2011.01.19 | Jane's Defence Weekly | SUGV and NIK survive E-IBCT programme cuts | 1102-011907><1102-011907> 米陸軍の近代化計画 E-IBCT で、国防総省の調達責任者が1月12日に、小型 UGV ( SUGV) とネットワーク接続キット (NIK) 1個旅団分の調達を承認する一方、都市型 (U-) と戦術型 (T-) 残置型センサ (UGS) と Class ⅠUAV の計画中止を決めた。 |
【註】 E-IBCT の Class ⅠUAV には MAV が予定されていた。 |
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2010.01.18 | Aviation Week & ST | Unmanned cancellation | <1003-011803> 米陸軍が FCS で Class Ⅳ UAV に位置づけていた Fire Scout の計画中止 が、1月11日に議会に通知された。 陸軍は文書の中で、最早 Fire Scout は不必要で、現有 Shadow の改良で対応で きるとしている。 |
2008.12.17 | Jane's Defence Weekly | US Army pressed to speed Fire Scout procurement | <0902-121701> 米陸軍が2003年に FCS Class Ⅳ UAV に選定した MQ-8B Fire Scout は、 2011年に初飛行し2015年 IOC の計画であるが、Northrop Grumman社が装備化を早めてイラク やアフガンに投入するように働きかけている。 同社はすぐにでも飛行できる社有機を8機保有しており、ゴーサインが出れば陸軍型 MQ-8B を2009年にも 初飛行が可能としている。 一方、海軍型 MQ-8B は LRIP 移行が可能な状態にあり、同社は LCS だけでなくフリゲート艦でも離着艦でき るかの試験を計画している。 |
2008.09 | International Defence Review | Fire Scout nears fruition for FCS | <0810-090041> 米陸軍の FCS Class Ⅳ UAV は Boeing/SAIC社の下請けで Northrop Grumman社が MQ-8B を元に開発しており、 8機試作して2010年11月に初飛行する。 その後2011~2012年に性能確認試験、2012~2013年に limited User Test が 行われ、2013年に LRIP が開始されて2014年に IOC となる計画である。 FCS Class Ⅳ UAV は搭載装備を除いて基本的に海軍の MQ-8B と同じ機体であるが、陸軍は地雷探知を含む ISRP である ASTAMID や化学剤検知、SIGINT、通信中継な どの機能を持つ。 ASTAMID 用には EO/IR ターレットを搭載する。 更にこのほかに181kg以内の範囲で 武器を搭載することもできる。 |
2008.01.09 | Jane's Defence Weekly | US Army looks to speed fielding of FCS robotics | <0802-010902> 米陸軍は Boeing社に対し、FCS 構成品の Class Ⅰ UAV と SUGV (Small UGV) の開発を促進するよう指示した。 ・SUGV 初期型の SUGV は iRobot社製の Packbot が、既に実戦使用されている。 海軍は試作初期型 Class Ⅰ UAV である Aerospace社製 MAV (Micro Air Vehicle) の試験を行っている。 |
2007.10.08 | Inside the Army | Class Ⅳ FCS UAV to undergo sensor suite Demo next month | <0722-100807> 米陸軍は11月に FCS Class Ⅳ UAS である MQ-8B Fire Scout に SSS (Survivability Sensor Suits) を搭載した試験飛行を行う。 SSS は RWR、ミサイル発射炎探知器、レ ーザ検知器から構成されている。 陸軍は2003年8月に MQ-8B を選定し、陸軍による最初のエンジンテストは今年5月に行われた。 |
2007.10.04 | Inside the Pentagon | Army mulls early 'Spinout' UAV | <0722-100402> 米陸軍は FCS ClassⅠUAV の代替として、米海軍がイラクで IED 捜索用に運用を開始した Honeywell社製 MAV (Micro Air Vehicles) を採用する方針である。 陸軍は ClassⅠ の2012年に装備化するが、ClassⅠ の要求と MAV は若干異なる仕様のエンジンとセンサを搭載するが、装備開始を 促進するため MAV を ClassⅠ として採用するのは可能と判断した。 |
2007.05.07 | Aviation Week & ST | Warfighters first | <0711-050707> 米下院の予算小委員会はFY-08国防予算で、10機の C-17 輸送機購入費$2.4Bと F-35 代替エンジン開発の継続費 $480M、州兵空軍 (ANG) と予備役の装備増強に$500M、ANG の F-16 用エンジン改善に$30Mをそれぞれ配分する提案を行った。 一方、陸軍の ARH から$470M、KC-X から$200M、CSRH から$153,3M、FCS から UAV 分の$21Mを含む$160M、 空軍から F-35 1機分$230M、MDA からは ABL の要求額$764Mから$400Mをそれぞれ 削減している。 |
2007.03.12 | Inside the Army | Bolton: Army plans to accelerate delivery of network for FCSInside the Army | <0708-031211> 米陸軍は FCS のネットワークを、計画より3年早い2012年 に確立する方針を明らかにした。 FCS 計画は予算縮小から、UAV 2機種、UGV 2機種及び Land Warrior 装備セットの計画中止を余儀なく されており、陸軍は計画の修正を行っている。 ネットワーク確立促進のほか、Class Ⅰ の機能強化と Class Ⅳ の装備数増加が検討 されている。 |
2007.01.17 | Jane's Defence Weekly | US Army streamlines future UAV fleet | <0703-011703> 米陸軍は1月9日に、FCS 用 UAV の Class Ⅱ と Class Ⅲ の開発を延期し、Class Ⅰ と Class Ⅳ は開発 を継続すると公式に発表した。 |
