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「韓国海軍、次期イージス艦に SM3 迎撃ミサイル搭載か」
「首都圏に PAC3 配備へ PAC2 を改良=韓国軍」
「韓国軍の北ミサイル発射探知能力に疑問?」
「韓国軍、北朝鮮『並進路線』に対抗し韓国型 MD 予算を最優先」
「韓国国防科学研、北朝鮮ミサイル迎撃試験に成功」
「朴大統領新年会見 『THAAD配備を検討』…中国に圧力」
「韓国軍 ミサイル防衛演習を初実施へ=日本の情報活用か」
「韓国が米国から PAC3 導入へ ミサイル防衛構築を本格化」
「韓国国防長官候補『北ミサイル対備キルチェーン・KAMD 早期導入』」
「『 3月の北ミサイル発射は迎撃回避実験』=韓国軍当局」
「韓国が米国に THAAD の資料を要請」
「韓国軍 長距離地対空誘導弾の独自開発を決定」
「韓国国防部 高高度防衛ミサイルの導入を否定」
「『米日の MD に韓国も』 米下院が法案」
「韓国国防部 米 MD システムの迎撃ミサイル導入を否定」
「北朝鮮ミサイル迎撃用の PAC3 16年末から導入=韓国」
「北から南にミサイル発射時、迎撃可能時間は1秒」
「韓国、米にミサイル大量購入の意思伝える 独自 MD 構築へ」
「韓国弾道ミサイル作戦統制所、システム不備により構築が来年6月に延期―中国メディア」
「韓国、米国のミサイル防衛システムに不参加=中国への配慮が主な要因か―中国メディア」
「米主導 MD 不参加を言明= SM3 など導入せず―韓国国防相」
「韓国軍:ミサイル防衛をめぐり迷走する国防部」
「韓国海軍 イージス艦3隻の建造を要請」
「韓国軍が艦対空ミサイル導入へ 対北迎撃態勢強化」
「韓国型ミサイル防衛システム 7月までに構築」
「韓国軍 早期警戒レーダー戦力化=北ミサイルに対応」
「ミサイル迎撃にイスラエル製兵器、『高過ぎ』と慎重論」
「イスラエル、韓国にミサイル迎撃システム売り込み」
「韓国軍と在韓米軍、ミサイル防衛を部分統合へ」
「北朝鮮ミサイルに韓米が合同対応=統合 MD 構築へ」
「韓国軍、北朝鮮の弾道弾迎撃のミサイル開発推進へ」
「韓国が独自のミサイル防衛システムを構築、『仮想敵』は北朝鮮」
「イージス艦『世宗大王』、米で初の弾道弾防御訓練へ」
「韓国の BMD 参加、用地提・・・」
「弾道弾の高高度迎撃ミサイ・・・」
「韓国軍、対北ミサイル防衛・・・」
「韓国独自の弾道ミサイル防・・・」
2025.02.02
15:16聯合ニュース
海軍機動艦隊司令部が発足 海上「韓国型3軸体系」の中核
<2503-020206>
韓国海軍によると、北朝鮮の核・ミサイル脅威の対応に向けた、海上における「韓国型三軸体系」の中核となる海軍機動艦隊司令部が1日に発足した。
韓国型三軸体系は北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するKill Chain、発射されたミサイルを迎撃するKAMD、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)からなる。
同司令部には次世代Aegis駆逐艦正祖大王を含む駆逐艦10隻と支援艦4隻が配備された。 2030年代半ばには次世代Aegis駆逐艦2隻と次世代駆逐艦6隻が追加で配備される予定で、そうなれば駆逐艦は18隻となる。
2024.11.07
08:01中央日報
韓国軍、天弓・パトリオット射撃訓練…北の弾道ミサイル挑発に対応
<2412-110706>
韓国軍が北朝鮮の相次ぐBM挑発に対応して6日、韓国型ミサイル防衛 (KAMD) の核心である天弓やPatriotなどSAMを活用した誘導弾迎撃射撃訓練を行った。
合同参謀本部によると、この日の訓練は黄海地域で空軍ミサイル防衛司令部が参加した中、北朝鮮のミサイル挑発を想定して実施された。
訓練にはミサイル防衛司令部隷下の2個隊が参加し、天弓ⅡとPatriotで仮想の標的を迎撃し、標的を撃墜した。
天弓Ⅱ SAMは航空機とミサイルの迎撃するシステムで、高度30~40kmで迎撃する。
【註】
この記事の発射画像から見ると
1. 発射の噴煙がないことから、発射方式はコールドロンチの垂直発射
2. ロケットモータに点火する前に、頸部についたスラスターに点火して、要撃点方向に弾体を傾ける。
3. 要撃点方向に向いた後にロケットモータに点火。
と思える。
要撃方向を向いてからの点火なら、推力のロスがない利点があり、頸部スラスタ取り付けのロスと相殺されると思える。
2024.09.18
10:16聯合ニュース
北朝鮮の核・ミサイルに対応 戦略司令部が来月1日に発足=韓国
<2410-091817>
韓国軍が18日までに、北朝鮮の核・ミサイルに対応する韓国軍の「戦略司令部」が10月1日に発足することを明らかにした。 合同参謀本部の下部組織である戦略司令部は、首都防衛司令部があるソウルの南泰嶺に置かれる。
戦略司令部は玄武シリーズBMやステルス戦闘機、3,000t級潜水艦など軍の戦略部隊を指揮し、敵の核や大量破壊兵器 (WMD) 攻撃を抑止する任務にあたる。
戦略司令部が発足することで、北朝鮮の核・ミサイルに対応する韓国軍の組織は拡大し、戦略司令部は北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するKill Chain、発射されたミサイルを迎撃するKAMD、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復 (KMPR) からなる「韓国型三軸体系」を統括する。
ただすべての機能を戦略司令部に一度に移管した場合、作戦遂行の効率が落ち可能性があるという判断から、KAMDについては当分、従来通り空軍作戦司令部を中心に運用する。
2024.05.27
Janes
South Korea completes development of long-range SAM system
<2406-052714>
L-SAMは、北朝鮮からのミサイルを迎撃するために設計された韓国の多層防空ミサイル防衛システムの一部で、高度50~60kmでミサイルを迎撃でき、PatriotとCheongung Ⅱが高度約40kmでミサイルを迎撃する。
韓国国防部が5月27日、DAPAが長距離SAM (L-SAM) の開発を完了したと発表した。 国防部によると、L-SAMはDAPAが最近行った試験で「技術開発目標を達成し、戦闘に適していると判断された」という。
国防部によると、L-SAMの生産は2025年に開始され、2020年代後半には軍に装備される。 DAPA傘下のADDは、2019年からLIG Nex1社とL-SAMを開発していた。
2024.04.29
Janes
