年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2021.12.31 |
South China Moning Post |
China says it has hypersonic missiles with heat-seeking tech – years before US |
<2201-123106>
中国では高温でも使用可能な次世代超高速ミサイルのIRホーミング技術の開発に成功した。 米国がこの技術を取得するのは2025年になるとみられる。
中国とロシアは既に第一世代の超高速ミサイルを配備しているが、一般には第一世代の超高速ミサイルは核戦争でなければ使用できないとみられている。 |
2021.12.26 |
毎日新聞 (Yahoo) |
中国空母「遼寧」など5隻 沖縄・宮古島間北上 危険行為、確認されず |
<2201-122601>
防衛省が26日、中国空母遼寧など計5隻が25日00:00ごろ、沖縄本島と宮古島の間の公海を北上し、太平洋から東シナ海に抜けたと発表した。 艦載機の発着や、警戒監視に当たる自衛艦への危険な行為は確認されていないという。
遼寧を含む艦隊は今月16日ごろ同じ海域を南下して東に向かい、19、20両日は沖縄県の北大東島と沖大東島周辺の公海で、早朝から夜間にかけて艦載されていた戦闘機とヘリコプターが発着を繰り広げた。 |
2021.12.24 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ、中国支援でミサイル製造 米イラン交渉複雑化も CNN |
<2201-122402>
CNN TVが23日、サウジアラビアが中国の支援の下、国内でBMの製造を開始したと報じた。 関係者によると米国家安全保障会議(NSC)などが、中国とサウジ間でBM関連の技術移転が複数回にわたり行われたと報告を受けた。 バイデン政権は移転に関与した組織への制裁などを準備しているが、サウジ政府に強い姿勢で臨めるかは不透明という。
米国はイラン核合意維持に向けた交渉で、イラン側にミサイル開発の制限などを求めているが、イランと対立関係にあるサウジがBMの製造に着手したとすれば、交渉が複雑化する可能性がある。 |
2021.12.24 |
日テレ New24 (Yahoo) |
アメリカ「ウイグル強制労働防止法」成立 |
<2201-122401>
中国の新疆ウイグル自治区で強制労働によって製造された製品の米国への輸入を禁止するウイグル強制労働防止法が、23日にバイデン大統領の署名を経て成立した。
同法は米国政府に対し、強制労働に関わる海外の個人や団体のリストを作成し、制裁対象とすることも求めている。 新疆ウイグル自治区は、綿花や太陽光パネルなどの主要な生産地となっていて、ウイグルに調達網を持つ日本企業にも影響が及ぶことになる。 |
2021.12.23 |
TBS News (Yahoo) |
ソロモン諸島反政府デモ受け 中国政府が警備の専門家チーム派遣 |
<2201-122303>
ソロモン諸島で起きた中国系の商店などが放火された反政府デモに関連し、中国政府は現地に警備の知識を持つ専門家チームを派遣すると明らかにした。
中国外務省報道官は23日、中国はソロモン在住の中国国民の正当的権益を断固維持すると述べた上で、ソロモン諸島政府からの要請だとして、中国が警備用物資の提供とともに、警備の知識を持った専門家チームを派遣し、近く現地に到着すると明らかにした。 |
2021.12.22 |
Jane's Defence Weekly |
Images emerge of Chinese tailless aircraft design |
<2203-122203>
2021年5月31日~12月1日に、成都にあるCAC社の試験施設を撮影した衛星画像に、全長15m、翼端長12mの無尾翼機が写っていた。 このサイズはJ-10とほぼ同じで、翼端長はJ-20に近い。
このことからこの無尾翼機は有人ステルス機の試作機か、Loyal Wingmanとして使われる新型UAVの可能性がある。
中国でも米空軍が進めているNGADや海軍の同名の計画、英国のTempest、独仏西のFCASなどと同じ第六世代戦闘機JJ-Xが報じられているが、恐らくJ-20かFC-31の発展型と見られているが、その開発状況は殆ど知られていない。 |
2021.12.21 |
AFP=時事 (Yahoo) |
台湾、韓国に「強烈な不満」表明 唐鳳氏の講演中止で |
<2201-122104>
台湾が21日、韓国が台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(閣僚)を会合に招待して講演を予定しながら、両岸関係を理由に中止したことを受けて韓国に抗議したと発表した。
台湾外交部によると、台湾のデジタル政策を担当する唐政務委員は16日にソウルで開かれた会合で講演する予定だったが、主催者は「両岸関係の各側面」を理由に講演を中止した。 |
2021.12.21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、チベット調整官にゼヤ国務次官 中国は反発 |
<2201-122103>
米政府が20日、チベット問題担当特別調整官にゼヤ国務次官(民主主義・人権担当)を任命した。 ブリンケン国務長官によると、中国政府による人権侵害に直面するチベット人の宗教、文化、言語の伝統保持に向けた米国の取り組みで、ゼヤ氏は主導的役割を果たすことになる。
これに対し中国は内政干渉に当たると反発している。 |
2021.12.20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国、ペブルベッド型高温ガス原子炉が稼働 CNNC が開発 |
<2201-122004>
中国の山東省で、中国核工業集団公司 (CCNNC) が開発したペブルベッド型高温ガス炉 (PBR) の原子力発電所が稼働した。
CNNCが20日に明らかにしたところによると、Shidaowan原子炉事業の1号基の総発電能力は200MWで2号基は現在建設中である。 |
【註】
同様の原子炉は米国でも小型可搬原子炉開発計画Project Peleとして開始している。
【関連記事:2107-062810 (ND 2021.06.28)】 |
2021.12.17 |
共同通信 (Yahoo) |
中国、20年のGDP下方修正 2.2%増、不動産減 |
<2201-121705>
中国国家統計局が17日、2020年の国内総生産 (GDP) の確定値が物価変動の影響を除く実質で前年比2.2%増だったと発表した。 速報値より0.1%引き下げた。 飲食や宿泊、不動産業が当初より低い数値となったことによる。
今年1月に発表した速報値は2020年にCOVID-19感染拡大が経済を直撃したため44年ぶりの低成長としていたが、修正でさらなる低成長となった。 |
【註】
2010年にGDPの前年比10.3%増で世界第2位の経済大国になった中国は、2011年に伸び率9.2%と10%を割り込んだのち毎年伸びを弱め2015年には7%を割り込み6.7%になった。
その後も伸びを弱め2019年には6.1%増にまで落ち込んできたが、それにしても2020年の2.2%増は異常な値である。 |
2021.12.17 |
Bloomberg (Yahoo) |
米上院、ウイグル強制労働防止法案を可決-バイデン大統領に送付へ |
<2201-121701>
米上院が16日にウイグル強制労働防止法案を可決した。 バイデン大統領に署名のため送付される。
強制労働で生産されたものではないと企業が証明できる場合を除き、中国の新疆ウイグル自治区からの産品の輸入を禁止する。
【関連記事:2201-121504 (日経 2021.12.15)】 |
2021.12.15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
リトアニア外交代表団が中国から出国、台湾巡り関係悪化 |
<2201-121505>
複数の外交筋が、台湾を巡って中国との関係が悪化しているリトアニアの駐中国外交代表団が15日に中国から出国したことを明らかにした。 リトアニアは声明を発表し、協議のために外交官トップを中国から呼び戻し、大使館は当分の間、遠隔で運営するとした。
事情に詳しいある外交筋は、リトアニアの外交官について安全上の懸念があるとし、中国から出国したのは威嚇への対応だと説明した。 |
2021.12.15 |
日経新聞 |
米下院、ウイグル輸入禁止法案を可決 強制労働を問題視 |
<2201-121504>
米議会下院が14日、中国の新疆ウイグル自治区からの輸入を禁じるウイグル強制労働防止法案を全会一致で可決した。 上院は15日にも採決する。 ウイグル族など少数民族を強制的に働かせていると問題視しており日本企業にも影響が及ぶ。
サキ大統領報道官は14日に、法案を実行するため議会と緊密に連携するとの声明を出し、バイデン大統領は法案に署名すると説明した。 輸入禁止は法案が成立してから180日後に発効する。
米政府は既に新疆ウイグル自治区から主な製品の輸入を禁じており、法案の成立で輸入禁止対象が全製品に広がる。 |
2021.12.15 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
グアテマラ、中国のワクチン誘惑を拒絶「台湾こそ真の友」 外交部が感謝 |
<2201-121503>
台湾と外交関係を持つ中米グアテマラのジャマテイ大統領が13日にFinacial Timesとのインタビューで、中国からCOVID-19ワクチンの提供を見返りに国交を結ぶよう提案されたがこれを拒絶したと明かした。
大統領は、グアテマラは中米で唯一中国が勢力拡張に成功していない国だとし、COVID-19の影響下で台湾からは医療物資が送られたことに言及した。 |
2021.12.13 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
台湾と断交の見返り、ニカラグアに中国製ワクチン…大統領の息子「最高に幸せ」 |
<2201-121305>
AP通信などによると、台湾と断交し中国との国交を回復したニカラグアに12日、中国製のCOVID-19ワクチン20万回分が到着した。
中国はニカラグアにワクチンを提供し、外交政策を変更したことへの見返りを与えた。 |
2021.12.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ソロモン諸島、特定の人物が恩恵受ける支援に警戒を=米大使 |
<2201-121304>
ソロモン諸島の米国大使が、特定の人物のみが恩恵を受ける支援を警戒すべきだと呼び掛けた。 ソロモン諸島の野党指導者は先週、ソガバレ首相が中国から受け取った資金で自身の政治的権力を高めていると批判していた。 首相は疑惑を否定している。
同国は2019年に台湾と断交し中国と国交を結んだが、これに不満を持つマライタ州が中央政府と対立している。 マライタ州は州内で中国企業の営業を禁止しており、米国から支援を受けている。 先月には、首相がマライタ州のデモ参加者との協議を拒んだことを受けて、首都で暴動が発生し、中国人街の多くの地区が被害を受けた。 |
2021.12.12 |
朝日新聞 (Yahoo) |
中国人研究者から技術流出、先端兵器に? 公安調査庁が指摘 |
<2201-121202>
公安調査庁関係者によると同庁は今春、「我が国留学歴を有する極超音速分野の中国人研究者」と題した資料を関係省庁に提出した。 朝日新聞が入手した同資料によれば、日本の国立大学や国立研究開発法人に助教授や研究員などの肩書で所属していた中国人研究者9人は、ジェットエンジンや機体の設計、耐熱材料、実験装置などを研究しており、これらの分野は米中露が開発にしのぎを削る極超音速兵器の開発で鍵となる技術だという。
日本や欧米の政府が、軍事に転用される可能性が高い機微技術の流出への対策を強化している。 念頭にあるのは軍民融合を掲げて先端技術の軍事転用を進める中国で、各国は大学や研究機関での規制強化にも乗り出し、技術の保護と発展の両立という難題に直面している。 |
2021.12.11 |
産経新聞 (Yahoo) |
仏領ニューカレドニア 独立問う3回目の住民投票 中国が独立派に接近 |
<2201-121107>
フランスの海外領土ニューカレドニアで12日、独立の是非を問う住民投票が行われる。 ニューカレドニアは世界有数のニッケル産出地で、経済進出を続けた中国が独立支持派に急接近しており、フランス国内で警戒感
が強まっている。
ニューカレドニアは19世紀にフランスに併合されたが、1980年代に先住民から独立要求が高まり、1998年の協定で独立を問う住民投票を3回実施することが決まった。 昨年までの2回の投票では2018年の第1回投票で43%、昨年の第2回投票は47%と独立支持がいずれも否決されており、今回が3回目の投票となる。 |
2021.12.10 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中米ニカラグア 台湾との断交を発表 |
<2201-121004>
ニカラグアの外相は9日の記者会見で、中国が唯一の合法政府だと述べ台湾との国交を断絶することを発表した。 この発表を受け台湾外交部は、台湾は長年ニカラグアの発展を支援してきたが、大統領の政権が長年の友好関係を無視したことを残念に思うと声明を出した。
ニカラグアでは先月の大統領選挙が行われ現職のオルテガ大統領が5度目の当選を果たしたが、選挙前に有力候補を拘束したことなどから米国やEUから選挙結果を認めないと批判されていた。 |
2021.12.10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ニカラグアが台湾と断交、「米国の裏庭」で中国が影響力 |
<2201-121002>
ニカラグアの外務省が9日、台湾との外交関係を断ち再び中国と国交を結んだと発表した。 ニカラグアの断交で、台湾と外交関係を結ぶ国は14ヵ国に減る。 ニカラグアはオルテガ政権下の1985年に台湾と断交したが、1990年に当時のチャモロ大統領が外交関係を復活していた。
米国務省は、ニカラグアの断交発表を受け、ニカラグアの政権は自由な選挙で選ばれたわけでなく、決定は民意を反映していないとし、民主主義や法の支配を尊重する全ての国に台湾との関係強化を呼び掛けた。 |
2021.12.09 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国、多国籍企業にリトアニア製品のボイコット要求 台湾巡り |
<2201-120907>
リトアニアの政府高官と業界団体がロイタに明らかにしたところによると、中国が多国籍企業に対しリトアニアとの関係を絶たなければ中国市場から締め出すと警告している。
リトアニアと中国の直接貿易はそれほど多くないが、リトアニアには家具、レーザー、食品、衣料などを多国籍企業向けに製造する企業が多く、そうした多国籍企業は中国に製品を販売している。
これについて中国外務省のコメントは取れていない。 |
2021.12.09 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、リトアニアから輸入停止 EU「圧力には対抗」 台湾問題 |
<2201-120902>
EUが8日、リトアニアが事実上の大使館設置を台湾に認めたことに中国が反発している問題をめぐり、声明で「リトアニアからの積み荷が中国の税関を通過せず、輸入申請が拒否されていると知らされた」と明らかにした。
声明はボレル外交安全保障上級代表(外相)と欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)の連名でEU内の連帯を訴え、「EUは加盟国へのあらゆる政治圧力や威圧的措置には対抗する用意がある」と表明し、中国を牽制した。
EUは「一つの中国」原則を維持する立場を明確にしているが、台湾との関係を深める方針も示しており、問題がEUと中国間の対立に発展する可能性がある。 声明では、輸入停止が事実だと確認されれば、世界貿易機関 (WTO) ルール違反を追及する構えも見せた。 |
2021.12.08 |
Jane's Defence Weekly |
China and Belarus sign military technical agreement |
<2203-120809>
ベラルーシ国防省が11月29日、同国が中国との軍事技術協力協定に調印したと発表した。
ベラルーシは2021年8月に中国と軍事技術協力の範囲を拡大することに同意したと発表していた。 |
2021.12.08 |
Jane's Defence Weekly |
US introdues trade bans on more Chinese companies |
<2203-120803>
米商務省が11月24日、中国軍の技術開発やパキスタンの核装備に関連しているとして、中国の12企業をEntity List(註:貿易上の取引制限リスト)に追加した。
これらの企業に対する軍民両用技術の輸出、再輸出、国内移送が禁止されることになる。 |
2021.12.08 |
Jane's Defence Weekly |
Images confirm Y-20U aerial tanker is in PLAAF sevice |
<2203-120802>
中国のWeiboに11月28日、Y-20A輸送機の空中給油機型Y-20Uの画像と映像が載せられた。 この機体は機体番号からPLA中央軍管区隷下で開封市を基地とする第13空輸師団第37航空連隊の所属と見られる。
Y-20UはロシアのIl-78Mが装備しているUPAZ-1A給油ポッドを元にしたと見られる給油ポッドを、両翼外側と胴体下部に3基装備している。 |
2021.12.06 |
AFP=時事 (Yahoo) |
世界の軍事大手、コロナ禍でも業績伸ばす 政府が支援 |
<2201-120606>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) が6日、世界の軍事大手は2020年のCOVID-19パンデミックに伴う不況の影響をおおむね回避し6年連続で黒字を増やしたとする報告書を発表した。
SIPRIによると、各国政府はパンデミックで世界経済は2019年比で3%以上縮小したが、兵器調達を続け国内の軍事企業を支援する法案を可決した国も複数あった。 このため世界の軍事大手100社の利益総額は同1.3%増加し、過去最高の$531Bに上った。
売り上げトップはLockheed Martin社の$58.2Bで、上位5社は全て米国企業だった。 6位はBAE Systems社で、7~9位に中国企業3社が入った。 |
2021.12.06 |
Wall Streer Journal (Yahoo) |
中国、アフリカ大西洋沿岸初の基地建設を検討 |
<2201-120603>
複数の米当局者が、米情報機関の機密報告書によると中国は赤道ギニアに軍事基地を建設する意向であることを明らかにした。 実現すれば中国が大西洋沿岸に初めて常設の海軍基地を持つことになるため、米大統領府と国防総省はその脅威を警戒しているという。
【赤道ギニアの位置 (Google Map)】
国家安全保障問題を担当するファイナー大統領副補佐官は10月に赤道ギニアを訪問し、テオドロ・ムバソゴ大統領とその息子で後継者とされるテオドロ・マング副大統領に対し、中国からの申し出を拒否するよう求めていた。
ムバソゴ大統領の息子の1人であるガブリエル・リマ鉱業石油相にWall Streer Journalが問い合わせたところ、赤道ギニアと中国の関係や一族の汚職疑惑に関する質問は書面で提出するよう求められ、これらの質問には答えなかった。 赤道ギニアの駐米大使に複数回取材を申し込んだが、回答は得られなかった。 |
2021.12.05 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国が中南米カリブ海地域32ヵ国とフォーラム開催 |
<2201-120507>
中国の習国家主席が3日に行われた中南米カリブ海地域の32ヵ国との会議にオンラインで出席して演説し、中国とともに困難を乗り越えることを歓迎すると述べ関係強化に期待を示した。
一方、王外相は台湾問題に触れ、台湾は中国の国家統一と民族の感情に関わるもので、中国の正当な立場を支持すると信じると各国の外相らに訴えた。 |
2021.12.04 |
AFP=時事 (Yahoo) |
リトアニア「製品が中国税関を通らない」 |
<2201-120405>
リトアニア外務省が3日、同国製品が中国で税関を通らないとして、来週にも欧州委員会の関与を正式に要請する方針である。 リトアニア産業連盟は、把握しているだけでも5社がこうした問題に直面していると地元メディアに語った。
リトアニアは、台湾の大使館に相当する代表機関「台湾代表処」開設をめぐって中国と対立している。 |
2021.12.04 |
WoW! Korea (Yahoo) |
中国、世界最大のアンテナを設置…グアム島の米軍基地までカバー=韓国報道 |
<2201-120401>
South China Morning Post (SCMP) によると、武漢海洋通信研究所が先月、世界最大のアンテナが中国中部地域に設置されたとする論文を中国艦船研究に掲載した。 正確な位置と時期は公開されなかったが、SCMPは記された内容から見て、安徽・湖北・河南省にまたがる大別山に位置するようだとしたうえで、一般送電線のようにケーブルと鉄塔で作られたアンテナは宇宙から見ると、長さと幅が100km以上の巨大な十字架のように見えるとし、ケーブルの端は厚い花崗岩深く固定されているとしている。
ELF波を利用したこの施設は水中と地上で長距離での通信が可能な0.1~300Hzの電磁波対応で、グアムまで到達できるように3,000km以上の範囲で潜行中の潜水艦との通信を維持するために設計されたという。 |
2021.12.03 |
Bloomberg (Yahoo) |
米当局が中国企業の上場廃止に近づく、新規則の導入計画を発表 |
<2201-120304>
米証券取引委員会 (SEC) が2日、外国企業に米当局の会計監査受け入れを義務付ける新規則について、導入に向けた最終的な計画を発表した。 会計監査を受け入れない場合、3年以内にニューヨーク証券取引所 (NTSE) またはナスダックから上場廃止となる恐れがある。
米当局は2002年からこの要求を行っているが、受け入れていないのは中国と香港の企業だけで、導入されれば200社余りが米市場から締め出される可能性がある。 米国預託証券 (ADR) が取引しているアリババグループや百度もこれまで米当局の監査を受け入れてこなかった。 |
2021.12.02 |
AP (Yahoo) |
中国とラオスを結ぶ鉄道開通 専門家はラオス債務を危惧 |
<2201-120206>
ラオスの首都ビエンチャンと中国南部雲南省昆明を結ぶ総工費$5.9Bの新しい鉄道路線が開通する。 ラオスの山岳地帯を抜けて昆明に達する総延長1,035kmの路線は、COVID-19パンデミックの影響で収益が望めないことから、当分の間は貨物輸送専門となる。
中国とラオスを結ぶ鉄道は、将来は中国とタイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、シンガポールを結ぶ可能性を秘めており、港湾と輸出市場が欲しい中国にとってみれば、願ってもない機会だが、海外の専門家は、ラオスへの潜在的な利益が不明確であり、コストが高すぎると警鐘を鳴らしている。
ラオスのような貧しい国は中国の取組を歓迎するが、プロジェクトは返済が必要な中国国営銀行からのローンによって賄われており、一部の借り手は、高額なプロジェクトのため、多額の債務を残している。 |
2021.12.01 |
Jane's Defence Weekly |
Heavy hitters |
<2203-120115>
= 中国の重混成旅団に関する9頁の記事 =
・A military buit to fight
・Combined arms battalions
・fighting strength
・Fire support battalion
・Reconnaissance battalion
・Air-defence battalion
・Operational, service support battalions
・The PLA's heavy combined arms brigades |
2021.12.01 |
Jane's Defence Weekly |
PLAAF 25th Air Brigade now operates J-10Cs |
<2203-120107>
中国国営CCTVが11月20日に放映した広東省の汕頭外砂航空基地を基地とする第25航空旅団の映像にJ-7Eと共に国産WS10エンジンを搭載したJ-10Cが映っていた。 J-10Cは半年前から配備されているという。
【汕頭外砂航空基地の位置 (Google Map)】
J-10Bが搭載していたロシア製のSaturn AL-31FNエンジンをWS10Bに換装したJ-10Cの量産は2015年末に開始され、最初に汕頭市の第131航空旅団に配備され、その後第2、第5、第72、第170、第175、第176、第177旅団にも配備されている。
【汕頭市の位置 (Google Map)】 |
2021.12.01 |
Jane's Defence Weekly |
China, Russia conduct joint air patrol over Sea of Japan |
<2203-120106>
中国国防省が11月19日、中国空軍とロシア空軍が日本海及び東シナ海上空で合同演習を実施したと発表した。 この演習は2021年に両国軍が行った3回目の合同演習で、H-6K 2機とTu-95 2機が参加した、
10月には初めて、両国海軍がそれぞれ5隻ずつを参加させた巡航を日本東岸の西太平洋で実施し、8月には両国陸軍が寧夏回族自治区の青銅峡演習場でSibu/Interaction 2021演習を初めて中国国内で実施している。 |
2021.12.01 |
BBC News (Yahoo) |
EU、数十億ユーロ規模の世界投資構想を発表へ 中国の「一帯一路」に対抗か |
<2201-120102>
欧州委員会のライエン委員長が1日にも、中国の広域経済圏構想一帯一路に対抗する狙いがあるとみられる世界的な投資計画Global Gatewayを発表する。 関係者によると計画は、デジタルや運輸、気候・エネルギー対策などについて具体的な構想となっている。
発表される14頁の文書では、この計画を直接的に中国の投資計画への対抗とはしておらず、欧州委員会は11月30日の会見でも慎重に中国への言及を避けていたが、German Marshall財団のスモール上級研究員は一帯一路がなければGlobal Gatewayは存在しなかっただろうと述べ、Global Gatewayでは欧州側が初めて計画を取りまとめて融資メカニズムを形作り、中国から融資を受けようと考えていた国々に選択肢ができたと述べた。 |
2021.11.28 |
Taiwan News |
27 Chinese military planes intrude on Taiwan's ADIZ |
<2112-112803>
台湾国防部が11月28日、中国軍機27機が28日19:30頃に台湾の防空識別圏内に入ったと発表した。 進入したのはJ-16 8機、J-10 6機、J-11 4機、H-6 5機、Y-6電子戦機1機、KJ-500 AEW&C機2機及びY-20U空中給油機1機であった。
Y-20UはY-20輸送機の空中給油型で、3ヶ所の給油点を持ち60tの燃料を搭載できる。 Y-20Uが台湾のADIZ内に進入したのは初めてである。 |
2021.11.27 |
産経新聞 (Yahoo) |
ASEM 首脳会議閉幕 欧州、中国に強い警戒感 |
<2112-112702>
アジアと欧州の53ヵ国と機関で構成するアジア欧州会議 (ASEM) が26日にオンラインで2日目の首脳会議を行い議長声明を採択して閉幕した。 ASEMは隔年で行われているが、昨年は新型コロナウイルス禍の影響で見送られ、3年ぶりの開催となった。 議長はカンボジアのフン・セン首相が務めた。
会議では、欧州が強権的な中国の姿勢に警戒感をにじませ、25日の会議ではEUのミシェル大統領は中国を暗に批判した。 これに対し中国の李首相は、多国間主義の堅持が世界の平和と安定のための正しい選択だと訴え、米国が中国包囲網を構築する動きを牽制した。 |
2021.11.26 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国軍、台湾海峡方面で「戦闘準備」パトロール |
