surface missile
<1912-101603>
ウクライナのYuzhnoye設計局が10月8~11日にキエフで開かれる防衛博で、かねてから発表していた長距離、超音速ASMのBliskavkaの開発が次の段階に進んだことを明らかにした。
BliskavkaはMach 3.5で飛翔するロシアのKh-31と同級のASMで、Kh-31同様に3種類のシーカを搭載し、対艦艇ではARH及びEOシーカ、SEADではPRHシーカを使用する。
ただ、Kh-31や中国のYJ-12が4ヵ所の空気取り入れ口を持つのに対し、Bliskavkaはラムジェット用の空気取り入れ口が2ヵ所になっている。
2019.10.10
Jane's 360
Arms and Security 2019: Ukraine’s Yuzhnoye introduces new supersonic ASM development
<1911-101008>
ウクライナのYuzhnoye設計局が、10月8~11日にキエフで開かれる防衛博で、長距離、超音速ASMのBliskavkaについて詳細を公表した。
BliskavkaはロシアのKh-31と同級のASMであるが、速度はKh-31のMach 3.5より僅かに早く、射程も長いという。 Kh-31同様に3種類のシーカを搭載し、対艦艇ではARH及びEOシーカ、SEADではPRHシーカを使用する。
2019.09.26
Jane's 360
MBDA unveils Team Tempest weapon system concepts
<1910-092602>
Team Tempestの一員であるMBDA UK社が第六世代戦闘機に搭載する一連の武器構想を公表した。
・HK-DAS (Hard-Kill Defensive Aid System)
飛来するミサイルを打ち落とす全長1m以下、重量10kgのIIR誘導ミサイル
・GAMM (Ground Attack Micromissile)
少量の爆薬を搭載したCAS用の武器でHK-DASとの共用化を目指す。
・WVRAAM (Within-Visual-Range Air-to-Air Missile)
現有のASRAAMに代わるAAM
2019.09.18
Jane's Defence Weekly
RAF moves to counter Russin A2AD capabilities
<1911-091802>
英空軍参謀総長の戦力開発補佐官であるボール准将が9月9日に2019 DSEIで講演し、S-400、Bastion-P、Iskanderなどを用いたロシアのA2ADに対抗するためAIの活用や新兵器や装備の採用、訓練の改善などが必要であると述べた。
新兵器としてはTempest第六世代戦闘機、ネットワーク化されたSPEAR 3/5、安価軽量新型戦闘機 (LANCA)、UAV群集団などを挙げた。
2019.09.16
Aviation Week & ST
MBDA shapes new Tempest weapons
<1911-091605>
MBDA社が9月10~13日にロンドンで開かれたDSEI展で、Tempest搭載を狙った各種ミサイル案を公表した。
・WVRAAM
胴径を太くしたASRAAMの後継となるAAMで、IRシーカのほかRFシーカやIR/RF複合シーカも搭載できる。
・小型WVRAAM
現有発射装置に2発ずつ搭載でき、小型ながらASRAAMと同一射程、性能を有する。
・HK-DAS
HK-DASは10kgの小型ミサイル。
・対地攻撃型HK-DAS
HK-DASには小型地上目標を攻撃する型もある。
・Spear Ⅲ
ネットワーク化されたスタンドオフミサイル。
【註】
HK-DASはHard-Kill Defensive Aid Systemの名が示すように飛来するAAMやSAMを撃墜する一種のAAMで、その対地攻撃型はGAMMと呼ばれる。
2019.08
International Defence Review
KTRV finalises development of Grom air-to-surface munition veriants
<1909-080007>
ロシアKTRV社が新型ASMのGrom-E1とGrom-E2の開発を完了した。 Gromは折りたたみ翼を持ち、SALで誘導される。
・Grom-E1
固体燃料ロケット推進のCMで、全長4.2m、胴径0.31m、翼端長1.9m、重量594kgで、315kgのHE弾頭を搭載する。
・Grom-E2
無動力滑空型で重量が598kgである他の寸法はGram-E1と同じであるが動力部がない分弾頭は480kgになっている。
140~445m/sで飛行する戦闘機等から高度1,640ft~39,370ftで投下され、10~50kmを滑空する。
2019.08
International Defence Review
MBDA unveils future air combat weapon systems concepts
<1909-080003>
MBDA社が、将来独仏西が開発するNGF/FCASや英国のTempestに装備する各種武器を公開した。
・MICA NG AAM
フランスが2026年から装備
・Spear ASM
射程140+km、重量100kgの推進装置付きで現在開発中
・SmartGlide
射程100+km、重量120kgのネットワーク対応滑空兵器
・RemoteCarrior
120kgのRC Type 100と240kgのRC Type 200
・SmartCruiser
SmartGlideよりやや大型の150kgで2020年代に開発
・Deep Strike CM
全長5m、重量1,000kgで、低空飛行ステルス亜音速型と超高速高運動性DEAD兵器
2019.06.17
Aviation Week & ST
Future European missiles will be coordinated to hit harder
<1908-061705>
MBDA社が独仏が共同開発する次世代戦闘機FCAS及び英国のTempestに装備する6種類のミサイル構想を公表した。
80kgのSPREAR 3を元にしたのがSmartCruiserとSmartGlideで、いずれもSPEAR 3と似ているが群集団での運用や堅固目標への攻撃が可能になっている。 また120kg型と240kg型の"Remote Carrier"構想は突入破壊能力の他、情報収集、電子戦その他各種の任務を行える。
更に飛来するAAMやSAMを撃墜する10kg以下の小型ミサイルも提案している。
2019.05
International Defence Review
USSOCOM, AFSOC test Block 1 GBU-69/B SGM datalink variant
<1906-050009>
米特殊作戦軍と空軍特殊部隊がDynetics社とBlock 1仕様GBU-69/B SGMの試験を行った。
2019.02.27
Jane's Defence Weekly
Rafael's Rocks ASM makes show debut
<1904-022706>
Rafael社がIndia 2019航空博で高速スタンドオフASM Rocksを公表した。 RocksはGPSが使えない環境でも固定目標や陣地変換が可能な目標に対して使用できる。
中期誘導はGPS/INS、終末誘導はEO/IIRシーカにより、自動目標捕捉能力を持つ。 弾頭には侵徹弾頭と破片効果弾頭が搭載できる。
2018.09
International Defence Review
UK considers options for off-the-shelf Harpoon replacement
<1810-090004>
英海軍が2023年の退役が予定されている1980年代に採用しType 23フリゲート艦の全13隻とType 45駆逐艦の6隻中3隻に装備しているHarpoon艦対艦ミサイル (SSGW) と開発中のFC/ASWとの間のギャップを埋める既製のSSGWを検討している。 候補には以下のような機種が挙がっている。
・Harpoon Block Ⅱ: (Boeing)
・RBS 15: (SAAB)
・MM40 Block 3 Exocet: (MBDA)
・Otomat: (MBDA Italia)
・Naval Strike Missile: (Kongsberg)
2018.08
International Defence Review
Dynatics ramps up GBU-69/B production for USSOCOM
<1809-080006>
Dynetics社が米特殊作戦軍 (USSOCOM) 向けにGBU-69/B小型滑空弾
(SGM) を$470Mで受注した。
重量60-lbのGBU-69/B SGMは胴径11.4m、翼端長71.1cmで36-lbの破片効果弾を搭載している。 GPS受信機は対妨害性の高いSAASMを
搭載し、SALシーカにはWGU-59/B APKWSが搭載しているBAE Systems社製
DASが搭載されている。
2018.05
International Defence Review
USSOCOM boosts GBU-69/B SGM stocks
<1807-050007>
米特殊部隊司令部 (USSOCOM) が3月上旬、Dynetics社に小型有翼滑空爆弾GBU-69/B SGM
を7月に追加発注するとの予告を行った。 USSOCOMはCY18とCY19にそれぞれ700発、CY120に
900発、CY21とCY22に1,000ずつを発注する計画である。
GBU-69/Bは胴径11.4cm、翼端長71.1cm、重量60-lbで、36-lbの破片効果爆弾にシーカ部、テールキット、翼アッセンブリ
を取り付けている。
シーカにはWGU-59/B APKWSが搭載しているBAE Systems社製DASALSが、GPSには
SAASMが採用されている。 また格子状の操舵翼はDynetic社がGBU-43/B MOABやGBU-57A/B
MOPで採用した技術が使われている。
2018.05
International Defence Review
MBDA UK to develop 'Brimstone 3'
<1807-050005>
英国防相がMBDA UK社に£400M ($565M) で、Brimstone 2 ASMの能力維持計画 (CSP) を発注した。 Brimstone 2 CSP
は94GHz MMWシーカやSALシーカなど多くの部品がBrimstone 2と共通であるが、MEMS
技術による新世代IMUが搭載され、メモリや信号処理が画期的に向上している。
更に内蔵電池の寿命を30%向上させたことにより、射程が20%延伸している。
2018.04
International Defence Review
USSOCOM seeks powered stand-off precision-guided munition for gunships and other aircraft
<1806-040008>
米特殊部隊司令部 (USSOCOM) が2月26日、C-130やAC-208ガンシップから発射する推進装置付
き精密攻撃弾 (SOPGM) のRfIを発簡した。 SOPGMは発射管CLTを含み
50-lbで、飛行速度60哩/時 (97km/h)、精度はCEP≦2mが求められている。
米空軍は2017年8月にRaytheon社にAGM-176 Griffinと見られる1,440発のSOPGMを発注している。
2018.03.19
Jane's 360
USSOCOM boosts GBU-69/B SGM stocks
<1804-031903>
米特殊部隊 (USSOCOM) が3月9日、Dynetecs社にGBU-69B (
SGM) の納入をCY2018~CY2022に行う契約を行おうとしている。 契約は同社単独と7月に行われ、CY2018と2019に毎年
700発、CY2020に900発が納入される。 最終的には毎年1,000発が納入される計画である。
Dynetecs社は2017年6月に70発のSGMを受注し、2018年6月には30発を受注することになっている。
【註】
GBU-69B SGMは全長42吋、胴経4.5吋、翼端長28吋、発射重量60-lb、弾頭重量36-lbのSAL誘導滑空爆弾で、AC-130Uガンシップから投下
される。
2018.02.27
Jane's 360
USSOCOM seeks powered stand-off precision-guided munition for gunships and other aircraft
<1803-022702>
米特殊部隊 (USSOCOM) が26日、AC-130WやAC-208ガンシップなどから発射する推進装置付
きASMのRfIを発簡した。
このミサイルは固定及び60mph (97km/h) 以下の速度で移動する人員及び非装甲車両を攻撃するもので、標準発射筒
(CLT) を含む重量は50-lbが求められている。
信管は曳火/着発が選択でき、作動の信頼性は90%以上でCEPは2m以下が求められている。
【註】
米USSOCOMはC-130の貨物扉に搭載した発射機から発射する非推進の小型精密誘導ミサイル Griffin を装備している。
2017.11
International Defence Review
Orbital ATK readies for Hatchet guide-to-hit trials
<1712-110004>
Orbital ATK社がHatchetミニ精密誘導弾の空投試験をQ3/2017~Q1/2018に計画している。
Hatchetは団体中部に3枚の固定翼と尾部に3枚の可動翼を持つ6-lbの精密誘導弾で、GPS/INSとSALで誘導さ
れる。
Hatchetはまだ開発段階であるが、弾頭にはGMLRSのAW弾頭やM1061 60mm迫撃砲弾で採用されている
LEO技術が使われている。
回転弾倉など各種発射機からの発射が可能で、近接航空支援(CAS)任務に就く戦闘機の500-kbの回転弾倉に
は54発が装填できる。
2017.10
International Defence Review
Lockheed Marin progresses concept studies for PAC-3 MSE derivatives
<1712-100005>
Lockheed Martin社が自社経費で、PAC-3 MSE弾を元に、航空機搭載、艦載、地上発射
に使用する直撃弾の研究を行っている。
同社が進めているCUDAは、全長0.76mのMHTKから全長5.8mのPAC-3 MSEの覆域カバーするもので、
全長は1.8m (6ft)になる。
【註】
CUDAはF-22の機内弾庫搭載が可能な直撃型ミサイルで、
2017.09
International Defence Review
KTRV modifies Kh-8ME missile for improved PAK 50 fit
<1710-090008>
ロシアKTRV社がKh-38ME ASMをPAK FA第五世代戦闘機の機内弾庫搭載に適合する改良
を行った。 そもそもKh-38MEはPAK FAの機内弾庫搭載用に開発されたが固定翼を折りたたむ方式であったため、今回の改造で
折りたたまなくても良いように改造された。
Kh-38/Kh-38M及び輸出用のKh-38E/Kh-38MEは全長4.2m、胴経31cm、翼端長1.14mで、250kgの弾頭を含む重量は520kg、速度
Mach 2.2で飛行する。 射程は40kmという。
2017.07
International Defence Review
Rafael advances fifth-generation Spike variant
<1708-070008>
Rafael社が26ヵ国で採用されているSpikeミサイルを改良したSpike LR Ⅱを開発した。
Spike LR Ⅱはネットワーク対応型で、IRシーカを非冷却式に変えたとで重量は1kg軽量の12.7kgになった。
弾頭には従来より侵徹効果が30%向上したHEAT弾と、構築物、非装甲車両、人員に対応する多目的スマート爆風効果弾頭があり、
目標選択式信管も取り付けられる。
2017.02
International Defence Review
Diehl develops air-to-surface capability for IRIS-T
<1703-020002>
ノルウェー空軍が2016年9月、空対地能力が付加されたDiehl BGT社製のSRAAMであるIRIS-T
の試験を実施した。 試験ではF-16AMに搭載されたIRIS-Tが小型高速艇に見立てた標的を捕捉追随し発射された。
IRIS-Tは全長2.94m、胴径127mm、重量89kgで11.4kgのHE弾頭を搭載するが、対地能力付与型も誘導部弾頭など全て同じで、ソフトだけが変更
されているという。
2017.01.11
Jane's Defence Weekly
India successfully tests its locally developed SAAW
<1702-011107>
インドDRDOが12月24日、前日に開発中の飛行場攻撃用ミサイル
SAAWの飛行試験に成功したと発表した。 この日の試験で重量120km、射程100kmの
SAAWはSu-30から発射されたという。
