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「ロシアが潜水艦ミサイル発・・・」
「新型戦略ミサイル配備へ、・・・」
「新型核ミサイル、数年内に・・・」
「ロシアが新型の開発に着手・・・」
2024.06.05
SOFREP
KH-47M2 Kinzhal: An air-launched hypersonic missile
<2407-060515>
KH-47M2 Kinzhal (NATOコード AS-24) は、極超音速のASMでロシアは2017年から装備していたが、ウクライナ戦争中に戦場に出現した。
2022年3月、ウクライナ西部の武器庫を破壊するために初めて使用され、2022年後半から2023年にかけて、ロシアはKinzhalの量産を強化し、ウクライナに対するUAVやミサイル攻撃の常連となった。
Kinzhalは地上発射のIskanderを元に開発された固体燃料ロケットエンジンで推進し、GLONASSと光学誘導のミサイルで、空対地用に改造され、CEP=1mの精度をほこる。
IskanderがMach 6~8で飛翔するのに対し、KinzhalはMach 10~12で飛翔する。 このような高速では、ミサイルはレーダでは捕捉できない電離ガスのプラズマ雲に包まれる。
Kinzhalの高速とプラズマ雲は、レーダによる検出を困難にしているが不可能ではない。
レーダはプラズマ雲の中を覗くことはできないが、ミサイルのセンサーも外が見えないため、Kinzhalは終末段階で自身のセンサが目標を捕捉するのに十分な速度に落とすため、特定の時点で検出に対して脆弱になる。
2024.03.27
23:32Kyiv Independent
Air Force: Ukraine can down Zircon hypersonic missile with Patriot, SAMP/T
<2404-032715>
ウクライナ空軍のイェブラシュ報道官が3月27日に、ウクライナ空軍はロシアの3M22 Zircon極超音速CMを撃墜できる防空システムを保有していると発表した。
彼の声明は、ロシア軍が3月25日のキーウへの攻撃でZirconを使用し、少なくとも2人が負傷したと主張した後に出された。 空軍は、発射されたミサイルの種類を特定するために、残骸の調査を続けているという。
Zirconの速度はMach 8〜9、時速10,000km/hだがイェブラシ報道官によると、終末弾道ではMach 4.5に減速するため、その時点ではSAMP/TやPatriotなどのATBMで撃墜可能と述べた。
イェブラシュ報道官は、ロシアがZirconを使用してウクライナの防空システムを試験している可能性を排除しておらず、その使用は他のロシアのミサイルの不足を示している可能性があると述べた。
ロシアは2月7日の全面侵攻開始以来初めて3M22 Zirconでウクライナを攻撃し、少なくとも5人が死亡、50人以上が負傷したと報じられている。
2024.02.21
16:47Kyiv Independent
Russia used 2 Zircon hypersonic missiles in Feb. 7 attack, expert says
<2403-022109>
キ-ウ科学研究所のルービン所長が2月21日の取材で、ロシアが2月7日の大規模な攻撃で3M22 Zircon極超音速巡航CMを2発発射したと述べた。
ルーヴィン所長はVechirniy Kyivの取材で、防空軍がZircon 1発を撃墜し市の東岸のドニプロフスキー地区に落下し、もう1発がキエフ州のヴィシェベ上空で撃墜され野原に落ちたと述べた。
ロシアによると、600~1,500kmをMach 9で飛翔する弾頭重量300~400kgのZirconはASCMとして設計され、2023年初頭からロシア軍が装備している。
ただルーヴィン所長によれば、ミサイルは飛行の最終段階ではロシアが主張する10,000km/hキロではなく2,500km/hで飛翔したうえ、精度には大きな疑問があり、防空網に迎撃され目標には届かなかったと述べた。 更に、400kgの爆薬を搭載したASCMが持つべき破壊力は見当たらなかったと、ロシアの主張を疑っている。
2023.05:25
01:45Kyiv Independent
Russia's Kinzhal missile is not hypersonic. Nor is it invincible
<2306-052505>
ウクライナ軍は5月にロシアがMiG-31Kから発射したKh-47M2 KinzhalをPatriotで撃墜したが、かねてから極超音速ミサイルだと宣伝していたKinzhalは単なるIskanderの空中発射型に過ぎなかった。
Mach 5を超える速度はIskanderを含む多くのBMの速度であり第2次大戦時のV-2でもそうであった。
極超音速ミサイルと呼ばれるミサイルは高速であるだけでなく、極超音速でマヌーバが出来ることにある。
2023.05:14
20:29朝日新聞
ロシア軍、大半が訓練不足の予備役兵 作戦は歩兵中心か 英国分析
<2306-051408>
英国防省が14日、ウクライナで戦うロシア軍部隊について、大半が訓練不足の動員された予備役兵で、旧式装備への依存度がますます高まっているとの分析を公表した。
また、多くの部隊が深刻な戦力不足に陥っており、単純な歩兵中心の戦闘になっているとも指摘した。
同省の分析によると、ロシア軍は侵攻の長期化により訓練不足の部隊に取って代わられ、航空作戦を自由に展開できない状態との見方も示した。
2023.02.22
11:59CBS News
Russia, China and South Africa start military drills amid Ukraine war, but Russia says no hypersonic missile test
