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2025.04.13 06:14 |
乗りもの ニュース(Yahoo) |
本当かよ!? 空自F-2後継の新戦闘機計画「GCAP」にオーストラリアも参加←現地の専門家に聞いてみた |
<2505-041303>
2025年現在、日本は航空自衛隊が装備しているF-2の後継として、第六世代戦闘機開発計画GCAPを進めている。
この計画は、開発リスクと膨大な費用を分散するため、日本にとっては初めてとなる欧州諸国(英、伊)との多国間共同開発プロジェクトとして進められているが、今回その共同開発プロジェクトに興味を示す国として、オーストラリアの名前が挙がり、話題となっている。
英ニュースメディアのFlight Globalによれば、3月末にオーストラリアのアバロン空港で開催されたアバロン航空展において、豪空軍の高官がGCAPに関する情報説明を受けたと報じた。 この報道により豪空軍が本計画に関心を持ち、将来参加する可能性があることが示唆されたため、日本国内でもSNSなどで話題となった。
しかし、アバロン航空展の現地でGCAPは決して目立つ存在ではなかった。 関連展示は、計画に参加しているBAE Systems社がブースで模型を展示していた程度で、その模型には英空軍の記章が入れられ、展示内容や名称も英国が単独で開発していたTempestが使われており、新たなパートナー獲得を目的とした営業活動というよりは、自社の開発実績をアピールする展示だったといえる。
この件について、豪軍事系ニュースメディアAustralian Defence Magazine(ADM)の編集者ピトウェイ氏が、現地で自国空軍およびBAE Systemsの関係者に取材していたことから、筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)は内情について詳しく聞いてた。 |
2025.04.11 05:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
日サウジ防衛相会談 4月下旬に開催へ 次期戦闘機について協議か |
<2505-041107>
複数の政府関係者が11日、サウジアラビアのハリド国防相が4月下旬に中谷防衛相と東京で会談する方向で日サウジ両政府が調整していることを明らかにした。 サウジが参画意欲を示す日英伊3ヵ国で共同開発中の次期戦闘機計画GCAPについて協議するとみられる。
大阪・関西万博への訪問のために来日予定のハリド国防相は、これに合わせ日・サウジ両政府は4月22日を軸に東京で両国の防衛相会談を行う方向で調整している。 5月にローマで予定される日英伊防衛相会談を前に、GCAPへのサウジの参画をめぐって意見交換するとみられる。
英・伊はサウジの資金力への期待感が強いとされ、メローニ伊首相は1月にサウジの参画への支持を表明した一方、日本は「サウジを参加させたら交渉に時間がかかり、これまでの計画が崩れてしまう」(防衛省幹部)と慎重な姿勢をとっている。
外務省幹部は「日英伊の作業が進んでいない段階で、協力相手を増やすのはまだ先の話」と説明するが、「資金力のあるサウジをむげに扱うことはできない」(官邸幹部)との見方もある。 |
2025.04.01 13:40 |
産経新聞 (Yahoo) |
日英伊共同開発の次期戦闘機にインドも参画意欲 日本は受け入れに慎重 |
<2505-040109>
複数の日印外交筋が1日、日、英、伊による次期戦闘機の共同開発に、インドが参画の意欲を示していることを明らかにした。
インドから日本政府に参画の可能性を探る打診があったが、インドは伝統的にロシアとの関係が深く、技術流出の恐れなどがあるとして日本政府は受け入れに慎重な考えである。 中谷防衛相は今春の大型連休でインドを訪れる方向で調整しており、インド政府高官との会談で次期戦闘機の共同開発も話題に出る可能性がある。
日英伊は、2022年12月にグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」と呼ばれる次期戦闘機の共同開発で合意し、開発計画は2035年までの配備開始を目指している。
次期戦闘機の共同開発・生産には巨額の費用がかかり、インドが参画すれば市場が広がり、日英伊の負担軽減につながるが、参画国が増えれば機体配備の遅れや、機密情報の共有に関する懸念が生じる可能性が高まる。
インドは長年ロシア製兵器を多数導入してきたが、近年は自律性を高めるため、兵器の国産化に取り組んでいる。 このためインドとしては次期戦闘機の共同開発に参画することで、最新の軍事技術を習得する狙いもありそうである。
インドの参画が実現した場合、日印の防衛協力が深まり、共通の脅威となっている中国への抑止力向上につながりうる一面もある一方、日本政府内では「技術を抜き取られるだけではないか」(防衛省幹部)と警戒する声も根強い。
日英伊による次期戦闘機の共同開発を巡っては、サウジアラビアが資金提供し、参画する方向で調整が進んでいるが、ロシアや中国のサイバー攻撃による機密情報漏洩などが課題で、対策に不安もあるサウジは日英伊と対等な形での参画にはならない見通しである。 |
2025.02.09 11:42 |
乗りもの ニュース(Yahoo) |
日英伊の次期戦闘機「“8か国”共同開発」の可能性も!? 「統合しようよ」「仲間に入れて」 足並み揃わぬ欧州 |
<2503-020907>
Reuters通信が1月15日、Airbus社のフォーリCEOの言葉として、日・英・伊3ヵ国による新戦闘機開発計画のGCAPと、独・仏・西3ヵ国による開発計画のFCASが、2~3年以内に何らかの形で統合される可能性があると報じ
た。
GCAPは航空自衛隊が装備しているF-2と、英伊空軍が運用しているEurofighter Typhoonの後継機を共同開発する計画で、FCASは仏航空宇宙軍が装備しているDassault Rafaleと、独空軍と西航空宇宙軍が装備しているEurofighterの後継機を共同開発する計画である。
GCAPは日本がF-2の退役を開始する2035年の就役を望んでいることもあって、2024年12月に計画を管理する国際機関GIGOを創設し、今後は新戦闘機の設計、開発、納入などを行う3ヵ国の合弁企業を設立してGIGOと契約し、本格的な開発に着手していくことになる。
一方のFCASは2040年ごろの就役を目指して計画を進めているが、フランスとドイツの主導権争いから2022年には長期に渡り開発が中断している。
実のところヨーロッパには、2つの新戦闘機開発計画がヨーロッパ内にあるのは無駄だという声が根強く存在しており、イギリスがイタリア、スウェーデンと協力して有人戦闘機Tempestの開発を進めようとしていた時期から、ヨーロッパの政府・企業の要人や軍首脳などからTempestとFCASの統合を望む声が多く上がっていた。
ただ、英国が日本、イタリアと共同でGCAP計画を進める方針に転換してからは、完全な統合を求める声はあまり聞かれなくなっていた。 |
【註】
GCAPには日英伊の他にサウジアラビアが参画を希望しており、FCASには独仏西と共にスウェーデンも関心を示しており、全てがGCAP計画に参加すれば8ヵ国になる。
一方、F-22の後継となる第六世代戦闘機NGADを計画している米空軍では、計画が大幅に遅延して開発担当企業を選定するためのRfPもまだ発簡されていない状態で、その上トランプ政権(実質イーロン・マスク氏)は有人戦闘機不要論を叫んでいる状態なので、米国もGCAPに乗らなければならない状態になりつつある。 |
2025.01.15 20:46 |
共同通信 (Yahoo) |
自衛隊が英空母打撃群を防護へ 中谷防衛相、戦闘機開発で連携 |
<2502-011513>
