2008年以降の ASTOR に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.02.28 おたくま新聞

(Yahoo)

イギリス空軍センチネル R1地上監視機がラストフライト 14年の歴史に幕 <2103-022802>
 英空軍のSentinel R1
ASTORが2月26日、3月の退役を前にワディントン空軍基地でラストフライトを実施した。  ASTORの役割はProtector UAVに引き継がれる。
2018.04.13 Jane's 360 RAF deploys Sentinel to Cyprus <1805-041303>
 英空軍のSentinel R1偵察機が12日午前、シリア攻撃に参加するため英LincolshireのWaddington空軍基地を離陸し、キ プロスのAkrotiri英空軍基地に向かった。
2018.02.28 Jane's Defense Weekly UK flies Kaliningrad surveillance missions <1804-022804>
 英空軍のSentinel R1が2度にわたりカリーニングラード周辺を偵察飛行した。 一度目は1月24日でADS-Bのトラポン 軌跡によると、カリーニングラードの南側及び北側境界とバルト海沿岸を飛行した。
 二回目は2月15日に同じルートで行われたが、英空軍のRC-135が同行した。
2017.10.11 Jane's Defence Weekly RAF Sentinel surveillance aircraft keep watch on Zapad <1712-101103>
 英空軍のSentinel R1レーダ偵察機が9月14~22日に行われた"Zapad 2017"演習に際して、ロシア軍 とベラルーシ軍の動きを監視するため、少なくとも4度にわたりバルト海上空で偵察飛行を行った。
2017.06.21 Jane's Defence Weekly RAF to lose Sentinel ASTOR aircraft <1708-062102>
 英空軍のSentinel R1 ASTOR退役に反対する要求は受け入れられなかった。
 英空軍が5機保有するASTORはSDSR 2015で2021年までに退役と決められていたが、空軍 はその延長を要求していた。
2016.08.30 Defense News British officials consider reprieve for Sentinel fleet <007>
 英空軍は5機保有しているSentinel R1レーダ偵察機のうちの1機を10月上旬までに除籍す る計画であったが、英国の政権交代によりこの計画が撤回された。
2015.04.01 Jane's Defence Weekly UK to deploy Sentinel surveillance to Iraq <1505-040108>
 英国防省が3月26日、Sentinel R.1
ASTOR レーダ偵察機2機を中東に派遣すると発表した。  ASTOR は既に派遣されている Tornado GR.4 8機、A330 給油機1機、E-2D AEW&C 1機、MQ-9 Reaper 2機と共同で運用される。
 ASTOR は通常、高度40,000ftに6~7時間滞空して運用される。
2014.07.23 Jane's Defence Weekly Cameron details defence priorities for 2015 SDSR and announces £1.1bn in defence projects <1409-072302>
 キャメロン英首相が、2015年に作成される次期
SDSR は 2010 SDSR と同じ基盤に立つことを明らかにした。
 その上で首相は、Typhoon に搭載する Captor-E AESA レーダ計画を推進すると共に、Beechcraft社製 King Air 350 を元にした ELINTShadow R.1Sentinel R.1 ASTOR を2018年まで運 用することも検討していると述べた。
2014.07.16 Jane's Defence Weekly UK to keep Sentinel ASTOR in service <1408-071612>
 英国防相が、Sentinel R.1
ASTOR装備継続を決めた。 ASTOR は2010年10月の SDSR で、英軍がアフガンから撤退する2014年12月時点で廃止することが決められていた。
2013.07.15 Aviation Week & ST Staying power <1309-071504>
 英国では Sentinel(註:ASTOR)レーダ偵察機の運用を年内で終了することになってい るが、英空軍は引き続きアフガンで使用することを強く希望している。
2013.02.18 Aviation Week & ST Dodging the ax <1304-021808>
= ISR 特集 =
 欧州で唯一の ISR機となった英空軍の Sentinel R1 ASTOR はマリ侵攻作戦でも活躍しているが、2010年の国 防政策見直し (SDSR) により2015年には退役する。
2012.08.08 Jane's Defence Weekly SATCOM upgrades could keep UK Sentimels flying <1209-080806>
 英空軍の Sentinel R.1 ASTOR は、2010年の安全保障見直し (SDSR) でアフガン撤収時点で退役とされたが、 現在進められている衛星通信能力の付与引き続き装備できそうになっている。