South Korea to bolster naval ballistic missile, unmanned systems interception capabilities
<2405-042903>
韓国DAPAが4月26日、BMやUAVを迎撃する海軍の能力を強化する計画を発表した。 これには、最近の戦争技術の変化を考慮して実施された同国固有のCIWSを改善する計画が含まれると述べた。
CIWS-Ⅱとして知られている韓国が独自に開発したCIWSは、2021年の契約に基づいてLIGNex1社が開発した。 CIWS-Ⅱは、AESA方式の4面捜索レーダ、ESA追随レーダ、およびEO追随装置を組み込んだ、4,200発/分の発射速度の7銃身のガトリング砲で構成されている。
DAPAは発表と同日に開催された第161回国防計画推進委員会で、CIWS-Ⅱ計画の数量などの詳細を明らかにしなかった。
2024.04.26
19:11朝鮮日報
韓国が米から迎撃ミサイルSM3購入へ 米MD参加は否定
<2405-042612>
韓国DAPAが26日、同日開かれた防衛事業推進委員会の会議で迎撃可能な高度が地上100~1,000kmとされるSM-3を米政府から購入することが決まったと発表した。 SM-3はAegis艦に配備される。
事業期間は2025~2030年で総事業費はKRW803.9B(914億円)で、SM-3は1発当たり$20B0以上であることから購入するのは40発と推定される。
2023.06.30
13:50聯合ニュース
韓国空軍が「KAMD 防衛作戦センター」運用へ 北ミサイル対応がより迅速に
<2307-063013>
韓国空軍が30日、朝鮮半島のミサイル防衛作戦を統括する韓国空軍の弾道弾作戦統制所が、性能改良などの戦力化作業を終えて韓国型ミサイル防衛(KAMD)作戦センターに改称されたと発表した。
2022.12.01
13:43聯合ニュース
米のミサイル防衛システムに参加せず 韓国国防部が重ねて強調
<2301-120110>
韓国国防部副報道官が1日の定例会見で、韓国政府は20年前に米BMDSに参加しないと発表して以降、政権が代わってもその立場に変化はないと説明したうえで、「軍は独自に韓国型ミサイル防衛システムを構築しており、北の弾道ミサイルの脅威に対応するため韓米連合体制下の情報共有などに基づくミサイル防衛連合作戦を朝鮮半島で遂行している」と述べた。
日米韓首脳が北朝鮮のミサイル発射に関する情報をリアルタイムで共有するなど安全保障協力の強化で合意したことや、北朝鮮によるICBMの発射、在韓米軍への宇宙軍部隊新設計画などを受け、韓国が米国のミサイル防衛システムに編入される可能性が高まったとの見方が出ていた。
2022.04.20
Jane's Defence Weekly
South Korea announces restructure of missile commands
<2207-042004>
韓国がBMD部隊の再編を行っていて、4月1日に正式に改編した。
今までの陸軍Missile Commandと空軍のAir Defense Missile Commanが、陸軍Missile Strategic Commandと空軍Missile Defense Commandに改編される。
2022.03.16
Jane's Defence Weekly
South Korea tests low-altitude missile defence system
<2206-031607>
韓国ADDがLAMDの発射試験を行った。 LAMDは海軍のK-SAAMを元に開発された長距離砲の砲弾を撃墜する胴径165mmのミサイルで、射程7km、射高5kmの性能を持つ。
ADDによるとLAMDは現在試験が行われているL-SAMと共にKAMDを構成する。 Korea.netによるとLAMDは複数弾(註:図では16発)装填した発射機をネットワーク化してドームを構成する。
2021.04.03
朝鮮日報
韓国軍、国産迎撃ミサイル部隊を3倍増へ
<2105-040306>
韓国軍が、国産Cheongung Ⅱ M-SAM(天弓-2)中隊を従来の7個中隊から20個中隊へと3倍以上増やす決定をした。
天弓-2は国産SAMの天弓をBMD用に改良したもので、昨年配備を開始している。
天弓-2中隊はミサイル8発を搭載する発射機4基からなり、中隊に32発のミサイルが配備されるため、韓国軍は少なくとも700発以上の天弓-2を配備する計画といわれている。
2021.03.12
東亞日報
在韓米軍司令官、「韓米ミサイル迎撃網、年内に大幅強化」
<2104-031201>
米韓連合軍兼在韓米軍司令官のエイブラムス陸軍大将が、今年中に対北朝鮮BMD網が画期的に強化されると明らかにした。
エイブラムス大将は10日に米下院軍事委員会が主催した画像公聴会で北朝鮮のミサイル能力強化の対応を問われ、MDAが開発中の3つの能力のうち1つはすでに韓国に構築されたとし、他の2つの能力も今年中に韓国に構築されれば、BMD能力は大いに強化されるだろうと答えた。
THAAD能力向上の第1段階は2019年末に完了し、第2、3段階は2021年上半期に終わることから、韓国軍当局者は、「エイブラムス大将は、年内にTHAAD能力向上が完成することを明確にした」と話している。
2020.11.26
中央日報
パトリオット→天弓 2→THAAD…韓国、北朝鮮弾道ミサイルへの「3重防御網」完成
<2012-112607>
韓国防衛事業庁が26日、天弓-2(註:KM-SAM Ⅱ)ATBMの軍への納入を今月開始したことを明らかにした。
韓国軍はこれに射程40kmで航空機を撃墜する天弓-1中距離SAMの量産を2015年に開始し、4月までに引き渡しを完了している。 今月から引き渡しを始めた天弓-2は天弓-1改良型でATBM機能も追加した。
天弓-2が配備されれば、韓国はPatriot(高度20km前後)、天弓-2(高度30km前後)、THAAD(高度50~150km)で三層のBMD組織を備えることになる。
2020.11.26
聯合ニュース
独自開発の弾道ミサイル迎撃システム 軍に初配備=韓国
<2012-112604>
韓国の防衛事業庁が26日、国内の技術で開発したATBM天弓-2(註:KM-SAM Ⅱ)が韓国軍に納入され初配備されたことを発表した。 天弓-2の量産は2018年から進められていた。
天弓-2は国防科学研究所で2012年から開発が進められ、数多くの試験発射で100%の命中率を記録し、2017年に戦闘用として適しているとの判定を受けた。 発射試験ではMach 4.5で飛翔して40km遠方の標的機に命中した。
2020.09.21
朝鮮日報
THAAD・パトリオットそこのけそこのけ、北ミサイルを上昇段階で迎撃
<2010-092106>