中谷防衛相が15日にヒーリー英国防相とロンドンで会談し、イタリアを含めた3ヵ国で共同開発する次期戦闘機を巡り、2035年の配備開始を目標とする計画の推進へ連携を確認した。
中谷防衛相は会談後、英国が年内にインド太平洋地域に派遣を予定する空母打撃群について、自衛隊が艦艇などを守る「武器等防護」の適用を検討する考えを記者団に示した。
日本は2024年7月に、安全保障関連法に基づく武器等防護の英軍への適用を確認した。 空母打撃群への防護が実施されれば英国への初適用になる見通しで、米国、オーストラリアに続いて3ヵ国目となる。
両相は会談で、自衛隊と英軍による共同訓練など安保分野での協力強化で一致し、米英豪の安保枠組みAUKUSが「第二の柱」と位置付ける先進能力分野での連携に関し、装備技術の具体的な協力について引き続き議論すると確認した。
次期戦闘機に関し、開発の司令塔機能を担う国際機関GIGO と設計などを担当する合弁会社による契約締結を年内に実施する重要性を申し合わせた。 |
2024.12.12 14:00 |
日経新聞 |
日英伊の次期戦闘機、3カ国が均等出資へ 年内にも合弁 |
<2501-121210>
日、英、伊による次期戦闘機の共同開発に関し、機体の製造などを担う共同企業体(JV)への出資比率が、3ヵ国均等となることが12日わかった。
日本は英伊と等分に出資し、生産や設計にも同等の影響力をもつことができる。 3ヵ国は近くJVの設立で合意する見込みだ。
次期戦闘機の開発計画グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)は2022年12月に発足した。 |
2024.12.06 |
Janes |
‘Loyal Wingman' concepts in Japan, Britain for GCAP support taking shape |
<2501-120621>
次期戦闘機のGCAPと並行して運用するために日本と英国で設計中のCCAは、多機能に開発されていると、同社の広報担当者は述べている。
三菱重工業は、10月に開催された2024年国際航空宇宙展(JA2024)で、2種類のCCA(別名Loyal Wingman)構想を発表した。
GCAP計画のリードシステムインテグレーターであるBAE Syatems社は、同社がACPと呼ぶLoyal Wingman構想の新しいイメージも公開した。 Loyal Wingman計画は、有人戦闘機や攻撃機の飛行に戦闘量を追加する可能性を狙っている。
三菱重工の計画には、戦闘支援用に設計されたミサイルのようなCCAが含まれ、同社はこれをARMDC-20Xに指定した。
CCAの2つ目の構想は、高性能の戦術戦闘UAVで、三菱重工の広報担当者は11月にJanesに、この2番目の概念はまだ正式な指定を受けていないと述べた。
三菱重工によると、ARMDC-20Xの全長は6mでJA2024に出展したコンセプトモデルには、機首下にEOTSのハウジングと、エンジン背側インテークが含まれていた。 また、このモデルには航空自衛隊の6桁のシリアル番号(50-6001)が付いていた。
2つ目の構想は、名前が定まらないもので、長さは10mになると同社は以前述べていた。 Janesは、CCAの両方の概念が主に戦闘用に開発されているだけでなく、ISRの役割も担っていると理解している。 |
2024.11.29 21:30 |
共同通信 (Yahoo) |
サウジ、次期戦闘機開発に参画 日英伊と共同、資金提供へ |
<2412-112922>
英政府関係者への取材で29日、日、英、伊の3ヵ国が進める次期戦闘機の共同開発にサウジアラビアが資金提供して参画する方向で調整が進んでいることが分かった。 英国は見返りに、サウジの防衛分野の産業、技術者育成に協力することを検討している。
関係者によると、サウジは以前から参画に意欲を示してきたが、日英伊と同等の技術力を有しておらず、文化や価値観の面でも違いがあることから慎重に判断するべきだとの意見が出ていた。 サウジ政府に批判的だった記者が2018年に同国当局者に殺害された事件があり、人権状況への懸念も指摘されている。 開発を巡っては、ロシアや中国などのサイバー攻撃による機密情報漏えいも課題となっており、セキュリティー対策に不安もあるサウジは日英伊と対等な形での参画にはならない見通しという。
英国は、米豪との安全保障枠組みAUKUSによる原子力潜水艦開発、積極的なウクライナ支援、自国兵器の大規模更新などで国防費負担が大きくなり、産油国で財力があるサウジの参画に前向きだった。 |
2024.11.09 12:31 |
日経新聞 |
英政府、次期戦闘機開発の計画維持を決定 FT報道 |
<2412-110905>
英Financial Tiems紙が8日、日英伊3ヵ国による次期戦闘機の共同開発について、英政府が計画を従来通り進める方針を決めたと報じた。 同紙が政府関係者の話として伝えたところによると、スターマー首相が議長を務めた5日の会合で、閣僚らが計画を維持することで合意した。 正式な発表は数週間以内に行われる見通しだという。
巨額の開発費が見込まれることから、7月に発足したスターマー新政権が包括的な防衛政策見直しの一環として、是非を検討していたが、一部の英メディアは、7月の総選挙で14年ぶりに政権を奪還した労働党政権による「戦略防衛見直し」で、次期戦闘機の共同開発計画が打ち切られる可能性があると報じていた。 |
2024.09.20 10:36 |
共同通信 (Yahoo) |
戦闘機開発の英国撤退に警鐘 防衛戦略に打撃、信頼失墜と |
<2410-092007>
英国で7月に発足した労働党政権は防衛戦略の見直しを進めているため、イタリアと共同開発する次期戦闘機について、英政権内で開発費への懸念が浮上しているとの見方が出ていることを巡り、英シンクタンクIISSは19日、英国が代替案を示さずに撤退すれば国際社会での信頼の失墜につながるとの分析を発表し、中国を見据えた防衛戦略上の打撃にもなると警鐘を鳴らした。
IISSは中国の空の戦闘能力が著しく向上しており、日本だけではなく英国にも大きな不安要素と指摘し、F-35を購入しても次期戦闘機の穴埋めにはならず、中国とロシアの連携強化に対抗する上でも開発は重要と強調した。 |
2024.07.23 23:00 |
共同通信 (Yahoo) |
自衛隊「武器等防護」英軍に適用 3カ国目「準同盟」安保協力強化 |
<2408-072317>
ロンドンを訪問中の木原防衛相が23日、英国のヒーリー、イタリアのクロセット両国防相と会談し、3ヵ国で進める次期戦闘機の共同開発を推進する方針で一致し、開発管理を担う国際機関GIGOを2024年内に開設し、2035年に予定する初号機の配備へ向けて引き続き連携すると確認した。
木原防衛相は日英伊防衛相会談で、英国の労働党政権発足を踏まえ「次期戦闘機の共同開発を共に成功へと導いていきたい」と呼びかけた。 次期戦闘機を巡っては、英メディアが新政権の防衛政策見直し対象になる可能性を報道した一方、スターマー首相は「開発は重要で、かなり進んでいる」と述べたと報じられていた。
木原、ヒーリー両国防相は個別会談も実施し、自衛隊の「武器等防護」を英軍に適用すると確認した。 武器等防護を適用するのは米国、オーストラリアに続き3ヵ国目になる。
日英伊防衛相会談は2023年12月に東京で開き、GIGOを英国に設立するための条約に署名して以来で、今回の会談では、GIGOへの要員派遣や資金拠出などの準備状況を確認した。 |
2024.07.23 09:12 |
時事通信 (Yahoo) |
英で国際航空ショー開幕 次期戦闘機モデルも展示 |
<2408-072303>
世界最大級の航空機見本市、ファンボロー国際航空展が22日に英南部ハンプシャー州で開幕した。 26日までの会期中に8万人超の来場を見込まれている。
