2022.12.01 13:01 |
SORAE (Yahoo) |
ロシア、測位衛星「GLONASS-M」シリーズ最後の1機を打ち上げ | <2301-120108> ロシアが日本時間2022年11月29日にSoyuz 2.1b SLVの打ち上げを実施した。 搭載されていた測位衛星GLONASS-Mは予定されていた軌道へ無事投入されたと報じた。 GLONASSはロシアの衛星測位システムで、GLONASS-Mはその第2世代の衛星となる。 今回打ち上げられたGLONASS-M No.61は第2世代最後の衛星として2015年に製造された。 国営TASS通信の過去の報道によると、No.61を含む最後の6機は予備機として用意されたものという。 ロシアは現在、第2世代のGLONASS-Mを、第3世代のGLONASS-Kシリーズや、第4世代のGLONASS-K2シリーズに置き換える計画を進めているが、その計画に遅れが生じている可能性が考えられる。 |
2014.07.10 | Yahoo | Record China 記事 「中露、衛星測位システムのステーション建設で提携へ=米『GPS』に対抗―中国メディア」 |
<1408-071003> 環球時報が9日、ロシアと中国は測位衛星 GLONASS と 北斗の地上基地を両国に設置することなどを含む、さまざまな協力の 方向性について協議すると報じた。 測位精度は GLONASS は高緯度、 北斗は低緯度に優位性があり、相互補完が期待される。 |
2014.06.10 | Yahoo | 新華網記事 「ロシア副首相『中ロの衛星ナビシステム、相互補完で世界最強になる』―中国メディア」 |
<1407-061003> キューバのメディアが6日、ロシアのロゴージン副首相が、中国とロシアによる共同測位衛星システムは他のシステムに とって最大の競争相手になると語ったと報じた。 また、ロシアの RIA ノーボスチは6日、同副首相が中露がワイドボディの遠距離民航機やヘリコプタの研究開発を共同開発することを取り決めたと報じた。 |
2012.08.07 | Yahoo | Record China 記事 「 EU のガリレオを追い抜いた中国の衛星測位システム・北斗―米誌」 |
<1209-080701> GPS に対抗して EU が構築を進めている衛星測位システム Galileo 計画には、2003年に中国も$270Mを拠出しに 参加したが、重要な決定には参加できないため、中国には米国に対抗する陣営の結成をアピールする EU の口実に使われたとの印象がある。 しかしながら両者の立場が逆転し、Galileo が本格運用開始が遅れる一方で中国の北斗が GPS やロシアの GLONASS に 続き本格運用が開始される。 |
2012.02 | Jane's Missiles & Rockets | GLONASS gains 100% coverage | <1203-020016> ロシアが2011年11月4日に GLONASS-M 3基の打ち上げに成功したが、12月8日にロシア連邦宇宙庁が、GLONASS システムは衛星24基が operational になり、全地球上の100%をカバーするようになったと発表した。 |
2011.11 | International Defence Review | Russia finalises GLONASS | <1112-110017> ロシアが10月3日、24基目の GLONASS 測位衛星を Soyuz 2-1B を用いて打ち上げた。 これにより GLONASS システム は、全地球の99.5%をカバーすることになり、完成した。 |
2011.02 | Jane's Missiles & Rockets | Three satellites crash into the Pacific | <1103-020014> 2010年12月5日に、ロシアの Glonass-M 3基が Proton-M SLV で打ち上げられたが、ソフ トの不具合から軌道に乗らず失敗した。 このためロシアは2005年に打ち上げられた予備機2基を再稼働させた。 Glonass はロシア全土をカバ ーするのに18基でよいが、地球全体をカバーするには24基が必要である。 次世代衛星 Glonass-K は12月28日に Soyuz により打ち上げられる計画であったが、不具合が発見されたため打ち上げは2011 年に延期された。 Glonass-K の一号機は実用ではなく試験用に使用される。 |
