Global Hawk に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.03.01
 04:45
Defense News Northrop Grumman modifying Global Hawk drones for hypersonic tests <2404-030103>
 Northrop Grumman社は現在、次の2機のRQ-4 Global Hawk UAVを極超音速システム試験を監視できるように適合させており、今年の夏後半にこの2機の統合試験を開始する。
 Northrop Grumman社幹部は、Defense Newsの取材で、2025年初頭までに、新たにRange Hawkに改造されたこれらを国防総省の試験管理センターに引き渡す予定だと述べた。
2020.08.14 時事通信

(Yahoo)

米国製無人機、調達中止も 政府、コスト増懸念で再検討 グローバルホーク3機 <2009-081404>
 関係者への取材で13日、令和3年度の配備を計画しているGlobal Hawk 3機について、調達中止も視野に再検討を行っていることが分かった。 中止も含め近く結論を出す方針という。
 見直しのきっかけは、米空軍がFY21予算案でGlobal Hawk Block 30とBlock 20の退役方針を示したことで、関係者は「米空軍が退役させればBlock 30を保有するのは日本と韓国だけになる」と指摘し、「機数が減れば維持管理費が高騰するのは目に見えている」と懸念を示している。
2017.07.10 Aviation Week & ST Future tech <1709-071004>
= 米軍の Third Offset に対応した GA社の動きに関する記事 =
Collaborative swarming
Laser future
Advanced cockpit
Electronic shield
2017.07.10 Aviation Week & ST File nd fly <1709-071003>

= 英空軍向け Predator の Protector に関する記事 =
 
2017.07.10 Aviation Week & ST Predator tp stingray <1709-071002>
= MQ-25 までの GA社の UAV に関する3頁の記事 =
GNAT-750
MQ-1 / Predator A
MQ-9 / Predator B
Altair
MQ-1C Gray Eagle
Avenger / Predator C
MQ-9B / SkyGuardian
2017.03.20 Aviation Week & ST Germany has selected Northrop Grumman's MQ-4 Triton <1705-032002>
 ドイツが、計画を中止したEuro-Hawkの代わりに、国産
SIGINT装置を搭載したMQ-4 Triton を2025年から装備する。
2015.06.22 Aviation Week & ST Hawking for business <1508-062208>
= AGS 用の RQ-4B に関する記事に関する記事 =
 
2015.06.10 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman unveils NATO's first AGS Global Hawk <1508-061002>
 NATO の
AGS を構成する5機の RQ-4B Block 40 Global Hawk一号機が、6月4日に Northrop Grumman社でロールアウトした。
 AGS は NATO 加盟28ヶ国中15ヶ国が2012年5月に$1.7Bで発注していたもので、今秋初飛行し、2Q17に IOC、1Q18に FOC が計画されている。
【註】
 NATO の AGS計画は、当初米空軍の E-8C JSTARS や英空軍の Sentinal R.1 ASTOR の様なレーダ偵察機を目指して始められたが、その後資金難などから、有人機と UAV の組み合わせ、更に UAV だけへと、計画が逐次縮小された。
2015.04.29 Jane's Defence Weekly Northop Grumman to test U-2 sensors on RQ-4B <1506-042912>
 Northrop Grumman社が4月29日、RQ-4B Global Hawk に U-2 の主要センサを搭載する試験を自社経費で実施したと発表した。
 搭載した U-2 のセンサは EOセンサである
SYERS 及び Optical Bar Camera で、RQ-4B の搭載用アダプタが3,000 ~4,000-lbの能力があるのに対し、SYERS とOptical Bar Camera を足しても1,500-lbでしかない。
2015.03.07 Defense News USAF looks to Global Hawk upgrades <1504-030704>
 Northrop Grumman社が、RQ-4 Global Hawl Block 30 に気象レーダを搭載し、新たに Universal Payload Adapter を搭載す る改良を計画しており、年内に構想の実証を終わらせるとしている。
 このアダプタ搭載により Global Hawk は、U-2 が搭載している
ISR 装置を始めとする各種機器の搭載 が可能になり、国際市場も開かれると見ている。
2015.03 International Defence Review Global Hawk set for further Japan-based operations <1504-030008>
 米空軍が今年後半、三沢基地に RQ-4 Global Hawk を配備する。 2014年にもグアム基地の支援として2回配備したことがあったが、今回は Block 30 2機Block 40 2機を三沢に配置し、更に予備機となる Block 30 1機をグァムに配備する。
2015.02.01 Aviation Week & ST Staying alive <1504-020109>
 ドイツは2013年5月に、それまで進めていた Euro Hawk 計画の中止を決めたが、再度方針を変え MQ-4C Triton 計画への参加を決め、Global Hawk が復活することになった。
2015.02.01 Aviation Week & ST Three more years <1504-020103>
 米国防総省は来月議会に提出するFY16国防予算要求で、一旦 Global Hawk への換装を決めていた U-2 を、更に3年間就役させるための予算$150Mを要求すると見られる。
2015.01.28 Jane's Defence Weekly Germany revives Euro Hawk UAV plans <1503-012803>
 ドイツ国防省が1月15日、2013年に一旦中止した RQ-4E Euro Hawk 計画を復活させようとしていることを明らかにした 。 このため Northro、p Grumman社は1月15日に15週間にわたる更新された契約を受注した。
 Euro Hawk は空域使用の問題で中止になったが、米空軍は安全性について完璧との評価を下している。
2014.12.17 Jane's Defence Weekly Germany eyes Euro Hawk revival <1502-121703>
 ドイツ空軍が、2013年に計画中止になった RQ-4E Euro Hawk の計画再行を狙っており、国防筋によると2016年までに 90%の確率で計画が復活するという。
2014.06.18 Jane's Defence Weekly Global Hawk needs $1.9bn in upgrades <1407-061810>
 米空軍トップが6月9日、RQ-4 Global HawkU-2 と代わりうる能力を付与するためには、更に$2Bが必要 と述べた。
2014.05.13 Defense News Ukraine crisis speeds E. European UAV efforts <1406-051305>
 ロシアのクリミア侵攻を受け、東欧ではロシアの UAV 拡充に対抗して UAV 導入計画を早める動きが出ている。  ポーランドは12機の
MALE UAV を装備する計画で、2016年に最初の UAV を受領する。 またエストニ ア軍は RQ4 Global Hawk の導入を要求している。
 一方のロシアは、国防相が2020年までにRUB320M ($8.9B) をかけて UAV を整備すると発表してい る。
2014.03.31 Aviation Week & ST Offset maneuvers <1405-033102
 韓国は F-35 40機と RQ-4 Global Hawk Block 30 4機の購入を決めたが、韓国調達本部 (
DAPA) は未だに発注をしていない。 韓国は米国製 航空機の導入時には見返りを求めており、次世代戦闘機 KF-X 計画では Lockheed Martin社から既に300人年 以上の技術者提供を受け、500,000頁にも及ぶ F-16、F-22、F-35 関連技術資料を入手している。
2014.03.02 Defense News Global Hawk saved, but A-10's chances are dim <1404-030206>
 ヘーゲル米国防長官が2月24日に事前公表したFY15国防予算では、A-10 と U-2 の二機種の退役が明記されている。
 U-2 は Global Hawk Block 30 に交代する計画であったが、空軍が Global Hawk の能力が十分でないことやコストが高いことを理由にこの更新計画を停止したが、FY15では Global Hawk の予算が復活した。
2014.01.26 Defense News Global Hawk wins in 2015 request, sources say <1402-012601>
 オバマ政権が3月4日に議会に提出するFY15予算で、U-2 を犠牲にして Global Hawk Block 30予算が確 保されることを、複数の関係筋が明らかにした。 Block 30 についてはFY13で退役の計画が示され、議会が反対していた。
 FY14では U-2 搭載センサ、特に SYERS-2A カメラを Global Hawk に搭載する検討に$10Mが計上される。
2014.01.22 Yahoo 時事通信記事

「無人偵察機、5月に三沢配備=台風の影響回避―米軍」

<1402-012202>
 米空軍が22日、グアムに配備している Global Hawk 2機を5月ごろから10月ごろまで、米軍三沢基地 に配備すると外務省に通告した。
 台風による運用への影響を回避するのが目的で、通告を受けて防衛省は地元に周知した。
2013.11.20 Jane's Defence Weekly USAF to buy three more Global Hawks <1401-112003>
 Northrop Grumman社が11月8日、米空軍から RQ-4B Block 30 Global Hawk を3機$114Mで追加受注したと発表した。
 空軍は当初 Block 30 を42機装備する計画であったが、既に納入されているのは16機で、更に5機 が受注待ちの状況にある。 FY13予算では既に就役している Block 30 を退役させると共に、新たな調達は停止するとしてい る。
2013.11.11 Aviation Week & ST Peninsular Hawk <1401-111102>
 韓国が8年越しの願望であった RQ-4 Global Hawk 4機を購入することになった。 最終合意は年末までに行われ、2014年の前半に 契約が行われたのち、2017~2019年頃に引き渡される。 契約額は$850Mになる。
 韓国が購入する RQ-4 は Block 30 で、
SIGINT 装置は搭載されない。
2013.11.11 Defense News Air Force orders three more Global Hawks <1312-111104>
 Northrop Grumman社が米空軍から、Global Hawk Block 30 3機を$114Mで受注した。 契約には搭載センサ3基と、搭載
SIGINT 装置である ASIP 3基も含まれている。 また既に調達した機体に搭載する ASIP 2基も納入される。  納期は2015年になっている。
 今週は韓国に4機を$850Mで売却することになったのもあって、同社にとって良い週間になった。
【註】
 RQ-4B Global Hawk Block 30 は、18機が発注され既に16機が納入されているが、米空軍は調達の取りやめと既存機の退役を計画していた。
【関連記事:1304-022501 (AW&ST 2013.02.25)】
2013.11.01 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国軍 高高度無人偵察機導入を事実上確定」

<1312-110103>
 韓国防衛事業庁関係者が1日、Global Hawk HALE UAV を
FMS で導入するため、年内に米国側 から購買受諾書 (LOA) が送られてくるのを待って、年明けに防衛事業推進委員会を開き導入案件を審議議決することを明らかにした。
 年明けに購入を最終決定すれば、2017年に HALE UAV 4機が配備される。
2013.08.28 Jane's Defence Weekly USN navigates sense-and-avoid setback on Triton <1310-082802>
 Northrop Grumman社が、MQ-4C Triton に搭載する衝突防止用レーダを開発した。
2013.07.03 Jane's Defence Weekly Report on RQ-4 Block 40 performance expected in July <1309-070303>
 米空軍が4月、RQ-4 Block 40 Global Hawk の運用評価 (OUE) を終え、7月にその報告書を発簡する。 RQ-4 Block 40 は Block 30 を元に GMTI 能力を持つ MT-RPIP レーダを搭載するもので、E-8C JSTARS の手強い競争相手になる。
 このため JSTARS にも AN/APY-7 レーダの能力向上などの改良が必要になると見られる。
2013.05.22 Jane's Defence Weekly Germany axes Euro Hawk programme <1307-052201>
 ドイツ政府が5月14日、RQ-4E Euro Hawk 計画の中止を発表した。 理由として飛行試験経費がEUR500MからEUR600Mに跳 ね上がったこともあるが、4月中旬に飛行認証の問題が生起したことが大きい。
2013.05.20 Aviation Week & ST Germany halts Euro Hawk <1307-052005>
 ドイツが、自国の民間航空路の飛行が認められなかったことから、Euro Hawk SIGINT UAV 計画推進を 断念した。
 しかしながら現有機の飛行試験は9月ので続けられる。
2013.05.20 Aviation Week & ST Saing Global Hawk <1307-052004>
 米空軍が MQ-4B Block 30 Global Hawlk の退役を計画しているのに対し、Northrop Grumman社独自 に、運用コストの低減や、EO/IR センサの捕捉距離や分解能を向上させる提案を行っている。
2013.05.14 Defense News Germany axes Euro Hawk drone program <1306-051403>
 ドイツが5月14日、Euro Hawk 計画の中止を明らかにした。 ドイツは既に試作機に€508Mを支出し、更に4機の取得に €500Mを計画していたが、欧州航空安全局から衝突防止装置がついていないことを理由に、居住地域上空の飛行が認められ なかったため、装備を断念した。
2013.04.06 Yahoo 産経新聞記事

「米、三沢に無人偵察機 先月伝達 対北警戒で配備へ」

<1305-040602>
 複数の日本政府高官が5日、米政府が3月中旬に三沢基地に Global Hawk を暫定配備する方針を伝えてきたことを明らかにした。 三沢に暫定配 備されるのは、グアムのに常駐している3機のうちの1機である。
 米側が伝達してきた時点では6~9月の暫定配備としていたが、4月に入り北朝鮮のミサイル発射準備が発覚したことで配備を前倒しする可能性もある。
2013.04.01 Aviation Week & ST Long slog <1306-040101>
 米国のFY14国防予算要求では、Global Hawk Block 40、SM-3 BlockⅡB、LCS が厳しい状況である一方で、GMD 、F-35、長距離爆撃機などに、優先的に配分されると見られる。
2013.02.25 Aviation Week & ST Sacrifocial Hawk? <1304-022501>
 米空軍が Global Hawk の計画中止を検討している。
┏━━━━┳━━━┳━━━━━━━┳━━━━━┓
┃    ┃納入先┃ 発注/計画数 ┃納 入 数┃
┣━━━━╋━━━╋━━━━━━━╋━━━━━┫
┃Block 0 ┃米空軍┃    7   ┃   7  ┃
┃Blocl 10┃米空軍┃    9   ┃   9  ┃
┃Block 20┃米空軍┃    6   ┃   6  ┃
┃Block 30┃米空軍┃計画31/発注18┃  16  ┃
┃Blocl 40┃米空軍┃   11   ┃   8  ┃
┃Triton ┃米海軍┃   68   ┃   0  ┃
┃NATO AGS┃ NATO ┃    5   ┃   0  ┃
┃EuroHawk┃ドイツ┃    1   ┃   1  ┃
┗━━━━┻━━━┻━━━━━━━┻━━━━━┛
2013.02.22 Yahoo 沖縄タイムス記事

「嘉手納基地に無人偵察機 海域の監視強化」

<1303-022201>
 米海軍の BAMS である MQ-4C Triton が2016年にも嘉手納基地に配備されることが20日までに分 かった。 米海軍当局者によると、同機の配備拠点は米本土2ヵ所、米本土以外3ヵ所の計5ヵ所計40機で、2015年に初期運用を開始し、2016年秋グアムから順次配備する。
 グアムでは、すでに配備されている空軍の3機と合わせて、アジア太平洋地域における監視体制をより強化する。
2013.01.23 Jane's Defence Weekly Euro Hawk begins mission system trials <1302-012314>
 RQ-4E Euro Hawk SIGINT UAV が、センサを搭載しての初飛行を行った。 初飛行では54,000ftで8 時間飛行した。
2013.01.09 Jane's Defence Weekly .... as Japan restates RQ-4 requirement <1302-010911>
 韓国と前後して日本RQ-4 3機を購入する。 2010年の防衛計画大綱では『3機の導入を検討する』としていたが、新大綱 では『FY15に3機を導入する』とされるようである。
 これと並行して北朝鮮の弾道弾に対処するため、日本海上空13,500mを遊弋する IR センサを搭載した UAV を300億円かけて開発 する計画で、2014年末までに設計を完了し、2020~2021年に配備する計画である。
2013.01.09 Jane's Defence Weekly South Korea back in hunt for Global Hawk.... <1302-010910>
 韓国が12月21日、2012年2月に一旦導入を取りやめRQ-4 Block 30 Global Hawk 4機の購入を米国に 打診したと発表した。 購入価格は$1.2Bにのぼるとみられる。
2012.12.25 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「米無人偵察機販売価格 韓国の予想購入額の倍以上に」