<2112-112612>
中国PLAで台湾方面を管轄する東部戦区の報道官が26日夜に発表した談話で、同日に台湾海峡方面で持続的な戦闘準備の警戒パトロールを行ったと明らかにした。
「目下の台湾海峡情勢に対処するのに必要な措置だ」としており、米国の超党派議員団による訪台への対抗措置とみられる。 |
2021.11.26 |
NHK |
中国 駐リトアニア大使館を「代表処」に 外交関係格下げに対応 |
<2112-112611>
中国政府が21日、台湾外交部がリトアニアに駐リトアニア台湾代表処を設置したと発表したことを受けて、リトアニアとの外交関係を格下げし、派遣する代表を大使から代理公使にすると発表した。
更に中国外務省は26日に現地に設置している大使館を代表処に変えたとリトアニア側に通知したことを明らかにした。 |
2021.11.26 |
時事通信 (Yahoo) |
中国軍の「統合作戦」深化 人材獲得に課題 防衛研報告書 |
<2112-112608>
防衛研究所が26日、中国の軍事動向に関する年次報告書を公表した。 習近平国家主席が主導した人民解放軍の組織改革により、陸海空の従来領域と宇宙・サイバーなどの新領域で部隊を横断的に運用する「一体化統合作戦」能力が深化したと分析し、AIなどの先端技術を駆使した戦争への対応も進めていると指摘した。
一方、高度科学技術人材について、民間との獲得競争を課題に挙げ、今後も多角的な観点から等身大の人民解放軍に注視し、その能力を継続的に評価していくことが緊要と強調している。
【中国安全保障レポート 2022(防衛研究所)】 |
2021.11.26 |
共同通信 (Yahoo) |
在リトアニア中国大使館が業務停止 「台湾」名称使用に報復か |
<2112-112602>
中国国営CCTVによると、在リトアニア中国大使館が25日に大使館の領事業務を同日から停止すると発表した。 領事業務の停止については技術的な理由とするが、詳細は不明で、復旧時期も後日通知するとしている。
リトアニアで18日に台湾の名称を使用した代表処が欧州で初めて開設されたことに対する報復措置の可能性がある。 リトアニアが台湾代表処を開設したことを受けて中国は強く反発し、中国外務省は21日にリトアニアとの外交関係の「格下げ」を宣言していた。 |
2021.11.25 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国「極超音速」搭載可能な弾道ミサイル相当数配備 |
<2112-112508>
中国国防省報道官が25日、中国軍が超高速兵器DF-17を既に相当数配備していることを明らかにした。 現在の米国のミサイル防衛では迎撃不能とされており、米国や日本、台湾などに対する脅威が増しているとみられる。
中国が2019年10月に公開したDF-17について米国防総省は、3日に公表した中国の軍事力に関する年次報告書で2020年に配備を開始したとしている。 |
2021.11.25 |
時事通信 (Yahoo) |
ソロモン諸島「深刻な懸念」 中国 |
<2112-112507>
中国外務省副報道局長かが25日、ソロモン諸島の反政府デモで中国人が関係する商店が襲撃されたことなどを受け深刻な懸念を表明し、ソロモン政府が必要な措置を取り中国人の安全を保護するよう要求したことを明らかにした。
また、中国とソロモンの正常な関係発展を破壊するいかなる企ても無駄だと主張した。 |
2021.11.24 |
Breaking Defense |
China's mysterious hypersonic test may take a page from DARPA's past |
<2112-112410>
中国が南シナ海上空で超高速飛翔体から子弾を放出したとの11月21日のFinacial Times紙の報道を専門家は疑問視している。 全米兵器工業会 (NDI) の先進技術研究所 (ETI) の副所長で超高速の専門家であるルイス氏は超高速飛翔体からの物体の放出は極めて、極めて、極めて、極めて困難と述べている。
米DARPAは20年前に、衛星に近い軌道を超高速で滑空する飛翔体から2発の子弾を放出するCAV計画を進めていたが、放出した子弾が起こす衝撃波の影響で子弾が反転して母機を破壊するとの検討結果が得られていた。 実際にSR-71の前身となった母機からD-21 Tagboardと呼ばれるHGVを投下したところ母機が墜落し、乗組員の一人が死亡している。 |
2021.11.24 |
AFP=時事 (Yahoo) |
中国の新兵器実験、米国に動揺 極超音速飛行でミサイル発射か |
<2112-112404>
週末にメディア各社が、中国が7月に南シナ海上空を滑空中の超高速兵器からMach 5以上の速度でミサイルを発射したと報じたことに米国防機関には動揺が広がっている。
Finacial Timesが消息筋の話として、米国防関係者が今回の中国の実験に不意を突かれたと報じている。 実験の詳細は明らかになっておらず、ミサイルが標的に命中したのか、そもそも標的があったのかどうかも不明だが、いずれにしても、多くの専門家が遠い未来の話と考えていた技術において、中国が予想外の進歩を遂げていることが、今回の実験により示された。
この報道に対して専門家は、中国にとって大きな飛躍ではあるものの、この高度な技術を実配備する能力を中国が有するかは疑わしいと見ている。 |
2021.11.24 |
共同通信 (Yahoo) |
中ロ、合同パトロール強化 国防相会談で一致 |
<2112-112401>
中国国防省が、魏国防相とロシアのショイグ国防相が23日、オンラインで会談し合同パトロールを強化することで一致したと発表した。
中露は19日に日本海や東シナ海の空域で爆撃機による合同パトロールを実施したばかりで、10月には海上合同パトロールとして日本列島を周回するなど軍事的な連携を強めており、こうした動きを今後も続けるとみられる。 |
2021.11.23 |
産経新聞 (Yahoo) |
中露空軍の共同飛行は「示威行動」と岸防衛相 |
<2112-112306>
岸防衛相が23日に防衛省で記者団に、中国とロシアの爆撃機各2機の計4機は19日午前から午後にかけて、日本海から東シナ海を南下して太平洋へ抜けた後、再び東シナ海へ向かったした事案に関し、「わが国に対する示威行動を意図したと考えられる」と述べ、防衛力強化を図る考えを自ら示した。 |
2021.11.22 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国海軍艦艇が対馬海峡、宮古海峡を通過 |
<2112-112206>
統合幕僚監部が22日、中国海軍のフリゲート艦2隻が宮古海峡と対馬海峡をそれぞれ通過したのを確認したと発表した。 2隻のうち1隻は19日18:00頃に宮古島と沖縄本島の間の宮古海峡を北上し、太平洋から東シナ海に入った。 また、同日23:00頃には別の1隻が対馬海峡を南下して日本海から東シナ海へ抜けた。
18日には対馬海峡で中国艦2隻、ロシア艦1隻が航行するのがそれぞれ確認されたほか、中国海軍の測量艦が鹿児島県沖の領海内を航行したと判断される事案も発生した。 |
2021.11.22 |
中央日報 (Yahoo) |
中国、台湾海峡に J-10C 戦闘機を追加配備 |
<2112-112204>
中国中央放送 (CCTV) が21日、台湾海峡にJ-10Cを追加配備したと報じた。 報道によると、PLA東部戦区が老朽化したJ-7 9機を退役させ、その代替えとしてJ-10Cを配備した。
東部戦区がJ-10Cを追加で配備したという報道は、台湾がF-16Vを配備した直後に出てきた。 |
【註】
J-10CはJ-10Bのエンジンをロシア製のSaturn AL-31FNターボファンエンジンに代えて国産で推力方向可変 (TV) 方式のWS-10Bにしたもので、既に量産段階にある。
【関連記事:2004-030508 (JDW 2020.03.05)】 |
2021.11.20 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国海軍の駆逐艦3隻が東シナ海で演習 対潜訓練も |
<2112-112009>
中国国営の中央テレビは19日、駆逐艦寧波(註:ソブレメイヌイ級駆逐艦 )、蘇州(註:Type 052DL駆逐艦)、徐州(註:Type 054Aフリゲート艦)、の3隻からなる艦隊が東シナ海で戦闘訓練を行ったと報じた。 最近のものだとしただけで、正確な日時は伏せている。
映像では、対岸の陸地に設定した目標に向けて砲撃する様子も映されていたが、対潜訓練も行ったという。 |
2021.11.20 |
時事通信 (Yahoo) |
チュルク系諸国が結束強化 ウイグル族に期待、中国警戒も |
<2112-112007>
トルコが主催するアゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンで構成されるチュルク評議会の首脳会議がイスタンブールで12日に行われ、同評議会を機構に格上げすることを決定した。 新設のチュルク諸国機構は、政治、経済など多方面での関係強化を謳い、評議会のオブザーバーとなっていたトルクメニスタンとハンガリーのほか、ウクライナなども参画を検討しているという。 エルドアン大統領は、太陽が再び東から昇り始める時期は近いと訴えた。
新疆ウイグル自治区出身のウイグル族からはこの動きに歓迎の声が出ており、トルコに亡命したウイグル族の指導者トゥムチュルク氏は、チュルクが結束すれば中国の対抗措置を恐れず、異を唱えることも可能になるのではないか」と期待する。
ただ、経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国の影響力が浸透し、チュルク系各国では対中関係を重視する意見が経済界を中心に根強いため、機構を主導するトルコとしても、中国と露骨な対立は避けたいのが本音で、掛け声とは裏腹に慎重な対応を求められることになりそうである。 |
2021.11.20 |
Wall Street Lournal |
中国の極秘建設活動、米の警告で UAE が阻止 |
<2112-112005>
事情に詳しい複数の関係者が、米国の情報機関が今春、中国がUAEの港湾に軍事施設と疑われるものを秘密裏に建設していることを把握したことを明らかにした。
バイデン政権はこれを受け、中国軍の駐留が米国とUAEの関係を脅かす恐れがあるとUAE政府に警告した。 その後、米政府関係者の訪問や会合を経て、最近になって建設が中止されたという。
こうした情報や米国の警告は、UAEの首都アブダビ近郊の港にある建設現場に関するものだった。 関係者によると、UAE政府は米軍の駐留を受け入れており、米国から最新鋭戦闘機やUAVの購入を目指しているが、中国の活動が軍事的性質を持っていることは認識していなかった。 |
2021.11.20 |
TBS News (Yahoo) |
中国とロシアの艦艇 対馬海域を2時間差で通過 |
<2112-112004>
防衛省にると、18日17:00頃にロシア海軍の駆逐艦1隻が対馬の北東65kmを南西に進むのが確認された。
その2時間後の19:00頃には中国海軍の駆逐艦1隻とフリゲート艦1隻が、対馬の東40kmの海域を南西に進むのも確認された。 これらの艦艇は対馬海峡を南下し、東シナ海へ向けて航行したという。 |
2021.11.20 |
TBS News (Yahoo) |
中ロ空軍が合同パトロール 中国国防省「他国の領空には入らず」 |
<2112-112003>
中国国防省が、中露空軍が19日に日本海などの空域で合同哨戒飛行を実施したと発表した。 中国国防省によると、19日に中国軍のH-6K 2機と露軍機2機が編隊で、日本海と東シナ海の空域で合同哨戒飛行を行ったという。 両国の空軍の合同哨戒飛行は今回が3回目で、戦略的な協力関係の発展や、共同作戦能力のレベルの向上が目的だとしている。
両国海軍は先月も日本を周回する航海を行うなど軍事的な結びつきを強めている。 |
2021.11.20 |
FNN Prime News (Yahoo) |
中国海軍の艦艇が領海侵入 4年ぶり |
<2112-112002>
防衛省が、鹿児島県沖の接続水域を航行した中国海軍艦が日本の領海内に侵入したと発表した。 中国海軍による領海侵入は2017年7月以来4年ぶり4回目となる。
防衛省によると、17日20:40頃に海上自衛隊のP-1が、屋久島の南の接続水域から領海に向かって西に航行する中国海軍の測量艦を確認した。 また、およそ5時間後の18日01:20頃には、同じ測量艦が口永良部島の西の接続水域を西向きに航行していることを確認したため、防衛省はこの測量艦が航行中に日本の領海内に侵入したと判断しているという。 |
2021.11.19 |
TBS News (Yahoo) |
中国海軍の測量艦 鹿児島県沖の接続水域を航行 |
<2112-111905>
防衛省が、中国海軍の測量艦1隻が17日20:40頃に鹿児島県屋久島の南の接続水域を航行したことを確認し、18日01:20頃には測量艦が鹿児島県口永良部島の西の接続水域を西に向かって航行していることも確認した。
防衛省は、測量艦のこうした動きから日本の領海を航行したと判断し、哨戒機で情報収集や警戒監視を行ったという。 |
2021.11.19 |
産経新聞 (Yahoo) |
中露軍用機9機が韓国の識別圏に進入 合同訓練の動き強まる |
<2112-111904>
韓国軍合同参謀本部が19日、中国軍機2機とロシア軍機7機が同日午前と午後に日本海の竹島北東方向に当たる韓国の防空識別圏 (ADIZ) に進入したと明らかにした。 韓国軍は中露が合同訓練を行ったとみているいるが、韓国外務省は中露両国に遺憾の意を伝え、再発防止を求めた。
今回、韓国のADIZに入ったのは、中国の爆撃機2機のほか、ロシアの爆撃機2機や戦闘機4機、A-50 AEW&C機1機で、一部は午前に進入して離脱した後、午後に再進入したが、韓国領空へは侵入しなかった。
中国側は進入後、韓国側に訓練だと通知したが、ロシア側からの通知はなかったという。 |
2021.11.19 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国、リトアニアに報復方針 「台湾代表処」開設に |
<2112-111903>
中国外務省が18日夜に発表した報道官談話で、台湾がリトアニアに出先機関の台湾代表処を同日に開設したことに対し「強烈な抗議と断固とした反対」を表明し、一切の必要な措置をとり、国家主権と領土を守り抜くと強調し、リトアニアに対して報復措置をとる方針を示した。
台湾代表処の設置計画は7月から進められていたため、中国は8月に駐リトアニア中国大使の召還を決め、リトアニア側にも駐中国大使を引き揚げるように求めていたが、実際に設置されたことで、さらなる報復措置に出ると見られる。
欧州では台湾との結びつきを強める動きが活発になっており、中国は警戒を強めている。 |
2021.11.18 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、過去最大の核戦力増強 「最小限」方針から転換 米議会報告 |
<2112-111803>
米議会の超党派諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」が17日に公表の年次報告書で、中国が核兵器開発に成功した1960年代以降、過去最大となる核戦力の増強と近代化、多様化を進めていると指摘し、「最小限の核戦力」のみを保持する従来の方針からの転換を示していると警戒感を示した。
報告書は、中国がICBM用の地下格納庫を270ヵ所以上建設しており、陸海空それぞれの領域で核兵器を運搬できる「核の3本柱」も完成に近づいていると分析し、中国の核戦力は約10年後に質的に、2030年には量的にも米国と対等になる可能性があると予想している。
米国防総省も今月、中国が2030年までに少なくとも1,000発の核弾頭を保有する意図を有している恐れがあるとの見方を公表した。 昨年は中国の保有核弾頭数を200発台前半と推計していた。 |
2021.11.17 |
Jane's Defence Weekly |
Image emerges of CAIG's two-seat J-20 prototype in flight |
<2201-111712>
10月28日に撮影されたとする複座型J-20A試作機の画像が11月5日に中国のWeiboに流れた。 この機は明らかに初飛行を終えたと見られる。
複座型の名称は明らかにされていないためJ-20B、J-20AS、J-20Sなど名称が考えられる。 |
2021.11.17 |
Jane's Defence Weekly |
Pakistan commissions its first of four Type 054/P frigates |
<2201-111711>
パキスタンが中国の滬東中華造船に4隻発注し2020年8月に進水していた全長134mのType 054A/Pフリゲート艦の一番艦が就役した。 三番艦は8月上旬に進水しており、建造中の四番艦も2021年末には進水する。 2017年に最初の2隻が発注されたType 054A/Pは2022年には4隻全てが完成する。
Type 054A/Pは1970年代に英海軍向けとして建造されたType 21 Amazon級の4隻と換装される。 |
2021.11.17 |
Jane's Defence Weekly |
PLA Air Force deploying recentry unveiled EW variant of J-166 in combat training |
<2201-111710>
中国CCTVが11月6日、電子戦型のJ-16が訓練飛行を開始したと報じた。 SEADを任務とする最初の原型機は2015年12月に報じられており、J-16Dは9月28日~10月3日の殊海航空展で公開されていた。
電子戦型は両翼端の2ヶ所にEWポッドを取り付け、翼下及び吸気口下の4ヶ所に大型のEWポッドを搭載している。 |
2021.11.17 |
Jane's Defence Weekly |
China expending nuclear arsenal faster than predicted, says US DoD report |
<2201-111703>
米国防総省が11月3日に公表した報告書2021 China Military Power Reportによると中国は2027年までに700発、2030年には1,000発の核兵器を保有すると見られる。 2020年版では200発以下としていた。
また報告書では、中国が初期の核兵器三本柱を構築したともしている。 更に近く低威力核兵器の配備も可能と見ている。
以下、ALBM、H-6N、DF-41、DF-5、DF-27、DF-5C、DF-31B、DF-17、DF-26、JL-3について記述。 |
2021.11.17 |
産経新聞 (Yahoo) |
中米ホンジュラス大統領選で波紋 有力候補が中国重視 |
<2112-111713>
台湾と外交関係を持つホンジュラスの大統領選を前にした世論調査で、中国と外交通商関係を結ぶと訴えた野党候補が首位に立ち波紋を広げている。 中台を不可分の領土だとする中国との国交樹立は台湾との断交を意味する。
外交関係を維持する国が15ヵ国にとどまる台湾はホンジュラス引き留めに躍起になっており、蔡総統は13日にホンジュラスとの外交関係が80年を迎えたことを祝してエルナンデス大統領を総統府に招き、一層の関係強化を確認した。 |
2021.11.17 |
朝日新聞 (Yahoo) |
サイバー攻撃、「日米やクアッドで対応を」 中国など念頭に米高官 |
<2112-111712>
来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、中国などを念頭に増大するサイバ攻撃の脅威には、日米や日米豪印4ヵ国 (Quad) などの枠組みで対応すべきだと強調した。
ニューバーガー副補佐官は会見で、5月にあった米石油パイプラインへのサイバ攻撃を例に、民間企業も含めた国際協調を深めていくべきだと述べた。
同副補佐官は15日に来日し、日本の安全保障や経済関連の省庁関係者、産業界や民間企業の担当者らと安全保障や情報共有の強化、新技術について意見交換したという。 |
2021.11.17 |
産経新聞 (Yahoo) |
サイバー攻撃対応で台湾を支援 米国家安全保障担当副補佐官 |
<2112-111711>
来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、中国などからの台湾に対するサイバ攻撃に関して、台湾側の防衛を支援する考えを示した。 ニューバーガー副補佐官は、バイデン米政権が台湾海峡の安定と安全を重視していることから、台湾関係法に基づき台湾の防衛を支援する現在の政策にサイバも含まれると述べた。
インド太平洋地域における協力では、日米豪印4ヵ国 (Quad) によるサイバ担当高官の協議枠組み創設を説明し、ソフトウエアの改善や重要インフラの防護などの対策で連携を進める考えを示した。 |
2021.11.17 |
日経新聞 |
台湾サイバー危機「同盟で管理可能」米担当副補佐官 |
<2112-111710>
来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、台湾を標的とする大規模サイバ攻撃が偶発的衝突に発展する懸念について「そうしたリスクを管理できるようにするため、同盟国地域のインフラ強靱性を高めつつ情報共有することに注力している」と述べた。
米国は台湾関係法に基づいて台湾の自衛力向上を支援しているが、ニューバーガー副補佐官は「サイバー防衛の面でも同様だ」と述べ、「台湾の安定と防衛は米国の優先項目である」と強調した。 |
2021.11.17 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
豪政府、大学への外国干渉規制を強化 中国念頭か |
<2112-111709>
オーストラリア政府が、大学での自己検閲や機密技術の秘密裏の移転を阻止するため、大学に対する外国の干渉規制を強化したと発表した。 アンドリュース内相は17日に外国からの干渉に関する指針について、機密性の高い研究を標的にしたり、議論を封じ込めたり、留学生を威嚇したりすることで知られる敵対的な外国の諜報機関等から大学や学生を守るためと述べた。 国際人権団体HRWは6月に、中国人留学生の多くが自己検閲の雰囲気を作っているため、講師が中国政府への批判を避けたり、中国人学生が嫌がらせを恐れて沈黙したりしているとの報告書を公表した。
指針によると望ましくない技術移転や、非民主主義国の軍や政府に所属していることを申告しない研究者を懸念している。
国際教育は、オーストラリアで4番目に大きな輸出産業であり、中国は私費留学生の最大の供給源となっている。 |
2021.11.16 |
時事通信 (Yahoo) |
キリバス、中国が影響力か 米に対抗、保護区の漁業解禁で |
<2112-111614>
キリバスが、世界遺産に登録されているフェニックス諸島保護地域で商業漁業の解禁を決めた。 政府内で解禁に慎重な意見が残るなか、親中の同国に中国が介入したとの観測が浮上しており、太平洋諸国に影響力を高める中国の取り組みの一端が浮き彫りとなった。
保護区は米軍基地があるハワイに比較的近く太平洋上の重要なシーレーンにあり戦略上重要な地点であることから、ニュージーランドの公共放送TVNZは、今回の決定が中国の圧力で行われた懸念があると報じた。
キリバスは2019年に台湾と断交し中国と国交を樹立しており、最近では、保護区内にある島の滑走路と橋を中国の資金で改修する開発計画が明らかになった。 この滑走路は太平洋戦争中に米軍が利用したもので、専門家らは滑走路は太平洋有事の際に中国に利点を与えることになると警告している。 |
2021.11.16 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
バイデン大統領、対台湾政策の維持を表明 外交部「感謝」/台湾 |
<2112-111613>
台湾外交部が16日、バイデン米大統領が中国の習国家主席とのオンライン会談で台湾について言及し米国の対台湾政策に変更がないことを習氏に伝えたことに対し、バイデン大統領への謝意を表明した。
バイデン大統領は会談で、米台関係の基礎となる台湾関係法や米中3つのコミュニケ、台湾への「6つの保証」によって導かれる一つの中国政策を堅持し、両岸の現状を一方的に変更、あるいは台湾海峡の平和と安定を破壊する行為に強く反対する米国の立場を強調した。 |
2021.11.16 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米中首脳、人権・経済など幅広く協議 習主席は台湾問題けん制 |
<2112-111610>
バイデン米大統領と中国の習国家主席が15日にオンライン形式で会談した。 3時間を超える会談で、バイデン大統領は人権への配慮を要請し、習主席は台湾を巡り挑発には対応すると警告した。
首脳会談では、チベットや香港、新疆ウイグル自治区での中国の行動など、両国が対立する分野については具体的な成果はなかったものの、冷え込んだ関係の修復する機会となり、双方とも会談は率直で実りあるものだったと評価した。 |
2021.11.16 |
Wall Street Journal (Yahoo) |
中国による機密技術移転、伊軍用ドローン企業買収で明らかに |
<2112-111609>
中国の国営企業が2018年にイタリアの軍用UAVメーカーAlpi Aviation社を買収し、イタリア軍がそれまでアフガニスタンで用いていたノウハウや技術を中国に移転し始めていたことが明らかになった。
イタリアと欧州の当局はこの動きを察知しておらず、中国政府がいかにして欧州の甘い投資審査をすり抜け、機密技術を獲得しようとしているかが明らかになった。
専門家はこの買収について、中国国営企業が表向きは民間のダミー会社を使って特定の技術を持つ企業を買収し、その技術を中国国内に移すといういつものパターンだと見ている。
香港に籍を置くある企業が2018年にAlpi Aviation社を買収した件について捜査している伊当局は、この企業が中国政府のフロント企業で、技術や知的財産を中国の新たな生産拠点に移す作業を進めていたと当局は考えている。 |
2021.11.13 |
東亜日報 (Yahoo) |
バイデン米大統領、中国通信機器排除法に署名 |
<>2112-111306>
米大統領府が11日、バイデン大統領が同日に華為技術(ファーウェイ)など中国通信機器企業の製品の使用を制限する安全な機器に関する法律 (Secure Equipment Act of 2021) に署名したことを明らかにした。
この法律はは、米連邦通信委員会 (FCC) が禁止リストに挙げた企業の製品に対して認証を与えないようにする内容を含んでおり、上下院の圧倒的賛成で可決されていた。 |
2021.11.12 |
Bloomberg (Yahoo) |
EU、5.2兆円規模の技術・インフラ戦略を来週公表-一帯一路に対抗 |
<2112-111202>
EUが来週、€40B超をテクノロジーとインフラ分野に支出するグローバル・ゲートウェイ戦略を公表する。 この戦略は中国の一帯一路に対するEUの対抗策の中核を成す。
Bloomberg Newsが確認した草案によると、戦略はデジタルと輸送、エネルギー、貿易分野のプロジェクトに重点を置く計画で、世界におけるEUの競争力と利益の押し上げを目指すほか、持続可能な環境基準や民主主義、人権、法の支配といった価値の浸透を図るとしている。 |
2021.11.11 |
NHK |
中国の日本周辺海域での活動活発化懸念 自制を強く要請 外務省 |
<2112-111101>
外務省の船越アジア大洋州局長が10日、中国外務省国境海洋事務局の洪亮局長と海洋問題をめぐって3時間にわたるTV会議形式で協議を行った。 日本側は中国海警局の船や中国軍の艦艇が日本の周辺海域で活動を活発化させていることに重ねて懸念を示し自制を強く求めた。
この中で船越局長は、中国海警局艦が尖閣諸島沖合の接続水域で連日航行を続けていることや、中露艦隊が津軽海峡と大隅海峡を初めて同時に通過したことに重ねて懸念を示し自制を強く求めた。
一方、協議では日中の偶発的な衝突を防ぐため、防衛当局の幹部が直接連絡を取り合うホットラインの早期開設に向けた取り組みなどを進めていくことを申し合わせた。 |
2021.11.10 |
Jane's Defence Weekly |
China progresses development of KJ-600 and Y-20B aircraft |
<2201-111010>
