(Yahoo)
「米、知能型子弾ミサイルを・・・」
2025.07.25
Janes
Australia launches first PrSM at ‘Talisman Sabre 25'
<2508-072514>
米陸軍関係者が7月24日に記者団に、オーストラリア陸軍が7月25日、Talisman Sabre多国籍演習の一環として初のPrSMを発射したと語った。
米太平洋陸軍の戦域射撃部隊部長であるハーベイ大佐が7月24日の報道説明会で、第10旅団第14連隊が訓練演習の一環としてノーザンテリトリーのマウント・バンディ訓練場でPrSMを発射し、陸軍とAUKUSの対応部隊との間の新たなレベルの協力を示したと述べた。
この実弾射撃は米陸軍が初めて行う2回の実弾射撃のうちの1つであり、次回は8月に予定されていると大佐は述べた。
豪国防省の6月の報道資料によると、オーストラリアは米国とPrSM Inc 1を共同生産する契約を締結した。 10年間で、同国はその能力の生産にAUD310M($238M)を提供し、今後5年間でAUD150Mが、最初の長距離火力連隊の設立に必要な能力の十分な初期量を調達する。
第10旅団は、アデレードのエディンバラ駐屯地を拠点とする新編部隊で、NASAMSとM142 HIMARS )発射装置をそうびしてPrSMを発射する。
米陸軍参謀総長の最高技術責任者であるミラー氏は7月25日に記者団に、実弾射撃でHIMARS発射装置がPrSMを約70km飛ばして静止目標を攻撃したと語った。 飛翔時間は6~7分になると予想されていたという。
これは、PrSMの目標射程である400km以上よりも大幅に短い。
2025.06.09
Janes
Australia signs PrSM production agreement with US
<2507-060922>
PrSMは、ノースロップ・グラマン社が開発した固体ロケットモーターを搭載している。(アメリカ陸軍)
オーストラリアは、ロッキード・マーティンの精密打撃ミサイル(PrSM)の生産、維持、およびその後の開発について、米国と覚書(MOU)を締結した。
オーストラリア国防総省(DoD)は6月6日、この覚書により「オーストラリア国防軍(ADF)がPrSM弾薬を入手し、PrSMをオーストラリアと米国の協力プログラムとして確立する」と発表した。
「MOUは、オーストラリアでのPrSMの将来の国内製造と保守のオプションも提供しており、オプションに関する交渉は今年後半に開始される予定です」と国防総省は付け加えた。
国防総省によると、オーストラリアは「PrSMプログラムの完全な協力パートナーになる」ために、10年間で3億1,000万豪ドル(2億200万米ドル)を投資する。
「(国防総省は)今後5年間で約1億5,000万豪ドルを投資し、最初の長距離射撃連隊の設立に必要な能力の初期量を取得する」と国防総省は述べている。
オーストラリアのパット・コンロイ(Pat Conroy)国防産業大臣は、「この覚書は、2024年の国家防衛戦略で概説された優先事項を実現し、長距離の陸上および海上攻撃能力の取得を加速し、拒否戦略を採用するという我々のコミットメントを示すものである」と述べた。
オーストラリアと米国は2021年8月に別の覚書に署名し、PrSMの開発に関する初期協力を正式に締結した。この合意に基づき、オーストラリアは「開発中のベースラインミサイル[PrSM]の致死率、射程、および標的の関与を拡大する」ために5,400万米ドルを拠出すると発表した。
当時、オーストラリア陸軍の陸上能力責任者であるサイモン・スチュアート(Simon Stuart)少将は、2021年の合意は、プログラムのインクリメント2(Inc 2)に基づくPrSMの開発を支援するものだと述べた。Inc 2は、海上目標を追跡するための強化されたセンサーを備えている。その開発は2026年までに完了する予定である。
2024.12.04
Janes
US Army funds S&T effort for PrSM Inc 5
<2501-120424>
米陸軍は12月3日、FY26に射程延長地上ミサイルのための新たな科学技術の取り組み資金を提供すると明らかにした。
配備されると、PrSMInc.1は、米陸軍の備蓄の中で最も長い射程の陸上ミサイルになる。 すでに4段階のIncrementが発表されているが、Inc.5が進行中で、PrSM CFTの長であるクルックス准将は述べている。
クルックス准将は陸軍のMLRSの長さは13ftであると彼は指摘し、牽引車のない自走車であれば、将来はそれよりも長いものを採用できるかもしれない」と加えた。
クルックス准将は、PrSM Inc 5は開発の初期段階にあるため、範囲がどの程度拡張されるかは不明であると述べている。 「Inc.5は、現在のMLRSファミリーや軍需品ポッドの長さに制約されないように設計を解放すると、そこからどれだけの射程を伸ばすことができるかがわかると考えている」と述べ、「その能力で極超音速を達成できるかどうか、どのペイロードで達成できるか、これらはすべて現在検討されている」という。
2024.12.03
12:36Breaking Defense
Army eyeing new PrSM Inc. 5 weapon to fire from autonomous launchers beyond 1000 km
<2501-120310>
米陸軍の軍幹部2人が、自走型発射機から発射して1,000km以上先の目標を攻撃するPrSM Inc.5を開発していると発表した。
米陸軍FCE司令官のブルック少将が3日、AUSAのイベントで、将来の能力として性能が向上されたPrSM Inc.5の画像を公開した。
PrSM CFTの責任者であるクルックス准将は、Inc.5の作業が実際には進行中であるが、現在は科学技術の分野に追いやられていると説明した。 クルックス准将は、その構想は自走車から発射できるミサイルを設計することであると説明した。
M270 MLRSのポッドから発射するのであれば全長は13ftで、自走型であれば、それよりも長いかもしれない。
PrSMの将来型には、陸上対艦ミサイル (LBASM) シーカーとして知られるマルチモードシーカーを備えたInc. 2や、高性能弾頭を追加するPrSM Inc 3も含まれる。
陸軍はまたLockheed Martin社チームとRTX/Northrop Grummanチームを起用し、1,000km以上を飛翔できるPrSM Inc.4の設計に対抗して取り組むことになった。
2024.11.21
05:00Defene News
US Army fires Precision Strike Missile in salvo shot for first time
<2412-112104>
Lockheed Martin社が、米陸軍と同社がWSMR試験場でのPrSM量産認定飛行試験の一環として、新型PrSM 2発を斉射したと発表した。
試験では、M142 HIMARS発射機からPrSMが次々と発射される能力が証明された。
さらに、この試験では、射撃中の操作員の安全を確認するため、初めて運転席に操作員を座らせて実施した。
Lockheed Martin社によると、2発のPrSMは目標の指定と中期誘導で、精度と即応性を証明することができたという。
最初のPrSMシステムは2023年12月に陸軍に納入され、既存のATACMSとの換装が開始された。
この夏、陸軍は太平洋のパラオ島からPrSMを発射し、海上で移動する目標と交戦したが、これはこの兵器が米国を拠点とする試験場以外で使用された初めての事例となった。
2024.05.15
19:48Inside Defense
Bush says supplemental replenishment fund will help increase PrSM increment 1 production
<2406-051522>
米陸軍の調達責任者が15日、4月可決されたFY24の国防予算の補足パッケージが、短期的にPrSM Increment 1の鍵となると議員に語った。
2024.03.13
Janes
Pentagon budget 2025: Precision Strike Missile Inc 2 procurement delayed
<2404-031325>
米FY25予算文書によると、米陸軍のPrSM Inc 2でInc 1よりも高度にするマルチモードシーカーは、FY25に予定されている調達から外された。
Inc 1 は陸上目標用に設計されているが、Inc 2 が海上目標を射撃できるようにするのは、陸上対艦ミサイル マルチモード シーカーで、3月12日に軍開発局長兼参謀副長官のヒルバート少将は記者団に対し、FY24予算要求でFY25に購入する予定だった190発から増額された230発のPrSM Inc 1ミサイルの予算を要求しているが、Inc 2の調達はFY26に延期されたと述べた。
2024.03.13
15:38Inside Defense
Army increasing PrSM purchase in FY-25
<2404-031320>
米陸軍はFY25および今後数年間、でPrSMの購入を加速する計画で、軍当局者によるとこの動きはPrSMの緊急の必要性を反映しているという。
11日に発表された予算文書によると、陸軍はFY25に230発、FY26に296発、FY28に268発、FY29に234発のミサイルを購入する計画で、陸軍はFY25にPrSMに$493Mを支出する計画である。
2023.12.19
National Defense
Army looks to new missile to attack enemy ships from shores
<2401-121911>
米インド太平洋陸軍司令官のフリン大将がHalifax International Security Forumで、PrSMが太平洋地域に極めて重要な能力となると述べた。
その数日前に陸軍はWSMRで射程85km以上のPrSMの試験を完了していた。
また12月8日には陸軍がPrSM Increment 1 EOC弾を受領したことを明らかにしていた。
2023.12.13
Janes
Update: Lockheed Martin makes first Precision Strike Missile delivery
<2401-121316>
米陸軍が12月8日、PrSMの受領試験を11月に実施したと発表した。 最初のPrSMは既に陸軍へ納入されており、IOC待ちの段階にある。
Lockheed Martin社旗10月11日に、年内に納入するEOC弾26発中3発を納入したと発表している。
2023.12.09
01:51Defense News
US Army receives first long-range Precision Strike Missiles
<2401-120901>
米陸軍が12月8日、ATACMSの後継になるPrSM Increment 1 EOC弾をLockheed Martin社から初めて受領したと発表した。
Lockheed Martin社はまた、射程499kmの射程を2倍に伸ばす計画を$33Mで受注してる。
2023.11.16
16:04Breaking Defnse
Army inching closer to PrSM fielding with ‘successful’ qualification test flight
<2312-111613>
Lockheed Martin社が11月13日に、米陸軍が最初の生産認定試験のためPrSMをM142 HIMARSから発射したと発表した。 同社によると飛翔距離は85km未満とこれまでで最短であった。