2011.01 | Jane's Missiles & Rockets | Capabilities of Glonass satekite are questioned | <1102-010023> ロシアの Glonass 測位衛星は12月5日に Glonass-M の39、40、41号機の打ち上げが予定さ れている。 ところが、ロシア連邦宇宙庁が11月11日に39号機に故障が見つかり向上へ戻されたと発表したが、同庁は11月22日に、打ち上げは予定通り12月5日に行うと発 表した。 ロシアの Glonass について現地では、武器の精密誘導には現在軌道上にある26基(実働しているのは19基)では 不十分であると報じている。 2008年にロシアはグルジアに対し Iskander (SS-26) を発射したが Glonass の 信号を受信できず目標にあたらなかった。 また Toplo-M (SS-27) 移動型 ICBM は、導入時に Glonass が使用できない状態であった。 |
【註】 Glonass 39, 40, 41 は予定通り12月5日に打ち上げられたが、打ち上げに失敗した。 |
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2010.12.06 | Yahoo | 読売新聞記事 「米に対抗の露版 GPS 衛星3基、太平洋の藻屑に」 |
<1101-120601> ロシアが5日、GLONASS 3基を載せたロケットの打ち上げに失敗した。 ロケットはカザフスタンのバイコヌール宇宙 基地から打ち上げられたが、衛星は予定された軌道に乗らず、ハワイの北西約1,500kmの太平洋上に落下したという。 GLONASS 測位システムは今回の3基で打ち上げが完了し、MRL来年1月にも全面稼働する計画だ った。 |
2010.09.08 | Jane's Defence Weekly | BrahMos missile adopts Glonass satellite system | <1010-090808> インドの DRDO が8月25日、BrahMos がロシアの測位衛星 GLONASS を 用いて292kmを飛翔し交戦に成功したと発表した。 BrahMos は2009年1月に行われた GPS を用いた試験で、GPS 信号の受信に失敗した。 |
2010.08 | Jane's Missiles & Rockets | Russia to upgrade Glonass satellites | <1009-080017> ロシアが Glonass 測位衛星の改良型である Glonass-K の打ち上げ試験を年内に行う。 ロ シアの宇宙局である Roskosmos によると、Glonass-K は精度や能力が米国の GPS 並に向上する。 開発した会社によると精度向上は主として地上システムによるもので、2011年末までに8箇所に地上システムが整備される。 |
2009.10.05 | Aviation Week & ST | Glonass M postponement | <0911-100504> ロシアで宇宙開発を担当している Rocosmos が、9月25日に予定していた Glonass-M の打ち上げを1ヶ月以上延期する。 これは2008年9月に打ち上げられた同型衛星が故障したため、全機の再点検を行うためである。 ただし12月に予定していた Glonass-M/K の打ち上げは年内に行う。 Glonass は地球全体をカバーするのに24基を必要とするが、現在は19基が軌道上にある。 ただし 稼働しているのは15基で、残る4基は故障または整備中である。 |
2009.05 | Jane's Missiles & Rockets | GPS Ⅲ spacecraft begins preliminary design review | <0907-050024> Lockheed Martin社チームが開発している GPS-Ⅲ は事前設計審査 (PDR) の最中で、71項目中19 項目を既に完了している。 GPS-Ⅲ チームは2008年5月に Block Ⅰ となる GPS-ⅢA 2基の開発と製作を$1.4Bで受注し、最初の衛星を 2014年に打ち上げるが、更に10基のオプションも入っている。 対するロシアの GLONASS も改良が進められていて、次世代となる Urgan-K が2009年末に打 ち上げられ、2011年までに30基が打ち上げられる計画になっている。 |
2008.11 | Jane's Missiles & Rockets | Russia aims GLONASS upgrades at increased coverage and accuracy | <0901-110021> ロシアは現在14基の GLONASS を軌道上に置き、ロシア国土の66.2%、 地球全体の56.0%をカバーしているが、2011年までにこれを30基に増やす計画を持っている。 9月25日には GLONASS-M 3 基を Proton SLV で打ち上げSLV2008年11月末までに稼働させるが、この結果 GLONASS はロシア全土をカバー するようになる。 ロシアは2010年から、当初2009年に予定していた GLONASS-K を打ち上げる。 |
