2024.08.29 00:33 |
Defense News | Air Force receives new aircraft for electronic-attack missions | <2409-082903> 米空軍が先週、訓練と作戦のために予定されていた最初のEA-37B Compass Call電子攻撃機を受領し、アリゾナ州のDavis-Monthan AFBに飛行させた。 ACC司令部は声明で、司令官のウィルスバック大将が8月23日の納入飛行で新型機に搭乗し、着陸およびタキシングの段階で副操縦士の任務を遂行したと述べた。 EA-37Bは、テキサス州ウェーコにあるL3Harris社施設から離陸し、Gulfstream G550ビジネスジェット機を改造して、BAE Systems社製のECM装置を搭載した。 空軍はEA-37Bを10機購入する計画で、敵の通信、レーダー、航法信号などを妨害し、兵器システムと指揮統制ネットワーク間で情報を送信する能力を阻止することで、敵の防空網を抑制する。 |
2021.02 | International Defence Review | The dark art: Airborne EA becomes 'the new black' for mission success | <2103-020016> ・Dassult Rafale's SPECTRA ・Eurofighter ECR ・F-35 JSF's EA credentials ・Saab's Gripen E/F ・A compact radio-electric solution |
2020.11.04 | Jane's Defence Weekly | ... that includes developing G550-based C4ISTAR aircraft | <2012-110413> イタリアがDDP2020-2022計画で、C4ISTAR特殊任務機に使用するGulfstream G550を1機購入する。 C4ISTARには2032年までに€1.2B ($1.45B) が支出される。 C4ISTARには戦略情報取得のためと電磁優勢獲得のための最新式センサが搭載される。 |
2020.08.12 | Jane's Defence Weekly | New image emerge of Shanxi KJ-200B EW-capable special mission aircraft | <2010-081212> 6月中旬に公開された中国のKJ-200B AEW&C機の詳細な画像から、同機が電子戦 (EW) 機能も持つことが明らかになった。 Y-8輸送機にSaab社製Erieyeと似た固定のリニアアレイアンテナを搭載したKJ-200Aの改良型であるKJ-200Bは2017年12月の衛星画像で存在が確認されていた。 KJ-200BはKJ-200A同様に機首に前方監視用レドームを持つほか、側面にESM/ELINT用と見られるのアンテナを搭載している。 これらのアンテナはY-9DZ (Y-8GX-12) EW機と共通と思われる。 |
2019.12.18 | Jane's Defence Weekly | China mass-producing Y-9 special mission aircraft | <2002-121810 Global Times紙が12月8日に7日のCCTV-7の報道を引用して、SAIC社製Y-9特殊作戦機が量産に入ったと報じた。 |
2019.03.20 | Jane's Defence Weekly | PLAAF operating ECM variant of Y-9 aircraft | <1905-032012 中国国営CCTVがECM型のY-9の画像を放映した。 Y-9 ECMは胴体両側の主翼前後にジャミング装置を収納したと見られる膨らみが付けられ、垂直尾翼先端にポッド、翌両面にフラットアンテナが取り付けられている。 政府からの公式な発表はないが、恐らくこの機体はY-9G/GX-11と呼ばれていると思われる。 中国は2004年頃からY-8G/GX-4を8機保有(内1機は2018年に墜落)しているが、Y-9 ECM機はこの後継と見られる。 Y-9はAn-12を元にShaanxi(陝西)航空機社が1972年から製造している4発のターボプロップ機である。 |
2019.03.12 | Jane's 360 | PLAAF operating ECM variant of Y-9 aircraft | <1904-031211 中国国営CCTVが3月上旬にECM型のY-9の画像を放映した。 Y-9 ECMは胴体両側の主翼前後に膨らみが付けられている。 政府からの公式な発表はないが、恐らくこの機体はY-9G/GX-11と呼ばれていると思われる。 中国は2004年頃からY-8G/GX-4を8機保有(内1機は2018年に墜落)しているが、Y-9 ECM機はこの後継と見られる。 Y-9はAn-12を元にShaanxi(陝西)航空機社が1972年から製造している4発のターボプロップ機である。 |
