2020.07
International Defence Review
USMC seeks BLOS upgrade for Harvest HAWK gunships
<2008-070002>
米海兵隊がKC-130J Harvest HAWKガンシップに観目線外 (BLOS) 射撃能力を着ける計画で、5月19日にRfIを発簡した。 回答は5月30日までになっている。
Harvest HAWKは左側燃料槽の下にAN/AAQ-30 Target Sight SensorとCDLデータリンク、左側空中給油パイロンにAGM-114P Hellfire Ⅱ 4発を搭載するほか、後部貨物扉に取り付けた通称Derringer DoorからGBU-44/E Viper Strike及びGriffin A ASMを10発発射する。
2020.06.10
C4ISR net
Airborne laser weapon on track for 2022 demonstration
<2007-061004>
米空軍特殊作戦軍 (AFSOC) が2019年末までに航空機搭載レーザ兵器を要求しており、FY22にはその試験が行われることになっている。
試験を行うのは60kW HELでAC-130J Ghostriderに搭載される。 AC-130Jには30mm側方射撃機関砲、105mm加農砲各1門と、翼下にAGM-176A Griffin、GBU-39/B GPS誘導SDB、GBU-39B/Bレーザ誘導SDBが装備されている。
【註】
米空軍はかつてBoeing社と、C-130などに搭載して地上を攻撃するレーザ兵器ATLの技術検証 (ACTD) 計画であるATL-ACTDを進めていた。
ATL-ACTDでは2009年10月に空中からの移動目標破壊試験に成功していたが、ACTD計画終了後はATL計画は進められていなかった。
2019.03.20
Jane's Defence Weekly
AFSOC receives first Block 30 upgraded Ghostrider gunship
<1905-032007>
米空軍特殊戦軍 (AFSOC) が3月7日、37機計画している能力向上型C-130J GhostrideガンシップBlock 30の1号機を受領し、第4特殊戦飛行隊に装備した。
C-130JはC-130W Stinger Ⅱ同様にMk44 Bushmaster 30mm砲1門、105mm砲1門及び精密誘導弾を装備する。 精密誘導弾としてはGBU-39 SDB、AGM-176A Griffinなどを搭載するが将来はAGM-114 HellfireやHELの搭載も検討されている。
AFSOCはAC-130W 12機とAC-130U Spooky 17機を装備しているが、2020年代中頃にはAC-130UはAC-130WとAC-130Jに取って代わる。
2016.04.19
Defense Update
AFSOC gunships to get air-launched UAVS for operational evaluation
<1605-041905>
米空軍特殊部隊(AFSOC)が、雲の上の高高度を飛行するAC-130ガンシップやMQ-9 Reaper
から投下された小型UAVが、雲の下を敵に接近して情報を取得しようとするTOBS計画を進め
ている。
空軍はUAVとしてRaytheon社製Coyoteを考えており、年内に原型を配備して
運用試験を行い、2018年に量産開始、2019~2020年の本格生産を目指している。
2016.02.08
Technology Lab/
Information TechnologyDOD aims to back up underarmed fighters with networked “arsenal planes”
<1603-020810>
F-22やF-35がステルス性追求のため爆装を機内弾庫にしたため搭載量が制約されるため、米政府が今月議会に提出した
FY17国防予算要求に関連して、カーター米国防長官が2017年に'Arsenel Plane'構想を固めることを明らかにした。
Arsenel Planeは戦闘機の示す目標に対し旧型機からミサイルや爆弾を投下するもので、70,000-lbの搭載能力を持つB-52が有力
候補になっているが、C-130やC-17などの輸送機も検討されている。 C-130はベトナム戦でBLU-82B Daisy Cutter
15,000-lb爆弾を投下する爆撃機として使用した実績がある。
2015.12.03
Defense News
AFSOC leveraging lessons from Navy for AC-130J laser
<1601-120304>
