オーストラリアの艦船に関する記事

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2025.03.23
 16:12
乗りもの
ニュース

(Yahoo)

ついに“新型潜水艦”の本格的な建造開始! 竜骨の据え付け完了 完成すればイギリス海軍史上最大の潜水艦に <2504-032311>
 英BAE Systems社が2025年3月20日、建造中であるドレッドノート級原子力潜水艦の1番艦Dreadnoughtキール(竜骨)が同社のバロー・イン・ファーネス造船所に据え付けられたと発表した。 キール据え付けを記念する起工式には、スターマー首相やヒーリー国防相も参加した。
 スターマー首相は「これらの潜水艦は、国家の安全保障と次世代の生活様式に対する最も深刻な脅威から、我々国民と同盟国を守ってくれるであろう。 BAE Systems社のような自国の防衛企業への投資は、国家および経済の安全保障に対する政府の取り組みの中心をなすもので、この投資は、質の高い安定した雇用を支え、労働者の懐を潤すものです」と式典で述べた。
 ヴァンガード級潜水艦の後継として建造が進められている同艦は核攻撃も可能なSLBM発射機能を有する。 全長153.6mになる同艦は、完成すると英海軍が装備する潜水艦としては史上最大の大きさになる。 2030年の就役を予定しており、これらから個別に建造した各部のユニットを、同造船所で組み合わせていくことになる。
2024.11.17
 13:48
共同通信

(Yahoo)

豪新型艦、日本など2カ国に絞り込みと表明 <2412-111706>
 マールズ豪国防相が共同記者会見で質問に答え、豪海軍が導入を計画する新型艦について、共同開発国の候補を4ヵ国から日本を含む2ヵ国に絞り込んだと正式に表明した。
2024.11.07
 22:41
高橋浩祐

(Yahoo)

オーストラリア海軍の次期フリゲート候補、日本とドイツに絞られる 韓国とスペインは脱落 豪メディア報道 <2412-110709>
 Australian Financial Review (AFR) が11月7日に特ダネとして、豪海軍の新型フリゲート艦の導入計画で同国の国家安全保障委員会が、韓国とスペインの提案を選考対象から排除し、日本とドイツの提案のみで契約が争われることになったと報じた。
 豪政府は、同国海軍の近代化計画の一環として、老朽化したAnzac級フリゲート艦に代わる新型汎用フリゲート艦11隻の調達を急いでいて、その候補として、ドイツのMEKO A-200型三菱重工業が建造するもがみ型護衛艦、韓国の大邱級フリゲートBatchⅡとBatchⅢ、スペインのナバンティア ALFA3000の4艦種が挙がっていた。
 AFRによると、複数の防衛産業関係者が7日夜、匿名を条件にドイツの造船会社TKMSと三菱重工業が製造する艦艇に候補が絞られ、2025年の最終決定前にさらに比較検討されるという。
 オーストラリアの防衛当局者は先週、同国政府に勧告を行い、韓国のHanhwa Oceanと現代重工業、スペインのナバンティアからの提案を却下したという。
 関係者によると、今回の決定の正式発表は11月下旬に予定されている。
【註】
 ドイツのMEKO A-200は1987年に初号艦が就役し、豪、NZを始め、ギリシャ、トルコ、ポルトガル、南ア、アルジェリア、エジプトなどが装備する満載時排水量3,400t(註:もがみ型は5,500t)の小型フリゲート艦で、CODAG推進や、127mm砲と8セルのMk 41 VLSを装備するなどほぼ同程度の能力を有するが、乗員数がもがみ型の90名に対し、220名と多くなっている。
2024.09.02
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

オーストラリアの新型艦導入計画、日本が参画へ…「もがみ型」護衛艦ベースの開発で他国と受注競争 <2410-090202>
 複数の日本政府関係者が、オーストラリア政府の新型艦導入計画を巡り、日本政府が正式に参画の意思を伝達したことを明らかにした。 2024年6月には、豪政府の求めに応じて海上自衛隊のもがみ型護衛艦の技術情報を豪側に開示しており、もがみ型をベースにした共同開発計画で他国との受注競争に臨む。
 9月5日には日豪両政府の外務・防衛閣僚会合 (2-plus-2) が豪州で開かれる予定で、共同開発についても協議するとみられる。
 防衛装備品の技術情報の他国への開示は、「防衛装備移転三原則」で認められている。 政府は6月に開催した国家安全保障会議 (NSC) の局長級会合で、「豪州との共同開発には対中国を見据えた戦略的な重要性がある」と判断し、開示を決定し、もがみ型の設計や性能に関する情報を伝えたもようである。
 三菱重工業が製造するもがみ型は、乗組員が従来型護衛艦の半分の60名で、機雷除去能力を備えるなど汎用性が高い。 防衛省は、船体を改造して豪側の装備を搭載する新型艦として共同開発することを検討している。
 日本以外で候補国に挙がっているのは、スペイン、韓国、ドイツで、この3ヵ国もすでに自国艦の技術情報を開示したとみられる。 豪政府は今後、各国の提案を比較検討し、年内をめどに候補を2ヵ国に絞り込むという。
2024.06.07 Janes Australia equips third Hobart-class destroyer with Naval Strike Missile <2407-060715>
  豪海軍のHobart級駆逐艦3番艦のSydney
NSMを装備している。 豪国防省が2024年5月に公表した同艦の画像では、少なくとも1基のNSM発射装置が艦中央部に搭載されていることが確認されている。 2024年から逐次Harpoonと換装される。
 5月24日に、Anzac級フリゲート艦Warramungaがニュージーランド海軍の潜水支援艦Manawanuiと共にシドニー港に入港した際、同艦の右舷側で見ることが出来た。
2024.05.07
 05:10
讀賣新聞

(Yahoo)

オーストラリアの新型艦、政府が共同開発を検討…海自の最新鋭護衛艦輸出を想定 <2406-050704>
 複数の日本政府関係者が、日本政府オーストラリア政府が計画する新型艦の共同開発への参画に手を挙げる方向で調整に入ったことを明らかにした。 防衛省は、すでに護衛艦を建造する三菱重工業などと非公式の協議を始めており、豪政府の対応を踏まえて検討作業を本格化させる。
 共同開発相手に選ばれた場合、海上自衛隊の最新鋭の護衛艦を改造して輸出することを想定している。 参画は他国との競争となる見通しで、受注に成功すれば国内の防衛産業発展にも大きく貢献する。  豪政府は2024年2月に新型艦11隻を海軍が装備する計画を発表した際、日本、スペイン、韓国、ドイツの4ヵ国艦を候補に列挙して年内にも具体的な要求性能などを明らかにし、各国に共同開発を提案するとみられる。
 防衛省は2022年に1番艦が就役した「もがみ型」護衛艦を元に、豪政府が求める装備や機能などを追加する開発を検討している。 「もがみ型」は、艦内システムの集約などで従来の半分の90名での運用が可能で、従来の護衛艦にはなかった機雷除去能力を備えている。 同省は「豪側が重視する汎用性の高さに合致している」とみている。
2024.02.22
 11:31
NNA

(Yahoo)

豪の新戦艦、日本のもがみ型護衛艦も候補か <2403-022210>
 Australian紙が、豪連邦政府が20日に発表した海軍艦増強策11隻の調達を計画する汎用フリゲート艦の候補として、もがみ型護衛艦も挙がっているようだと報じた。 連邦政府は、ドイツや韓国、スペインのフリゲート艦も候補として考えているという。
 候補となるのは、MEKO 200型(ドイツ)、大邱級(韓国)、ALFA 3000(スペイン)となっている。
2024.02.20
 17:48
時事通信

(Yahoo)

「戦後最大の艦隊」保有へ 国防費増で軍艦2倍増 豪 <2403-022017>
 オーストラリア政府が20日、アジア太平洋地域で軍拡競争が加速するなか、今後10年間で主要な艦船数を倍増させ、国防費を$7B積み増す計画の概要を明らかにした。 これにより豪州の国防費はGDP比2.4%となる。
 マールズ国防相は「わが国は第2次大戦終結以降で最大の艦隊を持つことになる」と語った。
 計画では、海軍の主要な戦闘用水上艦艇は現在の11隻から26隻に増える。 乗組員なしでも運用可能な最新鋭艦6隻やHunter級フリゲート艦6隻などが含まれ、一部にはTomahawkが搭載される。
2024.02.20
 07:40
Breaking Defense Aussie Navy to double surface fleet with $7B plan, but future funding uncertain <2403-022005>
 艦艇の老朽化と縮小の年に直面しているオーストラリアのアルバニージーの労働党政権が20日、今後10年間にAUD11.1B ($7.2B) で艦隊の規模を倍増する意向を発表した。
 実現すればオーストラリアは26隻の主要水上艦艇を保有することになるが、計画が10年にわたるとの野党からの初期の懐疑的な見方から、計画が完全に実現しない可能性もある。
 この計画で新造する艦船は以下の通りである。
 ・Hobart級防空駆逐艦3隻
 ・Hunter級フリゲート6隻(9隻の当初計画から削減)
 ・新型汎用フリゲート艦11隻
 ・大型有人水上艦艇 (
LOSV) 6隻
 オーストラリアはまた、洋上哨戒艦 (OPV) 6隻を含む25隻の小型艦を国土安全保障活動に投入する。 OPVは当初、RANの一部として使用される予定だった。
2023.03.09
 17:12
産経新聞

(Yahoo)

豪、米原潜最大5隻購入か 30年代と報道、中国に対抗 <2304-030914>
 ロイタ通信などが複数の米当局者の話として8日、オーストラリアがAUKUS合意に基づき、米国製のVirginia級攻撃型原潜を2030年代に最大5隻を購入する見込みだと報じた。 豪州は2030年代前半に3隻購入し、2隻を追加調達することを検討している。 2030年代後半には、英国の設計に米国の技術を組み込んだ新たな潜水艦を建造する案が出ている。
 13日にカリフォルニア州サンディエゴで開かれるAUKUS首脳会談で豪州の原潜導入計画を協議するとしている。
 また、米国は自国の潜水艦を豪州に毎年寄港させ、2027年頃までに豪西部に潜水艦数隻の配備を目指すという。
2022.10.20 Jane's Defence Weekly Australia lauches group to oversee naval shipbuilding <2301-102005>
 オーストラリア国防省報道官が、海軍の艦船建造や維持の業務を、国防省に設立>された
NSSGが担当すると述べた。
 NSSGは当面、Raytheon AustraliaとAUD322M ($201M) の5年契約を交わしたCollins級潜水艦6隻の戦闘システムの維持やBAE Systems AustraliaとAUD155Mで交わしたHobrt級AWDの保守契約の他、2021年12月に一番艦が進水したArafura級外洋哨戒艦(12隻の建造を担当する。
2022.09.28 Jane's Defence Weekly On course <2303-092804>
= 豪海軍 Hunter級フリゲート艦に関する6頁の記事 =
・Advanced techniques
・Hunter capabilities
・Future milestones
2022.09.24
 16:12
共同通信

(Yahoo)

