UAV 搭載 ASM 等に関する記事

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要             旨
2022.10.05 Jane's Defence Weekly LIG Nex1 unveils VTOL 'Drone Launched Missile' <2301-100508>
 韓国LIG Nex1社が9月21~25日に高陽市で開かれたDX Korea 2022展でDrone Launched Missile構想を発表した。 ただ計画は初期の設計段階であるという。
 システムは4ロータVTOL UAVのラックにミニミサイル4発を搭載したもので、ミニミサイルは
SALと近赤外線CMOSセンサの2つのセンサを搭載している。
2022.06.01 Jane's Defence Weekly Northeop Grumman finishes Hatchet precision-strike munition AUR tests <2208-060106>
 Northrop Grumman社が5月11日、Hancher mini
PSMの開発が、完成弾による全行程にわたる試験を完了したと公表した。 HancherはGroup 3 TUAVから発射された。
 2012年4月に公表されいていたHancherは重量2.72kg、胴径60mm、全長30.1cmで、Group 2~5のTUAVに搭載されるほか、ミサイルの子弾としても使用できる。
2019.11 International Defence Review US Army issues RFI for Long Range Precision Munition System for rotary and unmanned platform <1912-110005>
 米陸軍が9月10日、将来回転翼機やUAVに搭載する長距離精密打撃ASM
RfIを発簡した。 RfIでは以下の7項目が要求され、項目1~3は必須項目としている。
 ① 軽装甲、防空網、指揮中枢、人員なと各種目標に有効
 ② 30km以上の射程、出来れば40km
 ③ 敵の対空火力に対し強靱
 ④ 30kmを100秒以内で飛翔
 ⑤ 各種誘導方式、弾頭の搭載が可能
 ⑥ データリンクや各種ネットワークに適応制御
 ⑦ 重量200-lb以下
2019.11 International Defence Review ARSOAC trials Small Glide Munition from Gray Eagle UAS <1912-110003>
 米陸軍特殊作戦航空隊 (
ARSOAC) が8月下旬に特殊作戦軍 (USSOCOM) と共同でARSOACのMQ-1C Gray EagleからDynetics社製GBU-69/B SGMを投下する試験を行った。
【GBU-69 関連記事:1906-050009 (IDR 2019.05)】
 GBU-69/B SGMは胴径11.4cm、拡張翼の翼端長71.1cmの60-lb滑空誘導爆弾で、耐妨害 (SAASM) GPSやAPKWS搭載のBAE Systems社製分散配置型SALシーカDASALSと、36-lbの破片効果弾頭を搭載する。 また弾尾には同社がGBU-43/B MOABやGBU-57A/B MOPなど(註:巨大爆弾)で採用した格子状操舵翼を取り付けている。
2019.05 International Defence Review USSOCOM, AFSOC test Block 1 GBU-69/B SGM datalink variant <1906-050009>
 米特殊作戦軍と空軍特殊部隊がDynetics社とBlock 1仕様GBU-69/B
SGM試験を行った。
【GBU-69/B 関連記事:1807-061906 (360 2018.06.19)】
 胴径11.4cm、翼端長71.1cmのGBU-69/BはWGU-59/B APKWS用にBAE Systems社が開発した分散配置型レーザシーカDASLSを搭載している。 Block 1仕様にはRaytheon社製X-Net双方向データリンクが搭載されている。
2018.02.27 Jane's 360 USSOCOM seeks powered stand-off precision-guided munition for gunships and other aircraft <1803-022702>
 米特殊部隊 (
USSOCOM) が26日、AC-130WやAC-208ガンシップなどから発射する推進装置付 きASMRfIを発簡した。
 このミサイルは固定及び60mph (97km/h) 以下の速度で移動する人員及び非装甲車両を攻撃するもので、標準発射筒 (CLT) を含む重量は50-lbが求められている。
 信管は曳火/着発が選択でき、作動の信頼性は90%以上でCEP2m以下が求められている。
【註】
 米USSOCOMはC-130の貨物扉に搭載した発射機から発射する非誘導の小型精密誘導ミサイル Griffin を装備している。
【 Griffin 関連記事:1010-090104 (JDW 2010.09.01)】
2017.11 International Defence Review Orbital ATK readies for Hatchet guide-to-hit trials <1712-110004>
 Orbital ATK社がHatchetミニ精密誘導弾の空投試験をQ3/2017~Q1/2018に計画している。
 Hatchetは団体中部に3枚の固定翼と尾部に3枚の可動翼を持つ6-lbの精密誘導弾で、GPS/INSと
SALで誘導さ れる。
 Hatchetはまだ開発段階であるが、弾頭にはGMLRSAW弾頭やM1061 60mm迫撃砲弾で採用されている LEO技術が使われている。