韓国軍が、北朝鮮のBMを発射直後の上昇段階で迎撃するシステムを開発していることが20日に確認された。 中長期的には航空機搭載レーザ兵器により北朝鮮のBMを上昇段階で迎撃するシステムも開発する計画である。
軍消息筋によると、北朝鮮のBM発射を24時間監視するUAVが発射を探知しその情報をKF-Xに伝え、KF-Xが迎撃ミサイルを発射する方式で、米国との共同開発も進めていることを明らかにした。
2020.09.16
Jane's Defence Weekly
.... and reveals details about L-SAM system
<2011-091613>
韓国ADDが開発しているL-SAMの詳細を明らかにした。 2019年12月に開発開始が公表されたL-SAMは2024年に開発を完了する計画である。
L-SAMに2弾種あり、そのうちの一弾種はKM-SAMと似た形状で高高度飛行目標を150kmで撃墜する。 ミサイルはデュアルパルスロケットで推進しKM-SAM同様に大きな翼を持つ。
二段構造のもう一種類はBMD用で、距離150km、高度40~100kmでBMを撃墜する。 第一段目は対航空機用と同じデュアルパルスロケットで、THAADと同じ方式のKVを放出する。
L-SAM中隊はMFR 1基、指揮統制センタ1基、戦闘指揮所1基、車載発射機4両からなる。
2019.08.14
聯合ニュース
北朝鮮ミサイルの迎撃能力向上へ 国防中期計画=韓国軍
<1909-081403>
韓国国防部が14日、国防中期計画 (2020~2024年) を策定したと発表した。 同計画には5年総額290兆5,000億ウォン(25兆4,600億円)が投じられる。
北朝鮮のBM脅威に備えるため、2020年から5年間かけて韓国型ミサイル防衛 (KAMD) システムの防衛地域を広げ、ミサイル迎撃能力を一段と引き上げる。 国防部によると探知距離800km以上のBMEWR 2基とAegis駆逐艦レーダで、あらゆる方向から飛来する北朝鮮ミサイルの探知能力を備え、あわせてPatriotなどを改良し、長距離SAM (LSAM) の開発を完了させて北朝鮮の新型SRBMの迎撃能力を確保するとしている。
また2020年にF-35Bを搭載する多目的大型輸送艦(30,000t級軽空母)の概念設計に着手する。
2016.10.12
Jane's Defence Weekly
S Korean radar units suffer faults
<1611-101220>
中央日報が、韓国が装備しているイスラエル製Green Pine BMEWRレーダ2基が、過去
3年間に21回も故障したと報じた。
この間の不稼働時間は2基で42時間にのぼるという。
2016.10.03
Yahoo
中央日報記事
「韓国軍の北朝鮮ミサイル監視レーダー、3年間に21回故障(1)」<1611-100301>
北朝鮮のBM発射を探知するための韓国軍のGreen Pine BMEWRが過去3年間に
21回故障し、ミサイル監視網に42時間の空白が生じたと、国会国防委員会のパインが指摘した。
韓国軍は北朝鮮を24時間監視するため忠南と忠北地域にGreen Pine 2基を配備し、隔週で交互に運用しているが、同
議員が入手した「弾道弾早期警報レーダ未稼働現況」によると、忠清北道地域に配備したKAMDの核心要素であるGreen Pineは8回、忠清南道地域に配備したものは13回故障
した。中央日報記事
「韓国軍の北朝鮮ミサイル監視レーダー、3年間に21回故障(2)」
2016.08.17
Yahoo
中央日報記事
<1609-081702>
韓国海軍がLockheed Martin社と、2020年代半ば以降に導入する次期Aegis艦にSM-3を装備する契約を締結した。
Lockheed Martin社は16日、米海軍新型駆逐艦1隻と日本あたご型護衛艦2隻、韓国の次期駆逐艦3隻に最新のAegis Baseline 9
を搭載する$490Mの契約を締結したことを明らかにした。
2016.08.15
Aviation Week & ST
Adding interceptors
<1610-081506>
北朝鮮のBM増強から、韓国は迎撃システムの質量の強化を求められている。 米陸軍長官は聯合ニュースに、米陸軍の
THAADは来年にも韓国に配備されるであろうと述べ、在韓米軍は韓国とSM-3の導入について話し合っている。 SM-3を装備することに
なると見られるKDX-3 Batch 2駆逐艦は2023年に就役する。
この他に韓国は国産のKM-SAMを改良してPAC-3並のBMD能力を持たせる検討も行っている。
2016.07.19
Yahoo
聯合ニュース記事
<1608-071905>
韓国軍関係者が19日、北朝鮮のSRBM攻撃に対抗した首都圏のPAC-2を2022年までに
PAC-3に換装することを明らかにした。
軍は、首都圏にあったPAC-2は首都圏以外に配備される。
2016.06.24
Yahoo
中央日報記事
<1607-062402>
朝鮮中央通信が23日、Musudanが高度1413.6kmに到達したと主張すると、前日に到達高度を1,000kmと話していた韓国軍当局も、到達高度は1,400km以上だったと訂正し
ている。
これについて軍の探知能力に問題があるのではという疑念に対し匿名を求めた合同参謀本部の関係者は、すべての軌跡を把握したが
探知能力を暴露するを避けるため、詳細なデータを公表しなかったと述べた。
2016.06.03
Record China
米国防長官、「韓国へのTHAAD配備計画は近く実行に移される」―米メディア
<1607-060303>
ロイタ通信が2日、シンガポールを訪問中のカーター米国防長官は、米国がTHAADの韓国への配備が近く実行に移される
と述べたと伝えた。
カーター国防長官は4日に韓国の国防相と会談し、THAAD配備計画について話し合う予定であると述べ、計画は動き出しており、話し合うべきことはそれほど多くはない
と語った。 また、ある国防当局の高官は、解決しなければならない技術的な問題は多いと述べたが、配備計画の発表は近く行われる見通しであると述べた。
2016.05.25
Jane's Defence Weely
South Korea 'to join US-Japan missile defence exercise'
<1607-052505>
韓国が、日米が行う洋上BMD演習に初めて参加
する。
但し韓国のAegis艦はSM-3を装備していないため、迎撃演習には参加しない。
2016.05.10
Yahoo
ハンギョレ新聞記事
<1606-051001>
北朝鮮が労働党大会で「経済・核武力建設の並進路線」を再確認したことを受け、韓国軍
がKill ChainとKAMDの構築を加速する方針を明らかにした。
Kill Chainの補強では射程500kmのTAURUSを今年の下半期ドイツから導入する。 TAURUSはF-15Kに装備され北朝鮮の核やミサイル施設を精密に
