FCAS / SCAF 次世代戦闘機

欧州の次世代戦闘機
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.10.25
 20:22
Defense News France, Germany to hammer out next steps for delay-prone FCAS warplane <2411-102511>
 フランス軍兵器総局長が、仏、独、西は共同プロジェクトが試作段階に移行する前の12月に行われる首脳会議で、第六世代戦闘機とそれに関連する戦闘システムの範囲を絞り込むと述べた。
 フランスのチバ兵器総局長は23日に国会の国防担当議員に、2025年国防予算に「未来の戦闘航空システム」の第2段階の資金提供を盛り込んでいると語ったが、計画の遅延の可能性を示唆した。
 チバ局長は「この日付が守られることを保証することはできない。 特に、特定の共同開発国の選挙期限に依存するからだ」と述べた。 共同開発国のドイツは、2025年9月に連邦選挙を行うことになっている。
 FCASは以前、主要パートナー3社のうち2社であるDassault Aviation社とAirbus社との対立により、Phase 1Bに関する交渉が2022年の大半で長引いていた。 Dassault Aviation社はフランス航空宇宙軍で使用されているRafale戦闘機を製造し、Airbus社はドイツ空軍に装備するEurofighterを製造している。
 フランス軍兵器総局は2023年に、Phase 2は2026年初頭に開始されると予想していると述べていた。 Dassault Aviation社はFCASプログラムでフランスを代表し、Airbus社はドイツを代表し、Indra社はスペインのパートナーである。
2023.11.27
 14:44
Breaking Defense Belgium to join Europe's FCAS next-gen fighter program in June 2025 <2312-112710>
 ベルギー政府高官は、2025年6月までに、ベルギーはドイツ、フランス、スペインに次ぐ4番目の
FCAS共同開発国となることを明らかにした。
 ベルギーはまた、12月にFCASオブザーバー資格の参加契約に署名する予定で、デドンダー国防相はこれを「グローバルな安全保障とイノベーションに向けた重要なステップ」と呼んだ。
2023.11.13
 14:27
ロイタ通信

(Yahoo)

エアバスが750人削減へ、防衛・宇宙部門再編の一環 <2312-111308>
 Airbus社の労組関係者が、同社が8日に発表した防衛宇宙事業再編の一環として、従業員の2%に相当する750人の削減を目指していることを明らかにした。
 Airbus社はまた2つの戦闘機事業を1つに統合するとのロイタの報道も確認した。
2023.11.10
 10:45
Breaking Defense FCAS weighing 4 fighter designs, could make final choice by March 2025 <2312-111005>
 仏独西が共同開発する
FCASを主導している仏航空宇宙軍で担当しているモリッツ少将が11月9日、現在4機種が検討されているが2024年6月には2機種に絞り込まれ、2025年3月に最終的に1機種として決定すると述べた。
2023.07.05 Jane's Defence Weekly MBDA announces development of new FCAS effector <2309-070509>

 MBDA社がFCAS/SCAFの搭載武器ERCを開発している。
ERCは機内弾庫に搭載できるサイズで重量400kg、滞空能力1時間の性能を持つ。
 弾頭やセンサはモジュラー式で、任務により使い分ける。

2023.02.01 Jane's Defence Weekly Goverments restate support for NGWS in FCAS/SCAF <2304-020107>
 
FCAS/SCAF計画を進めている仏独西3ヵ国が、FCAS/SCAF計画の一部としてNGWSの開発を進めることを再確認した。
 NGWSは次世代戦闘機NGFと、(註:NGFのLoyal Wingmanである)RC、及び航空戦闘クラウドACCからなる。
2023.01.04 Jane's Defence Weekly Governments ratify FCAS/SCAF deminstrator contract <2303-010406>
 