HE弾頭を搭載するSAAWは、飛行場だけでなく、鉄筋コンクリート製掩体も攻撃できるという。
2016.11.07
Aviation Week & ST
Lockheed Marin and Raytheon have won DARPA contracts
<1702-110701>
飛行試験は2019年に予定されている。
2016.11.04
Chinese Military Review
Chinese CH-500 UAV with Blue Arrow-9 (BA-9) air to surface missile
<1612-110402>
Blue Arrow 9は射程6km、重量26.5kgのSAL誘導である。
2016.11
Internstional Defence Review
Hanwha unveils 'Tank Sniper' guided air-to-surface missile
<1612-110005>
韓国Hanwha社がDX Korea 2016展で、国産武装ヘリLAHに搭載する対装甲ASMとなる
TAipers (Tank Sniper) LAH-AGMを公表した。
LAH-AGMは全長1.7m、胴径150mm、発射重量35kgで、射程8kmである。 弾頭はタンデム
式でCCD TVとIIRの複合シーカによる打ち放し弾であるが、光ファイバを用いたデータリンクを使用する。
2015年11月に開始されたLAH-AGMの開発は2022年末までに完了して、2023年に量産を開始する計画である。
2016.08
International Defence Review
USSOCOM selects SGM
<1609-080004>
米空軍がDynetics社に対し、AC-130J GhostriderやAC-130W Scopion Ⅱに搭載する小型誘導弾SGMの搭載、試験
を$11.65Mで発注した。
SGMは全長42吋、胴径4.5吋、重量60-lbのミサイルで、36-lbの弾頭を搭載し、標準発射管
(CLT)から発射する。
射程は35,000ftで発射すると20nmになる。
2016.08
International Defence Review
Lockheed Martin considers air-to-surface role for Nemesis
<1609-080002>
Lockheed Martin社がNemesis SSMをASMとしても使用する開発を開始した。 Nemesisは米特殊部隊
(USSOCOM)が2011年8月にSRPSSとして要求を出した重量65-lb、全長48吋、胴
径6吋のSSMで、射程は6km必須、できれば15km以上が要求されている。 弾頭は81mm迫撃砲弾、センサはAGM-114
Hellfire Ⅱ、推進装置はFGM-148 Javelin ATGMのものが使用され、SALMシーカは70mm誘導ロケット弾
DAGRと同じである。
ASM型Nemesisは標準発射管(CLT)から発射されるが、AC-130では機内/機外のいずれにも搭載できる。
2016.05
International Defence Review
Sea Venom enters flight qualification phase
<1606-050009>
英仏の共同開発計画であるSea Venom空対艦ミサイルの発射試験が2015年12月に開始された。
るSea Venomは高亜音速110kgの空対艦ミサイルで、英国ではFASGW(H)、フランスではANLと呼ばれている。
2016.05
International Defence Review
MBDA, Boeing study Brimstone 2 on AH-64E
<1606-050005>
英国防省がMBDA社に2015年9月に、Brimstone 2をAH-64Eに搭載するための契約を発注した。
契約額はGBP10M ($14.4M)で、MBDA社からBoeing社に発注された。
2016.04
International Defence Review
Diehl confirms 2016 completion for LaGS
<1605-040007>
ドイツのDiel社が進めているレーザ誘導Sidewinder LaGS ASMの開発が最終段階に入っている。 LaGSはAIM-9L
SidewinderのIRシーカに替えてSALシーカを取り付けたもので、同社が自社経費で開発している。
AIM-9LのWDU-17/B 9.5kg弾頭とDSU-15A/Bレーザ近接信管はそのまま使われる。
2015.10.21
Jane's Defence Weekly
South Korea selects local companies to develop air-to-surface missiles
<1512-102107>
韓国 DAPA が10月12日、開発する LAH に搭載する ASM の開発を Hanwha、LIG Nex 1、Poongsan の3社に
KRW162B ($141M) で発注すると発表した。 開発完了は2022年を見込んでいる。
DAPA はまた、KDX-Ⅲ の第二次建造も決定した。
2015.07
International Defence Review
MBDA unveils FlexiS fully modular missile concept
<1508-070006>
MBDA社がパリ航空ショーで、CVW102 FlexiS 完全モジュラ式空中発射ミサイルを公表した。 FlexiS には胴径が180mm、350mm、450mmの
3タイプがある。
180mm型には全長1.8m型と3m型があり、5機種がある。 1.8m型は AAM
及び ATM などの ASM、3m型には長距離 AAM などがある。
2015.06.24
Jane's Defence Weekly
MBDA unveils CVW102 FlexiS missile concept
<1508-062402>
MBDA社が6月15日にパリ航空ショーで、CVW102 FlexiS ASM を公表した。 FlexiS には胴径180mm、350m、450mと異なる胴
径の三種類があり、全長は180mmが1.8mまたは3m、350mmが3.5m、450mmが5.5mになっている。
2015.01.21
Jane's Defence Weekly
Aimpoint selection
<1503-012111>
SPEAR Cap 3 は双方向データリンクと、ミリ波レーダ/SAL の2モードシーカを搭載する。
2014.09
International Defense Review
Sharper claws in the littoral: Wildcat wait on its surface attack armoury
<1410-090010>
2014.05
International Defence Review
UK and France fund FASGW(H)/ANL development and manufacture
<1406-050010>
フランスと英国が3月下旬、MBDA社に対して FASGW(H)/ANL の
試験と生産を発注した。
英国の FASGW(H) 計画とフランスの ANL 計画は2008年に統合され、2009年9月に FASGW(H)/ANL 計画として開始されたが、2012年にフランスが財政上の理由から計画を
留保していた。
2014.04.02
Jane's Defence Weekly
France, UK sign £500m anti-ship missile deal
<1405-040221>
英仏が3月27日、ヘリ搭載対艦ミサイルの開発生産を MBDA社に£500Mで発注したと発表した。 このミサイルは英海軍が
Sea Skua の後継に計画している FASGW(H) で、仏海軍では ANL と呼ばれる100kgのミ
サイルである。
2014.03.31
Aviation Week & ST
MBDA in anti-ship missile deal
<1405-033101
MBDA社が、英仏共同計画であるヘリ搭載の次世代対艦ミサイル開発と生産を£500Mで受注した。
英海軍は FASGW-H として AW159 Wildcat に、仏海軍は ANL として AS565 Panther 及び NH90 に装備する。
2014.03.27
Defense News
UK, France ink deal to produce helo anti-surface missile
<1404-032704>
イギリスとフランスが、£500M ($827.2M) にのぼる FASGW(H) ヘリ搭載対艦ミサイルの共同生
産契約を行った。
FASGW(H) の共同生産は2010年に両国が協定に署名していたが、今年1月31日にようやく両国首脳が計画推進で合意し契約に至った。
2014.02.19
Jane's Defence Weekly
Iran announces new missile tests
<1404-021914>
イラン国防相が2月10日、2種類のの新型ミサイルを公表した。 1種類は AGM-65 Maveric と似た
SAL 誘導の ASM Bina で、もう1種類は多弾頭方式 (MRV) の弾道弾 Barani
である。
イランの TV では、明らかに Shahab-3 と見られる弾道弾の発射映像に続いて、30発の子弾を放出する弾頭の CG 映像が放
送された。 弾頭を MRV 化することで、BMDS による迎撃が困難になるという。
2014.02.19
Jane's Defence Weekly
Diehl confident Germany ready to approve LaGS
<1404-021906>
Diehl社がシンガポール航空展で、独政府が開発予算を付ければ AIL-9L に代わるレーザ誘導 Sidewinder
(LaGS) 対地攻撃ミサイルを、2015~2016年に空軍へ納入できると述べた。
2013.12.02
Aviation Week & ST
OK for anti-ship missile
<1401-120210>
仏国防相が、英国と共同開発の FASG Heavy 対艦ミサイル計画を進める方針であることを
確認した。
2013.09
International Defence Review
UK to examine Brimstone on Reaper
<1310-090022>
英国防省が7月、2モード Brimstone (DMB) ASM を UAV に搭載する試験を来月に始めると発表した。 UAV の機種は特
定しなかったが、現段階で英国が保有する DMB を搭載できる UAV は MQ-9 Reaper しかない。
2013.08
Jane's Missiles & Rockets
Hoplite shows MBDA's concept for future indirect-fire support
<1309-080013>
MBDA社がパリ航空展で、2035年頃の戦闘を見据えた Concept Vision 計画を公表した。 同社が提案したシステムは射撃統制システム
(MCS) と Hoplite-S、Hoplite-L の二種類のミサイルからなる。 Hoplite-S/-L はいずれも胴径が180mmで、空対空/地対空両用ミサイル
CAMM のキャニスタ発射機から発射でき、いずれも噴射ノズルに付けられたタブによるスラスト制御で操舵する。
・Hoplite-S
全長3.2m、重量120kgの無翼機で射程は160km。 レーザレーダで誘導
・Hoplite-L
全長3.75m、重量135kgの有翼機で射程は140km。 三モードシーカによる 3D 画像誘導。
2013.06
Jane's Missiles & Rockets
IMI gets ready for supersonic attack by Mars
<1307-060005>
イスラエル IMI社が、高速 ASM Mars を公表した。 現在まだ開発中であるが、2年以内に装備
できるという。 Mars は高速であるため対空火器に撃墜される可能性が低
い。 同種の兵器は中国の CM-400AKG だけで、他に例がない。
2013.05
Jane's Missiles & Rockets
French funding delays for FASGW(H)/ANL could threaten the chances of future missile co-operation
<1306-050015>
英仏が共同開発を計画しているヘリ搭載対艦ミサイル FASGW(H)/ANL は、2012年6月にオランド大統領が当初支
出分の拠出を辞めたことから、計画の先行きが不透明になってきている。
2013.04.24
Jane's Defence Weekly
IMI develops new supersonic strile missile
<1306-042408>
イスラエル IMI社が、超音速 ASM Mars を開発している。 Mars はハイエンドのスーパー兵器ではないという。
Mars は全長4.4m、胴径306mm、重量500kgで、100km以上の射程を有する。 高度40,000ft以下、速度 Mach 0.95 で発射され、単段燃焼
ロケットで超音速に加速される。
2013.03.27
Jane's Defence Weekly
Anti-ship missile 'crucial' to Anglo-French relations
<1305-032701>
英仏が共同開発を計画しているヘリ搭載対艦ミサイル FASGW(H)/ANL 計画は、厳しい状況
になっている。
MBDA社は計画の推進を望んでいるが、フランスは近く計画からの撤退を決定する模様である。
2013.03
International Defence Review
Lost in the UK's future missile maze
<1304-030027>
2013.03
Jane's Missiles & Rockts
French spending review leaves FASGW in the balance
<1304-030018>
英国閣僚が1月21日、英仏が共同で開発している ASM FASGW 計画をフランスが続ける
ことを明らかにした。
FASGW の開発を巡ってフランスは、FY13予算に開発経費を計上しないなど、計画参加の継続が危ぶまれていた。
2013.03
Jane's Missiles & Rockts
Kh-38M enters Russian Air Force service
<1304-030010>
ロシア空軍が2012年12月末に、Kh25M (AS-10) 及び Kh-29 (AS-14) の後継となる Kh-38M 短距離 ASM の装備を開始した。 Kh-38M は当初
MiG-29SMT 及び Su-34 に装備されるが、その後 Su-30 及び Su-35S にも装備され、ゆくゆくは T-50 にも搭載される。
Kh-38M は全長4.2m、胴径310mm、翼端長1.14m、発射重量520kg、弾頭重量250kgで、平均速度
Mach 2.2 で最大射程40kmの性能を持つ。
Kh-38M はモジュラ式で、以下の四弾種がある。
・Kh-38ML: SAL シーカ
・Kh-38MA: アクティブレーダシーカ
・Kh-38MT: IIR シーカ
・Kh-38MK: 衛星航法誘導(註:Glonass 誘導)
2013.01.30
Jane's Defence Weekly
Spending review threatens FASGW-H
<1303-013008>
英仏が共同開発する艦載ヘリ搭載の対艦ミサイル FASGW-H 計画は、フランスが計画の見直
しを決めたことから、曲がり角に来ている。
FASGW-H を、英国は Sea Skua の後継として、フランスは ANL 軽対艦ミサイルとして位置づけていた。
2013.01.30
Jane's Defence Weekly
Russia introduces new missile
<1303-013006>
ロシア空軍が、Kh-25 (AS-10/AS-12) 及び Kh-29 (AS-14) の後継として Kh-38M/ME 短距離 ASM の装備を開始した。
Kh-38M/ME は本来、T-50 PAK-FA 用に開発されたが、MiG-29、Su-30、Su-35、Su-34 にも搭載が可能であるという。
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
China South Industries shows gliding dispenser
<1302-010022>
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
Norinco unveils array of new PGMs
<1302-010020>
・TG250 GB
・TG500 GB
・TG1000 GB
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
Small weapons abound for China's UAVs