2006.12.14 | Inside the Pentagon | Army could pare down Future Combat System's class Ⅱ and class Ⅲ UAVs | <0704-121401> 米陸軍は FCS に装備する UAV のうち、Class Ⅰ と Class Ⅳ を残し Class Ⅱ と Ⅲ の開発を中止する 計画を示した。 また、FCS以 外の部隊に装備する機種として Shadow、Raven 及び計画中の Warrior 部隊については存続させる方針である。 FCS 予算はFY-06及びFY-07で約$500Mの予算削減を迫られており、計画の見直しが行われている。 |
2006.11.13 | Aviation Week & ST | Aurora flew its GoldenEye 80 | <0623-111301> Aurora社が DARPA の OAV 計画の一環として開発中の GoldenEye 80 UAV が 30秒間の初飛行に成功した。 今回の飛行は、ダクテッドファン UAV に 重質油エンジンを用いた初めての試験であり、極めて静かで、スムーズな水平飛行を行った。 GoldenEye 80 は米陸軍の FCS 用 UAV として開発が進められており、重量150-lb、高さ65吋の機体に TV/IR カメラ、レーザ測距追随 目標指定装置を搭載している。 |
2006.08.31 | Inside the Pentagon | Northrop seeks contractor to put sensors on FCS UAVs | <0620-083104> Northrop Grumman社が FCS Class Ⅲ 及び Ⅳ UAV 搭載用のセンサを開発する企業を求めており、RfI を発簡 した。 同社は UAV に搭載する地対空及び空対空脅威の探知用センサを2010年までに完成する意向だが、陸軍は UAV の統合を検討しており、 同社の RfI 発簡を疑問視する声がある。 |
2006.07.03 | Aviation Week & ST | Faster fields | <0614-070304> 米陸軍は8月から年末までの間に50種以上の FCS 構成品の事前設計審査を、12月から NLOS-LS、UGS、車両搭載用 JTRS 等の細部設計 審査を予定している。 FCS は 2014年から旅団戦闘団に装備する計画で、2008年以降逐次各種構成品の試験を 行い二年後から運用を開始する。 これとは別に陸軍は ClassⅠ及び ClassⅣ UAV の装備化促進と、ClassⅡ 及び ClassⅢ UAV の統合について 協議を進めており、年末までには結論がでるとみられる。 |
2006.06.26 | Defense News | US Army may scale bacj UAV plan | <0617-062601> 米陸軍は FCS で装備する UAV の開発計画を見直しており、4機種のうち ClassⅠ (MAV) と ClassⅣ (Fire Scout) を除く ClassⅡ と ClassⅢ の2機種が中止となる可能性がでてきた。 陸軍は部隊規模に応じた UAV の必要性を再検討し機種を削減する方針であり、 ClassⅡ と ClassⅢ の機種及び契約企業の選定作業 は検討結果がでるまで中断される。 現代戦では市街地や山岳での作戦が増加し、狭い空域に多くの有無人機とロケット砲弾が飛び交うこととなり空域管 理が困難となってきている。 |
2006.05.29 | Inside the Army | Future Combat System Class Ⅰ UAV selected despite ongoing analysis | <0615-052908> 米陸軍 FCS 開発の LSI である Boeing社は、ClassⅠUAV の SDD に Honeywell社を選定した。 契約額は $61Mで、同社が DARPA の MAV (Micro Air Vehicle) 計画で開発した重量36-lb以下、兵員がリュックサック で運搬可能な垂直離着陸型の機体が採用された。 計画では2008年12月以降に初飛行を行い、2014年から運用を開始する計画である。 |
2006.05.24 | Jane's Defence Weekly | Teledyne Brown offers Prospector for FCS | <0611-052418> 米国の Teledyne Brown社がドイツ Rheinmetall社が開発した KZO UAV を Prospector A1 として販売してい るが、昨年7月にこれが Prspector として FCS UAV Class Ⅲ の三候補の一機種とし て指定された。 他の二機種は Piasecki社製 AirGeep を小型化し無人化した Air Scout と、 Shadow 200 を大型化した Shadow Ⅲ である。 Prspector は尾翼を V 字型に変更するほか、翼を拡張して燃料搭載量を増加し、ペイロードを50kgから113kgに 高める改善を行っている。 |
2006.04.13 | Inside the Pentagon | Mundt says Army may reduce Future Combat System UAV Fleets | <0611-041303> 米陸軍は、FCS 用 UAV の四区分を見直す方向で検討を行っており、各級指揮官の意見を参考に現要求と将来 の戦い方を分析し、四個区分が真に必要かを決定する。 FCS 用 UAV は小隊用 ClassⅠ、中隊用 ClassⅡ、大隊用 ClassⅢ、旅団用 ClassⅣ に区分されているが、検討ではこれらを混合配備 する可能性を明らかにする。 |
2005.10.10 | Aviation Week & ST | Wonder weapons | <0520-101002> 米陸軍は、従来 UoA と呼ばれていた新しく編成される混成旅団 BCT (Brigade Combat Team) に、CNA、HPMW 及びレーザの三種類の新たな装備を持たせることを検討している。 ・CNA (Computer Network Attack) FCS ClassⅣ UAV から投下するセンサ (機種未定) により、敵が使用する携帯電話等の通信状況をモニタして 、旅団が自隊でその位置を標定し速やかに攻撃を行う。 ・HPMW (High Power Microwave Weapon) 現在開発中の Humvee 搭載 HPMW は IED (Improvised Explosive Devices) を50mの距 離から50%の確率で破壊できるが能力を持つが、これを今後100mで80%まで向上させる。 また、UAVへの搭載も同時に検討して いる。 ・Laser HPMW 開発に併行して、IED の探知と戦場での適用を狙いに、有効距離約450mの車載レーザシステムの研究が 行われており、2年に以内に実現の可能性が明らかとなる。 |