FCAS/SCAF計画を進めている仏独西3ヵ国が、各国及び各企業の担当を定めたPhase 1B契約を締結した。  契約にはRCACCの開発も含まれる。
2022.12.14 Jane's Defence Weekly French Senate submits budget request for national fighters <2303-121406>
 フランス上院が11月下旬、2023年度予算案に、Dassault社製Rafaleの後継としてフランス固有の戦闘機を開発する検討として€10M ($10.5M) を要求した。
2022.12.14 Jane's Defence Weekly FCAS/SCAF partners sign deal of demonstrator phase <2303-121403>
 Dassault社が12月1日、3ヵ国が共同開発する
FCAS/SCAF試作段階に入り、中心となる次世代戦闘機NGF開発がPhase 1Bに入ったと発表した。
 当初2027年に計画されていた初飛行は2029年になり、2030年に設計固定を行い2040~2045年のoperationalを目指す。
2022.11.30 Jane's Defence Weekly National partners break deadlock in demonstrator phase of FCAS/SCAF <2303-113002>
 仏独西3ヵ国が11月18日、共同事業の
FCAS/SCAF試作段階Phase 1B入りで暗礁に乗り上げていたが、漸くこれを突破したと発表した。
 Phase 1Bでは次世代戦闘機NGFと共に、RC Loyal Wingman、空戦クラウド (ACC)、NGWSの開発も行う。
 ただフランスメディアは6月に、2040年としていた運用開始時期は2050年代にずれ込むと報じている。
2022.11.30 Jane's Defence Weekly Airbus showcases new 'heavy loyal wingman' concept <2303-113001>
 Airbus社が11月16日にベルリンで開かれたIFC 2022で、
FCAS/SCAFの一翼を成すRC武装Loyal Wingman構想を発表した。
 重RCは空対空、空対地、電子攻撃能力を持ち、Meteor BVRAAM 2発GBU-54 JDAM 2発SPEAR-EW 4発、又は軽RC 2機を搭載できる。
 軽RCはFCASの構成品の一つで、Typhoon、F-35A、又は独空軍の次世代戦闘機が搭載する。
2022.11.18
 15:47
日経新聞 Financial Times: フランスとドイツの戦闘機共同開発、新たな段階へ <2212-111811>
 独仏が共同開発する主力戦闘機計画新たな段階に進む見通しであることがわかった。 頓挫も懸念されていた欧州最大の防衛計画
FCASは再び動き出し、両国間の難しい懸案の一つが解消されることが期待される。
 独仏両国とFCAS計画の主要参画企業でドイツ側Airbus社とフランス側Dassault社が技術実証機を開発する極めて重要な段階へとまもなく進むという。  関係者はまだ未確定の事項があることを理由に匿名で取材に応じたが、そのうちの2人は数日中にも正式合意される可能性があると話した。
2022.06.15 Jane's Defence Weekly Dassault predicts 'decade of delay' for FCAS New Generation Fighter <2208-061503>
 
