中国製 ICBM/SLBM に関する記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.09.26
 21:20
朝日新聞

(Yahoo)

中国軍発射のICBMは「DF31の可能性指摘」 専門家が分析 <2410-092625>
 中国軍は26日、前日に太平洋の公海に向けてICBMを発射した際の画像をSNSで公表した。 地表からの発射直後、火と煙を噴き出しながら上空に向かって上昇中とみられる様子が映っている。
 防衛研究所中国研究室の増田室長は「核による反撃能力を米国に見せる意図からすれば主力のDF-41かと思われたが、画像からは一回り小さなDF-31AGの可能性が指摘されており、それでも米本土の大半は射程内とみられる」と分析した。
 狙いについては「米国を中心に、同盟国や欧州各国が軍事面での協力を深めていることに対する牽制だろう。
 こうした軍事的な連携や協力は、中国には台湾問題をめぐる対中圧力とも映っている」と話した。
2024.09.25
 16:13
TBS News

(Yahoo)

中国ICBM発射実験「我が国上空通過は確認されず」事前通告もなし 林官房長官がコメント <2410-092516>
 林官房長官が、中国が25日午前にICBMの発射を行ったことを受け、「これまでに得られた情報を総合的に勘案すれば、我が国上空の通過は確認されていない」と述べ、被害報告等の情報も確認されていないとしている。
 また、中国側からの事前通告はあったのか問われた林長官は「なかったと承知している」と発言した。
2024.09.25
 15:07
FNN Prime News

(Yahoo)

中国軍がICBM発射 木原防衛相「詳細は確認中」 “太平洋に着弾”日本の船舶など被害情報なし <2410-092514>
 中国国防省は、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBM 1発を太平洋の公海上に着弾させたと発表した。
 木原防衛相が、中国国防省が25日に発表したICBMの発射について、「発表は承知をしている」としつつ、「詳細については確認中」と述べた。 木原防衛相は、陸上自衛隊大宮駐屯地で記者団の取材に対し、「発表は承知をしている。 詳細については確認中だ」と述べた。
 また、「日本の関係船舶等への被害に関する情報はない」と明らかにした上で、「引き続き中国軍の動向に関する情報収集、分析を続けるとともに、警戒監視に万全を期していく」と強調した。
2024.09.25
 11:42
時事通信

(Yahoo)

中国軍がICBM発射訓練 44年ぶり、太平洋に落下 <2410-092511>
 中国国防省が25日、ロケット軍が同日08:44に模擬弾頭を搭載したICBM 1発を発射し、太平洋の予定した公海上に落下させたと発表した。
 中国国防省は「発射は年次訓練計画の一環で、国際法と国際的慣例に沿っており、特定の国や目標を対象としていない」と説明したが、大統領選を11月に控えた米国を牽制する意図もあるとみられる。 新華社通信は「予期した目的を達成した」とした上で、「中国は事前に関係国に通告していた」と伝えた。
 香港メディアによると、太平洋へのICBM発射は44年ぶりで、中国の軍事力強化を巡り、米国を中心に一段と懸念が強まるのは必至である。
2021.05.03 産経新聞 就役の中国・原潜、米本土射程の SLBM 搭載が可能 香港紙 <2106-050302>
 香港のSouth China Morning Post紙が3日までに、4月23日に就役した中国軍の改良型晋級原潜が、推定射程10,000km以上で中国近海から米本土の大部分を射程に収める新型のSLBM巨浪-3 (JL-3) を搭載可能だと報じた。
 中国が現在保有する推定射程8,000kmのJL-2は中国近海から北米の一部にしか届かないが、原潜をJL-3を搭載するように改良したことで米本土全体をカバーできるようになり、実際に搭載されていれば、米国にとり大きな脅威になる。
2020.05.20 Jane's Defence Weekly China may be signalling significant increase in number of nuclear warheads and ICBMs <2007-052001>
 中国が核兵器を大幅に増強している。 国営Global Timesが5月8日、中国の核弾頭数を1,000発、DF-41 ICBMの数を100基と見た胡锡进 (Hu Xijin) 主幹の論調を掲載した。
 アンダーソン米国防次官補代理は2月27日に上院軍事委員会で、中国の核兵器保有数は今後10年間で少なくとも2倍になると述べている。 また全米科学者協会 (FAS) は2019年7月に中国の核兵器数を290発と見積もっていた。
2019.12.01 Record China 中国が11回目のDF-41ミサイル発射試験、過去10回と大きく異なる点 <2001-120102>
 2019年新浪軍事が11月29日にWashington Post紙の記事を引用して、中国軍が6月のJL-3に続いて22日にDF-41 ICBMの11回目の発射試験を行ったと報じた。
 DF-41は2012~18年に10回の発射試験をしていずれも成功しており、今年10月の国慶節パレードで
TELが16両登場したことを考えると、1年余りの時間を開けて実施された今回の発射試験は、年間の定例訓練または戦闘準備の点検の可能性が高いと分析している。
2019.10.09 Jane's Defence Weekly China displays new platforms and weapon systems during large parade <1912-100901>
 中国が10月1日の建国70周年記念パレードで、各種兵器を展示した。
・The road-mobile DF-41 ICBM
  DF-41は移動式のため第1撃に対し非脆弱である。
  更に固体燃料ながら液体燃料のDF-5B並の射程を有する。
  DF-31 ICBMの新型DF-31AG
TELに搭載されていた。
  Type 094 SSBN搭載で7,500km射程のJL-2は発射管が車載されていた。
  次世代SSBN Type 096搭載のJL-3DF-41を元に開発中である。
・The DF-17: a missile cattying an HGV
  DF-17はDF-16 IRBMの発展型とみられている。
・The WZ-8 and GJ-11 UAV
  WZ-8 UCAVには吸気口が見当たらないことから、吸気式のエンジンではない可能性がある。
  かねてから衛星画像で確認されていたUCAVの名称がGJ-11と分かった。
ASCMs and DF-100
  初登場の超音速CM DF-100にはCF-100の名称もある。
2019.10.01 NHK 中国建国70年記念 新型 ICBM「東風41」を初公開 <1911-100103-2>
 中国の建国70年を記念して1日に北京で行われた閲兵式で、新型ICBMのDF-41が初公開された。
NHK 中国建国70年 新型極超音速兵器「東風17」初公開 <1911-100103-1>
 中国の建国70年を記念して1日に北京で行われた閲兵式で、中国軍が開発を進めていた新型の極高速兵器DF-17が初公開された。
2019.10.01 日経新聞 中国が新型ICBM「東風41」を公開 全米を射程 <1911-100102>
 中国が1日に建国70周年を祝う閲兵式に射程12,000km以上とされるICBM DF-41など新型国産兵器を多く登場させた。 この日の式典には15,000名の兵士が参加し、ミサイルに加えて航空機160機580両の車両などが登場した。 装備はすべて国産だという。
 新型ミサイルでは超高速兵器を搭載するIRBM DF-17も今回初めて姿をみせた。 またJ-20の編隊や長距離CMを搭載できる新型のH-6Nも確認された。
 今年7月に発表した国防白書で存在を誇示した山岳地帯や軟弱な地形での戦闘を念頭に開発された新型のType 15軽戦車も初めて登場した。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly China conducts probable test launch of JL-3 SLBM <1908-061202>
 中国のweb siteに6月2日、次世代
SLBM JL-3の発射試験渤海湾で行われたとする画像が掲載された。 遼寧のMSAは1日07:00~13:00と2日02:30~12:00の2回、軍事利用のためとして航行警報を出していた。 一方国営Global Timesは複数の住民の証言として、2日の04:00に未確認飛行体の航跡が確認されたと報じている。
 JL-3の発射試験2018年11月下旬に行われている。 JL-3はType 032通常動力潜水艦から発射されたと見られる。
【Type 032 関連記事:1407-060901 (CD 2014.06.09)】
2019.06.03 Jane's 360 China conducts probable test launch of JL-3 SLBM <1907-060305>
 6月2日に中国のメディアサイトに掲載された写真から、中国が新型
SLBM JL-3の発射試験を行った模様である。
 また中国海事安全局 (MSA) は6月1日07:00~13:00と2日の02:30~12:00の2回にわたり、軍事利用のためとして渤海湾を閉鎖している。
2019.01.08 Jane's 360 China conducts first JL-3 SLBM launch <1902-010808>
 中国海軍が2018年11月24日にJL-3 SLBMの初めての発射試験を渤海湾で行った。
 JL-3 1発はType 032 清級 (Qing級) 補助潜水艦から発射されたが、試験の目的が発射管からの射出、海面への浮上、点火であったと見られ、最大射程での飛翔は行わなかったと見られる。
【Type 032 潜水艦関連記事:1407-060901 (CD 2014.06.09)】
 JL-3は2020年代末に就役するType 096次世代SSBNが装備することになる。
2019.01.02 Jane's Defence Weekly Test flight of new Chinese SLBM reported <1902-010211>
 Washington Free Beaconが2018年12月18日、中国がJL-3 SLBMの発射試験を行ったと報じた。 試験の実施は米ミサイル早期警報衛星により確認された。
 Washington Free Beaconによると遼寧省海事安全庁が11月22日に、演習実施を理由に当該海域への立ち入り監視通報を行っていた。
2018.12.22 毎日新聞

