ロシアのミサイル防衛に関する記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.12.02
 17:57
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、新たな防衛システム用ミサイルを試射 <2301-120206>
 ロシア国防省は2日、新たなBMDミサイルの発射試験を行ったことを明らかにした。
 試験はガザフスタンの試験場で行い、成功したというが詳細は不明である。
2020.03.20 Stars & Stripes Russia to base hypersonic tracking radar in middle of NATO turf <2004-032002>
 TASS通信が3月19日、ロシアKonteiner次世代レーダカリーニングラード と米国の超高速ミサイル防護用に配備する計画であ ると報じた。 TASS通信によると同型レーダは2019年にモスクワ南東モルドビア共和 国のボルガ地方に配備している。
 ロシアはまた対超高速ミサイル用レーダを北極圏にも配備 する計画という。
【註】
 KonteinerはOTHレーダで、モルドビア共和国のKovylinoに設置したKonteyner OTH-Rは2019年12月1日にフル稼働に入ったと報じられている。
【関連記事:2002-010911 (Jane's 2020.01.09)】
2020.03.10 Jane's 360 Russia's Beriev seeks to patent airborne carrier for laser weapon <2004-031002>
 ロシアのBeriev社
ABL搭載 航空機の特許を登録した。 Beriev ABLはIl-76MD-90A重輸 送機をABLに改造したものである。
 一方、SAMの開発を行っているAlmaz設計局は40年以上に わたり航空機搭載HELの開発を 行っており、Beriev社は1981年に気球の破壊を目的とした Dreyf計画(後にLadogaに改称) としてIl-76に炭酸ガスレーザ砲を搭載したA-60 (izdeliya 1A) を試作している。 A-60は1984年4月に気球 の破壊に成功し1991年に2度目の試験にも成功したが、その2年後に 資金不足から計画は中止されていた。
2020.03.04 Jane's Defence Weekly Russia's VKS deploys first S-350 air defence system <2005-030404>
 ロシア国防省が2月26日、宇宙航空軍 (VKS) の防空部隊最初のS-350 Vityaz防空システムをレニングラード地区のGatchina演習場に展開したと発表した。 最初のS-350は2019年12月末にVKSに引き渡されていた。
 ロシアは2027年末までにS-350の発射機144基を装備する計画である。 ロシアの2018~2027年装備計画では、発射機12基を装備するS-350大隊12個をVKSに編成するとしている。
2020.02.04 Jane's 360 Development of Russian PRS-1M missile continues <2003-020403>
 ロシア軍が2019年6月にカザフスタンの試験場でA-235 Nudor
ABMによる迎撃試験に成功したと発表しているが、TASS通信は6月4日に、ロシア宇宙航空軍が別の新型迎撃ミサイルの発射試験に成功したと報じている。
 A-235は現在モスクワ周辺に配備されているA-135の後継で、迎撃弾であるPRS-1MはMach 12で飛翔し、Mach 10までの目標を撃墜できる。
2017.09.26 Defense News Russia launches drills involving ICBMs in Siberia <1710-092606>
 ロシアが26日に南西部のKapustin Yar発射場からTopol ICBMを発射し、カザフスタンのSary-Shaganの標的に着 弾した。
 この発射は新たなBMD技術開発の一環として行われたという。
Kapustin Yar の位置 (Google Map)】
Sary-Shagan の位置 (Google Map)】
【註】
 Kapustin YarとSary-Shaganの距離はせいぜい2,300kmしかなく、この間を射程が10,000km以上のTopol ICBMを飛翔させたことは何を意味するのか。
2016.10.12 Yahoo ロイタ通信記事

