その他の戦闘機等に関する資料

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要             旨
2024.02.21
 23:53
テレ朝 News

(Yahoo)

トルコ国営企業が独自開発のステルス戦闘機が初飛行 世界最高峰の第5世代戦闘機 <2403-022115>
 トルコが独自に開発した戦闘機KAANが初飛行に成功した。 KAANはF-35やSu-57と同じ第五世代戦闘機に分類されるとされている。
 トルコはNATO加盟国だが、2019年にロシア製のS-400を配備したため、F-35の共同開発計画から外された経緯がある。
2022.03.30 Jane's Defence Weekly India initiates fifth-generation AMCA fighter project <2206-033010>
 インド
HAL第五世代戦闘機AMCA試作機Test Box組み立てを開始する。
 AMCAは2021年に最終設計審査 (CDR) を開始している。
2022.03.09 Jane's Defence Weekly Turkey, Pakistan to jointly develop fifth-generation fighter aircraft <2206-030908>
 トルコとパキスタン第五世代戦闘機の共同開発を進めている。 両国は2010年代にそれぞれ国産戦闘機の開発を進めていた。
 TF-X Block 02025~2026年に初飛行し、2029年までに6機が試作される。 2029年にはトルコ空軍で就役し、2030年代には輸出することになっている。
2022.01.19 Jane's Defence Weekly Turkey opens new engineering facilities for TF-X/MMU fighter <2204-011909>
 トルコ
TF-Xの開発と生産の拠点となる施設を1月6日に開設した。
 全長21m、翼端長14m、高さ6mの双発で、Mach 1.8、上昇限度55,000ft、旋回能力9g~-3.5gの性能を持つTF-Xは、2023年にロールアウト、2029年に初飛行し、同年に空軍へ納入される。
2021.02.03 Jane's Defence Weekly Turkey brings TF-X schedule forward <2104-020310>
 トルコ
TA社が1月18日、開発中の国産戦闘機TF-Xの事前設計審査 (PDR) が予定されていた2022年から早まって4月になったことを明らかにした。
【関連記事:1907-061804 (Jane 2019.06.18)】
 TF-XはGE社製F110エンジンを搭載し、ロールアウトは2023年3月に予定されている。
2020.10.14 Jane's Defence Weekly India's HAL lines up public-private partnership for AMCA fighter project <2012-101416>
 インド国営
HAL社が、2020年代末の就役を目指している次世代中型戦闘機AMCAの開発を、民間企業との合弁で行う方針である。
 AMCAは印空軍現有のJaguarとMirage 2000の後継として開発が進められており、印空軍への150機のほか、輸出も見込んでいる。
2020.05.21 Defense News Indian Air Force restructures $17 billion fighter jet program <2006-052104>
 インド空軍が、外国技術は導入するもののMake in India政策で$17Bかけて国産する中型戦闘機計画全面見直しを行っている。
 インド空軍は中型戦闘機計画はまだ生きているとしているが、本当のところは分からない。
2020.01.13 Defense News Turkey invites Malaysia to join its TF-X future fighter jet program <2002-011303>
 トルコ国営TAI社TF-X開発計画へのマレーシアの参加を働きかけている。 TAI社は昨年、TF-Xの共同生産でアジアのある国と
MoUを結んだとしていた。
 TAI社はこの他に、インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、カザフスタンなどにも計画参加を呼びかけている。
2019.06.26 Jane's Defence Weekly Full-scale mock-up of Turkish Fighter makes debut <1908-062603>
 トルコTAI社がパリ航空ショーで6月17日、開発している次期戦闘機の実大モックアップを公表した。
 この機体は全長21m、翼端長14mの双発機で、最高速度Mach 1.8、実用上昇限度55,000ft、耐加速度+9g~-3.5gの性能を持つ。
2019.06.18 Jane's 360 Paris Air Show 2019: full-scale mock-up of Turkish Fighter unveiled <1907-061804>
 トルコ
TAI社がパリ航空ショーで6月17日、開発中の第五世代戦闘機の実大モックアップを公開した。 同機は2025年初飛行2028年就役を目指しているという。
 トルコが開発しているのは全長21m、翼端長14mの双発機で、最高速度Mach 1.8、実用上昇限度55,000ft、耐荷重+9g~-3.5gの性能を持つという。
2019.05.20 Aviation Week & ST Ankara's aerospace ambtions <1907-052009>
 トルコ2030年代初期の運用開始を目指して開発中の第五世代戦闘機TF-X計画にはBAE Systems社を始めとする英国航空業界が大きく係わっているが、開発を担当しているトルコのTUSAS社は英国に事務所を開設して2020年代中頃までに3,000名の技術者を送り込もうとしている。
 初飛行は3年遅れの2026年というが、トルコ共和国建国100年記念となる2023年にはロールアウトしたいとしている
2019.03.13 Jane's Defence Weekly Rolls-Royce scales back paticipation TF-X programme <1905-031314>
 Rolls-Royce社がKaleグループと共同で参画しているトルコの戦闘機開発計画TF-Xへの参加規模を縮小することが3月4日に明らかになった。
2018.12.24 Aviation Week & ST Future combat aircraft <1902-122406>
= 2030年代を目指した将来戦闘機に関する記事 =
 ・FCAS (UK)
 ・NGAD (US)
 ・FCAS (France/Germany)
 ・Future Fighter (Japan)
 ・TF-X (Turky)
 ・KF-X (South Korea)
2018.11.14 Jane's Defence Weekly Iran launches production of F-5-derived Kowsar fighter <1901-111415>
 イランのメディアが11月3日、国産戦闘機Kowsarの量産を開始したと報じた。
 8月に初公開されたKowsar(国産ジェット練習機も同名なので注意を要する)は明らかにNorthrop社製F-5 Tiger Ⅱを元にしている。 イランは1979年の革命までにF-5E 141機F-5F 28機を米国から購入していた。