<1302-010019>
・LS-6-50 SAL 誘導50kg
・LS-6-100 SAL 誘導100kg
・YZ-200 GB
・CM-502KG ASM、弾頭11kg、射程25km
2012.10.31
Jane's Defence Weekly
UK pushes France for progress on FASGW/ANL
<1212-103102>
英政府と MBDA社が仏政府に対し、FASGW/ANL 本試作段階参画を決定するよう迫っている。
FASGW/ANL は、英海軍と仏海軍の要求に合わせた、ヘリ搭載の対艦ミサイルである。
2012.05
Jane's Missiles & Rockets
Israel eyes air-launched EXTRA
<1206-050003>
イスラエルの報道によると、IAI社が空中発射型 EXTRA を計画している。 EXTRA は射程150kmの
306mm SRBM で、120kgの弾頭を搭載して CEP=10m であるが、空中発射型は全長4.3m、発射重量500kgで、100kgの弾頭
を搭載する。
2012.05
Jane's Missiles & Rockets
Snyper UAV carry Mokopa missiles
<1206-050001>
南ア Denel社が、同社製 Seeker 400 UAV に同社製 Mokopa SAL 誘導
ATM と、Carl Zeiss社製照準ターレットを搭載した試験を実施している。
2011.12
International Defence Review
The new WMD: 'weqaoins of minimum destruction'
<1201-120029>
Fire Shadow、Spike、AASM 250 Laser、
GBU-53/B SDB Ⅱ、Dual Mode Brimstone、JAGM、AGM-114R Laser
Hellfire Ⅱ、APKWS Ⅱ、Talon、DAGR、
GATR-L、Cirit、Laser Guided Zuni、Viper
Strike、Impl、Saber、Griffin、
STM、LMM、SYROCOT、GMLRS+、
Hatchet、GDOTS ADM、Switch Blade、T-RAM
2011.12
Jane's Missiles & Rockets
Small Tactical Munition offerd to arm light attack aircraft
<1201-120014>
Raytheon社が、UAV 搭載用に開発した STM の用途拡大を狙っている。 STM は全長55cm、重量5.5kg、弾頭重量
2.25kgで、翼が折りたためるため、標準発射筒から発射できる。
誘導方式は GPS/INS と SAL で、軽攻撃機に数十発が搭載できるという。
2011.11
Jane's Missiles & Rockets
FASGW(H)/ANL ready for demnstration and manufacture phase, MBDA chief executive says
<1112-110013>
MBDA社が9月14日、開発中の FASGW(H)/ANL について発射試験実施段階にあること明らかにした。 これにつ
いて共同装備国である英仏が協議を行っている。
FASGW(H)/ANL は AW159 Lynx Wilcat、NH90、Panther などのヘリに搭載される。
2011.11
Jane's Missiles & Rockets
UK orders more Dual Brimstone missiles
<1112-110010>
英国防省が8月11日、MBDA社に Dual Mode Brimstone (DMB) を追加発注した。
DMB は秘密の戦時要求 (UOR) により2007年に開発が開始された。 2008年に空軍に装備されたが、2009年7月にアフガンで使用されるまで
秘匿されていた。
2010年12月に備蓄弾充足のため追加発注されたが、その後のリビア戦やアフガンでの射耗を補填するため今回追加発注された。
2011.08
International Defence Review
Raytheon begins STM tests
<1110-080027>
Raytheon社が小型 ASM STM の改良型の試験を行っている。 試験内容は2010年8月に行った原型と同じであるが、
改良型は COTS を大幅に採用してコスト低減を図っている。
2011.06
International Defence Review
Raytheon trials enhanced STM warhead
<1107-060025>
Raytheon社の STM に搭載する新型弾頭の試験が3月下旬に行われた。
STM は、今まで搭載能力の限界から武装が困難であった RQ-7 Shadow 200 に搭載できる ASM で重量
13-lb、全長2ftと、同社製としては最小の航空機搭載武器である。
誘導は GPS/INS と SAL の複合で、移動/固定いずれの目標にも対処でき、全天候性
を持つ。
2011.02.09
Jane's Defence Weekly
USAF develops high-speed bunker-buster
<1103-020905>
米空軍研究所 (AFRL) と航空戦闘集団 (ACC) が、北朝鮮やイランの HDBT 目標
を破壊する小型高速武器の開発を進めていおり、今後3~4年かけてスレッド試験が行われる。
HDBT 破壊兵器としては B-2 に搭載する30,000-lbの MOP があるが、開発する高速武器は他の航空機への搭載を目
指す。
2011.02
Jane's Missiles & Rockets
China's air-to-surface missiles go from strength at Airshow China
<1103-020009>
2010年11月16~21日に珠海で開かれた中国航空展で CASC社が各種ミサイルや UAV を展示した。 その中には以下のような空対地武器が
含まれている。
・CM-802AKG
ARH 誘導の対艦ミサイル C-802 を元にした IIR 誘導のミサイルで、対艦を主目的とするが対地
能力も持つ。 射程200~280km、発射重量は700kgで、JH-7A に搭載する。
・TB-1
MANPADS の派生型と見られる対地対空両用ミサイルで、誘導方式は SAL になって
いる。
・YZ-200
CASC社によれば、YZ-200 は50kg、125kg、250kgで、各種誘導装置があり、ロケットブースタや翼キットのあるなしなど9タイプがある。
2011.01
International Defence Review
NAWCWD nears arming of small UAVs with mini missiles
<1102-010034>
China Lake に所在する米海軍 NAWCWD が、小型 UAV に搭載する射統装置 WMS の
第二世代である WMS GEN2 を用いた Spike の射撃に成功した。 Spike は全長63cm、重量5.3-lbのミサイルである。
NAWCWD は2009年に、原型となった WMS を Vigilante 回転翼 UAV に搭載した Spike の射撃に成功しているが、この際の WMS が8-lbであったのに対し
WMS GEN2 は2-lbと1/6になっている。
WMS GEN2 は Shadow 200 級 UAV 搭載用に設計されているが、NAWCWD では開発中の SEGM や
G2M への搭載を念頭に置いている。
2011.01
Jane's Missiles & Rockets
Laser Maverick completes carry trials on modified C-12J
<1102-010006>
米空軍が高速移動目標に対処できる新型の Maveric である AGM-65E2 の C-12J に搭載した試験を完了した。
Development Test での最初の実射は2011年1月に予定され、結果が良ければ4月にも配備される。
AGM-65E2 はいずれ JAGM に換装されるため、調達は200~250発に抑えられる。
2010.11.22
Aviation Week & ST
Armed and dangerous
<1101-112201a>
中国が武装 UAV と、それに搭載する小型空投武器の開発に力を入れている。
・CH-3 UAV
上昇限度16,500ft、戦闘行動半径200km、滞空能力12時間の性能を持つ。
・Prerodactyl UAV
AVIC Defense社が開発している全長9.05m、翼端長14m、最大離陸重量1,100kgの Predator に似た武装 UAV で、搭載能力200kg、滞空能力20時間、上昇限度16,500ft、
航続距離4,000km、最大速度280km/hの性能を持つ。
・WJ-600 UAV
CASIC社が開発している武装 UAV で、上昇限度10,000m、滞空能力3.5~5時間、最大速度850km/h、巡航速度500~700km/hの性能を持つ。
・FT-5 GB
CASTC社が開発した CH-3 搭載用55~75kg GB で、投弾距離は40kmであるが、翼を取り付けると60km飛行する。
同社の GPS/INS 誘導 GB には、500kgの FT-1(翼を付けると FT-2)や250kgの FT-3(翼を付けると FT-6)がある。
・AR-1 ASM
CH-3 搭載用で全長1.5m、重量45kg、射程8kmの ASM で対装甲成形爆薬弾頭を搭載する。
・LS-6 GB
AVIC Defense社が開発したレーザ誘導 GB で、50kg型と100kg型がある。
・KD-2
WJ-600 搭載用の小型 ASM
・ZD1
WJ-600 搭載用の LGB
・TB1
WJ-600 搭載用で mini-JSOW のような滑空爆弾
<1101-112201b>
中国 CASIC社が、C-802A ASCM の LACM 型である CM-802AKG
を開発した。
CM-802AKG は重量700kg以下で300kgを僅かに下回る弾頭を搭載し、C-802A の180kmより長い200kmの射程を有する。 終末誘導は IR 又は TV
により行われる。
2010.11.01
Aviation Week & ST
Maritime missiles
<1012-110102>
Exocet Block 3 の MBDA社、NSM の Kongsberg社、RBS-15 Mk.3 の Saab/Diehl社など
の欧州の対艦ミサイルメーカは、国防予算が圧縮される対策として輸出に活路を見いだそうとしている。
中でも最新型の NSM はノルウェー海軍がフリゲート艦に装備するほか、ポーランドが採用を決め、更に
マレーシア、ブラジルも有力視されている。 同社は次に潜水艦発射型や F-35 の
機内弾庫搭載空中発射型を計画している。
空中発射型は RBS-15 Mk.3 もインドの MMRCA 候補に挙がっている Typhoon への搭載が考えられている。
2010.11
Jane's Missiles & Rockets
Denel shows new Impi air-to-surface missile
<1012-110016>
南ア Denel社が、安価、低二次被害 UAV 搭載ミサイル Impi を公開した。
Impi は全長1.2~1.5m、胴径15cm、重量25kg、弾頭重量9kgの lock-on-after-launch 式 SAL
誘導ミサイルで、離れた場所から目標にレーザ照射した場合には、高度10,000ftから発射して10kmの射程を有し、自身でレーザ照射した場
合には5kmの射程になる。
2010.10.04
Aviation Week & ST
Niche nexus
<1011-100409>
南ア Denel社が先月、UAV や有人機に搭載する射程10km、発射重量25kgの
Impi SAL 誘導 ASM を公表した。 この種ミサイルは他に類がないため、国内外の需要が見込まれる。
Impi には開発促進と価格抑制のため、Umkhonto 艦載ミサイル(註:艦載短 SAM )のデータリンク、Ingwe ATM の弾頭、Mokopa ATM のシーカ
を使用している。
2010.10
International Defence Review
Small missiles line up for US UAV integration
<1011-100026>
GPS/INS 及び SAL 併用誘導の33-lbのミサイルで、触発、遅延、曳火 (HOB) 信管
を持つ弾頭重量は13-lbである。
発射重量13-lb、弾頭重量5-lbの GPS/INS、SAL 併用誘導非推進のミサイルで、対人及び
対非装甲車両用である。 Raytheon社は F-35 の機内弾庫に装着する垂直発射式の発射筒を提案している。
・Monsoon
弾頭重量40-lb、全備重量100-lbの mini-Paveway で、開発はまだ初期段階である。
・Talon
2010.08
Jane's Missiles & Rockets
Scorpion guided munition launched from C-130
<1009-080008>
Lockheed Martin社製 Scorpion 小型軽量滑空弾の投下試験が行われ、1.65nm飛行したのち標的を直
撃した。 Scorpion は C-130 から投下された。
Scorpion は GPS/INS 誘導で目標に接近したのち SAL 誘導で命中する。 終末誘導は man-in-the-loop のため
SAL が採用されているが、IIR やミリ波シーカの取り付けも可能である。
2010.08
Jane's Missiles & Rockets
MBDA reveals configraton of helicopter-launched FASGW/ANL
<1009-080007>
MBDA社が Sea Skua 及び AS 15TT の後継となるヘリ搭載対艦ミサイル FASGW/ANL
を開発している。 開発は2011年まで続く設計段階の途中である。
FASGW/ANL はかつての Sea Skua IR を元にしていて、IR シーカ、30kg弾頭を搭載している。 また man-in-the-loop
実現のため双方向データリンクも搭載する。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Boeing to study next-generation arms for UAVs
<1002-010031>
Boeing社が9月30日に、米空軍研究所 (AFRL) から$0.5Mで、UAV 搭載用の小型武器開発の9ヶ月間の第一段階を受
注した。
同社は JDAM や SDB の開発実績があり、シーカ、搭載電子機器、誘導制御などの検討を行う。
2009.12
Jane's Missiles & Rockets
AGM-114M scores hit on its first flight
<1002-120005>
多機能弾頭を搭載する AGM-114R Hellfire の初発射試験が行われ、地上から発射された Hellfire が5.1km先の標的に
命中した。 この試験に使われた Hellfire には弾頭は搭載されていなかった。
今後 AGM-114R を既存四種類の Hellfire と換装する。
2009.11
International Defence Review
Raytheon tests enhanced AGM-65 laser-guided Marverick missile
<0912-110031>
レーザ誘導 Maverick は1980年代中頃以降生産されていないが、Raytheon社が改良型である AGM-65E2 を開発し
development test を開始する。
AGM-65E2 はディジタル方式の SAL 誘導を採用し、目標に照射されたレーザ光が切れると起爆しなくなるなどの改良が施されている。
2009.11
International Defence Review
UK and France join to develop helicopter-launched missile
<0912-110024>
英仏政府が、英国の FASGW(H) 計画及びフランスの ANS 計画に基づく
ヘリ搭載対艦ミサイル開発の研究段階を共同で行っている。
FASGW(H) は2016年頃に寿命を迎える Sea Skua の後継となるミサイルで、MBDA UK社を中心とした TeamCW が
昨年、$55Mを受注している。
一方 FASGW(L) は LMM を元に Thales社が開発を進めている。
2009.11
Jane's Missiles & Rockets
UK and France launch FASGW/ANL assessment
<0912-110004>
英仏政府が、ヘリ搭載対艦ミサイル開発の研究段階を共同で行うと発表した。 この27ヶ月
間に及ぶ共同の研究段階は4月に開始されたが、9月に正式発表された。 英国の FASGW(H) 計画とフランスの INS
計画の共同化は、2008年3月に両国首脳により合意していた。
