2008年以降の米国の次世代爆撃機に関する記事

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要             旨
2024.01.25
 10:39
Inside Defense Northrop reports $1.2 billion charges on first B-21 LRIP lot <2402-012508>
 Northrop Grumman社が1月25日、B-21 Raiderの一次生産を受注するのに続き更に4個ロットを受注する見込みと発表した。  同社CEOによると、4Q/2023年に
LRIP移行が承認され、最初の5個ロットを受注する見込みと述べた。
2024.01.23
 23:45
Defense News Pentagon OKs B-21 for low-rate production after successful tests <2402-012323>
 米国防総省で調達と維持を担当するラプランテ次官が1月22日に声明で、Northrop Grumman社製のB-21 Raiderの地上試験と飛行試験の結果を審査した後、2023年秋に
LRIP開始が承認したと述べた。
 空軍は少なくとも100機のB-21を取得し、2020年代半ばに就役を開始する計画である。
 Raiderは2030年代に老朽化したB-1BとB-2と換装され、76機のB-52Jとともに計画されている2機種の爆撃機隊を構成する。
2023.11.11
 01:47
Defense News Nuclear stealth bomber, the B-21 Raider, takes first test flight <2312-111102>
 Northrop Grumman社が開発しているB-21 Raider11月10日、カリフォルニア州Palmdaleで初飛行した。
 米空軍はB-21を100機装備する計画である。
2023.03.17
 05:46
Defense News B-21 first flight running 'a few months' behind <2304-031702>
 米空軍長官が3月15日、B-21の初飛行が予定より2~3ヶ月遅れると述べた。
 Northrop Grumman社は2023年内に初飛行することは変わらないと述べている。
2022.12.14 Jane's Defence Weekly US Air Force takes wraps off B-21 Raider stealth bomber <2303-121402>
 米空軍が12月2日、B-21 Raiderを初公開した。 B-21は少なくとも5機が製造されており、2023年中頃に初飛行し、同時に
LRIPに入る。 Operationalは2020年代中頃で、100機以上が生産される。
2022.12.04
 00:13
Defense News 'Deterrence the American way': The new B-21 bomber debuts <2301-120401>
 米空軍のB-21 Raiderが12月2日にカリフォルニア州パームデールの第42空軍施設で公開された。 6機試作されているB-21の1号機T-1既に地上試験に入っており、初飛行は2023年に実施される。 初飛行の日程は今後の地上試験の結果次第だという。
 Northrop Grumman社によるとB-21は初の第六世代機で、ステルス性が向上しているほか、オープンシステムアーキテクチャーにより更なる改良が容易で、更に
JADC2によるデータ共有能力も持つという。
2022.12.03
 11:34
時事通信

(Yahoo)

