その他の欧州戦闘機に関する記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.12.21 Jane's Defence Weekly Second wind <2302-122109>
= Gripen の挑戦に関する6頁の記事 =
・Export sutomers
・Gripen C/D
・After Gripen
2022.04.27 Jane's Defence Weekly Sweeden plans to upgrade entire SwAF Gripen C/D fleet <2207-042709>
 スウェーデン軍需本部 (FMV) が4月14日、保有しているSaab JAS 39 Gripen C/Dの全機2035年まで戦闘可能とする改良を2020年代末までに実施すると発表した。
 スウェーデン空軍は2023年に最新型であるGripen E 60機を受領するが、Gripen C/Dも40機2030年代中頃まで使用するため、Gripen E 4個飛行隊とGripen C/D 2個飛行隊で編成されることになる。
2020.07.15 Jane's Defence Weekly Sweeden prepares for next-gen fihgter <2009-071501>
 スウェーデン国防省が7月7日、次の予算サイクルである2021年~2025年に、次世代戦闘機への公式方針を決めることを明らかにした。 方針には以下の4つの選択肢がある。
 ・Gripenの発展型
 ・英伊のTempestへの全面依存
 ・他の国際協力
 ・国内で独自の開発
2019.06.26 Jane's Defence Weekly Saab adds GlobalEye to Finnish fighter bid <1908-062606>
 Saab社がトゥルク航空ショーの開かれた6月14日に、フィンランドが装備しているF/A-18C/Dの後継計画H-XにGripen E 52機と復座型の Gripen F 12機に合わせて、GlobalEye 2機を提案していることを明らかにした。
 GlobalEyeはErieyeのレーダ性能向上型で、捕捉距離はErieyeの650km以上から飛躍的に向上している。
2019.03.15 アフロ

(Yahoo)

英空軍トーネード攻撃機退役 40年にわたる栄光の歴史に幕 <1904-031501>
 英空軍Tornado GR.4が3月14日、現役最後となるフライト任務を終えマーハム空軍基地に帰投した。 英国、イタリア、西ドイツが共同開発したTornadoは1979年に就役、2019年3月末をもって40年に及ぶ任務を終了し正式に退役する。
 Tornadoの任務は順次Typhoonに替わり、1982年にTornado初の飛行隊として編成された第9飛行隊はTyphoon飛行隊に再編される。 また第31飛行隊はProtecter UAVの飛行隊として再編される。
【註】
 Tornadoの退役で当面英国にはB61核爆弾の搭載可能戦闘機がなくなる。
【関連記事:1801-111301 (AW&ST 2017.11.13)】
2018.04.06 Defense News Germany, France to move ahead on sixth-generation combat aircraft <1805-040605>
 2040年までにRafale及びTyphoonの後継となる次世代戦闘機独仏で共同開発する計画は、両国国防相が5日にパリで会見 し、4月25~29日に開かれるベルリン航空展で、10ページに及ぶ共通要求書両国が署名することで合意 したことで現実味を帯びてきた。
2017.07.24 Aviation Week & ST Europe awakens <1709-072403>
 ドイツとフランスが7月13日に独仏閣僚協議会で、次世代戦闘機の共同開発に合意した。 ドイツはTornado 及びTyphoon、フランスはMirage及びRafaleの後継に考えており、2018年中頃までに行程表を完成させる。
 開発にはドイツ側からAirbus社、フランス側からDassault社が参加する模様で、2016年初期にドイツが提唱した
NextGenWSに 参加を表明したスペインの合流も考えられる。
2017.07.14 Defense News BAE exec: We'll have a hand in a next-gen fighter 'one way or another' <1708-071404>
 BAE Systems社が次世代戦闘機開発に意欲を見せた。 この構想には スウェーデンも関心を示しているという。 BAE Systems社はトルコのTF-Xの共同開発で合意し、日本とも戦闘 機開発を見据えた
MoUを締結している。
 これに対しマスコミの関心は6月13日にドイツとフランス次世代戦闘機開発で合意したことに集まっている。  両国は2018年中頃にもロードマップを完成させるという。
【註】
