2020.02.05 | Defense News | Raytheon's advanced Excalibur weapon hits moving targets in test | <2003-020503> Raytheon社が2月5日、Excalibur Sによる移動目標に対する射撃試験に成功したと発表した。 Excalibur SはGPS誘導のExcaliburにSAL誘導装置を取り付けて移動目標攻撃型にしたもので、誘導装置は榴弾砲の発射衝撃に耐えて機能した。 米陸海軍はExcalibur Increment Bを装備して既に1,400回以上実戦使用しているが、これらはExcalibur Bに改修可能という。 陸軍は長射程加農砲 (ERCA) の試作砲身からExcaliburを発射して62km飛翔させているが、砲身長を30ftにして58口径に改良したM109A7 Paladinでは70kmの射程を計画している。 |
2018.12 | International Defence Review | Raytheon discloses Excalibur enhamcements | <1902-120008> Raytheon社がM982A1 Excalibur 1bの改良計画ESTを進めている。 ESTは1bのソフトを変えるもので、従来垂直落下だけでの弾着を行っていた1bに、着弾角度を選択できるようにして射程延伸を可能にする。 同社は更にExcaliburに終末誘導用のシーカを取り付けて移動目標を攻撃できるようにするExcalibur HTKも進めている。 同社は2014年に先端にSALシーカを取り付けたExcalibur Sの実射試験を行ったことがある。 |
2015.08.14 | Inside Defense | Army Looking To Extend Production Of Raytheon's Excalibur Increment 1b, Again | <1509-081404> 米陸軍が Raytheon社製 Excalibur 1b 誘導砲弾をFY17も追加購入する下準備を進めている。 |
2014.08 | International Defense Review | Raytheon plans navy SAL Excalibur demos | <1410-080008> Raytheon社が年内に、艦載砲用の Excalibur である Excalibur N5 の試験を開始する。 Excalibur N5 は 陸軍向けに提案している Excalibur S 155mm弾を、艦載127mm砲用にしたもので、同社は2015年に Excalibur S の試験を行いたいとしている。 Excalibur S/N5 は GPS/INS と合わせて SAL 誘導装置も搭載するもので、移動目標に対する射撃も可能になる。 |
2014.07.23 | Jane's Defence Weekly | DoD seeks to add $35 m for Excalibur | <1409-072306> 米陸軍が長射程型である M982 Excalibur Ⅰb を、FY13とFY14予算の転用で追加発注する。 FY14では発注数929発を1,332発、FY13では840発を924発に変更する。 |
2014.04.23 | Jane's Defence Weekly | Excalibur moves from Increament Ⅰa-2 to IncreamentⅠb | <1406-0402306> 米陸軍が4月14日、Raytheon社が Excalibur Increament Ⅰa-2 155mm誘導砲弾の生産を完了し、Increament Ⅰb の生産に移行していることを明らかにした。 Increament Ⅰb は信頼性が向上しながらコスト低減が図られている。 陸軍は試験完了のためとしてFY15$8.2Mを要求し、FY15に$36M、FY16に$46Mの調達経費を計上し、Increament Ⅰb の調達をFY17まで続ける計画である。 |
2014.03 | International Defence Review | Raytheon to expand Excalibur projectile line | <1404-030002> Excalibur 1b 155mm誘導砲弾は、2月上旬に IOT&E に入った。 Excalibur 1b は、今までに射距離 50kmで CEP=2mを記録している。 IOT&E の結果を見て6月上旬に本格量産 (FRP) 移 行の可否が決まる。 一方 Raytheon社は自社経費で、艦載5吋砲用に Excalibur N5 を開発している。 N5(Navy 5吋の意)は155mm用を5吋用に サイズを捕捉するものであるが、部品の70%は 1b と共通で、誘導航法装置 GNU は既に縮小を終えており、Raytheon社は年内に 発射試験を実施したいとしている。 |
2013.08 | International Defence Review | Raytheon developing SAL option for Excalibur with naval potential | <1309-080022> Raytheon社が、主として艦載砲用に小型舟艇射撃のため Excalibur 155mm GPS 誘導砲弾にセミアクティ ブレーザ (SAL) シーカを取り付けた Excalibur-S の開発を開始し、9ヶ月以内に射撃試験を実施する。 Excalibur-S は最新型の Excalibur である M982E1 Excalibur Ⅰb を元にしているが、5吋砲弾への取り付けは比較的容易であるという。 |
2013.08 | Jane's Missiles & Rockets | New Excalibur to protect from swarming boats | <1309-080014> Raytheon社が、Excalibur GPS 誘導155mm砲弾に SAL シーカを取りつけ、移動目標も攻撃 できるようにする新型を、国際共同出資で開発する。 同社はまた、現在の Excalibur Ⅰb の GPS 誘導装置は5吋砲弾への取り付けも可能であることから、127mm艦載砲用の GPS/SAL 誘導砲弾も提案している。 |
2013.06.19 | Jane's Defence Weekly | Raytheon to test laser-guided Excalibur round | <1307-1308-061903> Raytheon社が SAL 誘導方式の Excalibur 155mm誘導砲弾である Excalibur S を開発しており、9ヶ月以内に実射試 験を行うという。 Excalibur S は、同社製の Paveway や Griffin が使用しているディジタル SAL (dSAL) 装置を採用しており、砲の発射に耐える試験が行われている。 最大射程は Excalibur Ⅰa-2 と同じ37.5kmである。 |
