2025.04.21 19:48 |
聯合ニュース | 国際民間航空機関 北朝鮮の GPS妨害に懸念表明 | <2505-042115> 韓国外交部が21日、北朝鮮が衛星利用測位システム (GPS) を妨害する電波を発信し、多くの国・地域の航空機が影響を受けているとする韓国政府の問題提起について、国連の専門組織である国際民間航空機関 (ICAO) が深刻な懸念を表明し、再発防止を求める決定文を採択したことを明らかにした。 3月10日から4月4日までカナダ・モントリオールで開催されたICAO理事会でこのような内容が盛り込まれた決定文が採択され、ICAO理事会議長名義で北朝鮮に通知されるという。 決定文には ・北朝鮮から発信されるGPS妨害電波に対する重大な懸念表明 ・これまでの理事会決定や国際民間航空条約などの順守要求 ・再発防止保障要求 などの内容が含まれた。 韓国政府は2024年10月2日から2025年2月14日にかけ、北朝鮮のGPS妨害電波により、20ヵ国・地域の述べ4,400機の民間航空機が影響を受けたことで、これをICAO理事会に正式議題として提起し、ICAO理事会に専門家を派遣し、韓国側の調査結果の客観性を説明し、強力な対応を求めていた。 ICAOは2024年6月に、初めてGPS妨害電波の発信元として北朝鮮を名指しした決定文を採択した。 2012年と2016年にもGPS妨害電波への懸念を表明する決定文は採択されたものの、北朝鮮が名指しされてはいなかった。 政府は「北の行動を注視しながらGPS妨害電波の発信のような挑発に対して国際社会との協力の下で厳重かつ団結した措置がなされるよう努力していく」との姿勢を示した。 |
2025.04.16 12:31 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシアによる衛星妨害、対策に着手 フィンランド | <2505-041612> フィンランドの研究者グループのプロジェクトリーダーが15日にAFPに、2022年以降に急増している全地球測位衛星システム(GNSS)へのロシアによるものとみられる妨害に対抗する装置の開発に着手したと語った。 フィンランドでは、GPSや欧州版GPSのGalireoといったGNSSサービスへの妨害が疑われる事例が急増しており、航空や海上交通に支障が出ている。 国土調査局のサーヤスト上級研究員は、同国東部では「複数の航空機」が着陸できなくなる事態が発生したとしている。 妨害はロシア発とみられており、軍や国境警備隊、林業部門で使用される衛星画像にも影響が及んでいる。 サーヤスト上級研究員は、こうした安全保障、経済両面へのリスクに対処するため、研究者グループが4月に、衛星からの信号を意図的に妨害する行為を特定・抑制する装置の開発を開始したと述べた。 開発プロジェクトにはEUが資金を提供し、特にGNSSデータへの干渉が頻発している東部の北カレリア地方で、2年間にわたって実施される。 運輸通信庁によると、フィンランドでは昨年、GNSSへの干渉報告件数が2,000件に上った。 2023年は239件だった。 フィンランドは1,340kmにわたってロシアと国境を接しており、同国が2022年にウクライナへの侵攻を開始して以降、国防・国境警備を強化している。 |
2024.11.11 21:32 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア原潜が宗谷海峡通過 最新型、航行を初確認 海自 | <2412-111117> 統合幕僚監部が11日、ロシア海軍のYasen級原潜(註:22-N27USM/SS-N-30SLCM 24発を装備するSSGN)など4隻が、宗谷海峡を通過したと発表した。 Yasen級はロシアの最新鋭攻撃型原潜で、海上自衛隊が航行を確認したのは初めてである。 統幕によると、11日08:00頃に、宗谷岬の北東80kmのオホーツク海を西進するYASEN級原潜やUdaloy級フリゲート艦(註:Udaloy級はフリゲート艦ではなく7,570t/8,900tの駆逐艦)などロシア海軍の艦艇4隻を海自が確認した。 4隻はその後宗谷海峡を西に抜け日本海に進んだ。 同省は原潜が浮上航行していた理由などを分析している。 |
2024.11.11 16:31 |