 回転弾倉など各種発射機からの発射が可能で、近接航空支援(CAS)任務に就く戦闘機の500-kbの回転弾倉に は54発が装填できる。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly China's AR-2 UAV-capable air-to-surface missile ready for export, says report <1704-021510>
 China Daily紙が2月3日、中国がCai Hongシリーズ
UCAVの導入国に対しAR-2 SAL誘導ASMの売り込みを行っていると報じた。
 AR-2は重量20kg、弾頭重量5kgとAR-1の軽量型で射程8km、最高速度735km/hの性能を持ち、CH-4やCH-5のほか、他のUAVにも搭載で きるという。
2016.02.16 Defense News China reveals new missiles at Singapore Airshow <1603-021606>
 中国
CATIC社が今週開かれたシンガポール航空展で、TL-2及びTL-7の二種類の新型ミサイルを公表した。
TL-7
 射程170km、巡航速度Mach 0.8~0.85のASCMで、空中発射型のTL-7A、陸上発射型の TL-7B、艦上発射型のTL-7Cがある。
TL-2
 陸上及びUAVから発射する射程6kmのミサイルで、ASN-209 MALE UAVに2初が搭載された写真が公表された。
 CEP=2~10mの精度で、目標のロックオンは発射前(LOBL)、発射後(LOAL)のいずれも可能である。
2015.08 International Defence Review Strike out: unmanned systems set fpr wider attack role <1510-080006>
= UAV の対地攻撃装備に関する5頁の記事 =
 Viper StrikeFuryFFLMMLightweight Multirole MissileG-CLAWPyros (Small Tactical Munition)、 ShadowHawkUMTASCiritSMM GriffinAR-1(中国)、Blue Arrow 2(中国)、Barq
2015.01 International Defence Review CASC showcases latest UAV weapons <1502-010015>
 中国
CASC社が、UAV 搭載を見込んだ Tian Lei (TL) シリーズの軽 ASM を公表した。
TL-1
 全長1,954mm、胴径180mm、重量85kg、弾頭重量15kgの ASM で2パルスロケットで推進し、射程20kmである。
TL-2
 全長1,455mm、胴径90mm、重量16kg、弾頭重量4kgで、TV/IR/MMW で誘導され、CEP=2mという。 ASN-209、ASN-209G 搭載用であるが、Wing Loog-1 MALE UAV にも搭載可能 という。
TL-7
 130kg級の有翼滑空 GB で、投弾距離は90km、CEP=15mという。
TL-9
 50kgの UAV 搭載可能な GB で、投弾距離20km、CEP=15mという。
2014.07.14 Defense News Mini-munitions drawing big attention <1408-071405>
 14日に開催された Farnborough 国際航空展では
COIN機や UAV に搭載可能な小型 ASM/GB が注目されている。
FFLMM / Fury
 FreeFall LMM (FFLMM) は Thales社と Textron社が共同開発したもので、Texron社は Fury と呼んでいる。
Pyros:Raytheon社
Shadow Hawk:Lockheed Martin社
Spike:米海軍
G-CLAWTextron社
Battle HawkTextron社
2013.11 Jane's Missiles & Rockets ATK prepares to test Hatchet weapon <1312-110012>
 ATK社が自社開発している7-lbのミサイル Hatchet の試験を準備している。 Hatchert は重量の約半分 が弾頭で、武装暴徒から Scud 発射機まで、各種軟目標を射撃できる。 Hatchet には GPS 誘導だけの安価型と、GPS に
SAL 誘導を組み合わせた高価型があり、F-35 から小型 UAV までの各種機体に装備できる。
 同社はこの他に米陸軍の RQ-7B Shadow UAV に装備する16-lbと大型の Hammer を開発 している。 Hammer の試験は2013年末から2014年初めにかけて実施される。
2013.10 International Defence Review Rocketsan UAV munition nears completion <1311-100022>
 Rocketsan社が小型ミサイル SMM を発表した。 SMM はレーザ誘導の空対地/地対地ミサイルで、元来は UAV 搭載用に考 えられているが、Super Tucano の様な小型機で CAS 用にも使用できる。
 SMM の射程は15,000ftから発射して8kmである。
2012.10 Jane's Missiles & Rockets Textron and USSOCOM team for precision-missile trials <1211-100003>
 Textron社と米特殊部隊司令部 (USSOCOM) が、航空機及び UAV に搭載する対人/対物精密誘導武器 G-CLAW の開発を行っている。
 G-CLAW は自爆機構と自律式無力化機能の冗長性のある安全機能を持っている。
【註】
 TEXTRON社の HP によると、G-CLAW は64-lbにもかかわらず、従来の1,000-lb爆弾と 同程度の効力を有し、1発でフットボール競技場と同じ面積を制圧できる。
 電子式信管の採用により99%以上の信頼性を確保している。