2005.08.03 | Jane's Defence Weekly | UAV competition for future combat system tightens | <0516-080303> Boeing/SAIC は、FCS 用の中型 UAV に次の4機種を選定した。 ・Air Guard (Class Ⅱ): Piasecki社 Barnettd社製 BRC540 オートジャイロの無人型 ・Air Scout (Class Ⅲ): Piasecki社 Piasecki社製 AirGeep の無人型 ・Shadow Ⅲ (Class Ⅲ): AAI社 Shadow 200 の大型、重質油型 ・Prospector (Class Ⅲ): Teledyne社 Reinmetall社製 KZO の改良型 各社は10ヶ月間の契約で要求分析、リスク低減活動を行い、その後 Class Ⅲ は1機種に絞られる。 DARPA は FCS UAV Claas Ⅱ にダクトファン、Class Ⅲ にロータクラフトを目指していたが、Boeing/SAIC は固定翼及びオートジャイ ロを選定した。 |
2005.06.29 | Jane's Defence Weekly | FCS planners opt for heavier vehicles | <0514-062901> 米陸軍は FCS で NLOS-C などに使用される車両 MGV の重量を、当初計画の17tから 22tに引き上げたいと DoD に求めている。 22t は C-130 の輸送限界を500kg超過する。 17tの計画では弾薬、燃料、追加装甲を別送し現地で搭載することになっていたが、追加装備の輸送には MGV 3両あたり1機の C-130 が 必要となる上、現地組立に4~6時間を要すると見積もられることによる。 これに対して DoD は当初計画通りを指示 する見込みである。 一方 JTRS は、FCS により適合させるように、計画の再構築中である。 2006年に FCS の各種構成品を試験する 'Experiment 1.1' が行われる。 この試験には無人地上センサ、 NLOS-LS、Intelligent Munition Syatem、Class Ⅰ UAV などが試験される。 Boeing社による Class Ⅱ,Ⅲ UAV の機種決定は3ヶ月以内に行われる。 |
2005.05 | 軍事研究 | FCS UA 旅団 & 兵隊とロボットの共同作戦 | <0508-050002> ・兵員定数:2550名 ・車両総数:322両 ・U G V 数:210両 ・U A V 数:200機 ・編 成: 旅団司令部 × 1 旅団情報通信中隊 × 1 諸兵連合大隊 × 3 航空騎兵大隊 × 1 (RAH×12) NLOS 砲兵大隊 × 1 (NLOS-LS×60、NLOS-C×18) 前方支援大隊 × 1 諸兵連合大隊 ・兵員定数:572名 ・編 成: 大隊本部 × 1 偵察中隊 × 1 (ClassⅠUAV×18、ClassⅢUAV×12) MCS 戦闘車中隊 × 1 歩兵中隊 × 1 NLOS 迫撃砲中隊 × 1 |
2005.03.14 | Aviation Week & ST | Drawing a line in the air | <0507-031402> DoD が検討中の UAV 統括の新しい部局に、空軍が所掌を強く望んでいることに対し、陸軍は計画中の FCS 開発及び将来の陸戦に影響を及ぼすことを懸念している。 新部局の UAV 統合について陸軍の要求しているのは以下の三点である。 ・ISR 情報末端は指揮官まで確実に伝達可能 ・武装 UAV は地上又は攻撃ヘリからの指令に基づく射撃が可能 ・UAV は広範囲にわたる通信中継を継続的に実施可能 新部局の検討は6月まで行われ、2006年2月に発簡する QDR に反映される。 |
2005.03.07 | Inside the Army | Army,Boeing finalized contract after restructuring of FCS program | <0513-030703> 米陸軍と Boeing社は FCS 計画の見直しを終え、SDD 期間を3年間延長し、 開発経費を$6.1B増額して総経費を$21.1Bとすることで契約内容に合意した。 経費の増額により開発を延期していた2種類の UAV、2種類の武装ロボット車両、FCS 整備回収車、及び Integration of Intelligent Mnition System の開発を復活させる。 |
2004.12.08 | Jane's Defence Weekly | US Army looks at through-foliage sensors for UAVs | <0501-120805> 米陸軍は FCS Class Ⅱ UAV に小型センサを搭載し、茂みに潜む敵兵や車両を捕 捉識別する計画 'Non-Imaging Through Foliage Payload Concepts' を、2007~2008年に飛行試験を開始する計画で進めている。 Class Ⅱ UAV は重量50.8kgで、4kgの搭載能力と200Wの電力供給能力を持つ。 センサにはレーダ、音響センサ、磁気センサが考えら れている。 |
2004.11.29 | Defense News | U.S.Army expands its search for UAVs | <0502-112906> 米陸軍は FCS に装備する中隊レベルの偵察監視用 UAV の開発提案を各企業に求めている。 これは7月に決定した FCS計画の拡張推進策に基づくもので、FCS 装備の Class Ⅱ 及び Class Ⅲ UAV について提案を求める。 ClassⅡの企業選定は2007年末、ClassⅢは2008年初頭に予定、2014年の初期運用を目指 す。 この計画は DARPA と開発を進めている OAV 計画とは併行して開発を進めることとなる。 |
2004.10 | International Defense Review | US FCS program looks to benefit from Organic Air Vehicle testing | <0420-100010> DARPA が OAV-Ⅱ (Organic Air Vehicle-Ⅱ) の RFP を発簡した。 これは Class Ⅱ UAV として FCS の UOA 隷下の中隊規模部隊に装備される VTOL UAV で、2時間の滞空性能と 数十kmの行動半径が要求されている。 開発は6ヶ月間の Phase Ⅰ の後に2社に絞られて9ヶ月間の Phase Ⅱ が行われ、飛行試験を含む Phase Ⅲ は1社に絞られて33ヶ月実 施される。 2,000機が調達されると見られる OAV-Ⅱ は自重が50kg以下で、搭載する戦闘車両から直接離陸でき、量産単 価は搭載装置を除いて$75,000以下を見込んでいる。 |
2004.10 | International Defense Review | UAVs collaborate against ground targets | <0420-100001> 米陸軍は UACO (Unmanned Autonomous Collaborative Operations) 計画を進めており、Part 1 はFY-04初め に契約されている。 空対地作戦を対象とした30ヶ月間の Part 2 は、2004年12月に開始される予定で、高度に自動化された複数の UAV が、 FCS を装備した乗車又は下車状態の中隊と連携することを狙っている。 |