中央日報 | 北朝鮮、5日にわたり GPS電波妨害…韓国合同参謀本部「無人機出現に備えた訓練目的」 | <2412-111112> 北朝鮮が12日午前にも黄海の南北境界地域でGPS jammingを試みた。 北朝鮮はGPS jammingを8日から5日間にわたり続けている。 韓国合同参謀本部の李公報室長が12日の定例会見で、「今日も北朝鮮のGPS jammingが一部地域であった。 黄海島嶼地域で早朝に断続的に弱いレベルだった」と明らかにした。 北朝鮮は5月末から6月初めにも5日連続で黄海北方限界線 (NLL) 一帯で韓国側に向けたGPS jammingを敢行した。 当時のjamming攻撃は信号方向や出力レベルなどから韓国側に向けた挑発と推測された。 これに対し最近のGPS jammingはその時と比較すると韓国軍に捉えられる出力レベルが低く持続時間が短いことから本格的な攻撃の試みとみるには明確でない側面があるという。 李室長は「11月に行われている北朝鮮のGPS jammingは主にUAV出現に備えた独自訓練の目的が多くある」と話した。 北朝鮮は10月18日に韓国のUAVが黄海最北端の島である白翎島を離陸した後、黄海を経て平壌上空に浸入したと主張した。 GPS jammingは船舶と航空機の運航に障害を与える恐れがあり、科学技術情報通信部によると、11月に入り11日基準で北朝鮮のGPS jammingによる障害通報は航空機が279件、船舶が52件の331件が寄せられたが、これによる事故などの被害はなかったという。 |
2024.11.10 15:10 |
聯合ニュース | 北朝鮮による GPS妨害 今月331件の通報=韓国政府 | <2412-111007> 韓国の科学技術情報通信部が10日、今月に入り、北朝鮮の全GPS jammingにより障害を受けたとの通報が331件あったと明らかにした。 科学技術情報通信部によると、11月1日から10日午前までにGPS jamming関連で通報があったのは航空機が279件、船舶が52件だった。 また「開豊と海州の方向からのjamming信号が継続的に探知されている」と説明した。 ただ事故などの被害は発生しなかったという。 科学技術情報通信部は「航空機・船舶などの運航に被害がないよう注意深く監視しながら関係機関と常時対応態勢を維持していく」と明らかにした。 同部はGPS jamming電波を常時監視する体制を取っており、海洋水産部はGPS jamming関連状況の通知などを行っている。 |
2024.11.01 13:22 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
バルト海で衛星信号妨害、ロシアの制裁逃れか フィンランドが指摘 | <2412-110116> フィンランドの沿岸警備隊によると、バルト海のフィンランド湾で4月以降に、全地球航法衛星システム (GNSS) 信号の妨害が相次いでおり、船舶が位置情報を正しく把握できない事例が増えている。 また数週間前からは、ロシアのサンクトペテルブルク付近の港への入港が発覚しないよう位置情報を偽装したタンカーが10隻ほど確認されているという。 沿岸警備隊の司令官はReutersに対し「これは制裁逃れに関連しているとみられる」と指摘し、「ロシア産原油を輸入する国が産地を隠したい場合、販売業者や船舶が位置情報を偽装するspoofingを利用して船舶がロシアに入港していないように見せかける可能性がある」と述べた。 西側諸国はロシアのウクライナ侵攻に対する制裁として、海上輸送されるロシア産原油に上限価格を設定している。 |
2024.08.11 09:20 |
Kyiv Post | Ukrainian Naval Forces Hit Offshore Gas Platform Kremlin Used to Spoof GPS | <2409-081104> ウクライナ海軍がロシアがGPSを偽装するために使用した沖合のガスプラットフォームを攻撃した。 ウクライナ海軍がウクライナ国防省主要情報局 (HUR) と協力して、ロシアが民間船舶を危険に晒すために海上GPS spoofing妨害装置を黒海上ガス採取拠点に設置するため、ロシア軍が装備と軍人を運んできた洋上拠点を攻撃した。 そのビデオは、ウクライナ海軍報道官のプレテンチュク中佐が彼のFacebookページで公開した。 |
2024.05.01 15:09 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
アングル:民間機に重大な影響及ぼす GPS 妨害、世界で急増中 | <2406-050107> エストニアのツアフクナ外相が29日、同国領空内でロシアがGPSを妨害していると非難した。 これに先立ちフィンランド航空は、電波障害のためエストニア東部タルトゥへの航空便運航を1ヵ月停止すると発表している。 特に2023年以降、世界中でGPSの動作が妨げられているとの報告が増加し、航空機が通常の航路を外れて事故が起きる懸念が高まりつつある。 |
2024.04.30 06:06 |
朝日新聞 (Yahoo) |