新型爆撃機 B21 を初公開 新世代のステルス、ネットワーク機能 米 <2301-120309>
 米空軍が2日、カリフォルニア州パームデールで、Northrop Grumman社が開発している次世代長距離戦略爆撃機B-21を初公開した。 米軍に新型戦略爆撃機が登場するのは、B-2以来30年以上ぶりである。
 B-21は世界初の「第6世代機」で、新世代のステルス性能高度なネットワーク機能を誇る。 旧世代の航空機と異なり、迅速な機体のアップデートも可能となる。
2022.10.05 Jane's Defence Weekly US Air Force close to unveiling B-21 Raider bomber <2301-100504>
 米空軍とNorthrop Grumman社が9月20日、12月第1週にB-21 Raiderを公開すると発表した。 初飛行は2023年に予定されている。
 空軍はB-1BとB-2の後継としてB-21を100機以上装備する計画である。
2022.09.21
 00:44
Breaking Defense Secretive B-21 bomber to be revealed to public in December <2210-092101>
 米空軍の調達責任者であるハンター氏が9月20日に空軍協会 (
AFA) のコンファレンスで、B-21 Raiderの試作機12月第1週(註:土日を除けば1日か2日)にロールアウトすると述べた。
 Northrop Grumman社によれば、B-21は6機を試作中で、初飛行は2023年に行われるという。
2022.07.16
 15:52
Breaking Defense Exclusive: Air Force scraps B-21 drone wingman concept <2208-071606>
 ケンドール米空軍長官が2021年に、開発中のB-21とこれに随伴する同型のUAVを開発するとしていたが、長官はUAV型のB-21を装備するのは費用対効果有効ではないとの結論に至ったと、開発を行わないことを明らかにした。
2022.03.05
 04:21
Defense News First B-21 bomber enters ground testing, 'on track for first flight' <2204-030506>
 <米空軍が、開発中のB-21 Raiderの1号機が地上試験段階にあり、予定通り年内にロールアウトし続いて初飛行することを明らかにした。
 B-21はNorthrop Grumman社で6機が製造されている。
2021.12.22 Jane's Defence Weekly US Air Force wants manned-unmanned traming for B-21 <2203-122201>
 ケンドール米空軍長官が2021年12月9日に開かれた
Defense Oneの行事で、B-21 Raiderは最大5機のUAVと連携飛行 (MUM-T) すると述べた。
 B-21の平均単価$702Mで、空軍はFY22で$2.9Bを要求している。
2021.09.23 Inside Defense Senate panel wants new bomber study, options for 'low-cost' B-52 replacement and 225 B-21s <2110-092303>
 米議会上院軍事委員会FY22
NDAAの中で空軍に対し、安価なB-52後継機を検討すると共にB-21の調達数100機から225機へと二倍以上にするなどで、長距離爆撃機を30%増強するよう要求した。
2021.09.20 Defense News Northrop Grumman now has five B-21 stealth bombers in production <2110-092004>
 米空軍長官が9月20日、カリフォルニア州のNorthrop Grumman社の施設でB-21 Raiderの試作機5機が製造されていることを明らかにした。 空軍は今まで、2機が製造中としてきた。 B-21の初飛行は2022年に予定されている。
 空軍は2020年代中頃にB-21の配備を開始し、少なくとも100機を調達する計画である。
2021.06.03 Breaking Defense B-21 speeds to IOC; ARRW test slated for next month: Ray <2107-060309>
 米空軍Global Strike Command司令官のレイ大将が、B-21では
IOCまでの期間短縮のため、能力向上に従来の段階 (Block) 開発は行わず新能力の付加は随時行うと述べた。 またB-21はB-2に比べてAGM-158B JASSM-ERの搭載にかかる時間を1/10にできるという。
 一方4月に飛行試験に失敗しているARRW飛行試験は7月に再行するとも述べた。
2021.02.08 Aviation Week ST Why was the U.S. Air Force B-21 first flight delayed? <2104-020805>
 米空軍ではF-22、F-35、B-2のいずれも初飛行は、開発を受注してから8年後に行われたのに対し、2015年10月に発注されたB-21の場合、空軍は当初、初飛行を6年後に設定していた。 その後2022年中頃に延期されたがそれでも受注後7年での初飛行になる。
 1月18日に技術調達広報担当の国防次官辞したローパー氏が19日に、受注から初飛行までのカラクリについて述べた。
2020.09.09 Jane's Defence Weekly US Air Force delays first B-21 flight <2011-090904>
 米第8空軍司令官が8月31日、B-21の初飛行は当初計画の2021年後半からやや遅れて、2022年初めになると述べた。
2020.08.26 Jane's Defence Weekly US Air Force closer to finishing critical designs, 'hard engineering' for B-21 <2010-082606>
 米空軍のB-21計画責任者が8月13日、空軍は間もなく詳細設計と技術的困難の克服を完了すると述べた。
 B-21の飛行試験用1号機の組み立ては開始され、既に機体の全容が姿を現し始めているという。 空軍は2020年代中頃の配備開始を計画している。
2019.11.25 Aviation Week & ST B-21 program hits schedule pressure even on 'conventional trajectory' <2001-112502>
 B-21の最終組立はカリフォルニア州Palmdaleで9月に開始された模様で、初飛行は2021年12月3日頃を目標にしているとみられる。
 B-21の最終設計審査 (
CDR) は2018年12月に完了している。
2019.09.25 Jane's Defence Weekly US Air Force considering divesting B-1Bs in favour of B-21s, other improvements <1911-092504>