2004.09.08 | Jane's Defence Weekly | Armed UAV goes forward after FCS-related delay | <0417-090801> 米陸軍は7月に FCS の計画見直しを行い、車両の開発を遅らせる一方、UAV については当初計画した 4機種全てに満額を支出することになった。 このため FCS Class Ⅳ UAV に予定されていた ER/MP UAV (Extended-Range/Multi -Purpose UAV) の RfP が、予定より2ヶ月遅れたものの既に発簡された。 ER/MP UAV は、偵察、攻撃、通信中継にもので、Hellfire、Stinger、Viper Strike、 JCM、APKWS などのミサイルが搭載できることが求められている。 計画は RQ-5A Hunter を提案する Northrop Grumman社と、 MQ-9 Predator B を提案する GA社が競っているが、2005年4月に機種決定が行われる。 |
2004.09 | International Defense Review | US Army accelerates development of selected Future Combat Systems | <0417-090014> 米陸軍は最近の戦闘結果を教訓に、FCS の実施計画の見直しを行った。 この見直しで、最初の UA (Unit of Action) が編成されるFY-08の時点では、重要な技術を優先させ、残りは F-Y10~FY-14までに装備する。 また開発が先送りされていた18品目中の以下の5品目について、繰り上げて開発を開始することになった。 ・Armed Robotic Vehicles in Asault and RSTA ・Recovery and Maintenance Vehicle ・Intelligent Munition System ・Class Ⅱ UAV ・Class Ⅳ UAV |
2004.08.18 | Jane's Defence Weekly | US seeks drone that can avoid collisions | <0415-081805> 米陸軍と DARPA は、 FCS で class Ⅱ UAV として採用する OAV Ⅱ (Organic Air Vehicle) の計画を進めている。 OAV Ⅱ は2009年頃からの配備が計画され、5年間に2,000機程度を調達す る計画である。 OAV Ⅱ はダクトファンで推進する VTOL UAV で重量は52.6kg以下が求められている。 また DARPA は当初から衝突 防止システムの搭載を求めている。 ・Allied Aerospace社 iSTARを提案中。 試作品は31.5kgで、直径72.5kg。 ・Honeywell社 試作機は持たないが、MEMS 技術を活用した IMU の技術を持つ。 ・Aurora Flight Science社 GoldenEye シリーズを提案中。 GoldenEye-50 は8.5kg、GoldenEye-100 は67.5kgの大きさである。 |
2004.08.16 | Aviation Week & ST | Juggling lessons | <0415-081602> 米陸軍は FCS 開発計画を見直し今後5年間に$6.4Bを追加することを決めた。 システムの開発総経費は $21Bに達する。 これはイラクでの戦訓を重視し、FCS の市街戦能力を強化するためで、ClassⅡ 及び ClassⅢ UAV と武装 UGV、有人整備回収車の開発が復活した他、無人地上センサー、NLOS-LS、NLOS-Cannon 及び Intelligence Munition の開発促進が図られる。 新たな FCS 装備構想で、米陸軍は2008年までに一部を実用化し、2014年にフル装備の UOA (Unit of Action) を編成、2022年までに年間2個の割合でフル装備の UOA を整備する計画となっている。 |
2004.07.26 | Inside the Army | New plan for Future Combat System likely to boost costs by $25 billion | <0418-072601> 米陸軍は先週、リスクの低減と装備化の確実性を狙いに、 FCS 計画の再検討を行っていることを明らかにした。 新たな計画では、フル装備の旅団規模 UA の IOC が2年遅れの2014年となり、2022年までの見積総経費$132B ($40B;研究開発,$92B;装備品調達) が$25B増加することとなる。 また、棚上げになっていた ARV (Armed Robotic Vehicle)、Intelligent Munition、ClassⅡ 及び ClassⅣ UAV、MRV (Maintenance Recovery Vehicle)の5事業を復活している。 |
2004.06.23 | Jane's Defence Weekly | US identifies Future Combat System range of UAVs | <0412-062305> 米陸軍は FCS で採用する UAV を暫定的に決定した。 ・Class Ⅰ (小隊用) 当面 Raven、将来は DARPA が開発中の MAV (Micro Air Vehicle) ・Class Ⅱ (中隊用) OAV (Organic Air Vehicle) ・Class Ⅲ (大隊用) RQ-7B Shadow Plus ・Class ⅣA(旅団用) RQ-8B Fire Scout ・Class ⅣB(師団、軍団用) ER/MP (Extended-Range/Multi-Purpose) UAV |
2004.03 | International Defense Review | Class Ⅳ UAV development begins for FCS | <0405-030014> FCS の LSI (Lead System Integrater) である Boeing/SAIC グループが Northrop Grumman社と$115Mで 、Class Ⅳ UAV の SDD 契約を行った。 この契約で Northrop Grumman社は、米海軍向けに開発した RQ-8A Fire Scout を基礎にした RQ-8B を7機試作する。 RQ-8B はロータブレードの数を4枚に増やし、最大搭載能力270kgで、60kgを搭載して8時間の滞空を可能にする。 実用上昇限度は6,000mで、旅団規模部隊にリアルタイム映像を送ることができる。 |
2004.03 | International Defense Review | SIGINT payload for UAVs | <0405-030003> 米陸軍が2月末に、FCS の UoA が装備する Class Ⅲ/Ⅳ UAV に搭載する TSP (Tactical SIGINT Payload) の最終 RFP を発簡した。 TSP は DCGS-A (Distributed Common Ground System-Army) から操作され、HF~SHF の敵電波を捕捉位置標定する。 |
