J-11 戦闘機に関する記事

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2022.04.06 Jane's Defence Weekly PLAN receives upgraded J-11B fighter aircraft <2207-040608>
 中国国営CCTVが、
PLA南部戦区海軍改良型J-11Bが3月21日に演習を終え帰投する映像を放映した。
 国営環球時報は改良型J-11Bのレドームが今までの黒から灰白色に変わっていることから、改良型J-11Bは従来のパルスドップラレーダではなくAESAレーダを搭載している模様と報じている。
2019.11.16 Jane's Defence Weekly J-11B images fuel speculation about AESA radar upgrade <2001-111603>
 中国空軍でAESAレーダを搭載したJ-11Bのレドームが、従来の黒ではなく明灰色になってることが、11月上旬にCCTVや軍のウェブサイトに掲載された画像から明らかになった。
2019.05.01 Jane's Defence Weekly J-11D and J-20 programmes vying for supremacy, Chinese sources indicate <1906-050104>
 中国筋からの情報によると、中国の二大戦闘機J-11DとJ-20がそれぞれ用途が違うものの予算の取り合いをしているという。
2019.04.25 Jane's 360 J-11D and J-20 programmes vying for supremacy, Chinese sources indicate <1905-042504>
 西安にある中国の飛行試験センタ (
CFTE) の文書など中国からの情報から、J-20の生産が開始されてもJ-11Dの生産も継続しており、むしろ拡大しているという。
2018.02.21 Record China 日本の F15J は中国の J11 に全面的に劣っている―米誌 <1803-022104>
 外交時事誌The Diplomatが、米軍事専門誌に掲載された「日本のF-15Jは速度以外では中国のJ-11 に全面的に劣っている」とする記事を掲載した。 2004年にインドで行われた演習で、インドのSu-30と米国のF-15が対戦した結果、 Su-30が圧倒的に優勢であったが、J-11とSu-30は性能が近似しているという。
 さらにJ-11は上昇率が高く推力重量比が優れており、さらに高い角度からの攻撃が可能で力強い機動性を有していることからF-15よりも積載能力が高いと評価している。  F-15Jの唯一の優位性はMach 2.6という速度でJ-11のMach 2.35に勝る。 また、実用上昇限度 も20,000mと、J-11の19,000mより高いものの、これらはいずれもJ-11との交戦で決定的な影響を与えるものではない と分析している。
2015.11.20 Defense News Russia-China Su-35 deal raises reverse engineering issue <1512-112003>
 ロシアの日刊 Kommersant紙とTASS通信が19日、ロシアが中国
Su-35 24機を$2Bで売却 すると報じたが、購入機数がわずか24機であることから、一部の専門家は技術のパクリを懸念している。 特に Su-35 のほか T-50 も搭載している Satyrn AL-117S エンジンを J-20 用に狙っていると懸 念されている。
 中国は1995年に Su-27SK 200機を$2.5Bで J-11A として購入する契約をしていながら、95機の段階でこれを破棄して、この技術を元に J-11B を開発している。
2015.06.24 Searchina 「Su-35」戦闘機に中国が執着・・・「J-11D」では航続距離が不足=中国メディア <1507-062403>
 環球網が22日、米 National Interest誌の記事を引用し、中国が
Su-35 を欲する理由として、南シナ海での活動 を考えると J-11 シリーズでは航続距離が不足との見方を紹介した。
 中国は J-11 シリーズの新型 J-11D の初飛行を4月下旬に行ったとされ、そのため Su-35 への関心を失ったとの見方もできるようになったが、 Su-35 は増槽を取り付けると Su-27 に比べて燃料搭載量が2割程度増える。 中国が南シナ海方面に戦闘機を飛ばした場合、J-11 シリーズでは航続距離の制約から満足な行動 が困難になるため、Su-35 の保有は大きな意味を持つという。
2015.05.15 Chinese Military Review D1101 prototype of J-11D Sino-Flanker fighter jet with active electronically scanned array (AESA) radar <1506-051508>
 機体番号 D1101 の
J-11 最新型が4月29日に公表され注目を浴びている。 最新型 J-11 は AESA レーダ を搭載し、WS-10A エンジンを搭載しており J-11D と命名されている。
【関連記事:1506-050301 (Searchina 2015.05.03)】
2015.05.03 Searchina 「J-11」戦闘機のさらなる改良型!?・・・撮影された外観が「これまでと異なる」=中国メディア <1506-050301>
 中国のインターネットで4月30日、これまでと外観が異なる
J-11 が飛行していたとする写真が投稿された。
 新網網は、機体番号の D1101 から同機が J-11D の可能性があるとしている。 J-11 を J-11B に改良する過程で、当初 J-11BJ と呼ばれた機体 が J-11C と呼ばれるようになったと紹介した。
 J-11D については主翼の変化にも注目し、最大離陸重量が増大したと推測でき、搭載能力が8t に達したと期待できるとして、マルチロール機としての条件を備えることになった との見方を示した。
2014.07.04 Yahoo 新華網記事

