2025.09.03 18:30 |
South China Morning Post | Nuclear missiles and ‘loyal wingmen’: 8 surprises from China’s military parade | <2510-090322> 第二次世界大戦での日本の敗戦80周年を祝う水曜日の中国の閲兵式では、核ミサイルや高度なUAVなどの主要分野からのサプライズを含む、さまざまな新しい兵器システムが展示された。 以下は、新型ICBMから次世代戦闘機の忠実なLoyal Wingmanとしての役割を果たしているUAVに至るまで、中国が最新の兵器システムを展示したことから得た驚きと収穫である。 最大の驚きのいくつかは、DF-61、DF-31BJ、DF-5C、JL-3 SLBMなどのICBMで、DF-61とDF-31BJは閲兵式前には公に知られておらず、DF-5CとJL-3はシリーズの中で最も先進的であると考えられている。 閲兵式のハイライトの一つは、中国が大陸間を移動するように設計された最新かつ最先端のICBM 3機を展示し、射程は5,500kmを超えた。 DF-61は核搭載ミサイルとして発表され、現在中国で最も先進的なICBMとして知られるDF-41の改良型であると考えられている。 3日までDF-61に関する情報は入手できなかったが、DF-41の後継であると考えられており、おそらく12,000〜15,000kmの航続距離を誇っている。 別のICBMのアップグレードは、固体燃料ICBMであるDF-31のサイロ型のアップグレードであると考えられているDF-31BJの形で行われた。 現在配備されていることが知られているDF-31 ICBMの最も先進的なバージョンはDF-31AGで、その実用射程は11,200km以上と報告されている。 2024年9月に試験発射され、中国にとって44年ぶりの核ミサイル実験となった。 DF-31BJの展示は、人民解放軍ロケット部隊がDF-31の派生型を現在のDF-31AからDF-31Bにアップグレードし始めていることを示している。 中国はまた、中国初のICBMであるサイロ発射型のDF-5シリーズを新たにアップグレードした射程3,000km以上のDF-5Cを発表した。 DF-5C派生型は、2017年に試験されたと最初に報告された。 最大10個のMIRVを搭載できることが知られている。 MIRV には、それぞれ異なる目標を狙うことができる複数の弾頭が含まれている。 DF-5Cの運用範囲は拡大しており、国営放送CCTVは3日に「全世界をカバーする」可能性があると述べている。 デビューしたICBMとは別に、中国は最新のSLBMであるJL-3を展示した。 JL-3は、Type 094と将来のType 096 SSBNに搭載される第3世代の大陸間射程SLBMである。 JL-3は10,000km以上の射程と報告されており、3個のMIRVを搭載できる。 |
中国初の空中型長距離ミサイル 中国は以前からICBMとSLBMを開発していたが、軍事力の核三位一体として広く見なされているものの第3の部分である重要なALBMを欠いていた。 しかし閲兵式では、中国が初の空中発射核ミサイル、JL-1を開発したことが明らかになり、3日に車載で発表された。 CCTVによると、潜水艦から発射されたJL-1とJL-3は、人民解放軍の「陸、海、空の三位一体戦略核戦力」の「最初の集中展示」を表している。 この能力は「国家主権を守り、国家の尊厳を守るための戦略的エース」であると国営放送は付け加えた。 |
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新型極超音速ミサイル 中国はまた、極超音速ミサイルシリーズの一環として、DF-26シリーズの最新型であるDF-26D IRBMを展示した。 DF-26は最大5,000kmの航続距離を誇り、米本土内にある主要な米海軍と空軍基地を攻撃できるため、Guam Killerと呼ばれている。 そのため、このミサイルは台湾海峡での潜在的な武力紛争において極めて重要な役割を果たす可能性がある。 DF-26DはASBMの派生型と考えられており、おそらく西太平洋の米海軍軍備を攻撃するように設計されている。 BMとは別に、中国は極超音速CMであるCJ-10001を展示した。 CJ-1000についてはほとんど知られていない。 2019年に発表されたDF-100に似ていると考えられており、射程は数千㌔㍍で、IRBMとICBMの間に位置する。 このため、CJ-1000は戦略的な長距離打撃能力に適していると考えられている。 |
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空母を標的とする新型対艦ミサイル 米国と中国が海軍の優位性をめぐって争い続ける中、中国政府は最近、海上衝突に備えてさまざまな新型対艦ミサイルを開発している。 3日の閲兵式に登場したものの中には、YJ-15、YJ-17、YJ-19、YJ-20極超音速ミサイルも含まれていた。 これらは、艦載機、水上艦艇、潜水艦などの海軍艦艇に配備される。 新華社通信が報じたところによると、YJシリーズのミサイルは「三次元対艦システムを完成させ、人民解放軍海軍の長距離および迅速な攻撃能力を強化する」という。 |