打撃する。 また射程800kmのBMも開発装備すると共に、変電所と電力網を破壊する炭素繊維弾道を開発する。
KAMDでは、探知距離750kmのGreen Pineレーダ2基をイスラエルから導入しているが、北朝鮮が開発中のSLBMへ対応するため2020年代初めに
さらに2基を導入する。 また偵察衛星は2020年代初頭に戦力化される。 PAC-2ミサイルを破片効果弾から直撃誘導弾
に変える性能改良事業を推進していて、2020年代初めまではM-SAMを、2020年代半ばまではL-SAMを装備する。
2016.03.18
Yahoo
中央日報記事
<1604-031806>
韓国軍関係者が17日、国防科学研究所(ADD)が開発中の中距離SAM (M-SAM) の初めての
迎撃試験に成功したと話した。 迎撃試験は今年1月に忠清南道安興にある試験場で行われ、Scudと同寸に作った超音速
標的に命中したと言う。
M-SAMは高度20~40kmの迎撃用で、更に数回の迎撃試験を行う計画である。
2016.01.22
朝日新聞
韓国、日米のミサイル防衛に事実上参加へ 中国は反発か
<1602-012203>
韓国政府が22日までに、北朝鮮の弾道弾攻撃に備えて米軍と情報共有するため
Link 16の運用を今年中に始める方針を決めた。 これは日米によるBMD体制への事実上の参加を意味する。 Link 16は米
軍と自衛隊の間では既に運用中で、双方の艦艇や航空機などがレーダやソナーなどで取得した目標情報をリアルタイムで交換し共有する。
2016.01.14
Yahoo
中央日報記事
<1602-011403>
朴大統領が13日に行われた国民向け談話発表の後に行った記者会見で、北朝鮮の核実験に対する政府の対応一つとしてTHAADを検
討するのかという質問に対し、在韓米軍のTHAAD配備は北の核またはミサイル脅威を勘案し、我々の安保と国益に基づいて検討していくと述
べた。
朴大統領が「検討」という表現を使ったのは初めてで、更に韓国の安全保障に合うかを含め、さまざまな要素を考慮すると述べ大きく踏み込んだ。
2014.12.29
Yahoo
聯合ニュース記事
<1501-122902>
韓国政府筋が29日、韓国軍が2015年前半に独自の朝鮮半島ミサイル防衛演習を初めて実施する計画であることを明らか
にした。 日米韓3ヵ国は同日、北朝鮮の核やミサイルに関する秘密情報を共有するための覚書を締結しており、同覚書
発効後初となるこの演習では日本が提供する情報も活用される可能性が高いとされる。
韓国政府関係者は、偵察衛星6基を運用する日本が収集した北の軍事情報も韓国で有効に使用されるだろうと説明し、演習では米国だけでなく日本側の情
報も活用されるとみられるとの見方を示した。 また、演習では米韓が共同で研究を進めてきたミサイル防衛模擬モデルが使われるという。
2014.11.07
Yahoo
聯合ニュース記事
<1412-110703>
米国防総省で海外への軍事関連販売を総括する国防安全保障協力局 (DSCA) が6日、国防総省が韓国へ FMS 方式で
、韓国へ PAC-3 136発と関連装備、部品、訓練、支援などの販売を承認し、手順に従い議会にこうした事実を通知したと明らかにした。
2014.06.30
Yahoo
中央日報記事
<1407-063002>
韓国の韓国防長官候補が29日に国会の人事聴聞会で、北朝鮮の核とミサイル威嚇に備えて Kill Chain と
KAMD を早期に整備することを明らかにした。 KAMD では、現在導入中の PAC-3 とは別に L-SAM と
M-SAM 装備して、高度50~60kmは L-SAM で、高度40km以下は PAC-3 と M-SAM で迎撃する多層防衛体系を備えるという。
こうした構想が、米国の主導する BMDS に編入されることではないのかという質問に対しては、韓国の政府と軍は、米国の BMDS
に編入されないとの立場を明確にした。
【註】
韓国の M-SAM (KMSAM) Cheongung は、ロシアの S-400 システムが2種類使用しているミサイルのうちの中距離弾の 9M96E を元にした射程40km、射高15,000mのシステムで、実
質的にロシアの S-350 Vityaz システムである。
2014.06.19
Yahoo
聯合ニュース記事
<1407-061903>
韓国軍高官が19日、北朝鮮が3月に発射した No Dong は、高射角で発射し射程を短くする方法で行ったとした上で、これは
迎撃を避けるための実験だったと判断できるとの見方を明らかにした。
No Dong はその射程から、韓国よりも在日米軍を主要目標とするとされてきたが、このようなに高高度へ発射した場合には韓国も攻撃できるようになる。 更に下降段階の突
入速度が Mach 5~7 で PAC-2 や PAC-3 では迎撃が難しいとみられる。
2014.06.06
Yahoo
記事
<1407-060605>
米国防総省ミサイル防衛政策室のデビアソ室長が4日、Bloomberg通信のインタビューに応じ、韓国政府が THAAD の性能や価格
を調べるため資料を要請し、購入するかどうかを検討していると発言した。 同室長は韓国政府が要請した情報は PAC-3、THAAD、SM-3 に
関する資料と具体的な内容を説明した。
これに対し、今まで THAAD の資料要請の事実を否定していた韓国国防部は、この事実を認めて発言を翻したため、非難
の声が上がっている。
2014.06.03
Yahoo
聯合ニュース記事
<1407-060303>
韓国軍関係者が3日、高度40km以上で迎撃する長距離 SAM (LSAM) を国内開
発することを決定したことを明らかにした。 11日の防衛事業推進委員会に、LSAM の国内開発に向けた事業推進基本計画案が上程される。 同関係者は、LSAM の
開発には7年以上かかるとした上で、配備開始は2023~2024年だろうと話した。 開発と量産にはKRW1T(約1,000億円)
以上の予算が投入される。
韓国は LSAM の国内開発を決めたことで、THAAD を現段階では導入しないとしているが、LSAM の開発が遅れれば THAAD を導入しなければならなくなるとする見方も出て
いる。
2014.05.29
Yahoo
聯合ニュース記事
<1406-052901>
韓国国防部報道官が29日、米国が THAAD を韓国に配備することを検討中であるとする海外メディアの報道について、今のところ
THAAD の導入は考えていないと述べた。 米国が朝鮮半島内の THAAD 展開を検討しているかについては、韓国国防部が把握していることはない
とした。
Wall Street Journal紙は28日、米国が THAAD の韓国配備を検討中だとしながら、既に THADD 配備のための用地を調査していると報じた。