<2303-022210>
注目されている南アフリカとロシア、中国が南アフリカ沖合で5日間実施する海軍の合同演習で、ロシア海軍は極超音速ミサイルTsirkonの発射は行わないと発表した。
2023.01.05
06:22CNN
プーチン氏、極超音速ミサイル搭載フリゲート艦の地中海配備を命令
<2302-010502>
プーチン露大統領が4日、極超音速ミサイルを搭載したフリゲート艦Admiral Gorshkovの実戦配備を命じた。 Admiral Gorshkovには「比類のない最新の極超音速ミサイルや最新世代のその他の兵器が備わっている」とプーチン大統領はショイグ国防相や同艦艦長とのビデオ通話で述べた。
ロシア国営TASS通信はショイグ国防相の話として、Admiral Gorshkovは大西洋、インド洋、地中海を航行する長距離の航海に出ると報じた。
【註】
フリゲート艦Admiral Gorshkovは2018年に就役したAdmiral Gorshkov級の初号艦で、バレンツ海や白海でZirconの発射試験を行ってきた。
Missile Defense Advocacy Alliance (MDAA) のHPによると3M22 Zircon / SS-N-33は以下の様なミサイルである。
・対艦超高速ミサイル
・地上、空中、潜水艦発射型
・射程1,000km
・アクティブ/パッシブレーダ誘導
2022.08.19
01:15AFP=時事
ロシア、極超音速ミサイルを飛び地に配備
<2209-081901>
ロシア国防省が18日、Kinzhal極超音速ALBMを搭載したMiG-31 3機をカリーニングラードのチカロフスク航空基地に配備し、今後24時間体制の戦闘任務に就くと発表した。
2022.07.31
19:01時事通信
数ヵ月中に極超音速兵器納入 北方領土周辺も「防衛海域」 ロシア大統領
<2208-073105>
プーチン露大統領が海軍の日に合わせてサンクトペテルブルクで実施された大規模な観艦式で31日、新型極超音速ミサイルZirconが数ヵ月中に海軍への納入が始まることを明らかにし、フリゲート艦に搭載されると説明した。
また、ロシアの国益があり防衛すべき海域として、北極海やウクライナ軍との戦闘が続く黒海などとともにクリール諸島(北方領土と千島列島)の諸海峡と述べ、実効支配する北方領土周辺を挙げた。
2022.05.28
Stars & Stripes
Russia test-fires its latest hypersonic Zircon missile
<2206-052813>
ロシア国防省が、5月28日に北海艦隊のフリゲート艦Admiral Gorshkovがバレンツ海でZircon CMの発射試験を行い、1,000km遠方の白海に設置された標的に命中したと発表した。
プーチン大統領はZirconについて、Mach 6で飛翔する射程1,000kmのCMと述べている。
2022.05.09
15:30ロイタ通信
ロシア、次世代の極超音速ミサイルを開発中─副首相=通信社
<2206-050906>
InterFax通信が9日、ボリソフ露副首相は次世代の極超音速ミサイルを開発していると明らかにしたと報じた。
陸海空から攻撃に用いるという。
2022.03.30
Jane's Defence Weekly
Russia employs Dagger 'hypersonic' air-launched missile for first time
<2206-033002>
ロシア国防省が3月19日、ウクライナでKh-47M2 Kinzhal ALBMを初めて使用したと発表した。 攻撃されたのはウクライナの西部国境から100km離れたIvano Frankivskにある武器補給処である。
Kinzhalを搭載したMiG-31数機はウクライナへの侵攻以前にカリーニングラードで目撃されているが3月19日の攻撃に使用された可能性は低い。 Tu-22M3Mが今回の作戦に参加しているとは報じられていないことからKinzhalはロシアから発射されたと見られる。
2022.03.25
10:55ロイタ通信
ロシアのミサイル攻撃失敗率、米政府は最大60%と分析=米当局者
<2204-032508>
米情報活動に詳しい米当局者3人がロイタに語った米政府評価によると、米政府はロシアのウクライナへの精密誘導ミサイル攻撃について、一部ミサイルの失敗率が最大で60%にも上ると分析している。 それによると、ロシアの失敗率は日によって変わり、発射されるミサイルの種類にも左右されている。 50%を超えることもあるかもしれないという。
このうち1人は、ロシアのALCMの失敗率が日によって20~60%になっているとの米情報機関の見方を示した。 ロイタが取材した専門家2人によると、通常は20%以上の失敗率は高い率と見なされる。
2022.03.19
17:37朝日新聞
ロシア軍「極超音速ミサイルで弾薬庫破壊」と発表 詳しい被害は不明
<2204-031907>
ロシア国防省が19日、ウクライナ西部イワノフランキフスク州デリアティンのウクライナ軍の地下弾薬庫を、空中発射極超音速ミサイルKinzhalで破壊したと発表した。
【註】
KinzhalはMiG-35から発射される極超音速ミサイルで、その形状からIskanderの空中発射型であるALBMと見られている。
Kinzhalを装備したMiG-35がシリアに配備されていることは度々報じられていた。
2022.03.16
Jane's Defence Weekly
Mission hypersonic
<2206-031608>
・Initiatives
・Russia
・China
・United States
・North Korea
2022.02.20