米国、豪州向け原潜の建造を検討 中国軍拡に対抗と米紙報道 <2210-092406>
 Wall Street Journalがは23日、米政府オーストラリア向けの原子力潜水艦数隻の建造を検討していると報じた。
 同紙が伝えた欧米の外交筋の話によると、米英豪3ヵ国の高官は、米国が建造する原潜数隻を2030年代中ごろまでにオーストラリアに提供する案について協議した。
 米英豪は安全保障枠組みAUKUSを通じ、米英が技術協力しオーストラリア国内で計8隻の原潜を建造して配備する計画だが、完成は遅れる見通しであるため、中国に対抗するため一部を米国製にして配備を早める狙いという。
2022.08.19
 09:14
Breaking Defense Upstart Anduril Australia hopes to make 100s of large drone subs, 'ITAR free,' CEO says <2209-081906>
 Anduril豪社が8月18日、オーストラリア海軍から大型自動
UUV XL-AUV 3隻を3年間で建造する契約をAUD100Mで受注したと発表した。
 Anduril豪社の社員は現在7名であるが、2023年には140名になるという。 国内企業が受注したことで武器の国際取引の制限 (ITAR) を受けないという。
2022.07.25
 06:13
Breaking Defense South Koreans offer Aussies new subs in 7 years to close Collins gap <2208-072501>
 オーストラリアがAUKUSの支援で原子力潜水艦の装備を決めたが、専門家は豪海軍の原潜一番艦の就役を2040年近くとみているのに対し、現有のCollins級潜水艦の耐用期限は2030年頃という。
 駐豪韓国大使はこのギャップを埋めるため韓国製潜水艦の採用を働きかけ始めている。
2022.07.13 Jane's Defence Weekly Australia to assess potential defects of Guardian-class patrol boats <2209-071314>
 オーストラリア国防省が7月1日、同国Austal社製のGuardian級哨戒艇の技術的な欠陥解明のためAustal社と共に専門家太平洋の数ヵ国に派遣したことを明らかにした。
 Guardian級哨戒艇は過去16ヶ月間に排気システムの欠陥から亀裂が入るなどの故障を起こしている。
 オーストラリアはAUD2.1B ($1.45B) で太平洋島嶼12ヵ国に22隻のGuardian級哨戒艇を供与する計画で、既に15隻の供与が終わり、残る7隻の供与が2023年に完了することになっている。
2022.02.23 Jane's Defence Weekly Review defines new baseline design for Australia's Hunter-class frigates <2206-022314>
 BAE Systems Australia社が2月10日、豪海軍9隻建造を計画しているHunter級フリゲート艦の設計を、1年に及ぶ検討を経て纏めたと発表した。
 英国のType 26
GCSを元にしたHunter級は国産のCEAFAR2レーダを装備し、建造にはAUD44.1B ($32B) がかかる。
2022.01.05 Jane's Defence Weekly Australia launches first Arafura-class offshore patrol vessel <2204-010513>
 豪国防省が2021年12月16日に12隻の建造が計画されているArafura級外洋哨戒艦 (
OPV) の一番艦を進水させた。
 Arafura級は現有のArmidale級及びCape級の後継となる。
【註】
 ・全 長: 80m
 ・全 幅: 13m
 ・排水量: 1.640t
 ・速 力: 12kt
 ・装 備: 40mm砲×1門、12.7mm機銃×2丁
2021.12.01 Jane's Defence Weekly AUKUS countries sign agreement to share nuclear propulsion information <2203-120108>
 オーストラリア国防省が11月22日、米英と艦船用原子力推進機関の情報を共有する
ENNPIA協定に署名したと発表した。
2021.11.22 共同通信

(Yahoo)

米英豪、原潜の情報交換協定に署名 <2112-112205>
 米英豪が22日、安全保障枠組みAUKUSに基づく情報交換協定に署名した。
 オーストラリアは原子力潜水艦配備に向け、核推進に関する米英の情報にアクセスできるようになる。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly Australia assesses submarine construction facilities in wake of AUKUS decision <2201-111015>
 オーストラリア国防省が計画を中止したAttack級潜水艦建造施設原子力潜水艦建造活用できないか検討している。
 オーストラリアは9月にフランスNaval Groupに発注していたAttack級12隻の建造を取りやめ、
AUKUSの支援で8隻以上の原潜を建造するとした。
2021.10.04 時事通信

(Yahoo)

豪の原潜配備、支持は6割 「中国が脅威」も大半 世論調査 <2111-100402>
 オーストラリア原子力潜水艦を保有する計画について、豪国内で支持が不支持の2倍に上ることが、4日付のオーストラリアン紙に掲載された世論調査で明らかになった。 調査によれば、原潜配備への支持は59%、不支持は31%だった。
 また、中国は豪州の国家安全保障の大きな脅威と答えた人も75%に達した。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly Canberra may lease subs as it awaits new boats <2111-092904>
 ダットン豪国防相が9月20日にSky Newsとのインタビューで、豪海軍は建造される原潜が引き渡されるまでの間、原潜をリースして運用する可能性があることを確認した。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly France reacts to cancelled submarine order <2111-092903>
 オーストラリアがフランスのNaval Groupに発注していたAttack級潜水艦12隻の契約を破棄したことに対しフランス国防相が9月21日に、米国の議会調査室 (
CRS) 資料を根拠に、Virginia級SSNは1隻$3.45BとフランスのBarracuda級SSNの3倍もすると述べ、オーストラリアの決定に異議を唱えた。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly Australia's neighbours voice concerns over 'arms race' in wake of nuclea sub decision <2111-092902>
 オーストラリアが9月15日に原子力潜水艦を装備すると発表したことで、近隣国は様々な反応を示した。
インドネシア
 17日に外相が深い懸念を示した。
マレーシア
 19日に外相が、AUKUSの設立には言及しなかったが、地域の軍拡に懸念を示した。
シンガポール
 16日に首相が、AUKUSが地域の平和と安定化に寄与することを期待すると述べた。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly Australian sub decision driven by technology, Chinese assertiveness <2111-092901>
 オーストラリアが9月16日に、6隻保有しているCollins級潜水艦に代わるAttack級12隻の建造をフランスNaval GroupにAUD90B ($68B) で発注していたのを破棄して英国と米国に原子力潜水艦を発注することにした最大の理由中国に対抗する能力が求められたことで、モリソン首相は極秘にブラウン海軍准将を長とするチームを編成した慎重な調査結果で、以前は利用できなかった原子力潜水艦の技術が、民間の支援を必要としないところまで進化したことを確認したことによる。
2021.09.22 共同通信

(Yahoo)

豪仏の潜水艦開発契約、何年も前から破棄のリスク=豪文書 <2110-092205>
 オーストラリアフランスとの潜水艦共同開発計画を撤回し批判されている問題で、豪政治家進展の遅れやコスト超過、適切性について何年も前から公の場で懸念が表明されていたため、仏側が想定外と受け止めるべきではないと主張、豪政府の文書からも計画撤回のリスクが存在していたことが示された。
 フランスとの潜水艦開発計画は2016年に発表され、仏政府系造船会社Naval Groupとは2019年2月に契約を締結した。
【註】
 オーストラリアが2016年4月に決めた次期潜水艦のフランスへの発注には豪国内から異論が相次ぎ、当時の日本の提案を最善とする声は豪国防関係者の間では根強いとされていた。
【関連記事:1610-091401 (NNA 2016.09.14)】
【関連記事:1902-012904 (日経 2019.01.29)】
 オーストラリアが潜水艦をフランスに発注したのは、親中派とされる当時のターンブル首相が対中配慮から、有力候補であったそうりゅう型を日本に発注するのを避けるためであったとの見方もあった。 そうりゅう型が既に海上自衛隊で就役しているのに対し、フランスの提案はBarracuda級原潜を通常動力型にするという机上案であった。
2021.09.19 AFP=時事

(Yahoo)

潜水艦契約、仏に「数か月前から」懸念伝達 豪主張 <2110-091907>
 豪首相が19日、自国が破棄したフランスとの潜水艦共同開発契約について、数ヵ月前から仏側に懸念を示していたと述べ、豪州がうそをついたと非難する仏政府に反論した。
【関連記事:2108-063008 (JDW 2021.06.30)】
2021.09.19 共同通信

(Yahoo)

オーストラリア国防相、原潜「購入も」 <2110-091906>
 ダットン豪国防相が19日までに、米国と英国の協力に基づく原子力潜水艦の装備計画について、国内での建造に先立ち、米英からのリースや購入も検討していることを明らかにした。
2021.09.18 AFP=時事

(Yahoo)

フランス、米豪から大使召還 潜水艦契約破棄めぐり <2110-091801>
 オーストラリアフランスと交わしていた潜水艦の大型契約を破棄し、米国製の潜水艦を購入すると決めたことを受け、フランス政府は米国とオーストラリアに駐在する大使を召還した。
 ルドリアン仏外相が17日に声明で、協議のために大使2人を直ちに召還することを決めたと発表した。
2021.09.17 時事通信

(Yahoo)

豪での米軍駐留拡大へ 原潜建造に次ぎ連携強化 2プラス2 <2110-091704>
 米国とオーストラリアが16日、ワシントンで外務国防閣僚協議 (2-plus-2) を開催し、豪州に巡回駐留する米軍の規模拡大で合意した。
 米英両国は15日に豪州の原子力潜水艦建造を支援する方針を表明したばかりで、インド太平洋で安全保障連携を強化し、急速に軍事力を拡大する中国に対抗する狙いがある。
2021.09.17 AFP=時事

(Yahoo)

潜水艦契約破棄は「裏切り」 仏が豪米を非難 <2110-091702>
 フランスは16日、オーストラリアがフランスと交わしていた潜水艦の大型契約を破棄米国製の原子力潜水艦を導入すると決めたことを受け、豪政府の裏切りを非難し、米国はトランプ前政権と同様の行動を取ったと批判した。 フランスのルドリアン外相はラジオ放送で、これはまさに裏切り行為で、オーストラリアと築いてきた信頼関係が裏切られたと主張した。
 米大統領府高官はAFPに対し、米国はこの件についてフランスと事前協議していたとしているが、仏大使館の報道官はこれを否定し事前協議はなかったとしている。
2021.09.16 時事通信

(Yahoo)

豪州、防衛政策の転換期 核不拡散逆行の懸念も <2110-091611>
 オーストラリアは、米国、英国との安全保障の枠組みAUKUS(オーカス)を通じて、原子力潜水艦の取得など防衛政策の大きな転換期を迎える。
 豪州が進める既存の潜水艦事業の行き詰まりも契機になったとみられる。 豪州は2016年に日本も受注競争に参加した次期潜水艦の建造で、フランスを開発相手に選定したが、当初はAUD50B(4兆円)と見込んだ12隻の建造費はAUD90Bに跳ね上がり計画も遅れたことから、事業継続の是非で判断を迫られていた。
2021.09.16 Bloomberg

(Yahoo)

豪州の原潜建造支援へ、米英と新たな安保枠組み-フランスは反発 <2110-091607>
 オーストラリアは、米英両国と新たな安全保障の枠組みで合意したのに伴い原子力潜水艦の保有に向けて前進したが、今回の合意はフランスとの関係悪化を招いている。
 オーストラリアはフランスのNaval Group社と2016年に潜水艦最大12隻の建造契約を結んでいたが、フランスは今回の米英豪合意でこの計画が破棄されたとした。
2021.09.16 時事通信

(Yahoo)