 Eurofighter Typhoonは当初英独仏で開始されたが、途中でフランスが抜けRafaleの開発に移ったのに対し、今回の次世代戦闘機開発は英国抜きで独仏が合意した ことは、Brexcitによる対英不信がある可能性も考えられる。
2017.07.13 Yahoo 時事通信記事

仏独、戦闘機共同開発へ=欧州の防衛力強化―首脳会談

<1708-071304>
 マクロン仏大統領が13日、メルケル独首相とパリで会談し、欧州の防衛力強化に向けて両国が 戦闘機を共同開発することで一致した。
 2018年半ばまでに開発計画をまとめ、完成次第、両国は現行の機体を新型機に置き換えて行く。
【関連記事:1708-061204 (AW&ST 2017.06.12)】
2017.06.21 Jane's Defence Weekly Gripen E makes maiden flight <1708-062101>
 Gripen Eが6月15日に初飛行した。 スウェーデン空軍は60機発注したGripen Eの 1号機を2019年に受領する。
2017.06.15 Defense News Saab's Gripen E takes its first flight <1707-061502>
 Saab社が開発しているGripenの最新型であるGripen Eが15日に初飛行した。
 Gripen Eはすでにスウェーデン空軍が60機、ブラジルが復座型(註:Gripeb F)と併せて36機の採用を決めており、両国への引き渡しは2019年 に開始される。
【関連記事:1607-052502 (JDW 2016.05.25)】
2017.06.12 Aviarion Week & ST Drone commander <1708-061204>
 ドイツ空軍がTornadoの後継
CFXとした2030年代に向けたロードマップを明らか にした。 独空軍司令官によると最終決定は来年に行われるという。
 独空軍では独自の戦闘機を開発すると共に、有人機とUAVのネットワークが検討されており、UAV計画では2種類の "Remote Carrier"が考えられている。
 一種類目は殺傷兵器やジャミング、デコイなどとして使われる使い捨て型UAV、もう一種類は米空軍研究所( AFRL)がLCASDとして開発している開発しているXQ-222 Valyrie(右図)の様な帰還型のUAV が考えられている。
2016.07.20 Jane's Defence Weekly Meteor in service on Sweden's Gripens <1609-072003>
 スウェーデン空軍が、戦闘機で初めて、射程100km+の
BVRAAMである Meteorを実装備した。
 Meteorの装備を開始したのはMS20改良が行われたGripenで、この改良で同機はGBU-39 SDBやLink 16データリンクの搭載も可能になった。
2016.05.25 Jane's Defence Weely Saab unveils new Gripen E fighter <1607-052502>
 Saab社が5月18日、Gripen Eロールアウト式典を行った。 Gripen Eは現在のC/Dを大型化した性能向上型で、セン サやアビオニクスが刷新されたほか、センサの取得情報の統合とマンマシンインターフェスを行う機能が採用され、生存性も強化されている。
 Saab社は現在瑞空軍から60機受注したほか10機の追加も見込んでおり、 ブラジルからもGripen E 28機と、復座型のGripen F 8機を受注している。
【関連記事:1409-072305 (JDW 2014.07.23)】
2016.05.23 Aviation Week & ST Family values <1607-052301>
 Saab社が5月18日、Gripen Eの1号機をロールアウトさせた。
 しかしながら同社は2020年代以降もGripen C/Dの生産を継続する方針で、瑞空軍もGripen Eの最終号機が納入される 2026年以降も30機のC/D型機を維持するという。
2016.05.11 Jane's Defence Weely Joint effort <1607-051113>
= 欧州に於ける Gripen の協同に関する5頁の記事 =
 
2015.10.28 Jane's Defence Weekly Saab unveils new AESA for fighter aircraft <1512-102804>
 Saab社が韓国で開かれている ADEX2015展で、Gripen C/D が搭載している PS-05A Mk3 を AESA化した PS-05A Mk4 を公開した。 これについて同社は、米国が KF-X 向けのレーダ技術の提供を拒否したこととは無関係としている。
 同社が4月に初公開した Mk4 は、捕捉距離が Mk3 の1.5倍になるという。
2015.08.04 Defense News India Cancels $12B Combat Jet Program <1509-080408>
