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「台湾、戦闘機用ジェットエンジン開発へ 来年から予算計上」
「国産レーダー公開 戦闘機関連技術『出発点に到達』=研究機関/台湾」
「台湾が防空能力向上へ、IDF 計画『第2弾』に着手」
2025.02.22
13:47Focus 台湾
国産戦闘機が国産対艦ミサイルの搭載試験 制海戦力の向上に寄与/台湾
<2503-022210>
台湾の聯合報が21日、国産戦闘機「経国号」(IDF)が、政府系研究機関の国家中山科学研究院(中科院)によって開発が進められている空中発射型の超音速対艦ミサイル「雄風3」を搭載したと報じた。
情報筋も同日、経国号が雄風3を試験的に搭載したことを認め、制海戦力向上につながるとの認識を示した。
雄風3(註:HF-3)は現在、艦上発射型と陸上発射型があるが、航空機から発射する空中発射型の開発が進められている。 これまで中科院は機密として、詳細を明らかにしていなかった。
聯合報が掲載した読者提供の写真からは、グレーに塗られた雄風3に白文字で記された番号や位置を示すマークが確認できる。
軍関係者によると、最近は試験を集中的に行っているという。 情報筋は、空中発射型は海上・陸上発射型よりも小さく、経国号の主翼下に搭載されると説明。 艦上・陸上発射型に付いていた2本のブースターは空中発射型では省略され、軽量化が図られたとした。 また今回搭載された雄風3が実弾であるかについては言及を避けた。
2021.12.08
Jane's Defence Weekly
Taiwan receives first production T-5AJT
<2203-120801>
台湾空軍が11月28日、T-5 Yung Yin高等練習機の量産1号機を受領した。
台湾は2017年にAIDC社にT-5 66機をTWD68.6B ($2.2B) で発注しており、2026年までに老朽化したAIDC社製AT-3練習機及びNorthrop Grumman社製F-5E/F Tiger Ⅱと換装する。
2021.04.28
Jane's Defence Weekly
Taiwan reports progress in development of indigenous next-generation fighter
<2106-042808>
台湾NCSISTが4月15日、次世代戦闘機を国内開発すると発表した。 そのR&D第1段階としてTWD10.5B ($370.6M) が予算化され、そのうちTWD8.8Bでエンジン、TWD1.7Bで機体の開発が行われ、第1段階は2024年に完了するという。
NCSISTは2018年にもTFE-1042-70を元にしたエンジン開発10年計画を開始している。
2020.06.24
Jane's Defence Weekly
Taiwan's T-5 advanced jet trainer takes first flight
<2008-062410>
台湾AIDC社が6月10日に台中の空軍基地で、T-5勇鷹 (Brave Eagle) 高等練習機 (AJT)/軽戦闘機の初飛行を行った。 同機は2019年9月にロールアウトしていた。
T-5勇鷹は1990年代中頃に開発された国産戦闘機F-CK-1経国 (Ching Kuo) IDFを元にした双発超音速機で、空軍は66機を調達し2026年までにAT-3練習機と換装すると共に軽攻撃/戦闘機型はF-5Eと換装する。
エンジンはアフタバーナなしのHoneywell社製F124エンジンで、Honeywell社とAIDC社の合弁であるInternational Turbine Engine社で生産している。
2020.06.22
AFP=時事
軍事面で「自立」余儀なくされる台湾、自主開発の練習機を初公開
<2007-062202>
台湾が22日、国内開発した新型練習機を公開した。
台中で行われた新型高等練習機 (AJT) 勇鷹 (Brave Eagle) の初公開飛行の式典には、蔡総統が出席し、同機の飛行を歴史的瞬間と評価した。
2019.10.14
Aviation Week & ST
Taiwan at work on fighter engines
<1912-101406>
台湾NCSISTが戦闘機の国内開発を視野に、昨年から戦闘機用エンジンの開発を行っていることを明らかにした。
政府は戦闘機開発についての時程表を示していないが、台湾では遅くとも2030年代までには現有機の更新に迫られる。
2019.10.14
Aviation Week & ST
Following rollout, Taiwanese jet trainder is due to fly in mid-2020
<1912-101405>
台湾AIDC社で、次期高等練習機AJT(註:T-5 Blue Magpie)がロールアウトした。 初飛行は2020年6月に計画されている。
AJTの開発には韓国KAI社のT-50同様にLockheed Martin社が大きく係わっている。
2019.10.02
Jane's Defence Weekly