2012.08 | International Defence Review | Exportable mensuration for GMLRS | <1209-080024> GMLRS や Excalibur が、弾着誤差5m以下を実現するためには Lockheed Martin社が提供している PSS-SOF 測量装置が必要であるが、この装置のソフトは米英加豪とニュージーランドの5ヶ国にしか提供しないため、その他の国は BAE Systems社の SOCET-GXP か Northrop Grumman社の RainStorm を使用している。 また独仏は Saab社の Rapid 3-D Mapping 装置を使用している。 これに対し Lockheed Martin社は TacScape 装置を海外市場への売り込みを開始している。 |
2012.08 | Jane's Missiles & Rockets | Excalibur 'smart' projectile engages targets at 36 km | <1209-080006> 米海兵隊が実戦で、Excalibur 155mm 砲弾を射距離36kmで射撃した。 これは今までの Excalibur の実戦使用 での最長射距離になる。 米軍は今までに500発以上の Excalibur を実戦使用しているが、海兵隊は昨年32発の射撃を行っている。 |
2011.12 | Jane's Missiles & Rockets | Excalibur 1a-2 ready for use in Afghanistan | <1201-120007> Raytheon社が Excalibur Ⅰa-2 GPS 誘導155mm砲弾の9発の試射に成功し、米陸軍と海兵隊がアフガンで使用する道が開けた。 試験は9月前半 に行われ、Paladin SPH と M777 牽引軽榴弾砲を用いて行われた。 2007年に配備され今までに500発以上が実戦使用されている Excalibur Ⅰa-1 の射程は24kmであるのに対し、 Excalibur Ⅰa-2 の射程は37.5kmで、精度は CEP=6m である。 |
2010.10 | International Defence Review | Raytheon wins Excalibur 1b contract as programme hangs fire | <1011-100018> Raytheon社が M982E1 Excalibure 1b 155mm誘導砲弾の22ヶ月間契約を$60Mで受注した。 同社は2012年量産開始 を目指している。 Excalibure 1b は従来品より生産性が良く価格低減も見込まれるが、発注数は減少され る。 |
2010.10 | Jane's Missiles & Rockets | Raytheon wins US Army Excalibur Ⅰb contract | <1011-100007> 米陸軍が Raytheon社と ATK社が受注を争っていた Excvalibur Ⅰb に Raytheon社を選定した。 Ⅰa は Raytheon社 で2005年6月に量産が開始され、2006年末に配備されている。 Excvalibur Ⅰb には35~40kmの射程及び10~20cmのコンクリート貫徹能力と、GPS 使用時 に CEP≦10m、GPS なしでも CEP≦30m の精度が求められている。 これに対して ATK社は39口径155mm砲で最大射程48kmの RAP 弾、Raytheon社 は同砲で45kmのベースブリード弾を提案していた。 |
2010.09.08 | Jane's Defence Weekly | Raytheon wins funding to further develop Excalibur | <1010-090806> 米陸軍が8月25日、M982E1 Excalibur Block 1b の開発続行を Raytheon社 に$23Mで発注した。 対抗していた ATK社は破れた。 |
2010.07 | Jane's Missiles & Rockets | US Army cancels NLOS-LS 'smart' missile | <1010-070015> 米国防総省は陸軍から提案されていた NLOS-LS の計画中止を承認した。 NLOS-LS は陸軍の試験で 2発が命中したものの4発が失敗に終わり、その後の見直しで計画中止を決めた。 この見直しでは Excalibur 誘導155mm砲弾と、APMI 誘導迫撃砲弾の計画縮小も決まった。 |
2009.10 | Jane's Missiles & Rockets | Excalibur scores full marks in test firings | <0911-100027> Raytheon社が、IMU を Atrantic Inertial Systems社製の新型に替えた Excalibur 1a-1 9発の試射を行い、平均 誤差2mの成果を収めた。 新型 IMU を用いた Excalibur 1a-1 の試験は2008年の4/四半期から行われていた。 この結果を受け Raytheon社は Excalibur 1a-1 の生産を再開する。 |
2009.08 | Jane's Missiles & Rockets | Raytheon conducts first Excalibur 1b guided firings | <0909-080009> Raytheon社が Excalibur 1b 2発の誘導飛翔試験を始めて行い、1発目は標的から1m、もう1発は2.5m に着弾した。 射距離は14kmであった。 1aは GPS 信号受信のため前部の回転を抑える必要から尾部がラチェット式であるが、 Raytheon社の 1bは弾が回転していても受信に支障がなくなったため固定式になっている。 弾の前部は 1a と殆ど同じである。 Raytheon社はスウェーデンの Archer 砲を用いて4発の試射を行ったが、問題がないことを確認した。 Excalibur 1b の開発は ATK社も行っている。 |
2009.06 | Jane's Missiles & Rockets | Raytheon fires eight Excalibur 1b rounds | <0907-060018> Raytheon社が4月7日、2月27日から Excalibur 1b 弾8発の発射試験に成功したと発表した。 Excalibur 1b は既に実戦使用されている 1a の 成果を元に、コスト低減と信頼性向上を狙っている。 |
2009.05 | International Defence Review | Excalibur receives improvements to resolve reliability shortfall | <0907-050032> M982 Block 1a-2 Excalibur 155mm GPS 誘導砲弾が、1年遅れで2010年に配備 される。 Block 1a-2 の最初の試射は2006年10月に行われたが、品質管理に問題があった。 その後 Honeywell社製の IMU を英国 AIS社(かつては BAE Systems社の一部であった)製の SiIMU02 MEMS IMU に交換してこの問題が解決し、2008年3/四半期から 試射が行われた。 SiIMU02 MEMS IMU は MEMS 技術を用いて20,000gまでの発射衝撃に耐える。 M982 Block 1a-1 の最大射程は24km であったが Block 1a-2 はスウェーデンが開発した MACS Zone 5 と互換のベースブリードユニットを使用した場合、射程を 40kmに伸ばしている。 |