2004.01.26 | Inside the Army | Army to acquire tactical signal intelligence package for FCS UAVs | <0405-012602> 米陸軍 CECOM は FCS の大型 UAV (Fire Scout か?) に搭載し 、戦術レベルで運用する TSP (Tactical Signals Intelligence Payload) の RFP 草案を発簡した。正式 RFP は2月中に発簡される。 なお、陸軍は当初の FCS UAV を4つのクラスとする計画を昨年末までに見直しており、ClassⅢ と Ⅳ を整理統合し 1本化することを決めた他、小隊配備用の ClassⅠ は DARPA の Micro Air Vehicle の研究が終了するまで機種決定を延期する。 |
2003.12 | National Defense | Unmanned aircraft adapting to Army future force needs |
米陸軍 AATD (Aviation Applied Technology Directorate) は、将来部隊の必要性に応ずる無人機の導入について様々な研究を行って
いる。 ・AMUST (Airborne Manned/Unmanned System Technology) コマンチ等の有人ヘリと回転翼 UAV の同時運用に関する構想研究。 ・回転翼 UAV 試験機 Vigilante による垂直離発着の基礎研究。 ・ロケット発射機から mini-UAV を打ち出す研究を2年半前から計画。 ・FCS の Class1~Class4 に適用する各種 UAV 候補を LSI チームに助言。 |
2003.11.19 | Jane's Defence Weekly | Bell expands tilt-rotor unmanned air vehicle strategy | Bell社 (Bell Helicopter-Textron) が Eagle Eye tilt-rotor UAV の拡販に力を入れている。 Eagle Eye は今年初めに米沿岸監視隊からの69機受注を確実にしたが、現在アジア、ヨーロッパの10ヶ国以上の軍からひきあいをを受 けている。 Eagle Eye は目下開発中で、現在試験飛行を行っているのは米海軍の VTOL UAV 計画で試作した7/8であり、Bell社は 年内にも full-scale 試作を開始する計画である。 ただ、米海軍は2000年に Eagle Eye 計画の中断を決めており、陸軍も FCS 計画に採用しない決定をし ている。 |
2003.10.20 | Aviation Week & ST | Fire Scout: Joins the Army | Northlop Grumman社の回転翼 UAV Fire Scout は米陸軍の偵察用として FCS に導入が
決まり注目を集めている。 陸軍はFY-04に$115Mを投じて試験評価用に7機を購入し、2010年までに180機を導入する予定。 海軍も8機をFY-04に購入し、将来的に海兵隊と合わせ73機を導入する意向を示している。 また、英国防省も Watchkeeper の候補として導入を検討しており、採用されれば44機を導入する。 更に沿岸警備隊と本土防衛用にも 99機を必要としている。 新設計の RQ-8B は4枚羽で、騒音が抑えられ機体も発見しにくい形状を追求し、陸軍仕様の飛行時間は搭載重 量127-lbで9.5時間 (3枚羽は5.5時間) とされる。 |
2003.10.20 | Inside the Army | Army to develop,demonstrate collaborative capability among UAVs |
米陸軍は戦場で相互に連携活動が出来る UAV の開発とその運用方法に関する試験の実施を検討している。 UACO (Unmanned Autonomous Collaborative Operations) 計画は FCS への適用を目指し現在、適用技術 や価格見積の提案を各企業等に求めており、2004年3月以降複数の企業を選定して研究が開始される。 = 要求される主要な機能 = ・共同連携飛行:EO/IRセンサーにより飛行間の衝突を回避する機能 ・相互反撃 :1機が地上より攻撃を受けた場合、他機が反撃する機能 ・Twin-Lift :2機の VTOL UAV による重量運搬物の輸送機能 ・前線への補給:多数機により弾薬や血液を前線に輸送する機能 |
2003.10.13 | Aviation Week & ST | New look at stealth | 米陸軍と空軍は、次世代無人機のステルス化を更に追求し、RCS の低減だけでなく対 IR 効果、無音化、小型化及び
目視形状等を含めた研究を進めている。 陸軍の FCS への UAV と UGV のステルス化に関する検討は2004年中に終了する模様だが、UCAR の構想 をみても、ステルス化を取り込むのは間違いないとみられている。 また、空軍の J-UCAS 計画もステルス化を追求している。 |
2003.09.08 | Inside the Army | Army buys mini-UAVs to evaluate sensors for Future Combat System | 米陸軍は FCS の各種センサーを搭載し機能性能を試験するため、MUAV (mini-UAV) 5
機を購入し、来春から試験を開始する。 MUAV に搭載するのは非冷却 IR、光学カメラ、音響及び生化学の各センサーで、2004年夏まで行われる C4ISR 総合試験で性能試験を行 う。 Mission Technology社製の MUAV は自動離発着及び自律飛行で高度10,000ftを4~6時間飛行することが可能で ある。 |
2003.09.03 | Jane's Defence Weekly | Contractors selected for US Army future systems | Boeing/SAIC は7月依頼 FCS 開発のサブコントラクタを選定してきたが、この程
21社を選定して終了した。 サブコンは全契約額の約2/3を請け負う。 Northrop Grumman社は、陸軍が Class Ⅳと呼ぶ旅団用 UAV として RQ-8A Fire Scout の発展型を担当する。 Class Ⅳ UAV は130-lbのペイロードで8時間以上の滞空能力が求められている。 United Defense社は armed robotic vehicle の開発を担当する。 |
2003.09 | International Defense Review | US Army foresees 6,000-plus UAVs for Future Combat Systems | 米陸軍が FCS を装備する33個旅団の UA (Unit of Action)