2014.05.28
Defense News
US seeks greater missile defense cooperation by Japan, South Korea
<1406-052804>
米国防省首脳が28日は、日米韓の BMDS の連携はアジアにおける米国を中心とした同盟強化に有
効であると考えていると述べた。
Wall Street Journal紙が28日、グアムを IRBM の攻撃から防護する THAAD 1個中隊の韓国配備を一案として挙げたが、両国間ではまだ何らの決
定もなされていないという。
2014.05.28
Yahoo
朝鮮日報記事
<1406-052802>
米国議会下院が、米国と日本の主導する BMDS に韓国を編入しようとする試みを続けて
いる。 下院が可決した国防権限法の第1234項は、『国防長官は、日米韓3ヵ国の BMD 協力強
化案を検討し、結果を6ヵ月以内に議会に報告せよ』と明記している。
これに対し韓国は BMDS と KAMD(韓国型ミサイル防衛)は別のシステムという立場を取っている。
2014.05.26
Yahoo
聯合ニュース記事
<1406-052602>
韓国国防部ず26日、米下院軍事委員会が韓国の米 BMDS 参加を支持すると言及したことについて、今のところ SM-3 の導入
は考えていないことを明らかにした。
同部報道官は同日の定例記者会見で、終末段階下層防衛が韓国の目標だが SM-3 のような兵器はその水準を超えるとしたうえで、
洋上配備の迎撃兵器を装備する考えてはいるが、具体的な兵器システムを検討したことはないと述べ SM-3 の導入を否定した。
2014.04.28
Yahoo
聯合ニュース記事
<1405-042801>
韓国防衛事業庁が28日、PAC-2 の改良や PAC-3 の導入などを決めたと発表した。 PAC-3 の導入は2016年
末に開始し、2020年末までに完了させる。 PAC-3 は FMS で100発程度を購入する。 PAC-3 は最高40kmで迎撃するこ
とが可能で、韓国ミサイル防衛 (KAMD) の主力となる。
また PAC-2 用の48基の発射機なども PAC-3 に対応できるよう改良を加える。
2014.01.16
Yahoo
朝鮮日報記事
<1402-011601>
北朝鮮が No Dong を韓国に向けて発射すれば PAC-3 の交戦可能時間はわずか1秒で、
迎撃が不可能だと主張する声が上がっている。
国会で開催されたセミナで15日、国防武器体系 M&S 研究センタ長である韓南大の教授が、北朝鮮が1tの核弾頭を射程1,000kmの No Dong を高角度で発射
し射距離を300kmに短縮した場合、発射後11分25秒でソウルに着弾するため、PAC-3 が迎撃できる時間は高度12~15kmでわずか
1秒だけだと指摘し、さらに THAAD は高度40~150kmで45秒間、SM-3 は高度70~150kmで
288秒間迎撃が可能であると説明した。
2013.10.27
Yahoo
Searchina 記事
<1311-102702>
複数の韓国メディアが27日、韓国が独自の韓国独自のミサイル防衛システム KAMD の構築のため、米国から Patriot を購
入する意思を示した報じた。
記事によると、米国防総省傘下の国防安全保障協力局 (DSCA が議会に提出した報告書で、韓国が GEM-T 弾 112発と関連する装
備や部品などを購入できるかどうか打診してきたことを明らかにした。 総販売額は$440Mに上るという。
2013.10.19
Yahoo
新華網記事
<1311-101902>
韓国防衛事業庁は17日、弾道ミサイル作戦統制所 (AMD-Cell) の開設がシステム不備により来年6月
までずれ込む見通しと発表した。
もともとは昨年末に開設される予定だったが、性能が基準に達していないことが分かり延期されていた。
2013.10.18
Yahoo
Record China 記事
<1311-101802>
韓国時報は16日、強硬派は北朝鮮の核の脅威やミサイル戦力を理由に、米国の BMDS に加わるよう呼びかけているが、長距離砲だけでソウルを攻撃
できる北朝鮮が、韓国に向けて ICBM を発射する必要性に乏しく、また発射したとしてもソウルはミサイルが6~7分で到達してしまうため、BMDS による阻止
は不可能なうえ、米主導システムへの参加は、韓国にとって最大の貿易相手国であり、外交関係において重要性を増し続ける中国に対する封じ込めに荷担することにな
るとしている。
他の韓国メディア各社も、参加は中韓関係を悪化させるものだという見方を示している。
2013.10.16
Yahoo
時事通信記事
<1311-101604>
金寛鎮韓国国防相が16日、米国主導の BMD への参加は必要性や適合性、費用などあらゆる面で合わないため、米国の BMD には参加せず、
独自の BMDS を構築すると表明した。
金国防相はまた、SM-3 や THAAD について、購入すると決めたこともなく考えてもおらず、引き続き低高度の
Patriot を中心とした迎撃システムの強化を目指す考えを示した。
2013.10.16
Yahoo
朝鮮日報記事
<1311-101603>
韓国の BMDS の構築問題をめぐり国防部の説明が迷走している。 問題は SM-3 と THAAD
の導入で、韓国はこれまで、これらは朝鮮半島の状況からすると過剰な装備であり配備せず、韓国の BMDS となる KAMD は下層防衛だけで構成されるとしていた。
ところが今月14日に、国防部の高官が SM-3 の導入を検討しており THAAD は検討対象ではないと語り、翌15日には国防部報道官が、SM-3 は配
備しないが下層防衛とは高度100km以内であり THAAD も下層防衛用兵器だと、下層の基準が突然高度30kmから100kmに変
わった。
こうした発言のぶれについて専門家は、SM-3 は中国が発射した上昇段階のミサイルを、洋上で迎撃できることから中国を刺激しかねないのに対
し、THAAD は地落下段階でしか迎撃できないことから中国への刺激も小さいという点が考慮されたと見ている。
2013.10.16
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1311-101602>
韓国軍の消息筋が16日、海軍が来月の合同参謀会議に Aegis艦3隻の建造を上程する予定であることを明らかにした。 議決されれば、2020年半
ばから3隻を建造することになる。 韓国海軍は現在、3隻の Aegis艦を保有している。
2013.10.06
Yahoo
韓国中央日報記事
「韓国のミサイル防衛を宇宙に拡大、低層を超え大気圏外まで迎撃 (1) 」<1311-100601>
