「中国の JH-7 戦闘爆撃機、電子戦用ポッドを搭載か」
「中国空軍、進む電子化 英・・・」
米海軍は11月8日、電子戦機 EA-18G の公式名称を Growler とすると発表した。 Growler 計画は予算的にも
順調に進んでおり、試験機 E-1 及び E-2 の初飛行は2006年9月と11月に予定されている。
Project No.1 以外の各型はまだ開発中であるが、2004年には部隊配備/運用が可能になる。
2024.07.23
14:22Breaking Defense
Boeing eyes converting F-15EX into Growler-like electronic attack jet
<2408-072309>
Boeing社の幹部がBreaking Defenseに、F-15EX EagleⅡを海軍のEA-18G Growlerに似た機体に変えることができるかどうかを本格的に研究していると語った。
Growlerの生産は終了したと、Boeing社のF-15開発責任者は、Breaking Defenseの取材で語った。 F-15EXをGrowlerに変えられないか、社内で多くの議論が交わされていると付け加えた。
2019.06.05
Jane's Defence Weekly
RFI issued for Growler Block 2 upgrade
<1907-060512
米海軍が5月下旬にEA-18G Growler Block 2のRfIを発簡した。
Block 2では機体をF/A-18E/F Supper Hornet Block 3並に改修してコンフォーマル燃料槽の取り付けや大型ディスプレを搭載するなどと共に、AN/ALQ-218(V)4 RF受信機やAN/ALQ-227(V)2通信妨害装置、ESPプロセッサの搭載などを行う。
2019.06.03
Aviation Week & ST
Growler power
<1907-060311
Northrop Grumman社はBlock Ⅱで、EA-18Gが搭載する16吋径のキャニスタからUAVを発進させ、敵上空でレーダ等の諸元を取得してEA-18Gに送る構想も持っている。
2019.05.31
Jane's 360
USN launches Next-Gen Jammer Low-Band integration on Growler
<1906-053102
米海軍が最近発表したGrowler Block 2計画の一部としてEA-18G Growlerに搭載する低周波帯域 (LB) 用のNGJであるNGJ-LBのRfPを5月30日に発簡した。
それまでEA-18Gが搭載していたベトナム戦争以来のAN/ALQ-99 TSJは509MHz~18GHzをカバーしていたが、NGJでは三つの周波数帯について、
・NGJ-LB: 100MHz~2GHz (Block 2/Increament 2)
・NGJ-MB: 12HHz~6GHz (Block 1/Increament 1)
・NGJ-HB: 6GHz~18GHz (Block 3/Increament 3)
で担当する。
NGJ-LBは開発、試験、搭載を12月2日から5年間かけて行う。
2019.05.28
Jane's 360
USN issues RFI for Growler Block 2 upgrade
<1906-052806
米海軍がEA-18G Growler Block 2について、5月下旬にRfIを発簡した。 海軍は2025年から保有する161機全てをBlock 2に改修する計画である。
Growler Block 2はRF受信機や通信妨害装置などの電子戦装備を更新するほか、F/A-18E/F Super Hornet Block 3に合わせて、コンフォーマル燃料槽やコックピットに10×19吋大型表示装置を採用する。
EA-18G Growlerはオーストラリアが11機(12購入したが1機が地上で破壊)装備するほか、フィンランドとドイツも購入を決めている。
2019.02.27
Jane's Defence Weekly
US gives approved for EA-18G Growler sale to Finland
<1904-022707
Boeing社が2月18日、米政府がEA-18G Growlerのフィンランドへの売却を承認したと発表した。 同社はF/A-18E/F Super HornetとGrowlerをフィンランドに働きかけていた。
フィンランドは2025年頃から老朽化したF/A-18C 55機とF/A-18D 7機の更新を考えていて、F/A-18EのほかMirage、Typhoon、F-35、Gripenなどが候補になっている。
2018.12.21
Jane's 360
J-15D has reportedly begun operational testing for PLANAF
<1901-122112
中国国営CCTVが復座型J-15の試験映像を流した。 この機体はJ-15Dと呼ばれ、米海軍のEA-18G Growlerと同様に位置づけられたECM機と見られる。
J-15DにはSEAD機であるJ-16Dが装備しているCETC製KG600ポッドと同じ翼端ポッドが装備されている。
2018.11.12
Aviation Week & ST
Russia pursues ISR abd electronic warfare versions of the Su-34
<1901-111203
ロシア国防省が10月、電子戦機型Su-34 4機に偵察用ポッドを取り付ける$3.9Mの契約を11月に行うと発表した。
露軍は唯一保有していたSu-24MR戦術偵察機をSu-27Rに換装する計画であったが実現していない。
2018.11.04
Marine Times
The sun's setting on Corps' last EA-6B Prowler squadron with end of final deployment
<1812-110407
ベトナム戦争以来使用されてきたE-6B Prowlerで唯一残っていた海兵隊の飛行隊VMAQ-2が、EA-18Gを装備したVMAQ-3と交代して米中央軍作戦地域から帰還した。
VMAQ-2は2019年3月に任務を終え、以降EA-6BはBoneyardと呼ばれているアリゾナ州Tucsonにある米空軍Davis-Monthan AFBの貯機施設で保管される。
2018.05.09
Jane's Defence Weekly
Images show J-15 wingtip EW pods
<1807-050910
中国のオンラインサイトに翼端にEW用ポッドを取り付けた復座型のJ-15が掲載された。
復座型J-15は2012年に確認されJ-15Sと呼ばれていたが、EW用の復座型はJ-15Dという。 翼端搭載EWポッドはSu-30MKKをコピーしたJ-16で
も確認されているが、J-15搭載ポッドは別物のようである。
J-15DはALQ-99ジャマー3基とAGM-88 HARMを装備する米海軍のEA-18G Glrowlerと同様の電子戦機と思われ、遼寧に搭載されるとみら
れる。
2017.12
International Defence Review
Electronic attack Down Under: RAAF prepares to bring Growler into service
<1801-120013
・Scope of supply
・Training development
・Introduction to service
・Upgrade plan
2017.08.23
Jane's Defence Weekly
Russia reveals Il-22PP special-mission aircraft
<1710-082309
ロシアが8月12日、Kubinkaで行われた空軍創設105周年記念行事で、Il-22PP Porubschik特殊任務エスコート妨害機を飛行させた。
Il-22PPはSOJとSIGINTの機能を持つ。 Il-22PPはIl-18D民航機を指揮通信機にしたIl-22 Coot-B
を元に開発された。
Il-22PPはKNIRTI研究所が開発したL-415 ECM装置のほか、自衛用として32発装填UV-26M 26mmチャフフレア発射機16機と、14発装填50mm
発射機2機を装備している。
2017.08.14
Jane's 360
Russia reveals Il-22PP special mission aircraft
<1709-081401
ロシア空軍創立05周年記念の8月12日にモスクワ郊外のKubinka上空で、Il-22PP Porubshchik
電子戦機が初公開された。
Il-22PPはターボプロップ民航機Il-18Dの軍用型Il-22 Coot-Bを元にしたELINT/SOJ機で、同隊両側4ヵ所
にL-415 ECM装置用アンテナを収納するフェアリングがある。
このほかに自己防護用としてUV-26M 26mmチャフ/フレア32発のディスペンサ16基と、50mm 14発の発射機2基を持つ。
2016.06.29
Jane's Defence Weekly
USN Growlers deployed to the Philippines
<1608-062904>
EA-18G Glowler4機と兵員120名からなる米海軍のVAQ-138外征飛行隊からの派遣隊が、6月15日にワシントン州Whidbay Island基地からフィリピ
ンのClark基地に飛来した。
2016.04.14
Stars & Stripes
US Marine jets deploy to Turkey for counter-Islamic State ops
<1605-041402>
EA-6Bを装備する米海兵隊の第4戦術電子戦飛行隊が、イラクとシリアでの対ISIL戦で、
ISILが行う通信の傍受及び妨害の任に当たるためトルコのIncirlik航空基地に飛来した。
【註】
米海兵隊でEA-6Bを装備していた最後の飛行隊が3月1日に最後の飛行を行ったと報じられていた。
2016.03.16
Jane's Defence Weekly
USMC assembles MAGTF EW to replace Prowler
<1605-031606>
米海兵隊最後のEA-6B Prowler飛行隊に所属する4機が3月1日に最後の飛行を行ったが、海兵
隊は全ての航空機と地上の電子戦ノードを統合するMAGTF EWをその後継とする。
ALQ-231 IT-Ⅱ EWポッドは現在AV-8B及びF/A-18に搭載されており、UH-1Yでの搭載試験が行われているが、KC-130やMV-22、更にAH-1Zへの
搭載も可能になっている。
2016.03.11
Inside Defense
Navy Growler fleet grows to 160 aircraft; requirement for additional 20 still lingers
<1604-031105>
米海軍が4年前にEA-18G Growler ECM機の整備数を114機としたが、現在では更に40%増となる
160機を整備する方針で、Boeing社は生産を続けている。
2015.07.01
Stars & Stripes
EA-6B Prowler makes its final flight for Navy
<1508-070102>
45年間にわたり使用されてきた米海軍の EA-6B Prowler の退役式典が先週行われ、最後の飛行が行われた。 米
海軍は今後、Prowler に替えて EA-18G Growler を装備する。
Prowler は1968年に初飛行し、1971年7月に operational になっている。
【註】
EA-6B はベトナム戦争当時に、海兵隊が A-6A Intruder 攻撃機に手動式 ECM 装置を搭載していた EA-6A を発展させた電子戦機で、乗員2名の A-6 を4名乗りに再設計した、
当初から電子戦機として設計された初めて機体で、電子戦機の代名詞ともいえる機体であった。
2014.12.17
Jane's Defence Weekly
Congress agrees to $554bn defence appropriatgions bill
<1502-121704>
米議会が可決した国防消費$490.2Bと海外戦費$64BとしてFY15国防権限法では、海軍が僅か$43.5Mしか要求しなかった
EA-18G Growler に、15機分として$1.46Bを配分した。 尤も海軍は、予算案に計上できなかった優先度の低い事業経費
として、現在5個飛行隊ある EA-18G に2個飛行隊を追加する分として22機を示していた。
このほか、空軍の F-35A の要求に2機追加する$224Mと、海軍の F-35C を2機追加する$255Mを追加し、F-35 の全調達機数を38機
にした。
2014.10.08
Jane's Defence Weekly
RAAF Growler deliveries 'on track for 2017
<1411-100811>
オーストラリア空軍が9月23日、EA-18G Growler 12機が、2017年3月と7月に6機ずつ納入されると発表した。
また合わせて ALQ-99 ECM ポッド、ALQ-88 HARM、AGM-88E
AARGM も取得する。
2013.07
International Defence Review
US Army testing electronic attack capability for Gray Eagle
<1308-070025>
米陸軍が Gray Eagle UAV に電子攻撃 (EA) 能力を付与する検討
を行っており、FY14にも飛行試験が行われる。 現在この主任務は Beechcraft社製 C-12 に Raytheon社製 CEASAR 通信妨害装置を搭載して
行われているが、CEASAR は旅団級部隊にとっては大きすぎるという。
Gray Eagle に搭載するは同じく Raytheon社製の NERO で、このため Gray Eagle は従来8kWであった電源容量を14kW
に増強する必要がある。 また NERO の出力が同機の電気系統に与える影響を低減する必要があるが、これは C-12 に CEASAR を搭載した際にも経
験した課題である。
2013.05.20
Aviation Week & ST
Australis to buy 12 Growlers
<1307-052002>
オーストラリアが2013年国防白書で、それまで24機保有する F/A-18F の一部を EA-18G Growler に改修するとしていた計画を止め、
EA-18G 12機を調達することを明らかにした。
一方 F-35A は2020年頃に配備が始まる。
2013.01.25
Yahoo
Searchina 記事
<1302-012503>
中国が JH-7 を基にして、米国の EA-6B や EA-18G に類似する電子戦機を開発したとする情報が伝わっている。
中国網が、JH-7『飛豹』が電子戦用と見られるポッドをつり下げている様子を撮影した写真がネット上で公開されたと報じた。
ネットユーザは EW ポッドをつり下げた JH-7 を『電子豹』と呼んでいる。
2012.08.29
Jane's Defence Weekly
RAAF plans Super Hornet upgrade
<1210-082902>
豪国防省と軍需相が8月23日、F/A-18F 12機を WA-18G に改造することを決めたと発表した。 米政府によると、EA-18G は AGM-88
HARM と AGM-88E AARGM を装備する。
2012.08.27
Aviation Week & ST
Australia goes for Growlers
<1210-082701>
オーストラリアが$4.56Bをかけて、24機保有する F/A-18F の半数を EA-18G Growler に改修する。 EA-18G は
2018年に operational の計画である。
2012.08.23
Defense News
Australia to buy Growler technology from U.S.