 米空軍がB-1Bの予算をB-21に振り向けようとしている。 米空軍はB-21 100機を要求してきたが、各種検討の結果空軍は100機以上に修正することになるという。
 米空軍参謀長のゴールドフェイン大将が6月17日に空軍協会 (
AFA) の年次総会で、B-1Bには機体に重大な問題があると指摘した。 B-1Bは低空を高速で飛行するよう設計されているが、実際には中高度を極めて低速で飛行しているためB-1Bは適さないという。
2019.09.02 Aviation Week & ST Nrothrop Grumman B-21 to apply B-2 lessons <1910-090210>
 米空軍副参謀長ウィルソン大将によるとB-21の初飛行は2021年12月になる。 2016年に空軍が公表した完成予想図によるとB-21はB-2に良く似た形状をしており、Northrop Grumman社幹部によるとB-21はB-2の延長線上にあるという。
 しかしながらB-2は9年毎にオーバーホールが必要で、戦列復帰には12ヶ月を要する。 またアンテナや電子機器の改良や能力向上1機当たり$60Mを要している。
2019.07.24 Inside Defense Wilson: B-21 first flight expected in December 2021 <1908-072408>
 米空軍参謀次長が、B-21 Raiderの初飛行まで863日と既にカウントダウン段階にあり、2021年12月に予定されていると述べた。
2019.05.20 Aviation Week & ST Pivot point <1907-052007>
 米空軍が3月下旬に、サウスダコタ州Ellsworth AFBの第28爆撃航空団が6年後に最初のB-21実運用部隊になることを明らかにした。
2018.12.19 Jane's Defence Weekly B-21 bomber passes critical design review <1902-121905>
 米空軍が12月10日、B-21 Raiderが11月28~30日に行われた最終設計審査 (CDR) を通過したと発表した。 これにより3年間のEMD段階が開始される。
 米空軍はB-21を2025年に就役させ、80~100機装備する計画である。
2018.12.11 Jane's 360 B-21 bomber passes critical design review <1901-121104>
 米空軍が10月10日、開発中のB-21 Raider最終設計審査 (CDR) が11月28~30日に行われ、審査に合格したと発表した。
2018.12.07 Defense News Blink and you'll miss it: The B-21 bomber accomplishes another big review <1901-120706>
 米空軍当局者が6日、B-21 Raiderの最終設計審査 (CDR) が完了したことを明らかにした。
 ただしmilestone通過(註:LRIP移行を認めるMilestone C)は2018年末になるという。
2018.06.25 Defense News The new B-21 Raider could hit a big milestone this year <1807-062505>
 米空軍がB-21の最終設計審査 (CDR) が年内に行われるとの見通しを示した。  事前設計審査 (PDR) は既に完了している。 米空軍はB-21を100機装備する計画で、最初 の部隊配備は2025年を計画している。
 B-21の搭載エンジンについてP&W社は名称を明らかにしていないが、F-35搭載F135のファミリーと見られている。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly USAF performs first B-21 Raider software drop <1806-042509>
 米空軍の高官が4月18日に議会上院のパネルで、B-21 Raider最初のソフトが完成し、目下第二次の開 発にかかっていることを明らかにした。
 F-35など最近の航空機開発は、ソフトが先行して進められている。
2018.02.14 Inside Defense Air Force's five-year spending plan more than doubles funding for Next-Gen Air Dominance <1803-021408>
 米空軍が次世代戦闘機NGAD開発のリスク低減活動に向こう5年間で$9.8Bを要求している。  今週発表されたFY19国防予算要求では$503Mと、昨年度の二倍が計上されている。
2017.09.18 Aviation Week & ST Shaping things to come <1711-091806>
= 米空軍次世代爆撃機 B-21 のステルス性に関する4頁の記事 =
 B-2やB-21のRCS低減は、少なくとも30~300mHz帯域で有効とみられている。 電波吸収材は 30MHzで-20dB以上、3MHzで-10dBとされている。
2017.05.31 Jane's Defence Weekly USAF requests big funding increase for B-21 bomber <1708-053105>
 米空軍がFY18B-21 Raider次期長距離爆撃機に前年度比48%増の$2Bを要求した。
 空軍はB-21開発として今後4年間に$11.5Bを必要としており、これは毎年$2.9Bに相当する。
2017.03.20 Aviation Week & ST Northrop Grumman's B-21 stealth bomber has completed its preliminary design review <1705-032001>
 Northrop Grumman社がB-21次期爆撃機の事前設計審査(PDR)を完了した。
 米空軍はB-21を100機以上装備する計画である。
2017.03.14 Inside Defense B-21 Raider design subjected to additional scrutiny, USAF conducted second review <1704-031407>
 米空軍広報官が、B-21 Raiderの事前設計審査(PDR)について、その秘匿性の高さから二度に 分けて実施すると発表した。
【註】
 米空軍参謀本部副長が下院軍事委員会で、B-21 RaiderのPDRは完了したと証言していた。
【関連記事:1704-030804 (DN 2017.03.08)】
2017.03.08 Defense News B-21 Raider covertly completes preliminary design review <1704-030804>
 米空軍参謀本部副長が下院軍事委員会で、B-21 Raiderの事前設計審査 (PDR)が最近完了したことを明らかにした。
2016.09.30 東京新聞