<1301-122503>
 米国防総省が21日、Global Hawk Block 30 4機を韓国に売却することを議会に報告したが、機体と部品、訓練、補給整備支援などを含んだ販売価格 が$1.2Bと、韓国政府の予想を大きく上回ったことから、今後、購入交渉が難航するとみられる。
2012.10.05 DARPA HP Making connections at 45,000 feet: future UAVs may fuel up in flight <1211-100503>
 米 DARPA が5日、Global Hawk 2機による完全自動空中給油試験に成功した。 Global Hawk に よる空中給油試験は2007年にも行われているが、その際はパイロットの操作によるものであった。  この試験では高度44,800ftで2機の Global Hawk が100呎以下にまで接近し、給油プローブを接続した。
2012.10 International Defence Review Euro Hawk unaffected by cuts <1212-100003>
 ドイツが進めている Euro Hawk について Northrop Grumman社が、米空軍が Global Hawk Block 30 の計画を中止したことを理由に、 価格上昇を通告した。
2012.09.19 Jane's Defence Weekly Euro Hawk proceeds to mission system flight trials <1211-091902>
 RQ-4E Euro Hawk SIGINT HALE UAV は、年内にセンサを搭載し た初飛行を行う。
 Euro Hawk は民間機の高度を飛行できないため、47,000ft以上を飛行する。
2012.09.06 東京新聞

インターネット

日米が無人機施設の共用検討 中国にらみ偵察強化 <1210-090601>
 日米関係筋が5日、日米両政府が中国軍の活動などへ対抗して西太平洋での UAV による監視活動を強化するため、グアムにある関連施設の 共同利用を検討していることを明らかにした。
 米軍は現在、グアムに Global Hawk 3機を配備しており、自衛隊も同機を導入してグアムに配備する方向で調整している。  日米は将来同機が収集、分析したデータを双方が活用できる態勢づくりも目指している。
【註】
 Global Hawk を国内に配備した場合、無人機の離発着や飛行についてわが国の航空法上の問題がクリヤされたかの疑問があった。
 わが国がなぜ日本海や東シナ海から遠いグアムに Global Hawk を配備するのかは、この問題からすれば納得が行く。
2012.08 International Defence Review God's eye view: Global Hawk sets new heights for UAV potential <1209-080037>
= Globla Hawk の拡張性に関する5頁の記事 =

 ドイツ空軍の Euro Hawk は胴体に SIGINT、翼下に COMINT アンテナを搭載している。
2012.07 International Defence Review Global Hawk to offer Arctic patrolling <1208-070028>
 Northrop Grumman社がカナダに、RQ-4 Block 30 Global Hawk を北極の哨戒用にした Polar Hawk を提案している。
 カナダは現在、Aurora社の有人機 CP-140 を年数回飛行させ、あとは極軌道衛星の画像に頼っている。
2012.05.30 Jane's Defence Weekly NATO awards AGS contract to Northrop Grumman <1207-053001>
 Northrop Grumman社が5月21日、NATO から$1.7Bで AGS を受注したと発表した。 この契約で同社は RQ-4 Block 40 Global Hawk 5機を納入する。
2012.05.15 Defense News U.S. House appropriators add $5.3 billion for weapons buys <1206-051505>
 米議会下院歳出委員会軍事小委員会が、国防総省が要求したFY13の調達予算に $5.3Bを追加する決定をし、歳出委員会で全体会議で審議される。 この中には Global Hawk Block 30 の退役中止や、MQ-9 Reaper の12機の追加調達のほか、PAC-3 に$300Mが追加されている。
 この他に海軍の調達機数や艦船調達額の追加や F-35 の予算増も含まれている。
2012.02.20 Aviation Week & ST The war within <1204-022003>
= FY13米国防予算案の解説記事 =
 過去10年間で初めて減額要求されたFY13米国防予算では、5件以上の計画が中止になり、他の計画も多くが削減されている。
 SBX レーダは、研究船に格下げされた。 Global Hawk Block 30 のほか、武装偵察ヘリ ARH が計画中止になった。
2011.02.06 Aviation Week & ST Anatomy of a kill <1203-020606>
= Global Hawk の変遷に関する記事 =
 
2012.02.01 Jane's Defence Weekly No room for RQ-4 in FY13 budget <1203-020103>
 オバマ政権のFY13国防予算で、航空関連事業が大幅に変更されることになる。
 RQ-4 Block 30 Gloval Hawk は調達が中止される。 空軍によると Blobal Hawk Block 30 の維持費は U-2 と代わらない。 しかし Block 40 の開発は継続され、海軍は MQ-4C BAMS の計画を推進する。 陸軍の MQ-1C Gray Eagle 及び空軍の MQ-9 Reaper の計画には変更がない。
 F-35 は全面的な削減は免れたものの、装備化のペースは落とされる。 OH-58 後継となる陸軍のヘリ計画は5年間先送り される。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly ESSM set for first land-based test firing <1204-020802>
 Raytheon社が2月1日、5月上旬にノルウェーで、 Kongsberg社と共同で ESSM陸上発射試験を行うことを明らかに した。 この試験で ESSM は NASAMS で AIM-120 AMRAAM の発射にも使われている共通発射レールにより発射さ れる。
 Raytheon社は陸上発射型 ESSM を、HAWK、Skyguard、SA-6 などの後継として考えている。
2012.01.25 Defense News Sources: USAF to kill Block 30 Global Hawks <1202-012504>
 米空軍が Global Hawk Block 30 の調達を停止するだけでなく、既存機も退役させてモスボール にする模様である。
 Global Hawk Block 30 は42機整備する計画であるが、価格がFY11ベースで$215Mと高価であるのに加え、当初計画していた 性能を発揮できていないのがその理由である。
【註】
 Global Hawk Block 30 は韓国が既に4機の導入を決め、Northrop Grumman社と韓国の4社が部品製造に関する MoU を結んでいるほか、わが国も導入すると見られており 、その成り行きが注目される。
1112-102605 (JDW 2011.10.26)】
1104-030701 (AW&ST 2011.03.07)】
2012.01.04 Yahoo 時事通信記事

「対イラン・中国で洋上監視強化=米海軍、大型無人偵察機配備へ―中東、グアムに計画」

<1202-010401>
 米海軍が開発中の海上監視専用の大型 UAV BAMS を2016年に中東に、2017年にグアム に配備する方向で検討していることを、国防総省筋が3日に明らかにした。 ホルムズ海峡で活動を活発化させるイラン軍や、中国の弾道ミサイル搭載潜水艦や空母の基地 となる海南島などの監視を強化する狙いがある。
 グアムには現在、米空軍の Global Hawk が3機常駐しているが、将来は海軍の UAV 配備で4機体制となる。
2011.12.21 Jane's Defence Weekly USAF pushes out U-2 retirement, studies U-2/Global Hawk mix <1202-122104>
 米空軍は、冷戦時代の ISR 機である U-2 を、2014年までに RQ-4 Global Hawk に換装する計画であったが、2年 前にこれを変更して、U-2 を2014年まで保有することとし、更に2011年12月には米空軍参謀長が、少なくとも2015年までは保有することを明らか にした。
2011.10.26 Jane's Defence Weekly Korean firms agree Global Hawk MoU deal <1112-102605>
 Northrop Grumman社が韓国の4社と、RQ-4 Global Hawk Block 30部品製造に関する MoU を結んだ。 韓国は Global Hawk を4機購入する方針である。
 またこの他に Hawker 800GIG Paekdu/Peace Pioneer SIGINT機4機、Peace Krypton Hawker 800RA レーダ偵察機4機、 Peace Eye AEW&C機4機も購入している。
2011.10.05 Jane's Defence Weekly Block 10 Global Hawk make way for Block 30s <1112-100504>
 米空軍が Block 10 RQ-4 Global Hawk退役を開始した。 3機は既に BAMS 検証機 (BAMS-D) として海軍へ移管されており、残りの2機は博物館で展示される。 今後 Global Hawk は Block 30 が中心になる。
2011.09.14 Jane's Defence Weekly US to sell Global Hawk UAVs to South Korea <1111-091408>
 米政府が RQ-4B Global Hawk Block 30 4機を韓国へ売却する方針を固め、数週間以内に議会に通知する。 Global Hawk は 2015年に2機2016年に2機が、合わせて$850Mで売却される。
 Global Hawk Block 30 は、米空軍が最近 IOC を宣言した段階で、まだ FOC になっていないが、既に 9機がリビアや福島第1原発で活動している。
2011.09 International Defence Review Global Hawk lifts off with new radar <1111-090005>
 ZPY-2 MTI/SAR レーダを搭載した RQ-4B Block 40 Global Hawk が7月下旬に初飛行した。
 ZPY-2 は、従来 MP-RTIP と呼ばれていた。
2011.09.14 Yahoo 韓国中央日報記事

「米国、グローバルホーク4機を韓国に輸出」

<1110-091401>
 英国の Flight International誌が11日、米国が2015年と2016年に、Glabal Hawk Block 30 を2機ずつ計4機を韓国に売却 する計画と報じた。 契約額は合わせて$850Mという。
 この関係者は、米政府が数週以内に輸出案件を米議会に公式に提出すること明らかにした。
2011.08.24 Jane's Defence Weekly Block 30 Global Hawk achieves IOC <1110-082408>
 米空軍が8月12日、RQ-4 Block 30 Global Hawk の IOC を宣言した。
 Block 30 Global Hawk は、現在9機が世界中に展開して活動している。
2011.08.03 Jane's Defence Weekly Global Hawk flies with MP-RTIP <1110-080306>
 ZPY-2 MP-RTIP レーダを搭載した RQ-4B Global Hawk Block 40 が、7月21日に完全な形での 飛行試験を完了した。
 一方 Block 30 は福島原発の IR 画像を日本に提供すると共に、リビアでの監視活動にも当たった。
2011.07.18 Aviation Week & ST Testing time <1110-071804>
= ドイツの MALE UAV 整備計画に関する記事 =
 国防費削減のなかドイツ空軍は UAV の増強計画を進めている。 Grobal Hawk を元にした Euro Hawk が7月19日にドイツに到着した。
 NATO は Global Hawk 6機からなる AGS 計画を進めているが、ドイツは更に4機を追加する計画である。
2011.06.20 Aviation Week & ST Unspiraled <1108-062004>
 米空軍は Global Hawk を、段階調達方式により逐次改良して行く計画であるが、この方式に議会 が難色を示している。
 国防総省のなかでも長官官房が空軍に対し、計画の全体経費を明確にするよう求めたり、調達責任者が調達機数の削減を求めるなどの動きが出ている。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Pentagon finds fault with Block 30 Global Hawks <1109-061505>
 2010年10~12月に行われた RQ-4B Global Hawk Block 30OT&E の結果をまとめた報告書が6月6日に公表され た。 それによると Block 30 Global Hawk は米空軍が要求した、ほぼ継続的に ISR を実施できる 要求を満足していない
 これに対し Northrop Grumman社は6月8日に声明を出し、目下改良計画を進めていることを明らかにした。
2011.04.18 Aviation Week & ST Global Hawk wings clipped <1105-041802>
 米空軍長官が4月6日、Global Hawk が再び Nunn-McCurdy法が定めるコスト上限25%に抵触す るおそれができたことを明らかにした。
 コスト上昇の主因は、空軍が22機計画していた Block 40調達数を半減させたことによる。
2011.02.23 Jane's Defence Weekly USAF pushes for more autonomous systems......but plans to reduce RQ-4 Block 40 buy <1104-022305>
 米空軍は、新しく作成した『科学技術戦略』で、UAV への努力の傾注を唄っている。 しかしながら22機整備する計画 であった MP-RTIP SAR レーダを搭載する RQ-4 Global Hawk Block 4011機に半減さ れ、その予算を EISS EO/IR 装置を搭載する Block 30 に振り向けることにした。
2011.02.21 Aviation Week & ST Last stand <1104-022104>
= FY12米国防予算に於ける空軍関係の解説記事 =
 ゲーツ国防長官の国防費削減方針を受け、当初22機予定していた Global Hawk Block 40 は11機に半減された。
 F-35 は調達経費を$4.6B削減して、更に1,800フライトの試験飛行と、F-35B に対する2年間の試験 に流用される。
2011.02 International Defence Review US Air Force Block 10 Global Hawks may reinforce naval BAMS-D UAV capabilites <1103-020031>
 米海軍が、空軍で2011年末に Global Hawk Block 30IOC になったのち不要になる Block 10 を譲り受け、MQ-4C BAMS が IOC になるまでの間、BAMS 試作機 (BAMS-D) 2機を増強 することに決めた。
 BAMS は Global Hawk Block 10 を元にしている。
2010.07.14 Jane's Defence Weekly Euro Hawk UAV makes first flight <1008-071404>
 Block 20 Global Hawk を元にした SIGINT 機である RQ-4E Euro Hawk が6月26日に初飛行し、Northrop Grumman社の Palmdale工場から Edwards AFB までの36kmを飛行した。 途中で高度32,000ftを記録した。 初飛行した機体には ISIS SIGINT装置のモッ クアップが搭載された。
 Euro Hawk は翼端長35mで高度60,000ft以上を30時間飛行できる。 この後試験が行われ、引き渡し は2016~2017年になる。
2010.07.12 Aviation Week & ST Intelligence on a budget <1008-071206>
 米空軍で U-2、Global Hawk、MC-12W などを運用している唯一の部隊である第9偵察航空団は、UAE の基地で、空軍 の Global Hawk 3機と海軍の1機を6名のパイロットで飛行させているなどの活躍をしているが、ゲーツ国防長官の予算削減の標的になろうとして いる。
2010.07.12 Aviation Week & ST A lesson in sharing <1008-071205>
 米空軍と海軍が6月12日、Global Hawk と BAMS の、補給整備、指揮統制、教育訓練、データ利用などで協力する MoU を締結した。
2010.07.05 Aviation Week & ST Euro Hawk logs first flight <1008-070507>
 独空軍が SIGINT 機として予定している Euro Hawk が6月29日に初飛行した。
 初飛行は Palmdale から Edwards AFB の間で行われ、途中で32,000ftまで上昇した。
2010.07.05 Aviation Week & ST Global Hawk to refuel Global Hawk in DARPA demo <1008-070505>
 Global Hawk 同士による空中給油試験が2011年中頃に行われる。 これは Northrop Grumman社が DARPA から 24ヶ月、$33Mで受注した計画によるもので、試験には NASA が所有する2機が使用され、hose-and-drague 方式(註:米海軍の方式)で給油が行 われる。
2010.06.28 Aviation Week & ST Sweet and sour <1008-062807>
 Global Hawk は現在4機が、アフガン、イラク、ソマリア、ホルムズ海峡などで任務に就いて おり、米空軍は Block 20/30/40 を77機装備する計画であるが、その段階開発に対して開発経費が追い つかないとの反対意見が国防総省の上層部から出ている。
2010.06.16 Jane's Defence Weekly Euro Hawk closes in on first flight-test <1007-061603>
 RQ-4E Euro Hawk の初飛行が7月に行われ、Northrop Grumman社の Palmdale工場から Edwards AFB まで飛行する。
 この間は36kmしかなく4分で着いてしまうが、Euro Hawk は高度30,000ftまで2時間半飛行する。
2010.06.07 Aviation Week & ST Bridging the Atalntic <1007-060713>
 ドイツの Atlantique 2 に代わる SIGINT 用として Global Hawk 20 を元に開発された Euro Hawk は米国内で試験飛 行を行っており、年内にドイツへ移管される。
2010.03.22 Yahoo 時事通信記事