会場では、日本、英国、イタリアが共同開発する次期戦闘機の新たなコンセプトモデルも展示された。
同航空展は、パリ国際航空展と交互に隔年で開催され、米Boeing社、欧州Airbus社といった航空機メーカーや米Lockheed Martin社など防衛関連企業を中心に、今年は1,500社以上が出展し、日本からも過去最多となる14社が参加し、製品や技術を世界に売り込む。 |
2024.07.22 14:31 |
テレ朝 News (Yahoo) |
林長官 日英伊の次期戦闘機開発打ち切りを否定 「重要性なんら変わることがない」 |
<2408-072214>
英政権交代によって日本とイタリアとともにに3ヵ国で進めている次期戦闘機の開発が打ち切られる可能性があるとの一部報道に対し、林官房長官は開発を進める考えを強調した。
英メディアは19日に、スターマー新政権が発足したことに伴う国防政策の見直しで次期戦闘機の開発計画が打ち切られる可能性があると報じていたが、これについて林長官は、岸田首相が12日に米国で初めてスターマー首相と会談した際にも共同開発の協力を進めていくことで一致したことを強調するなど、計画打ち切りの可能性を否定した。 |
2024.07.22 03:01 |
Breaking Defense |
GCAP partners showcase new concept for next-gen fighter jet based on ‘evolved design’ |
<2408-072204>
日、英、伊のGCAPに関与する各社は、従来のデルタ翼形状と比較して翼端長が伸張された、将来の有人戦闘機の新しい設計を発表した。
BAE Systems社は、Leonard社とMHI社と共同で開発したこの設計では、空力特性を改善するために、翼端長を変更した進化した設計を特徴としていると述べている。
BAEは22日の声明で、3社は、将来の戦闘機の設計と開発の協力契約を結んでおり、さまざまな「コンピューターベースのモデリングや仮想現実を含む革新的なデジタルツールと技術」に支えられていると付け加えた。
新しい労働党政権が行う新戦略防衛レビュー (SDR) ではGCAPへの長期的なコミットメントを拒否した後、ここ数日の三国間の取り組みに関わる政治的不確実性とは対照的で、英国は、戦略的優先事項と装備の必要性を評価するレビューの結果を「2025年上半期」までに明らかにすると述べている。 |
2024.07.19 23:18 |
時事通信 (Yahoo) |
次期戦闘機「開発中止も」 英新政権の国防見直しで 報道 |
<2408-071918>
英メディアは19日、日、英、伊が進めている次期戦闘機の共同開発を巡り、スターマー新政権による包括的な国防政策見直しの一環で、開発計画が打ち切られる可能性があると報じた。 多額の開発費が見込まれる上、ウクライナ戦争などの差し迫った脅威に国防予算を振り向けるべきだとの声が政権内で浮上しているという。
Sky Newsによると、ポラード国防担当閣外相は18日にロンドンで開かれた軍事関連イベントで、次期戦闘機の開発計画を「非常に重要なプログラム」としつつ、「国防政策見直しで何が起こるか予断を持つべきではない」と語った。
Times紙は、国防省が最終的な開発費を明示できないため、財務省が計画に懸念を示しているなどと報じる一方で「計画を打ち切れば、日本との関係を50~100年にわたり破壊することになる」とする防衛アナリストのコメントも伝えた。 |
2024.07.19 15:45 |
日経新聞 |
木原防衛相、22日から英国訪問へ 次期戦闘機開発で協議 |
<2408-071910>
木原防衛相が19日の記者会見で、22~26日に英国とスウェーデンを訪問し、英南部ファンボローで開く国際航空展を視察すると発表した。
英国では日英伊防衛相会合を開き、3ヵ国が共同で開発する次期戦闘機について協議する。 木原防衛相は「次期戦闘機の日英伊の協力を確認し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けた強い結束を確認したい」と述べた。
英国やフランスの企業のトップとも面会する予定で、スウェーデンでは日瑞防衛相会談を開く。 |
2024.06.05 14:01 |
日テレ News (Yahoo) |
次期戦闘機の共同開発の管理担う政府間機関設立のための条約承認 |
<2407-060508>
5日の参議院本会議で、日英伊による次期戦闘機共同開発の管理を担う政府間機関 (GIGO) 設立に関する条約の承認案が、賛成多数で議決され承認された。
5日に承認された条約は、企業との契約や輸出管理を担う政府間機関GIGOの設立のためのもので、今年度中に設立され、イギリスに本部が置かれるが、初代トップには日本人が就任する。
2035年に配備する日英伊は共同開発する次期戦闘機をめぐっては、歯止めをもうけた上で、第三国への輸出を認めることが、2024年3月に閣議決定された。 |
2024.06.05 11:06 |
Breaking Defense |
Diehl close to FEANIX drone deal with Germany, says project lead |
<2407-060506>
ドイツのDiehl Defence社が、近くドイツ軍とFEANIX UAVの契約に合意する可能性があることを明らかにした。
Diehl社は5日、新しいLight RC構想FEANIXを発表した。 ドイツ軍の広報担当者はBreaking Defenseに対し、FEANIXに関するDiehl社との協議について肯定も否定もできないとしながらも、「防衛部門における関連開発の可能性について、業界と常に連絡を取り合っており、契約が成立次第、ホームページにてご案内する」とした。
FEANIXの機体はモジュール式に設計されており、センサーから殺傷能力のあるアイテムまで、さまざまな搭載品と統合できると、メーカーは声明で述べている。
同社プロジェクトリーダーのブルッガー氏は、開発計画は2030年代初頭に開始されるが、これまでのところDiehl社は初期設計段階を自己資金で賄っていると述べ、マルチドメインの運用要件に適合するために、空中、陸上、海上発射能力が検討されていることを強調した。 |
2024.03.26 08:52 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
次期戦闘機の第三国輸出、容認する方針を閣議決定…安全保障政策を転換 |
<2404-032604>
政府が26日午前に、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第三国輸出を容認する方針を閣議決定し、国家安全保障会議 (NSC) 9大臣会合で防衛装備移転3原則の運用指針を改正した。
殺傷能力のある完成品の輸出先を原則、共同開発の相手国などに限定してきた日本にとって、安全保障政策の転換となったが、輸出の対象は次期戦闘機に限り、実際の輸出の際には個別案件ごとに閣議決定を行うことも決め、手続きを厳格化した。
輸出先についても、運用指針に「国連憲章の目的と原則に適合する方法で使用を義務付ける国際約束を締結している場合に限る」と明記した。 日本は現在、米英豪や東南アジアの国々など15ヵ国と締結している。 「武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国」も除外した。 |
2024.03.04 |
Janes |
GCAP partners progress concept design |
<2404-030416>
日英伊3ヵ国は、第6世代グローバル戦闘機計画 (GCAP) の予備設計について協議しており、計画全体の責任分担に関する協議が3月に開始される予定である。
