「中国の JH-7 戦闘爆撃機、電子戦用ポッドを搭載か」
「飛行ショーで戦闘機墜落、1人生還するも1人不明―陝西省」
2019.08.21
Jane's Defence Weekly
Upgraded JH-7 fighter-bomber in service with PLAAF
<1910-082101>
新華社が、JH-7の最新型であるJH-7AⅡ 1機が8月3~17日に行われる空軍の国際競技会に参加するため5日に登場したと報じた。 Global Timesによると改良は搭載電子機器やレーダで行われたもようである。
1988年に就役したJH-7は2004年に対艦ミサイル4発を搭載できるように改良されたJH-7Aとなり空軍と海軍が装備し、2013年には空中給油装置を装着しエンジンとレーダを改良したJH-7Bになったが、JH-7AⅡではJH-7Bへの改良は反映されていないと見られる。
2013.01.25
Yahoo
Searchina 記事
<1302-012503>
中国が JH-7 を基にして、米国の EA-6B や EA-18G に類似する電子戦機を開発したとする情報が伝わっている。
中国網が、JH-7『飛豹』が電子戦用と見られるポッドをつり下げている様子を撮影した写真がネット上で公開されたと報じた。
ネットユーザは EW ポッドをつり下げた JH-7 を『電子豹』と呼んでいる。
2011.10.14
Yahoo
Record China 記事
<1111-101401>
開催中の中国国際通用航空大会で14日、飛行ショーを終えた後に低空飛行していた JH-7 戦闘機1機が、突如バランスを崩して観客席から2km地
点の沼地に墜落した。
JH-7 は中国が初めて国内開発した複座戦闘爆撃機で、1998年に珠海航空展で初披露され、中国国防の星とも言われていた。
2009.06.17
China Defense Blog
Jianjiji Hongzhaji-7A (Fighter-Bomber aircraft 7A)- JH-7A “Growler”
<0907-061704>
中国の報道から推測すると、中国海軍は JH-7A を EA-18G と似た EA 任務に就かせている
ようである。 JH-7A は一段高い後部座席に WSO を置き、6,500kgの搭載能力と3,650kmのフェリー
航続距離の性能を持つことから、ECM 機として最適である。
その性能と運用は明らかにされていないが、EA-18G 同様に EJ として使用されると見られる。
図は上海を基地にする海軍第6航空師団、第16戦闘爆撃機連隊の JH-7A で、両翼に ECM ポッドを1基ずつ装備している。
2009.03.29
China Defense
PLAAF 28th Attack Division
<0904-032904>
中国空軍第28攻撃機師団所属の JH-7A 1機が新型の ECM ポッドを搭載している。 中国空軍
は JH-7A の一部に ECM ポッドを搭載して、他の支援に当たらせている模様である。
【註】
第28攻撃機師団は南京軍区に所属し、浙江省 (Zhejiang) の Hangzhou、及び嘉興市 (Jianxing) を基地に、第82、第83、第84連隊で構成されている。 かつては Q-5 を
装備していた。
2007.10
International Defence Review
Chinese airpower reaps benefits of long road to self-sufficency
<0721-100031>
・既に退役した JH-7 の改良型である JH-7A は YJ-8 対艦ミサイルや KD-88 対地ミサイルを搭載で
き、Kh-31 も搭載可能である。
・J-11A の改良型である J-11B は、外観は J-11A と同じでも、中国製のレーダを搭載し、AL31FN
のコピーである WS-10A エンジンを搭載している。
・中国が Kh-31 の長距離型である Kh-31AD を購入するのは明らかで、Sukhoi社は Klub-A CM や
Izdeliye 172 (K-100) 長距離 AAM を搭載できる Su-35 を中国に売り込もうとしている。
・その他中国のヘリ、輸送機、空中給油機、AEW 機などに関する記事。
2007.05.07
Aviation Week & ST
Chinese rockets
<0711-050708>
中国の航空兵器開発センタが国産戦闘機によるミサイルの発射試験映像をインターネットで公開した。 映像では中国製 Su-27 であ
る JH-11B から発射された PL-12 AAM、JH-7A に搭載した KD-88 戦術 ASM
、同じく JH-7 から発射された YJ-91 ASM (右図) が確認された。
JH-11B には6発の PL-12 が搭載可能で、過去6~12ヶ月に発射試験を行っている。 KD-88 は E/Oシーカと
電波シーカの2種類が確認され、ターボジェット推進の射程は100km、ロシアの Kh-59M と同
等の能力を持つとみられる。
YJ-91 は1990年代に若干数を購入したロシアの Kh-31P を
中国仕様に変えて国産した ARM である。
2005.08.03
Jane's Defence Weekly
China develops upgraded JH-7A fighter aircraft
<0516-080301>
若干数の改良型 JH-7A 戦闘爆撃機が、浙江省杭州に駐屯する空軍第28航
空師団に配備された。
JH-7A はエンジンを中国製の WS9 ターボファンに換装し、FCS レーダにやはり中国製の
JL-10A パルスドップラレーダを搭載する。 JL-10A は look-up で80km、look-down で54kmの捕捉距離を持ち、
40km/32km以内の4目標を追随する能力を持つ。 更に Blue-Sky ナビゲーションポッドを搭載すれば高度60mを
900km/hで飛行できる。
ハードポイントは7ヶ所から11ヶ所に増え、各種レーザ誘導爆弾、中国製の YJ-91Kh-31P ARM、Kh-29T
TV 誘導 ASM、PL-8 AAM などを搭載できる。
JH-7A の輸出仕様機である FBC-1 もハードポイントを11ヶ所に増やし、搭載能力が6.5tから11tに増えている。