<1209-082305>
豪国防相と軍需相が8月23日に共同で、F/A-18F 12機を EA-18G Growler に改修する決定をしたと発表した。 運用開始は2018年
で、総経費は豪ドル1.5Bにのぼる。
豪空軍が24機保有する F/A-18F のうち12機には、予め EA-18G へ改修するための配線をしてある。
2012.07.18
Jane's Defence Weekly
Australia outline A$153bn spending plans
<1209-071805>
オーストラリア国防相が7月10日、今後4年間の国防事業の指針となる「2013~2016 防衛能力計画 (
DCP) 」を公表した。 計画総額はAUD153B ($156B) で、2019年の IOC をめざして F-35 100機の導入に$10Bが配当
されている。 F/A-18F 24機中12機を$2Bかけて EA-18G に改造する最終決定は2014年に行われる。
この他に18機保有する AP-3C を P-8A 8機に換装するほか、6隻保有している Collins級に代わる潜水艦12隻を整備する。
2012.04.09
Aviation Week & ST
Growler grows
<1205-040203>
豪政府が、F/A-18E/F Super Hornet の一部を EA-18G Growler に改造する計画で、すでに受領
している24機の F/A-18E/F のうち12機に既に Growler としての配線がしてあり、EA-18G としての機材を搭載するだけになっている。
改造の最終決定は今年後半に行われる。
2012.02.27
Aviation Week & ST
Growler decision
<1204-022701>
オーストラリアは既に受領している24機の F/A-18E/F のうち12機を EA-18G Glrowler に改修する計画であるが、まだ正
式決定は行われていない。
Growler への改修は F-35 の当初分14機をどうするかの決定と共に、年内に行われる。
2012.01.09
Aviation Week & ST
Growler debut
<1203-010909>
EA-18G Growler がリビア紛争に初めて参戦した。
米国の国防費削減のなかで次世代の長距離爆撃機 (LRS) は生き残ったが、次世代 ECM 機
である NGJ は LSR を支援する必須のシステムである。
2011.08.08
Aviation Week & ST
Threats grow, budgets shink
<1109-080805>
・MQ-9 Block 5 Reaper に通信 EW 装置を搭載する計画
・F-16 及び A-10 搭載 ECM ポッドを更新する計画
・EC-130 Compass Call を増強する計画
・MALD-J を、10倍の能力を持つ Increament Ⅱ にする計画
などである。
2011.05
Jane's Misilles & Rockets
Air strikes target Libyan defences
<1107-050001>
英海軍の Trafalgar級潜水艦1隻と、米海軍の DDG、SSN、SSGN から、3月19日に112発、翌日までに計124発の
Tomahawk 及び Tactical Tomahawk が発射された。 Tomahawk は22目標に対し発射され、初弾
は現地時間21:00に、約1時間を飛翔して着弾した。
・制空戦闘
最初の攻撃でリビアのレーダは全て沈黙し、3月24日に練習機と軽攻撃機が離陸したものの、着陸したところを Rafale が投下した AASM で
破壊された。
・対地戦闘
B-2 3機が JDAM 45発を Ghardabiya 空軍基地に投下した。 同基地には80基の航空機用強化シェ
ルタがあり、16基ずつ4ヵ所及び8基ずつ2ヵ所に分散していたが、B-2 はそのうち3ヵ所を破壊し、残りは Tomahawk で破壊した。
3月19、20日の両日、英空軍が3機の Tonado GR.4 で Storm Shadow CM を発射した。
・電子戦
米空軍の F-15E、F-16CJ 及び海兵隊の AV-8B の攻撃には、海軍の EA-18G Growler が同行掩護した。
2011.02.09
Jane's Defence Weekly
Growler makes debut in Iraq
<1103-020915>
米海軍が1月31日、2009年末に IOC となった EA-18G Growler 5機が、2010年10月にイラクに展
開し、既に4ヶ月間使用されていることを明らかにした。
2011.02
International Defence Review
South Korea CN-235 EW fit
<1103-020025>
Elbit社の子会社である Elista社が韓国空軍に、機上電子戦装置及びレーダ警報装置を納入し、これらは韓国空軍の
CN-235 部隊に装備される。 韓国空軍は CN-235M-100 12機と、CN-235M-220 8機を装備している。
【註】
CN-235はスペインの CASA社とインドネシアの IPTN社で共同開発した中距離ツインターボプロップ機である。
Elista社製の電子戦装備が CN-235 輸送機の自己防護用か、CN-235 を改造して ECM 機にするのかは不明。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
USAF awards MALD-J contract
<1010-070019>
Raytheon社が米空軍から MALD-J 開発の EMD 段階を$48.9Mで受注した。
ADM-160C MALD-J は2009年12月の初飛行以来既に27の試験項目を完了し、今年初めには最終設定審査
(CDR) を通過している。 量産開始の決定となる Milestone C は2011年初期に予定
されている。
2010.01.06
Jane's Defence Weekly
The SAM busters
<1002-010614>
2010.01
International Defence Review
EA-18G Growler reaches full rate production milestone
<1002-010008>
米国防総省が11月23日に EA-18G Growler の FRP 移行を決定し、30日に Boeing社に対し$386Mで Lot 33 の
22セットと Lot 34 の22セットを発注した。 残りの10セットは2012年に発注する予定である
。 EA-18G の LRIP は2007年7月に開始され、既に16機が納入されたほか、2009年内に18機
が納入される。
これと並行して ALQ-99 ポッドと換装される NGJ の開発も、2018年装備化を
目指して進められている。
2009.12.09
Jane's Defence Weekly
US Navy reveals Growler attack aircraft contracts
<1002-120903>
米海軍が F/A-18F 22機を EA-18G Growler に改修する二件の契約を$395Mで行った。 納期は2011年9月である。
契約は機体の改修に$9M、搭載電子攻撃 (AEA) 装置に$386Mである。 AEA 装置には AN/ALQ-99 レーダ
ECM 装置、AN/ALQ-218(V)2 ESM 装置、AN/ALQ-227 通信 ECM 装置などが含まれる。
2009.11.23
Aviation Week & ST
Radars beware
<1001-112311>
2009.11.09
Aviation Week & ST
Electronic attack unforcused
<0912-110905>
米空軍の次期 ECM 機は混迷を続けているが、二度にわたる B-52 SOJ 提案の過程から新たな方向性が見えてきた。 空軍の運用要求作成責任者
によると、空軍に必要なのは stand-off ではなく stand-in ECM 能力である。
2009.08.12
Jane's Defence Weekly
Groeler gets go-ahead for carrier ops
<0910-081211>
米国防総省が EA-18G Growler に対する IOT&E を実施中で、7月31日~8月5日の間、空母との
適合性を確認した。
試験には EA-18G (G-1) 1機と、EA-18G に空力特性を合わせた F/A-18F 1機が参加し、'touch and go' などの試験を行った。
2009.08.10
Aviation Week & ST
Growler fit for Ops
<0909-081010>
米海軍は EA-18G Growler/Grizzly の運用評価を完了し、54機の FRP 開始が近づいた。
EA-18G は単価$65Mで34機が発注されており、既に12機を取得し、9月と10月に更に2機が配備される。 海軍は併せて88機の
保有を計画している。
当局は、敵がレーダを保有していない戦場になぜ EA-18G の配備が必要なのかについて言葉を濁しているが、通信の識別、標定により敵の指揮統制を追跡できる能力を
有しているのは事実である。
2009.08.05
Jane's Defence Weekly
USAF plan points ahead to expanded UAS role
<0910-080508>
米空軍は現在、中央軍の戦域に35機の MQ-1 及び MQ-9 を配備しているが、将来を見越した新たな UAV 計画を作成し
た。
・modular payload
中型の各種 UAV に搭載するセンサ及び武器のモジュール化で、次世代の MQ-X 搭載を目指すが、MQ-9 Reaper にも搭
載できる。
・MAC (Multiple Aircraft Control)
1名の操作員が複数の小型 UAV を操作するもので、有人機と UAV が連携して防空、SEAD
及び特殊作戦に活用する。 当面は Predator 及び Reaper から発射管発射方式の Spectre-Finder 小型 UAV を発射し、雲の
下の監視観測用に使用する計画を進める。
・EA MQ-9
MQ-9 Reaper に電子攻撃 (EA) 能力を付与する。
2009.06.17
China Defense Blog
Jianjiji Hongzhaji-7A (Fighter-Bomber aircraft 7A)- JH-7A “Growler”
<0907-061704>
中国の報道から推測すると、中国海軍は JH-7A を EA-18G と似た EA 任務に就かせている
ようである。 JH-7A は一段高い後部座席に WSO を置き、6,500kgの搭載能力と3,650kmのフェリー
航続距離の性能を持つことから、ECM 機として最適である。
その性能と運用は明らかにされていないが、EA-18G 同様に EJ として使用されると見られる。
図は上海を基地にする海軍第6航空師団、第16戦闘爆撃機連隊の JH-7A で、両翼に ECM ポッドを1基ずつ装備している。
2009.04.13
Aviation Week & ST
Invisible cloud
<0905-041314>
2009.03.29
China Defense
PLAAF 28th Attack Division
<0904-032904>
中国空軍第28攻撃機師団所属の JH-7A 1機が新型の ECM ポッドを搭載している。 中国空軍
は JH-7A の一部に ECM ポッドを搭載して、他の支援に当たらせている模様である。
【註】
第28攻撃機師団は南京軍区に所属し、浙江省 (Zhejiang) の Hangzhou、及び嘉興市 (Jianxing) を基地に、第82、第83、第84連隊で構成されている。 かつては Q-5 を
装備していた。
2009.03.11
Jane's Defence Weekly
USAF jammer project is dead, say Old Crows
<0905-031105>
AOC(註:電子戦協会)によると、米空軍は B-52 を SOJ として使用する
CCJ 計画を再度中止した。 米空軍 ACC はこれについて確認を拒否している。
代替としては Growler、EC-130H Compass Call、MALD-J などの他に F-35 も考えられる。
2009.03.09
Aviation Week & ST
'Dark' future
<0904-030910>
将来の電子戦様相が、HPM 弾頭を搭載した武器になりつつあることから、米国防総省は
EA-6B 後継としての EF-35 に消極的である。
2008.10.20
Aviation Week & ST
Electronic attack takes off
<0812-102006>
Northrop Grumman社が EA-6B ICAP Ⅲ の Lot 4 16キットを$125Mで受注した。 納入は2010年初頭から2012年までで、
この結果海兵隊は F-35 を元にした次世代妨害機 (NGJ) まで、26機の EA-6B ICAP Ⅲ を運用することになる。
2008.10.13
Aviation Week & ST
Big picture
<0812-101305>
米海軍が EA-18G Growler の装備化前の最終段階である運用評価試験 OpeVal を行う。 OpeVal の結果が良ければ
EA-18G は予定どおり2009年9月に IOC になる。
EA-18G は APG-79 AESA レーダを搭載し、5基の ECM ポッドを下げる。 また ICAP Ⅲ
AN/ALQ-218 EW 受信機を装備し、敵レーダの捕捉、識別、精密位置評定を行う。 更に4発の AGM-88 HARM
も装備する。
2008.09
Jane's Missiles & Rockets
USN Growler fires AIM-120 AMRAAM
<0810-090005>
2008.08.13
Jane's Defence Weekly
US Navy Growler conducts first live AMRAAM firing
<0809-081308>
米海軍が7月23日に、EA-18G Growler から初めて AIM-120 AMRAAM を、BQM-74E 標的機に対し発射した。 従来
の EA-6B では、この種戦闘は援護機に依存していた。
海軍は2013年までに EA-6B の10個飛行隊の換装を完了する。
2008.08
International Defence Review
USAF revisits B-52 for standoff electronic attack capability
<0809-080007>
米空軍は3年近く前に、総合的な経費削減から B-2 を SOJ (CCJ) にする計画を中止し
たが、この計画を再開することになり、Boeing社と$14.9Mの契約を行った。 またこれとは別に Northrop Grumman社と妨害装置の開発に関する