米空軍特殊部隊 (AFSOC) 司令官が3日、AFSOC は2020年までに AC-130
に小型化したレーザ兵器を搭載する計画で、そのため海軍の艦載レーザ兵器開発を研究していると述べた。
2015.05
International Defence Review
AsPac attack: light-strike aircraft prove their worth
<1506-050015>
2015.04.29
Jane's Defence Weekly
MV-22 deploys tube-launched weapons during tests
<1506-042903>
米海兵隊が4月上旬、3月下旬に MV-22 Osprey の後部扉に設置した発射筒からミサイルを発射する試験を行ったと発表し
た。 発射されたのは AGM-17 Griffin と Switchblade で、Griffin は目標から9kmで発射された。
2015.04.16
Defense News
Marines test missiles on V-22 Osprey
<1505-041605>
米海兵隊と DARPA が3月下旬に、MV-22B Osprey から AGM-176 Griffin の発射試験に成
功した。
2015.01
International Defence Review
Quick strike: US Marine Corps plans upgraded Harvest HAWK
<1502-010019>
hellfire を現在の P-2A から P-4 に代えると共に、機首に取り付けた AAQ-30 TSS に MX-20 センサを組み込む Harvest
HAWK Plus 計画も進められている。 更に2019年には JAGM を搭載する計画もある。
2014.12.17
Jane's Defence Weekly
Bell-Boeing demonstrates V-22's forward-firing capability
<1502-121705>
Bell-Boeing社が12月8日、11月に自社経費で V-22 Osprey の前方射撃試験を行ったと発表した。 発射されたのは70mmロケット
弾で、機体の左側面に取り付けられた発射筒に装填されていた。
従来 V-22 の武装は、昇降口に取り付けられた手動式の M2 0.50calだけであった。
2014.12.15
Aviation Week &ST
New Talons
<1502-121503>
米海兵隊が、KC-130 を武装偵察機に改造したように V-22 Osprey を攻撃用に改造する計画で、これを受けた Bell社と Boeing社が Osprey によ
る前方射撃試験を実施した。
この試験は Osprey はエンジンナセルを60゚傾けたホバリングモードにして110ktで飛行し、5回の飛行で2.75in無誘導ロケット弾26発を発射したの
ち、APKWS 誘導ロケット弾2発と、Griffin B 軽 ASM 2発を発射した。
2014.06.25
Jane's Defence Weekly
Jordan to convert C295 into gunship
<1408-062506>
ヨルダンが6月17日、Airbus社と ATK社に C295 2機をガンシップに改造する発注を行ったと発表した。
この改造で C295 には AGM-114 Helfire、M230 30mmチェーンガン、70mm誘導ロケットが装備されるほか、Thales社の I-Master Ku-band SAR レーダ
や、L-3社の MX-15 EO/IR ターレットなどのセンサや、AN/AAR-47 及び AN/ALE-47 電子戦装置も搭載される。
2014.05.14
Jane's Defence Weekly
Jordan displays its AC-235 gunships
<1406-051404>
ヨルダンのアンマンで5月5~8日に開かれた SOFEX 展で、同国空軍の AC-235 軽ガンシップ2機が初公開された。
AC-235 は中古の C-235 を ATK社が改造したもので、契約は2011年2月に行われていた。
AC-235 は機体左側に ATK社製 M230LF 30mmチェーンガン1門、パイロンに AGM-114 Hellfire を搭載するほか、
70mmロケット弾も装備するが、ヨルダンは既に BAE Systems社に APKWS を発注しているという。 さらに
AN/AAR-47 レーダ警報装置や AN/ALE-47 チャフディスペンサも装備している。
同展ではまた、同じく ATK社が改造した Alenia社製 MC-27J Spartan ガンシップも展示された。