「中ロ、2度目のミサイル防衛合同演習を来年実施 米韓に対抗」

<1611-101206>
 新華社が11日、中国とロシアは11日に北京で開かれた防衛フォーラムで、2度目のミサイル防衛合同演習来年実施すると発表したと報じた。 詳細は明らかにされていない。
 米
BMDSの韓国配備計画に米韓両国が合意したことを受けた措置という。
2016.09.26 Defense Update Russia plans to deploy anti-satellite airborne laser weapons <1610-092605>
 タス通信が、ロシア対衛星用に航空機搭載の高出力レーザ(
HEL )兵器(ABL)を開発していると報じた。 このABLはHELにより衛星のセンサを眩惑あるいは破壊 することを目指しており、有効距離は1,500kmという。 更に出力を上げて航空機やBMを破壊することも考えら れている。
 ロシアはソ連時代からABLの開発を進めており、1981年にはIl-76MD-90EにHELを搭載した実験機を飛行させている。 その後2009年に計画は A-60SEとして再開され、1LK222 HELを搭載して行われている。
 計画は2011年に財政上の理由から中断されたが、ロシア政府は依然として関心を持っているようである。 実用型では機体に Il-476または次世代爆撃機PAK-DAが使用されると見られる。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Russia to activate three new ballistic missile warning radars by end of 2016 <1603-012008>
 ロシア国営メディアが1月12日、露軍が更に3基のVoronezh型
BMEWRを2016年間に稼働させると報じた。 同型BMEWR はこの3機のほかに既に4基が稼働していて、2基が建設中である。
 77Ya9 Voronezh型BMEWRにはVHF帯のVoronezh-MUHF帯のVoronezh-DMがあり、いずれも捜索距離は 4,200kmであるという。 更に捜索範囲を広げたVoronezh-VPもある。
 これとは別に最新型の29B6 Container BMEWRもあり、こちらは探知距離3,000kmであるが捜索範囲は 180゚になっている。 Containerの1号機は2013年に設置され、2号機が2020年に建設される。
2014.03.04 Defense News Russia to invest $55.6B to boost aerospace defense forces <1404-030407>
 ITAR-TASS通信によると、ロシア2025年までにRUB2T ($55.6B) を投じて、2011年に発足した 宇宙航空防衛軍 (VKO) の装備の近代化を図る。
 この計画は2020年までに$650Bかける軍近代化の一環であるという。
2013.12.18 Jane's Defence Weekly Russia activates new long-range radar <1402-121808>
 ロシア宇宙航空防衛軍が、西部軍管区に設置した29B6 Container
OTH レーダの運用を公式に 開始した。 2基目の建設は東部軍管区で開始されており、2018年に運用を開始する。
 29B6 は3,000kmの長距離を240゚の範囲で監視する3~30MHzのバイスタティックレーダで、送受信基地は 250km離隔している。 送信アンテナは長さが440mあり、36本のエレメントで構成されている。 受信アンテナは1,300mにわたり高さ35mの素子が三部位に別れて配列さ れており、中央部位は7m間隔に900m、両翼は14m間隔に200mずつある。
2013.12 International Defence Review Russia tests anti-ballistic missile interceptor <1401-120004>
 ロシアがカザフスタンの試験場で、
ABM試験を行った。 この試験の結果ロシアの ABM は 更に3年間運用が可能になった。
 ロシアはモスクワ周辺に中距離 ABM A-50 Raton (SH-11 Gorgon) と、短距離 ABM A-30 (SH-08 Gazelle) を配備している。  SH-11 は10kTの核弾頭を搭載しているが、SH08 は当初10ktの核弾頭であったが。現在では HE 弾頭になっている。
2013.08 Jane's Missiles & Rockets Latest Russian missile warning radar goes on alert <1309-080006>
 ロシアが2009年から、北コーカサスの Armavir市に設置した Voronezh-DM BMEW レーダが フル稼働になった。 Voronezh-DM は二面のアンテナを持つ UHF レーダで、VHF の Voronezh-M は2011年12月に稼働している。 Voronezh-DM も カリーニングラードで試験運用中であるが、まだ警戒任務には就いていない。
 プーチン大統領は、ウクライナアゼルバイジャン領内に設置しているレーダも、新型に換装することを明らかにして いる。
2013.01 Jane's Missiles & Rockets Armavir radar to begin combat duty <1302-010010>
 ロシア国防省が11月9日、Karasnodar の Armavir に設置した Voronezh-DM BMEW レーダが2013年1/四半期に実任務に就くと発表した。
 Armavir に設置された Voronezh-DM は4基設置されるうちの3番目で、最初の2基は Lehtusi と Kaliningrad に設置されてい る。
2012.12.19 Jane's Defence Weekly Moscow abandons Gabala radar site <1302-121909>
 ロシアは、12月24日に借用期限が切れるアゼルバイジャン北部Gabala にある BMEW レーダ基地 の借用延長交渉を行ってきたが、今まで$7Mであった借用料をアゼルバイジャン側が$300Mに引き上げるよう要求していたため、交 渉は決裂した。 Gabala に配備された Daryal レーダは中東、イラン、パキスタンのほか中国の一部も監視範囲に入れていた。
 ロシアが北コーカサスの Amavir に設置している Voronezh-DM レーダは、2013年に operational になる。
【関連記事:1203-020003 (JMR 2012.02)】
2012.12.19 Jane's Defence Weekly Russia to deploy upgraded BMD system in 2013 <1302-121908>
 ロシアが2013年の春か秋に改良型 BMD システム A-235 Samole M のモスクワ周辺への配備を開始 する。 システムは Don-2 レーダの改良型 Don-2M53T6 Gazelle ミサイルで構成され、53T6 の発射試験は2013年に行わ れる。 53T6 は今まで、直撃に十分な精度がなかったため核弾頭が装備されていた。
 モスクワ周辺には今まで、Don-2 と長距離弾 51T6(NATO 名 SH-11)、短距離弾 53T6 (SH-08) で構成された A-135 が配備さ れていたが、51T6 は2007年に休止していた。
2012.12 Jane's Missiles & Rockets Russia tests 53T6 anti-missile interceptor <1301-120021>
 ロシアが10月16日、A-135(註:= ABM-3 )の改良型である短距離 ABM 53T6 (SH-08) の発射試験に成功した。
 Almaz-Antey社によると、ロシアは 53T6用 のロケットモータ生産を再開している。
2012.11 Jane's Missiles & Rockets Russia will reactivate mothballed ABM sites <1211-110009>
 ロシア戦略ロケット軍の元司令官が9月17日、2007年以来モスボール化されていたモスクワ周辺の A-135 (ABM-3) 基地を再開することを明らかにした。
