2008年以降の中国次世代戦闘機等に関する記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.02.22 Jane's Defence Weekly China shows concept of tailless fihgter <2304-022203>
 中国AVIC社が1月31日に国営WeChatビデオチャネルでJ-20似の双発機2機が飛行している映像を流した。
 これらの機体形状はJ-20似ながら僅かに大きく、ダイヤモンドデルタ翼で無尾翼であった。
 AVIC社のロゴを付けたこの機体は、同社がはAirshow China 2022で公表したモデルともよく似ている。
 無尾翼の機体は2021年10月にCACV社工場の飛行場でも確認されていた。 この機体は全長15mで、翼端長はJ-20のそれに近い12mであった。
【2021年10月の関連記事:2203-122203 (JDW 2021.12.22)】
2021.12.22 Jane's Defence Weekly Images emerge of Chinese tailless aircraft design <2203-122203>
 2021年5月31日~12月1日に、成都にある
CAC社の試験施設を撮影した衛星画像に、全長15m翼端長12m無尾翼機が写っていた。 このサイズはJ-10とほぼ同じで、翼端長はJ-20に近い。
 このことからこの無尾翼機は有人ステルス機の試作機か、Loyal Wingmanとして使われる新型UAVの可能性がある。
 中国でも米空軍が進めているNGADや海軍の同名の計画、英国のTempest、独仏西のFCASなどと同じ第六世代戦闘機JJ-Xが報じられているが、恐らくJ-20かFC-31の発展型と見られているが、その開発状況は殆ど知られていない。
2020.01.01 Jane's Defence Weekly China developing new fighter aircraft <2003-010107>
 中国国営Global Timesが12月14日、中国が複合材料を大幅に採用してステルス性を高めた新型戦闘機の開発を行っていると報じた。
 この報道が正しければ2018年に制式に就役したJ-20に続く二番目のステルス戦闘機になる。
2019.02.12 時事通信

(Yahoo)

次世代戦闘機35年導入か=中国、米軍に対抗 <1903-021203>
 人民日報系の環球時報が、J-20の開発に関わった航空技術専門家が兵器専門誌で明らかにした見解を基に中国2035年までに第6世代戦闘機を導入するという見方を報じた。
 この専門家はは、第6世代機にレーザや極超音速兵器などが採用される可能性もあるとしている。
2018.03.13 Jane's 360 China to develop new J-20 variants, begin research on 'sixth-generation' fighter, says report <1804-031311>
 中国日報が13日、中国がJ-20の新型第六世代戦闘機の開発を準備していると報じた。
 第13回全人代でAVIC社の科学技術担当副社長が国営紙に明らかにしたという。
2016.08.29 Aviation Week & ST China has begun defining a "sixth-generation" combat aircraft <1610-082902>

 米情報機関によると、中国が第六世代戦闘機の概念設計を開始した。
 この次世代戦闘機は、全スペクトラムにわたるステルス性を持つアダプティブ制御サイクルのエンジンの機体で、超高速兵器を搭載するという。

2015.06.08 Aviation Week & ST Chinese STOVL <1508-060803>
= 中国の STOVL機開発に関する記事 =
 中国日報が2013年11月に排水量40,000tの強襲揚陸艦計画を報じたが、この艦について香港紙が1月に50,000tで、ヘリ20機 と
STOVL12機を搭載すると報じている。 この STOVL機について中国日報は5月に、既にエンジンな どの構成品開発が開始されていると報じた。
 STOVL機用エンジン開発については、AVIC 傘下の成都エンジン社と中国航空エンジン機構が、3月20日に 共同開発計画 STOVL Aircraft Propulsion計画の推進で合意している。
2015.06.30 Searchina 「F-22」を圧倒する「第6世代戦闘機」・・・中国メディア「わが国で開発に着手」と主張 <1507-063003>
 中国の中網資訊が28日に「中国工業報」を引用して、瀋陽飛機工業 (
SAC) が第六世代戦闘機 開発を進めているとの見方を紹介した。 記事では SAI社の航空機開発の速度が、かつては10~15年に一機種だったが現在は 3~5年に一機種であるとし、J-31 の開発は開始からわずか19ヶ月で2012年10月31日に初飛行しており、同社はその時期に第六世代戦闘機の開発 を立ち上げたと見ている。
 中国の第六世代戦闘機は、第五世代以上のステルス性、高度な飛行性能、電磁砲やレーザ兵器搭載の可能性も高いなどとしている。
2014.07.11 Yahoo Searchina 記事