2014.05.12
Aviation Week & ST
Jordan buys APKWS
<1407-051201>
ヨルダンが5月7日、2機購入を決めた AC235 ガンシップ搭載用として、米海軍から APKWS
を FMS で購入することを明らかにした。
これは APKWS 初の輸出契約になる。
2013.11.27
Jane's Defence Weekly
Italy becomes launch customer for MC-27J gunship
<1401-112706>
ドバイ航空展で11月18日、イタリア空軍が Praetorian と呼ばれている要求に MC-27J ガンシップ
を指名したことが明らかになった。
MC-27J は C-27J 輸送機に EO/IR センサターレット2基と、GAU-23 (Mk 44 Bushmaster) 30mm砲
1門を取り付けている。
2013.08
International Defence Review
A testing time for MC-27J
<1309-080027>
Alenia社と ATK社が、共同で開発している MC-27J ガンシップの Phase 1 を完了し、Phase 2 へ移行する計画である。
MC-27J はガンシステムパレットとミッションシステムモジュールを RO/RO 方式で4時間以内に搭載し、
2時間でシステム連接を完了することを目指しており、Phase 1 では ATK社製の GAU-23 低反動30mm砲が使用された。
2013.07
International Defence Review
New armour for AC-130J gunships
<1308-070022>
Lockheed Martin社が AC-130 ガンシップの装甲に QinetiQ社の LAST 複合材装甲を選定した。
LAST は既に固定翼機や回転翼機で広く使用されている装甲材で、37kg/㎡の重量で7.62mm装甲貫徹弾を止めることができる。
2013.02.06
Jane's Defence Weekly
USAF wraps up work on palletised gun
<1303-020605>
米空軍が、パレット搭載ガンシステムの試験を2013年3月までに完了する。 このシステムは
数時間以内に輸送機をガンシップに変えるもので、30mm砲と給弾装置、照準装置がパレットに搭載され、後部扉から機内に挿入され
、左側空挺用扉から砲口を出す。
2012.10.24
Jane's Defence Weekly
AFSOC to nearly double size of AC-130J fleet
<1212-102405>
米空軍特殊部隊 (AFSOC) が、AC-130J ガンシップの機数を倍近くに増強する計画であるこ
とを、企業関係者が10月17日に明らかにした。
AFSOC はかつて MC-130J を16機保有していると言っていたが、現在では AC-130J を37機保有しようとしている。
更に9月に公表した計画では、MC-130J 57機と AC-130J 37機に加え、空軍 ACC の HC-130J
37機を保有し、C-130 ガンシップは合わせて131機になる。
2012.07.16
Aviation Week & ST
Apartan unholstered
<1209-071601>
Alenia社と ATK社が、モジュラ式でガンシップにもなれる MC-27J 多用途機を計画している。 MC-27J はその他にも
C&C 機や ISR 機として使用することもできる。
ATK社が開発した GAU-23 Bushmaster 30mm砲パレットは、MC-27J のほかに Caravan や C239/295 軽輸送機、及び MC-130W にも
搭載できる。
2012.07.11
Jane's Defnse Weekly
Alenia launches MC-27J gunship
<1208-071102>
Alenia社が7月4日、特殊作戦用の C-27J Spartan を輸出市場に投入することを明らかにした。 C-27J は ATK社と共同で
開発した RO/RO パレットを搭載してガンシップになる。
詳細は明らかにされていないが、CG 画像(右図)によると Bushmaster と見られる30mm砲1門のほか、機首と左側面の張り出し部に EO/IR センサ
ターレットを装備している。
2012.04
Jane' Missiles & Rockets
Derringer door debuts on Harvest HAWK
<1207-040017>
KC-130J Harvest HAWK に装備する PGM 発射機付き扉 Derringer の最初のキットが米海兵隊に納入された。