G-CLAW_DataSheet (PDF)】
2012.06 International Defence Review Lockheed Martin launches new munition from Shadow UAV <1207-060009>
 Lockheed Martin社が、小型誘導爆弾 Shadow Hawk を RQ-7B Shadow UAV から投下する試験に成功した。 試験で Shadow Hawk は 5,000ftから投下されレーザ照準点から8吋の場所に128m/sで命中した。
 全長27吋、胴径2.75吋、重量11-lb の Shadow Hawk は対人用弾頭を搭載するが、30mphで走行する小型目標に対しても使用 できる。
2012.05.09 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin demonstrates armed Shadow <1207-050904>
 Lockheed Martin社が5月1日、RQ-7B Shadow 200 から小型誘導爆弾 Shadow Hawk を投下する試験を行ったと発 表した。
 Shadow Hawk は全長69cm、胴径70mm、重量11-lbの、対人用 SAL 誘導爆弾で、RQ-7B の翼下 に搭載される。
2012.05 International Defence Review STM test success paves way for live drops <1207-050008>
 Raytheon社が2月、Cobra UAV からの STM Phase Ⅱ 小型誘導爆弾の投下に成功した。 STM Phase Ⅱ は、全長55.8cm 、胴径9cm、重量5.4kgで、2.3kgのタングステン合金調整破片弾頭を搭載する。 投弾後は SAL/GPS で誘導され、投弾距離は5,000ftで投下して2km、12,000ftで投下して7kmである。
 同社は STM を Shadow など Class 3 UAV 搭載を念頭に開発しているが、より大型の Predator などへの搭載も可能である。 また Cobra UAV への 搭載はハードポイント吊り下げであったが、同社は Griffin-A と同じ標準発射筒からの発射を考えている。
2012.01 International Defence Review Trials success puts STM on course for live drops <1203-010007>
 Raytheon社が小型誘導爆弾 STM Phase ⅡCFT を完了 した。 この試験で STM は Shadow 級 UAV の Cobra に搭載された。 STM Phase Ⅰ の開発は2009年に開始されたが、高価すぎるため Phase Ⅱ の開発が始まった。
 STM Phase Ⅱ は、全長55.8cm、胴径9cm、重量5.4kgで、SAL 及び GPS で誘導される。  投弾距離は高度5,000ftで投下した場合2km、12,000ftで7kmである。
 弾頭はタングステン合金を用いた2.3kgの調整破片弾で、開豁地での対人殺傷距離は5mと小さい。 現在の試験では ハードポイントに搭載されているが、 Griffin A 用の標準発射筒からの発射も視野に入れられている。
2011.12 International Defence Review The new WMD: 'weqaoins of minimum destruction' <1201-120029>
= Weapons of Minimum Destruction に関する7 頁の特集記事 =

Fire ShadowSpikeAASM 250 Laser GBU-53/B SDB ⅡDual Mode BrimstoneJAGMAGM-114R Laser Hellfire ⅡAPKWS ⅡTalonDAGRGATR-LCiritLaser Guided ZuniViper StrikeImplSaberGriffin STMLMMSYROCOTGMLRS+ HatchetGDOTS ADMSwitch BladeT-RAM
2011.12 Jane's Missiles & Rockets Small Tactical Munition offerd to arm light attack aircraft <1201-120014>
 Raytheon社が、UAV 搭載用に開発した STM の用途拡大を狙っている。 STM は全長55cm、重量5.5kg、弾頭重量 2.25kgで、翼が折りたためるため、標準発射筒から発射できる。
 誘導方式は GPS/INSSAL で、軽攻撃機に数十発が搭載できるという。
2011.08 International Defence Review Raytheon begins STM tests <1110-080027>
 Raytheon社が小型 ASM STM改良型の試験を行っている。 試験内容は2010年8月に行った原型と同じであるが、 改良型は COTS を大幅に採用してコスト低減を図っている。
【関連記事:1107-060025 (IDR 2011.06)】
2011.08 Jane's Missiles & Rockets IAI develops LGB for light attack aircraft <1110-080018>
 IAI社がパリ航空展に、Super Tucano のような軽攻撃機への装備を考えた MLGB 誘導爆弾を出展した。 MLGB は GPS 及び SAL の複合誘導で、重量は115kg、弾頭重量は90kgである。
 MLGB の投弾距離は、母機が目標照射をする場合で10km、GPS 誘導を併用する場合で20kmであるが、25kmの投弾も可能 である。 軽攻撃機のほか UAV への搭載も可能である。
2011.06 International Defence Review Raytheon trials enhanced STM warhead <1107-060025>