FCAS / SCAF NGF計画を進めている3社の1社であるDassault社が、計画が少なくとも10年は遅れるとの見通しを明らかにした。
 従来の計画では初飛行が2027年、最終設計固定2030年、運用開始2040年としてきたが、Dassault社は2050年以前の運用開始は無理とした。
2022.03.05
 02:20
Defense News FCAS warplane program stalls, as Dassault and Airbus fail to reach key industry deal <2204-030502>
 独仏西が2040年を目指して進めようとしている次世代戦闘機FCASの開発が、2027までに試作機を製造する開発のPhase 1BでAirbus社とDassault社で意見が合わず、計画が先に進んでいない
2021.09.08 Jane's Defence Weekly FCAS/SCAF partner nations agree NGWS development <2111-090801>
 仏独西3ヶ国が8月31日、
FCAS/SCAF計画を構成するNGWS開発で合意し、合意文書Implementation Agreement 3に署名した。
 この結果計画は2021年~2027年の間、次世代戦闘機NGF、Loyalwingman RC、NGWSを結びつけるネットワークAir Combat Cloudの開発を行うPhase 1B段階に入ることになった。
2021.09.01 Jane's 360 FCAS/SCAF partner nations agree NGWS development <2110-090104>
 独仏西3ヶ国が8月31日にFCAS/SCAF計画の構成要素である
NGWSの共同開発のPhase 1Bに合意しImplementation Agreement 3に署名した。
 この合意では次世代戦闘機 (NGF)、RC Loyal WingmanAACネットワークシステムを2021年から2027年の間に開発する。
 NGWSの開発は2019年に開始されており、NGFの初飛行は2027年に計画されている。
2021.07.26 Aviation Week & ST Fast mover <2109-072604>
 次世代戦闘機の共同開発でマクロン大統領とメルケル首相が合意してから4年、独仏西3ヵ国の議会が開発Phase 1B及びPhase 2の数十億ユーロに上る予算を承認した。
 2020年2月に開始されたPhase 1Aに続くPhase 1Bでは詳細設計が行われ、Phase 2では試作機の初飛行が2027年に行われる。
2021.06.30 Jane's Defence Weekly The next level <2108-063013>
= FCAS/SCAF 計画の進展に関する6頁の記事 =
 ・Engine, ready
 ・European sovereign solution
2021.06.04 Jane's 360 Airbus eyes Air Combat Cloud role on Tempest <2107-060407>
 ポーツマスにあるAirbus UK社の施設で、英国がイタリア、スウェーデンと開発中を進めているTempestが装備するAir Combat Cloudの開発が進められている。
 同社はAir Combat Cloudを独仏西で開発している将来戦闘機FCASをも巻き込もうとしている。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly FCAS/SCAF partner nations launch NGF demonstrator phase <2107-052602>
 FCAS/SCAF
NGFの開発を進めている仏独西3ヵ国が5月17日に、開発のPhase 1B及びPhase 2を開始していると発表した。 構想検討段階は2019年2月に、Phase 1Aは2020年はじめに行われているという。
 Phase 1BではNGFの設計、Phase 2で試作をを行い、2027年には初飛行するという。
2021.04.23 Defense News German and British defense officials discuss 'Eurotank' cooperation <2105-042305>
 ドイツと英国が4月22日、
MGCSその他の陸戦兵器で2国間の協力を拡大することで合意した。
 Eurotankと呼ばれているMGCSは独仏で共同開発が進められていることから、もし英国が計画に加わることになれば独仏共同開発の3点セットで進められている他の2件の計画、FCASEurodrones取り扱いが注目されることになる。
2021.03.08 Aviation Week & ST Intellectual property squabbles cloud future of European FCAS <2105-030802>

= 独仏共同開発のFCAS計画の進行状況に関する記事 =
2021.03.05 Defense News Dassault boss Trappier floats ‘Plan B’ considerations for the troubled FCAS warplane <2104-030513>
 仏独西が共同開発する次世代戦闘機計画は、次段階である1Bへの移行を前にトラブルに見舞われている。
 その原因の一つがスペインの参加で、それまで独仏が50:50の分担であったのに3分割が必要となっている。
2021.02.18 ロイタ通信

(Yahoo)