米英豪、安全保障構想を発表 <2110-091604>
 米英豪3ヵ首脳が米東部時間15日午後に、インド太平洋地域における安全保障協力の枠組みを設立すると表明した。 バイデン米大統領はこの中で、豪州に原子力潜水艦関連技術を供与すると表明した。
 バイデン大統領はまた、米英豪3ヵ国が21世紀の脅威に対応するため、共有する能力を刷新、向上させると強調した。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly RAN's final AWD ready for operational duty <2110-081113>
 オーストラリア海軍のHobart級
AWD駆逐艦の三番艦にして最終艦となるSydneyが7月30日、戦闘能力確認のため4ヶ月半にわたり米国とカナダを訪問していた航海を終えシドニーに帰港した。
 2018年5月に進水したSydneyはソノ2年後に就役している。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly Construction of RAN's first Hunter frigate to be delayed <2110-081111>
 オーストラリア政府が8月2日、海軍が9隻建造するHunter級フリゲート艦の一番艦建造が18ヶ月遅れると発表した。 Hunter級は英国のType 26フリゲート艦を元に建造されるがCOVID-19感染拡大などの影響で設計作業が遅れているという。
 Hunter級は8隻保有しているAnzac級に代わる対潜能力を重視した多目的艦で、対水上戦機能にはAegisシステムが導入され、レーダには豪州製の
CEAFARが採用されている。
2021.06.30 Jane's Defence Weekly Australia sets deadline for submission of revised costs for Future Submarine design <2108-063008>
 フランスNaval Group社オーストラリアが6月16日、もめていた総額AUD90B ($68.2B) の将来潜水艦計画で次段階移行に合意したと発表した。
 オーストラリアが12隻建造するAttack級4,500t潜水艦は事前設計審査 (
PDR) が2023年5月に計画されているが、Naval Group社の呈示額がAUD2.5~3Bとの豪政府の見積もりを50%以上上回っていた。
2021.04.21 Jane's Defence Weekly RAN commissions first Supply-class vessel <2106-042110>
 オーストラリア2隻の建造を計画しているSupply級補給艦 (AOR) の一番艦Supplyが4月10日に就役した。 スペインNavantia社で建造されたSupplyは2020年8月にスペイン沿岸で公試運転を行い、1月15日にシドニーへ回航されてきた。 2019年8月30日に進水した二番艦のStalwartも2021年末までに就役する。
 Supply級AORは全長173.9m、排水量19,500tで、MH-60RまたはMRH90ヘリ2機を搭載でき、1,450㎥のJP5燃料、8,200㎥のディーゼル燃料、1,400㎥の真水を積載でき、270tの弾薬と470tの補給品を積載できる。
2021.02.03 Jane's Defence Weekly Australia to modernise RAN's guided weapons, consider OPV variant for MCM <2104-020311>
 豪国防省が1月25日、海軍艦艇の誘導武器を更新するAUD1B ($772M) にのぼる計画を発表した。 導入するのは射程370km以上の対艦/対空ミサイル射程1,500km以上の艦対地ミサイルなどで、AGM-158C
LRASMRIM-162 ESSM Block 2SM-2 Block ⅢCSM-6 Block Ⅰなどが候補に挙がっている。
2021.01.20 Jane's Defence Weekly RAN accepts first Supply-class AOR vessel <2103-012014>
 豪海軍がスペインNavantia社に2隻発注していた洋上補給艦 (AOR) の一番艦Supplyが1月8日に就役した。 2019年8月30日に進水した二番艦Stalwartも今年後半に就役する。
 Supply級AORは全長173.9m、幅23m、排水量19,500tで、速力20kt、13kt航行での航続距離11,000kmの性能を持ち、1,450㎥のJP5ジェット燃料、ディーセル燃料8,200㎥、真水1,400㎥、弾薬270t、食料470tを積載できる。
2020.10.28 Jane's Defence Weekly Australia and UK sign frigate agreement <2012-102806>
 豪国防省が10月20日、AUD35B ($25B) と見積もられる豪海軍のHunter級次期フリゲート艦9隻の建造BAE Systems社協同で行うことで英政府と合意し
MoUを交換したと発表した。
 Hunter級はType 26級を元に建造されるもので、一番艦の船台組み立てを2022年に開始し、2026年に進水し、2027~2030年IOCを目指している。
 Hunter級の引き渡しは2042年に完了する計画である。
2020.08.26 Jane's Defence Weekly AOR ship for RAN completes trials <2010-082609>
 オーストラリアが2016年5月にスペインのNavantia社にAUD642M ($460M) で2隻発注した洋上補給艦 (AOR) の一番艦Supplyが受領検査を完了し、8月末にオーストラリアの乗組員が乗艦してオーストラリアに向け出航する。
 全長173.9m、排水量19,500tSupplyは6月29日に退役したSuccessの代替となる。
2020.08.13 Jane's 360 First Supply-class AOR for Royal Australian Navy completes sea trials <2009-081307>
 スペインNavantia社が8月10日、2隻受注していた19,500t洋上補給艦 (AOR) の一番艦Supplyが8月下旬にスペインのFerrolを出航してオーストラリアへ向かうと発表した。
 全長173.9mのSupplyは年内に就役する計画で、二番艦のSuccessは33年間就役して6月29日に退役したSiriusの後継となる。
2020.08.05 Jane's Defence Weekly Keel laid for RAN's first evolved CCPB <2010-080508>
 オーストラリア海軍が7月24日、Austal社に5月にAUD350M ($249M) で発注したCape級58m哨戒艇6隻の1番艇が西オーストラリアのHendersonで船台組み立てを開始したと発表した。  Cape級哨戒艇はArafura級外洋哨戒艦が就役するまで、Armidale級哨戒艇の代替としての任につく。
2020.05.13 Jane's Defence Weekly Austal to build six Cape-class boats for RAN <2007-051302>
 オーストラリア政府がCape級哨戒艇5隻を同国海軍向けに調達すると発表した。 豪海軍はCape級の6隻と新たに建造するArafura級外洋警備艦12隻で領海の警備を行う、
 Cape級は同国国境警備隊が8隻保有しているが、海軍がその内の2隻を借用している。
 全長58mのCape級はアルミ製のモノハル構造船体である。
2020.04.09 Jane's 360 Australia lays keel for second Arafura-class OPV <2005-040904>
 アデレードの海軍造船所でArafura級外洋哨戒艦 (
OPV) 二番艦の船台組み立てが開始されたことが4月9日に公表された。 豪海軍への引き渡しは2023年に計画されている。
 OPVは12隻をAUD3.6B ($2.2B) で建造する計画で、Armidale級及びCape級哨戒艦のほか、掃海艦、測量艦の後継でもある。
【註】
 Arafura級OPVは全長80m、排水量1,640tで、Oto Marlin 40mm砲1門、12.7mm機銃2丁を装備している。
2020.04.08 Jane's Defence Weekly Australia builds third Arafura-class OPV <2005-040813>
 オーストラリア国防省が3月27日、海軍が12隻装備する計画のArafura級外洋哨戒艦 (
OPV) の3番艦船台組み立てを開始したと発表した。
 Arafura級OPVはPV80を元にしており、Armidale級及びCape級哨戒艇、Huon級掃海艇、Leeuwin級及びPaluma級救難艇の役割も担う。
【註】
 PV80はドイツLürssen社製で、一番艦のDarussalamは2011年に就役している。
2020.03.18 Jane's Defence Weekly Australia hands Fiji its first Guardian-class patrol boat <2005-031808>
 オーストラリアが太平洋諸島国と東チモールの12ヵ国に21隻供与するGuardian級哨戒艇6番艇が3月6日にフィジーへ引き渡された。 同国には2隻が供与されることになっており、2番艇の引き渡しは2023年に計画されている。
 全長39.5m、速力20ktで30mm砲1門と複数の12.7mm機銃を装備できるGuardian級は2018年に1番艇がパプアニューギニアに供与されたのを皮切りに、2番艇が2019年4月にツバル、3番艇が2019年6月にトンガ、4番艇が同年8月にサモア、5番艇が11月にソロモン諸島に供与されている。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
2019.11.08 Jane's 360 Australia hands over Guardian-class patrol boat to Solomon Islands <1912-110803>
 オーストラリアが太平洋島嶼国と東チモールの合わせて12ヵ国に供与するGurdian級哨戒艇21隻のうちの1隻が11月8日にソロモン諸島に引き渡された。
 Gurdian級哨戒艇は全長39.5m、幅8mで速力20ktの性能を持ち、主装備として30mm砲、両舷に12.7mm機銃を装備できるスペースが確保されている。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
2019.09.25 Jane's Defence Weekly Taking off <1911-092512>
=オーストラリアの LHD に関する5頁の記事=
 ・Critical year
 ・Operaions and exercises
 ・Amphibious ambition
 ・Comprehensive, complicated, complex
2019.08.16 Jane's 360 Australia hands over Guardian-class patrol vessel to Samoa <1909-081610>
 オーストラリアがPacific Patrol Boat Replacement計画で太平洋地域12ヶ国21隻供与するGuardian級警備艇の1隻が8月16日にサモアに引き渡された。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
 この計画の一番艇は2018年にパプアニューギニアの海洋警察、二番艇は4月にツバル、三番艇は6月にトンガ王国に供与されている。
2019.06.19 Jane's Defence Weekly RAN frigate out of service for three years as presonnel to man it can't be found <1908-061916>
 豪海軍が8隻保有しているAnzac級フリゲート艦の1隻Perth (3,900t) が人員不足から過去21ヶ月にわたり造船所で係留されたままで、今後も延命工事が完了するまで16ヶ月間非稼働状態になる。
2019.03.13 Jane's Defence Weekly Australis, Naval Group sign design contact for Attack-class submarine programme <1905-031310>
 豪政府が3月5日、フランスNaval Group社Attack級潜水艦建造の第一段階となる設計契約をAUD605Mで結んだと発表した。 契約は2021年までとなる。
 Attack級潜水艦の建造はこのあとも含めるとAUD50B ($35B) にのぼる。
2019.02.11 Defense News Naval Group clinches $35 billion Australian submarine deal <1903-021103>
 フランスのNaval Group社オーストラリアが2月11日、Attack級潜水艦12隻を建造する$35Bの契約に署名した。
 オーストラリアは2016年4月にNavl Group社を選定して以来、技術移転と作業分担について協議を重ねてきた。
2018.11.14 Jane's Defence Weekly Australia, US jointly test CEC <1901-111409>
 クリストファー豪国防相が11月5日、豪海軍
AWD一番艦Hobartがハワイ沖で米海軍駆逐艦John Finnと初めてのCEC試験を実施したと発表した。
2018.11.07 Jane's Defence Weekly RAN commissions second Hobart-class destroyer <1901-110708>
 豪海軍Hobart級防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbaneが10月27日に就役した。
 6,350tのBrisbane48セルのMk 41 VLSを装備し、SM-2 MR Block ⅢAとBlock ⅢB及び射程30nmのRIM-162B ESSM、RGM-84 Harpoon Block Ⅱ 4発発射機2基を装備する。
2018.10 International Defence Review Hunter and the hunted: Project SEA 5000 launches GCS franchise <1811-100014>
= 豪海軍の次期フリゲート艦に関する6頁の記事 =
 ・Competitive evaluation
 ・Turning the tide
 ・Next steps
 ・Project SEA 5000: understanding Australia's choice
 ・Project SEA 5000 requirements development
2018.08.08 Jane's Defence Weekly Australian DoD accepts second AWD <1810-080811>
 豪海軍が3隻建造するHobart級防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbaneが、7月27日に豪国防省に引き渡された。 就役は今年末になる。
2018.07.27 Jane's 360 Australia's second AWD accepted by Department of Defence <1808-072702>
 2017年11月から洋上試験を行ってきた豪海軍が3隻建造する防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbane が、27日に豪国防省に引き渡された
2018.07.18 Jane's Defence Weekly Canberra looks to retain sovereign share in ASC Shipbuilding <1809-071813>
 オーストラリア9隻建造する対潜フリゲート艦をBAE Systems社の6,900t Type 26
GCSに決め、建造を豪国営ASC社で行うことにした。
2018.07.04 Jane's Defence Weekly BAE Systems to build nine next-generation frigates for Australia <1808-070411>
 オーストラリアが2027~2028年から退役するAnzuc級フリゲート艦8隻の後継として9隻建造 する排水量6,900tのHunter級対潜フリゲート艦が、Type 26
GCSを元にした BAE Systems社案に決まった。 建造は同国西部のOsborneにあるASC造船で行われ、総経費はAUD35B ($25.9B) にのぼる。
 Hunter級フリゲート艦はMk 45 Mod 4 5吋砲1門と48セルのMk 41 VLSを装備し、 SM-2 MR Block ⅢAやRIM-162 ESSMを発射できる。
 レーダはCEAFAR2 S-/X-bandレーダを装備する。
2018.06.29 Defense News Australia officially announces $26B frigate contract. Here are the build details <1807-062905>
 オーストラリアが29日、Anzasc級の後継としてAUD35B ($26B) で2020年代末に配備する次期フリゲート艦にBAE Systems社の Type 26のオーストラリア型である
GCS-Aを選定したとこを明らかにした。
2018.06.06 Jane's Defence Weekly Lürssen and Civmec establich Australian shipbuilding joint venture to build OPVs <1807-060615>
 豪海軍12隻計画している沿岸警備艦
OPV建造に向け ドイツのLürssen社オーストラリアのCivmec社合弁会社AMSEG社を設立した。  Lürssen社は1月下旬にAUD3.6B ($2.7B) でOPVを受注している。
 受注したOPVは豪海軍が現在13隻保有している全長56.8m、排水量300tのArmidale級に代わるもので、全長80m、全幅13m、喫水4m、排水量1,761t である。
2018.06.06 Jane's Defence Weekly Australia launched Pacific Patrol Boat <1807-060611>
 オーストラリア西部にあるAustal社の造船所で5月29日、Canberra's Sea 3036 Pacific Patrol Boat一番艇が進水した。 Pacific Patrol Boatは21隻の建造が計画されており、太平洋諸島12ヵ国 に供与されてこれら諸国の哨戒艇22隻と換装される。
 Pacific Patrol Boatは全長39.5m、全幅8m、乗員23名で、30mm艦載砲と12.7mm機銃を搭載できるスペースを有し ている。
【関連記事:1806-053004 (Jane's 360 2018.05.30)】
2018.05.30 Jane's Defence Weekly Australia launches final Hobart-class AWD <1807-053005>
 オーストラリア海軍のHobart級防空駆逐艦 (
AWD) の三番艦 にして最終艦が5月19日に進水Sydneyと命名された。
 Sydneyは洋上試験を経て2019年12月に豪海軍へ引き渡される。
2018.05.30 Jane's 360 Australia launches first Pacific Patrol Boat <1806-053004>
 オーストラリアのAustal社が5月29日、21隻建造するPacific Patrol Boatの一番艇を進水させ た。 一番艇は2018年10月にパプアニューギニアに引き渡される。
2018.05.21 Jane's 360 Australia launches third and final Hobart-class Air Warfare Destroyer <1806-052105>
 豪海軍の防空駆逐艦 (
AWD) の三番艦で最終艦が19日にアデレードで進水し、Sydney と命名された。
 豪海軍への引き渡しは2019年12月に予定されている。
2017.12.14 Jane's 360 Raytheon ready to deliver CEC system for RAN's AWDs <1801-121402>
 Raytheon社が13日、豪海軍のHobat級防空駆逐艦(
AWD)へ搭載するCEC装置の 試験を完了したと発表した。
 CECはレーダなど分散したセンサをリアルタイムで結ぶセンサネットワークで、統合された空域情報を艦船、航空機、地上部隊に伝達することができる。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly Lürssen lines up Australian partnerships <1801-120617>
 豪海軍外洋警備艦(
OPV)12隻を受注したドイツLürssen社 が11月4日、豪企業との連携を明らかにした。
 Lürssen社製OPV80を元に建造される12隻の内の10隻はAustal社と共同で建造される。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly Australia's second AWD begins sea trials <1801-112913>
 豪海軍のHobart級防空駆逐艦(
AWD)の二番艦Brisbaneが、第一段階の 洋上試験に入った。 Brisbaneの引き渡しと就役は2018年中頃に予定されている。
 Hobart級防空駆逐艦は豪海軍が6隻保有している米海軍のOliver Hazard Perry級フリゲート艦であるAdelaide級フリゲート艦の後継で、Navantia社(註:スペ イン)のF-100フリゲート艦を元にAN/SPY-1D(V)を装備している。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly Australia select Lürssen OPV 80 for navy <1801-112903>
 ターンブル豪首相が11月24日、豪海軍13隻保有している300tのArmidale級哨戒艇の後継 としてAUD4B ($3.04B)かけて建造する1.761tの外洋哨戒艦(
OPV)12隻の建造に、ドイツのLürssen社 を選定したと発表した。
 建造されるOPV 80は全長80mで、速力20kt、航続距離4,000nm以上の性能を持ち、40mm砲1門、12.5mm機銃2丁を装備するほか、11mの内 火艇1隻と8.4mの内火艇2隻を搭載する。 またヘリハンガはないが11tまでのヘリが離着艦できる。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly Dimentions agreed for RAN's Future Submarine <1712-102510>
 豪海軍がCollins級6隻の後継として12隻建造する次期潜水艦の諸元が決まった。
 それによると次期潜水艦は全長97m、胴経8.8m、排水量4,500tで、元となったフランスのBarracuda級原潜より 全長が2.4m短く、胴経は同じものの排水量は800t少なくなっている。
2017.10.04 Jane's Defence Weekly RAN commissions first Hobart-class AWD <1711-100408>
 3隻建造される豪海軍7,000t級防空駆逐艦(
AWD)の 一番艦Hobartが9月23日に海軍へ引き渡された。 就役は2018年末になる。  建造中の二番艦Brisbaneの引き渡しはFY17 4Q、三番艦Sydneyは2019年12月になる。
 AWDはMk 45 Mod 4 5吋62口径砲のほか、Mk 41 VLS 48セル、SM-2 Block ⅢA/ⅢB、RIM-162 Block Ⅰ ESSM、RGM-84 Harpoon Block Ⅱ 4連装発射機2基、M242 25mm Bushmaster砲2門などを装備している。
2017.10.03 NHKニュース 豪 北朝鮮念頭にミサイル迎撃システム整備へ <1711-100303>
 オーストラリア政府は、ミサイル開発を続ける北朝鮮を念頭に脅威に備える必要があるとして、次期フリゲート艦 に長距離弾道弾迎撃システムを搭載することを発表した。
 オーストラリアは国防費を増額し海軍の能力の向上を目指していて、日本円にしておよそ3兆円を投資してフリゲート艦9隻2020年から建造する計画を進めているが、ターンブル首相は3日に北朝鮮を念頭に、フリゲート艦の対空戦の能力を強化する方針を明らか にした。 具体的には、Lockheed Martin社が製造する迎撃システムを搭載するという。
【註】
 「Lockheed Martin社が製造する迎撃システム」とはAegis BMDシステムを指すものとみられる。
 豪海軍は既にAeigis搭載の防空駆逐艦AWDを3隻建造する計画で、一番艦のHobartは9月末に就役している。
2017.09.13 Jane's Defence Weekly Even keel <1711-091315>