「最新鋭偵察機、夏にもグアム常駐へ=米太平洋軍、4機配備-北・中国監視を強化」

<1004-032201>
 米太平洋空軍が21日までに、Global Hawk今夏をめどにグアムに常駐させることを明らか にした。 計4機を8月後半から9月にかけて配備する見通しである。
 Global Hawk は航続距離約16,000kmで、解像度は1mから30cm四方程度と言われている。 また電波情報の収集もできる。
2009.12.14 Aviation Week & ST Global Hawk hop <1001-121406>
 MP-RTIP レーダを搭載する計画の Global Hawk Block 40 が11月に初飛行し、カリ フォルニア州 Palmdale の Northrop Grumman社から Edwards AFB まで2時間かけて移動した。
 一方 Block 20/30 の試験は今も続けられている。
2009.10.12 Aviation Week & ST Northrop Grumman unveils international Global Hawk <0911-101203>
 Northrop Grumman社が、Euro Hawk 型 RQ-4 の受領試練を開始した。 地上滑走試験は2月、初飛行は3月に予定され、 1年後に EADS社に引き渡される。 ドイツ空軍への引き渡しは2011年になる。
 Euro Hawk は6個の SIGINT ポッドを搭載しているため、飛行制御ソフトが変更されている。
2009.10.05 Aviation Week & ST Developing intelligence <0911-100513>
 ドイツ軍の Atlantic 哨戒機の後継で Global Hawk Block 20 を元にした SIGINTEuro Hawk が公式にロールアウトした。 Edward AFB で初遡航したのち、2010年前半にドイツに渡り、2011年にドイツ に引き渡される。
 Euro Hawk が Block 20 と大きく異なるのは、200に及ぶワイヤハーネスと、翼に取り付けられた SIGINT 用ポッドで、両翼それぞれに大型1個 、小型2個が取り付けられている。
2009.09.21 Aviation Week & ST Budget changes <0911-092106>
= Global Hawk Block 40 の計画が延期された影響に関する記事 =
 Global Hawk Block 40 の一号機は6月にロールアウトし、3機が組み立て中である。 また Block 40 は NATO システムの基礎にもなっている。  ASIP を搭載する Block 302010年秋にグアムに配備される。 Bloc 40 に搭載され る MT-RTIP レーダの開発は、少なくとも9ヶ月遅れる。
 Eagle Archer P-3C はアンテナサイズ40ft×1ftの LSRS Ku-band レーダを搭載するが、E-8C を改良する Eagle Focus が搭載するアンテナサイズ48平方呎の X-band レーダの方が出力と全天候性に優れている。
2009.06.24 Jane's Defence Weekly Eurohawk UAV 'due to fly later this year' <0908-062404>
 ドイツが計画している Eurohawk の試作機が年内に初飛行する。 Eurohawk の機体となる RQ-4B Global Hawk は既に80%完成しており、完成後 ドイツに送られて EADS社が開発している SIGINT 装置が搭載される。
 ドイツは2015年までに5機の Eurohawk を装備し、Brequet社製 Br 1150 Atrantic 1 と換装する計画である。
2009.06.22 Aviation Week & ST Muddled multi-tasking <0908-062209>
= Global Hawk の使用優先を巡る問題に関する記事 =
 Global Hawk LRIP Lot 8 が承認され、ASIP を搭載する Block 30 2機と、MP-RTIP を搭載する Block 40 3機が生産される。 FRP 移行決定 は2010年12月に行われる。
 米空軍は既に6機の Block 20 を発注しているが、Block 20/30 は最初にグアムに配備され、その後欧州配備になる。
2009.06.08 Aviation Week & ST Sortie spoiler <0907-060810>
 Edwards AFB で試験飛行をしていた Golobal Hawk の9号機 (AV-9) が、5月28日にエルロンの故障で 緊急着陸し、試験が中断されている。
= 以下、緊急着陸の状況に関する記載 =
2009.06.01 Aviation Week & ST Milestone for multi-platform radar program <0907-060105>
 Proteus 試験機を用いて行われてきた MP-RTIPSAR 及び GMTI モード の試験を間もなく完了する。
 MP-RTIP の試験は秋にも完了し、その後 Global Hawk Block 40に搭載され、年内に飛行 試験に移行する。
2009.05.22 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「グローバルホークを韓国に販売、米国が公式に伝える」

<0906-052201>
 米国防総省が韓国に Global Hawk を売却する方針を公式に伝えてきたが、これに対し韓国は2015~2016年ごろに購入 すると回答した。
 韓国は当初、2011年ごろに Global Hawk 級の HALE UAV を導入する計画だったが、国防予算の確保の難しさや為替変動 による海外からの導入単価上昇などから延期すると説明した。
2009.05.04 Aviation Week & ST Stress tests <0906-050410>
= Global Hawk の試験評価についての官民の対立に関する記事 =
2009.03.18 Jane's Defence Weekly Northrop aims to keep Australia in BAMS <0905-031811>
 Northrop Grumman社は、オーストラリアが BAMSSDD から撤退したものの、販売 の希望は失っていない。
 また国務省に対し、韓国と Global Hawk の商談を進める許可を求めており、 スペイン及び日本も有望な市場と見ている。
2008.09.01 Aviation Week & ST More Global Hawks <0810-090104>
 米空軍は54機調達する予定であった Global Hawk を78機に引き上げ、そのための予算をFY10に計上する。 追加購入分は ISR 機能の強化と、近く退役する U-2 の後継として使用する。
2008.07.28 Aviation Week & ST Hawking to Spain <0809-072803>
= 米国の HALE/MALE UAV の現状に関する記事 =
Global Hawk
 MTCR 条約への抵触を理由に1年以上保留されていたスペインへの輸出について、米国務省が承認 を与えた。 スペインは Block 30 5機を購入し SIGINT 装置を搭載して洋上/陸上の哨戒に当たる。
 Global Hawk は、Block 20 が Raytheon社製の EISSBlock 30ASIPBlock 40 が4ft×1.5ftの MP-RTIP レーダを搭載する。 米空軍は MP-RTIP を12基調達する計画である。 Block 40 への MP-RTIP の搭載は来春、飛行試験は夏以降に行われる。
 Block 20 及び 30 の IOT&E は2009年に開始され秋一杯まで行われる。
UCAS-D
 2機試作される UCAS-D の一番機は、現在外板の取り付け段階で、2009年11月に初飛行する。 米海軍は UCAS を2025年までに装備する計画で、F/A-XX の候補にもなっている。
BAMS
 BAMS は一旦 Global Hawk に決まったが、異議申し立てにより GAO が審査を行っている。 審査の結論は8月 中旬に出る見込みである。
Predator/Reaper/Sky Warrior
 Lynx Ⅱ SAR と Raytheon社製の DAS-2 EO/IR ボールを装備した MQ-1C Sky Warrior Block 1 は今年はじめに初飛 行し、来年はじめに Limited User Test が予定されている。
2008.04.02 Jane's Defence Weekly Global Hawk sets endurance record <0806-040203>
 AF-8 と呼ばれている RQ-4 Global Hawk Block 20 が、3月22日に Edward AFB 上空60,000ftで33時間の滞空記録を達成 した。 Northrop Grumman社によると同機は、更に2時間飛行できる燃料を残していた。
2007.10.22 Defense News Pacific rim countries could get Global Hawk <0722-102219>
 米空軍は来年4月に、ハワイで、日、豪、韓、比、印、シンガポール、マレーシア、スリランカ、タイ、インドネシア、ブルネイの 環太平洋11ヶ国の友好国と Global Hawk による共同情報収集について会議を計画し ている。 計画では共同国による Global Hawk の購入と共同運用により、所要の情報、特にマラッカ海峡の海賊船や 極東海域の不審船等の情報を収集する。
 Global Hawk は$27.6Mと高価なため、共同運用の提案に同意する国は多いものとみられる。 実現の課題は、空域使用の認可、飛行 場の臨機使用、各国の防衛上の規制と運用管理の責任分担にある。
2007.10.01 Aviation Week & ST Three US Global Hawk ・・・ <0721-100104>
 Northrop Grumman社によると、イランとアフガニスタンに派遣されている3機の Global Hawk Block 20 は 、月間500時間の任務飛行を行っており、地上での準備時間は約4時間である。
 同社は Block 20 を4機納入し、更に2機を今月中に納入する予定である。 また、開発中の Block 30 は 新型の SIGINT システムを搭載して年末に納入され、2008年に運用評価試験及び操作訓練を行う。
2007.08.15 Jane's Defence Weekly US Air Force could have ASIP on UAVs by 2010 <0718-081506>
 米空軍はイラクとアフガンで活動中の MQ-1 Predator 及び、2007年3/四半期に投入予定の MQ-9 Peaper 一部に、高度な SIGINT 装置である ASIP (Airborne Signals Intelligence Payload) を2010年までに搭載する。
 ASIP は2012年に RQ-4 Global Hawk に搭載する計画の SIGINT 装置で、現在 U-2 による試験の最中である 。 ASIP は6~7個のユニットで構成されているが、UAV 搭載用は小型化が図られ、Predator 搭載の 1C 型は1個、Reaper 搭載の 2C 型 は2個のユニット構成になる。
2007.07.09 Aviation Week & ST Northrop Grumman and L-3 ・・・ <0715-070905>
 Northrop Grumman社及び L-3社は、米海軍 Poseidon 計画で補助的に使用する RQ-4 BAMS との統合通信機能 MOSA (Modular Open Systems Architecture) の予算化を提案している。 MOSA は、偵察機と哨戒機の間、及 びその他の軍組織と通信インタオペラビリティを構築できる。
 システムは現在 Gulfstream G-Ⅱ に搭載され試験中である。
2007.06.25 Defense News Northrop Grumman moves forward on BAMS proposal <0715-062502>
 Northrop Grumman社は、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の提案に向けて、2機の RQ-4N Global Hawk Block 20 改修機の製造に着手した。 同社の RQ-4A Global Hawk Block 10 は海軍が BAMS 開発の初期実験用として既に使用中である。
 BAMS 計画では、EO/IR センサを搭載、滞空時間10時間以上、航続距離2,000浬の洋上偵察哨戒機が要求されており、同社以外に Lockheed Martin社が Predator 改善型の Mariner を、Boeing社が無人機型 Gulfstream 550 をそれぞれ提案する。
2007.06.25 Aviation Week & ST Unmanned and unrestrained <0714-062508>
= 欧米における UAV 市場の現況 =
Global Hawk
 米空軍は2010年から退役する U-2 後継に Global Hawk を採用する計画で、ASIP (Advanced Signal Intelligence Payload) の搭載を行う。
 シンガポールはFY-08予算で2機の購入を計上しており、スペインと韓国も購入の意向を示している。
Predator
 統合参謀本部は空軍に Predator への ASIP 搭載を求めており、空軍も ASIP 搭載の飛行隊をイラク、アフ ガンに派遣する計画である。 また、ドイツは2010年から Predator B を装備する計画である。
Barracuda UCAV
 ドイツ政府は試作初号機が墜落した後、計画を中断しており、EADS社は研究の再開を求めているが結論はで ていない。
Neuron
 Dassault、Alenia、Thales、Saab の各社が共同で研究中の UCAV 実験機であるが、EADS社はこの4社が連携して MALE UAV 市場に参入 するのを恐れている。
Sky-X
 Alenia社が研究中の実験機で先週初飛行を行った。 取得した試験データは Neuron 研究に反映する。
Hermes
 Hermes 450 を用いた英国の Watchkeeper は WK450 と命名された。 また、仏陸軍は Hermes 900 の導入を 検討中である。
Euro MALE
 EADS社の Euro MALE UAV 計画は予算高騰から中止となったが、仏、伊、瑞、蘭はなお MALE UAV 装備の方針 を維持している。
2007.06.18 Aviation Week & ST Far, fast, furious <0714-061814>
= 米太平洋空軍司令官のインタビュー記事 =
 アジア太平洋を管轄する Pacaf は、対象国の軍備増強、近代化の情報を収集しつつ、自国及び友好国の安全保障に寄与している。  情報収集には、Rivet Joint (通信)、Cobra Ball (IR)、Constant Phoenix (核汚染)、Combat Sent (電子戦情報機)、U-2、EP-3 を運用している。
 Global Hawk はグアム島の Anderson AFB に2009年から2013年までに7機が配備されるが、少なくともその二倍の機数と Predator 2 個飛行隊の配置を要望している。
2007.05.21 Aviation Week & ST Drone dilemma <0711-052106>
 ドイツ政府は Euro Hawk に続いて Predator B を導入する方針であるが、議会から いくつかの問題点を指摘され、政治的論争に発展することが予想される。 政府は Predator B を偵察監視用 として運用する計画だが、議会は軍が米国に追随して武装型にすることに反対するとみられる。 また Euro Hawk についても搭載機器センサの性能よりも機体を重視していると採用を疑問視する意見がでている。
 一方、EADS社は Euro Hawk を凌ぐ次世代 UAV として Advanced UAV を提案しており、フランスと スペインが関心を示している。 ターボファン双発の Advanced UAV には、大小の主翼を持つ二機種があり、 、大型翼を持つ機体が SAR を装備する長距離滞空型で、短い翼を持つ機体がが高速戦術偵察 型となる。
2007.04 International Defence Review 'Big wing' Global Hawk takes to the air <0710-040002>
 RQ-4 Block 20 Global Hawk が3月1日に初飛行した。 RQ-4 Block 20 は翼端長 が39.9mと RQ-4A の35.41mに比べ大きく、全長も1m伸びて14.5mになっている。 外観上は更に、胴体下のセンサハウジングが大きくな り、全部胴体両側に SIGIT アンテナが取り付けられている。 CONINT 用の6ポートアンテナ は主翼下面に取り付けられた。 また標準 CDL (Common Datalink) のアンテナは後部胴体下に取り付 けられている。
 RQ-4 Block 20 の航続距離(フェリー距離)は22,780km、上昇限度は60,000ftで巡航速度は574km/h、 24~36時間の滞空能力を持つ。 搭載能力は1,361kgと、RQ-4A の907kgより大きく なっている。
2007.03.26 Defense News USAF orders 5 Global Hawks <0710-032605>
 Northrop Grumman社は米空軍から RQ-4 Global Hawk UAS 5個システムを総額$287Mで受注した。 契約の内 訳は、4機の RQ-4 Block 30 と搭載する EISS (Enhanced Integrated Sensor Suites) 4セット、MPRTIP 搭載 の Block 40 1機及び制御装置等となっている。
 初号機の納入は2008年初めを予定している。
2007.03.21 Jane's Defence Weekly US Air Force pushes ahead with plans to operate Global Hawks in Paicfic <0708-032112>
 米空軍は RQ-4 Global Hawk をアジア太平洋地域に配備するため、日本、韓国などと話し合いを行っている。  米空軍は2009年からグアムに Global Hawk を配備する計画で、2009年に1~2機、2013年ま でに7~10を配備する。
 またシンガポール、インドネシア、マレーシア、タイなどの東南アジア諸国への配備も検討されている。
2007.03.12 Aviation Week & ST Going global <0707-031209>
 米空軍第9偵察飛行隊司令官が、Global Hawk を Beale AFB で一元的に統制して、世界規模の偵察を行うことを提案している。 現 在 HALE UAV は、欧州、太平洋等戦域軍レベルで運用しているが、戦域軍はグアムや烏山、欧州各地に離発着 基地を展開するものの、運用はすべて米本土の指揮統制施設で行い、軍司令官には状況を逐次報告する構想である。
 空軍は52機の Global Hawk を装備する計画で、現在 Beale AFB に7機の Block 10 を展開し、 Block 20 は7機が年内に配備予定である。 空軍と議会はこの提案をどのように受け止めているかは不明であ る。
2007.02.26 Aviation Week & ST Future and present UAVs <0706-022601>
 DoD は長期間滞空型 UAV 搭載用の先進型 ISR の実用化を$32Mで SAIC社と契約し た。 
 またこれとは別に空軍は、Northrop Grumman社に2機の RQ-4 Global Hawk Block 30 と3機の RQ-4 Block 40 を発注する。 Block 40 には MP-RTIP レーダなどのセンサ、制御システム、離発着 装置等が搭載される。
2007.02.22 Inside the Pentagon First flight of Global Hawk Block 20 slated for March <0707-022201>
 Global Hawk Block 20 の初飛行が、3月に予定されている。 Block 20 は米空軍がイラクで運用中の Block 10 に比べ、センサ等の内部搭載重量は3,000-lb、出力は2.5倍の大型かつ高出力機種で、2009年装備化 を予定している。
2007.02.19 Defense News Smaller, better SARs <0707-021906>
 MP-RTIP レーダを搭載する予定であった E-10 計画の中止に伴い、米空軍 は昨年7月に Global Hawk UAV への搭載を Northrop Grumman社に$90Mで発注した。
 9月には試験機 Proteus により初めての飛行試験を行い、MTI 及び SAR モードの捜索を行った。  実用化は5年以内と予測される。
 小型高性能の SAR/MTI 機能を有する UAV 市場は、 MP-RTIP の適用で2012年頃には有人機市場を追い越すとの見方が強い。
2007.02.12 Defense News EuroHawk UAV wins German funding <0706-021207>
 Northrop Grummanと EADS社の合弁企業である EuroHawk GmbH社は、ドイツ国防省から EuroHawk UAV の開 発と製造を$559Mで受注した。  受注数は5機で、2010年に初号機を、2011年~2014年に各1機を納入する。
 EuroHawk は RQ-4 Block 20 Global Hawk の派生型で、搭載するセンサには EADS社のレーダ、通信探知シ ステムが用いられる。
2007.02.05 Aviation Week & ST EADS and Northrop Grummand, which are ・・・ <0705-020504>
 EADS、Northrop Grumman の合弁会社である EuroHawk GmbH社は、独国防省から$555Mで EuroHawk を受注 した。 試験機は2010年に、量産機は2011年から2014年に4機を納入する計画である。
 EuroHawk は RQ-4 Block 20 の派生型で、独空軍が1972年以来運用している Dassault Breguet Atlantic 哨戒機の後継となる。 EADS社の SIGINT システムを採用している。
2007.01.22 Aviation Week & ST A need to succeed <0704-012206>
 米国がイラク国内でイラン革命防衛隊員2名を拘束し、イランとシリアがイラクの反政府組織に武器弾薬を供給すると共に、軍事訓練 組織の構築を計画していると強く非難している。 
 イラク国境には Global Hawk Block 10 を2機運用し、24時間態勢で偵察監視を行っているが、効果はあ がっていない。 また、RAS-1R センサを搭載する U-2 による通信情報の収集を行い、英国もイラク南部で Tornado GR4 による偵察活動を行っている。
2007.01.15 Defense News New sensor tested on U-2 <0704-011508>
 米空軍の次世代センサである ASIP (Airborne Signals Intelligence Payload) の試験が U-2 により開始 された。 部隊装備は2008年を予定している。
 ASIP は地上のレーダ及び通信を傍受し、その位置を特定する装置で、 Global Hawk に搭載が計画されており、2008年から飛行搭載試験を行い、2011年末の装備化 を予定している。
2007.01.08 Aviation Week & ST Emerging target <0703-010807>
 ドイツ空軍は、UAV による偵察監視能力を強化するため、将来は共同開発中の Euro MALE の装備するが、当 面の措置として Predator クラスの購入を検討中である。
 また、HALE UAV である、Global Hawk の派生型 Euro Hawk の装備化はまもなく議会承認され、 2009年に最初のシステムを受領する。 Euro Hawk には EADS社が開発した情報収集システムを装備する。
2007.01.04 Inside the Pentagon Air Force reviews flight training procedures for Global Hawk <0705-010403>
 米空軍は Baeal AFB における Global Hawk の訓練飛行を全て中止し、飛行訓練手順の見直しと修正を行っ ている。
 同基地では11月に訓練飛行中の Global Hawk 1機が、地上からの制御ができずに消息不明となっており、新しい手順 書が完成するまで全ての飛行を中止する。
2007.01.03 Jane's Defence Weekly Comms glitch keeps RQ-4s at Beale AFB ground <0704-010303>
 米 FAA は RQ-4 Global Hawk が Beale AFB に着陸する際に、民間機の空路と分離するため特殊なスパイラ ル着陸を要求しているが、11月21日の訓練飛行終了時のスパイラル着陸で Global Hawk との LOS 通信が途絶 える事故が生起した。
 このため ACC (Air Combat Command) は操作手順の見直しを行っており、この間 Beale AFB での Global Hawk の飛行は停止されて いる。
2006.11.29 Jane's Defence Weekly Global Hawks fly homeland defence missions over US <0624-112905>
 Beale AFB に配備される RQ-4 Global Hawk は2009年までに7機になり、2機は引き続きアフガンやイランでの 作戦に参加するが、残る5機は教育訓練のほか、北方軍や南方軍の作戦支援を行う。 北方軍は国境警備に、南 方軍は麻薬密輸の監視に活用する計画である。
 Beale AFB に配備された Block 10 7機に引き続き、現在7機の Block 20 が LRIP 中である。 Block 20 の 初飛行は2006年末に予定されている。
 米空軍は併せて54機のGlobal Hawk を装備する計画であるが、太平洋軍は4機の配備を要求していて、 2007年には1機を Guam に配備する。 欧州軍は2010年に4機を要求しているが、これは Block 30 になると見ら れる。
( Block 開発関連記事 JDW 2006.04.16)
2006.10.27 韓国中央日報

