その他諸国の SRBMD に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.05.26 Jane's 360 Norway orders new artillery location radars from Netherlands <2106-052605>
 ノルウェーがオランダとの政府間取引で5月25日、Thales社製GM200 MM/Cレーダを、5基の購入3基のオプション契約で購入することになった。
 契約額は€77M ($94M) で納入は2023~2024年になる。
 GM200 MM/CはマルチビームのS-band AESAレーダで、対砲迫のほか近距離対空レーダとして
CUAVCRAMとしても使用される。
2021.02.24 Breaking Defense UAE's first air defense missile to be used on German Oerlikon Skynex <2103-022408>
 UAEがIDEXで、同国製のSkyKnight迎撃弾がRheinmetall社製Oerlikon防空システムに組み込まれると発表した。
 開発したのはUAE EDGEグループのHALCON社で、SkyKnightはUAV、回転/固定翼機も撃破可能な射程10km
C-RAM弾である。
【註】
 HALCON社のPR動画によると、SkyKnightはコンテナ車形状の60発入りVLS発射機から発射される。
SkyKnighr の映像 (HALCON)】
2018.08 International Defence Review Denel Dynamics unveils layered C-RAM system <1809-080004>
 南アDenel社が、射程2,000m遷音速Mangoose 3と、 射程10,000mMach 3+Cheetahの2種類の垂直発射式
C-RAM ARHミサイルを開発している。
 Mangoose 3:全長1.2m、重量13kg
 Cheetah:全長2m、重量25kgで、弾頭、信管、その他構成品はMangoose 3と共用。Mangoose 3
2018.06.20 Jane's Defence Weekly Denel sheds light on new C-RAM missile <1808-062006>
 Denel社が3月に初めての発射試験を行ったMongoose 3
C-RAMミサイルの詳細を公表した。 3月の試験では3発が発 射され、発射及び飛行性能が確認された。 9月に南アフリカで開かれるAAD展に出品すると言う。
 Mongoose 3は全長1.2m、胴径105mm、重量13kgでRheinmetall社製Skyshieldで管制される。 射程は300~2,000mで、射程10,000mのCheetah SAMを 補完する。
2018.06.13 Jane's 360 Denel Dynamics sheds light on new C-RAM missile <1807-061304>
 Denel社(註:南ア共和国)が初めての発射試験を3月に行ったMongoose 3
C-RAM を9月に南アで行うアフリカ航空防衛展に出展する。
 遷音速で射程が300m~2,000mのMongoose 3は、同社が並行して開発している超音速射程10,000mのCheetah補完するミサイルで、いずれも胴径が105mmのARH誘導である。  またC-RAMとして以外に小型UAVの撃墜や、ヘリに対する自衛戦闘も可能という。
 全長1.2m、重量13kgのMongoose 3垂直発射式で、発射後にサイドスラスタで方向を変え る。 その後、胴体と弾尾の操舵翼を同期して動かすことで高運動性を確保している。
2017.11.22 Jane's Defence Weekly Bundeswehr deploys MANTIS to Mali <1801-112208>
 ドイツ軍が11月15日、マリに国連軍の一部として派遣している空軍が基地にしているCamp Castorに
MANTIS C-RAMシステムの一部を配備すると発表した。
 派遣されるのは35mm砲を持たない警戒監視型で、弾着の20~30秒前に警報を発するという。
 ドイツ空軍ではMANTISを、2012年に取得したのち、2013年からドイツ北部のTodendorfに駐屯する第61防空軍が装備している。
2017.09.12 Defense Update Royal Navy set to test the DragonFire laser weapon by 2019 <1710-091204>
 英国防省が12日、DSEI 2017で共同企業体Dragonfire社の開発したレーザ兵器(LDEW) を公開した。 Dragonfireの陸海での試験は2019年に行われる。
 Dragonfire共同企業体にはQintQ、MBDA、BAE Systemsをはじめとする各社が加盟している。
 現在のLDEWは兵器レベルとして考えられている100kWには達していないが、LDEWは至近距離防空(
VSRAD)、至近距離での舟艇からの 防護、CUAVCRAMなどの用途が考えられている。
2017.09.08 Defense News Iron Dome poised for first US-based intercept test in SHORAD demo <1710-090803>
