2004年の米国のミサイル防衛全般に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2004.12.27 Inside the Army Rumsfeld: Limited capability fielding of Missile shield unlikely in 2004 <0505-122701>
 Rumsfeld 国防長官は12月22日、NMD システムの年内運用開始が事実上困難になったことを示唆した。
 これは12月15日に行われた IFT-13C が失敗したことが原因とみられ、運用開始の時期についてはそれほど遠くない時期として明言を避 けた。
2004.12.22 Jane's Defence Weekly Boeing wins missile defence contract <0502-122202>
 MDA は Boeing社に$928Mで GMD Block 2006 としてミサイル、陸上洋上設置レーダ を発注した。 GMD Block 2006 は現在アラスカ等に配備されたシステムの初めての能力向上となる。
2004.12.16 Inside the Pentagon Joint headquaters in the works to assist with Nation's Missile Defense <0504-121601>
 BMDS の機能を最大限に発揮するため、統合ミサイル防衛の JFCC (Joint Functional Component Command) がコロラドスプリングスの Schriever 空軍基地に6ヶ月以内に編成される。
2004.12.13 Inside the Army Program to have university students assisting with BMDS technology <0507-121301>
 MDA は BMDS 関連技術の更なる革新と国内技術者の育成をめざし、国内大学を対象とする MSTAR (Missile Defense Science, Technology Research) 計画を開始する。
 計画では4〜6校を2005年4月に選定し、12〜36ヶ月の予定で新たな推進技術、革新的シミュレート技術等 BMDS 技術改善の資を得る。
 研究には1校あたり$150,000〜$200,000が年間支給される。
2004.12 National Defense Missile Defense Agency prepares to deploy interceptor weapons <0507-120001>
 Obering MDA 長官はミサイル防衛システムの展開配置が順調に進んでいることを強調した。 MDA は10月に SM-3 ミサイルの初号機を 受領、11月には GMDS 迎撃ミサイル6基を Ft. Greely に配置し、12月中には2基を Vandenberg AFB に配置する。
 GMDS の発射試験はブースタと kill vehicle の性能確認を目的に、12月中に実施される予定となっている。
2004.11 International Defense Review US Army eyes development of LRAD systems <0421-110005>
 米陸軍 SMDC が MDA に替わって LRAD (Long Range Atmospheric Defense) 用の KEI (Kinetic Energy Interceptor) 開発 RRD (Risk-Reduction Development) 段階のプロポーザルを求めている。
 LRAD は長距離弾道弾を終末弾道で迎撃するシステムで、2012年までの開発完了と2014年の 配備開始を目指している。 目標の発見捕捉は BMD のセンサで行い、KEI は予め敵弾道弾の予想弾道上に打ち 上げられ待ち受ける。 そのご KEI のシーカが目標を捕捉し迎撃する。
 開発で最も期待されているのがシーカ性能の向上である。
2004.10.18 Defense News Congres says MDA must have clear test plan <0423-101803>
 米議会はFY-05ミサイル防衛関連予算をほぼ要求どおりの$10Bで承認した。 同時に DoD に対し、各種試験計 画の明確化と確実な実行を求めている。 特に GMD 試験については詳細な計画の提出を要求している。
 予算のうち$4.5Bは GMD 関連で、$1Bが THAAD と Arrow システムに充当され、ABL にもほぼ要求に近い$474Mが是認されている。
 唯一、KEI は計画内容が技術的に未成熟とし$163Mが削減された。
2004.10.14 Inside the Pentagon House,Senate conferees mandate GMD OT&E in 2005 <0423-101401>
 米上下院は先週、FY-05のミサイル防衛関連予算として$10.2Bを承認した。
 予算法案では同時に、遅れているGMDの運用評価試験について2005年10月までに完了し報告することを求めている。
2004.09.27 Inside the Army Former STRATCOM chief questions motivation for Bush Missile Defense <0422-092702>