2012.04
International Defence Review
Pressurised launcher for Hercules
<1205-040006>
米海兵隊 (USMC) が、圧出式発射機 Derringer Door を取り付けた KC-130J Harvest HAWK の一号機を受領した。
従来 Grrifin A や Viper Strike の発射には後部貨物扉に取り付けた10発搭載発射機を使用していたため、発射に際しては
室内の与圧ができなくなり、貨物運搬の際には発射機を取り外さなければならなかったが、Derringer Door は空挺隊員用扉を改造しているため、
与圧したままで発射装填ができる。
2012.03.07
Jane's Defence Weekly
USMC earmarks PGM for Harvest HAWK aircraft
<1205-030705>
米海兵隊が KC-130J Harvest HAWK の PGM 発射機を、与圧したまま 発射できる
Derringer Door に改良する。
今まで KC-130J Harvest HAWK の PGM 発射機は後部扉を開けて設置していたが、新型発射機の採用で、GBU-44/B Viper Strike や
Raytheon社製の Griffin A を高々度から発射できるようになる。
2011.06.20
Aviation Week & ST
Gunning for gunships
<1108-062001>
Alenia、Selex Galileo、ATK の各社が、AC-27J ガンシップ構想に向け提携した。 米国の特殊部隊はこの種ガンシップに関心を持っており
、ATK社はガンシップのスペシャリストとして Airbus Military社の CN-235 や Cessna社の Caeavan なども手がけている。
【 CN-235 関連記事:1104-030202 (JDW 2011.03.02)】
2011.03.02
Jane's Defence Weekly
ATK to produce CN-235-based light gunships
<1104-030202>
ATK社がヨルダンの KADDB社と、CN-235 輸送機2機をガンシップに改造する契約を行ったこと
が、2月20日に公表された。
双発の CN-235 には、EO/IR センサ、AAR-47/ALE-47 装置、AGM-114M/K Hellfire、レーザ誘導70mm
ロケット弾、及び M230LF 軽30mm砲が搭載される。
2010.07
International Defence Review
Viper Strike to augment USMC's Harvest HAWK arsenal
<1008-070004>
米海兵隊が KC-130J 空中給油機に搭載する Harvest HAWK 武装キットに装備する GBU-11/B
Viper Strike 65発を Northrop Grumman社に発注した。 納入は年内に開始される。 Viper
Strike は陸軍の RQ-5A Hunter に搭載されているほか、空軍の AC-130U ガンシップに搭載した試験も行われる。
Harvest HAWK はに Viper Strike のほかに機内に RO/RO 式の射統装置、翼下に Target Sight Sensor と AGM-114 Hellfire 4発が搭載
され、Mk44 Bushmaster Ⅱ 30mm砲も後日搭載される。 Harvest HAWK の配備は今年後半に開始され、海兵隊は少なくとも6機の KC-130J に Harvest HAWK
を搭載すると思われる。
2010.06.09
Jane's Defence Weekly
USMC plans to equip its Harvest HAWK with Viper Strike
<1007-060904>
Northrop Grumman社が米海兵隊から、KC-130J 空中給油機の武装型である Harvest HAWK に装備する GBU-11/B
Viper Strike 65発を受注し、2010年中に引き渡しを開始する。 Harvest HAWK 型の KC-130J は2010年中頃に納入が開始される。
Viper Strike は GPS 誘導と SAL 誘導を組み合わせた19kgの滑空弾で、2.72kgの弾頭を
搭載している。
2010.05.03
Aviation Weekb & ST
SDB on Dragon Spear
<1006-050302>
米特殊戦軍 (SOC) が、MC-130W 輸送機をガンシップに改造した Dragon Spear の翼下に