2018.08.21 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、軍事力強化へ 国産新型戦闘機を公開 <1809-082104>
 イランが21日、国産の新型戦闘機Kowsarを公開し軍事力を強化する方針を示した。 ロウハニ大統領は演説で、われわれ は国土を侵し資源を奪おうとする軍事大国と戦う態勢をとるべきだと訴えた上で、「なぜ米国がわが国を攻撃しないのか。 それは、わが国の威力のためで、攻撃がもたらす 結果を認識しているからだ」と述べた。
【関連記事:1706-042603 (JDW 2017.04.26)】
2018.08.15 Jane's Defence Weekly IAF to 'assume ownership' of indigenous LCA programme <1810-081504>
 インド政府が長く計画が遅れているTajas
LCAについて、開発を進めているADA空軍に直接監督させることを決めた。
 LCAの第一次生産分Mk 1 20機のうち9機は空軍に納入されているがIOCになったもののFOCには至っていない。
2018.07.18 Jane's Defence Weekly India's Tejas LCA misses FOC deadline <1809-071808>
 インドのTejas軽戦闘機 (
LCA) Mk 1が6月30日に定めていた完全戦闘能力 (FOC) 到達を達成できなかった
 LCAはFOC達成のため2012年までに達成する計画であった空中給油能力、エンジン再起動、GSh-23双連機関砲の射撃などが大幅に遅れている。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly Indian Air Force withdraws from FGFA project, leaving Russia to go it alone <1806-042502>
 インド空軍当局者が4月20日、過去11年間にわたりロシアと進めてきた第五世代戦闘機
FGFAの共同開発を開発コストと技術的能力を理由中止したことを明らかにした。
 印空軍はSu-57 (T-50 PAK-FA) を元にした開発を進めてきたが、7機の原型機の飛行試験をロシアで行ったところ、 ステルス性レーダをはじめとする戦闘用電子機器、センサなどがインド側の要求を満たしていないことが判明したという。
2018.04.20 Jane's 360 India withdraws from FGFA project, leaving Russia to go it alone <1805-042003>
 インドが政府筋が20日、ロシアと11年間にわたり進めてきた第五世代戦闘機 (
FGFA) 計画から撤 退したことを明らかにした。 インドは政府高官をロシアに派遣し、このことをロシア側に伝えた。
 FGFAはロシアのSu-57 (T-50 PakFa) を元にした計画であった。
2017.08.09 Jane's Defence Weekly UK/Turkish collaboration on TF-X kicks off <1710-080912>
 英通商省が7月28日、トルコのTF-X計画に参加するステップとなる
OGELを発簡 した。
 BAE Systems社とTAI社は1月に共同開発に合意する文書に署名している。
2017.05.29 Aviation Week & ST Falling into place <1708-052904>

= トルコが開発する TF-X 戦闘機の計画進行状況に関する記事 =
 
2017.05.24 Defense News Steep price rise hits Indo-Russian 5th-gen fighter project <1706-052402>
 インドがロシアと共同開発する第五世代戦闘機(
FGFA)計画が、 ロシア側からの大幅な価格引き上げ要求にあい消滅しそうになっている。
 ロシアはインド側が高度技術の技術移転を求めてきたことから、分担を$7B以上引き上げる要求してきている という。
【註】
 FGFA計画は、当初ロシアが$5Bの分担を要求していたが、その後$3.7Bにまで引き下げられたことから開始されることになった経緯がある。
【関連記事:1611-092111 (JDW 2016.09.21)】
2017.04.26 Jane's Defence Weekly Iran shows new footage of Qaher F-313 'stealth fighter' <1706-042603>
 イランQaher F-313ステルス戦闘機の地上滑走試験映像が、同国国営メディアと YouTube上に流れた。
 機体は2013年に公開されたモックアップから若干修正されているが、基本的には同じである。
F-313 の地上滑走映像 (YouTube ペルシャ語)】
2017.04.20 Defense News Iran demonstrates domestically produced stealth fighter <1705-042005>
 UPI通信が、イランで行われたQaher F-313国産戦闘機が公開された式典を報じた。 この式典でQaher F-313は 飛行しなかったが、滑走路を往復する地上滑走が公開された。
地上滑走試験等の映像 (YouTube)】
【関連記事:1303-020202 (産経新聞 2013.02.02)】
2017.03.06 Aviation Week & ST Indian stealth <1705-030605>
 インドが2015年に模型を公開し、すでに基本機能形状を固定している先進中型戦闘機
AMCAの事前設計審査が3月に開始される。 AMCAはMirage 2000及びJaguarの後継として計画されており、 2024年初飛行2030年配備開始を目指している。
 双発となるエンジンには、Euroje社のEJ200、Safran社のM88、GE社のF414などが候補として上がっているが、F/A-18E/F、KF-X、JAS 39E/F Gripenの ほかインドのTajas Mk.2でも採用されているF414が本命と見られる。 エンジンの機種選定はまもなく開始される。
2017.03.06 Aviation Week & ST Russia and the United Arab Emirates have signed an agreement jointly develop a fifth-generation fighter <1705-030602>
 ロシアとUAE第五世代戦闘機の共同開発で合意し同意文書に署名した。
 開発はMiG-29を基礎に2018年に開始し、7~8年で完成させるという。
2017.02.15 Defense News Aero India 2017: New hope for Indo-Russian fighter aircraft <1703-021504>
 インド国営HAL社首脳がバンガロールで開かれたAero India 2017で、ロシアと共同開発する次世代戦闘機
FGFA について、より高度な審査を行う委員会が設置されたことを明らかにした。
 FGFAはインド空軍が150機以上装備する計画で、$6Bと言われる開発経費の分担で合意し、$20Bの計画が開始されている。
2017.02.08 Jane's Defence Weekly Turkey and UK agree to develop new fighter aircraft <1704-020805>