「中国、2020年までに第4世代戦闘機900機保有へ 第5世代ステルス機24機も―英メディア」

<1408-070401>
 JDW が、中国が2020年までに米国政府の予想を上回る規模の第四世代戦闘機を保有する見込みであ ると報じた。
 
J-11A/B が2020年までに230機から390機に増えるほか、J-16 も100機増加して中国空軍の 主戦力となる見込みだとするアジアの政府関係者の情報を紹介した。 更にこの関係者の情報として、J-10180機増えて 400機に、J-10 の生産は改良型である J-10B にシフトされるほか、第五世代戦闘機 J-20 も24機生産されるとした。
2012.03.19 Aviation Week & ST Double track <1204-031906>
 中国はロシアから、176機にのぼる Su-27SK/UBK 及び Su-30MKK/MK2 を購入したほか、100機を J-11 としてライセンス生産した。 また成都航空機 (CAIC) は2008年から、国産のエン ジン、レーダ、武器などを搭載した J-11B を納入していて、今では単座の J-11B と複座の J-11BS を合わせて120機 以上が納入され、更にエンジンの改良や AESA レーダ(右図)の搭載が進められている。 特に、複座型の J-11BS で対地攻撃型は J-16 と呼ばれ、これらの改良が採用されているようである。
 CAIC社が J-20 重ステルス戦闘機計画を進めているのに対し、瀋陽航空機 (SAC) は自社経費で中ステル ス戦闘機を開発しており、恐らく J-60 と命名されていると思われる。
2011.10.06 China Defense Big new Chinese order for Russian fighter engines <1111-100603>
 ロシアは中国に、これまでに AL-31 エンジンを1,000基近く輸出している。 中国は WS-10 エンジンを国産しているが、その生産ペースJ-10 のそれに追いついていない
 ロシアは今年になって、J-11 搭載用の AL-31F を150基以上と、J-10 搭載用の AL-31FN を 120基以上受注しており、更に AL-31FN の二次分150基近くの商談を進めていて10月には調印される。
【 AL-31FN 契約関連記事:1109-071302 (JDW 2011.07.13)】
【 WS-10 搭載関連記事:1111-090001 (IDR 2011.09)】
2011.09.17 Searchina 中国、対地攻撃を担当する殲-16 戦闘機を大量生産か <1110-091701>
 中国 J-11B 量産のスピードが以前より上がり、少なくとも2個 J-11B 中隊がすでに空軍に配備されたという 。 原型の J-11 は1998年に就役したが100機しか生産せず、その後 J-11A を100機生産した。 中国 は現在約200機の J-11 を装備しているが、その40%が J-11B と見られている。 J-11B は J-11A と同じ大きさだが対地攻撃用で、 AESA レーダを搭載して航空作戦能力も備えている。 海軍は J-11B の強化型である J-11BH を装備している。
 米メディアによると、中国はこのほかに F-15E に似た J-11 の複座型である J-16 も開発中だという。 更 に J-17 は、J-11B の形状を変え、機内弾庫を持つステルス型である。
2011.07.27 Jane's Defence Weekly PLAAF's centre line intrusion provokes debate <1110-072701>
 台湾国防省が7月25日、6月29日に中国の戦闘機2機が U-2S を追って台湾海峡の中間線を越えたとの報道を確認した。
 中間線を越えたのは Su-27 ではなく J-11 で、台湾が F-16 2機を発進させたため引き返した。
2011.07.13 Jane's Defence Weekly China, Russia sign power plant accord <1109-071302>
 ロシアの業界紙が7月4日、中国が Salyut AL-31FN エンジン123基を、$500Mを超える額で購入すると報じた。 同紙に よると契約は先月に行われ、年内に13基、残りは2013年までに納入される。
 AL-31FN は中国で、J-10J-11A/B に使われており、2000年代に数百基を購入 したことが知られている。
2010.09.15 Jane's Defence Weekly China modifies Russian Salyut engine <1010-091504>
 中国がロシア Salyut社製 AL-31F の耐用命数を900時間から1,500時間へと65%増大した AL-31F/FN P2 を開発した。
 AL-31F は Su-27、J-11、Su-30MKK などで広く使用されており、AL-31F を単発機用に改良した AL-31FN は J-10 で使用されている。
2010.06.02 Jane's Defence Weekly China tests carrier-based J-11B prototype <1007-060207>
 中国の FYJS ウェブサイトに5月20日、瀋陽航空機社の飛行場にに駐機する艦載型 J-11B の試作機を撮影した写真が掲載された。 機体は Su-33 と同じように主翼前方にカナード翼が取り付けられテールコーンが小さくなっ ている。 折りたたみ翼かどうかは分からないが、拘束フックは取り付けられているようである。
 中国はウクライナから、Su-33 の試作機である T-10K を入手したと伝えられていた。
【註】
 China Defense Blog ではこの機体を J-15 と伝えている。
【関連記事:1006-052103 (China Defense Blog 2010.05.21)】
2010.05.21 China Defense Blog J-15 prototype spotted <1006-052103>