 クリントン政権下で1998年まで STRATCOM 司令官であった Habiger 退役中将は、先日行われたカーネギー国際平和フォーラムで、ブッ シュ政権の行おうとしている NMD システムの展開は政策的なものであると強く非難した。
2004.09.15 Jane's Defence Weekly The international scene <0418-091508>
= 米国 BMD の国際協力の現状 =
オーストラリア : 陸上レーダと次期防空駆逐艦による情報ネット構築
ポーランド : 欧州初の GBI 発射基地建設に同意
日 本 : SM-3 改の共同開発、2005年に発射試験
イギリス : Fylingdale レーダサイトの BMD 用への改良同意
カナダ : NORAD の情報提供に同意、BMD 共同運用は未決定
独、伊 : MEADS の共同開発
台 湾 : Aegis、PAC-3 の導入希望
インド : BMD について米国との協同に関心
2004.09.15 Jane's Defence Weekly The end game

  "Ballistic Missile Defense"

<0418-091505>
= 米国 BMD の現状に関する記事 =
 2004年9月にアラスカに配備される GMD を始めとする BMD システムはまだ強固なシステムではなく、IDO (Initioal Defensive Operation) として位置付けられ、アジアから飛来するあまり高度な技術によらない脅威にのみ対抗するシステムであ る。 当初配備される Block 2004 は北朝鮮対応に特化したシステムになっている。
 9月末日に完成する Block 2004 システムでは、orbital Sciences社製ブースタに Raytheon社製 EKV を搭載した GBI 5発がサイロに 納められる(右図上)。
 目標情報は DSP 衛星、アリューシャン列島 Shemya島に配置された改良型の Cobra Dane L-band レーダ、カリフォルニア州 Beale 空軍基地に配置された UEWR (Upgraded EWR) があたる。 2004年末までに更に3基の GBI が Fort Greely (1基) 及び Vandenberg (2基) 追加配備される。
 更に2005年末までには、巨大な石油洋上掘削装置用の台船に X-band レーダを取り付けた SBX (Sea-Based X-band Radar: 右図下) が参入すると共に Fylingdales の UEWR も改装を完了する。 GBI も Fort Greely、Vandenberg 合わせて10基 が追加される。
 但し、GBI の発射試験は2004年12月までなく、その際も EKV は取り外されて迎撃試験は行 われない
 アラスカの GBI、カリフォルニア等のレーダ、コロラドの指揮システムは、約21,000kmの光ケーブルで連接さ れている。
 海軍は当初2〜3隻の改良 Aegis駆逐艦を北朝鮮沿岸に配置して監視にあたらせ、2004年末までには更に数隻を準備すると共に、 2004年末までに数発の SM-3 を配備する。
2004.08.30 Defense News Writing a missile shield rulebook <0421-083001>
 ミサイル防衛システムは間もなく運用を開始するが、交戦規定、維持運営及び今後の開発等に関する責任区分の細部と各軍の連携要領 は依然明確になっておらず、操作員の訓練も未だ完全ではない。
 作戦構想と交戦規定は Stratcom が作成し、以下の各軍組織を統合する。
 ・MDA:ミサイル防衛システムの開発
 ・Northern command:アラスカを基盤とするシステムの運用
 ・Pacific command:Sea-based システムの運用を予定
 ・陸軍:地上発射型迎撃ミサイル及び指揮統制システムの運用
 ・空軍:地上及び宇宙の各センサーの運用
 ・海軍:艦載センサーと迎撃ミサイルの運用
2004.08.30 Defense News Global shield still controversial in Germany <0419-083005>
 2004年度国際 BMD 会議が7月19日〜22日の間ベルリンで開催され、ミサイル防衛システムの共同開発導入について広く意見の交換が行 われた。
 欧州諸国は必要性は認識しているものの、全般に米国兵器の開発装備には消極的で、特に独は国内経済復興に重点を注ぐ意向を示し、 更なる検討が必要としている。
2004.07.26 Inside the Navy Conferees add $200 million to aid GMD's feilding later this year <0418-072604>
 米議会予算評議会は今年9月に Ft.Greely で限定運用を開始する GMD システムに$200Mを追加することを決め た。
 これは同評議会のFY-05予算配当報告書で明らかとなったもので、更に総額$9Bの研究開発予算のうち$4.6Bについては弾道ミサイルに対 する GMD 関連予算にのみ適用することを求めている。
 また、GMD システムの補完として海上監視を行う Aegis艦についても7隻が認められる他、FY-06予算について も今年並みの充分な予算要求を行うことを提言している。
2004.07.08 Yahoo ロイター通信記事

「米豪、ミサイル防衛協力で・・・」

<0413-070801>
 米国とオーストラリアは7日、弾道弾迎撃システムの開発、実験、および作戦で協力することで合意した。