 トルコと英国が、トルコ国産第五世代戦闘機TF-Xの共同開発で合意し、1月28日にアンカラでBAE Systems社と TAI社が合意文書に署名した。
2017.02.06 Aviation Week & ST Britain's Turkish delight <1703-020606>
 トルコの国産次世代戦闘機TF-Xの開発を巡り、提携先が2015年末に英 BAE Systems社に決まって以来進められていたBAE Systems社とトルコのTAI社の交渉が最終的にまとまることになった。
 トルコは既にF-35の採用を決めているが、TF-XはF-35の補完に使用するという。 TF-Xの形状はF-22によく似ている。
2016.10 International Defence Review Beyond the Raptor and Lightning World plays fifth-gen catch-up <1611-100011>

= 第五世代戦闘機に関する6頁の記事 =

 F-22F-35PakFa三菱F-3FGFAAMCAKFXJ-20J-31TFX
2016.09.21 Jane's Defence Weekly India, Russia reach deal on FGFA and Ka-226T helo <1611-092111>
 インドとロシアが、10月中旬にゴアで開かれるBRICS首脳会議に合わせて開かれる印露首脳会談に先駆け、次世代戦闘機
FGFAの共同開発と、Ka-226T多用途軽ヘリ200機のライセンス生産で最終合意した。
 FGFAでは当初ロシアが要求した$5Bの分担金$3.7Bにまで引き下げられている。 Sukhoi社はFGFAの元となる T-50 PakFa 3機の引き渡しに合意しているほか、搭載エンジンをSaturn AL-41F1からより 強力なエンジン(註:現在の呼称はItem 30)に換装することなど、インドが要求している50件の改良にも合意している。
 FGFAの調達予定機数は、当初220機であったのが2012~2013年に130~145機になり、現在では100機に引き下げられ ている。
2016.09.19 Inside Defense USAF intel eyes new Russian, Chinese bombers in 2020s; proliferation of fifth-gen fighters <1610-091904>
 米空軍Wright-Patterson AFBにあるNational Air and Space Intelligence Centerが完成させた、"Airborne Threats to US Operations" (2010年3月発簡)の改訂版を、Inside Defenseが独占入手した。
Airborne Threats to US Operations
 改訂版では、ロシアと中国が早ければ2025年にもステルス爆撃機を完成させるとしている ほか、F-22AやF-35を含む第五世代戦闘機12種類が開発されているとしている。 第五世代戦闘機としては中国の J-20J-31/FC-31、ロシアのT-50 PAK-FA、スウェーデンの Flygsystem 2020、イランのQaher 313、韓国のKF-X、トルコの TFXのほか、わが国のATD-Xから発展するX-2も挙げられている。
 また更にMach 5以上で飛翔する超高速CMについても初めて言及しており、インドとロシアが共同開発している Mach 7、165nmのBrahMos Ⅱを挙げている。
2016.07.27 Defense News India to upgrade Sukhoi fleet with Russia's help <1608-072704>
 インドがロシアの支援の元、保有しているSu-30MKI 194機第五世代戦闘機並みに改良する Super Sukhoiについて準備を進めており、4~6ヶ月後には契約できると見られている。
 Super Sukhoiではコックピットが近代化されるほか機内弾庫の装備などでステルス性が向上し、長 射程のIR誘導AAMBrahMos超音速CMも搭載されるが、主要改良の一つはセンサと搭載電子機器の換装で、
AESA レーダが搭載される。
 この計画には$8Bがかかると見られるため、印空軍当局者は影響を及ぼさないとしているが専門家は、$25Bをかけてインドとロシアが計画を進めている 第五世代戦闘機計画FGFAは、計画が遅れるのではと見ている。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly India and Russia review FGFA talks <1603-021723>
 インド国防省によると、同国はロシアと共同開発する第五世代戦闘機
FGFAコスト問題を見直す委員会を1月下旬に立ち上げ、見直しを開始している。 ロシアは2013年中頃にインドに対し、$10Bと見積もられる 開発費の半分となる$5Bの負担を求めている。
 インド側も2012~2013年に、それまで220機としてきた装備数を130~145機に削減している。
2015.12.23 Jane's Defence Weekly Turkey to work with BAE on TF-X fighter project <1602-122306>
 トルコが12月11日に、同国が国内開発する戦闘機TF-Xの開発で、BAE Systems社の協力を仰ぐこ とを明らかにした。
【関連記事:1508-062205 (AW&ST 2015.06.22)】
2015.08.14 Defense News Taiwan exhibits new fighter trainers at expo <1509-081403>

 台北で13~16日に開かれた TADTE 防衛博に、台湾 AIDC社が AT-3 及び F-5E/F の後継を狙った二種類のジェット練習機 案が展示された。

AT-3 MAX
 1980年代に開発された AT-3 Tzu Chung の改良型

AT-5
 国産戦闘機
IDF を元にした練習機で、IDF と同じ F124 エンジンを搭載

2015.07.22 Jane's Defence Weekly Delhi mulls external help for LCA Mk 2 <1509-072210>
 インドTejas
LCA の Mk 2 型を検討していて、2018~2019年の初飛行 を目指している。 Mk 2 は F414-GE-IN56 エンジンを搭載する計画で、HAL社は海外の提携先 を模索している。
 海外企業では同じ F414 搭載の Gripen を開発した Saab社などが候補に挙がっている。
2015.06.22 Aviation Week & ST Requesting assistance <1508-062205>
 トルコは2030年代に退役する F-16 の後継国産戦闘機 TF-X を考えており、2011年に概念設計 を開始し2013年に完了している。
 概念設計の結果、従来型で単発と双発の2機種及びカナード翼を持つデルタ翼機の三種類の設計が候補に挙がった。
 トルコは2023年10月に行われる建軍100周年記念に国産戦闘機を飛行させたい模様である。
2015.06.22 Aviation Week & ST Rags to riches <1508-062204>
= トルコ空軍の近代化に関する記事 =
 トルコ空軍は1980年代まで、F-104、F-4、F-102、F-100 などの中古戦闘機を雑多に装備していたが、その後近代化を進め、3月にドイツから購入した RF-4 を退役させて F-16 Block 30/40/50 を主力とする体制になり、F-16 もレーダの