現段階で FASGW は英海軍の AW159 Lynx Wildcat ヘリに、ANS は仏海軍の NH90 及び Panther ヘリに搭載する計画で、2015年装備化が計画さ
れている。
FASGW/ANS の寸法は Sea Skua と同じで、重量は Sea Skua が145kgであるのに対し140kg以下が求められている。 射程は25km以上になる。
2009.10.28
Jane's Defence Weekly
France looks to arrival of upgraded ASMP in 2011
<0912-102803>
フランス空軍が、新型の ASMP-A 核ミサイルの配備を2011年までに完了すると共に、今まで装備していた ASMP を同年
までに退役させる。
300kTの核弾頭を搭載した ASMP は Mirage 2000N に搭載されていたが、ASMP-A は2010年から Rafale にも搭載される。
2009.09
International Defence Review
Weapon systems
<0910-090001>
・VT1
Crotale SHORAD システム用の13kgの弾頭を搭載する Mach 3.5+ の高速ミサイルで、35gの旋回能力と15kmの射程を有する。
・LMM
LMM は固定翼機、ヘリ、UAV に搭載する、低価格、二次被害低減 ASM で、SSM としての使用も検討されている。
・NLAW
NLAW は Saab社と共同開発している射程600mの対戦車ミサイルで、直撃のほかトップアタックも可能
・MMS
MMS は Thales社が自社開発している軽、中型車両用の旋回砲等式発射機で、重量は500kgである。
2009.05
Jane's Missiles & Rockets
USAF seeks to fund dual-role missile studies
<0907-050007>
米空軍研究所 (AFRL) が3月4日にメーカに対し、両用(註:空対空/空対地)ミサイル
JDRDAM の技術検証計画 (JDRDAM-TD) への参画を求める文書を発簡した。 計画は二段階からなり、Task 1 は各社
$1.35Mずつで10ヶ月かけコンセプト開発を行う。 その後1社が選定されて$15.3Mで25ヶ月間の
Task 2 に入り、ディジタル設計及びコンポーネントの試作を行う。 Task 2 は状況により$30Mまで拡大される可能性がある。
JDRDAM-TD の課題は、射程延伸、誘導装置一体型信管、弾頭などである。
2009.04
Jane's Missiles & Rockets
Sagem's lightweight AASM undergoes successful firing tests at CELM range
<0905-040015>
Sagem社が1月27日に、AASM の125kg型である AASM-125 の投下試験に成功した。 AASM-125 は標的から
数十㌔離れた地点から20゚違う方向に投下されたが、標的に命中した。 250kg型である AASM-250 は仏空軍が既
に使用している。
フランスは AASM 用1,000kg弾頭として CMP-1000 を開発したが、CMP-1000 は単独で通常爆弾としても使用できる。
2008.10
International Defence Review
UK faces complex questions in bid to supply critical future weapon systems
<0811-100040>
2008.10
Jane's Missiles & Rockets
Russia's MIT proposes new light aeroballistic missile
<0811-100003>
ロシアの MIT社が、1975年に量産を開始した S-24B (9A744) 240mm空対地ロケット弾の先端に誘導装置を付加して S-24BME
とする開発を行っている。 S-24BME は弾道飛行をするため射程が20kmに伸びる。 本試作開始は11月に決定され、2009年に発射試験
が開始される。
発射後1.1~1.3秒の短時間でロケットモータの燃焼を終え、慣性誘導で弾道飛行し、終末はレーダ又は IR で誘導さ
れるため、陸上又は水上の固定及び移動目標の攻撃が可能である。 搭載母機には Su-25TM、Su-27KUB、Su-33、Su-34、MiG-29K、MiG-29SMT、MiG-31BM、Mi-24 などが考
えられる。
2008.09
Jane's Missiles & Rockets
MBDA UK grooms Sea Skua IR for RN FASGW(H) requirement
<0810-090002>
MBDA社は推進装置を固体燃料ロケットからターボジェットに変えて射程を60kmにする案検討も行ってきたが、当時欧
州に最適なエンジンがなかった。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
MBDA prepares Sea Skua IR for UK RN's FASGW(H) requirement
<0809-080610>
英国 TeamCW の一員である MBDA UK社が、Sea Skua ヘリ搭載 ASM の後継となる
FASGW(H) 計画に Sea Skua IR を提案している。 Sea Skua は重量150kg、射程15~17kmで、1982年の Falkland 紛争で初めて使用され、湾
岸戦争でも使用された。 この計画は仏海軍の ANL 計画
と共同で進められることになり、英仏両国は2008年5月に合意文書に署名した。 一方 FASGW(L) 計画には Thales社の
LMM が候補になっている。
これとは別に MBDA社は、SARH である Sea Skua を ARH にした Sea Skua Mk 2 も開
発している。 Sea Skua Mk 2 は40kgの弾頭を装備して対地攻撃能力も持ち、シースキミング飛行と、終末に於ける
ウィービング飛行も行える。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
China rolls out Z-9 helo naval variant with anti-ship missile
<0809-080606>
中国海軍が既に装備しているハルピン (Harbin) 社製 Z-9C 艦載ヘリの新型である Z-9D が、レーダ誘導の新型対艦
ミサイルである杭州航空機製造 (Hongdu Aviation Industry Group) 製の TL-10B (KJ-10B) を装備した。
TL-10 は艦載型の JJ-10 として2004年に初めて登場し、2006年に航空機搭載型の KJ-10 が登場した。 TL-10 は30kgの弾頭を搭載してロケッ
トモータで Mach 0.85 で飛行し、空投の場合の射程は18kmである。 レーダシーカの TL-10B
のほかに EO シーカの TL-10A もある。
2008.08.04
Aviation Week & ST
Testing times
<0809-080408>
MBDA社を中心とする TeamCW が、MMW レーダ誘導の Brimstone ミサイルを、SAL
/MMW の2モード誘導にした Brimstone NG を開発している。 弾頭は破片効果弾頭になっている。 またかつて、米軍の
要求に合わせた SAL 誘導の Brimstone 2 を Boeing社と提案したことがある。
2005年末に運用を開始した Brimstone は94GHz FM/CW レーダシーカと成形爆薬二弾頭の対戦車ミサイルである。
2008.07.27
China Defense
Z-9D and JT-10A, oh my
<0808-072701>
2008.07.21
Aviation Week & ST
Brave new world
<0808-072112>
英国防省は現在27機種保有している GM を8~14機種に統合しようと、Team CW を立
ち上げたが、2年間にわたる話し合いにもかかわらず、2006年の創設以来のメンバである Raytheon社は蚊帳の外にいる。
Team CW が1年間の契約で検討を行うのは以下の6品目である。
・Fire Shadow
・FASGW Heavy
・FASGW Light
Thales社の LMM が候補になっている。
・SPEAR
Spear Drop 1 は装薬重量10~16-lbで、精度1m以内を目指しており、Paveway Ⅳ の減装薬型である
Paveway ⅣR が2013~2014年に装備化される計画である。
・CAMM
・Storm Shadow
2008.07.16
Jane's Defence Weekly
New team enters race for US Navy's ERM
<0809-071608>
米海軍の Mk 45 5吋砲用誘導砲弾である ERM 計画に、Lockheed Martin社と BAE Systems社
が連携して名乗りを上げた。 両社は155mm(6吋)砲用で射程72nmの LRLAP を行っており、ERM には LRLAP の誘導
装置、ソフトウェア、ロケットモータや弾体の技術を転用するという。 提案している ERM は通常の5吋砲弾が全長0.66m、重量32kgであるのに対し、1.5m
、50kgの大きさになる。
米海軍は1991年の湾岸戦争で Mk 45 砲を長射程化する必要性を痛感し、1994年に ERGM 計画を開始したが、今年3月に計画
中止を決めた。 この計画には ATK社も BTERM を提案している。 BTERM は2003年に行われた2発の試射で、54nm
を飛翔して誤差は20m以内であった。
2008.07
Jane's Missiles & Rockets
UK RN FASGW requirement may spur joint Anglo-French ASuW development
<0808-070017>
Sea Skua の後継として英仏が共同で開発するヘリ発射 ASM FASGW は Heavy と Light に別れ、2008年末にも
RfP が発簡される。 FASGW Heavy は Sea Skua Mk 2 が有力視されているが、FASDW Light
にはフランスが開発している誘導装置付き68mmロケットのほか、Thales社が開発中の LMM、Lockheed Martin社が開
発中の DAGM、BAE Systems社が提案している APKWS Ⅱ などが挙がっている。
2008.07
International Defence Review
Joint FASGW potential
<0808-070002>
英海軍の将来 ASM システムである FASGW は英仏の共同計画になることになり、年末までに
RfP が発簡されることになった。
2008.06.18
Jane's Defence Weekly
LMM live-firing from Herti UAV is 'imminent'
<0808-061806>
BAE Systems社が、Thales社が開発した LMM を Herti UAV から発射する試験を計画している。
試験に使用されるのは暫定的にハードポイントをボルト付けした Fury と呼ばれる機体で、LMM を4発搭載できる。
2008.06.16
Aviation Week & ST
Tactical details
<0808-061607b>
ロシアの主要ミサイルメーカである Tactical Missile Corp.社が、4機種の Kh-38M ASM を明らかにした。
・Kh-38ML:SALH 誘導
・Kh-38MK: Glonass 測位衛星誘導
・Kh-38MT:E/O 誘導
・Kh-38MA:ARH 誘導
このほかに、広帯域 PRH 型もある模様である。 尚、Kh-38MLE の様に "E" が付くのは輸出仕様である。
Kh-38M は発射重量520kg、弾頭重量250kgで、40kmの射程を持つ。
<0808-061607>
Tactical Missile Corp.社が、Kh-59M の長射程化改良型である Kh-59MK2 対地ミサイルを公表した。 対艦型である
Kh-59MK (AS-18) は中国向けに開発されていると見られている。
対地攻撃型の Kh-59M は終末で man-in-the-loop による TV 指令誘導を用いていたが、Kh-59MK2 では明らかに Iskander (SS-26) の終
末誘導装置とよく似た E/O による 3D 画像照合誘導装置が採用されている様である。
【註:】
Kh-59 (AS-13) 及び Kh-59M (AS-8) は、最大速度285m/s、最大射程115kmの巡航ミサイルで、海面上は7m、陸上では100/600/1,000mの対地高度で飛行する。
2008.06.16
Aviation Week & ST
Small shots
<0808-061602>
米軍が、Raytheon社が自社開発してきた Griffin 小型 ASM を Predator 搭載用に$9.3Mで調達する契約を5月上旬に結
んだ。 Griffin は全長42吋、重量45-lbの SALH 誘導の筒状発射機から発射されるミサイルで、各 Hellfire に替えて3発
ずつ搭載できる。
これとは別に同社は、Spike ミサイルを Killer Bee UAV から発射する試験を今年後半に実施する。
【註:】
Spike(右図 Web サイト から)は米海軍が1999年から開発している発射重量2kg、射程3.2km
の ATGM でKiller Bee は Northrop Grumman社が開発した BWB UAV で、搭載重量20-lb以上で、1日以上滞空が可
能な性能を持つ。
2008.06.04
Jane's Defence Weekly
SCALPEL mekes first incision for USN
<0807-060407>
Lockheed Martin社が SCALPEL の第1段階発射試験に成功した。 試験では各種速度、高度を飛行する AV-8B
Harrier から3発が発射された。
SCALPEL は米海軍のレーザ誘導爆弾訓練弾 E-LGTR を改良した弾頭重量2.3~3.6kgのレーザ誘導 ASM で、
市街戦での使用を目的としており、UAV からも発射可能である。
2008.06
Jane's Missiles & Rockets
UK RAF's Reaper UAVs may be armed 'within weels'
<0807-060010>
英陸軍航空部隊は、現在 AGM-114K/L Hellfire を保有しているが、いずれも対戦車弾頭を搭載しているため、
破片効果榴弾弾頭の AGM-114M や、'Thermobaric Hellfire' と呼ばれている
MAC 弾頭の AGM-114N の購入要求がでている。
2008.04.21
Aviation Week & ST
Missile engagemnet
<0805-0402107>
英仏国防省が、今月末までの予定でヘリ搭載対艦 ASM の共同開発について協議している。 英国の FASGW (Future
Anti-Ship Guided Weapon) 計画は Sea Skua の後継で、コルベット艦程度を相手とする FASGM-Heavy と、高速艇を相手とする
FASGM-Light に分かれる。 FASGW-Heavy には MBDA社が Sea Skua Mk2 を提案しており、FASGM-Light は Thales社の Starstreak か
Lockheed Martin社が提案する DAGR になる模様である。
Sea Skua Mk2 の誘導方式は、Sea Skua がセミアクティでであったのに対して ARH になっている。
2008.02
International Defence Review
RAF considers laser-enhanced Brimstone
<0804-020010>
英空軍がレーザ誘導型またはレーザ誘導併用型の Brimstone の発射試験を計画している。 レーザ誘導型 Brimstone
はかつて、MBDA社と Boeing社が協同で JCM の代替案として Brimstone Ⅱ として提案したことがあった。
Brimstone は94GHzのミリ波を用いた対戦車用として開発されたミサイルで、移動目標に対しては有効であるが、
市街戦等の錯雑環境での使用には適していない。 Laser Brimstone としては、レーザシーカ型と SAL/MMW デュアルモードシーカ型の二種類
が検討されている。
2007.11.12
Inside the Army
Hellfire conversions for Warrior UAV to be completed next year
<0723-111203>
米陸軍は Warrior UAV 搭載用として200発の Hellfire を調達して能力向上型の AGM-114P
に改修し、来年の夏までに配備する。
陸軍は UAV 搭載用のミサイル取得計画を6月に見直し、Hunter 搭載の Viper Strike に$16M、