インターネット

グローバルホーク、来年4月に・・・ <0621-102701>
 Defense News の姉妹紙 C4ISR ジャーナルが26日、米国が Global Hawk を来年4月から朝鮮半島上空に飛ばす 予定であると伝えた。 これは当初の計画より2年以上も早く、北朝鮮の核実験事態と関係があるとみられる。
米空軍太平洋司令部傘下、第36飛行団長の話を引用したもので、グローバルホークが来年4月に初めてグアムのアンダ ーソン空軍基地に配置されると報じた。 米空軍は2009年または2010年ごろ、グアムに Global Hawk 7機を常 置する計画だった。
2006.09.12 韓国東亜日報

インターネット

「国防部、グローバルホーク・・・」 <0618-091202>
 韓国は戦時作戦統制権返還に備え、対北朝鮮偵察能力の強化のため Global Hawk の購入を強く希望している が、米国側は技術流出を憂慮して売却不可の方針を示しているという。 27~28日に米国で開かれる韓米安保政 策構想会議で韓国は重ねて売却を要請する計画である。
 米国は Global Hawk を他国に売却する場合には議会と政府の承認を必要としており、オーストラリア、日本、シンガポールが同機を購 入した。
2006.09.11 Aviation Week & ST Getting early start <0619-091103>
 Euro Hawk 計画のドイツ政府による承認時期は未定であるが、2010年の装備化に向け搭載 センサの開発を2008年までに完了する方針で先行的に事業を進めている。
 Euro Hawk は Global Hawk に EADS社が開発する各種センサを組み込んだ SIGINT UAV で、ドイツは5機を装 備する計画である。 また、米独政府は両機種にインターオペラビティを設定することで最近 MoU を締結している。
 EADS社が開発中の各種センサ機器は基本的な設計作業を既に完了しており、将来 Eurofighter Typhoon 等への搭載を意図している。
2006.09.06 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman has rolled out the third block of its RQ-4 Global Hawk <0619-090601>
 Northrop Grumman社が、Global Hawk の三番目の Block をロールアウトさせた。
【註:】
 三番目の Block とは、Block 0、Block 10 に次ぐ Block 20 で、機体は翼端長約35mの RQ-4A を約40mに大型 化した RQ-4B である。
( RQ-4A/4B の比較記事 AW&ST 2005.04.04)
2006.09.04 Defense News Next generation Global Hawk <0620-090406>
 Northrop Grumman社は8月25日に RQ-4 Global Hawk Block 20 の量産初号機をロールアウトした。 大型の Block 20 は Block 10 の2.5倍の出力で、搭載重量は3,000-lb、高度65,000呎以上を36時間 飛行し航続距離は13,500浬である。
2006.08.21 Aviation Week & ST Northrop Grumman planned ・・・・・ <0618-082103>
 17番機の Global Hawk となる大型の Block 20 の初号機が先週末にロールアウト した。
 一方、 Block 10 はこれまでに9機製造され、2機がイラクとアフガニスタンで使用され、2機が海軍の海上試 験計画で使われている。 うち1機はハワイで試験飛行を行い高度12哩からの標的の探知追随に成功している。
2006.08 International Defence Review Long-range endurance UAS targets the adversary <0617-080009>
= MALE/HALE の趨勢に関する7頁にわたる特集記事 =
MQ-1L、MQ-9A Predator
Warrior
BAMS
 3,700kmの行動半径で、7日間にわたり24時間監視飛行
MQ-4A、MQ-4B Global Hawk
 Block 0: 試作型で4機のみ製造
 Block 10: 6月に製造終了、7機製造
 Blocl 20: 6機製造 RQ-4B
 Block 30: 26機製造
 Block 40: 最終型で MP-RTIP レーダを搭載、15機製造
Heron、Heron Ⅱ
Eitan
 IAI社の新型で最大離陸重量4,000kg、搭載能力1,800kg、翼端長26m
Global Observer
 水素を燃料とし、10日間の滞空能力、翼端長80m
 2005年に飛行した検証機は四分の一モデル
PHAE (Penetrating High Altitude Endurance)
 U-2 並の70,000~80,000呎を飛行
UGSS (Unmanned Global Strikr System)
 翼端長52.4mで、搭載能力9,000kg、無給油11,000km飛行可能
OFW
A160 Hummingbird
2006.05.29 Aviation Week & ST Northrop Grumman has captured <0612-052902>
 Northrop Grumman社は5機の RQ-4B Global Hawk と制御装置等各3基を総額$60Mで受注している。  RQ-4B は搭載重量を増加した空軍の偵察監視用で、既に組み立てを開始している。
2006.05.18 Inside the Pentagon Air Force, German officials sign Euro Hawk agreement in Derlin <0614-051801>
 今週初めに米空軍とドイツ国防省代表が、Euro Hawk の共同開発に関する MoU を締結した。 合意文書には、 懸案事項であった今後の改善情報開示を含む技術移管、兵站及び搭載する暗号装置の共通化が記載されている。
 Euro Hawk は Global Hawk の機体に EADS社が開発するドイツ仕様の SIGINT を搭載する計画で、開発は 2009年までの約3年間、独は現有 SIGINT 機である Breguet Atlantiqe の後継として5機を2013年までに装備 する予定である。
2006.05 National Defense Under scrutiny <0614-050001>
 最近公表された GAO の報告によると、RQ-4A Global Hawk の価格は、2001年3月の$60.9Mから2006年1月には$82.3M に高騰している。
 しかしながら DoD は Global Hawk の有効性を高く評価しており、空軍に年間6~7機の調達を承認、これま でに7機が納入され17機が製造中である。
 FY-07の要求は6機分$504.5Mとなっている。 また、搭載重量5,000-lb、翼端長131呎の B 型の開発には$250Mの開発費を要求している。
2006.04.19 Jane's Defence Weekly USAF moves to stabilise Global Hawk with 5-block upgrade <0610-041605>
 米空軍は RQ-4 Global Hawk を以下の5段階の Block で整備しようとしている。
Block 0
 ACTD が開発された YRQ-4A で、現在も4機が残っている。
Block 10
 YRQ-4A を小改造した RQ-4A で、7機が生産される。
Block 20
 機体を大型化した RQ-4B で、2006年に初飛行する。 EO/IR システムや SIGINT が 強化される。 6機製造される計画である。
Block 30
 レーダが強化され、ASIP (Airbone Signsls Intelligence Payloard) が搭載される。 26機が生産される。
Block 40
 MP-RTIP (Multi-Platform-Radar Technology Insertion Program) レーダを搭載し15機が生産される。
2006.04.10 Aviation Week & ST Mixed signals <0609-041004>
 米海空軍は SIGNT 機計画の統合及び有人 SIGNT 機と Global Hawk 等大型 UAV との共同運用について、8月 の FY-08予算計画に関する高官会議の議題として計画している。
 情報収集機の開発は厳しく予算が制限されているため、1月に ACS 計画が中止となって以降三軍は新たな共同研究を進めているが、陸 軍は戦場、海軍は海上、空軍は広範囲な戦域をそれぞれ主対象とするため要求事項が乖離し、実現の可能性は厳しいものとみられている 。 1990年代全般にも海空軍は共同運用を協議したが、運用上の相違点を解消できなかった。
2006.04.10 Aviation Week & ST UAV envy <0609-041003>
 米海軍は先月工場から受領した GlobalHawk 初号機 N-1 を直ちに中東に派遣する計画である。
 海軍は N-1 に洋上偵察用センサとソフトウェアを搭載し、ペルシャ湾で不審船による艦艇への自爆攻撃の防止 を主とした偵察監視に使用する。
2006.02.28 Yahoo 共同通信記事