AESA化が計画されている。 現在装備している F-4 は F-35A に換装されるが、F-16 が退役する2030年代には国産戦闘機 TF-X を考えている。
 今年3月にはアゼルバイジャン空軍を招いた Exercise Turaz Sahini-2015 演習を実施している。 2011年には 中国の J-11 をコンヤの空軍基地に招いたが、F-4 に替えて F-16 の搭載装備を J-11 に搭載しようとしていると見た米国の反発に遭っている。
2015.05 International Defence Review AsPac attack: light-strike aircraft prove their worth <1506-050015>
= アジア太平洋で必要になる軽攻撃機/軽ガンシップに関する8頁の記事 =
 
2015.03.18 Jane's Defense Weekly India looks to speed up T-50 purchase due to Rafale delays <1504-031809>
 インド国防省は、Dassaault社との Rafale 戦闘機の購入交渉が暗礁に乗り上げているこ とから、
T-50 の国産についてのロシアとの協議を進めている。
2015.02.25 Jane's Defence Weekly New UAC chief bullish on fifth-gen fighter progress <1504-022505>
 ロシア
UAC社の新社長が、インドとの第五世代戦闘機 FGFA 共同開発 年内に契約できるとの自信を示した。
 新社長は両国がワークシェアで最終的な詰めを行っていると述べた。
2015.02.01 Aviation Week & ST Turtkey is to push ahread with developing an indigenous combat aircraft <1504-020101>
 トルコ防衛生産委員会が1月7日、2013年初頭にフィジビリティ研究が完了した国産戦闘機 TF-X 開発計画について、 事前設計段階に移行することを決定した。
 TF-X はこれまでに単発の一案と双発の二案、併せて三案が検討されているが、当初計画通り2023年に初飛行するか否かは明らかでない。
2015.01.14 Jane's Defence Weekly Turley advances TFX fighter project <1502-011406>
 トルコが1月7日に決めた国防予算の大綱で、国産戦闘機 TFX の計画促進を決めた。 
TAI 社は既に Saab社と共同で$20Mを投じた概念設計を完了しており、この決定を受け事前設計に入る。
 一方、長距離 SAM である T-LORAMIDS機種選定は、再度6ヶ月間延期された。
2015.01.21 Jane's Defence Weekly Indian defence minister hints at MMRCA cancellation <1503-012102>
 2014年11月に就任したインド国防相が、126機が計画されている Rafales
MMRCA の計画中止 を再び示唆した。
 電子戦装置を搭載した Su-30MKI で十分であるという。
2014.12.16 Defense News India, Russia take small steps on fighter deal <1501-121604>
 インド国防省当局者によると、12月11日に行われた印露首脳会談で、インドの次世代戦闘機
FGFA 計画の推進で合意したため、計画の最終合意が近く行われる見込みであるという。
 FGFA 計画では、インドが数十億㌦の計画経費の半分を負担するのに、ワークシェアが18%に過 ぎないことに不満を持っているが、ロシアは18%を当面25%に上げ、ゆくゆくは40%~50%にすることで合意したという。
2014.10.27 Aviation Week & ST Unequal partners <1501-102703>
 インドとロシアが、インドの次世代戦闘機開発で近く合意する。 次世代戦闘機はロシアの Sukhoi T-50 を元にする ものであるが、当初シェア比率を対等としていたのが、インド空軍が生産数を214機から>144機に減らしたため、 75:25になった経緯がある。
2014.09.15 Defense News Indo-Russian Jet Program Finally Moves Forward <1410-091503>
 インドがロシアと共同開発の交渉を進めてきた第五世代戦闘機
FGFA 計画は、インド駐在の ロシア外交筋によると、7月にブラジルで開かれたサミットで印首相と露大統領が計画推進で合意したという。 インドはいままで、FGFA の ワークシェアを18%から25%以上に引き上げることを要求してきたが、露外交筋によると、インドの技術向上に合わせてシェアを40%まで引き上げると いう。 但しインド政府筋は、問題が解決したことを認めてはいない。
 FGFA はロシアの T-50 を元に Sukhoid社と HAL社が共同開発する戦闘機で、インドが$30Bかけて200機装備する 計画である。 インドは最初の試験用試作機を2016年までに取得し、更に2018年と2019年に1機ずつ取得して、2021年までに量産移行 したいとしている。
2014.09.10 Jane's Defence Weekly India unhappy about PAK-FA fighter progress <1411-091006>
 インド空軍は、$10.5Bをかけてロシアの
T-50 PAK-FA を元にロシアと共同開発する 第五世代戦闘機 FGFA 計画が、技術的な問題を抱え計画が遅延していることを懸念している。  特に設計初期段階で AL-41F1 エンジンが不適当とされたことやステルス特性、武器搭載要領、更に Byelka AESA レーダの能力などが問題になっている。
 このためインドは、当初220機計画していた FGFA の生産数を130~145機に留めるほか、ロシアが$1Bの追加を要求してき た複座練習機型45~50機の開発を取りやめることにした。
2014.02.19 Jane's Defence Weekly India's IJT and FGFA projects fall behind schedule <1404-021913>
 インド国防相が2月10日、空軍の開発計画である IJT 中級ジェット練習機と
FGFA 次世代戦闘機の開 発が大幅に遅れていることを認めた。
 FGFA は2007年にロシアとの合意で開発費の1/2を負担する代わりに、生産シェアの15%をインドが保有することになっていたが、生産シェアと価格で折り合わず、2013年中頃 に事前設計段階が完了したものの開発が中断されている。 これに伴いインド側に3機が引き渡されることになっている、FGFA の原型である Sukhoi T-50 PAK-FA 引き渡しは行われない模様である。 PAK-FA の1号機は2014年にインドに到 着する計画であった。
2014.02.10 Defense News Asian states close in on fighter deals <1403-021002>
= アジア各国の戦闘機計画に関する記事 =
 シンカーポール航空展が今週開かれるが、各国の関心F-16 の能力向上計画の成り行きと、F-35 購入の 是非の二点に絞られている。
韓国の状況
台湾の状況
シンガポールの状況