SDB-Ⅰ を装備する試験を行った。
一方空軍は、Lockheed Martin/Boeing グループと Raytheon社が競っている SDB-Ⅱ の機種決定を5月下旬に行う。
2010.02.10
Jane's Defence Weekly
US budget request reflects counter-insurgency emphasis
<1003-021007>
・陸軍:$143.4B
MQ-1C Sky Warrior 26機を要求
ACS 計画を EMARSS 計画に再編
・空軍:$119B
F-35 の開発期間を13ヶ月延長
UAV 52機と有人機97機を調達
C-130J 16機をガンシップに改造し、老朽化した AC-130 と換装し、ガンシップの総数を25機から33機に増強
・海軍:$160B
F-35B 13機を調達
F-35C 7機を調達
F/A-18E/F 22機を調達
EA-18G 12機を調達
LCS 2隻建造
DDG-51級 2隻建造
DDG-1000 の建造は3隻に限定し、CG(X) 計画は中止
・BMD :$ 9.6B
陸上発射型 SM-3 の開発を予算化
2009.06.22
Aviation Week & ST
Gunship study for C-130J
<0908-062203>
Lockheed Martin社が3ヶ月前から米空軍特殊部隊 (AFSOC) の注文で、AFSOC が保有する HC/MC-130J 特殊作戦用
輸送/給油機1機を AC-130J ガンシップに改造する作業を行っている。
HC/MC-130J は海兵隊の KC-130J 給油機を特殊作戦用に改造したものである。
2009.06.10
Jane's Defence Weekly
Bolts from the blue
<0908-061008>
・AC-130
AC-130 はベトナム戦争以来40年間使われており、米空軍は AC-130H 8機と AC-130U 17機を保有している。 AC-130
のセンサとしては TV、IR、レーダが用いられているが、AC-130U は遠距離捕捉用に SAR を装備している。
・AC-XX
2008年に米国防総省が、AFSOC のガンシップ所要数は33機であるため、今後16機の AC-XX
を調達することを明らかにした。 米空軍は AC-XX の IOC を2011年と考えているようで、'
gunship light' とも呼ばれている AC-XX の機種は C-27J が有力と見られる。
2009.05.25
Aviation Week & ST
Fuel and fires
<0907-052507>
空軍参謀長は AFSOC が保有する MC-130W を武装するとしているが、AC-130H/U が装備している105mm榴弾砲、40mm砲、25mmは装備されない。 しかしながら小型機や
ヘリに搭載するため開発を完了した50-lb精密誘導弾である SOPGM を搭載することになると見られる。
2008.09.22
Aviation Week & ST
New life for special ops
<0811-092207>
AFSOC は CV-22 の胴体下に全方位射撃が可能な7.62mm機銃を搭載するほか、貨物室に BAE Systems社製の Remote Guardian System を、貨物
扉に機関銃を搭載する。 これらは既に海兵隊の MV-22 に搭載されている。
2008.09
International Defence Review
Special Ops Spooky aircraft to receive GMS2 sensors
<0810-090046>
Lockheed Martin社が AC-130U ガンシップに搭載する AN/AAQ-39 GMS2 12基を$80Mで追
加受注した。 同社は2005年1月に5基の GMS2 を受注している。
GMS2 は AH-1Z へりに搭載されている AN/AAQ-30 TSS の派生型で、直径520mmのジンバ
ルに納められている。 センサは3~5μ、640×512ピクセルの InSb 素子で、AN/AAQ-33 Sniper の様に4個の視野
で構成されている。
図で GMS2 の近くにあるのは GAU-12/U 25mm6銃身ガトリング砲である。
2008.08.18
Aviation Week & ST
Marine gunship
<0810-0813121>
米海兵隊が KC-130J 空中給油機に roll-on/roll-out 式の武装パックを搭載してガンシップとして
使用できるようにし、アフガンで使用する計画で、12月中旬にも初飛行が行われる。 海兵隊は KC-130J の飛行隊に、この武装パックを