2009.04 | Jane's Missiles & Rockets | Excalibur 1b completes 45 flight tests of low-cost titanium base | <0905-040017> Raytheon社が、Excalibur 1b を45発試射し発射試験を完了した。 ただ構成品の試験は2009年5月ま で続けられる。 Excalibur 1b は 1a の弾体をチタニウム化するなどの改良で、生産コストの低減と信頼性の向上を図るもので、2008年 7月から試験が続けられていた。 |
2008.12 | International Defence Review | ATK, Raytheon go ahead to head on US Army's Block 1b Excalibur | <0901-120028> 米陸軍が M982E1 Excalibur 1b の48ヶ月間 SDD の Phase 1(18ヶ月)契約を ATK社及び Raytheon社と行った。 この契約間に 15発の試射を行い、最終的に1社を選定する。 Excalibur 1b の狙いは低価格、高信頼性で、射程35km以上が求め られていた現有最新型 (Block 1a-2) である XM982 Excalibur より長い、射程40.7kmが要求されている。 ATK社が提案している Saber(右図)は、同社が MRM 120mm誘導砲弾用に開発した折りたたみ操舵翼と、米海軍の BTERM 誘導砲弾用に開発した安価 GPS 誘導装置を組み合わせている。 ATK社は既に M198 39口径砲を用いて射程48kmの RAP 弾を実現している。 更にスウェーデン陸軍の60口径砲を用いれば60km以上とどくという。 (以下、Block 1a-1 及び Block 1a-2 の経緯について記述) |
2008.12 | Jane's Missiles & Rockets | US contracts ATK and Raytheon for Excalibur Block 1b design work | <0901-120005> 米陸軍が現有の Excalibur 1a に代わる Excalibur 1b を開発する48ヶ月 SDD 前段の契約を ATK社及び Raytheon社と行った。 契約額はそれぞれ$10.4Mと$12Mである。 この段階では2010年中頃に15発の試射を行って 一社に絞り込み、18~30ヶ月の後段を行う。 Excalibur 1b は射程40km以上、CEP≦10mで、単価は Excalibur 1a の半分以下が求められて いる。 現在の Excalibur 1a は Bofors社製の多安定翼ベースブリード弾であるが、ATK社は安定翼付きの弾道飛行弾を、Raytheon社は4枚の飛び出し翼 方式を考えている。 |
2008.11 | Jane's Missiles & Rockets | US estimates 70 Excalibur rounds fired in Iraq so far | <0901-110016> 米陸軍は2007年5月に Excalibur 誘導砲弾をイラクに配備したが、2008年9月までに約70発を使用したと 見られている。 Excalibur は2008年2月にはアフガンにも配備されている。 Excalibur の精度は14哩から射撃して CEP≒10m であるため市街地に於ける近接戦闘でも使用でき、歩兵が行動してい る地域から50mの地点を射撃することも可能である。 Excalibur はこのあと、24哩から射撃して CEP≒10m の Excalibur Block 1b の開発が行われ る。 |
2008.09 | Jane's Missiles & Rockets | Raytheon tests low-cost base and OBR for Excalibur weapon | <0810-090023> Raytheon社が5月7日、米陸軍の Excalibur Phase 1b 155mm誘導砲弾の提案書を提出したが、そのキーとなるのは弾体をチタ ニウムとしたことでベースブリードユニットとの一体化化が可能になり、これによりり部品点数が減少して信頼性が高まり、製造工数の 低減も図られる。 また事前試験で搭載した OBR 記録装置は、砲身内での加速度や旋回速度を測定し、弾が砲身から出るとテレメータで測定結果を地上に送 信した。 |
2008.06.25 | Jane's Defence Weekly | Excalibur rivals differ on contract interpretation | <0808-062504> Excalibur Imcrement 1 Block 1B には、現在の Imcrement 1 Block 1A を生産している Raytheon社と ATK社が受注合戦を行っている。 米陸軍は Block 1B 開発の狙いを、現在単価が$80,000する Block 1A 弾のコスト低減に置いている。 一方 Raytheon社は、射程が20kmである 1A1 弾の射程を40km以上にした 1A2 弾の試射を実施している。 試験結果では精度が CEP=6m と、陸軍の要求である CSP<10mを上回っているという。 |
2008.02 | Jane's Missiles & Rockets | US Army hopes competition will reduce cost of Excalibur Block 1b | <0803-020023> 米陸軍は2008年の初期に XM892 Excalibur Block 1b の RfP を発簡する。 Excalibur Block 1b は射距離 35kmで CEP≦10m を目指す。 イラクの戦闘では Excalibur の92%が4m以内に弾着する実績を示しているが、更なる精度向上が望まれている。 コスト低減もねらっており、現在月産18発であるのを150発にまで引き上げ量産効果によりコスト低減を図り、現在$80,000である単価を半分に しようとしている。 Excalibur Block 1b の指名競争には、Excalibur Block 1a を生産している Raytheon社のほかに ATK社も参加すると見られる。 |
2007.11.12 | Inside the Army | Conferees: Army must plan FCS Manned Ground Vehicle budget | <0723-111202> 先週公表されたFY-08国防予算法案で、米議会は陸軍の FCS 用 MGV 及び NLOS-C から発射する155mm Excalibur 等の砲弾の7個旅団分の調達数量、経費見積及び取得時程を2008年末までに 報告することを求めている。 来年度予算で議会は$138Mの研究開発及び試験評価予算の全額を承認し、砲弾の所得経費も$29Mの Excalibur 調達を含め全額を認めている。 最初の MGV である NLOS-C は2010年に装備化され、18両が2010年~2013年に生産され、LRIP の可否を 2013年に決定する。 |