 ABM-3 システムは1995年に配備された ABM で、Don-2N レーダと、長距離用 51T6 (SH-11) 及び短距離用 53T6 (SH-08) の二種類のミサイルで構成されている。 1988年時点には36基の 51T6 サイロが配備されていた。
2012.08 Jane's Missiles & Rockets Russia expands early-warning radar network <1209-080011>
 プーチン大統領が6月12日、ロシアのミサイル警戒網の能力を、新型 Voronezh-M レーダの採用で向上させると発表した。 同レーダは5月23日に イルクーツクで試験運用を開始している。
 Voronezh-M は捕捉距離6,000kmで、500目標の同時追随能力を持つが、クルーの人員は120名で済むという。
2012.07.04 Jane's Defnse Weekly BMD role for new Russian ships? <1208-070412>
 ロシア国営メデイア Novosti が6月22日、造船企業 USC社の代表が Udaloy級及び Sovremenny級の後継となる新型駆逐艦6隻の一番艦建造が2016年 に開始されると述べた。
 この新型駆逐艦は BMD 任務を負うことになると見られている。
2012.06.27 Jane's Defence Weekly Russia puts case for Russian/NATO BMD solutuin <1208-062702>
 ロシアが米 BMDS の欧州配備に対抗した妥協案で、中東欧諸国に外交攻勢をかけようとしてい る。
 この案はロシアの国防次官が6月20日にロンドンで発表したもので、以下の3本の柱からなる。
・特定の国を対象としない。
・防御と攻撃を一体とする。
・核抑止を図る
2012.03 Jane's Missiles & Rockets Russia to upgrade its missile warning radar network <1205-030002>
 ロシア空軍の報道官が1月19日、2012年に20基の BMD/防空レーダを取得し、2020年までに同 レーダの70%を更新することを明らかにした。
 新規に装備されるのは改良型 Gamma-SIMSopkaVolga 及び、各種 Nebo レーダで、Nebo-M だけでも2020年までに100基が配備される計画である。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets NATO chief 'optimistic' about outcome of missile defence talks with Russia <1203-020005>
 BMD に関する NATO ロシア協議会外相レベル協議が2011年12月8日にブリュッセルで開催されたが、同意は得られ なかった。 但し、協議は今後も続けられることになった。
 ロシアのメドベーエフ大統領が2011年11月29日に、Kaliningrad に設置された Voronezh-DM BMEW レーダを視察し、このレーダが operational であるとした。 この型のレーダは、LekhtusiArmavir の 2基が operational になっている。 Voronezh-DM はかつてのロシアの BMEWR と違って、必要が監視あれば方向を変えることができる。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets Russian radar upgrades to include Azerbaijan <1203-020003>
 ロシア国営の RIA-Novosti 報道局が2011年12月13日に、新型の弾道弾警報レーダ Voronezh-VP が、2017~2019年にアゼルバ イジャンの Gabala に設置されると報じた。 このレーダは、2012年に借用期限が切れる同地に設置しているレーダと合わせて使用される。
 このレーダは2015年に Pechora、2017年には Olenegorsk にも設置される。
【註】
 Voronezh-M は2005年に建設され、2009年に operational になり、-DM は2011年に一部 operational になっている。
 Voronezh-M は VHF、-DM は UHF、-VP は VHF レーダである。
 現在 Voronezh は以下の場所に配置されている。
Voronezh-M Lekhtusi, Leningrad Oblast
Voronezh-DMArmavir, Krasnodar / Pionersky, Kaliningrad
Voronezh-VPIrkutsk / Pechora / Olenegorsk
Wikipedia の Voronezh に関する頁
2011.12.07 Jane's Defence Weekly Russia unveils new early warning radar <1201-120704>
 ロシア大統領が11月29日、カリーニングラードに配備された Voronezh-DM 早期警戒レーダを公表した。 Voronezh-DM は飛来するミサイルを6,000kmで捕捉でき、同時に500目標を追尾できる。
 ロシアは同型レーダの配備を、レニングラード近郊の Lehtusi と、ロシア南部の Armavir でも進めている。
【関連記事:1112-100506 (JDW 2011.10.05)】
2011.12.07 Jane's Defence Weekly Russia stands up air and missile defence command <1201-120703>
 ロシアが12月1日、宇宙防衛軍 (VKO) を正式に発足させた。 VKO は防空、BMD、ミサイル警報、宇宙管制とモニタの 任務を負う。
2011.10.05 Jane's Defence Weekly S-400 sees first test firing <1112-100507>
 ロシアの報道によると、2020年までのロシアの装備計画では、S-400 56個システム、S-500 10個 システムが配備される。
2011.10.05 Jane's Defence Weekly Russia to revamp early warning radars <1112-100506>
 ロシアが12月までに、新型の BMEWR である Voronrzh-DM 2基を、ロシア南部の Armavir Kaliningrad に配備する。 3基目は2012年に Irkutsk 近郊に配備される。 Voronrzh-DM は当初4,500km、その 後改良して6,000kmを監視する OTH レーダである。
【関連記事:1104-030001 (JMR 2011.03)】
 ロシアは2020年までにソ連時代の BMEWR を全て更新する計画で、2009年には最初の Voronrzh-MSt Petersburg 近郊に配備され今年12月に operatonal になる。
2011.10 Jane's Missiles & Rockets Moscow's ABM defence are outdated, claims former Almaz-Antey director general <1111-100013>
 Almaz-Antey社の前社長が8月16日に国営放送で、モスクワ周辺に配置された A-135(註:ABM-3 ) ABM は既に時代遅れであると述べた。 その理由として、エリツィン大統領時代に A-135 に使用する SH-11 及び SH-08 迎撃ミサイルの核弾頭が、安全上の理由から別に保管 されていることなどを上げている。 A-135 は当初配備された A-35(註:ABM-1 )を1980年代に改良したシステムである。
 また SAM も同様で、モスクワ周辺に配備された S-300PM (SA-10b) はあと7~10年使用できるものの、それより古い S-300PS (SA-10c) は1~2年で寿命になる。 S-300 の後継は、短距離用の Morfey は2013年に配備が開始できるが、発射機に16発を搭載する Vityaz は2014~2015年になる。
 同氏は、S-300 と Vityaz の間にこの様なギャップが生じたのは、Vityaz の開発について、海外の同様システムの開発に10~11年以上かかって いるのに対し、露国防省が5~6年と見積もったことにあるとしている。
 同氏によると S-500 は現在設計段階で、配備開始は2015年になる。
2011.07.05 朝日新聞