日本のATLA報道官は2月29日にJabesに対し、3ヵ国は「概念設計と予備設計を進めており、その中で戦闘機の構図に関する協議が行われていると述べた。
3月1日の木原防衛相の声明によると、プログラムパートナー間の責任分担に関する議論も3月後半に開始される予定である。
しかし、日本は武器輸出をめぐって行き詰まっており、GCAP航空機の海外への販売が制限される可能性がある。 木原防衛相によると、日本政府はワークシェアの決定が始まる前に、この問題を解決しようとしているという。 |
2024.01.26 18:10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
日英との戦闘機計画、初期段階終了後に他国へ開放も=伊国防相 |
<2402-012611>
クロセット伊国防相がCorriere della Sera紙に26日に掲載された対談記事で、日英と進める次期戦闘機開発計画について、初期段階終了後に他国に門戸を開く可能性があると述べた。
サウジアラビアとUAEの関心についての質問には直接答えず、多くの国が参入に関心を持っていると述べるにとどめた。 |
2023.12.14 12:40 |
共同通信 (Yahoo) |
次期戦闘機共同開発へ国際機関 日英伊防衛相が条約署名 |
<2401-121407>
日英伊3ヵ国国防相が14日、次期戦闘機の共同開発に向け、企業側との契約などを担う国際機関を設立する条約に署名し、2035年度までの開発完了と配備開始を目指し連携を確認した。
機体設計は三菱重工業と英国のBAE Systems社、イタリアのLeonard社でつくる共同企業体(JV)が担当する。 |
2023.12.13 15:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
次期戦闘機開発、日英伊が数百人の政府職員派遣で最終調整…国際機関「GIGO」設立で合意へ |
<2401-121313>
日英伊3ヵ国が14日に東京都内で国防相会談を開き、次期戦闘機の共同開発に向け、国際機関GIGOの設立で合意する。 GIGOは3ヵ国の代表からなる運営委員会と実施機関で構成され、実施機関の初代トップには日本人が就任し、組織の本部は英国に設置する。 3ヵ国で計数百人の政府職員を派遣する方向で最終調整している。
複数の政府関係者が、防衛省は職員を派遣するための職員派遣処遇法改正案を2024年の通常国会に提出することを明らかにした。
日本が防衛装備品の共同開発を巡り、多国間で作る国際機関の設立に参画するのは初めてで、日本による国際機関への政府職員の派遣としては、異例の規模となるとみられる。 |
2023.10.30 |
National Defense |
U.K.-Italy-Japan Cite Steady Progress Developing Next-Gen Jet Fighter |
<2311-103019>
9月にロンドンで開かれたDSEI Londonでは、日英伊が共同開発するGCAPで、ミサイル開発企業MBDA UKとMBDA Italy及び三菱電機が、GCAP機搭載兵器のシームレスな統合を確実にするために協力する」とともに、兵器の効果管理と関連技術に取り組むための協力協定を発表した。 |
2023.09.21 17:39 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
英伊の戦闘機開発、ロンドンに本部設立で調整=関係者 |
<2310-092113>
事情を知る複数の関係者が、次期戦闘機の共同開発を進める日英伊が、事業体の本部をロンドンに置く方向で調整するとともに、3ヵ国以外の国を準パートナーとして迎え入れる可能性を議論していることを明らかにした。 本部を英国に、トップを日本人にしてバランスを取る方向で調整している」と、関係者の1人は話している。
関係者3人によると、3ヵ国は対等なパートナーにみえるよう事業体を設立しようとしているが、英国と日本の役割が大きくなる可能性があるという。
参加国が増えれば各国の開発費が抑えられるほか、1機当たりの調達費も低減するメリットがある一方、事業が複雑化する恐れがある。。 |
2023.09.13 |
Janes |
DSEI 2023: MBDA partners with Mitsubishi Electric Corporation for GCAP effects |
<2310-091310>
三菱電機とMBDA社がDSEI 2023で9月13日、GCAP搭載装備で協力することに合意し、MBDA UK社、MBDA Itary社、MELCO社が協力する。 |
三菱電機 (MELCO) はGCAP搭載電子装備でFCSレーダをLeonard社と共同開発することは既に報じられており、MBDA社製造しているMetor BVRAAMのシーカにMELCO社製AAM-4Bのシーカを搭載するJNAAMの共同開発は、既に令和3年度から開発が進められていることから、ここで言う搭載装備 (effecter) とはERCの開発にMELCOが参入する可能性も考えられる。 |
2023.09.12 |
Janes |
DSEI 2023: GCAP partners agree to develop delivery construct |
<2310-091215>
日英伊3ヵ国が9月12日、MHI社、Leonardo社、BAE Syatems社がGCAPの概念設計段階要求性能取り纏めを開始したことを明らかにした。 |
2023.09.11 15:00 |
Defense News |
UK, Italy, Japan companies eye novel sensor mix for GCAP warplane |
<2310-091104>
GCAP3国共同開発は2025年中頃に搭載するセンサの開発で佳境に入る。 GCAPでは搭載レーダとセンサが全開発費の30%を占める。
計画は英国からLeonard UK社、イタリアからはLeonard Itary社とELT Gp.、日本からはMELCO社が参画して、2年先の目標に向け作業を進めている。 |
2023.07.06 16:06 |
毎日新聞 (Yahoo) |
日英伊、次期戦闘機開発で調整機関を新設へ 早ければ年内に署名も |
<2308-070609>
日英伊の3ヵ国が、次期戦闘機の開発を管理監督する調整機関を新設する方針を固めた。 開発主体の3ヵ国の民間企業と政府間の意思疎通を円滑化し、各国政府の意向を迅速に反映させる狙いがある。
装備品開発を巡り、日本が他国と共同で管理体制を敷くのは初めて。早ければ2023年内の関連条約署名を目指し、調整を進めている。 |
2023.04.26 |
Jane's Defence Weekly |
UK announces more funding to advance Tempest effort |
<2306-042609>
英国が2022年に日伊と合意したGCAP計画の一部となるTempest計画として、英国主契約社であるBAE Systemsと£656M ($823M) の契約を行った。
英国の2021年国防白書によると、英国は2025年5月までに£2B以上を投入することになる。 |
2023.04.15 15:33 |
Aviation Wire (Yahoo) |
日英伊の次期戦闘機、英国防省が1千億円超え大規模投資 35年配備へ |
<2305-041505>
英BAE Systems社が4月14日、日英伊3ヵ国共同の次世代戦闘機GCAPの新たな開発契約として、英国防省から£656M(1,089億円)の大型契約を獲得したと発表した。
GCAPは2035年までの開発、英空軍への配備を目指している。 |
2023.03.16 |
National Defense |