2011.11.16 Jane's Defence Weekly Range issues dent case for keeping ASTOR fleet <1201-111601>
 英空軍はリビア戦Sentinel R.1 ASTOR を投入したが、データリン クが LOS 方式であったため、リビア上空の ASTOR から地上基地へのデータ送信が遠すぎてできなかった。 更に衛星通 信も貧弱であったため、アフガニスタンでの運用のような地上からの統制ができなかった。
 それでも ASTOR の GMTI は、リアルタイムで敵の FEBA を表示できた。
2010.10.27 Jane's Defence Weekly Airpower takes biggest in UK spending review <1012-102701>
 英国の安全保障政策の見直し (SDSR) により、航空兵力が打撃を受ける。
 Harrier GR.9 は2011年に70機が退役することになり、艦載固定翼機が2019年まで 姿を消す。 2019年に配備される F-35 も F-35B から F-35C に変更される。 Nimrod MRA.4 は 計画中止になり、完成したばかりの ASTOR はアフガンでの作戦が終了し次第退役する。
 Queen Elizabeth級65,000t空母2隻の建造は継続される。
2010.08.25 Jane's Defence Weekly Counter-culture <1010-082511>

= 対 IED 航空装備に関する7頁の特集記事 =

 英空軍が Sentinel R.1 ASTOR の SAR/GMTI レーダを対 IED に使用している。
2010.08.09 Aviation Week & ST Change detection <1009-080901>
 英国はアフガンで R1 Sentinel ASTOR を用いて IED の監視を行っている。
 現在は GMTI を用いて地上の動きを監視し、IED 設置の可能性があれば地上部隊に警報を送っているが、将来は SAR を活用したより高度なシステムを採用しようとしている。
2010.07.28 Jane's Defence Weekly UK MoD praises ASTOR prerformence on Afghanistan <1009-072807>
 英空軍は、2008年に ASTOR レーダ偵察機の運用開始を宣言し、2008年と2009年に2機を配備して、2009年6月以来アフガ ンに派遣して多大な成果を納めている。
 ASTOR は高度40,000ft6~7時間飛行している。
2010.02.22 Aviation Week & ST Differnt strokes <1004-022210>
 Rayttheon社が ASTOR のアンテナ収容フェアリングに他のセンサ等を搭載して、電子戦洋上監視能力を付与することを考えている。 ASTOR は40,000ft以上の高度を9時間以上飛行する能力があり、これらの機種の潜在需要が湾岸 諸国やアジア太平洋地域にあると見ている。
 具体的には P-8A Poseidon に搭載する AN/APY-10 洋上監視レーダの搭載などが考えられている。
2009.06.24 Jane's Defence Weekly RAF prepares ASTOR for first full Afghanistan tour <0908-062419>
 英空軍は2008年末から2009年初頭にかけて Sentinel R.1 ASTOR をアフガンで試験運用したが、 近く本格運用のためアフガンに再派遣する。
 英空軍は2011年はじめまでに ASTOR 5機FOC にする計画である。
2009.02.18 Jane's Defence Weekly Raytheon delivers fifth Sentinel R.1 ASTOR to UK <0904-021810>
 英国陸空軍は、アフガンで1ヶ月間続けていた Sentinel R.1 ASTOR の実運用試験を終了して12月に帰国した。
 一方、Raytheon Systems社は ASTOR の最終機となる5番機の納入を終えた。
2008.12.03 Jane's Defence Weekly ASTOR deployed on 'operational demo' <0901-120302>
 英空軍の Sentinel R.1 ASTOR が11月に、地上支援器材と共にアフガンに配備された。 今回の 派遣は短期間で、すぐに英国に戻るという。
 ASTOR は2010年に FOC が計画されている。
2008.10.13 Aviation Week & ST New aircraft, radars <0812-101312>
= ASTOR 紹介の記事 =
 ASTOR のレーダの分解能公式には1mとされているが、専門家は少なくとも U-2 の1ft以下、おそら く数吋であると見ている。
2008.10.13 Aviation Week & ST Airborne spying <0812-101311>
= ASTOR 紹介の記事 =
( ASTOR を含むネットワークに関する記事)
2008.10.13 Aviation Week & ST Arming the network <0812-101310>
= ASTOR 紹介の記事 =
 ASTOR の搭乗員は
 ・機  長 ×1
 ・副操縦士 ×1
 ・指 揮 官 ×1
 ・画像監視員×2

の5名である。
2008.10.13 Aviation Week & ST Systems for sale <0812-101309>
= ASTOR 紹介の記事 =