に、それぞれ200機の UAV を配備する。 その内訳は以下の通りである。 ・各混成大隊:54機 (計162機) ・砲兵大隊(non-line-of-sight battalion):24機 ・飛行大隊:8機 (RAH-66 Comanche と協同) ・前方支援大隊:6機 またこれらの UAV は以下の4種類に区分される。 ・Class Ⅰ: 108機 (小隊レベル) ・Class Ⅱ: 36機 (中隊レベル、行動半径 30km) ・Class Ⅲ/Ⅳa:48機 (大隊レベル、行動半径 40km) ・Class Ⅳb: 8機 (旅団レベル、行動半径400km) Class Ⅳb の候補には A-160 Hummingbirdがあがっている。 |
2003.07.28 | Inside the Army | Army reviewing future of higher-echelon UAV's in Objective Force | 米陸軍は Objective Force に装備する UAV の最終的な機種決定を来週にも行う模様。 軍はこれまで、軍団と師団に航続距離の長い ERMP (Extended Range Mission Patloard) UAV を、 旅団に FCS ClassⅣ UAV を装備する計画であったが、最近になって両 UAV の統合一本化 を再検討する意向を示していた。 現在、TRADOC が運用要求の見直しを行っており、ERMP UAV の導入計画も一時中止となっている。 |
2003.07.21 | Defense News | UAVs find growing role in US military | 7月15~17日、バルティモアで2003年度無人システム会議が行われ、3,000人以上の軍及び企業関係者が参加、軍の
UAV に対する関心の高さが裏付けられた。 会議のハイライトとなったのは以下の事項。 ・米空軍は当面、Global Hawk を武装化する計画がないことを明らかにした。 ・米陸軍は2010年までに Objective Force に6,000機以上の各種 UAV を配備す る計画を明らかにした。 ・米海軍は Fire Scout 回転翼 UAV を LCS に装備する意向を明らかにした。 ・DARPA は陸軍の UCAR 設計に Northlop Grumman社を選定した。 |
2003.07.21 | Aviation Week & ST | Small UAV, big goal | Boeing と Insitu Group は、長時間滞空が可能な低価格 UAV ScanEagle を自社開発中で、
軍用だけでなく民間にも広く売り込む計画を進めている。 ScanEagle は翼端に取り付けた垂直ワイヤーを引っかけて回収するのが特長で、数フィートの地積があれば回収ができる。 大きさは 2種類を予定、大型機種で機体重量は100-lb、滞空能力は24~40時間、高度1,000ft以下を速度80ktで飛行する。 同社はこれまで試作機の試験を50回以上行っており、陸軍の FCS 採用にも期待している。 |
2003.06.30 | Inside the Army | Army to tests Gun-launched targeting and reconnaissance UAV | 米陸軍は9月に SOAR (Silent Operating Reconnaissance) UAV 試作機の120mm迫撃砲からの
発射試験を行う。 SOAR UAV 試作機は ARL が開発を進める重量2-lb、全長18in、翼長1ftの戦術 UAV で、偵察用に$200のカメラ を装備する。 今回の試験は推進装置を用いず高度9,900ftに打ち上げ滑空状態で15mileを20分飛行させ、構成品の状態確認と耐久性を試験する。 推 進装置装着で距離は概ね3倍となる。 装備時期と導入機数は明らかにされていないが、実用機の試験は2005年に行う予定とされ、 FCS の小隊装備として運用するものとみられる。 |
2006.06.16 | Defense News | US Army lays out UAV plans | 米陸軍は FCS に少なくとも4機種の UAV を導入する計画だが、実用化は早くとも
2010年とみられ、当分の間は Hunter と Shadow 200 の2機種にたよらざるを得ない。 この他に最近導入が決まったのは、海兵隊や特殊作戦部隊が使用する Pointer を小型化し、ビデオカメラとデータリンクを搭載する重 量 6-lb の Raven UAV で、年度末までに5個 Raven小隊を編成する。 陸軍の ERMP (Extended Range Multi-Purpose) 計画は搭載重量 800-lb、航続半径 200mile の大型 UAV だが、今年発簡を予定する RFP は AROC の審議が遅れ、中止される公算が高いとされる。 |
2003.06.04 | Jane's Defence Weekly | US Army orders I-Gnats | 米陸軍は General Atomics社に3機の I-Gnat UAV を$8Mで発注した。 陸軍は
Objective Force に装備する UAV 開発の参考にする。 I-Gnat は90kg以上のペイロードを積み、高度25,000ftで50時間滞空できる。 (註:I-Gnat は Predator と同じ General Atomics社製で、Predator の原型でもある。 CIA が装備している。) |
2003.05 | International Defense Review | Technology transformation for armored warfare | ・C/LU (Canister/Launcher Unit) 4×4の枠に、15発の LAM または PAM と、1セットの発射管制装置を積む。 ・PAM (Precision Attack Missile) Raytheon社で開発中の射程40kmのミサイル。 可変推力固体燃料ロケットを使用す ることにより最適弾道を飛翔させることができ、通常のロケットの2~3倍の射距離を得ることができる。 シーカには MEMS (Mico-ElectroMechanical Systems) 技術を使用。 2002年10月に初発射試験に成功した。 ・LAM (Loitering Attack Missile) Lockheed Martin社が開発中のターボジェット推進、Mach 0.4の滞空型ミサイルで、射程は 225km。 シーカにはレーザレーダと自動目標認識装置を使用し、3モード(空中、地表、遅延)信管で作動する3.65kg のマルチモード弾頭を搭載。 ・MRM (Mid-Range Munition) Raytheon社と、Alliant/Lockheed Martin社が競合中。 運動エネルギ型の Alliant案では、弾頭に劣化ウランロッドを使用し、ミサイルは前部に搭載された12ペアのスラス タで制御される。 シーカには2ビームミリ波レーダと、8チャネルの非焦点型セミアクティブレーザが使用される。 ・Swing-Chamber Weapon ・QuickLook Tube-Launched UAV ・その他 C4ISR 装備 |