「無人偵察機、グアム配備へ・・・」

<0605-022801>
 アンダーセン基地に駐屯する米空軍第36遠征航空団の司令官が27日、2009年末までに同基地に 3~6機程度の Global Hawk が配備されると述べた。 米軍が西太平洋地域に同機を常駐させるのは初めてとなる。
 今年中に専用格納庫などの施設建設を始めるという。
2006.02.27 Defense News Asia-Pacific security via UAVs <0607-022701>
 米太平洋空軍は、マラッカ海峡周辺で2009年から Global Hawkによる対海賊、テロ監視 を行うことに関し、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイの諸国と協議を開始する。
 同空軍は偵察監視行動に6機を運用する計画で、関係諸国に対し各種情報を通報する代わりに経費分担、基地 提供等を求めていく。
2006.02.27 Aviation Week & ST G-Hawk goes home <0606-022704>
 中東で長期間運用されていた RQ-4A Global Hawk AV3 が退役し、豪州を経由して Edward AFB に帰還した。  AV3 (Air Vehicle 3) は ACTD で試作され、イラクとアフガンで偵察監視に運用されていたが、2001~2002年に AV4 と AV5 の2機が相 次いで失われたため、運用期間が延長され、250回、4,200時間使用され今回退役となった。
 新型の RQ-4B Global Hawk は全体に大型で、搭載重量も3,000-lbと A 型より50%多く、空軍は主として SIGINT 用に運用する計画である。
 RQ-4B は4月に公式な初飛行を予定し、量産機は2009年以降、中東、グアム及び Beale AFB に配備を予定する。
2006.02.09 Inside the Pentagon USAF requests $105.9 billion,boosting funds for recapitalization,UAVs <0606-020903>
 米空軍のFY-07要求額は$105.9Bで、航空機の近代化と UAV の開発装備に重点が注がれている。
 FY-07における空軍の近代化予算は$1.3Bと過去15年間で最も多く、F-22A と C-17 輸送機の調達が含まれる。
 F-22A は2年間の製造期間延長により4機が追加調達され、183機を装備する予定と なっている。
   また、今後数年以内に U-2 機の退役に伴う Global Hawk の調達を年間6~7機とするほか、 Predator の保有数を154機とする計画である。
2005.12.21 Jane's Defence Weekly US Air Force prepares to deploy Global Hawks <0602-122106>  米空軍は2006年始めまでに、2機の量産型 RQ-4A Global Hawk を南西アジアに派遣 し、イラクやアフガンで数千時間飛行しているプロトタイプの1機と交代させる。
 量産型の2機は、当初 SIGINT 装置や AIA (Advanced Information Architecture) を搭載していないが、写真 偵察能力は格段に向上している。 AIA は大容量の記憶装置で、Global Hawk の撮影した写真を地上のハンドヘルド装置に直接送信する。
 米空軍は51機の量産型 Global Hawk を調達する計画で、3機ずつで 'orbit' を組み 、継続的な監視を実施する。
 Global Hawk は高度60,000呎以上で24時間以上滞空できる。
2005.12.12 Inside the Navy Navy's Global Hawk maritime demonstration UAV flies in first execise <0603-21207>
 米海軍は11月30日から12月7日に行った年次演習 Trident Warrior '05 に、初めて Global Hawk UAV を参加 させた。
 演習では4回にわたり8~9時間カルフォルニア沿岸海域を飛行し、所望の偵察データを地上局に送信した。 次回は来年4月に行われる Joint Forces Exercise 2006 での運用が予定されている。
 海軍は BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画の構想に基づき、今年初めに2機の Global Hawk を 購入し、運用構想や操作法等の具体化を図っている。
2005.12.12 Aviation Week & ST CENTCOM to get two new Global Hawk <0524-121203>
 イラクでの偵察監視用 UAV として、2機の Global Hawk が CENTCOM に今月末に送られる。 この Global Hawk には最新の EO/IR カ メラとレーダが搭載されるが、SIGNT 用センサは組み込まれていない
 Global Hawk はこれまでに200ソーテーの試験飛行を行っており、中東では2004年当初から160回以上の作戦飛行を行っている。
2005.11.14 Defense News Global Hawk moves to nest phase <0602-111407>
 Northrop Grumman社は米空軍から5機の Global Hawk を$60Mで受注した。 部品製造は12月から予定され、 2006年に組み立てを開始する。
 同社は現在空軍用に5機を製造中であり、新規製造機種は搭載量を50%以上増やし3,000-lbとなる。
 Global Hawk の滞空時間は35時間以上、高度60,000-ftを飛行し40,000平方哩の偵察監視ができる。
2005.10.24 Aviation Week & ST Indispensable intel <0522-102402>
 米 NGA (National Geospatial Intelligence Agency) 長官は議会が予算の削減対象として挙げている SBR E-10 及び Global Hawk について、情報収集の観点から極めて将来に問題を生ずると懸念を表 明した。
 同長官は、イラクでの戦訓や台風被害を例に挙げ、議会でいわれている衛星主体の情報収集では不十分であり 、特性に応じたセンサとプラットフォームの組み合わせによりはじめて有効な効果が得られるとしている。
2005.09.14 Jane's Defence Weekly US envisages no cost saving in using UAVs <0519-091404>
 米空軍省の調達担当次官 Hoffman中将が、RQ-4 Global Hawk の様な大型 UAV の維持管理コ ストは同級の有人機と変わらないとする報告を行った。 これは過去に空軍が UAV の方が低コストであるとしてきた論拠に反す ることになる。
2005.09 International Defense Review Global Hawk LRIP Lot 4 ordered <0518-090033>
 米空軍が Global Hawk LRIP Lot 4 を$272.7Mで発注した。  この契約では4機の RQ-4B 仕様機が製造される。
 納期は2008年7月である。
2005.07.20 Jane's Defence Weekly Global Hawk will join sea exercise <0516-072004>
 米海軍は初の Global Hawk を8月に、2番機はその2ヶ月後に受領し、そのうちの1機を11月に実施される 'Trident Warrior 2005' 演習 に参加させることを明らかにした。
2005.06.27 Aviation Week & ST A US U-2S intelligence gathering <0514-062702>
 先週、中東に派遣している米空軍の U-2S がアフガン一帯の偵察後、UAE の基地に帰投する際、墜落し乗員は 死亡した。  墜落した U-2S に代わり2機の Global Hawk が直ちに補充された。
 U-2S は現在38機が運用されており、他の偵察機と UAV による情報と共に活用されている。 空軍はこれまで に21機の U-2 を失い、7名のパイロットが死亡している。
2005.06.22 Janre's Defence Weekly Nrothrop Grumman eyes external sensor pods for Global Hawk <0513-062204>
 Northrop Grumman社によると、現有 RQ-4A Global Hawk より大型になる RQ-4B は、両翼にそれぞれ 1,000-lbまでのボッドを搭載できる。 このポッドは Global Hawk の機内搭載センサの補完 として、EO/IR カメラ、SAR などに使用できる。
 同社は既に縮尺モデルによる風洞試験を行っている。
2005.06.20 Aviation Week & ST The last of two Northrop Grumman <0513-062002>
 米海軍の RQ-4A Global Hawk 洋上哨戒用試験機2機の初飛行が行われ、4時間の飛行 を行った。
 2機の RQ-4A は年末から NAS Patuxent River で、海軍情報ネットワークとの連接を含む本格的な試験を開始する。
 一方空軍は RQ-4B の開発最終段階に向け、同社と$42.5Mの契約を行った。
2005.06.09 朝日新聞