 インド国防省が7月30日、$12Bで126機の Rafale を購入する計画であった中型多目的戦闘機計画
MMRCA取りやめたことを明らかにした。 同省によると Rafale はインド空軍の要求は全て満たしているという。
 これとは別にインド首相が4月に Rafale 36機を購入すると発表したが、この契約は年内に行われるという。
2015.06.10 Jane's Defence Weekly Fighting fit <1508-061005>
= 欧州の戦闘機に関する6頁の記事 =
Rafale
TFX
Eurofighter
Russia
Gripen
2015.05.11 Aviation Week & ST Saab plans a major upgrade to the JAS 39C/D Gripen's radar <1507-051101>
 Saab社が JAS 39C/D Gripen のレーダを、自社経費で開発した PS-05/A Mk.4 に換装する計画で、12月に最初の試験飛行 を計画している。
 PS-05/A Mk.4 は従来通りの機械走査式であるが、捕捉追随距離が二倍になり、低
RCS 目標 の追随も可能になる。
2015.05.05 Defense News India's Parrikar wants swift deal on Rafales <1506-050502>
 インド国防相が4日、フランスから Rafale の完成機36機を購入するための最終交渉を今月行うことを明らかにした。
 Rafale 126機の購入交渉は2012年に開始されたが、インドがそのうち108機を国内生産する要求をしていたことなどから 、交渉は暗礁に乗り上げていた。
【関連記事:1504-031809 (JDW 2015.03.18)】
2015.04.27 Aviation Week & ST India may scraps its long-delayed MMRCA <1506-042702>
 インドが Dassault社から Rafale 126機を購入する
MMRCA 計画は、インドが完成機36機の 交渉を行っていることから、破棄される可能性が出てきた。
 インドは完成機を18機購入し、残りは HAL社で国産することを条件としてきた。
2015.04.11 Yahoo 時事通信記事

「仏戦闘機を36機輸入=5000億円で―印首相表明」

<1505-041101>
 訪仏中のモディ印首相が10日、フランスから Rafal 戦闘機36機を購入する意向を示した。
 インドは2012年に同戦闘機126機を調達する方針を決め、仏政府と交渉を開始した。 インド側は一定数を自国内で生産するよう求めていたが、移転技術の内容や製造者 責任の範囲などをめぐって協議が難航していた。 36機については仏国内で製造する条件を受け入れ、先行輸入するこ とにした。
【註】
 インドは2012年1月31日に、機種戦闘を行ってきた次期多用途戦闘機 MMRCA に Typhoon を押さえて Rafal が選定された。
【関連記事:1203-020101 (産経新聞 2012.02.01)】
 しかしながら Rafal 導入に向けた Dassault社との交渉が進展しないことから、仏政府は Rafal 採用の取り消しを示唆していた。
【関連記事:1503-012102 (JDW 2015.01.21)】
 更に印政府は Dassaault社との購入交渉が暗礁に乗り上げていることから、Sukhoi社が開発している T-50 PAK-FA の国産について のロシアとの協議を進めていた。
【関連記事:1504-031809 (JDW 2015.03.18)】
2015.03.18 Jane's Defense Weekly India looks to speed up T-50 purchase due to Rafale delays <1504-031809>
 インド国防省は、Dassaault社との Rafale 戦闘機の購入交渉が暗礁に乗り上げているこ とから、
T-50 の国産についてのロシアとの協議を進めている。
2014.07.23 Jane's Defence Weekly Sweden firms up requirement for stand-off missile.... <1409-072308>
 スウェーデン空軍が2018年までに Gripen C/D に長距離ミサイルを装備する計画である。
 すでに Gripen への搭載が確認されている
Taurus KEPD 350 が有力視されているが、隣国フィンランドが F/A-18C に装備している AGM-158 JASSMStorm Shadow/SCALP ER も候補に挙がっている。
2014.07.23 Jane's Defence Weekly Selex awarded AESA contract for Swedish Gripens <1409-072305>
 Selex ES社がスウェーデン政府から Gripen E に搭載する