「中国共産党系メディア、やっちゃった?・・・『わが新型戦闘機は太陽系を救う』と豪語、<そそくさ>と削除」

<1408-071102>
 人民日報系の一部ニュースサイトが9日かから10日にかけ、『中国の第6世代戦闘機、殲28が世界を震撼させる! 場合によっては太陽系を救える』と の見出しで、中国が開発中とされる新型戦闘機の J-28 を掲載した。 本文は『中国は木星大気中に核兵器を配備する計画がある』など、 常識的に考えられない内容であった。
 多くのメディアが同記事を転載したが、人民日報系サイトは削除した。 なんらかの事故で掲載してしまった可能性が高い。
2014.07.11 Yahoo 新華網記事

「中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない―中国メディア」

<1408-071101>
 中国の舜網が10日、『メディア:中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない』と題した記事を掲載した。
 軍事専門家によると、米国は現在、地球上のどの場所に対しても核攻撃が可能な複数発の核兵器を搭載した核衛星の打ち上げ 計画や、2018年までに月に核基地を建設する計画を持っているといわれている。
 これに対し、中国は木星の大気圏に核兵器を配備することも計画しており、計画が実施されればこれまでの米国の核兵器の優位性はすべて消失すると 共に、米国のこの計画を頓挫させることになるかもしれない。
 海外メディアは先頃、中国が開発中の第六世代戦闘機 J-28 は太陽系の核の脅威などに対応するためのものと報じている。
【註】
 太陽系規模の核戦争と J-28 戦闘機との関係は理解できないが、J-28 が核衛星破壊のための ASAT 発射母機になることは考えられる。 米空軍 も1985年に F-15 による ASAT の発射試験を行い、この際発生した約250個の破片のうち幾つかは20年以上も宇宙空間を周回していた。
【関連記事:0704-012905 (AW&ST 2007.01.29)】
 J-28 と言う名称の戦闘機は初めて報じられたが、報じられた J-28 の形状は J-20(右図)によく似ていることから、J-28 は J-20 ファミ リではないかと思われる。
2014.07.04 Yahoo 新華網記事

「中国、2020年までに第4世代戦闘機900機保有へ 第5世代ステルス機24機も―英メディア」

<1408-070401>
 JDW が、中国が2020年までに米国政府の予想を上回る規模の第四世代戦闘機を保有する見込みであ ると報じた。
 
J-11A/B が2020年までに230機から390機に増えるほか、J-16 も100機増加して中国空軍の 主戦力となる見込みだとするアジアの政府関係者の情報を紹介した。 更にこの関係者の情報として、J-10180機増えて 400機に、J-10 の生産は改良型である J-10B にシフトされるほか、第五世代戦闘機 J-20 も24機生産されるとした。
2012.12.24 Yahoo Searchina 記事
「日米中仏ロの 5 大主要国が開発を争う第6世代戦闘機 (1) 」
<1301-122401>
 J-31 の試験飛行に成功した瀋陽飛機製造公司は次世代戦闘機開発をすでに正式に開始しており、成都飛機 工業公司にも同様の開発計画が存在する。 これにより、米、露、仏、日、中の5ヶ国が第6世代戦闘機の開発を開始したことになった。
 第6世代戦闘機という概念は米国が初めて提唱し、その基準は超流線型、超音速巡航、超機動性、超遠距離攻撃などを指し、さらに DEW を 搭載する可能性が高い。
Searchina 記事
「日米中仏ロの 5 大主要国が開発を争う第6世代戦闘機 (2) 」
2012.12.18 Yahoo 新華網記事
「中国、軍事面で自国を超大国と認識 第六世代戦闘機製造へ―ロシア専門家」
<1301-121802>
 人民日報が台湾中時電子報の報道として、ロシアの戦略技術研究所の専門家によると中国が第五世代戦闘機の計画を進めているとともに、第六 世代も視野に入れていることを示す証拠が多くみられることから、今後10年以内に第六世代戦闘機の製造に着手すると予想していると伝えた。
2012.07.04 Jane's Defnse Weekly Shenyang's 'fifth-generation fihgter' seen on truck <1208-070414>
 中国の軍事関連ウェブサイトに、北京~上海間の高速道路を搬送されるする航空機の写真が複数掲載された。 更に最近の画像から、同機は 西安の飛行試験設備 (CFTE) に搬入された模様である。
 J-20 の開発受注で成都航空機 (CAC) に破れた瀋陽航空機 (SAC) は、自社 経費で F-60 を開発しており、2011年9月に無線制御模型を公開している。 F-60 は双発ではあるが J-20 より小型 で、形状は F-22 や F-35 によく似ている。
2012.07.02 Aviation Week & ST Mystery Chinese fihgter <1208-070208>
 中国の高速道路で、梱包された戦闘機と見られる機体を運搬するトレーラが撮影され、その機種を巡って注目が集まって いる。 機体は尾翼が外された状況で、瀋陽航空機 (SAC) から、飛行試験場のある西安にむけ 1,800kmを運搬された。
 この機体について L-15 練習機との見方もあるが、昨年 SAC社が模型を公開したステルス戦闘機 F60 と似た形状をしている。
2012.06.30 Yahoo Searchina 記事