最終的な飛翔試験報告書は2023年12月に予定されるが、暫定結果によるとPrSM Increament 1ミサイルは、予定された軌道、打撃能力、ほぼ垂直な突入角度、破裂高度で性能を発揮した。
最終試験報告書で結果が良好であれば、陸軍はEOC弾の受領を2024年初頭までに開始できる。
2023.09.26
National Defense
JUST IN: Army to Deliver Precision Strike Missile to Soldiers by End of Year
<2310-092618>
米陸軍でATACMSの後継となる射程500km程度のPrMSの開発を担当しているイェルバートン大佐が9月26日、PrSMは現在量産中で、11月には納品検査が行われ2023年内に部隊配備が開始されるとの見通しを明らかにした。
陸軍は2Q/FY25でのIOCを見込んでいる。
2023.03.28
00:28Inside Defense
Army taps Lockheed to advanced development of extended range PrSM Increment 4 candidate
<2304-032802>
米陸軍がPrSMの射程を2倍の1,000kmまで延ばすPrSM Increment 4の開発を2026年を目指して開始する。
陸軍AMCは2月にLockheed Martin社にPrSM Inc 4の前の型を発注している。
2023.03.28
00:20Defense News
Raytheon jumps back into Army's Precision Strike Missile competition
<2304-032801>
2020年に米陸軍のPrSM開発で、Lockheed Martin社に敗れたRaytheon/Northrop GrummanチームがPrSM Increment 4の開発で巻き返しを図ろうとしている。 陸軍は2月、Raytheon社にLRPFの設計を$97.7Mで発注した。
一方Lockheed Martin社は$33Mで、Inc 4の設計とリスク低減活動はInc 1の契約が含まれているため、Inc 4としてはその追加分だけとしている。
陸軍はInc 2に対艦能力を持たせFY26までに装備するとしているが、Inc 3については明らかにしていない。
2023.03.27
10:00Breaking Defense
Army taps teams to build new Precision Strike Missile for targets beyond 1,000 km
<2304-032705>
米陸軍が射程を1,000km以上に延ばすPrSM Increment 4の開発にLockheed Martin社とRaytheon/Northrop Grummanチームを選定した。
Lockheed Martin社が受注したのは"Long Range Fires Capability" $33.3Mで、Raytheon/Northrop Grummanチームは$100Mで"Long Range Precision Fires air-breathing missile prototypes"を受注した。
PrSM Inc 4は今後LRMFと呼ばれる。 PrSMは以下の通り段階開発されるが、Inc 4はInc 3に先行すると見られる。
・PrSM Inc 1: ATACMSの後継で射程500km以上
・PrSM Inc 2: マルチモードシーカー付き対艦型 (LBASM)
・PrSM Inc 3: 強化弾頭付き
・PrSM Inc 4: LRMF
2022.10.05
13:23Inside Defense
Army commits $8 billion in its modernization plan for Precision Strike Missile
<2211-100512>
米陸軍が4,000発近いPrSMを$8BでLockheed Martin社に発注したと発表した。
陸軍は9月に議会に対しPrSMの5ヶ年調達計画を提出している。
2022.05.25
Jane's Defence Weekly
US Army conducts 'static' test with ramjet for Precision Strike Missile
<2208-052506>
米陸軍でLRPF-CFT長のラファティ少将が、PrSMの射程を2026年までに1,000kmまで伸ばすラムジェットの設計開発が進められていると述べた。 ただ延伸する射程について陸軍参謀総長のマッコンビル大将は5月12日に500km以上とだけ述べ、明言を避けている。
射程が1,000km以上に伸びても全長は13ftのままで、M142 HIMARSやM270 MLRSから発射できる。
PrSM Increament 2ではマルチモードシーカも採用し、対艦能力も付与する。
2022.05.10
14:42Inside Defense
Army has tested ramjet for future PrSM variant
<2206-051015>
米陸軍が将来PrSMに対艦用のシーカを取り付けるほか、射程を延伸するためラムジェットの採用を検討しており、既にラムジェットの試験を実施している。
2022.05.03
16:48Breaking Defense
The Army could get its next-gen Precision Strike Missiles in FY27
<2206-050307>
米陸軍はFY23にPrSM120発を#213.2Mで要求し、FY23予算要求文書によるとFY26の266発、$439.9MをピークにFY23~FY27に1,086発、$1.8Bを計画し、最終的には3,986発を計画している。
・PrSM Increament 1
最初の2発を2023年7月に受領し、4Q/FY23にLUTを行う。 4Q/FY23に配備を開始し、本格量産 (FRP) 移行及びIOC宣言はFY25に計画している。
・PrSM Increament 2
陸上移動目標及び艦艇を目標とするマルチモードシーカ搭載型で、4Q/FY24~1Q/FY26に発射試験を行う。
2022.01.12
Jane's 360
Northrop Grumman advances PrSM rocket motor testing
<2202-011209>
Northrop Grumman社が米陸軍のPrSMで使用するロケットモーターの品質確認試験を行っている。
この試験では2022年末までに18発の試験が行われて2023年に全システムがLRIPに入る。
2021.11.08
Inside Defense
Congress doubles down on development of new, non-ballistic PrSM capabilities
<2112-110810>
米議会が陸軍に対し、PrSMに機動飛翔子弾を搭載することを要求すると共に、新たに機動型SSMを開発するとした陸軍の計画を支持し、予算を倍増するとした。
2021.10.27
Inside Defense
Army, Lockheed working to start work on anti-ship variant of PrSM by December
<2111-102707>
米陸軍とLockheed Martin社が年内に、中国に対抗するためPrSMに水上艦を攻撃するマルチモードシーカの取り付けを開始する計画である。
2021.10.14
Defense News
US Army's Precision Strike Missile breaks distance record in flight test
<2111-101405>
Lockheed Martin社が10月14日、9月30日に開発のEMD段階を$62Mで受注したPrSMが、13日にVandenberg SFBで実施した5回目の発射試験で最長飛翔距離を記録したと発表した。
この日の飛翔距離は公表しなかったが、5月にWSMRで実施した試験では400km以上を飛翔している。
2021.10.13
Jane's Defence Weekly
US Army awards additional funding for PeSM project
<2112-101303>
米陸軍が9月30日、Lockheed Martin社にPrSMの開発継続を$62Mで発注した。 この契約は2025年4月までになっている。
PrSMの最大射程での発射試験は8月~9月にVandenberg AFFで行われることになっていたが、射場の能力から10月に延期されている。 2022年にはYuma射場でHIMARS発射機に並列で2発を装填しての発射試験が計画されている。
PrSMのCross-Functionalチームを率いるラファティ准将は、PrSMは今後の段階開発で中距離の能力を持つようになると述べた。 中距離とは500~1,500kmを指す。
2021.10.11
Defense News
US Army's Precision Strike Missile gets green light for development, readies for big test
<2111-101103>
米陸軍が8月に計画していたVandenberg AFBでのPrSM発射試験が射場の都合から10月に延期されたが、9月30日にEMD段階への移行を$62MでLockheed Martin社に発注した。
米国が2019年に離脱したINF禁止条約では射程500km~5,000kmのミサイルの開発を禁止していたが、10月の試験では499kmを超える射撃が行われる。
更に陸軍はFY22要求で、PrSMの射程を1,000km以上にまで伸ばす技術の開発を要求している。
2021.10.01
Breaking Defense
Lockheed Martin's Precision Strike Missile enters next phase with army
<2111-100105>
米陸軍が2023年配備を目指しているPrSMの開発が4回の発射試験に成功して9月27日にMilestone Bを通過したことからEMD段階に移行し、計画の継続をLockheed Martin社に$60Mで発注した。
射程300kmのATACMSに代わるPrSMの射程は500km以上とされているが、2025年には更なる能力向上型が配備される計画である。
陸軍はFY22に110発分として$166Mを要求しているほか、射程1,000km以上を目指すと見られる能力向上型に向けた重要技術の開発にFY22で$5Mを要求している。
更に海兵隊が要求しているNMESISに極めて近い対艦型も計画している。
【註】
米国の装備開発におけるMilestoneとは、以下の段階以降を承認するものである。
・Milestone B: Technology Development
→ System Development & Demonstration
・Milestone C: System Development & Demonstration
→ Production & Deployment
2021.07
International Defence Review
US Army PrSM test succesfully pushs 400 km range
<2108-070004>
Lockheed Martin社が5月12日にWSMRで、ETMRR段階にあるPrSMの射距離400kmの射撃に成功した。 PrSMはM142 HIMARSから発射された。 次回の一連の射撃は8月から9月にVandenberg AFBで最大射程で実施される。
陸軍はその後Yuma射場で、HIMARS発射機上に2発のPrSMを並べ射撃を実施する計画である。