Taiwan rolls out indigenous T-5 aircraft
<1912-100211>
台湾で9月24日、国産高等練習機T-5 Blue Magpie(註:台湾の報道では「勇鷹」)がロールアウトした。 初飛行は2020年6月に計画されている。 台湾は2026年までに66機のT-50を老朽化したAT-3に代えて装備するほか、Northrop社製F-5E/Fに代えて軽攻撃機型のAT-5を装備する計画である。
T-5の外観はAIDC社製の国産戦闘機F-CK-1 Ching-Kuoと似ているがエンジン部分が広くなり燃料搭載スペースも大きくなっている。 また脚が強化され翼が僅かに上向きになっている。
エンジンはHoneywell社製F124を、同社とAIDC社の合弁会社で生産しているほか、操縦席の表示装置はBAE Systems社に台湾のソフトウェアが装荷され採用されている。
2019.08.28
Jane's Defence Weekly
Taiwanese MND showcases its latest weapon systems
<1910-082804>
台北で8月15~17日に2019 TADTA防衛宇宙博が開かれ、国内外から150社が参加して800のブースで展示を行った。
台湾AIDC社が展示した高等練習機AJTは9月に試作機が公開されて地上試験を開始し、2020年6月に初飛行が計画されている。
AJTは2026年までに66機が生産され、現有のAT-3及びF-5と交代する。
そのほかにイスラエルのHarpyと似たJian HsiangとTeng Yun (Cloud Rider) MALE UAVなども展示された。
2018.06.13
Jane's Defence Weekly
Taiwan starts XAT-5 prototype production
<1808-061315>
台湾のAIDC社が6月1日、4機試作する予定のXAT-5 Blue Magpie
高等練習機一号機の組み立てを開始したと発表した。 一号機は2019年9月にロールアウトし2020年6月に初飛行する計画
である。
F-CK-1国産戦闘 (IDF) を元にしたXAT-5は2026年までに66機生産され、1984年以来使
用しているAT-3と換装される。
2018.04.17
Focus 台湾
国産高等練習機、6月にも組み立てへ 2020年初飛行目指す/台湾
<1805-041705>
台湾の漢翔航空工業 (AIDC) 社が2020年の初飛行にを目指して開発している新型
高等練習機の組み立てを今年6月にも開始する。 同社は昨年4月、国防部から66機を686億台湾元(2,500億円)受注した。
同社は国産戦闘機「経国号」の開発と製造を手掛けたほか、練習機の製造のほか-F16の改修も担当している。
【註】
XT-5 Blue MagpieはF-CK-1A/-1B国産戦闘機を元にした超音速高等練習機で、1984年以来装備しているAT-3及び1970年代にライセンス生産されたF-5E/F戦闘練習機の後継
になる。
2018.03.26
Aviation Week & ST
Taiwan considers F-35 buy and upgrades F-CK-1s
<1805-032603>
台湾がF-35BとKC-135を導入しようとしている。 台湾は現在、空中給油機を保有していない。
台湾が150機保有しているF-16A/B Block 20をAPG-88を搭載するF-16Vに改造する計画は2012年
に145ユニットを購入することで合意しているが、まだ139機が旧型のままで、2022年までに24機/年のペースで改造を進
めるという。
144機保有する国産戦闘機F-CK1A/BをF-CK1C/Dに改良する計画は既に49機の改良を終えて
いるが、まだ95機が旧型のままである。
【註】
JDWは2018.01.17に、「台湾がF-CK1C/Dへの改良を2017年12月に完了した」と報じている。
2018.01.17
Jane's Defence Weekly
RoCAF doubles F-CK-1 fighter capacity for Tien Chien Ⅱs
<1803-011702>
台湾が2009年から開発してきた127機保有するF-CK-1A/-1B国産戦闘機をF-CK-1C/-1Dに改良する計画が2017年12月
に完了した。 この結果TC-2 AAMの搭載数が2倍になった。 また射程が60kmであったTC-2の射程は100kmに伸び、更に軌条発射方式のTC-2Cも新たに開発された。
CSISTは更にTC-2の艦載SAM型であるTC-2Nも開発している。
2017.03.02
Yahoo
Focus 台湾記事
<1704-030202>
台湾国防部傘下の研究機関で兵器開発などを行う国家中山科学研究院院長が2日、立法院外交および国防委員会で、戦闘
機用ジェットエンジンの開発に関する予算を来年にも計上したいとする考えを示した。
開発プロジェクトの名称は織女星計画で、国産戦闘機経国に搭載されているエンジンを基礎にするとしている。
2017.02.15
