J-15 戦闘機に関する記事

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2022.12.07 Jane's Defence Weekly China's J-15 naval fighter appears with indigenous WS-10 engines <2303-120701>
 中国CCTVが11月23日、国産エンジン2基を搭載したJ-15艦載戦闘機が空母遼寧洋上訓練を開始したと報じた。
 WS-10は2020年からJ-10に搭載されているが、J-15が搭載したのはWS-10Bのようで推力135kNのWS-10Aより強力の可能性がある。 今までJ-15が搭載していたのは推力122.5kNのロシア製AL-31Fであった。
 J-15が搭載した艦載機仕様のWS-10BWS-10Hと呼ばれている。
2022.01.05 Jane's Defence Weekly Shenyang produces first catapult-capable J-15 fighter <2204-010515>
 中国
AVIC社の子会社であるSAC社が、EMALSを装備する空母3番艦に搭載するカタパルト発進式のJ-15の製造を終え、2021年12月14日にネット上で公開した。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly China building 'Batch 04' J-15s <2110-081112>
 8月1日に中国のWeiboにアップされた画像から、J-15艦載戦闘機の生産が継続している模様であることが判明した。
 画像が掲載されたJ-15には
PLA海軍航空隊の塗装が施され、機体には第4次生産分であることを示す機体番号0401が記されていた。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly PLANAF J-15s seen operating from Lingfhui Airbase <2108-060910>
 中国CCTVが5月27日、海南島の陵水航空基地に駐機している少なくとも2機J-15艦載戦闘機の映像を報じた。 陵水航空基地は2018~2019年から
PLA海軍の第3航空師団が基地にしている。
 最新の開発状況は、1月27日に民間衛星が撮影した画像に空母飛行甲板を模した滑走路に置かれているのが確認されている。
【註】
 空母遼寧に搭載されたJ-15は欠陥による墜落事故が相次ぎ、 代替機の開発が進められていると報じられたが、
【関連記事:1808-070502 (時事 2018.07.05)】
2020年には生産が再開されたと報じられている。
【関連記事:2005-030401 (JDW 2020.03.04)】
2020.10.21 Jane's Defence Weekly Images confirm China has resumed production of J-15 carrier-borne fighters <2012-102107>
 中国
PLAがスポンサとなっているウェブサイトChina Military Onlineで10月7日、J-15艦載戦闘機の生産が継続していることを示す画像が掲載された。
 PLA海軍航空大学に配属されているJ-15 2機の画像では1機の機体番号が二次生産分であることを示す0206であるのに対し、もう1機は三次生産の0306であった。 また別の画像には0303の機体もあった。
 J-15は24機だけを生産して2017年中頃に二次生産を終了していたが、2019年12月に二隻目の空母山東が就役したのに合わせて、三次生産が開始された模様である。
2020.03.04 Jane's Defence Weekly Shenyang resumes production of carrier-borne J-15 fighters <2005-030401>
 AVIC社の子会社であるSAC社が2月21日に公開した写真から、艦載多用途戦闘機J-15の生産が再開されたことが明らかになった。
 この画像は中国海軍が2隻目の空母山東を就役させた3ヶ月後のもので、機体は緑色のプライまで塗装されていることから、新たなバッチとみられる。
2019.11.20 Jane's Defence Weekly Image show PLANAF J-15s armed with KD-88 and YJ-91 missiles <2001-112003>
 中国CCTVが11月上旬に報じた荒地村航空基地の映像に映っていたに少なくとも2機の海軍航空隊所属J-15が、KD-88 ASMとYJ-91
ARMまたはYJ-91A対艦ミサイルとみられるミサイルを搭載している画像があった。
荒地村航空基地の衛星画像 (Google Map)】
 J-15の最大積載量は6.5tと推定されている。
2018.12.21 Jane's 360 J-15D has reportedly begun operational testing for PLANAF <1901-122112>
 中国国営CCTVが復座型J-15の試験映像を流した。 この機体はJ-15Dと呼ばれ、米海軍のEA-18G Growlerと同様に位置づけられた
ECM機と見られる。
 J-15DにはSEAD機であるJ-16Dが装備しているCETC製KG600ポッドと同じ翼端ポッドが装備されている。
2019.11.20 Jane's Defence Weekly Image show PLANAF J-15s armed with KD-88 and YJ-91 missiles <2001-112003>
 中国CCTVが11月上旬に報じた荒地村航空基地の映像に映っていたに少なくとも2機の海軍航空隊所属J-15が、KD-88 ASMとYJ-91
ARMまたはYJ-91A対艦ミサイルとみられるミサイルを搭載している画像があった。
荒地村航空基地の衛星画像 (Google Map)】
 J-15の最大積載量は6.5tと推定されている。
2018.11.12 Aviation Week & ST Avic's J-31 fighter is a winner after all <1901-111202>
 J-31は飛行安定と着艦に問題があるJ-15に代わる艦載機になると見られる。
 最初J-31は
MTOWが25tであったが、2番目の試作機は28tになり、艦載型は30tになると見られる。 この結果1,250kmであった行動半径は1,500kmにまで伸びることになった。
2018.07.09 Record China 中国空母の次期戦搭載闘機、ステルスFC-31ベースに開発か=現行のJ-15には「欠陥機」との評価も <1808-070901>
 香港のSouth China Morning Post紙が、中国は艦載戦闘機J-15の後継機として、開発中のFC-31をベ ースに開発しようとしていると報じた。 J-15についてはこれまで欠陥機とする報道もあった。
 記事によると、中国海軍関係者が、少なくとも4個空母打撃群を編成してようとしており、現行のJ-15に代わる艦上戦闘機が必要と述べ、新たな 艦上戦闘機は開発中のFC-31でよいとした。 FC-31はJ-15より小型で軽量である。
2018.07.05 時事通信