Warrior 搭載の Hellfire に$4Mを計上することを決めた。 陸軍は JAGM が
装備化される2016年までの穴埋めとして更に Hellfire を追加発注する必要がある。
2007.11.05
Aviation Week & ST
The US Air Force is acknowledgeing ・・・
<0723-110504>
米空軍は、イラクで6月14日に A-10 に搭載したレーザ誘導 Marberick を初めて使用したことを認めた。
Marberick は海軍が調達したミサイルで、市街地でのピンポイント攻撃に多用しており、海兵隊は市場にある時計塔の狙撃手のいる
部屋だけを破壊した実績がある。
空軍は独自に調達する商議を Raytheon社と進めている。
2007.10.15
Defense News
Weapons, technology loom large ar AUSA
<0722-101508>
AUSA (Association of the United States Army) の年次総会及び装備展示会が10月8日から1週間、ワイントンで開催され、展示会で
は開発中の最新技術や提案中の装備品等が企業等から紹介された。
5社が提案する生存性及び機動性を追求する小型戦闘車両の試作品
・Warrior X700
iRobot社が開発中の多目的ロボットで重量250-lb、500-lbの補給物資や40mm多銃身機関砲等を搭載し、時速10kmで約1日行動が可能。
2008年中頃の装備化をめざす。
・SLAMRAAM 搭載 MXT (Military Extreme Track)
SLAMRAAM を搭載することで、搭載弾数の増加、全周対処、迅速な発射を可能とする。
・DAGR (Directional Attack Guided Rocket)
Hellfire と同等の能力を持つ2.75吋のレーザ誘導ロケットで、精度が高いため二次被害を低減できる。
2007.10
Jane's Missiles & Rockets
Russia's Tactical Missile Corp unveils air-to-surface missiles at Moscow air show
<0721-100019>
MAKS 航空展で TMC社 (Tactical Missile Corporation) が三種類の ASM を公表した。
・Kh-31AD(右図)
Kh-31 (AS-17) の長射程型で射程は200km程度と見られ、Kh-31 が全長
4.7mに対して5m以上である。 シーカは同じ U-505 レーダシーカである。
Kh-31A の長射程型は Kh-31AM が知られていたが、Kh-31AD は Kh-31AM と同じ設計であるという。 Kh-31P の長射程型は
Kh-31PMK として報じられた(JDW 2006.04.12)が、K
とは輸出型の意味のほか中国型の時にも使用されている。
・Kh-58UShKE
Kh-58 ARM の輸出仕様で2003年に Su-30MKK 用に開発された Kh-58UShE の折りたたみ翼型である
ことから、次世代戦闘機 PakFa か爆撃機の機内弾庫搭載用と見られる。
・Kh-38ME
Kh-25 (AS-10/AS-12) や Kh-29 (AS-14) の後継となる新型 ASM で、先端部に 9B-7738 と書かれている EO シーカを搭載している。
2007.09.05
Jane's Defence Weekly
TMC shows trio of new ASMs
<0719-090509>
ロシアの TMC社が2007モスクワ航空展に三種類の新型 ASM を展示した。
・Kh-31AD
Kh-31A (AS-17) 対艦ミサイルの長射程型で全長も若干長い。 性能は
Kh-31PMK とほぼ同じで、最大射程は200km程度と考えられる。
Kh-58 ARM (AS-11) の輸出用
・Kh-38ME
10程以前から開発されているモジュラ型 ASM で EO シーカを搭載している。 現
有の Kh-25 (AS-10/AS-12) や Kh-29 (AS-14) の後継と思われる。
2007.08
Jane's Missiles & Rockets
Turkey develops indigenous 70mm laser-homing rocket
<0717-080001>
トルコの Roketsan社が SAL 誘導の Cirit 70mmロケット弾を開発した。 Cirit
は他の70mm誘導ロケット弾と異なり、全く新しいシステムで、在来のロケットモータ等を使用しない。 ミ
サイル構成品の配置は従来方式で、全長1.9m、重量14kgで8kmの射程を持つ。
Cirit の再発は2004年から行われ、最初の発射試験は2006年末に行われた。 量産開始は
2008年末に計画されており、7発または19発の発射機に装填して、トルコ軍が装備する AH-1P、AH-1W、Agusta T-129 攻撃ヘリ
に搭載する。
2007.03.14
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin unsheathes new DAGR
<0708-031408>
Lockheed Martin社が、Hydra 70 70mmロケット弾と AGM-114 Hellfire の間隙を補完
する ASM として、Hydra 70 に JCM と Hellfire の技術を導入した DAGR
(Directional Attack Guided Rocket) を自社開発した。
DAGR は Hellfire Ⅱ と完全互換で、Lock-on-Before-Launch、Lock-on-After-Launch のいずれも可能なセミアクティブ誘導である。
射程は、高度20,000ftから発射した場合12kmである。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
Italy's Marte Mk2/S completes development test programme
<0703-120024>
2006年10月上旬に Marte Mk2/S 2発の実射試験が行われた。 Marte Mk2/S は1980年代に装備化された
Marte Mk2 の改良型で EH-101 または NH90 から発射されるアクティブレーダ誘導の対艦ミサイルである。
MBDA社は2000年11月に開発を受注し、6発の量産先行型と33発の量産型を生産している。
Marte Mk2/S は最大射程30km以上の性能と、平均海水面上10mを飛行する能力を有
する。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
Kh-59MK altimeter allows flight down to 4m
<0624-110020>
ロシアの Detal社が、Kh-59MK (AS-15) に搭載している A-079E 電波シーカを公開した。 重量は7kgで消費
電力は30Wである。
A-079E は海上で11,000m~4m、陸上で8,000m~5mの測高が可能で、精度は50m以下で0.4m
、2,000m以上で3.0mである。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
Boeing scores direct hit in Laser JDAM test
<0618-090036-1>
LJDAM (Laser JDAM) の投下試験が6月30日に行われ、高度20,000呎、距離6.4kmで
F-16 から投下された LJDAM が、45km/h で走行する APC に直撃した。 今回使われたのは GBU-38 500-lb
JDAM の先端にシーカを取り付けたものであるが、今後2,000-lb及び1,000-lb JDAM にも取り付けられる。
Boeing社は今年中に500-lb LJDAM の開発を完了し、2007年始めに納入を開始する。
<0618-090036-2>
Boeing社が PMTD (Persistent Munition Technology Demonstrator) の初の自動飛行試験を行い、27kgの機
体は14箇所のプログラムされた地点を通過して手動で滑走路に着陸した。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
MBDA aims to meet FASGW(H) requirements with Sea Skua 2
<0618-090010>
2006.08.02
Jane's Defence Weekly
MBDA reveals updated Sea Skua concept
<0617-080206>
BMDA社が英国の FASGW(H) (Future Anti-Surface Guided Weapon (Heavy)) 用に、現有の Sea Skua を改良した Sea Scua Mk 2 の開発
を始める。 FASGW(H) は高速艇対処用ヘリ (SCMR: Surface Combatant Maritime Rotorcraft) となる Future
Lynx に4発ずつ搭載可能である。
現有の Sea Skua は重量150kg、射程15~17kmの SARH 誘導のミサイルで、1982年のフォークランド紛争や1991年の湾岸戦争で使用され
た。 Sea Scua Mk 2 は寸法、重量は Sea Skua と同じであるが射程は25kmで、ARH 誘導
により対地攻撃も可能になる。
2006.07.24
Aviation Week & ST
MBDA is pitching the Sea Skua Mk2
<0616-072403>
MBDA社が Farnborough エアショーで、Sea Skua Mk2 の模型を公開した。 Sea Skua Mk2 は重量
150kg、ARH 方式で射程は40km以上、双方向データリンクにより中期誘導を行う対艦ミサイルで、英海軍が
Super Lynx ヘリに搭載する軽量対艦ミサイルの開発を目的として進めている FASGW (Future Anti-Ship
Guided Weapon) 次世代対艦ミサイル計画に提案する。 Sea Skua Mk2 は Super Lynx に4発搭載が可能とである。
英海軍は、対小型船舶/対地用の FASGW (Light) も検討中である。
2006.07.12
Jane's Defence Weekly
German order launnches LR-TRIGAT production
<0615-071204>
ドイツが Tiger UHT 戦闘ヘリ搭載用として MBDA社に、680発の PARS 3 LR 対戦車ミサイルを$486Mで発注し
た。 PARS 3 LR は、ドイツ仕様の LR-TRIGATで、LR-TRIGAT は1988年に仏、独、英で開発に合意し
て以来18年目にして装備化に漕ぎつけた。
MBDA社は、今後 Tiger 戦闘ヘリ用として、フランスやスペインにも売り込もうとしている。
2006.05.31
Jane's Defence Weekly
Germany aims to revive LR-TRIGAT
<0612-053106>
ドイツが突如、暫く忘れ去られていた LR-TRIGAT 計画を再行することにした。 TRIGAT は
Tiger ヘリ専用のミサイルとして1988年に英、仏、独の共同で開発が開始されたが、その後英、仏が計画から離脱したためドイツ
単独で2001年に開発を完了した。
ところがシーカに問題が発見されたため3年間の RRP が行われ、2004年以降注文待ち状態になっていた。
2006.05.29
Aviation Week & ST
Release point
<0612-052906>
独国防省は Tiger 攻撃ヘリに搭載する Trigat-LR の製造契約を、数週間以内に MBDA社と締結する。
Trigat-LR は4.5kgのタンデム弾頭を初めとする各種弾頭を装備する対戦車ミサイルである。
一方、Diehl BGT社は年末までに射程約100kmの対地精密誘導爆弾 Hope と
Hosbo の搭載整合飛行試験を、独空軍の Tornado を使用して実施する予定である。(右図) Hope は
高速侵徹爆弾、Hosbo は高速滑空爆弾で、破片、子弾、HPM 等各種搭載弾頭が検討さ
れている。
同社は現有の誘導爆弾とTaurus LACM の間に生じる射程50~100kmの間隙を埋めるため独自開発
を進めてきたが、2~3年以内に正式な開発に移行できると見ている。
開発では更に、GPS に代わる Galileo 衛星の利用、終末誘導用低価格シーカの採用、データリンクによる飛
行間の情報更新等が付加される。
2006.04.10
Aviation Week & ST
Aimpoint adjustment
<0609-041007>
空軍が研究中の AAM/ASM 兼用ミサイルで、シーカ、弾頭の構成要素研究を2010年までの計画で$6M
を投じて実施中である。
Raytheon社が海軍向けに独自研究を進める短距離遊弋巡航型ミサイルで、昨年末に実験用飛翔体の飛行試験を
行っている。 全長10呎、GPS 誘導で射程は約50km、6時間の遊弋が可能で、価格は
$125,000~$150,000を目標とし、安価版 TacTom をめざす。 海軍の予算化は未定。
・Brimstone の改善
Boeing社は MBDA社と提携し、JSF に搭載予定の対装甲ミサイル Brimstone の改善を計画中である。 改善は
GPS の搭載、Thermobaric 新型弾頭の採用の他、射程を34kmまで延伸する。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
Deliveries of French AASMs begin
<0608-030011>
Sagem社が仏軍に AASM (Armament Air-Sol Modulaire) の納入を開始した。 AASM は GPS/INS 誘導の
推進型誘導爆弾で、弾頭にはフランス製250kg爆弾が用いられているが、近い将来にはより大型弾頭にも取り付
けられるようになる。 現在既に750キットが発注されているが、最終的には3,000キットの調達が計画されてい
る。
IR 誘導型の納入は2008年に開始され、更にレーザ誘導型、ミリ波誘導型、データリンク搭載型も検討されている。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
US Air Force tests LOAL Maverick
<0608-030007>
Raytheon社が AGM-65 Maverick の LOAL (Lock-On-After-Launch) 型の発射試験に成功した。 LOAL Maveric
には command 及び video の digital datalinkが搭載され、リアルタイムでの目標指定及び
目標変換が可能になる。
LOAL Maveric は、従来 Maveric を搭載していた全ての航空機に、改造やソフトウェアの変更なしで搭載可能で、パイロットが目標を
視認できない遠方や高々度からの発射が可能になる。
2006.02.06
Aviation Week & ST
Terminal guidance
<0604-020607>
英政府は今後5年間に誘導武器調達経費を40%削減する計画であり、6ヶ月以内に方針を決定する。
また中期的には、保有する27種類の誘導武器の合理化縮小を図ると共に、仏独伊等との共同開発を推進する方
針である。
合理化には SPEAR CM や Brimstone 対装甲ミサイルの改善も含まれており、MBDA社は英国内の製造
施設の縮小や研究開発の再検討を迫られている。
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon demonstrates PAASM from digital launcher
<0605-020024>
Raytheon社が開発中の PAASM の初めての発射試験が2005年12月13日に WSMR で行われ成功した。 PAAM は
無人の UH-1 に搭載した M299 標準発射機から発射された。
PAAMS は NLOS-LS の PAM を元にした ASM で Raytheon社は JCM
の代替として2005年5月に提案した。 同社は2009年初期には量産が可能として
いるが今後どうなるかは不透明である。
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
India and Russia commit funds to air-launched BrahMos
<0605-020004>
・BrahMos ALCM
インドとロシアは空中発射型 BrahMos の開発を$50Mで BrahMos社に
発注した。 空中発射型の開発は BrahMos 計画には含まれていなかった。
発射試験は2007年に開始され、Su-30 に搭載する計画である。
・Crystal Maze