2018.10.03 | Jane's Defence Weekly | UK SIGINT aircraft patrol Eastern Med and Black Sea | <1812-100304 英空軍のRC-135 Rivet Joint ELINT機が、ロシア海軍や基地の動きを偵察するため地中海及び黒海での偵察飛行を開始している。 航空機の運航を監視するオープンソースADS-Bは9月上旬に、東部及び中部地中海で飛行するZZ666という番号の英空軍機を追随している。 |
2017.08.14 | Jane's 360 | Russia reveals Il-22PP special mission aircraft | <1709-081401 ロシア空軍創立05周年記念の8月12日にモスクワ郊外のKubinka上空で、Il-22PP Porubshchik 電子戦機が初公開された。 Il-22PPはターボプロップ民航機Il-18Dの軍用型Il-22 Coot-Bを元にしたELINT/SOJ機で、同隊両側4ヵ所 にL-415 ECM装置用アンテナを収納するフェアリングがある。 このほかに自己防護用としてUV-26M 26mmチャフ/フレア32発のディスペンサ16基と、50mm 14発の発射機2基を持つ。 |
2016.10.02 | China Defense | PLANAF 2nd "Specialized" Division update | <1611-100203 中国海軍航空隊の第6哨戒連隊がY-G High New 11 ELINT機3機を受領した。 |
2016.08.17 | Jane's Defence Weekly | Russia's Su-34 to take up new reconnaissance role | <1610-081708 ロシア国防省によると、ロシア空軍は間もなくELINT仕様のSu-34を就役させる。 Su-34 ELINT機は胴体下にTu-214R ELINT機が装備しているM-410 ELINT装置を元にしたUKR-RT多機 能ELINTポッドを搭載するもので、現有のSu-24MP ELINT機の後継になる。 |
2016.06.06 | Aviation Week & ST | Jam session | <1608-060602> 豪空軍が1月に、特殊任務機としてGulfstream社製G550機を元にIAI社が開発したCAEW を原型とする機体2機を予算化したが、米空軍も同機をEC-37BとしてEC-130H Compacc CallやRivet Joint SIGINTの後継に計画している。 |
2016.04.20 | Jane's Defence Weekly | Electronic warfare evolution | <1606-042011> |
2016.01.18 | Aviation Week & ST | High-flying G550s offer a far greater horizon than the Orions | <1603-011801> オーストラリアは1990年代にP-3C 2機をELINT/SGELINT機に改修して使用している が、より高高度を飛行して広範囲の情報を収集できるG550の導入を検討している。 豪空軍はP-3Cの退役を進めP-8に換装すると共にMQ-4C Tritonを導入する計画であるので、G550導入はその後になる模様である。 |
2014.01.01 | Jane's Defence Weekly | BRIC watching | <1402-010113> |
2013.07 | International Defence Review | US Army testing electronic attack capability for Gray Eagle | <1308-070025> 米陸軍が Gray Eagle UAV に電子攻撃 (EA) 能力を付与する検討 を行っており、FY14にも飛行試験が行われる。 現在この主任務は Beechcraft社製 C-12 に Raytheon社製 CEASAR 通信妨害装置を搭載して 行われているが、CEASAR は旅団級部隊にとっては大きすぎるという。 Gray Eagle に搭載するは同じく Raytheon社製の NERO で、このため Gray Eagle は従来8kWであった電源容量を14kW に増強する必要がある。 また NERO の出力が同機の電気系統に与える影響を低減する必要があるが、これは C-12 に CEASAR を搭載した際にも経 験した課題である。 |
2013.02.13 | Jane's Defence Weekly | Sensors under scrutiny | <1303-021310> ・MC-12W Liberty ・RQ-4 Block 30 |