フィンランド航空、「GPS妨害」で一部運休 ロシア関与の指摘も | <2405-043003> Finnair社が29日、エストニアの第2の都市タルトゥとヘルシンキを結ぶ定期便を5月31日まで運休すると発表した。 GPS信号を必要としないシステムをタルトゥ空港に導入するためだという。 周辺地域ではGPS信号の妨害が相次いでおり、ロシアの関与も疑われている。 Finnair社の発表によると、ロシアがウクライナに侵攻した2022年以降、カリーニングラードや黒海などでGPS信号の妨害が増加している。 |
2023.09.29 20:38 |
Ukrainska Pravda | Russia jams GPS of ships in our territorial waters – Romania's top general | <2310-092909> ルーマニア軍参謀総長が、ロシアが黒海のルーマニア領海に対しGPS妨害を行っているため船舶の衝突の危険に晒されていると述べた。 |
【註】 ルーマニア領海に対するGPS妨害の狙いは、ウクライナが発表した臨時海路での航行妨害と見られる。 臨時海路はルーマニア、ブルガリア、トルコの領海を経てボスポラス海峡に至るもので、ここを通過する船舶をロシアは直接攻撃できない。 |
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2023.05:06 14:25 |
CNN (Yahoo) |
米供与のハイマース、ロシアの電波妨害で精度低下 ウクライナは対策強いられる | <2306-050607> ロシアがHIMARSに対し電波妨害を駆使してGPSによる誘導を狂わせ、目標への命中を阻止しているケースがここ数ヵ月で増えていることを、この問題について報告を受けた複数の関係者がCNNに明らかにした。 米英やウクライナの情報筋5人によると、ここ数ヵ月にロシアの集中的な妨害によりHIMARSの有効性は低下している。 米国やウクライナの当局者は巧妙さを増すロシアの電波妨害に対抗するため、HIMARSのソフトウェアを変更する方法を模索することを余儀なくされているという。 米国防総省のある当局者は「絶えずイタチごっこが続いている」と説明し電波妨害への対策が見つかっても、ロシアはその対策に対抗する措置を繰り出してくると指摘した。 GPSへの妨害は誘導砲弾Excaliburや誘導爆弾JDAMのようなスマート兵器にも影響を与えうる。 国防総省の流出文書によるとJDAMは特に妨害の影響を受け易いという。 |
2023.05:05 11:58 |
テレ朝 News (Yahoo) |
クレムリンへのドローン攻撃後 モスクワで GPS の“異変”相次ぐ | <2306-050507> 独立系メディアは3日未明に起きたクレムリンへのUAV攻撃後、モスクワ市内でGPSが不安定になる現象が相次いでいると報じている。 ロシアの有力紙では、GPSの誤作動でタクシーの配車システムやカーナビなどのサービスに影響が出ていることをインターネット大手が認めたとも報じている。 またサンクトペテルブルクでも道路上のスクーターがGPSで川の上に表示されるなど、誤った位置情報が表示されるケースが報告されているという。 |
2020.09.15 | C4ISR net | Army to award contract for GPS alternative by end of September | <2010-091512> 米陸軍が9月10日、2社と進めてきたGPSが使えない状況で自己位置標定やタイミング (NPT) を行う装置MAPS Gen 2の開発Phase 2から、Milestone Cに向けたPhase 3担当を月内に1社に絞り込むことを明らかにした。 一方陸軍はMPAS Gen 1を2019年に駐独第2騎兵連隊のStrykerに装備しており、今後カンサス州Ft. Riley駐屯第1歩兵師団第1旅団のBradley IFVや戦車への装備も進める。 |
2020.09 | International Defence Review | Orolia weighs 'mixed set' PNT capability for LTAMDS | <2010-090001> ニューヨークを拠点とするOrolia社のHironori Sasaki社長が、Raytheon社が7月8日に、米陸軍向けに開発中のLTAMDSで、測位タイミング装置 (PNT) にOrolia社を選定したことを明らかにした。 Orolia社は同社製のSecureSync及びVersaSyncをLTAMDSに特化させた装置を提案している。 LTAMDSはFY21での公式な評価に備えて、5月には実験室での試験を開始している。 |