2004.06.24 Inside the Pentagon Carnegie researchers: U.S.should restructure Missile Defense plans <0414-062404>
 カーネギー国際平和財団 (CEIP) はこのほど、独自に行った米ミサイル防衛の検討結果を公表し、政府に計画の見直しを提言した。
 検討は旧クリントン政権の当局者を含む有識者により5ヶ月間行われ、ICBM よりも短射程ミサイルや、核と生化学脅威への対応を重視 し、宇宙兵器の開発は現時点では不要としている。
2004.06.24 Inside the Pentagon United States,Australia move closer to Missile Defense pact <0414-062402>
 米豪両国は来月に予定するミサイル防衛協定の締結に向け最終的な協議に入っている。
 両国は25年間にわたる研究開発や試験評価及びシステム展開等、広範囲な分野の協定の合意を目指しており、MoU 締結により両国の統 合計画についての協議が開始される。
2004.06.21 Defense News Indo-U.S.defense relations may hinge on Missile Defense <0414-062103>
 6月1日〜3日の間、ニューデリーで開催された印米両国の国防政策グループ会議で、米側はインドが米の軍事援助を多く望むなら、ミサ イル防衛計画への積極的な参画が必要との見解を示した。
 インド政府は2002年5月にミサイル防衛計画の支持を発表しているが、左派政党はこれに強く反対しており、 具体的な支援活動は棚上げとなっている。
 米国は支援活動が行われれば、Patriot、P-3C、C-130 等、インドが望む兵器の導入に便宜を図るとしている。
2004.06.17 Inside the Pentagon Allard wants to enhance Missile Defense cooperation with allies <0414-061702>
 米上院の軍事小委員会は今週、FY-05国防法案の修正を行い、英、豪、日、独、伊、及び NATO諸国との各種ミサイル防衛の協力及び開 発導入態勢を強化する必要性を追加した。
2004.06.07 Defense News Canada firms eye U.S.Missile Defense funds <0413-060701>
 カナダ国防省による米 BMDS 計画へのカナダ企業参画の可能性分析報告がこのほど公表された。
 このほど秘指定が解除された報告書は昨年作成されたもので、長期的に KEI、Xバンドレーダー、次世代 KV 等の計画に参画することにより年間$100M〜$180Mの契約が可能としている。
 報告書はまた、諸外国からの企業参加が既に検討されており、政府の BMD 共同参加決定が遅れれば企業参画の機会が失われると懸念を 示している。
2004.06 National Defense Missile Defense Agency prepares for key flight test in 2005 <0413-060001>
 MDA は2005年に各種ミサイル防衛システムの試験を積極的に推し進める計画を準備している。
 計画では PAC-3 の試験完了と THAAD の初弾発射準備を最優先としてあげている。
 計画が遅延し、経費超過となっている ABL についても継続して事業を進め、開発時程の遅れを挽回する としている。
 GMD は初期配備を予定通り9月に完了できるとし、近日中に Fort Greely のサイロへのミサイル搬入を開始し、夏には迎撃及び KE 弾 頭の性能確認のため2回の発射試験を行う。
2004.05.27 Inside the Pentagon Orbital Sciences headges bets on Missile Defense buisiness <0413-052701>
 Orbital Sciences社は大統領選の結果にかかわらず、ミサイル防衛ビジネスの基盤を継続して拡張する意向を明らかにした。
 同社は売り上げの30%以上がミサイル防衛関連であり、現在がそのピークにあるとの認識を示し、仮にケリー 上院議員の当選でミサイル防衛計画に変更があったとしても着実な事業継続に変化は無いとしている。
2004.05.24 Defense News UAV tracks Delta launch <0412-052403>
 Lockheed Martin社は、UAV 搭載テレメトリー機器による DeltaUロケットの追尾に成功した。
 この試験は同社の RSTL (Range System Transformational Laboratory) 計画の一環として行われ、Pelican UAV に搭載した射場計測機器が、バンデンバーグ空軍基地から発射された DeltaU が水平線上に消えるまでの数分間、追尾 することに成功した。
2004.05.06 Inside the Pentagon Science Board recommends MDA propose simulation architecture <0410-050601>
 DSB (Defense Science Board) のミサイル防衛特別調査会は、MDA に対し6ヶ月以内に BMDS に関する M&S (Modeling and Simulation ) の標準技術体系を提案することを求めた。