10月2日に撮影された商用衛星画像の分析からKJ-600艦載AEW&C機とWS20高パイパスエンジンを搭載したY-20であるY-20Bの開発が進展していることが分かった。 KJ-600とY-20Bの初飛行はそれぞれ2020年8月と11月に行われている。
Type 003空母に搭載されると見られるKJ-600は機械走査と電子走査を組み合わせたKLC-7 D-band(註:1GHz~2GHz)レーダを搭載している。 |
2021.11.10 |
Jane's Defence Weekly |
Image show China's new carrier fighter in flight |
<2201-111004>
中国のWeiboで10月29日、SAC社製次世代艦載戦闘機が初飛行する画像が掲載された。
新型艦載機の開発は2016年12月に初飛行したFC-31を元に遅くとも2018年には開始されていて、6月には武漢に作られた空母のモックアップ近傍で見られていた。
FC-31の試作機は当初ロシア製のRD-93エンジンを搭載していたが、後に中国製のWS-13Eターボファンエンジンに換えられている。 |
2021.11.10 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国2隻目の国産空母、来年2月にも進水 米シンクタンク分析 |
<2112-111001>
CSISが9日、衛星画像の分析から、中国が上海江南造船所で建造中の国産2隻目の空母(註:Type 003)が早ければ来年2月にも進水するとの報告書を発表した。
Type 003は上海江南造船所のドックで建造中で、ソ連製のVaryagを改修した遼寧(註:Type 001)と、初の国産である山東(註:Type 002)に続く3隻目となる。 |
2021.11.09 |
Defense News |
Pakistan receives new Chinese-made frigate. How will it fare against India's Navy? |
<2112-110909>
パキスタンが中国から4隻購入するType 054A/Pフリゲート艦の一番艦Tughrilの就役式典が、11月8日に上海の湖東中華造船所で行われた。 |
2021.11.03 |
Jane's Defence Weekly |
South Korea receve second modernised KDX-Ⅰ destroyer |
<2201-110314>
2回目の近代化改修を受けた1998年7月就役の韓国廣開土大王級駆逐艦 (KDX-Ⅰ) 廣開土大王が10月22日に工事を終え復役した。
改修工事は戦闘管制装置 (CMS) とセンサを中心に行われ、Link 16の搭載も行われた。 |
2021.11.03 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese and Russian navies conclude their first-ever joint patrols in the Wstern Pacific |
<2201-110307>
日本海で10月14~17日に行われた中露合同演習に参加した15隻のうちの10隻からなる中露艦隊が10月18日に津軽海峡を通過して太平洋に出て、日本列島を1周した後22日に大隅海峡から東シナ海に抜けた。
この艦隊には中国PLA海軍のType 055駆逐艦1隻、Type 052D駆逐艦1隻、Type 054Aフリゲート艦2隻とType 903A補給艦の5隻が、ロシア艦隊からはウダロイ級駆逐艦2隻、ステレグシュチイ級コルベット艦2隻、ミサイル追尾艦1隻の5隻が加わっていた。 |
2021.11.03 |
Jane's Defence Weekly |
Images emerge of two-seat J-20 prototype |
<2201-1103003>
中国のソーシャルメディアに10月26日、複座型J-20Aの試作機と見られる映像が流れた。 撮影されたのは成都市青羊区にある成都飛機工業公司 (CAIC) 社の製造工場に隣接する同社の飛行場で、複座型J-20Aは黄色のプライまで塗装されていた。
ただ、この機体には単座型のJ-20Aも装備している灰色のレドームは付いていなかった。 |
2021.11.03 |
Jane's Defence Weekly |
China has tested hypersonic weapon system, US JCS chairman confirms |
<2201-110301>
米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が10月27日にBloomberg TVの番組で、Finacial Timesが16日に中国が超高速飛翔試験に成功したと報じたのを確認し、スブートニク以来の衝撃だと述べた。
同紙の報道によると中国は8月にHGVを搭載したロケットを低高度衛星軌道 (LEO) に打ち上げ、標的から20~30哩離れて着弾した。
中国外務省報道官は18日にこの報道を否定して、試験を行ったのは超高速兵器ではなく再使用可能な宇宙船の飛行試験であったと述べた。 |
2021.11.03 |
Military Times |
Pentagon: Chinese nuke force growing faster than predicted |
<2112-110307>
米国防総省が3日に、中国の軍事力に関する議会への年次報告を公表した。
【Military and Security Developments Involvong the PRC 2021 (US DoD)】
それによると中国の軍事力拡大は米当局が考えていたより遙かに急速で、核弾頭数について言えば、1年前に米国は200発台の下の方と見ていたが6年以内に700発に達する可能性があり、2030年には1,000発に達すると見ている。 |
2021.11.03 |
CNN |
中国のミサイル格納場建設で相当な進展か、将来の核配備も |
<2112-110303>
全米科学者連盟 (FAS) が2日、衛星画像の分析結果をもとに、中国のミサイル格納設備建設が疑われる3施設で相当の進展があったとする報告書を発表した。 いずれ長距離核ミサイルの発射が可能になる可能性もあり、中国が核能力の開発に相当な労力と資源を注ぎ込んでいることを示唆するとしている。
米政府は中国の急激な軍事力増強に対して懸念を強めていて、戦略軍司令官のリチャード海軍大将は8月に、「中国の核戦力と通常戦力の爆発的な成長と近代化は、驚異的としか形容できない。 驚異的という言葉だけでは不十分かもしれない」と述べていた。 |
2021.11.03 |
琉球新報 (Yahoo) |
久米島沖に中国の海軍艦 今年4月以降14回目 |
<2112-110302>
統合幕僚監部が1日、久米島の西北西140kmの海域で中国海軍Type 052B駆逐艦1隻を確認したと発表した。
統幕によると、中国海軍の艦艇が確認されるのは今年4月以降14回目という。 |
2021.11.03 |
テレ朝 News (Yahoo) |
排他的経済水域内に中国調査船を確認 |
<2112-110301>
第3管区海上保安本部が2日13:00頃、警戒中の航空機が日本最南端の沖ノ鳥島北東150kmの日本の排他的経済水域 (EEZ) 内で中国の海洋調査船深海一号が活動しているのを発見した。 深海一号はワイヤーのようなものを海中に延ばし活動していたという。 この海域で中国の調査船が確認されるのは、今年に入って3度目である。
海上保安庁は上空から無線で、この海域は日本の排他的経済水域内で同意のない調査活動は認められないと中止を求めたが中止要求に従わなかったため現在、巡視艇が向かっている。 |
2021.10.29 |
日経新聞 |
極超音速兵器「中国が5年で数百回実験」 米軍高官 |
<2111-102902>
米統合参謀本部副議長のハイテン空軍大将が28日、中国が極高速兵器の試験を5年間で数百回実施したのに対し米軍は9回にとどまると中国の脅威を強調した。 民主党に浮上する軍縮論を後退させる思惑も透ける。
また国防総省について官僚的すぎるとして、失敗を恐れない慣習が必要だと唱えた。 |
2021.10.29 |
AFP=時事 (Yahoo) |
中国、タジクの警察施設建設支援へ アフガンとの国境近く |
<2111-102901>
匿名でAFPの電話取材に応じたタジキスタン議会の報道官が28日、同国下院がアフガニスタンとの国境に近い山岳地帯Gorno-Badakhshan自治州のIshkashim地区に中国の支援を受けて警察施設を建設する計画を承認したことを明らかにした。 報道官は、建設費用$8.5Bは全額中国側が負担し、完成後施設はタジク警察に引き渡されると説明した。 タジクの南東部には既に中国軍基地が1ヵ所あるとされており、新基地の建設は両国の安全保障関係の深まりを示している。
【Ishkashim の位置 (GoogleMap)】
中央アジア諸国はタリバン政権と協力関係を築いているが、タジクはタリバンに反発して直接の協議を避けている。 中国はタリバンと友好関係を築こうとする一方、アフガンに潜伏しているイスラム系少数民族ウイグル人の分離独立派が国境を越えて新疆ウイグル自治区に侵入して来ないよう取り締まりを求めている。
中国外務省はこの件に関するAFPの取材に対し、中央アジアに中国の基地は一切ないと断言すると回答した。 |
2021.10.28 |
Defense News |
Satellite images show China may be using closed civilian airport to launch Taiwan overflights |
<2111-102809>
中国が台湾海峡に面した汕頭市にある、閉港した民間空港を軍の航空基地に転用していることが、Planet Labの衛星画像から明らかになった。
汕頭外砂空港は近くに掲陽潮汕空港が開港したことから2011年に閉港していたが、2020年10月にはKQ-200対潜機が2機がエプロンで確認され、2021年5月7日には同型機2機が地上滑走しているのが確認されていた。
このほかに2020年中頃に撮影した低解像度の民間衛星画像には1~3機の機影が写っていた。
【Shantou-Waisha の位置 (Google Map)】
【Shantou-Waisha 空港の画像 (Google Earth)】
Planet Labは9月2日にSu-27/30またはJ-11/16 6機が北側のエプロンで確認されたとしているが、台湾国防省は9月5日と6日にそれぞれ2機と4機のSu-30が汕頭市方向から台湾のADIZ内に飛来したと発表している。 |
2021.10.26 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国外相、タリバンに支援申し出る |
<2111-102603>
中国の王毅外相が25日に訪問先のカタールの首都ドーハで、タリバン暫定政権のバラダル第1副首相代行と会談した。 中国外務省の発表によると、王外相は「力の及ぶ限り人道支援物資を提供したい」と述べ、支援を申し出た。
王外相は「米欧に対タリバン制裁を解除するよう促している」と強調する一方、米欧が懸念を示している女性の権利について「適切に保護することを望む」とくぎを刺した。 また新疆ウイグル自治区の独立派組織である東トルキスタン・イスラム運動 (ETIM)のアフガンでの活動を取り締まることも求めた。 |
2021.10.24 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国海事局、1万トン級巡視船を配備 南シナ海の巡視活動強化 |
<2111-102403>
中国海事局が24日までに、警備艦海巡-09を中国南部の広東省広州に配備した。 中国メディアによると海巡-09は23日に配備された。
2019年に建造を始めたヘリ搭載の海巡-09は、全長165m、満載排水量13,000tで、放水システムも装備していて、90日間の航行が可能だという。 |
2021.10.24 |
FNN Prime News (Yahoo) |
中ロ艦艇の“同時通過”米も注目 共同で作戦行動できることを示す狙いか |
<2111-102402>
フジTVで安全保障を担当する能勢解説委員は、中露の艦隊の日本一周は共同して行動できる能力を示したかったと考えられ、日本だけでなく米国も注目するものだったと指摘していると述べている。
ロシアに近い日本海で今月、米海軍駆逐艦が中露の共同演習中に、ロシア艦の駆逐艦まで60m以内まで近づいていた。 |
2021.10.23 |
南日本放送 (Yahoo) |
中国・ロシア艦艇が鹿児島県・大隅海峡を通過 |
<2111-102301>
防衛省が、中国とロシア海軍の艦船あわせて10隻が22日夜に鹿児島県の大隅海峡を通過し東シナ海に入ったと発表した。 中露の艦船が同時に大隅海峡を通過するのを確認したのは初めてである。
防衛省は18日に中国とロシアの駆逐艦など10隻が津軽海峡を通過したことを確認していて、これらが太平洋を南下して21日に伊豆諸島の海域を通過し、22日に大隅海峡を西に進んだとみられる。 |
2021.10.22 |
Defense News |
Chinese-Russian task force sails around Japan |
<2111-102205>
日本海で行われた中露合同演習に参加した10隻からなる中露艦隊が10月18日に津軽海峡を通過して太平洋に出た。 幅が12nmしかない津軽海峡の領海について日本は、国際法で認められた12nmではなく、両岸から3nmだけを領海としている。
その後艦隊は21日早くに小笠原諸島の須美寿島と鳥島の間を通過し、両国艦が搭載しているKa--27とKa-28を発艦させたため、航空自衛隊が緊急発進した。
この艦隊には中国PLA海軍のType 055駆逐艦1隻、Type 052D駆逐艦1隻、Type 054Aフリゲート艦2隻とType 903A補給艦が加わっている。
日本側は護衛艦やまぎりとたかなみに加えて、八戸の第1航空群に所属するP-3Cが監視にあたった。 |
2021.10.22 |
中央日報 (Yahoo) |
中国、極超音速ミサイル2回発射…FT「7、8月に1回ずつ」 |
<2111-102203>
中国の極高速ミサイル発射試験についてFinacial Timesが情報筋4人を引用して21日、中国が7月と8月に1回ずつ、計2回の発射試験を実施したと追加で報じた。
新たに把握された内容によると、中国軍は7月27日に、FOBSとなるHGV搭載ロケットを初めて地球軌道に発射したという。 続いて8月13日には2回目の試験を行った。
【 FOBS 関連記事:2111-092702 (AW&ST 2021.09.27)】 |
2021.10.22 |
TBS News (Yahoo) |
中ロ艦隊が伊豆諸島まで南下 異例の動きに防衛省は警戒強める |
<2111-102201>
防衛省によると、18日に初めて津軽海峡を同時に通過した中国とロシア海軍の駆逐艦などあわせて10隻は、その後太平洋側を南に進み21日04:00頃に伊豆諸島の須美寿島と鳥島との間を西に進んだという。
また、須美寿島の南西50kmから100kmの海域で、中国とロシアそれぞれのフリゲート艦からヘリコプタが発着したことも確認され、自衛隊が戦闘機を緊急発進させて対応した。 |
2021.10.19 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国とロシアの艦艇10隻、津軽海峡を通過…同時航行は初の確認 |
<2111-101901>
防衛省が18日、中国とロシアの駆逐艦など10隻が津軽海峡を通過したと発表した。 中露の艦艇が同時に同海峡を航行するのが確認されたのは初めてである。 統合幕僚監部によると、18日08:00頃に中国艦5隻とロシア艦5隻が奥尻島の南西110kmの海上で発見され、10隻はその後東に進んで太平洋に抜けた。
ウラジオストク沖の日本海ではロシア軍が演習をしており、中国艦はこれに参加したとみられる。 |
2021.10.18 |
時事通信 (Yahoo) |
極超音速兵器でなく「宇宙船」 往復技術の実験と主張 中国 |
<2111-101801>
中国外務省副報道局長が18日の記者会見で、中国が8月に核搭載可能な極超音速兵器の発射試験を行ったという英Finacial Times (FT) 紙の報道について、ミサイルではなく宇宙船の実験だったと述べた。 同紙の報道を完全に否定した形だが、中国はこうした内容を発表していなかった。
FTは、極超音速滑空体が地球の軌道を回った後、標的から30km以上離れた場所に着弾したと報じたが、宇宙船の帰還前に分離した装置が大気圏で燃えて解体され、公海上に落ちたと説明したが、無事帰還したかどうかには触れなかった。 |
2021.10.17 |
共同通信 (Yahoo) |
極超音速兵器で地球周回、中国 核搭載型、8月に実験 |
<2111-101702>
英Finacial Times紙が複数の関係筋の話として16日、中国が核弾頭を搭載可能な超高速兵器の発射試験を8月に行ったと報じた。 ロケットで打ち上げたミサイルが地球を周回後に下降した。
目標は外したが、ICBMを使わず宇宙空間から世界各地を攻撃できる能力につながる懸念がある。
米情報当局は、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けたという。 |
2021.10.16 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国、台湾対岸の空軍基地3か所増強…専門家「統一の戦闘準備進めている」 |
<2111-101604>
香港のSouth Cina Morning Post紙が米企業の撮影した衛星写真を分析した結果として16日、中国が台湾対岸の福建省にある空軍基地3ヵ所を増強していると報じた。 同紙によると、3ヵか所の空軍基地は台北から西に200~400kmの台湾海峡沿岸にあり、昨年初めから増強作業が始まったという。
先月末から今月2日に撮影された衛星写真によると、滑走路の拡張や格納庫の防弾強化やSAMの配備などが確認された。 台湾有事の際に重要となる空軍能力の強化に向け、関連施設の整備も着実に進めているとみられる。 |
2021.10.14 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中ロ海軍が日本海で合同演習 最新鋭の駆逐艦も参加 |
<2111-101404>
中国PLA海軍が14日からロシア海軍との演習に参加していると報じた。 演習はウラジオストク近くの日本海で行われていて、両軍の間の通信訓練のほか、海上封鎖を想定した機雷や潜水艦への対応について訓練するという。
中国からは、昨年就役した駆逐艦南昌(註:Type 055)が海外で初めての演習として参加している。 今回の演習について中国共産党系の環球時報は、年度計画に基づく演習だと紹介している。 |
2021.10.13 |
Jane's Defence Weekly |
XAC builds second KJ-600 carrier-capable prototype |
<2112-101302>
Maxar社が10月1日と2日にXAC社の(註:西安の)閻良飛行場を撮影した衛星画像にKJ-600艦載AEW機の試作2号機が写っていた。
2020年6月24日には緑色のプライマーで塗装された試作1号機が写っていた。 |
2021.10.06 |
Jane's Defence Weekly |
China highlights confidence in homegrown military UAVs |
<2112-100605>
中国が9月28日~10月3日に実施した殊海航空展では、国内開発したUAVの発展での自信を見せつけた。
・WZ-7 HALE UAV
RQ-4 Global Hawk同様にPLA空軍で標準的なHALE UAV
・WZ-8 HALE UAV
MTOW 5,000kgで空中発射、地上滑走回収
・GJ-11 UCAV
機内弾庫2ヶ所を持ち、それぞれに4発ずつのPGMを搭載
・武装型CH-6 MALE UAV
・Tengden MALE UAV
TB001 MALE UAVの3発の双胴型
標準の双発型は8月下旬に日本の空域で航空自衛隊に捕捉されている。 |
2021.10.06 |
Jane's Defence Weekly |
.... and displays J-20A with domestic engines |
<2112-100604>
中国PLA空軍が9月28日~10月3日に開かれる殊海航空展の開会冒頭で、国産のWS10Cターボファンエンジンを搭載したJ-20A 2機による展示飛行を行う。
J-20Aは2019年9月以来数機が成都にあるCAIG社の生産施設で確認されているが、一般に公開されるのは初である。 |
2021.10.06 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese air force unveils EW variant of J-16 fighter,,,, |
<2112-100603>
中国PLA空軍が9月28日~10月3日に開かれる殊海航空展でJ-16多用途戦闘機の電子戦型であるJ-16Dを、地上展示スペースに設置した。
複座の同機はやや小型のAESAレーダを搭載するためか機首のレドームがやや短く、両翼端にELINT/SIGINT用ポッドが取り付けられ、翼下及び空気取り入れ口下の合わせて4ヶ所にも大型のjammingポッドが取り付けられている。 |
2021.10.06 |
Jane's Defence Weekly |
AVIC to reveal nest-gen, carrier-based fighter this year |
<2112-100602>
AVIC社が殊海航空展で9月29日、2021年内に次世代艦載戦闘機の詳細を明らかにすると述べた。
またSAC社でJ-15やFC-31を開発してきた主任設計士は、次世代艦載戦闘機は発表と同時に機体を公開する準備ができていることも明らかにした。 |
2021.10.06 |
時事通信 (Yahoo) |
米保有の核弾頭3750発 1962年以降で最少 |
<2111-100602>
米国務省が米国の核弾頭保有数について5日、2020年9月時点で3,750発と 1962年以降で最少となったと公表した。 2019年の3,805発からは55発減少し、保有数が最大だった1967年の31,255発からは88%減となった。
国務省によると公表数の3,750発には配備済みと保管中の弾頭が含まれるが、退役し解体待ちの弾頭は含まれない。
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) によれば、解体待ちの弾頭を含めた全世界の核弾頭総数は推計13,080発で、米国の5,550発に対しロシアは6,255発、中国は350発を保有している。 |
2021.10.05 |
Jane's 360 |
Airshow China 2021: CASIC unveils FK-2000 self-propelled air-defence system |
<2111-100511>
中国CASIC社が9月28日~10月3日に殊海で開かれている航空展に新型の自走防空システムFK-2000を出品した。
ロシアのPantsirを発展させたと見られるFK-2000は8×8車に発射機とレーダを搭載したシステムで、航空機に対しては射程1.2km~25km、射高15m~12km、ASMやCMに対しては射程1.2km~10km、射高15m~8kmの性能を持つ。 |
2021.09.30 |
時事通信 (Yahoo) |
英、原発計画から中国排除検討 関係悪化で 新聞報道 |
<2110-093002>
英Financial Times紙が29日、英政府が英南東部の原発建設計画で中国企業に保有株式を放棄させることを検討していると報じた。 この原発計画はイングランド東部サイズウェルで進められており、フランス電力が株式の80%を、中国広核集団が20%を保有しているが、同紙によると、英政府は中国広核に対して保有株式を投資家に売却するか、株式市場に上場するかを迫る計画だという。
英中関係は香港や新疆ウイグル自治区の人権問題などをめぐって冷え込んでおり、国家の安全保障にも関わる原子力計画から排除する方針とみられる。 |
2021.09.29 |
Defense News |
China preps rollout of a new carrier-based fighter jet |
<2110-092908>
中国が殊海航空展で国産エンジンWS-10Cを搭載したJ-20 2機を公開したのに引き続き、年内に次世代艦載戦闘機J-31を公開することを、AVIC社がWeibo上で公表した。
ただしJ-31は当面、J-15同様にロシア製エンジンを搭載する模様である。 |
2021.09.27 |
Aviation Week & ST |
USAF secretary warms of revived 60-year-old Chinese nuclear weapon |
<2111-092702>
ケンドール米空軍長官が9月20日に開かれた空軍協会 (AFA) のAir, Space, Cyber会議で、中国が55年も前の構想である宇宙空間または近宇宙空間から核爆弾を投下する計画を復活させようとしていると警鐘を鳴らした。 バイデン政権は過去3ヶ月間この問題に取り組んでいるという。
冷戦時代にFOBSと呼ばれていたこの計画は、高度150kmに設定されたKarman Line(註:国際航空機関 (FAI) によって設定された航空機と宇宙船の管轄を分ける線)の直下となる90~150kmを飛翔することでロシアのAvangardの様なICBM級HGVと同等の効果を得られるという。
中国は1970年代初期に3段推進型のDF-5でFOBSを目指していた。 |
2021.09.24 |
Defense News |
China to show off its new electronic-attack jet |
<2110-092406>
中国が9月28日から10月3日の間に開かれる殊海航空展でJ-16の電子戦機J-16Dを公開すると見られる。 地上で撮影されたJ-16Dの画像では両翼にポッドを搭載している。
2020年11月の開催予定がCOVID-19パンデミックで延期されていた今回の殊海航空展では、このほかにWZ-7 HALE UAVやJ-20も公開されると見られる。 |
2021.09.21 |
Breaking Defense |
Russia, PRC Intercept US Aircraft ‘Multiple Times A Day’ In Pacific: PacAF |
<2110-092109>
米太平洋空軍司令官のウィルスバッハ大将が9月21日に開かれた空軍協会 (AFA) の会合で、昨年2機の中国軍機と1機のロシア軍機が米軍機に対して危険な接近飛行を行ったが、これらは氷山の一角に過ぎないと述べた。
一方、インドがロシアからS-400を導入することについては異議がないとも述べた。 |
2021.09.19 |
朝日新聞 (Yahoo) |
中国軍、台湾の西南沖で実戦演習 米駆逐艦が海峡通過した翌日に |
<2110-091905>
中国PLA東部戦区が18日、台湾の南西沖で海軍と空軍による演習を17日に実施したと発表した。 具体的な演習の内容や規模は明らかにされていないが、同戦区は海空軍の統合作戦能力の向上が目的としたうえで、台湾海峡の情勢に応じて演習を常態化するとしている。
中国軍関係者は東部戦区が演習を発表したことについて、米軍の動きに応じたものだと話している。 |
2021.09.19 |
News Post 7 (Yahoo) |
中国海警局が超大型哨戒艦建造 米軍の「航行の自由作戦」に対抗か |
<2110-091902>
香港のSouth China Morning Post紙が、中国海警局が南シナ海での海上パトロールのため、新たに基準排水量5,560tの大型哨戒艦を建造し、海南省の海南海上保安署に配備すると報じた。 この哨戒艦は海巡-03と名付けられ、全長128.6m、速力20kt、航続距離10,000nmで、燃料の補給なしで60日間連続で洋上を哨戒することができるという。
米軍を刺激するのは必至で、フィリピンやベトナムなど南シナ海の島嶼の領有権を主張する東南アジア諸国も警戒感を強めている。 |
2021.09.16 |
テレ朝 News (Yahoo) |
イギリス議会 中国大使の立ち入りを禁止に |
<2110-091603>
英議会が、議員が中国から制裁を科されたことを受け中国大使の議場立ち入りを禁じた。