(Yahoo)

中国が新型ミサイル成功か 米本土を射程に <1901-122203>
 香港や米国のメディアが軍事筋の情報として、中国がJL-3 SLBMの発射試験を11月下旬に渤海で実施し成功したと報じた。 報道によると、JL-3は核弾頭10個を搭載可能で、射程はJL-2の7,000kmから大幅に延びて9,000~14,000km前後と推定され、中国近海から発射しても米本土のほぼ全域を射程に収める。
 JL-3はICBM DF-41を基に開発されたとみられ、2020年代の配備を目指しているとされる。
【註】
 WikipediaによるとJL-3初の発射試験が11月24日に行われたとWashington Free Beaconが報じている。 この試験では最大射程での飛翔は行われなかったという。
2018.06.20 Jane's Defence Weekly China moves closer to commissioning DF-41 ICBM after latest test launch <1808-062004>
 Washington Free Beaconが6月5日、中国が5月27日にDF-41 ICBMの10回目の発射試験を行った と報じた。 DF-4は山西省の太原衛星発射センタから発射され、数千㌔㍍を飛翔してゴビ砂漠に落下したと言う。 DF-41は射程が15,000kmで2,500kg の搭載能力があり、10個のMIRV弾頭を搭載するとされている。
 中国国営Global Timesは、DF-41は2018年上半期に部隊配備されると報じている。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly China's DF-41 intercontinental ballistic missile 'could enter service in 2018' <1801-112904>
 中国国営のGlobal Times紙が11月19日、DF-41 (CSS-X-20)が早ければQ1/2018にもoperationalになると報じ た。
 DF-41は三段推進で射程は12,000km以上、10個の
MIRV弾頭を搭載するほかチャフやデコ イも搭載しているため、BMDSを突破できるという。
2017.08.16 Jane's Defence Weekly DF-31AG ICBM can carry multiple warhwads, claims China's state media <1710-081604>
 中国政府の公式発表はないが、中国国営メディアはDF-31AG ICBMは
MIRV弾頭搭載であると報じている。
 2013年中頃にウェブサイトで初めて画像が公開されたDF-31Aは単弾頭であるが、7月30日に行われた人民解放軍創立90周年記念パレード で初めて16両が公開されたDF-31AGについて、China Daily紙は8月7日に多弾頭を搭載すると報じた。
2017.02.05 朝日新聞

インターネット

中国、新型ミサイル実験を認める 米政権への牽制狙い? <1703-020501>
 米国の一部メディアが米情報機関筋の話として、中国軍が1月の早い時期に、MIRV弾頭10個を搭載するDF-5C ICBM を山西省太原の発射場から北西部の砂漠に向けて発射したと報じた。 米メディアは、トランプ政権を牽制する狙いがあると報じた。
 これについて中国国防省は3日、国内メディアの取材に答える形でDF-5C発射試験の実施を認めた。
【註】
 DF-5は1970年代半ばに就役した中国最初のICBMで、1980年代中頃から改良型のDF-5Aに換装された。 その後MIRV弾頭型のDF-5Bが2015年9月3日のパレードに初登場 した。 DF-5Aの弾頭数は3個と見られている。
 更にDF-5Aの弾頭をMIRV型に換装しているとも報じられたがその弾頭数も3個と見られている。
【関連記事:1603-021724 (JDW 2016.02.17)】
2016.07.26 Record China 中国、南シナ海の海底に原潜基地建設か―香港紙 <1608-072603>
 香港のSouth China Morning Post紙が24日、中国南シナ海の海底原子力潜水艦基地を建設 していると報じた。  南シナ海における中国の主権主張を否定した仲裁裁判の判決後、ネットの中国軍事サイトに突然中国の最新鋭原子力潜水艦の写真が流れたが、マ カオの軍事専門家は、中国側は意図的に原潜の写真を流出させ、米国に警告を発していると指摘している。
 海外の関係者の間は、中国が直接米国本土を狙う新世代
SLBM JL-3を南シナ海から発射 する積もりではないかとの憶測が広がっている。
【関連記事:1607-061201 (RC 2016.06.12)】
2016.02.17 Jane's Defence Weekly China gives DF-5As multiple warheads <1603-021724>
 Washington Times紙が2月10日、中国がDF-5A (CSS-4 Mod 2) ICBMの弾頭を3個の
MIRV弾頭 に改良する工事を、過去数ヶ月間実施していると報じた。
 一方2015年9月3日のパレードに初登場したMIRV弾頭型であるDF-5Bは、弾頭共にチャフやデコイを搭載しているという。
2016.01.06 Jane's Defence Weekly China developing rail-mobile ICBM, say US officials <1602-010617>
 Washington Free Beaconが12月21日に米政府当局者の話として、中国が列車移動発射式DF-41の開発を行っており、12月4日には 車載発射機からの射出(cold launch)試験を行ったと報じた。
 2013年にはGeorgetown大学の研究プロジェクトが、中国がウクライナのYuzhnoye設計局から、ソ連やロシアが1987~2005年に使用していた RT-23 (SS-24)列車移動式ICBMを入手したとの報告を行っている。
2015.12.23 Jane's Defence Weekly China advances sea- and land-based nuclea deterrent capabilities <1602-122315>
 中国は射程7,000~8,000kmのJL-2 SLBM 12発を搭載するType 094 晋級SSBNの巡航を開始したほ か、
MIRV弾頭を搭載するDF-41 5回目の発射試験を12月4日行い、核抑止力を高めている。
 JL-2が単弾頭であるのに対しDF-41は10発のMIRV弾頭を搭載すると見られているが、12月4日の試験では 2発の弾頭しか搭載していなかった。 これは米露にその能力を把握されるのを避けるためと思われる。
2015.09.04 Yahoo Record China 記事