$20.8Mの契約も行っている。 Boeing社は、今回の3年間の契約に続いて、2011~2012年に B-2 を用いた SOJ の試験を計画している。
CCJ の配備時期は、3年間の計画中断の影響で4年間遅れ、2018年になる模様である。
2008.06.30
Aviation Week & ST
Jam tomorrow
<0808-063002>
Boeing社をはじめとする数社が米空軍研究所 (AFRL) から、B-52H に搭載する ECM ポッドの要素研究を
3年契約で受注した。 Boeing社はポッドと機体の整合性、他社は送信機、受信機、フェーズドアレイアンテナの開発を行う。
その後2年間に$300~350Mかけて2基のポッドを試作し、B-52H による飛行試験を2012年に行い
たいとしている。
2008.06.23
Aviation Week & ST
F-35 to lead electrinic attack
<0808-062303>
米海兵隊が F-35 を電子攻撃機にすることを決めた。 この計画は AFSOC と共同で進め
られる。
電子攻撃機型の F-35 は、従来の非ステルス型電子妨害機がアンテナをポッド搭載していたのと違い、機体側面に埋め込むかコンフォーマル化
するため、全方位に近い妨害の実施が可能になる。
2008.06.18
Jane's Defence Weekly
US mulls electronic attack variant of JSF
<0808-061804>
米軍が F-35 の改良型を電子攻撃機として使用する検討を行っている。 米海軍は
AN/ALQ-99 に代わる次世代 ECM ポッドを開発しているが、その搭載機としては F-35 が最適であるという。
F-35 は高出力の AN/APG-81 AESA レーダを搭載しており、それだけでも敵の防空用レーダに対する妨害が行える
が、更に次世代 ECM ポッドを搭載して stand-alone jammer として使用できるだけの搭載燃料量や余剰出力を具備している。
2008.06.11
Jane's Defence Weekly
USN receives first fleet Growler
<0808-061116>
Washington州 Whidbay島を基地とする米海軍電子攻撃飛行隊 (VAQ 129) に、初めてEA-18G Growler が配備された。 EA-18G の
SDD は2003年12月に Boeing社に発注され、2006年9月に納入された一番機で、2008年9月まで運用評価が行われている。
IOC は2009年になる。
米海軍は85機の EA-18G を調達し、2013年までに10飛行隊ある EA-6B Prowler を全て換装す
る計画である。
2008.03.10
Aviation Week & ST
Non-war
<0804-031003>
射程2,000kmの DH-10 陸上発射 LACM は20~30個中隊が20~250発を装備している。
更に ARM の開発も継続しており、Kh-31P (AS-17B) を元にした YJ-91 は JH-7A からの発射試験が行われている。 JH-7A は
エスコートジャマとしても使われる。 JH-7A はパイロンにジャマポッドを搭載している。
射程200kmの S-300PMU2 (SA-20) は2007年7月時点で4個大隊、2008年中に更に4個大隊
が整備される。
【註】
国防総省の報告書の原文で DH-10 の数は、発射基数が20~30とあり、中隊数が20~30とある本記事の記
述は誤りと見られる。
2007.12
International Defence Review
UK demonstrates stand-in jamming during flight trials
<0801-120013>
英国が3年がかりで進めている Stand-in-Jamming Capability Concept Demonstrator 計画が、Falcon 20 ジェット機にポット搭載した試験を
行っている。 計画の詳細は明らかにされていないが、英国は UAV に搭載して stand-in-jamming を行う考えのようである。
米国では既に MALD を stand-in-jammer にする MALD-J の開発が開始されている。
2007.11.05
Defense News
Rivals team up as USAF mulls new B-52 Jammers
<0724-110504>
米空軍は2006年1月に中止した B-52 による CCJ (Common Core Jammer) 計画を
復活する方針であるが、新たな RfP の発簡は行わず受注競争を戦った Boeing、Lockheed Martin両社の共同
チームに発注する模様である。 共同開発では、Boeing社が機体とシステム統合を、Lockheed社が電子戦システムを担当する。 2年
前に中止が決まった SOJ では、開発総額が$1Bから$7Bに増えたうえ、能力は制限されることになった。 再行される開発計画では$3B
程度になるとみられる。
空軍はまた、スタンドイン ECM UAV に、Boeing社の X-45 と Northrop社の X-47 を検討中である。 また、Raytheon社は
ECM MALD の開発を進めており、2009年装備化
を目指している。
2007.10.15
Aviation Week & ST
Growler mysteried
<0721-101510>
最初の EA-18G 飛行隊は2009年秋に運用を開始する計画で、現在パイロット及び電子操作員の基幹要員が習熟訓練を行っており、
EA-6B 要員の本格的な転換訓練は2009年~2013年に行う。
EA-18G は AESA レーダを装備し、ALQ-99 妨害ポッドを4基搭載するが、機体下部に更に1基を搭載できる。
2007.10.03
Jane's Defence Weekly
USN receives its first EA-18G Growler aircraft
<0721-100307>
9月24日に EA-18G Growler の量産一号機 (G-1) が米海軍に引き渡された。 G-1 は2009年の就役に向け
2008年に各種試験が行われる。 海軍は2010年に部隊配備を開始し、2013年までに
EA-6B 10個飛行隊を EA-18G に換装する。
これに対して空軍の次期 ECM 機は混沌としており、海兵隊は EA-6B ICAP Ⅲ の
採用を決めている。 海兵隊はFY-07で7機分の ICAP Ⅲ を予算化し、FY-08にも11機を要求している。 海兵隊の EA-6B ICAP Ⅲ 化は
最終的に25~32機になると見られる。
2007.10.01
Defense News
First production Growler
<0722-100105>
Boeing社は9月24日に EA-18G Grower の初号機を米海軍に納入した。 EA-18G は
複座型の AEA (Airborne Electronic Attack) 機で、計画よりも早く納入された。
2007.10.01
Aviation Week & ST
Boeing has delivered the first ・・・
<0721-100103>
Boeing社が EA-18G Glower の初号機を海軍に納入した。 初号機は2008年に飛行試験を行い、
2009年中に運用を開始する。
同社はまた、オーストラリアから24機の F/A-18F を$1.3Bで受注しており、GE社は F/A-18 及び EA-18 用のエンジン F-414-GE-400
を84基を$340Mで受注した。
2007.09.05
Jane's Defence Weekly
US Navy awaits first production Growler delivery
<0719-090506>
FY-06で予算化された量産型 EA-18G Growler 4機の一番機 (G-1) が9月下旬に納入
される。 量産型は既に試験を行っている F/A-18E を改造した2機の試作機 (E-1, E-2) と共に、2008年9月に行われ
る運用評価に向け地上試験及び飛行試験を行う。 IOC は2009年末に計画されている。
EA-18G Growler は EA-6B Prowler と異なり、AN/ALQ-218(V)2 ディジタル受信機が搭載されている
ほか、通信妨害装置も USQ-113 より帯域の広い AN/ALQ-227 になっている。 また干渉除去装置を備えるた
め妨害実施間でも搭載通信機が使用できる。
2007.09.03
Defense News
Northrop to install ICAP Ⅲ
<0720-090305>
Northrop Grumman社は米海軍から EA-6B の ICAP Ⅲ 化を3機追加する契約
を$6.8Mで受注した。 現在、海軍の3個飛行隊が ICAPⅢ を装備し、全てイラクに派遣され電子戦任務を遂行している。
2008年8月を納期とする契約は、ALQ-216 新型受信機、機内表示システム及びその他ハード/ソフトの改善が
含まれる。
2007.09.03
Aviation Week & ST
On demand
<0719-090317>
米海兵隊は EA-6B Prowler の電子攻撃能力を改善するため ICAP Ⅲ 化を行う。
現在、FY-07に7セット、FY-08に11セットの ICAP Ⅲ 改造キット取得が認められている、
EA-6B の ICAP Ⅲ 化と海兵隊地上無線大隊の運用要領の変更により、海兵隊は空地一体となった電子戦活動
を行うことが可能となり、特に FAC (Foward Air Controller) は対地攻撃に加え、敵の通信妨害や携帯電話により
IED の遠隔操作を阻止するなど、空から対地電子攻撃を誘導することができるようになる。
2007.09.03
Aviation Week & ST
Counter-stealth race
<0719-090311>
Boeing社は APG-79 AESA レーダを搭載する EA-18G Growler と F/A-18F Block 2
Super Hornet が、ステルス巡航ミサイルや UCAV に高い効果を発揮すると共に、EA-18G の電子戦能力が極め
て優秀であるとして、市場拡大を進めようとしている。
豪空軍は F/A-18E/F 24機を JSF までの中継ぎとして購入を決め、EA-18G の導入も検討中
である。 Boeing社は F-35 と EA-18G を併用することにより高い戦闘効果が得られることを強調している。 米政府は EA-18G
の運用評価試験が終了次第、輸出を許可する方針である。
2007.07.30
Inside the Navy
Pentagon OKs Grower aircraft for low-rate production
<0718-073011>
DoD は7月18日に EA-18G Grower の LRIP を承認した。 Boeing社は2008年から量産機の製造を開始し、
2009年に8機を納入する計画である。
2007.05.07
Inside the Navy
DoD to issue memo approving EA-18G Grower for low-rate production
<0713-050709>
EA-18G Grower の LRIP が、防衛調達会議に諮ることなく DoD が文書で5月30日までに承認する。 会議は
4月30日に予定されたが、議題に取り上げる審議事項はないとして中止となった。
Grower は EA-6B の後継として2008年から製造を始め、2009年に運用を開始する。
2007.04.30
Aviation Week & ST
The US Army's troubled ・・・
<0711-043001>
米陸軍の ARH 計画は経費、計画時程、技術等多くの問題を抱えているが、議会は上下院ともFY-07補正予算から ARH
を削除した。 理由は明らかにされていない。
一方、イラクで損耗した戦闘機については、3機の F/A-18E/F に$192M、EA-6B の補充に EA-18G 1機$75Mを
追加した。 更に EA-6B の改善に$178.5Mを認めている。
2007.04.12
Inside the Pentagon
NAVAIR backs Growler aircraft for Low-Rate Initial Production
<0710-041201>
米海軍 NAVAIR は先週、EA-18G Growler の LRIP 移行を承認した。 4月13日に DoD の認可を受ける。
EA-18G は EA-6B の後継となる F/A-18F をベースとする電子戦機で、2008年から製造を開始し、2009年以降に配備
を予定している。
2007.04.09
Aviation Week & ST
Shocking change
<0709-040907>
米海兵隊は電子戦能力の強化とネットワーク化を図るための研究 Future Electronic Warefare Network を
2006年春に終了し、今年から実現に向けた施策を開始する。 計画では 2012年に装備化を予定する F-35B の電子偵察/攻撃能力を最大
限運用すると共に、EA-6B を ICAP-Ⅲ 化して能力を強化し、2015年頃まで延命
する。
また、空軍の次世代妨害システム、DRFM (Digital Radio Frequency Memory)、Adapted Joint C4ISR Node の各計画に共同参加し、
空軍が既にイランとアフガンで運用中の Suter 及び NCCT (Network Centric Collaborative Targeting) にも関心を示している。
2007.04.04
Jane's Defence Weekly
USAF considers options to cover jamming gap
<0710-040406>
米空軍は海軍に依存している SOJ 支援が2012年で期限切れとなるため、2012~2015年に
SOJ 能力の空白期を迎える。 さりとて B-52 を SOJ にするという CCJ (Core Component Jammer)
計画を再行する資金もない。
海軍は EA-6B の後継として EA-18G を2009年に IOC とするが、EA-18G は
機体が小さく、SOJ としての出力も小さく、侵攻部隊を掩護するため一ヶ所に長時間留まる能力もない。
2007.04.02
Aviation Week & ST
Buy more. pay less
<0708-040210>
米海兵隊は、F-35B STOVL 機に AESA レーダと電子戦機器を搭載させて空海軍にも購入させることで、
価格を低減できるとみている。 また海兵隊は、複座型電子戦機である EF-35 構想を断念
し、F-35B 改修型と UAS との連携運用を検討中である。