2021.06.16
Defense News
US Army fires autonomous launcher in Pacific-focused demo
<2107-061605>
米陸軍が6月16日、自動(註:無人)発射機 (AML) による射撃のCG映像を公表した。
AMLを搭載したC-130は太平洋上の島に設けられた滑走路に着陸し、他のC-130から下ろされたHIMARSと有無人チームを構成してPrSMの射撃を行った。
2021.06.14
Defense News
US Army to fund extended-range Precision Strike Missile starting in FY22
<2107-061406>
米陸軍がFY22で、現在開発しているPrSMの射程を1,000km以上に伸ばす計画で、このための予算$5Mを要求している。 Lockheed Martin社が開発しているPrSMは今までに4回の発射試験を行っており、5月には飛距離400kmの記録を達成している。 長射程型PrSMは現在のPrSMと超高速ミサイルの射程の間を埋めるものである。
陸軍はFY22にPrSM 110発分として$166.3Mを要求しているほか、陸上発射対艦ミサイル (LBASM) のシーカ開発費として$188.5Mも要求している。
2021.06
International Defence Review
US Army plans four PrSM test shots in 2021
<2107-060005>
米陸軍が年内にPrSMの発射試験を4回実施する。 最初の試験は5月中旬にWSMRで実施され、最後の2回は8月から9月にVandenberg AFBでProject Convergence 2021の一環として最大射程で実施される。
陸軍が2023年配備を目指している射程500km以上の基本型はGPS/INU誘導であるが、陸軍はその先に射程延伸とマルチモードシーカを搭載した対艦型を開発しようとしている。 このシーカのCCFTは既に2回行われて良好な結果を収めており、6月末にはこのシーカを取り付けたPrSMを模擬したロケットによる飛行試験が計画されている。
2021.05.12
Defense News
US Army's Precision Strike Missile breaks range record
<2106-051207>
Lockheed Martin社が5月12日に、同日行われたATACMSの後継となるPrSMの4回目となる発射試験で、過去最大となる射距離400kmを記録したと発表した。 PrSMの発射試験は今年中にあと2回予定されているが、Defense Newsはかつて、8月に499kmを越える試験をVandenberg AFBで行うと報じていた。
陸軍は2019年にINF禁止条約から撤退するまでPrSMの射程を499kmとしていたが、現在の目標はこれを超えるものと見られている。
陸軍はYuma試験場で、搭載した2つのPrSMパッドから続けて2発を発射する試験を行うことも計画しているが、その発射間隔は明らかにしていない。
2021.05.10
Breaking Defense
Army plans to grow Artillery EXCLUSIVE
<2106-051010>
米陸軍が新兵器の導入と新部隊の創設により野戦砲兵の改革を行おうとしている。
・機甲旅団の砲兵大隊は従来のM109 Paladin 155mm SPHを装備するがM109A6をM109A7に更新する。 また射程が25哩に延びた新型RAPであるXM1113弾を発射する。
・機甲師団の砲兵大隊はXM1113 RAP弾を使用れば射程が40哩以上になるM1299 ERCAを装備する。 M1299はM109の車体に砲身長を39口径から58口径に伸ばした砲身を搭載し、将来はラムジェット推進弾も発射する。
・軍団は砲とミサイルを装備していた砲兵旅団を、HIMARSとMLRS装備部隊に改編し、射程を90哩以上に伸ばした長射程型のGMLRSと、射程が300哩以上になるPrSMを発射する。
・戦域軍には、既に5個編成されているMDTFが入る。 MDTFは太平洋戦域に2個、欧州に1個、北極圏に1個が配置され、残りの1個は戦略予備になる。
MDTFは長射程ミサイル部隊を2個中隊持ち、射程1,100哩の中距離を担当する中隊が装備するMRCは海軍が装備している亜音速のTomahawk及び超音速のSM-6を装備する。 長距離を担当する中隊は海軍と共同開発している射程が数千哩と推定されるLRHWを装備する。
【註】
この記事に掲載された図によると、MDTFの編成は以下のようになる。
I2CEWS (Intelligence, Information, Cyber, EW and Space)大隊
情報中隊×2
通信中隊
長距離センシング中隊
情報保全中隊。
戦略火力大隊
HIMARS中隊
RMC中隊
LRHW中隊
防空砲兵大隊
旅団支援大隊
2021.04.02
Breaking Defense
Can Army triple PrSM missile's range ?
<2105-040208>
Lockheed Martin社で開発しているPrSMの射程について米陸軍は500km以上としか明らかにしていないが、陸軍は既に中距離射程型PrSMの開発に着手している。 中距離射程について陸軍はかつて1,000哩 (1,600km) 以上と定義している。 Army Future CommandのLRPF部長であるラファーティー准将は中距離射程について1,800kmと述べている。
レーガン時代のATACMSは射程が300kmで、トランプ時代にINF禁止条約を脱退して射程が500+kmのPrSMになった。 PrSMの発射試験は今年4回計画されていて、5月にはWSMRで400km、8月にはVandenberg AFBで500+kmの試験が行われ、秋にはHIMARSからの2発連射試験が行われる。
更に2026~2027年には移動目標や艦船を射撃できる改良型の試験も計画されており、搭載するシーカのCFTは完了し、7月にはWSMRで模擬ミサイルに取り付けての発射試験も行われる。
2021.03.12
Jane's 360
US Army awaiting 'diplomatic' stationing decision for Indo-Pacific MDTF
<2104-031203>
米陸軍がアジア地域での優位を確保するため長距離打撃能力を有するMDTF 1個隊を尖閣諸島を焦点にインド太平洋に編成したが、陸軍参謀総長のマッコンヴィル大将は3月11日に2番目の部隊の編成を示唆した。
MDTFは超高速ミサイルから中距離ミサイル、PrSMFまでを装備し、各種長距離精密誘導能力を有する。
2021.01.20
Defense News
Army preps for key tests of seeker capable of attacking maritime targets
<2102-012002>
米陸軍でPrSM開発の責任者であるラファティ准将が1月14日、FY21予算でPrSMに対艦能力を付与するための多モードシーカの開発予算が不十分なことから、地対艦ミサイルLBASMの開発は2023年のPrSM装備化時点では間に合わず、後年度になるとの見通しを示した。
2021.01.13
Jane's Defence Weekly
Congress doles out funding for US Army's mid-range missile development
<2103-011305>
米FY21国防権限法 (FY21 NDAA) で陸軍がFY21に要求していた中距離ミサイルMRC予算$88.1Mが認められた。 MRCはTomahawk及びSM-6を陸上発射するもので、Lockheed Martin社が2020年11月に、設計、試作、試験及びFY23までの納入を$339.3Mで受注している。
一方でPrSM spiral 1までのつなぎになる、ATACMSに対艦能力を持たせるクロスドメインATACMS (CD-ATACMS) の予算は認められなかった。
2021.01
International Defence Review
Tansforming fires: US Army testing and rounding out its long-range fires portfolio
<2103-010012>
・Mobile or static
・Beyond INF
・A middle candidate
・Mach 5
・Highway to HEL
2020.10.26
Aviation Week & ST
U.S.Army flexes new land-based anti-ship capabilities
<2012-102602>
米陸軍が開発中のPrSMは2023年に配備されるが、新型の対艦シーカを搭載した対艦型PrSMは2021年に試験が開始され2025年には配備される。
陸軍は2018年にRaytheon-Kogsberg製の陸上発射型NSMで、Kauai島北方63哩の標的船に命中させている。
2020.10.15
Inside Defense
Lawmakers OK, immediately fund Army plan to accelerate PrSM seeker upgrade project
<2011-101515>
米議会が、陸軍がPrSM計画を次の段階に進め、マルチモードシーカの開発のため直ちに支出を2倍以上にすることを承認した。 この結果PrSMの配備開始がFY27からFY25に早まる。
国防総省は8月下旬に議会に対し、$9.9Mの追加支出を要求していた。
2020.09.08
Breaking Defense
Army seeks new mid-range missile prototype by 2023
<2010-090811>
米陸軍が実施したロシアや中国を相手にした図上演習の結果、射程2,000km程度の中距離火力が欠落していることが判明した。 このためこの程度の火力の整備が要求されるが、早急な整備の要求からTomahawkの様な陸軍以外の武器の転用になるとみられる。
陸軍Army Future Commandの野砲部長であるラファティ准将はこの中距離火力は試作品が2023年にoperationalになるとした上で、2023年は以下のように重要な時期になるとした。
・M109 Paladin SPHに代わる射程65kmのERCAの最初の大隊が発足
・当面の射程500km、将来700~800kmのPrSM最初の試作中隊が発足。
・射程1,500~2,000kmの中距離ミサイル最初の試作中隊が発足。
・ロケット推進で射程1,500km以上の戦略砲SLRCが最初の最大射程試射。
・射程数千㌔㍍の長距離超高速ミサイルLRHW最初の試作中隊が発足。
2020.06.04
Breaking Defense
Army tests PrSM seeker to hunt ships & SAMs
<2007-060406>
米陸軍が6月3日、2023年に配備するPrSMの改良型Spiral Oneに搭載するマルチモードシーカの試験を開始した。 Spiral Oneは2025年の配備を目指している。
このシーカはレーダ等に対しホーミングし敵の防空組織破壊を目指すもので、対艦攻撃も目指している。 米陸軍は2015年から地上発射対艦ミサイル (LBASM) 計画を進めている。
2020.05.08
Inside Defense
Army eyes three future competitions to upgrade PrSM
<2006-050808>