「中国の軍事パレードは『出し惜しみ?』、隠し玉登場せず『ほどほどにプレゼンした』―海外メディア」

<1510-090402>
 韓国の世界日報紙が、3日に北京で行われた抗日戦争勝利70周年記念式典で、披露されると目されていた J-20J-31、ICBM DF-41 が見られなかったことについて、米国を 過度に刺激することを避けたと推測している。 また、ある匿名の軍事専門家が環球時報紙に語ったところによると、今回の軍事パレードは中国の軍事力をほどほどに示した だけという。
2015.09.04 朝日新聞

インターネット

中国、軍事力を誇示 米狙えるミサイル・海空軍の新兵器 <1510-090401>
 3日に天安門広場と周辺一帯で催された中国の軍事パレードで、各種弾道弾や海洋進出を支える空母艦載機などが初めて披露された。
 米本土に到達する ICBM は射程12,000kmを超える DF-5B が初めて公開されたほか DF-31A も披露された。
 この他に、尖閣諸島をはじめ沖縄から台湾、フィリピンに至る第一列島線内にある米軍基地などが攻撃可能な、射程1,000kmの DF-16 や4,000kmの DF-26、空母も攻撃できる DF-21D なども登場した。
【註】
DF-5B
 DF-5 は射程12,000~15,000kmの ICBM で、1970年代には衛星の打ち上げにも使われた。
DF-31A
 DF-31 は射程3,000~8,000kmの IRBM で、JL-2 SLBM はこの潜水艦発射型と言われている。
DF-26
 Guam Killer と呼ばれる射程4,000kmの IRBM で、DF-21D 同様に対艦能力があると言われている。
DF-21D
 DF-21 シリーズの対艦弾道弾型で、DF-21C も限定的ながら対艦能力があると言われている。
DF-15B
 記事中で DF-16 とあるが記事の写真は DF-15B である。 DF-15 は M-9 とも呼ばれる射程600kmの SRBM であるが、DF-15B の報道は初めてである。 DF-16 は 2014年に公表されている射程800~1,000kmの MRBM である。
2015.09.03 Defense News China's parade puts US Navy on notice <1510-090304>
 中国が4日に実施したパレードで、東シナ海や南シナ海への米海軍の接近を拒否する能力を誇示した。 パーレードでは DF-5B ICBM、 DF-31A ICBM、DF-26 IRBM/ASBM、DF-21D ASBM、DF-15B SRBM、DF-16 MRBM などの各種弾道弾が公開された。
 中国は、パレードに参加した武器の80%は初公開で、全てが国産であるとしているが、参加した戦闘機 J-11B (Su-27)、 J-15 (Su-33)、J-10 (Lavi) は外国機種の海賊版である。
2015.08.19 Yahoo 時事通信記事

「中国、多弾頭 ICBM 実験か=核戦力を増強―米報道」

<1509-081902>
 Washington Free Beacon が18日、中国が米本土を射程に収める
MIRV 弾頭型の ICBM DF-41 の発射試験を6日に行っ たと報じた。 米国防当局者によると模擬弾頭2発を搭載していたという。 中国は今回を含め、3年間に DF-41 の発射試験を4回実施しており、 実配備が近いことを示していると指摘した。
 DF-41 の推定射程は12,000kmで最大10発の弾頭を搭載でき、移動式のため探知が難しいとされる。
2015.03.11 Jane's Defence Weekly Clues emerge of DF-31 ICBM variant <1504-031113>
 米戦略軍司令官が2月26日に下院軍事委員会で証言し、最近公表された中国の16輪型
TEL の画像から、搭載されるの は DF-31 の新型である可能性があると証言した。
 16輪 TEL は、射程8,000kmの DF-31、11,200kmの DF-31A、11,000~12,000kmの DF-41 でも使われているが、これらは発射管が車両操縦席の上に被さる形になっているの に対し、新型 TEL は発射管の前方に4扉のキャビンが付く配置になっている。 このことから中国筋は、この TEL から発射されるのは DF-31B と 見ている。
2013.11.20 日経新聞

インターネット

中国開発中の弾道ミサイル、年内にも運用可能 米議会報告書 <1312-112003>
 米議会の超党派諮問機関である米中経済安全保障再考委員会 (
U.S.-China Economic and Security Review Commission) が20日、2013年版の報告書を発表し、米本土に到達可能な SLBM が年内にIOCを持つとの見通しを 示した。
【 2013 Annual Report to Congress 掲載頁
 報告書は、中国が開発中の SLBM は射程が7,400kmあり、中国の沿海から米本土の攻撃が可能で、原子力潜水艦に搭載すれば海上での確かな核抑止力を初めて持つことになる と分析している。 中国はすでに3隻の SSBN を展開しており、2020年までにさらに2隻を追加する見通しだとした。
2013.11.11 Defense News US report: 1st sub-launched nuke missile among China's recent strides <1312-111103>
 中国問題を扱う米議会の議員連盟
CECC が10月10日に年次報告をまとめた。
米議会 CECC 2013年年次報告(全320頁、英文 PDF )】
 CECC は、射程4,000nmの SLBM JL-2 が今年中IOC になると見ている。
 また、中国は艦載LACM を保有していないが現在開発中で、Type 095 SSGN 及び Type 052D 駆逐艦へ装備すると見ている。
 更に射程810nmの DF-21D の長射程化も進めているという。
2013.08.17 朝鮮日報