2020.02.26 | Breaking Defense | New GPS sats can maneuver & resist jamming | <2003-022605> 米宇宙軍が測位衛星の耐妨害性を高めるNTS-3計画を進めようとしている。 NTS-3はL3Harris社が空軍研究所 (AFRL) の先進技術開発Vanguards計画の一環として$84Mで受注しているもので、2023年の打ち上げが必須とされている。 耐妨害性を高める軍用のM-codeは90年代中頃に初めて提唱されたが、25年経った現在でも打ち上げられているGPS Ⅲに搭載されていない。 NTS-3は2025年頃に打ち上げられるGPS Ⅲ後継のGPS ⅢFまでのギャップフィラになる。 |
2019.12.05 | Stars & Stripes | Europe-based Army Strykers to receive anti-jamming systems | <2001-120508> ロシアなどが戦闘でGPS妨害を行うと見て、在欧米陸軍が300両以上装備しているStrykerにMAPSを搭載する計画である。 これによりGPSが妨害を受けてもStrykerは位置を評定して相互に通信が行えるようになる。 陸軍は11月にドイツで行ったDragon Ready演習で第2騎兵連隊のStryker 60両にMAPSを搭載してその効果を実証していた。 陸軍は今後Bradley IFV、M1 Abrams MBR、M109 Paladin SPHにもMAPSを搭載して行く計画である。 |
2019.12 | International Defence Review | MBDA investigates GPS/GNSS-denied navigation under REASON project | <2001-120011> MBDA社がAirbus社とONERA社の協力の下に将来の長距離CMが使用する衛星通信を使用した航法システムを開発している。 この計画はREASONと呼ばれ、英仏のMCMITP計画の一翼を成すもので、MBDA社が主導し、Airbus社が試験、ONERA社がシミュレーションを担当する。 中長距離の飛行段階でCMはIMUを補正する追加データを必要とするが、GPS/GNSSが使用できない状況になるとREASONが衛星通信を用いてこれを補正する。 |
2019.12 | International Defence Review | US Army fielding new position, navigation, timing programme for Stryker vehicles | <2001-120004> 在欧米陸軍がGPS妨害に対抗するためStrykerにMAPSを搭載する計画を進めている。 当面は第2騎兵連隊に62セットを装備するが、その後戦域に339セットを装備する計画で、今後はBradley IFV、M1 Abrams MBR、M109 Paladin SPHにも搭載して行く計画である。 計画は第一世代 (Gen 1) と第二世代 (Gen 2) に分かれ、MAPS Gen 1では耐GPS妨害アンテナとanti-spoofingモジュール (SAASM) 受信機 、チップサイズの原子時計 (CSAC) 及びPNT諸元を他に伝送するシステムからなる。 その後Gen 2で更なるanti-spoofing機能の強化を図る。 |
2019.04.10 | Jane's Defence Weekly | Russia accused of extensive GPS spoofing | <1906-041004> NPOのC4ADSがロシアのGPS妨害に関する報告を行った。 報告によると過去2年間に地中海、黒海、ウラジオストック、フィンランド湾など世界10ヶ所で1,311の船舶などが9,883回にわたるGPS妨害を受けており、その中にはロシアからのものも含まれる。 |
2019.03.13 | Jane's Defence Weekly | IAI unveils anti-jammer for ground GNSS systems | <1905-031313> イスラエルIAI社がGNSSのECCM性を強化したADAであるADA-Oを公開した。 ADA-Oは機甲車両やその他大型車両、艦船などに装着される。 |