インターネット

無人偵察機、グローバルホ・・・」 <0512-060901>
 防衛庁は UAV の導入について、グローバルホークを軸に検討する方針を固めた。 日本領域の警戒監視のほ か、日本の防空識別圏内の高高度からの遠方監視で北朝鮮の情報を収集するのが目的で、将来的には弾道ミサイルの発射探知などミサイ ル防衛システムの一環として運用することも検討する。
 2006年度概算要求に数億円の調査費を盛り込み、早ければ2007年の配備を目指す。
2005.06.06 Aviation Week & ST The Global Hawk unmanned aerial vehicle (UAV) <0512-060608>
 Global Hawk が先月から初めてアフガニスタンに配備されたが、偵察任務を開始した直後にエンジン故障で基 地に緊急着陸した。 故障の細部と基地名については明らかにされていない。 軍は作成していた Global Hawk の緊急事態対処手順が極 めて有効であったとし、安全に着陸したことを強調している。
 当該機は72時間で修復され、飛行を再開している。
2005.04.04 Aviation Week & ST Spiraling cost <0508-040408>
 RQ-4B Global Hawk の設計はほぼ完了しているが、開発経費が当初より約$150M以上超過 しているため、DoD は今年度の予算充当を見合わせている。
 RQ-4B は既に運用中の RQ-4A より大型で、搭載量も30%以上増加し、U-2 偵察機の後継として期待されて おり、搭載センサと通信リンクも最新の機器を予定している。
 DoD は空軍が適切な開発を行えると判断されるまで、予算執行を保留する意向で、空軍は昨年12月から見直 し作業を進めている。
 空軍によると、経費超過の一因は主翼開発に問題を生じたことにある。
2005.01.05 Jane's Defence Weekly US mulls unmanned aircraft trade-offs <0502-010504>
 米国において UAV は、新たな要求がでるたびに価格が上昇し、今や爆撃機並になろうとしている。
 RQ-4A Global Hawk の単価は搭載されるセンサを含め当初$16.4Mであったが、SAR の搭載などにより今や $28.2Mとなっており、大型の RQ-4B では$43.1Mにまでなろうとしている。
 米空軍は量産型 Global Hawk を51機装備する計画である。
2005.01.03 Aviation Week & ST More for less <0502-010502>
 DoD の調達当局では UAV の装備数が現在の12機種400機から数年で更に700機以上を増強 し、2010年には更に現在の4倍になるとの見通しを示した。
 反面、UAV への要求性能が逐次高まり、価格が高騰していることにふれ、今後価格の抑止もしくは導入の制限努力を行っていくことを 示唆した。
 Global Hawk を例とすると、1994年開発当初は$10M、技術実験機は$16.4M、現在の SAR と EO/IR センサー搭載機は$28.2Mとなっており、仮に MP-RTIP レーダを装備すると更に $8.9Mが追加されることとなる。
 企業関係者によるとシステム価格は地上装置に15%、機体に25%、搭載器材に60%の内訳となる。
2004.12.20 Inside the Army Official: MDA explores integrating HALO-Ⅱ sensors onto a Global Hawk <0504-122003>
 MDA はミサイル防衛システムを支援するため、HALO-Ⅱ (High Altitude Launch Observatory-Ⅱ) を Global Hawk に搭載する検討を行っている。
 HALO-Ⅱ は元来、運用評価試験用として Gulfstream機に搭載する計画であったが、飛行時間が7時間と短く、高々度での使用も不十分 なため、Global Hawk への搭載を検討する。
2004.10.27 Jane's Defence Weekly USAF to buy more Global Hawks <0421-102704>
 米空軍は Northrop Grumman社と、RQ-4 Global Hawk Lot 3 LRIP を$208Mで契約した。
 この契約では2機の RQ-4A と、2機の RQ-4B が製造される。 契約は2005年10月ま でとなっている。
2004.10.18 Defense News First Naval Global Hawk flies <0502-101806>
 Northrop Grumman社は海軍が試験用に採用した Global Hawk (N-1) の初飛行を実施した。 N-1 は海軍が試 験用に採用した2機のうちの1機で、2号機は来年初頭に初飛行を計画している。
 海軍への納入は2005年を予定し、Patuxent River 海軍基地で海上での試験に使用される。
2004.10.11 Inside the Navy First Global Hawk UAV built for Navy Demo program takes flight <0423-101105>
 米海軍は10月6日、2月に中止を決めた GHMD (Global Hawk Maritime Demonstration) 計画で購入した2機の Global Hawk UAV の1機について初の飛行試験を行った。
 飛行試験は機体、誘導システム、エンジン等の性能についてカルフォルニア Palmadale からエドワード空軍基地までの4時間で実施し た。
 海軍は BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の導入を最優先しており、2機の Global Hawk は 海軍 Patuxent River 基地で引き続き各種試験に使用する。
2004.05.26 Jane's Defence Weekly Germany looks beyond AGS to national intelligence needs <0410-052602>
 ドイツ国防省は調達を予定している6機 Global Hawk に加え て、更に6機の調達を検討している。
 Euro Hawk は RQ-4B の機体に ELINT 装置を搭載するが、追加の6機には SAR を搭載 して IMINT 任務に就かせる。
 IMINT Euro Hawk は NATO の AGS構想と競合するが、ドイツは AGS が考えている5 機の有人機と7機の UAV では、NATO の要求を満たすのに不十分であるとしている。
2004.05.24 Aviation Week & ST Hawking <0410-052402>
 独は偵察監視用 UAV の要求性能検討作業を進めているが、年末には Euro Hawk の RFP が発簡され、2005年初めに導入が正式に決まるものと企業筋は予想している。
 EADS と Northrop Grumman両社は、開発を2段階に区分して2007年~2008年から製造を開始する計画を提案し ているが、独は更に6機を SAR搭載の IMINT機として装備する検討も行っている。
 一方、先月決まった NATO の AGS にも Global Hawk B 型の導入が含まれることから、関係者の間に は Euro Hawk の予算配分を危惧する声もあがっている。
2004.04.19 Defense News Germany calls on U.S. to start talks on Euro Hawk blueprint <0411-041904>
 独国防省は Euro Hawk の開発装備に向け、米とのすみやかな MoU 締結を要望している。
 独は2007年までに6機以上の Euro Hawk を通信情報用に装備する意向を示しているが、MoU 締結のカギとなっ ているのは米国の Global Hawk との運用技術両面にわたるインターオペラビリティと、独への 技術移管及び輸出権に関する合意で、協議は進展していない。
2004.04.12 Aviation Week & ST Better intel <0408-041205>
 DoD はイラクとアフガニスタンでの監視能力を強化するため、数週間以内に Global Hawk を中東に再配備す ることを決め、同時に情報の統合一元化を目指す中長期的な軍情報組織の再検討を開始した。
 Global Hawk には新たな機能が付加され、地上部隊は Global Hawk の情報を直接受領可能 となった。
 DoD はイラク戦等の教訓を基に長期的な軍情報組織の大幅な改編を検討している。
2004.03.22 Inside the Navy Young: Navy to copete BAMS unmanned aerial vehicle program <0410-04032201>
 米海軍は先週、BAMS UAV の開発導入を競争入札とすることを正式に発表した。 RFP は7月頃発簡の計画で、 SDD の企業選定は2005年度2/四期を予定している。
 BAMS は高々度飛行する ISR 用 UAV で、海軍が Northrop Grumman社製 Global Hawk を2機を購入し、運用構想検討を進めていたこと から同社を指名随契するものとみられていた。
2004.03.08 Defense News Germany to wait longer for Euro Hawk UAV <0408-030805>
 独国防省は、2005年に5機 Euro Hawk UAV と訓練装置を導入 する計画であったが、予算上の制約から1年遅れ、運用開始は2007年以降になるとみられる。
 国防省はFY-05に総額$600Mを要求したが、議会は充分な予算配当を行っていない模様で、今後の状況も不透明なことから憂慮している。
2004.03.08 Defense News USAF urges Navy to join Global Hawk effort <0408-030803>
 米空軍は、海軍に対し、BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV に Global Hawk を採用する様に強 く働きかけている。
 空軍は海軍が Global Hawk を採用することで、1機あたりの価格が$28Mから$18Mまで低減でき、運用と整備に も共通性を図ることが可能としている。
 海軍の BAMS計画は Global Hawk の他に大型の Predator と Gulfstream が候補にあがっているが、未だ選定作業は行われていない。 なお、海軍は先月、Global Hawkの海上試験計画の中止を決めている。
2004.02.16 Inside the Navy Navy cuts later Global Hawk Demo spirals to focus on BAMS UAV <0407-021607>
   米海軍は GHMD (Global Hawk Maritime Demonstration) 計画の中止を決めた。
 中止の理由は BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV 導入を最優先することと、予算上の問題から で、海軍は1月12日に事業計画を取り止めた。
 海軍は2機の Global Hawk を購入しているが、FY-10の BAMS IOC までの間引き続き各種試験に使用する。
 計画中止により予定していた先進型センサーの開発搭載と海上監視に必要な機能の付加は実施されない。
2004.02.11 Jane's Defence Weekly Air force focus on global role <0404-021107>
= 米空軍のFY-05要求における主要事業 =
F/A-22 Raptor 依然として最優先事業で、FY-04より2機多い24機を要求
RQ-4 Global Hawk を4機要求
MQ-1 Predator A を7機、MQ-9 Predator B を2機 要求
E-10A MC2A の開発継続
SBR (Space-Based Radar) 開発費を$170Mから$328Mに増額
     2012年に最初の打ち上げ
AGM-158 JASSM 360発を要求
SDB の開発継続と LRIP として158発の要求
・海軍計画の JSOW 計画からの撤退と、経費の WCMD などへの転用
2004.02.11 Jane's Defence Weekly GlobalHawk to boost Australian capability <0404-021101>
 2月4日にオーストラリアが、2004~2014年間の DCP (Defence Capability Plan) を公表した。
 この計画の中に1個飛行隊 RQ-4A Global Hawk の整備が挙げ られている。 Global Hawk の導入には$456M~$646Mが確保され、最初の機体は2009~2011年に取得する。
 豪軍の Global Hawk の役割には陸上作戦支援のための陸上の監視と情報収集が含まれている。
2004.01 International Defense Review Global Hawk demonstration success takes ISR procurement one step closer <0402-010022>
 ドイツにおける2週間にわたる RQ-4A Global Hawk の試験が成功裏に終了した。 試験 に使用されたのは Northrop Grumman社と EADS社が "Euro Hawk" の名称で2000年6月以来検討を進めてきたもの で、ドイツ製の ELINT 装置とデータ送信装置を搭載し、ドイツ製の陸上支援システムで構成される。
 独海軍第3航空団は現在4機の Atlantic 機を SIGINT 任務に使用しているが、機体の老朽化が進み2010年以降の運用は困難な状態にあ る。
 Atlantic 後継機の検討では ELINT, COMINT に加えて IMINT (Imaging Intelligence) 能力が求められている。 候補には A-320, Global Express ビジネスジェット機、Global Hawk, Predator B があがっているが、A-320 は航続距離/滞空時間不足、Predator B はペイロード 不足で、Global Express は候補に残っているが本命は Global Hawk と見られている。
2003.11.24 Aviation Week & ST Trial run  Global Hawk の検証が独で3週間にわたり行われ、EADS社の電子情報装置を搭載して6項 目の各種任務飛行が行われた。
 独は SIGINT 仕様の Euro Hawk 5機を有人機の40%以下の価格で導入する意向を示しているが、慢性的な財政難から議会が承認するか否 かは微妙な状況にある。 導入が決まった場合、初号機は2008年に運用を開始する計画となっている。
2003.11.19 Jane's Defence Weekly Going solo?
= ISR の分野で依然として有人機の価値があるとの記事 =
 U-2 は10時間という飛行時間の制約から、特定地域の24時間監視に5機の機体を必要とする。
 イラク戦争の間に8機の E-8 JSTARS 、9機の RC-135 Rivet Joint、15機の U-2 が投入されたの に、Global Hawk は1機だけが使用された。
 イラクで Global Hawk は、広域監視で1m、スポットで0.3mの解像度の監視能力で、共和国防衛隊が集中している地域の24時間監視を 行った。
2003.11.12 Jane's Defence Weekly Global Hawk completes German tests  10月15日から行われていた Euro Hawk の6回目の試験飛行が11月6日に行われ、全試験を終了 した。
 一連の試験は、RQ-4A Global Hawk 航空路が錯綜する欧州環境 で運用できるかを検証するもので、最後の試験では EADS社製 ELINT 装置を搭載してドイツ北部海岸にある制限空域で行われ、 45,000ftを20分間飛行した。
2003.11.03 Defense News Germany eyes Euro Hawk for SIGNT role  独国防省はこのほど、Euro Hawk UAV を空軍の SIGNT 機の後継に採用する検討を行っていることを明らかにした。
 Euro Hawkの飛行試験は既に5回行っており、10月15日には米空軍の Grobal Hawk に EADS社製の電子情報機器を搭載しての試験が行わ れている。
 独は5機以上の Euro Hawk を2005年に導入する意向で、調達契約は2004年末に行われるものとみられる。
2003.10.27 Defense News Global Hawk files with EADS sensor  RQ-4A Global Hawk による試験飛行が10月15日に独海軍で行わ れ、成功裡に終了した。
 この試験目的は独国防省に高々度、長滞空偵察機能を展示し、技術性能を確証するもので、UAV には EADS社製電子情報センサーを搭載 した。
 試験の成功により Euro HAWK の開発製造が一歩前進したとみられる。
2003.09.10 Jane's Defence Weekly Global Hawk authorisation lifts UAV industry  RQ-4 Global Hawk が FAA から耐空証明を取得し、米国内での飛行が 可能になってことで、いままで FAA や Eurocontrol へ働きかけを行ってきた UAV 製造企業団体 AUVSI (Association for Unmanned Vehicle Systems International) が活気づいている。
2003.09.08 Aviation Week & ST War from 60,000ft
= UAVによる偵察監視の現状とすう勢 =
 Global Hawk で TST (Time-Sensitive Targets) を偵察監視し、速やかに攻撃する戦法 はアフガニスタン戦争で初めて具体化され、イラク戦で確立された。
 DoD は今後、UAV のステルス化を図り、敵地に24時間常時滞空させ移動目標等を捕捉すると共に、 JSTARS や F-15E 等の戦闘機との連携運用を図ることを検討している。
 イラク戦ではセンサーとして改善型の IR/EO 及び SAR を搭載し成果を得たが、現在数百種類の周波数を同時に分析する Hyper- spectral センサーや車両の塗装を分析する機器等の装備の開発が進められている。
 図はアフガンで AC-130 がトラボラの洞窟群を高度15,000ftから攻撃する状況を Global Hawk が高度60,000ftから 広域 IR センサーで捉えたもので、洞窟の入り口、爆撃状況、人員が確認できる。
2003.09.08 Aviation Week & ST Vision of UAVs  米空軍の SAB (Scientific Advisory Board)は このほど、空軍の UAV 装備の在り方についての検討結果を公表した。
 SAB では大型の UAV についてはステルス型の航続距離2,000nm、高度50,000ftで18時間以上飛行できる性能を 提言し、搭載重量も4,000-lb以上必要としている。
 UCAV には航続距離 400nm、10時間以上飛行できる搭載重量20,000-lb規模の性能が必要とし、小型 UAV には重量500-lbで距離100nm、 高度100~10,000ftで4時間以上飛行できることを求めている。
 また、Predator の機能強化について HPM の搭載を、 Global Hawk にはブースト段階の弾道弾迎撃ミサイル塔載機とし ての活用を提言している。
2003.09.01 Defense News U.S. Air Force reveals Iraq air war tactics  米空軍はイラク戦で使用した新しいハイテク技術等について明らかにした。
Global Hawk
 作戦間4機で収集した画像は4,800件で、航空偵察の3%にすぎないが、50基の SAM 発射機、約300台の戦車(イラク保有の40%)の破壊等 に貢献した。
 運用要員は約100名で、その内30名程度は米国本土で資料の分析評価を行った。
 Global Hawk の価格は現在、$70Mと見積もられているが、2007年の量産開始時には$50Mまで低減できるものと 当局はみている。
B-2 Spirit
 作戦間、24回にわたり16時間の爆撃を2~3機編隊で行った。 外国の基地から発進するのは初めてで、最初の10日間はほぼ毎日運用さ れた。 また、9機が米本土から直接攻撃に参加している。
 作戦開始の数ヶ月前に陸軍の PRC-117 衛星通信無線機の取付けを行い、通信リンクの強化を図っている。
F-117 Nighthawk
 開戦当初、バグダッドの空爆を実施、開戦前に2ヶ所の爆弾倉から同時に投下できる様に改善を行った。
大量破壊兵器の捜索
 米軍は航空機による生化学兵器の捜索をいくつかの方法で行った。その細部は明らかにされていないが、1つの手段として堅牢な金属製 の棒を投射し貯蔵施設やコンテナーに穴を開ける方法を用いたとされる。
2003.09 International Defense Review First production Global Hawk rolls out  RQ-4A Global Hawk の量産1号機がロールアウトした。
 イラク戦争では1機の Global Hawk が15ミッションで4,800枚のイメージを取り込んだが、高々度偵察などは一部で、55%は time- sensitive-target の捕捉であった。 その結果300両の戦車が破壊された。
2003.08.27 Jane's Defence Weekly Global Hawk gets airspace clearance  米航空局 (FAA: Federal Aviation Administration) が、RQ-4 Global Hawk 耐空証明を出した。 UAV で耐空証明を得たのは Global Hawk が初めてである。
2003.08.13 Jane's Defence Weekly First production Global Hawk unveiled  RQ-4A Global Hawk 量産初号機がロールアウト した。
 この機体は空軍の第9偵察航空団に引き渡される前に、飛行試験と訓練が計画されている。
2003.08.11 Aviation Week & ST Despite having already flown  生産型 RQ-4A Global Hawk の初号機が、8月初めに Northlop Grumman 社で完成し、月末に初飛行を予定している。
 同機は8番目に製造されたもので、ACTD 用に製造した7機の試作機は、既にアフガンとイラクで空軍が試験的に運用し、概ね1,500時間の 偵察任務についている。
 一方、海軍は海上偵察能力を試験するため、2機の Global Hawk を調達している。
2003.08 International Defense Review Global Hawk Lot 3  米空軍は Northrop Grumman社と Global Hawk の LRIP Lot 3 契約を 結んだ。
 Lot 3 には、1機の RQ-4A と2機の RQ-4B、及びそれらに搭載するセンサ類、地上制御装置などが含まれる。
2003.07.21 Defense News UAVs find growing role in US military  7月15~17日、バルティモアで2003年度無人システム会議が行われ、3,000人以上の軍及び企業関係者が参加、軍の UAV に対する関心の高さが裏付けられた。
 会議のハイライトとなったのは以下の事項。
・米空軍は当面、Global Hawk を武装化する計画がないことを明らかにした。
・米陸軍は2010年までに Objective Force 6,000機以上の各種 UAV を配備す る計画を明らかにした。
・米海軍は Fire Scout 回転翼 UAV を LCS に装備する意向を明らかにした。
・DARPA は陸軍の UCAR 設計に Northlop Grumman社を選定した。
2003.06.25 Jane's Defence Weekly New Euro Hawk test schedule  Northrop Grumman社と Dornier社は、10月にドイツ北部で Euro Hawk の検証飛行を5回実施する。
 この試験では、ドイツ製の監視システムとデータリンクの評価を行うと共に、ヨーロッパの混雑した空域における運 用の可能性が検証される。
2003.06.23 Defense News Global Hawk goes to Europe  Euro Hawk UAV の飛行試験に関する全般計画が5月下旬に米独間で承認され、最初の試験が10月15日から開始される。
 Euro Hawk は Northlop Grumman社製の Global Hawk の機体に EADS-Dornier社のセンサ ー機器を搭載する UAVで、2008年に退役となる独海軍の海上偵察機の後継となる他、空軍も導入を検討している。
2003.06 International Defense Rwview Endurance above all for UAVs
= 長滞空型 UAV の現況 =
 2005年に引き渡される Global Hawkの9号機は RQ-4B の初号機で、全長と 全幅 (40mへ) が拡大された型になる。
 RQ-1 / MQ-1 Predatorは、イラク戦の3~4月に32機が投入された。
 MQ-9B は、全備重量4,500kgと、Predator B のプロトタイプより重量が1/3増加している。
 Hermes 450