イスラエル Rafael社製 Popeye を元にした Crystal Maze のインドへの引き渡しが間もなく開始される。
Crystal Maze は Popeye の350/352kg弾頭を80kg弾頭に替え、射程を Popeye 2 の75kmから
100kmに延伸している。 Crystal Maze は BrahMos より軽量であるため Mirage 2000H に搭載でき、Rafael社製
Litening 照準/航法ポッドと併用される。
2006.01.09
Aviation Week & ST
Target in sight
<0602-010907>
仏空軍は AASM powered bomb の2007年運用開始を目途に準備を進めており、Segem社
は既に改善計画の検討を始めている。
国防省は保有する数千発のレーザ誘導爆弾と通常爆弾の後継として、先ず INS/GPS 誘導型と INS/IIR 型を合わせて
3,000発を調達する計画で、空軍には今年から、海軍にはその後に調達する。
Rafale への搭載に技術的問題を生じ装備開始が約1年遅れたが、搭載試験を年末までに完了する見込みであ
る。 また Mirage 2000 への搭載も予定されている。
AASM は射程75kmで250kgと500kgの2種があるが、更に125kgの軽量型の検討が行われている他、ヘリ搭載、双
方向データリンク、レーザ誘導装置及び MMW シーカの装備等の改善検討が進められている。
2006.01
International Defense Review
A defferent kind of smart: weapons becoming autonomous and precise
<0602-010011>
安価シーカを取り付けた移動目標対処型が検討されており、シーカとして DAMASK 又は HART が提案されている。
・GBU-39 SDB
2005年11月に開始された Operational Test は2006年中頃に完了し、2006年中にも FRP に移行する。
固定目標に対する37発の試験では35発が成功し、平均弾着誤差は1.1m。 5月に行われた試験では30,000呎で投弾して
88kmを飛翔し、標的から0.85mに弾着した。
SDB では差動型 GPS を用いた高精度化が図られ、差動 GPS の地上装置 (ASI: Accuracy Support
Infrastructure) は2,400km離隔した設置可能である。
・GBU-40 SDB
GBU-40 の RFP は9月に発簡されたが、10月に Boeing社と Lockheed Martin社が共同提案を決めたため、実質的には無競争とな
った。 Lockheed Martin社は JCM 用に開発した、IIR、SAL、MMW radar の三モードシ
ーカを担当する。
SDD は2007年後半に開始され、2010年に LRIP、2011年に FRP が計画されている。
・Brimstone
2005年3月に operational が宣言された Hellfire の新型を思わせる英国の ASM で、94GHz MMW シーカを搭
載する。 戦闘機の HUD を通して発射制御でき、高々度で発射したのちにダイブして、超低空接近することが
可能である。 米国も F/A-18E/F や A-10 への搭載を検討している。
・Spice
センサを搭載し自動目標捕捉能力を持つ滑空型誘導爆弾で、目標から17kmの地点でセンサが捜索を開始し、
2秒以内に目標を捕捉する。 目標を捕捉できない場合には3kmの範囲を捜索する。
CEP は公称3mとなっているが、実際には2mを記録している。
・AASM
Safran社の開発した AASM (Armament Air-Sol Modulaire) は最大重量340kgで Mk82 などの250kg爆弾に装着する。 小型のロケット
ブースタと拡張翼を持ち、Mach 0.9 で飛翔する。 最大射程は高々度発射で50km、低高度発射で15kmである。
将来 DUMAS (Dual Mode Active IR and Imaging IR Seeker) を取り付ける計画である。
・MOP
MOP (Massive Ordenance Penetrator) は全長6m、投下重量13.6t、炸薬量2.7tの史上最大の超巨大爆弾で、強
化コンクリートを含む60mの侵撤能力を持つ。
・VSM
VSM (Very Small Munition) は18~25kgの超小型弾ながら、GPS/INS、SAL シーカ、双方向データリンクを搭
載し、15,000呎投下で20kmを飛翔する。 A-10 には36~54発、MQ-9A Predator B には24発を搭載でき、市街地
における CAS に有効である。
・Viper Strike
8月に開始された ACTD により、AC-130U ガンシップからの投下が試験されている。
2005.10
Jane's Missiles & Rockets
Seeker modernises Kh-25MA
<0521-100037>
ロシアの Phazotron社が Kh-25 (AS-10) 用の Ka-band シーカである
PSM-E を開発した。 Kh-25 (AS-10) は1970年代中頃に開発された ASM で、指令誘導型 (Kh-25R,-25MR)、SAL
誘導型 (Kh-25L,-25ML)、TV 誘導型 (Kh-25MT)、IR 誘導型 (Kh-25MTP) などと、1999年に輸出用に開発された ARH 誘導型 (Kh-25MA)
がある。 今回 PSM-E シーカを搭載した新型は Kh-25MAE と呼ばれる。
PSM-E にはコントラストモードと、事前に準備したリファレンスと比較するコリレーション
モードがあり、装甲車両、砲、駐機中の航空機、ヘリ、SSM/SAM 発射機、レーダ、その他兵站施設等を攻撃できる。 シーカの目
標捕捉距離は、戦車で4km、小建築物で5~8kmである。
2005.08.26
Yahoo
ロイタ通信記事
<0517-082601>
Lockheed Martin社によると、米政府は新型 Hellfire の FRP を承認した。 Hellfire は都市型のゲリラ戦
で有効とされ、イラクの米軍司令官が Hellfire をもっと送るよう要請してきた。
Lockheed Martin社によると、AGM-114N Hellfire はこれまでイラクで1,000発以上使用
された Hellfire 2 の一種である。
【註:】
AGM-114N は最新型の AGM-114 Hellfire で、Metal Augmented Charge (MAC) を充填したサーモバリック弾頭が搭載されている。
AGM-114A/B/C/D/E の Basic Hellfire はレーザビーム乗り誘導であるのに対して、AGM-114F/G/H
Interim Hellfire 及び AGM-114K/M/N の Hellfire 2 は LSAH 誘導である。
尚、AGM-114L Longbow Hellfire は MMW レーダシーカを搭載している。
2005.08
Jane's Missiles & Rockets
AGM-114P Hellfire nears combat use
<0516-080019>
2001年に開発が開始された、AGM-114K Hellfire を MQ-1A Pradator 搭載用に改良した AGM-114P が運用可能
状態になろうとしている。
AGM-114P は運用可能高度が25,000ftと、従来より10,000ft以上改善され、視野角も従来の
8゚から90゚になり、更に140゚まで拡張できる可能性をもっている。
2005.06.13
Aviation Week & ST
Guidance drift
<0513-061308>
MBDA などの欧州のミサイル業界は、以下のような精密誘導兵器の開発への各国政府の資金援助を求めている。
・Storm Shadow/Scalp EG
英仏が採用した欧州独自の精密攻撃兵器で、改善計画を検討中
・SPEAR (Specific Precision Effects at Range)
英国が研究中の全天候 AAM/ASM で、射程は50~200km、2012~2013年の装備化をめざす。
・EMM (European Modular Munition)
英、仏、スウェーデンが共同開発をめざし、MBDA が提案している全天候 AAM/ASM で射程は8~24km、
2017年の装備化をめざす。
・LMCD (Loitaring Munition Capabilitu Demonstrator)
英国が研究中の12~24時間索敵可能な滞空型攻撃兵器の実験機で、米国の Dominator
と同様の構想を持つ。
2005.05.25
Jane's Defence Weekly
Trio to jointly study European land combat missile
<0511-052501>
英、仏、スウェーデンの3ヶ国が5月10日に、$72M (EUR60) にのぼる EMM (European
Modular Missile) に向けた TDP (Technology Demonstration Programme) に合意した。 TDP は2005年末に契約され、2008年末まで3年間
続けられる。 EMM の IOC は2015年に設定されている。
同様のシステムは米国で JCM、PAM、
LAM、CKEM の4種類が開発註であるが、EMM は欧州独自のシス
テムで、3ヶ国のほかに、独、伊、西などの諸国も関心を示している。
EMM は固定翼高速航空機、ヘリ、戦闘車両や歩兵の陣地からも発射でき、GPS/INS で誘導されるほか高度にネットワーク化される。
システムは撃ち放し性を追求せず、終末誘導では man-in-the-loop 誘導を行う。 このため UAV や FO が目
標にレーザを2~3秒間照射して命中させる。
ただ現在の段階では射程を8kmにするか12km或いは24kmにす
るかは決まっておらず、従って胴径も135mm~180mmの案がある。 目標価格は単価EUR145,000となっている。
2005.05.18
Jane's Defence Weekly
Raytheon's JCM substitute proposa riles partner Lockheed
<0511-051804>
JCM が計画中止になったのをうけ Raytheon社がその代替として、
NLOS-LS を構成する PAM の派生型である PAASM (Precision
Attack ASM) を提案した。
PAASM は PAM と60%が同じで、JCM が三モードシーカを搭載するのに対して PAM は
二モードであるが、ミリ波シーカを追加して三モードにできるとしている。 また翼も追加される。
これに対して NLOS-LS を共同で開発している Lockheed Martin社が、これは共同開発の契約に違反すると反
発している。
2004.11.17
Jane's Defence Weekly
US seeks enhanced version of Hellfire
<0422-111705>
米国防総省は、アフガン及びイラクで AGM-114L Longbow Hellfire が大量に使用されたのに伴い、
ミリ波誘導型の Hellfire の新規調達を検討している。 新規発注分は弾頭を対戦車用から破
片榴弾に変更する。
米国では AH-64D Longbow ヘリ用の装備として13,000発の Hellfire が2005年中頃までに納入されるが、追加弾の生産再開は2006年の
中頃になり、1年間の空白が生じる。
2004.10
International Defense Review
LRAM technology development
<0420-100005>
米陸軍は、ヘリ発射型の精密誘導武器 LRAM (Long Range Aviation Missile) の開発、試作、試験技術の検討
についての5ヶ年間の契約を、$1.2Mで Raytheon社と取り交わした。
LRAM は目標を捕捉、標定、攻撃し、交戦結果の分析に資するシステムで、FY-05予算に議会が盛り込んだ。
2004.09
International Defense Review
QinetiQ exploits computer-aided design in conceptual air-to-surface missile
<0417-090017>
英国 QinetiQ が概念上の将来の ASM である Quarrelを設計し、2004年7月の Famborough 航空ショーで公開した。 設計は
CAD を用いて僅か2ヶ月間で行われ、もし製造すれば実用できる設計になっている。
QinetiQ は Quarrel ASM を、英国防相が計画している SPEAR (Selectable Precision Effects Range) ファミリのスタンドオフ兵器
に考えている。
2004.07.28
Jane's Defence Weekly
MBDA pins hopes on demonstration projects
<0414-072807>
MBDA社が、中長距離の打撃兵器の開発に、英国の計画とと他の欧州諸国が持つ計画の結合を視野に入れている。
・SPEAR (Selectable Precision Efforts At Range)
米国の JCM 計画と類似の計画で、50km~150kmの射程で地上移動目標を攻撃する。 フランス及びスウ
ェーデンの類似計画との統合を目指している。
・双方向データリンク付き Storm Shadow
フランス主導で進められており、SPEAR と共に英国の中長距離打撃力の中核となる FOAS への採用が
考えられている。
2004.05.26
Jane's Defence Weekly
Hopes high for new 'gliding missile'
<0410-052606>
ドイツの BGT社が、非推進滑空型ミサイル HOPE及び HOSBOを
公表した。
HOPE は Eurofighter Typhoon の増槽形状に合わせた、全長5m、翼端長3m、重量1,400kgのミサイルで、
GPS/INS 誘導により最大60km飛行可能である。 また今後 IR 又はレーザシーカを取り付け、終末誘導精度を向
上させる計画もある。 HOSBO は HOPE より小型になっている。
現在は risk-reduction (RR) 段階で、CFT は2003年に行われ、6月と7月には2回の切り放し試験も行われた。 RR は2006年まで続け
られる。
2004.05.17
Aviation Week & ST
Price of persistence
<0410-051706>
米空軍内部で、対地攻撃兵器の開発を巡り高速兵器と滞空索敵兵器のどちらを優先するかで論争が行われてい
る。
空軍研究所 (AFRL) は Area Dominance 構想により敵地に滞空索敵し攻撃する、Air Dominator の研究を進め
ているが、将来構想を策定する空軍兵器センター (AFAAC) は高速精密誘導兵器の有効性を強調し、論争が繰り広げられている。
2004.04.14
Jane's Defence Weekly
US Air Force to test upgraded Maverick
<0408-041402>
米空軍は来年、GPS 誘導と LOAL (Lock-On-After-Launch) 技術を採用して、射程を現用の4
~6nmから23nmに延伸する新型 AGM-65 Maverick の評価試験を行う。 また、新型 Maveric は LAU-117 発射機を介してデータリ
ンクを行い、man-in-the-loop 制御が可能になる。
新型 Maveric の量産単価は$60,000~$70,000で、LAU-117 の改修費は$40,000~$50,000となる。 ただし現
時点で空軍は、新型 Maveric の調達を決めたわけではない。
2004.01.28
Jane's Defence Weekly
US plans future air-to-ground munitions
<0403-012803>
米陸海空軍が合同で、次世代空対地武器の調達を合同で実施するための、ロードマップ作成の作業を行っている。
2004.01.12
Aviation Week & ST
The next revolution
<0401-011205>
GPS を用いた精密誘導兵器は最近の紛争でその効果を明らかにしているが、更に優れた破壊力の強い実用性の高い兵器の開発が進めら
れている。
米海軍では移動標的の攻撃精度を向上させる他、UCAV への搭載可能な比較的小型の誘導兵器の開発、Reactive 弾頭
の開発による破壊力向上等を、次期システムに反映すべく研究を行っている。
また、GPS を用いずに精密誘導を行うことも検討しており、高精度の Fiber-optic gyros に着目し研究を行っている。
2004.01.07
Jane's Defence Weekly
USAF missile plans look to maintain air supremacy
<0401-010707>
