「米国、北朝鮮ミサイル威嚇に対応するため超高速発射弾を実戦配備」
2025.02.11
Janese
Aero India 2025: DRDO unveils 155 mm ramjet projectile
<2503-021116>
インドDRDOが、バンガロールで開催されたAero India 2025展で、Bharat Forge Limited (BFL) 社の155mm/52口径ATAGS砲用の新しい155mmラムジェット弾を展示した。
DRDOの広報担当者はJanwsに2月10日、現在弾薬の背後にある「技術を確立している」と語った。 彼はこの砲弾はATAGS砲の射程を既存の45kmに対しして最大80kmに延伸することを意図していると述べた。
インド陸軍参謀総長のドゥイヴェディ中将は1月の記者会見で、ATAGSの調達契約は2025年3月までに完了する見込みであると発表した。 DRDOの報道官はJanesに、この契約でインド陸軍は307発のATAGSユニットを受け取ると語った。
ATAGSは、2010年代にDRDOがBFLとその子会社であるKalyani Strategic Systems Limited (KSSL)、Tata Advanced Systems Limited (TASL) などの業界パートナーと共同で開発した。
Jane砲兵&防空によると、ATAGSの重量は12tで、30秒で6発、短時間で5発連続で発射できる。
2024.07.19
23:45SOFREP
US Army blazes new trail in air defense with Hypersonic Cannon System
<2408-071919>
米陸軍がマルチドメイン砲 (MDAC) で防空戦略を書き換える態勢を整えている。
米国防総省が今月初めに特別通知で発表したこの画期的な構想は、極超音速飛翔体を発射する機動性の高い自走システムの提供を約束するプラットフォームを求めている。
これはまた、従来のミサイルシステムに代わる費用対効果と適応性を提供するとも言われています。
BAE Systems社は「HVPは、次世代の一般的な低抗力誘導発射体である」と説明し、UAVやCMを撃墜するほどの速度で飛翔し、以下を含むいくつかのガンシステムで複数のミッションを実行することができるとしている。
・5吋艦載砲
・155mm榴弾砲 (海軍、海兵隊、陸軍)
・未来の電磁砲(レールガン)
HVPは破壊力を強化するために、爆発物(炸薬)でさらに強化することができる。
2024.05.06
16:21Kyiv Post
Rheinmetall boss says Ukraine could get artillery rounds with 100KM range if Berlin books orders
<2406-050606>
ドイツ語のビジネスニュースHandelsblattの取材で5月3日にRheinmetall社副社長のパペルガー氏は、同社が2024年に少なくとも70万発の155mm砲弾を製造する能力を持ち、「そのほとんどがウクライナに送られる」という以前の報道を再確認した。
この量は、ウクライナ軍が大規模な攻勢を試みた場合、控えめな消費率でウクライナの年間需要1/3以上に相当する。 但し、ロシア軍の射撃速度は現在、ウクライナ軍の5倍である。
Rheinmetall社は、ノルウェー(註:Nammo社)と米国の砲メーカーと協力して、2020年代初頭からラムジェット技術を採用した長距離発射体の試験を行ってきた。
2023年に米国とイタリアのLeonald社は、ロシア砲が発射する通常弾の約2倍の射程である射程50〜75kmのVulcanoラムジェット推進砲弾を少量納入した。
2022.11.16
Jane's Defence Weekly
Boeing and Nammo eye next steps for Ramjet 115 testing
<2302-111603>
Boeing社とノルウェーNammo社が、米陸軍が2023年に行うERCAでの実射試験に備えてRamjet 115弾の改良を行う。
両社はノルウェーのAndøya試験センタでL39砲を用いて試験を行ってきた。
2022.08.09
16:52Breaking Defense
Boeing, Nammo successfully test Ramjet air-breathing, longer-distance artillery
<2209-080906>
2019年7月に米陸軍からラムジェット推進155mm砲弾Ramjet 155の開発を受注したBoeing社とノルウェーのNanmo社が8月9日、今までに450発以上の発射試験に成功したと発表した。 試験ではラムジェットエンジンへの点火し正常な燃焼と推進が確認されたという。
同社によると次の段階は誘導飛翔で、誘導射撃試験は2023年と2024年に計画されている。
2021.12.08
Jane's 360
Nammo readies SFRJ for initial THOR-ER test-firing in 2022
<2201-120806>
ノルウェーNAMMO社が米海軍及びノルウェー国防省と進めている、米海軍の長距離高速ミサイル (THOR-ER) に使用する固体燃料ラムジェット (SFRJ) の発射試験が2022年初期にノルウェーのAndøya試射場で行われる。
THOR-ER開発は米国、ノルウェー、Nammo社が協同で2019年に開始している。
2021.10.20
Breaking Defense
Army could test new ramjet weapon from Boeing next summer
<2111-102008>
BAE Systems社、ノルウェーの弾薬メーカNammo社とチームを組んだBoeing社が、L39砲を用いてラムジェット推進弾Ramjet 155の試射を来年にも行う。
Ramjet 155は250m/sで飛翔し、M109 Paladin砲からXM1113 RAP弾を発射した射程40kmの2倍近い70kmを飛翔する。
2021.05.24
Breaking Defense
Ramjet shells could triple artillery range
<2106-052405>
米陸軍がラムジェットで噴進し射距離を100km以上とするXM1115 ERAMS砲弾の開発を近く発注する。 ERAMSには以下のような特徴がある。
・高初速