Jane's Defence Weekly
Taiwan to locally build 66 supersonic trainer aircraft
<1704-021508>
台湾国防省が2月7日、TWD68.6B ($2.2B)にのぼる超音速練習機XT-5 Blue Magpie 66機
の契約を国立CSISTと国営AIDC社と行ったと発表した。 試作1号機は2年いないに完成し
2020年までには試練飛行が開始され、2026年までには全66機が納入されるという。
XT-5は1984年以来装備しているAT-3及び1970年代にライセンス生産されたF-5E/F戦闘練習機の後継になる高等練習機で、2015年に開かれた台北航空展ではAT-3を
元にした亜音速のAT-3 MAXと、国産戦闘機F-CK-1 Ching Kuoを元にした超音速のXAT-5が候補になっていた。
2017.02.08
Yahoo
Focus 台湾記事
<1703-020801>
台湾国防部傘下の研究機関である、国家中山科学研究院が7日、独自に開発したAESAレーダを公
開した。 国防部は同日、台中市の同院航空研究所で新型高等練習機の委託製造に関する協議書と協力覚書の調印式を開催し、式典の会場ではAESAレーダを始
め、同院の研究成果が多数展示された。
同院副院長は次世代戦闘機関連の技術がすでに出発点に立ったとし、今後計画に沿って一歩一歩前進させていくと述べた。
2016.06.16
Defense News
Taiwan weighs vendor options for new fighter-trainer plane
<1607-061603>
台湾の蔡英文新総統に指名されたFeng Shin-kuan国防部長が13日、AT-3 Tzu Chung攻撃/練習機の後継となるXAT-5の開発を推
進することを言明した。
XAT-5は国産戦闘機IDFの派生型で、空軍は66機を2ヶ所の訓練基地に配備する計画で、台東基地ではF-5E/Fと、岡山
基地ではAT-3と換装される。
2016.04.05
Defense News
Analysis: Rand report spells doom for Taiwan
<1605-040504>
Rand Corp.が台湾の防空について、172ページにのぼる"Air Defense Option fot Taiwan: An Assessment of Relative
Costs and Operational Benefits"で、国産戦闘機IDFやMirage 2000-5を廃棄するなど戦闘機を縮小して
SAMを増強すべきとの提言を行った。
2015.04.27
Searchina
台湾の「翔昇」戦闘機、中国軍「S-300」ミサイルがロックオン! 「またやったな・・・想定内だけど」=台湾メディア
<1505-042703>
台湾の中央通信社が、空軍関係者が澎湖諸島上空で定例巡回飛行していた F-CK-1改戦闘機が、中国軍の
S-300 にロックオンされたと述べたと報じた。 定例の哨戒飛行をしていた澎湖島は大陸から140kmの距離にあり
、台湾側が実効支配している。
これまでに、2000~2008年の陳水扁政権時にも Mirage が大陸のミサイルにロックオンされたことがあったが、台湾空軍関係者によると、ロックオンされるのは常にという
わけでなく、その場合パイロットは高速で離脱することにしており、日頃の訓練項目にも、ロックオンされた場合の退避が組み入れられているという。
2014.01.22
Jane's Defence Weekly
Taiwan unveils upgraded IDF, Wan Chien stand-off missile
<1403-012211>
台湾空軍が1月16日、国産戦闘機 IDF/F-CK-1 改良型の第一次生産分71機
を明らかにした。 改良型 IDF はフルカラーの HUD を装備するほか、万剣 (Wan Chien) スタンドオフミサイルを搭載で
きる。
Wan Chien は AGM-154A JSOW と似たシステムで、100発以上の子弾を搭載して200kmの射程を
有する。
2014.01.17
Yahoo
Searchina 記事
<1402-011706>
台湾空軍が16日、第427戦術戦闘航空団の F-CK-1 IDF 56機の改造作業の開始
式典を実施した。 作業は2017年に完了する。 IDF を71機保有する第443戦術戦闘航空団では、同作業がすでに終了
している。
2013.03.20
Defense News
Taiwan gives up on partial F-16C/D release
<1304-032005>
台湾が今月上旬に公表した QDR で、F-16C/D Block 50/52 1個飛行隊分の
売却を求めていたのを棚上げし、国産の戦闘機を開発する方針を示した。 新型戦闘機はステルス性を持ち、空
中給油が可能な長距離型で、BVR 交戦能力が求められる。 また高性能電子戦装置のほか、ARM や対地対艦ミサイルを搭載する。
台湾は現在387機の戦闘機を保有しているが、40機保有する F-5 は5年以内に退役させ、55機ある Mirage 2000-5 は10年以内