2012.01.11 | Jane's Defence Weekly | Images hint at Chinese Y-8 ELINT variant | <1203-011109> 中国 SAC社製 Y-8 中型輸送機の最新画像が、Y-8GX8 ELINT 機の様である。 この機体 には機首にバルブ状レドーム、機体4箇所に米国の AN/AYR-1 ESM 装置とよく似たリニアアレイを取り付けている。 |
2011.10 | International Defence Review | USN to expand BAMS SIGINT capabilities | <1111-100024> 米海軍が、EP-3E Aries Ⅱ の後継として開発していた EP(X) が計画中止になったため、元来 EO/IR で洋上及び沿岸を監視するために開発し ている RQ-4C BAMS に SIGINT 任務も担わせようとしている。 |
2011.08.29 | Aviation Week & ST | UAS combat | <1110-082924> 僅か数千ドルで買える UAV に既存の無線電子機器を搭載した兵器が拡散することが 懸念される。 例えば1万ドル以下で買える全長6ft、重量14-lbの WASP UAV に Wi-Fi、 Bluetooth、GSM などの機器を搭載すれば、携帯電話の通話を盗聴することができる。 これに対して米軍はこれを標定、追跡し無力化する手段を持っていない。 |
2011.01 | International Defence Review | The new face of airborne SIGINT: global, civil and in real time | <1102-010037>
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2010.02.15 | Aviation Week & ST | E-bomb eyed | <1004-021502> |
2009.08.10 | Aviation Week & ST | 'B-2' conducts electronic attack | <0909-081004> CTI社が設計製造した、B-2 を小型化した形状の Thunderstorm Fury UAV が7月27日、カリフォルニア州の秘密基地で電子攻撃 (EA) の実証飛行を行った。 |
2009.04.25 | China Defense | PLANAF 2nd "Specialized" Division | <0905-042502> 中国海軍北海艦隊に所属する第2特務師団は、ASW、ELINT 及びその他の電子戦任務を遂行する。 師団は第4、5、6の 3個連隊からなる。 山東省 Laiyang を基地とする第4特務連隊は、Y8J AEW 機と Y8GX2 ELINT 機を装備している。 また青島の 第5特務連隊は SH-5 対潜飛行艇を、大連の第6特務連隊は J-8X 洋上哨戒機を装備している。 |
2009.04.16 | Yahoo | 産経新聞記事 「露軍機が MD 網偵察 北が発射時に情報収集機飛行」 |
<0905-041601> 北朝鮮が Taepo Dong 2 を発射した際、ロシアの情報収集機が日米両国のミサイル防衛システムの偵察していた。 北 朝鮮からの発射事前通報をもとに日本海で待機し、日米のレーダが照射した周波数などに関する情報を集めたとみられる。 偵察飛行を行っていたのはロシア空軍の電子情報収集機 Il-20 で、同機はこれまでにも日本周辺への飛来が確認され ている。 先月にも二度、日本海を偵察飛行しており、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進している。 |
2009.04.13 | Aviation Week & ST | AESA for EP-X | <0905-041313> 開発中止が決まった米空軍の E-10 MC2A は 767 の機体に、アンテナ長21ftの AESA レーダを搭載して、 CM、SAM、AAM に対し電子攻撃を行う計画であったが、EP-X にも似たようなオプションが与えられる。 |
2009.04.13 | Aviation Week & ST | Linked up | <0905-041312> 米海軍は P-8A と BAMS に加えて EP-X を、情報の三本柱にし ようとしている。 EP-X 調達の対象には、陸軍の ACS から、空軍の RC-135 Rivet Joint までも検討対象になる。 Boeing社が提案している EP-Xは二層の床を持つ 737 を使用し、操作員卓は P-8A 並の5席から、EP-3E 並の24席までを設置できるが、その折衷である14席を提案 している。 |