2003.04 | National Defense | Army to field four classes of UAVs | 米陸軍の FCS では、装備する UAV を4つのクラスに区分し、旅団は
100機程度の各種 UAV を保有する。 これは計画当局が明らかにしたもので、次の区分に分かれている。 ・Class 1: 小隊用 小型 UAV (旅団に36機を装備) ・Class 2: 中隊用 UAV (旅団に36機を装備) ・Class 3: 大隊用 UAV (旅団に12機を装備) ・Class 4: 旅団用 UAV (旅団に16機を装備) 現在当局と Boeing 社は共同で各種 UAV の仕様を確定する作業を進めているが、Class 4 については陸軍の次期ヘリコプター Comamche との導入にからみ UCAR 又は戦術 UAV である ERMP (Extended-Range Multipurpose Aircraft) のいずれを導入するか決まっ ていない。 |
2003.04 | Signal | Miniaturization,networking pervade future unmanned system | センサーには光学/IRカメラを使用するが、将来的には音響センサーの搭載も検討している。 見積価格は $10,000 で、 FCS で適用するため、2006年には実用化する見込み。 同時に研究を進めている OAV (Organic Air Vehicle) は直径19-inchとMAV より大型だが、搭載重量は30~40-lb に増加する。 |
2003.02.12 | Jane's Defence Weekly | US Army considers fixed-wing aircraft | 米陸軍は Object Force への補給用に C-130 ないし C-27 級
固定翼輸送機の装備を希望している。 陸軍が検討しているのは、搭載量18,000-lb (8,163kg)、航続距離2,100nm、速度300ktの短距離離着陸能力を 有する機体であるが、8~10tの搭載可能な UAV や、チルトロータ機も考えられている。 (註:UCL (Unmanned Cargo Lifter)に関する記事は JDW 03/01/15) |
2003.01.15 | Jane's Defence Weekly | US Army plans growth in drone capabilities |
Class Ⅰ: 36 Class Ⅱ: 36 Class Ⅲ: 12 Class Ⅳ: 16 となっている。 OAV (Organic Air Vehicle)は車両から発進する小部隊用の UAV で、Class Ⅰ、Ⅱ UAV と して FCS Block Ⅰ で採用される。 携行可能な軽量システムも計画されている。 Class Ⅲ、Ⅳ UAV としては A-160 Hummingbird や UCAR が考えられているが、UCAR の採用は FCS Block Ⅱ になる。 これ以外に陸軍は、前線に医療補給品を送るペイロード 26.6kg の輸送用 UAV を検討しており、またペイロード8~ 10tで輸送を行う Unmanned Cargo Lifterの開発を2006年に開始する。 |
2003.01 | National Defense | Army's Future Combat System shakes up procurement culture | FCS の基本部隊は2,245名の将兵と369両の車両、及び少なくとも66機の UAV から構 成される。 装備車両の種類と数量は、 ・人員輸送車 × 54 ・指揮統制車 × 80 ・直接火器車両 × 54 ・偵察監視車両 × 27 ・間接火器車両 × 18 ・迫撃砲車両 × 24 ・整備回収車 × 8 ・救護車両 × 32 となる。 また、地上用ロボットシステムとして、 ・武装車両 × 31 ・輸送車両 × 54 が含まれている。 |
2002.10.28 | Inside the Army | FCS LSI announces winners of round Ⅱ broad industry announcement | FCS の第2次企業告示がこのほど行われ、46 社が 2003年6月から開始予定のシステム
設計/開発段階の仕様決定に向け提案作業を開始する。 LSI チームは現在、来年 1月の提案要求の発簡に向け準備中で、1月以降各企業は RFP 受領後 45日以内に提案を行う。 ┃ 主要アイテム ┃ 担当企業 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃HALE UAV ┃TRW 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃OAV ┃Allied Aerospace Inc. 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃TUAV ┃Northrop Grumman 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃SUAV ┃Allied Aerospace Inc. 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃Soldier UGV ┃Foster-Miller Inc. 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃Mule UGV ┃General Dynamics 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃指揮統制/戦闘管理 ┃Raytheon 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃戦場識別 ┃Northrop Grumman 他 ┃ ┣━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫ ┃Army Airspace C&C ┃Northrop Grumman 他 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━┛ |
2002.10 | International Defense Review | US Army seeks miniature EW packages | 米陸軍は FCS において UAV に搭載する小型の SIGINT/ELINT 装置を、Fy-03 から4年
間かけて開発する。 SIGINT としては、30MHz~18GHz を帯域幅10~60MHzでカバーする。 ELINT としては、500MHz~18GHz を帯域幅80~500MHzでカバーする。 |
2002.07.22 | Inside the Army | Army to include aviation assets at lowest Objective Force echelon | 米陸軍は現行の Objective Force の最小単位の「行動単位部隊」に RAH-66 Comanche