 図は最近撮影された、瀋陽航空機社に駐機している J-15 の写真である。 再設計された機尾コーンには拘束フック が収納されている。

 中国は最近、駆逐艦の建造を行っておらず、海軍は航空戦力拡充に予算を重点的に配分している模様である。

2010.05.12 Jane's Defence Weekly Chinese naval J-11s soptted outdoors <1006-051203>
 中国の軍事に関するウェブサイトに5月上旬、瀋陽航空機の工場で撮影された海軍向けと見られる単座及び複座 J-11 の写真が掲載された。
 いずれも J-11B の新型で、単座型は J-11BH、複座型は J-11BSH と呼ばれている。
2010.05.05 China Defense Blog Photos of the rumored PLAN J-11HB taken at the Shanyang Aircraft company <1006-050502>
 噂の J-11HB の写真が山西航空機社で撮影されたが、これは艦載機ではなく、中国海軍航空隊の陸上 基地用である。
2010.04.14 Jane's Defence Weekly China progresses aircraft carrier aspirations <1006-041403>
 米太平洋軍司令官が3月23日に議会下院で、Varyag を改修した中国の空母2012年頃に 'operational' になる と証言した。 中国の空母は Admiral Shilang と名付けられ、Type 052C 駆逐艦向けに開発したウクライナの技 術を入れた四面固定フェーズドアレイレーダが取り付けられる。
 一方ロシアとの Su-33 艦載戦闘機購入交渉は進展していない。 このため、2009年8月下旬に報じられた未確認情報によると、瀋陽航空機社が J-11 を元にした J-15 と呼ばれる艦載機を開発しており、既に初飛行を終えている という。
2009.12.31 China Defense Blog Update on the J-11B project <1001-123101>
 中国空軍創隊60周年記念展での展示によると、J-11B は2003年12月に初飛行し、2007年12月に第1戦闘機師団 に初めて配備された。
 初期の J-11B は WS-10A ターボファンエンジンの開発が遅れていたためロシア製の AL-31F を搭載していたが、写真から現在では WS-10A が 'operational' になったことが分かる。
 J-11B は以下の点が J-11A から改善されている。
・WS-10A 国産ターボファンエンジンの採用
・ディジタルフライバイワイヤの併用
・複合材料使用による軽量化
・ホログラフィック HUD の採用
・四画面液晶 MDF の採用
・新型ミサイル警戒装置の採用
2009.02 International Defence Review Chins reveals Taihang fighter engine and new turbofan <0903-020009>
 2008年に珠海で開かれた航空展に瀋陽を拠点とする LMAE社が戦闘機用エンジン Taihang を展示した。 Taihang は J-10 用には大きすぎることから、中国製の Su-27 に搭載しているロシア製の AL-31F に代えて J-11B に搭載するものと見られる。 ただ、同社説明員はこのエンジンが WS-10A なのかは明らかにしなかった。
 また同社の時程表には"第四世代戦闘機用の第四世代エンジンの開発"が示されていたが、中国では J-10 を第三世代と称しており、第四世代戦 闘機とは一般に言う第五世代戦闘機を指すものと見られる。
2008.11.03 Aviation Week & ST Quantity and Quality <0812-110313>
= 中国の国産戦闘機の状況に関する記事 =
 Rand 研究所によると、中国の Su-27 級戦闘機は2020年までに Su-35 並に性能が向上し、中国空軍は航空優勢を確保 する。
2007.10 International Defence Review Chinese airpower reaps benefits of long road to self-sufficency <0721-100031>
= 中国の空軍力に関する4頁にわたる特集記事 =
・中国国内で最も重要な軍用機は J-10(右図)である。
・既に退役した JH-7 の改良型である JH-7A は YJ-8 対艦ミサイルや KD-88 対地ミサイルを搭載で き、Kh-31 も搭載可能である。
・J-11A の改良型である J-11B は、外観は J-11A と同じでも、中国製のレーダを搭載し、AL31FN のコピーである WS-10A エンジンを搭載している。
・中国が Kh-31 の長距離型である Kh-31AD を購入するのは明らかで、Sukhoi社は Klub-A CM や Izdeliye 172 (K-100) 長距離 AAM を搭載できる Su-35 を中国に売り込もうとしている。
・その他中国のヘリ、輸送機、空中給油機、AEW 機などに関する記事。
2007.09.14 朝鮮日報