インターネット

中国、ICBM『東風31A』の3度目試射を実施 <1309-081701>
 Washington Free Beacon によると、中国は7月24日に三回目となる DF-31A ICBM の発射試験を行った。
 DF-31A の発射試験は昨年8月と11月の二度にわたり、山西省五寨の基地から西方の砂漠地帯に向けて発射しているが、今回も同じ基地から TEL を利用して発射した可能性があるという。 中国は DF-31A 用 TEL を15基保有している。
2013.06 Jane's Missiles & Rockets China yet to deploy DF-41 and JL-2 <1307-060006>
 台湾の安全保障情報局が4月15日に議会で、中国の移動式 ICBM DF-41 と晋級 (Type 094) が装備する JL-2 SLBM はま だ開発中で、配備されていないと証言した。 その前日に中国の習主席が Type 094 を視察したと報じられている。
 4月18日には米 DIA 長官が、上院軍事委員会で、JL-2 と晋級IOC は2014年になると 証言した。
2013.03.25 Aviation Weeks & ST China's new mobile ICBM may have MIRVs <1305-032506>
 中国の新型 ICBM の鮮明な画像がネット上に公開された。 このミサイルは10発の MIRV 弾頭 を搭載していると言われている DF-41 と見られる。
 写真からすると DF-41 の TEL は、DF-31 や DF-31A と異なり、路外走行可能な16輪装輪トレーラに搭載されている。
2012.11 Jane's Missiles & Rockets China 'tests DF-31A ICBM' <1211-110007>
 中国が8月30日に DF-31A ICBM の発射試験を行ったが、7月24日には DF-41、8月16日には JL-2、 8月21日には DF-5 と、5週間の間に合わせて4発の ICBM 等を発射したことになる。
2012.08.31 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国、ミサイル試射について異例の肯定」

<1209-083101>
 中国国防省報道官が30日、第二砲兵が最近、米国の BMDS 網を突破できる数種類のミサイルを試射したという国際メディアの報道 について、中国内で一連の正常な兵器試験があったと語った。 中国当局が、戦略核ミサイル試射の事実を公式に認めるのは極めて異例であ る。
 試射されたミサイルの中に新型の ICBM DF-41 が含まれているかどうかについては確認を拒否した。
2012.08.23 東京新聞

インターネット

中国、新型 ICBM を試射か 米本土攻撃を想定 <1209-082303>
 米ニュースサイトなどが23日までに複数の米当局者の話として、中国が7月24日に新型 ICBM DF-41 の発射試験を実施したと伝えた。 それによる と、現在配備している ICBM DF-31A がインドなどを目標に想定しているのに対し、DF-41 は米国への攻撃を念頭に開発され ていると警戒している。
 DF-31A の射程は10,000km以上で米国のほぼ全土を射程に収めるとされるが、DF-41 はさらに数千㌔射程が延び、BMD 網を突破する技術が備えられている。
2012.08.23 Yahoo Searchina 記事
「米国全域を覆う射程距離 中国が弾道ミサイル発射実験か (1) 」
<1209-082302>
 JDW が22日、中国人民解放軍第二砲兵が7月24日に、DF-41 の発射試験を実施したと報じた。 同誌によると DF-41 は10個MIRV を搭載することが可能で、米 BMDS の信頼性を揺るがす恐れがある。
 中国の軍事専門家、発射されたのは DF-41 ではないと否定したが、第二砲兵が開発中の第三世代 BM は西側メディアの指摘する特徴に合致すると認めた。
Searchina 記事
「米国全域を覆う射程距離 中国が弾道ミサイル発射実験か (2) 」
2012.08.22 Jane's Defence Weekly China's DF-41 test sparks nuclear build-up concerns <1210-082202>
 中国 PLA 第二砲兵が7月24日、MIRV 弾頭 ICBM DF-41 の発射試験を行ったことから、 中国の核弾頭開発が急速に進展していることが懸念されている。 ただ、DF-41 は2007年からその画像が捕らえられており、中国の軍事力に関する米国防総省の報告書でも 2010年2011年に、中国が移動式 ICBM を開発中 であると述べている。
 DF-41 は DF-31A 同様に、コールドロンチ方式の固体燃料三段推進のミサイルで、DF-31A より全長、胴経共に大きく なっている。 アジアの軍事筋によると、DF-41 は10発の MIRV を搭載している。
2012.07 Jane's Missiles & Rockets China's JL-2 SLBM faces more delays, says Pentagon report <1208-070010>
= 「中国の軍事力 2012」にみる長距離弾道弾 =
JL-2 (CSS-NX-4)
 射程7,400kmの JL-2 SLBM を搭載する晋級 (Jin-class) SSBN は最初の2隻が就役しているが、JL-2 の 開発は遅れていて、まだ発射試験が行われている。
DF-31A (CSS-10 Mod 2)
 移動型発射機発射式の ICBM である DF-31A は2015年には開発を完了する。
DF-5 (CSS-4)
 1981年に配備が開始された、射程12,000km、弾頭重量3,900kgのサイロ発射式 ICBM。
DF-5A
 1986年に配備された射程13,000kmの ICBM。
DF-5A Mod 2
 4~6発の MIRV 弾頭を搭載。
DF-21D (CSS-5 Mod 5)
 射程1,500km以上の ASBM で、限定運用開始の段階にある。
2012.03 Jane's Missiles & Rockets Chinese navy conducts series of Julang-2 SLBM firings <1205-030016>
 台湾国防省が、中国が年明け早々に JL-2 SLBM の発射試験を行ったと発表した。 中国のウェブサイトによると 6発の発射が行われた。
 JL-2 は DF-31 ICBM の SLBM 型で、Type 094 晋型 SSBM に12発ずつ搭載される。 弾頭は 1~3MT核弾頭か、3~4個の MIRV で、MIRV 弾頭は20kT、90kT、150kT のいずれかが選択でき る。
2012.01.18 Jane's Defence Weekly Taipei confirms China's JL-2 test <1203-011807>
 台湾国防部が、中国海軍が正月に JL2 SLBM の発射試験を実施したと発表した。 JL-2 の発射試験に付いてはかねてから中国の軍事ウェブ上 で噂されおり、6発を発射された大連の近くで発射したと報じていた。
2011.09.15 朝鮮日報