JUST IN: Future jet fighter could be held together with 'glue' |
<2304-031624>
幕張メッセで3月15日に開幕したDSEI Japan展で三菱重工の構造設計の加茂氏が、日英伊が開発を進めているGCAPの機体表面は現在の戦闘機と大きく異なり、部材の接合には特許の黄色い接着剤が使われると述べた。 |
2023.03.16 20:23 |
時事通信 (Yahoo) |
次期戦闘機開発で協力 日英伊防衛相 |
<2304-031620>
浜田防衛相が16日、ウォレス英国防相、クロゼット伊国防相と防衛省で日英伊防衛相会談を行った。
3ヵ国は2022年12月に次期戦闘機の共同開発で合意しており、会談では開発成功に向けた協力深化を確認した。 会談には開発主体となる日本の三菱重工業、英BAEシステムズ、伊レオナルドの幹部も同席した。
3ヵ国は2024年までに基本設計をまとめ、2035年までに配備を目指す。 |
2023.03.09 05:05 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
日英伊防衛相が16日会談へ…共同開発する次世代戦闘機の協議加速で一致見通し |
<2304-030903>
複数の日本政府関係者が、日英伊3ヵ国は16日に東京都内で防衛相会談を行う方向で最終調整に入ったことを明らかにした。
3ヵ国が共同開発する次世代戦闘機を巡る協議を加速し、防衛協力の更なる拡大を目指す方針で一致する見通しである。
浜田防衛相と英国のウォレス国防相、イタリアのクロゼット国防相が出席するほか、開発を担当する三菱重工業とBAE Systems社、Leonardo社の幹部も同席を予定している。 |
2023.03.01 15:21 |
Breaking Defense |
Saudi Arabia to join UK-led FCAS program after signing new military agreement |
<2304-030114>
サウジアラビアが英国主導でイタリアとスウェーデンが参加する次期戦闘機計画FCASに参加するとして、3月1日にLoIに署名した。
しかしながらサウジとの合意は日英伊が進めるGCAP計画とはTempest次世代機は共通でも別で、GCAP計画にスウェーデンは参画していない。 |
2023.02.22 |
Jane's Defence Weekly |
Constructing GCAP |
<2304-022212>
日英伊が2022年12月9日、英伊が英国のTempestを元に進めてきたFCAS計画と日本が進めてきたF-X計画を統合して、2035年運用開始を目指したGCAP計画として進めることで合意した。 |
2022.12.21 |
Jane's Defence Weekly |
UK, Japan, Itary launch Global Combat Air Programme |
<2302-122101>
日英伊が12月9日、それぞれの次世代戦闘機開発を新たなGCAPに統合すると発表した。
GCAPはFCAS計画の中核として英国とイタリアが進めていたTempestと日本が進めているF-X計画を統合するもので、Tempestが英国主導であったのに対し3ヵ国が対等で参画する。
英国からはBAE Systems社、日本からはMHI社、イタリアからはLeonardo社が参加し、2035年配備を目指す。 |
2022.12.14 |
Jane's Defence Weekly |
French Senate submits budget request for national fighters |
<2303-121406>
フランス上院が11月下旬、2023年度予算案に、Dassault社製Rafaleの後継としてフランス固有の戦闘機を開発する検討として€10M ($10.5M) を要求した。 |
2022.08.14 05:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
空自の次期戦闘機、イギリスと共通機体で開発…輸出視野に防衛装備移転3原則の改定検討 |
<2209-081401>
日英両政府が航空自衛隊と英空軍の次期戦闘機について、双方の開発計画を統合し共通機体を共同開発する方向で最終調整に入った。 次期戦闘機に求める性能がほぼ一致していることに加え、開発費の抑制が図れると判断した。
日本政府は完成機の海外輸出を念頭に、防衛装備移転3原則の運用指針改定を本格検討する。 |
2022.07.19 01:00 |
Defense News |
UK aims to fly supersonic combat air demonstrator by 2027 |
<2208-071901>
ウォレス英国防相が今週開かれているFarnborough航空展会場のTempestのモックアップモデルの前で7月18日、Tempestは5年以内に初飛行すると述べた。
開発を行っているTeam TempestにはBAE Systems、Leonardo UK、Rolls-Royce、MBDA UKの4社が参加し、イタリアとスウェーデンも計画に参加しているが、日本との関係も深まっている。
Tempestのコンセプト分析の実施には英国のほか、イタリアと日本も参加している。 |
2022.06.15 |
Jane's Defence Weekly |
Team Tempest propares for '10-year challenge' to deliver capability in 2035 |
<2208-061505>
英国が主導する次期戦闘機 (FCAS) 計画TempestについてBAE Systems社のサイトWartonで5月下旬、計画は2024年にOutline Business Case 2に入る準備中で、2035年運用開始を目指し2025年にはFull Buisiness Caseに入ることを明らかにした。 計画はBAE Systems社のほか、Leonardo社、MBDA UK社、Rolls-Royce社の4社が中心となり進められている。
Tempestには英国のほか、イタリアとスウェーデンが参加し、日本も協議に参加している。 |
2022.02.07 |
Aviation Week & ST |
UK advancing Tempest seonsor suite |
<2205-020702>
英国が開発を進めているTempest FCAS-TIではIsankeと呼ばれるシステムが装備される。
Isankeはレーダの他自己防護システム (DAS)、IRST、ESMなどからなり、MRFSが中心を成している。 |
2021.09.27 |
Aviation Week & ST |
Tempest joint-venture plans firm up |
<2111-092703>
= Tempest JV がEurofighterなどより強固な結びつきとする記事 =
|
2021.09.15 |
Defense News |
Japan could become partner nation on UK-led future fighter effort, says program director |
<2110-091511>
7月に日本の次期戦闘機F-X用のエンジンを日英で共同開発すると報じられているが、9月にロンドンで開かれてDSEI展でTempest FCASの展示では英伊瑞と並んで日本の国旗も掲げられ、4ヶ国の国旗が並べられていた。
英国の開発責任者は開発チームへの日本の参加も示唆している。 |
2021.08.11 |
Jane's Defence Weekly |
UK defence secretary wants 'volume' Tempest production |