インターネット

米、アジアで軍備増強へ 新型爆撃機に1.2兆円 <1610-093001>
 カーター米国防長官が29日、オバマ政権のアジア重視政策強化について、地域で最も強い軍事力を維持するため 投資を増やすと強調したうえで、中国の海洋進出や北朝鮮による核・ミサイル開発を踏まえ、アジア太平洋地域で軍備増強 すると表明し、新型戦略爆撃機B-21の開発生産に5年で$12Bを投じるなどの具体策を示した。
2016.09.29 Defense News Next phase of Pacific rebalance focuses on cyber, interoperability <1610-092906>
 カーター米国防長官が29日、太平洋地域へのリバランスPacific Pivot三段階を公表し、 新型航空機トリオとしてKC-46A、B-21、F-35と、UUV新型魚雷 の太平洋地域配備を表明した。
 ・第一段階: この地域への頻繁な米軍派遣
 ・第二段階: ASEAN諸国と共に米沿岸警備隊の交戦能力強化
 ・第三段階: 新たなサイバ能力付与
2016.09.19 Military Times It's the Raider: Air Force unveils name of new B-21 bomber <1610-091903>
 米空軍が19日、次期爆撃機B-21の名称をRaiderとすると発表した。
2016.03.02 Jane's Defence Weekly Senator McCain to oppose LRS-B programme <1604-030207>
 米国議会上院の重鎮で軍事委員会委員長であるマケイン議員が空軍の次世代爆撃機
LRS-B計画 について、契約形態が価格固定方式でなく、原価積み上げ方式であることを理由に、反対の意向を示している。
2016.02.26 Defense News US Air Force unveils new B-21 bomber <1603-022604>
 米空軍が2020年代中頃の装備化を目指している次世代爆撃機
LRS-Bについて空軍長官が 26日、その型式名がB-21であることを明らかにした。
 またB-21と同じくNorthrop Grumman社が開発したB-2によく似た完成予想図も公開した。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly GAO dismisses Boeing's LRS-B protest <1604-022407>
 米空軍の次世代爆撃機
LRS-Bの開発担当がNorthrop Grumman社に決まったことに対してBoeing社 GAO異議申し立てを行ったため作業が中断していたが、2月16日にGAOが異議申し立てを 却下したため、Nortrop Grumman社は作業を再開した。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly LRS-B next-gen bomber would double R&D <1603-021717>
 米空軍の次世代爆撃機
LRS-Bの予算はFY16の$736MからFY17では$1.358Bと倍増される。
 空軍はFY16~FY21でLRS-Bに数千万ドルかける計画でFY18には$2.138B、FY19に$2.636B、FY20に$2.954B、FY21に$3.001B を予定している。
2015.11.09 Aviation Week & ST Inside LRS-B <1512-110906>
= Northrop Grumman社に決まった LRS-B に関する幾つかの疑問 =
形状は?
 B-2 似ではないか
大きさは?
 行動半径が8,000kmいないであれば、新
START の対象外
プロトタイプ機が秘密裏に飛行したのでは?
 Lockheed Martin/Boeing チームは、2014年3月に試作機 NGLRS-D を飛行させた模様。
無人型は?
価格は?
就役時期は?
関連システムは?
その他の疑問
2015.11.04 Jane's Defence Weekly USAF selects Northrop Grumman to build new strategic bomber <1512-110402>
 米国防総省が10月27日、次世代爆撃機
LRS-BNorthrop Grumman社を 選定した。
 契約は EMD 段階と初期生産のオプションからなり、オプションでは量産100機のうちの21機 が、5回の初期生産ロットで生産されたる。
2015.10.27 Stars & Stripes Long Range Strike Bomber: Northrop Grumman wins contract for new stealth aircraft <1511-102707>
 Northrop Grumman社が27日、米空軍が100機装備する計画の
LRS-B 開発と一次生産として21機 を$35.3Bで受注した。 一次生産分は単価が$564Mで総経費は$11.8Bにのぼり、残る$23.5Bが開発費になる。
 米空軍は B-3 と呼ばれる LRS-B を、76機保有する B-52 と、63機の B-1 後継と考えており、装備後は20機の B-2 と協同運用する計画である。
2015.10.27 Defense News Northrop Grumman wins Air Force's Long Range Strike Bomber contract <1511-102706>
 米国防総省次世代爆撃機
LRS-B の開発担当に Northrop Grumman社を 選定した。 この結果 Boeing/Lockheed Martin チームは敗れた。
 LRS-B は B-3 と呼ばれ、2025年IOC を目指して開発が進められる。
2015.09.14 Aviation Week & ST Trust but verify <1511-091402>
 米空軍が$80B以上をかける次世代爆撃機
LRSB計画を進めているが、LRSB は何基のエンジンを搭載するのか、また B-2 には搭載可能な MOP 30,000-lb爆弾を搭載できるのか不明であるい。
2015.09.02 Jane's Defence Weekly Bomber battle <1510-090218>
= 米空軍の次世代爆撃機受注戦に関する3頁の記事 =
 