 英国防省及び Raytheon社は、膨大な費用のかかった ASTOR開発費を輸出で補填しようとしている。 この種 の航空機の需要は世界で30~50機あると見られるが、既に IAI社が Gulfstram をベースにしたレーダ偵察機を作ってお り、また Northrop Grumman社は米空軍にレーダ搭載型 Global Hawk を販売している。
 Raytheon社は ASTOR レーダを米陸軍の ACS に売り込もうとしている。 ACS には Northrop Grumman社が、現有の C-12 Guadrail 搭載 レーダの交信を提案している。
2008.10.13 Aviation Week & ST ASTOR girds for war <0812-101308>
= ASTOR 紹介の記事 =
 英空軍の Sentinel R1 ASTOR は、2機が近くアフガンへ派遣される。
 ASTOR は Bombardier社製 Global Express 機に、谷間を歩く人間をも捕捉できるレーダを搭載しており、高度45,000ft 以上で200nmを監視できる。 また空中給油無しで5,000nmを飛行できる。
2008.10 International Defence Review UK marines train with ASTOR for Afghanistan <0811-100024>
 英国海兵隊がアフガンに展開するため、ASTOR 機と地上装置を装備する陸空軍部隊と共同の訓練を開始した。
 ただし ASTOR のアフガン派遣はまだ決まっていない。
2008.07.23 Jane's Defence Weekly ASTOR on course for deployment by end of 2008 <0809-072301>
 英国防省と Raytheon社が開発した Sentinel R.1 ASTOR は任務遂行能力確認 (CAM ) 試験に合格し、年内に運用が開始されることになった。
2008.03.12 Jane's Defence Weekly UK moves on ASTOR to meet ISR support needs <0804-031204>
 英空軍は7月に ASTOR の end-to-end 試験を米国の China Lake で行い、10月に運用を開始する。 その後 今年後半にイラクとアフガンで使用するが、IOC は2009年10月、FOC は2010年に宣言される。
2007.10 International Defence Review ASTOR Dual Mode Radar positions UK armed forces on top of the world <0721-100032>
= ASTOR に関する5頁にわたる特集記事 =
 ASTOR の装備化で、英国は世界最高の偵察能力を持つことになった。
 ASTOR は高度42,000ft~51,000ftを11時間遊弋し、最大距離250~296kmの偵察を行 う。
 GMTI モードでは、10km/h以下の速度の目標も捕捉する。
2007.09.19 Jane's Defence Weekly ASTOR TGS completes its first overseas deployment <0720-091603>
 英国の ASTOR システムの地上装置である TGS (Tactical Ground Station) が、9月に初めて海外展開した。
 一方 ASTOR に搭載された2モード AESA レーダの SAR モード試験が公式に完了した。 また低速小型目標 の捕捉試験も間もなく完了する段階にある。 しかしながら初号機が6月に納入されたものの、2007年中に予定されていた 全5機の納入完了は2008年にずれ込む見込」みである。
2007.06.20 Jane's Defence Weekly First Sentinel is handed over to RAF <0714-062012>
 6月6日に、5機装備予定の英空軍 Sentinel R.1 ASTOR一番機が配備さ れた。 これは Raytheon社が2006年5月に発表した2006年10月配備予定より7ヶ月遅れており、この結果最終機 の配備は2008年にずれ込む。
 ASTOR は SAR/GMTI レーダを Bombardier社製 Global Express ビジネスジェットに搭載しており、40,000ft以上で 運用するように設計されている。
2006.09 International Defence Review Public debut of Sentinel at Farnborough marks ASTOR milestone <0618-090006>
 Raytheon社が Farmborough 航空ショウに Sentinel R.1 と TGS (Tactical Ground Stations) を 展示した。 Sentinel R.1 は5機受注したうち既に3機にレーダを搭載し終わっている。
 Sentinel R.1 は英空軍が装備する RAPTOR EO ポッドや、米空軍の E-8 JSTARS と共用できることが確認されている。
2006.09 International Defence Review ASTOR on track for 2006 in-service date <0618-090005>
 ASTOR の開発は予定通り進行しており、2006年4/四半期には2機の Sentinel R Mk 1 と2基の TGS (Tactical Ground Stations) が納入される。 IOC は2008年1/四半期、FOC は2009年1/四半期に予定されている。