2008.10 | International Defence Review | Russian GLONASS expansion | <0811-100026> ロシアは GLONASS 測地衛星の精度と覆域を拡大するため、静止軌道衛星6基を追加する。 これは明らかにグルジア作戦で GLONASS の精度に問題が起こったことによるものと見られる。 |
2008.09.29 | Aviation Week & ST | Glonass replenished | <0811-092904> ロシアが Glonass 測地衛星3基を軌道に乗せ、古い衛星と入れ替えた。 この結果17基が軌道上 で運用されており、更に一基が整備のため停止中で、別の一基が回収待ちになっている。 ロシアは年内に更に3基を打ち上げる。 ロシアは Glonass にディジタルマッピング機能を付与するなどの改良計画を持っており、最近プーチン首相が $2.68Bの追加支出を命じた。 |
2007.09 | Jane's Missiles & Rockets | Russia delivers GPS jamming system variants | <0720-090005> ロシアの Aviaconversiya社が二種類の測位衛星妨害装置を製造しており、多数の国へ輸出している。 一 種類は国家レベルの広域用で、もう一種類は戦場などの狭い地域用である。 この装置は GPS の L1 (1,227.6MHz) と L2 (1,575.4MHz) 信号だけでなく、ロシアの測位衛星である GLONASS の二帯域 (1,243~1,251MHz 及び 1,598 ~1,608.7MHz) の妨害も行う。 24基の衛星からなる GLONASS は、現在12のキャリヤ波に同一コードをのせているが、今後現有12基のうち8基が異なるキャリヤ波を 使用することになるため、GLONASS への妨害は現在及び将来の全ての周波数に対して行われる。 広域用妨害装置の送信出力は16~20Wで、妨害装置のアンテナを高度800ftに設置した場合の有効距離は、 7,000~8,000ftを飛行する対象に対して200kmになるという。 |
2006.12.30 | Yahoo | 時事通信記事 「独自の衛星測位システム復・・・」 |
<0701-123001> ロシアが旧ソ連から引き継いだ独自の全地球衛星測位システム「グロナス」の復活に本腰を入れている。 プーチン大統領が直々に開発加速の号令を出し、来年末にはグロナスによるロシア全域のカバーが実現する。 ロシアは26日、カザフスタンのバイコヌールから測位衛星3個を搭載したロケットを打ち上げた。 これで グロナスの衛星数は計17個に達し本格稼働まであと一息となった。 グロナスの開発は旧ソ連の1970年代に始まり、1995年には衛星24個による全面稼働を達成したが、財政難か ら打ち上げ継続が困難になり、衛星の寿命が尽きて一時は6個に減っていた。 衛星測位システムは米国の GPS の独占状態が続いていたが、EU は「ガリレオ」、中国は「北斗」の独自開発 で参入している。 |
2006.10.18 | Jane's Defence Weekly | New Chinese guided bomb kit produced | <0622-101803> 中国が JDAM に LongShot 拡張翼キットを取り付けたのと良く似た、取り付け式の誘導爆弾キット LS-6 を開 発した。 LS-6 は2本のベルトで500kg爆弾に固定される拡張翼と、ボルト締めされる尾部4枚翼からなる。 誘 導は GPS またはロシアの測位衛星である GLONASS によって行われるが、中国も独自 の測位衛星である Bei Dou Ⅰ システムを構築している。 ただ、LS-6 は中国の技術だけで完成したのではなく、既に中国と密接な関係にあるロシアの Bazalt社の技術が用いられている模様で ある。 Bazalt社は MPK と言う FAB-500 M62 取り付けの誘導爆弾キットを製造している。 |
2006.03.27 | Aviation Week & ST | Indian launch | <0608-032701> インドとロシアは次世代航法衛星 Glonass-M の GSLV (Geosynchronous Satellite Launch Vehicle) による 打ち上げと、更に小型の Glonass-K を共同開発することで合意した。 2年前から協議を進めてきた共同計画は、3月17日に MoU を締結した。 航法衛星は民間用として使用される他、軍用として、 BrahMos の精度を大幅に改善することが可能となる。 |