ヘリと UAV 各 6機からなる中隊規模部隊(2個の飛行小隊)を加える決定を行った。 従来の戦闘単位部隊である旅団と大隊に取って代わる行動単位部隊は、この決定により約 100名の人員増とな る。 なお、予算的裏付けは未だ行われていないため、具体化には RAH-66 の役割や長所等、更に検討が必要とされる。 |
2002.07.08 | Defense News | UGVs are poised to leap ahead | 米陸軍の Objective Force のキィーとなる FCS 計画において
UGV (Unmanned Ground Vehicle) は重要な開発項目に位置ずけられている。 Objective Force 旅団は 661台の UGV と513機の UAV を保有する計画で、UGV の内訳は運 搬用 6t ロボットを含む 489台の兵士ロボットと 16~18トン の戦闘ロボット 172台 から構成されている。 戦闘ロボットは砲兵火力の発揮用と戦闘偵察用に区分され、偵察用には最大 50km の偵察範囲が要求されてい る。 また、市街地用小型 UGV にはビデオ等の各種センサーを搭載し、室内の偵察や擲弾筒での攻撃が可能なものが要求されている。 |
2002.06.24 | Defense News | Design for FCS widens to 20 platforms |
米陸軍 FCS 搭載プラットフォームはこれまでの 6種類から 20種類になることが計画
当局により 明らかになった。 設計を担当する Boeing/SAIC チームによると、20機種の内訳は以下のとおりである。 ・有人地上用車両7種: 16~20t 武装人員輸送用、指揮統制用、長射程砲及び弾薬補充用、Netfire 用及び通信用 ・無人地上用車両7種: 16~20t 偵察用、砲及び迫撃砲用、UAV 搭載用及び 索敵用特殊 6トン車 ・UAV 3種: 偵察用、攻撃用、及び歩兵部隊用 ・兵士ロボット3種: 軍需物資搭載小型機動車 |
2002.06.17 | Inside the Army | Future of Gun-Lauched, Expendable UAV may be decided by FCS LSI | 米陸軍 Future Combat System のシステム設計チームは 9月に GUAV (Gun-launched
UAV) 採用を決定する模様。 この計画は QuickLook と呼ばれ1999年から研究を進めてきたもので、旅団レベルの戦場における火力支援シ ステムとして目標状況を偵察確認を行う使い捨て型の UAV を 155mm 榴弾砲から発射する。 軍はこの他、120mm 及び 105mm 迫撃砲や Gun 発射も検討している。 QuickLook の滞空時間は30分、50m 以下の精度で目標を評定、1個セット $15,000 を目標としている。 研究は 9月に終了する予定で、7月に ユマ試験場でシステム試験を行い引き続き Gun 発射試験を行う計画。 |
2002.06.03 | Inside the Army | Army, DARPA award contracts for unmanned, armed rotorcraft | 米陸軍と DARPA は Objective Force が運用する UCAR のコンセプト開発段階の研究
について 4個の企業チームとそれぞれ $3M で契約した。 UCAR は長時間滞空、回転翼の偵察/攻撃用無人機で契約チームは Lockeed Martin/Bell Helicopter、McDonnel Douglass、Northlop Grumman、Sykorsky/Raytheon の4チーム。 計画では 12ヶ月のコンセプト開発とシステム検討を 4チームそれぞれで行い FY-03 に 2社に絞り込み、 FY-04~06 にシステ ム開発、FY-09 の陸軍変換の前 3年間をシステム円熟期間とする計画。 |
2002.05.20 | Aviation Week & ST | Army acquiring more UAVs to explore new technologies | 米陸軍は無人 Cobra、Predator-B 及び A-160 Hummingbird 等の UAV 取得装備化を積極的に検討している。 DARPA が開発中の Hummingbird は FCS (Future Combat System) に使用する方向で 2003年に事業管轄の移行を要望している。 VTOL 型 UAV 計画には、無人化と武装化 Cobra、Vigilante UAV への Stinger 搭載を計画。 Predator-B に関しては 2007年以降 Hunter 後継として研究中の Extended-Range Multipuurpose UAV システムのテストベッドとして購入を検討している。 |
2002.04.17 | Jane's Defence Weekly | Boeing/SAIC announce first opportunities in FCS programme | 3月7日に FCS の担当に指名された Boeing/SAIC チームが、この事業への参加を希望するサブコントラクタからの提
案受付を発表した。 この計画のサブコントラクタは25~100社にのぼり、開発費の70%はサブコントラクタにわたると見られている。 陸軍は FCS Block 1 の装備化を2008年に開始したいとしている。 FCS で計画されている Tube-launched SUAV (Small UAV) は、16t~20tに予定されている汎用車両に搭載され る。 また、計画されている Robot には、6tの Robotic システム 'Mule' と、携帯型の 'Marsupial' がある。 |
2002.04.17 | Jane's Defence Weekly | US Army seeks to speed up UAV expansion | 米陸軍は、アフガニスタンにおける空軍の Predator の活躍を見て、焦りを感じている。 RQ-5A Hunter は、第15情報大隊が装備してコソボ及びマケドニアに展開しており、今年には更に6機が装備 され新たな部隊が編成されるが、陸軍は既に Hunter 計画の中止を決定している。 これに代わる TUAV 計画として RQ-7A Shadow 200 が今月から IOT&E を開始する が、陸軍はこれと連携するもっと航続距離の長い UAV を、師団、軍団レベルの部隊に装備したいとし、Predator が有 力候補になっている。 これとは別に FCS (Future Combat System) では、一連の UAV が考えられている。 Tube-Launched UAV は、陸上車両から32発発射でき、22~32kgのペイロードで高度1,000~1,500ftを、6~8時 間滞空する。 Shadow とは限らない FCS 用の TUAV は、Tube-Launched UAV と同じペイロードで、高度15,000ftを飛行する。 更に FCS では、部隊装備用として 4.5kg のペイロードで1時間飛行可能な VTOL UAV も考えている。 |