航空業界の専門家も見積価格$60Mを低減可能とみているが、反対に海軍の CV 型は機数削減が予想され、
価格が上昇することになる。
2006.11.13
Aviation Week & ST
Jam plan
<0623-111305>
米空軍は B-52 SOJ のFY-08予算要求を見送ることを決めた。 この結果、海軍と2年前に合意した
B-52 CCJ (Core Component Jammer) の2012年運用開始は困難になった。 計画は少なくとも2~3年遅れると
みられ、2010年に開始した場合 IOC は2014年以降となる。
また、CCJ で開発する各種技術は ALQ-99 の後継となる NGJ (Next
Generation Jammer) として EA-18 でも採用する計画であったが、これも不可能になった。
空軍は CCJ 計画の見直しに入っており、代替え案には大型 UAV や Boeing 767/777 も検討されている。
2006.11.08
Jane's Defence Weekly
Second bid stalls to re-role B-52s into jammers
<0623-110802>
米空軍首脳が、B-52H を長距離 ECM 機に改装する再挑戦は、旨くいっていないことを明らかにした。
米空軍は1997年に EF-111 の後継を考えずに、海軍と海兵隊の EA-6B Prowler 及び
EA-18G Growler に依存する決定をしたが、両機種とも EJ として使用できるが、出力不足や
低周波レーダの妨害能力の欠如から SOJ が必要としている。
2006.10.23
Aviation Week & ST
Insurgent's new tools
<0621-102302a>
レバノンでの反政府組織によるテロ攻撃ではこれまでの IED に加え、軍のインターネットへの妨害が増加し
ている。
イスラエル軍と米軍の通信は、米軍の装備する SINCGARS (Single-Channnel Ground and Airborne Radio System) を除きほぼ同様の
装置を使用しており、遠からず米軍への電子妨害が起こると専門家はみている。
妨害機器はイラクから流れたとみられ、その多くは中国やロシアから購入したものと推測される。
<0621-102302b>
米空軍は独自の SOJ 機の保有をめざし B-52 搭載の CCJ (Comman Core Jammer) 開発を提起しているが、
海軍は性能的に改善型 EA-6B に劣るとして開発を疑問視している。 空軍は経費を$7Bから$2Bに抑制したため、先ずコアシステムを
開発する方針であるとし、逐次機能を強化する計画である。
2006.10.16
Aviation Week & ST
Slight of band
<0621-101609>
米空軍はFY-07要求で中止した B-52 の SOJ への改修に代え、総額$2B以下で CCJ
(Common Core Jammer) の搭載を検討している。 機能の細部は明らかにされていない。
電子戦専門家は開発の実行に疑問を持っており、企業側も慎重な姿勢で対応するものとみられる。 企業は B-52 の
SOJ 化に少なくとも$20M以上を独自負担し、事前研究を進めていた。
2006.09.11
Defense News
A Growler with bite
<0620-091105>
EA-18G Grower は EA-6B 後継の空母艦載の電子戦機として、2009年9月の IOC を
予定している。 試作機 EA-1 の初飛行は8月に行われ、EA-2 は10月に初飛行を予定
する。
EA-18G は乗員2名で、APG-79 AESA レーダ及び通信妨害装置、多機能端末装置、干
渉除去装置、ALQ-218(V)2 ESM 装置を搭載する他、AGM-88 HARM と AIM-120 AAM を各2発装備する。
2006.08.28
Defense News
First Growler takes skies
<0619-082810>
EA-18G Growler の試作1号機 EA-1 が8月15日に初飛行を行った。 2号機の飛行は
今秋に予定している。 2機は海軍の試験専用機として使用され、別途4機の試作機の製造が現在準備中である。
Growler は EA-6B の後継となる米海軍の電子戦機で、2008年に量産初号機を受領、90機を
調達する計画である。
2006.08.21
Aviation Week & ST
Boeing EA-18G Growler makes first flight
<0618-082105>
2003年から開発中であった EA-18G の初飛行が予定より1ヶ月早く先週行われた。 レーダ
妨害能力確認試験が年末に計画されているが、細部の電子戦能力については明らかにされていない。
2006.08.09
Jane's Defence Weekly
USN plans battle management role for EA-18G
<0617-080905>
米海軍は EA-18G Growler の段階的な能力向上を検討している。 当初は単なる EJ として使用するが、次の段階では僚機にデータを
送る能力を付け、作戦統制機としても使用しようとしている。
しかしながら6月に下院が採択したFY-07防衛支出法案で、下院は12機の EA-18G の要求を1年延期した。
2006.08.07
Aviation Week & ST
Boeing last week rolled out its EA-18G "Growler"
<0617-080702>
EA-18G Growler が先週ロールアウトした。 海軍は EA-6B Prowlerの後継として90機を装備する計画で、開
発費を含め総額$9Bを充当する。 機体は要求から230-lbの軽量化に成功している。
初飛行は今月行われ、IOC を2009年に予定されているが、現在下院が予算削減を提案しており LRIP が遅延す
ることが懸念されている。
2006.07.19
Jane's Defence Weekly
Growler production faces one-year delay
<0616-071902>
米 DoD が2002年に打ち出した AEA (Airborne Electronic Attack) 構想を支える B-52 SOJ、JUCAS、EA-18G
の三計画のうち前二者は、2005年末に計画中止になったが、EA-18G も計画が一年遅れになる可能性が出てきた。
米海軍は既に4機の EA-18G を発注しているが、FY-07で要求した5機目以降の12機を
下院が F/A-18E/F に切り替え、$143Mを削減する決定を行った。 EA-18G の開発が未成熟であるというのが理由である。
2006.06.19
Defense News
Boeing flies EA-18G pods
<0617-061906>
EA-18G Growler 用妨害ポッドの飛行試験が F/A-18F に取り付けられ、5月30日に初めて行われた。 試験は
約3ヶ月にわたる EA-18G の空母離発艦適合試験の一環として行われた。
Growler の IOC は2009年を予定している。
2006.05
International Defense Review
USN plans acquisition of ICAP Ⅲ Prowlers
<0610-050002>
米海軍は現有の EA-6B Prowler ICAP Ⅱ と2009年に出現する EA-18G Growler の間を補完するため
EA-6B Prowler ICAP Ⅲ を21機整備するが、4月に行われた Navy Leage 2006 において、ICAP Ⅲ には Block 2, 3 計画が存在するこ
とが明らかになった。
・ICAP Ⅲ Block 1
Block 1 は2006年1月に就役した空母 Reagan の第139飛行隊に装備。
・ICAP Ⅲ Block 2
Block 2 は2006年6月に完成し、ICAP Ⅲ の2番目の飛行隊となる空母 Enterprise の第137飛行隊が装備する。
・ICAP Ⅲ Block 3
Block 3 は2008年完成予定で、jamming manager の改良や低周波域の完全妨害能力付与が図られる。
2006.04.19
Jane's Defence Weekly
USN secures additional Prowler upgrade kits
<0610-041604>
Northrop Grumman社が EA-6B Prowler 5機分の ICAP Ⅲ 改造キットの受注
を確実にした。 米海軍は現在111機の EA-6B を保有しているが、殆どが ICAP Ⅱ で、ICAP
Ⅲ は10機しかない。 海軍は21機の ICAP Ⅲ を整備する計画で、EA-18G Growler
の運用が開始される2014年まで、約50機の Prowler が引き続き使用されることになる。
Northrop Grumman社によると ICAP Ⅲ は ICAP Ⅱ の10倍の妨害能力を持つ。
2006.04.10
Aviation Week & ST
Pentagon jam up
<0609-041006>
B-52 SOJ 計画が中止となったことで、米空海軍は統合電子戦に関する分析検討を進めており、FY-08予算計画会議に合わせ9月に報告書
を完成する。 空軍は代案として、EA-6B の独自運用、EA-18G または SOJ ポッドを
搭載する戦闘機もしくは UAV の採用を検討している模様である。
一方海軍は2012年以降退役する EA-6B の後継である EA-18G の運用開始が2014年となるため、その間隙を埋める12機の B-52 SOJ の運
用に期待していた。
2006.02.08
Jane's Defence Weekly
Back to the drawong board
<0605-020802>
米空軍は B-52 を ECM として使う計画と F-35B STOVL を調達する計画を断念した。
B-52 Jammer は技術的な問題とコストが障害となり、次期 ECM 機計画は振り出しに戻ることになる。
BF-35B は短距離離着陸能力から運用可能な滑走路が飛躍的に増大すると考えられていたが、搭載能力と航続距離が制約されるため、
F-35A を空中給油機の支援で運用した方が有利との結論に至った。
2006.02.06
Defense News
B-52 ruled out for EW
<0606-020603>
米空軍 ACCOM 司令官は、B-52 の電子戦機への改修を経費的、技術的問題から断念
したことを明らかにした。 空軍は引き続きいくつかのスタンドオフ妨害機の研究を進める意向である。
2006.01.16
Defense News
The deepest cuts
<0603-011615>
米空軍は2011年までに航空機140機以上と人員5,7000名を削減する計画である。 見積では5年間で$20.8Bの予
算削減が見込まれている。
人員削減は兵員33,290名、警備員14,464名、予備役7,744名、軍属2,000名で、2006年から年間6,800名を削減する。
航空機は2008年までに F-117 52機を、2011年までに U-2 33機を全て退役させるほか、B-52 を76機から56機
に削減すると共に電子戦機への改造を中止する。
また、C-21輸送機を76機から38機に削減する。
2006.01.09
Defense News
EW groups decry reports of B-52 cut
<0603-010902>
米空軍がFY-07要求で B-52 の SOJ 機への改善計画を中止する意向を示したことについて、議会及び専門家の
間から多くの疑問の声があがっている。
計画では2008年以降、二段階に分けて2014年頃までに新たな妨害システムを装備する予定であった。
2005.12.15
Inside the Pentagon
Defense Board's B-52 Stand-off Jammer review pushed to next month
<0603-121507>
DAB は9月29日から延期されている B-52 SOJ の開発に関する審議を2006年1月18日に再度延期する。
B-52 SOJ は空軍の電子攻撃任務の中核となるシステムとして計画され、EC-130H、MALD-J、AESA レーダ搭載する F/A-22、F-35 及び
海軍の E/A-18G との連携運用をめざしている。
2005.12.14
Yahoo
産経新聞記事
<0524-121401>
中国空軍が新たに改良して実戦配備した電子戦機 Y-8 EW の機体写真が、12月4日に英国に本拠を置く
sinodefence.com が運営するサイト China Defence Today 上で公開された。
同サイトは Y-8 EW を、電子情報収集やレーダー、交信を攪乱する装置を装備して
いるとみられると分析し、装備されているハイテク機器について2001年に南シナ海上空で中国軍機と空中接触し中国の海南島に緊急着陸
した、米海軍電子偵察機 EP-3 から流出した技術によるものとの未確認情報もあると指摘している。
2005.11.17
Inside the Pentagon
Boeing says EA-18G'Grower'is below cost
<0602-111705>
Boeing社は EA-18G の開発経費が計画より2~3%低く、予定通り進捗していることを
明らかにした。 また、$120Mで受注しているソフトウエア開発も計画より早く進捗しており、経費的にも5%程度低く抑えているとしてい
る。
2005.11.14
Inside the Navy
Boeing announces EA-18G is below cost,essentially on schedule
<0602-111402>
Boeing社は EA-18G の開発経費が計画より2~3%低く抑えられ、予定通り開発が進んでいることを明らかにし
た。 また、海軍は公式名称を Grower とすることを8日に発表した。
同社は2004年~2009年に総額$979Mで SDD を受注し、初飛行を2006年、2007年~2008年に運用
評価、2009年に FRP 及び IOC を予定している。
海軍は10個飛行隊に各5機を装備する他、訓練及び試験用を含め90機を装備する計画
である。
2005.11.14
Defense News
It's the Growler
<0602-111405>
計画では90機を装備する予定で、2009年に運用を開始し、5機編成の10個飛行隊をFY-13までに配備する。
EA-18G は F/A-18F をベースとしていることから、量産に移行後、F/A-18 の製造ラインで作られるが、価格的には Fモデルより約$9M
高くなる。
2005.11.14
Aviation Week & ST
Growler grows
<0523-111406>
米海軍の電子攻撃機 EA-18G Growler (右図) の開発は、2009年の運用開始をめざし順調に
進んでいる。