米陸軍がATACMSの後継となるPrSMの開発について、3月に計画から離脱したRaytheon社などに受注競争参加の機会を与えるため、Lockheed Martin社が開発を進めている基本型の改良として少なくとも3件の追加要求を挙げた。
2020.05
International Defence Review
Stand-off: US Army prioitises long-range fires to address Chinese, Russsian capabilities
<2507-050010>
・Though a PrSM
・Bullet for speed
2020.04.30
Inside Defense
Army, Lockheed conduct third successful test flight of Precision Strike Missile
<2005-043003>
Lockheed Martin社が4月30日、3回目となるPrSMの発射試験を実施した。 米陸軍はFY21に、PrSM 2,422発の調達費として$1Bを要求している。
2020.04.15
Jane's Defence Weekly
US Army set to award Lodkheed Martin new PrSM development contract
<2006-041507>
米陸軍がMGM-140 ATACMS後継として499km以上の射程を目指しているPrSMについて4月1日、Raytheon社が3月に計画から撤退したのを受け、開発の次の段階となるE-TMRRがLockheed Martin社になると述べ、新たな契約に基づく試験がが10月から2021年6月の間に行われることを明らかにした。 同社は4月30日に3回目の発射試験を行う。
E-TMRRによるEMDはQ2かQ3/FY21に開始され、Q3/FY23には30基が配備される。
2020.03.25
Defense News
Raytheon exits precision strike missile competition
<2004-032503>
Raytheon社が3月25日にDefense Newsに送付してきた声明で、同社が米陸軍のPrSM計画から撤退することを明らかにした。
米陸軍でATACMSの後継となるPrSM計画にDeepStrikeミサイルを提案していた同社は、2019年末に計画されていた発射試験を技術的な問題から中止し、次回の試験を4月30日に計画していたが、発射試験を行うことなく撤退することを決めた。
2020.03.18
Jane's Defence Weekly
US Army demos shots with extended-range howitzer, while deciding if Raytheon can stay in the PrSM contest
<2005-031804a>
米陸軍が3月6日に、長射程高発射速度を目指し砲身長を30ftに伸ばし口径比を58とした新型加農砲XM1299 (ERCA) 試作0号で65kmの試射を4発行った。
試射されたのはExcalibur弾2発とXM1113 Inc 2 RAP弾2発で、Excalibur弾は標的の1m以内に着弾した。 XM1113弾のうち1発は標的から610mずれて着弾したが、2発とも65kmを飛翔した。
計画通り進めば、陸軍は2023年までにERCA Inc 1を18門装備する。
<2005-031804b>
米陸軍が開発している精密打撃ミサイルPrSMでRaytheon社は技術的な問題から2019年末に計画されていた発射試験ができず、陸軍は同社に開発を継続させるか否かの決心を迫られている。
2020.03.10
Defense News
Lockheed sails through second flight test of precision strike missile
<2004-031003>
Lockheed Martin社が3月10日、陸軍がATACMSの後継として2023年の装備化を目指しているPrSMの二度目の発射試験を行った。 飛翔距離は2019年12月10日に行った一回目の250kmより短い180kmであったが、今回は飛翔中の上昇、下降なとも実施した。
一方、2019年11月に発射試験を計画していたRaytheon社のDeepStrikeは、技術的な問題が発生して発射試験を延期していたが、既に問題は解決したという。
2019.12.11
Defense News
Lockheed deems first test shot of precision strike missile a success, amid Raytheon delay
<2001-121105>
Lockheed Martin社が12月10日にWSMRで初めてのPrSM発射試験を実施し、HIMARSから発射され240km離れた弾着地域に落下した。 この試験は自然災害による施設の損傷で計画より3ヶ月遅れて実施された。
Lockheed Martin社製PrSMの発射試験は当初Raytheon社製の後に実施される計画であったが、11月に計画されていたRaytheon社の発射試験が技術的な問題の発生により来年初めに延期されたため先に行われた。
PrSMの射程はINF条約の制限から当初499kmに設定されていたが、米国が8月に同条約から脱退したことにより見直され、計画責任者のラファティ准将は550km以上と述べている。
2019.12.11
Jane's 360
Lockheed Martin conducts initial Precision Strike Missile flight test
<2001-121104>
Lockheed Martin社が12月10日にWSMRで初めてのPrSM発射試験を実施した。
PrSMはATACMSに代わってM142 HIMARS及びM270A1発射機から発射される超高速精密打撃弾である、HIMARSから発射され240km離れた弾着地域に落下した。
2019.12
International Defence Review
US Army set to lift range ceiling on PrSM
<2001-120009>
米陸軍がINF条約の縛りから射程を500k以内にしていたMGM-140 ATACMS後継PrSMの射程要求を500km以遠に延伸し、11~12月に試験発射を行う。 陸軍の遠距離精密打撃 (LRPF) 相互支援チーム長のラファーティ准将が10月に開かれた米陸軍協会 (AUSA) 年次総会でPrSMの射程について600~650kmの線で検討していると述べた。
発射試験は11月にRaytheon社がDeepStrikeの発射、12月にLockheed Martin社がPrecision Strike Missileの発射をWSMRで開始し、2020年3月30日に終了するが、その最終段階では最大射程での射撃が計画されている。
現在陸軍が考えている時程でPrSMは、Q2/FY21に最終設計審査 (CDR) を完了してQ3/FY21にMilestone B通過、FY23でのEOCとなっている。
2019.11.13
Defense News
Is the US about to test a new ballistic missile?
<1912-111306>
米国が8月にINF条約から撤退するのに合わせ、米国防総省は3月に新型BMの発射試験を11月頃に実施するとしていたが、9月に行われたDefense News主催の会議でスーファー国防次官補代理が、計画は順調に推移しており計画通り年内に最初の試験が実施されると述べた。
2019.10.23
Jane's 360
US Army set to lift range ceiling on PrSM
<1911-102308>
米陸軍がRaytheon、Lockheed Martinの各社が開発している長距離精密打撃ミサイルPrSMに対する射程の要求を500km以上に見直し、試作品の発射試験を11月と12月に実施する。
PrSMにはATACMSと同じ運用方法が求められており、M270A1 MLRS及びM142 HIMARSからの発射を前提に、Launch Pod Missile Containerに2発ずつ装填されることが求められている。
2019.10.15
Inside Defense
Precision Strike Missile range could reach 800 km
<1911-101509>
米陸軍のCFT責任者のラファティ准将が15日に米陸軍協会 (AUSA) 年次総会で、長距離精密打撃兵器PrSMの射程がINF全廃条約の500km制限を超え800kmになると述べた。
また試射が年内に開始されることも明らかにした。
2019.05.02
Inside Defense
DARPA advancing 'Assault Breaker II' to test technologies underpinning multi-domain operations
<1906-050203>
米DARPAがマルチドメイン作戦や中国とロシアのA2/ADに対抗する戦術武器としてAssault Breaker Ⅱ計画を進めようとしている。
Assault Breaker Ⅱは1970年代に西欧に進行するソ連の大軍団に対抗するためDARPAが進めたAssault Breakerを元にしている。
2019.05
International Defence Review
Raytheon completes DeepStrike PDR
<1906-050010>
Raytheon社が米陸軍のPrSMに提案しているDeepStrikeの事前設計審査 (PGR) を2018年12月に完了した。 PrSMはATCMSに代わる射程499kmの長距離精密打撃兵器で、発射機とミサイルコンテナにはMLRSやHIMARSとの互換性が求められている。 DeepStrikeの発射試験は4Q/2019に予定されている。
計画にはRaytheon社とLockheed Martin社が参加しており、LRPF Phase 2は2017年6月にRaytheon社に$116.4M、2017年7月にLockheed Martin社が$73.8Mで受注している。
2019.03.11
Aviation Week & ST
DARPA revives Cold War game plan for Russia and China scenario
<1905-031103>
米DARPAが、冷戦時代に優勢なソ連の機甲戦力の進撃を阻止するFollow-On-Force Attackとして1970年代後半に開発していたAssault Breakerを、Assault Breaker Ⅱ (ABⅡ) として再行しようと、今月中にも議会にFY20予算への盛り込みを要求する。
2018.11.21
Jane's Defence Weekly
No timeline set for possible US withdrawal from INF treaty
<1901-112101>
米国がINF禁止条約を破棄した場合、直ぐに実施可能な施策はTomahawkの地上発射型の開発と、射程300kmのATACMSを射程延伸することの2件である。
2017.06.14
Jane's Defence Weekly
Munitions top US Army's 'unfunded priorities' list
<1708-061408>
米陸軍が$12.672Bにのぼる予算に計上されなかった優先項目で、$1.576BをATACMS 75発
、Patriot MSE 147発などのミサイルを挙げている。
またATACMS Block Ⅱの開発に$10Mを挙げていて、内訳はセンサと弾頭の改良に$5M、マルチモードシーカの