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Loyal Wingman 中国の無人能力の進歩は、精密攻撃や空中偵察任務用に設計された無人戦闘航空機であるGJ-11の形で登場した。 この UAV は、尾翼のない飛行翼と機内弾庫2ヵ所を備えたステルス設計を誇っている。 CCTVは、この航空機を第六世代戦闘機開発の主要技術である有人航空機のLoyal Wingmanと呼んだ。 CCTVは、UAV編隊が通過する際、UAVとも言及し、GJ-11と3種類の未知のUAVを映し出した。 GJ-11の展示は、中国空軍が戦闘機作戦に就役する可能性を示唆した。 |
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艦載戦闘機のデビュー 中国の最近の軍近代化は、海軍と空軍を中心としている。 これは、最新の艦載戦闘機であるJ-15シリーズとJ-35で明らかでした。 パレード中、J-15T、J-15DH、J-15DTが天安門広場上空を飛行する姿が目撃された。 J-15Tはカタパルトで発進するように設計されており、アップグレードされたJ-15DHとJ-15DTは電子戦を担当することが知られている。 J-35はJ-20に次ぐ中国の第五世代戦闘機で、2024年の珠海航空展で初めて発表された。 J-35は、中国の最新空母である福建搭載の新型ステルス艦載戦闘機として知られている。 |
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2024.12.11 23:00 |
South China Morning Post | China’s hypersonic jumbo jet prototype hits Mach 6 in Gobi Desert test flight | <2501-121122> 中国の科学者たちは、非常に大きな機体の極超音速機を空高く打ち上げ、北京からニューヨークまでの距離を2時間でカバーできる速度に到達した。 今週初めて広く公表された2021年の試験飛行では、縮小型の試作機がMach 6.56に達した。 この試験は、6年前に初めて発表されたときには不可能と考えられていた設計を早期に検証した。 この機体は、以前に見られた細身の極超音速機からの大幅な逸脱をして、太く丸みを帯びた胴体と、背中にはケープ型の主翼が特徴である。 これは、将来、極超音速機が今日のジャンボジェット機と同じくらい多くの乗客または貨物を運ぶことができることを意味する。 プロジェクトのリーダーである中国科学院傘下の機械研究所の研究者である崔氏は、10月に北京で行った講演で、「当時、誰もがクレイジーなアイデアだと思っていた」と述べ、「我々はほぼ普遍的な懐疑論に直面したが、幸いなことに、私たちは忍耐強く待つことを選んだ。 私は常に、イノベーションは疑いの中で繁栄すると信じている」と述べた。 |
2022.08.10 | Jane's Defence Weekly | China releases rare footage of supposed DF-17 firing | <2210-081006> 米議会下院のペロシ議長が8月上旬にアジア太平洋諸国を歴訪する数日前の8月1日、中国国営CCTVがDF-17 MRBMの発射映像を流した。 また同日にGlobal Timesが報じた略図でDF-17は、先端にDF-ZF HGVを装着していた。 DF-31と同じと見られるTELに搭載されたDF-17は2019年10月に行われて閲兵式で複数が公開されたことからこの時点でoperationalと見られ、2020年にはPLAロケット軍が装備を開始した模様である。 |
2022.07.05 21:00 |
South China Morning Post | China’s new wind tunnel for hypersonic testing is too powerful for the electricity grid: scientists | <2208-070507> 中国の計測制御技術誌が先週、長征宇宙推進研究所がMach 5での高高度飛翔を模擬する極超音速風洞を完成させたと報じた。 施設の名称と位置は公表されていない。 この風洞では空気の希薄な状況を模擬するための13MWの真空ポンプを駆動するには市中電力では足りず、多数の舶用ディーゼルエンジンで電力を供給している。 |
2022.02.17 | South China Morning Post | Chinese scientists say a cheap, lightweight foam could improve hypersonic weapons | <2203-021706> 中国CARDCの開発チームが、将来の極超音速飛翔体が使用するカーボンフォームを利用した耐熱コーティング剤を開発し、試作品の風洞試験を実施した。 このコーティング剤は衝撃波の衝撃を20%以上吸収でき、Mach 6の環境で飛行安定性が二桁改善したと言う。 |