00:28NHK
ロシア ミサイル発射演習を各地で実施 軍事力を誇示か
<2203-022004>
ウクライナ情勢をめぐり緊張が高まるなか、ロシアが19日に極超音速ミサイルやBMなどを発射する演習を各地で実施した。 国営メディアは、プーチン大統領が直接指揮を執って行われる演習の様子を大々的に報じた。 演習には航空宇宙軍や戦略ミサイル部隊、海軍の黒海艦隊や北方艦隊などが参加した。
演習では極超音速ミサイルKinzhalや海上発射型の極超音速ミサイルZirconのほか、Yars ICBM、Islander SRBMなどが次々と発射された。
2022.01.24
Aviation Week & ST
Russia creates its first hypersonic strike regiment
<2204-01243>
ロシア国防省が2021年12月21日に行った年次レビューで、ロシア宇宙航空軍に初のMiG-31 Kinzhal連隊が編成されたことを明らかにした。 MiG-31 Kinzhal連隊が装備するMiG-31Iは今までのMiG-31Kを改修してKinzhal極超音速ミサイルを搭載するようにしたもので2021年8月に公表されていた。
一方KBM社は9M726 Iskanderミサイルを航空機搭載型にした9A-7760 Kinzhalを受注していた。
MiG-31 Kinzhal連隊は2021年12月1日に北海艦隊のMonchegorsk航空基地で発足した模様で、ここにはMiG-31BM要撃機2個飛行大隊、Su-24M戦術戦闘機1個飛行大隊、Bu-24MR偵察機1個飛行大隊からなる第98独立混成航空連隊が駐屯している。
2022.01.05
Jane's Defence Weekly
Russia's Strategic Missile Forces confirm receipt of new ICBMs
<2204-010510>
ロシア戦略ロケット軍司令官のカラカエフ上級大将が2021年12月17日に軍機関紙の赤い星で、戦略ロケット軍が2022年に4個ICBM連隊を戦列化すると述べた。
4個連隊とはSarmarを装備するUzhurの連隊、Avangardを装備するYasnenskyの連隊、移動型Tarsを装備するTambov及びKirovの連隊である。
2021.11.30
AFP=時事
ロシア、極超音速ミサイル実験にまた成功と発表
<2112-113001>
ロシアが29日、超高速CM Zirconの発射試験にまた成功したと発表した。
ロシア国防省によるとZirconはAdmiral Gorshkovから発射され、400km離れたバレンツ海の標的に命中し試験は成功した。
2021.11.04
共同通信
ロシア極超音速ミサイル海軍へ プーチン氏、22年供給表明
<2112-110403>
プーチン露大統領が3日、Zircon海上発射型超高速CMの開発がまもなく完了し、海軍への配備を2022年に開始すると述べた。
InterFax通信によると、2019年にプーチン大統領が開発を発表したZirconはMach 9で1,000km以上離れた標的を狙うことができ、10月には潜水艦からの発射試験にも成功している。
2021.10.05
AFP=時事
ロシア、極超音速ミサイルを潜水艦から水中試射
<2111-100507>
ロシア軍が4日、Zircon超高速CM 2発の発射試験を行い、うち1発は水深40mを潜行中の潜水艦から発射したと発表した。
Zirconは原子力潜水艦Severodvinskから発射され、バレンツ海のロシア海域に設置した標的に命中した。
【註】
Severodvinskは旧称で現在はOrelと呼ばれている。 Severodvinskはソ連海軍第3世代の対水上打撃任務のOscar Ⅱ級SSGMで、長射程の対艦CMを発射する。
2021.10.05
TBS News
ロシア 極超音速ミサイル 初の潜水艦からの発射実験成功 開発競争が激化
<2111-100501>
ロシア国防省が4日、水深40mを潜航中の潜水艦から初めて超高速ミサイルZirconを発射する試験に成功したと発表した。
ロシアは昨年10月にフリゲート艦からのZircon発射に成功したとしている。
2021.07.20
Stars & Stripes
Russia reports successful test launch of hypersonic missile
<2108-072007>
ロシア国防省が、7月19日に新型超高速CM Zirconの発射試験に成功したと発表した。 Zirconは白海でフリゲート艦Admiral Groshkovから発射され、350km以上飛翔した後にバレンツ回海岸の標的に命中したという。
プーチン大統領は2020年10月にZirconについて射程1,000kmで最大速度Mach 9と述べている。
2021.07.19
ロイタ通信
ロシア、極超音速巡航ミサイルの試射成功 国防省が発表
<2108-071906>
ロシア国防省が19日、Zircon超高速CMの発射試験に成功したと発表した。 声明によるとZirconはバレンツ海最南部の白海で艦船から発射されMach 7で飛行し沿岸の標的に命中したという。
プーチン大統領は2018年に超高速の新兵器群を発表し、2019年には米国が中距離核兵器を欧州に配備すれば、超高速兵器を水上艦や潜水艦に搭載すると警告していた。
2021.07.01
中央日報
ロシア、英空母牽制のためシリアに巡航ミサイル配備
<2108-070103>
ロシアと英国のメディアが29日、ロシアが英国の空母打撃群を牽制するためKh-47M2 Kinzhal超音速CMを搭載したMiG-31K 2機をシリアLatakia県ににあるロシア軍基地に配備したと報じた。
Kinzhalのシリア配備は、東地中海を航海する英空母Queen Elizabeth CSGを牽制するためと報じられた。