(Yahoo)

中国空母艦載機に欠陥=墜落事故4回、代替機を開発―香港紙 <1808-070502>
 香港のSouth China Morning Post紙が5日、中国の艦載機J-15の欠陥による墜落事故が相次ぎ、 代替機の開発が進められていると報じた。 中国軍に近い関係筋は同紙に対し、J-15は操縦系統が不安定だ と指摘している。 習指導部は空母を中心とする艦隊の整備を急いでいるが、性能や運用能力については疑問視されてきた。
 J-15はSu-33を基に設計され遼寧に搭載されているが、中国軍に近い2人の関係筋はJ-15の墜落事故が少なくとも4回発生した と明らかにした。 しかし中国国営メディアは2件の事故しか報道していない。
2018.05.09 Jane's Defence Weekly Images show J-15 wingtip EW pods <1807-050910>
 中国のオンラインサイトに翼端に
EW用ポッドを取り付けた復座型のJ-15が掲載された。  復座型J-15は2012年に確認されJ-15Sと呼ばれていたが、EW用の復座型はJ-15Dという。 翼端搭載EWポッドはSu-30MKKをコピーしたJ-16で も確認されているが、J-15搭載ポッドは別物のようである。
 J-15DはALQ-99ジャマー3基とAGM-88 HARMを装備する米海軍のEA-18G Glrowlerと同様の電子戦機と思われ、遼寧に搭載されるとみら れる。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly China flight testing CATOBAR J-15 <1611-092803>
 中国SAC社が9月15日に航海した改良型J-15艦載戦闘機の画像から、同機はカタパルト発進高速索着艦 (
CATOBAR)方式であることが分かった。
 8月上旬にネット上で公開された中国の三番目の空母Type 002の陸上モックアップの画像からも、Type 002がカタパルトを 装備していることが明らかになっていた。
2016.08.02 China Defense Photo of the day: 8 J-15 of Liaoning's Carrier Air Wing <1609-080206>

 空母遼寧での着艦事故でJ-15 1機とその搭乗員を失った直後、中国海軍が量産型J-15 8機を搭載した遼寧の画像を公表した。

2016.07.29 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国の主力艦載機『殲15』、訓練中に墜落」

<1608-072902>
 中国初の空母遼寧の艦載機として開発され試験が進められているJ-15が訓練中に墜落し操縦士が死亡した。 香港のSouth China Morning Post紙は、今回の墜落事故でJ-15開発計画に支障が生じ、中国の空母運用戦略も打撃を被ったと報じた。
 マカオ国際軍事学会の会長は、今回の事故はJ-15が空母艦載機の基準に達していないということを示しており、Su-27が1980年代にそうであったように、飛行制御装置の 故障や品質の問題で墜落したこともあり得ると語った。
2016.07.29 Yahoo 中央日報記事

