FC-1/JF-17 戦闘機に関する記事

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2022.02.10 日経新聞 パキスタン、中国と共同開発のステルス50機を3月に配備 <2203-021008>
 パキスタンが3月に中国と共同開発したJF-17のステルス機能を拡充した第三世代の50機を配備する。レーダーに捉えられにくい、 インドが導入したばかりのS-400に対抗すると共に輸出も視野に入れており、中国の技術力をテコに世界の兵器市場でのシェア拡大を目指す。
 パキスタンと中国の合弁事業としてのJF-17の生産は1980年代後半、$500M規模で始まり、パキスタン国内で組み立てた。 機体、前部胴体、主翼、垂直安定板はパキスタンの国営企業が製造し、そのほかの部品は中国側が供給した。
 パキスタン空軍は2020年に追加された第二世代機26機を含めて2007年から100機以上を就役させた。
2020.02.12 Jane's Defence Weekly Pakistan to receive first 12 JF-17Bs 'in near future' <2004-021208>
 パキスタンが発注した復座型のJF-17B 26機のうち、最初の12機がパキスタンへ納入された。 JF-17Bの納入は2021年に完了すると言う。
 納入された12機は4機が中国の
CAIG社で組み立てられ、8機がパキスタンのPAC社で組み立てられた。
2020.01.15 Jane's Defence Weekly PAC Kamra completes prodution of first bath of JF-17B fighters for Pakistan <2003-011508>
 パキスタンのPAC社が、12月27日にロールアウトした復座型JF-17であるJF-17Bの一次生産分8機の生産を完了した。
 これは2017年末の契約に基づく一次生産分で、続く14機は2020年中、更に4機が2021年に生産されるという。
2019.01.02 Jane's Defence Weekly Myanmar shows off Thunder fighters <1902-010213>
 ミャンマーが2015年にPAC/CAC社に発注したJF-17 16機の一次分が引き渡された。
 2018年12月15日に行われた空軍創立71周年記念航空ショーの映像にJF-17が少なくとも4機写っていた。
2017.02.20 Aviation Week & ST Thunder road <1705-022009>
 パキスタンJF-175番目飛行隊を発足させ ようとしているが、復座型JF-17Bが1Qに初飛行する。 更にAESAレーダ を搭載するBlock 3の契約も行われることになっている。 パキスタンはBlock 1を50機、Block 2を50機契約しているが、 Block 2の最終14機は50機予定されているBlock 3に切り替わる模様である。
 5月に決定されるBlock 3のAESAレーダには
CETGC社製KLJ-7Aの改良型のほかLeonardo社(旧Selex ES社)製品など数機 種が候補に上がっている。
2016.09.21 Jane's Defence Weekly Nigerian JF-17 deal moves close <1611-092104>
 ナイジェリアが中国とパキスタンが共同開発した
JF-17を購入するMoUに署名 した。正式契約は11月に行われるという。 購入機数は明らかにされていない。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Pakistan continues to pursue defence co-operation with Sri Lanka <1605-032311>
 パキスタンスリランカへの軍事的接近を強め、1月にはJF-17 12機を$400Mで売却すると報 じられたが、2月にになって売却計画は保留になった模様である。
 これについてパキスタン政府当局者は3月17日、計画は遅れているものの破棄になったわけではないと述べた。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly AVIC reveals details of first JF-17 Thunder export <1604-022406>
 中国
AVIC社がシンガポール航空展で2月16日に、JF-17初めての輸出がミャンマー に対し行われることを認めた。
 ミャンマーは2009年にK-8練習/軽攻撃機60機の導入を決め、既に30機が納入されているが、K-8はミャンマーがライセンス国産しているのに対し、JF-17のライセンス国 産は行わない模様である。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly JF-17 Block Ⅱ advances with new refuelling probe <1603-020311>
 1月23日に中国の
FC-1/JF-17 Block Ⅱ戦闘機の画像が公表された。
 Block ⅡではNRIET社製のKLJ-7 V2レーダが搭載されると共に、パキスタンが国内開発した射程350kmの Ra'ad CMの搭載も可能になる。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Indian pressure stalls Pakistani JF-17 sale to Sri Lanka <1603-012001>
 パキスタンスリランカに対し
JF-17戦闘機を売り込もう としていることから、インドはスリランカに対し外交的、政治的圧力を強めている。 インドはスリランカを対中国、対 パキスタンに於ける安全保障上重要な国と見ており、選挙(註:2015年1月)で誕生したシリセナ新大統領と良好な関係を構築していた。
 パキスタンのシャリフ首相は1月4~7日にJF-17 10~12機を$400Mで売り込みを働きかけた。
【註】
 スリランカでは1月に行われた大統領選で、中国寄りであったラジャパクサ大統領を破り、中国依存を弱める方針のシリセナ氏が当選している。
【関連記事:1502-010901 (毎日新聞 2015.01.09)】
2016.01.06 Jane's Defence Weekly Pskistan pushes for JF-17 sale to Sri Lanka <1602-010613>
 パキスタンが最初の
JF-17M輸出商談をミャンマとまとめたのに続き、首相が1月 第1週にスリランカを訪問したのに合わせて、同国への売り込み攻勢を強めている。
 パキスタン空軍は2010年のBlock 1機以来、最初の飛行隊をoperationalにし、50機計画されているBlock 2の16号機をロールアウトさせている。  同空軍は最終的に250機を装備すると見られる。