インターネット

欧州ミサイル防衛の連携、ロシア・NATO 合意できず <1108-070502>
 NATO とロシアが協議するロシア・NATO 理事会が4日、ロシア南部ソチで開かれ、懸案となっている欧州 BMD の連携 方式などについて話し合ったが、対等な関係で責任エリアを分担するロシア側提案の『セクタ方式』では合意できず、同案は事実上断念を 迫られた模様だ。
 会合後の記者会見で、ロシアのラブロフ外相は、セクタ方式では合意に至らなかったが、他の形の共同 BMD で合意できる可能性はあると述べ、今後も協議を続け る姿勢を示した。
2011.03 Jane's Missiles & Rockets Russia deploys new missile-warning radars and space-based sensors <1104-030001>
 ロシアが12月27日、4,000kmの捜索距離を持つ Voronezh-DM 級レーダの三基目の建設が、 Irkutsk 近郊の Usolye Sibirskoye で開始されたことを明らかにした。 同級レーダは既に Lekhtusi と Armavir に配備されている。 また 1月27日にはロシア宇宙軍司令官が、ロシアの BMEWS改良型早期警戒衛星が加わることを明らかにした。
 一方ロシアの2011~2020年装備計画によると、移動型防空レーダを2016年までに30%、2020年までに70%を近代化するとしている。 これらには Kasta (Flat Face 2) UHF レーダ、67N6E Gamm L-band ソリッドステートフェーズドアレイレーダ、Nebo 3D VHF レ ーダが含まれる模様である。
2010.12 Jane's Missiles & Rockets Russia to improve its missile warning/defence capabilities <1101-120023>
 ロシアの宇宙軍司令官が10月上旬に、Armavir に建設中の Voronezh-DM BMEW レーダ はミサイル攻撃に抗堪性を持つ次世代レーダで、今後更に数ヶ所に設置されると述べた。
 またロシアは改良型早期警戒衛星の開発も行っていて、最近では9月に最新機が打ち上げられた。
【註】
 Voronezh-DM BMEW レーダはウクライナとアゼルバイジャンに設置されていたレーダに代わるものとして Krasnodar Kray(Armavir の所在する地域)に設置され 2007年末に運用開始になると報じられた。
【関連記事:0713-060017 (JMR 2007.06)】
 その後2009年には、4月6日に運用を開始したと報じられた。
【関連記事:0906-041508 (JDW 2009.04/15)】
 今回の報道で、現在建設中であることが判明した。
2009.10 Jane's Missiles & Rockets Russia confirms date for delayed radar <0911-100017>
 ロシアが Armavir に建設していた Voronezh-DM級弾道弾早期警戒レーダが、予定より2年遅れて10月 か11月に一部完成する。 完成するのは南方と南西を向く二面のうち南西を向く一面で、残りの一面は2012年に完成する。 このレーダは、レニングラード地区で 2006年3月に運用を開始したレーダに次ぐ同級の二基目で、今年3月から使用を停止しているウクライナの2箇所に設置されていたレーダに代わるも のである。
 ベラルーシに設置されている Volga級レーダは引き続き使用される。
2009.09.26 Yahoo Record China 記事