2009.04.06 | Aviation Week & ST | Loose Rivets | <0905-040611> 英空軍が Nimrod R1 ELINT機の後継に RC-135 Rivet Joint を購入する計画は、最終 段階に来て国内企業への配慮という政治的な理由から急旋回している。 |
2008.12 | International Defence Review | US DSCA notifies Congress of UK 'Rivet Joint' interest | <0901-120027> 米政府が10月に議会に対し、RC-135V/W Rivet Joint SIGINT 機3機を英国に$1.07Bで売却すると通知した。 この中に は AN/ARC-210(V) 受信機や JTIDS 受信機も含まれている。 英空軍は Rivet Joint を Nimrod R.1 の後継として使用する。 |
2008.10.22 | Jane's Defence Weekly | UK makes move towards Rivet Joint | <0812-102203> 英空軍は、米国議会の承認が得られれば、Nimrod R.1 COMINT/SIGNT 機の後継として KC-135R 3機を RC-135V/W Rivet Joint に改修して装備する計画で、10月から作業を開始しようとしている。 改修キットには APX-119 IFF 装置3基、LN-100GT Inertial Reference 装置3基、JTIDS 端末5基、ARC-210無線機18基及び ARC-210 通信制 御装置改修キット28基が含まれている。 |
2008.10.13 | Aviation Week & ST | Joint Rivets | <0812-101307> 英空軍が、現有の Nimrod R1. の行っている ELINT 任務を、現在の交渉がまとまれば RC-135V/W Rivet Joint に引き継ぐ可能性がある。 この商談は12ヶ月間続けられている。 |
2008.07.21 | Aviation Week & ST | Israelis developing G550 with MARS2 | <0808-072109> IAI社が Gulfstream G550 を用いた三番目の機種である SIGNT、AEW 両用機 MARS2 を開発している。 開発はまだ途上で完成にはまだ数年かかる。 一方同社は、シンガポールとイスラエル空軍が採用を決めた L-band と S-band の二周波レーダを搭載する CAEW を、先週の Farnborough でデビューさせた。 |
2008.07.16 | Jane's Defence Weekly | Secret fleet | <0809-071619> ・中 国 陝西 (Shaanxi) Y-8 輸送機を改造した SIGINT 機には、NH-2 計画と NH-4 計画がある。 NH-2 は2004年に脚光を浴びた Y-8DZ と呼ばれる機体で、NH-4 は Y-8T 又は YG-8 と呼ばれ既に空軍が装備している。 このほかに民航機である Tu-154 を SIGINT 機 に転用して使用している。 1~18GHzをカバーする CEIEC社製 KZ800 ELINT 装置は2008年の見本市で公開されている。 ・韓 国 Hawker 800SIG は E-Systems 社が開発した40GHzまでをカバーする COMINT/ELINT 装置を搭載している。 ・台 湾 C-130HE SIGINT 機は、Lockheed Martin社と台湾の CSIST が共同で開発した。 ・日 本 5機保有する EP-3 は23名が乗り込み30MHz~20GHzをカバーする。 低周波域を担当する NH/LR-107 は NEC 製で、後周波域の NH/LR-108 は三菱電機製である。 |
2008.07.16 | Jane's Defence Weekly | ATK aspires to serve as JATAS prime contractor | <0809-071615> 米海軍と海兵隊が計画している次世代航空機搭載ミサイル/レーザ警報装置 JATAS の開発に、ATK社が BAE Systems社と組んで名乗りをあげている。 ATK社は BAE Systems社と組んで AN-AAR-47(V) ミサイル警報装置に、BAE Systems社は F-35 の EW 装置及び AN/AAR-57(V) ミサイル警報装 置に実績を持っている。 また両社は2007年7月に、米陸軍の XM111 MRM 計画で 'Team MRM' を設立している。 |
2008.02.25 | Aviation Week & ST | The value of X | <0804-022503> 米海軍の EP-3 後継となる EPX では、従来不可能であった強力なレーダと高感度の ELINT 装置の同時作動が要求される。 また敵防空組織を 突破して情報収集にあたる使い捨て方式のステルス SUAV (Small UAV) を発射する。 EPX 計画には Boeing、Lockheed Martin、Northrop Grumman の三社が名乗りを上げている。 |