2016.01.06 Defense News Pakistan signs JF-17 agreement with Sri Lanka <1602-010611>
 シャリフ首相のコロンボ訪問3日間の2日目となる5日、スリランカパキスタンから
JF-17 8機 購入することが明らかになった。 スリランカはJF-17を、Su-27、イスラエル製Kfir、中国製F-7の後継とする。
 この取引にはインドがTejas LCAを売り込みJF-17と競っていた。
2015.12.02 Searchina 「中国製エンジン搭載」をパキスタン拒否 「過去の戦闘機で懲りているから」=中国メディア <1601-120203>
 新浪網が、「パキスタンが JF-17 戦闘機に中国製エンジン搭載を拒否。 中国産発動機に残る悪名」と題する記事を掲 載した。 JF-17 (
FC-1) はロシア製の RD-93 エンジンを搭載しているが、中国は同機に搭載する WS-13 ターボ ファンエンジンの開発に力を入れている。 新浪網は JDW の記事を引用して、中国は過去数ヶ月にわたり、JF-17 のエンジンを WS-13 に換装するよう申し出ているが、パキ スタンは拒否していると紹介した。
 パキスタン空軍はかつて、中国製戦闘機の J-6 と J-7 を大量に購入した、J-6 が搭載しているエンジンは中国製の WP-6 で、J-7 が搭載するの はやはり中国製の WP-7 または WP-13 であったが、中国が開発後に寿命や信頼性の向上を重視しなかったこともあり、パ キスタン側は中国製エンジンによい印象を持たなくなったという。
2015.11.25 Jane's Defence Weekly Pakistan to stick with RD-93 engine for JF-17 <1601-112506>
 パキスタン空軍当局者が、中国と共同開発した
JF-17RD-93 エンジンを 中国製に換装する必要性も計画もないことを明らかにした。
 更にエンジン以外の構成品、例えばレーダも中国製の KJ8602BC代えることはないとしている。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly JF-17 test-flies with a Chinese turbofan <1508-062404>
 中国製ターボファンエンジンを搭載した
FC-1/JF-17 が初飛行した。
 中国製エンジンの名称は JF-17 から WS-17 と見られ、推力は現在 FC-1/JF-17 が搭載しているロシア製の RD-93 を若干上回るという。
2014.11.26 Jane's Defence Weekly China orders more RD-93 turbofans <1501-112609>
 ロシアが中国に、
FC-1/JF-17 に搭載する RD-93 ターボファンエンジンを更に100基 、2016年末までに供給することが、珠海航空展で公表された。
2014.02.15 Yahoo 新華網記事

「中国とパキスタンが共同開発の戦闘機『JF-17』、エンジンを2年以内に中国製に切り替え―中国メディア」

<1403-021502>
 11日に開幕したシンガポール航空展で
AVIV 傘下の中航技進出口中航国際が、 JF-17(註:FC-1 )、高等練習機 L-15、SN-209 UAV などを展示した。
 パキスタンと共同開発した JF-17 は、現在ロシア製のターボファンエンジン RD-33 を搭載しているが、 2年以内に中国製に切り替える計画だという。
2013.11.27 Jane's Defence Weekly Pakistan looks to Block 3 variant of Chengudu JF-17 <1401-112705>
 ドバイ航空展でパキスタンが、
JF-17/FC-1Block 3 を検討していることを明らかに した。 現在の JF-17/FC-1 のモデルは Block 2 である。
 Block 3 の仕様は現在、要求を列挙している段階で、まだ固まってはいない。
2012.02.29 Jane's Defence Weekly Pakistan bullish about JF-17 exports <1204-022904>
 中国が JF-17輸出努力の発言をしたが、パキスタン政府当局もこの 方針に賛同した。
2012.02.22 Jane's Defence Weekly China sees JF-17 export sales 'within five years' <1204-022205>
 中国が向こう5年間に、中東、アフリカ諸国に対して JF-17 300機程度の輸出を見込ん でいる。 JF-17 は同程度の欧米やロシア機に比べて安価であるという。 また搭載電子機器を更新し、空中給油能力も持たせた Block 2 の設計も完了しているという。
 また L-15 単発軽戦闘機の輸出促進も行っており、年内(たぶん11月)にも最初の輸出が決まる模様である。 L-15 は韓国の T-50 や T/A-50 及び Alenia社の M-346 と同級の軽戦闘機である。
2011.11.23 Jane's Defence Weekly PAC, CAC looks to take JF-17 furthe abroad <1201-112301>
 中国 CAC社とパキスタン PAC社が、11月にドバイで開かれた航空展に JF-17 を展示し、主として MiG-21、F-5、F-4 などを装備する開発途上国を対象とした売り込みを行った。
 PAC社は JF-17 Block 2 の開発完了間近であるという。 Block 2 では中国電子技術社 (CECT) の KG300G 電子戦装置の能力が向上するが、NEIET社製の KLJ-7 レーダはそのままであると いう。
2011.01.05 Jane's Defence Weekly Pakistan to build radar for JF-17 'Thunder' fighter <1102-010509>
 パキスタン空軍参謀長が12月21日、JF-17 に搭載するレーダを生産する工場パキスタン国内に建設したと発表した。
 生産されるのは中国 CETC/NRIET社が開発した KLJ-7 と見られる。
2010.12.22 Jane's Defence Weekly Yemen assesses Chinese strike aicraft <1102-122209>
 イエメンが中国と戦闘機の購入交渉を行っている。 中国は J-10JF-17 を売り込んでいるが、イエメンは JF-17 に関心があるようである。 JF-17 は単価が$15Mで、J-10 は $27Mである。
 中国の戦闘機にはこのほかに、アゼルバイジャン、ナイジェリア、ジンバブエ、エジプトなどが関心を示しており、4月に行われて J-10 のデモには多くの国が代表団 を派遣している。