= 豪海軍の防空駆逐艦 AWD に関する7頁の記事 =
 
2017.07.05 Jane's Defence Weekly RAN LHDs return to sea following propulsion issues <1708-070514>
 推進装置の異常で5月以来就役していない豪海軍の27,500t LHD 2隻のうちの1隻Canberra改修を終え て、"Talisman Sabre"演習参加のため6月29日に出航した。
 この演習には米豪軍合わせて30,000名以上が参加する。
2017.05.24 Jane's Defence Weekly Australia lauches Naval Shipbuilding Plan <1708-052409>
 オーストラリアが5月16日、2020年代を見据えた海軍建艦計画を発表した。
 総額はAUD90Bで、潜水艦12隻、フリゲート艦12隻、外洋哨戒艦19隻、沿岸警備艦12隻が建造される。
2017.03.01 Jane's Defence Weekly Australia plans AUD100m investment in shipbuilding <1704-030119>
 ターンブル豪首相が2月20日、豪政府建艦能力向上のため、2017~2020年にAUD100M ($77M )を追加支出すると述べた。
 この追加支出でオーストラリアの建艦予算はAUD4.3Bになる。
2017.02.08 Jane's Defence Weekly Royal Australian Navy's first air warfare destroyer begins sea acceptance trials <1704-020812>

 豪海軍が3隻建造する防空駆逐艦AWDの1番艦Hobartが1月30日に 公試運転のため出航した。 メーカの試験は2016年9月に完了している。
 二番艦Brisbaneは2018年9月、三番艦Sydneyは2020年3月に引き渡される計画である。

2017.01.04 Jane's Defence Weekly Australia launched second AWD <1702-010413>
 豪海軍のHobart級防空駆逐艦(
AWD)二番艦Brisbane (7,000t)が12月15日に 進水した。 2017年末に公試運転が行われ、2018年9月に引き渡される。
 2015年5月に進水した一番艦Hobartは2016年9月に公試運転を完了し、予定より2年遅れて2017年6月に引き渡される
 三番艦Sydneyも2017年中に船台組み立てが開始される。
2016.09.29 Yahoo 時事通信記事