2007.11 | Jane's Missiles & Rockets | ATK offers'affordable precision'to US Army | <0724-110023> 射程は35km~40kmで、CEP≦10m (GPS 使用)、≦30m(GPS 妨害時)である。 飛翔 経路は現在の Excalibur と異なり弾道飛行をし、終末弾道でだけ誘導する。 ・PGMM 120mm誘導迫撃砲弾だある XM395 PGMM (Precision Guided Motar Munition) は陸軍の予算化を待っているところであるが、ATK社は UAV からの空投型も検討しており、試験投下も行った。 ・AARGM 全長4.17m、胴経25.4cmで、F-35 の機内弾庫に収納できる。 ・超高速 CM 地上発射型の scramjet 推進で、最大速度は Mach 10 をめざす。 弾頭はなく 運動エネルギーだけで打撃する。 ロケットブースタで加速し scramjet は Mach 6~7 以下で始動する。 |
2007.10.22 | Aviation Week & ST | Guided rounds | <0722-102201> 米陸軍は、今年夏にイラクで初めて使用し効果が大であった Excalibur 155mm誘導砲弾の 生産量を拡大している。 Excalibur はイラク戦で40km以上の距離から発射し、そのほとんどが目標から4m以内 に着弾しており、従来の野戦砲の役割である地域制圧から、市街地戦において二次被害を避 ける精密射撃を行うことが可能になった。 |
2007.10 | Jane's Missiles & Rockets | US boosts Excalibur procument for army | <0721-100021> 米 DoD が、FY-07国防予算中間要求に XM892 Excalibur 155mm誘導砲弾を$23M 追加要求する。 追加要求にはこの他に、Viper Strike $16M、Hellfire $3.9M、MOP (Massive Ordenance Penetrator) $12M、JDAM $6M、SDB の二次被害低減兵器に$22Mなどが含まれている。 唯一 XM395 PGMM 120mm誘導迫撃砲弾の$4.6Mが削除された。 |
2007.09.03 | Aviation Week & ST | A new GPS-guided 155-mm ・・・ | <0719-090303> Excalibur GPS 誘導砲弾はイラクで良好な成果をあげており、発 射した砲弾の94%が4m以内に着弾している。 陸軍は月産弾数を18発から 150発に増やす計画である。 Excaliburの射程は40kmで、目標を上方から攻撃して厚さ8吋のコンクリート壁を侵徹後破裂する。 |
2007.08 | Jane's Missiles & Rockets | US Army fires Excalibur shells at insurgents | <0717-080024> 5月5日に米陸軍第1騎兵師団第1旅団の 1-82 野戦砲兵大隊が、バクダッド北方にある武装勢力の隠れ家の攻撃に、 2発の XM892 Excalibur 155mm誘導砲弾を使用した。 2発はいずれも 目標を直撃した。 |
2007.07 | Jane's Missiles & Rockets | Canda places first Excalibur export order | <0716-070019> カナダが M982 Excalibur の最初の輸入国になった。 Excalibur は2ヶ月以内にアフガンに展開したカナダ軍に配備される。 カナダはカンダハル近郊に1個 M777 155mm砲兵中隊を展開している。 |
2007.05.28 | Inside the Army | Excalibur successfully fired on first tactical target in Iraq | <0713-052810> イラクで Excalibur が5月7日に初めて実戦で使用され、2発がバ クダッド市内のアルカイダ拠点を射距離700mで正確に破壊した。 住民等への損害はなかった模様である。 |
2007.05.21 | Inside the Army | Smallest satellite-guided artillery shell fielded in Iraq | <0713-052105> 米陸軍は先週から、155mm榴弾砲用の XM982 Excalibur 誘導砲弾のイラク 派遣部隊への配備を開始した。 陸軍と海兵隊は今後 Excalibur を装備する計画で、陸軍当初500発を発注しFY-08までに3万発を調達する計 画である。 下院は FY-08予算案として$49.9Mを承認したが、これは陸軍要求よりも$21.1M増加している。 |
2007.05.14 | Defense News | Canada deploys GPS shell to Afghanistan | <0713-051401> カナダ軍はアフガニスタンに Excaliber 155mm GPS 誘導砲弾を数週間以内 に出荷する。 2006年2月以降カンダハル周辺に派遣されたカナダ軍は155mm榴弾砲12門を展開中であり、精密誘導砲弾は住民等 の付随被害を軽減するため使用する。 出荷数は明らかしていない。 米陸軍は3月に Excaliber のイラクへの輸送を開始している。 |
2007.05.07 | Defense News | Precision shells reshape US Army tactics | <0713-050701> 米陸軍は精密誘導砲迫弾の開発導入を進めており、湾岸戦争当時には4%にすぎなかった誘導砲弾が、2003年 には75%以上が誘導砲爆弾となっている。 一方 GMLRS はイラクとアフガンで 170発を発射している。 ・Excalibur GPS 誘導の155mm砲弾で、射程は30km、価格は$30,000、年内に運用を開始する。 ・MRM (Mid-Range Munition) 開発中の Radar/EO 誘導の120mm戦車砲弾で、射程は10km、価格は$25,000~$30,000 、2012年に装備化する。 ・Precision Guidance Kit: 開発中の155mm砲弾用の GPS 誘導キットで、射程は30km、価格は$5,000、2010年に運用を 開始する。 |
2007.05.03 | Inside the Pentagon | Army prepares to field Excaliber artillery shell | <0713-050302> 米陸軍は Excalibur 精密誘導砲弾を30日以内にイラク駐留部隊に装備 する計画で、一部が既に到着して来週から部隊訓練を開始する。 |