Growlerは USQ-113(V)3 に代わる CCS (Communication Countermeasure System) と AESA レーダを装備し、コンピュータネットワー
ク攻撃と通信ネットワークの妨害を同時に行うことができる。
今月初めには最初の ALQ-218 受信機とミッションコンピュータが工場に入荷し組み込み試験が開始される。
Growler の初飛行は2006年9月を予定し、2番機は2007年初めに飛行試験を計画している。 LRIP の決定は
2007年5月頃となる模様である。
海軍は92機を装備する計画で、そのうち2機は試験用となる。
2005.11.14
Aviation Week & ST
After much soul-seaching
<0523-111401>
米海軍当局は先週、この数年非公式に使われていた EA-18G 電子攻撃機の名称 Groeler を
公式名称とすることを決めた。
2005.11.07
Aviation Week & ST
Prowler's progress
<0523-110706>
米空軍は2006年初頭から ICAP-Ⅲ EA-6B Prowler をイラクに派遣する。
ICAP-Ⅲ には妨害装置 ALQ-218 、USQ-113(V)3、妨害装置 VAQ-139 Cougers が組み込まれている。
イラクでは携帯電話を用いた反政府組織の活動が脅威となっており、新装備を搭載する Prowler の投入は、その通信
ネットワークの探索、妨害に大きな効果を発揮するとみられている。 微細な通信電波を探知妨害するためには
EC-130 Compass Call が運用されるが、効果的な探知妨害には至近距離まで接近する必要があり、危険度も高くなる。
2005.10.31
Defense News
U.S.EA-6B Jet jam cell phones in Iraq, block IEDs
<0524-103102>
米海軍がイラクに反政府組織の携帯電話による IED 攻撃や通信ネットワークを妨害するため、EA-6B
Prower を派遣する。
これは太平洋艦隊の電子戦飛行団司令官が民間組織である Old Crows が主催する年次国際フォーラムで発言したもので、派遣される
のは ALQ-218、USQ-113、VAQ-139 などを組み込んだ ICAP-Ⅲ 機である。
同司令官の民間フォーラムでの発言には秘の内容が含まれており、海軍及び企業関係者から問題視する意見がでている。
2005.10
International Defense Review
Boeing and BAE Systems team for USAF B-52 jammer
<0521-100011>
Boeing社と BAE社が B-52 SOJ 計画でチームを組んだ。 Pre SDD 契約は2005年末
に予定され、2012年には fully operational を目指している。
B52 SOJ には、電子戦機能を持たせることにより元々の爆装能力が落ちないことが求められている。
2005.09.05
Aviation Week & ST
Bomber jam
<0518-090509>
米空軍は10月11日に B-52 爆撃機を SOJ 機へ改修する企業の選定を予定している。 2年間の開発事前段階契約は総額$235Mで、
2014年の IOC をめざす16機の改修と電子攻撃システム12セットの受注額は$2Bにのぼ
り、Boeing/BAE と Northrop Grumman社が受注競争を行っている。
Northrop社の提案(右図)では両翼端に30~40ftの AESA ポッドを搭載し、1基は100mi以上の距離から防空シ
ステムや通信状況を分析して妨害電波を発信し、もう1基は友軍の位置と電子活動の状
況把握に使用する。
また、機内に AMMP (Attack Mission Management Processing) システムを装備し、航空機の電子攻撃を管理
する。
2005.08.24
Jane's Defence Weekly
Boeing Northrop vie for B-52 jammer role
<0518-082405>
8月上旬に、B-52H に ECM ポッドを搭載して B-52H SOJ とする計画に対して、Boeing社チームと Northrop
Grumman社チームが応札した。 空軍は10月中旬に LSI を決定し、2007年10月までの Pre
SDD を行う。 空軍は2014年までに6機の B-52H にポッドを搭載したいとしている。
Northrop Grumman社の提案はポッドの大きさが9.1m~12.1mで、現在 B-52H に搭載されるポッドの8.2mより大きくなっている。 この
ポッドの中に多帯域フェーズドアレイ送信機が収納される。
空軍は最終的に76機の B-52H の全てに ESM 装置を搭載すると共に、そのうちの16機に ECM ポッドを搭載す
る計画である。
2005.08.22
Defense News
Revolutionizing Electronic Warefare
<0521-082201>
米海兵隊は CAS 任務を有する Harrier の後継機に、600機以上の F-35 STOVL 機を装備する方針であるが、対地攻撃能力に加え電子
偵察及び電子攻撃機能を持たせる検討を行っている。
海兵隊が2月に公表した検討文書では、退役間近の EA-6B に頼ることなく F-35 に
電子戦機能を付加する必要性が強調され、AESA レーダの他、機体と翼に各種センサを取り付けることにより多目的戦闘機として
運用することが可能としている。
海軍は2009年から E/A-18G Grower を装備する予定であるため F-35 への電子戦機能付与に対する関心は低い
が、空軍は F/A-22 と共に偵察監視、電子戦機への適用に関心を示している。
2005.04.04
Inside the Navy
Two EA-18Gs to begin modification in May,start flight tests next year
<0513-040403>
EA-18G 試作機への電子戦装置等の搭載が、来年からの飛行試験に向け5月から開始
される。
EA-18G は AESA レーダ搭載の F/A-18E/F BlockⅡ をベースとし、EA-6B の後継として2009
年までに90機を装備する計画であり IOC を2009年に予定している。
2005.03.28
Aviation Week & ST
Out of a jam
<0508-032807>
米海軍が EA-6B Plowler の後継機種として開発中の EA-18G は、
2006年9月の初飛行、2009年の運用開始を計画している。
海軍は90機の EA-18G を装備する意向で、搭載する新たな電子戦器材として通信妨害除去装置 Incans (Interference Cancelation
System) の開発を Boeig社が行っており、2007年1月に実機搭載試験を予定している。
EA-18G には UHF 通信帯域が用いられ、Incans は妨害電波を周波数アジャイルもしくはホッピングにより無効化すると同時に自己の
通信を確保することができる。
2005.03.28
Aviation Week & ST
B-52H/J enhancements
<0508-032802>
ITT社は米空軍の B-52H/J に搭載する電子戦装備 ALQ-172(V)2 の改善を $48Mで受
注した。
ALQ-172(V)2 は新たな電子攻撃任務に対応するため、状況把握、メモリー及び機材の信頼性等に機能強化が図られる。
2005.01.03
Aviation Week & ST
EA-35 assessment
<0502-010506>
米海兵隊は EA-6B Plowler の後継機種とするため、STOVL JSF機を電子戦機
に改装する研究を計画している。
海兵隊は EA-6B を少なくとも2015年まで就役させる意向で、既に F/A-18 を EA-18 Growler へ改装する計画
を開始しているが、この研究は EA-18 後の装備化をふまえたもの。
EA-JSF (Electroric Attack-Joint Strike Fighter) 研究は $1M 程度を投じて1年程度の期間実施され、
単座仕様の STOVL機で電子攻撃を行うための搭載機器や操法等について問題点を明らかにする。
2004.11.08
Defense News
US Navy's Prowlers return to the air
<0502-110801>
昨年12月から集中修理を行っていた米海軍の電子戦機 EA-6B Proeler 95機のうち、85機の修理が終了
し、飛行を再開した。 残りの10機は来年夏までに復帰する。
Proeler は昨年、翼の金属疲労による亀裂が多数発見され、56機が3G以上の旋回を制限され、39機が飛行停止
となっていた。
2004.11
International Defense Review
USAF lines up candidates to create jammer for B-52H
<0421-110013>
米空軍は B-52H SOJ 計画の LSI (Lead System Integrator) となりうる候補社を検討している。
H-52H SOJ は B-52H の翼外側パイロンに12.2m以内の大きさの妨害ポッドを下げるもので、計画はスパイラル開発
を目指している。
FY09~10に装備化する第一段階は Band 1~3 の限られた妨害を行い、第二段階の2012~2014
年にはより強固なシステムを目指す。
B-52H SOJ は Airborne Electronic Warfare System of Systems の一部として、妨害機型の
MALD 、強化型の通信妨害ポッドを搭載する EC-130H Compass Cal、電子走
査型機上 FCS により敵の射統レーダに電子攻撃を行う F/A-22 及び F-35、更には海軍の EA-6B、EA-18G と共同して電子戦を行
う。
2001.10.25
Aviation Week & ST
Something old, something new
<0421-102511>
米空軍は懸案であった電子戦能力の再構築に向け、第一段階として2008年を目標に B-52 へ
の新妨害システム搭載に着手する。
空軍は現在、BAE社をはじめ国内主要企業に提案を求めているが、新システムには JSF や Raptor、ICAP等に用いられている最新技術を
活用し、SOJ に狭帯域高利得ビームを採用することにより出力の要求を60kw程度まで下げ
、システムの小型化と低価格化を狙っている。
妨害システムは翼端に設置(右図円内)され、長距離から複数の標的に充分な出力で鋭敏な妨害を行うことができる。
空軍は空軍は保有する B-52 全てに妨害システムを搭載する意向で、まず32セットを調達する計画である。
2004.10.18
Aviation Week & ST
Awaiting a verdict
<0421-101805>
米海軍は、数ヶ月にわたる EA-6B Plowler ICAP-3 の運用試験を終了した。 結果は年末までに明
らかとなり、フル生産決定は2005年初めに予定されている。
ICAP-3 キットの部隊への配備は来年4~5月を予定し、現在装備数の見直しを行っている。 当初海兵隊と合わせて42セットを予定して
いたが、予算上の制約から削減を余儀なくされ、海軍機から配備を開始する予定である。
一方、EA-18G の開発は2006年の初試験飛行を目指し進められており、F/A-18F を用いた妨害装置の試験を
2005年夏に計画している。
海軍は EA-18G の運用試験を2008年に計画、90機の EA-18G を2012年までに調達する予定である。
2004.09.13
Aviation Week & ST
E-war rediscovered
<0418-091303>
米空軍は退役となった EF-111 と F-4G Wild Weasels に代わる新たな電子戦機の開
発と統合部隊運用の実現化を進めている。
計画では指揮統制機等の統制下に B-52 を電子戦機に改修した B-52J を中核として、 EA-18G、
EC-130 がスタンドオフ妨害を行う。
敵地への侵入には、AESA レーダーを搭載する F-35 及び F-22、JUCAS、MALD が Non-kinetic (ECM/DEW) 攻撃を行う他、JASSM、CALCM
、Tomahawk への Non-kinetic 兵器搭載も検討している。
B-52J の事前設計段階は12~18ヶ月の予定で2005年3月に開始し、開発は2006年4月、2009年~2011年に IOC
を計画している。
2004.07.05
Inside the Navy
As work on EA-18G begins, Congress weighs program's future
<0415-070503>
Northrop Grumman社は先週、EA-6B の後継となる EA-18G への電子機器組み
込み作業を開始した。
現在行っているのは EA-18G の SDD 段階における2機の試作機の1機だが、下院はFY-05予算で開発に移行するには検討が不十分として
$8.2Mの削減を要求している。
2004.06.30
Jane's Defence Weekly
US Air Force to speed up EB-52 jammer variant
<0413-063003>
米空軍は B-52H の翼下に ECM ポッドを搭載する EB-52 Jammer の装備化を急いでいる。 この改装では
ECM ポッドの送信出力増強も行われる。
また合わせて UAV を Jammer に利用する検討も進めている。
2004.04.14
Jane's Defence Weekly
EA-6B ICAP Ⅲ for operational evaluation
<0408-041407>
EA-6B ICAP Ⅲ の operational evaluation が開始されたことを、4月7日に Northrop Grumman社が明
らかにした。
2004.02
International Defense Review
EA-18G enters SDD
<0404-020003>
米海軍は Boeing社と、EA-18G の SDD を$979Mで発注した。 計画はFY-04に開始されFY-09の初めまで
5年間となっている。
海軍は併せて、F/A-18E/F Super Hornet 210機の契約を$8.56Bで行った。 FY-05~09に、毎年42機ずつ納入される。
2004.01.07
Jane's Defence Weekly
Next phase cleared for EA-18G
<0401-010706>
米海軍が12月19日に EA-18G 開発の5年間に及ぶ SDD 入りを承認し
たと発表した。
EA-18G は2008年~2012年に90機の配備が見込まれている。
2004.01.07