2008.01 | International Defnce Review | USN reveals SIGINT aircraft programme | <0803-010012> 米海軍が2007年11月に、EP-3E SIGINT 機の後継として ACS (Aerial Common Sensor) に代わる EPX (Electronics Patrol Experiment) の要求を明らかにした。 EPX は SIGINT、IMINT、RADINT 活動を行い、これらのデータを統合する M-INT (Multi-Intelligence) 機である。 IMINT としては EO/IR 装置を搭載し、RADINT (Radar Intelligrnce) としては SAR/ISAR や海上 MTI 捜索レーダを搭載する。 機体には無給油で2,222kmの行動半径と35,000ftでの遊弋能力が求められているが、これに適合するのは Boeing社が提案している EP-8(右図) になる。 EP-8 は14名が乗り込み、Raytheon社製 AN/APY-10 レーダと Northrop Grumman社製 Night Hunter Ⅱ EO/IR 、Northrop Grumman社 及び Raytheon社製の SIGINT 装置を搭載する。 |
2007.12 | International Defence Review | Changing the Guardrail: US Army seeks to modrnise SIGINT capability after ACS delay | <0801-120016> 米陸軍は計画が遅れている ACS (Aerial Common Sensor) のあとに、RC-12K/N/P/Q Guardrail 33機を RC-12N1 に替え SIGINT を担わせる。 Guardrail 機と地上装置は、現在4個の Guardrail Common Sensor (GR/CS) システムに編成され、それぞれが軍事情報大隊の 装備になっている。 このうち RC-12P/Q からなる GR/CS System 2 は韓国駐留の第15軍事情報大隊が装備している。 |
2006.07.19 | Jane's Defence Weekly | EC-130H upgraded for COIN operations | <0616-071901> 米空軍は、9月に12機の EC-130H Compass Call Block 35 を受領する。 Block 35 は Block 20 に代わるも ので、PS Ⅲ (Project Suter Ⅲ) と呼ばれる電子戦装置の改良が行われている。 PS Ⅲ は固定基地、SAM 部 隊、武装勢力などのコンピュータや携帯端末に対し、ハッキングや偽表示を行える。 Block 35 ではこの他に、Link 16 や Tactical Common Data Link との連接も図られ、更にFY-08に開始され る wideband networking waveform 計画にも対応する。 |
【註:】 COIN とは counter insurgency の略で、対ゲリラ戦の意である。 |
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2006.04.10 | Aviation Week & ST | Mixed signals | <0609-041004> 米海空軍は SIGNT 機計画の統合及び有人 SIGNT 機と Global Hawk 等大型 UAV との共同運用について、8月 の FY-08予算計画に関する高官会議の議題として計画している。 情報収集機の開発は厳しく予算が制限されているため、1月に ACS 計画が中止となって以降三軍は新たな共同研究を進めているが、陸 軍は戦場、海軍は海上、空軍は広範囲な戦域をそれぞれ主対象とするため要求事項が乖離し、実現の可能性は厳しいものとみられている 。 1990年代全般にも海空軍は共同運用を協議したが、運用上の相違点を解消できなかった。 |
2006.03 | International Defense Review | ISTAR platform battles loom in transition to new security era | <0607-030007> ACS 後には Boeing社が P-8A MMA の SIGINT 型を提案している。 P-8A MMA には開口280mmの Night Hunter Ⅱ EO 装置が装備されて いて、高い探知距離、探知確率、精度を誇るが、20時間の滞空性能を誇る RQ-4B Global Hawk は搭載能力が低 く、MP-RTIPは搭載するが EO システムや SIGINT 装置は搭載しない。 |