開発に$5Mとなっている。
2017.05.10
Jane's Defence Weekly
TACMS missile nearing production phase
<1707-051007>
Lockheed Martin社が5月、ATACMSの改良を受注した。 これは4月27日に行われた7回計画中の5番目の試験
結果を受けたもので、試験ではHIMARSから発射された改良ATACMSが、本来の射程である300+kmより短い
85kmを飛翔した。
同社は8月にEMDを完了する。
2017.04
International Defence Review
TACMS undegoes further testing
<1707-040009>
Lockheed Martin社が2月上旬に、改良したTACMSの発射試験を行い、ミサイルは200km
以上飛行し成功した。 前回2016年12月の試験では71km飛行している。
改良はクラスタ弾廃止の方針に従ってTACMS Block Ⅰ及びⅠAの散布子弾を単弾頭に変えたもので、そのほかに誘導装置の電子機器の更
新がはかられている。
2015.05.20
Jane's Defence Weekly
UAE to get more ATACMS tactical ballistic missiles
<1507-052007>
Lockheed Martin社が5月13日、UAE から ATACMS の M57 単弾頭弾124発を受注したと発
表した。 納期は2018年7月であるという。
UAE は2006年9月にも HIMARS 20両と M39 AYACMS弾202発、GMLRS弾130発を、また2010年11月
には M57 ATACMS弾100発を発注している。
2015.02
International Defence Review
US Army replacing ATACMS cluster munitions with unitary warheads
<1503-020010>
Lockheed Martin社が米陸軍から、M39 ATACMS の初期型である Block 1 の
弾頭を単弾頭化する契約を$78Mで受注した。 ATACMS Block 1 は現在、M74 APAM 散布子弾を930発搭載している。
米陸軍は同様の計画を GMLRS でも進めていて、DPICM 散布子弾を換装している。
2012.06.13
Jane's Defence Weekly
Finland seeks ATCMS
<1208-061306>
フィンランドが6月4日、米国に対し ATACMS Block 1A
70発を$132Mで売却する要請を行ったと発表した。
これより前に同国は M270 MLRS 22両を M270D1 に改修する契約を$43.3Mで行っており、英国、バーレーンに次ぐ三番目の
M270D1 保有国になる。
2009.03
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS test-fired from British Army M27081 launccher
<0904-030005>
英陸軍が2008年8月に、英陸軍の M270B1 MLRS 発射機からの ATACMS の発射試験を WSMR で行い成功
した。
ACMS 単弾頭型の ATACMS は130kmを飛翔した。
2009.02.04
Jane's Defence Weekly
UK rocket system scores ATACMS test-fire success
<0903-020404>
英陸軍が2008年8月に、M270B1 MLRS を用いた単弾頭型 ATACMS の発射試験を
WSMR で行い、ATACCMS は130km飛翔したのち標的を破壊した。
英陸軍はかねてから、射程300kmの精密打撃兵器として ATACMS の購入を切望していた。
2007.10.29
Inside the Army
Pentagon appeals Senate cuts to Army Tactocal Missile System
<0723-102904>
米上院がFY-08予算法案で ATACMS のFY-07予算から$18.1Mを削除する
方針を示したことに対して DoD は、既に契約しているため企業に10%の違約金を払う必要があること、UAE との契約が終了しており新た
な再契約に時間を要すること等をあげ、再検討を求めている。
陸軍は5月に ATACMS 計画の中止を発表し、現在保有するミサイルを逐次射耗する方針で、必要がでれば年度毎の緊急調達予算で要求
する方針である。 これまでにイラクで約500発を射耗し、FY-08には$197Mで、177発を追加要求している。
2007.07.16
Defense News
ATACMS gets upgrade to guidance system
<0717-071610>
Lockheed Martin社が改善型 ATACMS Block 1A Unitary の発射試験を WSMR で行った。
Block 1A は、誘導制御能力を向上を目的に、ソフトウェア及び信管を改善し、信頼性、正確性及び殺傷性を高めている。 このほか
、ATACMS の系列には BlockⅠ、BlockⅠA 及び ACTD Penetrator がある。
2007.05
Jane's Missiles & Rockets
US Army ATACMS reaches end of the production line
<0713-050016>
2月に発簡された米陸軍のFY-08要求で、それまで6年間に$204M支出するとされていた MGM-140 ATACMS
の要求が削除され、FY-07末をもって生産ラインが閉鎖されることになった。 ATACMS は2003年の
イラク戦争開始以来480発以上が使用された。
これと共に ATACMS PIP 計画も予算要求が停止された。
2007.02.26
Inside the Army
Army expects to complete ATACMS termination plan next month
<0707-022601>
Lockheed Martin社は、2007年に単弾頭型 ATACMS 115発を納入するが
、米陸軍は ATACMS 計画の中止を決め、FY-08以降の予算を全額削除した。
陸軍は、FY-08~13に計上していた$203.8Mの購入費と$38Mの来年度研究開発予算を他の装備等に転用する。
2007.02.12
Inside the Army
Army's FY-08 budget request includes funds to grow the Force
<0706-021210>
米陸軍のFY-08要求は総額$130Bであり、そのうち$46Bは兵員の65,000名規模の増加予算である。 また各種ミサイル調達に$1.6B、弾
薬に$2.2Bをそれぞれ計上している。
これに反して LandWarrior、APKWS-Ⅱ 及び
ATACMS の三計画は予算化を見送られ、、$372Mを計画していた
MEADS は$200M以上削減された。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
US Army orders more ATACMS Unitary missiles
<0703-120026>
米陸軍が$47Mで ATACMS Block 1A Unitary を Lockheed Martin社に発注した。 納期は2008年2/四半期
になっている。
Block 1A Unitary は単弾頭で射程を300kmにした ATACMS で、高い命中精度とほぼ垂直に
着弾する弾道で、二次被害を局限した打撃が可能になっている。
2006.10.23
Defense News
More ATACMS orderd
<0624-102308>
米陸軍は最近の作戦で射耗した単弾頭型 ATACMS Block 1A を補充するため、$47Mの契約を Lockheed Martin社
と行った。 納期は 2008年2/四期を予定している。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
US Army plans new Unitary ATACMS variants
<0615-060019>
イラク戦争 (OIF: Operation Iraqi Freedom) の最初の数日間に米陸軍は456発の
ATACMS を発射した。 これらは Block Ⅰ、Block ⅠA、Block ⅠA QRU (Quick Reaction Unitary)
弾であった。
現在 ATACMS の単弾頭の効果を高める Penetrator ACTD が進められている。 例えば Lockheed Martin社は
Block ⅠA QRU を垂直に落下させるソフトを開発した。 この結果地形などによる遮蔽がなくなり、
山地や都市での使用が可能になる。 ミサイルは高度50,000~60,000呎から垂直に落下
する。
新型単弾頭を搭載する Unitary Block Ⅰ 計画も進められている。 Unitary Block Ⅰ では
BROACH を元にした弾頭が搭載される。
2006.02.27
Inside the Army
FY-06 supplemental includes $91 million to replenish ATACMS inventory
<0608-022702>
DoD はFY-06補正予算として$72.4Bを議会に要求したが、このうち$203Mは陸軍のミサイル補充に充てられてお
り、$91Mが95発の ATACMS でイラクで消費された462発の補充用、$112Mが
ITAS/TOW (Improved Target Acquisition/Tube-launched Optically-tracked Wire-guided) で112発を4個旅団
に、56発を2個州兵大隊に補充する計画である。
2005.12
Defense News
Smart Weapons
<0601-120001>
米陸海軍、海兵隊はイラクでの戦訓から市街地戦での非戦闘員、民間施設の被害極限を目的に、精密誘導砲弾
の実用化を促進している。
・Excalibur
XM-982 Excalibur は155mm砲用誘導砲弾で、既存の砲及び FCS NLOS-Cannon から発射する。
9月に行われた実射試験では15kmの距離から7m以内に着弾し、標的を破壊した。 12月から165発の製造を開始、2006年はじめの装備化
を予定する。
・Viper Strike
Viper Strike は命中精度は1m以内とされ、弾頭重量が2.8-lbであるため破壊効果が半径16m以内と、
市街戦に適している。
陸軍は2003年に Hunter UAV からの発射試験を行い9発中7発を直撃させており、12月に Little Bird ヘリからの発射を予定するほか、
Predator等への搭載も検討している。 SOCOM は8月にAC-130搭載用として研究を開始した。
・GMLRS
8月に単弾頭 GMLRS の実戦環境下での試験がイラクで行われ成功した。 弾頭重量は196-lb、射程
は70kmで、信管は開豁地人員、軽掩蓋、軽装甲車両の三モードの設定ができる。 陸軍は2月に1,014発の LRIPを発注している。
・TACPS-P (Tactical Missile System-Penetrator)
ATACMS の侵徹型で、8月の実射試験では130kmの距離から標的をほぼ垂直に直撃した。 ATACMS は湾岸戦争で
32発使用されたが、イラク戦争では456発が使用された。