2021.01
International Defence Review
Russia developing tactical hypersonic missile
<2103-010007>
Izvestiaが11月3日、Shipunov設計局製Hermes SSMのファミリーに戦術超高速弾が加わったと報じた。 この超高速SSMはKlevok-D2と呼ばれ、胴径はHermesファミリーと同じ207mm、重量150kg以下、で57kgの弾頭を搭載する。
砲兵大隊レベルが装備するBM-30 Smerchと軍レベルが装備するIskander-Mの間を埋めるもので、最高速度Mach 5、射程は100kmと言う。
2020.10.07
Defense Update
Russia confirms Tsirkon hypersonic missile test
<2011-100707>
ゲラシコフ露軍参謀総長が10月7日にプーチン大統領に、6日に白海で行われたフリゲート艦Admiral GorshkovTsirkon (Zircon) 超高速CMの最終段階となる性能確認試験が成功したと報告した。 この試験でTsirkonは高度28km (91,000ft)、速度Mach 8以上で4.5分にわたり450kmを飛行したという。
Tsirkonはラムジェット推進のP-800 Onyxと異なりスクラムジェットで推進する。 ラムジェットでは亜音速で燃料燃焼させるのに対し、スクラムジェットでは超音速の衝撃波を利用して吸気と燃料の圧縮を行うため速度の制限を受けない。
今回の試験成功を受け2020年中にProject 885M潜水艦Kazanが発射試験を行う。 Tsirkonは7月に二番艦が就役し2027年までに更に8隻が計画されているProject 22350フリゲート艦が24発ずつ装備するほか、Project 22350Mフリゲート艦も48発ずつ装備し、戦闘巡洋艦Admiral Nakhimov及びPyotr Velikyも80発ずつ発射機を備えている。
更にP-800 Yakhontに地上発射型のBastionができたように地上発射型Tsirkonが登場する可能性もある。
2020.10.07
Defense News
Russia reports successful test launch of hypersonic missile
<2011-100705>
プーチン露大統領が10月8日、Zircon超高速CMの発射試験に成功したと述べた。 ゲラシモフ露参謀総長によると試験は7日に行われ、白海でフリゲート艦Admiral Groshkovから発射されたZirconはバレンツ海の標的に命中したと言う。
Zirconについてプーチン大統領は2019年に、射程は1,000km、速度はMach 9と述べている。
2020.10.07
ロイタ通信
ロシア、極超音速ミサイル発射実験に成功 プーチン氏誕生日に公表
<2011-100704>
ロシアが6日、超高速巡航ミサイルZircon(註:3M22)の発射試験をバレンツ海で成功させた。 ゲラシモフ軍参謀総長がプーチン大統領の68歳の誕生日に当たる7日に大統領に報告した。
参謀総長によると、Zirconは白海でAdmiral Gorshkov級フリゲート艦から発射された。
2020.07.26
共同通信
ロシア海軍に極超音速兵器配備へ プーチン大統領が表明
<2008-072604>
プーチン露大統領が26日、海軍艦に超高速兵器や原子力魚雷などの新型兵器を配備し、戦闘能力を大幅に強化すると表明した。
大統領の発言は開発中の3M22 Zircon海上発射型超高速CMを念頭に置いたとみられる。
2020.07.22
Jane's Defence Weekly
Russian Navy updates Project 1155 ASW firgates
<2009-072208>
ロシア太平洋艦隊が7月10日、Project 1155対潜フリゲート艦を多目的フリゲート艦に改造したProject 1155Mの一番艦Marshal Shapposhnikovが、同日に日本海で洋上試験を開始したと発表した。 Marshal Shapposhnikovはロシアが7隻保有している同級の一番艦で、上部構造の20%が変更されてKalibrやUranミサイルを装備するようになった。
艦首に2門装備していたAK-100艦載砲は撤去されA-190-01砲1門と3S14 16セルAPSになった。 3S14はKalibr及びOniksを発射するが将来はTsirkonも発射するという。 3S14 VLSは91R Kalibr対潜ロケット魚雷も発射できる。 また3S-35Uを発射する3S-24傾斜型4連装発射機2基も装備している。
【註】
Project 1155対潜フリゲート艦はウダロイ級駆逐艦と呼ばれていた。 ここに挙げられているミサイルは以下の通りである。
・AK-100: 100mm/70口径、発射速度60発/分
・A-190-01: 100mm/70口径、発射速度80発/分
・Kalibr: Club-N CM、射程2,000~2,500kmのCM
・Uran: Kh-35 (3S-35U)、射程130kmの艦対艦ミサイル
・Oniks: P-800、Mach 2.5、射程300kmの超音速CM
・Tsirkon: 3M22 Zircon、Mach 8~9、射程1,000~2,000kmの超高速CM
2020.07
International Defence Review
Radar developers adapt for tracking hypersonic threats
<2008-070001>
レーダの設計者にとってMach 5を超えるミサイル等の出現が大きな課題になっている。