 Elbit社の製双発 UAV である Hermes 1500 は、200~350kgを搭載して26時間の滞空が可能である。
2003.05.12 Aviation Week & ST The Intel battle
= イラク戦における米空軍の情報作戦に関する記事 =
 米空軍は情報作戦を航空作戦命令と統合して行った。 特にサウジアラビアの作戦センターは、460件以上の移動目標と 41件の重要目標 を発見、数分以内に攻撃部隊に通報し成果を得ている。
 E-8C Joint-Stars は砂嵐の間も目標レーダー情報を収集し、作戦センターに伝達している。
 Global Hawk による情報収集は全収集飛行の 3%にすぎないが、13個の SAM 中隊陣地、50 基の SAM 発射機、300基のミサイルキャニスター及び 70台のミサイル運搬車及び 300両の戦車を発見した。
 無人機 Firebee も今回の作戦でイラクの SAM レーダーを妨害するチャフ散布機として活用された。 作戦当 初攻撃機はこのチャフ回廊を経て進入し、Tomahawk もこのチャフ回廊を活用している。
2003.05 National Defense Pentagon unhappy about Drone aircraft reliability  DoD は UAV の信頼性について懸念を表明しており、Predator Global Hawk 故障や墜落が UAV の価格高騰と作戦での限定運 用につながるとしている。
 これは DoD の 2002年 UAV Roadmap で明らかになったもので、100,000 時間あたりの Predator の墜落件数は、昨年が32.8、今年が 49.6であった。
 Global Hawk は開発段階だが、事故発生率は167.7にのぼっている。 ちなみに F-16 では 3.5 にすぎない。
2003.04.28 Aviation Week & ST Baghdad confidential
= イラク戦における米空軍活動状況 =
 Air National Guard の F-16 24機はヨルダン西部の基地からイラク Scud 発射機の制圧と地上部隊の H-1~H-3 飛行場制圧支援及びバ クダッドの攻撃を行い、出撃回数は 700ソーティにのぼった。 また、ヨルダンから救難ヘリが運用されその後 H-1 に移動し、活動を継 続している。 なお、ヨルダン政府は公式には米軍の活動支援を否定している。
 作戦の終始を通じて Global Hawk UAV が索敵に運用され、映 像情報はサウジアラビアの共同航空作戦センターに送られ、15分以内に攻撃を行うことができた。
 B-1 による出撃は全ソーティの 2% にすぎないが、投下した JDAM の50%は B-1 に よる。 また、高々度爆撃は1日に 6~7ソーティであったが、4月8日以降は 2ソーティに減っている。
2003.04.14 Defense News USAF fights to control Global Hawk costs  米空軍の計画当局は、1機あたりの価格見積が$75Mまで高騰している Global Hawk 価格低減に苦慮している。
 主契約社の Northlop Grumman 社は搭載レーダー等の削減で $56M まで低減できるとしているが、当局は2007年の量産開始までに$48M まで低減したいとしている。
 なお、空軍は2004年から2011年に48機と所要の地上装置を導入する計画を持っている。
2003.04 International Defense Review Australia pursues manned/unmanned surveillance mix  豪空軍は AP-3C Orion 19機の後継として、有人機と UAV を組み合わせる Air 7000 計画を 進めている。
 2004~2005年に行われる Air 7000 Phase 1 では2009~2010年運用開始する UAV の調達を、2007~2008年に予定されている Pase 2 で は有人機の調達を行う。
 Air 7000計画は、Global Hawk の適合性検討と並行して行われているが、フランスの SAGEN社は、100機以上が仏、独、蘭、デンマーク、スウェーデンで採用されている Sperwer の滞空時間を2倍の12時間に延ばした LE ( Long Endurance) 型を提案している。
2003.03.24 Aviation Week & ST Battlefield buzz  米空軍は、イラク攻撃において UAV による通信妨害と欺偏を計画している。
 空軍は EC-130 による通信妨害任務を補足するため、小型で出力の小さい妨害装置を搭載す る UAV を対象施設近傍まで接近させ妨害を行うことを示唆した。
 該当機種は明らかにされていないが、Predator A が候補になっていると推測される。
 現在、約90機の UAV が運用されており、その内訳は Global Hawk 4機、Predator B 2機、Predator A 50機と、その他小型短距離機種とされる。
 今後 UAV による電子妨害は主として従前の通信妨害に加え、地上の指揮統制システムや防空部隊に対するコンピュータネットワークへ の妨害が多用される。
2003.03.03 Aviation Week & ST Global Hawk No.7  Global Hawk の 号機が 2月14日、ACTD の実施と評価要領の改善に使 用するためエドワード空軍基地に到着した。
 7号機には、アフガニスタンでの運用を通じて選られた教訓を基に様々な改善が加えられており、装備化に向け各種仕様を決定する本格 的な試験機となる。
 なお、官民試験チームは間もなく UAV の飛行制御用 IMMC (Integrated Mission Management Computer) の最終開発段階を開始する。
2003.03 International Defense Review Global Hawk Lot 2:  Northrop Grumman社は、米海空軍から Global Hawk LRIP Lot 2 として、それぞれ2機、4機の計6機を受注した。 納期は2005年8月になっている。
2003.02.12 Jane's Defence Weekly Global Hawk demonstration for US Navy  Northrop Grumman社は $185.2Mで、米軍用の RQ-4 Global Hawk の開 発と性能確認試験実施を受注した。 計画は2006年9月に終了する。
2003.02 International Defense Review Global Hawk under test with German ELINT package  RQ-4A GlobalHawk に EADS社製の ELINT 装置を搭載した試験が、2002 年11月に米国で行われた。 Northrop Grumman社は、ドイツが Atrantic哨戒機が北海で行っている ELINT に代えて Euro Hawk を提案している。
 Global Hawk はアフガニスタンで、50回計1,000時間以上飛行し、15,000枚以上の画像を取得しており、基本 型の最終機である7番機が組立中で、2002年末までに引き渡される。
 機体とエンジンを強化し搭載能力を1,365kg (3,000-lb) にした Spiral 2 2003年の9月と12月に引き渡 される。 Spiral開発は6段階で計画されており、その間の生産ロットは10ロットになる。
 2005年12月までには、Spiral 3 及び 4 MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) による新型レーダが搭載され、Spiral 5 及び 6 では更なる性能及び信頼性の向上が目指される。
2002.12.23 Aviation Week & ST Navy sets course for endurance UAV  米海軍は海上監視用の陸上発進型 UAV の開発を計画しているが、DoD の了承が得られず 当初計画の 2008年装備化は 厳しい状況となっている。
 BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV プロジェクトは P-3 後継の MMA 導入以前の装備化を目指 していたが、計画が不明瞭との理由で $120M の計画予算を削除され、MMA 予算も UAV との関係が確定していないとし削減されている。
 海軍は今年度予算で Global Hawk 2機を購入し 2005年に納入されるが、これは BAMS UAV の候補ではないと弁明しているがその影響は大きいとみられる。
2002.12.18 Jane's Defence Weekly Global Hawk crash cause identified  米空軍は、7月10日にアフガンで墜落した RQ-4 Global Hawk の事故原 因を燃料ノズルの故障と断定した。
2002.11 International Defense Review New wing for Global Hawk  Vought/Alliant チームは、Northrop Grumman社との契約で、Global Hawk 用の強化翼2枚を2004年までに納入する。
 この強化翼の取り付けで、Global Hawk はパイロンにより重い装備を搭載できるようになると共に、その他の 性能向上も見込まれている。
2002.10.02 Jane's Defence Weekly New missions envisioned for Global Hawk  RQ-4A Global Hawk は、アフガニスタンで現在も月間250時間の飛行を 行っており、更に空軍が51機の整備を計画し、海軍も2003年に2機調達することになっている。
 Northrop Grumman社は Global Hawk の市場拡大を考えており、センサを変更することにより、国境警備、生物化学剤の検出、山林火災 や公害の監視等への活用を提案しようとしている。
 同社は2004年までにテスト用機 'White Tail' を建造し、センサ搭載試験を行う計画である。
2002.09.25 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin plans Global Hawk successor  Lockheed Martin社 Skunk工場は、「空軍がいずれ RQ-4A Global Hawk に替えてより生存性の高い UAV を必要とする」との信念の元に、PHAE (Penetrating High- Altitude Endurance) UAV の研究を進めている。
 同社では Global Hawk は、ロシアの S-300 (SA-10) S-400 (SA-20) が配備されている環境では運用できないと見ている。
 同社は1990年代後半の Dark Star 開発中止後、Northrop Grumman社や Boeing社に遅れを取ってい る。
2002.08.19 Aviation Week & ST USAF stalls Global Hawk cost-reduction efforts  米空軍の UAV Global Hawk の価格低減方策を巡る問題は、未だ解決には程遠い状況にある。
 JAT (Joint Affordability Team) は米空軍が要求している Global Hawk の価格を現状の $73.7M の半分以下に低減 する各種オプションを提案したが合意は得られていない。
 空軍は 51機の Global Hawk を導入する計画だが、最初の 13機に関しては要求通りのフル装備搭載の情報収 集機を導入しない方針。
2002.08.07 Jane's Defence Weekly Northrop to fund advances Global Hawk  Northrop Grumman社は、将来技術検証用として、2004年までに自己資金で RQ-4A Global Hawk を1機製造する。
 これとは別に同社は米空軍から Lot 2 LRIP を$30.3Mで受注した。
2002.06.17 Aviation Week & ST Costs spur drive to tweak Global Hawk  米空軍の偵察監視 UAV Global Hawk の性能見直しと価格低減に関する検討作業がこのほど終了した。
 官民共同の検討チーム JAT (Joint Affordability Team) は空軍代表、主契約企業の Northlop Grumman及び部外の専門識者からなり、 検討ではシステム平均価格を $73.7M、これまでの半額以下に抑える提案を行い、空軍当局に提出した。
 提案には各種オプションがあり、搭載機器のトレードオフや性能に応じた機数の増減、予備部品の所要見積りの再検討等が挙げられて いる。
 いずれにしても計画の 38機を予定通り調達することは厳しい状況といえる。
2002.05.15 Jane's Defence Weekly Euro Hawk trials detailed  EADS社と Northrop Grumman社により、European ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) 要求に応じて RQ-4A Global Hawk のヨーロッパ仕様機 Euro Hawk が提案されている。
 この計画のために昨年ドイツで行われる予定であった Global Hawk 機の試験は、アフガン戦争の勃発により機体が急遽転用されたため 、2003年初めに延期されたが、Euro Hawk に搭載が予定されている EADS社製の SAR を搭載した Global Hawk の飛行試験は、今年の3/ 四半期にカリフォルニアで実施されることになっている。
 ドイツは Euro Hawk の活用を ISR の他に、2000年代末に退役する Atlantic 2 哨戒機の後継として、洋上哨戒にも 利用することも考えている。
2002.04.29 Aviation Week & ST Navy to link UAVs, manned aircraft units  米海軍は試験的に哨戒機 P-3 と Global Hawk UAV の共同運用を行う計画を進めている。
 計画は、共同運用により情報監視及び電子戦に関する有人機の機能をどれだけ強化または UAV に分割できるかを調査するもので、2004 年までに数機の Global Hawk を導入する。
 海軍は将来的に哨戒機を 130機、UAV を 50機装備する意向であるが、UAV に関しては Global Hawk の他、 Predator B も候補となっている。
2002.04.15 Aviation Week & ST Global Hawk UAVs to remain unarmed  米空軍はこれまで運用形態が不明確であった Global Hawk UAV の運用 を、非武装として有人偵察機 U-2 機と同様の役割を持たせることを明らかにした。
 空軍当局は 2003年に4機、以降毎年 6機の導入し、51機を保有する計画で、Northlop Grumman 社に対し U-2 機と同様の能力発揮ができる様 6ヶ月以内に検討することを指示した。
 なお、戦闘用の UAV としては当面、Predator A と B を運用、搭載兵器として Hellfire 以 外に JDAM、LOCAAS 及び 250lb SDB の搭載を検討している。
2002.04 Interantional Defense Review Global Hawk flexes its muscles  米空軍は Global Hawk 製造計画の再構築を行った。 この結果基本形 を現在飛行している Block 5 から FY-09 に完成する Block 10 とし、その間を Spiral 方式により性能向上を図ることになった。
Spiral 1:
 FY-03 中頃に開発完了。 Block 5 形態でペイロードは900kg
Spiral 2:
 FY-03~FY-04に開発。 ペイロードを1,365kgとし、20時間滞空能力を付与。 電源容量を17KVAから25KVAに増強
Spiral 3:
 FY-03~FY-05に開発。 SIGINT装備として LR-100 受信機を搭載。
Spiral 4:
 FY-04~FY-07に開発
2002.04.03 Jane's Defence Weekly Global Hawk contract awarded  Northrop Grumman社は、$247で RQ-4A Global Hawk EDD (Engineering Manufacturing Development) Stage ⅡB 移行契約を行った。
 この契約には、COMINT, SIGINT 装置の能力向上が含まれている。 納期は2006年12月である。
2002.03.13 Jane's Defence Weekly Latest Global Hawk contract awarded  Northrop Grumman社は、RQ-4A Global Hawk EMD (Engineering Manufacturing Development) Stage ⅡA を、$52.8M で受注した。 期間は2004年12月までとなっている。
 この計画には、25kVA 発電機の開発や、最大離陸重量の増加が含まれている。
2002.03 International Defese Review Global Hawk proceeds  Northrop Grumman社が Global Hawk の LRIP として受注した2機は、 2003年の9月と12月にそれぞれ引き渡される。
2002.03.04 Inside the Navy Navy to buy customized current UAVs to meet its near-tern needs  米海軍は偵察監視用 UAV の独自開発を中止し当面、空軍の Global Hawk UAV を海軍仕様に 改修し、運用する方針を明らかにした。
 海軍は FY-03 に 2機の Global Hawk を試験用に要求している。 これは垂直離発着型 UAV Fire Scout 計画の中止 に伴う措置で、BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV 計画では FY-04 以降海軍仕様に必要な各種試験と搭載センサー の選定を行う予定。
2002.02.27 Jane's Defence Weekly US naval UAV plans receive major overhaul  米海軍と海兵隊は、UAV 構想の全面見直しを完了し、新たな複数の計画を開始する準備中である。 それによると naval UAV は少なくとも3層からなり、それらは以下の通りである。
  ・長時間滞空型、スタンドオフ偵察、監視用 UAV
  ・侵攻型、監視、攻撃用 UAV
  ・TUAV
 長時間滞空型として海軍は、FY-03 に2機の RQ-4A Global Hawk を購入する予定であ る。 それ以外に検討対象となっている UAV には、UCAV-N, RQ-8A Firescout, Predator B , Shadow 200, RQ-2 Pioneer などがある。
2002.02.13 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman wins LRIP contract  Northrop Grumman社は、RQ-4A Global Hawk の Lot 1 LRIP と して、2機を$101Mで受注した。
 地上支援器材は2003年6月、本体は9月に納入される。
2002.02.11 Defense News US Navy eyes major expansion of UAV's role  米海軍は今後 6年間に 28機の Global Hawk UAVを導入し、偵察監視とその他戦術任務に運 用する計画を検討している。
 海軍は先ず 2005年に Global Hawk 2機を導入する予定で、FY-03 に研究開発費 $152M を要求する。その後 2008年までに逐次導入す る計画。
 また、UCAV の導入にも力を入れ、DARPA の UCAV 開発を支援、海軍仕様の UCAV 技術提案要求を2004年に、実用化を2015年に計画し ている。
2002.02.05 Northrop Grumman社 HP Northrop Grumman awarded $101M contract to begin LRIProduction of Global Hawk system  Northrop Grumman社は、$101M で Global Hawk の LRIP を受注した。
 この契約では2機の Global Hawk と、関係地上制御装置が納入される。 地上装置の納入は、2003年6月、 Global Hawk の納入は同年9月となっている。
2002.01.14 Aviation Week & ST Global Hawk sigint faces uncertain future  アフガンでの戦訓から監視情報収集の必要性が増加しているにも拘わらず、Global Hawk の Sigint (通信情報) 仕 様の開発が危ぶまれる状況となっている。
 これは DoD の3軍共同の通信情報システム JSAF (Joint Sigint Avionics Family) 予算の削除によるもの だが、空軍当局は議会の了解をとり、早期に計画を再開する意向を示している。
2002.01 International Defense Review US Air Force wants more out of Global Hawk  Northrop Grumman社は、Global Hawk の高々度、長距離からの偵察、監視を可能にする、改良型の搭載 EO/IR セン サの評価を実施中である。
 Global Hawk の EMD (Engineering and Manufacutring Development) は、2001年5月に開始されたが、空軍は51機 の機体と、9基の地上装置の取得を希望している。
 量産型の Global Hawk のペイロードは、試作型が900kgであるのに対して、1,350kgとなる。
 また、空軍は SIGINT 用の Global Hawk の要求を検討している。
2002.01.07 Aviation Week & ST Global Hawk crashes in UAE after Afuganistan mission  アフガニスタンで偵察を行い帰投中の米空軍 Global Hawk 1機が 12月30日、アラブ首長国連邦の基地に着陸する 直前、墜落大破した模様。
 米国及びアラブ首長国当局は墜落場所を公表していないが現地の通信社が明らかにしたもの。
 墜落原因は現在調査団が調べているが、戦闘によるものではなく、氷結による通信リンクと制御装置の故障による可能性が高いとみ られている。
 UAV は全般的に運用高度への上昇間及び着陸時に氷結の影響を受け易いといわれている。
2002.01.02 Jane's Defence Weekly Afghanistan: the key lessons
= アフガンにおける戦訓の分析 =
 アフガニスタンにおける主な戦訓は、ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) 装備の充実 、長距離打撃力の向上、及びこれらを結ぶデータリンクの強化に集約される。
 ISR の分野では、UAV の補完に退役した有人機の無人機化や、BQM-145, BQM-34 などの標的機の活用も提案されている。
 Global Hawk は大型化して、搭載 EO/IR システムや SAR の性能向上を図る計画があるほか、SDB や JDAM を搭載 しようとの計画もある。
 Predator B の更に滞空時間を更に延ばし36時間とする計画もあるが、まだ開発されていない。 空軍には ISR 能力と C&C 能力を具 備した MC2A (Multi-Sensor Command and Control Aircraft) 構想があり、2009年運用開始が想定されてい る。
 この他、KC-135E 給油機の後継機に ISR 能力を持たせる計画もある。
 陸上移動目標を捕捉する JSATRS の役割について、将来はこれを衛星に委ねようとの考えがある。
2001.12.24
    /31
Aviation Week & ST New sensor targets high-profile missions  Global Hawk UAV に搭載する新しい赤外線センサーが注目されている。
 Aeromat 社が Northlop Gramman 社の支援を受けて開発した高い安定性と精度を持つ IR センサーは Airs (Air borne Infrared Surveillance) と呼ばれ、本来は弾道ミサイルの弾頭を追随する SBIRS-LOW への搭載を検討していたが、 SBIRS-LOW 計画の中止が検討されているため、その技術転用を行うもの。
 同社はまた、陸軍の GulfstreamⅡB 高々度ミサイルテストモニター用航空機に監視用センサーを納入する。
2001.12.24
    /31
Aviation Week & ST Navy priorities are UAVs,Data links,persistence  米海軍はアフガニスタンでの戦闘様相を戦訓として、データ通信リンクの改善、高精度偵察監視センサーの取得及 び長時間滞空可能な UAV の取得を装備の優先とする模様。
 アフガンでの空爆は長距離飛行と錯雑な地形を利用する敵の発見攻撃を強いられたが、海軍では通信ネットワークの改善を図り、24 時間以上滞空できる Global Hawk UAV の導入を目指す。
 また、艦載攻撃機についても長距離かつ搭載重量の多い F/A-18EF や F-35 の優先取得を検討している。
2001.12.20 読売新聞