2022.01.02 | 産経新聞 (Yahoo) |
ミサイル防衛裏かく南極経由も 中国の極超音速兵器 | <2202-010204> 中国が低周回軌道を使った超高速兵器を標的近くに着弾させたことは、日本に対する米軍の拡大抑止の信用性を傷つけかねない意味を持つ。 当初報道されたように標的から40km離れた地点に着弾したのであれば核兵器を搭載しても標的を破壊できない可能性があるが、精密誘導が可能であればピンポイントで核の脅しを行うことができ、通常兵器としても運用できることになる。 北極圏経由で飛来するICBMは放物線で飛翔するするため軌道予測の可能性が高くBMDSによる迎撃は容易となるが、中国が昨年8月に試験を実施した低周回軌道を回った後に攻撃を行う部分軌道爆撃システム (FOBS) では南極経由で攻撃でき、米本土BMDSの裏をかくことができる。 |
2022.01.02 | 産経新聞 (Yahoo) |
中国の極超音速兵器、標的に近接着弾 | <2202-010203> 複数の日米軍事筋が2日、Financial Timesが10月16日に報道した中国が昨年8月に実施した超高速兵器の発射試験で、標的に近接した地点に着弾していたと日米両政府が分析していることを明らかにした。 報道では、超高速兵器は地球の低周回軌道を回った後に速度を上げながら滑空飛行し、目標から24哩 (39km) 離れた地点に着弾したとされた。 中国の技術の向上で脅威レベルが高まっていることになり、米軍首脳が試験結果に大きな衝撃を受けたとしているのはこうした分析結果が反映されているとみられる。 |
2021.12.31 | South China Moning Post | China says it has hypersonic missiles with heat-seeking tech – years before US | <2201-123106> 中国では高温でも使用可能な次世代超高速ミサイルのIRホーミング技術の開発に成功した。 米国がこの技術を取得するのは2025年になるとみられる。 中国とロシアは既に第一世代の超高速ミサイルを配備しているが、一般には第一世代の超高速ミサイルは核戦争でなければ使用できないとみられている。 |
2021.11.25 | 産経新聞 (Yahoo) |
中国「極超音速」搭載可能な弾道ミサイル相当数配備 | <2112-112508> 中国国防省報道官が25日、中国軍が超高速兵器DF-17を既に相当数配備していることを明らかにした。 現在の米国のミサイル防衛では迎撃不能とされており、米国や日本、台湾などに対する脅威が増しているとみられる。 中国が2019年10月に公開したDF-17について米国防総省は、3日に公表した中国の軍事力に関する年次報告書で2020年に配備を開始したとしている。 |
2021.11.24 | Breaking Defense | China's mysterious hypersonic test may take a page from DARPA's past | <2112-112410> 中国が南シナ海上空で超高速飛翔体から子弾を放出したとの11月21日のFinacial Times紙の報道を専門家は疑問視している。 全米兵器工業会 (NDI) の先進技術研究所 (ETI) の副所長で超高速の専門家であるルイス氏は超高速飛翔体からの物体の放出は極めて、極めて、極めて、極めて困難と述べている。 米DARPAは20年前に、衛星に近い軌道を超高速で滑空する飛翔体から2発の子弾を放出するCAV計画を進めていたが、放出した子弾が起こす衝撃波の影響で子弾が反転して母機を破壊するとの検討結果が得られていた。 実際にSR-71の前身となった母機からD-21 Tagboardと呼ばれるHGVを投下したところ母機が墜落し、乗組員の一人が死亡している。 |
2021.11.24 | AFP=時事 (Yahoo) |
中国の新兵器実験、米国に動揺 極超音速飛行でミサイル発射か | <2112-112404> 週末にメディア各社が、中国が7月に南シナ海上空を滑空中の超高速兵器からMach 5以上の速度でミサイルを発射したと報じたことに米国防機関には動揺が広がっている。 Finacial Timesが消息筋の話として、米国防関係者が今回の中国の実験に不意を突かれたと報じている。 実験の詳細は明らかになっておらず、ミサイルが標的に命中したのか、そもそも標的があったのかどうかも不明だが、いずれにしても、多くの専門家が遠い未来の話と考えていた技術において、中国が予想外の進歩を遂げていることが、今回の実験により示された。 この報道に対して専門家は、中国にとって大きな飛躍ではあるものの、この高度な技術を実配備する能力を中国が有するかは疑わしいと見ている。 |