「ミサイル防衛システム、中国も参加すべき=ロシア軍元幹部」

<0910-092603>
 ロシアのメドベージェフ大統領が呼び掛けている多国間ミサイル防衛システムの確立で、ロシア国防省の研究所主任研 究員が、中国が参加しない状況で多国間ミサイル防衛システムを確立することは危険であり実情にそぐわないと述べた。
 これについて中国の軍事問題専門家は、米国がミサイル防衛システムを口実に優勢を得ようと画策しているとの見方を示した。
2009.09 Jane's Missiles & Rockets Russia forms new air and space command <0910-090013>
 ロシア国防省が、ABM システム、SAM、要撃戦闘機を一括して指揮する司令部 OSK VKO を創設する。
2009.08 Jane's Missiles & Rockets Russia looks to missile defences <0909-080003>
 北朝鮮のミサイル発射に際しロシア軍の元高級司令官2人が、ロシアのミサイル防衛東部地域には 有効でないと発言した2週間後の6月16日に、ロシア軍参謀総長が、北朝鮮から発射されるいかなるロケットも捕捉追随する能力があると発言した。
 6月17日には国防次官が、モスクワに配備された ABM は改良される予定で、情報処理システムは既に更新されていることを明らかにし た。 更に公開されていない ABM がモスクワに配備され S-400 と交代するとも述べた。 1990年代には S-500 が提案され、Almaz-Antei社で開発が続けられているとも報じられている。
 Jane社では、新型第五世代防空システム EU SRO PWO-PRO の開発が行われており、2015年頃 IOC になると見ている。
2009.04.15 Jane's Defence Weekly Russia's Armavir radar site declared operational <0906-041508>
 ロシアがウクライナの2箇所に代えて Armavir市近郊(註:グルジアとの国境近く)に設置していた EWSMS レーダが4月6日に運用を開始した。 レーダは捕捉距離4,000kmで、西方及び南方からのミサイル攻撃及びこの空域の 衛星の監視にあたる。 このレーダは2月26日に限定運用に入ったいた。
 同じ EWSMS レーダがレニングラード地域にも建設されていて、こちらは今年後半に運用を開始する。
【関連記事け0713-060017 (JMR 2007.06)】
2009.03.25 Jane's Defence Weekly US and Europe must aim to please Russia <0905-032518>
 ロシア外相が、1年半以前に米国に対し、露欧米の三者によるミサイル防衛システムを提案したと発言し、独首相も欧州のミサイル防衛にはロシアの参加が不可欠 と発言しているが、統合システム設立には多くの問題がある。
= 以下、6つの疑問を提起し解説 =
2009.03.09 Aviation Week & ST Russian ASAT restarted <0904-030909>
 米、中が相次いで ASAT の実験を行ったのを受け、ロシアも ASAT の開発を再開している。 冷戦時代にソ連は ASAT 衛星の試験と配備を行っていたほか、米情報筋はモスクワ近郊に配備された Galosh ABM システ ムも ASAT 能力を持つと見ていた。
 ロシアの ASAT 衛星は Tsyklon-3 ロケットで打ち上げられたが、今では旧式になった Tsyklon-3 は今でも1月30日に科学衛星を打ち上げてい る。
2008.10 Jane's Missiles & Rockets Russia and Ukraine officially bring an end to early-warning agreement <0811-100010>
 ウクライナ政府が8月31日、ウクライナ領内の2箇所にロシアの EWSMS 早期警戒システム設置を認めた1992年の 協定を終了したことを正式に発表した。 この協定破棄は2008年1月にロシアの上下両院で議決され、実質的に施設は閉鎖されていた。
 ロシアは2015年までに、ウラル南部や極東など、国内の5~6箇所Voronezh-DM EWSMS を設置する計画で、現在ベ ラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャンに依存している EWSMS 設置を国内に限定する。
2008.01.16 Yahoo 産経新聞記事