・MRM (Mid-Range Munition)
FCS の MCS 用に開発中の120mm 'Fire and Forget' 誘導砲弾で、射程は8km以上が要求される。 2004年に行われた Alliant社の試験
では距離3哩で KE 弾で T-72 戦車の直撃している。 2007年に1社を指名し2013年に IOC を予定している。
MRM は現在イラクで実戦試験を行っている。
・HIMARS
HIMARS は陸軍と海兵隊が共同開発したシステムで、C-130による輸送が可能である。 海兵隊は
2002年に最初の2両を受領、陸軍は2005年6月から部隊配備を開始した。 両軍は900両以上を装備予定で、海兵隊は現在強襲艦への搭載を
検討中である。
・ERGM
ERGM は海軍艦艇の5吋砲用誘導砲弾で、2004年、Alliant Tech社が射程54nm以上の BTERM (Ballistic
Trajectry Extended Range Munition) の開発を受注、2005年2月には Raytheon社が2発の ERGM による地上発射試験を行い、40nm以上離
れた標的に命中させている。
2005.10.17
Inside the Army
Additional upgrades to ATACMS BlockⅠA Unitary missile on the horizon
<0523-101702>
米陸軍は ATACMS BlockⅠA の弾頭改善に関する3年間、$55.6Mの契
約を2006年1月の Lockheed Marin社に発注する。
改善の目的は単弾頭 ATACMS の機能向上で、弾頭の侵徹能力及び殺傷効果の増強を
図ると共に、三モード信管の開発と対衝撃性の向上をめざす。
ATACMS BlockⅠA Unitary は500-lb級弾頭を搭載し、射程は300km、MLRS と HIMARS から発射する。
2005.09
International Defense Review
US tests omproved fuze for ATACMS
<0518-090028>
新規の誘導装置とマルチモード信管を搭載した ATACMS Block ⅠA Uniatry の3回目の試験が
行われ成功した。
イラク戦争開始に伴い Harpoon の弾頭である WDU-18/B 213kg弾頭を搭載された QRU (Quick Reaction
Unitary) 型の ATACMS が配備されたが、ATACMS Block ⅠA Uniatry はマルチモード IM (Insensitive
Munition) 弾頭を搭載する。
ATACMS Block ⅠA Uniatry は2006年に SDD が開始され、2008年に調達が開始される。
2005.09
Jane's Missiles & Rockets
US Army orders improved ATACMS
<0518-090010>
米陸軍 AMC が Lockheed Martin社に対し106発の、単弾頭型 ATACMS Block IA を発注した。
納入は2006年3/四半期に開始され、2007年いっぱいで完了する。 単弾頭型 ATACMS Block IA は既存の弾頭
を搭載し最大射程300kmである。
ATACMS はスパイラル開発が計画されており、FY-06には三種類の信管作動によるマルチモード弾頭搭載型の開
発が始まる。
2005.05
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS deployed to South Korea
<0511-050013>
韓国の報道によると、在韓米軍が2004年から AGM-164A ATACMS Block Ⅱ を配備している。
これは既に配備されている Block Ⅰ を増強するものである。 この報道が事実であれば、
2003年のイラク戦争を除き、Block Ⅱ の初めての海外配備になる。
ATACMS Block Ⅱ は射程125km以上で、13発の BAT を搭載する。
韓国関連の ATACMS としては2005年2月に米陸軍 AMC が$45Mで ATACMS Block ⅠA を
新規に発注している。
2005.03.06
Yahoo
朝鮮日報記事
<0506-030601>
在韓米軍消息筋が6日、昨年在韓米第2師団に先端に子弾を装着した ATACMS Block Ⅱ と、射程
300kmの ATACMS Block 1A を数十発配備したと聞いていると述べた。
ATACMS Block Ⅱ は BAT と呼ばれる知能型子弾13発を搭載し、スカッドなど地対地ミサイルの移型発射
台と戦車、装甲車など移動する目標物を正確に破壊することができる。 BAT は熱と音を追跡するセンサーがつけられ、目標物の上空か
らミサイルから離れ、自ら目標物を追跡する。
2004.10.18
Defense News
ATACMS Unitary missile passes guidance test
<0502-101804>
単弾頭型 ATACMS Block IA の改善型誘導制御システムとフライトソフトの初回試験が、9月
30日に WSMR で行われ、試験項目の全てを実施し成果を得た。 次回試験は4/四半期に予定している。
単弾頭型 ATACMS Block IA は MLRS 発射機及び HIMARS から発射される地対地ミサイルで、最大射程は300km
、新型の誘導装置には GPS 受信機を備え命中精度を向上させており、市街戦や山岳戦においても効果を発揮する。
陸軍は80発を現在発注し、更に200発を追加契約している。
2004.10.11
Inside the Army
ATACMS Block 1A unitary missile complates first upgrade tests
<0423-101102>
改善型 ATACMS Block IA の第1回発射試験が9月末に WSMR で行われ、所望の成果を得た。 試験は MLRS 発射機を用い高温環境下に中
射程、仰角発射で行われ、誘導制御システム及び飛行ソフトの検証を実施した。 次回試験は年末に垂直発射方式で実施する。
単弾頭型 ATACMS Block IA の改善は市街戦や山岳戦での精度向上と低価格化を目的
に行われ、現在 CTD (Concept and Technology Development) 段階にある。
11月中に改善要求書の JROC 承認を得た後、SDD への移行を2006年に予定している。
2004.07.12
Defense News
US Army eyes missile-piercing warhead hybrid
<0417-071203>
朝鮮半島での運用を想定する、侵徹弾頭型 ATACMS-P の最初の発射試験が、WSMR で3月11日に
行われ成功した。
ATACMS-P の ACTD は2001年に韓国駐留司令官の要請に応じ開始した計画で、ATACMS Block 1A をベースに、Sandia National
Laboratoriesが設計製造した新型侵徹弾頭を、海軍の戦略システム計画局が提供する Re-entry vehicle と組み合わせる。
通常の侵徹兵器は航空機から投下し、約1,000ft/secで地表を侵徹するが、ATACMS-P はブースターを使用して発射、高度250,000ftまで
上昇させた後に降下し、毎秒数千フィートで侵徹する。
2004.03.15
Inside the Army
ATACMS-Penetrator successfully complates first ACTD flight test
<0409-031503>
Lockheed Martin社は3月11日に ATACMS-Penetrator の ACTD 最初の発射試験
に成功した。 射程等細部諸元は明らかにされていない。
ATACMS-P の ACTD は、2001年に開始した計画で、陸軍のATACMSに海軍の侵徹弾頭(註:トライデントSLBM用に海軍が開発生産した
Mk-4/W76 核弾頭)を組み合わせる。
ATACMS-P は WSMR で MLRS から発射された。
2003.12.15
Inside the Army
OSD mulling 'Penetrator' cuts to accelerate Cruise Missile Defense
DoD は2月のFY-05予算案提出に向け準備作業を進めているが、この中で巡航ミサイル対処 (CMD) 能力を強化するため
TACMS-Penetrator 事業を中止する検討が行われている。
CMD は2008年の初期配備を目途にFY05~09に総額$1.9Bを充当する方向で検討を進めており、代わりに TACMS-P を削除するというもの。
TACMS-P は陸軍の ATACMS 用推進システムに海軍の侵徹弾頭を装着し堅固な掩蔽標的を攻撃するミサイルで、現在 ACTD の最終年度に
ある。
2003.10.08
Jane's Defnce Weekly
lockhee Martin wins army ATACMS contract
Lockheed Martin社が、$108Mで140発の侵撤単弾頭型
ATACMS Block IA を受注した。
2003.08
International Defense Review
US field artillery demonstrates flexible fires in Iraq
1991年の湾岸戦争で米軍は32発の ATACMS Block 1 弾を使用したが、今回のイ
ラク戦争では最初の5日間で126発、合わせて450発の各種 ATACMS が使用された。
これらには Block 1 のほか、長射程型 Block 1、BAT 搭載の
Block 2、Quick Reaction 単弾頭弾型が含まれる。
2003.07
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin wins three tactical-missile contracts
Lockheed Martin社が16発の単弾頭型 ATACMS Block 1A 追加生産を$8Mで受
注した。
2003.05
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS QRU successfully flight-tested
米陸軍は2月に侵撤単弾頭型 ATACMS Block 1A 2発の
発射試験に成功し、3月にはイラク戦争に投入された。 イラクでは第3歩兵師団がバグダッド南部の
共和国防衛隊に対して多数の ATACMS を使用した。
QRU (Quick Reaction Unitary) と呼ばれる侵撤単弾頭型 ATACMS 開発は、1999年のコソボ紛争の戦訓を受け
て2000年12月に Quick-Reaction Program として開始され、2001年4月に初発射試験が行われている。
弾頭には SLAM で使用している WAU-23/B が搭載され、2002年6月に44発、その後更に24発が発注され
2004年に生産を終了する。
2003.01.20
Inside the Army
Pentagon still looking to fund R&D program for ATACMS Penetrator
DoD は議会が昨年秋予算を認めなかった侵徹型 ATACMS の
予算復活を 2004年以降に要求する。
ATACMS-P は ATACMS を海軍の弾頭と組み合わせ堅固な掩壕等を攻撃するもので、現在 ACTD の3年目に入って
おり、2004年から陸軍の管理で開発を進める計画となっている。