Jane's Defence Weekly
Prowler wing-panel assembly to restart
<0401-010705>
Northrop Grumman社が、1987年に閉鎖した EA-6B の生産ラインを再開している。
これは翼の疲労が予想以上に進んでいるために翼パネルを交換するためのもので、54セットが生産される。
2004.01.05
Defense News
Northrop reopens '80s Plowler fighter jet line
<0404-010502>
米海軍が運用中の電子戦機 EA-6B Plrowler の翼に金属疲労による亀裂が多数発見され、Northrop
Grumman社は16年前に閉鎖した製造ラインを集中修理のため再開した。
亀裂は昨年9月に19機、10月以降27機で発見され運用可能な Plrowler は現在95機から71機に減少している。 また、飛行にあたって3G
以上の旋回が制限されている。
同社は今後54機の翼を改修する計画で、8月~9月までに運用機数を80機台に復活させたいとしている。
2004.01.05
Inside the Navy
Pentagon awards $8.6 Billion F/A-18E/F Super Hornet contract
<0402-010502>
DoD は総額$8.6Bで210機の F/A-18E/F Super Hornet 製造を Boeing社に発注した。 製造は Boeing 傘下の McDonnel Douglas社で、
2005年から2011年10月までに年間42機のペースで行われる。
また Boeing社は同時に、海軍 EA-6B の後継となる E/A-18G の開発を5年間
、$979Mで受注した。
E/A-18G の IOC は2009年に予定されている。
2004.01.05
Aviation Week & ST
Navy commitment
<0401-010501>
米海軍は2005年から2009年に総額$8.6B以上を投じ210機の F/A-18E/F を導入することを決めたが、複座型 F/A-18F 128機のうち
56機程度を EA-18G Growler に変更する方針である。
海軍は先週、EA-18G の SDD を$979Mで Boeing社と契約した。 搭載する電子戦機器は Northrop Grumman社が担当する。 開発総経費
は$1.5Bに達する模様で初号機の納入は2009年を予定している。
なお、F/A-18E/F の総機数は未定だが、DoD は540機の導入を目指しており、Boeing社も機数削減がない限り1機あたりの価格を$50Mか
ら$40Mまで下げることが可能としている。
2003.11.03
Inside the Navy
Navy to award Boeing development contract for six EA-18G jammers
米海軍は近日中に Super Hornet の電子戦仕様機 EA-18G 開発を Boeing社と契約する。
契約額は明らかにされていないが、LRIPとして30機を先ず導入する計画となっている。
2003.10.27
Inside the Navy
Navy needs $30 million more for Plowler than in FY-04 supplemental
米海軍は EA-6B Plowler のFY-04補正予算として、当初の$55Mから更に$30Mを追加要求する意向を明
らかにした。
これは最近のアフガンやイラクでの EA-6B の運用が予想外に増加した結果で、機体特に翼の修理交換が緊急
に必要としている。
Plowler は就役から20年以上を経過し、退役時期が近づいているものの、使用頻度はますます増加する傾向にある。
2003.10.27
Defense News
Pentagon cancels EW program
DoD は先月初め、LEWK (Loitering Electronic Warefare Killer) の研究開発計画を3年目で打ち切ることを
公表した。
LEWK は2001年3月にACTDとして4年間の研究を開始、2機を試作して70回の飛行試験を行っており、既に数百万ドルを投じている。
中止理由は明らかにされていないが、昨年も一部に中止のうわさがあり、計画の重大な遅延が原因と推測される。
LEWK はレーダーや通信施設を探知破壊する UAV で、滞空時間8時間、10-lbスキート弾12発を搭載、1機で30エーカーの地域目標に対処
することが要求されている。
なお、空軍は MALD 開発計画でも同様の妨害 UAV の導入を検討している。
2003.10.13
Aviation Week & ST
Elevating Info War
米空軍は B-52H をスタンドオフ妨害機 EB-52 に改修する計画を進めており、Boeing社が主
導して検討を行っている。
EB-52 は両翼に2個以上の大型妨害ポッドと6発の JASSM を搭載する他、弾倉に8発の巡航ミサイル
と6基の MALD をを塔載することが要求されている。
この他の電子戦装備として、Northlop Grumman社は空軍仕様の ICAP-3 を、BAE社は EC-130 への搭載
が中止となった Spear pod を、Raytheon社及び ITT社も ALR-69A(V) や ALQ-172 といった装置の導入を提案している。
2003.10.13
Aviation Week & ST
Jammer quandary
この数年 EA-6B Prowler の使用頻度が予想以上に多く消耗が激しいのに対し、後継
となる EA-18G の SDD は年末に開始される予定であるため、DoD は暫定的に F/A-18F に限定的な電子戦能力を付与
して運用する検討を進めている。
EA-18G の運用開始は2009年とされ、それまでの間少なくとも5個飛行隊の EA-6B を維持する予定であったが、現在稼動しているのは4
個飛行隊で、先月には19機が不稼動となっている。
これに対して海軍は EA-18G Growler 計画に支障がでることを懸念している。
2003.08.20
Jane's Defence Weekly
China boosts electronic warfare capability
中国が少なくとも6件の航空機搭載電子戦装備の開発を並行して進めている。 そのうち4件
は Y-8 輸送機搭載、5件目は A-50 搭載、6件目は Il-76 輸送
機搭載システムである。
Y-8 搭載システム4件の内訳は以下の通りである。
・Project No.1:
ELINT機で、2種類ある。 既に南東海岸に配備され運用されている。
・Project No.2:
Y-8C を用いた早期警戒機。
・Project No.3:
ECM機で10機の生産を計画中。 L-,C-,S-bandの同時妨害が可能。
・Project No.4:
指揮統制機。
2003.08
International Defense Review
ICAP Ⅲ enters LRIP
Northrop Grumman社が、$91.8Mで EA-6B Prowler ICAP Ⅲ の LRIP を受注した。
この契約で同社は10基を生産し EA-6B に組み込む。 ICAP Ⅲ は最初の飛行隊の IOC を2005年に予定してい
る。
ICAP Ⅲ は EA-18G にも搭載されることになっている。
2003.07.07
Aviation Week & ST
Jammer go-ahead
米海軍は EA-6B Prowler 10機の ICAP-Ⅲ 改修を$91.8Mで
Northlop Grumman 社と契約した。 初号機の納入は 2004年で、運用開始は 2005年の予定。
ICAP-Ⅲ の中核となるのは新型のデジタル受信機 ALQ-218 で、正確に敵の周波数を判別し妨害周波数を決定
する。 また、システムの妨害出力も想定する脅威目標より大きくなっている。
DoD は最終的に何機の Prowler を改修するか決めていないが、海軍では 2009年に後継となる EA-18G Growler にも適用させたいと考
えている。
2003.07
International Defense Review
US Navy to proceed with EA-18G as Prowler replacement under risk reduction program
米海軍は、10月に EA-18G の $1.5B SDD 移行を決める Milestone B を行いたいとしている
。 LRIP の最初のバッチ12生産開始を決める Milestone C はFY-06の第3四半期に、OPEVAL はFY-08の第4四半期に予定している。
米海軍は EA-6B Prowler の後継として EA-18G と UAV を併用することを2001年12月に決定し、合計
90機の EA-18G を調達して、5機からなる空母搭載飛行隊を10隊編成する。
EA-18G には EA-6B で2003年2月に評価試験が行われた ICAP Ⅲ を搭載する。
2003.06.04
Jane's Defence Weekly
US outlines new electronic attack aircraft
EA-6B Prowler の後継として、米海軍は EA-18G を、海兵隊は EA-35B を検討して
いる。
海軍は10個空母飛行隊用に90機の EA-18G を2008年~2012年に取得したい
として、機体の詳細図を公表している。
EA-35B は幅座型 F-35 JSF で、他のバージョンと同様に
装備を機内搭載する考えで、2015年には装備化可能である。
2003.06.02
Defense News
New EW plane awaits Pentagon approval
DoD は今月中に海軍の電子戦機 EA-18G の開発導入計画の最終審議を行いこれを承認する運びとなった。
海軍は EA-6B の後継ととなる EA-18G を 10年間で10個空母航空団用として90機
を導入する計画で、2006年の初号機導入、2009年の部隊運用開始を予定している。
EA-18G は 最新の妨害システム ICAP Ⅲ を装備するほかに、地上レーダー攻撃用の HARM と
AMRAAM を装備する。
また将来的には現在開発中の各種スタンドオフ兵器搭載と更なる妨害装置の開発を行う。
2003.06.02
Aviation Week & ST
Jammer bomber
米空軍は 4~6年以内に電子戦構想を具体化する意向だが、B-52 のスタンドオフ電子戦機への改造
にはいくつかの問題が残されている。
空軍は B-52 を電子戦専用機として運用する意向はなく、爆撃任務との併用を考えている。 搭載機器に関し
ては現有の ESM 装置 AN/ALQ-20 の後継に SADI (Situational Awareness Defensive Improvement) を予定し
ているが、研究段階にあり技術開発は遅れている。
また、S-300 級の SAM に対する妨害装置にはポッド型を予定しているが、
細部は検討中であり、予算的制約からどの程度の B-52 を改善するかも決まっていない。
なお、空軍ではこの他に MALD への妨害装置の搭載や電子戦用 UAV の開発
も逐次検討を進めている。
2003.06.02
Aviation Week & ST
Growing the Growler
米海軍の次期電子戦機 EA-18G Growler の開発計画が2009年の導入
に向けて固まりつつある。
Growler の機体には 複座の F型を用い、通信妨害装置は当初予定していた EA-6B の USQ-113 を止め
、最近開発を開始した新しい妨害システムを導入する。 また、ALQ-99 に代わる新妨害装置も搭載予定で、2006
年には地上試験を行う。
当局はリスクと価格の低減を図るため、EA-6B の ICAP-3 で得たソフトウェアーの約80%を再使用する方針で、1機あたりの価格は$66M
と見積もられている。
Growler は JSOW や JASSM 等の空対地ミサイル
を搭載するのが特長で、SAM サイト等の攻撃にも運用される。
最初の飛行試験は 2006年~2007年に予定、海軍は 90機を調達する計画で、2009年には訓練用 4機を含む 9機を導入する意向。
2003.05.26
Aviation Week & ST
Waiting for thumbs-up
米海軍はこのほど、EA-6B Prowler に搭載する次世代電子戦システム ICAP-3 (
Improved Capability) の運用試験を完了した。
ICAP-3 は最新の長射程防空システムに対処する目的で開発され、将来的には EA-18G にも搭載が予定されて
いる。 海軍は今後3年間に毎年10~12セットを導入し、4個飛行隊に配備する計画となっている。
ICAP-3 の中心となるのは ALQ-218 で、この受信システムは完全にデジタル化され、USQ-113 通信妨害システ
ムと連接して運用する。
2003.05.26
Aviation Week & ST
Mald do-over
米空軍は MALD の開発に Raytheon 社を選定した。 開発
総経費は $88M で2006年に総合飛行試験、2007年に LRIP を開始、2011年には導入を完了
する計画となっている。
同社の構想によると機体諸元は全長115in、直径8in、翼端長60in で、重量は200-lb。 最高速度は高度40,000ftで
Mach 0.93、滞空時間は高度3,500ftで45分、高度30,000ftで20分とされる。
MALD は当初 B-52H と F-16 に搭載する予定だが、その後 F/A-22、F-35、B-2、B-1B 及び A-10 等にも搭載が見込まれている。
空軍は当初、電子妨害機能を持つ MALD-J の開発も意図していたが、今回の計画からは除外
されている。
2003.03.24
Aviation Week & ST
Battlefield buzz
米空軍は、イラク攻撃において UAV による通信妨害と欺偏を計画している。
空軍は EC-130 による通信妨害任務を補足するため、小型で出力の小さい妨害装置を搭載す
る UAV を対象施設近傍まで接近させ妨害を行うことを示唆した。
該当機種は明らかにされていないが、Predator A が候補になっていると推測される。
現在、約90機の UAV が運用されており、その内訳は Global Hawk
4機、Predator B 2機、Predator A 50機と、その他小型短距離機種とされる。
今後 UAV による電子妨害は主として従前の通信妨害に加え、地上の指揮統制システムや防空部隊に対するコンピュータネットワークへ
の妨害が多用される。
2003.03.17
Aviation Week & ST
E-war ramps up
米海軍はイラク作戦に向け、アフガニスタンで活躍した通信電子妨害機 EA-6B Prowler
の運用に関し、攻撃任務との併用を検討している。