2019.03.08 | Defense News | Norway alleges signals jamming of its military systems by Russia | <1904-030809> ノルウェー軍が、2018年10~11月にNATOが北極圏で行ったTridnt Juncture演習の際にロシアがGPSに対する妨害を行ったのを機に、ロシアの行う通信やGPSに対する妨害を排除する方策を検討している。 ロシアによる電子妨害は2017年にノルウェーとNATOが北極圏で演習を行って以来激しくなっている。 この地域はロシアが北方艦隊の拠点にして陸空軍も精鋭部隊を配しているKola半島に近いためと見られる。 ノルウェー情報当局の報告書Focus 2019によるとロシアは2017年と2018年にノルウェー軍に対する模擬攻撃を仕掛けている。 2018年2月にはKola半島のMonchegorsk基地を離陸したSu-24 11機が模擬攻撃隊型でノルウェーのVardøにあるレーダ基地に疑似攻撃を仕掛けた。 |
2018.11.21 | Jane's Defence Weekly | USAF awards Rockwell Collins contract for latest digiral anti-jam GPS receiver | <1901-112109> 米空軍がRockwell Collins社にディジタルGPS対妨害受信機 (DIGAR) を発注した。 DIGARは州兵空軍と空軍予備役が装備するF-16 Block 15/25に装備する。 |
2018.11.13 | C4ISR net | Norway says Russia jammed GPS signal during NATO drill | <1812-111308> ノルウェー国防省が13日、NATOが10月16日~11月7日にノルウェーで行った大規模演習間、ロシアがGPSに対する妨害を実施したことを明らかにした。 またフィンランド首相がラップランド北部でGPSが使用できない状況になったと述べ、先週初めに民航機に対し警報を発した。 |
2018.10.17 | Jane's Defence Weekly | Pilots warned of jamming threat in Eastern Med | <1812-101707> 米連邦航空局 (FAA) が10月9日、シリアに配備されたロシアの電子戦装置が民航機に影響を及ぼす可能性があるとしたNOTAMを発した。 それによるとベイルート飛行情報空域 (FIR) 内でGPS信号が受信できなくなる可能性があるという。 |
2018.06.06 | Jane's Defence Weekly | Chinese missiles to receive jamming-resistant antenna | <1807-060612> 中国国営Global Timesが5月24日、23~25日に開かれた第9回中国航法衛星コンファレンスで北京のLi Gong航法技術社が、北斗測位衛星 の信号を妨害環境下でも受信できるアンテナを今年後半にミサイルに 搭載すると発表した。 このアンテナは既にH-6やJ-15には搭載されており、新たに搭載するミサイルとはYJ-12 ASCMやCJ-10 LACMと見られる。 このアンテナは従来のアンテナであれば1Wの妨害源から10km離れていても影響を受けていたのが100mまで大丈夫 だという。 |
2018.01.03 | Jane's Defence Weekly | Norway's defence minister downplays threat from GPS jamming and spoofing | <1802-010311> ノルウェー国防相が12月14日、ロシアが9月に行った "Zapad" 演習での通信妨害によりノルウェー北部で民航、海 運、漁業が影響を受けたと述べた。 その上で、事前準備があったので大きな影響は受けなかったとも述べた。 |
2017.12.20 | Jane's 360 | Norway’s defence minister downplays GPS jamming, spoofing threat | <1801-122006> ノルウェー国防相が14日、ロシアが9月に行った"Zapad"演習の際、ロシア国境から250km離れたFinnmarkの 東部でGPSが妨害を受け、民航機やその他に影響が出たことを明らかにした。 |
2017.09 | International Defence Review | IAI, Honeywell partner to counter GPS jamming | <1710-090002> IAI社とHoneywell社が、軍用のGPS用ECCM装置の共同開発で合意してMoUを締 結した。 両社はイスラエル軍が既に採用し輸出も行われているIAI社製ADA GPG装置と、Honeywell社製のGPS INS装置を元に開発を行う。 |