「豪、次期潜水艦で契約=情報流出発覚の仏企業と」

<1610-092905>
 オーストラリア政府が30日、12隻の次期潜水艦調達計画をめぐり、DCNSに設計を発注する 契約を交わしたと発表した。
 DCNSは機密情報漏えいが発覚し採用見直し論もあったが、納入の遅れを避けるため予定通り契約に踏み切った。
2016.09.07 Jane's Defence Weekly Court orders newspaper to stop publishing leaked Scorpene data <1610-090715>
 オーストラリアサウスウェールズ高等裁判所が8月30日に、インド海軍のScorpene級潜水艦のデー タが仏DCNS社から流失した事件に関し、Australian紙に対して秘密扱いデータの掲載を禁じた判決を言い渡した。
2016.06.15 Jane's Defence Weekly Quckstep, DCNS enter partnership to co-produce ship components <1608-061514>
 オーストラリアのQuickstep社が6月6日、フランスのDCNS社造船分野で協同する協定に署 名した。
 オーストラリアは4月に、次期潜水艦としてDCNS社案の採用を決めている。
2016.05.11 Jane's Defence Weely Naval shipbuilding is centreriece of Australia's new defence budget <1607-051112>
 豪政府が5月3日、2016-17会計年度の国防費をAUD590M ($442.6)、率にして3.1%増額すると 発表した。 しかしながら経済発展から対GDP比は前年度の1.94%から1.88%に低下する。 オーストラリアは 2020-21会計年度までに、国防費の対GDP比を2%に引き上げるとしていた。
 2016-17会計年度の国防費の焦点は海軍力の増強で、外洋哨戒艦12隻、新型フリゲート艦6隻などが挙げられている。
2016.05.04 Jane's Defence Weekly Capability drives Australia to select DCNS Shortfin Barracuda <1606-050403>
 オーストラリアが次期潜水艦に、フランスDCNS社のBarracuda 1Aを選定した。 地理上の問題より 性能を重視したという。
 Barracuda 1Aは5,300tのBarracudaを元にした4,700tの通常動力型で、破れたドイツのType 216と日本のそうりゅう型はいず れも4,000tである。
2016.03.02 Jane's Defence Weekly Australian defence White Paper to bolster country's maritime presence <1604-030206>
 アボット政権に代わり2015年9月に就任したターンブル豪首相が、初めての国防白書を2月25日に発簡した。 前政権 の作成したFY15国防予算は実質増4.2%のAUD32.1B ($21B)であったが、白書ではFY16-17予算からFY25-26予算の間でAUD29.2B増を打ち出し、GDP 2% の達成を従来より3年早めてFY20-21にしている。
 白書では58,000名の兵員を60,000名以上に増員するほか以下の主要装備を計画している。
 ・潜水艦:Collins級6隻に代える12隻を建造
 ・対潜フリゲート艦:Anzac級8隻に代え9隻を建造
 ・70~80m級哨戒艦:12隻
 ・Huon級掃海艇:6隻
 ・補給艦:2隻
 ・16,000t支援艦:1隻
 ・P-8A:7機を追加して15機体制
 ・MQ-4C Triton7機
 ・SM-6:Hobat級駆逐艦3隻に装備
2016.03 International Defence Review Powering up: CEFAR2 radar aims at Project SEA 5000 <1604-030012>
= CEAFAR2 レーダに関する3頁の記事 =
 6面固定型対空レーダCEAFARを開発したオーストラリアのCEA社が、将来フリゲート艦用GaN 素子技術を使ったCEAFAR2を開発しており、2016年に試験を行う計画である。
 CEAFAR2は各種サイズが可能な低価格のX-/S-/L-bandレーダで、将来フリゲート艦では新たなCEAFAR2-Lレーダ6面が、従来のCEAFAR1-S/Xレーダ の上部に取り付けられる。
2016.02.25 日経新聞

インターネット

豪国防白書、次期潜水艦「12隻」明記 中国の海洋進出懸念 <1603-022503>
 オーストラリア政府が25日、2013年9月に発足した保守連合新政権下めての 国防白書を発表した。 豪州は国防費をGDPを2%に引き上げる時期を2013年当時の公約より3年前倒し して2020~2021年の会計年度とし、国防軍は2,500を増員する。
 ターンブル首相は海洋国家として強い海軍が必要になると訴え、これまで8~12隻としてきた次期潜水艦の建造数を12隻 として現在の二倍に増やすと共に、フリゲート艦なども増強する方針を示した。 次期潜水艦の共同開発生産相手は年内に決め、1隻目の就役は2030年代の早い時期を見込む。
2016.02.24 東京新聞

インターネット

豪潜水艦、12隻建造の方針 国防白書で近く公表へ <1603-022405>
 Australianン紙などが24日、豪政府は近く公表する国防白書の中で、次期潜水艦の建造隻数 を12隻とする方針を盛り込むと報じた。
 これまで次期潜水艦の建造隻数は8~12隻の幅で検討されてきたが、ペイン国防相は新たな国防白書で隻数を明記すると説明していた。
2015.12.02 Jane's Defence Weekly Australia rleases submarine combat systemm integrator RfP <1601-120215>
 Colloins級6隻の後継となる豪海軍の次期潜水艦 Sea 1000 計画で、豪政府は11月上旬に Lockheed Martin社と Raytheon社に対し 積載システムの
RfP を発簡した。 提案締め切りは2016年4月1日になっている。
2015.10.20 読売新聞

インターネット

豪次期潜水艦「国内で70%生産」…州政府幹部 <1511-102001>
 南オーストラリア州政府の防衛産業相が豪州の次期潜水艦共同開発計画について、Collins級潜水艦は70%の建造を国内で行 っており、70%の国内生産が最低条件だと述べた。
 同計画で日本と受注を競っているドイツ企業は100%フランス企業は70~80%の国内生産が可能と主張している。
【註】
 これは、あくまでも南オーストラリア州という地方政府の要望に過ぎないと思われる。
 同州の州都であるアデレードには国営の『オーストラリア潜水艦企業 (ASC)』がある。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly Australia's AWD redy for combat system fit <1511-101415>
 豪海軍の防空駆逐艦
AWD の一番艦 Hobat は工事の88%を完了し、11月に火入れを行 う。 AWD の建造は2015年の前半に進捗し、2017年6月に引き渡されるという。
 今年5月には計画がそれまでより18ヶ月遅延していると発表したが、そもそも当初の計画で完成時期は2012年9月であった。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly Japan offers detailsfor proposed Cillins-class submarine replacement <1511-101414>
 豪海軍Collins級潜水艦の後継艦に関して、日本が10月6日にシドニーで開かれた Sea Power コンファレンスで説明を行った。
 日本が提案する4,000tのそうりゅう型に対し、仏 DCNS社は5,300tの Barracuda を4,700tにした Barracuda Shortin Block 1A を、独 Krupp社は4,000tのType 216 を提案している。
2015.09.16 Jane's Defence Weekly Beyond plan pelorus <1511-091606>
= 豪海軍の建艦計画に関する6頁の記事 =
 
2015.09 International Defence Review Back in the big time: Australia's LHDs sail into view <1510-090012>
= 豪海軍の Canberra級 LHD に関する5頁の記事 =
 
2015.08.26 Jane's Defence Weekly Adelaide undertakes final sea trials <1510-082608>
 豪海軍の Canberra級 LHD の二番艦 Adelaide が最後の公試運転を行っている。
 一方、豪国防省は8月18日、900名の海兵隊員を乗せた Canberra が、8月~10月に Sea Series 演習を実施すると 発表した。
2015.08.12 Jane's Defence Weekly Australia reveals plan to bypass 'Valley of Deagh' as ASC looks to position itself for 'continuous build' programmes <1509-081219>
 豪政府が8月4日、向こう20年間にAUD89B ($64B) をかける艦船建造計画を公表した。
 計画は ANZAC級フリゲート8隻の後継となる Future Frigate や、Armidale級哨戒艦の後継などの建造を含むもので、豪 造船業界が危惧している"死の谷"の回避を狙っている。
2015.08.05 Jane's Defence Weekly Australia will not use AWD hulls for Future Frigates <1509-080509>
 オーストラリアは3,600tの Anzac級フリゲート艦8隻の後継となる Future Frigate について、スペインの F-100 を元にした6,500tの防空駆逐艦 (
AMD) の船体を利用するとしていたが、7月15日の報告書でそれは ないことになった。
 代わって BAE Systems社の Type 26 GCS、欧州の FREMM、Krupp社の Meko 600 などが候補に挙がっているが、いずれにせよ6,000t近くから 7,000t以上の大きさになると思われる。
2015.08.04 Defense News Australia To Build New Naval Fleet in $65B Package <1509-080407>
 アボット豪首相が4日、AUD89B ($65B) にのぼる艦船建造計画を明らかにした。 2026年就役を 目指す Collins級代替潜水艦にAUD50M、2020年に Anzac級の後継として就役する次世代フリゲート艦、及び Armidale級に 代わり2018年に就役が計画されている遠洋哨戒艦にAUD40Bが計上されている。
2015.07.01 Jane's Defence Weekly TKMS chairman in Australia to talk subs <1508-070110>
 ドイツ Krupp社 (TKMS社) 首脳が6月24日まで3日間オーストラリアを訪問し、 Type 216 潜水艦の売り込 みを行った。
 同社はこの中で、受注隻数にかかわらず固定価格で納入するとの意向を示した。
2015.06.03 Jane's Defence Weekly First-of-class Hobart launched as government discloses more problems <1508-060301>
 豪海軍が5月23日、3隻建造される防空駆逐艦
AWD一番艦 Hobart進水させた。
 排水量7,000tの AWD は度重なる計画遅延とコスト増に見舞われている。
2015.05.30 Defense News More cost growth, delays for Australia's AWD <1506-053005>
 計画が大幅に遅れている豪海軍防空駆逐艦
AWD の建造が、22日 に更に遅れることが判明した。 またコストも更にAUD1.2B ($920M) 上昇し、AUD9Bを超えることも明らかになった。
 AWD は一番艦 Hobat の完成が当初計画の2014年12月から30ヶ月遅れて2017年6月になっており、二番艦の Brisbane も2016年3月が2018年9月に、三番艦の Sydney が2017年6月から2020年3月に延期されている。
2015.05.06 FNNニュース 日豪防衛相電話会談 潜水艦選定手続きに日本の参加求める <1506-050601>
 中谷防衛相は6日、アンドリュース豪国防相と電話で会談し、豪国防相が日本に対し次期潜水艦選定手続きに参加するよ う求めたのに対し、中谷防衛相は関係省庁間で検討したいと答えた。
 オーストラリアは、通常型潜水艦で世界最高水準のそうりゅう型に強い関心を示しているが、あわせてドイツとフランスも、発注先候補として指 名している。
2015.04.08 Jane's Defence Weekly Former JMSDF head says 'ball in Australia's court' over Soryu buy <1505-040816>
 豪海軍そうりゅう型潜水艦導入問題について、香田洋二元海幕長が、ボールはオーストラリア側 にあると述べた。
 4,000tのそうりゅう型に対し、仏 DCNS社は5,000tの Barracuda級原潜の通常動力型を、ドイツ Thyssen Krupp社はまだ建造したことのない4,000tの Type 216 を提案している。
2015.04.02 Yahoo ロイタ通信記事

「アングル:豪潜水艦調達計画、『アジア重視』米国が日本製後押し」

<1505-040201>
 米オバマ政権のアジア重視戦略がオーストラリアの新型潜水艦調達計画に影響を及ぼしている。
 米軍当局者がアデレードで先週開かれた関連会合で、調達先として絞られた日独仏のうち日本製の導入を支持したこ とがひそかに話題となっており、複数の防衛業界関係筋によると、日本が優勢になる可能性があるという。
2015.04.01 Jane's Defence Weekly Australia's Future Submarine requirements outlined <1505-040113>
 豪海軍の次期潜水艦計画責任者が3月25日に、機種選定の主たる要求は、打撃力低価格信頼性であると述べた。 ただ、価格の基準については明らかにしなかった。
2015.02.20 日経新聞

インターネット

豪次期潜水艦の調達先『日本が最有力』 戦略政策研幹部に聞く <1503-022007>
 オーストラリアが20日、次期潜水艦の調達先を日独仏に絞ったと発表したが、防衛白書の執筆に関わる豪戦略政策研 究所 (ASPI) のデイビス研究部長は、性能面などで日本が最有力だと述べ、日豪米3ヶ国の防衛協力を進める狙いもあると指摘した。
 デイビス氏は、独仏が受注を狙うが欧州の小さい潜水艦は豪州の求める航続距離などの要件を満た さないと話している。
2015.02.20 Yahoo Bloomberg 記事

「豪州:日独仏3ヶ国に潜水艦入札への参加求める-国防相声明」

<1503-022004>
 オーストラリア日独仏に対して潜水艦建造の入札への参加を求 めた。 豪国防相によると、豪州政府は約10ヶ月かけて提案を評価し、最終的な契約先を決定する。
 豪海軍の潜水艦建造計画は、入札を行わずに日本を契約相手に選ぶのではないかとの臆測がメディアの間で広まっていた。
2015.02.01 Defense News Australia gives Philippines two naval landing craft <1503-020105>
 オーストラリアが1日、昨年11月に退役した44.5m級揚陸艇2隻フィリピンへ供与すると発表し た。
 2隻は安全及び航法装置を更新して5月には引き渡される。
【註】
 44.5m級揚陸艇とは基準排水量364tの Balikpapan級 LCU で、180tの積載能力がある。
2015.01.05 毎日新聞