「中国がミグ29に酷似する新型ステルス機を開発か」

<1207-063002>
 ロシアの軍需工業関連サイトが26日、中航工業 (AVIC) 瀋陽飛機工業公司 (SAC) が新型ステルス 戦闘機の開発に関する情報を公開したと報じた
 中国網サイトで公表された画像を見ると同機は MiG-29 級の大きさで全長16.94m、RD-93 の双発で、垂直尾翼の形状は F-22 に相似しており、エンジン排気口は F-35 に類似している。 ネットユーザの間では、『沈飛中四』のコードネームで呼ばれている。
【註】
 R-93 は、単発の FC-1 に搭載しているエンジン。
【関連記事:1008-071405 (JDW 2010.07.14)】
2012.03.22 Yahoo 朝鮮日報記事

中国が中型ステルス機『殲 60』開発中

<1204-032202>
 香港のテレビ局が21日、AW&ST の記事を引用して、中国が J-20に続き、J-60 を開発していると報じた。 そ れによると、J-20 の開発は成都航空機 (CAC) が開発しているのに対し、J-60 を開発しているのは瀋陽航空機 (SAC ) だという。 中国国内では、J-20 が30tの大型機なのに対し J-60 は20t前後になるとの分析されている。 J-20 が対 F-22 とすれば、 J-60 は対 F-35 と言える。
 これに先立ち、香港の月刊誌『鏡報』も3月号で、中国が二機種目の第五世代戦闘機『雪キョウ』を開発しており、年内にも飛行を開始すると報じたが、『雪キョウ』 は J-60 のことを指すとみられる。 鏡報によると、J-60 は当初、中国初のステルス戦闘機候補だったが、技術的に複雑なため一旦は開発が断念 された。 その後、中国空軍が再検討を要求し、開発が再開されたという。
【註】
 瀋陽飛機工業集団有限公司 (SAIC) が、J-20 とは別のステルス戦闘機を開発しているとの報は、しばしば伝えられてきたが、J-60 との名称 が報じられたのは初めてである。
【関連記事:1102-011601 (時事通信 2011.01.16)】
 瀋陽で、25~28tのステルス戦闘機 J-14 が開発されているとの報は、かなり以前(2007年)からあった。
【関連記事:0715-073001 (朝鮮日報 2007.07.30)】
2012.03.19 Aviation Week & ST Double track <1204-031906>
 中国はロシアから、176機にのぼる Su-27SK/UBK 及び Su-30MKK/MK2 を購入したほか、100機を J-11 としてライセンス生産した。 また成都航空機 (CAIC) は2008年から、国産のエン ジン、レーダ、武器などを搭載した J-11B を納入していて、今では単座の J-11B と複座の J-11BS を合わせて120機 以上が納入され、更にエンジンの改良や AESA レーダ(右図)の搭載が進められている。 特に、複座型の J-11BS で対地攻撃型は J-16 と呼ばれ、これらの改良が採用されているようである。
 CAIC社が J-20 重ステルス戦闘機計画を進めているのに対し、瀋陽航空機 (SAC) は自社経費で中ステル ス戦闘機を開発しており、恐らく J-60 と命名されていると思われる。
2012.03.01 Yahoo Searchina 記事