新疆ウイグル自治区の人権問題を巡って中国から制裁を科された議員らから反発が上がり、英議会上下両院議長は中国の鄭大使が参加予定だった15日の会合の開催を認めなかった。 |
2021.09.15 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、独フリゲート艦寄港拒否 |
<2110-091509>
ドイツ外務省報道官が15日、日豪印韓などインド太平洋地域に向け出港したフリゲート艦Bayernについて、中国当局が寄港を望まないとの意向を伝えてきたと明らかにした。
Bayernは、中国が周辺国と対立する南シナ海を航行する予定で中国への牽制の意味合いがある一方、過度な刺激を避けるため上海への寄港を打診していたが、中国側が拒否した。 |
2021.09.15 |
南日本放送 (Yahoo) |
中国海軍の艦艇4隻 大隅海峡を航行 |
<2110-091503>
防衛省が、中国海軍艦艇が9月11日に大隅海峡を通過し、太平洋から東シナ海に入ったのを確認したと発表した。 領海への侵入はなかったという。
発表によると、海上自衛隊が11日09:00頃に中国海軍の艦艇4隻が、種子島の東140kmの太平洋上を航行しているのを確認した。 4隻はその後、大隅海峡の接続水域を西に航行し、東シナ海に入ったという。 航行していたのは、Type 055駆逐艦、Type 052D駆逐艦と、補給艦、情報収集艦のあわせて4隻で、そのうちType 052D駆逐艦は前日10日に奄美大島沖でも確認されていた。 |
2021.09.12 |
TBS News (Yahoo) |
外国潜水艦が奄美大島沖の接続水域を潜航 防衛省は中国海軍と推定 |
<2110-091204>
防衛省が、中国海軍のものとみられる潜水艦が奄美大島沖の日本の接続水域内を潜航しているの確認したと発表した。 防衛省によると、10日に奄美大島の東の太平洋で潜水艦が航行し、近くで中国海軍の駆逐艦1隻が確認された。 その後潜水艦は日本の接続水域内に入り、12日午前には横当島の西の東シナ海を航行した。
海上自衛隊が哨戒機や護衛艦で情報収集と警戒監視にあたったが、潜水艦による領海への侵入はなかったという。 |
2021.09.08 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese forces conduct more than 120 maritime exercises in three months |
<2111-090806>
中国Global Timesが8月24日、PLA陸海空軍及び海兵隊が、過去3月間に120回以上の海上演習を実施し、即応能力を高めていると報じた。
舞台となったのは渤海。黄海、東シナ海、台湾海峡、南シナ海に及んだという。 |
2021.09.07 |
中央日報 (Yahoo) |
西海上に中国の「スパイ艦」出没…「韓国 SLBM の動向監視」 |
<2110-090703>
今月2日に韓国が安興試験場の近海でSLBMの発射試験を行った際に中国の情報艦が関連情報を探知したことが確認された。 試験発射に際して黄海の黒山島近海東経124゚付近に中国の情報艦が出没した。 韓国政府関係者によると、中国は試験発射を控えた数日前から情報艦を配置していた。
発射は先月13日に就役した潜水艦島山安昌浩からコールドローンチ方式で行われた。 3,000tの島山安昌浩は垂直発射管6本を装備し、最大射程500kmの玄武-2Bを搭載している。 |
2021.09.04 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
タリバン、「一帯一路」のアフガン拡大要望…中国・パキスタン経済回廊 |
<2110-090405>
タリバンのムジャヒド報道官が3日にパキスタンの首都イスラマバードで開かれた国際会議にオンラインで参加し、中国とパキスタンが進める大規模インフラ整備事業の中パ経済回廊 (CPEC) を、アフガンまで拡大するよう呼びかけた。 CPECは中国西部からパキスタン南西部グワダル港までの2,700kmの間に高速道路や発電所、港湾などを整備する計画で、中国の巨大経済圏構想一帯一路の中心事業に位置づけられている。
米欧がアフガン支援の継続に慎重な姿勢を示すなか、タリバンは中パ両国にインフラ整備で協力を仰ぐ構えである。 |
2021.09.04 |
TBS News (Yahoo) |
リトアニアと中国双方の大使を召還 台湾の代表機関開設めぐり |
<2110-090404>
台湾がリトアニアに代表機関を開設することをめぐって、中国とリトアニアの双方がお互いの大使を召還する事態となっている。 リトアニア外務省は3日、中国に駐在する大使を協議のため召還すると発表した。 これに先立ち中国も8月に駐リトアニア大使を召還した。
発端となったのは、台湾がビリニュスに事実上の大使館にあたる代表機関を開設するのにあたり、他の国で使用されてる台北ではなく台湾の名称を使うことを許可ことで、これに中国は「一つの中国」の原則に反すると反発している。
【関連記事:2109-081007 (共同 2021.08.10)】 |
2021.09.02 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国、アフガン混乱の波及警戒 国境地域で軍事演習 |
<2110-090207>
米軍の撤退でアフガニスタン情勢が不安定化するなか、混乱の波及を警戒した中国が国境地帯で、新疆ウイグル自治区に展開するPLA部隊の実弾演習映像を公開した。 演習は標高5,000mの高地で行われ、砲兵部隊や防空部隊の作戦遂行能力を検証したという。
中国PLAは8月にロシア軍との合同演習を行ったほか、11日からは中露に加えて中央アジアなどの諸国でつくる上海協力機構の合同演習にも参加する。 |
2021.09.01 |
Jane's Defence Weekly |
China's new hypersonic wind tunnel at Huairou expected to be ready for use next year |
<2111-090102>
中国国営CCTVが8月22日、北京市懐柔区の中国科学技術大学機械工学研究所に建設されたJF-22超高速風洞が2022年には稼働すると報じた。 JF-22は高度40km~100kmを模擬した環境でMach 30までを実現できるという。
JF-22は2012年以来使用しているMach 9を実現できるJF-12超高速風洞を発展させたものという。 |
2021.09.01 |
Jane's Defence Weekly |
China's PLARF tests improved short-range ballistic missiles |
<2111-090101>
中国国営CCTVが8月21日、PLAロケット軍 (PLARF) が新型の通常弾頭SRBM 2発を発射する映像を流した。
この映像はDF-15 (CSS-6) の改良型で新型または改良型の弾頭を搭載している模様である。
公開された映像は弾頭部に操舵翼と見られるフィンがついていることからDF-15Bと見られ、GNSS誘導とレーザ測距装置とレーダシーカで誘導される。
射程は搭載される弾頭の重量で異なるが800kmは超えると見られる。 |
2021.09.01 |
朝日新聞 (Yahoo) |
領海の航行ルールを厳格化 中国「改正海上交通安全法」が施行 |
<2110-090103>
中国領海での航行ルールを定めた改正海上交通安全法が1日に施行された。 海上交通の安全と監督を担う海事局の権限強化を図り、危害を及ぼすと判断した外国船に対して目的地などの報告を義務づける。 海事局が8月27日に発表した公告によると、領海を航行する外国の潜水艦や原子力を動力とする船舶、危険物を運ぶ船などに対し目的地や搭載内容の報告を義務づけた。 指示に従わなければ退去させる権限も有する。 中国の海上交通安全を危うくする可能性のある船舶も対象に含まれており、線引きはあいまいである。
中国は領海法で尖閣諸島や南シナ海の諸島を自国領土と定めており、周辺海域も法適用範囲となる。 |
2021.08.31 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
国防部、軍事力報告書を公表「中国の電子攻撃能力、第1列島線以西に及ぶ」 |
<2109-083108>
台湾国防部が31日、中国の軍事力に関する2021年度の報告書を公表すると共に、2022年度の予算書などを立法院に送った。
中国の電子戦能力について、例年の報告書では「台湾の防空、制海、反撃作戦を麻痺させる初歩的な体系を備えている」との言及にとどめていたが、今年度は「第1列島線以西の地域に対して物理的・非物理的電子攻撃を行い、通信を遮断無効化する能力を有している」との指摘が記載された。
上陸能力については、前年度の報告書では「現段階では大規模に上陸作戦を実施する能力を完全には備えてない」との見方を示していたが、今年度は上陸用車両や後方支援態勢は依然として不十分だとしつつも、各種の海空戦略の装備に引き続き力を入れると同時に、ヘリを運用した立体上陸や多次元的、スピーディーに上陸する多維双超の作戦力を加速度的に向上させていると指摘している。 |
2021.08.29 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中ロなど8ヵ国が合同軍事演習へ アフガン混迷の中 |
<2109-082902>
アフガニスタン情勢への懸念が深まるなか、中国国防省は27日に上海協力機構加盟8ヵ国が9月11日からロシアで対テロ演習を行うと発表した。 市街地での銃撃戦やドローンによる襲撃への対応を想定し、中国メディアは現地に向かう中国軍の様子を伝えている。 演習には中国とロシアのほか、パキスタンやウズベキスタンなどから合わせて4,000名の将兵が参加する。
習国家主席とプーチン大統領は25日にアフガニスタン情勢による混乱が波及しないよう連携強化を確認している。 |
2021.08.26 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国軍、台湾周辺海域などで演習120回超…専門家「多方面の戦闘に同時対処」 |
<2109-082602>
中国共産党機関紙傘下の環球時報が25日、中国軍がこの3ヵ月間に東・南シナ海や台湾周辺などの海域で120回以上の演習を実施したと報じた。 それによると、中国海事当局による演習海域での航行禁止の通達や台湾国防部の発表を集計したところ、中国北部の渤海・黄海では少なくとも48回、台湾周辺では約399回、南シナ海では少なくとも26回の演習が実施され、東シナ海では少なくとも7回の演習が行われたとしている。
中国の軍事専門家は同紙に対し、多方面での戦闘に同時に対処する準備を進めているとの見方を示した。 |
2021.08.23 |
Stars & Stripes |
China has improved the accuracy of its missile force, US Army finds |
<2109-082303>
米陸軍が8月9日に発簡し23日に公表した報告書Chinese Tacticsによると、中国陸軍ロケット部隊のミサイルが射程を延伸し精度も向上しているという。
186哩(註:300km)であったDF-11の射程は435哩(註:700km)以上になり、600kmであったDF-15/16の射程は1,000kmになっているという。 |
2021.08.21 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国「新型弾道ミサイル発射に成功」…台湾をけん制、短距離改良型か |
<2109-082102>
中国CCTVが21日、中国西北部の砂漠地帯で戦略ミサイル部隊のロケット軍がDF-15の改良型とみられる新型BMの発射に成功したと報じた。 発射試験は最近実施され、TELから発射された2発が悪い自然条件と複雑な電磁妨害を克服して、数百㌔㍍離れた地上の目標に正確に命中した。
台湾メディアは、中国軍が1990年代の台湾海峡危機時に打ち込んだDF-15の改良型だとの見方を報じており、発射試験は台湾に対するミサイル攻撃能力を誇示する狙いがあると見られる。 |
2021.08.18 |
Jane's Defence Weekly |
Beijin and Moscow look to deepen military-technical ties |
<2110-081812>
中国とロシアは7月下旬に軍事技術の結びつきを強化することに合意したが、近年中国の対露軍事技術依存は低下している。
中露は2014年と2015年にS-400 6個中隊、Su-35 24機、Mi-17 100機の購入で合意し、2015年~2018年に対中輸出がピークを迎えたがその後新たな契約はなく、2015~2018年に$740Mであった売買額が2019年には$1.8B以上に増大したが、2021年には$1.1Bに減少している。
このままでは2020年代末には$300Mにまで落ち込むと見られる。 |
2021.08.18 |
Jane's Defence Weekly |
China launches 32nd Type 054A frigate for PLAN |
<2110-081805>
中国のソーシャルメディアに流れた画像から、PLA海軍で32隻目となるType 054Aフリゲート艦が上海の滬東中華造船で進水したことが明らかになった。
既に30隻が就役しているType 054Aフリゲート艦の建造は3年以上の空白を開けて再開され、31番艦は7月12日に広州黄埔造船廠で進水している。 |
2021.08.18 |
Jane's Defence Weekly |
Large-scale exercise points to growing Sino-Russian military co-operation |
<2110-081803>
中国とロシアが軍事的結びつきを強めており、8月9日には寧夏回族自治区の青銅峡演習場で13,00名が5日間の日程でSibu/Interaction 2021演習を行った。
【寧夏回族自治区の位置 (Google Map)】
この演習に中国側はPHL-03 300mm MRL、PCL-181 155 SPH、ZSL-10 APC、ZBL-09 IFV、HQ-16 MSAMなどと、Su-35、J-16、H-6、JH-7、Y-20などの航空機、ロシア側からはBMP-3 IFV、Taifun-PVO耐地雷車やSu-30SM、Il-76、Mi-171Yeなどの航空機が参加した。 |
2021.08.16 |
日経新聞 |
ザンビア大統領に野党ヒチレマ氏、債務膨張の現職敗北 |
<2109-081605>
債務不履行(デフォルト)に陥ったアフリカ南部ザンビアの選挙管理委員会は16日、12日に投票が行われた大統領選で野党・国家開発統一党のヒチレマ党首が初当選したと発表した。 中国からの借り入れなどで債務を膨らませた現職のルング大統領に不信任を突きつける結果となった。
ザンビアは2020年11月、ドル建て国債の利払いができずCOVID-19流行下でアフリカ初のデフォルトとなった。 中銀によると対外債務残高は2020年末に$12.7Bと、ルング氏が大統領に就任した15年から倍増した。 世界銀行によると最大の債権国は中国で、対中債務残高は2019年末時点で$3.4Bと2015年末から2倍に膨らんだ。 対中債務の条件が不透明だとみる欧米の債権者との間で利払い猶予の交渉が頓挫した背景となった。 |
2021.08.14 |
CNN (Yahoo) |
中国人殺害の自爆攻撃でアフガンとインドを非難、パキスタン |
<2109-081405>
パキスタンによると、100kg以上の爆発物を積んだ車が建設現場へ向かっていたバス車列に突っ込み、中国人技術者9人、パキスタン軍兵士2人らが死亡し数十人が負傷した。
クレシ外相は、自爆攻撃はアフガン内のパキスタン・タリバーン運動の仕業と疑われるとしてアフガンの情報機関「国家保安局」とインドの情報機関も犯行に賛同したとも述べた。 また、犯行を謀議しアフガンで活動を依然続ける3人の身柄をパキスタンへ引き渡すようアフガン政府に求めた。 |
2021.08.11 |
Jane's Defence Weekly |
China building 'Batch 04' J-15s |
<2110-081112>
8月1日に中国のWeiboにアップされた画像から、J-15艦載戦闘機の生産が継続している模様であることが判明した。
画像が掲載されたJ-15にはPLA海軍航空隊の塗装が施され、機体には第4次生産分であることを示す機体番号0401が記されていた。 |
2021.08.10 |
共同通信 (Yahoo) |
中国、駐リトアニア大使召還 |
<2109-081007>
中国外務省が10日、リトアニアに台湾代表処が設立されることに反対し、駐リトアニア中国大使の召還を決めたと発表した。
リトアニア側にも駐中国大使に退去を要求した。 |
2021.08.10 |
中央日報 (Yahoo) |
中国原子力潜水艦、英空母「クイーン・エリザベス」尾行して発覚 |
<2109-081003>
英Daily Expressが8日、中国の原子力潜水艦がインド太平洋地域を航海中の英空母Queen Elizabethを尾行したと報じた。 英CSGが南シナ海を離れて太平洋へ向かった際に、フリゲート艦KentとRichmondのCICで尾行していた2隻の商級潜水艦 (Type 092A 7,000t) をソナーで確認した。
中国の尾行は初めてではなく、2015年に米空母Ronald Reaganが中国の潜水艦に尾行された事例がある。 |
2021.08.06 |
共同通信 (Yahoo) |
中ロ、合同軍事演習を開始 アフガン情勢警戒 |
<2109-080601>
中国国防省が6日、ロシア軍との合同演習を中国内陸部の寧夏回族自治区で開始したと発表した。 1万人余りが参加し8月中旬まで実施する。 5日に合同で防空、対地攻撃、空挺降下訓練などを実施した。
中露は過去にも合同演習をしているが、中国の戦略的な作戦行動演習にロシア軍が組織的に参加するのは初めてという。
ロシアは中央アジアを勢力圏と見なしており、米軍が撤退を進めるアフガンからの過激派勢力の流入を警戒していて、中露が連携して中央アジアへにらみを利かせる狙いがありそうである。 |
2021.08.04 |
Jane's Defence Weekly |
Type 003 aircraft carrier details revealed |
<2110-080411>
上海に近い江南造船を7月12日にMaxar衛星が撮影したType 003空母の画像によると、既にアイランド部が取り付けられ、あとは内部の工事だけのようである。 甲板には2ヶ所に大きな穴があるが、恐らく主機などの取り付けのためと思われる。
全長318m、幅75m、Type 003は304.5m、70mのType 001/002より大型であるが、アイランドの長さは40mとType 001/002の60mより短い。 初めてのCATOBARで3本のカタパルトを持ち、着艦路は230mとType 001/002より24m長い。 ただ着艦用の拘束索はまだ取り付けられていない。 |
2021.08.04 |
Jane's Defence Weekly |
New MRL system in service with PLA's Tibet Military Command |
<2110-080402>
中国国営CCTVが7月24日、新型MRLがチベット軍に配備されたと報じた。 映像では数両の4×4 MRLが射撃をしている映像が報じられた。 チベット高原を背景とした映像にはCSK181装甲車や数両のPCL-161も映っていた。
新型MRLはPCL-161と同じと見られる車体に20連装の122mmと見られるSR7 6×6 MRLとよく似た発射機が搭載されている。 SR7 MRLは122mmであれば20発、220mmであれば6発を搭載できる。 |
2021.07.29 |
毎日新聞 (Yahoo) |
中国とタリバンが接近 米軍撤収後のアフガンに向け思惑一致か |
<2108-072904>
アフガニスタンから8月末で米軍が完全撤収するのを前に力タリバンと中国が接近している。 28日には中国の王毅国務委員兼外相がタリバン幹部と天津で会談し、アフガン情勢の安定などについて意見交換した。
タリバンがアフガン政府に攻勢をかけて支配地域を拡大するなか、米軍撤収後のアフガンでの影響力拡大を図りたい中国側と、中国からの支援を引き出したいタリバン側の思惑が一致した。
会談で王外相は、タリバンはアフガンで決定的な力を持つ軍事、政治勢力であり、アフガンの和平、復興の過程で重要な役割を発揮することが見込まれると評価した。 |
2021.07.28 |
Jane's Defence Weekly |
China launches 31st Type 054A frigate for PLAN |
<2109-072806>
Type 054Aフリゲート艦の31番艦が広州黄埔造船廠で進水した画像が、7月17日にネット上で公開された。 31番艦はMR-90 Front Domeに代えType 382と見られる4面固定レーダが設置される。
Type 054Aは2006年から2018年に30隻が広州黄埔造船廠と上海の滬東中華造船で進水している。 滬東中華造船ではパキスタンから受注したType 054A/P 2隻とPLA海軍向けの2隻が建造中である。 |
2021.07.28 |
TBS News (Yahoo) |
中国が中央アジアへの外交攻勢活発化 その狙いは |
<2108-072802>
タジキスタンを訪問している中国の魏国防相が27日にラフモン大統領と会談し、アフガン情勢について、テロ対応で連携することを確認した。 中国は王毅外相も今月、タジキスタンなどを訪問するなど、中央アジアの国々への外交攻勢を活発化させている。
中国は、米軍の撤退完了が来月末に迫るアフガンでの存在感を高めるとともに、国境を接する新疆ウイグル自治区に反政府勢力タリバンの影響力が波及するのを防ぎたい考えがあるとみられる。 |
2021.07.28 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国、ICBM 施設を増強か…ウイグル自治区に計110か所 |
<2108-072801>
New York Times紙が26日、米専門家が民間衛星の画像を分析した結果、中国がICBM用とみられる地下施設を新疆ウイグル自治区の砂漠地帯に110ヶ所建設していることが分かったと報じた。 建設は3月に始まったという。
専門家は、サイロの建設はこれまでで最大の核兵器増強とみなされると指摘しているが、別の専門家によると米軍の攻撃に備え、囮も含めミサイルの数以上のサイロを作っている可能性もあるという。
6月には米国の別の研究機関による衛星写真の分析で、甘粛省でサイロとみられる施設が約120ヶ所建設されていることが判明している。 米国防総省は昨年発表した年次報告書で、中国のICBM保有数を約100基と推計している。 |
2021.07.26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米中、首脳会談巡り協議せず 国務副長官が王外相と会談 |
<2108-072608>
シャーマン米国務副長官が26日に天津で中国の王毅外相らと会談を行った。 米政府当局者によると、会談は4時間にわたったものの米中首脳会談の実現の可能性は議題として取り上げられず、具体的な合意は何も得られなかった。
米政府当局者によると、副長官は会談で、香港、新疆ウイグル自治区、チベットなどにおける中国の行動のほか、サイバ攻撃などを巡る懸念を表明し、世界保健機関 (WH) が計画している2回目のCOVID-19起源調査に中国が協力的でないことに懸念を示した。 |
2021.07.21 |
Jane's Defence Weekly |
Crouching tiger |
<2109-072117>
= 中国軍のドクトリンに関する9頁の記事 =
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2021.07.21 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese navy's latest frigate may have been equipped with an updated weapon system |
<2109-072114>
Type 054Aフリゲート艦がHHQ-16 SAMのFCSレーダとして装備しているMR-90 Front Domeレーダが2面プレーナアレイアンテナのLY-80Nに換装されている模様である。 |
2021.07.21 |
Jane's Defence Weekly |
WZ-7 UAV production continues at Anshun |
<2109-072110>
6月22日に貴州省安春黄国湖空港を撮影した衛星画像にWZ-7 HALE UAVが5機写っていた。 5機のうちの少なくとも1機にはPLA空軍の塗装が施されていた。
全長14m、実用上昇限度18,000m (59,050ft)、巡航速度405kt (750km/h)、航続距離3,780nm (7,000km) のWZ-7は2006年の殊海航空展で模型が展示されている。 |
2021.07.21 |
Jane's Defence Weekly |
More indications emerge of Y-20 AEW&C variant |
<2109-072103>
中国Global Timesが7月5日、Y-9輸送機を元に開発したKJ-500 AEW&Cの設計副主任がセミナで行った講演で、中国にはより小型及びより大型のAEW&C機が必要であると述べたと報じたことから、Y-20のAEW&C型が一段と現実味を帯びてきた。
Y-20の主任設計士は2019年3月に、2016年に就役したMTOW 220tのY-20には各種の型があると述べており、既に空中給油機型のY-20Uの存在が明らかになっている。 |
2021.07.20 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
米・EU・英・日・NATOが中国のサイバー攻撃を批判…韓国は加わらず |
<2108-072001>
米、EU、NATO、英、日などが中国の情報機関である国家安全部によるサイバ攻撃をほぼ同時に一斉批判した。 米大統領府は19日、3月に公表されたMicrosoftエクスチェンジ・サーバの脆弱性を利用したサイバ攻撃などの背後に中国国家安全部が関与しているとしたFact Sheetを公表し、EUやNATOなども同じ内容の発表を行った。 NATOが中国のサイバ攻撃を批判するのは今回が初めてである。
米英からなる情報共有の枠組みFive Eyesをはじめとして、世界中の米国の同盟国も今回の批判に参加したが、韓国は参加しなかった。 |
2021.07.16 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、東シナ海で「武器使用訓練」 |
<2108-071601>
中国海事局が16日、武器を使用した演習を行うため、同日から21日まで東シナ海の広い海域を航行禁止区域に指定した。 区域は浙江省温州市から寧波市までの沖合で、最も南の地点は台湾から250kmである。
訓練の詳細は不明だが、台湾の蔡政権を牽制するため夜間も含め実戦的な演習を行う可能性がある。 |
2021.07.14 |
Jane's Defence Weekly |
Production of 'Batch 06' J-10s underway |
<2109-071410>
中国共産党 (CPC) 創立100周年の7月1日にWeibo上にJ-10Cの6次生産分と見られる画像が流れた。 機体は黄色のプライマのままで生産途中であるが、機体番号には6次生産機であることを示す619番が描かれていた。
6次生産機は5次生産機の一部同様に、ロシア製Saturn AL-31FNエンジンではなく、WS10シリーズエンジンのWS10Bが搭載されている。 |
2021.07.14 |
Jane's Defence Weekly |
China's third carrier taking shape |
<2109-071401>
最近の衛星画像から、上海の長興島造船所で建造中の3番目の空母Type 003が上部構造物の取り付けが終わり船体工事を終えたことから、半年以内に進水すると見られる。 |
2021.07.08 |
日経新聞 |
中国、スリランカ「支配」を強化 高速道18年間保有へ |
<2108-070806>