インターネット

中国、全米を攻撃可能なミサイル部隊増強 <1110-091501>
 中国国営新華社通信が14日、米シンクタンクが発表した資料を引用し、湖南省邵陽市に DF-31A を装備する新たな旅団(第805旅団)が新設され たと報じた。 中国は既に甘粛省天水市に同様の旅団(第812旅団)を配備している。 両旅団は、いずれも中国の戦略核ミサイル部隊である第2砲兵に属する。 同旅団は かつて DF-4 IRBM (射程5,500km) を装備していた。
 DF-31A は既存の DF-31 を改良した長射程型で、2007年に配備されたとされる。 DF-31A が脅威とされるのは、射程が11,200 ~12,000kmあるため全米を攻撃できる点で、DF-31 の射程は7,200~8,000kmと、米国の一部しか射程圏内に入っていなかった。
 更に中国は射程が13,000kmに達する DF-41 を開発中とされている。
2011.06.30 Yahoo 時事通信記事

新型ミサイル潜水艦を配備=近海から米攻撃可能―中国軍

<1107-063002>
 中国系香港誌の7月号が、中国海軍が射程14,000kmの SLBM を搭載する新型の『級潜水艦 を配備したと報じた。 7月1日の中国共産党創立90周年に合わせて就役させたとみられる。
 夏級などこれまでの弾道ミサイル潜水艦が原子力推進だったのに対し、清級は通常動力を採用しているが、中国近海から米本土を攻撃する能 力を持つ。
【註】
 DF-31 ICBM の水中発射型と見られる JL-2 は射程8,000kmで晋級 SSBN に装備されると伝えられていたことから、清級通常動力潜水艦が射程14,000kmの SLBM を装備す ると言うことは、SLBM、清級潜水艦のいずれも、今まで報じられていたものとは別である可能性がある。
2010.03 Jane's Missiles & Rockets China's new Jin-class SSBN is 'relatively noisy', according to US intelligence <1004-030011>
 米海軍情報本部 (ONI) が、2009年8月に発簡した中国海軍に関する報告書の中で、以下のよう な点を指摘している。
SSBN
 中国海軍最新の晋級 (Jin 級:Type 094) SSBM の騒音レベルは初期の夏級(Xia 級:Type 092)SSBN より格段に低くなったものの、30年以上前に建造されたロシアの Delta Ⅲ型より高い
 一方、晋級が装備する JL-2 SLBM の射程は4,000nmで、中国の近海から発射した場合米本土に到達するとしている。  国防総省が2009年に発簡した「中国の軍事力」ではハワイには届くが米本土までは届かないとしていた。
ASBM
 中国は1990年代から対艦弾道弾 (ASBM) の開発も進めている。 ASBM の再突入速度は Mach 10 ~12 に達する。
艦載 SAM
 ほんの10年前に中国艦船の装備する SAM で射程の最も長いのは Crotale を元にした HHQ-7 (CSA-4) で射程は7nmであったが、現在では Sovremenny Ⅰ/Ⅱ級と Luyang Ⅰ 級 (Type 052B) 駆逐艦が射程12~20nmの SA-N-7 を、Luzhou級 (Type 051C) 級が射程80nmの RIF-M (SA-N-20) を装備 し、更に Jiangkai級 (Type 054A) が射程20~40nmの HHQ-16、Luyang級が射程55nmの HHQ-9 を装備している。
ASCM
 更に対艦ミサイルの能力も向上し、Sovremenny Ⅰ/Ⅱ級が射程130nmの SS-N-22 超音速 ASCM 、Luyang Ⅱ級 (Type 052C) が新型で射程130nmの YJ-62、その他の艦船が射程65nmの YJ-8A を装備してい る。
2010.01.27 朝鮮日報

インターネット

中国の SLBM 実験失敗、発射した潜水艦に落下=台湾紙 <1002-012701>
 25日付台湾紙自由時報が、中国が数ヵ月前に黄海で JL-2(巨浪-2)の水中発射試験を行ったが、海面に出てもミサイルが 点火に失敗して落下し、発射した潜水艦と衝突して潜水艦が沈没寸前になったと伝えた。 JL-2 を発射したゴルフ級 SSBN は10tのミサイ ルが直撃して艦体が大きく破損したが、緊急修理後に自力で帰港し修理を受けたという。
 中国の軍事専門家はて、中国は潜水艦を離れたミサイルが浮上する際、姿勢を維持する技術が不足しており、水中発射は失敗が多いと指摘して いる。
2009.10.06 Chinese Defence Today The Chinese military in the 21st century <0911-100601>
国慶節軍事パレード映像

 DF-31DF-21DF-11DH-10
2009.10.02 Yahoo Record China 記事

「軍事パレード 大国の自信アピール、最新型弾道ミサイルはお披露目されず―英メディア」

<0911-100202>
 10月1日に天安門広場前で行われた建国60周年軍事パレードでは、期待されていた新型 ICBM DF-41(東風 41)と SLBM JL-2 (巨浪 2)はお披露目されなかった。
 DF-41軌道変更能力に優れているため米本土の BMDS を突破することができる。 100kt~250ktの MIRV 搭載が可能で、射程は約14,000kmと北米大陸のほぼ全土を射程圏内に収めている。 2000年以前から開発が進められていたと言われている。
 JL-2 は DF-31 ICBM の改良型で射程は8,000kmと中国近海から米国本土に届く能力を持つとされる。 精度 は JL-1 に比べかなり高い。 2001年と2005年に試射が実施された。
2009.09.09 Jane's Defence Weekly Chinese parade expected to showcase new missiles <0911-090905>
 中国が10月1日に行う国慶節軍事パレードに DF-41 ICBM や JL-2 SLBM が登場すると見られている。
 DF-41 の射程は DF-31A より1,000km長い13,000kmと見られる。
2009.09.07 China Defense Blog More photos from the rehearsal <0910-090701>
 中国人民解放軍創隊60周年記念軍事パレード予行に参加した各種兵器の写真。
  DF-15 (M-9) Mod
  DH-10 LACM
  DF-21C
  DF-41
2009.05.28 Yahoo Record China 記事

「中国が核戦力を拡充=ICBMの保有増、多弾頭化を目指す―米メディア」

<0906-052801>
 22日、米 Global Security Wire が、中国が核戦力を拡充していて ICBM の保有数を大きく増やす可能性が高いと報じた。 また米シンクタン ク the International Assessment and Strategy Center によると、中国は ICBM 保有数を現有の5基から60基にまで増 加させる可能性が高く、更に将来は多弾頭化や威力の向上が予測される。
2009.04.01 Jane's Defence Weekly Chinese capabilities rising, says US <0905-040103>
 米国防総省が3月25日に、議会への年次報告である 'China's Military Power' を公表した。 その中で中国の長距離 に及ぶ軍事力は限定的であるものの、弾道ミサイルの増強はアジア諸国への脅威を高めているとしている。
 長距離軍事力では晋級 (Jin 級) SSBN に装備する JL-2 SLBM が2009~2010年に装備開始になると共に、 DF-31 と射程11,200kmと見られる DF-31A が2006~2007年から配備されていると見ている。
 中国のFY08国防予算は、前年度比18%増の$60Bと発表されているが、米国防総省は実際には$105B~$150Bにのぼると見 ている。
2009.03.30 Aviation Week & ST Strategic analysis <0905-033008>
= 中国の戦略ミサイルを紹介する記事 =
 射程7,200kmの JL-22009~2010年に IOC となり、12発搭載する JIN級 SSBN と合わせて中国初の洋上核戦力となる。 既に就役している XIA級 SSBN が運用可能な状態にあるかは、未だ疑問であ る。
2008.06.04 Yahoo 産経新聞記事