例えばロシア空軍のKh-47M2核/非核ASM(右図)は最大速度Mach 10で飛行する。 その他にも3M22 ZirconやDF-ZFなどの超高速ミサイルも報告されている。
2020.06.03
Jane's Defence Weekly
Russia launches third Project 22350 frigate
<2008-060305>
ロシア海軍のProject 22350 Gorshkoc級フリゲート艦の三番艦Golovkoが5月22日に進水した。 2022年後半には北海艦隊で就役する。
全長135m、幅16m、排水量5,000tのProject 22350フリゲート艦は速力29kt、航続距離4,500nmで、3S-14 8セルVLSを2基装備し、Kalibr及び3M55 Onyx、Tsyrcon (Zircon) 超高速ミサイルを発射する。 四番艦以降は3S-14を3基装備すると共に、装備するミサイルも更新される可能性があるという。
防空システムとしては3S.97 Redut 8セルVLSを4基装備し、短距離用の9M100E、中距離用の9M96E、長距離用の9M96E2、9M-96E2-1 SAMを発射する。 また後部両舷にはPalash 30mm CIWSを1基ずつ装備する。
主砲はAU-192M 130mm砲で、対潜戦用にはSM-588 4セル回転弾倉発射機を2基装備し、324mm対魚雷/対潜魚雷を発射する。
2020.03.11
Jane's Defence Weekly
Hypersonic missile fired for first time by Russian frigate
<2005-031103>
ロシア国営TASS通信が2月28日、露海軍北方艦隊のProject 22350フリゲート艦Admiral Gorshkocが1月にバレンツ海で、超高速ミサイル3M22 Zircon (Tsirkon) を初めて発射し、北ウラルの地上標的まで500km以上を飛翔したと報じた。 Zircon (Tsirkon) はスクラムジェットで推進する。
【註】
Missile Defense Advocacy Alliance (MDAA) のHPによると3M22 Zircon / SS-N-33は以下の様なミサイルである。
・対艦超高速ミサイル
・地上、空中、潜水艦発射型
・射程1,000km
・アクティブ/パッシブレーダ誘導
2020.03.02
Jane's 360
Russian frigate fires hypersonic missile for first time
<2004-030205>
ロシア国営TASS通信が2月28日、北方艦隊のフリゲート艦が同日超高速ミサイル3M22 Zirconの発射試験に成功したと報じた。
【註】
3M22 Zircon (SS-N-33) は2012年に生産が開始された全長8~10m、射程500kmの超高速ASCMで、弾頭重量300~400kgを搭載してスクラムジェットで推進しMach 8~9で飛翔する。
2020.01.08
Jane's Defence Weekly
Russia declares first Avangard regiment operational
<2003-010802>
TASS通信が12月27日、露国防省が同日にAvanguard(註:=Vanguard)HGV を搭載したICBMを装備した最初の連隊がoperationalになったと発表したと報じた。 またショイグ国防相が、2020年内に戦略ミサイル軍 (RVSN) でYars及びVanguardの発射機22基が戦闘警戒態勢入ると共に、7隻建造されるBulava SLBMを装備するBorei-A級潜水艦の一番艦が露海軍へ引き渡されると述べた。
また、RVSNの5個師団には12月1日にPeresdetレーザシステムが配備されたという。 Peresdetは拠点防空用であるが、限定的ながら対衛星能力も持つという。
2019.12.27
共同通信
ロシア、極超音速弾頭を配備 音速の20倍、ミサイル部隊に
<2001-122702>
ロシアのショイグ国防相は27日、最新兵器の極超音速弾頭Avangardを搭載したICBMが、同日に戦略ミサイル部隊に配備されたとプーチン大統領に報告した。
2019.12.24
Stars & Stripes
Putin says Russia is leading world in hypersonic weapons
<2001-122406>
プーチン大統領が12月24日に軍首脳の前で、冷戦時代には核兵器、戦略爆撃機、ICBMなどの開発で常に米国に先を越されてきたが、超高速兵器の開発と装備では米国に先を越していると述べた。
プーチン大統領によるとAvangard HGVを装備した部隊が今月中に任務に就き、空中発射のKinzhal超高速ミサイルは既に就役しているという。
大陸間射程のAvangardは大気圏内をMach 20で飛行でき、MiG-30から発射するKinzhalは核または非核弾頭を搭載して2,000km以上を飛翔する。
2019.11.16
Jane's Defence Weekly
Russian Navy corvette Gremyashchiy to be armed with Tsirkon hypersonic missiles
<2001-111608>
プーチン露大統領が10月31日にサンクトペテルブルグで建造中のProject 20385コルベット艦Gremyashchiyを訪問した。 同艦は94.5%完成しており、12月26日に海軍へ引き渡され、北方艦隊海域で試験が行われる。
全長104m、幅13m、排水量2,200t、速力27ktのProject 20385はProject 20380と違ってKalibrを搭載でき、3S-14 VLSから3M-14対地、3M-54対艦、91R対潜ミサイルを発射する。