2007.05 | Jane's Missiles & Rockets | US deploys Excalibur guided 155mm shells for operation in Iraq | <0713-050018> 米陸軍は3月に Excalibur Block 1a-1 をクウェートに陸揚げして おり、まだ実戦で使用したとの報はないものの、いつでも使用可能な状態にある。 Excalibur は2006年11月の試験で24km離れた標的の10m以内に着弾しており、2007年 1月の試験では20km離れた標的から6.9mに着弾した。 |
2007.03.29 | Inside the Pentagon | Excalibur precision-guided artillery round completes final testing | <0710-032904> 米陸軍は先月、アリゾナ州ユマ演習場で Excalibur 155mm精密誘導砲弾の 限定運用試験を成功裏に終了し、既にイラク駐留部隊に出荷したことを明らかにした。 |
2007.03.26 | Inside the Army | Excalibur precision-guided artillery round completes final testing | <0710-032601> 米陸軍は Excalibur 155mm誘導砲弾の限定運用試験を成功裏に終了 し、予定より一年遅れたがイラクへの輸送を開始した。 Excalibur は開発当初から価格低減を目標としており量産単価は約$80,000である。 また開発経費も約50% に抑えることができた。 2005年年3月、Raytheon社は200発を$22Mで受注し、2006年3月に納入予定であった。 |
2007.01 | International Defence Review | Excalibur firing test base-bleed capability | <0703-010005> ・Excalibur Block Ⅰa-1 2006年9月19日に配備を開始したが、信頼度要求85%(必須)、94%(望成)に対して実用試験で60%しか達成できず、 配備が2007年3月に延期された。 ・Excalibur Block Ⅰa-2 ベースブリード弾で、耐妨害の GRAM-SAASM GPS を搭載し、5号装薬で発射し40km以上の射程を有する。 2006年10月に2発の試射が行われた。 ・Excalibur Block ⅠB Raytheon社に対抗して ATK社も、海軍の127mm砲用 BTERM を元に155mm砲用にした Saber (右図手前)を提案している。 2発の SFM を搭載する。 ・Excalibur Block Ⅲ セミアクティブレーザシーカを搭載する。 |
2006.12.11 | Defense News | US Army may deploy guided shell in March | <0703-121108> 米陸軍は来年3月までに誘導砲弾 Excalibur Block 1a-1 を装備化 する計画である。 11月の発射試験では射距離24kmで発射した14発のうち13発が、標的から10m以内に着弾した。 陸軍は2月に最終的な評価射撃 LUT (Limited User Test) を計画しており、結果次第では3月に装備化にする。 |
2006.12.04 | Inside the Army | Army efforts to rush Excalibur to the field slowed by one year | <0702-120401> 米陸軍が装備化を急いでいる Excalibur Block 1a-1 は、最終的な運用効果を確認する LUT (Limited User Test) が2007年2月にずれ込んだため、装備化は4月以降となり、実際に部隊配備が開始される のは計画より1年遅れとなる。 当初の予定で装備化時期は2007年6月であったが、イラク派遣部隊の要望により射程を40kmから23.6kmに落とした Block 1a-1を2006年3月に200発装備する計画であった。 |
2006.12 | Jane's Missiles & Rockets | Raytheon delivers first Excalibur production rounds to the US Army | <0703-120028> 2006年9月19日に最初の Excalibur 155mm GPS 誘導砲弾が 納入された。 これはFY-05の契約に基づくもので、世界初の GPS 誘導砲弾である。 Excalibur は誤差10m以内の精度を有する。 |
2006.08.30 | Jane's Defence Weekly | Power system snags add to Excalibur deployment delay | <0618-083001> Raytheon/Bofors社が開発を進めている XM982 Excalibur の装備化は、電源装置の不具合から 再度延期になり、FY-07の2/四半期になる。 Excalibur の装備化時期は当初2007年6月であったが、イラクで活動する部隊からの要求で、最大射程35~40kmの要求 を23kmに落とした Block 1A-1 を今年3月までに装備化することになっり、2005年6月に140発が発注された。 しかしながら GPS/INS の不具合からこれが2006年10月に延期され、今回更なる延期となった。 射程を延伸する Bloc 1A-2 の LRIP はFY-08に、Block 1B の契約はFY-09に予定さ れている。 |
2006.08,14 | Inside the Army | Army deems Excalibur test a 'success' verifies changes to the munition | <0618-081401> 米陸軍は8月10日に Excalibur の高温及び低温環境下での発射試験を行い、 射程約22kmで標的から10m以内の着弾し成功した。 7月17日~19日の試験では低温環境下での試験に失敗、原因は低温により GPS への電力供給が低下したことによる。 今回の試験では 故障部位の特定に伴う耐環境性の強化が図られている。 射程短縮型 Block-1A の部隊装備は今年10月を予定したが、2007年初めに再度延期 される。 |
2006.06.28 | Jane's Defence Weekly | Competition develops for third Excalibur upgrade | <0614-062806> XM982-U Excalibur(右図)の開発終了を受け、米陸軍はFY-06予算で335発を$41.7Mで発注し た。 受注したのは Block 1 で、イラクに展開する部隊に送られ M777A2 LW155 砲 や Paladin SPH に使用される。 FCS の NLOS-C から発射でき射距離も増大する改良型の Block 1A-2 の配備はFY-08に開始される。 これら 最初の二種類の Block で3,300発の調達が計画されている。 更に安価化を目指す Block 1B の開発は一年遅れるが、ATK社は6月19日に対抗機種として Saber を公表した。 Saber は Excalibur より25~40%安価であるという。 同社は一連の発射試験 を完了している。 |