「弾道ミサイル 中国、黄海・・・」

<0807-060401>
 中国海軍が5月下旬、最新鋭潜水艦に搭載予定の SLBM の発射実験を朝鮮半島西方の黄海で行った可能性が高いことが、防衛省や在日米軍の情報 分析で明らかになった。 発射された SLBM は開発中の JL-2 (巨浪-2) とみられる。 防衛省によると、発射実験は5月29日に実施され、SLBM を発射したのは、JL-2 開発用に改造されたゴルフ級弾道ミサイル潜水艦であった。
 JL-2 の射程は8,000kmで、中国海軍の最新鋭 Type-094 晋級 SSBN に搭載される。
2008.06 Jane's Missiles & Rockets Six possible launch sites for China's DF-31 mobile ICBMs tracked down to Nanyang <0807-060009>
 公刊資料の分析家 Sean O'Connor 氏が、Nanyang(註:河南省南陽)の北西約30km付近に DF-31 (CSS-9) ICBM の基地 と見られる6ヶ所を見つけ出した。 この基地は DF-31 を装備した最初の部隊である第二砲兵第813旅団のものと見られる。 第813旅団は当初 Luoyang(註:洛陽)を基地 としていたが南陽に移駐した。
 図は 33゚12'02.03"N 112゚18'49.17"E の基地で、画面中央付近の四角い建物が発射機の格納庫で、下の円形部分が発射位置である。 右上の 涙滴状道路は 'calibration poin' と見られる。
2008.03.04 Yahoo 読売新聞記事

「中国の宇宙軍拡を懸念、米・・・」

<0804-030402>
 米国防総省が3日、2008年版中国の軍事力に関する年次報告書を米議会に提出した。 報告書は中国の宇宙における軍事能力向上の野心や軍の 近代化、核ミサイル増強に向けた取り組みに強い懸念を示すとともに、中国による米政府機関へのハッカー攻撃にも言及した。 また2007年1月 の ASAT 実験で顕在化した宇宙の軍事利用に向け開発を続けていると警戒感を示した。
 中国のミサイル能力に関しては、射程約7,200kmの ICBM「東風 31 (DF-31)」に加え、11,200kmの「東風 31A (DF-31A ) 」も配備中で、晋級原子力潜水艦に搭載する射程約7,200kmの新型 SLBM 「巨浪 2 (JL-2) 」も2009~2010年に配備予 定とした。
2008.03.04 Yahoo 時事通信記事

「中国のミサイル増強に警戒・・・」

<0804-030401>
 米国防総省は3日、中国の軍事力に関する年次報告書を発表した。 台湾海峡有事に備えて SRBM の配備を毎年100基以上増強する一方、新型の 晋級原子力潜水艦に搭載する射程8,000kmの SLBM が2009~2010年に実戦配備段階に達すると、 ミサイル能力の増強に強い警戒感を示した。
2008.01.19 Yahoo 時事通信記事

「潜水艦発射型の開発推進・・・」

<0802-011901>
 18日付のワシントンタイムズが、中国軍が潜水艦発射型の ASAT の開発を進めていると伝えた。 潜水艦発射型 ASAT は捕捉が難しく、米国 防総省は懸念を強めているという。
 同紙によれば、この ASAT は JL-2 SLBM に衛星攻撃用弾頭を搭載する方式で、晋級 SSBN に搭載される見込みであ る。
2007.12 Jane's Missile & Rockets Photograph reveals China's Jin-class SSBN <0802-120003>
 インターネット上で中国の Type 094 Jin 級(註:'晋'級)SSBN の写真が公表された。 Jin 級は、 1隻だけ建造された Type 092 Xia 級(註:'夏'級)SSBN に次ぐ第二世代艦で、Xia 級が JL-1 (CSS-N-3) SLBM(註:DF-21 の原型)12発を搭載するのに対し、DF-31 ICBM の SLBM 型である JL-2 (CSS-NX-4) を12発搭載する。
 しかしながら JL-2 は2004年中頃の試験失敗の影響で開発が遅れ、いまだ開発中である。
2007.10.08 Defense News China's think and move Army <0722-100803>
 中国人民解放軍 (PLA) の主任務は台湾への侵攻にあり、軍の計画 'Joint Landing Campain' では陸海空軍による迅速奇襲的な統合 作戦計画が練られている。 侵攻は台湾の空港、港湾、主要都市に対し900発以上の DF-11、DF-15 MRBM によ る攻撃と空爆を行ったのちに、揚陸強襲艦と空輸により陸軍部隊を投入する。 陸軍は米国の Stryker BCT に類似した機動部隊により 迅速に全島を占領する。
 米軍の支援を阻止するため、沖縄及びグアム島の基地を DF-21 及び DF-31 で攻撃すると共に、ワシントン への DF-31A ICBM 発射を準備する。 また ASAT 及びサイバー攻撃により指揮通信 ネットワークの分断を図る。
2007.07.30 朝鮮日報
インターネット

朝鮮日報
インターネット

中国人民解放軍創設80周年・・・
(上)、(下)
<0715-073001>
 中国は最近10年間に年平均16%のペースで軍備を増強し、新型兵器を熱心に開発してきた。 既に射程距離8,000kmの弾道ミサイル JL-2(巨浪-2)を12基搭載可能な Type094 晋級原潜1隻を建造済みで、4~5年以内 にさらに4隻を建造する計画である。
 2009年には中国製の空母も姿を現す可能性が高い。 艦載機としては、昨年開発した最新鋭戦闘機の J-10(殲-10)にステルス性と遠距離作戦能力を強化した J-13 及び J-14 を2015年までに開発し配備する計画である。
 また、米本土に到達する能力を持つ射程12,000kmの ICBM DF-41(東風-41) を既に開発し、 実戦配備したとされる。
2007.06 Jane's Missiles & Rockets Sighting of road-mobile Chinese ICBM emerges <0713-060001>
 中国の市中で ICBM のキャニスタと見られる直径2m以上の物体を搭載した8軸装輪車が目撃された。 これは サイロに DF-31 を運搬する車両と見られるが、付属物の形状から TEL の様でもあり、 DF-31 または DF-31A の装填車の可能性もある。
 2006年に運用が開始された DF-31、及び2007年に運用開始の DF-31A はいずれも胴径が2.25mで、キャニスタ下部にガス発生器をもつ Cold Launch 方式である。
2007.05.25 Yahoo 読売新聞記事