インターネット

日豪:潜水艦を共同生産…船体、分業で 防衛省が提案 <1502-010501>
 防衛省が、オーストラリアに潜水艦の共同生産を提案していることが分かった。 日本側は潜水艦に使用する特殊な鋼材や音波吸収材を共同開発 し、船体の主な組み上げを請け負う方式での生産体制を提案している。 豪側も前向きな姿勢を示しており、合意すれば2015年中にも正式合意する可能性が高い。
 政府は防衛装備移転三原則を2014年4月に閣議決定したが、輸出可能な装備品は救難、輸送、警戒、監視、掃海などに限定 されており、潜水艦の輸出は不可能になっている。 ただ、国際共同開発生産の場合は、日本の安全保障に資する場合に限 り認められている。
2014.12.17 Jane's Defence Weekly More experts sent in to fix AWD programme <1502-121710>
 豪国営の ASC 造船所で建造中であるがトラブルが続いている防空駆逐艦
AWD の建造を支援するため、企業から専門家が追加派遣されたことを双方が12月9日に明らかにした。
 AWD 3隻の建造費は計画のAUD8.5BをAUD800M ($688M) 超過し、計画も21ヶ月遅延している。
2014.11.28 Yahoo 毎日新聞記事

「豪州 『潜水艦産業を守れ』地元で広がる雇用不安」

<1412-112805>
 豪海軍次期潜水艦建造を巡り、豪州で世論を二分する議論が起きている。 豪政府は『そうりゅう』型の導入に関心を示 しているが、最大12隻となるこの計画は、総額数兆円に上る豪史上最大の防衛プロジェクトで、豪州では自国の産業や雇用を守れとの声も上がっている 。
 アデレードの海沿い工業地帯には、国営の『オーストラリア潜水艦企業 (ASC)』の建物群が並び、約2,500人が働いている。 今後、順次退役予定の Collins 級潜水艦を建造 し、保守も請け負う豪州防衛産業の一大拠点だが、日本製導入が決まれば用済みになりかねない。
2014.11.26 Jane's Defence Weekly ASPI argues agaist F-35B purchase <1501-112608>
 オーストラリアのシンクタンク
ASPI が、Camrerra級 LHD 2隻に F-35B を搭載する計画 について不適当との結論を出した。 この結果は2015年中頃に発簡される国防白書に反映されると見られる。
 報告によると、排水量27,800tの同級 LHD に上陸部隊とその車両及びヘリと合わせて F-35B とその関連資材を搭載することは不可能で、F-35B だけを搭載して運用しよ うとすれば、自艦の防護能力が不十分であると指摘している。
2014.10.29 Jane' Defence Weekly Australian AWD programme AUD800m over budget <1412-102907>
 計画が難航している豪海軍の次期防空駆逐艦
AWD の経費が、AUD8.5Bの予算をAUD800M ($688M) 超過することが明らかになった。
 排水量7,000tの Hobart級駆逐艦は3隻建造される計画で、一番艦は2016年3月、二番艦は2017年9月、三番艦は2019年3月に引き渡される計画である。
2014.10.29 Jane' Defence Weekly European yards face Soru-shaped hurdle to replacing Collins class <1412-102906>
 豪政府が次期潜水艦としてそうりゅう型を輸入しようとしているのに対し、TKMS (Krupp)、Thales、DCNS、Saab などの 欧州各社が巻き返しのロビー活動を活発に行っている。
 そうりゅう型は建造費がAUD25B ($22B) であるのに対し、豪国内で設計建造を行うとAUD36Bになるという。
2014.10.27 Aviation Week & ST Studying STOVL <1501-102706>
 豪海軍2隻計画している満載時排水量27,500tの強襲揚陸艦の一番艦 Canberra が 引き渡され、二番艦 Adelaide の洋上試験が2015年2/四半期に行われるが、豪政府はこの2隻への F-35B 搭載を検討している。 両艦ス キージャンプ台ょ装備しており、実現すれば豪海軍は30年ぶりに艦載固定翼機を装備することになる。
 豪空軍は F-35A 72機の調達を決めており、更に28機の追加調達を要求している。
2014.08.27 Jane's Defence Weekly Sailing apart <1410-082715>
= ANZAC フリゲート艦の改良に関する9頁の特集記事 =
 ANZAC フリゲート艦事業は、オーストラリアとニュージーランド共同購入計画として進められ て来たが、その改良計画両国は独自の方向に向かおうとしている。
2014.08.27 Jane's Defence Weekly Australia looks to speed up Future Frigate elemnts <1410-082712>
 豪国防相が、8隻建造予定の次期フリゲート艦の建造を急ぎ、"死の谷"にかける橋にする案を提起した。
 オーストラリアでは次期防空駆逐艦
AWD と Collins級に代わる次期潜水艦り建造の間に間隙が生じるため、ANZAC級8隻 の後継となる次期フリゲート艦の部分建造に着手する案が浮上している。
2014.08.20 Jane's Defence Weekly Johnston: AWD in 'deep, deep trouble' <1410-082002>
 The Australian紙が5月15日、オーストラリア国防相がAUD8.5B ($8.25B) の次期駆逐艦
AWD 計画 が、極めて深刻な状況にあると述べたと報じた。
【関連記事:1404-030516 (JDW 2014.03.05)】
2014.06.18 Jane's Defence Weekly Australia reveals details of defects found in LHD during sea trials <1407-061814>
 オーストラリア国防省が6月5日、初めて洋上試験を行った LHD Canberra で発生した推進軸からの水漏れ、高速時に おける振動、船体の亀裂などの不具合を公表した。 不具合を改修したのち、7月には二度目の洋上試験に臨む。
 建造中の二番艦 Adelaide2015年には受領する。
2014.06.11 Yahoo ロイタ通信記事

「日豪が潜水艦念頭に共同研究、防衛装備品の協定で実質合意」

<1407-061103>
 日本とオーストラリアが11日に外務防衛閣僚協議 (2+2) を開き、防衛装備品の共同開発に向 けた政府間協定を結ぶことで実質合意し、早期の署名を目指すことにした。 オーストラリアは日本の潜水艦技術に関心を示しており、まずは船舶 の流体力学分野で共同研究に取り組む。
 ディーゼル推進の Collins級潜水艦6隻を配備する豪海軍は、2030年代初めまでに4,000t級の代替艦を計画しており、技術支援先を探している。 豪国防相は、 仏、独、米、英とも協議していると述べる一方、非原子力の潜水艦で日本製はたいへん質が高いと語り、日本の技術支援に期待を示した。
2014.06.06 Yahoo ロイタ通信記事

「豪国防相が自衛隊の潜水艦を視察へ、閣僚級会議で訪日」

<1407-060607>
 11日に開かれる日豪外務防衛閣僚級協議 (2+2) に出席するため10日に来日するジョンストン豪国防相 が、日本の潜水艦部隊を視察する。 オーストラリアは日本の潜水艦技術に関心を寄せており、2+2 と防衛相会談でも技術移転などの可能 性について協議すると見られる。
 ディーゼル推進の潜水艦6隻を装備している豪海軍は、2030年代初めまでに代替を計画しており、現有の Collins級より大型の4,000t級を考えて いる。 ドイツやスウェーデンなど複数国の潜水艦が候補に上がる中、日本の潜水艦技術、とりわけ静音性と長期間の潜航能力に優れる エンジンに関心を示している。
2014.03.05 Jane's Defence Weekly Ex-USN secretary to lead AWD programme review <1404-030516>
 昨年12月に豪政府が行った報告で、3隻建造が計画されている豪海軍の防空駆逐艦
AWD17%のコスト増をきたすと共に、それぞれの建造が15~21ヶ月遅延している。
 これを受けて政府は、2006~2009年に米海軍長官を務め、現在ミシガン大学の教授をしている Winter氏を長とする対策検討会を立ち上げた。
2014.01.01 Jane's Defence Weekly Australia promises review of AWD programme <1402-010110>
 オーストラリア国防相が12月17日、$7.2Bで3隻建造している防空駆逐艦
AWD 計画を見直す独立 調査会を2014年初めに発足させいことを明らかにした。 現在の計画は2013年9月の総選挙で敗れた前の労働党政権により作成されたものである。
 排水量6,350tの Hobart級 ADW は、一番艦が2016年3月、二番艦が2017年9月、三番艦が2019年3月と、それぞれ15、18、21ヶ 月遅れて就役する。
2013.12.18 Jane's Defence Weekly Australia eyes submarine collaboration with Japan <1402-121811>
 オーストラリアが、現有の Collins級潜水艦6隻に代えて12隻装備する次世代潜水艦に、 そうりゅう型の推進システムを採用することで、既に KHI社と話し合いに入っている。
2013.12.11 Yahoo NNA 記事

「『日本の潜水艦技術の提供を』豪が要請」

<1401-121102>
 
Australian紙が7日、豪政府が潜水艦12隻の建造計画に関し、日本政府に 推進システムの技術供与を求めていることが分かった。 同国防相によれば、日本の防衛省関係者がアデレードの政府系造船 ASC を訪れており、両者 の間では協議が続いているとと報じた。 同国防相は、そうりゅう型に使われる特殊推進機関などの技術に特に関心があるもようである。 また同国政府はこのほか、 Collins級潜水艦6隻についても、延命工事に日本に技術協力を仰ぐとみられる。
 日本は米国以外の国と防衛技術を共有していないことから、日本が潜水艦技術の供与に応じれば、歴史的な取り決めとなる。
【関連記事:1302-012701 (朝日新聞 2013.01.27)】
2013.12 International Defence Review Widening the aperture for Australia's next-generation subs <1401-120012>
= 豪海軍の次期潜水艦に関する6頁の記事 =