 ASTOR 搭載 X-band 二モードレーダは、MTI、SAR、SAR swath 1SAR swath 2 の モードを持っており、SAR swath 1 モードでは低分解能広範囲サーチ、SAR swath 1 モードでは更に広範囲長距離のサーチを行う。
2006.07.26 Jane's Defence Weekly Sentinel/ASTOR makes public debut at Farnborough <0616-072607>
 Farnborough 航空ショーで Sentinel R.1 ASTOR が、地上装置 TGS (Tactical Ground Station) と共に初公開された。
 Sentinel R.1 には GMTI/SAR の二モードレーダと、RWR、MWR、チャフディスペンサ、AN/ALE-50 牽引デコイ などからなる防護システムが搭載されており、高度40,000呎を11時間、合わせて 5,500哩を飛行できる。
2006.07.17 Aviation International News At long last, UK's ASTOR takes a bow <0617-071710>
 英空軍の ASTOR が2007年の納入前に Farnborough 航空ショウで地上装置と共に公開された。
 システムは SAR/GMTI その他を装備する5機の航空機と8台の地上装置から構成され、高度 40,000呎以上を10時間以上飛行する。 新型の2モードレーダは鮮明な地上画像を得ることができる。
 英空軍は ASTOR を、E-3 Sentry AEW、Nimrod R1 SIGINT 機と併用し ISR 能力の向上を図る。
2006.07.12 Jane's Defence Weekly UK's ASTOR starts ground moving target indicator trials <0615-071207>
 英空軍の ASTOR 機が GMTI の試験を開始している。 SAR モードの試験は2005年10月に行われた。
 英空軍は既に3機の ASTOR を飛行させているが、GMTI の試験は3番機で行われている。
2006.07.10 Aviation Week & ST The British Defense Ministry and Raytheon are negotiating <0615-071002>
 ASTOR を搭載する Sentinel R Mk.1 初号機は、英空軍に今年の夏に納入 される。 IOC は2008年の1/四期を予定し、フル運用は一年後としている。 空軍は当初2機の航空機と2台の地上装置を導入する。
2006.05.24 Jane's Defence Weekly First RAF ASTOR to be delivered in October <0611-052410>
 英空軍が5機装備する Sentinel R.1 ASTOR の一番機は7月の Farnborough 航空ショーで公式デビュ ーし、10月末までに英空軍に引き渡されると Raytheon社が発表した。 二、三番機の引き渡しは2007年初めに なり、2007年中には5機全機が引き渡される。
 NATO AGS の計画は開始下ばかりであることから、ASTOR は欧州唯一のこの種レーダ 偵察機となる。
 ASTOR の試験は英国内での電波放射許可がまだ得られていないため、目下米国で実施されている。
2006.04.24 Defense News First UK ASTOR jet in flight tests <0611-042404>
 Sentinel R Mk 1 ASTOR 初号機が英国内で試験飛行を行っている。
 英空軍は同機を5機を装備するが、初号機は米国で、残り4機は英国内の Raytheon社工場でそれぞれ組み込みを行う。
2006.02.06 Aviation Week & ST Rizy ASTOR <0604-020609>
 英空軍の ASTOR の初号機はテキサス州の Raytheon社施設で英空軍の派遣隊に納入され、昨年7月か ら飛行試験を行っている。 2、3号機は昨年末に納入され、4号機は今年9月、5号機は2007年4月の納入を予定している。
 計画は約1年遅れているが、空軍は2006年11月に運用を開始し、IOC を2008年2月に 予定している。 受領した3機と5基の地上局はアフガニスタンに派遣され実戦状況下での試験を8月以降に行われる模様である。
 ASTOR は高度45,000呎で10時間以上滞空でき、 SAR の解像度は1m以下の性能を持つ 。 取得した目標情報は地上部隊や JSTARS に伝送される。
 英国は NATO AGS、米空軍の Global Hawk 及び Predator B との相互運用機能の付加について検 討を進めている。
2006.01.18 Jane's Defence Weekly ASTOR's path to entry into service outlined <0603-011804>

 Raytheon社が ASTOR 納入の時程を公表した。 それによると5機納入される Sentinel R.1 (Bombardier社製 Global Express を改造した機体)の最初の2機は2006年末までに納入され、 最終の5番機は2007年始めに引き渡される。
 地上装置は6基の戦術用端末と、2基の作戦用端末からなる。

2005.09 International Defense Review UK-built Raytheon Sentinel makes maiden flight as ASTOR fleet conversion advances <0518-090029>