3セットずつ装備する計画である。
計画の第一段階 (Phase 1) では ISR ポッドを機体後方左側の外部燃料タンク位置に取り付け、30mm砲を昇降扉位
置に取り付ける。 更に左翼に Hellfire が搭載される。 将来は誘導爆弾の投下も考えている。
これに対しすでに AC-130U を運用している空軍は30mm砲の搭載を断念し、旧式の40mm砲及び20mm砲を引き続き使用す
ることになった。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
US DoD plans Spartan gunship variant
<0809-080609>
米空軍の次世代ガンシップの装備化が2015~2017年になると見られることから、空軍特殊部隊 (AFSOC) は C-27
Spartanを軽ガンシップに改造することにし、試作用の C-27 1機を$32Mで議会に要求した。 空軍は更に$11.5M改修を行う。
一方、予定していた C-130U ガンシップへの30mm砲搭載は、試験の結果精度に問題があるこ
とが判明し、中止になった。
2007.07.23
Aviation Week & ST
Armed and low-observable
<0716-072312>
米空軍 AFSOC は、今後も CAS の運用要領を変更する意向はなく、有人の AC-130H/U の
搭載兵器を逐次更新すると共に、将来は機体も LO (Low Obserbility) 技術を採用した新しいものに替える
方針である。
AC-130 には105mm榴弾砲と25mm及び40mm機関砲を搭載しているが、現有する17機の機関砲を30mm Bushmaster 砲に更新
する計画で、将来は105mm榴弾砲を120mm迫撃砲に替え、3.7-lb精密誘導兵器を採用すると共に、ATL
や HPM 等の DEW 兵器及び電子攻撃能力を持つ AESA レーダの装備化を研究中である。
2007.05.16
Jane's Defence Weekly
USAF looks beyond Spooky and Spectre
<0711-051607>
米空軍 AFSOC (Air Force Special Operation Command) 司令官が AC-130H 及び AC-130U に代わる次世代ガンシップ
について、現在搭載している40mmや25mmなどの砲は全て撤去し、殺傷/非殺傷のレー
ザ DEW を装備すると語った。
また次世代ガンシップには全天候性で24時間の滞空能力を持ち、30,000ftを飛行できる低非発見性の機体を求めており、
長距離爆撃機か UAV を使用することになることも明らかにした。
2007.05.07
Aviation Week & ST
Boeing has begun testing ・・・
<0711-050702>
Boeing社は新型の30mm機関砲を装備する AC-130 の試験を開始した。
改修は空軍の SOCOM に装備する4機で、これまでの40mm及び25mm砲に比べ銃身が長く、射程が延び初弾命中率が向上している。 ま
た、ECM 及び IRCM 装置が自己防護用に強化されている。
2006.11.20
Aviation Week & ST
Future gunslingers
<0623-112004>
米空軍は、2015年の IOC を目標にイランやアフガンで効果を発揮している AC-130H/U の後
継を検討している。
将来の CAS には速度、ステルス性、全天候性、長期運用性が要求され、搭載兵器には SDB や研究中の重量45-lbの
VSM (Very Small Missile) 等の精密誘導兵器の他、ATL 等が検討されている。
結果として機体は C-130 ではなく、LRS に類似した機種になるとみられ、空軍は LRS との一体開発について
可能性を検討中である。
2005.10
International Defense Review
AC-130 gunships get Viper Strike capability
<0521-100004>
Northrop Grumman社が Viper Strike を SOPGM (StandOff Precision
Guided Munition) として AC-130 への搭載を受注した。
計画は二段階からなり、2006年12月までの第一段階で運用構想と発射機の開発を行い、第二段階で投下試験を行う。 第二段階では
Viper Strike に双方向のデータリンクも搭載される。
2005.08.29
Defense News
New capability for AC-130 ?