 米陸軍が4日~16日に
SHORADの評価試験を実施するが、イスラエルはIron Domeをもって 初の迎撃試験に臨む。
 この試験にはBoeing社がGD社と共同でAvengerの改良型であるMSL Dtrykerで参加する。
【 MSL Stryker 関連記事:1709-080907 (DN 2017.08.09)】
2017.08.18 Jane's 360 Bundeswehr plans first deployment of MANTIS to Mali <1709-081805>
 ドイツ空軍によると、連邦軍は11月にマリに
MANTIS C-RAM を展開するという。 このため陸軍は、準備演習"Bif Ophelia Ⅱ"を6月にドイツ東部で行っている。
 展開するのは35mm砲を除いた捕捉警報システムだけであるという。
2016.11 Internstional Defence Review US approves SkyCeptor LCI for Poland <04.pdf>1612-110004>
 ポーランドが同国のWISLA中距離防空システムとして8個中隊16個
FU装備するPatriotの構成品として、SkyCepter LCI を採用する。 SkyCepterの採用はポーランドの要望による。 ポーランドはPAC-3弾、PAC-3 MSE弾、GEM-T 弾と共にSkyCepter弾も装備することになる。
 SkyCepterはRafael社が開発したDavid's Slingシステム(DSWS)の迎撃弾であるStunner で、開発はRaytheon社と共同で行われた。 Raytheon社はSkyCepterを米陸軍のIFPCInc2-Iとしても売り込んでいる。
 Stunner/SkyCepterは二段推進の直撃弾で、ミリ波とIIRの複合誘導装置と双方向データリンク装置を搭載している。  イスラエル国防省と米国防総省は2015年12月に4回目の試験に成功し、2016年1Qにイスラエル空軍への機材納入を開始していて、2017年初期での IOCを目指している。
2015.04 International Defence Review NORINCO details land-based CIWS <1506-040002>
 
NORINCO社が、LD3000 陸上型 C-RAM システムを開発した。 LD3000 が LD2000 と異なるのは LD2000 が Type 730 7銃身30mm砲を搭載しているのに対し、Type 1130 の一種と見られる11銃身30mm砲を装備することで、Type 1130 であれば発射速度は11,000rds/mになる。
 LD2000 の場合は初速1,120m/sの ADPS弾と、初速1,250m/sの APFSDS を使用できる。
【 LD2000 関連記事:1107-062303 (China Defense 2011.06.23)】
 LD3000 は捕捉レーダと追随レーダも搭載しており、捕捉レーダの捕捉距離は20km、追随レーダの追随距離は25kmであるという。
2013.01.21 Aviation Week & ST Turkey trot <1303-012102>
 ドイツ軍はアフガンに配備する計画の Mantis C-RAM 2個システムを2ヶ月前に受領した が、最初の配備先はトルコになりそうである。
 独空軍防空群 (FlaGrp) が装備した Rheinmetall社製の Mantis は、同社の子会社 Oerlikon社製 Skyshield 35mm砲システムを元にしたもので、システムは指揮装置のほ かレーダ2基と35mm砲6門で構成される。
 砲は1,000rpmの発射速度で AHEAD36発のバースト射撃を行い、4km離れた地点から発射された107mmロケット弾 に対し有効射程は1,000~1,500mで、撃墜率は1,000mで30%、500mで70%、200mで98%になる。
2012.11.28 Defense News New air defense systems delivered for German air force <1214-112804>
 ドイツ空軍が11月26日、MANTIS C-RAM システム2セットを受領し、既に Patriot を 装備している第1防空ミサイル大隊に配備した。
 Rheinmetall社が開発した MANTIS は、同社の子会社である Oerlikon社製 Skyshield を元にした、回転弾倉式35mm砲で、 AHEAD 弾を使用する。
2011.09 International Defence Review Reinmetall readies laser for C-RAM role <1111-090010>
 Reinmetall社C-RAM 用レーザ兵器 HPLW を開発している。 HPLW は Skyshield 35mm AHEAD砲塔に組み込まれる。
 同社は2010年に1kWで、地上に置かれて迫撃砲弾を無力化する試験に成功しており、今年9月には Skyguard の35mm砲に替えて5kWの HPLW を取り付けた試験を行う。
 更に2012年には20kW、2016年には100kWの試験を行い、2018年には装備化する。
2011.02.09 Jane's Defence Weekly Australia deploys C-RAM system in Afgahnistan <1103-020911>