中国が主導するインフラ整備計画を巡り、同国によるスリランカの支配が強まってきた。 中国国有企業の中国港湾工程(CHEC)がスリランカで高架式の高速道を建設し18年間保有することになったもので、競争入札の過程が不透明なため親中のラジャパクサ政権の意向が働いた可能性がある。
中国港湾工程は中国交通建設(CCCC)の子会社で、5月にはコロンボ郊外での延長17kmの高速道路の建設案件をスリランカ政府から受注した。 中国港湾工程は建設した高速道路を所有し、元本を回収して利益をあげ、18年後にはスリランカ政府に引き渡す建設・運営・譲渡(BOT)方式を採用する。 結果として中国港湾工程はスリランカで高速道路を所有する初めての外国企業になる。 |
2021.07.07 |
時事通信 (Yahoo) |
外為法違反事件「厳正に対処」 加藤官房長官 |
<2108-070705>
加藤官房長官が7日、軍用UAVに転用可能なモーターを中国に輸出しようとしたとして、東京都の精密機器メーカーなどが外為法違反容疑で書類送検されたことについて、安全保障にかかる貿易管理制度の周知徹底を図っていくとしたうえで、不正な事案に対し厳正に対処し、再発防止を図っていきたいと述べた。 |
2021.07.06 |
産経新聞 (Yahoo) |
中独仏3首脳がオンライン会談 EU、米国と一線画す |
<2108-070601>
フランス大統領府が5日、フランス、ドイツ、中国の3首脳がオンライン会談したと発表した。 仏独両国には、米国とは一線を画したEU独自の対中外交を示す狙いがある。 独仏首脳は、EUと中国が昨年末に結んだ投資協定を踏まえ、中国が欧州企業の市場参入に道を開くよう期待を示した。
仏大統領府の声明によると、3首脳は地球温暖化対策、COVID-19ワクチンのアフリカへの分配、さらにイラン、ミャンマー情勢について話し合った。
中国の人権問題をめぐっては、独仏首脳は懸念を示し、新疆ウイグル自治区の強制労働問題で習主席に改善を要求した。 |
2021.07.05 |
中央日報 (Yahoo) |
中国海軍、今年4隻目の駆逐艦就役…戦力強化 |
<2108-070504>
中国海軍関連のウェブサイトによると、中国が今年になって4隻目のType 052D駆逐艦開封を就役させた。
中国は上半期にType 052D駆逐艦蘇州、淮南、南寧を就役させ、Type 055駆逐艦拉薩と大連、Type 075上陸強襲艦海南、Type 091V SSBN長征18も就役させている。 |
2021.07.03 |
AFP=時事 (Yahoo) |
無人機の編隊で空に鳥や党旗 中国共産党創立100年のショー |
<2108-070304>
中国共産党創立100年の節目となった1日に、広東省深圳市で開かれたショーでは、UAVの編隊飛行によって空に鳥や中国共産党の党旗などが描かれた。 |
2021.07.01 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、ICBM 格納庫建設か 北西部の砂漠に119ヵ所 米紙 |
<2108-070101>
Washington Posrが6月30日、中国が北西部の砂漠地帯にICBMの地下格納庫とみられる施設を建設していると報じた。 施設は119ヵ所に上り、中国による核戦力の大幅な増強を示唆している可能性があるという。 ミドルベリー国際大学院の不拡散研究センターが商業衛星写真に基づいて分析したもので、甘粛省玉門市の北西にある砂漠地帯に建設されていた。
中国は核兵器250~300発を保有しているとされるが、これらの地下施設は囮の可能性もあり、実際に何発のICBMが配備されるかは不明である。 |
2021.06.30 |
Jane's Defence Weekly |
Video footage emerges of new Chinese submarine |
<2108-063002>
TikTokに揚子江と思われる河を2隻の船に固定されて運搬されている潜水艦の映像が流れた。
武漢の武昌造船所で進水前の5月上旬に撮影されているこの潜水艦の画像には、スウェーデン海軍向けにSaabしゃが建造中のKockums A26潜水艦とよく似た独特のフィンを装備している。
衛星画像からするとこの潜水艦は寸法からType 039A/B元級の改良型のようであるが、明らかに再設計されているようである。 |
2021.06.29 |
時事通信 (Yahoo) |
海上民兵に最高勲章 「南シナ海防衛」称賛 中国 |
<2107-062904>
習国家主席がは29日、南シナ海で領海主権を守るため傑出した貢献をしたとして、党内最高栄誉とされる71勲章を海上民兵として長年活動してきた王氏に授与した。
71勲章は、党創立100年を記念する7月1日に合わせて新たに設けられ、故人を含む計29人に授与された。 |
2021.06.27 |
東京新聞 |
中・東ヨーロッパ、ロシアに加え中国とも距離 バイデン米政権の強硬姿勢に連動か |
<2107-062702>
中国とは協力関係を志向してきた中東欧で、ロシアに加え中国との経済関係拡大を阻止する動きが強まっている。
InterFax通信によるとチェコ下院は16日に南モラビア地方のドコバニ原発の増設でロシアと中国企業の入札参加を認めないと決議し、政府もロシアと中国の政治的なふるまいを理由に議会決議を容認した。 チェコ政府は4月、2014年の弾薬庫爆発にロシアスパイが関わったとする調査結果を発表したのを機にロシアへの警戒論が強まっていたが、中国排除の表明は異例である。
一方、ウクライナでは3月にゼレンスキー大統領が、中国企業が自国の航空エンジン製造大手を買収することを大統領令で阻止した。 |
2021.06.24 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
南太平洋のナウル、中国企業排除で新たな海底ケーブル計画を検討 |
<2107-062404>
ナウル共和国が中国企業による海底ケーブル建設計画に代わり新たなオーストラリアのケーブルと接続する交渉を進めている。 関係者によると、ナウルと1,250km離れたソロモン諸島の首都ホニアラの間に海底ケーブルを敷設し、オーストラリアとソロモン諸島、パプアニューギニアを結ぶ全長4,700kmのCoral Sea Cableと接続する計画である。
アジア開発銀行 (ADB) はナウル、キリバス、ミクロネシア連邦の島嶼各国の通信環境を改善するために「東ミクロネシアケーブル」の建設を計画して昨年入札を行ったが、これにファーウェイグルーブの華海通信技術(旧社名:華為海洋網絡)が競合企業よりも20%低い価格を提示したためナウルは安全保障上の脅威を指摘し、米国も警告を発して計画は頓挫した。
ナウル共和国は台湾との外交関係を維持しており、中国との間に緊張が生じている。
【関連記事:2107-061806 (ロイタ 2021.06.18)】 |
2021.06.24 |
共同通信 (Yahoo) |
一帯一路「140カ国が署名」 習近平氏、ワクチン協力も |
<2107-062402>
中国国営新華社通信が、習国家主席が23日に一帯一路に関するアジア太平洋地域のオンライン国際会合に書面で挨拶を寄せ、一帯一路関連の協定に140ヵ国が署名したと述べ、協力国が増えたと強調したと報じた。
中国外務省によると出席した王毅国務委員兼外相は、一帯一路を通じたCOVID-19対応で中国がワクチンや原料4億回分以上を供与した約90ヵ国のうち「大半が一帯一路の協力パートナーだ」とし、会合に参加した29ヵ国の外相らはワクチン協力の推進で一致した。 |
2021.06.21 |
産経新聞 |
中国がキリバスで滑走路修復 対米軍事目的か |
<2107-062101>
中国がキリバスで、離島に放置されていた滑走路の修復を計画していることが判明し、米国向けの軍事利用が狙いではないかとの観測が広まっている。 ロイタ通信は5月5日、キリバス中部のフェニックス諸島にあるカントン環礁で、中国が2,000mの滑走路の修復計画を進めていると報じた。 記事は匿名の関係者の言葉として、同環礁は中国の動かない空母になると報じた。
キリバスは2019年9月に台湾との国交を解消し中国と国交を樹立している。
カントン環礁は大戦後ハワイとオーストラリアを結ぶ航路の中間点として民間機の給油地点となったが、長距離が飛行できるジェット機の普及で1968年に閉鎖されて以降、滑走路は放置されていた。 島は同諸島唯一の有人島だが、住民はわずか20人である。 |
2021.06.18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
太平洋島しょ国の海底ケーブル計画、中国企業参加に米懸念で頓挫 |
<2107-061806>
太平洋島嶼国を対象とする世界銀行主導の海底通信ケーブル「東ミクロネシアケーブル」の敷設計画が、中国企業の参加が安全保障上の脅威だとする米国の警告を各島嶼国政府が聞き入れたために頓挫していたことを、2人の関係筋がロイタに明らかにした。 東ミクロネシアケーブル計画はナウル、キリバス、ミクロネシア連邦の各島嶼国における通信環境を改善するために計画された。 ケーブルは軍事施設のある米領グアムにつながる計画だった。
この関係筋によると、この$72.6Mの計画に華海通信技術(旧社名華為海洋網絡:ファーウェイMarine Networks)がノキア傘下のASM社やNECよりも20%以上低い価格で応札した。
入札社のうちファーウェイだけをを排除する具体的な方法がなかったため、全3件の入札が不適合と判断されたという。
【関連記事:2011-102806 (日経 2020.10.28)】 |
2021.06.18 |
産経新聞 (Yahoo) |
米、中国機器の認証せず ファーウェイ製、監視カメラ大手も 排除強化 |
<2107-061804>
米連邦通信委員会 (FCC) が17日、国家安全保障を脅かすと指定した中国企業の製品を認証しない方針を発表した。 通信機器の華為技術(ファーウェイ)や監視カメラの杭州海康威視数字技術、通信機器の中興通訊、監視カメラの浙江大華技術、無線機大手の海能達通信の5社が対象で、米国で販売できなくなる可能性がある。
FCCは声明で、中国5社に対する米国市場の扉を閉じると述べ、中国製品への規制強化を進める方針を強調した。 |
2021.06.16 |
Jane's Defence Weekly |
PLAGF engages targets at sea using MRLs, ATGMs |
<2108-061607>
中国CCTVが5月29日、PLA陸軍が長距離砲やATGMによる実射訓練を実施した映像を公開した。 陸連を実施したのは第80軍集団隷下の旅団で、PHL-03 MRL数両がUAVによる偵察照準飛行を受けて渤海湾の洋上目標に向けて射撃を行った。
CCTVは2020年10月にチベット軍がPHL-03 MRLの配備を開始したと報じていた。 CCTVによるとPHL-03の射程は従来より30km伸びているという。 PHL-03は無誘導のBRC4弾、BRE2弾と射程130kmの300mm誘導ロケット弾Fire Dradon 140A弾を発射するとされてきたが、CCTVの報道からすると射程が160kmになったことになる。 |
2021.06.16 |
Jane's Defence Weekly |
Footage suggests PLAN Marine Corps is re-equipping for milti-domain operations |
<2108-061605>
中国国営CCTVが6月2日、PLA海軍陸戦隊 (PLANMC) が統合軍化、マルチドメイン化に向けて装備の更新を進めていると報じた。 改編の一部は2017年に開始されているという。
その一例としてNORINCO社製のType 15 (ZTQ-15) 軽戦車の装備を挙げている。 |
2021.06.15 |
日経新聞 |
世界の軍事費、冷戦後に4割増 米中で半分占める |
<2107-061503>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) が4月に20年の世界の軍事費の推計額を発表した。 それによると世界各国の2020年の総軍事費は$1.981Tと過去最高を記録した。 前年比2.6%増で、冷戦終結が宣言された後の1990年に比べて4割多くなった。 米国と中国の2ヵ国で世界全体の半分を占め、上位10ヵ国では3/4に達する。
額が大きいのは上から米国、中国、インド、ロシア、英国の順番だった。 GDPで世界3位の日本は$49.1Bの9位に位置する。 |
2021.06.14 |
時事通信 (Yahoo) |
世界の核兵器1万3080発 前年比微減、中国は30発増 国際平和研 |
<2107-061403>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) が14日、米露英仏中にインド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮を加えた9ヵ国の核弾頭総数が今年1月時点で推計13,080発となり、昨年より320発減ったとする報告書を発表した。 ただ、中国は30発増の350発で、北朝鮮の推定保有数も30~40発から40~50発に増えた。
世界全体の減少は、総数の9割以上を保有する米露が老朽化した兵器を廃棄したことが主な要因で、米国は昨年比250発減の5,550発、ロシアは120発減の6,255発だった。 |
2021.06.14 |
日経新聞 |
中国ミサイル発射機数、20年で2.7倍 中距離が急増 |
<2107-061401>
防衛省が英シンクタンクの報告書を基に分析したところによると、中国の地上配備型BMの発射機数は2020年に533基で、2001年から2.7倍に増えた。 中国は発射機数を公表していない。
1991年には68基であったICBMとIRBMが533基の3割を占め、射程の長いミサイルの増加に米国に肩を並べる大国をめざす中国の戦略がうかがえる。 特にIRBMはこの10年間で急増し、2011年に10基だったが、2020年にはDF-26など82基と8倍に増大した。 |
2021.06.13 |
時事通信 (Yahoo) |
「台湾の平和と安定重要」 東京五輪開催支持 ワクチン支援10億回分・G7首脳宣言 |
<2107-061301>
先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)が13日午後に首脳宣言を採択して閉幕した。 宣言では中国が軍事的圧力を強める台湾に初めて言及し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。 また東/南シナ海で威圧的行動を続ける中国に深刻な懸念を示した。 更に首脳宣言は香港や新疆ウイグル自治区の人権問題にも触れ、中国に人権と基本的自由を尊重するよう求めた。
日米が重視する台湾海峡の平和と安定は、5月のG7外相会議の共同声明にも明記されており、G7内には対中姿勢で温度差もあるが、サミットでは足並みをそろえた。 |
2021.06.11 |
産経新聞 (Yahoo) |
仏軍艦、インド太平洋で中国船に追尾され衝突寸前に 海軍トップ明かす |
<2107-061104>
フランス海軍のバンディエ参謀総長が11日付仏紙ルモンドとのインタビューで、インド太平洋に最近展開した仏軍艦が常に中国艦に追尾され、時には中国艦との衝突回避のための操縦を迫られたと明らかにした。 バンディエ参謀総長は、中国艦に接近された艦船については触れず、航行の自由に反する行為があったと批判した。
仏軍は今年初め、攻撃型原子力潜水艦を南シナ海に派遣し、5月には強襲揚陸艦が佐世保に寄港して日米豪と共同訓練を行うなど、インド太平洋への艦船派遣を活発化している。 |
2021.06.11 |
AFP=時事 (Yahoo) |
中国の援助で「債務のわな」? 小国モンテネグロの巨額道路建設 |
<2107-061103>
山腹のトンネルに消えて行くのは、中国からの資金に頼る$1Bの大工事で建設されているバルカン半島の小国モンテネグロを走る新しい高速道路の起工部で、この事業のために同国の経済は危機に直面している。 モンテネグロ政府は中国からの融資のうちすでに$944Mを工事の第1区間である41kmの完成に費やしてしまった。 そして残る130kmを完成するには少なくとも€1Bが必要とみられている。 世界で最も高価な舗装道路区間の一つと言える。
中国人労働者たちが6年がかりで硬い岩盤にトンネルを掘り、山間部や峡谷にそびえ立つコンクリートの橋脚を建ててきたが、道路は文字通り行き先が見えない。 そのための資金をどこから得るのか、そしてGDPが€4.9Bのモンテネグロがすでに中国に負っている債務をどうやって返済するのかは不明である。 |
2021.06.09 |
Jane's Defence Weekly |
New artillery, air-defence assets enter service in Xinjiang |
<2108-060912>
中国CCTVが5月25日、地上軍の増強が続くPLA新疆軍を報じた。 映像には約50両の装軌車両が映っており、そのうちの25両は対空型、少なくとも23両が砲兵型であった。
対空型はHQ-17A SHORAD 2個中隊とみられ、砲兵型はPHL-11 122mm MRL 2個中隊のようである。
CCTVは5月16日にもZLB-09 (Type 09) 8×8車を装備した機械化混成大隊を報じており、2月と5月中旬にはType 15軽戦車、PCL-161 122mm SPHおよびPCL-181 155mm SPH、更にPHL-03 300mm MRLも報じている。 |
2021.06.09 |
Jane's Defence Weekly |
PLANAF J-15s seen operating from Lingfhui Airbase |
<2108-060910>
中国CCTVが5月27日、海南島の陵水航空基地に駐機している少なくとも2機のJ-15艦載戦闘機の映像を報じた。 陵水航空基地は2018~2019年からPLA海軍の第3航空師団が基地にしている。
最新の開発状況は、1月27日に民間衛星が撮影した画像に空母飛行甲板を模した滑走路に置かれているのが確認されている。 |
【註】
空母遼寧に搭載されたJ-15は欠陥による墜落事故が相次ぎ、 代替機の開発が進められていると報じられたが、
【関連記事:1808-070502 (時事 2018.07.05)】
2020年には生産が再開されたと報じられている。
【関連記事:2005-030401 (JDW 2020.03.04)】 |
2021.06.09 |
Defense News |
Stealth fighter mock-up appears at China’s aircraft carrier testing facility |
<2107-060909>
中国PLA海軍の3番目の空母Type 003の建造は上海で進められ、民航機から撮影した画像からすると組み立ては既に飛行甲板にまで達していて、カタパルトの様子も見られる。
武漢の試験場に置かれた搭載する戦闘機のモックアップからするとType 003にはFC-31が搭載されるようである。
国営CCTVが5月下旬に海南島北部の航空基地でJ-15艦載戦闘機が訓練を行っている様子を報じた。 1月23日に撮影したこの基地の衛星画像では滑走路の北西端が空母甲板を模して塗装されていたことが分かっている。 |
2021.06.07 |
中央日報 (Yahoo) |
「米軍用機が台湾に来れば戦争」と叫んだ中国 「わらをもつかむショー」という評価だけ |
<2107-060702>
米国が台湾に提供する75万ダースの新型ワクチンとダックワース議員(民主)、サリバン議員(共和)、クーンズ(民主)連邦上院議員を乗せた米空軍C-17が6日に台北松山空港に着陸した。 米上院議員が軍用機に乗って台湾を訪問したことから、現地では中国の対応に関心が集まった。
中国国営環球時報は1年前に社説で、「米軍用機が台湾に離着陸すれば台湾海峡の戦争はその時に始まる」と脅迫していたが、7日の環球時報は立場を変えて「台湾当局が米国上院議員というわらをもつかむ」と題した社説を掲載した。 |
2021.06.03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米国が懸念のカンボジア基地改修、国防相が中国への支援要請認める |
<2107-060303>
カンボジアのバン国防相が2日、米軍が中国の軍事利用を懸念している南西部のリアム海軍基地について、カンボジアが中国に改修の支援を求め、中国が基地再開発に貢献していると認めた。 中国が同基地の近代化と拡張を助けてくれるが、基地施設へのアクセスは中国だけに限られているわけではないとも表明した。
カンボジアは昨年10月、同国最大の海軍基地であるリアム基地に米国が建てた小規模施設の取り壊しを確認し、計画していた改修の一環だとしたが、中国が関与しているとの報道は否定した。
米国防総省は昨年、取り壊しについてカンボジアからの説明を求めていた。
【関連記事:2103-020302 (朝日 2021.02.03)】
【関連記事:2011-100302 (共同 2020.10.03)】
【関連記事:1908-072407 (Jane 2019.07.24)】 |
2021.06 |
International Defence Review |
China's CH-6 armed reconnaissance UAV development breaks cover |
<2107-060007>
まだ公開されていない中国CASC社が開発しているCH-6 MALE/HALE UAVの模型が、4月19日に同社の施設で公開された。 それによると翼下に4箇所のハードポイントを持ち、翼端にはBoeing 737似のウイングレットがついている。
同社は2018年の殊海航空展でターボファン搭載のHALE級UCAVであるCH-7を発表している。 CH-7のMTOWは3,300kgのCH-5を遙かに凌ぐ13,000kgで、高度32,808~42,650ftを740km/hで飛行する。 CH-7は926km/hの記録を持っている。 |
2021.05.31 |
TBS News (Yahoo) |
中国軍が空母想定の実弾射撃訓練 米などをけん制か |
<2106-053106>
中国共産党系メディアが31日、PLA陸軍のロケット砲部隊の訓練映像を公開した。 渤海の海上にある空母に見立てた標的に対して連続して射撃するもので、南シナ海で空母を展開させた米国などを牽制する狙いがあるとみられる。
先月には米海軍の空母などが南シナ海に展開し、マレーシア軍と合同訓練を行ったほか、英国も今月以降、空母打撃群が40ヵ国を訪問するなかで、南シナ海を航行する。 |
2021.05.31 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
政府、孔子学院の実態把握へ…欧米は「中国のプロパガンダ機関」と規制強化 |
<2106-053104>
政府は、中国政府が出資し日本国内の大学に開設している孔子学院の透明性確保に乗り出す。 孔子学院を巡っては、中国の対外世論工作を担っているとの懸念があり、政府は各大学に情報公開を促し、動向を注視する考えだ。
孔子学院は、中国政府が中国語や中国文化の普及を目的に2004年から世界各国に開設し始め、2019年末時点で世界162の国と地域の550ヵ所に上るとされる。 日本では立命館大や早大など14の私立大に設置されている。 |
2021.05.27 |
News Week (Yahoo) |
インドネシア、中国・イランのタンカー摘発 経済制裁逃れの石油「瀬取り」か |
<2106-052705>
インドネシアの裁判所が5月25日、瀬取りをしていたとされる石油タンカー2隻の中国人船長とイラン人船長の2人に対して「海上に不法に燃料を放棄した」「インドネシア領海に不法に侵入した」として執行猶予付きの禁固1年の有罪判決を下したことを明らかにした。
地元メディアなどによると、パナマ船籍のタンカーの中国人船長とイラン船籍のタンカーのイラン人船長は、1月にインドネシア領海への不法侵入と積み荷の石油の海上不法投棄などで摘発、起訴されていた。 スマトラ島北部のリアウ諸島州バタムの地方裁判所で4月から公判が続けられた結果、25日に判決が言い渡された。 |
2021.05.26 |
Jane's Defence Weekly |
PLAGF operating helicopters from new base near Taiwan |
<2107-052603>
民間衛星の撮影した画像から中国PLA陸軍が台湾の対岸にヘリ基地を建設し既にヘリの運用を行っていることが判明している。
基地が新設されているのは厦門の南西54kmのYuanquian市で、その南西1.6kmには基地の支援用と思われる石油備蓄基地が作られている。
この基地には600mの滑走路、10ヶ所のヘリパッド、24棟の格納庫が既に作られ、2020年12月31費の衛星画像ではMi-17/171 8機とZ-10攻撃ヘリ12機を見ることが出来る。 |
2021.05.26 |
産経新聞 (Yahoo) |
世界の核1万3000発超 中国など増強 「廃絶」へ新たな課題も |
<2106-052603>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) によると、核兵器を持つ国は核拡散防止条約 (NPT) で保有を認められた米露英仏中のほか、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の9ヵ国で、2019年末の核弾頭の総数は13,440発に上り、うち約3,720発が実戦配備されている。
最大の保有国はロシアで6,375発、2位の米国が5,800発、3位は320発の中国で2015年末の260発から増強されている。 |
2021.05.23 |
日経新聞 |
軍事の重心、西から東へ 在外米兵の5割がアジア |
<2106-052301>
世界の軍事力の重心が西から東へ移ってきた。 米軍の国外の兵員配置は20年間で欧州や中東に代わり東アジア太平洋が最も多くなった。
世界全体の兵力もアジア太平洋の比重が高まる。 冷戦期の東西対立から対テロ戦争を経て、中国が安全保障上の脅威になった変化を映す。
世界全体の兵力は縮小が進み、冷戦期に東西対立の前線だった欧州や旧ソ連諸国は30年間で半分以下に減らしたが、対照的に中国周辺の新興国などが増加した。 インドネシアは30年間で4割、フィリピンは3割、国境紛争を抱えるインドは15%伸び、アジアの比重が顕著に高まった。 |
2021.05.22 |
産経新聞 |
中国軍、米と対話拒否か 国防長官3回打診も |
<2106-052201>
英Financial Timesが21日に複数の関係者の話として、バイデン米政権が中国に対し、オースティン国防長官と中国軍の制服組トップ、許中央軍事委員会副主席との対話を3回にわたって打診したものの拒否されたと報じた。
台湾などを巡り米中の対立が深まる中、米側は国防トップの対話を重視しているが、米国防当局者は同紙に対し「中国側からの反応はない」と語っている。 |
2021.05.19 |
Jane's Defence Weekly |
PLAAF operating WS10-powered J-10 fighter aircraft |
<2107-051906>
中国国営CCTVが5月10日にWeibo上に、国産WS10エンジンを搭載したPLA空軍J-10の画像を掲載した。 WS10Bエンジンを搭載したJ-10Cは迷彩塗装が施されていた。
2018年以来300機が生産されたJ-10は、今までロシア製のSaturn AL-31FNターボファンエンジンを搭載していた。 |
2021.05.19 |
Jane's Defence Weekly |
China's PLAN bolstering its submarine ocean surveillance capabilities |
<2107-051904>
中国がType 927音響捜索艦を2隻増強して潜水艦捜索能力の強化を図っている。 最初の3隻は2017年中頃~2018年初めに進水し、2隻は南海艦隊で、1隻は東海艦隊で就役している。 4番艦は2020年の8月から11月の間、5番艦は2020年8月から2021年1月に進水している。
Type 927は全長90m、最大幅30mであるが、葫芦島の造船所では全長100mとType 927より大型艦が建造されている。 |
2021.05.18 |
Jane's 360 |
China's Norinco, CETC to deepen co-operation on military systems |
<2106-051801>
中国国営二大装備品メーカであるNORINCO社とCETC社が5月13日、相互の協力関係強化で合意したと発表した。
