Boost-to-Cruise 超高速 CM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2006.01.04 Jane's Defence Weekly ATK looks to challenge space launch primes <0602-010407>
 衛星打ち上げ事業に、Boeing社や Lockheed Martin社に対抗して ATK社が参入しよ うとしている。 ATK社は安価技術の提供を目指しており、boost-to-cruise 超高速ミサイル用に開発している 固体燃料ブースタを第一段に使用する考えである。
2005.07.13 Jane's Defence Weekly ATK markets hypersonic cruise missile <0515-071303>
 ATK社が Scramjet 推進の超高速 CM である Boost to Cruise を提案している。  Boost to Cruise は Mach 5.0 で巡航し、搭載能力は250-lb射 程は600nmである。
 固体ロケットブースタで Mach 5.0 まで加速するためエンジンは固定速度で運転し、機体の冷却などの技術には既存の固体燃料ロケット の技術を使うため、ATK社は DoD が計画している他の超高速 CM より早く実用化できるとしている。 同社は 3年以内に飛行試験を実施する計画である。
【註:】
 SED-WR など DoD の他の計画が Mach 6.5~7 を目指しているのに対して、最大速度を Mach 5.0 に抑 え、かつ固定速度で運転しようとしていることから早期の実用化が可能であろうが、この速度であれば従来型のジェットエンジンで Mach 4+ を目指す RATTLERS と顕著な差がなく、搭載能力も RATTLERS の半分以下であるため、 Scramjet にする必要性が疑問である。