 ASTOR 計画として製造された英国製 Sentinel R1 の一番機が7月25日に 初飛行した。 この飛行は4時間にわたり行われ、高度17,000ft、速度320ktを達成した。 既に米国で初飛行した一番機は、英国への引 き渡しに備えた最終調整を行っている。
 ASTOR 計画では5機の Sentinel R1 が製造される。
2005.07.06 Jane's Defence Weekly ASTOR system passes another major milestone <0514-070605>
 英国の ASTOR 開発は、当初計画より半年遅れてレーダを搭載し新たな段 階に入った。 レーダを搭載しての初飛行は9月頃に予定されている。
 搭載レーダは SAR と MTI の2モードレーダで、両者のデータを統合したデータを表示する。
 ASTOR は5機の Sentinel R.1 機で構成されるが、2006年にはそのうち2機が運用を開始し、 2007年に IOC、2008年に FOC を予定している。
2005.04.20 Jane's Defence Weekly RSL looks to system integration work <0509-042013>
= 英国 RSL社の活躍状況に関する記事 =
 英国のレーダ偵察機 ASTOR は、昨年生産ラインでアレイアンテナを破損 したため、計画が遅延しているが、RSL (Raytheon System Ltd: 英国の Raytheon 子会社) はこの遅延を取り戻 す努力をしている。
2005.04 International Defense Review AGS bids for expanded missions <0508-040008>
= レーダ偵察機開発計画に関する記事 =
E-8C JSTARS
 E-8C JSTARS 最終号機である17番機は3月に空軍へ引き渡される。  2001年以降は COTS コンピュータを採用した Block 20 になっいてる。
 2004年11月22、23の両日には、2機の JSTARS AMSTE を用いて、JSOW 及び JDAM を実艦に命中させた。
E-10A
 E-10A に搭載される MP-RTIP レーダは Global Hawk にも搭載される。 Global Hawk 搭載型は 、全高0.45m、全長1.5m、重量360kg、消費電力20kVAで、信号処理はネットワークを経て大型機に送られ行われる。 アンテナ モジュールは JSF と同じものを使う。
 E-10A 搭載 MP-RTIP は1.2m高、6.1m幅で、24,000個のモジュールで構成され、1MWの電源を搭載する。
 E-10A の機体には 767-400 が使われる予定であったが、同機の生産は終了してしまうため、 777-200 か 787 になる可能性がある。
 E-10A に次いで開発されるE-10B は AWACS の後継にもなる。
NATO AGS
 NATO AGS は A-321機と Global Hawk が連携して運用され、高々度を飛行する UAV が有人機のレーダカバレッジのギャップを埋める
Sentinel R1
 Sentinel R1 は U-2 に搭載された ASARS-2 を元にした DMR (Dual Mode Radar) を搭載する。
2005.03.14 Aviation Week & ST Sentinel sighted <0507-031405>
 Raytheon社は2005年中頃に、英のスタンドオフ偵察機 ASTOR の飛行試験を計画している。
 ASTOR は Bombardier Global Express機に SAR と MTI から構成される Sentinel R Mk1 デュアルモードレ ーダを搭載する偵察機で軍は5機を装備する。
 当初、2004年8月の初飛行を予定していたが、レーダの不具合から計画は大幅に遅れていたが、現在レーダの地上性能試験が行われて おり、運用開始は2006年を予定している。
2004.10.13 Jane's Defence Weekly Radar hitch delays ASTOR UK service entry <0420-101304>
 英国の ASTOR 計画は、Sentinel R.1機へのレーダ搭載に 技術的な問題が発生し、少なくとも半年は遅れる模様である。
 レーダは8月に Texas の Raytheon社工場から納入されたが、早くても来年2月まで搭載作業ができない状態である。
2004.07 International Defense Review First integrated ASTOR aircraft begins flight trials <0413-070015>
 英国の ASTOR 計画を構成する Sentinel R.1 機が、5月26日にテキサス 州にある L-3社の施設で初飛行した。 初飛行は2時間24分にわたり行われた。
 総額$1.3Bにのぼる残りの4機は、目下英国にある Raytheon Systems社で改造中である。
2004.05.31 Aviation Week & ST The first of the British Defense Ministry's five Sentinel Mk1 ASTOR <0411-053101>
 英国防省の Sentinel Mk1 ASTOR機の初号機が、5月26日にテキサス州 Greenville で初飛行した。
 同機は、改造した Bombardier Global Express機に地上監視用の SAR を搭載している。 残りの4機は英国ウェールズ州ノ Raytheon Broughton工場で改造が行われる。