イラクとの開戦が間近とされる現在、防空網は依然健在していると見積もられている。 海軍では EA-6B に通信妨害任務に加え HARM
搭載による敵の防空レーダーや SAM サイトの攻撃を行う模様。
EA-6B と HARM Targeting System を装備する空軍の F-16CJ は F/A-18 よりも正確に攻撃が出来るとされている。
2003.02.19
Jane's Defence Weekly
Navy Growler buy set to start next year
米海軍は次の会計年度から F/A-18G Glowler の調達を開始する計画である。
調達総数は90機で、FY-06に4機、FY-07に12機、FY-08に20機、FY-09に20機が予定されている。
2002.12.11
Jane's Defence Weekly
USAF assesses B-52H for electronic-attack role
米空軍は、海軍が2000年代末から EA-6B Prowler を除籍させるのに伴い、
B-52H を EB-52H に改造し、電子戦型の UAV と MALD と共に運用する構想で
ある。 EB-52H は B-52H の外部燃料タンクに代えて、機種未定のジャミングポッドを搭載する。
空軍は現在現役85機、予備役9機、計94機の B-52H を保有しているが、そのうち何機が EB-52H に改造されるかは明らかでない。
米海軍と海兵隊は、空軍支援用の4機編成4個飛行隊を含め122機の EA-6B を保有しており、海兵隊は2015年頃から
F-35 JSF へ、海軍は2009年頃から80~90機の EA-18G に移行する計画である。
2001.11.04
Aviation Week & ST
Jamming role given to F-22, F-35, MC2A
米空軍の高官は、電子戦機 EC-130 Compass Call と EA-6B Prowler は近い将来、
F-22 Raptor、F-35 及び MC2A の組み合わせによる電子戦システムに取っ
て代わられることを示唆した。
これは、AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーの開発と実用化がこの数年進展したことによるもので、数百の送受信
機から構成される装置が捜索、追随及び妨害を同時に実施可能となったことによる。
空軍は更に、レーダーと同時に通信妨害を行う装置の開発を研究中。
2002.10.28
Aviation Week & ST
Small UAVs to carry disposable pulse weapons
米空軍と英国の BAE Systems 社は使い捨ての RF パルス兵器 (DEW) を小型 UAV に搭載す
る研究を行っている。
DEW には HPRF (High Power Radio Frequency) と HPM (High Power Microwave)
があり、ビル等の建造物に損害は与えないが、電子装置やコンピューターのメモリーを有効に破壊する。
しかしながらその有効距離は極めて短いため、小型の DEW を翼長 2-ft 程度の UAV に搭載
し防空レーダー等に接近させ RF パルスを放射する構想。
英は HPRF 装置を UAV 又は CM に搭載した試験を行った模様で、小型軽量化と低価格の DEW 市場の開発を狙っている。
一方、米空軍は再使用可能な HPM を X-45 UCAV に搭載する検討を進めてい
る。
2002.10.28
Aviation Week & ST
Manned jammers needed for another generation
電子戦は技術の進歩と共に複雑化を増し、UAV や衛星では技術的にも機能的にも限界があるため、人員による操作は将来も不可欠とさ
れ、結局 F-22、F-35 及び MC2A 機等の先進レーダーと対応して妨害を行う、Compass Call の改善型や新型の有人妨害機を、UAV や衛星
と併用することとなる。
EC-130 改善のキイとなるのは目標を指定し、より精密な妨害を行うために必要な電子スキャンアレーアンテナの開発となる。
2002.09.16
Aviation Week & ST
Pentagon mulls EA-6B upgrades, preservation
米海軍 EA-6B Prowler の新しい電子戦機への更新計画は
前進しているが、海兵隊は少なくとも 20機以上の EA-6B を改善し、2015年頃まで維持したい意向を持っている
。
海軍は既に F/A-18F の電子戦機仕様 EA-18 の導入を準備しているが、
海兵隊はこれに追随するのではなく、当面 EA-6B を運用、2015年頃から
F-35 JSF の電子戦機仕様を導入する計画を検討している。
海兵隊は STOVL 型を導入するが、電子戦仕様機には海軍の空母搭載機 CV 型を使用する。 2008年の JSF 機就役後、EW バージョンの
開発を行いたいとしている。
2002.09.05
Inside the Pentagon
Searvices to push broad approach to countering enemy air defenses
海空軍と海兵隊は 敵の防空網に対処する方策を合同で広範囲に研究し、DoD の電子戦重視懐疑論
への対応に努めている。
海空軍は EA-6B の後継として EA-18G Grower の導入を希望しているが、DoD は説明不充分を理由に
態度を保留している。
このため軍は、防空対処の必要性、研究開発及び調達計画について再度説明を予定している。
将来的には F-22 と JSF の電子戦攻撃機への適用や UAV の活用を各軍
とも検討しているが、当面の処置として EA-6B の改善延命策も併せて検討が行われている。
2002.07.29
Inside the Navy
Marine Corps to stick with EA-6B jammer through at least 2012
米海兵隊当局はこのほど、EA-6B Prowler を 2012~2015年頃まで
運用する方針を明らかにした。
一方で海軍は EA-6B の退役を決め、後継に F/A-18G Groeler を導入する意向だが、米海兵隊は 2015年以降
F-35 JSF の電子戦型を導入する構想を持っている模様。
2002.06.12
Jane's Defence Weekly
USA studies options for EA-6B successor
EA-6B Prowler ECM 機の後継機種が絞られてきた。
米海軍は Prowler の後継に、EA-18 Growler を希望している。 海軍は100機の Growler の調達と、更に90
機を F/A-18E/F Super Hornet に代えて装備したいとしている。 EA-6B から EA-18 への換装は2010年に開始
される。
一方空軍は強力な SOJ と、敵に接近する小型の jammer の組み合わせを考えている。
この様な SOJ の候補としては、B-52 の改造や C-130 の活用が含まれている。
小型 jammer の計画としては LMSJ (Lightweight Modular Support Jammer) 計画があり、
LMSJ は UAV や MALD (Miniature Air-Launched Decoy) に搭載され、敵の近傍に接近して妨害を
行う。
2002.05.27
Aviation Week & ST
Air Firce embraces jammer, but plots independent course
米空軍はこれまでの電子戦専用機不要論を変更し、新型スタンドオフ妨害機の開発を独自に
進める方針を明らかにした。
空軍はステルス機やアクテイブフェーズドアレイレーダーがあれば電子戦専用機は不要としていたが、現状では不充分とし、中継ぎとし
てスタンドオフ妨害機を開発したいとしている。
開発機種は未定だが、一案として現在 17機が余剰となり、議会の退役承認がおりない B-52 を使用する構想
の他に、LMSJ (Lightweight Modular Support Jammer) として研究開発を進める計画がある。
DoD は海軍の EA-6B 後継事業との重複は予算的にも困難として、共同開発が適当との意向を表明している。
2002.05.20
Defense News
US Air Force to add jammer to decoy program
米空軍は MALD に電子妨害装置を搭載した新型の妨害機開発を行うことを明らかにした。
この電子妨害 MALD は実際の航空機搭載レーダー信号を模擬放射するもので、1機あたり $200,000~$300,000 を目標とする。 この秋
には更に詳細な要求事項と RFP が発簡され、開発は 2003年初めに開始する予定。
空軍は 1,000機以上を導入する意向で、海軍及び外国からの引き合いもきている。
2002.05.20
Aviation Week & ST (PR)
A seamless solution to defend those who defend us
敵の火力から友軍を防護するため、DoD は新型の電子妨害機の必要性を充分に認識している。
Boeing 社は FA/-18F の電子戦用改修機 EA-18 Super Hornet をその必要性に応じ開発した。 この機種は維持整備、訓練等あらゆる
面で切れ目のない共通性を持つ。
EA-18 を運用することにより海軍は、戦闘機の防護及び軍の要求事項の迅速かつ適切な対応が可能となる。
2002.05.06
Inside the Navy
Prowler, Hawkeye pilots see roles expanding in Enduring Freedom
米海軍の E-2C Hawkeye と EA-6B Prowler のパイロットはアフガンでの戦闘における役割の増加に伴い、国内での訓
練を受けている。
アフガン以降特に必要とされているのは、通信、電子戦に関する任務で、これまでの操縦に加え戦闘グループの1員としての支援の一
部としてレーダーの作動や妨害、通信手としての任務が付加される。
2002.05
International Defense Review
Boeing/Northrop Grumman put their weight behind EA-18
Boeing社と Northrop Grumman社は、F/A-18F を改造した"電子攻撃機" (EA: Electronic
Attacker) EA-18 を連携して提案している。
EA-18 は、複座仕様の F/A-18F に ICAP Ⅲ 型の AN/ALQ-99 を改造した妨害装置を5
基搭載するもので、SOJ 及び EJ として使用可能である。
EA-18 では F/A-18F で機関砲を搭載しているスペースに AN/ALQ-218(かつて LR-700 と呼ばれていたもの)を搭載し、
スポット妨害が可能になる。 また、EA-6B では垂直尾翼上にあった受信アンテナポッドを廃止し、径33cmの両翼端ポッドに36の
受信アンテナを配置する。
F/A-18F にはハードポイントが11ヶ所あるため、5ヶ所を AN/ALQ-99 に使っても、FLIR ポッドその他の装備も搭載できる。
Boeing社は海軍から F/A-18F の複座型に予め EA 仕様用のケーブルを敷設しておき、JSF が装備化された後
に EA-18 に改装する可能性の検討も命じられている。
2002.03.18
Aviation Week & ST
LockMart eyes F-35 for AEA/SEAD use
Lockheed Martin 社は現在、JSF の AEA (Airborne Electronic Attack) 仕様に関する社
内研究を行っており、10年以内に暫定的な EF-35 の装備化を提案している。
JSF 計画当局はこの提案に注目し、8月までに電子戦仕様に関する研究開発の可否を決める模様。 この提案が承認されれば、海軍の
EA-6B に代わる AEA 機の開発は 2004年に開始し 2007年の初飛行、2011年の運用試験が可能となる。
EF-35 には暫定的に ALQ-99 ポッドを 5個装備するものとみられ、海軍は複座型を念頭においているが、AEA/SEAD 複合任務が可能な単
座仕様の可能性についても検討が行われる。
2002.01.28
Defense News
Prowler replacement cost could hit $82 million
米海軍と空軍が共同で行った戦術電子妨害機 EA-6B Prowler の後継に関する検討作業がこ
のほど明らかにされた。
これによると後継案として 27機種、価格的には $21M~$82M の案が出されている。
機種別には、汎用のビジネスジェット、F/A-18、F-22、B-52 の他、JSF や現有の EA-6B の改善再使用等広範囲に検討が行われている。
海軍では現在、2010年までに 122機の Prowler を退役させる計画となっている。
2002.01.21
Inside the Navy
Navy has high hopes for new Prowler electronic warfare system
米海軍は現在行っている EA-6B Prowler 搭載用の次世代電子戦システムの開発に
強い期待を示し、2005年までの運用化を目指している。
開発しているのは ICAP (Increased Capability)-Ⅲ システムで、先進型レーダー妨害能力、良好な連接性及び正確な目標の評定を特
長としているが、開発と試験の実施は極めて難しいといわれている。
2002.01.21
Aviation Week & ST
Die is cast for EA-6B follow-on
DoD は敵防空網制圧能力の将来見積もりで、EA-6B の後継機と、使い捨てのレーダー
妨害用 UAV を併せて装備することを明らかにした。
この見積は 2030年までの電子戦部隊に関し分析したもので、妨害機の機種までは決定されていないが、有人妨害機を主体とし、無人
妨害機はロシアの S-300 等の、より複雑な脅威で危険性が高い攻撃対象に限定使用すると結論付けており、DoD は 2004年に開発計画
を進めたいとしている。
有人候補機には海軍は F/A-18G Growler をあげているが、空軍は独自に F-22、F-35 の転用と B-1 及び B-2 の改善を要望している。
なお、無人妨害機の候補には MALD (Miniture Air Launched Decoy) があがっている。
2001.12.24
Aviation Week & ST
Fleet seeks better jammars
米海軍は EA-6B 電子戦機の後継を 2004年に行うが、現在スタンドオフ及びエスコート妨害機としてどの様な機種
を選定するかの検討が行われている。
検討されているのは FA-18G、UAV 及び JSF (F-35) の電子戦機仕様についてで、EA-6B の延命策も継続し
てして検討されている。
2001.12.17
Aviation Week & ST