 DSB は GMD、THAAD、AEGIS、PAC-3等 BMDS の個々のシステムは M&S が確立しているが、全体の M&S と標準化が欠けていると指摘して いる。
 DSB はこれまでにも、GMD の標的弁別、脅威評価、国際共同及び BMC3 について独自研究を行い、対応措置について提言している。
2004.04.29 Inside the Pentagon Kyl says Democrats may offer amendments to stifle missile defense <0410-042901>
 米上院の Kyl共和党政策委員長は4月27日、民主党がFY-05のミサイル防衛事業と関連予算に反対していることについて強く非難した。
2004.04.15 Inside the Pentagon DISA exercises to target ballistic missile response,fratricide issues <0409-041503>
 DISA (Defense Information System Agency) は、弾道ミサイルの攻撃情報と、戦闘地域での友軍相撃防止に必要な情報を如何に迅速に 伝達するかを焦点とする2つの試験演習を10月に計画している。
 これは NCES (Net-Centric Enterprise Service) 計画の一環で、ミサイル情報伝達は STRATCOM と、相撃防止情報は JFCOM とそれぞ れ合同で実施する。
2004.04.15 Inside the Pentagon GAO review gives major Missile Defense programs fair to low marks <0409-041501>
 GAO は NMD の主要システムに関する会計検査報告書を3月31日に議会に提出した。
 報告書では GMD、ABL、THAAD、PAC-3 の検査結果が主として記載され、特に GMD システムが初期配備を完了する2007年までに、 $237M〜$467Mの経費超過が見込まれると指摘している。
 ABL は主要な7技術項目のうち、完成度を満足するのは僅か1項目しかないと指摘し、PAC-3 と THAAD に関してはいずれも設計、技術と もに完成度は高いとしている。
2004.04.12 Defense News Missile defense critics target MDA's 2005 budget request <0410-041204>
 米上院の民主党議員と議会のミサイル防衛批判論者から、MDA の National Team 関連予算$575Mを削減する意見がでている。
 National Team は MDA が Boeing、Raytheon等主要企業から800人の技術者を集め、計画毎の各仕様を設計しているが、予算委員からは チームの実施内容について DoD からほとんど明らかにされておらず、国家予算の状況からも削減項目の筆頭とすべき との意見がでてい る。
2004.04.12 Inside the Navy NAVY to hire contractor for Missile Defense test activities <0409-041201>
 米海軍は Point Mugu射場施設での Aegisミサイル防衛システムと THAAD の試験を技術的に支援させるため、Photon Research Associates社を採用する。
 同社は弾道ミサイルの航跡と迎撃ミサイルを観測する光学センサーのデータを解析する独自のソフトウェアーコードを開発している他 、大容量の観測データベースのアルゴリズムと構築技法を開発している。
2004.04.08 Inside the Pentagon Pentagon asks Congress to extend MDA's spending flexibility <0409-040801>
 DoD は MDA の予算執行権限を更に融通性のあるものにする様、議会に見直しを求めている。
 これはこの秋以降に展開する迎撃ミサイルや関連装置を研究開発経費で購入することが目的で、議会はこれまで調達経費での支出のみ を認めている。
 議会はFY-04については MDA 予算執行権限を承認しているが、DoD はFY-05以降も継続することを求めている。
2004.04.05 Aviation Week & ST North America's under attack <0407-040504>
= BMD 模擬演習の研修に関する記事 =
 演習は MDA の JNIC (Joint National Integration Center) で行われ、FDC (Fire Direction Center) には実員を配置し、 北鮮を模した仮想敵国の準備行動から北米大陸での要撃までの一連のシナリオに基づき実施された。
 演習では秘に該当しない軽易なシミュレーションが用いられたが、至短時間に2波の LRBM に有効に対処できることが強調された。
2004.03.29 Aviation Week & ST Sharing the wealth <0407-032901>
 DoD が進めるミサイル防衛システムの友好国との共同開発事業は、この2年間具体的な進展がほとんど見られなかったが、解決に向け議 会の SASC メンバーから法案策定の意見がでてきた。
 共同開発の大きな障害は技術転移問題で、問題は米の ITAR (International Traffic in Arms Regulation) と、MCTR による規制にあり、上院の軍事委員会は BMD の技術移管に関する特別法案の提出を提案している。