2010.12.20 Aviation Week & ST Packing a punch <1102-122008>
 パキスタンは2010年に JF-17 の取得を開始し、既に1個飛行隊を編成しているが、近く 二番目の飛行隊も編成される。 更に2011年には第二次生産分50機も発注される。
 パキスタンの JF-17 に対し南アとフランスのメーカが、搭載電子機器や武器の能力強化の提案を行っている。
2010.09 Jane's Missiles & Rockets Pakistan plans SD-10A firing by the end of 2010 <1010-090014>
 パキスタンが Farnborough 航空ショウで JF-17 2機の傍らに SD-10A BVRAAM と C-802A 対艦ミサイルの空中発射型を展示した。
2010.07.28 Jane's Defence Weekly Pkistan increases autonomy in JF-17 Thunder production <1009-072801>
 パキスタン空軍の JF-17 2機が、Farnborough 航空ショーで初めて西側に披露され たが、パキスタンは生産設備への投資拡大や搭載装備を含む国産化率の向上に努めている。
 JF-17 はまた、採用した国に合わせた搭載装備の変更が可能であることを売りに各国への売り込みが行われており、仏 Thales社製 RC400 レーダや、MBDA社製の AAM 搭載も協議されている。
2010.07.14 Jane's Defence Weekly Russia stalls on deal to supply engines to China <1008-071405>
 ロシアが、中国と今年5月に行うはずであった FC-1 に搭載する RD-93 エンジン100基の 輸出契約調印を保留している。 MiG社と Sukhoi社の反対が原因と見られる。 FC-1 は MiG-29 と市場で競合しており、性能は MiG-29 に劣るものの価格が$35M に対し$10Mと安価であるため、MiG-29 の脅威になっている。 現実にエジプトの32機の商談で、両国は競合している。
 中国の武器輸出はロシアにとって競争対象になっており、トルコの SAM 商談でも HQ-9S-300 の対抗機種になった。
2010.07.05 Searchina 中国困惑…ロシアが戦闘機用エンジンの販売契約を凍結 <1008-070501>
 ロシアが、中国の戦闘機 FC-1(梟龍)に搭載するエンジンの売却契約を凍結する意向と環球時報が報じた。  FC-1 はロシア製の RD-33 を搭載しているが、中国が輸出を予定している100機のエンジン購入でロシアと協議してい た。
 原因は FC-1 が MiG-29 のライバルになる可能性があることで、FC-1 は性能では MiG-29 に及ばないが、MiG-29 が$35Mであるのに対し FC-1 は$10Mで、価格面で優勢なことによる。
2010.03.10 Jane's Defence Weekly Eygypt seeks deal for JF-17 line but still orders F-16s <1005-031001>
 エジプトがパキスタンと JF-17 の購入交渉を進めている。 機数は明らかにされていないが、 現地組み立てを行うことから少なくとも48機と思われる。
 エジプトは一方で Lockheed Martin社と F-16C/D Block 52FMS での購入交渉も進めている。 購入機数は当 初計画の24機から20機に減ったが、それでも契約額は$3.2Bにのぼり、3月2日には当初分$213Mの契約が行われた。
2010.03.04 China Defense Blog Egypt mulls JF-17 co-production and signs for more F-16s <1004-030404>
 3月4日発刊の JDW によると、エジプトがパキスタンと JF-17 共同生産の交渉を行 っている。 共同生産は最終組み立てをエジプト国内で行うもので、機数は48機以上と見られている。
 一方米国防総省は3月2日、エジプトに F-16C/D を追加売却する当初分として$213Mの契約が纏まったと発表した。
2010.02.24 Jane's Defence Weekly First JF-17s inducted for Pakistan <1004-022409>
 パキスタンで2月18日に、最初の飛行隊JF-17 を装備する式典が行われた。
 パキスタンは$5Bで250機を装備する計画である。
2010.02.15 Aviation Week & ST Sound, but no fury <1004-021506>
 パキスタンの JF-17 に、ATE社をはじめとするフランス企業が西側のレーダやアビオニクスを搭載する 商談が頓挫している。 対象となるのは50機で、更に50機がオプションされ、契約総額はEUR1Bと、パキスタンの JF-17 開発負担額$500Mの二倍以上にのぼる。
 この商談はサルコジ仏大統領が強く推しているが、中国への技術流出を懸念する米国とインドが強く反対している。
2009.12.02 Jane's Defence Weekly Pakistan takes delivery of home produced JF-17 <1001-120205>
 パキスタンで組み立てられた JF-17 (FC-1) の一番機が、11月24日にパキスタン空軍へ 正式に引き渡された。
 パキスタンは既に中国製の8機を保有しているが、パキスタンの PAC社と中国の CATIC社は3月7日に、 42機のパキスタン国内生産に合意した。 PAC社によると国産化率は58%になるという。
2009.11.30 Aviation Week & ST Pakistan rolls out first locally assembled JF-17 fighter <1001-113004>
 パキスタンで組み立てられた JF-17一番機が、11月23日にパキスタン空軍へ納入 された。 最初の飛行隊は2010年初めに運用を開始する。
 パキスタンは今年初めに42機を発注している。
2009.11.25 Jane's Defence Weekly Pakistan unveils first domestically assembled JF-17 <1001-112508>
 パキスタンで組み立てられた JF-17一番機が11月23日に公式にロールアウトし た。 パキスタンは今後6~8年間に250機を調達する計画で、2010年6月までに更に8~10機が納入されて最初の飛行隊が編成される。 JF-17 は中 国製で旧式になった F-7 や A-5 と換装されるが、フランス製の Mirage Ⅲ や Mirage Ⅴ も退役になる。