<2110-081102>
ウォーレンス英国防相が7月29日にイングランド北西部にあるBAE Systems社のWarton工場を視察し、英政府はTempest FCASの量産をここで行う計画であると述べた。 |
2021.07.28 |
Jane's Defence Weekly |
UK cuts GBP450 milion from Tempest programme |
<2109-072804>
英政府インフラ・プロジェクト庁が7月15日に公表した年次報告書で、将来戦闘機Tempestの予算が£450M ($612.3M) 削減されたことが明らかになった。
英政府は当初、Tempest経費を£9.46Bとしていた。 |
2021.06.14 |
Aviation Week & ST |
Digital approach |
<2108-061401>
英国がTempestの開発にあたって、開発期間をTyphoonの半分に縮めようとしている。 このため試験飛行だけではなくシミュレーションを多用して評価をしようという。 |
2021.06.04 |
Jane's 360 |
Airbus eyes Air Combat Cloud role on Tempest |
<2107-060407>
ポーツマスにあるAirbus UK社の施設で、英国がイタリア、スウェーデンと開発中を進めているTempestが装備するAir Combat Cloudの開発が進められている。
同社はAir Combat Cloudを独仏西で開発している将来戦闘機FCASをも巻き込もうとしている。 |
2021.06 |
International Defence Review |
Brewing tempest: Industry prepares for UK FCAS concept phase |
<2107-060013>
= Tempest 計画に関する5頁の記事 =
|
2021.04.23 |
Defense News |
German and British defense officials discuss 'Eurotank' cooperation |
<2105-042305>
ドイツと英国が4月22日、MGCSやその他の陸戦兵器で2国間の協力を拡大することで合意した。
Eurotankと呼ばれているMGCSは独仏で共同開発が進められていることから、もし英国が計画に加わることになれば独仏共同開発の3点セットで進められている他の2件の計画、FCASとEurodronesの取り扱いが注目されることになる。 |
2020.10.26 |
Aviation Week & ST |
Team Tempest seeks path to approval for technology |
<2012-102603>
= Tempest開発の進展状況に関する記事 =
BAE Systems社が前部胴体の組み立てを開始している。
Leonardo社がレーダ、電子戦装置、ESM装置などを統合したMFRFS装置を担当している。 |
2020.07.29 |
Jane's Defence Weekly |
Sweeden firm up FCAS accord with UK, but no commitment on Tempest |
<2009-072901>
スウェーデンが将来戦闘機FCASの開発拠点FCASセンタを英国に設置するMoUを締結した。 但しFCASがTempestであるとは明言していない。
FCASセンタの英国での設立についてSaab社は、ファーンボロー航空展が開かれる予定であった7月20日に明らかにしており、設立の経費は分担金£50M ($63M) の一部になっている。 |
2020.07.27 |
Aviation Week & ST |
Tempest goes trilateral |
<2009-072703>
スウェーデンのSaab社が7月20日、BAE Systems社が主導する次世代戦闘機計画FCASへの参加を表明し£50M ($58M) の分担で合意した。
Team TempestにはBAE Systems社のほか、Leonardo社、MBDA社、Rolls-Royce社の各社と、英政府からCombat Air Strategyが参画している。 |
2020.07.15 |
Jane's Defence Weekly |
Sweeden prepares for next-gen fihgter |
<2009-071501>
スウェーデン国防省が7月7日、次の予算サイクルである2021年~2025年に、次世代戦闘機への公式方針を決めることを明らかにした。 方針には以下の4つの選択肢がある。
・Gripenの発展型
・英伊のTempestへの全面依存
・他の国際協力
・国内で独自の開発 |
2020.07.13 |
Aviation Week & ST |
Tempest's global push |
<2009-071301>
= Tempest 計画参加国に関する記事 =
英国はスウェーデンとイタリアのほか、日本に対しても計画参加の希望を持っている。 |
2020.07.08 |
Jane's Defence Weekly |
Gathering storm |
<2009-070814>
= Tempest 次世代戦闘機に関する5頁の記事 =
・Combat Air Strategy
・Team Tempest
・Technology transformation
・International partnership
・Economic impacts |
2020.07.20 |
Jane's 360 |
Sweden firms up FCAS partnership with UK, but no commitment to Tempest |
<2008-072005>
スウェーデンが7月20日、英国が主導するTempest将来戦闘機 (FCAS) 計画に参加するMoUを結んだ。
他の3ヵ国が公式表明しないなかでのMoU締結で、Saab社は£50M ($63M) を分担する。 |
2020.07 |
International Defence Review |
Brewing up a storm: Tempest ushers in new era for UK combat aviation |
<2008-070013>
= Tempest に関する7頁の記事 =
・Combat Air Strategy
・Tempest
・BAE Systems
・Leonardo
・MBDA
・Rolls-Royce
・SecureCloud+
・International participation
・Italy |
2019.11 |
International Defence Review |
MBDA unveils Team Tempest weapon system concepts |
<1912-110002>
Team Tempestの一員であるMBDA UK社が、次世代戦闘機搭載武器シリーズの構想を公開した。
・HK-DAS (hard-Kill Defensive aid system:右図上手前)
向かってくるミサイルを迎撃するIIR誘導直撃型ミサイルで全長1m以下、重量10kg
・GAMM (Grounf Attack MicroMissile:右図上奥)
HK-DASの対地攻撃型小型のHE弾頭を搭載
・WVRAAM (Within Visual-Range AAM:右図下手前)
ASRAAMに代わる150kg以下のAAMで、全長3.5m
胴径はASRAAMの166mmより太い178mmで射程はASRAAMより長く、Meteorより短い
・2連装WVRAAM:右図下奥