独仏、新型戦闘機共同開発巡り協議 行き詰まり打開へ <2103-021802>
 複数の業界関係者によると、ドイツとフランス新型戦闘機の共同開発計画の進展に向け動き出した。 2月初めの両国首脳の協議で問題の進展はなかったが、17日に独仏西国防関係者のほか、Dassault、Airbus、Indraの各社がパリで現状打開のための協議を行ったという。
 €100B ($120.4B) 規模の欧州最大の防衛プロジェクトでありながら、両国が開発の主導権を巡って対立し行き詰まり状態となっていた。
2020.11.24 Jane's 360 FCAS progresses with award of sensor contact <2012-112403>
 仏独西が共同開発する次世代戦闘機FCAS/SCAF開発で仏
DGAが11月23日、次世代戦闘機NGFRC Loyal Wingmanからなる兵器システムNGWSのセンサ開発をスペインIndra社グループを指名した。
 Indra社は仏Thales社や独FCMS社などとチームを組んでいる。
2020.07.15 Jane's Defence Weekly Sweeden prepares for next-gen fihgter <2009-071501>
 スウェーデン国防省が7月7日、次の予算サイクルである2021年~2025年に、次世代戦闘機への公式方針を決めることを明らかにした。 方針には以下の4つの選択肢がある。
 ・Gripenの発展型
 ・英伊のTempestへの全面依存
 ・他の国際協力
 ・国内で独自の開発
2020.07.13 Aviation Week & ST Spanish onboarding builds Future Combat Air System momentum <2009-071302>
 スペインIndra社が独仏の進める次世代戦闘機 (
NGF) 開発計画FCASに参入した。 独Airbus社と仏Dassault社は試作Phase 1Aに€155M ($175M) を拠出していが、スペインは数週間以内に€77Mを拠出するという。
 試作Phase 1AではNGFの寸法とRemote Carrierの寸法が決定される。
 試作Phase 1Bでは1Aの結果に基づいて試作が行われ、Phase 2で2026年にRemote Carrierと共に飛行試験に入る。
 その後本試作であるPhase 3に入り2027年中頃に事前設計審査 (PDR) が行われ2030年から本試作と量産に入る。  これら3段階の総経費は€8Bと見込まれている。
2020.06.01 Aviation Week & ST Autonomous technology prompts ethical calling for German FCAS <2009-060102>
 仏独西が進めている次世代戦闘機
FCASの開発で、ドイツは大幅な自動化を取り入れようとしている。
 具体的には航空機同士を結ぶネットワークを高度化してcombat cloudを構成し、AIを用いた目標の分析を行って操縦士を支援するなどである。
2020.05.26 Defense News Three European air forces approve performance benchmarks for next-gen fighter jet <2006-052605>
 ドイツ軍が5月26日に声明で、2040年代を目指して独仏西が共同開発する次世代戦闘機
FCASの要求性能について、3ヵ国空軍が5月上旬に合意したと発表した。
2020.02.26 Jane's Defence Weekly Three firms to lead Spain's UAV contribution to FCAS <2004-022608>
 独仏共同の将来戦闘機開発計画
FCAS/SCAFを含む次世代ウェポンシステムNGWSに、スペインの3企業UAVで参画することになり、2月17日にスペイン国防省と同意文書に署名した。
 参加するのはGMV、SENER、Oesiaグループで、現在Airbus社が主導している"loyal wingman"とも呼ばれているRemote Carriers (RC) UAV計画に参画する。