 パキスタンは1980年代に購入した F-16A/B を45機保有しているが、18機発注した F-16C/D の一番機がロールアウトし た。 また中国から J-10 36機を購入する契約も行われた。
2009.09.28 Aviation Week & ST New bidding for JF-17? <0911-092805>
 パキスタンが中国と共同開発した JF-17 に搭載する西側メーカによるアビオニクス を探している模様である。 初期の JF-17 搭載アビオニクスは数年前に契約されているが、同国は7月に生産を開始した量産機用に更に高性能なもの を模索している。
 候補には数社が挙がっているようで、南アの ATE and Astrac社や Thales社と Sagem社の合弁会社の名もあがっている。
2009.07.06 Aviation Week & ST Pakistan assembles Thunder <0908-070606>
 パキスタンが JF-17最終組み立てを開始した。 一番機の初飛行は12月に行わ れる。
 これとは別にパキスタン空軍は成都で生産された JF-17 を既に受領している。
2009.05.08 China Defense Blog FC-1 Thunder fully loaded for long-range A2G missions. <0906-050803>
 FC-1 の量産は2008年1月22日に PAC社で開始されたが、中国空軍は依然として FC-1 を採用していない。  中国は FC-1 より能力の高い J-10 を既に4個連隊に装備しており、FC-1 はエジプト、イラン、バングラ ディッシュへの輸出に力を入れている。
 図は試作4号機で、空気取り入れ口が大きくなっているほか、垂直尾翼に RWR が取り付けられている。
2009.03.30 China Defense A follow up on the J-10B story <0904-033003>
 パキスタンと中国が J-10 の売却で合意した。 パキスタンへの引き渡しは2014~2015年になる。
 J-10B はパキスタンの要求に合わせて改良中で、引き渡し時の名称は FC-20 になる。
2009.03.18 Jane's Defence Weekly Pakstan reveals plans for JF-17 and J-10 fighters <0905-031807>
 パキスタンの PAC社と中国の CATIC社が3月7日、JF-17 42機のパキスタン国内生産契約を締結した。 初号機は年内に初飛行する。 PAC社は初年度15機、以降年産30機のペースで生産する。
 一方パキスタン空軍司令官が12月に J-10 36機を購入することを明らかにしたが、パキスタン型 J-10 の名 称は FC-20 で、計画総額は$1.5Bにのぼり、2014年頃から引き渡される模様である。
2009.01.12 Aviation Week & ST JF-17 poised for production <0902-011208>
 Pakistan Aeronautical Complex が JF-17生産について、政府からゴーサインが出ればいつでも 開始できる体制を整えた。
 Complex によれば同社は、年産50機の能力を持ち、搭載アビオニクスの75%、機体の58%を生産する能力を持つ。
2008.11.12 Jane's Defence Weekly Pakistan jointly exhibits JF-17 with China <0812-111211>
 パキスタンは中国と共同で、珠海航空展に JF-17 を展示し、J-10 と共に注目を集めた。 これは 両国が JF-17 の輸出に強い意欲を持っていることを示している。 事実、タンザニアは、JF-17 の視察のため大型の使節団を派遣していた。
 ただ、パキスタン軍関係者によると、未だいずれの国とも確定した商談は行われていない。
2008.04.16 Jane's Defence Weekly China's NRIET outlines fighter radar improvements <0806-041610>
 中国の南京電子技術研究所 (NRIET: Nanjing Research Institute of Electronics Technology) が、JF-17 に搭載する KLJ-7 レーダを公表した。 KLJ-7 は40目標の処理が可能で、10目標を TWS 追随でき、同時2目標との交戦が可能 である。 NRIET はまた AESA レーダの開発も行っているという。
 ロシアの Phazotron社関係者は、中国に2基の Zemchug レーダを輸出したが、KLJ-7 はそのコピーではないと言っている。
2008.04.16 Jane's Defence Weekly Pakistan and China establish JF-17 aircraft marketing body <0806-041608>
 パキスタンと中国は、JF-17販売にあたる共同機関を設立したことを、4月上旬に明らかにした。 パキス タン高官によると、既にアジア、アフリカの4ヶ国以上から引き合いがきている。 JF-17 に関心を持っていると見られるのは、バングラディッシ ュ、エジプト、イラン、レバノン、マレーシア、モロッコ、ナイジェリアなどと見られる。
 パキスタン空軍は2013年までに250機を装備する計画である。
2008.03.26 Jane's Defence Weekly Pakistan seeks JF-17 fighter customers <0805-032612>
 パキスタンは既に6機の JF-17 を取得しているが、3月23日に行われる建国記念日パレードにそのうち4機が参加する。 パキスタンは 今後、現有の Mirage Ⅲ、Mirage 5、中国製 F-7、A-5 に代えて250機を2013年までに装備する。
 中パ両国は輸出に向けた活動を活発化しており、バングラディッシュ、エジプト、イラン、レバノン、マレーシア、ナイジェリアを対象に考えている。 価格は明らかに されていないが、搭載するアビオニクス、レーダ、エンジンで異なるものの$20M程度と見られる。 売り上げの利潤は両国で折半するという。
2008.02.27 Jane's Defence Weekly China's JF-17 draws interest from Asia, Africa <0804-022716a>
 中国が JF-17売り込みを活発化させており、アジアアフリカ諸国の20ヶ国程度が関心 を示している。 有力な相手国には250機の導入を決めたパキスタンのほかに、スリランカ、ミャンマー、ラオス、タイ、インドネシア、フィリ ピンなどで、これら諸国は F-16 か Sukhoi 戦闘機の導入を検討しているが、これらに比べて JF-17 は安価である。
 心配されていたロシアの RD-93 ターボファンエンジンの再輸出問題も解決しているという。