日本の状況
インドネシアの状況
オーストラリアの状況
ニュージーランドの状況
2013.06.13 Defense News Saab considers developing unmanned Gripen <1307-061302>
 Saab社が、次世代型である JAS Gripen-E の無人型を開発することを検討している。
 同社は、今後 UAV が大きな市場になると見ており、この他にも Skeldar V-200 UAV も販売している。
【註】
 作戦機の無人機化は米国も検討しており、米海軍の F/A-18E/F の後継となる NGAD や次世代長距離爆撃機 (LRPB ) は、有人運用と無人運用のいずれにも対応できることが求めている。
【関連記事:1109-060105 (JDW 2011.06.01)】
 Gripen-E/F は Gripen NG の先行試験機である Gripen Demo に更に改良を加えた発展型で、レーダを AESA化したほか、エンジンを F/A-18E/F と同じ F414G に換装したことで、スーパークルーズ能力も付与された。
2013.06.10 Aviation Week & ST Anatolian ambitions <1307-1308-061005>
= トルコの航空軍事 (A&D) 産業に関する記事 =
= 戦闘機の国内開発 =
 TAI社が$20Mで、2011年5月から2年間かけて国産第五世代戦闘機 F-X の検討を行ってきているが、9月にこれを完了し、計画は大きな局面を迎え る。 F-X の開発は F-35 の装備化と並行して進められ、10年以内の初飛行を目指している。 計画では F-35 は F-4 及び初期型 F-16 の後継で 、F-X は後期型 F-16 の後継機種に位置づけられている。
 F-X には単発で最大離陸重量 (MTOW) が50,000~60,000-lbの2案と、双発で MTOW 60,000~70,000-lbの案が検討されている。
【関連記事:1306-051505 (JDW 2013.05.15)】
2013.05.15 Jane's Defence Weekly TAI reveals three concepts for fifth-gen fighter... <1306-051505>
 トルコ航空機製造 (TAI) 社が、 IDEF 2013 防衛展で、三種類の第五世代戦闘機案を公表 した。 そのうち二種類は最大離陸重量 (MTOW) 50,000~60,000-bの単発で、一機種は MTOW 60,000~70,000-lbの双発である。 いずれも機 内弾庫を持つステルス機で、スーパークルーズ能力(註:アフタバーナなしで超音速巡航が可能)を持つ。
 同社は2011年に24ヶ月間の概念設計を受注していた。 トルコは F-35 を100機装備するが、F-X は F-16 の後継に考えられている。
2013.03.04 Aviation Week & ST New look <1304-030412>
 インドが開発を続けているステルス性を持つ双発多用途戦闘機 AMCA の改良型が公表された。
 AMCA は2009年に計画が明らかになったのち度々設計が変更されているが、今回公表された最新設計は F-22 との競争に敗れた Northrop Grumman社の YF-23 によく似た形状をしている。
2013.02.27 Jane's Defence Weekly France malkes progress on Rafale upgrades <1304-022706>
 フランスが2012年12月、Rafale 改良計画のリスク低減研究 (RRS) 契約を Dassault社に発注した。
 改良型である Rafale F3R2018年運用開始を目指しており、RBE2 AESA レーダを搭載し、Meteor BVRAAM の搭載が可能になるほか、 SPECTRA SPJ や、Mode-5/Mode-S 互換 IFF も搭載される。
2012.06.18 Aviation Week & ST Economy class <1208-061805>
 スウェーデンがスイスと共に Gripen Demo 及び Gripen NG となる JAS 39E/F の開発を進めており、2018年に納入が開始される。 スウェーデン空軍は保有する JAS C/D を E/F に換装することを決め、スイス空軍も F-5E/F の後継に JAS E/F を決め、2014年に契約を行う。
 JAS E/F は主翼などに C/D と同じものを使用するが、中後部胴体は新規に設計され、GE社製 F414 エンジンを搭載する。 これに伴い重量も 2.5t増加することから、主脚も強化される。
 レーダは Selex社製の Ranen ES-05 AESA レーダを搭載する。
【 Gripen NG 関連記事:0812-111713 (AW&ST 2008.11.17)】
2012.03.30 Defense News First Rafale to be equipped with AESA this summer <1204-033005>
 Thales社が3月29日、Rafale 戦闘機に搭載する RBE2 AESA レーダの量産一号機を Dassault社に納 入したと発表した。 RBE2 を搭載した Rafale の一号機はこの夏に納入される。
 RBE2 搭載 Rafale は、欧州初の AESA レーダ搭載量産戦闘機になる。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly Capbilities, price and politics played role in Rafale's MMRCA win <1204-020808>
 インドが1月31日に、MMRCA の機種を Rafale に決めたが、126機整備するコストは当初計 画の$8.4Bから$15Bに跳ね上がると見られる。
 Rafale は18機が完成機で2015年から納入され、残りの108機がライセンス生産で2017~2018年に納入が開始される。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly Lowest bidder Rafale edges MMRCA selection <1204-020801>
 インド政府が1月31日、インド空軍の MMRCA に Dassault社の Rafale を選定したと発表した。 Rafale は対立候補 であった Typhoon より価格が15~17%安いという。
 MMRCA への採用は Rafale にとって初の輸出となる。
2012.02.01 Yahoo 産経新聞記事

「印空軍、仏のラファール戦闘機選定 サルコジ大統領『契約には技術移転も含まれる』」

<1203-020101>
 インド政府が31日、126機を計画している MMRCA に、フランス製の Rafale を選定することを決めた。 ロイタ通信によると、フランスのサルコジ大統領は、インド政府の決定を歓迎する声明を出し、契約には 技術移転も含まれると語った。
 インドは、海外への武器調達依存度を抑え国産化を目指しており、Rafale も大半はインド国内で生産される。
2012.01.31 Defense News Indian Victory a Breakthrough for France’s Rafale <1202-013101>
 インド政府が31日、MiG-21 の後継として126機を計画している MMRCA に Dassault社製の Rafale を選定した。 対抗していた Typhoon は破れた。 Rafale が選定された理由は、低い LCC が他機種に勝っていたことと、技術移転を広く認めたことが大きい。