2003.12.24 Jane's Defence Weekly UK surveillance project maintains 2005 schedule  英国のレーダ偵察機 ASTOR は、Sentinel R Mk1 と正式に命名され、2005年8月 就役に向け順調に製造が進められている。
 ASTOR は U-2 機搭載レーダ ASRS-2 を基にしたレーダを Global Hawk 機に搭載するが、1番機はテキサスの工場で機器の組み込みが 行われ、2番機は英国内の Raytheon社工場で2003年から作業が進められている。
 運用開始時点ではこの2機と1機の地上局が配備されるが、2008年の全稼働時までに は全機が引き渡される。
2002.12.23 Aviation Week & ST Britain determines military net value  英国防省は米の「ネットワーク中心の戦い」に相当する NEC (Network Enableed Capability) の構想を明らかにした。
 これは国防省が 2002年7月に作成した戦略防衛レビューに新規項目として記載され、ネットワーク能力の開発は同盟国の共同戦闘にお ける基礎的事項であるとしている。
 ASTOR 開発計画は NEC の重要な要因で、空軍は 2005年に5機の SAR搭載戦闘機の初号機を受領す る。
 航空機はネットワーク戦の鍵となるが、有人機と無人機をどの様にバランスよく運用するかは議論が戦わされている。
 UAV に関しては現在、Phoenix UAV の後継として Watchkeeper の開発が行われているが、NEC の要素として運用される公算が大きい。  また、国防省は 3軍共通の UAV として研究中の JUEP (Joint UAV Experimentation Program) の NEC への適用を検討している。
2002.12 International Defense Review The all-seeing eye above
= 航空機/衛星搭載対地センサの現況と趨勢 =

 MC2A (Multi-sensor Command and Control Aircraft) は、MP-RTIP (Multi- Platform-Radar Technology Insertion Program) を 767-400ER に搭載する E-8 JSTARS の後継機。
 Spiral 1 で UAV や SBR (Space-Based Radar) などの情報を統合。
 Spiral 2 で AMTI を搭載して E-3 Sentry AWACS の役割を統合。

 AGS は MC2A のヨーロッパ版、MP-RTIP を基本として SOSTAR-X の技術も 導入。 英国はASTOR

 その他 AMSTE システム及び各種レーダの紹介。

2002.07.31 Jane's Defence Weekly ASTOR assessed as UAV mothership  Raytheon社は自社研究で、英国用に開発している ASTOR レ ーダ偵察機を、UAV 母機として使う研究を行っている。
 この装置は今後同社が輸出用の標準とする Ground Surveillance Airborne Radar System への搭載も考えられている。
 ASTOR は2004年に英軍に引き渡されて試験が行われ、2005年9月に運用開始が予定されている。
2002.03.04 Aviation Week & ST UK forging airborne Intel/Recce platform  英国防省は ISTAR (Intelligence,Sueveillance,Target Acquisition and Reconnaissance) のテストベッドとなる航空機開発に関する企業選定を今年中に開始する。 国防省はテストベッドというよりテスト施設として 2005年には使用を開始する計画の模様。
 ISTAR は米国の Network-centric Warfare と同様のコンセプトで、キイとなるものには ASTOR、E-3D AWACS、Nimrod R 電子偵察機の 他、現在開発中の UAV Watchkeeperが含まれる。
2002.02.18 Defense News Bombardier unit delivers first ASTOR aircraft  カナダの Bombardier 社はこのほど、英空軍 ASTOR (Airborne Stand-off Radar) に使 用する Global Express ビジネスジェット機 5機中の1機を Raytheon System 社に納入した。
 今後数ヶ月間で機体改造とシステム統合組み立てをテキサス州の工場で行った後、2003年まで各種試験を実施、2004年に英国国防省に 納入される。
2001.09.24 Defense News ASTOR prepared to take to the skies  英軍の ASTOR (Airborne Stand-Off Radar) 用に、民間機を改造した機体の飛行試験が 米カンザス州のウィチタで行われている。
 ASTOR 搭載用に改造した Global Express 商用ジェット機の試験は 8月に開始され、2002年中盤まで行われる。
 ASTOR はデユアルモード imaging/moving 目標指示レーダーで、英軍は 2005年から 5機の ASTOR 搭載機の運用 を予定している。