AESA レーダ Raven ES-05 を受注し た。 瑞空軍は Gripen E 60機に搭載する計画であるが、瑞空軍は Gripen E の装備数を70機まで増やす計画である。。
 欧州ではすでに Rafal に RBE2 AESA レーダの搭載が開始されている。
2014.04.30 Jane's Defence Weekly Sweden wants cruise missiles for Gripen <1406-043005>
 スウェーデン空軍は JAS 39 Gripen E の取得を2018年に開始するが、国防相が4月23日、Gripen E と現有の Gripen C に CM を装備する計画であると発表した。
 Gripen C/E に搭載されるのは射程が150km以上の Taurus KEPD 150 と、350km以上の
KEPD 350 になる。
2014.01.01 Jane's Defence Weekly Saab contracted for Gripen E build <1402-010107>
 Saab社が12月18日、スウェーデン軍需省から JAS 39 Gripen E 60機を$2.5Bで受注したと発表した。 この契約で同社は、Gripen C を Gripen E に改修し、2018年から納入する。
 複座型の Gripen NG を元にした Gripen E は単座で、レーダを
AESA 化し、搭載電子機器を高性能な新型に換装すると 共に、エンジンを性能向上型に代え燃料搭載量を増やすことで、航続距離の増大を図っている。
2013.12.18 Defense News Saab to upgrade 60 Gripens for Sweden <1401-121804>
 Saab社が18日、スウェーデン政府から Gripen C 60機E仕様に改造する契約を$2.4Bで受注したと発表した。 納入は2018 年に開始され、2026年に完納する。 スイス議会も、Gripen E 22機を購入する来年度予算を承認している。
 Gripen E は Selex ES社製の
AESA レーダを搭載する。
【関連記事:1208-061805 (AW&ST 2012.06.18)】
2013.09.25 Jane's Defence Weekly France receives first Tranche 4 AESA Rafale <1311-092503>
 Dassault社が9月12日、AESA レーダである RBE2 をはじめて搭載した Tranche4 Rafale を仏空軍へ納入した。 この機は Rafale の121号機になる。
 Tranche 4 では RBE2 のほかに Mode-5/Mode-S 互換の IFF 装置も搭載している。
2013.02.27 Jane's Defence Weekly France malkes progress on Rafale upgrades <1304-022706>
 フランスが2012年12月、Rafale 改良計画のリスク低減研究 (RRS) 契約を Dassault社に発注した。
 改良型である Rafale F3R2018年運用開始を目指しており、RBE2 AESA レーダを搭載し、Meteor BVRAAM の搭載が可能になるほか、 SPECTRA SPJ や、Mode-5/Mode-S 互換 IFF も搭載される。
2013.06.26 Jane's Defence Weekly No AESA refit planned for old Rafales <1307-1308-062604>
 Thales社は2009年に、Rafale Tranche 4 60機に装備する RBE2 AESA レーダを60基受注し ているが、仏空軍は今のところ、既存の Rafale のレーダを RBE2 に換装する計画はないという。
2012.06.18 Aviation Week & ST Economy class <1208-061805>
 スウェーデンがスイスと共に Gripen Demo 及び Gripen NG となる JAS 39E/F の開発を進めており、2018年に納入が開始される。 スウェーデン空軍は保有する JAS C/D を E/F に換装することを決め、スイス空軍も F-5E/F の後継に JAS E/F を決め、2014年に契約を行う。
 JAS E/F は主翼などに C/D と同じものを使用するが、中後部胴体は新規に設計され、GE社製 F414 エンジンを搭載する。 これに伴い重量も 2.5t増加することから、主脚も強化される。
 レーダは Selex社製の Ranen ES-05 AESA レーダを搭載する。
【 Gripen NG 関連記事:0812-111713 (AW&ST 2008.11.17)】
2012.03.30 Defense News First Rafale to be equipped with AESA this summer <1204-033005>