 日本と豪州が米との BMD 共同開発を明らかにしたものの細部実施要領はほとんど決まっていない。 また、 独、伊との MEADS 開発も技術転移が SDD 開始のネックとなっている。
2004.03.29 Inside the Navy England affirms Navy commitment to BMD,but stresses backseat role <0409-032901>
 米海軍長官は3月22日に、海軍がBMDに積極的でないとの風評を否定、ミサイル防衛に関する新たな役割は海軍の実践すべき高度の義務 であると断言した。
 しかしながら同長官は海軍の BMD における役割はあくまでも補佐的な位置づけとし、弾道ミサイル防衛網構 築のリーダーになることはないと慎重な意見を述べた。
2004.03.18 Inside the Pentagon Pace of simulated exercises quickens as NMD deployment date approaches <0409-031803>
 MDA は JNIC (Joint National Integration Center) でミサイル防衛システムの公開模擬演習を行った。
 JNIC は MDA の設計とシミュレーション作業の中核となる施設で、シミュレーションプログラム MDWAR は5年前に開発され、1〜100台 のプロセッサーを使用することにより複数の演習を同時に実施することができる。
 MDWAR はまた、将来型の BMDS のモデリングに使用できる他、演習間の故障作為も可能で演習参加者の修復訓練等にも活用することが できる。
2004.03.18 Inside the Pentagon Citing lack of Russian cooperation,MDA nixes observation satellite <0409-031802>
 MDA はロシアの協力が充分に得られないとして、1990年代から行ってきた RAMOS (Russian-American Observation Satellite) 計画の中止を決め、下院軍事委員会に中止理由を説明した。
 MDA は2005年度予算要求書でこれを明らかにしたが、ロシア政府の公式な発表は未だ行われていない。 RAMOS は2基の衛星による早期 警戒システムで、MDA はこれまでに$100Mを基本設計等に投じている。
2004.03.18 Inside the Pentagon War game gives glimps of future National Missile Defense Syetem <0409-031801>
 MDA は3月中旬、米国本土に対する核弾道ミサイル攻撃に階層式 BMDS で対処する一連のコンピュータ模擬演習を公開した。
 演習は MDWAR (Missile Defense Wargame Analysis and Resource) シミュレーションプログラムを使用して行われ、北鮮を模擬した Midland の戦闘準備から、北米大陸での ABL 及び地上発射システムでの迎撃までを秘に該当しないシナリオを用いて実施した。
2004.03.15 Inside the Navy CNO: For Navy, missile defense requires 'Smart decisions' on priorites <0409-031505>
 米海軍 CNO Clark提督は、2004年秋の限定的ミサイル防衛システム運用開始にあたり、Aegis艦を弾道弾捕捉センサーとして使用するこ とについて懸念を示さなかったものの、DoD は海上型迎撃システム導入の優先順位決定を適切に行うべきとの見解を示した。
 同提督は、脅威の増大と本来の任務遂行の追求から CG(X) と DD(X) の開発促進の必要性を強調した。
2004.03 Jane's Missiles & Rockets Boeing and Lockheed Martin to continue BMD work <0409-030017>
 Boeing社は BMDS のシステム取りまとめに関する契約を$19.93Mで2004年3月31日まで延長する契約を行った。 また Lockheed Martin 社は BMDS の C3BM に関する契約延長を$26.4Mで行った。
2004.02.11 Jane's Defence Weekly US cancels BMD project with Russia <0404-021102>
 1992年にクリントン、エリツィン大統領の合意により開始された米露共同ミサイル防衛計画 RAMOS (Russian- American Observation Satellite) 計画は、議会に提出されたFY-05年度予算案によると、現会計年度で終了する ことになった。
2004.02.09 Defense News Missile defense big winner in '05 plan <0407-020903>
 DoD は2005年度ミサイル防衛予算に昨年よりも19%、$1.5B増の$9.14Bを議会に要求している。
 増額予算には地上発射型迎撃ミサイルの導入増、Thule 及び Greenland の早期警戒レーダー改善、海上配備型 X-band レーダの開発、 及び THAAD の開発配備の促進等が含まれている。