2001.09 International Defense Review Maiden flight for ASTOR  英国の航空機搭載スタンドオフレーダ ASTOR (註:JSTARS の様な物) 用に改造され た Bombardier 社製の Global Express 機が初飛行した。
 機は2002年に Raytheon社に引き渡され、ASARS-2 Plus 2モード SAR 及び MTI レーダを搭載する。
 英空軍は2005年運用開始を予定している。
2001.08.15 Jane's Defence Weekly ASTOR flight success  Raytheon社が開発中の英国の ASTOR (Airbone Stand-Off Radar) が使用する Bombardie社製 Global Express 改 機の初飛行が 8月 3日に行われ成功した。
 Global Express 機には前部胴体下に SAR/MTI レーダアンテナ用のフェアリング、上に衛星通信用アンテナフェアリングが取り付け られている。
2001.06.20 Jane's Defence Weekly Raytheon details ASTOR updates  英国の航空機搭載戦場監視レーダ ASTOR (Airborne Standoff Radar) は、2ヶ月後か ら約半年間行われる飛行性能確認試験が予定されている。
 2001年 3月に行われた風洞試験結果の検討からレドームの位置や大きさなどの変更が必要となり、飛行試験開始が数ヶ月遅れていた。
 ASTOR は Raytheon社が主契約社となり、Bombardir社開発の Global Express機に米空軍の E-8 JSTARS を凌ぐ dual mode radar を搭載したシステムで、2004年後半には軍に引き渡されて試験が行われ、2005年には運用が開始される。
2000.09 International Defense Review Foces sharpen gound focus
( Lessons learned from Kosovo will improve battlefield surveillance )
・E-8C JSTARS
 基本型は1997年12月に運用を開始し、2003年までに15機が就役する予定。
 AN/APY-3 MTI/SAR レーダは、機体の片側120゚を走査し、50km~250kmにわたって 50,000k㎡を監視する。
 Block 20 は、プロセッサの COTS 化 (Alpha 500MHz、将来は1.5GHz以上) による処理能力の向上を目指 している。
 Block 30 には、2005年終了を目指す各種改善が取り入れられる。
 これらの Pre-Planed 性能向上計画の他に、Quick Reaction 能力向上計画がある。 Sony Vaio C1 ミ ニノートコンピュータを使用した Personal Computor Improved Data Modem (IDM) の採用により、JSTARS と Apache Longbow 攻撃ヘリや、F-16 戦闘機などとの更新が可能になった。
 Block 40 は、レーダの能力向上計画で、2010年までに5機の E-8C が改装される計画になっている。
・NATAR
 NATO Transatlantic Advanced Radar 計画の紹介
・ASTOR
 Airborne Stand-Off Radar 計画の紹介
1999.08.11 Jane's Defence Weekly Racal commits to SAR despite losing ASTOR  
1999.06.23 Jane's Defence Weekly Raytheon's 'best balance' ASTOR bid wins the day  
1999.03.03 Jane's Defence Weekly Bombardier outlines two-phase acquisition plan for global trade  
1999.01.27 Jane's Defence Weekly ASTOR delay expected as decision looms  
1999.01.20 Jane's Defence Weekly Decision time looms large for UK ASTOR programme  
1998.12.09 Jane's Defence Weekly US work-slit on new Joint STARS radar satisfies UK ASTOR bidders  
1998.09 International Defense Review ASTOR program enters the home straight  
1998.09.30 Jane's Defence Weekly Wizard stirs up rivals for ASTOR  
1998.08.12 Jane's Defenc Weekly Wizard opens door for better shot at UK ASTOR contest  
1998.07.29 Jane's Defence Weekly Joint STARS upgrades, but no more aircraft  
1998.06.24 Jane's Defence Weekly Big baseline bid for UK ASTOR is taking shape  
1998.05.06 Jane's Defence Weekly Bombardier revenue up as Shorts looks to ASTOR