 Raytheon社の STM に搭載する新型弾頭の試験が3月下旬に行われた。
 STM は、今まで搭載能力の限界から武装が困難であった RQ-7 Shadow 200 に搭載できる ASM で重量 13-lb、全長2ftと、同社製としては最小の航空機搭載武器である。
 誘導は GPS/INS と SAL の複合で、移動/固定いずれの目標にも対処でき、全天候性 を持つ。
【関連記事:1011-100026 (IDR 2010.10)】
2011.01 International Defence Review NAWCWD nears arming of small UAVs with mini missiles <1102-010034>
 China Lake に所在する米海軍 NAWCWD が、小型 UAV に搭載する射統装置 WMS の 第二世代である WMS GEN2 を用いた Spike の射撃に成功した。 Spike は全長63cm、重量5.3-lbのミサイルである。
 NAWCWD は2009年に、原型となった WMS を Vigilante 回転翼 UAV に搭載した Spike の射撃に成功しているが、この際の WMS が8-lbであったのに対し WMS GEN2 は2-lbと1/6になっている。
 WMS GEN2 は Shadow 200 級 UAV 搭載用に設計されているが、NAWCWD では開発中の SEGMG2M への搭載を念頭に置いている。
2010.11 Jane's Missiles & Rockets Denel shows new Impi air-to-surface missile <1012-110016>
 南ア Denel社が、安価、低二次被害 UAV 搭載ミサイル Impi を公開した。
 Impi は全長1.2~1.5m、胴径15cm、重量25kg、弾頭重量9kglock-on-after-launchSAL 誘導ミサイルで、離れた場所から目標にレーザ照射した場合には、高度10,000ftから発射して10kmの射程を有し、自身でレーザ照射した場 合には5kmの射程になる。
2010.10 International Defence Review Small missiles line up for US UAV integration <1011-100026>
= Raytheon社が開発中の UAV に搭載可能な武器 =
Griffin B
 GPS/INS 及び SAL 併用誘導の33-lbのミサイルで、触発、遅延、曳火 (HOB) 信管 を持つ弾頭重量は13-lbである。
【関連記事:1010-090104 (JDW 2010.09.01)】
STM (Small Tactical Munition)
 発射重量13-lb弾頭重量5-lbの GPS/INS、SAL 併用誘導非推進のミサイルで、対人及び 対非装甲車両用である。 Raytheon社は F-35 の機内弾庫に装着する垂直発射式の発射筒を提案している。
Monsoon
 弾頭重量40-lb、全備重量100-lbmini-Paveway で、開発はまだ初期段階である。 ・Talon
【関連記事:1006-042101 (JDW 2010.04.21)】
2010.10.04 Aviation Week & ST Niche nexus <1011-100409>
 南ア Denel社が先月、UAV や有人機に搭載する射程10km、発射重量25kg Impi SAL 誘導 ASM を公表した。 この種ミサイルは他に類がないため、国内外の需要が見込まれる。
 Impi には開発促進と価格抑制のため、Umkhonto 艦載ミサイル(註:艦載短 SAM )のデータリンク、Ingwe ATM の弾頭、Mokopa ATM のシーカ を使用している。
2010.10.04 Aviation Week & ST Niche nexus <1011-100409>
 南ア Denel社が先月、UAV や有人機に搭載する射程10km、発射重量25kg Impi SAL 誘導 ASM を公表した。 この種ミサイルは他に類がないため、国内外の需要が見込まれる。
 Impi には開発促進と価格抑制のため、Umkhonto 艦載ミサイル(註:艦載短 SAM )のデータリンク、Ingwe ATM の弾頭、Mokopa ATM のシーカ を使用している。
2010.10 International Defence Review Small missiles line up for US UAV integration <1011-100026>
= Raytheon社が開発中の UAV に搭載可能な武器 =
Griffin B
 GPS/INS 及び SAL 併用誘導の33-lbのミサイルで、触発、遅延、曳火 (HOB) 信管 を持つ弾頭重量は13-lbである。
【関連記事:1010-090104 (JDW 2010.09.01)】
STM (Small Tactical Munition)
 発射重量13-lb弾頭重量5-lbの GPS/INS、SAL 併用誘導非推進のミサイルで、対人及び 対非装甲車両用である。 Raytheon社は F-35 の機内弾庫に装着する垂直発射式の発射筒を提案している。
Monsoon
 弾頭重量40-lb、全備重量100-lbmini-Paveway で、開発はまだ初期段階である。 ・Talon
【関連記事:1006-042101 (JDW 2010.04.21)】
2010.01 Jane's Missiles & Rockets Boeing to study next-generation arms for UAVs <1002-010031>
 Boeing社が9月30日に、米空軍研究所 (AFRL) から$0.5Mで、UAV 搭載用の小型武器開発の9ヶ月間の第一段階を受 注した。
 同社は JDAMSDB の開発実績があり、シーカ、搭載電子機器、誘導制御などの検討を行う。