全長はASRAAMよりやや短い2mで重量100kg
・SPEAR Cap 3
重量100kgで射程140km |
2019.09.26 |
Jane's 360 |
MBDA unveils Team Tempest weapon system concepts |
<1910-092602>
Team Tempestの一員であるMBDA UK社が第六世代戦闘機に搭載する一連の武器構想を公表した。
・HK-DAS (Hard-Kill Defensive Aid System)
飛来するミサイルを打ち落とす全長1m以下、重量10kgのIIR誘導ミサイル
・GAMM (Ground Attack Micromissile)
少量の爆薬を搭載したCAS用の武器でHK-DASとの共用化を目指す。
・WVRAAM (Within-Visual-Range Air-to-Air Missile)
現有のASRAAMに代わるAAM |
2019.09.18 |
Jane's Defence Weekly |
Italy joins UK's Tempest programme |
<1911-091801>
イタリア国防相が9月10日、英国が進めている第六世代戦闘機Tempest計画への参加を発表した。
イタリアのTempest計画参加表明はスウェーデンに次いで2番目になるが、スウェーデンではまだ政府の公式な参加表明はなく、発表は3Q/2020年になる。 |
2019.09.16 |
Aviation Week & ST |
MBDA shapes new Tempest weapons |
<1911-091605>
MBDA社が9月10~13日にロンドンで開かれたDSEI展で、Tempest搭載を狙った各種ミサイル案を公表した。
・WVRAAM
胴径を太くしたASRAAMの後継となるAAMで、IRシーカのほかRFシーカやIR/RF複合シーカも搭載できる。
・小型WVRAAM
現有発射装置に2発ずつ搭載でき、小型ながらASRAAMと同一射程、性能を有する。
・HK-DAS
HK-DASは10kgの小型ミサイル。
・対地攻撃型HK-DAS
HK-DASには小型地上目標を攻撃する型もある。
・Spear Ⅲ
ネットワーク化されたスタンドオフミサイル。 |
【註】
HK-DASはHard-Kill Defensive Aid Systemの名が示すように飛来するAAMやSAMを撃墜する一種のAAMで、その対地攻撃型はGAMMと呼ばれる。
【関連記事:1910-092602 (Jane 2019.09.26)】 |
2019.09.16 |
Aviation Week & ST |
UK Tempest initiative draws allies |
<1911-091604>
スウェーデンに次いでイタリアが英国の次世代戦闘機計画Tempestに参加することになった。
ただ、7月に行われたスウェーデンとの合意と異なり、イタリアとは何らの財政上の約束やワークシェアの合意もされていない。 |
2019.09.10 |
Defense News |
Italy joins Britain’s Tempest combat aircraft program |
<1910-091007>
英国が進めている第六世代戦闘機Tempest計画にスウェーデンに続いてイタリアが参加することになった。 公式の文書は9月11日に公表される。 |
【註】
一方の独仏計画にはスペインが参加を決めており、これで欧州の次世代戦闘機開発は英瑞伊3ヵ国 vs 独仏西3ヵ国の構図になった。 |
2019.08.14 |
Jane's Defence Weekly |
BAE exploiting syneergies between Typhoon and Tempest |
<1909-081410>
BAE Systems社がTyphoon開発とTempest開発の相互効果を目指している。 またTornado GR4の能力向上計画Project Centurioが2月にTornadoの退役に伴い終了したため、その開発力がクウェートとカタールから28機及び24機受注したTyphoonの能力向上に向けられる。
両国向けにはLeonardo社が開発したCaptar-E AESAレーダが搭載される。 |
2019.07.29 |
Aviation Week & ST |
Tempest's international turn |
<1909-072901>
= Tempest 開発の国際協力体制に関する2.5頁の記事 =
|
2019.07.24 |
Jane's Defence Weekly |
UK and Sweden sign MOU on future combat air systems |
<1909-072404>
英国とスウェーデンの国防相が7月18日、将来戦闘機の開発や調達で協力するMoUに署名した。
両国はJAS 39 GripenやTyphoonにも新技術を適用して行くことでも合意した。 |
2019.07.24 |
Jane's 360 |
Leonardo to provide Tempest large-body test aircraft |
<1908-072406>
英国防省が7月19日、Team Tempestの一員であるLeonardo社が試験用の大型機体を担当すると発表した。
BAE Systems、MBDA UK、Rolls-Royceと共にTeam Tempest4社体制の一翼を成すLeonardo社はBoeing 757用テストベッドを改造して2020年代初期までにTempestのテストベッドにする。 |
【註】
Leonardo社はイタリアの防衛企業で、かつてFinmeccanica社と呼ばれていた。 |
2019.05.29 |
Jane's Defence Weekly |
Sweden confirms UK Tempest talk, ambivalent on Franco-German FCAS |
<1907-052902>
スウェーデン国防相が5月21日、同国が英国とTempest次世代戦闘機開発に参加することでハイレベルの話し合いを行っているとの報道を肯定した。 話し合いはSaab社を交えて英国と行われているという。
一方で同国は独仏共同開発のFCASへの参加は俎上に挙がっていないという。 |
2019.04.22 |
Aviation Week & ST |
Tempest program attracts international interest |
<1906-042201>
英国の次世代戦闘は開発FCAS-TIに各国が強い関心を示している。 Tempestを発表して9ヶ月後に英国は計画の詳細を公表した。 FCAS-TIは8年の歳月と£2B ($2.6B) をかける官民共同の研究計画で、Team Tempestには英空軍のほか、BAE Systems、Leonardo、MBDA、Rolls-Royceの各社が参加する。 一次案は2020年12月に、最終案は2025年に配付され、2035年のIOCを目指す。
Tempestには2018年末にSaab社が計画参加に強い関心を示しており、年末にはSEK Kr6B ($650M) 出資の意向を示している。 また欧州以外では日本のF-3の候補としての検討も進められており、インドも関心を示している。 |
2019.03.22 |
Defense News |
Think tank to Italy: Join UK Tempest program, then try to merge it with Franco-German effort |
<1904-032206>
イタリアで主導的なシンクタンクであるIAIが2030年代の戦闘機について政府に対し、まず英国のTempest計画に参加し、そののち独仏共同のFCAS計画との合流を検討すべきとの提言を行った。 |