2021.11.03 | Jane's Defence Weekly | China has tested hypersonic weapon system, US JCS chairman confirms | <2201-110301> 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が10月27日にBloomberg TVの番組で、Finacial Timesが16日に中国が超高速飛翔試験に成功したと報じたのを確認し、スブートニク以来の衝撃だと述べた。 同紙の報道によると中国は8月にHGVを搭載したロケットを低高度衛星軌道 (LEO) に打ち上げ、標的から20~30哩離れて着弾した。 中国外務省報道官は18日にこの報道を否定して、試験を行ったのは超高速兵器ではなく再使用可能な宇宙船の飛行試験であったと述べた。 |
2021.10.22 | 中央日報 (Yahoo) |
中国、極超音速ミサイル2回発射…FT「7、8月に1回ずつ」 | <2111-102203> 中国の極高速ミサイル発射試験についてFinacial Timesが情報筋4人を引用して21日、中国が7月と8月に1回ずつ、計2回の発射試験を実施したと追加で報じた。 新たに把握された内容によると、中国軍は7月27日に、FOBSとなるHGV搭載ロケットを初めて地球軌道に発射したという。 続いて8月13日には2回目の試験を行った。 |
2021.10.18 | 時事通信 (Yahoo) |
極超音速兵器でなく「宇宙船」 往復技術の実験と主張 中国 | <2111-101801> 中国外務省副報道局長が18日の記者会見で、中国が8月に核搭載可能な極超音速兵器の発射試験を行ったという英Finacial Times (FT) 紙の報道について、ミサイルではなく宇宙船の実験だったと述べた。 同紙の報道を完全に否定した形だが、中国はこうした内容を発表していなかった。 FTは、極超音速滑空体が地球の軌道を回った後、標的から30km以上離れた場所に着弾したと報じたが、宇宙船の帰還前に分離した装置が大気圏で燃えて解体され、公海上に落ちたと説明したが、無事帰還したかどうかには触れなかった。 |
2021.10.17 | 共同通信 (Yahoo) |
極超音速兵器で地球周回、中国 核搭載型、8月に実験 | <2111-101702> 英Finacial Times紙が複数の関係筋の話として16日、中国が核弾頭を搭載可能な超高速兵器の発射試験を8月に行ったと報じた。 ロケットで打ち上げたミサイルが地球を周回後に下降した。 目標は外したが、ICBMを使わず宇宙空間から世界各地を攻撃できる能力につながる懸念がある。 米情報当局は、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けたという。 |
2021.09.27 | Aviation Week & ST | USAF secretary warms of revived 60-year-old Chinese nuclear weapon | <2111-092702> ケンドール米空軍長官が9月20日に開かれた空軍協会 (AFA) のAir, Space, Cyber会議で、中国が55年も前の構想である宇宙空間または近宇宙空間から核爆弾を投下する計画を復活させようとしていると警鐘を鳴らした。 バイデン政権は過去3ヶ月間この問題に取り組んでいるという。 冷戦時代にFOBSと呼ばれていたこの計画は、高度150kmに設定されたKarman Line(註:国際航空機関 (FAI) によって設定された航空機と宇宙船の管轄を分ける線)の直下となる90~150kmを飛翔することでロシアのAvangardの様なICBM級HGVと同等の効果を得られるという。 中国は1970年代初期に3段推進型のDF-5でFOBSを目指していた。 |
2021.03.11 | Inside Defense | INDOPACOM: China to field 200 hypersonic missiles by 2025, also increase aircraft, maritime fleets | <2104-031104> 米インド太平洋軍が今まで非公開にしていた議会報告の付属文書で、中国が2025年までに超高速ミサイルを200基程度配備するとしている。 また戦闘機と爆撃機の数もそれぞれ56%と29%増強すると共に水上艦の数も段階的に引き上げると見ている。 |
2020.06.17 | Jane's Defence Weekly | Scramjet test points to progress in China's hypersonic weapon development programme | <2008-061704> 中国科学院力学研究所 (Institute of Mechanics) が600秒間のスクラムジェット (Scramjet) 地上燃焼試験に成功した。 中国では各種研究所が超高速飛翔体の研究開発に力を入れており、Mach 25の環境を模擬できる風洞も建設している。 中国は2019年10月の国慶節閲兵式でDF-17を公開したが、DF-17は固体燃料で発射された後切り離される滑空式超高速ミサイル (HGV) であるためその射程は打ち上がる高度によって決まってしまう。 これに対して中国が2018年8月に打ち上げたXingKong-2 (Starry Sky-2) はロケットモータで垂直に打ち上げられたのち、搭載した推進装置でMach 6での飛行を400秒間行った。 |