2006.02.01 | Jane's Defence Weekly | Boeing unveils 737-based SIGINT aircraft/td> | <0604-020106> Lockheed Martin社が進めていた ACS が計画中止になった僅か2週間後に、Boeing社が 737 を元にした SIGINT 機構想を公表した。 737 SIGINT は P-8A MMA と同一の機体を使い、ソノブイなどの対潜装備以外は、エンジ ン、EO/IR turret、ラック、ワークステーションなどの主要器材は共通である。。 元々海軍は ACS に陸軍と異なった構想を持っており、MMA と SIGINT の共通化はそこを狙っている。 |
2006.01.30 | Aviation Week & ST | Mixed signals | <0604-013003> Boeing社は陸海軍の ACS 開発計画中止に対応し、同社の737-800 をベースとする SIGNT 機の開発を海空軍に 提案している。 同社は現在、737-800 を用いた海軍の P-8A MMA 海上偵察監視機を開発中であるが、併行して各種センサを搭載した SIGNT 機を開発し 、空軍の RC-135 Rivet Joint の後継や海外輸出用 ISR 機として市場拡大をめざす。 Boeing 737 は民航機として5,400機以上が製造され、軍用とした場合の開発維持経費を低く抑えられると共に操作要員数も25名まで増 やすことができ、AESA レーダや NCCT (Network Centric Colaborative Targeting) 等の搭載により情報収集伝達機能は飛躍的に向上す る。 ACS 中止により DoD は陸海空軍と各軍の ISR 要求事項の再評価をねらいに検討を開始しており、同社では6ヶ月~1年に将来方向が決 定するとみている。 |
2006.01.08 | Yahoo | 産経新聞記事 「中国軍機、民間機装い偵察・・・」 |
<0602-010801> 中国空軍が昨年10月以降、数回にわたり、民間機を改造した電子偵察機を東シナ海の日本の防空識別圏に侵入 させていたことが7日、分かった。 この電子偵察機はロシア製ジェット旅客機 TU-154M をベースとした Tu-154MD で、日本の防空識別圏で確認されたのは初めてである。 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、機体の底部に電子情報を収集する装置が取り付けられているのを確認した。 |
2004.03.22 | Aviation Week & ST | Signal intent | <0407-032203> 伊国防省は、情報収集能力の強化を図るため、SIGNT機に米国の C-130J と C-27J を候補にあげている。 同時に空軍は UAV の導入を要望しており、米海軍の BAMS の候補となっている Gulfstream G550 の無人型 RQ-37 が候補機種の1つにあがっている他、Global Hawk も候補となっている。 この他、空軍は OPV (Optionally Piloted Vehicle) の検討を行っている。 OPV は高度13,700m、巡航速度 Mach 0.65 以上、航続距離5,500km、14時間滞空の有無人兼用ジェット機で、通常はパイロットが操縦するが、 危険な任務では UAVとして運用する。 候補機種には前述の G550 の他、EMB-145 があがっている。 |
2004.01 | International Defense Review | Global Hawk demonstration success takes ISR procurement one step closer | <0402-010022> ドイツにおける2週間にわたる RQ-4A Global Hawk の試験が成功裏に終了した。 試験 に使用されたのは Northrop Grumman社と EADS社が "Euro Hawk" の名称で2000年6月以来検討を進めてきたもの で、ドイツ製の ELINT 装置とデータ送信装置を搭載し、ドイツ製の陸上支援システムで構成される。 独海軍第3航空団は現在4機の Atlantic 機を SIGINT 任務に使用しているが、機体の老朽化が進み2010年以降の運用は困難な状態にあ る。 Atlantic 後継機の検討では ELINT, COMINT に加えて IMINT (Imaging Intelligence) 能力が求められている。 候補には A-320, Global Express ビジネスジェット機、Global Hawk, Predator B があがっているが、A-320 は航続距離/滞空時間不足、Predator B はペイロード 不足で、Global Express は候補に残っているが本命は Global Hawk と見られている。 |