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このミサイルは限定的な対地攻撃も可能な、格闘戦/中距離両用 AAM で、Dual-Range/Dual
Role Missile と呼ばれている。
2004.01.07
Jane's Defence Weekly
UK bid to harminise future hekicopter, missile projects
<0401-010702>
英国防省は、海軍の SCMR (Surface Combatant Maritime Rotorcraft) 計画と、FASGW (Future Anti-Surface Guided Weapon) 計画の
結合を検討している。 これにより SCMR は2009年装備化が2011年へと遅れるのに対して、FASGW は2014年装備化が2012年に早まる。
SCMR は陸軍の BLUH (Battlefield Light Utility Helicopter) 要求にも適合する Augusta Westland Future Lynx を基礎に考えられ
ており、FASGW は現在 RN Lynx HAS Mk3 及び HMA Mk8 ヘリコプタに搭載されている Sea Skua レーダセミアクティブ誘導対艦ミサイル
の後継になる対艦ミサイルである。
2003.10.15
Jane's Defence Weekly
Boeing unveils 'persistent' munition
Boeing社が米空軍との契約で研究している、次世代滞空索敵型 ASM である
Air Dominator のイメージを公
表した。 2010年代中頃に出現する実用機も、脚を除きほぼ類似の形状寸法になると見られる。
Air Dominator は戦場上空を24~48時間、或いはそれ以上の期間滞空索敵し、装甲車両、ミサイル発射機、不
意に出現する SAM などを攻撃する。
Air Dominator は複数の子弾を搭載して逐次投下すると共に、最終的には自機も目標に突入する。 Boeing社は
SDB 用に開発した4発投下システムの搭載を検討している。 また、Textron社製 STS (Selectively
Targeted Skeet) の投下試験も計画されている。
これとは別に同社は MCM (Miniature Cruise Missile) のプロトタイプ飛行試験を開始
する。
重量1,000-lbで数百マイルの射程を有する MCM は、高々度で母機から発射され、敵
の空域に近づくと低高度に降下して短時間索敵して、子弾を投下して複数の敵を撃破
しようとする物である。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
New warhead for Kh-25ML upgrades
ロシアの FKP GkNIPAS が新型弾頭を搭載した Kh-25ML ASM を開発した。
Kh-25 (AS-10) には無線指令、ARM、TV 誘導、SAL 誘導、IR 誘導などの各種があるが、Kh-25ML はそのうちの SAL
誘導方式弾である。
今回搭載された新型弾頭はタンデムに配列された炸薬から成り、EFP (Explosively-Formed Penetrator) が開
けた穴を HE 破片効果弾が通過して内部で破裂する。
2003.09.17
Jane's Defence Weekly
UK eyes family of modular missiles
英国防省が3軍の各種要求を統合した 'modular munition' 構想の初期段階検討中である。 European Technology
Demonstration 計画に乗るか、米国の JCMP (Joint Common Missile Programme) と合流するかは、統合プロジェクトチームの発足後に決
定される。
'modular munition' 構想への主な要求は以下の通りであるが、計画推進が決まればファミリの当初システムが2000年
代中にも出現することになる。
・陸軍の Future Rapid Effects System 装甲車両搭載
・Apache ヘリ搭載 AGM-114 Hellfire の後継
・英空軍固定翼機搭載 Brimstone 対戦車ミサイルの後継
・MLRS の補完又は後継
・英空軍の FASGW (Future Air-to Surface Guided Weapon) として
・英空軍の SPEAR (Selectable Precision Effects At Range) として
2003.09.03
Jane's Defence Weekly
New airborne strike concepts revealed
Minion Surrogate:
Lockheed Martin社が自社開発中の次世代小型 UCAV で、B-52H から発射された後に F/A-22 などの有人機と
連携して侵攻する。
精密誘導爆弾や DEW を搭載し、目標情報や指令は有人機に依存する。
mini cruise missile:
Boeing社が開発中の 1,000-lb級巡航ミサイル。 F/A-22 から発射され1,600kmを飛行
する。 子弾を搭載して複数の移動/固定目標を攻撃。 同社は2006年始めに初飛行を希望。
Dominator:
Boeing社が研究中の次世代100-lb誘導弾で、48時間の滞空が可能。 操縦にはフラ
ップを使用せず wing-warping 技術を使用する。
2003.07.21
Defense News
Germany to leave Polyphem program
独国防省はこのほど、仏、伊と共同で開発を行ってきた Polyphem S 艦載ミサイル
計画からの撤退を明らかにした。
撤退の理由は開発経費の高騰とされているが、独が海軍に2010年までに5隻を装備する K130 Corvette艦に搭載を意図しているのに対し
、仏、伊は陸上装備としての要求に重点を置いていた。 伊は既に6月に撤退の意向を示している。
独海軍は早急な対応策を迫られており、代替案として Exocet MM40、RBS-15、Harpoon 及び Naval Strike Missile が候補にあがって
いる模様。
2003.06.16
Aviation Week & ST
War shapes new products
・Spice ASM キット:
1,000-lb及び2,000-lb爆弾に装着する精密誘導システムキットで、高度42,000ft、射程40miから GPS 妨害下で使用できる。
価格は$150,000~200,000
・Spike-ER:
射程約5miの攻撃ヘリ搭載用の対戦車ミサイル
・Seagull UAV:
6時間滞空、搭載重量12-lbの戦術偵察用手投げ式 UAV
・Skylark UAV:
2時間滞空、重量12-lbの偵察用手投げ式UAV
・Litening pod の能力向上:
前方監視IRセンサーとTarget range finder を装備し移動目標を探知追随すると共に妨害電波の位置評定を行う
・SSB(Small Smart Bomb):
射程30miの UCAV 及び JSF 用250-lb、500-lb小型滑空爆弾(開発中)
・クラスター爆弾用自爆信管:
投下後10数秒で自爆。 試験結果では不発率0.06%以下
2003.06
Jane's Missiles & Rockets
Khrizantema-V will arm Mi28N 'Havoc'
ロシアの KBM設計局が、Khrizantema 対戦車ミサイルの Mi-28N 搭載型である Khrizantema-V を開発している。
Khrizantema-V は Mi-28N に6発搭載発射機を2基搭載でき、ミリ波レーダ又はレーザセミアクティブで誘導される。
Mi-28N 固有の Almaz N025は目標の発見に使用され、100~150GHzの誘導レーダが捕捉追随を行う。
9M123 Khrizantema の主要性能諸元は以下の通りである。
・重 量: 46kg(コンテナ収納で54kg)
・全 長: 2.30m
・胴 径: 13cm
・弾 頭 径: 15cm
・最大射程: 6,000m
・最大速度: 400m/s
・貫徹能力: 110~120cm(鋼鉄装甲)
2003.06
Jane's Missiles & Rockets
Boeing developing upgrade to Harpoon 21
Boeing社は Hapoon 21 の開発を進めている。 Hapoon 21 は Hapoon Block Ⅱ の後継に位置付けられる。
ただ米海軍は冷戦終了後 Hapoon の改良には関心を示さず、Hapoon Block Ⅱ は Boeing社の自社開発で、米国以外の9ヶ国で採用され
た。 これに対して Hapoon 21 は米海軍の計画で進められている。
Hapoon 21 では Block Ⅱ で付加された GPS/INS 誘導と対地攻撃能力のほか、発射後の制御を可能にするように
SLAM-ER に使用している AN/AWW-13 データリンクを搭載する。
2003.04.02
Jane's Defence Weekly
USAF looks to speed work on 'smart' weapon
米空軍は、次世代スマート弾である WASAAMM (Wide Area Search Autonomous Attack Miniature Munition) 開発計画
の促進を検討している。
空軍によると WASAAMM は滞空して目標を自動発見し撃破するシステムで、 LOCAAS や Area
Dominance Munitionと似たものになる。
LOCAAS の実弾頭搭載飛行試験は3月21日にに行われ、目標となった2両のデコイを伴った移動型弾道弾発射機
を撃破した。
2003.02
International Defense Review
US Air Force studies new air-launched munitions
米空軍は、単一契約で相互に補完する2種類の空対地弾開発を行おうとしている。
AEF (Air Expeditionary Force) 弾は移動、固定目標を攻撃する長距離スタンドオフ小型弾で、現在の巡航
ミサイルより安価なシステムを目標としている。 弾頭には侵撤単弾頭及び誘導子弾が考えられている。
PAD (Persistent Area Dominance) 弾は AEF と同じ技術を使うシステムになる。
2003.01.22
Jane's Defence Weekly
US Navy looks closely at Harpoon upgrade
米海軍は RGM-84 Harpoon にデータリンクを取り付け、発射後のミサイルを制御できるようにする
Harpoon-21 計画(従来 Harpoon Block 3 と呼ばれていた計画)を強力に推進しようとしている。
データリンクには SLAM-ER で使用している物が候補に上がっている。
2003.01
International Defense Review
US Air Force eyes loitering battlefield munition
米空軍は滞空型攻撃兵器 PADM (Persistent Area Dominance Munition) の研究を行って
いる。
PADM は敵の攻撃を待ち受けるのではなく先制攻撃を行う考え方に基づくものである。
PADM は目標の自動発見識別を行い、敵の弾道弾発射機であれば射撃準備中に撃破する。 このため関心空域
に12時間以上滞空し、目標の特性に応じた時間間隔で対象地域を監視する。
2002.12.04
Jane's Defence Weekly
USAF looks ahead ti new breed of 'smart' munitions
米空軍は、インテリジェント弾という、将来の戦場様相に適合した画期的な弾薬の研究を
行っている。
2002.12.04
Jane's Defence Weekly
Have Lite test success
Lockheed Martin社は F-16 に搭載可能な Have Lite (Popeye 2) の初発射試験に成功した。
この試験で Have Lite は、GPS で誘導され固定目標に命中した。
2002.10.14
Defense News
Rocket moving from suppression to precision
米陸軍のアッパッチ攻撃ヘリ搭載の空対地ロケット Hydra-70 の精密誘導型への改修につい
て Raytheon 社と BAE SYSTEMS が契約を競っている。
両社は試作品の地上からの実射試験をユマの陸軍射場で行ったが、レーザー誘導により標的を射程 3mileでいずれも直撃している。
Hydra-70 のプライムは General Dynamics 社で、同社は 2社の内 1社の誘導キットを 2003年1月までに選定する。
陸軍は LCPK (Low Cost Precision Kill) の一環として Hydra-70 の精密誘導化を計画、1発当たりの改修に $10,000
以下を狙っており、2005~2006年の装備化を予定している。
2002.10.09
Jane's Defence Weekly
US Army selects APKWS manager
米陸軍は、APKWS (Advanced Precision Kill Weapon System) の開発担当に GD社を選定し
た。
開発されるのは M151 Hydra-70 70mmロケット弾に取り付けるセミアクティブレーザ誘導装置で、計画は5年間
の契約になっている。
2002.10
International Defense Review
Guidance systems for 70mm rockets attract new attention
米陸軍は Hydra-70 ロケットに誘導装置を取り付け、ヘリから装甲目標を狙う APKWS (Advanced
Precision Kill Weapon System) を計画している。
APKWS は最大射程 6km、CEP 1m 以下、命中確率 87%、
完成弾としての単価 $10,000 以下を目指すもので、ASM としての他、FCS にお
ける無人車両用にも考えられている。
計画には Raytheon社と BAE社が候補に名乗り出ているが、両社とも SAL (Semi-Active Laser) シーカを採用
する。 SAL シーカの配置は、Raytheonが従来式の先端搭載としているのに対し、BAE はカナード翼前縁への取り付け(右図)を提案し
ている。
APKWS の開発は FY-03~ FY-05に計画されている。
2002.09
International Defense Review
Raytheon promotes extended-range Marverick
Raytheon社は、固体ロケットをターボジェットに代え、GPS/INS 中間誘導を付加した LOAL
(lock-on-after-launch) 能力の長距離型 Marverick を提案している。 最大射程は、高度200ftでホバリングするヘリから発射して
55km。
LOAL Marverick のシーカは発射母機の照準装置に連動すると共に、AMSTE の情報に連動させること
もできる。
システムは LCWDL (Low Cost Weapon Datalink) を使い、30Hzのシーカ TV 画像をフルレートで送ることができ、かつ同一空域で20発
の同時運用が可能になる。
2002.03.27
Jane's Defence Weekly
UK confirms funding for air-to-surface weapon
英空軍は、PGB (Precision Guided Bomb) と Storm
Shadow ASM のギャップを埋める、次世代中距離 ASM SPEAR (Selectable Precision Effects At Range)
の検討を進めている。
現段階で SPEAR は、LOCAAS の様な低速滞空型になるのか、MBDA Meteor AAM の様なラムジェッ
ト推進の高速ミサイルになるのか決まっていない。
2002.03.25
Aviation Week & ST
Funding pressures haunt UK projedts
英国防省は空軍と陸軍が計画中の各種精密誘導兵器の調達について、予算上の制約から厳しい見直しを迫られている。
現在、陸軍では短距離対戦車ミサイル NLAW (Next-generation Light Anti-armor Weapon) 14,000~22,000発と LFATGW (Light Forces
Anti-Tank Guided Weapon) 4,500~5,000発を、空軍が PGB (Precision Guided Bomb) 3,000発や
Storm Shadow 巡航ミサイル 900発等の導入をそれぞれ計画しているが、いずれも削減する方向で検討が行
われている。
2002.03
International Defese Review
Have Lite nears flight-testing
Lockheed Martin社は、F-16 戦闘機から Have Light ASM を発射する試験を始めて実施し