2020.02.26 | Jane's Defence Weekly | China testinginternational-range HGV, says USNOTTHCOM commander | <2004-022601> 米北方軍 (NORTHCOM) 司令官兼北米防空司令部 (NORAD) 司令官のO'Shaughnessy空軍大将が、上院軍事委員会に対し2月13日に文書で、中国が超高速弾を弾頭とするICBMの試験を実施していると証言した。 これは2019年10月1日に公開された超高速弾頭のDF-17とは別物という。 DF-17は、米国防情報庁 (DIA) の2017 Ballistic abd Cruisw Missile Threatで射程が700km越えと報告されているDF-16 SRBMに超高速弾を取り付けたものである。 |
2020.02.18 | Jane's 360 | China testing hypersonic weapon with intercontinental range, says USNORTHCOM commander | <2003-021802> 米北方軍司令官兼北アメリカ航空宇宙防衛司令部 (NORAD) 司令官オショネシー空軍大将が2月13日に上院軍事委員会で、中国が大陸間HGVの試験を行っていると証言した。 オショネシー大将はミサイルを特定していないが低高度を高速で飛翔すると言う。 また2019年10月1日の閲兵式に出現したHGVを弾頭とするDF-17とは別物という。 |
2019.10.14 | Aviation Week & ST | Chinese National Day parade features hypersonic glider and rocket drone | <1912-101401> 中国が10月1日に行ったパレードで各種注目する兵器が登場した。 ・DF-17 米国がWU-14或いはDF-ZFと呼んでた全長1.5mの超高速ミサイル ・Wuzhen 8 ロケット推進の高速UAV ・GJ-11 Dassault社製Neuron似の無人攻撃機 GJ-2 (Wing Loong 2) はプロペラ推進UAV ・YJ-18、YJ-18A ・DF-41 |
2019.08.07 | 共同通信 (Yahoo) |
中国、爆撃機に極超音速兵器搭載 米防衛網突破狙う、環球時報 | <1909-080705> 人民日報系の環球時報が7日、中国が開発を進める新型の超高速兵器が将来H-6Kに搭載される可能性があるとする軍事専門家の分析を掲載した。 同紙は、専門家の分析として、H-6Kが極超音速兵器を搭載すれば3,000km離れた敵の拠点を数分以内に破壊できるとしている。 |
2019.05.08 | Jane's Defence Weekly | China announcew new heat-resistant material for hypersonic aircraft | <1907-050801> 中国国営Global Timesが4月28日、中国がMach 5~20で飛翔する際の3,000゚Cを超える高温に耐えられる材料を開発したと報じた。 この材料はセラミックと高熱に耐えられる金属の複合材であるという。 Global Timesは4月23日に、厦門大学の航空技術学校と北京のSpace Transportation社が再使用可能な超高速滑空飛翔体Jiageng 1を打ち上げたと報じた。 全長8.7m、翼端長2.5m、発射重量3.7tのJiageng 1は高度26.2kmに達したという。 新華社によるとJiageng 1はDual Waveriderの前部胴体になるという。 Jiageng 1の発射試験はCAAAが2018年8月に中国で初めての超高速滑空体Xingkong-2 (Starry Sky-2) の飛翔試験に成功したのに続くもので、2018年には非推進超高速滑空体DF-ZFの飛翔試験も実施している。 |
2019.05.06 | Aviation Week & ST | Chinese reusablerocket test launches waverider | <1907-050604> 厦門大学と宇宙運送社が4月23日に、4,300km/h以上で飛行する超高速滑空飛翔体Jiageng 1を打ち上げた。 この日に打ち上げられた試験飛翔体は同大学が開発したタービンコンバインドエンジン (TBCC) であるXTERを搭載しており、切り離されたのちに滑空飛行しながら減速し、パラシュートで回収された。 Jiageng 1は全長8.7m、発射重量3.7t、翼端長2.5mで、後退角60゚の主翼と50゚の尾翼3枚を持つ。 Mach 4~6における衝撃波に対し良好な特性を持つため、各種突入角での攻撃が可能であるという。 |