インターネット

中国、ステルス戦闘機「殲11B・・・ <0718-091401>
 中国がステルス技術を部分的に採用して独自開発した戦闘機「殲11B」(註:J-11B )の開発を完了し近く公開する。 J-11B の機体形状などは Su-27 をほとんどコピーしているが、各種性能 は独自技術で向上させた。
 Su-27 の RCS は15㎡であるのに比べ、J-11B の RCS は3㎡しかない。 Su-27 搭 載のレーダは2目標を同時攻撃できる水準であるのに対し、J-11B に装備されるレーダは20目標を同時に捕捉 することができ、このうち6目標を同時に攻撃できる。 機体重量も新素材を使い Su-27 より700kg減らした。  AAM はロシア製の R77 を改良した PL-12 を搭載する。
2007.05.09 Jane's Defence Weekly Details emerge of China's J-11B heavy fighter <0711-050912>
 中国製 Su-27SK である J-11 を改良した J-11B の詳細が明らかになった。 J-11B は RCS の低減、機体強度の強化、高性能レーダや新型エンジン搭載などの改良がなされているが、最も大きな改良は RCS 低減で 、Su-27 の15㎡が5㎡以下、恐らく3㎡程度に低減されている。 機体は空気取り入れ口形状が変更されたほか 、中国製の電波吸収塗料が塗布されている。
 レーダは J-10 に搭載されている Type 1473 より強力レーダが搭載され、20目標の追随と6目標 の同時ロックが可能と見られる。 現在3機の J-11B が試験飛行中である。
 中国は瀋陽航空機製造社で200機の J-11 を生産する計画であったが、J-11B の完成を待って 95機で生産を中断している。
2006.11.30 Chinese Defence Today PLAAF plans to upgrade its Su-27 fleet <0624-113001>
 27日付のロシア紙によると、中国が Su-27 の近代化のため、ロシア製エンジン2機種の検討を行っている。
 対象となっているのは、現在 Su-27 に搭載している AL-31F の改良型である Salut社製の AL-31F-M1 と、インド空軍の Su-30MKI に 搭載されている AL-31FP の改良型 Saturn社製の 117S である。 AL-31F-M1 は2002年に開発が終わり、 117S は現在開発途中で試験中 である。
 中国は2007~2008年に初期の26機用に52基を購入する計画で、次いで22機分の購入 を計画しているが、両社は中国の Su-27、J-11、Su-30 合わせて273機のエンジン更新を見込んでいる。
2006.11.06 Aviation Week & ST Power play <0622-110604>
= 広東省珠海で開催された航空ショーに関する記事 =
 10月31日~11月5日に広東省珠海で開催された航空ショーには多数の中国空軍装備の他、中国企業が研究開発中の航空機、精密誘導兵器 等が展示され、中国の軍事開発技術への積極的な取り組みが目立った。
J-11B
 J-11B は J-11 (Su-27) を元に開発を進めている戦闘機で、エンジン、レーダー及び 搭載兵器を全て国産にする。 現在は飛行試験の中間段階にある。
PL-12