「垂直離着陸可能な第4世代機ステルス戦闘機を開発中=中国」

<1204-030101>
 中国網 (Chuna Net) が、中国航空工業 (AVIC) が J-20 のほかに第五世代戦闘機(註:中国では第四世代と呼称)『雪〓 (〓は号に「鳥」)』を開発中しており、年内にも初飛行を行う。 更に『ステルス飛鯊』と呼ばれるステルス機も開発中 していると報じた。 香港紙によれば、この三機種が中国空軍の三本柱になるという。
J-20 威竜:制式化と量産が早まる可能性も
雪〓:瀋陽飛機工業集団 (SAC) が開発中
ステルス飛鯊VTOL 型の第五世代艦載機
2011.09.17 Searchina 中国、対地攻撃を担当する殲-16 戦闘機を大量生産か <1110-091701>
 中国 J-11B 量産のスピードが以前より上がり、少なくとも2個 J-11B 中隊がすでに空軍に配備されたという 。 原型の J-11 は1998年に就役したが100機しか生産せず、その後 J-11A を100機生産した。 中国 は現在約200機の J-11 を装備しているが、その40%が J-11B と見られている。 J-11B は J-11A と同じ大きさだが対地攻撃用で、 AESA レーダを搭載して航空作戦能力も備えている。 海軍は J-11B の強化型である J-11BH を装備している。
 米メディアによると、中国はこのほかに F-15E に似た J-11 の複座型である J-16 も開発中だという。 更 に J-17 は、J-11B の形状を変え、機内弾庫を持つステルス型である。
2011.04.30 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

米専門家、未公開の中国新型戦闘機について推測

<1105-043001>
J-15
 Su-33 のコピーである J-15 は艦載戦闘機で、既に2009年中頃に初飛行している。
J-16
 Defense News 台北事務所はは、中国の軍事情報ブログにある J-16 ステルス戦闘機が瀋陽飛機工業公司(SAC)ですでに完成していると見てい る。 J-16 は AESA レーダを持ち、 J-11B よりもステルス性に優れているという。
J-18
 Defense News 台北事務所が、中国が近いうちに STOVL J-18 の初飛行を行う可能性が極めて高いとの記事を公 表した。 米国際評価戦略センタの中国軍事問題専門家は2005年に中国航空産業の関係者から聞いた話として、成都飛機工業公司が F-35B に似た計画 を進めてると述べていた。
J-17 / J-19
 情報筋は不明だが、過去に中国の軍事情報ブログで、J-17 と J-19 戦闘機計画の情報が明らかにされた。 J-17Su-34 をベースにした長距離戦闘爆撃機で、J-19 は J-11B を原型とした大型多機能戦闘 機と伝えられている。
2011.03.25 Yahoo Searchina 記事

「中国、空母2隻のため搭載爆撃機『殲19』を開発中?」

<1104-032502>
 米国サイト Global Strategies が、『期待される神秘の戦闘機 J-19 』という文章を掲載した。 それによると中国は現在、 Varyag と F型の2隻の空母を建造中で、そのうち Varyag は2012年末に竣工するとしている。
 また、艦載機が完成するまでは改造した沿岸系飛行機を搭載する一方、艦載爆撃機 J-19 を開発している。
【註】
 "殲"という名称から、J-19(殲-19)は爆撃機ではなく戦闘機と思われる。
 また『改造した沿岸系飛行機』とは J-11 の艦載型と報じられている J-15 のことと見られる。
2011.03.06 Yahoo 時事通信記事

「空母艦載機、国産機を採用へ=中国軍出身の政協委員が言明」

<1104-030602>
 6日付の中国系香港紙によると、北京で開催中の人民政治協商会議に出席している軍出身の委員が5日、建造中の空母搭載する艦載機は『殲』シリーズ の国産機を採用すると言明した。
 中国の空母艦載機としては既に J-15 が開発されているが、性能がより高い Su-33 ロシアから輸入する可能性もあると一部の香港メディアが 報じていた。
2011.01.17 Aviation Week & ST Panda works <1102-011706>
 中国 AVIC社は、Lockheed Martin社 Skunk Works の様な開発センタを、戦闘機生産施設のある瀋陽と成都に保有している模様である。
2011.01.16 Yahoo 時事通信記事

「中国、別のステルス機も開発か=国営 TV が写真報じる」

<1102-011601>
 中国国営中央テレビが、J-20 とは別の新型戦闘機とみられる軍用機の写真を報じ た。 同機もステルス機能を持つ可能性があるという。
 中央テレビはこの新型機について何も説明しなかったが、中国のインターネット上では、瀋陽で開発中の『シロフクロウ』と呼ばれる戦闘機ではないかとの説が出てい る。 同機の正式名称は J-14 もしくは J-15 だとの説もある。
【註】
 瀋陽の瀋陽飛機工業集団有限公司 (SAIC) は J-11B やその艦載型である J-15 を開発しており、別の新型戦 闘機が J-15 であれば既報【1006-052103 (China Defense 2010.05.21)】の範囲でステルス機ではない。
 ただ、SAIC は過去に、次世代戦闘機とされる J-12 の開発に携わった実績があり、J-12 の開発を引き継いだと見られ、かねてから報じられてきた J-14 を開発していても不思議ではない。
 因みに J-20 の開発は、J-10FC-1 を開発した成都航空工業公司 (CAC) が担当している模様である。
2010.12.27 China Defense Chinese stealth in plain sight: the curious emergence of the J-14 fighter <1101-122702>