「NATO、露とミサイル防衛実・・・」

<0802-011602>
 NATO が16~25日にかけて、ミュンヘン近郊で短距離ミサイル対応のミサイル防衛実験をロシアと共同で実施する。 迎撃システムの互換性を 高めるため、2004年から毎年実施されてきたもので、今回の実験は射程数十㌔の短距離ミサイル攻撃に対応する指揮所演習 である、 NATO 11ヵ国から60名以上、ロシアからも軍幹部多数が参加する。
 この実験は NATO 加盟国やロシアが保有する短距離型対応 BMD を有機的に結びつけるため、2004年に初めて米国で実施されて以来、2005年にオランダ、2006年にロシア で実施されていた。 四回目は昨秋に予定されていたが、ポーランドとチェコに BMD システムを配備しようとしたのに対しロシアが猛反発し延期されていた。
2007.10.11 Yahoo 毎日新聞記事

ロシア、迎撃ミサイル実験・・・

<0720-101102>
 ロシアが11日、カザフスタンにあるロシア軍の演習場で迎撃ミサイルの打ち上げ実験に成功した。
2007.08.14 Yahoo 産経新聞記事

「露、宇宙防衛網構築へ 米・・・」

<0716-081401>
 プーチン大統領が11日、昨年末に稼働を開始したサンクトペテルブルク郊外のレーダ基地を視察し、同基地 は2015年までに予定される大きな計画の第一歩だと述べ、ロシアが独自の宇宙防衛システムを2015年までに構築 することを明らかにした。
 ロシアでは現在、3km/s以下を迎撃可能な S-400 の配備を進めているもの の、5km/s以上のミサイルを迎撃できるはモスクワ郊外に配備されている A-135 だけであるため、政権は2015年までに A-135 の水準で全土を覆う MD 網を築く意向という。
2007.06 Jane's Missiles & Rockets Russia mulls future of defensive missiles <0713-060026>
 4月9~13日に行われたロシアの空軍参謀総長が議長を務める防空ミサイルコンファレンスで、改良型 S-300 (SA-10) 及び Buk (SA-11) の展示が行われた。
 また4月24日には統合参謀長が、モスクワ周辺に配備されているミサイル防衛システムが退 役するかもしれないと述べた。
2007.06 Jane's Missiles & Rockets Russian warning radar due to go live in 2007 <0713-060017>
 Krasnodar Kray(右図)に設置されたロシアの第四世代ミサイル警報レーダ VoronezhDM が2007年末に運用 開始になる。 これはウクライナとアゼルバイジャンに設置されていたミサイル警報レーダに代わるものである。
 この他にロシアは、アゼルバイジャン、カザフスタン、ベラルーシなど国外にミサイル警報レーダを設置しているが、このうち少なく とも数基はロシアのレーダ網に取って代わることになると見られる。
2007.05.01 Yahoo 時事通信記事

「ロシアに参加呼び掛け、中・・・」

<0710-050101>
 ブッシュ大統領が30日、ワシントンで開催された米 EU 首脳会談の後、ポーランドとチェコにミサイル防衛基地を建設する米国の計 画に強く反発しているロシアに配慮し、ミサイル防衛計画への参加を同国に呼び掛けた。
 ブッシュ大統領は、ミサイル防衛はイランによるミサイル発射を阻止するシステムであり、ロシアの安全保障上の利益になると強調 した。
2007.02.21 Jane's Defence Weekly NATO promotes itself as missile-defence forum <0707-022102>
 2月10日に開かれた NATO 理事会は NATO 版の BMD 会議であったが、ロシアはこの分野での協力関係は終わったとしている。
 イワノフ国防省は米国がポーランドとチェコに迎撃ミサイルやレーダを配備することについて、イランが対象であるならアフガン やトルコやイラクに設置するはずと、東欧への配備に疑義を示している。
2006.10.25 Inside Missile Defense NATO,Russia conducting Joint THeater Missile Defense Exercise <0623-102501>
 NATO とロシアは10月16日~25日、モスクワの国防省研究開発センタで戦域ミサイル防衛に 関する CPX(指揮所演習)を行った。
 CPX には NATO 側から11ヶ国60名、ロシアから80名が参加し、共同防衛構想に関する指揮統制要領等を検証した。 この経験を基に、 2007年夏には野外演習を行う予定である。
 今回の演習は3回目で、初回は2004年米国で、2回目は2005年オランダで行われている。
2006.09.25 Defense News Russia resists Polish missile defense role <0620-092517>
 ポーランド政府高官は、現在米と協議中の GMD システムの国内展開について、ロシアが反対していることを 明らかにした。 協議は始まったばかりであるが、配置場所はベラルーシ国境に近いこともありロシア側は強く 牽制している。
 一方、ロシアは1月初めに S-300 をベラルーシ西域に展開した。
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Russian armaments plan sets missile priorities <0617-080027>
 $184.7Bに及ぶ2007~2015年間のロシアの武器計画が承認された。 その半分が武器購入費に充てられ、現在の計画 より40%増となっているほか、研究開発費も20%増加している。 その主なものは以下の通りである。
Blava (SS-X-30) 装備原潜×5
移動型 Topol-M (SS-27) ICBM ×50
Blava 派生型 ICBM
Iskander (SS-26) 発射機×60
S-400 SAM ×18個 FU
新 BMD システム
 KE 及び Laser を利用、宇宙配備も考慮。
2006.07.06 Yahoo 読売新聞記事