2018.10.10 | Jane's Defence Weekly | China conducts further tests with hypersonic vehicles... | <1812-101005> 中国国営TVのCCTV-7が9月21日、1週間前に酒泉衛星打ち上げセンタで超高速飛翔体の大気圏試験を実施したと報じた。 試験では形状が異なる3種類の供試体が気球でつり上げられたのち切り離され、音速を超える速度で自由落下した。 供試体はそれぞれ全長2m、翼端長1.5mで、それぞれDS18-1S、DS18-2S、DS18-3Sと名付けられていた。 中国はDF-ZF (WU-14) HGVの開発を進めており、今までに少なくとも7回の試験を行っており、2017年11月にはDF-17 BMを使った飛翔試験を2回実施している。 更に8月上旬にはXing Kong-2(星空-2)が高度30kmをMach 6で400秒以上飛翔している。 中国はMach 5~9を出せる世界最大の超高速風洞JF-12を建設し、2014年3月から活用している。 |
2018.08.15 | Jane's Defence Weekly | China declares successful test of experimental hypersonic waverider | <1810-081501> 中国国営CASCの高技術研究開発部門であるCAAAが8月3日、超高速 WaveriderであるXing Kong-2(星空-2)の初飛行に成功したと発表した。 星空-2は固体ロケットで10分間加速 されたのちに切り離され、高度30kmを400秒にわたりMach 6で飛行した。 中国が開発してきた超高速飛翔体は主としてHGV方式で、米国がかつてDF-17に搭載したWU-14と呼んできた DF-ZF HGVがその典型である。 |
2018.08.05 | Record China | 中国が「超高速飛行体」の実験に成功=同国初のウェーブライダー式、次世代ミサイル技術で米国に対抗か | <1809-080503> 中国航天科技集団傘下の空気動力技術研究院が3日、超高速飛翔体星空-2の飛行試験に成功した。 中国で初めて Waverider方式の飛行を実現したという。 Waveriderとは超音速飛行時に発生する衝撃波によって圧 縮された空気により揚力を得る飛行方式で、これまでに飛行の成功が確認されている機体には米国のX-51がある。 星空-2はロケットに搭載され、3日06:41に中国北西部から打ち上げられ、打ち上げ10分後には切り離された星空-2が自ら飛行を始め、は高度30kmをMach 5.5~6で400秒 以上飛行したのち予定の場所に落下した。 |
2018.08.05 | 産経新聞 (Yahoo) |
中国、「極超音速飛翔体」兵器の実験に成功 マッハ6で飛行 | <1809-080502> 中国航天科技集団公司の研究機関が3日、中国が超高速飛翔体の飛行試験に成功したと発表した。 この種兵器の試験に関して 公表されたのは初めてである。 発表によると、星空-2と名付けられた飛翔体は、予定の高度まで打ち上げられた後、高度30kmを Mach 5.5~6で6分以上飛行したという。 米メディアによると、2014年1月に中国上空で同種兵器の実験が行われたのを米軍が探知し、その際の速度はMach 10に達したとされる。 |
2018.03.28 | Jane's Defence Weekly | Chaina to step up hypersonic flight research | <1805-032810> 新華社通信とGlobal Times紙が、CCTVが放映した科学技術大学高温ガスダイナミック研究所の技術者とのインタビューを引用して、2020年までにMach 10 ~25を模擬できる高速風洞を建設中と報じた。 現在中国にある高速風洞はMach 5~9を模擬するものである。 |
2018.03.20 | Jane's 360 | China to step up research on hypersonic technologies | <1804-032003> 中国国営の新華社通信と環球時報が、Mach 10~25の超高速飛翔を試験するため風洞を建設 していると報じた。 CCTVによると、この風洞は供試品位置で胴径が2.5~3.0mあり、2010年に使用可能になると言う。 |
2017.06.14 | Jane's Defence Weekly | New ramjet engine to enhance range, speed of China's air-launched missiles | <1708-061411> 環球時報が6月5日、中国が空中発射ミサイル用の固体燃料ラムジェットエンジンを開発し、既にミサイルに採 用できる段階にあると報じた。 このエンジンはJ-20やその他の航空機が装備するAAMやASMに採用可能で、Mach 5で300kmの飛翔が可能になると いう。 |