「中国戦闘機 J-15、空母着陸訓練中に墜落」

<1608-072901>
 人民日報などによると、空母への着艦訓練をしていたJ-15が27日に墜落し操縦士が死亡したた。 事故の原因は 飛行制御装置の故障と判明した。
 これにより、中国の大洋海軍戦略に支障が生じるという見方が出ている。
【註】
 J-15については、かねてから技術的な問題が指摘されていた。
【関連記事:1606-050701 (RC 2016.05.07)】
2016.05.07 Record China 中国の戦闘機「J15」、改造難しくロシアに援助要求か―米華字メディア <1606-050701>
 米国の中国語サイト多維新聞が5月1日に、中国の艦上戦闘機J-15の開発は難航しており J-15は運用開始から4年経っ ているものの、依然として生産能力の引き上げは実現しておらず、これまでに作られた機数は16機にとどまっていて、代替機を模索する可能性が あると伝えた。
 J-15は今も故障が絶えず、空母遼寧での艦上訓練が実施できていない状態であるため、今後5~10年は艦載機操縦士を増やせない状態に陥るとみられる。
 MiG-29の導入や、J-15の原型とされるSu-33を製造したロシアに技術支援を求める可能性も指摘されるが、中露関係の現状では 実現が難しいとみられる。
2015.09.10 Searchina 「WS-10」国産エンジンは「病気持ち」・・・「J-15」戦闘機に搭載したら「空母上でまともに使えぬ」=中国メディア <1510-091002>
 新浪網が8日、中国が開発したターボファンエンジン WS-10 には問題があり、艦載戦闘機 J-15 にはこのエンジンを 使えないとの見方を示した。 艦載機の場合、離着艦をはじめとして機体やエンジンは過酷な使われ方をするが、任に堪えるエンジンは、ロシア製の AL-31F しかないという。
 また、J-11 シリーズではロシア側と契約履行上のトラブルが発生し、ロシアで生産した Su-27、Su-30 などと、契約にもとづいて中国国内でライセンス生産された J-11A に搭載するエンジンは供給するが、J-11B などに用いるエンジンの輸出は拒絶している。 そのため J-15 に搭載される AL-31F は、中国国内でや りくりして流用したものという。
2014.12.23 Yahoo Searchina 記事

「中国の艦上戦闘機 空母から発艦の『武器搭載重量』は、陸上からの離陸と比較してわずか『6分の1』=中国メディア」

<1501-122301>
 中国メディアが21日に米国における報道を引用し、J-15 の搭載能力は、陸上基地から離陸する場合の12tであるが、 遼寧 はカタパルトを供えていないため、燃料を満載して遼寧 から発進する場合には、2t以下になるとの 見方を示した。
 中国は当初、遼寧 搭載機として Su-33 を購入しようとしたが、ロシアは中国が Su-27 のコピーを生産していることから売却を拒否した。 そのため中国は J-15 を開発したが、J-15 の電子装置やエンジンなどは中国の開発によるものである。
2013.03.10 China Defense J-31 may become China's next generation carrier-borne fighter jet <1304-031003>
 J-15 艦載戦闘機の主任設計技師が3月2日に新華網のインタビューで、J-15 は国産エンジンを搭載し戦闘行動半径は 1,000kmを越えると述べた。
 また J-31 の設計主任でもある同氏は、J-31 の改良型は次期艦載機になるとも述べた。 J-31 が艦載機との報はかねてからあったが、 公式に認めたのは初めてである。
2012.12.05 Jane's Defence Weekly China commences carrier flight trials <1301-120509>
 中国の国営メディアが11月25日、J-15 による離着艦試験が11月19日頃に 遼寧 で実施されたと報じた。 機体 番号 '552' と '553' の J-15 は陸上基地を飛び立ち、拘束索を用いて 遼寧 に着艦し、スキージャンプ台から離陸した。
 着艦した2機の J-15 は、国産の WS-10A エンジンではなく、ロシア Saturn社製 AL-31F を搭載している。
2012.11.24 China Defense China conducts flight landing on aircraft carrier <1212-112305>

 中国海軍筋によると、J-15 が初めて空母 遼寧 に着艦した。 これはまた J-15 の初披露でもある。

2012.11.24 China Defense First Pics! Chinese carrier aircraft launch and recovery <1212-112305>

 空母 遼寧 に着艦した J-15 の写真であるが、撮影時期は明らかになっていない。

2012.11.22 日経新聞記事

インターネット

中国の艦載機、空母着艦の試験成功か 香港各紙 <1212-112205>
 22日付の香港各紙が中国の軍事サイトの情報として、J-15 が20日に 遼寧 への着艦に成功したと報じた。
 遼寧 は9月25日に海軍に正式配備され、10月には touch-and-go 試験を実施したと伝えられていた。
2012.11.14 Jane's Defence Weekly China test-flies tandem-seat J-15 naval fighter <1212-111409>
 中国筋が11月3日、SAC社が複座型 J-15 である J-15S の飛行試験を行ったことを明らかにし た。
 J-15S が実際に空母に搭載されるのかは不明であるが、搭載されれば精密打撃、AEW&C、対潜戦闘などの任務に有効と見られる。
2012.11.05 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国の空母で初の離着艦訓練」