 今後3~4ヶ月かけて価格交渉が行われ、今年中頃に契約が行われる。
2011.09.07 Jane's Defence Weekly Turkey launches fighter aircraft programme <1111-090705>
 トルコ軍需省次官が8月23日、同国独自の戦闘機開発における最初となる2年間の契約を TAI 社と結んだことを明らかにした。
 この計画には Saab社と KAI社の参画が予想されるが、同次官は Saab社との共同はまだ決まっていないと述べた。 KAI社とはかつて 生産分担で合意が得られなかった経緯がある。
2011.08.17 Jane's Defence Weekly Easten fast air <1110-081709>
= アジア諸国の戦闘機開発に関する7頁の特集記事 =
中 国
インド
日 本
韓国とインドネシア
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Generation game <1109-061511>
= 第五世代戦闘機に関する4頁の特集記事 =
 現在就役中又は開発中の第五世代戦闘機は、F-22F-35T-50 PAK-FA J-20、三菱 ATD-X、Hindustan AMCA、KAI KFX などである。
2011.04 International Defence Review India's carrier-borne LCA poised for maiden flight <1107-040007>
 インドの艦載型 LCA で複座型の1号機 NP-1 は2010年7月にロールアウトし、6月下旬に初飛 行が予定されている。 単座型 NP-2 の初飛行は2012年中頃に計画されている。 いずれも Mk Ⅰ型で、2014年に IOC の計画である。
 艦載 LCA は、開発中で空軍が装備する Tajas Mk Ⅰ LCA の派生型で、印海軍が装備している Sea Harrier の後継 になる。
2011.01.05 Jane's Defence Weekly Turkey looks to develop next-gen fighter <1102-010508>
 トルコ国防相が12月15日、初の国産戦闘機を2023年までに開発し、F-4 や F-16 Block 30 と 換装することを明らかにした。 トルコは F-35 の共同開発国になっているが、F-35 がトルコにとって最後の輸入戦闘機になるという。 国産戦闘機の概念設計は2013年 までに TAI社が$20Mで実施する。
 国防相は韓国との共同開発には言及しなかった。
2010.11.29 Aviation Week & ST Taking flight <1101-112903>
 インドが、数年前に一旦中止されていた国産戦闘機 AMCA の開発を再開する。 AMCA は重量20tの双発第五世代ステルス戦闘機で、2011年末には要求性能等が確定し、試作一号機は2017年に飛行する。  インド空軍は2020年代から150機以上を装備する計画である。
 インドはロシアと Sukhoi T-50 PakFa の共同開発で合意しているのにかかわらず開発は進められる。 AMCA は Su-30MKI や MMRCA と Tejas 軽戦闘機の間隙を埋めるとされている。
2010.03.17 Jane's Defence Weekly Saab submits standard Gripen for Indian MMRCA evaluation <1005-031710>
 Saab社の Gripen D が、3月中旬に行われる MMRCA 評価用として3月8日にインドに到着 した。 提案している Gripen NG がまだ開発途中であるためで、Saab社は評価に影響はないとしている。
2010.01.11 Aviation Week & ST Saab revives carrier-borne Gripwn <1002-011109>
 インドが先月、空母搭載戦闘機の RfI を発簡したが、Saab社は Gripen NG を改造した Sea Gripen を提案しようとしている。 同社は1990年代中頃から Gripen の空母搭載型を検討していた。
 空母搭載のためには武装縣架装置、前脚などの改修と機体の強化が必要になるが、同社は400kgの重量増による空実重量7,500~8,000kgで可能 としている。
2009.12.02 Jane's Defence Weekly India orders more LCAs to bolster ageing MiG force <1001-12010>
 インド空軍が老朽化した MiG-21 と換装するため、国産の LCA 軽戦闘機20機HAL社に追加発注した。
 インド空軍では戦闘機39.5個飛行隊が認められているのに現在では32個に減っていて、2015年までに更に MiG-21 6個、MiG-27 2個飛行隊の除籍が見込まれている。
2009.07.15 Jane's Defence Weekly US 'discourages' IAI collaboration on Gripen NG <0909-071506>
 IAI社が Saab社と共同でインド空軍の MRCA に Gripen を売り込もうとしたが、米国がこれを阻 止した。 Saab社は今では Selex社と Gripen NG 用 AESA レーダを開発している。
 印空軍は2013~2015年に18機の MRCA を輸入し、次いで2021~2022年まで108機を国産する計画である。
2009.03.04 Jane's Defence Weekly Thailand agrees to fund second batch of Gripens <0904-030409>
 タイ内閣が、Saab JAS 39 Gripen の二次分として6機と、Erieye AEW&C 1機の購入を決めた。 購入する航空機は Gripen 6機と Saab 340 多用途機2機で、そのうちの1機に Erieye が搭載される。
2008.11.24 Aviation Week & ST Norway rejects Gripen NG, say with F-35 JSF <0901-112401>
 ノルウェーが F-16 の後継として48機装備する計画の戦闘機に、Gripenを退け F-35 を選定した。
 ノルウェーは F-35 の共同開発国であるが、F-35 の採用決定は行っていなかった。
2008.11.19 Jane's Defence Weekly Why 2009 could prove the year of the Gripen <0901-111908>
= Gripen の現況と今後に関する記事 =
 現在までに Gripen が輸出を決めたのは60機で、内訳はチェコ14機、ハンガリー14機、南ア26機、タイ6機であるが、今後18ヶ月以内に Gripen も候補に挙がっている戦闘機の選定を行う国は、ブラジル、クロアチア、デンマーク、インド、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、スイスの8ヶ国である。
2008.11.17 Aviation Week & ST Global dogfight <0812-111713>
= Saab Gripen を紹介する4頁にわたる記事 =