成功した。
Have Light は、イスラエルで開発された AGM-142 Popeye を F-16 に搭載可能なように、重量を F-16 の搭
載限界1,200kgに合わせ、1,385kgから 1,135kgにしたもので、全長も4.85mから4.25mになっている。
また、GPS 受信機を搭載することにより、単座の戦闘機から発射することが可能になり、GPS によりミサイル
を、終末30秒間にシーカの視野角4゚の1/3以内に入れることができるようになる。
Have Light は、既に AGM-142 を装備している豪、韓、トルコの他に、ギリシャ、スペイン、UAE 等からの受
注が見込まれている。
2002.02.20
Jane's Defence Weekly
US Navy seeks new anti-ship missile
米海軍は、AGM-119 Penguin 中距離対艦ミサイルの後継として、MH-60 Skyhawk 多用途ヘリに搭載する中距離対艦
ミサイルの RFP の回答を、2月11日に受領した。
このミサイルは沿岸地域の作戦で、フリゲート艦規模の艦船をスタンドオフで攻撃しようとするもので、既存技術レベルのものを要
求している。
候補としては、イスラエル IMI社の White Defender、ノルウェーの無人 NSM、MBDA社の Brimstome 対戦車ミサイルの対艦破片榴弾
弾頭型、AGM-114M Hellfire Ⅱ 破片榴弾弾頭型、LOCAAS (Low-Cost Autonomous Attack System)
などが上がっている。
2002.02
Jane's Missiles & Rockets
Ramjet missile may have an anti-ship role
中国が開発中の新型ミサイルの模型写真から、その詳細が見えてきた。
このミサイルは Ying Ji 12 (Eagle Strike)(註:「鷹撃」?) と呼ばれ、インテグラ
ルラムロケットのミサイルと見られ、全長は概ね5m、巡航速度は Mach 2.0~2.5 程度、
最大射程は100~120kmと見積もられる。
主たる用途は対艦ミサイルのようであるが、ARM や対地攻撃型の開発も可能と思われる。 事実
対地攻撃用の YJ-22 の名前も伝えられている。
2002.02
International Defense Review
Israel: aerospace in depth
イスラエル最大の民間防衛企業。 主な製品は、Mini-Vee UAV, Hermes family UAV, Wizzard family 精密誘導爆弾
・IAI:
唯一の国営防衛企業。 主な製品は、Arrow system, EROS A1 情報衛星、Eagle UAV, その他各種レーダ、他社ミサイルのシーカ
・Rafael:
主な製品は、Python AAM, Popeye ASM, Derby AAM, Shafrir AAM
・Elisra Group:
2002.01.14
Aviation Week & ST
Precision strike key to US force projection
以下、空対地、空対空、地対空、対艦、対戦車及び弾道ミサイルの開発状況について記述しているが、特記事項はない。
2002.01
Jane's Missiles & Rockets
VESTA ramjet completes static ground runs
フランスが、ASMP-A 中距離核弾頭 ASM 用に開発している VESTA ラムジェットエンジンの地上燃焼試験が終了し、
この夏には発射試験が予定されている。 発射試験は地上からブースタで発射し加速される。
ASMP-A は2004年に地上発射試験、2005~2006年に Mirage 2000N から発射する試験が行われ、現有の ASMP に代わって装備される。
2002.01
International Defense Review
USAF eyes next-generation SAR seeker
米空軍は、将来の ASM シーカ用として WASSAR (Wide Area Search
Sythetic Aperture Radar) の研究開発に関する契約を $3.15M で行おうとしている。
WASSAR は SAR モードで広範囲の目標捜索識別を行った後に、リアルビームモードに切り
替えて移動目標の追随、終末誘導を行う。
WASSAR の主な諸元は以下の通りである。
・周波数帯域:5~35GHz
・送信出力:10~20W
・アレイアンテナ直径:7.5~17.8cm
・捕捉距離:8~12km
・解像度:0.1m~1m
・フレームタイム:約2Hz
広域捜査は、高度3,000m、距離6~9.2km、飛行速度200m/sで、ビーム幅10゚スクイント角7~56゚で行われ、1×1.15kmの楕円内を捜索
する。 更に、24.5秒かけて49方位をドゥエルさせれば、7×7kmの捜索が可能になる。
2001.10
Jane's Missiles & Rockets
New version of Kh-22M enters profuction
ロシアで、新型の Kh-22M (AS-4) が、量産に入った。
Kh-22M は1960年代に Tu-22 Back Fire 爆撃機に装備する、対艦核弾頭ミサイルとして開発されたものであるが、今回製造が再開されたのは、
Tu-22M3 をインドにリースするのに呼応しているようである。
新型 Kh-22M では、ターミナルシーカの能力向上と、固体ロケットの採用による射程と速度の向上が図られて、射
程400km、速度3,600km/h となっている。
2001.09
Jane's Missiles & Rockets
Boeing Harpoon Block Ⅱ attacks land target
対地、対沿岸攻撃用に開発されている Harpoon Block Ⅱ の地上目標に対する発射試験が行われ成功した。
ミサイルは GPS を用いた航法で目標に接近し、アクティブレーダシーカにより目標とした模擬 SA-20 に命中した。
Harpoon Block Ⅱ では、SLAM-ER やJDAM で使用されてい
るコンポーネントが活用されている。
2001.08.22
Jane's Defence Weekly
Anti-ship derivative of Kazoo presented
ロシアの Raduga NPO (Dubna Engineering Plant) は、Kh-59MK 対艦ミサイルの試作品
を公表した。
Kh-59MK は Kh-59M (AS-18) ASM の発展型で、捕捉距離15~25kmのアクティブレーダシーカを搭
載して最大射程 285km を誇る。
エンジンはターボファンになり、推力が M型が300kgであったのに対し450kgに向上している。
Kh-59MK は Su-27 ファミリの多用途戦闘機に搭載目指している。
2001.08.01
Jane's Defence Weekly
Israel orders Have Nap missiles
イスラエルは米国の FMS で、33発の AFB-142F-1 と 7発の AGM-142F-2 を PGSUS社から取得することになった。
この契約の納期は2002年の10月になっている。
2001.07
Military Technology
Precosion strike - a look at the future
現在、ミサイルには研究開発費を含むコスト、機動性と加速性、命中率及び小型化が強く要求されており、次の3項目に関する研究
が進められている。
・スタンドオフ性確保のための、長距離/超音速 (M 5~6)プラットフォーム
・長距離超音速ミサイルを塔載する UCAV の使用
・亜音速巡航ミサイルを塔載する UCAV の使用
2001.06
Jane's Missiles & Rockets
UAVs could hunt down TBM launch vehicles
イスラエルは、発射直後の TBM や発射機 (TEL: Transporter / Elector / Launcher) を破壊する
BPLI (Boost Phase Lancher Intercept) 計画に着手した。
TBM を装備するイスラエルの周辺国は、ミサイル数の 1/10~1/20 の量の TEL しか保有していない。 こ
のため TEL を破壊するのが TBM 防衛上有効である。
MOAB-IBIS (Missile Optimised Anti-Ballistic / Israeli Boost Phase Intercept System) は、Python-4
AAM のロケットモータを太くした、IR シーカミサイルで、発射直後の TBM に対し UAV から発射してこれを
破壊する。
また、発射直後の TBM の真下には TEL が有ることから、ASM を使って TEL を破壊する。
2001.02.28
Jane's Defence Weekly
China to acquire anti-ship missiles
中国海軍はロシアとの間に、Kh-35 (AS-20) 長距離対艦ミサイルの購入契約を準備中である。
Kh-35 は、最大射程130~140kmで、145kgの HE弾頭を搭載し、300m/sで飛行する。 中国は Su-30MKK 戦闘機
に搭載を予定している。
中国はこの他、JH-7 戦闘機に Kh-31 (AS-17) 中距離対艦ミサイル及び KH-31P ARM
の搭載を公表している。
2001.01
Jane's Missiles & Rockets
Boeing Harpoon Block Ⅱ to compete for ALAM requirement
海軍の ALAM (Advanced Land Attack Missile) の候補には Boeing 社の
Harpoon Block Ⅱ、Lockheed Martin 社の Naval Tactical Missile System (NATACMS)、Raytheon
社の SM-4 Land Attack Standard Missile (LASM) 及び Tactical Tomahawk
の4種が名乗りをあげている。
このなかで Harpoon Block Ⅱ は SLAM-ER+ 開発の GPS/INS と JDAM 開発の内部測定ユニットを活用し、新規開発
の10分の1で製品化できるとBoeing 社はアピールしている。
2001.01
Jane's Missiles & Rockets
Missile or hoax ?
先日 Missiles & Rockets 誌に掲載した中国の GPS 誘導型空対地ミサイルの写真は捏造されたものの疑いが強い。
MiG-21 の翼に装着した 2段型ミサイルの写真は一見して米軍の MLRS に似ているが、レドーム部が明確でなく、ミサイルを分離す
るピボットもないことから、写真が本物ならばこのミサイルは設計用のモックアップの可能性が高いと専門家は見ている。
2000.11
Jane's Missiles & Rockets
USAF tests lattice control fins
米空軍はロシアで、SS-20, SS-21, SS-23, AA-12 などで広く使用されている格子状操舵翼の試験をしている。
格子状操舵翼をとりつけた SSB (Small Smart Bomb) の試験は 8月 9月に行われ成功した。
2000.11
Jane's Missile & Rockets
Combat Hammer tests first US-built AGM-142
米空軍は AGM-142 Have Nap ミサイルの初めての実射試験を W.S.M.R で行った。
Combat Hammer と呼ばれるこの試験は B-52 から発射したミサイルを操作員が目標まで、内蔵したカメラからの映像を確認誘導し、
正確に目標を捉えた。
AGM-142 の射距離は 90km 以上、弾頭重量は 340kg、極めて精密かつ高価なためその使用は重要目標の攻撃に限定される。
2000.10.30
Defense News
Successful THEL tests raise warning flag for US Arsenal
Kosovo での Operation Allied Force 作戦で、精密誘導爆弾が多大な成果を上げたのにかかわらず、米国の自
由落下型の PGM や地上攻撃用のミサイルの装備化に危険信号がともっている。
この夏米国とイスラエルは THEL によるカチューシャロケット弾の要撃に成功した。 しかしながら中露も THEL
と同じようなレーザ兵器の開発ができ、これが第3世界に輸出される可能性がある。
カチューシャは Mach 3 で飛行するのに対し、JASSM (Joint Air-to-Surface Standoff Missile)
は、180 nm を 22分で飛行する。(註:Mach 0.74 相当) 米国はレーザ兵器に対抗するため、超音速、
超低空巡航ミサイルを速やかに開発する必要がある。
ロシアのシースキミング、ラムジェット推進対艦ミサイルの、 AS-17 (Kh-31)
は、30ftの高度を Mach 2.7 で回避行動をしながら飛行することができる。 1997年に行われた実射展示では、
米海軍はもしこれを撃墜しようとしてもできなかった。
中国はロシア製の SS-N-22 Sunburn を装備しようとしている。 SS-N-22 は Mach
2.5 で飛行する巡航ミサイルである。 これらのミサイルであれば THEL タイプの兵器を回避できる可能性がある。
2000.09.27
Jane's Defence Weekly
USAF conducts live AGM-142 test
米空軍は、米国製 (Lockheed Martin社製) AGM-142 Popeye の初発射試験を行った。
AGM-142 は 340kgの弾頭を搭載し、約 80km の射程を持つイスラエル Rafael社
が開発した ASM である。
2000.09.06
Jane's Defence Weekly
New pictures released of C-701 anti-ship missile
空中発射型の C-701 対艦ミサイルは、射程 15kmで、30~ 50kgの破片榴弾弾頭を搭載している。
1999.10.13
Jane's Defence Weekly
Yakhont production launched in 2001
ロシアの Yakhont 輸出用超音速対艦ミサイルの発射試験が 2001年に協同国
(インドか中国)と連携して行われる。
Yakhont の艦対艦バージョンは現在試験中で、これを基礎に技術開発が行われており、試験予定の
空対地バージョンは Su-27、Su-30MKⅠ、Su-30MKK、MiG-29等に搭載される。
=主要諸元=
・重 量:3,000kg
・弾頭重量:200kg
・全 長:8.9m
・射 程:120~300km
・高 度:5m~14km
・速 度:2.0~2.5M
1999.02.03
Jane's Defence Weekly
USA to use AGM-130 missiles despite recent Iraqi miss
1999.01.20
Jane's Defence Weekly
MALD decoy is test-launched by US Air Force
1998.09.30
Jane's Defence Weekly
Greater range for lighter AGM-130
AGM-130 にターボジェットエンジンと軽量弾頭を取り付け、総重量 を3,000 ls から 2,365 lb に減らし、射程
を従来の 64km から 164km に延ばした。
1998.09.09
Jane's Defence Weekly
Joint air-to-air missile production heads for USA
AGM-142 Popeye
1997.08.06
Jane's Defence Weekly
Revealed: Russian ship-killer poised for export
1997.02.26
Jane's Defence Weekly
US aims to penetrate subterranean centres
1996.07.31
Jane's Defence Weekly
Plotting a revolution for Russia's air force
1996.04.01
Aviation Week & ST
Missile makers vie for CASOM prize
1996.02.07
Jane's Defence Weekly
Russion missile target to be aimed at USN
1996.02
International Defense Review
Smart munitions: brain plus brawn
1996.01.22
Aviation Week & ST
Luftwaffe tests Apsche cruise missiles on Tornado
1996.01.01
Aviation Week & ST
AGM-130 seeker tested