2006,05.22 | Inside the Army | Third variant of Excalibur munition delayed for up to a year | <0614-052202> 米陸軍は2007年初めを予定していた精密誘導砲弾 Excalibur Block 1b の開発が、試験項目の追加の必要性から約1年遅れることを明らかにした。 今年10月から は Block 1a-1 を 500発以上緊急配備する計画である。 Excalibur Block 1a-1 の射程は23,6km、現在開発中の Block 1a-2 は2007年から 発射試験を予定39口径砲弾が40km、52口径砲弾が60kmであり Block 1b の射程はこれと同様であるが、信頼性を90%以上に向上させる。 |
2006.04.27 | Inside the Pentagon | Exculibur shortens range goals to meet urgent needs request | <0611-042701> 米陸軍は155mm砲用誘導砲弾 Exculibur を10月以降努めて早い時期にイラク 派遣部隊に装備するため、射程短縮型の装備化等、スパイラル開発による要求性能の見直しを行っている。 計画当局は部隊からの緊急取得要望に対応するため、射程を23.6kmに短縮した Exculibur Block Ⅰ spiral 1a-1 を早急に発注し、早急にイラクに送ることを決めた。 |
2006.04.26 | Jane's Defence Weekly | Excalibur fielding delayed | <0610-042604> XM982 Excalibur 155mm 砲用誘導砲弾のイラクへの配備が2006年末まで延期 された。 陸軍の関係者によると重大な欠陥によるものではない。 Excalibur の装備化は当初2008年に計画されていたが、2005年にこれが2006年3月に早められた。 |
2006.04.10 | Inside the Army | Concept changes cause Excalibur guided projectile costs to increase | <0611-041004> GAO が3月31日に公表したの報告書によると、陸軍の誘導砲弾 Excalibur の研究開発経費は、 1997年の $62.4Mから2005年には$848Mに増加、30,000発の調達価格は$699.8Mから$1.1Bに高騰している。 陸軍当局は当初の計画からより正確性を要求した結果、1998年に衛星誘導機能を、2001年に搭載能力の向上を図るため計画を修正した めであると説明している。 Exculiburは今秋にイラクに配備される計画であり、陸軍はFY-07に$125.5M、FY-08~FY-11に$378Mを計上し ている。 |
2006.04 | Jane's Missiles & Rockets | US Army announces Excalibur fielding delay | <0609-040034> 155mm砲用誘導砲弾 XM892 Excalibur の部隊配備は、当初予定の3月 から遅れて9月になる。 これは2005年9月~12月に行われた試験には成功したが GPS のソフトの一部と IMU の強度に問題が見つかったためで、改善弾の試験は5月~6月に行われ、8月には限定的なユーザ試験も予定されている。 Excalibur は CEP≦10m の精度と見られ、早急なイラク戦場への投入が要求されている。 9月に納入される最初のバッチ165発は Block Ⅰ Spiral 1a-1 であるが、FY-07には Block Ⅰ Spiral 1a-2/1b の開発が行われ、FY-08以降には Block Ⅱ/Ⅲ の開発も 予定されている。 |
2006.02 | International Defense Review | Guided artillery projectiles turn the corner | <0604-020015> SAL 誘導の155mm CLGP で、1983年~1990年に陸軍、海兵隊用に20,000発が製造され、湾岸 戦争でも使用された。 弾頭は対装甲用の成形爆薬であるが、湾岸戦争では固定目標にも有効であった。 ・Krasnopol Copperhead に次いで実用化されたのがロシアの Krasnopol(=KM-1)で、152mm及び155mm砲用 の SAL 誘導砲弾として1987年に装備化された。 弾頭は HE で主として野戦築城構築物を対象とするが軽装甲 車両にも有効である。 KM-1 が二分割式であったのを一体式にしたのが Krasnopol-M(=KM-2)で、ベースブリード弾 でもある。 Krasnopol は現在、中国を含む各国で使用されている。 ・Kvitnyk Kvitnykは Krasnopol と類似のウクライナ製誘導砲弾。 ・Impaqt Mk 1 2004年に英、仏、瑞の各社が Impaqtの開発を開始した。 Impaqt Mk 1 はフランスの要求による射程60kmで 2発の BONUS SFM を搭載する。 Impaqt Mk 2 はイギリスの要求で射程100kmで3発の BONUS を搭載する。 イタリアの計画で、非誘導の Vulcano ER と誘導式の Vulcona LRがある。 155mm砲用で、誘導は INS/GPS であるが SAL のオプションもある。 ・Excalibur XM982 Excalibur は世界で初めて実用化された GPS 誘導砲弾で、 2006年3月に部隊配備が開始される。 |
2006.01.30 | Inside the Army | Excalibur projectile fielding date pushed back six monthe to October | <0605-013008> 米陸軍の Excalibur は、2月第3週に第二次運用評価実射試験を行い、4月から8月に安全性等 の追加試験を行った後、計画より6ヶ月遅れの10月以降イラクで使用される。 第一次試験は2005年9月と12月に行われ、最初の2発は標的から7m以内に着弾したが、3発目は GPS のソフトウ ェアーの欠陥により失敗している。 |