2015.09.02 Defense News LRS-B details emerge: major testing, risk reduction complete <1510-090204>
 Northrop Grumman社と Lockheed Martin/Boeingグループが受注を競っている米空軍の次世代爆撃機 (
LRS-B) 構想は かなり煮詰まってきており、9月末までに契約が結ばれる模様である。
 契約は、試作と試験 (EMD)、及び5次にわたる LRIP からなり、この間に 21機が製造される。
2015.07.09 Defense News Air Force: Next-gen bomber award could slip into fall <1508-070906>
 今春に予定されていた米空軍の次期爆撃機
LRS-B契約は、9月まで延期 されることになった。 この計画では Northrop Grumman社と Lockheed Martin/Boeing チームが受注を争っている。
 LRS-B は B-52 に替わって2020年から装備される計画で、単価$500M80~100機の装備が計画さ れている。
2015.02.04 Jane's Defence Weekly CBO reveals triad upgrade estimate <1503-020410>
 米国は今後10年間$348Bをかけて核戦力の再構築を行う。 対象 となるのは ICBM、SSBN、及び核爆弾が三本の柱になる。 ただこの金額は、新型 CM 及び核爆弾の開発が3年遅れていることから、2013年末に見 積もられた$355Bより少額になっている。
 一方、次世代爆撃機 LRS-B を Northrop Grumman社にするか Boeing/Lockheed Martin チームにするかの決定は、今 後2~3ヶ月後に行われる。
2015.02.04 Jane's Defence Weekly Next-gen bomber to get LRSO missile <1503-020408>
 米空軍は次世代爆撃機
LRS-B の開発を進めるのと併せて、LRS-B に搭載する巡航ミサイル LRSO の開発も行っている。 LRSO はまず核弾頭型を開発し、次いで通常弾頭型 を開発するという。
 空軍は12月に、Raytheon、Lockheed Martin、Northrop Grumman の各社に対し RfI を発簡している。 LRSO は亜音速なのか超音速、更 には超高速なのかは明らかにされていない。
2015.02.02 Defense News Bomber leads way on USAF RDT&E request <1503-020206>
 米空軍のFY16予算要求で次世代爆撃機
LRS-B の研究開発費 (RDT&E) に $1.2Bが計上され、全体で$17.9Bの RDT&E費で最大になっている。 しかも同時に公表された中期見積もり (FYDP) に よると、LRS-B の RDT&E費は以下の通り今後も増大を続ける。
 FY16: $1.2B
 FY17: $2.2B
 FY18: $2.8B
 FY19: $3.6B
 FY20: $3.7B
2014.07.10 Defense News USAF sends next-gen bomber requirements to industry, few details made public <1408-071004>
 2020年代中頃の運用開始を目指している米空軍の次世代爆撃機
LRS-BRfP が9日に発簡 され、来春には機種選定が行われる。
 B-52 及び B-2 の後継として80~100機装備される LRS-B について詳細は公表されていないが、大量の武器搭載スペースを持ち単価が $550M以下とされるほか、有人型もオプションとして存在することが分かっている。
【関連記事:1312-110405 (AW&ST 2013.11.04)】
2014.07.02 Jane's Defence Weekly USAF seeks funds for new bomber, missile <1408-070205>
 米空軍が間もなく次世代長距離爆撃機
LSR-BRfP を発簡するが、米空軍の Global Strike Command司令官が、LRS-B と共に AGM-86B ALCM後継となる ALCM も必須であると述べた。
 LRS-B の量産単価は$550Mとされている。
2014.06.23 Aviation Week & ST Black on track <1408-062302>
 米空軍が次世代爆撃機の最終
RfP を、Northrop Grumman社及び Boeing/Lockheed Martin グループに派出した。 空軍 は100機の装備を考えており、単価は$500Mとしている。
 これとは別に Northrop Grumman社は高高度ステルス ISR UAV である RQ-180 の開発を進めている。
【 RQ-180 関連資料:1402-120903 (AW&ST 2013.12.09)】
2014.03.19 Jane's Defence Weekly New bomber gets funding uptick <1405-031908>
 米空軍がFY15で、次世代爆撃機
NGB となる LRS-B の研究開発費に、FY14の$359Mを大 きく上回る$914Mを要求した。
2013.12.09 Aviation Week & ST Northrop in bomber race <1402-120901>
 Northrop Grumman社が12月5日、同社も米空軍の
LRS 次期爆撃機計画に参入することを明ら かにした。 この計画を巡っては、1ヶ月前に Boeing社と Lockheed Martin社が連携することに合意している。
 LRS 計画の詳細は秘匿されているが、業界筋によると米空軍のリスク低減活動 (RRE) としての試作機を Lockeed Martin社が 受注している。
 Northrop Grumman社は RQ-180 ステルス無人偵察機と、B-2 の能力向上計画を受注している。 1312-110405 (AW&ST 2013.11.04)】
2013.11.04 Aviation Week & ST Take your partners <1312-110405>
 米空軍の次期長距離爆撃機
LRS-B の開発を巡っては Boeing社と Lockheed Martin社が10月25日、Boeing社を主契約 社とするチームを結成することで合意したため、Northrop Grumman社の去就が注目されている。
 米空軍は2018年配備を目指した次世代爆撃機 NGB 計画を2009年に中止し、代わって2011年初めに LRS-B 計画を開始し た。 LRB-B は LRS の一部を成すもので、UAV である LRS-M は既に Northrop Grumman社が開始している。 LRS-B は単価が$550M以内とされ、 2024~2026年IOC80~100機の整備が予定されている。
2013.10.25 Defense News Boeing, Lockheed team on Long Range Strike Bomber <1311-102506>
 Boeing社と Lockheed Martin社が25日、米空軍が2020年代中頃の装備化を目指している次世代爆撃
LRSB 計画で、両社が提携すると発表した。 Boeing社が主契約社となり、Lockheed Martin社が下請けに入る。
 LRSB は単価が$550M100機の調達が見込まれている。
2012.12.03 Aviation Week & ST Under the radar <1301-120309>
 米空軍では、 Northrop Grumman社による ISR UAV と、Lockheed Martin社に発注した次世代爆撃の二件の秘密研究開発計画 を進めている。 このうち ISR UAV は既に飛行試験を行っていると見られている。
 既に製造に張っていると見られる次世代爆撃機は NGB と呼ばれていたが、今では空軍は LRSB と呼んでいる。  LRSB は恐らく UAV で、無給油で2時間の滞空能力と1,000nmの航続距離が求められていると見られる。
2012.02.20 Aviation Week & ST Un-extravagant bomber <1204-022005>
= FY13米国防予算案の解説記事 =
 2020年代中頃の配備を目指す米空軍の次世代爆撃機 LRS-B に、FY13国防予算には$292Mを要求している。 LRS-B は B-1 及び B-52 の 後継となるもので、空軍は所要数80~100機としているのに対し、専門家は200機は必要と見ている。
 米空軍参謀長は B-2 の轍は踏まないと、FY13要求で LRS-B の単価を$550Mと見積もっている。 B-2 は早期に量産を停止したため単価が $2Bになった。
 もう一つの基本要求は SAM の発達と拡散に対抗するステルス性である。 2003年のイラク戦争でイラク軍は3,884発の SAM を発射しており、1999年のコソボ紛争でもセルビア軍が894発の SAM を発射している。
2012.01.09 Aviation Week & ST Looking east <1203-010906>
 オバマ大統領の打ち出した、米戦力の欧州から中東及びアジア太平洋地域へのシフトが、休眠状態にある 次世代爆撃機計画のほか、ISR 機の開発や BMD/CMD 計画の推進をもたらすことになりそう である。
2011.11.09 Jane's Defence Weekly USAF to delay nuclear certification for future bomber <1201-110905>
 米空軍の次期爆撃機の核搭載能力検証には多大な経費を必要とするため、経費節減のため当面は核を 搭載しない機体になる。
2011.10.26 Jane's Defence Weekly USAF's next strike platform 'must be nuclear-capable' <1112-102604>
 米戦略空軍司令官が、空軍の次期中距離爆撃機 (NGB) には核搭載能力が必要と述べた。
2011.10.10 Aviation Week & ST China and ISR <1112-101003>
 米国の防衛計画策定において、中国を仮想敵にしているわけではないが、空軍参謀副長が中国が最も高い関心国であるとして、多分 彼らの装備と戦うことになるであろうと述べた。
 米空軍の次世代長距離爆撃機 (LRS) は80~100機を目標としているが、LRS の運用時間は爆撃よりも ISR や C&C ノード としての活動の方が多くなるであろう。
2011.09 Jane's Missiles & Rockets Future US bombers could be unmanned <1110-090006>
 米統参会議副議長が7月17日の記者会見で、米国の次世代爆撃機は UAV になるのではとの見通しを述べた。 有人機の場合コ ックピットが高価で、乗組員の育成にも多額が必要であるのが理由である。
 また期待が高価になったことにより、B-52 は数百機作られたのが B-1 では100機程度、B-2 では20機 にまでなっていることから、このままでは5~10機しか作れないこと になることが懸念される。
2011.06.06 Aviation Week & ST Hyper hopes <1107-060607>
 2016年の飛行試験を目指す遠距離打撃システム (LRSW) の試作契約が迫ってきた。  Boeing、Lockheed Martin の各社は提案書を3月に提出している。
 米空軍研究所 (AFRL) は陸上の滑走路から離着陸する再使用可能 無人機を2030年までに段階的に開発する計画であるが、当面の計画はFY13に開始して、5年間で戦闘機に機外 装備するか爆撃機に機内収納する大きさで、Mach 5+500~600nm飛行するロケットブースタとスクラムジェットを 組み合わせたものを検討している。
 この計画に Boeing社は X-51A Waverider を元にしたシステムを、一方の Lockheed Martin社は計画中止になった Blackswiftと同様にタービンエンジンと ram/scram ジェットを組み合わせたエンジン (TBCC) 案を提出している。
2011.06.05 毎日新聞