<0804-022716b>
 韓国 KAI社がタイと T-50 の輸出商談を進めている。
2008.02.25 Aviation Week & ST A dash of stealth <0804-022507>
 中国空軍は FC-1採用するか否かを2年以内に決定するが、成都航空機社は FC-1 の改 良型を検討している。 改良は対地攻撃能力の強化ステルス性の向上を図るもので、レーダを開発中の多機能 型に換装すると共に、コックピット、機首及び空気取り入れ口の形状が改良される。
 FC-1 はパキスタンが150機の採用を決めたほか、エジプトアゼルバイジャンが関心を示している。 FC-1 の諸元は 以下の通りである。
 ・翼 端 長:  8.5m
 ・全  長: 14m
 ・翼 面 積: 24㎡
 ・空実重量:  6.5t
 ・標準重量:  9.1t
 ・最大重量: 12.7t
2008.01.30 Jane's Defence Weekly Pakistan starts JF-17 production <0803-013008>
 パキスタンが1月22日に、イスタンブール近くの Kamra にある PAC社の工場で JF-17生産を開始した。  パキスタンは第一次生産分16機のうち8機を2~3ヶ月以内に受領し、2008年末の IOC を目指している。 PAC社によると最終 的に200機が生産される。
 パキスタン空軍は南京電子技術研究所が開発した KLJ-10 レーダを搭載する評価用機に Leihua 電子技術研究所製 SD-10/PL-12 ARH AAM を搭載した試験を行ったが 、JF-17 の半数には Thales社製 RC-400 レーダと MBDA社製 MICA AAM が装備される。
2008.01.28 Aviation Week & ST FC-1 production launched <0803-012804>
 パキスタンと中国はパキスタン Kamra社の工場で、FC-1/JF-17 量産を公式に開始 した。
2008.01 International Defnce Review Pakistan mulls JF-17 fits <0803-010002>
 パキスタン空軍は JF-17 戦闘機のレーダ及び AAM に、中国製とフランス製を混在させることを検討してい る。
 中国製としては NRIET社製の KLI-10 レーダと CLETRI社製の SD-10/PL-12 AAM を、フランス製としては Thales社製 RC-400 レーダと MBDA社製 MICA AAM が採用される。
2007.12.05 Jane's Defence Weekly Pakistan considers a mix of Chinese and French weapons for its JF-17s <0802-120504>
 パキスタン空軍は装備化が予定されている JF-17 について、中国製装備搭載機と、欧州製 装備搭載機を二種類装備するする考えである。 欧州製装備とは Thales社製 RC 400 レーダと MBDA社製 MICA AAM である。
 現在パキスタンで評価試験が行われている JF-17 は、中国製の KLJ-10 レーダと SD-10/PL-12 アクティブホーミング 中距離 AAM を装備している。
【関連記事:0720-091607 (JDW 2007.09.16)】
2007.11.21 Jane's Defence Weekly Pakistan exhibits cofidence in JF-17 schedule <0724-112103>
 パキスタンの空軍参謀長が、JF-17 初度の8機が 2~3ヶ月以内に引き渡され、予定通り2008年末に運用開始になると公言した。 その上で来年編成さ れる飛行隊は従来と異なり10~12機で編成されることを明らかにした。
2007.10.22 Defense News France OKs sale to Pakistan <0722-102216>
 フランス政府は、Thales社の RC 400 機上 FCS レーダと MBDA社の Mica AAM の パキスタンへの輸出を認可した。
 レーダとミサイルは中国製 JH-7 のライセンス国産機に搭載するもので、EU の対中国武器輸出規 制に違反することが懸念されているが、フランスはレーダ及びミサイルの技術を中国に開示しないことを MoU に記載している。
2007.09.19 Jane's Defence Weekly Pakistan radar, missile deal risks leak to Beijing <0720-091607>
 パキスタンが、中国と共同開発した JF-17/FC-1 フ ランス製のシステムを搭載しようとしているのに対し、この技術が中国へ漏洩するのではと懸念され ている。 対象となっているのは MBDA社製 MICA AAM と Thales社製の RC 400 レーダである。
 ロシアの企業も JF-17 搭載システムの売り込みを行いたいが、輸出を統制している Rosoboronexport社がインドとの関係を重視して抑えている。 JF-17 に搭載する RD93 エンジンの 輸出も、ロシアが126機計画されているインドの MRCA の受注を狙っているため難しくなってきている。
2007.05.09 Jane's Defence Weekly Russian-built RD-93 aero-engine looks set for export to Pakistan <0711-050902>
 ロシアの業界筋が、ロシアが中国の CAIC社に対し RD-93 エンジンの再輸出に合意したとの Jane 誌の報道 を確認した。 ロシアの産業紙によると150基の RD-93 が$238Mで売却された模様で、間もなく出荷が開始され る。
 RD-93 は MiG-29/-35 に搭載された RD-33 の改良型で 、 JF-17 (FC-1) に搭載される。
2007.04.30 Aviation Week & ST Russia has cleared <0711-043003>
 ロシアは中国がパキスタンに輸出する JF-17 搭載の Kimov RD-93 ターボファン エンジンの再輸出を認可した。 Kimov社は中国が発注した100基のうち15基を納入済みである。
 インドはロシアに対し、エンジンの再輸出を許可しないよう強く圧力をかけていた。
2007.03.28 Jane's Defence Weekly PAF seeks more JF-17 fighter <0709-032802>
 パキスタンは、当初150機としていた JF-17 (FC-1) 戦闘機の装備機数を200~250 機に変更する模様である。 JF-17 の最初の2機は2月に引き渡され、3月23日に公開された。  2008年までに更に6~7機が引き渡される計画になっている。
