空陸両用機に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.06.02 Jane's Defence Weekly USSOCOM touts amphibious MC-130 <2108-060206>
 米特殊作戦軍 (
USSOCOM) が5月19日に企業説明会で、水陸両用型MC-130 (MAC) の開発を検討していることを明らかにした。
 MACは水陸における離着陸および離着水が可能な期待で、用途はインド太平洋地域での作戦に特化したもので、開発は2022~2025年頃が検討されている。
【註】
 イラストではMC-130が2本の大型フロートを装着しているが、離着陸も可能とのことから、着陸時にはこのフロートを上げるのではないか思われる。
2020.04.17 Breaking Defense Roper sees Air Force 'Flying Cars' in production by 2023 <2005-041704>
 米空軍の調達責任者であるローパー氏が、空軍向け電気推進型VTOL機eVTOLの生産が3年以内に開始されるだろうと述べた。
 空軍はまず2~3名を輸送する小型eVTOLを目指している。
【註】
 記事にあるUber社製Flying Carは空地両用車ではないことから、空軍の言う'Flying Cars'とは空地両用車ではない様である。
Uber社の Flying Car 動画
2020.03.04 Jane's Defence Weekly USAF could procure and field Agility Prime eVTOL systems within three years <5-030403>
 米空軍が2月25日に、3年後の配備を目指して電動VTOL (
eVTOL) 機であるAgility Prime計画を正式に開始した。
【関連記事:2003-022603 (DN 2020.02.26)】
2020.02.26 Defense News US Air Force starts effort to buy a 'flying car' <2003-022603>
 米空軍が公式にFlying Car計画を開始した。 2月25日に打ち出したAgility Prime計画は民間が先行している電動VTOL (eVTOL) を戦闘地域での人員や物資の輸送に活用というものである。
 空軍は3~8名の兵員を100mph以上の速度で100哩以上輸送でき1時間以上使用できることを求めており、FY23までに少数機で
IOCを目指している。 このため企業には2020年12月17日までに実証飛行を行うことを求めている。
2018.09.28 ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン発明家の「空飛ぶスポーツカー」、初の公開飛行を披露 <1810-092802>
 フィリピンの発明家が、空飛ぶスポーツカーと称する一人乗りマルチコプタVTOL機の飛行を初公開し、10分超のフライトとホバリングを行った。 このマルチコプタVTOL機は6個のリチウムイオン電池16基の回転翼を駆動しており、1~2個が故障しても飛行を続けることができるという。 最大100kgまで積載可能で6mまで上昇でき、最大飛行速度は60km/hに達する。
 この動画がSNSに拡散したのを受け、オーストラリアのStar8社がパートナに名乗りを挙げている。
2015.07.20 Aviation Week & ST Fly, drive or both? <1509-072007>
= 空陸両用航空機に関する記事 =
 陸上走行可能な航空機が2017年までに続々誕生する。
Transition
 4輪、4人乗り、空中100mph、路上65mph、2012年3月に初飛行
AeroMobil 3.0
 スロバキア、2014年10月初飛行、空中 124mph、路上99mph
PAL-V
 オランダ、3輪縦列2人乗り
Switchblade
 韓国 (Samson)、3輪、並列2人乗り、
Carplane
 路上性能を重視した双胴、最大離陸重量750kg
2014.04.21 Aviation Week & ST Transformer 'Flying Jeep' makes first flights <1406-042101>
 AT社が米陸軍と海兵隊から発注を受け開発してきた Flying Jeep と呼ばれる、貨物輸送、負傷者救出用の空陸両用 VTOL機 Black Knight Transformer が3月に初飛行した。
 Black Knight Transformer は全備重量4,400-lbで、固定ピッチ2枚羽根プロペラ8機で離着陸及び推進飛行し、路上走行も可能である。 試験飛行で は10ft以下の高度を安定して飛行した。
2014.02.24 Aviation Week & ST Flying boxcar <1404-022404>
 軍用の空地両用車として AT社が Black Knight Transformer を開発している。  Black Knight は固定ピッチで無関節 ロータを8基持ち、全長25ft、全幅8ftであるが、ロータを展開すると31ft長、19ft幅になり、全備重量4,000-lbで、500-lbを 搭載して30分飛行できる。
 空地両用の実用型1,000-lbの搭載能力を持ち、90ktで2.5時間、又は130ktで250nm飛行できるが、貨物 専用の実用型では1,600-lbを搭載して2.9時間、285nmを飛行できる。
2014.02.24 Aviation Week & ST Duct work <1404-022403>
 Flying Jeep とも呼ばれていた米
DARPATransformer 計画は2012年に Lokheed Martin /Piasacki グループが AAI社を破って受注したが、2013年初めに DARPA は計画の見直しを行い、空地両用車の開発を停止させた。
 その結果 Transformer に代わって登場したのが ARES 計画である。 ARES はモジュラ方式の VTOL UAV で、貨物搭載 用ポッドまたは車両を吊り下げることができるチルト式ダクテッドファン2基を持つ無人機になり、海兵隊がアフガンで使用した K-Max の後継に位置づけられる。
 Lokheed Martin/Piasacki グループは1月に Phase 3 を開始しており、2015年中頃に初飛行が計画されている。