「ロシア軍、北ミサイル探知で・・・」

<0614-070605>
 ロシア紙が6日、ロシアは北朝鮮のミサイルを探知できなかったと伝えた。
 同紙によると原因は、アジア太平洋地域でのミサイル発射を赤外線センサで探知する露軍の早期警戒衛星は2003年に 壊れたまま放置されているためと、イルクーツク州のミサイル追跡用レーダは、北朝鮮ミサイルの飛行高度が低 すぎたために捉えられなかったという。
2006.03 Jane's Missiles & Rockets Russian Space Force test modular ABM radar <0608-030018>
 ロシア宇宙軍が新世代 BMEWR の試験を開始している。 このレーダは NIIDAR (Scientific Research Institute of Long-Range Radio Communication) が開発した Voronezh-DM で、従来の Daeyal (Pechora) や Dnepr (Hen House) が固 定の建造物に取り付けられたのに対して、モジュール化され比較的設置が容易で、固定の建造物を要しない。
 ロシアはこれをラトビアで1998年から機能停止している Dnestr-M のギャップを埋めるた め使用される。 ラトビアの Dnestr-M が機能停止してからはモスクワの Don-2N (Pill Box) が補完していた。
 このほかアゼルバイジャンやウクライナに配備された BMEWR の運用継続が問題になっている。
2006.02.10 Yahoo 産経新聞記事

「露のミサイル防衛システム・・・」

<0604-021001>
 ロシアがインドに最新型ミサイル防衛システム売却を提案していることが明らかになった。 インドが導入を 決めれば、南アジアで初となる。 だが、近代軍備を増強する中国を念頭にインドとの関係強化を目指す米国も兵器輸出に動いており、 南アジアでの軍拡競争は避けられない情勢となっている。
 ロシアでの報道によると、インドはパキスタンと中国からのミサイル攻撃を想定した防衛システムの構築を検 討しており、ロシア側は自国の最新ミサイル防衛システム S-300 S-400 の売却を提案した。
(関連記事 DN 2005.09.12)
2005.02.24 Inside the Pentagon NATO-Russia missile defense exercise focused on Info-sharing,C2 <0507-022401>
 NATO とロシアによる第2回合同戦域ミサイル防衛指揮所演習が3月14日~23日の間、オランダで行われる。
 演習には Patriot 及び S-300 が実際に参加するが、共同指揮統制と相互情報交換が主たる焦点となってい る。
 演習は2002年のローマ宣言で実施が決まり、2004年3月に米で初めて行われ、次回は2006年秋にロシアでの実施が予定されている。
2005.02 Jane's Missiles & Rockets Russia tests an ageing ABM round <0506-020010>
 ロシアの報道によると、2004年11月29日にロシアが製造から14年経った 53T6 PRS-1 ABM による迎撃試験に成功 した。 これにより 53T6 は未だに健在であることが確認された。
 ロシアはモスクワ周辺の11ヶ所に、32基の 51T664基の 53T6 を配備しているが 、現在レーダの識別能力向上等の改良が進められている。
 また大気圏外迎撃と合わせて、大気圏上層部での迎撃を目指す PRS-1M の改善と、新しい 45T6 の開発が進められている。
2004.02.11 Jane's Defence Weekly US cancels BMD project with Russia <0404-021102>
 1992年にクリントン、エリツィン大統領の合意により開始された米露共同ミサイル防衛計画 RAMOS (Russian- American Observation Satellite) 計画は、議会に提出されたFY-05年度予算案によると、現会計年度で終了する ことになった。
2004.01.15 Inside the Pentagon Ambassador urges stronger U.S.-Russia ties,more defense cooperation <0404-011503>
 駐米ロシア大使は先週、ワシントンのカーネギーホールで講演し、米国はロシアと経済的にも軍事的にも連携を強化しミサイル防衛に 関する具体的作業を開始すべきであると述べた。
2003.05.13 時事通信