 
2013.10.23 Jane's Defence Weekly Sub capability is 'priority', says Johnston <1312-102305>
 オーストラリア国防相が10月15日、潜水艦隊の勢力維持が最優先課題であると述べた。
 豪海軍の Colins級潜水艦(註:6隻保有)は2025~2030年に艦齢を迎えるためその後継が検討されているが、Collins級 の改良型にするのか、新たな設計にするのかも決まっていない。
2013.10.16 Jane's Defence Weekly Australia's Canberra-class LHD set for harbour trials <1312-101602>
 2隻建造される豪海軍の Canberra級ヘリ搭載ドック型揚陸艦 (LHD) の一番艦 Canberra が、間もなく接岸しての試験に入り、12月には洋上試験を開始する。
 二番艦 Adelade も間もなくスペインの造船所で組み立てを終わり、12月には運搬船に搭載され、 2月始めにメルボルンの造船所に到着する。
2012.01.27 Record China アジア海域で潜水艦による各国の密かな戦いが展開中―米メディア <1202-012702>
 AP 通信が19日、アジア海域で各国潜水艦密かな戦いを展開していると報じた。 その中 心は米中であるが、中国が天然資源などを狙って南シナ海海域で繰り広げる各国との軋轢が日々激しくなる中、多くの国が自国の潜水艦を保有又は保有を計画するなど、 状況は大きく変わってきている。
 オーストラリアでは原子力潜水艦の保有について活発な議論が展開されており、日本は8隻の潜水艦を増加させた。  また、韓国インドネシアに潜水艦を売却しようとしている。 さらに、その他の国家も潜水艦をすでに保有又は保 有を計画しているという。
2012.01 International Defence Review Australia apporoves ASMD <1203-010004>
 ASMD 改修を行った豪海軍の ANZAC級フリゲート艦 Perth が、今年初めに試験に成功 したことから、豪政府が同級8隻に施される改修を承認した。
2011.12.07 Jane's Defence Weekly Anzac frigates to get missile defence upgrade <1201-120714>
 豪海軍は Anzac級フリゲート艦7隻対ミサイル性能向上のための改修を BAE Systems社に 発注していて、6月には一番艦である Perth が洋上試験に合格している。
 この改修では CEA社製 CEAFAR E/F-band レーダ CEAMOUNT I/J-band レーダが搭載され、ESSM のため目標照射が行われる。
2011.12 Jane's Missiles & Rockets Upgrades enhance anti-missile capabilities of ANZAC-class frigate <1201-120002>
 最近、洋上試験に成功した豪海軍 ANZAC 級フリゲート艦ASMD 強化改良では、CEAFAR E/F-band 捜索レーダと CEAMOUNT I/J-band 射統レーダに加えて、Northrop Grumman社製 Mk 49 艦船航法装置が使用さ れている。/td>
2011.09 International Defence Review Australia FFG demonstrates SM-2 capability in mid-course guidance mode <1111-090004>
 豪海軍のフリゲート艦 Sydney が6月下旬、SM-2 Block ⅢA の発射試験に成功した。 SM-2 は今まで装備して いた SM-1 Block Ⅵ に代わって装備される。
2011.08 Jane's Missiles & Rockets Australian Navy's Perth fires Evolved SeaSparrow <1110-080016>
 2004年に豪海軍が開始した ASMD 改良を施した ANZAC級フリゲートの PerthESSM の射撃に成功 した。 ASMD 計画では CEA社製の CEAFARCEAMOUNT レーダ及び Sagem社製 Vampir IRST 2基が装備された。
2011.07.04 Aviation Week & ST Heading west <1108-070410>
 オーストラリアは人口や軍事産業は南東部に集中しているため、空軍や海軍の主力を南東部に集中してきたが、インド洋や南シナ海での緊張 の高まりから、6月22日に基地の再配置計画を策定した。
 それによると、現在2隻が建造されている Canberra級強襲揚陸艦は、西オーストラリアに配備される。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Australia launches ESSM with homegrown radar <1109-061508>
 対艦ミサイル防護 (ASMD) のための改修を終えた豪海軍の Anzac級フリゲート艦が5月8日、 ESSM の発射試験を行い、Phoenix 標的機を撃墜した。
 ASMD 改修後の Anzac級には捕捉追随用の CEAFAR レーダと、イルミネーション用の CEAMOUNT レーダが装備された。
【 CEAFAR/CEAMOUT 関連記事:0901-120033 (IDR 2008.12)】
2011.06.01 Jane's Defence Weekly Australian AWDs facing year delay <1109-060112>
 スペインの多用途フリゲート艦 F-100 を元に3隻建造する豪海軍の防空駆逐艦 (AWD) の 建造は、西、豪の作業分担の見直しを行ったものの、完成は当初計画の2014年12月から1年遅れて2015年12月になると、豪政府が5月26日に発表 した。
 これに伴い二番艦の完成は2017年1/四半期、三番艦は2018年中頃になる。
2010.02 Jane's Missiles & Rockets Australian frigate fires first medium-range SM-2 <1003-020015>
 豪海軍Adelaide級フリゲート艦全4隻の SM-1 Block Ⅳ を SM-2 Block ⅢA に換装する 作業を進めているが、一番艦となる Melbourne が12月5日に SM-2 の発射試験に成功した。
 改装では Mk 92 Mod 12 も改良され、新たに SM-2 に対応した5kWの固体発振 CW イルミネータが取り付けられた。
2010.01.27 Jane's Defence Weekly UK, Australia begin talks on future shipa <1003-012702>
 英国とオーストラリアが、次期フリゲート艦と補助艦の計画を共同で進める話し合いを行っ ている。 英海軍は Type 22 Batch 3 及び Type 23 フリゲート艦の更新を2020年に開始する計画で、豪海軍も8隻保有する ANZAC級フリゲート艦を2020年以降に新型艦に 更新することを国防白書で明らかにしている。
 英国はこの計画への参加を、ANZAC級フリゲート艦を保有するニュージーランドにも働きかけている。
2010.01.13 Jane's Defence Weekly Obstacle course <1003-0113807>
= 豪海軍の海軍増強計画に関する7頁にわたる特集記事 =
 オーストラリアが2030年を目標に、30年かけて海軍力の大幅増強を計画している。
・Collins級潜水艦6隻 → より大型の潜水艦12隻
・Anzac級フリゲート艦8隻 → より大型艦8隻
・AWD 駆逐艦3隻 → 4隻
・その他大型揚陸艦やヘリの増強など
2009.12.23 Jane's Defence Weekly Australian frigate fires first SM-2 missile <1002-122303>
 $1Bかけて SM-1 を SM-2 Block ⅢA に換装している4隻の豪海軍 Adelaide級フリゲート艦の一番艦である Melbourne が、12月15日に SM-2 の発射試験に成功した。 2010年には最大射程である80nmの試験を行う計画である。
 豪海軍の Adelaide級は世界中で60隻以上就役している米海軍の Oliver Hazard Perry級であるが、この改造により同 級で最強の4隻になった。
2009.05.13 Jane's Defence Weekly Australia reveals 20-year defence White Paper <0906-051301>
 オーストラリアが5月2日、向こう20年間の武器調達を$5.1Bとした国防白書を公表した。 この白書では 国防費を毎年、FY17~FY18までに3%、FY17~FY18以降FY30まで2.2%増額するとしている。
国防白書全文 (pdf)
 計画では JSF 100機の調達を明記すると共に、潜水艦を12隻に倍増し、Anzac級に代わる対潜フリゲ ート艦8隻を建造するとしている。 また AWD 駆逐艦の装備を強化し、8機の洋上哨戒機 7機の HALE UAVE を整備するとしている。
2009.05.11 Aviation Week & ST Facing the music <0906-051109>
 2030年をまでの国防方針を示したオーストラリアの新国防白書では海軍の大幅増強戦闘機部隊の刷 新が挙げられている。 また対地ミサイルや海軍を中心とした戦略打撃戦力の増強も歌われている。 このため 国防費は2018年まで年3%、その後2030年まで年2.2%の率で増額される。
 海軍では建造中の3隻の駆逐艦に SM-6 を装備するほか、6隻保有する Collins級潜水艦の後継として4,000t級潜水艦 を12隻装備する。 更に現有哨戒艇の後継として2,000t級の哨戒艦20隻を装備し、主として対潜任務に当たらせる。
 空軍では F-35 100機を装備すると共に、P-3C の後継として大型 UAV 7機P-8 8機を装備す る。
【註】
 オーストラリアの国防白書 'Defending Australia in thr Asian Pacific Century: Force 2030' は5月2日に発簡された。
国防白書全文 (pdf)
2009.05 Jane's Missiles & Rockets Lockheed Martin prepares first Australian Aegis for testing <0907-050025>
 豪海軍 AWD 駆逐艦の一番艦となる Hobart に搭載される SPY-1D(V) のアンテナ 四面が、Loclheed Martin社の Aegis 製品試験場に搬入された。 この施設は艦の上部構造物を模擬しており、AWS 全体を連接した試験を行 う。 AWS としての試験は5月に開始され11月まで行われる。
 豪海軍は AWD 3隻の建造を決めており、4隻目のオプションもされている。
2009.04.29 Yahoo 産経新聞記事