 J-20 あるいは J-XX とも呼ばれていた中国の第五世代ステルス戦闘機(中国では第四世代と呼んでいる)J-14 が、既に高速地上滑走試験を開始している。

 図は中国軍ウォッチャーが入手した J-14 の写真。

2010.05.21 Yahoo 産経新聞記事

「中国、グアム米軍基地を攻撃可能な爆撃機を開発中」

<1006-052102>
 米国議会の政策諮問機関である米中経済安保調査委員会が20日に開いた公聴会で米空軍高官が、中国軍がグアム島を攻撃できる 長距離爆撃機を開発中であることや、福建省周辺に配備した1,000基以上の弾道ミサイルで台湾や日本を含む西太 平洋の全域を攻撃可能にしていることを明らかにした。
 また、この高官は、中国空軍が現有の B-6 の長距離改良型を開発しており、この改良型は ALCM グアム島の 米軍基地を攻撃できると証言した。 また開発中の第五世代戦闘機2018年には実戦配備でき る見通しであるとした。
2009.12.07 Aviation Week & ST How Chinese see the J-10 <1001-120706>
 中国が2017~2019年に配備を開始する次世代戦闘機は J-10 の改良型であるという。 中国空軍は人民日報 の英語版で、F-22 や F-35 に匹敵するものではないとしている。
 西側技術者も J-10 を改良してもステルス機にはならないしみている。 しかしながら J-10 の形状は Typhoon に似ており、Typoon はスーパークルー ズ能力を保有している。
2009.11.23 Aviation Week & ST China stealth <1001-112306>
= 中国の第五世代戦闘機開発能力を論ずる記事 =
 中国空軍の副司令官が、F-22 級の戦闘機を10年以内に装備する可能性はないが、新型戦闘機を開発中で近く初飛行 すると述べた。
2009.11.18 Jane's Defence Weekly China's fifth-gen fighter expected to fly 'soon' <1001-111805>
 米が2020年までに中国が第五世代戦闘機を保有することはないと見ているのに反して、中国空軍副司令官が11月8日 TV で、間もなく第五世代 (中国では第四世代と呼称)戦闘機が初飛行し、8~10年後に装備化することを明らかにした。 未確認情報によると初飛行は 2010年に行われる。 中国はこの戦闘機を300機調達する計画と伝えられている。
 この戦闘機はスーパークルーズ能力(註:アフタバーナ無しで超音速巡航が可能)を持つステルス機で、AESA レーダを搭載し、スラストベクトルで運動能力を持つ。
 双発の機体はカナード翼付きデルタ翼で、当初計画していた推力15tの WS-15 エンジンは完成していないが、当面は12~13tの FSW-10A/WS-10A ターボファンエンジンが 搭載される。
2009.11.16 Aviation Week & ST China Inc. <0912-111606>
 ゲーツ米国防長官が7月16日に、中国が2020年までに第五世代戦闘機を保有することはないと明言したが、中国空軍副司令官が中国空軍60周年記念日の TV インタビュー で、開発中の第五世代戦闘機が近く初飛行すると述べた。 ただし実配備には8~10年かかるとも述べた。 詳細は不明であるが スーパークルーズ能力を持つことはほぼ確実である。
 中国の第五世代戦闘機は、双発で F-22 級の重戦闘機と、単発で F-35 級とが並行して開発 されているとの見方もある。 右図は2006年の珠海航空展に AVIC社が出展した第五世代戦闘機のモデルである。
 中国は更に200t級輸送機の開発を進めており、年内に公表するという。
【 200t輸送機関連記事:0912-110501 (China Defense Blog 2009.11.05)】
 この輸送機は四発高翼で、 A400M、Il-76、C-X などと同じコンセプトによるものと見られるが、全備重量200tは141tの A400M に比べてかなり大型である。
2009.11.16 Aviation Week & ST Big talk <0912-111605>
 米国の専門家は、中国が10年以内に F-22 級の戦闘機を実用化することはないと見ているが、F-22 の操縦経験のあるパイロットは、 F-35 級でも多数機であれば米国にとって脅威になると言っている。
2009.11.10 Yahoo 時事通信記事