議会は2003年の開発を承認しなかったが、DoD は 2009年までの 6年間に総額 $379M の予算復活を狙っている。
(註:ATACMS-P に搭載されるのは海軍が開発した Mk-4 RV 核弾頭で、トライデント SLBM 用として2000年
までに5,000発以上が生産された。)
2003.01.13
Inside the Army
Army to rely on aviation assets,FCS tech against armored targets
米陸軍の ATACMS BlockⅡ/BAT P3I計画は昨年秋に中止が決定したが、軍は将
来の移動装甲車両対処に攻撃へりや FCS NetFires、海軍の
Tactical Tomahawk 等の採用を検討している。
議会予算担当は、FY-03 会議報告のなかで ATACMS P3I で開発した BAT は、デュアルモードシーカーを
活用し、Hunter UAV から発射することを提唱している。
また、ATACMS の主契約社である Lockheed Martin社は ATACMS BlockⅡに、海空軍が既に採用している
BLU-108 を搭載しての自社試験を行い、陸軍に提案している。
2002.12.23
Inside the Army
Army takes 78 BATs from ATACMS BlockⅡ to test multimode seeker
米陸軍は ATACMS BlockⅡ計画から基本型 BAT
78発を転用し、Hunter UAV への搭載に適用するマルチモードシーカーの開発と各種試験に用いることを決めた。
これは、議会の BAT P3I 計画中止決定による動きで、軍は基本型 BAT の音響/IR センサーを新しいマルチモ
ードシーカーに更新するため、FY-03 以降構成品開発としてシーカー開発を行う。
2002.12.04
Jane's Defence Weekly
BLU-108 fired from Universal Dispenser
Textron社が、Universal Dispenser(右図)から BLU-108 を散布する試験に
成功した。
2002.11.27
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin tests ATACMS
Lockheed Martin社は、弾頭に BAT を搭載した
ATACMS BlockⅡの発射試験に成功した。
2002.09
International Defense Review
Additional targets for ATACMS
米陸軍 AMC (Aviation and Missile Command) は、侵撤弾頭型 ATACMS Block IA
24発を Lockheed Martin社に追加発注した。 同ミサイルは2000年12月に42発発注されている。
侵撤弾頭型 ATACMS Block IA は、海軍の SLAM-ER 用の WAU-23/B 侵撤弾頭を搭載したもので、
射程は300km以上ある。 また、 Tactical Tomahawk 用の WDU-36/B の搭載
も可能である。
侵撤弾頭型 ATACMS は、ユーゴでの作戦の経験で M-74 ボムレットによる2次被害や不発弾が問題になったこ
とから、緊急予算で調達が始まった。
2002.08.21
Jane's Defence Weekly
Submarine-launched payloads revealed
米海軍はトライデント装備の Ohio級、将来は Virginia級 SSBN を SSGN に改造するのに伴い、搭載ミサイル等の検
討が進められている。
検討されているミサイルには、UUV (Unmanned Underwater Vehicle) や、陸上から発射され潜水艦からコントロールされる UAV などが
含まれている。
長期的には、潜水艦の発射管からロケットで発射され潜行中の潜水艦に回収される MPAV (Multi-Purpose Air
Vehicle) というステルス UAV が考えられている。
MPAV は1,000-lbの搭載能力を持ち、LOCAAS や
SDB を搭載し、600nmの戦闘行動半径を有する。
この他、ATACMS の洋上発射型である、FLAM (Future Land Attack Missile)
も検討されており、2004年1月に試験が予定されている。
2002.08.07
Jane's Defence Weekly
End of the line for US tanks?
米陸軍は FCS 計画推進のため、2010年までの既存装備計画予算削減計画をまとめ、7
月25日に参謀総長の承認を得た。
この計画には M1A2 SEP (System Enhancement Program) の製造中止、M2A3 Bradley の生産中止、
ATACMS Block Ⅱ BATの計画中止、MLRS の製造中止、Stinger Block 1 の製造中止
が含まれている。
2002.07.24
Jane's Defence Weekly
US Army's new strategy on precision weapons
米陸軍は各種精密誘導兵器の大幅採用に踏み出している。 この傾向は Crusader 155mm HSP の開発中止により特に
顕著になっている。
計画の主なものは以下の通りである。
・120mm XM935 PGMM (Precision-Guided Mortar Munition)
・Common Modular Missile
Hellfire, TOW に代わる米英共用ミサイル
・APKWS (Advanced Precision Kill Weapon System)
Hydra 70 Rocket にセミアクティブレーザパッケージを取り付け
・XM982 Excalibur
・GMLRS
・unitary variant ATACMS
・NetFires
2002.07
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS hardware ordered
Lockheed Martin社は、$16.89Mで既契約の変更を行い44発の侵撤弾頭型
ATACMS Block 1A を受注した。 納期は2004年末になっている。
2002.06
Jane's Missiles & Rockets
BAT submunitions deployed from ATACMS
WSMR で行われた試験で、 ATACMS は BAT の放出に
成功し、BAT は標的となった各種装甲車両に命中した。 標的車両には countermeasure が搭載されていた。
BAT は現在 LRIP 段階にあり、Northrop Grumman社は約1,200発を受注している。
2002.05.13
Inside the Army
AROC approves unitary missile ORD, validates P3I BAT requirements
米陸軍の ROC (Requirement Oversight Councill) はこのほど、単一弾頭型ミサイルに関する運用要求書を承認した
。 これにより ATACMS BlockIA の弾頭改善計画の予算化が具体化する運び
となった。
2002.05
Jane's Missiles & Rockets
More funding for earth-penetrating missile
Lockheed Martin社は、$15.6Mで実施中の TPD (Tactical Missile System Penetrator Demonstration) Missile
System Integration 計画に $1.94Mの追加契約を受けた。
TPD 計画は、陸軍の ATACMS を、海軍の非核侵撤弾頭として使用しようと
言うもので、2004年11月末に終了する。
2002.04.08
Inside the Army
Pentagon sets $430 million for new ATACMS penetrator missile
DoD は 2007年までに 侵徹弾頭型 ATACMS (TACMS-P) を $430M (内 $65M は研究開発試験費
) を投じて導入することを決めた。
アフガンでの戦訓から侵徹型 の必要性は充分に認識され、ACTD から本開発への移行が決定した。
現在、陸軍は運用要求書の作成を急いでおり、来月中に発簡の予定。
2002.04.01
Inside the Navy
Northrop, Lockheed seek to add ATACMS launch capability to SSGN
米海軍が攻撃型原子力潜水艦 SSGN を改造して ATACMS の発射機
能を加える計画が明らかになった。
これは Northrop、Lockheed Martin 両社の関係者によるもので、社内研究は既に進められ、FY-04 には ACTD (Advaced Concept
Technology Demonstration) を計画、予算要求を行う。
なお、SSGN 改の IOT&E は FY-07 に予定されており、同艦からの発射能力試験はそれ以降となる模様。
2002.04.01
Inside the Army
Army mulls conversion of old ATACMS missiles to unitary variants
米陸軍は不要決定前の地対地ミサイル ATACMS BlockⅠを新型の単弾頭型に改修する検討を
行っている模様。
軍当局は明らかにしていないが、計画はコスト削減に大きな効果をもたらすとされ、新規製造の約半額 $300,000~$400,000 と見積も
られる。
単弾頭型の開発はこれまで FY-04 以降行う計画となっており、数週間以内に SDD (System Design and Development) 段階開始の可否
が決定される模様。
2002.03
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin delivers first ATACMS Block Ⅱ missile
Lockheed Martin社は、11月26日に ATACMS Block Ⅱ の LRIP で受注したミサイル
の初の引き渡しを行った。
ATACMS の原型である MGM-140A Block 1 は、最大射程が165kmで、950発のM74ボム
レットを搭載する。
MGM-140B Block 1A は、ボムレットを300発に減らして、射程を300kmに延ばした。 また、GPS を付加する
ことにより、誘導精度の向上を図った。
Block 2 は13発の BAT 誘導子弾を搭載し、射程は128km以上
である。
昨年末には韓国から2度目の ATACMS 購入契約として、111発の Block 1A を受注したが、これは Block 1A の
初の輸出契約である。 韓国は1997年10月に Block 1 を購入している。
2002.02.27
Jane's Defence Weekly
US Army awards ATACMS contract
Lockheed Martin社は、$17.4M で、24発の ATACMS Block ⅠA を受注した。
ATACMS Block ⅠA は、侵撤単弾頭型の ATACMS である。
2002.02
International Defense Review
Korea buys ATACMS Block ⅠA
韓国は111発の ATACMS Block ⅠC 弾を、$80M の FMS で契約した。 納期
は2004年4月である。 これにより韓国は ATACMS の初の輸出先となる。