CETC社は主として電子装備、NORINCO社はミサイル、車両、無人装備、レーダなどの生産を行っている。 |
2021.05.12 |
Jane's Defence Weekly |
China' focus on disruptive technologies threatens US technology superiority |
<2107-051203>
米DIA長官のベリエ陸軍中将が4月29日に議会上院軍事委員会に文書で、中国の先進技術開発はすさまじく、2030~2035年には様々な分野で米国と同等または同等に近いレベルに達し、世界をリードすることになると述べた。 |
2021.05.12 |
TBS News (Yahoo) |
米バイデン大統領、中国製通信機器の使用禁じる大統領令延長 |
<2106-051206>
バイデン米大統領が11日、2019年5月にトランプ大統領が署名した安全保障上の脅威となる通信機器やサービスを米企業が使うことを禁じる大統領令の期限を1年延長すると発表した。
大統領令では具体的な企業は名指ししなかったものの、中国当局と深い関係があるとみられているファーウェイやZTEを念頭に、これらの製品を狙い撃ちしたとされ、1年ごとに延長されてきたが、バイデン政権でも同様の対応がとられた。 |
2021.05.11 |
Defense News |
China fields J-10 jets powered by homemade engine |
<2106-051111>
China National Radioが国産のWS-10Bターボファンエンジンを搭載した中国PLA空軍のJ-10Cが射撃を行っている画像を報じたことから、既に就役していることが明らかになった。 |
2021.05.11 |
中央日報 (Yahoo) |
ハッキングに友はなし…中国、ロシア潜水艦技術奪取疑惑 |
<2106-051107>
ロシアで潜水艦の設計を専門とする会社が最近ハッキングにあった。 このハッキングの背後勢力に中国が挙がっている。 サイバーセキュリティー企業のCybereason社によると、ロシアで潜水艦の設計を専門とするRubin設計局を対象にしたハッキング攻撃が発生したことを明らかにした。 同設計局はSSBNやSSGNのほか、Poseidon原子力UUVなどを設計した国営企業である。
中国は戦略的協力関係のロシアを相手に各種技術を盗み出すという指摘を受けている。2019年12月にロシア国営企業集団Rostecの知的財産権担当者は、中国は過去17年間に500件の軍事技術を不法に盗んだと話した。 オンライン軍事専門メディアのウォーゾーンは、中国は潜水艦艦隊を育成するのに力を注いでいて、ロシアの進んだ技術に目を向けていると分析した。 |
2021.05.10 |
Defense News |
China, the victim? From behind the Great Wall is a government under siege by foreign threats |
<2106-051008>
中国国防省報道官が4月29日、米国の艦船や偵察機の中国に向けられた活動がバイデン政権になって以来大幅に増大していると述べた。 昨年同期に比べて艦船の活動は20%、偵察機は40%増大しているという。 |
2021.05.10 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国とインドネシアの海軍が合同訓練 |
<2106-051006>
中国軍の発表によると中国とインドネシアの海軍が8日にジャカルタ付近の海域で合同軍事訓練を実施した。 中国側からは複数のフリゲート艦が参加し、インドネシアの艦船と所定の海域で合流した。
中国の海洋進出に対して米国を中心に多国間の連携が強まるなか、これに対抗する狙いがあるとみられる。 |
2021.05.09 |
AFP=時事 (Yahoo) |
米軍、アラビア海で船から大量の武器押収 ロシア製誘導ミサイルなど |
<2106-050903>
バーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊が9日、アラビア海北部の公海で巡洋艦Montereyが6~7日の任務中に無国籍のダウ船を発見し、ロシアと中国製の違法武器を大量に押収したと発表した。
その中にはロシア製のATGM、中国製Type 56突撃銃数千丁、PKM機関銃や狙撃銃、RPG数百点が含まれていたという。 |
2021.05.08 |
産経新聞 (Yahoo) |
モンゴル人連盟 本部事務所開設 浅草橋 「尊厳と未来のため戦う」 |
<2106-050803>
中国内モンゴル自治区の出身者らでつくる世界モンゴル人連盟が8日、浅草橋に本部事務所を開設した。 中国政府の迫害政策に対する抗議活動やモンゴル文化の保護運動などで国内の拠点となる。 欧米諸国にも支部が立ち上がったという。
自治区では昨年秋から中国語教育が強化されており、在日のモンゴル人らも民族の権利を守るため昨年12月に同連盟を設立した。 |
2021.05.08 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ミャンマーで中国向けパイプライン襲撃 国軍と関係、反感強まる |
<2106-050802>
ミャンマーのインターネットメディアによると、5日05:00頃に中部マンダレーでパイプラインを警備していた警察官5人が約20人に襲われ3人が刺殺された。 国軍によるクーデターに抗議する市民の間では、国軍と関係が深いとされる中国に対する反感が強まっており、ネット上では中国関連施設への襲撃が呼びかけられていた。
パイプラインは中国の一帯一路構想の一環として、ミャンマー西部ラカイン州チャウピューから中国雲南省昆明までをつないでおり、中東からの原油をマラッカ海峡や南シナ海を通らずに中国へ送ることがでる。 中国メディアによると2013年に天然ガス、2017年に原油の輸送が始まり、合わせて年60億立方メートルが中国に供給されている。 |
2021.05.07 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
成熟した対中関係をと NZ 外相、ファイブアイズの役割拡大に不快感 |
<2106-050704>
ニュージーランド (NZ) のマフタ外相がロイタのインタビューで7日、対中関係について通商関係や見解の相違を超えた成熟した関係を望むと発言した。
同国議会は、中国の新疆ウイグル自治区でウイグル族の人権が侵害されていると全会一致で宣言したため中国の反発を招いていることについてアーダーン首相は今週、中国との見解の相違を解決することが一段と困難になっていると発言している。
マフタ外相は先月、安全保障上の機密情報を共有する5ヵ国の枠組みファイブアイズの役割拡大について不快感を表明している。 ファイブアイズは香港やウイグル族の扱いを巡り声明を発表しており、NZにとって最大の貿易相手国である中国はこれを批判している。 |
2021.05.07 |
AFP=時事 (Yahoo) |
中国、NZに反発 ウイグル人権「重大な懸念」決議に対し |
<2106-050702>
在ニュージーランド中国大使館が声明で6日、5日にニュージーランド議会が全会一致で可決したウイグル人に対する人権侵害に重大な懸念を表明する動議を可決したことを受けて、事実無根と反発した。
野党側が提出したこの動議で、アーダーン首相率いる与党労働党がジェノサイドへの言及を削除するよう主張した結果、ジェノサイドへの言及を避けたにもかかわらず、中国の反発を避けることはできなかった。
ニュージーランドが最大の貿易相手国である中国と、欧米同盟諸国との間で板挟みになっている現状が浮き彫りになった。 |
2021.05.07 |
東京新聞 |
仏、中国の攻撃的姿勢懸念 日米と訓練、作戦関係強化 |
<2106-050701>
フランス国防省のドランクール国際関係戦略総局副局長が同国のインド太平洋戦略を巡る記者会見で6日、「中国の姿勢が次第に攻撃的になっており、懸念の種だ」と述べ、今月に日本で行われる日米仏3ヵ国の合同訓練は作戦面での関係強化に向け良い機会となるとした。
南太平洋に海外領土を持つフランスは、この地域での中国台頭を念頭に2018年にインド太平洋戦略を打ち出し、米国に加え日豪印を重要な協力国と位置づけている。 |
2021.05.06 |
時事通信 (Yahoo) |
豪州との戦略・経済対話停止 圧力強化が狙いか 中国 |
<2106-050603>
中国国家発展改革委員会が6日、オーストラリアとの戦略・経済対話に関する全ての活動を無期限に停止すると発表した。
中国は一帯一路構想や中国企業をめぐる豪州の対応に不満を強めており、同国への圧力を強化する狙いがあるとみられる。 |
2021.05.06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
G7 外相、中国・ロシアが最大の脅威 共同声明採択 |
<2106-050601>
先進7ヵ国 (G7) 外相会合が5日に共同声明を採択し、中国、ロシア、COVID-19のパンデミックが現在の最大の脅威と指摘した。 また台湾やウクライナへの支持を表明したが、具体的な措置に関する言及はなかった。
G7外相は声明で、台湾が世界保健機関 (WHO) の年次総会や世界保健総会に参加することに支持を表明し、台湾海峡の「緊張激化につながり得る一方的な行動」にも懸念を示した。 |
2021.05.05 |
Jane's Defence Weekly |
Beijing commissions three major naval vessels on PLAN's 72nd anniversary |
<2107-050505>
中国PLA海軍が4月23日に習主席を迎えてType 075強襲揚陸艦、Type 055駆逐艦、Type 094晋級SSBNの就役式典を海南島の榆林海軍基地で行った。
Type 075強襲揚陸艦は同級の一番艦で海南と命名された。
Type 055駆逐艦は13,000t駆逐艦の三番艦で大連と命名され南海艦隊に配属された。 2020年1月と2021年始めに就役した一、二番艦は北海艦隊に配属され遼寧CSGを構成している。
Type 094晋級SSBNは射程7,000kmのJL-2 SLBMを12発搭載する。 |
2021.05.04 |
産経新聞 |
豪州、中国企業への港賃借契約見直しへ 安全保障上の懸念高まる |
<2106-050402>
オーストラリア地方政府が中国企業と結んだダーウィン商業港の賃借契約について、豪州連邦政府が見直しの検討を始めた。 同港には米海軍が寄港することもあり、中国企業が管理することに安全保障上の懸念が上がっていた。
同港をめぐっては2015年に中国企業嵐橋集団が、北部準州とAUD500M(420億円)で99年間賃借する契約を結んだ。 嵐橋集団のトップは中国の国政助言機関である人民政治協商会議委員を務めた経歴があり、同社は中国政府と深い関係にある。 豪州北部で唯一大型艦が接岸できる軍民共用桟橋も賃借契約の対象で、野党陣営や安全保障の専門家が批判していた。
Sydney Morning Herald紙は3日、モリソン政権が国防省の助言を受けて最終的に契約内容について判断するが、嵐橋集団に同港の管理権を強制的に売却させることなどが視野に入っているもようだと報じている。 |
2021.05.03 |
産経新聞 |
就役の中国・原潜、米本土射程の SLBM 搭載が可能 香港紙 |
<2106-050302>
香港のSouth China Morning Post紙が3日までに、4月23日に就役した中国軍の改良型晋級原潜が、推定射程10,000km以上で中国近海から米本土の大部分を射程に収める新型のSLBM巨浪-3 (JL-3) を搭載可能だと報じた。
中国が現在保有する推定射程8,000kmのJL-2は中国近海から北米の一部にしか届かないが、原潜をJL-3を搭載するように改良したことで米本土全体をカバーできるようになり、実際に搭載されていれば、米国にとり大きな脅威になる。 |
2021.05.01 |
共同通信 (Yahoo) |
米、台湾防衛へ支援強調 圧力強化の中国けん制 |
<2106-050102>
米国家安全保障問題担当のサリバン大統領補佐官が4月30日にAspen研究所の催しで、中国が台湾への軍事圧力を強めていることについて、習国家主席が中国の長期的な威信や安定には圧力強化が不可欠と考えたのだろうと指摘し、習国家主席は台湾への圧力強化を外交政策の核に据えたと分析した上で、台湾の防衛能力強化に向けた支援を続ける考えを強調した。 |
2021.04.28 |
Jane's Defence Weekly |
PLAAF equipping its 1st Air Brigade with J-20 fighters |
<2106-042810>
4月9日に遼寧省の鞍山航空基地を撮影した衛星画像から、北部戦区第1航空旅団が老朽化したJ-11Bに替えてJ-20を装備したことが判明した。
第1航空旅団のJ-20装備は(註:安徽省)蕪湖市の東部軍区第9航空旅団に次いで2番目で、衛星画像から鞍山のJ-20は初めて国産のWS10Cエンジンを搭載していることが分かる。 |
2021.04.28 |
Jane's Defence Weekly |
China close to 'any plausigle nuclear strategy', says USSTRATCOM chief and poses longer-range threat, adds USSPACECOM chief |
<2106-042804>
米インド太平洋軍司令官のリチャード海軍大将が4月20日に上院軍事委員会で、中国はいかなる核展開戦略にも対応できる能力を持っていると述べた。
(以下具体的な各運搬手段の列挙) |
2021.04.27 |
朝日新聞 (Yahoo) |
中国領海、当局の権限強化へ 尖閣の緊張高める可能性も |
<2105-042703>
中国全人代常務委員会が26日に開幕し、領海などでの航行ルールを定めた海上交通安全法改正案の審議が始まった。 早ければ最終日の4月29日にも成立する見通しである。
2月に施行した海警法に続く海洋関連の法整備となり、海警局が違法行為を取り締まる法執行機関であるのに対し、船舶管理や海洋交通を所管し安全監督を担う海事局の権限強化を目指すもので、尖閣諸島周辺でさらなる緊張を招く可能性もある。
国際法は沿岸国の安全を脅かさないことを条件に外国船の領海での航行を認めているが、改正案は原子力船や有害物質を運ぶ船、中国が海上交通に危害を及ぼすと判断した外国船に海事局への報告を義務づけ、海事局に外国船を領海から退去させたり追跡したりする権限も与える。 |
2021.04.24 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、初の強襲揚陸艦就役 台湾侵攻想定、上陸能力強化 |
<2105-042405>
中国CCTVが24日、習国家主席が出席して中国初の強襲揚陸艦Type 075の就役式が海軍創設72年の記念日となる23日に海南島三亜で行われ海南と命名されと報じた。
Type 075は米軍のWasp級に匹敵する推定排水量40,000tとみられ、中国軍は台湾侵攻や南シナ海での紛争を想定し、今後も上陸作戦の中核を担う強襲揚陸艦を配備していくようである。 |
2021.04.24 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国、海警に続き海事局の権限強化へ |
<2105-042403>
中国が、領海の管理強化に向けて海上交通安全法の改正作業を進めている。 法改正により、交通運輸省の傘下にある海事局の権限が強化され、海事当局が脅威があると判断した外国船に領海からの退去を求める権限を付与する内容で、尖閣諸島における中国公船の活動強化につながる恐れもあり、2月に施行された海警法に続き影響が懸念される。 全人代は26~29日に開く常務委員会で審議するが、草案の審議は昨年12月に始まっており、年内にも施行される可能性がある。
国連海洋法条約によって、外国籍の船舶は平和や秩序を乱さない無害通航であれば、事前通告なしで他国の領海を通過できるが、草案では外国船が中国の領海の安全を脅かす可能性があれば、海事管理機関が退去を命じる権利があると明記した。 |
2021.04.23 |
東京新聞 |
中国外務省、岸防衛相を批判 尖閣巡る対中発言で |
<2105-042303>
中国外務省報道局長が23日、岸防衛相が尖閣諸島を巡り「中国は目立たないところで一歩ずつ侵略する」と警戒感を示したことについて「極めて無責任な発言だ」と強く批判した。
中国はこれまで岸氏に対する批判を控えていた。 |
2021.04.23 |
FNN プライム (Yahoo) |
岸防衛相「中国は1歩ずつ侵略」 海洋進出に警戒感 |
<2105-042302>
岸防衛相が22日に自民党議員の会合で講演し、海洋進出を進める中国について、「目立たないところで一歩ずつ侵略し、最終的には全部変わっている状況をつくろうとしている。 そうしたことを許さない」」と述べ警戒感を示した。 |
2021.04.22 |
朝日新聞 (Yahoo) |
豪政府、「一帯一路」の合意書を無効に 州と中国が締結 |
<2105-042204>
オーストラリア政府が21日、ビクトリア州が中国政府と結んだ中国の巨大経済圏構想一帯一路で協力する合意文書を無効にすると発表した。
豪政府は2020年8月に州政府や地方自治体、公立大学が外国政府と結ぶ経済、文化、学術分野の協定について、外務省が内容を審査する方針を発表している。 また2020年12月に可決した法案は、国益を害すると判断した場合、政府が締結済みの協定を取り消し、検討中の協定の締結を認めない内容で、中国が念頭にあるとみられてきた。
【関連記事:2101-120804 (時事 2020.12.08)】 |
2021.04.21 |
Jane's Defence Weekly |
The PLA's 'three modernisations' |
<2106-042115>
中国の解放軍報が2月23日に、Mechanisation、Information、Inteligensationの、軍の「3つの近代化」を報じた。
3つの近代化は元々、1990~1991年の湾岸戦争の教訓から1990年代に唱えられたスローガンであった。 |
2021.04.21 |
Jane's Defence Weekly |
China's Zhongtian Feilong unveils UAV 'mothership' |
<2106-042112>
中国の中天飛龍 (Zhongtian Feilong) 社が4月1日、新しく開発したUAVから小型UAVを放出する試験に3月20日に成功したと発表した。
小型UAVを放出したのは4基の回転翼と1基の推進プロベラを持つVTOL UAVで、放出された小型UAVは遊弋弾、ミニEW UAV、ISR UAVなどが考えられるという。 |
2021.04.21 |
Stars & Stripes |
China's base in Africa now big enough to host aircraft carriers, AFRICOM boss says |
<2105-042104>
米アフリカ軍司令官のタウンゼント陸軍大将が4月20日、中国が2017年にジブチに開設した基地を空母が接岸するに十分な規模に拡張する兆候があると述べた。
この中国軍基地はアフリカの角における米軍のハブになっているCamp Lemmonierから7哩しか離れておらず、近くには日、仏、伊も小規模な拠点を持っている。 |
2021.04.20 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国人民解放軍関与疑いのサイバー攻撃約200件 官房長官 |
<2105-042004>
加藤官房長官が20日の記者会見で、警視庁が日本の研究機関や企業に対するサイバ攻撃をめぐり中国共産党員で中国籍の男を書類送検したことについて、PLA第61419部隊を背景に持つTickと呼ばれるサイバ攻撃集団が関与した可能性が高いことが判明したと説明し、一連の攻撃に関する捜査は継続されるとした。
また、PLAが関与している可能性が高い国内企業などに対するサイバ攻撃は約200件把握しているとした上で、「攻撃を受けた企業に警察から個別に注意喚起を実施している。 現在のところ情報流出などの被害は確認されていないと報告を受けている」と述べた。 |
2021.04.19 |
時事通信 (Yahoo) |
初のインド太平洋戦略 対中念頭、海軍派遣視野 EU |
<2105-041906>
EUが19日にEU初の包括的なインド太平洋戦略をまとめた。 9月までに詳細を取りまとめる。
中国への懸念を念頭に地域の安全保障や経済への関与を強化し同じ考えを持った国々と協力して、人権保護やルールに基づく国際秩序の維持を推進するとしており、加盟国によるインド太平洋海域への海軍派遣の必要性もうたっている。
ただ、EU加盟国間には対中政策に温度差もあり、戦略では中国の名指しは回避しており、足並みをそろえて戦略を実行できるかは不透明である。 |
2021.04.15 |
日経新聞 |
モンテネグロ、中国債務肩代わりを要請 EUに |
<2105-041506>
旧ユーゴスラビアのモンテネグロが中国への債務の肩代わりをEUに要請した。 EUの欧州委員会報道官は12日、モンテネグロ政府からの支援要請を認め、債務の肩代わりは否定しつつ「モンテネグロに寄り添う」として資金支援の可能性に言及した。
モンテネグロがEUに支援を打診したのは、中国から受けた$1Bの融資の借り換え返済で、資金は2015年に本格着工した南部の港町バールと隣国セルビアを縦断する全長165kmの高速道路整備事業に使われた。 経済の活性化の起爆剤として期待を寄せたが、人口62万人の小国による大規模事業の採算を疑問視する声は多く、欧州の銀行が融資を拒否した経緯がある。 |
2021.04.14 |
Jane's Defence Weekly |
PLAN operating another Type 052D |
<2106-041408>
中国国営ラジオが3月29日にWeiboで、ストレッチ型のType 052D駆逐艦三番艦が他の駆逐艦と訓練を行っている画像を公表した。
Janeは3月2日にストレッチ型のType 052D駆逐艦四番艦が就役したと報じており、これで就役したType 052Dは17隻になる。 |
2021.04.09 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米上院外交委、中国対抗法案を14日審議へ=関係筋 |
<2105-040901>
米上院の関係筋が8日、上院外交委員会が中国が世界的に影響力を拡大していることに対抗するため、超党派による重要法案を14日に審議することを明らかにした。
「2021年の戦略的競争法」と題した法案は、議会の両党における中国に対する強硬姿勢を反映しており、中国に対抗するための一連の外交的、戦略的対策の権限を付与している。 |
2021.04.08 |
Jane's 360 |
Chinese company Zhongtian Feilong unveils UAV ‘mothership' |
<2105-040806>
中国Zhongtian Feilong社(中天飛龍社)が4月1日、3月20日に同社製のUAVによる小型UAVの放出に成功したと発表した。
試験を行ったのは4基のロータと前進用プロペラを持つ双胴型VTOL UAVで、放出された小型UAVは偵察や突入攻撃ができる。 |
2021.04.07 |
Jane's 360 |
Type 055 destroyer joins PLA Navy carrier group for first time in deployment east of Taiwan |
<2105-040705>
海上自衛隊の航空機と艦船が、空母遼寧を中心とした中国艦隊が宮古海峡を通過して太平洋へ出たことを確認した。 艦隊には初めてType 055駆逐艦が加わり、その他にType 052D駆逐艦2隻、Type 054Aフリゲート艦1隻、Type 901高速補給艦1隻も加わっていた。
これについてPLA海軍報道官は「通常の訓練」と述べたが、国営の環球時報は「この演習でPLA海軍は空母と艦載機で台湾を包囲し、外国の干渉を阻止する能力を有することを実証した」と報じている。 |
2021.04.07 |
Taiwan News |
Chinese spy ships appear as Taiwan prepares missile tests |
<2105-040704>
台湾NCSISTが4月7日に台東県蘭嶼島で複数ミサイルの発射試験を行った。 台湾当局は詳細を明らかにしていないが、Thunderbolt-2000の射程延伸型と見られる。 13~16日には長射程型Sky Bow Ⅲ(天弓-Ⅲ)の試験も行われ、試験海域に200kmが指定されている。
【蘭嶼島 (Orchid Island) の位置 (Google Map)】
この試験を監視するためか中国海軍が6日にこの海域に電子情報収集艦を派遣している。 |
【註】
Thunderbolt-2000(雷霆2000)は1997年から生産されている装輪MRLで、胴径117mmで射程15kmのMk 15、胴径180mmで射程30kmのMk 30、胴径227mmで射程45kmのMk 45がある。
NCSISTは2019年に長射程型の発射試験を射距離63nmで実施したが、長距離型の射程は更に長いと見られている。
【Thunderbolt-2000 (Wikipedia)】 |
2021.04.05 |
時事通信 (Yahoo) |
空母遼寧、台湾近海で訓練 中国海軍発表 |
<2105-040505>
中国海軍報道官が5日、空母遼寧を含む艦隊が台湾周辺海域で訓練を行ったと発表した。
報道官は「年度活動計画に基づく定例的な訓練」としているが、台湾の蔡政権を牽制する狙いもあるとみられる。 |
2021.04.04 |
日テレ News (Yahoo) |
中国艦船6隻、沖縄本島と宮古島の間を通過 |
<2105-040402>
海上自衛隊が3日08:00頃、長崎県の男女群島の南西470kmの海域で、空母遼寧と駆逐艦など合わせて6隻のPLA艦が航行しているのを確認した。 これらのPLA艦は、その後、沖縄本島と宮古島との間を南へ通過して太平洋に抜けたという。
また、4日午後にはY-9哨戒機が沖縄本島と宮古島の間を往復飛行したことも確認され、防衛省は周辺での中国軍の動向を引き続き注視している。 |
2021.03.31 |
産経新聞 |
ウクライナ、航空エンジン大手を国有化 中国の買収阻止 対米関係強化狙う |
<2104-033103>
ITAR-TASS通信が、中国企業がウクライナの世界的航空エンジン企業Motor Sich社を買収しようとした問題で、同国のゼレンスキー大統領は31日までに、同社を国有化する大統領令に署名したと報じた。
【関連記事:2104-032505 (時事 2021.03.25)】
これに先立つ3月11日、ウクライナ国家安全保障・国防会議が同社を国有化する方針を決定し、20日には同国裁判所がウクライナ保安庁の申し立てを受けて同社の全株式と資産を国の管理下に移すことを決定していた。 国有化に際し、同国は同社株式の過半数を保有する中国企業「北京天驕航空産業投資有限公司」)などに補償を行う。
ウクライナは最大の貿易相手国である中国よりも、対ロシア戦略の後ろ盾である米国との関係強化を優先したもので、中国はウクライナに反発している。 |
2021.03.31 |
時事通信 (Yahoo) |
ウイグル弾圧は「ジェノサイド」 韓国のビラ散布禁止も言及 米人権報告 |
<2104-033101>
米国務省が30日に各国の人権状況をまとめた2020年版の報告書を発表し、新疆ウイグル自治区についてウイグル族らに対するジェノサイド(集団虐殺)や人道に対する罪があったと断じた。 民主主義・人権・労働担当のピーターソン国務次官補代行は記者会見で、自治区での人権侵害に対する「深刻な結果」を中国に警告した。
韓国については、北朝鮮を非難するビラ散布を禁止する法律が成立したことなどを表現の自由の制限として言及した。 |
2021.03.30 |
China Defense |
CCTV capture of the day: Type 726 LCAC |
<2104-033011>
The displacement is about 150-160 tons, the maximum load is about 50 tons, with a maximum speed of 60-80 knots per hour.