2020.02.21 Defense News French-German fighter program cleared for technology demos <2003-022105>
 独仏国防相がスペインの国防次官立ち会いの下で、次世代戦闘機
FCAS開発の次の段階に入るImplementing Agreementに署名した。
 この合意では推進装置、同行UAV、データアーキテクチャ、シミュレーション環境等の開発推進で合意したが、搭載センサ及びステルス性については合意が延期された。
2020.02.19 Jane's Defence Weekly Germany and France launch FCAS/SCAF demonstrator phase, Spain to follow shortly <2004-021902>
 独仏西共同の次世代戦闘機開発FCAS/SCAFの18ヶ月間に及ぶPhase 1Aは、2月12日にドイツ議会がフランスと合意した€155Mのうち€477.5M ($84.4M) を分担することに合意したことにより公式に開始される。
 スペインは3Q/2020にPhase 1Aに参加することになる。
2020.01 International Defence Review FCAS partners defining concepts and capabilities ahead of demo phase <2002-010003>
 
FCAS/SCAF計画を進めている独仏西は、初期型の概念をつめている
 それによると次世代戦闘機 (NGF) として3案、UAV RCとして10案、ネットワーク化されたACCなどが検討されているという。
2019.11.13 Jane's Defence Weekly FCAS concept study progresses, with demonstrator phase to begin shortly <2001-111607>
 独仏西が共同開発する次世代戦闘
FCAS / SCAFは数週間以内に試作段階に移行する。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly FCAS partners urge French, Germans government to move programme forward <1912-101606>
 独仏共同の次世代戦闘機
FCAS (SCAF) 計画を進めているAirbus社とDassault社が10月7日に共同声明で、独仏政府に対し追加の支出と試作段階への移行を要求した。
2019.09.18 Jane's Defence Weekly Spain names Indra as national prime contractor for FCAS <1911-091807>
 仏独と共に
FCAS計画参加を決めたスペインは9月6日にIndra社を指名した。 この結果Indra社がドイツAirbus社、フランスDassault社と開発にあたることになった。
 FCASは広範囲にわたる計画であるがその中心となるのが次世代戦闘機NGFで、2021年までの当初のスペインの分担金は€25M ($28M) になる。
 NGF試作の第一段階は今年末までで、2020年には共通運用要求書が発簡される。 試作1号機は2026年に初飛行し、2030年まで設計の手直しが行われ、2040~2045年に運用が開始される計画である。
2019.08.14 Jane's Defence Weekly BAE exploiting syneergies between Typhoon and Tempest <1909-081410>
 BAE Systems社Typhoon開発とTempest開発の相互効果を目指している。 またTornado GR4の能力向上計画Project Centurioが2月にTornadoの退役に伴い終了したため、その開発力がクウェートとカタールから28機及び24機受注したTyphoonの能力向上に向けられる。
 両国向けにはLeonardo社が開発したCaptar-E AESAレーダが搭載される。
2019.07.29 Aviation Week & ST Tempest's international turn <1909-072901>
= Tempest 開発の国際協力体制に関する2.5頁の記事 =
 