<1212-110501>
 中国軍の機関紙『解放軍報』が4日、10月29日に空母艦載機が初めて 遼寧 から発進と報じた。
 解放軍報によると、離着艦訓練が実施されたの渤海湾で、艦載機は艦尾部分から着艦してそのままスキージャンプ台を利用し発艦する touch-and-go 訓練を行った。
2012.09.29 Defense News Images provide clues to China's naval might <1210-092901>
 9月25日に行われた 遼寧 の就役式典の映像と画像から、西側専門家は、中国の空母計画は予想以上に進展していると 見だした。 J-15 艦載戦闘機が搭載されている画像は過去にもあったが、離着艦の画像も映像もないことから、これはモックアップと見ていたが、 就役式典の画像には甲板にスリップ痕が写っており、離着艦試験が行われた可能性を示している。
 また、遼寧 は離着艦訓練艦とされているが、同艦には捕捉距離150kmの AESA レーダや射程10kmの紅旗-10 (FL-3000N ) SAM や、1030 30mm機関砲も装備されており、戦闘艦としての能力も持っている。
2012.09.28 China Defense A closer look at the J-15 Multirole Naval Fighter Project (SAC) <1210-092803>
 J-15 の計画は、従来考えられていたより進展していると見られる。
 2011年5月の画像の機体番号は '0003' で、4月の画像では '0008' であったことから、17ヶ月前のこの時点で4~5機が完成し ていた可能性がある。 更に中国の生産ペースは年産24機が普通であることから、既に相当機が生産されている模様である。
2012.01.25 Jane's Defence Weekly Images suggeast progress on J-15 carrier fihgter <1203-012504>
 中国が地上に設けられた空母甲板による J-15 の離着艦試験を開始した写真がインターネットに流出した。 Varyag 艦上での試験は2011年11月下旬に開始されている。
2012.01.16 Yahoo Searchina 記事

「中国の艦上戦闘機の試験飛行写真が流出、配備は16年以降か」

<1202-011601>
 中国がロシアの Su-33 をベースに開発した艦上戦闘機 J-15スキージャンプ台を使って離陸する写真が流出した。
 J-15 の技術は飛躍的に進歩しているが、2016年までの正式な配備はないと予想される。
2011.08.01 China Defense Photos of the day: J-15 Multirole Naval Fighter <1109-080101>

 J-15 艦載戦闘機の最新画像で、WS-10A エンジン2基を搭載し、HUD を装備している。  また取り外し可能な空中給油用のプルーブを装備している。

2011.05.09 Aviation Week & ST Heavy contender <1106-050909>
 中国が艦載戦闘機 J-15 の開発を行っていて、2009年8月31日に初飛行し、2010年5月6日には初めて、スキージャンプ台からの離陸も行われて いる。
 J-15 は Su-27 のコピーである J-11B の翼を折りたたみにし、脚を補強して拘束フックを取り付けた艦載戦闘機で、Su-33 とよく似 ている。 J-15 はカタパルトではなくスキージャンプ台から発艦し拘束フックで着艦する STOBAR 機で、 Varyag に搭載されると見られる。
2011.04.30 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

米専門家、未公開の中国新型戦闘機について推測

<1105-043001>
J-15
 Su-33 のコピーである J-15 は艦載戦闘機で、既に2009年中頃に初飛行している。
J-16
 Defense News 台北事務所はは、中国の軍事情報ブログにある J-16 ステルス戦闘機が瀋陽飛機工業公司(SAC)ですでに完成していると見てい る。 J-16 は AESA レーダを持ち、 J-11B よりもステルス性に優れているという。
J-18
 Defense News 台北事務所が、中国が近いうちに STOVL J-18 の初飛行を行う可能性が極めて高いとの記事を公 表した。 米国際評価戦略センタの中国軍事問題専門家は2005年に中国航空産業の関係者から聞いた話として、成都飛機工業公司が F-35B に似た計画 を進めてると述べていた。
J-17 / J-19
 情報筋は不明だが、過去に中国の軍事情報ブログで、J-17 と J-19 戦闘機計画の情報が明らかにされた。 J-17Su-34 をベースにした長距離戦闘爆撃機で、J-19 は J-11B を原型とした大型多機能戦闘 機と伝えられている。
2011.03.06 Yahoo 時事通信記事