インターネット

米軍、ビンラーディン捜索範囲をパキスタンにも拡大  米 CIA などの情報機関が、アフガニスタン東部のトラボラ地区から国境を越えたパキスタン西部にまで捜索範囲 を広げ、ウサマ・ビンラーディンの行方を追っていると報じた。
 捜索には、スパイ衛星のほか、無人偵察機プレデターに加え、高高度から電子偵察を行う グローバル・ホークも投入して支援にあたっている。
2001.12.17 Aviation Week & ST Lawmakers march to wartime president's defense tune  米議会はこのほど、ブッシュ政権が要求していた 2002年防衛予算として $343.3B を提示、この予算額は軍改革、 対テロ対策、本土安全保障及びミサイル防衛に重点が置かれている。
 FY-02 予算は戦時予算の特色が顕著で、核及び生化学兵器対策に昨年より $1B 多い約 $7B が充当された他、Global Hawk UAV 2機の調達に $118.8M、SDB (Small Diameter Bomb) 開発に $40M が認められた。
 なお、BMD は昨年より $3B 多い $8.3B、F-22 の初期製造 13機分として $2.7B が、JSF 開発費として空軍用 $769.5M、海軍用 $767.3M がそれぞれ計上されている。
2001.12.17 Aviation Week & ST Bush sees long future for autonomous weapons  ブッシュ大統領はこのほどアフガニスタンでの対テロ作戦に関する談話の中で、Predator や Global Hawk UAV を 例にして21世紀の米軍は多くの場合無人精密兵器に頼ることとなるとの見解を示した。
 また、米陸軍大学でも将来の軍用システムにはより多くの自律的な精密兵器が要求されるとの分析がなされている。
2001.11.19 Defense News Navy to drop Fire Scout UAV, buy 4 Global Hawks  米海軍はこのほど、2003年に予定していた Fire Scout UAV 23機の導入を止め、4機の Global Hawk を調達することとした。
 同時に海軍は2003年~2004年に Pioneer UAV の退役を計画している。 なお、2002年には緊急調達として Pioneer と関連地上シス テムに $27M を要求している。
2001.11.05 Inside the Navy Seeking high-altitude UAVs, Navy may buy its own Global Hawks  海軍は高々度からの情報収集用として、Global Hawk 若しくは同等の UAV の導入を検討している。
 Global Hawk は搭載重量 2,000lb、運用高度 65,000ft で Northlop Grumman 社が空軍用として開発したシステム。
2001.10.29 Aviation Week & ST Recce plans bolstered in terror's wake  DoD は無人機 Predator (1機約 $3M) の追加補充と情報、偵察、監視 (ISR) プログラムの てこ入れを計画している。
 空軍は 70機を調達したがこれまでに 19機を失っており、迅速な補充と改善を要求すると共に、ターボプロップエンジンの Predator B 及び Global Hawk の導入とツインエンジンの Global Hawk Block 20 の開発促進を検討している。
 ISR プログラムでは Boeing 767-400 ワイドボデーを搭載母機とし 2005年までに 55機程度を導入する計画。
2001.10.29 Aviation Week & ST More UAVs shift to Afghan duty  アフガニスタンでの戦場監視、偵察に Global Hawk を近々運用する模様。
 空軍当局は現在保有する 4機の内 3機を独に先ず移動させ、その後アフガニスタン北部国境沿いのトルクメニスタン領内に配置、 24時間運用で目標探知から 5分以内の攻撃を目指す。
 アフガニスタンでは空軍と CIA が共同して Predator を運用しており、偵察監視の他、10機程度は Hellfire ミサ イルを塔載し車両や戦車等の攻撃を行い効果をあげている。 CIA はこの他、小型で合成開口レーダーを搭載した I-Gnats を 運用している。
2001.10.22 Defense News US Navy outlines options to replace Prowler  米海軍はこのほど、現在唯一の電子戦機として活動している EA-6B Prowler の後継機種選定について概要を明らか にした。
 検討作業を行っているのは次の3項目。
  ・電子戦機の新規開発
  ・Gulfstream Ⅳ の様な商業用ジェット機の電子戦機への適用
  ・Global Hawk の様な UAV の電子戦機への採用
2001.10.15 Aviation Week & ST USAF considers larger Global Hawk  米空軍は現在、Global Hawk 無人機の大型化を検討している。
 検討しているのは、Global Hawk Block 20 と呼ばれるシステムで、翼長 150ft(現有機 116ft)、全長 51~52ft(現有機 44ft) でエンジンには General Electric 社の CF34 1基又は Rolls Royce 社の AE3001 エンジン2基を予定してい る。
 大型化により滞空時間は 36~38時間、高度 65,000ft の飛行が可能で、搭載重量も 3,000lb (現有機 2,000lb)となり、従来の偵察監 視任務に加え、電子戦機としての運用も視野に入れている模様。
2001.10.15 Aviation Week & ST Pentagon budgeteers marvel at unexpected funding  米国は 2001年度 QDR (Quadrennial Defense Review) を大幅に見直し、対テロ戦争に対 処するため来年度以降の関連防衛予算を増額する。
 本年度緊急予算で、既にジェット動力の Predator B の導入や空軍の UAV 改善等 を開始しているが、今後弾薬、予備役及び軍事作戦費をはじめ UAV 改善導入と特殊部隊の充実に国防予算を大幅に充実する模様。
2001.10.10 Jane's Defence Weekly US build-up highlight UAV shortage  米軍はアフガニスタンでの戦いと、最近3機の UAV を失った(8/27, 9/11にイランで Predator、9/23にアフガンでI-Gnat)ことにより UAV の不足が懸念され、追加支出により調達計画の繰り 上げを図ろうとしている。
 I-Gnat UAVは CIA が運用している GA社製(註:Predator と同じメーカ)の UAV で、12時間の滞空が可能である。
 現有の UAV 数は
 ・空軍 RQ-1A Predator × 13
 ・空軍 RQ-4A Global Hawk × 4
 ・陸軍 RQ-5A Hunter × 4
 現在計画中の UAV 及び調達予定数は、
 ・空軍 RQ-4A Global Hawk × 60
 ・空軍 RQ-1B Predator B
 ・陸軍 Shadow 200 × 44
 ・海軍 RQ-2 Pioneer
 ・海軍 RQ-8A Fire scout VTOL UAV
2001.10.08 Aviation Week & ST Intel aircraft fan out,hunting for targets  アフガニスタンで衛星や CIA の無人機は既に情報活動を行っているが、更に情報収集能力の強化を図るため、米軍 は装備開発の優先順位を変更している。
 ・Global Hawk 4機の早期導入(空軍)
 ・Global Hawk と U-2 偵察機改善を併行実施(空軍)
 ・RC-135 搭載情報機器の改善促進(空軍)
 ・次世代情報衛星関連事業の棚上げ(海軍)
 ・EP-3 と P-3 に代わる多目的航空機の開発(海軍)
2001.09.24 Defense News DoD, State Dept. impede Trans-Atlantic UAV deal  米 Northlop Grumman 社と欧州の EADS 社が計画している Global Hawk UAV の共同生産事業の開始が遅れている。
 これは米政府と DoD が軍事技術の機密保持上の観点から難色を示しているもので、企業側は対応策を模索している。
2001.08.15 Jane's Defence Weekly USAF, USN consider new missions for Global Hawk  米海空軍は11月に LRIP に入る Global Hawk に新たな役割を付加することを考えている。
 海軍は P-3C の補完として SIGINT を行わせると共に、将来は P-3C の後継となる MMA (Multi-mission Maritime Aircraft) の補完にも考えている。
 更に EA-6B の補完として電子戦機としても使用使用としている。
 空軍は南方軍の行う対麻薬作戦演習へ AWACS の補完としての参加が予定している。
 Global Hawk の搭載センサとして検討されている HSI (Hyper-Spectral Imaging) では、偽装目標や、木陰に潜む 目標の探知を狙って開発されている。
2001.08 International Defence Review DSTO develops new surveillance modes for Global Hawk  豪政府はこのほど、Northrop Grumman 社製高々度長時間滞空無人機 RQ-4A Global Hawk の導入を決定した。
 Global Hawk は豪州沿岸の監視用として DSTO (Defence Science Technology Organisation) の開発仕 様に基ずき、総額 $51~76.5M で4~6機が製造される模様。
2001.07.25 Jane's Defence Weekly Israeli, US firms begin UAV-based system talks  Northrop Grumman社とIAI社は、UAV を用いた対ミサイルシステム開発について協議を開始した。
 このシステムは Northrop Grumman社製の Global Hawk にレーダや EO センサを搭載 て TBM 発射を捕捉し、IAI社製の Heron-2 UAV で発射機を攻撃しようとするものである。
 Heron-2 は Heron UAV(全長 16.6m、全幅 8.5m、ペイロード 200kg、滞空時間 50時間)の発展型である。
2001.07.02 Aviation Week & ST UAV appetite grows, questions linger  米国とイスラエルは、移動型弾道ミサイル発射機及び SAM サイト攻撃用 UAV の武装に関する共同研究を近々開 始するものとみられる。
 イスラエルの国防計画ではミサイル塔載型及び偵察型 UAV の開発を重視しており IAI 社は現在、長時間滞空の、より搭載重量の 大きい UAV の開発を行っている。
 これに対して Global Hawk を開発している Northrop Gramman 社はイスラエルとの共同は米国の国策に適合しないと反対の意向を 表明している。
2001.06.20 Jane's Defence Weekly USAF orders two Global Hawks  米空軍は、2機の Global Hawk を LRIP (Low-Rate Initial Production) として $20.5M で発注した。
 Northrop Grumman社は現在 9機の Global Hawk を生産中である。
2001.06.13 Jane's Defence Weekly Australia on course to buy Global Hawk UAV  オーストラリア軍は予定通り Global Hawk の装備化に向けて動いている。
 Global Hawk は他の情報収集機関である AEWC 機や、Jindalee OTH レーダと共に警戒監視ネットワークを構成する。
 購入規模は 4~ 6機の Global Hawk と、付属支援器材を込みで A$100M~A$250M (US$51M~US$127.5M) にのぼる模様である。
2001.06.11 Aviation Week & ST Long-range UAV exports face arms control hurdles  米国では Global Hawk の様な長距離偵察用無人機の海外輸出が MCTR (ミサイル関連技術等 輸出規制) 条約に抵触 するか否かを巡って、議論が生じている。
 MCTR では搭裁量500kg、距離300km 以上が規制の対象となっているが、これまで UAV に関しては検討さ れていなかった。
 更に UAV が巡航ミサイルの様に INF (Intermediate Nuclear Force) 条約に該当するかどうかも未検 討で結論がでていない。
2001.06.04 Defense News Australia, US collaborate on first jamming UAV  豪と米の空軍は共同で、世界はじめての無人電子戦機の開発を行っている。
 両国の空軍は Global Hawk をベースにした電子戦機を2~3年以内に装備化する計画で、プログラム総予算は $1.55B 。
 米空軍には既に 4機の Global Hawk が入り、2002年までに更に 2機が納入され、所要の妨害装置等を搭載後、各種テストを行う予 定。
2001.06.04 Aviation Week & ST Air-to-air monitoring urged for Global Hawk  DoD は、Global Hawk に地上監視や通信情報能力に加え、対航空機及びミサイル等の 空中監視任務をもたせることを検討している。
 DSB (Defence Science Board) は現在、AWACS や Joint Stars の補足として Global Hawk を運用する ことを検討しており、北鮮やイラク国境での戦闘機や巡航ミサイル発射等の監視任務の他、国内での対ドラッグ監視にも使用する考え を明らかにした。
 Global Hawk に搭載するアクテイブ電子スキャンアレイレーダーは開発中で、高度 60,000ftを飛行、RCS 3㎡ の 目標を 90度スキャンセクターで 230㎞ の範囲で捜索し、同時 10目標を追随、10秒毎に情報を更新する。
2001.05.30 Jane's Defence Weekly Global Hawk passes 1,000 flight hours  Global Hawk UAV は、5月10日に東部オーストラリアの洋上で行われた81回目の飛行で、累積飛行時間 1,000時間 を達成した。
2001.05.02 Jane's Defence Weekly Australian maritime missions await Global Hawk UAV  Global Hawk が太平洋を 22時間かけ 12,000km飛行し、4月23日にオーストラリアに到 着した。
 今回の渡豪は、オーストラリアの洋上及び沿岸の監視活動について、米国と共同して行う評価計画の第1段階で、6週間の在豪の後 、6月 7日に帰米する予定である。
2001.04.30 Aviation Week & ST Global Hawk in Australia auditions for new role  Global Hawk は 4月23日夜半、米空軍エドワード基地から 23時間を飛行し、豪州のエデインバーグ基地に到着し た。
 豪空軍は Global Hawk を地上偵察ではなく、同国沿岸での不法入国や漁船の不法操業等の空中監視に運 用したい意向で、米空軍は今後 6週間にわたり、12項目の様々な運用を支援する。
 軍当局は Global Hawk の早期調達を要望しているが、政府は予算面から早期配備に難色を示している。
2001.04.24 CNN

インターネット

Aviation first: Unmanned plane crosses Pacific  Global Hawk は、22日(日)の払暁にエドワード空軍基地を離陸し、8,600マイルを高度65,000ftで飛行した後 に、予定より14分早くオーストラリア、アデレード市郊外の空軍基地に到着した。
 B-737 より幅の広い翼端長を持つ機体は、自重の60%にあたる15,000 lb の燃料を搭載して離陸した。
2001.03.28 Jane's Defence Weekly Global Hawk EMD contract  Northrop Grumman Ryan社は、$45M で RQ-4A Global Hawk の EMD の追加契約を行っ た。
 Global Hawk の EMD は、2003年 2月に終了する予定で、総額は $122Mと見積も られている。
2001.03.12 Defense News First US Air Force Global Hawks to fly by 2003  米空軍は 2003年1月までに最初の Global Hawk 隊を編成し、少なくとも 72名の兵員を 充当し、基幹要員として訓練を実施する計画を明らかにした。
 編成案では 9名の飛行将校と 61名の下士官(センサー操作員、情報分析員及び機体整備員)から構成され、2011年 までに 2~3 コ の Global Hawk 隊(約1,000 名)を編成する計画となっている。
2001.03 International Defence Review HALE storms to new heights  バルカン半島や中東での偵察監視に Grobal Hawk や Predator といった無人機が使用され多くの成果を挙げたこ とから、米国をはじめ、西欧諸国は HALE (High-altitude Long-Endurance :高々度長時間滞空) UAV の研究開発 に努力を注いでいる。

 西欧諸国の研究開発状況は以下の通り
* 米 国
 ・Grobal Hawk:
   2008年までに U-2 有人偵察機に換えて本格的に運用を計画
   FOPEN (foliage penetration) レーダー、先進合成開口レー
   ダーの搭載を予定
 ・Predator B
   Altair の名称で2002年までに3機を試作。合成開口レーダー
   及びESM 機器を搭載予定。
   高度65,000ft、最大 36時間滞空
 ・Helios  
   NASA が研究中の太陽電池利用の UAV。高度100,000ft、約1ケ月
   滞空。 通信中継に使用を計画

Helios に関する NASA のページ
 ・Frontier System A 160
   DARPA が研究中の無人ヘリコプター。高度55,000ft、
   最大 48時間滞空
、無給油で 3,700~5,500km 航続可能
 ・Sensor Craft
   AWACS 及び J-STARS の後継として NASA と空軍が研究中の、
   菱形 HALE UAV 。 大きさは B-2や B-52とほぼ同一規模
   60~80時間滞空、8,300km 以上の航続が可能
* 豪 州
 ・米国と共同で Grobal Hawk の飛行試験を国内で本年4月に計画
 ・北部沿岸でのインドネシア、東テイモール監視用に運用を予定
* ドイツ
 ・今年度中に HALE UAV の運用要求を提出予定
* フランス
 ・高度65,600ft、最大 48時間滞空の偵察、SIGNT、通信用HALE
  UAV の展開を検討中
* スウェーデン
 ・インターネットによる指揮統制システムの端末として、Saab
  社が Gaden (Kite) HALE UAV を開発中
* 英 国
 ・海軍用 HALE UAV を開発中。細部要求内容は不明
 ・太陽電池利用、約1年滞空の成層圏飛行船 StratSat を設計中
2000.11.20 Defense News Lockheed Martin pushes U-2 over UAVs  Lockheed Martin 社は空軍に U-2 偵察機の更なる調達を働きかけている。
 空軍は現在、無人機 Global Hawk の開発を推進しているが、同社は費用対効果の点で優れており、搭載センサーに関しても Global Hawk は制限があるとしている。
 空軍は U-2 の2006年退役、2011年フェーズアウトを計画しているが、確定ではなく、オプシヨンとしての U-2S の可能性は残され ている。
2000.11.20 Aviation Week & ST New missions, designs eyed for Global Hawk  Global Hawk は量産に向けた設計の見直し中であるが、地域特定任務に供する Eurohawk 計画や Gulfhawk 計画がある。 また日本も Global Hawk に関心を示している が、予算化されるのはまだ先の用である。
2000.09.27 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman likely to win Global Hawk EMD contract  Global Hawk の EMD は、今年の11月30日に開始され、2007年 9月30日まで行われる。
 EMD の担当は、Northrop Grumman社が有力である。 Global Hawk を開発した Teledyne Ryan社は現在 Northrop Grumman社と合併 している。
 EMD では U-2 が行っていた SIGINT 任務を引き継ぐための電源の強化が行われことになっているが、その他にも E-8C JSTARS の 任務を肩代わりするため、SAR の搭載も検討されている。
2000.09.18 Aviation Week & ST Global Hawk gains military endorsement  米 Joint Force Command は、今月初めに Nothrop Grumman社の Global Hawk を、軍要求を満たすものであると して、製造段階への早期移行を勧告した。
 米軍は現在、バルカン半島の監視と情報収集に UAV の早期入手を求めており、特に空軍は年間取得数を現計画の 2機から 6~ 7機 に増加して、早期運用開始と更なる性能向上を求めている。
2000.06.26 Defense News Enhancements ready U-2s for years of duty  米空軍は、現在開発中の Northrop Grumman Global Hawk の運用開始時期を考慮しつつ、U-2 の改善経費として $139Mを FY-01 予算に計上すると共に、U-2 と Global Hawk の比較を公表した。
Global Hawk と U-2 の比較
2000.05.15 Aviation Week &ST UAV to carry U-2 recce unit  米国空軍は Global Hawk に U-2 偵察機が搭載している ASAR-2 対地偵察監視用 合成開口レーダー を 2004年までに装備する。
  ASAR-2 は 1ft 以下の解像度を持ち、ほぼ 15年にわたり運用されており、1991年の湾岸戦争や 1999年のコソボ航空作戦で大きな効果をあげている。
2000.03.03 Jane's Defence Weekly Global Hawk UAV starts final demonstration phase  Northrop Grumman 社の Global Hawk は今月から最終試験段階に移行する。
 Global Hawk は世界初の長距離、高々度無人偵察監視機で、地上と直接リンクする合成開口レーダー を装備する。試験は 6月30日 まで行われ、この間に米空軍は Global Hawk をNATO 及び海軍との協同 演習に参加させる予定。