2004.02.05 Inside the Pentagon Pentagon BMDS plan calls for early alert status,overseas basing <0404-020501>
 DoD は総額$53BにのぼるFY-04〜09のミサイル防衛計画を議会に提出した。
 計画には陸上型防衛システムの早期運用、発射サイトの新設、海外基地への配備検討等があがっている他、2004年のシステム運用開始 に向け、早期に警戒態勢を構築する必要性を強調している。
 開発は今後、2年ブロックで行われ、FY-05から大掛かりな第2段階システムの開発導入を予定している他、ア ラスカ、カルフォルニアに続く第3の基地を国内若しくは海外に建設する。
 MDA は更に、SBI (Space-based Interceptor) と陸/海上型 KEI の開発にも重 点を指向し、この他にも陸軍の THAAD システムの初期配備、早期警戒レーダーの改善等を要求している。
2004.02.02 Inside the Navy Missile Defense Agency seeks industry ideas for new technology <0404-020203>
 MDA は各企業に対し 、2006年1月を期限にミサイル防衛システムに関する新しい技術提案を広く求めている。
 当局が求めているのはミサイル防衛の各段階に適用する、先進システム及び革新的な技術で、項目的には、レーダシステム、レーザ/EO システム、コンピュータ技術、信号処理、物理化学、空力機械、戦闘管理と指揮統制、高々度飛行船及び DACS (Divert and Attitude Control System) の9つの技術分野に区分されている。
2004.02 Jane's Missiles & Rockets Raytheon Integrated Defense Systems to develop missile-monitoring ship <0408-020009>
 米国は、AN/SPQ-11 Cobra Judy 搭載艦の代替艦開発を Raytheonチームに$1.04Bで発注した。 現用搭載艦は1953年に進水した商船 Empire State Mariner で、1981年に Cobra Judy を搭載して以来20年間使用されてきた。
 AN/SPQ-11 は E/F-band (2〜4GHz) と、I/J-band (8〜20GHz) の2基のレーダ構成さ れているが、新型レーダも同じ周波数帯のアクティブフェーズドアレイレーダになる。
 Raytheon社は艦載の High-Power Discrimination レーダや THAADレーダの技術を使って I/J-band レーダを担当し、Northrop Grumman 社が E/F-band レーダを担当する。
2004.01.31 Yahoo 共同通信記事

「ミサイル防衛予算13%増 ・・・」

<0402-013101>
 米国防総省がFY-05の国防予算案で、ミサイル防衛関係予算として前年度当初比13%増の102億ドル(約1兆770 億円)を計上している。
 計上されたミサイル防衛予算のうち、陸軍の PAC-3 を除く MDA の予算は20%近く増え91億ドルになっている。  米政府は05年末までに、
 @ アラスカ州とカリフォルニア州に GBI を 20基
 A イージス艦に SM-3 を 10基近く
の配備を計画している。
2004.01.15 Inside the Pentagon U.S.,Canada swap Missile Defense diplomatic notes this week <0404-011505>
 米加両国はミサイル防衛網の共同構築について合意し、1月中旬にも外交覚書を締 結する。
 覚書は米国防長官とカナダ国防大臣の間で取り交わされ、内容には NORAD における任務や情報交換に関する改正が含まれる。
 なお、カナダでの具体的なミサイル防衛での役割や配備に関しては明らかにされていない。
2004.01.15 Inside the Pentagon Ambassador urges stronger U.S.-Russia ties,more defense cooperation <0404-011503>
 駐米ロシア大使は先週、ワシントンのカーネギーホールで講演し、米国はロシアと経済的にも軍事的にも連携を強化しミサイル防衛に 関する具体的作業を開始すべきであると述べた。
2004.01.12 Aviation Week & ST Big BMD thruster <0401-011204>
 Boeing Rocketdyne社は、弾道弾対処用 Kill-vehicle に使用する位置制御用スラスタを自社開発し提案して いる。
 このスラスタは推力が1,100-lbf、長さ8inで放射冷却ノズルを有し、これまでのものより強度は2倍以上となっている。
 同社はこれを軍用システムの他、宇宙開発等に適用させるための研究を同時に行っている。 
(関連記事 SN 2003/12/24)
2004.01.06 Yahoo! News 共同通信記事

「日豪に続きカナダも参加へ・・・」

<0401-010602>
 カナダが米国のミサイル防衛に参加する見通しが強まり、カナダ政府は近く正式参加を決める見込みである。
 クレティエン前政権はミサイル防衛に関する検討を進めつつも、導入には慎重姿勢を示していたが、先月就任したマーティン首相は以 前からミサイル防衛への参加に意欲を表明しており、プラット新国防相もミサイル防衛を最優先の課題に位置付 けている。