2016.08.22 | Yahoo | 時事通信記事 「GPS 妨害への対応訓練=北朝鮮の挑発想定―韓国」 |
<1609-082206> 韓国政府が22日、北朝鮮によるGPSの電波妨害への対応強化を目的とした演習を実施した。 訓練には未来創造科学省や国土交通省、軍、海洋警備当局などが参加し、北朝鮮がGPSの妨害波を発信してきた事態を想定し、発信源の探知 や、船舶航空機のGPSシステム障害への対処などを訓練した。 |
2016.06.30 | 聯合ニュース | 北の電波攻撃で航空機2100機に影響 | <1607-063002> 北朝鮮のGPSに対する妨害で2010年から今年まで航空機2,100機に影響があったことが分かった。 北朝鮮のGPS妨害が初めて確認されたのは2010年8月23日からの2日間で、乙支フォーカス米韓合同演習が行われて最中であった。 その後、2011年3月4日~13日のキー リゾルブ演習、2012年4月28日~5月13日の米韓空軍合同演習、2016年3月31日~4月5日の米韓合同演習などでもGPS妨害があり、北朝鮮の開城一帯から妨 害波が送信されたことが確認されている。 |
2016.04.01 | Yahoo | 聯合ニュース記事 「北朝鮮の GPS 妨害は『明白な挑発』 韓国国防部が声明」 |
<1605-040105> 韓国国防部が1日、北朝鮮が韓国に向けGPSを混乱させる妨害電波を 発していることについて、休戦協定と国際電気通信連合(ITU)の規定に反する明白な挑発行為で、直ちに中止することを求めるとする警告声明を発 表した。 |
2016.04.01 | Yahoo | 中央日報記事 「北の仕業とみられる GP 電波混乱…携帯電話・ナビに影響なしか=韓国」 |
<1605-040102> 韓国未来創造科学部が31日午後7時40分、首都圏と江原地域にGPS電波混信注意レベルを発令したことを明らかにした。 GPS混信とは衛星から受信する電波信号が異なる信号によって正常に作動しない状態を指す。 GPS電波混信が発生すれば移動通信社基地局が影響を受ける可能性があり、 飛行機や船舶などのGPS信号の受信に問題が生じる可能性がある。 南北間の軍事的緊張が高まる中で北朝鮮によるものと推測される。 |
2013.10.29 | Defense News | US seeks GPS alternative | <1311-102908> この夏から秋にかけて、船舶追随システムなどが擬 GPS 信号で混乱させられるなど、GPS の脆弱性が更に明らかになってきたが、米 DARPA は2009年から、GPS の代替になり得る改良型慣性航法装置 ( IMU) の研究を行っている。 従来の IMU は、その精度を20秒程度しか維持できなかったが、改良型 IMU は原子が動いた際のラーモア周波数をレーザ で検出しようというもので、長時間にわたる精度の維持が可能になる。 IMU をミサイルの誘導に使用する場合、70%のミサイルは3分間精度を維持で きれば良く、20分間維持できれば98%のミサイルで使用できることになる。 |
2012.09.19 | 朝鮮日報 | 北朝鮮による GPS 妨害、2010年以降3回 | <1210-091902> 北朝鮮による GPS 妨害は2010年以降に3回行われた。 1回目は2010年8月 23日から4日間行われ、航空機15機と韓国海軍の艦艇1隻が被害を受け、2回目は昨年3月4日から11日間続き、航空機106機、船舶10隻が被害にあった。 今年4月28日から16日間続いた3回目の攻撃では、航空機1,016機、船舶254隻が被害を受けた。 |
2012.05.15 | Yahoo | 読売新聞記事 「北からの GPS 妨害電波、15日ぶり停止」 |
<1206-051502> 韓国放送通信委員会が15日、韓国北西部で4月28日から民間航空機や船舶の GPS に障害を起こしていた北朝鮮からの妨害電波 が13日夜、15日ぶりに止まったことを明らかにした。 妨害電波は、南北軍事境界線に近い開城地域からの発信が確認され ていた。 韓国国土海洋省は、北朝鮮に効果を知らせることになりかねないとして、最終的な被害数を明かしていないが、この問題は14日に北京で行われた中韓首脳会談でも取り 上げられていた。 |
2012.05.11 | Yahoo | 韓国聯合ニュース記事 「無人偵察ヘリの墜落は北朝鮮と無関係=韓国国防部」 |
<1206-051102> 仁川市で10日午後に試験飛行中の UAV が墜落し3人が死傷した事故について、一部メディアは北朝鮮の GPS 妨害が事故原因の可能性と報じて いたが、国防部は11日、組み立て過程での不備が事故の原因で、事故と北朝鮮の妨害電波は無関係だと発表した。 |