 豪国防省が2月1日、アフガンに配備した C-RAM センサが、予定より5ヶ月早く IOC になったと発表した。  これにより迫撃砲弾の監視範囲が、周囲25kmに拡大した。
 このセンサは車載型の Sea Giraffe で、豪国防省が Saab社からリースした。
2010.10.24 China Defense Blog Scans from the recent issue of Ordnance Knowledge <1011-102402>

 中国 NORINCO社の子会社である Ordnance Knowledge Monthly が掲載した HQ-6 SAM の写真

2010.03.17 Jane's Defence Weekly Unexpected cuts hit German MoD <1005-031708>
 独議会予算委員会がF10国防予算のEUR450M削減を決めた。 国防省は予算削減はFY11からと見ていたので、予想外の削 減となった。
 削減額のうちEUR200Mは国防費全体からであるのに対しEUR250Mは進行中の開発及び調達計画からのため、SysFlaIDASTalarion UAV などの計画に影響すると見られる。
【 SysFla 関連記事:0908-070010 (JMR 2009.07)】
【 IDAS 関連記事:0908-061702 (JDW 2009.06.17)】
【 Talarion 関連記事:0908-062403 (JDW 2009.06.24)】
2010.03 International Defence Review LPWS readies for new duty <1004-030028>
 英国軍が10基装備している LPWS C-RAM のうち2基は米国の訓練施設に置かれているが、 イラクに展開していた残りの8基が英国に引き揚げられ、現在プリモスにある。
 その用途について英国防省は明らかにしていないが、アフガンに送られる模様である。
2009.11.25 Jane's Defence Weekly Shooting guard <1001-112511>
= C-RAM 用砲熕兵器に関する4頁にわたる特集記事 =
Centurion Land-based Phalanx Weapon System
Porcupine 20mm M61A1
Skyshield 35mm砲(右図)
Smart Camp Defence 155mm 52口径 AGM 砲
 ドイツの KMW社が GD社製 AGM 野戦砲を用いた C-RAM を提案している。 12t の AGM 砲3~4門で中規模の基地の360゚防護が可能。
LD2000 30mmガトリング砲
2009.07 Jane's Missiles & Rockets Bundeswehr orders anti-missile guns <0908-070010>
 ドイツ連邦軍がアフガンで使用するため、SysFla C-RAM 2個システムをEUR110.8Mで Rheinmetall社に発注した。
 SysFla は Rheinmetall社傘下の Oerlikon Contraves社製 Skyshield を元にしたシステムで、システムは射撃指揮装 置、センサ2基、35mm単装砲6門からなる。 35mm砲は4発弾倉の回転弾倉型で、1,000発/分の 発射速度を持ち、AHEAD 弾も使用できる。
2009.05.20 Jane' Defence Weekly Germany clears C-RAM purchase <0907-052008>
 ドイツ議会の予算委員会が5月13日に、2個 C-RAM システム調達予算EUR136Mを承認した。 ドイツ軍は 2011年に装備する計画である。
 C-RAM は Skyshield 35mm砲システムを元にしており、開発は Rheinmetall社が2007年3月にEUR48Mで受注した。
 システムは35mm砲6門、センサ2基、指揮統制装置1基からなり、1個システムをアフガン展開部隊に配備し、1個システ ムは教育訓練用に使用する。
【関連記事:0811-092403 (JDW 2008.09.24)】
2008.09.24 Jane's Defence Weekly German C-RAM is 'still on track' <0811-092403>
 ドイツが進めている C-RAM は、7月に試射結果の評価を完了するはずであったのが遅れているが、ドイツ国防 省はこの遅れが2009年10月に設定された最終決定に影響することはないと見ている。
 ドイツの C-RAM は、Rheinmetall社傘下の Oerlikon Contraves社が開発した Skyshield を元にしている。
【関連記事:0707-030004 (IDR 2007.03)】
2008.08.06 Jane's Defence Weekly OTO Melara woks to develop two C-RAM systems <0809-080603>
 OTO Melara社がイタリア陸軍に、口径の違う二種類の C-RAM 砲を提案した。
Porcupine(右図)
 同社が2006~2007年に7.62mm~20mmについて迫撃砲弾を破壊する試験を行った結果、唯一20mmが有効であったため、 GD社製 M61A1 20mm Gatling砲と、Selex-Galileo社製レーダ/EO 装置を組み合わせた。 車載した場合走行間射撃は不能 で、停止して射撃を行う。