更に将来はTsirkon超高速ミサイルも搭載するという。
2019.11.07
BusinessInsider
最高速度マッハ9! ロシア海軍の最新艦は、極超音速ミサイルを装備へ - プーチン大統領が明かす
<1912-110705>
カリーニングラードを訪れたプーチン大統領は10月31日にショイグ国防相に対し、露海軍の最新コルベット艦Gremyashchiには開発中のZircon極高速CM (HCM) を装備することになるだろうと語った。 Zirconは早ければ2020年にも装備されるという。
プーチン大統領とロシアの国営メディアによると、Zirconの最高速度はMach 9という。
2019.02
International Defence Review
Russa announces flight tes of Avangard HGV
<1903-020006>
プーチン露大統領が2018年12月26日にAvangard (Vanguard) HGV初の全行程にわたる発射試験に成功したと発表した。 かつてObjekt 4202又はYu-71/Yu-74と呼ばれていたAvangardは固体燃料スクラムジェットで加速し、超高速で上下左右に運動するという。
Avangard HGVはRS-18B/UR-100UTTKh (SS-19 Mod 3) ICBMのほかR-36M2, RS-28 Sarmat ICBMのMIRV弾頭として搭載可能で、搭載能力4,350khのUR-100N UTTKh ICBMには6発が搭載できるという。
戦略ロケット軍司令官のカラカエフ上級大将は2018年12月17日に、最初のAvangard HGV搭載のUR-100N UTTKh ICBMは2019年に配備されると述べた。
2019.01.03
Jane's 360
Russia announces successful flight test of Avangard hypersonic glide vehicle
<1902-010305>
プーチン大統領が2018年12月26日にAvangard HGVの飛行試験に成功したと発表した。 Objekt 4202或いはYu-71及びYu-74と呼ばれるAvangard (Vanguard) はウラル山脈の南部から発射され6,000kmを飛翔してカムチャッカ半島の試射場に着弾した。 その間超高速で上下左右への操舵を行った。
固体燃料のスクラムジェット推進によりMach 27で飛翔するAvangardは、RS-18B/UR-100UTTKh (SS-19 Mod 3 Stiletto), R-36M2, RS-28 SarmatなどのICBMにMIRV弾頭として搭載され、発射重量105.6t、搭載能力4,350kgのSS-19は6発のAvangardを搭載するという。
ロシア戦略ロケット軍 (RVSN) 司令官が2018年12月17日に、最初にAvangardを搭載するのはSS-19で、Dombarovoミサイル師団が2019年中に受領すると述べた。 また2027年までにAvangard搭載ICBMを6基ずつ装備する連隊を2個整備することも明らかにした。
2018.12.27
Military Times
Russia says its new weapon is 27 times faster than the speed of sound
<1901-122703>
Mach 27で飛翔するため迎撃が不可能とされるAvangard HGVの飛翔試験は12月26日に行われ、ウラル山脈南部からカムチャッカ半島のKura射場まで3,700哩を飛翔した。
2018.12.24
Aviation Week & ST
Thinking at Mach 26
<1902-122407>
・2011年:米陸軍 AHW
・2014年:中 国 WU-14(DF-21搭載)
・2015年:ロシア Yu-71(SS-19搭載)
・2016年:ロシア Yu-74(SS-18A搭載)
・2017年:米海軍 AHW
・2017年:ロシア Kinzhal
・2019年:米DARPA TBG
・2020年:中 国 DF-ZF (WU-14)
・2021年:米空軍 HCSW
・2021年:米空軍 AGM-183A ARRW
・2021年:米陸軍 ARS
・2021年:米海軍 CPS
2018.12.27
NHK
ロシア「極超音速兵器」来年から実戦配備へ
<1901-122701>
プーチン露大統領が26日、Mach 20で飛行する超高速兵器とも呼ばれる新型核弾頭Avangardの開発を終え、来年から配備する方針を明らかにした。 Avangardは発射試験で6,000km離れたカムチャツカ半島の演習場に計画どおり着弾し、一連の開発計画を終えたと明らかにした。
Avangardはロシアが15年前に本格的に開発を始めた全長5mの有翼核弾頭で、BMで打ち上げられ切り離されたあと水平に飛行し、敵のレーダをよけながら攻撃する能力があるとされ、BMDSに対抗するためのロシア軍の切り札の一つとみられている。
【註】
AvangardはObjekt 4202,Yu-71またはYu-74とも呼ばれるHGVで、 UR-100UTTKhやR-36M2、RS-28 SarmatなどのICBMにMIRV弾頭として搭載される。
2017.02.20
Aviation Week & ST
Hyper threat
<1705-022002>
HAWCはX-51A計画を継承する米空軍とDARPAのスクラム
ジェット推進超高速機計画で飛行試験は2019年以降になる。
・Project 4202
吸気推進機を用いた一連の超高速滑空機計画で、2020年を目指しているとみられている。 計画最初の試験となるSS-19の