「豪州、戦後最大の軍備増強を計画 『対中警戒』鮮明」

<0905-042901>
 オーストラリアのラッド政権が空母を含む中国海軍の増強に対抗するため、第二次大戦後最大となる 軍備増強を計画しており、近く発表される国防白書では今後20年間に潜水艦隊を倍増し、F-35 を100機導入するなど装備の大幅な刷新と増 強の必要性を表明する。
 白書では BMD システムを搭載した7,000t級の駆逐艦8隻と1,500t級の哨戒艦を2020年までに装備し、さらに旧型の AP-3 に代えて P-8 を少 なくとも8機を装備する。
2009.04.01 Jane's Defence Weekly RAN frigate experiences missile hitch <0905-040108>
 豪海軍Adelede級フリゲート艦の Melbourne は、AUD1.5Bと長期間をかけて大規模な改修 を行ったが、2月に行われた SM-1 と ESSM の実射で5発中4発が不成功に終わった。 システムの ソフトに問題がある模様である。
 4隻ある Adelede級フリゲート艦は、今年後半に SM-1 を SM-2 Block ⅢA に換装する計画になっている。
2009.01 Jane's Missiles & Rockets Upgraded Australian navy frigates ready for sea trials <0903-010020>
 Mk 41 VLS を搭載して、それまで装備していた SM-1 を SM-2 Block ⅢA に換装する改造 を行っていた豪海軍の Adelaide級フリゲート艦2隻が引き渡され、2009年中頃の就役に向け洋上試験に入る。 SM-2 の IOC は2009年末に予定されている。
 四番艦となる最終艦の引き渡しは2009年12月に行われる。
2008.10.01 Jane's Defence Weekly Australia seeks to expand option for fourth AWD <0811-100108>
 豪国防省が4隻目の AWD 建造を検討している模様で、結論は今年末に発簡される国防白書で明らかになる。 ただ し公開版国防白書の発簡は2009年3月になる。
 オーストラリアは AWD 3隻の建造を$6.7Bで契約しており、一番艦は2014年12月、三番艦は2017年6月に引き渡される。
2008.10 International Defence Review Ultra named as proferred bidder to supply sonars for Australia's AWDs <0811-100028>
 豪海軍の対空駆逐艦 AWD のソナー装置を Ultra Electronics社が受注した。
 AWD は Navantia社の F-100 を原型にして Aegis 駆逐艦で、2014~2017年に3隻が建造される。
2008.01.09 Jane's Defence Weekly New Australian government moves on replacement of Collins class <0802-010906>
 11月24日に誕生したオーストラリアの労働党政権が、発足後わずか3週間で、1996年に就役した3,350tの Collins 級潜水艦を換装する検討を開 始した。 検討対象には原子力潜水艦も含まれている。 新型潜水艦の建造はオーストラリア国内で行うものの、欧州の最新設計を採用するとい う。
 これとは別に F/A-18F を24機購入する計画について抜本的な再検討を行っている。
2007.12 Jane's Missile & Rockets HMAS Melbourne gets ready for ESSM upgrade <0802-120020>
 オーストラリアが FFG UP(FFG Upgrade Project) 計画で改修を進めていたフリゲート艦 Melbourne に Provisional Acceptance Certificate を発簡した。 FFG UP は Adelade 級 FFG の能力向上と艦齢延長を目指すもので、Melbourne次の段階で ESSM を装備 する。 Adelade 級 FFG への ESSM 搭載は、既に Sydney で検証されている。
Sydney の ESSM 試験関連記事:0722-110014 (IDR 2007.11)】
 Adelade 級最終艦となる Newcastle の改修工事も10月に開始されており、Darwin を含む全艦が2009年までに再就役する。
2007.11 International Defence Review Upgraded RAN frigates scores ESSM firsts <0722-110014>
 豪海軍の Adelaide 級フリゲート Sydney RIM-162 ESSM 初めての射撃 を実施した。 Sydney FFGUP (FFG Upgrade Project) 計画の一環として 8セル Mk 41 1基 を前部甲板に装備し、最大32発の ESSM を搭載できるようになった。 ESSM は Mk 92 Mod 12 FCS で Baseline Build 2 戦闘ソフトで管制された。
2007.11 International Defence Review Australia moves on AWD <0722-110005>
 豪海軍 AWD (Air Warfare Destroyer) の最終契約が10月4日に行われた。 Hobart 級駆逐艦3隻は Navantia社(註:スペイン)で設計され、オーストラリアの ASC 造船所で建造される。
2007.08.15 Jane's Defence Weekly Australian AWD contract includes a fourth ship <0718-081511>
 豪海軍の AWD (Air-warfare Destroyer) は2ヶ月前に、8,700t Flight Ⅱ Arleign Burke 級に打ち勝って、 5,900tの F-100 級が選定されたが、豪国防省は8月8日に、契約には四番艦もオプションされていると発表した。
 AWD は2014年末に一番艦 Hobart、2016年に二番艦 Sydney、2017年に三番艦 Brisbane が就役する。
2007.08 International Defence Review Australia selects Spanish warship options <0718-080002>
 オーストラリアは AWD と LHD の二大艦船計画に、いずれもスペイン艦を選定し た。 AWD には5,900tF-100 Alvaro de Bazan 級が、8,100tの Arleigh Burke Flight Ⅱ 派生型を抑えて採用された。 Arleigh Burke 改型が極めて斬新であるのに対し F-100 型は既に就役し ている実績がある。
 F-100 型は Baseline 7.1 AN/SPY-1D(V)48セルの Mk 41 VLS、 Mk 45 Mod 2 4.5吋砲、RGM-84L Harpoon 及び SM-2 を装備しており、既に四 番艦がミサイル発射試験を終わっていて、6月29日に五番艦も起工している。 一番艦である Alvaro de Bazan は今年初めに訪 豪している。
2007.06.27 Jane's Defence Weekly Australia selects Spanish AWD and LFD designs <0714-062706>
 オーストラリアが次世代駆逐艦 AWD (Air Warfare Destroyer) と2隻の LHD スペインの設計を採用する決定を行った。 AWD は米海軍の Arleigh Burke 級 Flight ⅡA の8,700t型を破っ て、Navantia社製の F-100 5,900tフリゲート艦が採用され、LHD には23,000tの豪海軍型 Mistral LHD を破 って Navantia社製の27,000t型が採用になった。
 AWD は SPY-1D(V) を搭載し、SM-2ESSM2基の Hapoon 四連装 発射機、2基の CIWS 及び Mk 45 Mod 2 5吋砲を装備する。 AWS は F-100 より VLS のセル数が48から64に、搭載ヘリ数が1機から2機に増える。
(関連記事 IDR 2006.10)
【註:】
 AWD は一旦、Arleigh Burke 級を改造した8,100t級にほぼ決まっていた。
 しかしながら、スペイン Navantia社案も、Arleigh Burke 派生型のコストが高すぎた場合のオプションとして留保されていた。
2007.06.25 Defense News Navantia wins Australian Destroyer,LHD contracts <0715-062501>
 オーストラリア海軍は AWS (Air Warfare Destroyer) 3隻と強襲上陸艦 LHD 2隻の 建造を総額$9.3Bでスペインの Navantia社に発注した。 AWS は米海軍の DDG-51 とスペイン海軍の F-100 が候補に挙がっていたが、 豪州仕様の F-100 が最終的に選定された。 Hobert 級駆逐艦となる AWS には、Lockheed Martin社製 Aegis Air Warfare System を装備する。 納入時期は2014年、2016年、2017年が予定されている。
  LHD はスペイン海軍の、全長230mで27,000tの Buque de Projection Estrategia の豪州仕様で、2012年と 2014年に納入される。
2007.05.02 Jane's Defence Weekly Details emerge of Australia's Arleigh Burke <0711-050206>
 豪海軍が建造する AWD (Air Warfare Destroyer) の詳細が公表された。 それによると原型となった DDG-51 Flight ⅡA と50%が共通設計になっている。
 全長は DDG-51 Flight ⅡA より6m短い137mで、排水量は500t軽い8,700tになって いる。 推進方式が CODAG (Combined Diesel and Gasturbin) に変えられるため最大速力は31ktから20ktに落 ちることになるが、Flight ⅡA が20ktで4,400nm航続できるのに対し、18ktで5,600nm航行できるようになる。
 上部構造は SPY-1D(V) の捕捉距離を延伸すると共に、艦尾方向の捕捉性能を向上 させるため2.8m高くなっている。
(関連記事 IDR 2006.10)
2007.02.28 Jane's Defence Weekly Australia set to weigh up ship purchases by July <0707-022806>
 豪海軍は AWD (Aie Warfare Destroyer) 及び LHD (Landing Helicopter Dock) の業者選定を7月7日に控え、各社から最終提案を受領している。
 AWD には DDG-51 Arkeigh Burke 発展型と、スペイン海軍 F-100 フリゲート艦の 豪海軍型の、共に Aegis SPY-1D を装備する機種が競っている。
 LHD には21,000tの Mistral 級と、27,000tの BPE 改良型が提案されており、BPE の左舷側には STOVL F-35 JSF の運用が可能なスキージャンプ台がもうけられている。
2009.10 International Defence Review Australia outlines the shape of things to come for next-genaration destroyer fleet <0620-100003>
 豪海軍の Evolved AWD (Air Warfare Destroyer) の詳細が公表された。 米海軍の Arleigh Burke 級駆逐艦を元にした船体は、全長 148m、満載時排水量8,100tで、230が乗り組み最大速力28kt以上の性能を持つ。
 主要兵装は AWS (Aegis Weapon System) 7.1Mk 41 VLS 64セル、AGM-84 Harpoon 4発、Mk 45 Mod 4 127mm62口径砲である。 3隻建造される一番艦は2013年就役を予定されている。
 尚、スペイン Navantia社 F-100 フリゲート艦を元にした全長146m、排水量6,000tの案も、Arleigh Burke 派生型のコストが高すぎた 場合のオプションとして留保される。
【註:】
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┃     ┃こんごう型┃ あたご型 ┃  AWD  ┃ DDG-51 ┃
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┃基準排水量┃ 7,250t ┃ 7,700t ┃ --- ┃ --- ┃
┃満載排水量┃ 9,485t ┃ 10,000t ┃ 8,100t ┃ 8,300t ┃
┃全   長┃  161m ┃  165m ┃  148m ┃  142m ┃
┃速   力┃  30kt ┃  30kt ┃  28kt ┃  31kt ┃
┃Mk 41 セル┃ 29 + 61 ┃ 64 + 32 ┃  64  ┃  90  ┃
┃主   砲┃ 54/127mm ┃ 62/127mm ┃ 62/127mm ┃ 54/127mm ┃
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2006.02.08 Jane's Defence Weekly Rival teams line up for RAN amphibious ships <0605-020808>
 豪海軍が2隻建造を予定している LHD に三社が受注を競っている。 新 LHD は1,000名の兵員と M1A1 Abrams MBT を含む150両の車両を搭載し、6箇所のヘリ降着スポットを持つ水陸両用戦艦で、2012年の就役が予定され ている。
 豪国防省は現在仏海軍艦を元にした21,000t型と、西海軍艦を元にした27,000t型の 二種類を検討している。
2006.01.25 Jane's Defence Weekly Offshore interests <0604-012507>
= 近年海外進出を始めだした豪国軍に関する6頁にわたる特集記事 =
AWD 駆逐艦
 3隻建造される7,000~8,000t級 AWD の主任務は水陸両用部隊の対空掩護で、Arleigh Burke 型になるかスペインの F-100 対空フリゲ ートの豪州版になるかの決定は2006年中に行われる。
(AWD に関する記事 JDW 2005.08.24)
ANZAC 級フリゲート
 ANZAC 級フリゲートは対 ASCM 能力強化のため CEA-FAR 及び CEA-MOUNT レーダを搭載する改修が行われる。
(CEA-FAR/-MOUNT に関する記事 IDR 2005.12)
FFG
 FFG の能力向上のため初号艦 Sydney が改造され、SM-1 を SM-2 Block Ⅲ に換装する。 また ESSM の 4-pach 発射機も搭載 される。
(FFG 改造に関する記事 JDW 2005.09.21)
2005.12.14 Jane's Defence Weekly Australia approves Aegis purchase <0601-121404>
 オーストラリアのヒル国防相が12月9日に、豪政府が3基の AWS (Aegis Weapon System) を$749.6Mで購入する ことを承認したと発表した。 この FMS 契約に関する米国議会の報告は2005年に行われている。
 豪海軍は AWS を装備する3隻の AWD (Air Warfare Destroyer) を建造し、2013年に一番艦 を就役させる計画である。
2005.09.21 Jane's Defence Weekly Sea trials for Australian FFG clear to start <0519-092107>
 豪海軍の Adelaide級 FFG の前部に Mk 41 VLS を搭載し SM-3 Block Ⅲ を発射す る改造は、艦の安定性に問題を指摘され、更に5月に初号艦となった Sydney の溶接に亀裂が発見されたため、洋上試験が遅れて いたが、今年中頃にメーカによる試験が開始され、10月には海軍による洋上試験が開始される運びになった。
2005.09.21 Jane's Defence Weekly Phased array radar chosen for ANZAC upgrade <0519-092103>
 9月9日に豪国防省が、ANZAC級フリゲート艦の ASMD (Anti-Ship Missile Defence) 能力向上計画に、オース トラリアが国内開発した CEA社製 CEA-FAR E/F-band 捜索レーダと CEA-MOUNT I/J-band イルミネータを採用したと発表した。 豪海軍は保有する同級8隻の改造を2009年までに完了する。
 Project SEA 1448 Phase 2B では、現在装備している Sea Giraffe レーダと梯子状マストを撤去して新たにエンクローズ型マストを 設置し、そこに6面の CEA-FAR 4面の CEA-MOUNT を設置する。 CEA-MOUNT は 同時10目標以上の射統チャネルを有する。
(関連記事 IDR 2005.09)
2005.09.19 Aviation Week & ST Cruise missile spotting <0519-091901>
 オーストラリア海軍は$539.6Mを投じ、Anzac 級フリゲート艦の対艦巡航ミサイル対処能力強化のためレーダの改善 を行っている。
 改善されるのは IRST 及び新型の指揮統制システムと接続された捜索追随レーダと、照射レーダアクティブフェーズドアレイの二種類 で、沿岸海域作戦での巡航ミサイル防護力が大幅に向上する。
(関連記事 JDW 2005.07.13)
2005.08.24 Jane's Defence Weekly Canberra award design role for Air Warfare Destroyer <0518-082404>
 米、独、西の各国が受注合戦を繰り広げていた豪海軍の AWD (Air Warfare Destroyer) は、米国方式を提案 していた Gibbs & Cox社に決まり、DDG-51 Arleigh Burke 級を小型化した船体になることになった。
 AWD は3隻建造予定の対空駆逐艦で、満載時排水量7,000~8,000tの船体に SPY-1D を用いた Aegis Weapon System と SM-2 Block Ⅲ を装備し、2013年に就役する予定になっている。