インターネット

ゲーツ米国防長官:中国をけん制『自由航行権守る』 <1107-060501>
 ゲーツ米国防長官が4日、訪問先のシンガポールで開催中のアジア安全保障会議で講演し、南シナ 海の自由航行権など海洋の安全保障を守るため軍事的関与を続けていくことを明らかにし、名指しは避けながらも、南シナ海で軍事力 を増強させ周辺国との対立が先鋭化する中国をけん制した。
 一方、米国内の国防費削減の動きがある中、空軍の優位性や長距離爆撃機の開発などは、アジア地域の戦略上重要な問題だと述べ、 国防予算の優先事項に位置づけられるとした。
2011.06.04 産経新聞

インターネット

米、80超の新型爆撃機計画 核搭載、無人化も可能 対中けん制、グアム配備か <1107-060404>
 米国防総省が2040年までの航空機調達計画として議会に提出した資料で、UAV としても使える新型長距離爆撃機を、計80~ 100機調達する計画を明らかにした。運用開始時期は明記されなかったが、2020年代を目指しているもようだ。
 中国が西太平洋で米軍の展開を阻止する能力を強めていることを踏まえ、米領グアムのアンダーセン空軍基地への配備が予想される。
2011.06.01 Jane's Defence Weekly US DoD revises fixed-wing investiment plan <1109-060105>
 米国防総省がFY12予算に付属する新たな航空機調達30年計画を議会に提出したが、有人機から無人機への移行傾向が 顕著で、現在6%である国定翼機に占める無人機の割合を2020年までに12%に引き上げるとしている。
 無人機では空軍の MQ-X とともに注目されるのが海兵隊 (USMC) の Group 4 UAS で、USMC は MQ-9級を考えている。  また次世代長距離爆撃機 (LRPB) は、有人運用と無人運用のいずれにも対応できることを求めている。 LRPB は 現在、80~100機の装備が考えられている。
 F/A-18E/F の後継となる NGAD(右図は Boeing社が提案する F/A-XX)と、2025年装備化を目指す F-22 後継の開発も進められる。
2011.05 Jane's Misilles & Rockets USAF plans early studies of long-range strike weapon <1107-050012>
 米空軍研究所 (AFRL) が将来の長距離打撃兵器 (LRSW) に関する White Paper の提出を各社に要求した。 White Paper は6月下旬までに提出されたのち、2週間以内に2社が選定され、30日以内に正式な提案書を提出する。
2011.02.26 Yahoo Searchina 記事