 J-11B に搭載予定の ARH 誘導 AAM で、試験発射は既に終了し製造段階に移行する直前とみられる。  J-10 への搭載も予定されている。
LT-2
 ロシアの KAB 系列に類似した500kg級レーザ誘導爆弾で、射程は約20km、命中精度は2m以内 で装備化まで2~3年を要する。
LS-6
 500kg、1,000kgの精密誘導滑空爆弾キットで、2003年から開発を開始し、試験機からの投下試験を6回以上実施した。 誘導には、GPS 、Glonass (露) 及び中国独自の Beidou システムのいずれも使用可能である。
( LS-6 関連記事 AW&ST 2006.10.16)
 Beido は5基の GEO 衛星と30基以上の非 GEO 衛星から構成されるとみられている。
FT-1/3
 250kg、500kgの衛星誘導兵器で射程は18km、2001年から開発を開始、形状は極めて米軍の JDAM に類似している。
2004.11.17 Jane's Defence Weekly China's Su-27s may fall short in capability <0422-111716>
 中国が Su-27 のライセンス国産機 J-11 Su-30MKK 並の能力に高める Su-27K 計画は、当初考えられていた程進んでいない模様である。
 Su-27SK への改良はロシアの技術者の協力で今年初めに開始されたが、まだ改良が完了したのは数十機で、残 りは搭載されている N-001 レーダを RVV-AE (AA-12) の発射が可能な N-001 VE に改良するために、ロシアの NIIP社に送られたままに なっている。
 一方中国では、設計が古臭く全ての点において能力が低いとの理由で、J-11 の生産を中止しようとする動き もある。
2004.11.08 Aviation Week & ST China's air-to-air radar competition <0422-110804>
 中国空軍の Su-27 (J-11) 及び Su-30 に搭載するレーダー更新をめぐって、ロシアの2社と中国の1社が受注競争を行っている。
 現在運用中のレーダはロシア NIIP社のキャサグレン型 N-001 で、逐次性能改善を行ってきた。 同社は N-001 をパッシブ電子スキャンアレィ型に改善する N-001 VEPF を提案している。
 新たに参入したのは中国 Nanjing Electronics社とロシアの Phazotron社で、前者はパルスドップラー方式の多目的レーダを、後者は スロットアレィ型の Zhuk-MSE をそれぞれ開発し、提案している。
 空軍が改善と新規のどちらを選ぶかは明らかでなく、決定は2005年中に行われるとみられる。
2003.10.08 Jane's Defnce Weekly Chinese Su-27 upgrade funds Russian project  ロシアの保有する初期型の Su-27 を Su-30MK と同等の能力にする Su-27SM 計画は、ロシ ア空軍の最優先課題であるのにかかわらず頓挫している。
 しかしながら中国は、保有する Su-27SK、及びライセンス生産された J-11 を Su-27SM に 改造するキットを100セット輸入している。
 Su-27SM への主な改造点は、多機能表示を含むコックピットの改良、搭載レーダ、航法装置及び搭載コンピュータの能力強化である。