「中国、米本土への核攻撃可・・・」

<0711-052502>
 米国防総省が25日にも公表する中国の軍事力に関する年次報告で、米本土を攻撃可能な核ミサイルを搭載する最新 鋭の潜水艦開発が驚くべきペースで進んでいると指摘することが明らかになった。 また新型の DF-31A 移動式 ICBM の配備が今年後半に開始されることも明らかにしている。
 最新鋭潜水艦は2004年に一番艦が就航した「晋」型で、射程約8,000kmの SLBM を搭載できる。 報告書は 中国海軍がすでに晋型艦5隻の試験中との推定を盛り込んでいる。
2007.05 Jane's Missiles & Rockets China draws on its Xia-class experience <0713-050013>
 米海軍は、中国の Type 094 (Jin) 級 SSBN の開発には、20年以上就役している (Xia) 級 SSBN の経験が生かされていると見ている。
 晋級 SSBN は12発の JL-2 (CSS-N-X-5) SLBM を装備する。
2006.07.19 Jane's Defence Weekly US experts warn on China's ICBM moves <0616-071905>
 米国の軍事専門家などは、中国が米国の BMD を突破しようと努めていることに DoD の中国の軍事力に関する 報告書が、関心を示していないことに危惧している。
 2002年版の中国の軍事力では、中国は恐らく DF-5 用と見られる多弾頭 を開発しているとしていた。 ある専門家は、中国の DF-31A は衛星打ち上げ用の KT-2A とよく似てお り、弾頭3個の搭載が可能であると指摘している。
2006.07.11 東京新聞

インターネット

「全米射程ミサイル 中国が・・・」 <0614-071103>
 10日付の Defense News が、中国が2007年末までに全米を射程に収める ICBM 東風31A を配備する計画と伝えた。 同紙によれば、中国は今年アラスカに到達する標準型で射程7,200kmの東風31 を配備し、さらに年内に改良型である射程11,000kmの東風31A の配備を開始する。 31A は三段型の 多弾頭核ミサイルで、トレーラーや貨車から発射が可能という。
 現在配備されている25年前に運用が開始された液体燃料で射程8,300kmの東風5 は、東風31、31A と順次交代 する。
2006.07.10 Defense News China speeds ICBM plans <0617-071001>
 中国は年末から2007年に、欧州と米本土全域を射程とする DF-31A (Dong Feng-31A) ICBM 60基を、DF-5 (CSS-4) の後継として配備する。
 計画は当初、射程4,500哩の基本型 DF-31 (CSS-9) の展開すると見られていたが、 射程7,000哩で機動型の DF-31A であることが明らかとなった。 
 中国はこの他に DF-31 の潜水艦発射型である JL-2 を2007年~2010年の間に5~7隻の Jin 級原潜に16発ずつ 搭載する計画である。
 DF-31A は2002年に装備化を開始した、全長13m、直径2.25m、固形3段ロケットで、5個以上の MIRV 弾頭を搭 載する。 弾頭重量は最大で1,750kg、核弾頭威力は1Mt以上とみられる。 
2006.05.25 Inside the Pentagon Pentagon report: Chinese Ballistic Missile testing increased in 2005 <0615-052502>
 DoD が5月23日に公表した2006年版中国の軍事力によると、2005年の弾道ミサイル発射試験の回数が増加し ている。
 報告書では台湾海峡の兵力増強が更に図られ、射程1,000km以下の車載型 CSS-6 及び CSS-7 が710~790基配 置され、年間100発以上の割合で増加している。
 長射程弾道ミサイルも近代化を推進しており、DF-31 の装備化が確認されている。 特に射程延伸型の DF-31A は米本土に到達可能である。 更に中国は Jin 級潜水艦に JL-2 SLBM を搭 載すると共に、対艦、対地巡航ミサイルの増強も同時に行っている。 
2005.09 Jane's Missiles & Rockets China nears deployment of DF-31 solid-propellant ICBM <0518-090004>
 米国防総省の年次報告「中国の軍事力」によると、中国は初の固体燃料 ICBM である射程7,250kmの DF-31 を 2005年か2006年に配備する模様である。 また射程を11,270kmまで延ばす DF-31A 及び DF-31 の SLBM 型である JL-2 の開発も進めている。 DF-31 の IOC は2005~2006年、DF-31A の IOC は2007~2009年 、JL-2 の IOC は2008~2010年と見られている。
 中国が現有する弾道弾の射程と保有数は以下の通りである。
┏━━━━━━┳━━┳━━━━━┳━━━━━┓
┃      ┃  ┃射 程(km)┃ 保 有 数 ┃
┣━━━━━━╋━━┳━━━━━╋━━━━━┫
┃DF- 3/CSS-2 ┃  ┃ 2,790+ ┃ 14~18 ┃
┃DF- 4/CSS-3 ┃  ┃ 5,470+ ┃ 20~24 ┃
┃DF- 5/CSS-4 ┃  ┃ 8,460+ ┃  20  ┃
┃DF-21/CSS-5 ┃  ┃ 1,770+ ┃ 19~23 ┃
┃DF-15/CSS-6 ┃M- 9┃  600  ┃ 230~270
┃DF-11/CSS-7 ┃M-11┃  300  ┃ 420~460
┃JL-1    ┃  ┃ 1,770+ ┃ 10~14 ┃
┗━━━━━━┻━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2005.08 Jane's Missiles & Rockets China test first long-range missile from submarine <0516-080004>
 6月16日に中国が SLBM の発射試験を行った。 ミサイルは青島沖合の潜水艦から発射され、中国西部の砂漠 地帯に落下した。 発射されたのは射程が8,000kmある DF-31 ICBM の SLBM 型である JL-2 と見られている。
 JL-2 は全長13m、胴径2.25m、発射重量42,000kg、弾頭重量1,050~2,800kgで、単弾頭又は3~8発の MIRV を 搭載し、Type 094 SSBN に8~18発搭載される。
2005.06.17 Yahoo 読売新聞記事