 ただしロシア製 RD-93 エンジンの問題はまだ解決していない。 ロシアは当初 RD-93 のパキスタンへの再 輸出を拒否していたが、2006年11月にこの方針が変更された。 合意文書はまだ取り交わされていないが、ロシアはパキスタンへの再輸 出を認める模様である。
2007.01.22 Defense News India tries to block engine for JF-17 <0704-012214>
 インドは中国とパキスタンの JF-17 戦闘機輸出を妨害するため、ロシアに RD-93 エンジンを売 却しないよう求めている。 中国では既に JF-17 の製造がパキスタン企業との共同で開始されているが、ロシアのエンジン供給は未だ 承認されていない。 しかしながら、最近のインドの欧米寄りの政策からロシアはインドの求めに応じないと の見方が強い。
 パキスタン空軍はインドが進める LCA (Light Combat Aircraft) に対抗して、約200機の JF-17 を現有の Mirage-Ⅲ 及び中国製 F-7 の後継として導入する計画である。
2007.01.10 Jane's Defence Weekly India tries to block sale of RD-93 engine to Pakistan <0703-011006>
 インドがロシアに対し、JF-17 (FC-1) 用のエンジンである RD-93 をパ キスタンへ輸出しないように働きかけている。 インド国防相は1月24日からのプーチン大統領のインド訪問 で、これについて協議する模様である。 インドはロシアにとって最大の武器輸出相手国である。
 一方インドは国内開発している Tejas 軽戦闘機用エンジン開発のパートナを求め ており、2006年12月にフランスの Snecma Moteus社とロシアの NPO-Saturn社に RfP を発簡している。
2006.11.29 Jane's Defence Weekly PAF prepares for JF-17s in 2007 <0624-112908>
 パキスタン空軍は、2015年までに150機を装備する予定の JF-17 (FC-1) 最初の 8機を2007年に配備すると共に、2008年までに海外への売り込みを開始する。 JF-17 (FC-1) は同国が 装備している A-5、A-7、Mirage などの旧型戦闘機の後継になる。
 JF-17 は、一時期搭載する RD-93 エンジンの輸出不許可の問題があったが、パキスタンは配備計画に遅れは生じない と見ている。
2006.11.08 Jane's Defence Weekly RD-93 engines to power JF-17 <0623-110808>
 ロシアはパキスタンの JF-17 (FC-1) にロシア製 RD-93 エンジンを搭載することを拒んでいたが、 中国の航空関係高官が11月初めに、ロシアが RD-93 の搭載に合意したことを明らかにした。 パキスタンは 2008年末か2009年始めに、少なくとも150機の配備を開始する。
 この合意を受けパキスタンは、アジア、アフリカ、中東への JF-17 の販売活動を本格化させる計画である。  JF-17 (FC-1) は2005年末に大がかりな設計変更を行っており、この結果最高速度は Mach 1.8 になった。
( FC-1 改良関連記事 AW&ST 2006.04.24)
2006.06.28 Jane's Defence Weekly Turkey and Pakistan close in on tactical UAV deal <0614-062808>
 1990年代初期にパキスタンの核実験を受けて米国が行った武器禁輸が、テロとの戦いを通して解除されたのを受け、 トルコとパキスタンの軍事技術交流が盛んになろうとしている。 パキスタン空軍参謀総長のトルコ訪問を機に、両国は6~7機 の TUAV を共同生産することで合意した。
 またパキスタンが F-16 Block 15 の近代化改修を行うことになれば、担当にはトルコの TUSAS社が候補にあ がる。 更に2008年から取得する150の JF-17 トルコ製のアビオニクスを搭載 する計画である。
2006.05.08 Aviation Week & ST Latest prototype of Chinese FC-1 includes upgrades <0611-050802>
 中国 Chengdu社が、大幅な改善を加えた FC-1 4号機の 初飛行を4月末に行った。 4号機は主翼と空気取入孔が大きくなり、全般的に飛行性能の向上が図られ ている。
 FC-1 はパキスタンと共同開発している軽戦闘機で、同国は当初16機、最終的に100機以上を装備するとみられるが、中国空軍の装備機 数は明らかにされていない。
2006.04.24 Aviation Week & ST Flight testing to begin for Chinese light fighter <0610-042402>
 中国が FC-1 (JF-17) の試作4号機 (右図) を公開した。 飛行試験は近日中に開始されるものと みられる。
 4号機はこれまでの3機の機体形状、空気吸入孔等に更なる改善が加えられており、航空機器、兵器システム が組み込まれているほか、垂直尾翼上部に電子戦システムが確認された。 最大速度は当初計画の Mach 1.6から Mach 1.8 に向上していると推測されている。
 共同開発国のパキスタンは2007年以降の JF-17 装備化を示唆しているが、搭載機器、特にレーダについてはイタリア Grifo社製の導 入を検討している模様である。
2006.03.22 Jane's Defence Weekly Pakistan Air Force <0607-032207>
 パキスタン空軍が150機の JF-17 (FC-1 Super 7) を装備する計画であるのに対して、ロシアが RD-93 エンジンの再輸出を認めない方針を示しているが、同軍首脳は中国が引き渡しを確約しているとしている。 また同軍は、更に 35~50機の戦闘機を調達したい意向で F-16 が候補になっている。
( FC-1 の輸出問題に関する記事 JDW 2005.07.20)
 同軍はイタリア Galileo社製 Falco MALE UAV を4個システム購入する。 また Ericsson社製 Erieye 搭載 Saab 2000 AEW&C 機の購入も決まっている。
( Falco に関する記事 IDR 2004.01)
( Erieye に関する記事 IDR 2004.06)
 更に現有の Crotale に替え、MBDA社製 Spada 2000 SAM の購入も決まっている。
( Spada 2000 に関する記事 JMR 2006.02)
2006.01.16 Aviation Week & ST Fighters under attack <0603-011601>
= 戦闘機国際市場の展望 =