 Thales社が3月29日、Rafale 戦闘機に搭載する RBE2 AESA レーダの量産一号機を Dassault社に納 入したと発表した。 RBE2 を搭載した Rafale の一号機はこの夏に納入される。
 RBE2 搭載 Rafale は、欧州初の AESA レーダ搭載量産戦闘機になる。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly Capbilities, price and politics played role in Rafale's MMRCA win <1204-020808>
 インドが1月31日に、MMRCA の機種を Rafale に決めたが、126機整備するコストは当初計 画の$8.4Bから$15Bに跳ね上がると見られる。
 Rafale は18機が完成機で2015年から納入され、残りの108機がライセンス生産で2017~2018年に納入が開始される。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly Lowest bidder Rafale edges MMRCA selection <1204-020801>
 インド政府が1月31日、インド空軍の MMRCA に Dassault社の Rafale を選定したと発表した。 Rafale は対立候補 であった Typhoon より価格が15~17%安いという。
 MMRCA への採用は Rafale にとって初の輸出となる。
2012.02.01 Yahoo 産経新聞記事

「印空軍、仏のラファール戦闘機選定 サルコジ大統領『契約には技術移転も含まれる』」

<1203-020101>
 インド政府が31日、126機を計画している MMRCA に、フランス製の Rafale を選定することを決めた。 ロイタ通信によると、フランスのサルコジ大統領は、インド政府の決定を歓迎する声明を出し、契約には 技術移転も含まれると語った。
 インドは、海外への武器調達依存度を抑え国産化を目指しており、Rafale も大半はインド国内で生産される。
2012.01.31 Defense News Indian Victory a Breakthrough for France’s Rafale <1202-013101>
 インド政府が31日、MiG-21 の後継として126機を計画している MMRCA に Dassault社製の Rafale を選定した。 対抗していた Typhoon は破れた。 Rafale が選定された理由は、低い LCC が他機種に勝っていたことと、技術移転を広く認めたことが大きい。
 今後3~4ヶ月かけて価格交渉が行われ、今年中頃に契約が行われる。
2011.09.07 Jane's Defence Weekly Turkey launches fighter aircraft programme <1111-090705>
 トルコ軍需省次官が8月23日、同国独自の戦闘機開発における最初となる2年間の契約を TAI 社と結んだことを明らかにした。
 この計画には Saab社と KAI社の参画が予想されるが、同次官は Saab社との共同はまだ決まっていないと述べた。 KAI社とはかつて 生産分担で合意が得られなかった経緯がある。
2011.01.05 Jane's Defence Weekly Turkey looks to develop next-gen fighter <1102-010508>
 トルコ国防相が12月15日、初の国産戦闘機を2023年までに開発し、F-4 や F-16 Block 30 と 換装することを明らかにした。 トルコは F-35 の共同開発国になっているが、F-35 がトルコにとって最後の輸入戦闘機になるという。 国産戦闘機の概念設計は2013年 までに TAI社が$20Mで実施する。
 国防相は韓国との共同開発には言及しなかった。
2010.03.17 Jane's Defence Weekly Saab submits standard Gripen for Indian MMRCA evaluation <1005-031710>
 Saab社の Gripen D が、3月中旬に行われる MMRCA 評価用として3月8日にインドに到着 した。 提案している Gripen NG がまだ開発途中であるためで、Saab社は評価に影響はないとしている。
2009.07.15 Jane's Defence Weekly US 'discourages' IAI collaboration on Gripen NG <0909-071506>
 IAI社が Saab社と共同でインド空軍の MRCA に Gripen を売り込もうとしたが、米国がこれを阻 止した。 Saab社は今では Selex社と Gripen NG 用 AESA レーダを開発している。
 印空軍は2013~2015年に18機の MRCA を輸入し、次いで2021~2022年まで108機を国産する計画である。