「米司令官が語る『中国のステルス戦闘機「殲20」を打ち破るカギ』」

<1103-022601>
 米外交誌が22日、米空軍が今後5年で新型のステルス長距離爆撃機$3.7Bをつぎこむ計画だと伝えた。 オバマ政権の FY12予算に盛り込まれたこの新型爆撃機は、2020年代中頃までに約100機生産される計画で、太平洋地域 の力のバランスを取るのに重点的に用いられるという。
 米空軍副参謀長によると、長距離打撃(LRS)システムには、新型爆撃機のほか、非核弾頭を搭載した弾道ミサイルや、UCAV 2機種も含まれる。
2011.01.07 Searchina 中国の兵力整備に対抗、米、新たな核搭載爆撃機開発へ <1102-010702>
 ゲーツ米国防長官が6日、核兵器搭載可能な新たな長距離爆撃機の開発を空軍の主要な新規投資分野と位置付けた。
 新型爆撃機の詳細については明らかにしなかったが、無人機が検討対象になるとの考えを示した。
2011.01.07 Yahoo 読売新聞記事

米、無人爆撃機を開発へ…核兵器搭載も可能

<1102-010701>
 ゲーツ米国防長官が6日、FY12からの5年間で、$78Bの支出を削減する国防費見直し計画を発表した。 F-35B の配備 を当初予定の2012年から2年先送りすると共に、配備中止も視野に入れているという。
 そのかわり、次世代兵器開発の予算を厚くし、無人長距離戦略爆撃機の開発予算を新規に計上する。 無人長距離戦略爆撃機は 核兵器を搭載することできる。
2010.05.31 Aviation Week & ST Bomber in a pinch <1007-053105>
 米空軍は2007年に2018年までに次世代爆撃機を装備するとしたが、今ではこの時期を空軍 ACC 2020年初めとしている。
 次世代爆撃機についてゲーツ国防長官は、その必要性は認めながら要求性能は全面的に見直す必要があるとしている。
2010.05.05 Jane's Defence Weekly USAF focuses on ISR in long-range strike plans <1006-050509>
 米空軍参謀副長が4月28日、空軍が設計を進めている長距離爆撃機ファミリには、長距離継続的な ISR 能力も付与されると語った。
2010.04.14 Jane's Defence Weekly US DoD requests funding for long-range bomber <1006-041405>
 米国防総省がFY12予算に長距離爆撃機の予算を計上しようとしている。 空軍参謀長によると空軍は、新型長距離爆撃機は 有人か無人か、スタンドオフ攻撃かスタンドイン攻撃か、核か通常兵器かなどの検討を、目下実施している。
2010.04 Jane's Missiles & Rockets USAF and USN to co-develop new cruise missile <1005-040008>
 米空軍長官が、新たな長距離打撃 (LRS) システムは開発する新型爆撃機が中心になるが 、空軍と海軍が共同開発する新型 CM も含まれることを明らかにした。
 その上で長官は、LRS システムにはスタンドオフ及びスタンドイン打撃力のほかに、電子戦や ISR 能力も要求するとした。
【関連記事:1004-031101 (読売新聞 2010.03.11)】
2009.12.21 Aviation Week & ST Recce-strike takes shape <1002-122103>
= 米空軍の長距離打撃戦力の今後に関する記事 =
 新 QDR で示される NGB に代わる長距離打撃装備は、恐らく有人/ 無人の組み合わせになると見られ、ISR が重視されると共にレーザや HPM などの指向性エネルギー武器も 搭載されるであろう。
 F-35 の装備化時期は少なくとも1年延期されることになる。
2009.09.17 Yahoo 時事通信記事