 Saab社の Gripen は、スウェーデン国内での大きな需要が見込めないことから、長期的に計画を維持するためには輸出に頼る必要がある。 スイスが Gripen の採用を 検討中で、7月にも決まるが、それだけでは不十分で、ブラジルや日本にも期待している。
 Gripen NG は2014年完成を目指し、来年にも組み立てが開始される。 Gripen NG はエンジンを換装して 航続距離と搭載能力の向上を図ると共に、レーダを1,000個の T/R モジュールを持つ AESA に替える。
 Gripen NG の技術検証機である Gripen Demonstrator は今年5月に初飛行し、来年には空力関係の更新を図る。
2008.09.01 Aviation Week & ST Fighter contest heats up <0810-090105>
 デンマークが48機計画している次期戦闘機に、すでに名乗りを上げている F-35A、Gripen NG に加えて Boeing社が F/A-18E/F Block 2 を提案 した。 機種決定は2009年中頃に行われ2009年末に契約して、2016年には引き渡しを開始する計画である。
 一方オランダが計画している F-35 の代替え85機の候補には Gripen NG のほか F-16E/F Block 60 があがっており、 2010年末に機種決定し2014年に納入が開始される。
【註】
 Gripen NG は Gripen Demo とおなじである。
【 Gripen Demo 関連記事:0808-070205 (JDW 2008.07.02)】
2008.07.07 Aviation Week & ST Eastern challenger <0808-070706>
 韓国の F-X Phase ⅠPhase Ⅱ で F-15K を61機導入したが、続く F-X Phase Ⅲ 60機と F-XX 120機を巡って、各国が売り込みをかけている。 ただ、空軍参謀長は、近隣諸国が第五世代戦闘機を装備するまで F-15K 級を引き続き購入したいとしている。
F-X Phase Ⅲ
 本命視されているのは F-35 であるが、Boeing社は AESA レーダ搭載の F-15K を提案し ている。 また同社は Super Hornet も候補になりうるとしている。
F-XX
 韓国国内開発を目指す KFX は新政権になって見直され、計画が中止になる可能性がある。
 これに対して Saab社が次世代 Grippen の共同開発を提案している。 次世代 Grippen には単発の P305 案と双発の P306 案があるが、6月26日 にソウルで開かれた空軍のセミナでは、韓国軍の要求に合わせた双発案だけが呈示された。 それによるとステルス型である次世代 Grippen は、全長17~18mで、 翼端長が12mと見られ、Typhoon よりも大きな機体である。
2008.07.02 Jane's Defence Weekly Saab flies further Gripen Demo tests <0808-070205>
 Saab社が5月27日の初飛行に続いて、Gripen Demo (Demonstrator) の飛行試験を更に2回実施した。
 Gripen Demo は二段階に分かれ、エンジン換装、パイロン増設脚の強化などを行う Phase 1 の試験は2008年9月~10月を山場に行われ、ミサイル警報装置やAESA レーダを搭載し燃料搭載量を増やす Phase 2 は2009年に開始される。
2008.04.14 Aviation Week & ST UK declassifies '80s work on fighter <0805-0401406>
 英国が1980年代末に Harrier や Tonado の後継として開発しようとしていた超音速ステルス多目的戦闘機の非指定が解除され始めた。 この戦 闘機は P.125 と呼ばれ実大モックアップが製造されていた。
 機体形状で特徴的なのは、密閉されたコックピットで、これは当時懸念されていたソ連のレーザ兵器に対抗するもので あった。 またコックピットを密閉することにより RCS の低減も期待できた。
2007.09.12 Jane's Defence Weekly India eyes 2008 maiden flight for naval Tejas <0720-091202>
 開発が遅れていたインド HAL社 (Hindustan Aeronautics Ltd) 製の Tejas LCA (Light Combat Aircraft) の艦載型は2008年中頃に初飛行する運びになった。 しかしながら Tajas は低高度飛行以 外で Mach 1.6 を達成したものの、高度919mの飛行で要求された Mach 1.5 を達成できていない。
 HAL社は LCA と共に MCA (Medium Combat Aircraft) の計画も進めているが政府の承認が下りていない。  また超音速高等練習機の開発計画も計画も持っている。
2007.07.04 Jane's Defence Weekly QinetiQ VAAC Harrier in SRVL trials <0715-070404>
 英国 QinetiQ が仏海軍空母 Charles de Gaulle の艦上で、Harrier T.4 VAAC (Vectored-thrust Advanced Aircraft Control) による SRVL (Shipborne Rolling Vertical Landing) の試験を行っている。 SRVL は F-35B の着艦方法の一つに考えられている方式で、翼の揚力が期待できることか ら垂直着艦に比べて持ち帰りペイロードを大きくすることができる。
2006.12.20 Jane's Defence Weekly Shafagh fighter project stays on the shelf <0702-122010>
 Shafagh 高等練習軽攻撃機の開発は、一時イランの秘密計画として大々的に宣伝されたが、実態は Malek-Ashtar 工科大学の概念研究に過ぎず、開発の計画も資金手当もない
 Shafagh は元々1990年代初期にロシアの Moukhamedov 設計局が、自国で資金を得られないためにイランへ持ち込んだものであったが、 イランは10年前に計画を終了させている。
2006.10.09 Aviation Week & ST Expeditionary warfare <0621-100906>
 英空軍は2007年初頭からアフガニスタンに最新型の Harrior GR9 を展開する。 また、情勢に応じ2008年以 降に運用開始となる Eurofighter Typhoon を展開する方針である。
 GR9 は500-lb Paveway Ⅳ 二モード精密誘導爆弾を搭載し、約5,300名の陸軍が行動するアフガン南部で CAS 及び偵察飛行を行う。
2006.09.27 Jane's Defence Weekly UK to supply extra Harrier to Afghanistan <0621-092703>
 英空軍が9月19日に、アフガニスタンへ Harrier GR.7/7A を増派すると発表した。 これによりカンダハルの Harrier は7機になる
 カンダハルには2年前から Harrier が派遣されているが、当初の計画は暫定的な派遣で今年6月には撤退する予定になっていた。 こ れが現地の強い CAS の要望により増派されることになった。
2005.08.08 Aviation Week & ST Curtains for stealth <0516-080804>
