超高速弾 (HVP/ERAP) に関する報道

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要             旨
2020.06 International Defence Review US, Norway to continue co-operation on SFRJ technologies under THOR-ER API <2008-060006>
 米国防総省とノルウェー国防省が4月20日、米国の新たなAPI計画の元に両国で固体燃料ラムジェット (SFRJ) エンジンを共同開発すると発表した。
 既に米海軍はノルウェーのNammo社と長射程型戦術高速ラムジェット弾 (THOR-ER) の共同開発を進めている。
 固体ロケット燃料では重量の80%を酸化剤が占めているため、これを外気から取り入れると大幅な推力の向上が見込まれ、射程が400kmを超えるミサイル長距離砲弾への応用が期待されている。 このためBoeing社Phantom WorksはNammo社と共同でSFRJを用いた155mm砲弾の開発を開始している。
2020.05.19 Jane's 360 RMD, TNO progress initial phase of XM155 ERAP development <2006-051902>
 米陸軍CCDCが6大優先項目に挙げているLRPF計画で開発している長距離砲ERCAが発射する砲弾ERAPは2019年7月にPhase Oneが開始されているが、Raytheon社も$7.9MでPhase Oneを受注している。 Phase OneにはBoeingGDNorthrop Grummanの各社も受注している。
 ERAPはラムジェット推進の155mm誘導砲弾で、100kmの射程が求められている。
2020.05.13 Inside Defense Army taps U.S.-European industry team to design ramjet artillery prototype <2006-051305>
 米陸軍が、現有榴弾砲の射程を2倍の100kmまで伸ばす吸気式エンジン噴進砲弾のエンジン開発で、米欧企業チームを選定した。
【関連記事:1911-091803 (JDW 2019.09.18)】
2020.04.20 Breaking Defense DoD, Norway partner on Ramjets for Navy hypersonic missiles <2005-042008>
 米国防総省ノルウェー国防省が4月20日、米陸海軍の将来超高速ミサイルが装備するラムジェットエンジン技術で提携すると発表した。
 計画はTHOR-ERと呼ばれる固体燃料ラムジェットで、陸軍は超長距離砲ERCA砲弾への利用も検討している。
【関連記事:1912-110006 (IDR 2019.11)】
2017.08.23 Yahoo 中央日報記事

「米国、北朝鮮ミサイル威嚇に対応するため超高速発射弾を実戦配備」

<1709-082302>
 米メディアの
National Interestが21日、北朝鮮の脅威に対応するため米国防総省次世代武器の開発を加速しており、Mach 4で飛翔する超高速弾(HVP )を近く配備すると報じた。
 これについて国防総省報道官は、2016年2月以来数十回にわたる発射試験を完了したとし、試験結果に従って配備時期を決めたいと述べた。 昨年の試験では、 全長61cmのHVPは8,047km/h(註:=2,235m/s)で飛翔したことを確認している。
2016.06.26 Defense News US Navy keeps electromagnetic cannon in its sights <1607-062602>
 電磁砲(
EMG)について、米国防総省内にはコスト高を危惧する意見もあるが、海軍は粛々 と開発を推進している。
 EMGは銅合金からなるレールから、単価$50,000HVP弾を Mach 7.5で発射し100nmを飛翔するが、発射には25MWの電力を必要とする。
EMG の発射映像
2016.05.23 Defense Update Huge power containers to drive the future railgun at sea <1606-052305>
= 電磁砲 (EMG) に関する記事と写真 =
 米海軍が過去8年間にわたり電磁砲(
EMG、レールガン)の開発を進めている。 EMGの 初速はMach 7.5以上と、従来型砲の二倍になる。
 BAE Systems社は32MJのEMGを開発し、GA-EMS社も32MJのBlitzerを開発 している。 GA-EMS社は既に3MJ型を開発している。 これに対し海軍は64MJ型の配備を計画している。
 発射する超高速弾(HVP)は従来弾に比べて費用対効果でも勝り、BAE Systems社が海軍研究本部(ONR)から開発を 受注している。 このHVPはEMGだけでなく艦載5吋砲や、陸軍の155mm砲からも発射でき、EMG から発射すれば100nm以上の射程になる のに対し、Mk45 Mod 4で発射すれば50nmの射程になる。
 EMGはZumwalt級駆逐艦のAGS 155mm/62砲に替えて装備することが検討されているほか、C-RAM用としての 陸上 配備型も検討されている。
2015.08.17 Aviation Week & ST Qiick draw <1510-081708>
= DEW 特集記事 =
= 電磁砲の動向 =
 米海軍は来年、高速輸送艦 Trenton に初速 Mach 7 の電磁砲(レールガン)Rep-Rate を搭載した試験を行う。  試験では20発の発射が計画されていて、そのうち5発は GPS 誘導砲弾になる。 2019年には10発/分 の発射速度を可能とする砲身の材質と冷却装置を実現するとしている。
 また Boeing社と BAE Systems社に超高速弾
HVP の開発を発注している。
2014.06 Inrternational Defence Review Setting pulses racing: high-energy weapons get ready for sea <1408-060017>
= 艦載 DEW 武器に関する4頁の記事 =
= LaWS HEL の開発経緯と電磁砲開発の現状 =
LaWS
 民需用ファイバレーザを Mk 15 Phalanx の砲架に搭載した AN/SEQ-3
LaWS は2012年7月に駆逐艦 Dewy に搭載 した試験で成果を挙げたことから、洋上戦略拠点艦 (AFSB) に搭載されてペルシャ湾に派遣されている。
電磁砲
 当面50~100nm、最終的には220nmの射距離を目指す電磁レールガンは、2010年12月に100nm射程を満足する 32MJを達成し、2016年には双胴型高速輸送艦 JHSV-3 Millinocket に搭載して洋上試験が行われる。 当初は 20MJの単発であるが、2018年には連射砲の試験が行われる。 これに伴い2013年暮れには23-lbの高速弾 HVP の開発も $33.6Mで発注された。 HVP は単価$25,000を目指す。
 海軍研究本部 (ONR) の計画とは別に海軍研究所 (NRL) は今年初めから1吋径の電磁砲を開 発しており、3月7日に発射試験を行っている。