中国国営CCTVがType 726 LCACの画像を報じた。
Type 726は排水量150~160tで、50tを搭載して60~60ktで航行できる。 |
【註】
Type 726/726A LCACはType 071揚陸艦が6隻ずつを搭載している。
【関連記事:1808-062706 (JDW 2018.06.27)】 |
2021.03.29 |
毎日新聞 (Yahoo) |
日中防衛当局が協議、海警法に懸念伝達 ホットライン早期開設へ一致 |
<2104-032909>
防衛省が29日、自衛隊と中国軍が偶発的に衝突する不測の事態を防止するための相互通報体制「海空連絡メカニズム」に基づき、日中防衛当局による第3回年次会合をテレビ会議で開催したと発表した。 両国では緊急時に両防衛当局の幹部間をつなぐホットライン開設が焦点となっており、早期開設へ調整を急ぐことで一致した。
日本側は、中国海警局の武器使用規定を明文化した海警法に対する強い懸念を伝え、尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海での緊張を高めるいかなる行為にも強く反対すると述べた。
次回会合は2021年末か2022年初頭に開催する。 |
2021.03.29 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国艦艇、レーダー切り航行 尖閣周辺、実戦想定の動き |
<2104-032908>
複数の政府関係者が29日、尖閣諸島周辺海域を航行する中国艦が入れ替わる際、自衛隊や米軍に動きを察知させないためレーダを切って航行していることを明らかにした。
実戦を想定した動きを強めているといえ、こうした動きは尖閣諸島周辺の領海侵入を繰り返す海警艦と連動していることから、防衛省は警戒監視を強化している。 |
2021.03.29 |
中央日報 (Yahoo) |
米戦艦が中国ミサイルに劣勢…台湾海峡ウォーゲームで米軍が敗北 |
<2104-032905>
米NBC放送が元国防当局者を引用して27日、台湾海峡で中国が軍事行動に出る場合を想定したウォーゲームで米国が劣勢になることが明らかになったと報じた。 米国が台湾を防御できるのかについて疑問が提起された。
それによると、台湾空軍は数分間で全滅し、太平洋地域の米空軍基地が攻撃を受け、米国の戦闘艦と戦闘機は中国の長距離ミサイルに阻止され、更に米国が全力で介入したシミュレーションでも、侵攻を退けることはできなかったという。 |
2021.03.27 |
Stars & Stripes |
Iran, China sign strategic long-term cooperation agreement |
<2104-032707>
中国とイランが3月27日、経済や安全保障などの分野で連携を深める、25年間を期限とした戦略的互恵包括協定に署名した。
この協定は米国による対イラン経済制裁に対抗するもので、両国は対米牽制に向け戦略的協力関係を強める。 |
2021.03.27 |
東京新聞 |
中国「一帯一路」に対抗 米大統領、英首相に提案 |
<2104-032702>
バイデン米大統領が26日にジョンソン英首相と同日電話会談して対中政策を協議し、中国の一帯一路経済圏構想に対抗するため、民主主義国家が連携して途上国の開発を支援する構想を提案したと明らかにした。 バイデン大統領は、途上国を支援するため「同様の構想を民主主義国家が持つべきだと提案した」と話したが、詳細には言及しなかった。
中国による巨額の融資を通じた影響圏拡大を阻止する狙いとみられる。 中国はインフラ開発を通じて影響力を拡大して過剰な融資で相手国を借金漬けにしているとの批判も根強い。 |
2021.03.26 |
WoW! Korea (Yahoo) |
中国核兵器開発の可能性に米憂慮…「プルトニウム再処理の動き」 |
<2104-032607>
ロイタ通信が25日、中国がプルトニウムを大量に抽出する再処理施設を建設することにより、米国の専門家らが神経を尖らせていると報じた。 ロイタは、中国がプルトニウムを核兵器開発に使用するという証拠はないが、中国が現在保有している200発余りの核弾頭は今後10年間で増加すると予想され、懸念が高まると報じた。
報道によると、中国は環境汚染への対応として石炭への依存度を下げるために、高速炉と再処理施設を建設している。 再処理施設では使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを抽出する。 |
2021.03.25 |
時事通信 (Yahoo) |
中国の軍需企業買収阻止 米国の懸念受け ウクライナ |
<2104-032505>
ウクライナ政府が、航空エンジン製造企業Motor Sich社の中国企業による買収を阻止することを決め、ゼレンスキー大統領が23日に関連する大統領令に署名した。 阻止の背景には、中国への軍事技術流出を警戒する米国の懸念を考慮して、ロシアとの対立で米国の支援を得たいゼレンスキー政権の思惑がある。
【関連記事:2104-031705 (日経 2021.03.17)】
1907年設立のMotor Sich社はソ連の軍用ヘリや輸送機のエンジンを製造し、ソ連崩壊後もロシアが大口顧客だったが、2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合で両国関係が悪化しロシアとの取引を停止した結果、経営難に陥っていた。 |
2021.03.25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
FB、ウイグル族標的のハッカー集団を阻止 背後に中国企業 |
<2104-032502>
Facebook社が24日、中国国外に居住する少数民族ウイグル族を標的に、Facebookを利用してマルウエアに誘導していた中国のハッカ集団の動きを阻止したと発表した。
同社によると、このハッカ集団はセキュリティ業界でEarth EmpusaもしくはEvil Eyeとして知られており、主にウイグル族の活動家、ジャーナリスト、反体制派らを標的として活動し、トルコ、カザフスタン、米国、シリア、オーストラリア、カナダなどに居住している500人弱の新疆ウイグル自治区出身者が標的になっていた。 |
2021.03.24 |
Jane's Defence Weekly |
China deploys more surveillance satellites |
<2105-032411>
中国が3月13日に長征-4Cで遥感-31 (Yaogan-31) 観測衛星3基を打ち上げた。 この3基は尖兵-8 (Jianbing-8) 海洋監視衛星群の一部となる模様である。 遥感-31は3基の衛星からなる以下の3個衛星群で構成されており、今回打ち上げられた3基は4番目の衛星群になると見られる。
・遥感-3-01: 2018年 4月10日打ち上げ
・遥感-3-02: 2021年 1月29日打ち上げ
・遥感-3-03: 2021年 2月24日打ち上げ
尖兵-8は遥感-20、遥感-25、遥感-31で構成され、6つの軌道を周回している模様である。 |
2021.03.24 |
Jane's Defence Weekly |
China creates mock carrier landing strip at Lingshui Airbase on Hainan Island |
<2105-032404>
Maxar社の商用衛星が1月27日に撮影した画像から、中国PLA海軍が海南島の陵水航空基地に空母飛行甲板を模した施設を建設したことが判明した。
模擬飛行甲板は2020年11月から2021年1月の間に建設され、そのサイズ等から空母二番艦山東を模したものと見られる。 |
2021.03.24 |
日経新聞 |
米国務長官「 NATO は中国対処に注力を」 |
<2104-032404>
ブリンケン米国務長官が訪問先のブリュッセルで開かれたイベントで23日にNATOの将来について語り、中国がルールに基づく秩序にもたらす課題への対処に注力する必要があるし、そうすると確信していると述べ、対中国政策で欧州に協調を促した。 ブリンケン長官は24日にもブリュッセルで米欧同盟について講演する予定で、ここでも中国の脅威対処に欧州に連携を呼びかけるとみられる。
欧州では中国の人権侵害への懸念が強まっており、対中国で米欧協調の素地が広がっている。 ストルテンベルグNATO事務総長も、攻撃的なロシアに加えて台頭する中国にも対処できると語った。 |
2021.03.21 |
Stars & Stripes |
Philippine defense chief asks Chinese flotilla to leave reef |
<2104-032106>
フィリピン国軍司令官のソベジャナ中将が3月21日、パラワン島西方175nmにあるフィリピンが領有権を主張している南シナ海スプラトリー諸島のWhitsun礁に集結した、民兵が乗っていると見られる中国船220隻の退去を要求した。 Whitsun礁については中国も領有権を主張している。
【Whitsun Reef の位置 (Google Map)】
これについて中国は3月7日に舷側を互いに繋いだ船団の写真を公開し自己主張した。 |
2021.03.21 |
共同通信 (Yahoo) |
南シナ海に中国漁船200隻集結 フィリピン「海上民兵が配備」 |
<2104-032104>
フィリピン政府が21日までに、南シナ海のスプラトリー諸島の珊瑚礁周辺に今月初旬、約220隻の中国漁船が集結していたことを確認したと発表した。 20日夜の発表によると、パラワン島バタラザの西約175nmにある珊瑚礁周辺海域で漁船群が隊列を組んで停泊しているのが7日に確認された。 晴天だったが操業せず夜間は白色光を点灯させていたという。
フィリピンが同国排他的経済水域(EEZ)内としていることから、領有権の示威行為だった可能性があり、比政府は中国の海上民兵が漁船を配備したとみて動向を注視している。 |
2021.03.20 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国外相が「見くびるな」 アメリカを強くけん制 |
<2104-032002>
アラスカで行われていた米中外交トップ同士による2日間の会談は、米中の熾烈な対立を改めて浮き彫りにするなかで終了した。 会談では、香港や台湾問題などでは激しく対立したものの、北朝鮮やイランの核問題、気候変動など米中が連携する余地のあるテーマも議論された。
会談後ブリンケン米国務長官は、「我々から様々な問題を提起したが、当然、中国側からは反論があった」と述べた。 中国側からは制裁関税の解除なども提起されたものの、米側は「議会や同盟国と議論している最中だ」と答えるにとどめたという。
中国側は会談後、「中国の主権と安全、利益を守る決意を見くびるなと伝えた」と米側を強く牽制したものの、今後の協力の余地もにじませた。 |
2021.03.19 |
共同通信 (Yahoo) |
中国最大駆逐艦が日本海へ 防衛省、初めて活動確認 |
<2104-031905>
防衛省統合幕僚監部が19日、中国海軍のType 055駆逐艦など艦船3隻が対馬海峡から日本海へ航行するのを確認したと発表した。 Type 055は中国海軍最大の駆逐艦で、日本近海で活動するのを海上自衛隊が初めて確認した。
日米が16日に外務防衛担当閣僚による安全保障協議委員会 (2-plus-2) を開催し、中国を名指しで懸念を表明したことから、防衛省はこの時期に日本付近で大型艦艇を航行させた中国の意図を詳しく分析している。 |
2021.03.18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
EU が対中制裁で合意、ウイグル弾圧「深刻」 天安門事件以来 |
<2104-031801>
EUが17日、中国が新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害を行っていたとして、制裁に踏み切ることで合意した。 複数の外交筋によると、中国の4個人と1団体に対しEUへの渡航禁止や資産凍結といった制裁が科せられる。
対中制裁は1989年の天安門事件を受けた武器禁輸以降で初めてで、22日のEU外相会議で正式に承認される見通しである。 |
2021.03.17 |
Jane's Defence Weekly |
PLAN DDG production hits pause |
<2105-031715>
Maxar社の衛星画像から、今までType 052Dストレッチ型駆逐艦やType 055駆逐艦を建造してきた大連の造船所で、過去10年間で初めて駆逐艦の建造が行われていないことが分かる。
大連の造船所では2000~2004年に400m×95mの乾ドックが建設され、2016年以来このドックで駆逐艦が建造されてきたが、2月12日現在ではここではほぼ完成した全長252mの商船が建造されており、艤装中のType 055 2隻とでType 052Dストレッチ型1隻はドックの外に接岸している。 |
2021.03.17 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese navy commissions second Type 055 destroyer and more stretched Type 052D destroyers |
<2105-031709>
中国国営メディアが3月7日、PLA海軍が2隻目のType 055駆逐艦Lhasaを就役させ北海艦隊に配属したと報じた。 Type 055の一番艦は2020年1月12日に就役しており、PLA海軍は更に6隻のType 055を進水させている。 Type 055は112セルのVLSを装備している。
Type 055がType 052Dと違うのは推進方式がCODAGからCOGAGになっていることである。
一方国営メディアが3月2日、7隻目のType 052D駆逐艦(右図)が就役し北海艦隊に配属されたと報じた。 この駆逐艦は他の少なくとも3隻のType 052D及び数隻のType 056/056Aコルベット艦と黄海で5日間の演習を行っているとして映像を公開した。
この艦はストレッチ型の四番艦でType 052DLと呼ばれている。 |
2021.03.17 |
Jane's Defence Weekly |
.... and clears HQ-17AE system for export |
<2105-031708>
中国国営環球時報が3月7日、HQ-17A SHORADの輸出仕様HQ-17AEを報じた。 |
2021.03.17 |
Jane's Defence Weekly |
China equips Y-20 transport with local WS20 engine .... |
<2105-031707>
中国陝西省にあるXAC社の施設を1月29日と3月3日に撮影した衛星画像に、国産のWS20高バイパスターボファンエンジンを搭載したY-20重輸送機が写っていた。
この機体はロシア製のD-30KP2エンジンを搭載しているY-20Aに対してY-20Bと呼ばれている。 |
2021.03.17 |
Jane's Defence Weekly |
China announces 6.8% increase in 2021 budget and outlines technology priorities for the 'new era' |
<2105-031702>
中国全人代初日の3月5日、第14次5ヵ年計画の初年度となる2021年の国防費が6.8%増のCNY1.355T ($209.4B) と発表された。
第14次5ヵ年計画では新時代の先端軍事技術を取り入れた軍の知能化の推進を謳っている。 |
2021.03.17 |
日経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、航空エンジン企業の中国買収阻止 米反対で |
<2104-031705>
ウクライナのゼレンスキー政権が同国の航空エンジン製造企業Motor Sich社の中国企業による買収阻止を決めた。 重要な軍事技術が流出する恐れがあると米国が反対していた。 ロシアとの対立の陰で中国の存在感が高まるなか、ウクライナは対米協調を優先した。
Motor Sich社はソ連の軍事開発の一端を担った企業のひとつで、ヘリコプタや大型輸送機などのエンジンを手がけ、ロシアの軍用機にもエンジンを供給してきたが、2014年にロシアがクリミア半島の併合を一方的に宣言したことで、最大顧客であるロシアとの取引を失い、経営が悪化していた。 そこで同社に触手を伸ばしたのが中国で、北京天驕航空産業投資が2017年ごろから株式取得を進め、2019年末までに過半数を取得した。
軍用機エンジンの開発技術が中国に渡れことに対して米国は安保上の脅威を指摘し、買収を認めないようにウクライナに求めていた。 |
2021.03.13 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、原子力空母検討 4隻目で 香港紙報道 |
<2104-031305>
香港のSouth China Morning Postが13日、中国が建造中の4隻目の空母について動力を原子力とする案が検討されていると報じた。
中国軍関係筋によると、造船会社が動力を原子力とする案を示し、軍の最高指導機関である中央軍事委員会が検討しているという。 実現すれば、中国初の原子力空母となる。 |
2021.03.11 |
Inside Defense |
INDOPACOM: China to field 200 hypersonic missiles by 2025, also increase aircraft, maritime fleets |
<2104-031104>
米インド太平洋軍が今まで非公開にしていた議会報告の付属文書で、中国が2025年までに超高速ミサイルを200基程度配備するとしている。
また戦闘機と爆撃機の数もそれぞれ56%と29%増強すると共に水上艦の数も段階的に引き上げると見ている。 |
2021.03.10 |
Jane's Defence Weekly |
Reform, re-equip restructure |
<2105-031014>
= 中国軍の近代化に関する9頁の記事 =
・An honest assessment
・Delivery
・Tibet: the Western frontier
・Iraq, 1991
・Modernising the aviation brigades
・Additional aircraft, dual-use airports
・Integrating air defence |
2021.03.10 |
AFP=時事 (Yahoo) |
「中国、6年以内に台湾侵攻の恐れ」 米インド太平洋軍司令官 |
<2104-031004>
米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将が9日に上院軍事委員会の公聴会で、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言した。
デービッドソン大将は中国について、国際法に則った国際秩序を求めるわが国のリーダとしての役割に2050年までに取って代わろうという野心を強めていると私は憂慮していると発言し、その前に台湾がその野心の目標の一つであることは間違いないと述べ、その脅威は向こう10年、実際には今後6年で明らかになると思うと語った。 |
2021.03.10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、西太平洋で長距離兵器がさらに必要=インド太平洋軍司令官 |
<2104-031003>
9日に上院軍事委員会の公聴会に出席した米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将が中国の軍事力拡大に懸念を表明し、米軍は地上配備型を含め、西太平洋で長距離兵器がさらに必要との認識を示した。
インド太平洋軍が議会に2月提出した予算資料によると、米国は第1列島線に沿って地上配備型の兵器を増やす必要があり、FY22だけで$408M、FY23~FY27には$2.9Bがかかるとした。 |
2021.03.10 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、北極開発を5カ年計画に明記 周辺国は軍事目的警戒 |
<2104-031002>
中国は第14次5ヵ年計画(2021~2025年)で北極圏の開発協力を本格化する方針を明確にした。 表向きには資源開発や航路の利用をはじめとする経済分野を重視するとしているが、米国やフィンランドなど周辺国は軍事的な意図があるとみて警戒している。
11日に閉幕する全国人民代表大会(全人代)で採択する5ヵ年計画は「北極の実務協力への参加」を明記し、氷上のシルクロード建設も謳って、一帯一路と連動して北極圏の開発に関与していく。
中国は2013年に北極圏の8ヵ国で構成する北極評議会のオブザーバになっており、2018年には「北極政策白書」を公表して自国を北極近接国と規定している。 |
2021.03.07 |
共同通信 (Yahoo) |
中ロ、EU 機関にサイバー攻撃か 欧州医薬品庁、オランダ紙報道 |
<2104-030702>
ロイタ通信がオランダ紙の報道として6日、COVID-19ワクチンの承認審査を行うEU機関の欧州医薬品庁(EMA)に対して中国のスパイとロシア情報機関がサイバ攻撃していたと報じた。 報道によると、EMAは昨年前半に中国のスパイ、その後にロシア情報機関の標的にされている。
EMAは昨年、サイバ攻撃でワクチンなどに関する資料が盗まれ流出したと報告しており、米ファイザーとワクチンを共同開発したドイツのビオンテックも、EMAのサーバーに保存されていたワクチン承認申請の関連資料が不正アクセスを受けたと発表していた。 |
2021.03.07 |
TBS News (Yahoo) |
米で数万の組織にハッカー被害 中国系ハッカー集団か |
<2104-030701>
Wall Street Journalなどの米国メディアが、Microsoft社のMailerへのサイバ攻撃が拡大し、米企業や官公庁が被害を受けていると報じた。 それによると、Microsoft社のOutlookへのサイバ攻撃により、中小企業や自治体、学校など数万の組織が影響を受けた。 関係者によると全世界で25万以上になる可能性もあるとされている。
Microsoft社は攻撃を中国のハッカ集団によるものとみて、集団をハフニウム(註:hafnium、原子番号72の元素)と名付けている。 |
2021.03.05 |
TBS News (Yahoo) |
中国の今年の国防予算 6.8%増で22兆円超 |
<2104-030508>
中国政府が5日、今年の国防予算について昨年比6.8%増の1兆3,553億元(註:$208B)、日本円で22兆円を超えることを明らかにした。 COVI-19による経済の落ち込みから回復するなか、昨年の伸び率をわずかに上回った。
今世紀中ごろまでに世界一流の軍隊を目指すとする中国は、3隻目の国産空母の建造が伝えられるなど、軍備の増強を進めている。 |
2021.03.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国、「北極シルクロード」の開設目指す 5カ年計画で表明 |
<2104-030504>
中国が5日に開幕した全国人民代表大会(全人代)で、2021~2025年の経済発展5ヵ年計画を発表し、北極圏にシルクロードを開設すると共に、北極と南極圏の開発に積極的に関与する方針を示した。
2018年には一帯一路を北極圏に広げる計画を盛り込んだ北極政策白書を公表し、北極圏を通じてアジアと欧州を結ぶ航路の開設を目指すと表明している。 |
2021.03.04 |
時事通信 (Yahoo) |
上陸想定の統合演習を実施 中国軍、能力向上誇示 |
<2104-030403>
中国共産党機関紙人民日報系の環球時報が4日、陸海空軍が上陸作戦を想定して本土から離れた海域で統合演習を行ったと報じた。 具体的な演習内容や場所は不明だが、同紙は不慣れな地域で統合的な戦闘能力を高めたという分析を報じた。
同紙によると、南部戦区のType 071揚陸艦2隻が参加し、搭載されたLCACから海軍陸戦隊員と陸軍のType 96 MBTが上陸して空軍のSu-30やH-6Kが上陸を援護した。 演習には上陸作戦能力の向上だけでなく、米軍や台湾の蔡政権を威嚇する狙いもあるとみられる。 |
2021.03.03 |
Jane's Defence Weekly |
China commissions final two Jiangdao-class corvettes |
<2105-030309>
中国国営メディアが、Type 056Aコルベット艦の最終艦となる2隻が1月30日と2月上旬に就役し、合わせて72隻になったと報じた。 これでType 056が22隻、Type 056Aが50隻になった。
全長89m、満載時排水量1,300tの同級コルベット艦は、76mm砲1門とY-83対潜ミサイルとYu-8対潜魚雷を発射する発射機4基を装備している。 |
2021.03.03 |
Jane's Defence Weekly |
China reveals four PLA soldiers died in June 2020 border clash with India |
<2105-030308>
中国国営メディアの環球時報が2月19日に解放軍報の記事を引用して、2020年7月15~16日の夜間にヒマラヤにあるインドとのLoAC付近でのインド軍との衝突による死者数を4名と報じた。
この衝突によるインド側の死者数は20名であった。 |
2021.03 |
International Defence Review |
China's WJ-700 Falcon armed reconnaissance unmanned aerial vehicle makes maiden flight |
<2105-030010>
中国CASIC社の子会社であるHiwing社が1月11日、WJ-700 HALE/MALE 武装偵察UAVを公表した。 WJ-700は2018年の殊海航空展で公表されている。
全長9~10m、翼端長17~19m、MTOW 3,500kgのWJ-700は滞空能力20時間で、実用上昇限度8,000m、巡航速度500~700km/hで飛行し、130kgを搭載して5時間飛行ができる。 その前身のWJ-500やWJ-600が車両発射型のCMタイプの形状であるのに対し従来型の航空機形状をしている。
このため陸海におけるISR、AEW、SIGINTやEWなどに使用するほか、翼下4箇所にハードポイント持ちCM-102超音速ARM、C-701またはC-705KD対艦/対地CMを装備できる。 |
2021.02.27 |
共同通信 (Yahoo) |
中国、ICBM施設を増強か 16基新設と米専門家 |
<2103-022703>
全米科学者連盟 (FAS) の核専門家クリステンセン氏が26日、衛星写真から中国軍が内モンゴル自治区で、ICBM用とみられる発射施設少なくとも16基の新設を進めている可能性が高いとした論文をまとめた。 クリステンセン氏は共同通信の取材に、施設増強で米国への反撃能力を高める意図があると指摘した。
同氏によると、砂漠地帯の演習場に2016年以降、3期に分けて少なくとも16基の建設が進み、うち11基は昨年後半に工事が始まった。 中国はこれまで18~20基の発射施設を整備している。 |