 DoD は主要国の予算制約から戦闘機の国際市場がこの数年以内に確実に変化し、結果としてこれまで欧米から購入していた諸国の国内 開発に拍車がかかると予測している。
 米軍は F/A-22 の装備機数を172機まで減らし、海軍海兵隊の F-35 削減、Comanche ヘリ装備化を中止してい る。 一方、F-35 は12ヶ国が開発に参加しており、将来は世界的に需要が拡大すると関係者はみている。
 欧州ではようやく Eurofighter Typhoon と Dassault Rafale の売り込みが本格化したものの、ギリシャが60機の導入を中止する等、 各国の国防費の緊縮から停滞気味である。
 中国は中東とアフリカ諸国の市場開拓を目指すと共に国産機による近代化を進めており、FC-1 を2007年以降1,000機 以上装備するほか、パキスタンから JF-17 として150機を受注するとみられる。 また、 J-10 の開発は終了し部隊配備を開始している。
 図は2006年~2010年の戦闘機製造予測で、左から米国2社が減少しているに対し、Eurofighter 及び Sukhoi社は現状を維持、 中国 Changdu社は増加傾向にあることを示している。
2005.12.07 Jane's Defence Weekly Sino-Pakistani fighter improved <0524-120704>
 中国がパキスタンと共同開発した FC-1/JF-17 軽戦闘機は大がかりに機体形状を 変更しており、設計変更した4番機で試験飛行を再開している。
 4番機は今までの3機と、空気取り入れ口形状、主翼と胴体の接合要領、後部胴体形状が変わっている。
 この改造により FC-1 の最高速度は Mach 1.8 になる。
2005.11.28 Aviation Week & ST Fighter fix <0524-112808>
 パキスタンと中国は共同開発中の FC-1/JF-17 の性能を向上するための設計変更 を行い、5機の試作機を用いて飛行試験を行っている。
 設計変更は最高速度を Mach 1.6 から Mach 1.8 に向上させるのが主たる目的で、空気吸入口を大きくするほ か、機体中央部から後部の形状を変える。 また、Yaw に限定した Fly-by-Wire システムを採用する。
 JF-17 は2006年に16機の製造を開始し、2007年初めに8機ずつを両国に納入する予定である。 量産契約は 2009年を予定、パキスタンは部品の58%を供給、最終的に100%の部品供給をめざしている。
 イラン、エジプト、マレーシアが JF-17 導入の意向を示している。
2005.07.20 Jane's Defence Weekly Chinese FC-1 faces export hurdle <0516-072009>
 中国が開発した FC-1/JF-17 の輸出は、搭載するロシア Chernyshev社製 RD-93 エンジンの再輸出の制約から、困難になっている。 RD-93 の輸出契約ではロシアの航空機と競合する地域への輸出を禁止して いる。 現在 FC-1/JF-17 の商談があるマレーシアバングラディッシュがこれに該 当する。
 これに対して中国は WS-14 という RD-93 の模造エンジンを計画しているとの情報もあるが、Chernyshev社製 はそうなれば今後の技術強力が難しくなることからあり得ないと否定している。
 RD-93 は2003年3月に100基の契約が結ばれ、2005年末に15基、その後20基/年のペ ースで納入される。
2005.05.18 Jane's Defence Weekly Chinese fighters to get Russian engines <0511-051802>
 ロシアが中国の FC-1 戦闘機用 RD-93 エンジンの輸出契約に署名した。  当初分は100基であるが、追加500基の売買交渉が進行中である。
 中国は150機の FC-1 を JF-17 Thunder としてパキスタンへ輸出することになっているため、ロシアはこれをエンジン の再輸出と見なし輸出を承認しなかった。 今回の輸出承認についてパキスタン筋では、中国でライセンス生産するのではと見て いるが、輸出契約には示されておらず、不明である。
 同様の理由から Zhuk レーダの搭載も中国空軍向けの FC-1 に限られ、JF-17 は西側のレーダを搭載する。
2005.04.20 Yahoo 時事通信記事

中国が新型戦闘機500機製・・・

<0509-042001>
 インタファクス通信は20日、中国が国産の新型戦闘機「超7」(FC-1) に搭載するロシア製エンジン、 RD-93 を500基購入する予定だと報じた。 RD-93 は MiG-29 用 RD-33 の改良型である。
 中国は既にロシアからスホイ戦闘機を約300機購入している。
2005.01.03 Aviation Week & ST Testing time <0502-010505>
 中国がパキスタンに輸出を計画している FC-1/JF-17 戦闘機の納入時期は大幅に遅延 する模様で、パ空軍の導入機数も当初計画の150機から70機程度に削減されるものと見られる。
 FC-1/JF-17 のエンジンはロシア製の Kimov RD-93 だが、ロシアは最近、パキスタンへの武器輸出を行わないことでインドと合意して おり、ロシアがパキスタン輸出分のエンジン供給を拒否している。
 現在、空軍は16機を2007年までに導入する計画だが、搭載するレーダ等の選定を含め、計画の遅れは必至とされる。
2004.11.08 Aviation Week & ST Great leap forward.... in small steps <0422-110806>
= 中国空軍機の現状に関する記事 =
 中国空軍は戦闘機、爆撃機、偵察機、電子戦機等全般に戦力の近代化を計っているが、充分な戦闘能力の保持には少なくとも10年以上 を要するとみられる。
戦闘機
 J-10FC-1/JF-17、Shenyang J-8Ⅱ改善型、JH-7A の開発が行 われ、Su-27 と Su-30 のロシアからの購入と、Su-27 のライセンス国産 J-11 の調達を行っているが、前線部隊には依然として旧ソ連時 代の J-6 (MiG-19)、J-7 (MiG-21) が実戦配備されている。
爆撃機
 対地巡航ミサイル YJ-63 を搭載する Xian H-6 (Tu-16 のライセンス国産) を保有、後継としてのロシア Tu-22M3 Backfire の導入は 不調に終わっている。
AEW&C 機等
 Il-76 を AEW&C 機に改修する KJ-2000 が現在試験段階に入っている 。 電子戦機や戦術/戦略偵察機の導入も優先順位が高いと見られるが細部は明らかになっていない。
2004.09.29 Jane's Defence Weekly JF-17 deliveries to Pakistan still uncertain <0419-092905>