・有翼による揚力
・発射後の噴進
米陸軍は火砲の長射程化を進めてきている。
・M549A1: 30km(冷戦時代)
・XM1113: 40km RAP弾、M109 Paladin発射
・XM1113: 70km XM1299 ERCA発射
・XM1115: 100km ラムジェット噴進
2020.06
International Defence Review
US, Norway to continue co-operation on SFRJ technologies under THOR-ER API
<2008-060006>
米国防総省とノルウェー国防省が4月20日、米国の新たなAPI計画の元に両国で固体燃料ラムジェット (SFRJ) エンジンを共同開発すると発表した。
既に米海軍はノルウェーのNammo社と長射程型戦術高速ラムジェット弾 (THOR-ER) の共同開発を進めている。
固体ロケット燃料では重量の80%を酸化剤が占めているため、これを外気から取り入れると大幅な推力の向上が見込まれ、射程が400kmを超えるミサイルや長距離砲弾への応用が期待されている。 このためBoeing社Phantom WorksはNammo社と共同でSFRJを用いた155mm砲弾の開発を開始している。
2020.05.19
Jane's 360
RMD, TNO progress initial phase of XM155 ERAP development
<2006-051902>
米陸軍CCDCが6大優先項目に挙げているLRPF計画で開発している長距離砲ERCAが発射する砲弾ERAPは2019年7月にPhase Oneが開始されているが、Raytheon社も$7.9MでPhase Oneを受注している。 Phase OneにはBoeing、GD、Northrop Grummanの各社も受注している。
ERAPはラムジェット推進の155mm誘導砲弾で、100kmの射程が求められている。
2020.05.13
Inside Defense
Army taps U.S.-European industry team to design ramjet artillery prototype
<2006-051305>
米陸軍が、現有榴弾砲の射程を2倍の100kmまで伸ばす吸気式エンジン噴進砲弾のエンジン開発で、米欧企業チームを選定した。
2020.04.20
Breaking Defense
DoD, Norway partner on Ramjets for Navy hypersonic missiles
<2005-042008>
米国防総省とノルウェー国防省が4月20日、米陸海軍の将来超高速ミサイルが装備するラムジェットエンジン技術で提携すると発表した。
計画はTHOR-ERと呼ばれる固体燃料ラムジェットで、陸軍は超長距離砲ERCA砲弾への利用も検討している。
2017.08.23
Yahoo
中央日報記事
<1709-082302>
米メディアのNational Interestが21日、北朝鮮の脅威に対応するため米国防総省が
次世代武器の開発を加速しており、Mach 4で飛翔する超高速弾(HVP
)を近く配備すると報じた。
これについて国防総省報道官は、2016年2月以来数十回にわたる発射試験を完了したとし、試験結果に従って配備時期を決めたいと述べた。 昨年の試験では、
全長61cmのHVPは8,047km/h(註:=2,235m/s)で飛翔したことを確認している。
2016.06.26
Defense News
US Navy keeps electromagnetic cannon in its sights
<1607-062602>
電磁砲(EMG)について、米国防総省内にはコスト高を危惧する意見もあるが、海軍は粛々
と開発を推進している。
EMGは銅合金からなるレールから、単価$50,000のHVP弾を
Mach 7.5で発射し100nmを飛翔するが、発射には25MWの電力を必要とする。
2016.05.23
Defense Update
Huge power containers to drive the future railgun at sea
<1606-052305>
BAE Systems社は32MJのEMGを開発し、GA-EMS社も32MJのBlitzerを開発
している。 GA-EMS社は既に3MJ型を開発している。 これに対し海軍は64MJ型の配備を計画している。
発射する超高速弾(HVP)は従来弾に比べて費用対効果でも勝り、BAE Systems社が海軍研究本部(ONR)から開発を
受注している。 このHVPはEMGだけでなく艦載5吋砲や、陸軍の155mm砲からも発射でき、EMG から発射すれば100nm以上の射程になる
のに対し、Mk45 Mod 4で発射すれば50nmの射程になる。
EMGはZumwalt級駆逐艦のAGS 155mm/62砲に替えて装備することが検討されているほか、C-RAM用としての
陸上
配備型も検討されている。
2015.08.17
Aviation Week & ST
Qiick draw
<1510-081708>
また Boeing社と BAE Systems社に超高速弾 HVP の開発を発注している。
2014.06
Inrternational Defence Review
Setting pulses racing: high-energy weapons get ready for sea
<1408-060017>
民需用ファイバレーザを Mk 15 Phalanx の砲架に搭載した AN/SEQ-3 LaWS は2012年7月に駆逐艦 Dewy に搭載
した試験で成果を挙げたことから、洋上戦略拠点艦 (AFSB) に搭載されてペルシャ湾に派遣されている。
・電磁砲
当面50~100nm、最終的には220nmの射距離を目指す電磁レールガンは、2010年12月に100nm射程を満足する
32MJを達成し、2016年には双胴型高速輸送艦 JHSV-3 Millinocket に搭載して洋上試験が行われる。 当初は
20MJの単発であるが、2018年には連射砲の試験が行われる。 これに伴い2013年暮れには23-lbの高速弾 HVP の開発も
$33.6Mで発注された。 HVP は単価$25,000を目指す。
海軍研究本部 (ONR) の計画とは別に海軍研究所 (NRL) は今年初めから1吋径の電磁砲を開
発しており、3月7日に発射試験を行っている。