2009.03.04 Jane's Defence Weekly Thailand agrees to fund second batch of Gripens <0904-030409>
 タイ内閣が、Saab JAS 39 Gripen の二次分として6機と、Erieye AEW&C 1機の購入を決めた。 購入する航空機は Gripen 6機と Saab 340 多用途機2機で、そのうちの1機に Erieye が搭載される。
2008.11.24 Aviation Week & ST Norway rejects Gripen NG, say with F-35 JSF <0901-112401>
 ノルウェーが F-16 の後継として48機装備する計画の戦闘機に、Gripenを退け F-35 を選定した。
 ノルウェーは F-35 の共同開発国であるが、F-35 の採用決定は行っていなかった。
2008.11.19 Jane's Defence Weekly Why 2009 could prove the year of the Gripen <0901-111908>
= Gripen の現況と今後に関する記事 =
 現在までに Gripen が輸出を決めたのは60機で、内訳はチェコ14機、ハンガリー14機、南ア26機、タイ6機であるが、今後18ヶ月以内に Gripen も候補に挙がっている戦闘機の選定を行う国は、ブラジル、クロアチア、デンマーク、インド、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、スイスの8ヶ国である。
2008.11.17 Aviation Week & ST Global dogfight <0812-111713>
= Saab Gripen を紹介する4頁にわたる記事 =
 Saab社の Gripen は、スウェーデン国内での大きな需要が見込めないことから、長期的に計画を維持するためには輸出に頼る必要がある。 スイスが Gripen の採用を 検討中で、7月にも決まるが、それだけでは不十分で、ブラジルや日本にも期待している。
 Gripen NG は2014年完成を目指し、来年にも組み立てが開始される。 Gripen NG はエンジンを換装して 航続距離と搭載能力の向上を図ると共に、レーダを1,000個の T/R モジュールを持つ AESA に替える。
 Gripen NG の技術検証機である Gripen Demonstrator は今年5月に初飛行し、来年には空力関係の更新を図る。
2008.09.01 Aviation Week & ST Fighter contest heats up <0810-090105>
 デンマークが48機計画している次期戦闘機に、すでに名乗りを上げている F-35A、Gripen NG に加えて Boeing社が F/A-18E/F Block 2 を提案 した。 機種決定は2009年中頃に行われ2009年末に契約して、2016年には引き渡しを開始する計画である。
 一方オランダが計画している F-35 の代替え85機の候補には Gripen NG のほか F-16E/F Block 60 があがっており、 2010年末に機種決定し2014年に納入が開始される。
【註】
 Gripen NG は Gripen Demo とおなじである。
【 Gripen Demo 関連記事:0808-070205 (JDW 2008.07.02)】
2008.07.07 Aviation Week & ST Eastern challenger <0808-070706>
 韓国の F-X Phase ⅠPhase Ⅱ で F-15K を61機導入したが、続く F-X Phase Ⅲ 60機と F-XX 120機を巡って、各国が売り込みをかけている。 ただ、空軍参謀長は、近隣諸国が第五世代戦闘機を装備するまで F-15K 級を引き続き購入したいとしている。
F-X Phase Ⅲ
 本命視されているのは F-35 であるが、Boeing社は AESA レーダ搭載の F-15K を提案し ている。 また同社は Super Hornet も候補になりうるとしている。
F-XX
 韓国国内開発を目指す KFX は新政権になって見直され、計画が中止になる可能性がある。
 これに対して Saab社が次世代 Grippen の共同開発を提案している。 次世代 Grippen には単発の P305 案と双発の P306 案があるが、6月26日 にソウルで開かれた空軍のセミナでは、韓国軍の要求に合わせた双発案(右図)だけが呈示された。 それによるとステルス型である次世代 Grippen は、全長17~18mで、 翼端長が12mと見られ、Typhoon よりも大きな機体である。
2008.07.02 Jane's Defence Weekly Saab flies further Gripen Demo tests <0808-070205>
 Saab社が5月27日の初飛行に続いて、Gripen Demo (Demonstrator) の飛行試験を更に2回実施した。