 中国がパキスタンと協同で開発した JF-17/FC-1 戦闘機のパキスタンへの輸出は 、いまだに不確定な状況にある。 原因はロシア製部品の再輸出についてロシアの了解が得られていな いことにより、特に RD-93 ターボファンエンジンが問題になっている。
 パキスタンは同機を150機装備する計画で、最初に生産される16機は8機が中国へ、8機がパキスタンへ引き渡 されることになっていた。
2004.04.28 Jane's Defence Weekly Sino-Pakistani fighter deliveries to start in 2006 <0409-042802>
 成都航空機工業 (CAI) とパキスタンの PAC 社の合弁会社が、2006年に最初の16機 JF-17/FC-1 の生産を開始し、2006年中頃から配備を始める。  16機のうち8機は中国空軍、残りの8機がパキスタン空軍へ引き渡される。
 パキスタンは150機の JF-17/FC-1 の調達を考えているが、中国空軍は同機の単価が他のジェット戦闘機の1/4 であることから1,000機の調達を計画している。
2004.01.21 Jane's Defence Weekly Chinese puzzle <0402-012108>
= 中国人民解放軍の軍需生産の現状 =
M-9 弾道弾
 CSS-6 及び CSS-7 450発が上海軍管区に配備 されているが、台湾及び沖縄を狙った GPS 方式誘導への改良型の開発が進められている。
F-10A 戦闘機
 F-10A は、あと数年で運用開始。 空軍は200機の配備を考えて いるが、J-X 開発進展の状況によっては更に増える可能性もある。
FC-1/JF-17 戦闘機
 パキスタン空軍は、 F-6 の更新用に FC-1 の 取得を計画しているが、中国空軍の調達については、はっきりしていない。
Su-27 戦闘機
 Su-27 のライセンス生産は、年産15機のペースで順調に推移。
ジェットエンジン
 Kunlun Ⅱ は F-7, F-8 戦闘機用のエンジン。 初の国内開発ターボジェットエンジンで2003年始めに量産開始。
 JH-7 に搭載する WS-9 ターボファンエンジンは Rolls-Royce Spey Mk 202 を基にした物で、間もなく量産に入る。
Type 093 原潜
Shenzhen 駆逐艦
2003.09.10 Jane's Defence Weekly China and Pakistan toast flight success  8月25日に、中国がパキスタンと共同開発中の JF-17 Thunder (従来 FC-1 と呼ばれていた)が初飛行した。 公式初飛行は9月2日に行われた。
 一方ロシアの Phazotron レーダ設計局が、JF-17 用に Kopyo レーダの改良型である Kopyo-F を売り込んでいて、中国は試作機用に2 級購入している。
 Kopyo-F は Kopyo の後方捕捉距離を短縮 (35km→30km) して、前方捕捉距離を延長 (57km→75km) している。
  75kg の Kopyo-F は MTBF 200時間で、対地/艦捕捉距離は以下の通りと報じられている。
 ・駆 逐 艦: 200km
 ・ミサイル艇: 100km
 ・鉄道橋梁 :  80km
 ・機甲車両群:  20km
2003.09.05 時事通信

  Yahoo

中国の新型戦闘機 FC-1、イランやミャンマーに輸出へ  2日に初飛行を行った中国の新型戦闘機 FC-1 に ついて、中国紙・環球時報は5日、開発に協力したパキスタンのほか、イラン、ミャンマー、バングラデシュ、エジプトなどが主な輸出先 になると報じた。
 パキスタン空軍は初飛行の式典に大規模な代表団を派遣したほか、式典にはイランの外交官やバングラデシュの軍事専門家も出席した。
 (註:FC-1 は1997年に初飛行し2002年に量産が始まっているので、今回の初飛行とは量産型の初飛行のことか?)
2003.09.01 Aviation Week & ST First flight for Chinese FC-1 fighter  中国が開発した FC-1 戦闘機の初飛行が8月25 日に行われた。
 FC-1 は J-7 の後継を目標に開発した戦闘機で、技術的な問題と要求変更によりこの数年 繰り返し計画が遅れていた。
 開発にはパキスタンも資金参加しており、同国空軍は150機以上を導入する意向を示している。 中国の導入機数はそれほど多くない模 様。
2003.01.22 Jane's Defence Weekly China launches FC-1 fighter production  中国とパキスタン用に開発された FC-1 戦闘機は、成都第132工場で生産 されることになった。
 FC-1 プロトタイプ機の初飛行は来月に予定されていたが、2003年中頃に延期された。 パキスタンは最初の12機を 2004年に受領したいとしている。
 FC-1 はロシア製のターボファンエンジン RD-93 を搭載し、イスラエル製のレーダ EL/M-2032 を装備するが 、パキスタン型はイタリア製の FIAR Grifo S-7 レーダを装備する。
 AAM は中国製の SD-10 (PL-12) を装備し、対地攻撃モードでは中国製のレーザ照射器ポッドと、ロシアの技 術を入れたレーザ誘導爆弾を装備する。
 中国社によると FC-1 は Su-30MKI と互角に戦える。
2002.10.17 共同通信
 産経新聞

インターネット

中国が新型戦闘機「超7」開発  中国がパキスタンと共同で新型の国産戦闘機「超7」 FC-1 Super 7 戦闘機を開発、このほど生産を開始した。 今後、約150機をパキスタンへ輸出する見込 みで、両国の軍事的な強い協力関係を裏付けている。
 9月16日に四川省成都市の中国航空工業第一集団で生産を開始、2003年に第1号機が飛行予定。 エンジンは ロシア製で、パキスタンが開発費の3~5割を出資しているといわれる。
 中国は次期主力戦闘機として、超7より高性能の「殲10」の開発をほぼ終え、テ スト飛行段階に入っている。
2001.07.04 Jane's Defence Weekly China advances FC-1 development  パリ航空ショウに参加した成都航空の関係者によると、FC-1 (Super7) の開発は今年重要な技術的ブレークスルー があり、今年末には初飛行し、2003年には開発が終了する模様である。
 FCS レーダは IAI社製で、開発費 $150M の半分はパキスタンが負担している。
 FC-1 には PL-11, PL-12 (ロシア製 R-77 の中国製) AAM の他、射程 20km 以上の中国製レーザ誘導爆弾 を含む精密誘導兵器の搭載が可能である。
 FC-1 は 100機の生産が見込まれている。
1995.06.07 読売新聞 パキスタン中国、戦闘機を共同開発