ATACMS Block ⅠC は、300発の M74 ボムレットを搭載する。
一方、Lckheed Martin社は2001年11月に、BAT を搭載する ATACMS Block Ⅱ の LRIP 契約を結ん
でいる。
2002.01.28
Inside the Army
Army moving forward with new, unitary version of ATACMS
米陸軍は新型の単弾頭型 ATACMS の開発着手を検討している。
陸軍ではこのほど、現代戦に対応する射程の長い、侵徹破壊力がある付随被害の少ない単弾頭型 ATACMS の運用要求書 (ORD) を作成
、 TRADOC はこれを承認し DoD に送付した。
ORD では 空中破裂、直撃破裂及び直撃後の遅延破裂の 3種類の信管を要求しており、軍は
2004年の予算要求を計画している。
2001.12.12
Jane's Defence Weekly
US Army receive ATACMS Block Ⅱ
米陸軍は、初の ATACMS Block Ⅱ 弾を、Lockheed Martin社から受領した。
( 註: Block Ⅱ は、13発のBAT 誘導子弾を搭載型した ATACMS )
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
Hard-target ATACMS to begin development
HDBTD (Hard and Deeply-Buried Target Defeat) 型の
ATACMS である TACM-P (Tactical Missile Penetrator) が、2004年を目標に
開発される。
TACM-P は、ATACMS のブースタに、海軍が開発する HDBTD 弾頭を載せるもので、1996~1997年頃に ATACMS Block Ⅲとして提案されて
いたものである。
このミサイルは主として朝鮮半島での使用が考えられている。
2001.11
Jane's Missiles & Rockets
LRIP ATACMS contract
Lockheed Martin社は、米陸軍 AMCOM から、$82.4M で ATACMS Block Ⅱの
LRIP を受注した。
LRIP には、19発の ATACMS/BAT ミサイルシステムと3発のテストミサイルが含まれており、
納期は2003年12月となっている。
2001.09
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS BlockⅡ funding trimmed due to testing problems
ATACMS BlockⅡ 計画は、6月に実施された
BAT 散布試験の失敗により、第3次 LRIP の弾数を 42発から 22発に減らされ、更に開発の続行が行われることになった。
また、FY-02の開発経費は、FY-01が $213.4Mであったのに対し、$61Mと大幅に減額された。
これにより2003年に予定されていた Full-Rate 生産移行は延期される見込みである。
2001.08.08
Jane's Defnce Weekly
US Army award ATACMS-BAT contract
米陸軍は Lockheed Martin社に ATACMS-BAT (Army Tactical Missile
System - Brilliant Anti-Armor Submunition) の LRIP (Low-Rate Initial Production) として、
19発のミサイルと 3発のテスト弾を $82M で発注した。
2001.07.09
Inside the Army
Missile system strategy, funding altered after unsuccessful test
米陸軍は今月契約予定の ATACMS/BAT の LRIP 製造ミサイルを42発から22発に変更する
決定を行った。
これは、最近行われた BAT の開発運用試験の失敗によるもので残りの20発は試験結果をみたうえで可否を決定するとしている。
この結果、陸軍のミサイル調達戦略は変更を余儀なくされる。
2001.07.02
Inside the Army
Army's ATACMS/BAT under review following unsuccessful BAT test
陸軍は、このほど実施した ATACMS/BAT の第2回運用試験が失敗に終わったことを重視し、試験結果の分析検討が
終わるまで導入を見直すことを明らかにした。
運用試験は高温、強風下の厳しい条件下で5発の BAT 弾頭を実射したが、全て目標を外す結果となった。
当局は現状での調達は困難と判断し、運用試験を更に継続すると共に FY-02 予算としていた ATACMS/BAT BlockⅡ の$138M を他の事業に回すことを決定した。
2001.06
Jane's Missiles & Rockets
First firing for new ATACMS unitary-warhead missile
米陸軍と Lockheed Martin社は ATACMS Block IA に
SLAM-ER 用の WDU-18B 侵撤単弾頭を搭載した発射試験を始めて実施した。 使用したミサイルは、弾頭以外 ATACMS Block IA
である。
米陸軍は2000年12月に QRP (Quick Reaction Program) で、43発の ATACMS を単弾頭化する契約を Lockheed Martin社と結び、この
43発は年内に納入されることになっている。
2001.05.14
Defense News
US Army missile with new warhead passes test
米陸軍は、新弾頭を装着した射程 300km の地対地ミサイル ATACMS (Army Tactical Missle
System) の初めての発射試験を 4月21日に W.S.M.R で行い、成功した。
新弾頭は 500lb、高威力の単一弾頭で、海軍の SLAM やハプーンにも使用されている。
この改善は 1999年のコソボ会戦の教訓に基づくもので、陸軍は 12月までに先ず 42発を導入する予定。
2001.05.02
Jane's Defence Weekly
ATACMS completes first test flight
単弾頭型 ATACMS の最初の発射試験が、4月21日に成功裏に終了した。
ATACMS Block IA は WDU-18B 弾頭を取り付け、主として都市部での使用における2次被害の低減を目指
したもので、陸軍は43発の調達を計画している。
2001.04.30
Inside the Army
Army Tactical Missile System Unitary succeeds in first flight test
ATACMS (Army Tactical Missile System) Unitary の最初の試験が成功裡に終了し、
陸軍は計画の推進とミサイルの装備化に大きく前進したことを示唆した。
昨年末の議会による開発促進へのてこ入れもあり、最初の発射試験は 4月21日 WSMR で行われ、M270 発射機から発射したミサイル
は 140km 離れた 2台のトラックと 2つの建物を破壊した。
Unitary ミサイル用弾頭には通常の ATACMS と異なり、海軍の Standoff Land Attack Missile/Harpoon 弾頭が使われている。
陸軍は今後、信管及びロケットモーターを改良し GPS を取り付けることにより射程を 300km に延伸し、
命中精度と貫徹能力の向上を目標に開発を進める。
2000.12.13
Jane's Defence Weekly
Bat early detonation resolved
ATACMS 用の誘導子弾である BAT (Brilliant Anti-Tank) に生起していた
過早破裂の問題は、S&A の電気系統のトラブルと分かり、修復した。
2000.11.27
Aviation Week & ST
Criticism bomb upgrade
戦場の地域制圧に今ではクラスタ型弾頭が不可欠となっているが、人道主義者から『不発のボムレットは地雷
と同じ』との指摘を受け、DoD はその対応を迫られている。
この問題に最も積極的に対応しているのは米海軍で、AGM-154A JSOW で使用している BLU-97 ボムレット
の改良又は取り外しを推進している。
BLU-97 は人道主義者団体から特に危険と指摘されているボムレットの1つで、JSOW には 145個、Tomahawk には
166個積み込まれている。
海軍では BLU-97 の信頼度を、現在の96%から99%まで引き上げ(海軍は99.9%を希望している)、不発弾の発生を減らそうとしてい
る。
但し問題点の1つはコストである。 JSOW のセールスポイントはその低価格にあり、1発 $150,000と敵
の防空にかかるコスト以下に納めようとしている。
2000.11.08
Jane's Defence Weekly
USA to build ATACMS variant
米陸軍は、昨年のコソボにおける反省から、単弾頭型の ATACMS の製造を検討している。
コソボでは M74 ボムレットを散布したため、不発弾の処理や市街地への影響が問題になった。
このため陸軍は、WDU-18B 弾頭(註:ペネトレータ)を搭載した ATACMS Block IA を43発購入すると共に、
ATACMS Block ⅣA では、GPS/INS により精度を 0.9m~ 1.5mに高めた単弾頭弾を採用する。
2000.09
Jane's Missiles & Rockets
ATACMS Block Ⅱ dispensese BAT submunitions
米陸軍は 8月30日、ATACMS Block Ⅱ による13発の BAT (Brilliant
Anti-Armor) 子弾の散布に成功した。
WSMR で行われた発射試験では、遠隔操作で移動する21両の車両に対し、120kmの距離から ATACMS Block Ⅱ が発
射された。 BAT の一部は実弾頭が搭載され、残りはデータレコーダを搭載した。
試験の結果、少なくとも8発が移動中の機甲目標に命中し、その内6発は致命的部位を
直撃した。
2000.09.13
Jane's Defense Weekly
ATACMS Block II test success
Lockheed Martin社の ATACMS Block II は、先月13発の BAT
(Brilliant Anti-Tank) submunition の放出に成功した。
このテストで ATACMS と Northrop Grumman社製の BAT の発射試験は完了した。
2000.09.07
Inside the Pentagon
ATACMS Block II destroys target in test
ATACMS (Army Tactical Missile System) Block II は、先週最終発射試験に成功した。
ATACMS は 120km飛翔し、目標となる21両の遠隔操作戦車、自走車、IFV に対し、13発の BAT を放出した。
しかしながら、ATACMS Block II は FY-01 迄配備が予算化されていない。
1995.07.01
Jane's Defence Weekly
Submarine role studied for ATACMS
1995.01.28
Jane's Defence Weekly
First Block IA ATACMS fired