「中国軍近代化は脅威=太平洋前方基地や空母に影響-米国防長官」

<0910-091702>
 ゲーツ米国防長官が16日、中国軍の近代化が太平洋地域における米国の軍事力を脅かす恐れがあると懸念を表明すると ともに、同盟国の防衛にも影響が出る可能性があるとの見方を示した。 長官はさらに、中国が対空、対艦兵器や弾道ミサイルの開発を重点的に進めており、太平洋地域に 展開している空軍基地や空母打撃群を脅かす可能性があると述べた。
 同長官はまた、戦闘機における米軍の優位が損なわれたため、スタンドオフで攻撃できる爆撃機の重要性が増すと指摘し、B-2 の後継機開発の 必要性を強調した。
2009.08.03 Aviation Week & ST Born-again bomber <0909-080312>
 2018年完成予定であった次世代爆撃機計画が4月にゲーツ国防長官により中止されたため、米空軍は B-2 20機を改良して2050年以降まで就役させる検討を行っている。
 改良の柱となるのがレーダの換装 (RMP) で、現在の Raytheon社製機械走査式 APQ-181 Ku-band レーダを AESA レーダに代える。 計画は2004年に$382Mで Northrop Grumman社に SDD が発注され、 年内に5機が飛行する。
 武器搭載能力の改良も焦点で、250-lb SDB-Ⅱ と、28,900-lb MOP が搭載できるよう になる。 全長20.5ftの MOPは2発が搭載される。
2009.05.20 Jane' Defence Weekly USAF keeps sights set on new long-range bomber <0907-052006>
 ゲーツ米国防長官は、2018年まで装備化するとしてきた次世代長距離爆撃機 (NGB) の予算をFY10要求に盛り込まなかったが、5月14日の記者 会見で空軍参謀長が、NGB は2020年までには装備化する方針で、UAV になる可能性もあることを明らかにした。
2009.05.18 Aviation Week & ST Mammed vs. unmanned <0906-051805>
 米FY10国防予算で NGB の取り扱いを QDR まで先送りしたことについて統参議長が、 2006 QRD 以降時間が経っており、ここ2~3年に経験したことを反映する必要があると釈明した。
2009.05.11 Aviation Week & ST Budget blues <0906-051108>
 米国のFY-11予算は、初めての本格的な国防費削減予算になる。 各軍でのFY-11の作業は既に開始されており、今年 後半に国防総省での突き合わせが行われ、2月には議会に要求が提出される。
 既に検討対象にあがっているのは海軍の EP-3 後継、陸軍の ACS 及び空軍の次世代爆撃機 である。
2009.04.29 Jane's Defence Weekly USAF supports decision to delay new bomber plan <0906-042905>
 4月上旬にゲーツ米国防長官が、2018年装備化を目指す次世代爆撃機 (NGB) の計画を当面延期したいと発言したが 、空軍高官が NGB は装備化時期が遅れても不可欠と発言した。 理由の一つとして B-52 は SA-20 などの "二桁 SAM"には対抗できないことを挙げている。
 更に同高官は、NGB の開発を終わり次第、2035年を目指して高速爆撃機の開発を開始すべきとしている。 米空軍はかつて、 Mach 5 以上の高速爆撃機を2035年頃までに装備するとしていた。
2009.04.27 Aviation Week & ST Where's the new bomber? <0906-042704>
 2018年に装備化されるはずの Next Generation Bomber (NGB) は、政治的、財政的背景か ら頓挫したように見えるが、米空軍で核打撃任務に就いている第8空軍の司令官は、計画は中止になったのではなく、6ヶ月程度遅れているだけで あるとしている。
2009.01.12 Aviation Week & ST Need for speed <0902-011210>
 米空軍は、Blackswift 超高速機計画が中止になり、次世代爆撃機 (NGB) が依然として亜音速であるが、 高速長距離攻撃機への関心を失ってはいない。 NGB が亜音速になったのは、2018年と示された期限内に全方位広帯域ステルス 技術を確立するのは難しいと見たためで、昨年議会が Blackswift の計画中止を決めたのは、無人で離着陸し Mach 6 で飛行する構想は冒 険過ぎるというものであった。
 空軍研究所 (AFRL) では現在、Lockheed Martin社と Northrop Grumman社の超音速爆撃機の風洞試験を行っている。
2008.08.18 Aviation Week & ST Nuke for bomber <0810-081304>
 米戦略空軍副司令官が、2018年に装備化される次世代爆撃機に核搭載能力を要求しており、このため高いステルス性を持たせたいと述べた。
2008.06.11 Jane's Defence Weekly Top DoD official urges revision to long-range bomber plans <0808-061107>
 米国防総省の調達責任者が、2018年 IOC を目指す次期長距離爆撃機について6月3日に議会上院で証言し、2007年末 に空軍が提出した案を、達成困難として拒否したとしたものの、空軍が要求を変更すれば2018年 IOC は可能と、既に開発が進行していることを示唆 した。
 空軍は、2018年までの第一段階で、B-2 の2/3の大きさのステルス亜音速機で無給油での航続距離 2,000nmをめざし、その後超音速機に改良することを考えている。
2008.06.02 Aviation Week & ST Stealth for stealth <0807-060201>
 Defense Technilogy International誌によると、米空軍が Northrop Grumman社と$2.6Bにのぼる次世代爆撃機 NGB の契約を秘密裏に結んだ模様である。
 NGB は X-47B を大型化した形になる模様で、2010年に初飛行したのち、Boeing/Lockheed Martin社を含めたグループ で SDD に入る。
2008.04.28 Aviation Week & ST Double duty <0806-042805>
 1990年代に SR-71 が退役して以来、米空軍は敵防空網に突入して偵察する能力を失っている。 U-2 や Global Hawk はステルス性に欠けるためスタンドオフ偵察しかできない。 また Global Hawk は36時間滞空できるのに対し U-2 は有人機であるため12時間が限界である。 この欠落 を埋めるため米空軍は、2018年に IOC となる次世代爆撃機に ISR 任務も負わそうとしている。
 次世代爆撃機に求められている最も重要な点は、S-400 (SA-21) など所謂 double-digit SAM の防空網を突破 する能力である。 ロシアはすでに S-400 の配備を開始しており、イランや北朝鮮もいずれこれらを装備すると見られる。
2008.02.04 Aviation Week & ST Bomber buddies <0803-020409>
 Boeing社と Lockheed Martin社が先週、米空軍が2018年装備を目指す次期長距離爆撃機の開発で合意した。 両社が提案しているのは Lockheed Martin社の Polecat UAV に似た形状の機体(右図)である。
 次期長距離爆撃機の要求性能を空軍は公式には明らかにしていないが、空軍高官によると空中給油なしで2,000nmの航続距離を持つ 亜音速機で、100機程度装備される模様である。 ただし2018年とする装備化時期は、厳しい財政状況から 数年延びる模様である。
 米空軍は現在、B-1 65機、B-2 21機、B-52 94機を保有している。
2008.01.30 Jane's Defence Weekly Boeing/Lockheed Martin team on long-range bomber <0803-013003>
 米空軍が2018年実用化を目指している長距離爆撃機の受注獲得に向け Boeing社と Lockheed Martin社が提携すること になったことが1月25日に明らかにされた。
 両社は共同して、B-2 を開発した Northrop Grumman社に対抗する。