2019.07.01 Aviation Week & ST Airbus and Dassault reveal vision for New-Gen Fighter <1908-070113>
 独仏の次世代戦闘機
FCAS開発計画はスペインも加わり汎欧州計画になりつつあるが、まだドイツの武器輸出制約に次第で計画の先行きは確実ではない。
 しかしながら2040年代に装備する第六世代戦闘機の開発は、Airbus社とDassault社は€65M ($73M) でNGF試作計画を開始し、2026年の初飛行を目指しており、関連企業も動きを開始している。
 Thales社はネットワークの開発を、MBDA社はFCASと共同運用するremote carrierと呼ぶ大型UAVの開発を、更にSafran社とスペインMTU社はFCASに搭載する可変方向ノズルつきエンジンの開発に入っている。
2019.06.26 Jane's Defence Weekly Dassault reveals NGF, Remote Carrier ahead of FCAS/SCAF demonstration phase, and Spain officially joins Franco-German project <1908-062602>
 Dassault社が6月17日にパリ航空ショーで独仏で共同開発する次世代戦闘機
FCAS/SCAFの実大モックアップを展示した。 またその横にはFCASと一緒に飛行するというUCAV Remote Carrier (RC) のモックアップも展示されていた。
 この日はスペインがFCAS/SCAF計画に正式に参入することも公表された。
2019.06.18 Jane's 360 Paris Air Show 2019: Spain officially joins Franco-German FCAS/SCAF project <1907-061803>
 パリ航空ショーでスペイン独仏が進めている次世代戦闘機
FCAS/SCAF計画への参加合意文書に署名した。
 独仏は6月17日からのパリ航空ショーでFCAS/SCAFの実大モックアップを公開している。
2019.06.17 Aviation Week & ST Future European missiles will be coordinated to hit harder <1908-061705>
 MBDA社が独仏が共同開発する次世代戦闘機FCAS及び英国のTempestに装備する6種類のミサイル構想を公表した。
 80kgのSPREAR 3を元にしたのがSmartCruiserSmartGlideで、いずれもSPEAR 3と似ているが群集団での運用や堅固目標への攻撃が可能になっている。 また120kg型と240kg型の"Remote Carrier"構想は突入破壊能力の他、情報収集、電子戦その他各種の任務を行える。
 更に飛来するAAMやSAMを撃墜する10kg以下の小型ミサイルも提案している。
2019.06.17 Aviation Week & ST Fighter and engine demonstrators planned for pan-European FCAS <1908-061704>
 独仏が進めようとしている次世代戦闘機 (
FCAS) 計画スペインも参加し、MTU社はフランスSafran社とチームを組んでエンジンの開発にあたる。
 Safran/MTUの開発するFCAS搭載エンジンはRafaleが搭載しているSafran社製M88の発展型になると見られる。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly Germany to join France on equal basis for EUR65m NGWS/FCAS feasibility stydy <1908-061206>
 独仏が共同開発する次世代戦闘機
FCASが搭載する次世代兵器システムNGWS計画にドイツが参画することを決めた。 2年間にわたる計画の総経費は€65M ($73.4M) で、ドイツはその50%を負担する。
 NGWS計画に含まれる多くの項目中、最初に行われるのはエンジンのフィジビリティ検討になる。
2019.02.25 Aviation Week & ST Industry begins work on Franco-German fighter project <1904-022504>
 独仏次期戦闘機の開発で合意し最終マイルストーンを通過し、1月22日に両国は防衛装備品の輸出について共同歩調を取ることに合意したが、フランスのLa Tribune紙は2月5日、ドイツがサウジアラビアがイエメンの内戦に介入していることを理由に、サウジへのMeteor
BVRAAMの輸出を保留していることに懸念を示している。
2019.02.28 Defense News Conference call confusion: Is the joint French, British fighter program ‘terminated’? <1903-022808>
 2月28日に開かれた英仏
FCAS会議でDassault社CEOがFCAS計画は終了したと発言したことから混乱が生じている。 計画は技術検証に格下げされたものの計画終了について公式には同意しておらず、英国のEU離脱 (Brexit) への制裁と見られている。
 FCAS計画は2014年11月にDassault社と英BAE Syatems社の間で開始されていた。
2019.02.13 Jane's Defence Weekly FCAS concept study contract awarded to Dassault/Airbus <1904-021302>
 仏独国防相が2月6日、将来空中戦闘システム
FCAS共同概念検討契約に署名した。 契約先はDassault社とAirbus社で契約額は€65M ($74M) である。 両社は2月20日に作業を開始し、2年かけて検討を行うという。
 FCASは次世代戦闘機NGF空母搭載RC UAVからなる。 FCASのFOCは2040年を予定している。
2019.01.11 Aviation Week & ST France and Germany have awarded <1904-021101>
 Dassault社とAirbus社が将来空中戦闘システム
FCASの概念研究 (concept study) に関する2年間の契約に署名した。
 この契約には将来戦闘機NGFと無人での空母での運用が含まれている。
 エンジンの開発にはMTU社とSafran社があたる。
2018.12.24 Aviation Week & ST Future combat aircraft <1902-122406>
= 2030年代を目指した将来戦闘機に関する記事 =
 ・FCAS (UK)
 ・NGAD (US)
 ・FCAS (France/Germany)
 ・Future Fighter (Japan)
 ・TF-X (Turky)
 ・KF-X (South Korea)
2018.11.26 Aviation Week & ST Requirement begin shaping Frqnco-Geerman fighter plans <1902-112605>
 独仏2040年代の装備を目指して共同開発している将来戦闘機
FCASは、2019年末までに要求の取り纏めを行うが難航が予想される。
 ドイツはFCASに緊急発進SEAD電子攻撃などの任務を求めているのに対し、フランス制空戦闘核抑止任務を求めている。
 Dassault社が提案している無尾翼双発型機である。
2018.11.28 Jane's Defence Weekly France and Germany agree next-gen fighter design studies <1901-112802>
 フランスとドイツが11月20日、次期戦闘機 (FCAS or SCAF) の開発を推進することで合意したと発表した。
 6月に共同開発で合意した次期戦闘機は、2019年中頃までに構想をまとめ機体とエンジンの試作を開始すると言う。
2018.11.21 Jane's Defence Weekly Luftwaffe sets out design drivers for next-gen fighter <1901-112104>