にモスボール化する計画で、後継機が必要になっている。
2012.12.31
Defense News
Taiwan plans to upgrade about 60 fighter jets in 2013
<1301-123103>
台湾が、127機保有する国産戦闘機 IDF のうち60機程度を2013年末ま
でに、残りも2017年までに改良する。
主な改良点はレーダを始めとするアビオニクスの換装と電子戦能力の強化に加え、国産クラスタ爆弾(註:
Wan Chien)の搭載にある。
2011.10
International Defence Review
Upgrades to keep Taiwan's IDF aircraft in air 20 more years
<1111-100021>
台湾 AIDC社が、国産戦闘機 IDF の改良を進めており、台湾空軍の保有する127機中
71機を受注している。 この改良で IDF は更に20年使用できるようになる。 改良の中心は AN/APG-67 を元にした
GD-53 Golden Dragon レーダの改良で、現在開発が進められている Phase 2 では ASPJ
や Link 16 の搭載とレーダの AESA 化も行われる。 ただしターボファンエンジンへの換装は計画されていない。
AIDC社は更に、IDF を元にした高等練習機 XAT-5 を、現有の F-5F 練習機の後継として2010年から開発しており、輸出も検討している。 同級
の練習機には KAI社のT/A-50 や Alenia社の M-346 などがある。
2011.08.24
Jane's Defence Weekly
Taiwan provides more details of IDF mid-life upgrades
<1110-082413>
台湾 AIDC社が6月30日、国産戦闘機 IDF の改良計画の改良点を公表した。 それに
よると、レーダは Lockheed Martin社製を元にした GD-53 Golden Dragon に換装され、HUD や飛行制御装置も換装
されて、今後20年間使用可能になるという。
71機の IDF のうち6機は既に改良を終えて空軍に引き渡され、残りの65機も2年以内に引き渡される。
AIDC社は、SPJ を含む統合型電子戦装置や Link 16、更に AESA レーダを搭載する更なる改良計
画を進めている。
2011.08.22
Aviation Week & ST
Big ambition
<1110-082210>
台湾が軍用練習機市場に参入してくる可能性がある。 台湾国営の AIDC社が台北で開かれた航空宇宙防衛展で、XAT-5
練習機の開発を公表した。
XAT-5 は1970年代に開発された現有の AT-3 ジェット練習機に代わるもので、国産戦闘機 IDF を原型としているが内部構造は大きく変わって
いて、武装やレーダはない。
2011.07.06
Jane's Defence Weekly
Taiwan receives first upgraded IDF aircraft
<1111-070602>
台湾国営の AIDC社が6月30日、2009年に71機受注した F-CK-1 IDF 改良の一次分
6機を納入した。 これは保有する IDF 128機のほぼ半分で、2012年までに全機を納入する。
改良型は、レーダ、電子戦装置、ミッションコンピュータを、米国の技術を導入した新型に更新すると共に、射程60kmの TC-2 AAM の搭載数を
2発から4発にしたほか、TC-2A ARM や Wan Chien クラスタ爆弾の搭載も可能にしている。
2011.06.30
China Defense
Taiwan unveils upgraded fighter jets
<1107-063003>
台湾が30日、国産戦闘機 (IDF) の改良型を公表した。 改良型はレーダや電子装備が一新され、従来2発しか搭
載できなかった AAM を4発搭載できる。
国防省によると、71機の IDF は、今後4年間で$587Mかけて改良される。
2010.03.03
Jane's Defence Weekly
Taiwan's air force on the wane, says intel report
<1005-030302>
米国防情報庁 (DIA) が2月16日に議会に提出した報告書で、台湾空軍の弱体化が指摘している。
台湾が保有する F-5E/F 60機の半数以上が耐用命数を過ぎており、56機保有している Mirage 2000-5
は補用品が不足している。 また126機保有している F-CK-1 IDF は搭載能力と戦闘行動
半径が限られている。 Tien Chien 2 AAM、Tien Chien 2A ARM、Wan Chien クラスタ爆弾を搭載できる IDF-Ⅱ Goshawk はまだ1機しかな
い。
146機保有している F-16A/B Block 20 は改良が必要である。
2009.10
International Defence Review