2017.02.27 | 産経新聞 | 中国・人民解放軍ロケット軍が極超音速兵器開発 日韓ミサイル防衛突破狙う | <1703-022706> カナダの漢和防務評論が、中国が日本や韓国などに配備されているBMD網を突破するために、射 程の短い超高速兵器を開発していると報じた。 この兵器はHGVと呼ばれるMach 5~10の飛翔体で、核兵器に代わる次世代兵器として米国やロシアも開発にしの ぎを削っている。 |
2017.02.20 | Aviation Week & ST | Hyper threat | <22002.pdf>1705-022002> HAWCはX-51A計画を継承する米空軍とDARPAのスクラム ジェット推進超高速機計画で飛行試験は2019年以降になる。 ・Project 4202 吸気推進機を用いた一連の超高速滑空機計画で、2020年を目指しているとみられている。 計画最初の試験となるSS-19の 先端に取り付けられたYu-71の飛翔試験は2015年に行われている。 ・DF-ZF 2020年を目指しているとみられる中国のDF-ZFはBMにより超高速に加速されたのち滑空飛行する。 |
2016.08.17 | Defense News | Hypersonic weapons threat looms large at missile defense symposium | <1609-081707> 米MDA長官がハンツビルで開かれたAUSAのシンポジウムで、超高速滑空飛翔体 (HGV)の開発進展がミサイル防衛にとって新たな脅威になっている述べた。 HGVの飛行高度はレーダの探知限界にあり、その高速性から対応時間が限定されるためという。 |
2016.03.27 | Searchina | わが新型ミサイルDF-ZFは人工衛星も空母も破壊する、しかも迎撃はできまい=中国メディア | <1604-032704> 新浪網が25日、中国が新型極超音速ミサイルDF-ZFに関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。 DF-ZFはそれ自体がミサイルだがDF-21に弾頭として搭載される。 DF-21はまず大気圏外に出て弾道軌道を進み、分離 されたDF-ZFは大気圏内に戻ってMach 8~12で目標に向かう。 超高速であることと、大気圏内では進 路の変更も可能なため、迎撃は極めて困難という。 DF-ZFはまた低軌道の衛星も破壊でき、低軌道を周回する軍事情報衛星、いわゆるスパイ衛星をできるという。 新浪網は、米軍はかつて同ミサ イル(弾頭)をWU-14と呼んでいたが、現在はDF-ZFの呼称を用いているという。 |
2016.02.03 | Jane's Defence Weekly | STRATCOM chief confirms Chinese hypersonic tests | <1603-020305> 米戦略軍(STRATCOM)司令官が、中国がDF-ZFと呼ばれる超高速滑空弾( HGV)6回目の飛行試験を2015年11月に行ったことを認めた。 |
2016.01.29 | Inside Defense | China conducts sixth 'successful' hypersonic weapons test, STRATCOM chief says | <1602-012906> 米国防総省高官によると、中国が次世代攻撃兵器として開発を進めている超高速滑空兵器HGV について、6回目の飛行試験を行った模様である。 |
2015.02.01 | Aviation Week & ST | China's third flight test of a hypresonic strike vehicle | <1504-020102> 中国の超高速滑空飛翔体 (HGV) が三回目の飛翔試験を行ったのを受け、Lockheed Martin社が自社開発を進めてきた改良型 THAAD である THAAD-ER の提案を行っている。 開発には$1Bを要するという。 Lockheed社は、中国の HGV が Patriot と Aegis の間隙を突くシステムであるとしている。 |
2014.10 | International Defence Review | Mystery surrounds failed Wu-14 test flight | <1411-100008> 中国の超高速飛行体 Wu-14 の飛行試験は、1月9日に行われた1回目の試験では Mach 10 を達成し たが、8月7日に行われた2回目の試験は失敗した模様である。 (以下、失敗と見る根拠の記述) |
2014.08.22 | Yahoo | 毎日新聞記事 「中国 極超音速滑空機の発射実験『失敗』」 |
<1409-082202> 香港の英字紙 South China Morning Post が22日に軍関係者2人の話として、中国軍が7日に WU-14 極超音速滑空機 (HGV) の飛行実験を実施したが、発射後まもなく壊れ失敗したと報じた。 中国は今年1月9日、WU-14 を弾頭とした ICBM の発射実験を初めて実施し、中国本土上空で大気圏上層部(高度20~100km)を Mach 10 で滑空したことが観測されている。 |