<0520-082903>
米空軍 AC-130 に Viper Strike を搭載する研究が開始され、年末から
2006年の間に第一段階の試験を予定している。
空軍は AC-130 への精密誘導爆弾やレーザ兵器の搭載を以前から検討しており、Viper Strike の搭載方法と発射機構等について三段階
に分け試験評価を行い、2010年頃の運用開始をめざす。
搭載する Viper Strike は250-lb SDB の四分の一の大きさで、誘導にはレーザ及び GPS の複合システムを使用、スタンドオフでの同
時複数目標の攻撃が可能となる。
空軍は現在8機の AC-130H と13機の AC-130U を保有し、2006年に4機の AC-130U を更に取得する。
2005.07
National Defense
New weapons sought for special ops Gunship
<0516-070003>
米空軍 SOCOM (Special Operation Command) は、AC-130 Gunship の攻撃能力を強化するため新たな兵器の搭載
を検討している。 搭載している25mm及び40mm砲を AT社製 30mm Mk44 Bushumaster Ⅱ 2門に更新する
計画で、年末から2006年に逐次改装を開始する。 また、120mm迫撃砲搭載の研究が進められており弾頭と誘導
方式の課題が解決すれば2008年から開発を開始する。
このほかに AC-130 から UAV/UCAV を制御する検討を実施中で、2008年以降の予算化をめざしている。
SOCOM は AC-130 H/U の能力強化を図りつつ2030年頃まで運用する意向であり、10年後の次期 Gunship には
LOMA (Low Observable Manned Aircraft) とステルス型 UCAV について研究を進めている。
2005.02
International Defense Review
New gunship sensor ordered
<0504-020004>
AC-130U Spooky の主契約社である Boeing IDS社が、$10.7Mで Lockheed Martin社に GMS2
(Gunship Multispectrum Sensor System) を発注した。 納期は2006年3/四半期で、契約総額は$35Mにのぼる。
GMS2 は、現在 AC-130U に搭載している ALLTV (All Light Level TV) に代わるもので、海兵隊の AH-1Z に搭載されている
AN/AAQ-30 Hawkeye TSS (Target Sight System) のファミリである。
2004.11.29
Aviation Week & ST
Striking concepts
<0423-112902>
米空軍の次世代爆撃機構想に応じて Lockheed Martin社は中継ぎを含めて4機種の長距離爆撃機を検討してい
る。
・C-130J の改修型爆撃機:
中継ぎ機種とし、JASSM、JASSM-ER、電子攻撃用 MALD 及び8~12発の巡航ミサイルを搭載する。 開発要素はほとんど無い。
・FB-22:
F/A-22 をベースとする航続距離と武器搭載量を増加したステルス型の中継ぎ機種。
・ICBM 派生型:
2015年~2018年頃の運用を目指す長距離打撃システムで、CAV (Common Air Vehicle) と SLV (Space Launch System) を使用する。
・BMACK:
次世代多目的ステルス輸送機の爆撃機型で、大きさは C-130 規模、亜音速、離着陸距離の短縮 (1,000~2,000ft) が要求され、MOAB
や5,000-lb侵徹爆弾 GBU-28 を含む大量の武器搭載が可能。 2025年頃の実用化を目指す。
空軍は2035年時点での爆撃機構想を2010年までに決定、2015年に搭載量5~15t、航続距離1,500~2,000nmの中
継ぎ的な爆撃機の装備化を計画している。
2004.09.22
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin discloses interim strike options
<0418-092204>
Lockheed Martin社が米空軍の RfI に応じて提出した、2015年頃実用化可能で2025年頃装備できる
暫定打撃システムの内容が明らかになった。
SLV/CAV
使い捨て型 SLV (Space Launch System) を用いて、武器のディスペンサである CAV (Common Air Vehicle) を打ち上げる計画。
C-130 を改造して特大の巡航ミサイル4発又は、更に多数の AGM-158 JASSM級を発射しようという計画で、開発要素がほとんどない。
BMACK
次世代多目的輸送機 MACK の爆撃機型で、C-130 Arsenal Ship がスタンドオフで攻撃するのに対して、ステルス性を活用して侵攻し
攻撃する。
F/A-22 を複座デルタ翼にした機体に30発の SDB を搭載する。
2004.09.01
Jane's Defence Weekly
US Air Force hones future gunship plans