 ドイツ空軍が2040年頃を目指している次世代戦闘機FCAS(フランスではSCAF)の要求性能等をまとめた。

2018.11.21 Jane's 360 France and Germany agree next-gen fighter design studies <1812-112108>
 6月に独仏で共同開発することが決まった新型戦闘機 (NF) とも呼ばれている次世代戦闘機 (NGF) の開発について20日、試作機の設計が2019年に開始されることが明らかになった。
 有人型のNF/NGFは
NGWSとしてUAV群を従え、更に広範囲な兵器システムFCAS(フランスではSCAF)の一部としてEuro MALE UAVやUCAVと共に行動する。
2018.07.25 Jane's Defence Weekly Saab open to future fighter partneship <1809-072505>
 Saab社の航空機部門責任者が7月16日、同社は欧州が開発する次世代戦闘機Tempest
FCAS 計画のいずれかに参加することになると述べた。
2018.07.25 Jane's Defence Weekly Europe 'to settle on one fihgter solution' <1809-072504>
 欧州で2件の次世代戦闘機開発計画が進められようとしていることに対し、Eurofighter社のCEOが7月17日、欧州が単一機種 の戦闘機を装備するとの構想が先細りになりつつあると述べた。
 Eurofighter Typhoonは623機が発注され既に542機が納入されており、約500機が独、伊、西、英で装備されている。
2018.07.25 Jane's Defence Weekly UK unveils Tempest fighter concept as part of new Combat Air Strategy <1809-072501>
 Farnborough国際航空展の初日となる7月16日にウイリアムソン英国防相が新航空戦戦略 (
CASS) を発表した。
 その中で次世代戦闘機Tempest実大モックアップと共に公表され、BAE Systems社を中心にMBDA社、Leonardo社、 Rolls-Royce社が参加したTeam Tempestが開発にあたることが明らかにされた。
 実大モックアップからTempestの形状はデルタ翼の双発機で、F-22と似た機首形状であることが分かる。
2018.07.16 Aviation Week & ST Unite or die? <1809-071601>
= 欧州の将来戦闘機を巡る独仏英の動きに関する2頁の記事 =
 独仏英は2040年を見据えた次世代戦闘機の開発に動き出している。
 Dassault社は無尾翼双発の
FCASを提案している。
 一方、英国はスウェーデンとの連携を望んでいる。
2018.07.11 Jane's Defence Weekly Haze on the horizon <1809-071116>
= 欧州の将来戦闘機に関する4頁の記事 =
 ・Why now?
 ・Cost
 ・National partners
 ・Potential sales
 ・What will aircraft look like?
2018.05.02 Jane's Defence Weekly Government approve development of Franco-German future fighter aircraft <1806-050210>
 独仏が共同開発する次世代戦闘機
FCAS計画について両国政府が承認 したことを4月26日に公表した。
 計画はAirbus社とDassault社が中心に進められ、2025年に試作機が初飛行し、2035~2040年 にEurofighter TyphoonとDassault Rafaleの後継として就役する計画である。
2018.04.26 Defense News France says it will consider letting UK join fighter aircraft partnership with Germany <1805-042606>
 仏国防省によると、フランスはドイツと将来戦闘機
FCAS開発計画を進めようとしているが、英国 の計画参加も検討している。
 英国の計画参加の検討は1月19日に行われた英仏首脳会談以降進められているが、英仏協同で進めてきた UCAV開発計画は英国のEU離脱の影響で停止している。
(Dassault社のFCAS案)
2017.12 International Defence Review Airbus reveals future New Fighter concept <1801-120006>
 Airbus社2040年頃を見据えてTyphoonやRafaleの後継となる将 来戦闘機(
FCAS)計画を公表した。 FCAS開発の狙いは以下の点にある。
  ・ステルス
  ・長距離航続性
  ・UAVとのC2能力
  ・生存性
  ・データ統合したISR
 将来戦闘機ではフランスとドイツが共同開発に合意している。
2017.07.24 Aviation Week & ST Europe awakens <1709-072403>
 ドイツとフランスが7月13日に独仏閣僚協議会で、次世代戦闘機の共同開発に合意した。 ドイツはTornado 及びTyphoon、フランスはMirage及びRafaleの後継に考えており、2018年中頃までに行程表を完成させる。
 開発にはドイツ側からAirbus社、フランス側からDassault社が参加する模様で、2016年初期にドイツが提唱した
NextGenWSに 参加を表明したスペインの合流も考えられる。
2017.07.13 Yahoo 時事通信記事

仏独、戦闘機共同開発へ=欧州の防衛力強化―首脳会談

<1708-071304>
 マクロン仏大統領が13日、メルケル独首相とパリで会談し、欧州の防衛力強化に向けて両国が 戦闘機を共同開発することで一致した。
 2018年半ばまでに開発計画をまとめ、完成次第、両国は現行の機体を新型機に置き換えて行く。
【関連記事:1708-061204 (AW&ST 2017.06.12)】
2017.06.12 Aviarion Week & ST Drone commander <1708-061204>
 ドイツ空軍がTornadoの後継
CFXとした2030年代に向けたロードマップを明らか にした。 独空軍司令官によると最終決定は来年に行われるという。
 独空軍では独自の戦闘機を開発すると共に、有人機とUAVのネットワークが検討されており、UAV計画では2種類の "Remote Carrier"が考えられている。
 一種類目は殺傷兵器やジャミング、デコイなどとして使われる使い捨て型UAV、もう一種類は米空軍研究所( AFRL)がLCASDとして開発しているXQ-222 Valyrie帰還型のUAV が考えられている。