2005.12 | Defense News | Smart Weapons | <0601-120001> 米陸海軍、海兵隊はイラクでの戦訓から市街地戦での非戦闘員、民間施設の被害極限を目的に、精密誘導砲弾 の実用化を促進している。 ・Excalibur XM-982 Excalibur は155mm砲用誘導砲弾で、既存の砲及び FCS NLOS-Cannon から発射する。 9月に行われた実射試験では15kmの距離から7m以内に着弾し、標的を破壊した。 12月から165発の製造を開始、2006年はじめの装備化 を予定する。 ・Viper Strike Viper Strike は命中精度は1m以内とされ、弾頭重量が2.8-lbであるため破壊効果が半径16m以内と、 市街戦に適している。 陸軍は2003年に Hunter UAV からの発射試験を行い9発中7発を直撃させており、12月に Little Bird ヘリからの発射を予定するほか、 Predator等への搭載も検討している。 SOCOM は8月にAC-130搭載用として研究を開始した。 ・GMLRS 8月に単弾頭 GMLRS の実戦環境下での試験がイラクで行われ成功した。 弾頭重量は196-lb、射程 は70kmで、信管は開豁地人員、軽掩蓋、軽装甲車両の三モードの設定ができる。 陸軍は2月に1,014発の LRIPを発注している。 ・TACPS-P (Tactical Missile System-Penetrator) ATACMS の侵徹型で、8月の実射試験では130kmの距離から標的をほぼ垂直に直撃した。 ATACMS は湾岸戦争で 32発使用されたが、イラク戦争では456発が使用された。 ・MRM (Mid-Range Munition) FCS の MCS 用に開発中の120mm 'Fire and Forget' 誘導砲弾で、射程は8km以上が要求される。 2004年に行われた Alliant社の試験 では距離3哩で KE 弾で T-72 戦車の直撃している。 2007年に1社を指名し2013年に IOC を予定している。 MRM は現在イラクで実戦試験を行っている。 ・HIMARS HIMARS は陸軍と海兵隊が共同開発したシステムで、C-130による輸送が可能である。 海兵隊は 2002年に最初の2両を受領、陸軍は2005年6月から部隊配備を開始した。 両軍は900両以上を装備予定で、海兵隊は現在強襲艦への搭載を 検討中である。 ・ERGM ERGM は海軍艦艇の5吋砲用誘導砲弾で、2004年、Alliant Tech社が射程54nm以上の BTERM (Ballistic Trajectry Extended Range Munition) の開発を受注、2005年2月には Raytheon社が2発の ERGM による地上発射試験を行い、40nm以上離 れた標的に命中させている。 |
2005.09.26 | Inside the Army | Army ramps up Excalibur test schedule for March 2006 fielding date | <0522-092610> 米陸軍が開発中の誘導砲弾 Excalibur は2006年3月の装備化に向け 、現在多くの試験が行われている。 9月1日に2発が Paladin 自走榴弾砲から発射して誘導精度確認を行い、15日には最大射程での性能 確認を行う。 試験は12月末まで続けられ、同時に環境安全確認試験が行われる。 Excalibur は2006年3月までに先ず200発を装備化する予定で、M777A2 軽榴弾砲、Paladin、及び FCS の NLOS-Cannon で使用される。 |
2005.08 | International Defense Review | US Army fields Excalibur early | <0516-080027> 2004年11月の試験では20kmの射距離で誤差3.4mを記録。 6月21日に$22.1Mで Raytheon社と量産契約が行われ 、2005年末から引き渡し。 ・GMLRS 単弾頭型 GMLRS は2005年5月~9月に、月産72、100、102、106、106で生産。 ・CCF (Course Correcting Fuze) 三種類のエアブレーキで二方向の制御を行う CCFは、6月に行われた試験で14.5km飛翔して50mの誤差と、従来の3倍の精度を 示した。 |
2005.07.13 | Jane's Defence Weekly | US Army accelerate guided artillery fielding | <0515-071306> Raytheon社が Bofors社と共同で開発を進めている XM982 Excalibur 155mm誘導砲弾は、 当初予定を2年繰り上げ、2006年3月に装備化されることになった。 計画繰り上げの主たる理由は2004年に実施された試験の結果が良好であったためで、11月に行われた試験では20km飛 翔して誤差3.4m、翌月の試験では、ほぼ等距離を飛行して誤差が6.9mであった。 |
2005.05 | Jane's Missiles & Rockets | US Army conducts precision munitions study | <0511-050012> 米陸軍 TRADOC が2005年10月終了を目指して2004年中頃から PMMA (Precision Munitions Mix Analysis) の検 討を進めている。 PMMA は FCS における NLOS 火力に位置付けられるもので、現在は Excalibur 155mm 誘導砲弾及び NLOS-LS がその役割を担 おうとしている。 この検討結果は 2005QDR に反映される。 |
2005.04.25 | Inside the Army | Excalibur acceleration puts munition in troops'hands 15 months early | <0514-042503> 米陸軍は誘導砲弾 Excalibur BlockⅠ のイラク派遣旅団への配備を 当初より15ヶ月早め、2006年3月から行うことを決めた。 6月に予定されている Excalibur の実射試験は、2発が模擬迫撃砲部隊を標的に実施される。 Excalibur の開発は今後2段階に区分され、BlockⅡ は移動目標に対する能力を、BlockⅢ は重要目標の弁別能力をそれぞれ付与する計画である。 |
2005.01.26 | Jane's Defence Weekly | US in bid to speed up fielding of new guided rocket system | <0504-012601> イラクの米陸軍から、対砲迫戦用に GMLRS の早期配備を求める要望がで ている。 これを受けて米国議会は GMLRS 開発のFY-05予算に$12.8Mの追加支出を認めている。 GMLRS は2006年の装 備化が可能である。 GMLRS と並んで Excalibur 155mm誘導砲弾の開発促進も期待されて いる。 Excalibur の IOC は2008年に予定されているが、DoD と陸軍は2年程度早める 努力をしている。 Excalibur は昨年暮れに M777 軽榴弾砲及び M109A6 Paladin 自走榴弾砲による試射が行われ、20km飛翔後、 前者では標的の3.4m、後者では6.9mに弾着した。 |
2005.01.10 | Inside the Army | Excalibur demonstrates repeat test results,hits target 20km away | <0505-011005> 開発中の Excalibur の発射試験が12月に行われ、射距離20kmで目標地点か ら6.9mに着弾した。 要求は10m以内であった。 試験は今後とも続けられ、2006年4/四期の製造開始を目指す。 価格は1発あたり$25,000と見積もられてい る。 |