 同社は2009年はじめに、Raytheon社製 Centurion C-RAM も使用している M940 MP-T 自爆榴弾を用いて試験を開始し、 同年末には試作を完了する。
MWS
 60mm~105mm砲を比較した結果76mmが最適との結論を得て、同社製76mm砲を用いたシステムで、発射速度は 120発/分である。 回転弾倉に8発が装填され、更に大型弾倉から自動級弾されるため24発の発射が可能である。
2008.02.11 Aviation Week & ST Future flak <0803-021107>
 ドイツ陸軍の次期防空システムである NBS C-RAM (NBC: close-in protection) に Rheinmetall チームが新 SysFla を提案しており、もし採用されれば2015年から既存の Raland(既に退役)、Gepald、Stinger に代わって装備される。
 新 SysFla は IRIS-T AAM のシーカを搭載した IRIS-T より小型の LFK-NG 近距離 SAM(MBDA Deutschland社製)と Rheinmetall社製の35mm砲 、及びEADS社製 TRMS-3D/TRML-3D C-band を元にした捕捉距離100kmのレーダから成る。 垂直発射方式の発射機及び35mm砲には固定式と機動式が考えられている。
【 TRML-3D 関連記事:0624-120005 (IDR 2006.12)】
 既に装備されている空輸可能な機動型軽防空システムである LeFlaSys も、新 SysFla の思想を取り入れて改良される。
【 LeFlaSys 関連記事:JMR 2001.08
2008.02.06 Jane's Defence Weekly SysFla prepares to showcase air defence system <0803-020604>
 ドイツは、2009年9月の装備化を目指し開発が進められている Skyshield C-RAM を発展させた機動型 C-RAM システムとして、 SysFla(右図)を2015年に装備化しようとしている。 このため2007年9月に RfP を発簡し、これを受けて2007年12月に Rheinmetall社と KMW社が SysFla 共同企業体を構成した。
 一方の Skyshield C-RAM は2009年5月に開発を完了する基地防護用のシステムで、2門の単装35mm砲 とレーダ及び指揮装置でシステムを構成する。 35mm砲が使用する AHEAD 弾には3.3gの子弾を152発放出するも のと、1.2gの子弾を407発放出するものの二種類がある。 ドイツは2007年4月にスイスの Oerlikon Contraves社に、2基の Skyshield 35mm AHEAD システムを発注している。
【 Skyshield C-RAM 関連記事:0707-030004 (IDR 2007.03)】
2007.07 International Defence Review Defending the stockade: C-RAM solutions come forward to reinforce the ramparts <0715-070010>
= C-RAM に関する5頁にわたる特集記事 =
センサ
 ・TPQ-36/37/46A Firefinder
 ・TPQ-48 LCMR (Light Weight Counter Mortar Radar)
 ・MPQ-64 Sentinel
 ・Saab GFR
 ・HALO Mk Ⅱ
 ・SMAD 064PC acoustic weapon-location system
武 器
 ・LPWS (Land-based Phalanx Weapon System
 ・AHEAD / Skyshield  (関連記事 IDR 2007.06)
 ・THEL
 ・IMI Magic Shield   (関連記事 IDR 2006.12)
 ・Abraham(右図)     (関連記事 IDR 2007.02)
その他
 ・IMI CARF roof protection shield
2007.06 International Defence Review NATO completes mortar defence trial <0712-060001>
 NATO の DAMA (Defence Against Mortar Attack) が対迫撃砲弾技術の実証試験を行い成功した。 対迫撃 砲弾技術は、攻撃の防止、捕捉、警告、迎撃、防護、攻撃、指揮統制の7本の柱からなっている。
 試験は60mm、81mm、120mmの迫撃砲弾を想定して行われ、レーダや Micro UAV によるテロリストの動向監視 、対迫レーダによる迫撃砲弾の捕捉、MAnTSS による指揮統制が検証されたが、Phalanx や Skyshield C-RAM による実際の迎撃は行われなかった。
 この試験直後にドイツは、Rheinmetall社に Shyshield C-RAM(右図)を元にしたシステムを発注した。  2009年3/四半期に前線基地の防護用として展開する。 これについて Oerlikon Contraves社は、より効果的な弾を 2008年までに開発するとしている。