2012.05.11 | Yahoo | 産経新聞記事 「北朝鮮の GPS 妨害で墜落か 無人偵察ヘリ、3人死傷 韓国軍が調査」 |
<1206-051101> 韓国仁川で10日、UAV 1機が試験飛行中に制御不能となり、操作員が乗った車両に激突して爆発 し、スロバキア国籍の技術者1人が死亡、2人が負傷した。 韓国軍は北朝鮮の GPS が原因の可能性があるとみて調べている。 事故を起こした UAV は韓国海軍がオーストリアから導入し、黄海の北方限界線 (NLL) 付近の偵察に使う計画だったという。 |
【註】 事故を起こした UAV は、オーストリア Schiebel社製の Camcopter S-100で、同社は既に世界中に130機を販売した実績を持っているが、韓国が導入する との報道はなかった。 |
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2012.05.02 | Yahoo | 時事通信記事 「北朝鮮がGPS妨害?=航空機220機以上が被害―韓国」 |
<1206-050201> 韓国国土海洋省が2日、先月28日から韓国の空港を利用した航空機220機以上に GPS 障害が発生しており、現在も続いて いるが、GPS は補助的に使用されているため運行には支障がないと発表した。 障害は仁川空港と金浦空港を離発着する航空機で起きており、北朝鮮による妨害電波の可能性 も指摘されている。 |
2011.09.28 | Jane's Defence Weekly | South Korea may build its own GPS | <1111-092805> 韓国国防相が9月19日、北朝鮮の GPS 妨害に対抗するため独自の GPS を開発していることを 明らかにした。 北朝鮮は有効距離100km以上の GPS 妨害装置を装備しており、3月に韓国聯合ニュースが、北朝鮮の行った GPS 妨害で、携帯電話や韓国陸軍の装備が影響を受けたと報じ た。 |
2011.09.07 | 朝鮮日報 | 北朝鮮、新型 GPS かく乱装置を独自開発中 | <1110-090704> 韓国国防部が6日に国会に提出した北朝鮮の電子戦装備に関する報告書で、北朝鮮が100km以上遠方まで GPS を妨害で きる ECM 装置を開発しており、北朝鮮の電子戦部隊は平壌周辺に1個連隊配置、更に前方の各軍団に大 隊規模が配置されていると報告した。 これまで北朝鮮は2000年代前半にロシアから入手した車載型の ECM 装置や有効距離50~100kmのその改良型を軍事境界線付近の2~3ヵ所に配置 し、今年初めに開城と金剛山の2ヵ所から南に向け妨害電波を放射した。 EMP 弾についても韓国軍は、北朝鮮の新型電子戦装備開発状況や各国の EMP 弾開発の動向から、北朝鮮も今後開発する可能性 があるという見込みを示した。 |
2011.09.06 | Yahoo | 韓国聯合ニュース記事 「北朝鮮が電波妨害機を開発中、有効距離100キロ」 |
<1110-090602> 韓国国防部が6日に国会に提出した北朝鮮の電子情報戦に関する資料で、北朝鮮が有効距離100kmに達する 新型 ECM 装置の開発を進めていることを明らかにした。 これまで北朝鮮は50~100km内の GPS などを妨害する ECM 装置 を軍事境界線付近に配置していることが分かっている。 また北朝鮮の電子情報戦部隊は平壌近郊と最前線に1部隊ずつが配置されていることが確認されている。 同資料によると、北朝鮮は旧ソ連から導入した約20種の通信、レーダ ECM 装置を保有している。 今年3月に北朝鮮の ECM によって、韓国の首 都圏などで GPS の受信障害が発生している。 |
2011.03.06 | Yahoo | 時事通信記事 「北朝鮮、ソウルなどに妨害電波= GPS 受信に一時障害―韓国 TV 」 |
<1104-030601> 韓国の YTN TV 6日、ソウルなど首都圏の一部で4日に GPS の受信障害が一時発生し、原因が北朝鮮からの妨害電波 だったと報じた。 YTN によると、障害が発生したのはソウルのほか、仁川、坡州など首都圏西北部の基地局で、GPS を利用した携帯電話の時計、通話の音質、砲兵部隊 の計測装置などに軽微な被害があったという。 韓国軍等は、軍事境界線に近接する北朝鮮の海州と開城地域の部隊から妨害電波が出ていることを捕捉し、北朝鮮による発信装置の試験と推定している。 |
2010.12.23 | Yahoo | 韓国中央日報記事 「北、延坪訓練投入無人偵察機に『 GPS かく乱』」 |