「中国が新型 SLBM 実験、・・・」

<0513-061703>
 中国が新型 SLBM の発射実験を16日夕に行ったことを、政府筋が17日に明らかにした。 発射されたのは DF-31 ICBM (推定射程8,000km)を潜水艦発射型に改良した JL-2 (巨浪2型)と見られ、青島沖の原子力潜水艦から発射されたのち、数千㌔離れた同国内陸部の砂漠地 域に着弾した模様だ。
 米国は、DF-31 が配備可能な状態にあり、米国向けの弾数は2015年には100発に達す ると予測している。
【註:】
 DF-31 の全長は10+mで、DF-21 MRBM の原型となった SLBM JL-1 の10.7m とほぼ同じであることから、DF-31 は当初から SLBM への転用を考えて開発された可能性がある。 因みに現有 ICBM である DF-4(射程12,000~15,000km)は全長が32.6mである。
2005.05.04 Yahoo 時事通信記事

「中国、新型戦略ミサイル配・・・」

<0510-050403>
 米国家情報会議 (NIC) のゴードン議長は3日、中国が10年以内に三種類の新型戦略ミサイルを配備する可能性 が高いとの見通しを明らかにするなど、中国軍の近代化に警戒感を示した。
2005.01 Jane's Missiles & Rockets China develops rail-mobile ICBM <0504-010008>
 香港からの未確認情報によると、中国が列車移動型 DF-31 (CSS-9) ICBM を開発している。 これは旧ソ連の SS-24の技術を利用したものと見られる。
 ソ連はウクライナで SS-24 の開発と生産を行っており、ウクライナは香港の報道機関に対し、列車移動式 ICBM の技術を DF-31 用に提供したことを認めている。
2004.08.17 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、新型誘導ミサイル実・・・」

<0415-081701>
 中国新聞社が17日、中国が開発製造した新型ミサイルの実験が数日前に行われ、満足のいく成功を収めたと伝 えた。 ミサイルは高精度で、正確に標的に命中したという。 ミサイルの射程や重量などは明らかにされていない。
 ミサイルは中国航天科工集団公司が開発したもので、国防相が実験に立ち会ったとされる。
2004.07.09 Yahoo 産経新聞記事

「中台、海峡はさみ演習実施・・・」

<0413-070901>
 モスクワからの報道によると、中国がロシア国防省に対し、新型の移動式 ICBM 東風 31 など長距離弾道弾の発射実験を3回実施すると通告してきた。
 台湾より米国への牽制と受け止められ、SLBM 「巨浪 2」や MRBM 東風 21 の発射実験 も今月に予定されているという。
2003.10.06 Space News U.S.studies show growing Ballistic Missile capabilities among potential enemies  米 GAO はこのほど、ミサイル防衛に関する脅威分析報告を公表した中で、1972年に8ヶ国であった 弾道弾保有国が25ヶ国に増加、核開発国も増えているとしている。
 イランはテポドン-1 の技術を基礎とした Shahab-4 の開発を進めると共に、ICBM を10年以内に導入するこ とを目指し開発にも着手している他、核兵器開発の可能性が高い。
 また、インドとパキスタンは核兵器競争と地対地ミサイル開発を続けており、インドは既に Surya ICBM の開発を完 了している。
 ロシアの SS-27 と中国の CSS-4 及び CSS-5 も米国に対する脅威とみている。
2003.08.25 Aviation Week & ST Growing threat  米軍は弾道弾と CM の拡散を憂慮しているが、DIA はこのほど ICBM と地上攻撃型巡航ミサイル (LACM) の脅威が増 大しているとする分析結果を明らかにした。
 報告によると CM については、各国の研究開発がこれまでの対艦から対地攻撃用に移行しており、予算充当率 も約48%に増加している。
 この傾向は他の情報機関もつかんでおり、中国は2030年までに数百発の LACM を保有すると見積もられている。
 図は南ア共和国が来年以降装備化する射程185mileの LACM Torgos で、諸外国への輸出を目指している。
 ICBM に関しては中国が機動型 DF-31 の開発と、DF-31A の射 程を4,500mileから7,000mileに延伸する計画を持ち、 イラン (Shahab-5?) や 北鮮 (Taepo Dong-2) が ICBM の開発を進めている。
2002.08 Jane's Missiles & Rockets China hopes to counter US ABM defences
= 中国の ICBM 等戦力増強に関する記事 =
 中国は ABM に対抗するため ICBM の増強、複数弾頭化などを図っている。 現在中国は米国まで到達可能な ICBM を20基程度配備して いるが、2005年までには30基、2010年までに60基に増強される。
- その他 BLBM, IRBM, SRBM の増強に関する内容(略) -
 HQ-9 SA-10 と共通の技術を用いたSAM で、高性能航空機、巡 航ミサイル、ASM 及び TBM 要撃能力を持つ。
 また、ロシアと共に対空用の HPM (High-Powered Microwave) 兵器 Ranets-E の開発に関与している模様であ る。 この兵器は精密誘導兵器の誘導を妨害する。
 更に地上設置の HPM を ASAT (Anti-Satelite) 用に使用することも検討されている模様である。
2002.01.10 毎日新聞

インターネット

長距離ミサイル 中国は2015年には100基に増強  米 CIA は9日、各国のミサイル開発などを分析した報告書を公表し、中国は2015年までに長距離ミサイルを約100基 に増強する可能性があると指摘した。 北朝鮮も2015年までに米国に届くミサイルを保有すると予想している。
 イランは10年以内に大陸間弾道弾の発射実験を行い、核兵器保有の可能性があると分析した。
2001.10 Jane's Missiles & Rockets PLA exercises use missiles in anti-carrier role  中国が最近、弾道弾及び巡航ミサイルを使った着上陸及び対空母演習を行った。 この演習は、8月17日に米軍が南 シナ海で空母2隻を参加させて実施した演習(1日間)への対抗処置と見られる。
 演習では3発の 'JL-21A' SLBM (潜水艦発射弾道弾) が5,000km離れた目標海域に向け発射され、 同時弾着の訓練が行われた。 香港の情報筋によると、JL-21A の CEP は 50mと言われている。
 中国は2隻の SLBM 潜水艦を保有している。 SLBM 潜水艦は、元々12発の JL-1 (CSS-N-3) SLBM を搭載していたが、より射程の長い JL-1A に換装された。 JL-1A は、陸上発射の DF-21A (CSS-5 Mod 5) と類似していると見られ ていることから、JL-21A は JL-1A が改称した可能性がある。
2001.08.22 毎日新聞

インターネット

中国核ミサイル、東風3の発射実験を実施

  米偵察衛星が映像

 4日付の米紙ワシントン・タイムズは、中国が21日、核弾頭を搭載できる中距離ミサイル CSS-2 (東風3)の発射実験を行ったと報じた。
 実験は4カ月に及んだ中国人民解放軍の演習の終了に合わせて行われた。 演習では台湾を想定した強襲揚陸演習 も実施された。
 東風3は主にインドやロシアを標的とするミサイルだが、試射には台湾に軍事的圧力をかける狙いもありそうだ。