2003.10.01 | Jane's Defence Weekly | Nimrods get upgraded mission systems | 英空軍の SIGINT/電子偵察機 Nimrod R1 3機が、$163Mかけて近代化改修中である。 主契約社には2000年に Raytheon
社が指名されている。 改修では、従来主導で行われていた情報収集の自動化と、搭載機器、ソフトウェアの更新が行われる。 |
2003.08.20 | Jane's Defence Weekly | China boosts electronic warfare capability | 中国が少なくとも6件の航空機搭載電子戦装備の開発を並行して進めている。 そのうち4件
は Y-8 輸送機搭載、5件目は A-50 搭載、6件目は Il-76 輸送
機搭載システムである。 Y-8 搭載システム4件の内訳は以下の通りである。 ・Project No.1: ELINT機で、2種類ある。 既に南東海岸に配備され運用されている。 ・Project No.2: Y-8C を用いた早期警戒機。 ・Project No.3: ECM機で10機の生産を計画中。 L-,C-,S-bandの同時妨害が可能。 ・Project No.4: 指揮統制機。 Project No.1 以外の各型はまだ開発中であるが、2004年には部隊配備/運用が可能になる。 |
2003.03.26 | Jane's Defence Weekly | The intelligence war | U-2S 2機以上 Nimrod R1 EP-3E Cobra Ball Ⅲ そのほか、EC-130E 'Rivet Rider', EC-130J, EC-130H 'Compass Call', F-16CJ/DJ 'Wild Weasel', EA-6B 'Prowler', NKC-135 'Big Crow' などの状況について。 |
2003.02 | International Defense Review | Global Hawk under test with German ELINT package | RQ-4A GlobalHawk に EADS社製の ELINT 装置を搭載した試験が、2002
年11月に米国で行われた。 Northrop Grumman社は、ドイツが Atrantic哨戒機が北海で行っている ELINT に代えて
Euro Hawk を提案している。 Global Hawk はアフガニスタンで、50回計1,000時間以上飛行し、15,000枚以上の画像を取得しており、基本 型の最終機である7番機が組立中で、2002年末までに引き渡される。 機体とエンジンを強化し搭載能力を1,365kg (3,000-lb) にした Spiral 2 は2003年の9月と12月に引き渡 される。 Spiral開発は6段階で計画されており、その間の生産ロットは10ロットになる。 2005年12月までには、Spiral 3 及び 4 で MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) による新型レーダが搭載され、Spiral 5 及び 6 では更なる性能及び信頼性の向上が目指される。 |
2002.01.14 | Aviation Week & ST | Global Hawk sigint faces uncertain future | アフガンでの戦訓から監視情報収集の必要性が増加しているにも拘わらず、Global Hawk の Sigint (通信情報) 仕
様の開発が危ぶまれる状況となっている。 これは DoD の3軍共同の通信情報システム JSAF (Joint Sigint Avionics Family) 予算の削除によるもの だが、空軍当局は議会の了解をとり、早期に計画を再開する意向を示している。 |
2001.08.15 | Jane's Defence Weekly | USAF, USN consider new missions for Global Hawk | 米海空軍は11月に LRIP に入る Global Hawk に新たな役割を付加することを考えている。 海軍は P-3C の補完として SIGINT を行わせると共に、将来は P-3C の後継となる MMA (Multi-mission Maritime Aircraft) の補完にも考えている。 更に EA-6B の補完として電子戦機としても使用使用としている。 空軍は南方軍の行う対麻薬作戦演習へ AWACS の補完としての参加が予定している。 Global Hawk の搭載センサとして検討されている HSI (Hyper-Spectral Imaging) では、偽装目標や、木陰に潜む 目標の探知を狙って開発されている。 |