2007.05.30 Jane's Defence Weekly UK deploys Phalanx C-RAM system to protect forces in Iraq <0712-053003>
 英空軍参謀総長が5月17日に、イラク南部の英軍を防護するため LPWS (Land-Based Phalanx Weapon System) C-RAM (Counter-Rocket Artillery and Motar) システムを装備することを明らかにした。
 M61A1 20mm Gatling 砲を使用する LPWS C-RAM は、二次被害を低減するため M940 自爆弾 を使用している。
2007.05.14 Defense News EDO supporting C-RAM <0713-051404>
 EDO社は米陸軍 C-RAM (Counter Rocket,Artillery and Motor) システムの実射試験とシステム改善及び維 持運用に関する契約を$15Mで受注した。
 装甲車等に装備する C-RAM システムは、飛来するロケットや砲弾を探知し、兵士に警報を発すると共に、 自爆弾を発射してこれらを着弾前に破壊する。
2007.03 International Defence Review German BWB prepares to trial Oerikon Skyshield C-RAM camp-protection system <0707-030004>
 ドイツが Oerlicon社製 Skyshield CPS (Camp Protection System) の試験を2月~3月に行った。 Skyshield CPS は新型の35mm AHEAD 弾を用いる C-RAM (Counter-Rocket, Artillery, Motar) システムで、500m×500m の基地を2基の Skyguard 射統装置と、4門の Millennium 35mm砲で防護できる。
 従来の AHEAD 弾は3.3gのタングステン鋼弾を152個放出したが、過去に60/81/120mm迫撃砲弾に対して行った試験では、20~30gの放出 弾を使うと効果が画期的に向上することが分かったため、新型 AHEAD 弾は放出弾を大型化し数を60~80に減 らす。 この結果 Skyshield CPS の81mm迫撃砲弾の撃墜確率が、Phalanx 20mm 砲の場合200~300mで40~50% であるのに対し、800mで70%、200mでは98%になった。
(関連記事 JMR 2003.07)
2007.02 International Defence Review BAE Systems Bofors, Saab present final report on Sweden's C-RAM programme <0705-020007>
 2006年9月末に Bofors社と Saab社がスウェーデン政府に C-RAM (Counter-Rocket and Motar) に関する最終報告書を提出した。 こ の計画は Abraham と呼ばれ、実証段階は2008年に開始される。
 Abraham は胴径120mm、全長1.6m、重量25kgの無誘導ロケットで、 機体は回転しながら800m/sで飛行する。 核心となるのは LADAR センサと 有効距離50mの弾頭である。
 弾頭重量は3kgの炸薬を含む10kgで、5mmのタングステン球が計2,000個入れられた6面で構成されている。  うち3面は平坦面で50m遠方での分散が1mと遠距離用の狭いビームを構成し、中央が膨らんだ3面は 近距離広範囲にタングステン球を放出する。 目標の破壊1面だけで行える。
 ロケットオジャイブの表面には6個のレーザ発振器が3個ずつ2列に配置されている。
2006.03 Jane's Missiles & Rockets Tentraedr plans to show terminal defence system <0608-030005>
 ベラルーシの Tentraedr社が MILEX 2007 防衛博に拠点防護用終末迎撃システムを展示する。 同社によると このシステムは同社が開発した新誘導方式を採用している。 新誘導方式とは KDC (Kinematic Differantial Control) 及び MTP (Modified Three-Point) 誘導と見られる。
 このシステムは数百㍍以内に落下してくる各種ミサイル及び精密誘導弾を数kmで撃墜 することができ、S-1252T (SA-3) や Osa-1T (SA-8) の後継としての需要が見込まれている。  ▽
2006.07 International Defence Review German eyes Protective Shield as provisional Afghan solution <0614-070006>
 ドイツ陸軍が Rheinmetall社と、アフガンに展開する部隊の施設防護用として、Oerlikon Contraves社製 Skyshield 35mm砲と AHEAD C-RAM 弾 (Counter RAM 弾) を中核とする Protective Shield システム購入の商談 を行っている。 Protective Shield システムはこの他に、防弾装置、指揮統制装置、LOS/NLOS 監視装置などで構成される。  ▽
( Skyshield 関連記事 JMR 2003.07)