 Gripen Demo は二段階に分かれ、エンジン換装、パイロン増設脚の強化などを行う Phase 1 の試験は2008年9月~10月を山場に行われ、ミサイル警報装置やAESA レーダを搭載し燃料搭載量を増やす Phase 2 は2009年に開始される。
2008.04.14 Aviation Week & ST UK declassifies '80s work on fighter <0805-0401406>
 英国が1980年代末に Harrier や Tonado の後継として開発しようとしていた超音速ステルス多目的戦闘機の非指定が解除され始めた。 この戦 闘機は P.125 と呼ばれ実大モックアップが製造されていた。
 機体形状で特徴的なのは、密閉されたコックピットで、これは当時懸念されていたソ連のレーザ兵器に対抗するもので あった。 またコックピットを密閉することにより RCS の低減も期待できた。
2007.07.04 Jane's Defence Weekly QinetiQ VAAC Harrier in SRVL trials <0715-070404>
 英国 QinetiQ が仏海軍空母 Charles de Gaulle の艦上で、Harrier T.4 VAAC (Vectored-thrust Advanced Aircraft Control) による SRVL (Shipborne Rolling Vertical Landing) の試験を行っている。 SRVL は F-35B の着艦方法の一つに考えられている方式で、翼の揚力が期待できることか ら垂直着艦に比べて持ち帰りペイロードを大きくすることができる。
2006.10.09 Aviation Week & ST Expeditionary warfare <0621-100906>
 英空軍は2007年初頭からアフガニスタンに最新型の Harrior GR9 を展開する。 また、情勢に応じ2008年以 降に運用開始となる Eurofighter Typhoon を展開する方針である。
 GR9 は500-lb Paveway Ⅳ 二モード精密誘導爆弾を搭載し、約5,300名の陸軍が行動するアフガン南部で CAS 及び偵察飛行を行う。
2006.09.27 Jane's Defence Weekly UK to supply extra Harrier to Afghanistan <0621-092703>
 英空軍が9月19日に、アフガニスタンへ Harrier GR.7/7A を増派すると発表した。 これによりカンダハルの Harrier は7機になる
 カンダハルには2年前から Harrier が派遣されているが、当初の計画は暫定的な派遣で今年6月には撤退する予定になっていた。 こ れが現地の強い CAS の要望により増派されることになった。
2005.08.08 Aviation Week & ST Curtains for stealth <0516-080804>
 BAE Systems社は、戦闘機のステルス化技術について研究を進めており、機体の低識別化設計だけでなく RCS の低減に関する研究にも 重点を指向している。
 英空軍の Eurofighter Typhoon は元来ステルス機ではないが、同社はレーダ反射信号の低減に向け、様々な方策を検討しているとみら れる。
 同社は研究の細部を明らかにしていないが、他の企業筋は米露が開発中のプラズマ磁界を利用したものではな く、電波吸収材や特殊な補助システムによる、機上レーダの遮蔽や敵レーダに対する反射電波の拡散を研究して いることを示唆している。
2005.06 Jane's Missiles & Rockets Derby forms part of India's Sea Harrier fighter upgrade <0513-060013>
 インドが FRS Mk 51 Sea Harrier の能力向上を予定している。
 計画では機首に搭載している Blue Fox レーダを Elta社製 EL/M-2032 マルチモードレーダに換装すると共に 、Rafael社製 Derby SVRAAM を Matra社製 Magic IR AAM に加えて新たに搭載する。
 EL/M-2032 搭載により、捕捉距離、ルックダウン性能が向上すると共に、空対空に加えて空対地、空対海捜索能力 が付与される。
2005.02.28 Aviation Week & ST Crack in the door <0506-022808>
 インド空軍が計画する126機の多目的戦闘機導入には F-16、MiG-29M、Mirage 2000-5、及び Saab Gripen が名乗りをあげている。
 インドは欧米、露及びイスラエルからの兵器システム導入を推進しているが、国内軍事専門家は過去の欧米対印武器禁輸政策を教訓と し、導入にあたり補給整備の継続的実施と共同開発に留意すべきと提言している。
 一方、ロシアの BrahMosは、海軍艦艇用に共同開発生産をめざしているものの、空軍は未だ装備の可否を決めていない。