韓国空軍が THAAD 導入を検討中で、海軍も SM-3 Block ⅡA の導入を検討し、空軍防空誘導
弾司令部に配置されている迎撃指揮部 KAMD-Cell の防衛能力が大幅に向上し、米国との協力体系も強化される。
米国の BMDS 参加への圧力が続くなか、韓国独自の KAMD が Patriot による高度30km以下の低層防衛を、高度150kmまで迎撃する上層防衛まで広げることになる。
韓国中央日報記事
「同 (2) 」
2013.09.18
Jane's Defence Weekly
LIG Nex1 opens missile intercepter systems facility
<1311-091809>
韓国 LIG Nex1社が9月9日、国防科学研究所 (ADD) と協同で開発しているミサイル迎撃システム
Haegung 開発のための施設を開所した。
同社は2015年生産開始を目指している。
【註】
この記事については、垂直発射式の SAM/対ミサイルシステムとの報道もある。
2013.06.12
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1307-061202>
韓国政府筋が12日、年内に策定する韓国独自のミサイル防衛 KAMD 計画には、
SM-6 を導入し、海上迎撃体系を構築する内容も含まれることを明らかにした。 SM-6 は射程が320~400kmで、2016年
頃に導入して Aegis艦に搭載する。
KAMD 計画では、来年に PAC-2 を追加配備するとともに、2016年に PAC-3 を購入し、更に中距離 SAM と
長距離 SAM をそれぞれ2020年と2022年までに開発することも盛り込まれる。
2013.04.10
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1305-041004>
韓国軍の関係者が10日、韓国のミサイル防衛 (KAMD) システムが7月までに構築されると伝えた。 KAMD の頭脳と
して BM の情報分析を担う BMD 作戦統制所 (AMD-Cell) が同月までに構築されるという。 AMD-Cell は米国の早期警戒
衛星と韓国軍のレーダが探知した発射地点、飛行方向、着弾地点などの情報を分析して Patiort 部隊に送信する。
軍は昨年末までに AMD-Cell を構築する計画だったが、試験評価で一部の性能が基準に満たないことが分かり戦力化が遅れていた。
2012.12.05
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1301-120504>
北朝鮮が長距離弾道弾の発射を予告したことと関連し韓国軍消息筋が5日、イスラエル製の Green Pine レーダの実戦配備
を明らかにした。 Green Pine は8月に導入され、最終試験が5日中に終わる予定で、その後直ちに戦力化され、北朝鮮のミサイル発射時に稼動さ
せる。
Green Pine は探知距離500kmで、先月導入された二号機も今月中旬までにテストを終え実戦配備されるという。
2012.11.22
Yahoo
朝鮮日報記事
<1212-112203>
韓国軍合同参謀本部が Iron Dome の導入について、迎撃成功率は高いが高額である上、ロケット弾
や砲弾が数百発飛来した場合の迎撃には限界があるとして、慎重な立場を示している。 Iron Dome
は1個 FU が$50Mで、迎撃弾も$50,000を超えるのに対し、ロケット弾や砲弾は1発数万円と価格差が大きい。 このため、合同参謀本部は機関砲を用いた C-RAM の導入も
検討しているという。
首都圏を脅かす北朝鮮の長射程砲は、170m自走砲、240mm MRL の二種類で、1時間に最大で1万発を発射できると推定されている。
2012.11.20
Yahoo
朝鮮日報記事
<1212-112001>
イスラエルの経済紙が18日、イスラエルが韓国に対し Iron Dome を売り込んでいると報じた。 同紙によると、
イスラエルは大宇造船海洋の哨戒艦4隻を$400Mで購入する交渉を進めており、交渉が妥結した場合
には、相互購入するという条件で韓国側に Iron Dome の購入を求めるという。
同紙は、今回の哨戒艦の契約がまとまった場合、韓国側 Iron Dome 購入の提案を受け入れるだろうと報じた。
2012.10.31
朝鮮日報
韓国型ミサイル防衛システムの概念図、軍が公開
<1211-103104>
韓国国防部が30日、最近まで機密に分類され公開を渋っていた KAMD の迎撃概念図を公開した。 国防部の説明によると、北朝鮮の弾道弾は、発
射40秒後に高度10,000mに到達し、まず米国の DSP 衛星によって発見されるが、韓国の Green Pine
レーダや Aegis艦のレーダが探知するのは発射後100秒になる。
国防部が北朝鮮の弾道弾対応体制を連日強調しているのは、現有の PAC-2 の問題点を浮き彫りにして PAC-3 の配備を急ぐ構えではないかとの見
方がなされている。
2012.10.29
Yahoo
韓国中央日報記事
「韓国軍の PAC-2 迎撃率40%以下…北の攻撃防ぐのは難しく (1)」<1211-102901>
韓国国防研究院 (KIDA) と米 MDA が2年間かけて行った韓国のミサイル防衛 (KAMD)
に関する共同研究の結果、韓国軍が装備している PAC-2 の弾道弾撃墜率は40%以下であることが分かった。 北朝鮮が発射した弾道ミサイルを効果
的に迎撃するには撃墜率が70%以上でなければならないが、これをはるかに下回る。
こうした研究結果を元に政府消息筋は28日、PAC-3 に換装する必要があるという結論が出されたと述べた。
韓国中央日報記事
「韓国軍の PAC-2 迎撃率40%以下…北の攻撃防ぐのは難しく (2)」
2012.10.11
朝鮮日報
ミサイル指針改定:韓国独自の迎撃システム強化へ
<1211-101101>
韓国が米韓ミサイル指針の改定とともに、10~30km程度の低高度で弾道弾を迎撃
する下層防衛体系(KAMD)も強化する方針を打ち出した。
KAMD 体系は、Aegis艦の SPY-1D レーダや、最近2基を導入して試験評価を行っているイスラエル製 Green Pine レーダが
探知を担当する。 また指針改定により、韓国製の HALE UAV を北朝鮮の移動式弾道弾の探知に活用する可能性も出た。
レーダ等が収集した情報は、今年12月に開設される弾道弾作戦統制所が取りまとめる。 迎撃は PAC-2 や2013年に配備
される KMSAM チョルメ2 が高度15km以内で行う。 チョルメ2 は今後、PAC-3 並に迎撃高度30km
に改良される。
2012.06.18