2021.02.27 |
時事通信 (Yahoo) |
中国紙、国防予算7%増と予想 前年上回る伸びか |
<2103-022701>
中国共産党機関紙人民日報系の環球時報が26日、複数の軍事専門家が今年の国防予算について前年を上回る伸びの約7%増と予想していると報じた。
昨年はCOVID-19感染拡大で経済が打撃を受け、前年以下の伸びだったが6.6%増を維持した。 同紙は、中国経済は回復しており国防予算の着実な伸びが見込まれると報じた。 |
2021.02.26 |
Newsweek (Yahoo) |
バイデンが提唱する対中連携を拒否 シンガポールが中国と海上演習を実施 |
<2103-022604>
シンガポールが24日、約5年ぶりに中国海軍との合同演習を実施した。 中国との軍事関係が今後強化される可能性はあるものの、米国がシンガポールにとって「安全保障上の第一のパートナー」であることは変わらないとシンガポールの専門家は見ている。
ビジネスを重視するシンガポールの外交政策を考慮すれば、中国封じ込めの国家連携に参加することは考えにくく、バイデン米大統領が中国に対抗する、いわゆる「民主主義国家の連携」を提唱しているが、シンガポールのリー首相はこの考えを「冷戦型」と呼んで、参加を拒否する姿勢である。 |
2021.02.24 |
共同通信 (Yahoo) |
新早期警戒機テスト飛行 中国、次期空母に搭載か |
<2103-022401>
環球時報が23日、中国がKJ-600艦載AEW&Cの試験飛行に成功したと報じた。 国営CCTVの報道として、1月27日に陝西省西安で飛行したという。 中国軍の専門家はカタパルトを備えた空母に搭載されるとの見通しを示した。
中国は空母艦載機として使用するAEW&C機を開発しているといわれていたが、国営メディアが報じたのは初めてとみられる。 |
2021.02.20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国台頭は「決定的問題」、NATO 事務総長が危機感 |
<2103-022001>
ストルテンベルグNATO事務総長が19日に開かれたミュンヘン安全保障会議で、欧州や米国、カナダに対し国際的ルールに基づく秩序の維持を訴え、中国の台頭はNATOにとって問題だという認識を表明した。
NATOは依然としてロシアを主な敵国と見なしているが、中国の軍事的影響力拡大に対応するため、同盟の主要方針である戦略概念に中国を含めることを検討している。 |
2021.02.19 |
National Defense |
JUST IN: Austin calls for more NATO help in countering China |
<2103-021910>
オースチン米国防長官がNATOのバーチャル国防相会議に出席し、増大を続ける中国の脅威に対抗するためにはNATO加盟国の協力が必要であると述べた。 |
2021.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
Xinjiang Military Command operating Z-20 helicopters |
<2104-021704>
中国国営CCTVが、装備近代と戦闘力強化を続けている中国PLA地上軍 (PLAGF) が新疆軍にZ-20ヘリを配備している映像を流した。
一方2月上旬にWeiboには、少なくとも2機のZ-20がZZ-8G輸送ヘリ1機及び複数機のZ-10攻撃ヘリと共同で訓練を行っている画像がuploadされた。 これらのヘリは新疆五家渠の陸軍第84航空旅団の所属という。 |
2021.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
PLA continues modernising land equipment in Xinjiang |
<2104-021703>
中国PLA地上軍 (PLAGF) が新疆軍の装備近代と戦闘力強化を続けている。
NORINCO社がType 15 (ZTQ-15) 軽戦車が就役したと発表した数日後の2月6日に中国国営CCTVが、Type 15がPCL-181 155mm装輪SPHやCSK-181装輪装甲車、装輪自走橋などの他の装備と共に新疆に配備されたと報じた。 CCTVでは少なくとも18両のPCL-181が放映されていた。 |
2021.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
China conducts another mi-course anti-ballistic missile interception test |
<2104-021701>
中国国防省が2月4日、地上発射型中間軌道迎撃弾の試験を実施したと発表した。 ただそれ以上の詳細は明らかにしていない。
米国防省は中国が過去に4回、2010年1月、2013年、2014年、2018年にABMの試験を実施していると見ている。 米国防総省が発簡した報告書2020年版中国の軍事力によると、中国はS-300の中国型であるHQ-9を元にしたHQ-19 (CH-AB-X-02) を開発し、既に中国西部に配備している。
HQ-19は射程が3,000km級のBMに対抗するシステムで、中国は更にIRBM級に対抗するシステムを開発中という。 Diplomat誌によると米政府はこれをDong Neng-3 (DN-3) と呼んでいる。
この他に中国はTJSWシリーズのキラー衛星の開発も行っており、2月にはTJSW-6衛星を打ち上げている。 |
2021.02.16 |
Defense News |
Iran, Russia reportedly launch military drill in Indian Ocean |
<2103-021605>
イラン国営TVが、イラン海軍、革命防衛軍海軍とロシア海軍がインド洋の17,000kmに広がる海域で合同演習を開始したと報じた。 ロシアからは駆逐艦1隻と補給艦及びヘリ1機が参加している。
イランとロシア海軍の演習は、2019年に中国を交えた3ヵ国で4日間にわたる演習を行って以来となる。 |
2021.02.09 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
破られた「紳士協定」…太平洋の島国に深刻な亀裂、影響力拡大狙う中国に追い風 |
<2103-020902>
太平洋の島嶼18ヵ国と地域でつくる域内協力機構太平洋諸島フォーラムが、事務局長の選出を巡って深刻な亀裂に直面しており、中国の影響力拡大懸念もある。 フォーラムは1971年の前身組織設立以来、オーストラリアとニュージーランドが経済支援を通じて影響力を発揮し結束を保ってきたが、加盟国間の対立が深まれば、域内への浸透を図る中国には追い風となる。
フォーラムは2月3日に加盟国と地域の首脳による投票で、東部ポリネシアにあるクック諸島のプナ前首相を事務局長に選出したが、パラオが翌4日にフォーラムからの脱退を表明した。 マーシャル諸島なども不服を唱えている。 パラオが反発するのは、東部ポリネシア、南部メラネシア、北部ミクロネシアの3地域から順に事務局長を選ぶとの加盟国間の紳士協定が破られたとみるためで、ミクロネシア地域の各国は、域内にあるマーシャル諸島のザキオス駐米大使を推していたが、9対8の接戦で敗れた。 |
2021.02.05 |
朝日新聞 (Yahoo) |
中国がミサイル迎撃の技術実験 米国の配備計画を牽制か |
<2103-020505>
中国国防省が4日夜、地上配備型のIRBM迎撃システムの技術試験を同日実施したと発表した。
中国が迎撃システムの試験を公表するのは3年ぶり5回目で、ICBMやIRBMへの対応技術向上を示す狙いがあるとみられる。 |
2021.02.05 |
時事通信 (Yahoo) |
ガイアナ、事務所開設を破棄 「中国が圧力」と台湾 |
<2103-020503>
台湾外交部が5日、ガイアナと事務所を相互開設するために調印した協定について、ガイアナ側が一方的に破棄したと発表した。 中国が介入したとみられる。
外交部は、中国が圧力をかけたもので、多方面から努力したがガイアナの決定を覆すことはできなかったと説明した。
【関連記事:2103-020402 (読売 2021.02.04)】 |
2021.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
China's CASC reports strong 2020 growth |
<2104-020317>
CH-5 MAE UAVなどを生産する中国のCASC社が1月26日、2020年度の売り上げが7%増のCNY267.74B ($41.4B) で、売り上げ益はCNY24.22Bの11.7%増であったと発表した。 |
2021.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
China begins installing upper modules on CATOBAR carrier |
<2104-020304>
2020年7月2日から上海に近い江南長興島造船所の乾ドックで建造されているCATO-BAR方式のType 003空母を1月に撮影された衛星画像から下部船体は組み上がり、上部船体の取り付けが開始されている模様である。 |
2021.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
China to field more nuclear weapons that can target the United States, says report |
<2104-020302>
米空軍宇宙航空情報センタ (NASIC) が1月11日に公表した2020 Ballistic and Cruise Missile Threatと題する報告書で、中国は米国まで届く核ミサイルの数を拡大し続けており、今後5年以内に200基を優に超える数にするとの見通しを示した。
【2020 Ballistic and Cruise Missile Threat (USAF NASIC)】 |
2021.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
China authorises coast guard's use of firepower against foreign vessels |
<2104-020301>
中国が1月22日に海警法を改定した。
新法によると中国沿岸警備隊 (CCG) は、国家主権が外国組織や個人により侵された場合にCCGによる武器の使用が認められると共に、中国の施政下にある島や海域で外国政府や個人が設置した固定又は浮遊施設を破壊したり撤去することができるとしている。 |
2021.02.03 |
Breaking Defense |
Israel rejects US plan to inspect Chinese harbor at Haifa |
<2103-020308>
イスラエルの日刊紙Haaretzなどが、中国がハイファに建設し向こう25年間中国のSIPG社が運営することになっている港湾施設について、イスラエルが米国からの検証要求を拒否したと報じた。 これはイスラエルの対中関係と対米関係を比較するテストケースとして注目される。
バイデン米大統領は就任後、多くの外国首脳と電話会談を行っているが、ネタニアフ首相とは行っていない。
トランプ米前政権は昨年イスラエルに対し、米沿岸警備隊によるハイファ港の検証を申し入れていた。 |
2021.02.03 |
朝日新聞 |
中国、カンボジア海軍基地の利用計画か 南シナ海にらむ |
<2103-020302>
カンボジアの海軍基地をめぐり、中国が軍事利用の計画を進めている疑いが浮上している。
米シンクタンクが、米国の資金で造った施設が解体されたことを示す衛星写真を公開した。 基地内には中国の支援で船の修理施設が建設されており、ASEAN加盟国からは地域の不安定化を懸念する声が上がっている。
【関連記事:2011-100302 (共同 2020.10.03)】 |
2021.01.29 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、3隻目の強襲揚陸艦が進水 台湾侵攻視野に急速整備 |
<2102-012904>
環球時報によると、中国で3隻目となるType 075強襲揚陸艦が29日に上海の造船所で進水した。 Type 075は米海軍のWasp級に匹敵する排水量約40,000tとみられ、ヘリ30機、揚陸艇、水陸両用戦闘車などを搭載できる。
環球時報は、中国がType 075の建造を急ぐ理由として、台湾や南シナ海で領土や主権を守るためと指摘している。 |
2021.01.29 |
産経通信 |
中国軍機、米空母威嚇が目的 台湾識別圏進入で国防部関係者 |
<2102-012903>
台湾国防部関係者が29日、中国軍機多数が23日と24日に台湾の防空識別圏 (ADIZ) に進入した目的は、台湾南方沖を航行中の米空母を目標とした威嚇だった可能性が高いことを明らかにした。 H-6Kが8機も台湾のADIZ南西部に進入した例は過去にない。 米CSGが通過したのはバシー海峡でなく、さらに南側のバリンタン海峡だったことから、あらかじめ米側も中国を警戒していたことをうかがわせる。
23日に台湾南西部のADIZに進入したのはH-6K 8機とJ-16 4機などで、CSGに向けて多数の対艦ミサイルを一斉に発射する飽和攻撃を想定した訓練を行った可能性がある。 米空母は艦載機を発艦させて哨戒に当たったという。 |
2021.01.29 |
日テレ News24 (Yahoo) |
中国国防省「台湾の独立は戦争を意味する」 |
<2102-012901>
中国国防省報道官が28日、台湾海峡で行っている中国軍の軍事活動について、米国を念頭に外部勢力の干渉と台湾独立勢力の挑発に対する厳正な対応であると表明した上で、台湾の独立は戦争を意味すると、これまでにない強い表現で関係強化を進める米国と台湾を牽制した。 |
2021.01.28 |
時事通信 (Yahoo) |
対中は競争と協調 イラン核合意、復帰協議の用意 米国務長官 |
<2102-012802>
ブリンケン米国務長官が27日の記者会見で、米中関係について「今後の世界にとって最も重要な関係」と位置付け、競争と協調の両様で取り組む方針を示したが、中国政府によるウイグル族迫害をジェノサイド(集団虐殺)とする見方は変わっていないと強調し、人権問題に厳しい姿勢で臨む意向を鮮明にした。
一方イラン核合意については、イラン側が合意を順守すると決断すれば、われわれは専門家の強力なチームをつくるとし、イラン側が先に高濃縮ウラン製造など合意の逸脱を停止することを前提に、復帰に向けてイラン側と協議する用意があるとの考えを示した。 |
2021.01.27 |
Jane's Defence Weekly |
Z-20 variant may be under development for PLANMC |
<2103-012704>
中国メディアが1月12日に報じた海軍型のZ-20はPLA海軍陸戦隊用の可能性がある。
このZ-20はKD-10と見られるATGMを搭載しているがKD-10は対艦用とは報じられていない。 |
2021.01.26 |
中央日報 (Yahoo) |
中国、中距離弾道ミサイル発射台を配備…日本・インド向けか |
<2102-012602>
香港のSouth China Morning Postが米国科学者連盟 (FAS) の21日の報告書を引用して26日、中国軍が山東地域の訓練場にDF-26 ASBMの発射機を複数配備したと報じた。 FASはDF-26が衛星写真で該当地域で確認されたのは初めてだとしている。
DF-26は射程5,000kmのIRBMで、中国軍事専門メディア「漢和ディフェンスリビュー」の編集長は横須賀など在日米軍基地や、インドを射程内に収めたものだと見ている。 |
2021.01.23 |
日テレ News24 (Yahoo) |
武器使用も…中国で海警法が成立 尖閣は… |
<2102-012301>
中国国営メディアによると、全人代常務委員会が22日、海警局の武器使用を含む任務を定めた海警法を可決した。 法律は2月1日に施行される。
詳しい内容は公表されていないが、草案の段階では中国が管轄する海域で外国の船が違法に活動し、停船命令などに従わない場合、武器を使用できるなどと規定している。 尖閣諸島周辺では、日本の漁船が海警局の艦艇に追跡される事態が相次いでおり、今後、さらに活動が先鋭化する可能性がある。 |
2021.01.22 |
Stars & Stripes |
Philippines inks $940 million deal with China to link Subic Bay and Clark Air Base by rail |
<2102-012207>
フィリピンと中国がスービック湾とクラーク空軍基地を結ぶ鉄道を$940Mで中国が建設することで合意した。
スービック湾とクラーク空軍基地はかつて米軍が駐留していた基地で、現在も米軍がフィリピンに派遣された際に使用している。
【関連記事:2002-011405 (S&S 2020.01.14)】 |
【註】
スービック湾とクラーク空軍基地にはかねてから中国が指触を伸ばしており、日本も絡んだ三つ巴の状況を呈していた。
【スービック湾関連記事:2002-011405 (JDW 2020.08.26)】
【クラーク空軍基地関連記事:2010-093002 (NNA 2020.09.30)】
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2021.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
Beijing looks to counter US restricions on Chinese firms |
<2103-012018>
中国商務省が1月9日、米国がPLAと関係の深い中国企業に対し輸入制限を実施したのに対抗して、「外国による規制およびその他の手段による不当な域外適用への対抗措置に関する規則」を公布した。 |
2021.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
PLAGF deploying new tracked UGV |
<2103-012015>
中国国営TVのCCTV 7が1月6日、東部戦区のPLA陸軍が演習で新型UGVが使用されているのを報じた。
このUGVは35mm弾を発射するQLG-10擲弾発射筒2門を装備していた。 |
2021.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
ASW-capable Z-20 may soon enter service with PLA Navy |
<2103-012013>
PLA海軍南海艦隊が1月上旬にWeChatに掲載した写真に対潜型と見られるZ-20ヘリが映っており、同機が就役間近であることが示唆された。
2013年に初飛行したと見られるZ-20はUH-60 Black Hawkと良く似た外観で、陸上型は2018年時点で少なくとも2個航空旅団に数機が配備され、その一部はチベットで地上部隊の支援に使われている。 |
2021.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
Second phase initiated of HudongZhonghua shipyard relocation to Changxingduo |
<2103-012001>
上海の黄浦江から移転したCSSC滬東中華造船の二期工事が完成し1月4日に操業を開始した。
滬東中華造船は中国主要な建艦企業で、現在Type 075 35,000t揚陸艦の3番艦やパキスタン向けのType 054A/Pフリゲート艦4隻を建造しており、過去10年にはType 071強襲揚陸艦7隻、Type 054Aフリゲート艦13隻、Type 056コルベット艦22隻、Type 815A情報収集艦8隻などを建造している。 |
2021.01.18 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国・3隻目の空母が今年末までに進水か、海軍力誇示…中国紙報道 |
<2102-011802>
環球時報が18日、中国海軍で3隻目となる空母が今年末までに進水し、2025年頃に就役する可能性があると報じた。
中国には、共産党創設100年を迎える今年に空母の建造で成果を上げ、海軍力増強を誇示する思惑がある。 |
2021.01.13 |
Jane's Defence Weekly |
Z-11WB helo to enter LPA service |
<2103-011315>
中国CCTVが2020年12月30日に昌河飛機社のZ-11が同社の景徳鎮工場で量産に入ったとする映像を報じた。
Z-11WBはAirbus Helicopters社製AS350BAを元にした民間ヘリZ-11の偵察軽攻撃型で、PLA地上軍が装備する。 |
2021.01.13 |
Jane's Defence Weekly |
Upgraded J-20 variant may soon enter PLAAF service |
<2103-011313>
1月1日に中国のオンラインフォーラムに改良型J-20の画像が掲載されたが、機体は黄色のプライマーではなく灰色の難視塗装がなされており、J-20改は間もなくPLA空軍に配備される模様である。
J-20改にはSaturn AL-31FNシリーズエンジンに替えて国産のWS10Cターボファンエンジンが搭載されている。 WS10CはJ-10CやJ-16が搭載しているWS10Bを元に開発されたエンジンで、142kNの出力を持つ。 |
2021.01.13 |
読売新聞 (Yahoo) |
中国の「空母キラー」ミサイル、航行中の船へ発射実験…2発が命中か |
<2102-011302>
中国軍筋が、南シナ海で2020年8月26日に行ったASBMの発射試験で、航行中の船を標的にしていたことを明らかにした。 米軍高官もこの事実を認めている。 2発が標的船に命中したとの複数の証言もあり、事実とすれば、中国周辺に空母を展開する米軍の脅威となる。
試験では無人標的船に対し内陸部の青海省から射程4,000kmのDF-26B 1発を先に発射し、数分後に東部の浙江省から射程1,500kmのDF-21D 1発を発射した。 2発はほぼ同時に標的船に命中して沈没させ、海域周辺に展開していた米軍の偵察機やイージス艦に中国軍のミサイル能力を誇示したという。 |
2021.01.12 |
時事通信 (Yahoo) |
中国軍関連企業へ投資禁止 米大統領令が発効 |
<2102-011202>
トランプ米大統領が国家安全保障上の懸念を理由として、中国人民解放軍と関係の深い中国企業に対する証券投資の禁止を命じた大統領令が11日に発効した。 中国共産党と中国軍による米資金や技術の利用を阻止する狙いで、米国の個人や企業は、米政府が指定した中国企業への新規投資ができなくなる。 ニューヨーク証券取引所は大統領令の発効に合わせて、中国国有通信会社の中国移動、中国電信、中国聯通の上場を廃止する。
米国防総省が指定した「中国共産主義の軍事企業」が禁止対象となる。 現時点では、通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)を含めて35社に上り、指定企業と上場子会社の株式購入や、それらを組み入れた上場投資信託(ETF)などへの投資が順次禁じられる。 |
2021.01.10 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国、海事当局の権限強化へ…尖閣沖活動に口実の恐れ |
<2102-011002>
中国が1984年施行の海上交通安全法を、海事当局を傘下に持つ交通運輸省が、外国船による領海の通航を国際法で認められた無害通航でないと判断すれば阻止できるように、年内にも大幅改正する。 法案によると、中国の領海に入る外国船が海上の交通安全を脅かす可能性がある場合は海事当局への報告を義務づけ、違反した船の所有者や船長に罰金を科す。 領海で法に反した外国船を、海事当局が追跡できる権限も明記した。
海洋権益を強化する狙いとみられ、中国艦船が尖閣諸島周辺海域でさらに組織的に日本領海に侵入する口実とする可能性がある。
全国人民代表大会常務委員会が昨年12月下旬に改正法案の審議を始め、内容を公表した。 |
2021.01.10 |
時事通信 (Yahoo) |
ネパール共産党内紛、中国が仲裁 インドけん制、影響力保持に腐心 |
<2102-011001>
ネパールで、与党共産党の内紛による分裂の危機に際し、中国が仲裁に乗り出した。 中国はインドを牽制するためネパールの共産系諸派をまとめ上げ、2017年の総選挙で勝利につなげた経緯があるが、最近の共産党分裂による影響力低下にいら立っている。
ネパールのオリ首相は昨年12月20日、党内でのダハル議長との権力争いから下院を解散したため、同27日に中国共産党中央対外連絡部の郭業洲副部長ら代表団がネパールに派遣され、オリ、ダハル両氏と個別に会談した。 |
2021.01.07 |
中央日報 (Yahoo) |
中国、ステルス戦略爆撃機の広報映像を公開…米国企業の広告を真似たか |
<2102-010701>
PLA空軍が5日にネット上で公開した募兵広告動画に、開発中のステルス戦略爆撃機のシルエットが登場する。 機体をすべて布で覆い、シルエットだけが見える。
H-20は西安飛機工業公司 (XAC) が開発しているもので、米国戦略軍は今後10年以内に開発を終えると見ている。
【関連記事:2012-112606 (中央 2020.11.26)】 |
2021.01.05 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国 新たに4隻目の空母建造開始か 香港メディア |
<2102-010502>
香港のSouth China Morming Postが関係者の話として5日、中国がCOVID-19の影響で遅れていた4隻目となる空母の建造を今年初めにも開始する見通しだと報じた。
海洋強国を目指す中国はすでに2隻の空母を就役させ、現在、上海の造船所で3隻目の建造を進めている。 |
2021.01.01 |
読売新聞 (Yahoo) |
中国「千人計画」に日本人、政府が規制強化へ…研究者44人を確認 |
<2102-010102>
海外から優秀な研究者を集める中国の人材招致プロジェクトである千人計画に、少なくとも44人の日本人研究者が関与していたことが、読売新聞の取材でわかった。 日本政府から多額の研究費助成を受け取った後、中国軍に近い大学で教えていたケースもあった。
政府は経済や安全保障の重要技術が流出するのを防ぐため、政府資金を受けた研究者の海外関連活動について原則として開示を義務づける方針を固めた。
◆千人計画:世界トップの科学技術強国を目指して、外国から優秀な人材を集める中国政府や省当局などの人材招致計画で、国家レベルでは2008年から実施されている。
◆国防7校:中国の国家国防科学技術工業局の監督下にある北京航空航天大、北京理工大、ハルビン工業大、ハルビン工程大、南京航空航天大、南京理工大、西北工業大の7大学で、中国軍の兵器開発とつながりが深いとされる。 |