 BAE Systems社は、戦闘機のステルス化技術について研究を進めており、機体の低識別化設計だけでなく RCS の低減に関する研究にも 重点を指向している。
 英空軍の Eurofighter Typhoon は元来ステルス機ではないが、同社はレーダ反射信号の低減に向け、様々な方策を検討しているとみら れる。
 同社は研究の細部を明らかにしていないが、他の企業筋は米露が開発中のプラズマ磁界を利用したものではな く、電波吸収材や特殊な補助システムによる、機上レーダの遮蔽や敵レーダに対する反射電波の拡散を研究して いることを示唆している。
2005.06 Jane's Missiles & Rockets Derby forms part of India's Sea Harrier fighter upgrade <0513-060013>
 インドが FRS Mk 51 Sea Harrier の能力向上を予定している。
 計画では機首に搭載している Blue Fox レーダを Elta社製 EL/M-2032 マルチモードレーダに換装すると共に 、Rafael社製 Derby SVRAAM を Matra社製 Magic IR AAM に加えて新たに搭載する。
 EL/M-2032 搭載により、捕捉距離、ルックダウン性能が向上すると共に、空対空に加えて空対地、空対海捜索能力 が付与される。
2005.02.28 Aviation Week & ST Crack in the door <0506-022808>
 インド空軍が計画する126機の多目的戦闘機導入には F-16、MiG-29M、Mirage 2000-5、及び Saab Gripen が名乗りをあげている。
 インドは欧米、露及びイスラエルからの兵器システム導入を推進しているが、国内軍事専門家は過去の欧米対印武器禁輸政策を教訓と し、導入にあたり補給整備の継続的実施と共同開発に留意すべきと提言している。
 一方、ロシアの BrahMosは、海軍艦艇用に共同開発生産をめざしているものの、空軍は未だ装備の可否を決めていない。
2001.09.17 Defense News Britain to speed plans for long-range strike  英国はこのほど、空軍の Tornado GR4 に替わる長距離攻撃機の導入が予定の 2017年より も早まるという見通しを明らかにした。
 FOAS (Future Offensive Air System) 当局によると、その候補である戦闘機 Eurofigther 、巡航ミサイ ル Storm Shadow 及び JSF 共同開発がいずれも要求を満たしており、Eurofigther は 2006年に部隊運用が、Storm Shadow は 2005年 にはデータリンクを含めての運用が可能になるという。
2001.08 International Defence Review IAI keeps targeting F-16 ACE upgrade  イスラエルの IAI 社は同国空軍が対外輸出の困難性から難色を示す中、F-16 改修に ACE (Avionics Capabilities Enhancement) を適用することを主張している。
 ACE の改善項目
・射撃統制レーダーに SAR (合成開口レーダー) を適用
・コックピットデスプレーの改善
・電子戦システム、データリンク、ミッションコンピュター等の改善
・搭載兵器用ドロップタンクの改修
2001.08 International Defence Review Sweden scales fighter radar  スエーデンは Gripen 戦闘機 に Raytheon 社製の AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーアンテナの採用を計画している。
 Gripen は Saab/BAE Systems が開発し、装備化と海外輸出を逐次始めているが、搭載機器の改善は Ericsson 社が担当し、 NORA (Not Only Radar) 計画として継続中であり、AESA 導入はこの計画の一部となる。
 米国の最新軍事技術がスエーデンに輸出されるのはこれが初めて。
2001.07 International Defense Review Future fighters battle industry
= 第5世代戦闘機開発を巡る欧州企業間競争に関する記事 =
 欧州では第5世代戦闘機の開発を巡り、1985年に第4世代戦闘機の開発が Eurofighter と Rafale に分裂した以上に 深刻な状態にある。
 現在欧州には、英国の FOAS (Future Offensive Air System)、ドイツの FAWS (Future Airborne Weapon System)、フランス、イタ リア、スペイン、スウェーデンなどの類似システムなどの各種計画が目白押しである。
 これら諸計画の内、英国の FOAS計画が最も具体化して いる。
2001.07.09 Aviation Week & ST Saab,Dassault upgrade Gripen, Rafale fighters  スウェーデンの Saab 社は Gripen の、仏の Dassault 社は Rafale の改善を2004~2010年の間、輸出用を含め て夫々計画している。
= Saab 社の戦闘機 Gripen =
 ・電子戦システム(レーザー及びミサイル警報装置を含む) の改善
 ・牽引デコイの改善
 ・IR 捜索追随システムの開発
 ・NATO 情報システム Link 16 への連接
 ・Conformal fuel tank の搭載
= Dassault 社の戦闘機 Rafale =
 ・Snecma M88-3 エンジンの改善
 ・F2 対地攻撃用ソフトウェア及びの改善
 ・Thale's 射統レーダーをアクティブアレイアンテナに変更
Military Technology 2001.06 Fighter aircraft programmes: a status report
=世界各国の戦闘機開発状況とその市場に関する記事=
・戦闘機開発状況
 米、英、仏、独、露、スウェーデン等の最新鋭機及び戦闘機の開発状況について以下の機種を概説
   Boeing F/A-18E/F Super Hornet (米)
   Lockheed Martin F-16 FIGHTING FALCON (米)
   Joint Strike Fighter (米)
   Lockheed Martin/Boeing F-22 RAPTOR (米)
   Eurofighter/TYPHOON (英、独、西、伊)
   Dassault RAFALE (仏)
   Dassault MIRAGE 2000 (仏)
   Saab/BAE JAS-39 GRIPEN (スウェーデン、英)
   MiG-29 (露)
・世界の戦闘機市場
 上記機種の世界34ヶ国の導入(予定を含む)状況について記述
2000.10.09 Aviation Week & ST Europe joining forces on future air systems  ヨーロッパでは、発展型航空機の技術開発を共同で行う動きがある。
 共同計画は、3年前に始まった英仏の合意を基に、独とスウェーデンが参加を希望しており、年末から2001年初頭に ETAP (Technology Acquisition Program) の MOU 取り交わしを目指している。
 最大の問題点は、ステルス技術の開示について、英国が難色を示していることで、英はステルス技術については、米とのみ共同開 発を行いたい意向にある。