Yahoo
朝鮮日報記事
<1207-061801>
韓米両軍は、韓国の BMDS である KAMD と在韓米軍の朝鮮半島戦域ミサイル防衛 (TMD)
を連動させ、部分的に統合運用する計画である。
韓国政府は統合 BMDS が運用されても、日米による BMDS には編入されないとしているが、在韓米軍の TMD は日米の BMDS と連動しているため
、一定の連動は避けられない。
2012.06.17
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1207-061701>
韓国政府消息筋が17日、米韓の弾道弾射程距離延長交渉は射程距離のほか、在韓米軍とともに統合的な BMDS を構築
する方向で協議が進むことをと明らかにしたことから、これまではそれぞれ独自に運用してきたが、今後は『朝鮮半島 MD』体制で能力の強化に乗
り出すとみられる。
【註】
韓国は今まで、米国主導の BMDS に加わらず、独自の BMDS である KAMD システムを構築するとしてきた。
2012.04.24
韓国東亞日報
イージス艦『世宗大王』に弾道弾迎撃ミサイル搭載を 世論高まる
<1205-042401>
北朝鮮の相次ぐミサイル挑発に対抗して、世宗大王 をはじめとする韓国海軍の Aegis 駆逐艦には128発の VLS
装備されているが、決定的な弾道弾迎撃能力を備えていない。 このため、世宗大王 に SM-6 の導入を求める声が出ている。 韓国軍は
2009年から SM-6 の導入を推進したが、予算不足などで実現しなかった。
SM-6 は最大射程320~400km、迎撃高度30kmで、韓国軍が推進する弾道ミサイルの下層防衛
に適している。
2012.04.13
韓国
聯合ニュース
インターネット韓国国防長官『数年内にミサイル迎撃システム開発』
<1205-041304>
韓国国防部長官が13日に国会国防委員会で、現有のミサイル防衛能力では不足だとした上で、下層防衛能力を
保有するための開発を実施しており、数年内に開発すると述べた。
2011.09.23
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1110-092301>
韓国が PAC-3 の射程の二倍を超える Patriot を独自開発する方向で検討を進めていることが23日に分かった。 軍消息筋によると、北朝鮮の弾道弾や航空機を迎撃で
きる長距離地対空誘導弾 (L-SAM) の開発に向けた基礎研究を年内に終了し、2013年から先行開発を行う計画である。
【註】
韓国の L-SAM とは、 かつてPAC-3 の機種選定で Loral Vought社(現在は Lockheed Martin社の一部)の ELINT(現在の PAC-3 弾)に敗れた Raytheon社の『マルチモー
ド誘導 Patriot 』の発展型ではないかと思われる。 また、PAC-2 弾のシーカを同じ Raytheon社の AMRAAM か SM-2 のシーカに替える事も考えられる。
2011.04.16
朝鮮日報
2015年までに『韓国型ミサイル防衛』構築(上)
<1105-041601>
韓国政府消息筋が15日、2015年までに KAMD システムを構築する計画で、2~3兆ウォン
(1,500~2,300億円)が必要となる見込みと語った。 韓国は米国主導の BMD への参加はメリットよりデメリットの方が大きいと見ているが、北朝鮮のミサイルの脅威に
対する備えの必要から、KAMD 推進を決定した。
KAMD は、米国の BMD とはレベルの異なる『ミニ BMD 』と言え、米国の MD が北朝鮮、イラン、中国、ロシアなどによる ICBM 攻撃から米国
本土を守る目的があるのに対し、KAMD は10~30kmという低い高度で、PAC-3 と改良型 PAC-2 を用いて、北朝鮮の射程1,000~1,300km以下の SRBM/MRBM
を迎撃する。 韓国は今後、KAMD の『目』になるイスラエル製の弾道弾早期警報レーダを購入すると共に、『頭脳』となる弾道弾作戦
統制所などを2012年ごろまでに開発する。
朝鮮日報
2015年までに『韓国型ミサイル防衛』構築(下)
2011.04.14
Yahoo
Searchina 記事
<1105-041401>
韓国国防省が13日までに、独自の防衛システム KAMD を構築することを明かにした。 艦
載されることが一般的な Aegis システムと PAC-3 を改良して利用するという。
韓国は米国のミサイル防衛システムへの加入を拒否している。
【註】
この表現からすると、SPY-1 レーダなど Aegis システムを陸上に設置して PAC-3 を射撃するとも解釈できる。
だとすると、SM-3 と TPY-2 を組み合わせる Aegis Ashore の逆の組み合わせになる。
2009.09.30
Jane's Defence Weekly
South Korea selects Green Pine radar
<0911-093006>
韓国が9月17日に、BMD レーダに Green Pine Block-B を選定したと発表した。 2基の
レーダは2012年までに空軍へ納入される。
2009.09.21
Aviation Week & ST
Green Pine wins Korean order
<0911-092105>
韓国が BMD 用レーダに Elta社の Green Pine Block-B の採用を決め、年内に購入契約が
行われる。 韓国は2012年に北方と、中央部に配備する計画である。
韓国の BMD レーダには Thales社も Ground Master 400 の派生型である M3R を提案していたが、8月に行われた試験の結果 Green Pine の採用
が決まった。
2009.07.20
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0908-072001>
韓国初の Aegis 駆逐艦 世宗大王 (7,600t) が初めて弾道弾防御訓練を行う。 この訓練は米海軍と行う戦闘
システム能力テスト (CSSQT) で、来年8月ごろ実施される環太平洋合同演習(リムパック)期間に行われる。
しかしながら、世宗大王 は SPY-1D を搭載しているので弾道弾の探知追跡ができるが、Aegis 駆逐艦に装備しているのは SM-2 Block 3A と 3B
で、迎撃能力のある SM-2 Block 4 は装備していない。 2014年頃に SM-6 と SM-2 Block 4 を導入する計画だ
が、SM-6 には弾道弾迎撃機能がなく、SM-2 Block 4 は米国の保有数自体が少量で購入が難しい。
2009.06.29
韓国中央日報
韓国軍、2014年までに海上迎撃ミサイル導入