  Yahoo

ミサイル防衛構築で協力に着手=NATO、ロシアが合意  NATO・ロシア理事会が13日モスクワで開かれ、戦域ミサイル防衛 (TMD) の構築に関して 第一段階の協力に着手することで合意した。
 ロバートソン NATO 事務総長は、理事会に参加した NATO 加盟19ヶ国とロシアの各代表が、TMD計画に資金提供する用意を表明したこと を明らかにした。
2003.03.27 Inside the Pentagon US , Russia take different views on missile defense cooperation  米国のイラク出兵を境としてロシアとのミサイル防衛に関する協同作業が停滞しつつある。
 昨年 5月に両国の大統領が協同声明を発表した SORT (Strategic Offensive Reduction Treaty) は Moscow Treaty ともいわれ、大規 模な核兵器削減と共にミサイル防衛協力がうたわれている。
 米上院は3月初め、向こう10年間に 2,200発の核弾頭を相互に廃棄する条約締結を承認したが、ロシア議会は先週、イラク戦が終了する まで批准に関する表決を延期することを決めた。
 なお、最近までロシア外務省は国防省の反対を押し切って米とのミサイル防衛の協同プロジェクトの実施を決めていた。
2002.12 Jane's Missiles & Rockets Russia tests ABM interceptor  ロシアが、モスクワに配備している ABM システムを2000年代中頃から改良するため の発射試験を、カザフスタンの試験射場で実施し成功した。
 モスクワには中距離型の SH-11 と、短距離型の SH-08 の2種類の ABM が配置されており、SH-11 は核弾頭を、SH-08 は当初は核弾頭 であったが現在は HE 弾頭を装備している。
2002.04 Jane's Missiles & Rockets Russia plans Moscow ABM upgrade  ロシアは今後3~4年かけて、モスクワの ABM システムの更新を図る。 更新の内容は明らかにされていないが、ミ サイルはそのままで、コンピュータや DON-2N (Pill Box) レーダの更新が図られると共に、ソ連崩壊後に 実質消滅していた戦略警戒管制能力の再構築を図るものと見られる。
 ロシアの ABM システム1970年代に構築され改良が重ねられてきており、最近では1990年代に改良が行われているが、 ミサイルは依然として核弾頭である。
 ABM システムの更新とあわせて防空組織の見直しも行われ、2002年末には S-400 Triumf も初めて 配備される。
2001.04.18 Jane's Defence Weekly Russia's missile defence offer
=ロシアの欧州 BMD 提案内容の米国専門家による分析=

 2月にロシア国防相が NATO に提案した欧州でのミサイル防衛システムは、一国家の政策的妥協の産物であるとしてその内容の曖昧 さ、脅威分析の不充分等について厳しく批評し、おそらく採用されることはないとしている。
 * 主要提案項目の骨子
  ・システムは関係国の協同により開発する
  ・欧州 BMD は車載 型とし、必要に応じ、脅威が予測される地域に展開
  ・最も脅威の大きい重要地域は多層防空により対処
  ・システムが必要とする情報の取得は国家早期警戒システムによる
2001.03.07 Inside Missile Defense Russian proposal for European missile shield draws mixed reviews  ロシアがNATO 高官に 2月中旬モスクワを訪問した際、提案した迅速機動展開型のミサイル防衛 システムを、欧州諸国は米国主導であった NMD の対案と位置づけ、好感と期待を持って対応を検討している。
 ロシアは欧州のみならず米国とも広く対話しつつ共同システム開発を行うことが可能としているが、米国内には賛否両論があり、 ラムズフェルド国防長官は「ロシアの提案は単なる売り込みにすぎず、技術は結局イラン、北鮮、中国に流れ戦略兵器の拡散につな がる」と否定的意見を表明した。
2001.01 軍事研究 ロシアの弾道ミサイル早期警戒システム  ソ連/ロシアの弾道ミサイル早期警戒システムは、①早期警戒衛星、② OTH-B レーダ、③地上設置型レーダで構成されていたが、現在有効に機能してい るのは早期警戒衛星だけである。
 OTH-B レーダは精度や信頼性が不十分なため1989年11月に運用を停止し、地上設置型レーダはその多くが旧ソ連邦 共和国内にあったため、1991年12月のソ連邦崩壊により多くが使用不能になってしまった。
2000.11 軍事研究 ソ連、ロシアが追い求めた弾道ミサイル防衛システム②
= ソ連、ロシアの ABM システム (その2) =
 A-135 システムの紹介。 システムは高々度要撃用の 51T6(ゴーゴン) と、低高度用の 53T6(ガゼル)で構成される。
 51T6(ゴーゴン)は、最大射程 350km、発射重量約 30t、10ktの核弾頭を保有するミサイルで、第1段 は固体燃料であるが、第2段は液体燃料を使用して操縦性を確保している。
 53T6(ガゼル)は、射程約 80km、直径約 1m、全長約 10mの円錐形1段式固体ロケットで、51T6 と同 じ AA-84 核弾頭を積む。
2000.09 International Defense Review Raising thr ballistic shield
【 BMD に関する最新情報の紹介】
・米国の NMD 及び TMD の開発状況
・イスラエルの ARROW の状況
・NATO の TMD
  米国との共同開発、MEADS、SAMP/Tの状況
・英国の NMD 導入予定
・ロシアの次期 SAM への TMD 能力付与
・中国の ATBM 保有方針の決定