2014.08.19 | Yahoo | 新華網記事 「海外メディア、『東風41は滑空ミサイルの搭載が可能、性能は米ロを超えて世界一』―中国メディア」 |
<1409-081902> 中国の青島新聞網が18日、『海外メディア、〖東風41は滑空ミサイルの搭載が可能、性能は米ロを超えて世界一〗』と題した記事を掲載した。 中国は近年、超高速滑空機の研究に重点を置いており、DF-41 にはロシアが現在研究している新型 ICBM Yars と同じように複数の滑空弾頭を搭載できる能力を持っているとみられている。 |
【註】 『新華網』は中国共産党機関誌『人民日報』傘下の通信社であることから、この記事は中国国内紙の引用ではあるが、中国の公式見解と矛盾しない内容と思われる。 |
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2014.06.06 | Yahoo | 新華網記事 「中国の極超音速兵器が米国を不眠にさせる?―中国メディア」 |
<1407-060604> 中国メディアの BW Chinese 中文網が5日、『中国の極超音速兵器が米国を不眠にさせる?』と題した記事を掲載した。 関連資料は、中国が試 験発射した超高速飛翔体は Mach 8~12 であることを示しているが、この速度は米国がアジア太平洋に配備した BMDS を無力化させる。 中国が試験発射に成功した超高速飛翔体が配備されれば、米軍の空母は中国の標的になるこのことから、さらに米国を不眠にさせている。 |
2014.01.27 | Aviation Week & ST | High-speed hit | <1403-012702> 米空軍では1966~1968年に Mach 15 の HGV である BGRV の試験を4回実施し2回成功し、続いて1979~1980年に AMaRV の試験を行ったが、1980年代以降計画は行われなくなった。 |
2014.01.22 | Jane's Defence Weekly | China confirms first hypersonic vehicle test | <1403-012201> 中国が1月9日、超高速滑空飛翔体 (HGV) の飛行試験を行った。 米政府によるとこの HGV は WU14 と呼ばれている。 米国防大学によると中国軍は2020年までに HGV を大陸間攻撃用に採用し、2025年までにスクラムジェット推進の超高速飛翔体を全地球攻撃兵器として開発するという。 インドとロシアは2011年に、Mach 7 で飛翔する BrahMos Ⅱ を開発中で2017年に初飛行させることを明らかにしており、ロシアは ICBM の弾頭に機動可能な超高速弾頭を搭載 するとしている。 |
2014.01.20 | Aviation Week & ST | China's ICBM test | <1403-012001> 中国日報が、中国の行った超高速飛翔体の試験はICBM の先端に付けて発射 されたと報じた。 超高速飛翔体を ICBM の弾頭とすれば、地球上のいかなる地点をも30分以内に攻撃できることになる。 |
2014.01.15 | 産経新聞 | 超高速ミサイル実験認める 中国、米MD突破が狙い | <1402-011501> 中国国防省当局者が15日、中国が新型の超高速ミサイルの試験を行ったとする外国メディアの報道 について、計画に従って科学実験を実施するのは正常なことだと述べ、事 実上認めた。 同様の超高速ミサイルは中国のほかに、米国、ロシアが開発を進めており、インドも類似ミサイル開発を行っている。 |
2014.01.14 | Chinese Defense Review | China test Hypersonic Glide Vehicle (HGV): Pentagon | <1402-011404> 米国防総省によると、中国が初めて飛行試験を行った Hypersonic Glide Vehicle (HCV) は、 米国の BMDS を突破する核弾頭搭載飛翔体である。 |
【註】 報じられた中国の超高速ミサイル WU-14 は Hypersonic Glide Vehicle と言うことから、米国の Hyper Soar や、 FALCON 計画の HCV と同じ原理に基づく超高速飛翔体と思われる。 |
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2014.01.14 | Yahoo | 時事通信記事 「中国、極超音速ミサイル実験=米MD網の突破狙う」 |
<1402-011401> 米国防当局者が13日、中国が超高速ミサイル WU-14 の飛行試験を行ったととするニュースサイト Washington Free Beacon の報道を確認した。 WU-14 は米ミサイル防衛網の突破を狙い、Mach 10 で飛行するよう設計された戦略兵器という。 |