2021年の中国の UAV に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.12.22 Jane's Defence Weekly Images emerge of Chinese tailless aircraft design <2203-122203>
 2021年5月31日~12月1日に、成都にある
CAC社の試験施設を撮影した衛星画像に、全長15m翼端長12m無尾翼機が写っていた。 このサイズはJ-10とほぼ同じで、翼端長はJ-20に近い。
 このことからこの無尾翼機は有人ステルス機の試作機か、Loyal Wingmanとして使われる新型UAVの可能性がある。
 中国でも米空軍が進めているNGADや海軍の同名の計画、英国のTempest、独仏西のFCASなどと同じ第六世代戦闘機JJ-Xが報じられているが、恐らくJ-20かFC-31の発展型と見られているが、その開発状況は殆ど知られていない。
2021.10.06 Jane's Defence Weekly China highlights confidence in homegrown military UAVs <2112-100605>
 中国が9月28日~10月3日に実施した殊海航空展では、国内開発したUAVの発展での自信を見せつけた。
WZ-7 HALE UAV
 RQ-4 Global Hawk同様に
PLA空軍で標準的なHALE UAV
WZ-8 HALE UAV
 MTOW 5,000kgで空中発射、地上滑走回収
GJ-11 UCAV
 機内弾庫2ヶ所を持ち、それぞれに4発ずつのPGMを搭載
・武装型CH-6 MALE UAV
Tengden MALE UAV
 TB001 MALE UAVの3発の双胴型
 標準の双発型は8月下旬に日本の空域で航空自衛隊に捕捉されている。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly Entering the fray <2111-092912>
= 東シナ海における中国 UAV の活動に関する5頁の記事 =
 ・TB001 UAV features
 ・Further development
 ・BZK-005 UAV features
 ・Export ambitions
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┃       ┃   BZK-005  ┃    TB001  ┃
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┃全     長┃    10m   ┃    10m   ┃
┃翼  端  長┃    18m   ┃    20m   ┃
┃  
MTOW   ┃ 1,250kg/1,500kg┃ 2,800kg/3,200kg┃
┃上 昇 限 度┃  32,000ft  ┃   31,167ft  ┃
┃最 高 速 度┃   113kt   ┃ 151kt/162kt  ┃
┃戦闘行動半径 ┃ 250km (2,000km)┃ 280km (3,000km)┃
┃滞 空 能 力┃   40hours  ┃   35hours  ┃
┃ハードポイント┃    4point ┃    4point ┃
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2021.07.21 Jane's Defence Weekly WZ-7 UAV production continues at Anshun <2109-072110>
 6月22日に貴州省安春黄国湖空港を撮影した衛星画像にWZ-7 HALE UAVが5機写っていた。 5機のうちの少なくとも1機には
PLA空軍の塗装が施されていた。
 全長14m、実用上昇限度18,000m (59,050ft)、巡航速度405kt (750km/h)、航続距離3,780nm (7,000km) のWZ-7は2006年の殊海航空展で模型が展示されている。
2021.07.03 AFP=時事

(Yahoo)

無人機の編隊で空に鳥や党旗 中国共産党創立100年のショー <2108-070304>
 中国共産党創立100年の節目となった1日に、広東省深圳市で開かれたショーでは、UAVの編隊飛行によって空に鳥や中国共産党の党旗などが描かれた。
2021.06 International Defence Review China's CH-6 armed reconnaissance UAV development breaks cover <2107-060007>
 まだ公開されていない中国
CASC社が開発しているCH-6 MALE/HALE UAVの模型が、4月19日に同社の施設で公開された。 それによると翼下に4箇所のハードポイントを持ち、翼端にはBoeing 737似のウイングレットがついている。
 同社は2018年の殊海航空展でターボファン搭載のHALE級UCAVであるCH-7を発表している。 CH-7のMTOWは3,300kgのCH-5を遙かに凌ぐ13,000kgで、高度32,808~42,650ft740km/hで飛行する。 CH-7は926km/hの記録を持っている。
2021.04.21 Jane's Defence Weekly China's Zhongtian Feilong unveils UAV 'mothership' <2106-042112>
 中国の中天飛龍 (Zhongtian Feilong) 社が4月1日、新しく開発したUAVから小型UAVを放出する試験に3月20日に成功したと発表した。
 小型UAVを放出したのは4基の回転翼と1基の推進プロベラを持つVTOL UAVで、放出された小型UAVは遊弋弾、ミニ
EW UAV、ISR UAVなどが考えられるという。
2021.04.08 Jane's 360 Chinese company Zhongtian Feilong unveils UAV ‘mothership' <2105-040806>
 中国Zhongtian Feilong社(中天飛龍社)が4月1日、3月20日に同社製のUAVによる小型UAVの放出に成功したと発表した。
 試験を行ったのは4基のロータと前進用プロペラを持つ双胴型VTOL UAVで、放出された小型UAVは偵察や突入攻撃ができる。
2021.03 International Defence Review China's WJ-700 Falcon armed reconnaissance unmanned aerial vehicle makes maiden flight <2105-030010>
 中国
CASIC社の子会社であるHiwing社が1月11日、WJ-700 HALE/MALE 武装偵察UAVを公表した。 WJ-700は2018年の殊海航空展で公表されている。
 全長9~10m、翼端長17~19m、MTOW 3,500kgのWJ-700は滞空能力20時間で、実用上昇限度8,000m、巡航速度500~700km/hで飛行し、130kgを搭載して5時間飛行ができる。 その前身のWJ-500やWJ-600が車両発射型のCMタイプの形状であるのに対し従来型の航空機形状をしている。
 このため陸海におけるISR、AEWSIGINTEWなどに使用するほか、翼下4箇所にハードポイント持ちCM-102超音速ARMC-701またはC-705KD対艦/対地CMを装備できる。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly Image suggests CH-5 MALE UAV is in PLAAF service <2103-011311>
 中国航天空気動力技術研究院 (
CAAA) が2020年12月23日に公開した画像にCH-5 MALE UAVが2機映っていたことから、CH-5が既にPLA空軍で就役していることが明らかになった。