<0907-062902>
韓国軍関係者が28日、北朝鮮の弾道ミサイルを洋上でも迎撃するため、SM-6 又は艦載型
PAC-3 を2014年までに導入する計画であることを明らかにした。
SM-6 ERAM は全長6.55m、重量1.5t、射程240kmで、Mach 3.5で飛行する。 Scud B/C などの SRBM
を高度100kmで迎撃でき2010年に開発が完了する。
2009.05.25
Aviation Week & ST
Korean missile defense
<0907-052508>
韓国軍では数年来 BMD が検討されていたが前政権が北朝鮮への配慮から推進せず、現政権発足5ヶ月後の2008年3月に BMD レーダの
RfP が発簡された。 調達されるのは500kmの捕捉距離を持つレーダ2基で、年末に発注し
2012年に配備する。
この計画には Elta社が EL/M-2080 Green Pine L-band レーダ、Raytheon社が TPY-2 を含む移動 X-band レーダ、
Thale社が Ground Master 400 の派生型である M3R を提案した。 陸海空軍には米国製を望む傾向があるが、朝鮮日報は2月に調達当局では
Green Pine が優位と報じた。
指揮統制装置は韓国国内で開発する方針で、Samsung社と Huneed社がそれぞれ米国企業と組んで受注競争を繰り広げている。 レーダと指揮統
制装置には$240Mの予算が配分されている。
迎撃機はドイツから中古の PAC-2 を24発購入し、来年更に24発を購入するが、国防相が PAC-3 導入を検討中であることを明らかにした。 ま
た KDX-Ⅲ Aegis駆逐艦に SM-6 を装備することも検討されている。
2008.03.18
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0804-031801>
米国はこれまで BMD システム構築に韓国も参加すべきだと継続して要求してきたが、韓国軍合同参謀本部は韓国が計画に参
加する方法として以下のような案を検討している。
・米国に迎撃ミサイル基地を提供する案
・米国の計画に合流する案
・米国がシステムを韓国に配置する費用を分担する案
・米国のミサイル防衛システムを購入する案
2008.01.21
朝鮮日報
韓国産イージス艦に米国の・・・
<0802-012102>
世宗大王 など韓国海軍のイージス艦(7,600t)に、弾道ミサイルの迎撃が可能な
SM-6 を搭載する計画を、韓国国防部が推進していることが分かった。 SM-6 はまだ開発中だが、2012年ごろまでには 世宗大王
などに100発程度が搭載される予定だという。 国防部はイージス艦に米国が開発していた SM-2 Block ⅣA の導入を7年ほど前から推進して
いたが、このミサイルの開発が中止されたことから計画が頓挫していた。
SM-6 は最大射程400km、射高30kmで、ミサイルの迎撃が可能だという。 一方、米国と日本が開発を進めている SM-3 は最大
射程が500km以上、迎撃高度は160kmに達する。
2008.01.21
韓国中央日報
弾道ミサイル迎撃可能 SM-6・・・
<0802-012101>
韓国海軍高官が20日、イージス駆逐艦 世宗大王 (7,600t) に弾道ミサイルの迎撃が可能な
SM-6 を装備することを検討中であると述べた。 この高官は、昨年末に米太平洋艦隊司令官などに協力を要請し、前向きな反応を得たとしている。 SM-6 (ERGM)
は射程が320~400kmで、弾道ミサイル及び巡航ミサイルの迎撃用として米国が2010年を目標に開発している。
現在 世宗大王 に装備されている SM-2 は射程が148kmしかなく速度が遅いため、弾道ミサイルを迎撃するには限界があるが、SM-6 を装備すれば北朝鮮が発射
した Scud を日本海や黄海から迎撃できる。
2007.11.12
Defense News
S.Korea to build low-tier intercept shield
<0724-111219>
韓国は北朝鮮からの弾道弾攻撃に対し、PAC-2 と SM-2 BlockⅢA/B による低空域
迎撃態勢を追求しているが、ミサイル発射からソウル市街着弾までの時間は6分以下であり、迎撃能力の不足
は米国内だけでなく韓国でも問題視されている。
韓国は当初 PAC-3 を導入する予定であったが、反米勢力の圧力と政府の融和政策、中国への配慮等から中古の PAC-2 をドイツから
$1Bで購入することにした。
2007.04.10
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0708-041001>
韓国が独自に、高高度弾道弾迎撃ミサイルや、非殺傷の EMP 弾や HPM 兵器を開発
する。 軍消息筋が10日に明らかにしたところによると、軍は2011年までに開発する中距離 SAM を大型化
し、高高度に打ち上げると共に長距離レーダも開発する。
EMP 弾と HPM 兵器も2015年を目標に開発される。
2006.12.21
Yahoo
朝鮮日報記事
<0701-122103>
韓国が弾道ミサイル早期警報レーダ、Patriot、指揮統制体系などからなる韓国型弾道ミサイル防衛システム
(KAMD) 構築を本格的に推進する。 KAMD は、米国や日本の MD システムに比べ、高度の低いミサイルだけが迎撃可能で、
迎撃範囲は大きく制限される。
日米のような MD システムには巨額の予算が必要なため、まず韓国の実情に合った超ミニ MD システムを構
築した後、中長期的に韓国型の KAMD システム構築を推進するというものである。
弾道ミサイル早期警報レーダは、2012年までに海外の技術を導入し韓国内で開発する案が前向きに検討されており、来年度に約
1280万円の事業着手予算が反映されている。 ロシアの技術を導入して開発中の KM‐SAM の多機能フェーズドアレイレ
ーダを改良する案が検討されている。
2006.12.20
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0701-122002>
北朝鮮の核ミサイルによる脅威に対応するため、韓国式弾道誘導弾防衛体制を構築することが検討されてい
る。 政府消息筋が20日に明らかにしたもので、韓国式防衛体制は日米が共同開発するミサイル防衛(MD)体制に比べ
極めて初歩的な水準となる見通しで、低高度の防衛体制だとしている。 これは低空で飛んできた北朝
鮮の誘導弾、スカッドミサイルなどを迎撃するものだ。
日米による MD 体制と同程度の体制を構築するのは、韓国の国防予算水準を考えると困難で、国民的な同意を得るのも難しいため
である。