2004.11.08
Aviation Week & ST
Great leap forward.... in small steps
<0422-110806>
・戦闘機:
J-10、FC-1/JF-17、Shenyang J-8Ⅱ改善型、JH-7A の開発が行
われ、Su-27 と Su-30 のロシアからの購入と、Su-27 のライセンス国産 J-11 の調達を行っているが、前線部隊には依然として旧ソ連時
代の J-6 (MiG-19)、J-7 (MiG-21) が実戦配備されている。
・爆撃機:
対地巡航ミサイル YJ-63 を搭載する Xian H-6 (Tu-16 のライセンス国産) を保有、後継としてのロシア Tu-22M3 Backfire の導入は
不調に終わっている。
・AEW&C 機等:
Il-76 を AEW&C 機に改修する KJ-2000 が現在試験段階に入っている
。 電子戦機や戦術/戦略偵察機の導入も優先順位が高いと見られるが細部は明らかになっていない。
2004.01.21
Jane's Defence Weekly
Chinese puzzle
<0402-012108>
CSS-6 及び CSS-7 450発が上海軍管区に配備
されているが、台湾及び沖縄を狙った GPS 方式誘導への改良型の開発が進められている。
・F-10A 戦闘機
F-10A は、あと数年で運用開始。 空軍は200機の配備を考えて
いるが、J-X 開発進展の状況によっては更に増える可能性もある。
・FC-1/JF-17 戦闘機
パキスタン空軍は、 F-6 の更新用に FC-1 の
取得を計画しているが、中国空軍の調達については、はっきりしていない。
・Su-27 戦闘機
Su-27 のライセンス生産は、年産15機のペースで順調に推移。
・ジェットエンジン
Kunlun Ⅱ は F-7, F-8 戦闘機用のエンジン。 初の国内開発ターボジェットエンジンで2003年始めに量産開始。
JH-7 に搭載する WS-9 ターボファンエンジンは Rolls-Royce Spey Mk 202 を基にした物で、間もなく量産に入る。
・Type 093 原潜
・Shenzhen 駆逐艦
2003.10.01
Jane's Defence Weekly
China promotes improved FBC-1M fighter
中国の AVICI が、FBC-1 の改良を進めている。 FBC-1 は B-7 (JH-7)
の輸出型で、改良型は FBC-1M となる。
主な改良点は
・多機能ディスプレーの採用等、コックピットの改良
・パイロンを2ヶ所増設して11ヶ所とし、搭載量を6,000kgから9,000kgに増強
・YJ シリーズ対艦ミサイル、KAB-500爆弾、Kh-31P などの搭載
能力付与
・FCS の改良
などである。
2002.11.04
Aviation Week & ST
Chinese Air Force in throes of cultural revolution
J-10 は PLAAF の要求を満足する第4世代戦闘機として独自開発を進めている航空機とされるが、実際はイスラエルと
ロシアの技術支援を受け、形状も Lavi に似通った設計となっている。
J-10 のエンジンはロシア製 Saturn Lyulka Al-31 が搭載されている模様で、レーダーにはイスラエル製の Elta El-2035 が候補とさ
れるが、将来的には国産のプラナアレーレーダーを開発する意向を持っている。
搭載兵器には PL-9、PL-10 及び PL-12 AAM の他、空対地及び空対艦ミサイルの塔載も検討されており、軍は 2005~
2007年の実用化を狙っている。
J-10以外に中国は、パキスタンと共同で輸出向けの軽戦闘機 FC-1 を開発を行っている他、海軍用 JH-7 の開発を進めており、搭載エ
ンジンには英国製の Spey Mk.202 が候補として検討されている。
2002.03.27
Jane's Defence Weekly
China completes JH-7A development
中国は昨年 JH-7A の試作を終え、今年から試験飛行にはいる。 実戦配備は2004年頃と見られている。
JH-7A が外観上 JH-7 と異なるのは、ウイングレットがなくなったことと、ハードポイントが7ヶ所から11ヶ所に増えたことである。
エンジンは、中国でライセンス生産された Rolls-Royce Spey Mk 202 エンジン2基で、武装にはロシア製の
X-31P (AS-17) ARM 及び、KAB-500 350kg LGB (Laser Guided Bomb) で、中国は X-31P (AS-17) ARM のライセン
ス生産権を取得している。
2001.09.12
Jane's Defence Weekly
China reveals details of targeting pod
中国の Luoyang EO 研究所は、開発中の FLIR ポッドの詳細を明らかにした。
それによると、このポッドはイスラエル Rafael社のものとよく似ており、捜索範囲は EL 上 +10゚~-150゚
、AZ 上 ±150゚ で捕捉距離は15kmである。
このポッドは J-8 及び 100機の JH-7に搭載されるが、Su-30MKK にはロシアから輸入された FLIR が搭載
される。
ロシアは中国に対し捕捉距離20kmの改良型 FLIR を提案している。
2001.07.02
Defense News
China seeks British engine
中国は攻撃戦闘機 JH-7 の改善プロジェクトに英国 Rolls-Royce 製エンジンをライセンス導入
する計画をもっている。
計画では Rolls-Royce 社の Spey ターボファンエンジンを JH-7D 用として国内で 2005年までにライセンス製造するもの。
Rolls-Royce 社は 2000年に中国との契約にサインしているが、実施には英国政府の認可が必要で、当局は技術供与に慎重な姿勢を
示しており結論はでていない。
なお、開発中の J-10 にはロシアのエンジン技術が導入されている。
1995.06
International Defense Review
Delayed Chinese JH-7 bomber seen operational