<1101-122302> 韓国政府が22日、北朝鮮軍が20日に韓国軍が延坪島で行った射撃訓練に際し、UAV の活動を阻止するために GPS 妨害 を行ったことを明らかにした。 韓国軍は、北朝鮮が開城や海州などに ECM 部隊を新設し、GPS 妨害能力を強化していることを把握している。 また、北朝鮮はかつて中国や ロシアから GPS 妨害装置を輸入して使用したが、最近は独自に装備を開発して使用していることを明らかにした。 金前国防部長官も10月の国 会国政監査で、北朝鮮が50~100kmの範囲で GPS を妨害する装備を保有していると述べた。 |
2009.08 | International Defence Review | New family of GPS jammers introduced by KB of Belarus | <0910-080008> ベラルーシの KB レーダ設計局が、Optima 2 及び Optima 3 GPS 妨害装置を公表した。 い ずれも 1,575.42MHzと1,227.6MHzの GPS 周波数をカバーする。 Optima 2 は塔の上などに設置する操作不要型で、各周波で10Wの送信を行い、有効範囲は70km である。 Optima 3は遠隔操作式で各周波の出力は20Wである。 基本型では Optima 2 と共通 性のある送信機9基を30~50kmに展開する。 |
2008.05.29 | 朝鮮日報 | 北朝鮮、ミサイル妨害装置・・・ | <0806-052901> 韓国政府の消息筋が28日、北朝鮮がロシア製を参考に GPS 妨害装置を開発し、シリアなど中東地域に輸出しようとし ていると述べた。 北朝鮮はロシア製よりも低価格で、複数の中東諸国に対して販売促進活動を行っているという。 |
2007.11.12 | Aviation Week & ST | GPS jammers | <0724-111208> 米情報機関は、中国が国内に展開したと公表した車載型 GPS 衛星妨害装置の存在 について確認を急いでいる。 事実であれば、米軍の中国に対する GPS 誘導兵器の使用が大幅に制約される可能性がある。 米国は車 載装置の写真を入手しているものの、その性能は明らかになっていない。 イラクが米軍の侵攻時に初歩的な GPS 妨害装置を使用したが、中国の装置はロシアの装備を基礎にした精密で強力なものである可能 性が高い。 |
2007.09 | Jane's Missiles & Rockets | Russia delivers GPS jamming system variants | <0720-090005> ロシアの Aviaconversiya社が二種類の測位衛星妨害装置を製造しており、多数の国へ輸出している。 一 種類は国家レベルの広域用で、もう一種類は戦場などの狭い地域用である。 この装置は GPS の L1 (1,227.6MHz) と L2 (1,575.4MHz) 信号だけでなく、ロシアの測位衛星である GLONASS の二帯域 (1,243~1,251MHz 及び 1,598 ~1,608.7MHz) の妨害も行う。 24基の衛星からなる GLONASS は、現在12のキャリヤ波に同一コードをのせているが、今後現有12基のうち8基が異なるキャリヤ波を 使用することになるため、GLONASS への妨害は現在及び将来の全ての周波数に対して行われる。 広域用妨害装置の送信出力は16~20Wで、妨害装置のアンテナを高度800ftに設置した場合の有効距離は、 7,000~8,000ftを飛行する対象に対して200kmになるという。 |
2003.03.26 | Yahoo | 時事通信記事 「GPS 妨害装置を破壊 米中・・・」 |
米中央軍司令部のレニュアート少将は25日、過去2日間の空爆でイラクが保有している GPS に対する 妨害装置を6つともすべて破壊したことを明らかにした。 |
2001.02.28 | Jane's Defence Weekly | Iraqi air defences under strain | イラクは1991年の湾岸戦争以来、独自の努力を払い防空能力の維持向上を図っている。 2月16日と22日、米英によるイラク空爆で発射された25発の JSOW の殆どが目標を外れた原因は、調査中であるが、ソフトウェアーに 問題があるとみられ、イラクの GPS 誘導システムに対する妨害・偽へんの可能性も高い。 更に、防空通信網は光ファイバーでリンクされ抗堪性の強化が図られている。これは中国が技術援助してい るとされ、中国技術者への損害を避けるため爆撃時期を金曜の夜間に設定している。 中国以外にベラルーシ、ロシア、ユーゴがイラクを支援していると思われ、ユーゴは爆撃情報を事前に通報 していたことが明らかになっている。 |