先端に取り付けられたYu-71の飛翔試験は2015年に行われている。
・DF-ZF(右図)
2020年を目指しているとみられる中国のDF-ZFはBMにより超高速に加速されたのち滑空飛行する。
2016.04
International Defence Review
Hypersonic hustle: Global efforts raised to satisfy need for speed
<1605-040012>
HSSW、X-51A、XS-1、TBG、
HAWC、REACH
・ロシア
GELA、Kh-90、GZUR、Gran-75
・インド
BrahMos Ⅱ
2013.05.01
Jane's Defence Weekly
Russia to draft hypersinic missile programme
<1306-050104>
ロシア KTRV社幹部が4月23日、2013年中頃までに超高速ミサイル開発計画を策定すると述べた。
同社はソ連時代から、 Kholod 計画の名の下に S-200 (SA-5) を改良した超高速ミサイルの研究開発を行っており、同社の隷下にある
Raduga社が開発していた GELA は、1997年のモスクワ航空展で公開されている。
2013.03
Jane's Missiles & Rockts
Russia plans hypersonic test flight
<1304-030021>
イズベスチャ紙が1月14日、ロシアが Mach 5 の超高速ミサイルの飛行試験を7月~8月に実施すると報じた。 2012年9月には副首相が、超
高速技術開発への投資を拡大すると述べている。
2013.01.23
Jane's Defence Weekly
Russia working on hypersonic weapon
<1302-012313>
ロシアが超高速空投武器の開発を再開しており、パイロンから投下する試験を行っている。 現在は亜音速で2~3kmの飛
翔であるが徐々に速度を上げ、2013年7~8月には Mach 5+ にする計画である。
ロシアはソ連時代に超高速ミサイルの研究を行ってきたが、兵器開発には至らなかった。
2008.10.11
Yahoo
時事通信記事
<0811-101101>
ロシア海軍が11日、バレンツ海で演習中の原子力潜水艦が SLBM シネワ (Sineva) の発射試験を行い成功したと発表した。 今回の発射試験
は初めて太平洋の赤道付近を標的とした。 Sineva は終末段階で巡航ミサイルになるため、米国のミサイル防衛網を
突破する能力があるとされている。
メドベージェフ大統領が空母建造計画の策定を国防省に命じた。 ロシアは現在、空母を1隻しか保有していない。 新型空母は1~2年後に建
造に着手し、一番艦が2013~15年に完成する見通しである。
2005.09.27
Yahoo
時事通信記事
<0519-092702>
プーチン大統領が27日、ミサイル防衛網を突破できる世界にない新型ミサイルを近く戦略ロケット軍に配備す
ると述べた。 新型みさいるとは「トーポリM」の改造型 ICBM とみられる。
2005.04
Jane's Missiles & Rockets
Russia continues hypersonic work
<0511-040009>
ロシアの報道によると、同国は Topol-M (SS-27) ICBM に搭載する有翼 RV などの
超高速飛翔体の開発を引き続き進めている。
Hypersonic Sstems Scientific Research Enterprise は1970年代から超高速飛翔体の研究開発を担当しており、1980年代には
Ajax 計画に従事した。
同所によると現在の研究は Ajax の様な水と炭化水素燃料を混合したものではなく、加熱された機体の熱を利用
した発展型の scramjet と MHD 発電を組み合わせたものを指向している。 これによると推力の増大がはかれる
だけでなく、発電機の電力を EMP などの兵器としても利用できると言う。
2005.02
Jane's Missiles & Rockets
Mobile Topol-M cleared for production
<0506-020005>
ロシアが2004年12月24日に、移動型 Topol-M (SS-27) の最終試験である4回目の発射試験を行い成功した。
この結果移動型 Topol-M は量産と配備が開始される。
移動型 Topol-M について、かつて米国 UNSCOM の監察官であった Scott Ritter が1月に発行された雑誌で、米国の
NMD では迎撃できないと発言した。 理由として、ブースタは固体燃料であるため燃焼時間が短く boost phase での迎撃が困
難であること、レーザ兵器への対抗手段を持っていること、RV の機動性が高く迎撃不可能などを挙げている。
これに対して MDA は、GMD は北朝鮮やイランの少数の ICBM に対抗するものであり、ロシアや中国の ICBM に対抗するものではない
と反論している。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
Russia conducts tests of new strategic missile systems
<0504-010007>
プーチン大統領が11月16日に、ロシアが新型の核ミサイルを試験中で2005年にも調達を開始すると発言した。
このミサイルとは有翼高速飛翔体を Topol-M ICBM の弾頭としたシステムか、飛翔
経路や高度を変えられる弾頭を装備した Bulava SLBM と見られている。 Blava は早ければ
2005年末、遅くとも2006年中には配備されると見られている。