2019.02.15 |
Jane's 360 |
Tempest's unmanned 'loyal wingmen' to be carrier capable |
<1903-021505>
英政府が2月14日に議会下院で、2018年7月上旬に開発を発注した次世代戦闘機Tempestは空母搭載も考えており、その際には艦載UAVになるとの考えを明らかにした。 |
2018.12.24 |
Aviation Week & ST |
Future combat aircraft |
<1902-122406>
= 2030年代を目指した将来戦闘機に関する記事 =
・FCAS (UK)
・NGAD (US)
・FCAS (France/Germany)
・Future Fighter (Japan)
・TF-X (Turky)
・KF-X (South Korea)
|
2018.07.30 |
Aviation Week & ST |
Build it and will they come? |
<1809-073001>
ウイリアムソン英国防相がFarnborough航空展の初日に、第六世代戦闘機Tempestのモックアップを公表した。 Tempestはデルタ
翼のステルス双発機で超高速ミサイルやDEWを搭載することになるという。
また同日に "Combat Aircraft Strategy" も公表し、計画への他国の参加を促すと共に英国主導を明確化した。
Rolls-Royce社の適応制御型エンジン (Adaptive Engine) が第六世代戦闘機で最も重要な技術になる。 Adaptive Engineはステルス性の高い
高温作動エンジンで、高度に電子制御化される。 |
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
Saab open to future fighter partneship |
<1809-072505>
Saab社の航空機部門責任者が7月16日、同社は欧州が開発する次世代戦闘機TempestかFCAS
計画のいずれかに参加することになると述べた。 |
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
Europe 'to settle on one fihgter solution' |
<1809-072504>
欧州で2件の次世代戦闘機開発計画が進められようとしていることに対し、Eurofighter社のCEOが7月17日、欧州が単一機種
の戦闘機を装備するとの構想が先細りになりつつあると述べた。
Eurofighter Typhoonは623機が発注され既に542機が納入されており、約500機が独、伊、西、英で装備されている。 |
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
Team Tempest outlines future strategies and technologies |
<1809-072502>
= Team Tempest における各社の役割に関する記事 =
|
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
UK unveils Tempest fighter concept as part of new Combat Air Strategy |
<1809-072501>
Farnborough国際航空展の初日となる7月16日にウイリアムソン英国防相が新航空戦戦略 (CASS) を発表した。
その中で次世代戦闘機Tempestが実大モックアップと共に公表され、BAE Systems社を中心にMBDA社、Leonardo社、
Rolls-Royce社が参加したTeam Tempestが開発にあたることが明らかにされた。
実大モックアップからTempestの形状はデルタ翼の双発機で、F-22と似た機首形状であることが分かる。 |
2018.07.17 |
日経新聞 |
英、次期戦闘機「テンペスト」開発へ 日本と連携も |
<1808-071701>
英国防省が16日、同日開幕したファンボロー国際航空展に合わせて次期戦闘機Tempestの開発計画を明らかにした。 2035年ま
での配備を目指して2020年末までに開発計画の概要を固める。
友好国との共同開発を検討しており、ウィリアムソン国防相は他国との共同開発を重視する考えを示した。 ロイタ通信によると、英空軍幹部は
スウェーデンや日本と開発に向けた話し合いをしたことを明らかにしている。 |
2018.07.16 |
Defense Update |
London set to develop a new fighter for the 2030s |
<1808-071605>
EUからの離脱Brexitを目指す英国が20年以内での装備化を目指す次世代戦闘Tempest構想を公表した。
Team Tempestに参加したのはBAE Systems、Leonardo、MBDA、
Rolls-Royceの各社で、それぞれの担当は以下の通りである。
・BAE Systems社: 機体と全体とりまとめ
・Rolls-Royce社: 推進装置
・Leonardo社: センサと搭載電子機器
・MBDA社: 搭載武器 |
2018.07.16 |
Defense News |
Britain reveals combat air strategy alongside new Tempest fighter jet design |
<1808-071603>
Farnborough航空展が開催され初日の16日、将来戦闘機Tempestの開発チームが発足した。 この日Team Tempestに参加
したのはBAE Systems、Leonardo、MBDA、Rolls-Royceの各社で、
スウェーデンやイタリアの参加も有力視されている。
この計画はFCAS TIとして英国の2015 SDSRに2025年までとして£2B ($2.6B) が計上
されている。 FCAS TIの開始により、2014年にフランスとの間で合意したFCASは終わった。
TempestにはレーザDEWなどの新機能やサイバ抗堪性などが求められている。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
Haze on the horizon |
<1809-071116>
= 欧州の将来戦闘機に関する4頁の記事 =
・Why now?
・Cost
・National partners
・Potential sales
・What will aircraft look like? |
2017.07.14 |
Defense News |
BAE exec: We'll have a hand in a next-gen fighter 'one way or another' |
<1708-071404>
BAE Systems社が次世代戦闘機開発に意欲を見せた。 この構想には
スウェーデンも関心を示しているという。 BAE Systems社はトルコのTF-Xの共同開発で合意し、日本とも戦闘
機開発を見据えたMoUを締結している。
これに対しマスコミの関心は6月13日にドイツとフランスが次世代戦闘機開発で合意したことに集まっている。
両国は2018年中頃にもロードマップを完成させるという。 |
【註】
Eurofighter Typhoonは当初英独仏で開始されたが、途中でフランスが抜けRafaleの開発に移ったのに対し、今回の次世代戦闘機開発は英国抜きで独仏が合意した
ことは、Brexcitによる対英不信がある可能性も考えられる。 |