Taiwan looks enhance IDFs to address fighter requirements
<0911-100039>
台湾国防省が年内に、保有する IDF 戦闘機の半数以上となる71機を IDF-Ⅱ に改良する決定を行う。 台湾が要
求している F-16C/D Block 50/52 66機の売却に米国が応じる様子がないことによる。 台湾の保有する戦闘機は以下の通りである。
IDF 130機
F-5E 60機
F-16A/B 146機
Mirage 2000 56機
IDF-Ⅱ は AN/APG-66 レーダを AN/APG-77 AESA レーダに換装するなど搭載電子戦装置や電子機器を更新すると共
に、800kgまでの武装を搭載できるようになる。 その中には Tien Chien 2 (TC-2) AAM や ARM
も含まれる。
2009.03
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan integrates TC-2A, HF-2 on IDF
<0904-030016>
台湾の TC-2A (Tien Chien-2A) ARM は、CSIST が1990年代半ばから開発を進めている
が、いまだ試験中である。 CSIST は TC-2A を国産戦闘機 IDF への搭載を済ませており、IDF には4発が搭載され
る。
また CSIST は対艦/対地ミサイル HF-2 シリーズの IDF への搭載作業も進めており、地上及びタキシー試験は完了しているが、
飛行試験はまだ行われていない。 HF-2 を搭載するための IDF の改造には Chinlung 53 レーダの搭載も含まれる。
HF-2 Mk1 の空中発射試験は、国産の AT-3 軽攻撃機で行ったが、対艦/対地用の最新型は大きすぎて AT-3 には載らない。
2008.08.20
Jane's Defence Weekly
Taiwan considers IDF upgrade
<0810-082010>
台湾国産戦闘機 (IDF) 改良のための2009年度予算を巡って、立法院で議論が行われている。 この計画は '
Xiang Chan' と呼ばれ、2000年に陳水扁総統が開始したが、国民党議員から予算を他に回すよう要求がでいるため馬英九総統が
計画を中止する可能性がある。
計画では、現在保有している128機の F-CK-1 Ching-Kuo に771kgの燃料を追加し Tien Chien 2 AAM 4発と Tienc Chien 2A ARM 及び
Wan Chien クラスタ爆弾を搭載し IDF-Ⅱ に改良する。 米国が F-16C/D を含む台湾に対する武器売却を8ヶ月間停止したため、台湾空軍は2015以降に
F-35 を導入するまでの数年間、IDF-Ⅱ を装備しようとしている。
2007.04.02
Defense News
Taiwan AF gives new fighter cool reception
<0710-040201>
台湾の国営企業である AIDC社は3月27日、総統臨席のもとに IDF-Ⅱ の展示飛行を約20分間行った。
IDF-Ⅱ は F-CK-1 Chung-Kuo の改善型で、航続距離の延伸と搭載能力の向上が図られているものの、空
軍はF-16 の導入を強く要望しており IDF-Ⅱ には 関心を示していない。
米国は中国との関係維持の観点から F-16 の売却に懸念を示したため台湾政府は国産機を装備する方針に切り替え、空軍は
F-16 の代替として2000年に IDF-Ⅱ の開発を開始した。
空軍は現在、F-16 を146機、IDF を128機、Mirage 2000 を56機、F-5 を60機保有しているが、F-5 は退役を準備中でメキシコまたは
フィリピンに売却する意向を示している。
2007.01
International Defence Review
Enhanced FCS computer runs Taiwan's upgraded F-CK-1C
<0703-010007>
台湾が国内開発した F-CK-1A/B IDF の改良型である F-CK-1C が初飛行した。
主たる改造は航続距離の延伸、武装の強化、16bitコンピュータの32bit化で、Sky Sword 2 AAM、Tien Chien 2A ARM、Hsiung Feng
対艦ミサイル、Wan Chien クラスタ爆弾などを搭載する。
台湾空軍は F-CK-1C/D( 1D は複座型)を2010年に装備化する計画である。
2006.11.13
Defense News
Taiwan ponders IDF upgrade
<0624-111301>
台湾空軍は F-5の後継として米国に60機の F-16 Block 50/52 の購入を打診したが拒否
され、国産戦闘機 F-CK-1 A/B Ching-kuo IDF を C/D 型に改善する検討
を行っている。
C/D 型は搭載重量を771kg増加し、天剣2 AAM を2発から4発とし、更に天剣2A ARM