「中国、第5世代戦闘機を開発=『近く初飛行』と空軍首脳」

<0912-111002>
 10日付の中国系香港各紙によると、中国空軍副司令官が、第五世代国産戦闘機の開発が進んでおり近く初飛行が行われ ることを明らかにした。 配備は8~10年後になるという。 11日の新中国空軍創設60周年日を機に公表したとみられる。
 現存する第五世代戦闘機は今のところ F-22 だけで、F-35 とロシアの T-50 が開発段階にあるため、中国の第五世代戦闘機は実際に開発段階に入ったものとしては 世界で四番目となる。
【註】
 中国の第五世代戦闘機は J-14 として、かねてから開発計画が伝えられている。
2009.05.14 Yahoo 時事通信記事
「中国、ステルス機開発10年必要=米軍制空権の優位不変-ゲーツ長官」
<0906-051401>
 ゲーツ米国防長官が13日、中国が第五世代戦闘機を開発し運用できるまでに10~12年かかるとの見解を示した。
 また、ロシアについては、第五世代機を運用できるまでに6年間かかるとしている。
2009.04.27 Aviation Week & ST Speed priority <0906-042705>
 中国海軍のトップが、精密誘導ミサイル、空母と思われる大型水上艦、及び超音速巡航が可能な航空機を最優先装備としてあげた。 アフタバーナ無 しで超音速飛行できる性能は J-10(右図)の後継といわれる J-XX に求められることにな ると見られる。 J-10 とよく似た Typhoon は Mach 1.5で超音速巡航できるという。
 精密誘導ミサイルについて専門家は、対艦ホーミング型DF-21 と見ている。
2007.07.30 朝鮮日報
インターネット

朝鮮日報
インターネット

中国人民解放軍創設80周年・・・
(上)、(下)
<0715-073001>
 中国は最近10年間に年平均16%のペースで軍備を増強し、新型兵器を熱心に開発してきた。 既に射程距離8,000kmの弾道ミサイル JL-2(巨浪-2)を12基搭載可能な Type094 晋級原潜1隻を建造済みで、4~5年以内 にさらに4隻を建造する計画である。
 2009年には中国製の空母も姿を現す可能性が高い。 艦載機としては、昨年開発した最新鋭戦闘機の J-10(殲-10)にステルス性と遠距離作戦能力を強化した J-13 及び J-14 を2015年までに開発し配備する計画である。
 また、米本土に到達する能力を持つ射程12,000kmの ICBM DF-41(東風-41) を既に開発し、 実戦配備したとされる。
2002.12.11 Jane's Defence Weekly China launches new stealth fighter project  中国の瀋陽航空機 (Shenyang Aircraft Company) が、次世代重戦闘機 J-X の開発主担当に 選定された。
 J-X はいずれ J-13A の名称が付与されると見られ、WS-10A ターボファンエンジンが搭載されそうである。  エンジン等の開発は既に始まっている。
 WS10A エンジンは J-10A 用に開発されており、スラストベクトルノズルは全方向 ±15゚可変である。
 FCS の候補の一つには国産の Type 1473 レーダも考えられており、同レーダは150kmの捜索距離と15目標の同時追随 、6~8目標との同時交戦が可能である。
 一方 AL-31FN エンジン搭載の最初の J-10A 10機が、2002年8月に南京軍区に配 備されており、対地/対艦攻撃能力が向上した複座の J-10B も来年には量産に入る。
2002.12.10 産経新聞
インターネット速報
中国 第4世代戦闘機開発に着手  中国が、兵器を機内収納しステルス性が特徴の「殲13(仮称)」を開発中であるとカナダ研 究機関明かした。
1998.02.18 Jane's Defence Weekly China plans progress while others look on  =中国の主要戦闘機開発製造状況=
 開発中の戦闘機
  ・XXJ : F-15と比較される長距離多目的戦闘機、2015年頃運用開始を予定
  ・J-10 : F-16と比較される戦闘機、2005年頃運用開始を予定
 ライセンス生産
  ・Su-27s :1996年後半から100機を国内生産
1997.03.05 Jane's Defence Weekly China develops stealthy multi-role fighter  米国海軍情報局によると、中国は2015年までに空軍及び海軍用の大型多目的戦闘機 を開発するため設計を行っている。
 Chinese XX と呼ばれるこの航空機は、空戦用でステルス設計を重視している模様。