「空母艦載機、国産機を採用へ=中国軍出身の政協委員が言明」

<1104-030602>
 6日付の中国系香港紙によると、北京で開催中の人民政治協商会議に出席している軍出身の委員が5日、建造中の空母搭載する艦載機は『殲』シリーズ の国産機を採用すると言明した。
 中国の空母艦載機としては既に J-15 が開発されているが、性能がより高い Su-33 ロシアから輸入する可能性もあると一部の香港メディアが 報じていた。
2011.01.28 韓国中央日報

インターネット

中国が空母艦載機『殲-15』の訓練基地を建設 <1102-012802>
 香港誌が26日、中国軍が遼寧省葫蘆島南西28kmの基地に空母離着艦訓練施設を建設したと報じた。 全長670mの滑走路 2本を持つこの施設は、空母を模して地上20mの高さに建設されている。 また上海紙は、この施設で Su-33J-15 の2機種が使用されていると報じた。
【関連記事:1011-101403 (時事ドットコム 2010.10.14)】
当初中国は Su-33 50機を導入して艦載機として運用し、技術移転を受け国産艦載機を開発しようとしたが、ロシアが核心技術の移転に消極的なため、試験用として Su-33 2機を導入てこれをモデルに J-15 を開発し、昨年5月と7月に相次ぎ試験飛行に成功した。
【関連記事:1006-052103 (China Defense 2010.05.21)】
2010.11.05 China Defense Blog Russia keen to reopen talks on Su-33 fighter <1012-110503>
 中国が昨年8月31日に、Su-33 のコピーと見られる国内開発の艦載戦闘機 J-15 の初飛行に成功したが、中国軍に近 いマカオの軍事専門家によると、ロシアが10年間閉鎖されている Su-33 の生産ラインを再開したい事から、昨年決裂した Su-33 の対中輸出交渉の再開 を強く望んでいる。
 ロシアは当初 Su-33 50機の対中輸出を目論んでいた。
2010.06.28 Yahoo Searchina 記事

「ロシア専門家『中国の艦上戦闘機はわが国試作機を模倣。性能低い』」

<1007-062802>
 ロシアの軍事専門家で武器貿易分析センターのカラチネンコ氏がロシアメディアの取材に答えて、中国の新鋭戦闘機である殲15 ( J-15) はウクライナから購入した T-10K の模倣で性能はあまり高くないと述べた。 同氏によると、T-10K は Su-33 の試作機のひとつで あり、T-10K を模倣した J-15 がそれほど高い性能を持つことはありえないという。
 また、中国の専門家は翼の問題を解決したと言うが事実ではなく、更に中国にとって艦載戦闘機のエンジン開発は極めて難しいと指摘した。
2010.06.02 Jane's Defence Weekly China tests carrier-based J-11B prototype <1007-060207>
 中国の FYJS ウェブサイトに5月20日、瀋陽航空機社の飛行場にに駐機する艦載型 J-11B の試作機を撮影した写真が掲載された。 機体は Su-33 と同じように主翼前方にカナード翼が取り付けられテールコーンが小さくなっ ている。 折りたたみ翼かどうかは分からないが、拘束フックは取り付けられているようである。
 中国はウクライナから、Su-33 の試作機である T-10K を入手したと伝えられていた。
【註】
 China Defense Blog ではこの機体を J-15 と伝えている。
【関連記事:1006-052103 (China Defense Blog 2010.05.21)】
2010.05.21 China Defense Blog J-15 prototype spotted <1006-052103>

 右図は最近撮影された、瀋陽航空機社に駐機している J-15 の写真である。 再設計された機尾コーンには拘束フック が収納されている。

 中国は最近、駆逐艦の建造を行っておらず、海軍は航空戦力拡充に予算を重点的に配分している模様である。

2010.05.12 Jane's Defence Weekly Chinese naval J-11s soptted outdoors <1006-051203>
 中国の軍事に関するウェブサイトに5月上旬、瀋陽航空機の工場で撮影された海軍向けと見られる単座及び複座 J-11 の写真が掲載された。
 いずれも J-11B の新型で、単座型は J-11BH、複座型は J-11BSH と呼ばれている。
2010.04.14 Jane's Defence Weekly China progresses aircraft carrier aspirations <1006-041403>
 米太平洋軍司令官が3月23日に議会下院で、Varyag を改修した中国の空母2012年頃に 'operational' になる と証言した。 中国の空母は Admiral Shilang と名付けられ、Type 052C 駆逐艦向けに開発したウクライナの技 術を入れた四面固定フェーズドアレイレーダが取り付けられる。
 一方ロシアとの Su-33 艦載戦闘機購入交渉は進展していない。 このため、2009年8月下旬に報じられた未確認情報によると、瀋陽航空機社が J-11 を元にした J-15 と呼ばれる艦載機を開発しており、既に初飛行を終えている という。