Boeing maps upgrades for jammer contender
Boeing 社はこのほど海軍 電子妨害機 EA-6B の後継機種候補として自社開発中の
EA-18 (以前は F/A-18G Growler と呼称) の初飛行試験を行った。
これは、差し迫った EA-6B の後継決定への対応をアピールするためで、開発リスク低減を目的に ALQ-99 妨害ポッ
ド3基と2発の AMRAAM を翼下に装着し、速度 0.8M、3g 旋回で各種計測を行った。
2001.11.28
Jane's Defence Weekly
Boeing demonstrated EA-18 aircraft
Boeing社は、F/A-18F Super Hornet に ALQ-99 ECM ポッド3基と、燃料タンク2基を取り
付けた EA-18 の飛行試験を開始した。
EA-18 は海軍の EA-6B Prowler の後継になりうる機種である。
2001.11.26
Aviation Week & ST
First upgraded Prowler flies
Northrop Grumman 社はこのほど、ICAP-Ⅲ 電子戦装置を備えた改善型 EA-6B Prowler の初飛行を行った。
Prowler は 2015年まで就航が予定され、今回の改善は妨害波の高出力化とレーダーの周波数ホッピング化対処
を主に行われており、2005年の装備化を目指している。
2001.11.19
Aviation Week & ST
EA-6B crews recast their infowar role
米海軍はアフガニスタンで作戦中の EA-6B Prower に ALQ-99 妨害システムを使用する。
これまで海軍は通信妨害用に USQ-113 を使用していたが今回、より強力な ALQ-99 搭載適合性の確認を終え、USS Carl Vinson と
Theodore Roosevelt の搭載機に適用しタリバン通信網の妨害を強化、作戦を支援する。
2001.10.22
Defense News
US Navy outlines options to replace Prowler
米海軍はこのほど、現在唯一の電子戦機として活動している EA-6B Prowler の後継機種選定について概要を明らか
にした。
検討作業を行っているのは次の3項目。
・電子戦機の新規開発
・Gulfstream Ⅳ の様な商業用ジェット機の電子戦機への適用
・Global Hawk の様な UAV の電子戦機への採用
2001.10.22
Aviation Week & ST
Tough decisions loom for EA-6B replacement
DoD は来週にも海軍の電子戦機 EA-6B Prowler の後継を決定するが、現在候補に上って
いる機種はいずれも高価といわれ、選定は極めて厳しい状況にある。
Prowler は 2010年の退役を予定しており、2008年中盤には 124機から最少保有機数の 108機以下の機数になる。 海軍は Prowler
の後継に F/A-18F の改造型 F/A-18G の開発を希望しているが、DoD はこの他、EA-6C、JSF、F-22、Boeing 737、Mald 及び Global
Hawk を候補として検討している。
2001.10
International Defense Review
Into the valley of death
・EA-6B Prowler ICAP-3 (Increased Capability)
・HARM PNU (Precision Navigation Upgrade)
・AT3 (Advanced Tactical Targeting Technology)
AN-ASQ-213 HARM Targeting System
・AARGM (Advanced Anti-Radiation Guided Missile)
・High Speed ARM Demonstration
HARM の射程、速度を倍増する計画
機体形状を変更し、F-22 や JSF の機内弾庫への収納可
Meteor AAM や MALD の機体を使用する案
・MALD (Miniature Air-Launced Decoy)
・MALJ (Miniature Air Launch Jammer)
・MALD Rapid Targeting System
2001.09.03
Aviation Week & ST
Army moves ahead on UAV-based sigint
米陸軍は Shadow-200 UAV を用いた野戦用 SIGINT 機の開発を始めている。
これは陸軍通信電子司令部が DTSP (Division Tactical UAV Sigint Program) として $3.5M を投じて行
っている開発で、滞空時間 6時間以上、120km 以内の敵味方の通信源をピンポイントで評定するとともに、レ
ーダーと通信機への電子妨害機能を持つ。
試作機の試験は 2002年から開始、2008年頃の運用を目指しており、軍は当初、14セットの導入を計画している。
2001.08.15
Jane's Defence Weekly
USAF, USN consider new missions for Global Hawk
米海空軍は11月に LRIP に入る Global Hawk に新たな役割を付加することを考えている。
海軍は P-3C の補完として SIGINT を行わせると共に、将来は P-3C の後継となる MMA (Multi-mission
Maritime Aircraft) の補完にも考えている。
更に EA-6B の補完として電子戦機としても使用使用としている。
空軍は南方軍の行う対麻薬作戦演習へ AWACS の補完としての参加が予定している。
Global Hawk の搭載センサとして検討されている HSI (Hyper-Spectral Imaging) では、偽装目標や、木陰に潜む
目標の探知を狙って開発されている。
2001.06
National Defense
Electronic warfare drone developed with commercial technology
米空軍は SEAD 任務にあたる安価ミサイル LEWK (Loitering Electronic Warfare Killer)
の構想検討中である。
LEWK は全長約10ft、胴径約 1ft、重量1,000 lb以下の、折り畳み翼を有する GPS 誘導、ターボプロップ推進
の ASM で、70~150knots で 8時間飛行し、1,000mile をカバーする。
200 lbの爆装を腹に抱え、TV カメラ、ECM 装置、EO, IR 装置を搭載する。
但し、LEWK は SEAD 任務に要求される能力の 80~85% を満足するもので、単価も約
$40,000 に抑えられる。
2001.06.04
Defense News
Australia, US collaborate on first jamming UAV
豪と米の空軍は共同で、世界はじめての無人電子戦機の開発を行っている。
両国の空軍は Global Hawk をベースにした電子戦機を2~3年以内に装備化する計画で、プログラム総予算は $1.55B 。
米空軍には既に 4機の Global Hawk が入り、2002年までに更に 2機が納入され、所要の妨害装置等を搭載後、各種テストを行う予
定。
2001.04.12
Inside the Pentagon
Marines, Air Force push inexpensive, armed UAV for jamming
DoD は最近、UAV の更なる技術開発と電子妨害能力の向上を狙いに、空軍と海兵隊による
LEWK (Loitering Electronic Warfare Killer) の 4年間にわたる計画を承認した。
この UAV は対地攻撃,特に SEAD における無人機による電子妨害を目的とするもので、低価格化も重要な課題となっており、更に
海軍の電子戦機 EA-6B の補足的運用にも使用が検討されている。
空軍は計画全般の実施を、海兵隊は技術管理を担当し、2002年に最初の飛行試験を開始、2004年末の技術試験終了を予定している。
2001.04.09
Inside the Navy
Marines, Air Force developing cost-effective, armed UAV for jamming
DoD は UAV の更なる技術開発と電子妨害能力の向上を図る狙いで、空軍と海兵隊による
LEWK (Loitering Electronic Warfare Killer) の4年間にわたる計画を承認した。
LEWK は対地攻撃、特に SEAD での無人電子妨害を目的とし、低価格化も重要な課題とされ海軍の EA-6B の補足的運用も検討されて
いる。
空軍は計画全般を、海兵隊は技術管理を担当、2002年に飛行試験を開始、2004年末の技術試験終了を予定している。
= LEWK の設計諸元 =
・滞空時間:8時間以上
・速 度 :70150kt
・高 度 :15,000ft以上
・搭載重量:200lb
・形 状 :全長 10ft、 直径 1ft、 翼長 7ft
2000.11.29
Jane's Defence Weekly
First modernised EA-6B Prowler
Northrop Grumman社は、EA-6B ICAP-Ⅲの初号機を完成させた。 初飛行は2001年中頃になる。
ICAP-Ⅲでは、新型の Reactive Jammer が装備され、現有の 124機全機に改修が施される。
2000.10.30
Defense News
Demands hound tactical jamming aircraft fleet
EA-6B Prowler の即応性及び整備性の改善は、電子戦関係分野における最優先の問題である。
見積では、Prowler は当初見積の2015年より早く2010年には退役しそうな様子である。 Prowler の生産はこの先10年以内に終了
する見込みで、その後は部品の入手が困難になる。
このため現在進行中の ICAP-Ⅲ の生産レートを上げると共に、後継機種の開発を急ぐ必要がある。
2000.10.02
Aviation Week & ST
Jockeying begins over EA-6B replacement
EA-6B の後継をめぐって、幾つかの候補機種があがっている。
後継プログラムは2004年に開始され、海軍は2010年に運用を開始し、2015年までに EA-6B と置き換える
計画である。
新しいシステムが取り扱う周波数帯域は 30MHz~ 30GHzであるが、DoD の担当者は帯域は更に広がる可能
性を示唆している。 新しいシステムとして次の4種類が考えられている。
・専用航空機
EA-6B, F/A-18G, B-1, B-52、民間機改造型、新型機など
・多用途機
JSF, F/A-18, F-15, MV-22, F-16 など
・回収型 UAV or UCAV
Global Hawk, Predator など
・投棄型
MALD, 落下傘投下型ジャマ、地上放置型ジャマなど
これ以外に、空軍では当座の繋ぎとして次の2つの案を検討している。
・EF-111 の現役復帰
1996年に退役した EF-111 の現役復帰
・B-52 の活用
2000.10.02
Aviation Week & ST
Precise jamming Prowler bound
能力向上型 EA-6B Prowler の初飛行が来年行われる。 現在2機の EA-6B Block 89
A が、ICAP-3 (Improved Capability-3) への改造が行われるため Nothrop Grumman の工場に運び込まれ
ている。
ICAP-3 の目的は、それまで個別に動作していたジャマー(註:EA-6B は、AN/ALQ-99 送信機を2機
ずつ収納したポットを、翼下に4個下げる)を統合して動作させることにある。
更に、ICAP-3 では、それまで敵のレーダが動作している帯域全体に妨害波を送信していたのを、個別のレーダ毎
に妨害波を送信するため ERP が大幅に向上している。 これはロシアの S-300
ファミリ(SA-10,SA-12)に対しては、今までのままでは ERP が足りないための改善である。
これは妨害すべき敵レーダの周波数を高速に捕捉することにより実現した。 これは又、ポップアップレ
ーダ対処にも有効である。
ICAP-3 に取り付けられる新しい ESM 装置、 LR-700 は、両翼端にアンテナを配置した
基線長の長いインタフェロメータにより、高い精度で目標位置の標定を行い、AGM-88
HARM により高い精度の目標情報を提供する。
2000.07.03
Aviation Week &ST
JSF and F-22 refocused on electronic warfare
DoD はこれから装備化される2種類のステルス戦闘機、JSF と F-22 に電子戦能力
を付加して本来の任務である空対地、空対空に加え、更に柔軟な任務付与を可能にすることを検討して
いる。
2000.04.20
Inside the Pentagon
EA-6B Prowler follow-on likely to involve multiple platforms
EA-6B Prowler の後継機種について複数の候補案が検討されている。
海軍の電子攻撃艦載機 EA-6B は 2015年に退役を予定しているが、5~10種類以上の候補が 9月に
リストアップされる模様。最終候補案は2001年12月に絞りこまれる。
1999.12.20
Defense News
DoD seeks EA-6B follow-on
1999.01
International Defense Review
Russian 'AWACS jammer' is revealed in more detail
1999.01.20
Jane's Defence Weekly
US Navy strengthens Prowler fleet
1996.07.31
Jane's Defence Weekly
Prowler upgrading is on track, says USN
1996.07.17
Jane's Defence Weekly
Raven retirement slowed in EA-6B protest
1996.04.15
Aviation Week & ST
EH-60 elint helicopters support NATO in Bosnia
1995.07.08
Jane's Defence Weekly
USAF funds extension of EF-111A opeations
1995.03.18
Jane's Defence Weekly
Joint airborne jammer analysed
1995.03.18
Jane's Defence Weekly
Russia's front line EW force