2001.09.17 Defense News Britain to speed plans for long-range strike  英国はこのほど、空軍の Tornado GR4 に替わる長距離攻撃機の導入が予定の 2017年より も早まるという見通しを明らかにした。
 FOAS (Future Offensive Air System) 当局によると、その候補である戦闘機 Eurofigther 、巡航ミサイ ル Storm Shadow 及び JSF 共同開発がいずれも要求を満たしており、Eurofigther は 2006年に部隊運用が、Storm Shadow は 2005年 にはデータリンクを含めての運用が可能になるという。
2001.08 International Defence Review Sweden scales fighter radar  スエーデンは Gripen 戦闘機 に Raytheon 社製の AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーアンテナの採用を計画している。
 Gripen は Saab/BAE Systems が開発し、装備化と海外輸出を逐次始めているが、搭載機器の改善は Ericsson 社が担当し、 NORA (Not Only Radar) 計画として継続中であり、AESA 導入はこの計画の一部となる。
 米国の最新軍事技術がスエーデンに輸出されるのはこれが初めて。
2001.07 International Defense Review Future fighters battle industry
= 第5世代戦闘機開発を巡る欧州企業間競争に関する記事 =
 欧州では第5世代戦闘機の開発を巡り、1985年に第4世代戦闘機の開発が Eurofighter と Rafale に分裂した以上に 深刻な状態にある。
 現在欧州には、英国の FOAS (Future Offensive Air System)、ドイツの FAWS (Future Airborne Weapon System)、フランス、イタ リア、スペイン、スウェーデンなどの類似システムなどの各種計画が目白押しである。
 これら諸計画の内、英国の FOAS(右図)計画が最も具体化して いる。
2001.07.09 Aviation Week & ST Saab,Dassault upgrade Gripen, Rafale fighters  スウェーデンの Saab 社は Gripen の、仏の Dassault 社は Rafale の改善を2004~2010年の間、輸出用を含め て夫々計画している。
= Saab 社の戦闘機 Gripen =
 ・電子戦システム(レーザー及びミサイル警報装置を含む) の改善
 ・牽引デコイの改善
 ・IR 捜索追随システムの開発
 ・NATO 情報システム Link 16 への連接
 ・Conformal fuel tank の搭載
= Dassault 社の戦闘機 Rafale =
 ・Snecma M88-3 エンジンの改善
 ・F2 対地攻撃用ソフトウェア及びの改善
 ・Thale's 射統レーダーをアクティブアレイアンテナに変更
Military Technology 2001.06 Fighter aircraft programmes: a status report
=世界各国の戦闘機開発状況とその市場に関する記事=
・戦闘機開発状況
 米、英、仏、独、露、スウェーデン等の最新鋭機及び戦闘機の開発状況について以下の機種を概説
   Boeing F/A-18E/F Super Hornet (米)
   Lockheed Martin F-16 FIGHTING FALCON (米)
   Joint Strike Fighter (米)
   Lockheed Martin/Boeing F-22 RAPTOR (米)
   Eurofighter/TYPHOON (英、独、西、伊)
   Dassault RAFALE (仏)
   Dassault MIRAGE 2000 (仏)
   Saab/BAE JAS-39 GRIPEN (スウェーデン、英)
   MiG-29 (露)
・世界の戦闘機市場
 上記機種の世界34ヶ国の導入(予定を含む)状況について記述
2000.10.09 Aviation Week & ST Europe joining forces on future air systems  ヨーロッパでは、発展型航空機の技術開発を共同で行う動きがある。
 共同計画は、3年前に始まった英仏の合意を基に、独とスウェーデンが参加を希望しており、年末から2001年初頭に ETAP (Technology Acquisition Program) の MOU 取り交わしを目指している。
 最大の問題点は、ステルス技術の開示について、英国が難色を示していることで、英はステルス技術については、米とのみ共同開 発を行いたい意向にある。