2005年中にロシアは、現有の Topol-M 4個連隊に加えて新たに1個連隊を発足させる。 移動型の Topol-M はまだ配備されていない
が、2006年以降には、3~9基/年のペースで配備される。
(既報と同一内容に付き省略)
2004.11.17
Yahoo
時事通信記事
<0422-111702>
ロシアのプーチン大統領が17日、今後数年間に他の核保有国が保持していない新型の核ミサイルシステムを配備
すると語った。 どのようなミサイルかは言及しなかったが、これまでの実験は成功しており、近い将
来、他の核保有国が開発できないタイプになるという。
ロシアは米国のミサイル防衛システム配備を踏まえ、迎撃網を突破できる新型ミサイルを開発中とされていた
2004.08
Jane's Missiles and Rockets
Russian hypersonic RV demonstrator needs additional funding
<0417-080002>
2004年初めに、ロシアが ICBM 用有翼超高速 RV の実験に成功したことは、ロシアの戦略兵力の近代化にとっ
て大きなインパクトとなったが、開発は担当している TsIAM (Central Aircraft Enginr Institute) の自社努力に頼っており、政府から
の資金は出ていない。
特にエンジンの開発は TsIAM の自己資金で行われている。
2004.07
軍事研究
謎のロシア軍超ハイテク戦略ミサイル
<0411-070001>
この図などから、ロシアの新型ミサイルとしては、以下の3つが可能性として考えられる。
① X-90 AS-19 KOALA
イズベスチヤは、新型ミサイルは超音速で高々度を飛ぶ X-90 ミサイル又は X-101 ミサイルであると報じている。
② ゼンガー型宇宙無人爆撃機
第2次大戦中にドイツでゼンガーが研究をしていた超長距離爆撃機構想で、戦後ソ連が強い関心を持っていた。
③ スキッププレーン
2002年8月に DARPA が発表した HSSP (Hyper Soar Skip Plane) と同じ原理の航空機で、ゼ
ンガー構想と異なり飛行高度は大気圏(80,000mまで)となる。
2004.04
Jane's Missiles & Rockets
Russian tests manoeuvring re-entry vehicle
<0410-040013>
ロシアが、有翼超高速 RV のプロトタイプを SS-25 'Topol' ICBM(右図上)に取り付け
た発射試験を、'Bezopastnost-2004' 演習の一環として、2004年2月18日に実施した。
報道によると、新型 RV は AS-19 'Koala' を改良した Kh-90 と呼ばれる超高速巡航ミサイルで、スクラム
ジェット推進により高度100,000ft以上を Mach 6 で飛行できる。 試験では SS-25 に取り付けられたが、
最終的には SS-27 'Topol-M' ICBM(右図下)に取り付けられることになる。
この RV は当初 GELA と呼ばれ2001年に飛行している。 また ICBM への機動可能型 RV の取り付けは、1999
年から試験されている。
2004.03.03
Jane's Defence Weekly
Russia advances scramjet project
<0405-030306>
ロシアが先般実施した軍事演習における新型ミサイルの発射試験は、スクラムジェット推進の超高速弾道弾
のプロトタイプではないかと見られている。
ロシアのスクラムジェット開発は、資金難から1990年代に一時中断したが再開され、2001年にも試験が実施さ
れている。
2004.03.01
Aviation Week & ST
Hyper activity
<0405-030104>
ロシアは米国のミサイル防衛に対抗する ICBM の開発にスクラムジェットを採用する方針である。
ソ連時代からスクラムジェットを最終段階に用いる戦略ミサイルに関心を示しており、1995年に公開された
Raduga 設計局の Kh-90/GELA はその1つである。
Kh-90 はスクラムジェットを搭載し、Tu-95 Bearから空中発射するミサイルで速度は Mach 5 とされるが、
多くの問題を抱え計画は難航している。
ロシアはスクラムジェットを使用して理論的には Mach 10 のミサイルが可能とし、速度変化、旋回性及び非
弾道軌道は、既存の ICBM と全く異なるため、米国の BMD に充分対抗できるとみている。 ◇
2004.02.25
Jane's Defence Weekly
Russian missile capabilities under scruitiy
<0405-022501>
2月17~19日に行われたロシア軍の大規模演習で、新型弾道弾のプロトタイプが試験された。
新型弾道弾はミサイル防衛システムに対抗するため開発されているもので、超高速で飛行し目標の精密打撃ができるシステムである。
この新システムは2010~2015年に実用化できると見られている。
この演習では新型弾の試験を含めて6発が発射されたが、新型試験弾を除き成功したのは1発だけで、3発は失敗、1発は飛行間に爆破さ
れた。
2004.02.20
Yahoo
毎日新聞記事
<0404-022001>
ロシア軍が19日、米国のミサイル防衛システム構想に対抗するため、新型弾道ミサイルの開発に着手している
ことを明らかにした。 18日に行った戦略核兵器の演習でも、開発初期段階の打ち上げ実験を実施した。
タス通信によると新型ミサイルは、弾道ミサイルの軌道を予測して打ち上げられる迎撃ミサイルを無力化する
ため、打ち上げ後に軌道や高度を変更でき、弾道ミサイルに巡航ミサイルの機能を持たせたものと見られる。