2005.01 | International Defense Review | GPS-guided artillery shell meets US Army Excalibur specifications | <0503-010003> Raytheon社と Bofors社が、GPS 誘導の155mm砲弾の発射試験を行い、20km離れた標的の4m以内に着弾し、試験 は成功した。 これは米陸軍とスウェーデンが共同で進めている Excalibur の仕様を満足する ものである。 Excalibur は M777 39口径155mm軽榴弾砲用の誘導砲弾で、FY-06 に第25歩兵師団の Stryker旅団に装備され ることになっている。 Excalibur には各種ペイロードを搭載して40km飛翔することが求められている。 |
2004.11.24 | Jane's Defence Weekly | Excalibur successful with GPS | <0423-112405> Raytheon社と Bofors社が、世界初の GPS 誘導155mm砲弾 Excalibur の射撃に成功したことを、11月5日に発表した。 試験では XM777 牽引155mm砲から発射された Excalibur が20km を飛翔し、標的の3.3m以内に着弾した。 Excalibur は2006年に Stryker 旅団戦闘団に装備される。 |
2004.11 | International Defense Review | STAR moves toward firing trials | <0421-110007> イスラエルの IMI社が開発中の STAR (Smart Top-Attack Round) の実射試験が2005 年第3四半期に予定されている。 STAR は1999年に発表した Excalibur 構想を発展させた105mm旋条砲及び120mm無旋条砲戦車砲から発射する 対装甲誘導砲弾で、発射後にポップアップ、ピッチダウンの運動を行い、トップアタック攻撃を行う。 弾は完全な fire-and-forget 性を持ち、タンデムに配置された炸薬を搭載する。 シーカは ミリ波又は IR の何れかで働き、捕捉距離は4km以上である。 IMI社が開発中の Pure Heart は STAR に MEMS 技術を取り入れたもので、 胴径80mm、全長82mm、重量500g以下を目指している。 |
2004.07 | National Defense | Army has high expections for smart artillery rounds | <0415-070003> 米陸軍はスウェーデンと共同で、衛星を用いた次世代精密誘導砲弾 Excalibur の開発を 2008年装備化を目標に行っている。 Excalibur は2年前に中止した Crusadar 155mm榴弾砲に替わり開発している誘導砲弾で、射程は40~43km、 命中精度は10~20mと、現有弾の270mに比し極めて高い精度となっている。 価格は$29,000/発と見積もられ、陸軍は61,400発を調達する意向だが、価格と性能 により装備弾数は今後見直される。 因みに現有155mm砲弾は$4,000/発である。 なお、スウェーデンは移動標的への誘導精度を更に高めるため、発射後の再プログラムを可能とするデータリンクの搭載を追求してい るが、米陸軍は現在のところ検討段階に留まっている。 |
2003.05.27 | 毎日新聞 | 欧州宇宙機関、独自の GPS 開発へ | 欧州宇宙機関 (ESA) 加盟15ヶ国は26日、欧州独自の衛星測位システム「ガリレオ計画」の
始動で合意した。 これにより、同計画が実用化される08年には米国による衛星測位技術の独占状態に終止符が打たれることになる。 ガリレオ計画の開発費は32億~36億ユーロで、06年から計30基の衛星を順次、高度2万3,61km上空に打ち上げ 、08年に操業開始を予定している。 |
2002.12.18 | Jane's Defence Weekly | Sweden joins Excalibur project | スウェーデンが、米陸軍が開発中の XM982 155mm Excalibur 誘導砲弾の開発に参画する。 Excalibur は米陸軍の Object Force 及びそれまでの暫定部隊 Interim Force に装備しようとしている 射程40km、精度20mの155mm誘導砲弾で、ゆくゆくは50km射程を目指している。 弾頭としては、 Dual Purpose Improved Conventional Munition Anti-Armour Submunition Unitary の3種類が考えられている。 試験は2004年に実施が計画され、2006年には Milestone C が予定されている。 |
2002.09 | Jane's Missiles & Rockets | Excalibur guided projectile tested at maximum launch acceleration | 米陸軍の精密誘導砲弾 Excalibur の最大加速試験が、155mm榴弾砲を用いて行われ成功した
。 この成功により、新緩衝剤や基本的な構造が最大加速度に耐えることが確認された。 Excalibur を始め、海軍の ERGM や AGS砲用の LRLAP など Raytheon社が開発を担当している各種誘導砲弾が2000年代中頃には装備化される。 ERGM は2001年に行われた2回の発射試験成功に続き、2002年6月にも誘導飛行に成功している。 |
2002.08.05 | Inside the Army | Excalibur,Pentagon officials discuss potential acceleration | Excalibur 計画当局と DoD の査定チームは、中止された陸軍の Crusadar 榴弾砲の間隙
を埋めるため、Excalibur の開発を促進することの是非を討議した。 Crusadar に代わる装備としては GMLRS、HIMARS 及び NetFires が候補にあがっているが、今回の討議は Excalibur に集中した。 席上 Raytheon 社は計画より 3年早い FY-05 に装備化が可能と報告している。 |
2002.07 | Jane's Missiles & Rockets | US DoD to speed up deployment of 'smart' munitions | Crusader 155mmHSP の開発中止により、精密誘導弾薬の開発が促進されそいである。 Excalibur は海軍が 155mm AGS (Advanced Gun System) で使用する ERGM と並行して開発されている誘導砲弾で、当初2012~2013年装備化予定であったものが2008年装備化に繰り上げ られ、更に2005年開発完了、2006年装備化が検討されている。 |