及び Wan Chaien クラスタ爆弾の搭載を可能とする。また、レーダ、電子戦機器、ミッションコンピュータを
改善する。
台湾は約400機の戦闘機を保有し、内訳は F-16 Block20×146、IDF×128、
Mirage 2000×56、F-5×60となっている。
一方、米側は台湾の兵器購入に不信感を持っており、更に、最近多数のパイロットが除隊し民間航空会社に移り、Mirage の一部を
Mothball にすることから400機の運用維持にも疑問を持っている。
2006.04.19
Jane's Defence Weekly
Taiwan to evaluate two aircraft for fighter upgrade
<0610-041607>
台湾の国産戦闘機 F-CK-1A/B Ching-Kuo IDF を開発した AIDC社が、IDF を三段階で改良する提案を行
っている。
・Phase 1
燃料を771kg追加して航続距離と滞空能力を伸ばすと共に、Tien Chien 2 AAM の搭載数を2発から4発にする。 また
Tien Chien 2A ARM、Wan Chien クラスタ爆弾、Ching Yun 気体爆薬爆弾、
Hsiung Feng ASCM を搭載する。
CPU を16ビットから32ビットに代え、ECCM/ECM、IFF、レーダ、地形追随飛行装置を更新する。
・Phase 3
2010年に運用を開始する。
2005.05.04
Jane's Defence Weekly
Taiwan receives briefing on F-35 fighter contract
<0510-050406>
米 DoD が台湾に対し、F-35 JSF の説明会を実施した。 これは2002年5月に台湾から出された LoI (Letter of Interest) に基づく
もので、この LoI では攻撃で滑走路が使用できなくなった場合に STOVL 機が有用と述べている。
台湾は現在 F-16、Mirage 2000-5、IDF(国産戦闘機)、F-5 などの戦闘機を約400機保有しているが、JSF は2011年に退役する
F-5 の後継として2010年に F-35B 型を60機調達したいとしている。 更に2012年には F-35A
を150機調達する計画である。
2005.04.04
Aviation Week & ST
Taiwan developing an air-launched powered standoff weapon
<0508-040405>
台湾が空中発射型のスタンドオフ兵器を開発中で、飛行試験(右図)を行っている。
国産戦闘機 Ching Kuo の翼下に搭載した形状は、イスラエルの Modular Stand-Off Vehicle もしくはフラ
ンスの Apache に酷似しており、機体上部の翼は発射後展張するとみられる。 動力にはターボジェットが用いられ、終末誘導に必要な
精密機器と単弾頭が装備されていると推測される。
開発は1990年代中頃から CSIST社が行っているものとみられ、同社はこの他にラムジェット推進の対艦ミサ
イル HF-Ⅲ (Hsing Feng Ⅲ) の開発を進めている。 Hsing Feng Ⅲ の試験飛行は昨年末に行われてい
る。
【註:】
台湾の CM としては、対艦ミサイル HF-Ⅱ の改良型である、射程1,000kmの
HF-ⅡE が報じられていたが、今回初めて Apache 型の CM の存在が明らかになった。
2004.03.17
Jane's Defence Weekly
Taiwan set to field new anti-radiation missile
<0406-031706>
台湾の CSIST が ARM を開発し、間もなく台湾空軍 (ROCAF) に実戦配備される。 ROCAF は F-CK-1 Ching Kuo 戦闘機(右図)に搭載
する。
Tien Chien ⅡA ARM(右図左翼下)は Tien Chien Ⅱ AAM(右図右翼下)の弾体を使用して開発された ARM
で、先端形状から PRH と IR のデュアルモードのシーカを搭載していると見られる。
Tien Chien ⅡA のロケットモータは Tien Chien Ⅱ AAM で使用している射程60kmのもので十分であるが、新しい長
射程用が使われる模様である。 CSIST はラムジェットモータを開発中である。
2000.10.04
Jane's Defence Weekly
Taiwan postpones aerospace privatisation
台湾の AIDC (Aerospace Industrial Development Corp) は、昨年12月に予定されていた民営化を2001年末まで
延期した。
AIDC は最近では、AT-3 練習機の開発と 60機生産、及び Tsu-Ching-kuo IDF (Indigenous Defensive Fighter
) の開発と 130機の生産を行っている。
【Jane's All the World Aircraft 1998-1999 より】