<0417-090104>
米空軍は、現在の AC-130 に代わって2018年から装備する次世代ガンシップの開発
を計画している。 次世代ガンシップには有人及び無人のステルス機が検討されている。
有人機としては Boeing社が Blended Wing Body機、Lockheed Martin社が MACK を提案している次期輸送機が候補になる。
(MACK に関する資料 AW&ST 2004.02.23)
いずれも場合も高出力レーザやマイクロ波を装備化する。 また非殺傷性ミリ波 HPM の ADS (Active Denial
System) を C-130 級の機体に搭載することも考えられており、HMMWV に搭載する小型の ADS は既に開発されている。
この様な DEW 兵器はメガワット級の大電力が必要となるため、空軍研究所 (AFRL) では2,000-lbの装置を目
指した Multi-megawatt Electric Power System 計画を進めている。(右図はタービンエンジン用空気取り入れ口の予想図)
AFRL は2007年に1MWの地上試験、2009年に4MWの地上試験を計画している。
2004.02.23
Defense News
USAF may mold airlifter into new gunship
<0407-022302>
米空軍の特殊作戦本部 (AFSOC) は、AC-130 の後継となる有無人地上支援攻撃機の開発を検討している。
計画は P2A2S (Persistant Precision Air-to-Grouns Attack System of System) と呼ばれ、有人型には2015
年の就航を目指す次世代輸送機を転用するものとみられる。
AFSOC は2006年以降に予算化を図る計画で、構想によると飛行高度は AC-130 のより高く25,000ft以上、攻撃兵器にはガンに代わりミ
サイルを塔載する。
有人機の大きさは C-130 とほぼ同一、無人機は概ね1/2とされ、両機種とも目標捜索と通信中継を行う8時間滞空可能な
小型 UAV を搭載する。
2004.02
International Defense Review
More AC-130 conversions
<0404-020015>
米空軍は Boeing社と3機の C-130H2 を追加して AC-130U に改造する契約を$187Mで行った。 これで AC-130 に改造される C-130 は
合わせて4機になる。
これを受け Boeing社は GD社に、4基の TGMS (Trainable Gun Mout System) を$49Mで発注した。 TGMS には
2門の砲が取り付けられ、1km離隔した2目標に対して同時射撃が可能になる。
2004.01.07
Jane's Defence Weekly
The Skunk goes for IT
<0401-010713>
Skunk Works は、ISR、航空戦、空輸の3分野で開発を行っている。 各分野が現在開発中の主なアイテムは
・ISR (Inteligence, Surveillance and Reconnaissance) :HAA
・Air Combat:Long Range Strike Aircraft、RATTLES 超高速巡航ミサイル
(関連記事 JDW 2003/05/28)
・Air Mobility:C-130 の後継としての MACMK 輸送機 (右図)
(関連記事 JDW 2003/02/19)
Skunk Works は従来の機体中心の考え方からネットワーク中心の考え方に変質しつつある。 その一例が MBMS (Mission Battle
Management System) の開発である。
2003.08.13
Jane's Defence Weekly
C-130 to AC-130 conversion
Boeing社が$90.8で1機の C-130H2 輸送機を AC-130U ガンシップに改造する契約を結んだ。 納期は2005年10月とな
っている。
米空軍は C-130 を改造して、現在13機保有している AC-130U に4機を増強すると共
に、次世代のガンシップの検討を進めている。
2003.06.16
Inside the Navy
Citing Iraq war,Marine Division requests costly AC-130 gunship
米第1海兵師団はイラクの自由作戦での戦訓から対地攻撃火力を強化するため、空軍が装備する AC-130 の導入を求
めている。
AC-130 の導入は数年前から検討されているが、海兵隊は AC-130U が $190M と高価なことから態度を保留している。
2002.04.29
Defense News
US Air Force aims to improve AC-130
米空軍は特殊作戦用の AC-130 ガンシップの改善を計画している。
空軍 Material Command の AAC (Air Armament Center) では 3ヶ月にわたり分析を行い、AC-130 の脆弱性が極めて高いことをはじめ
約 30項目の改善点を抽出した。
この内容を更に具体化するため、7月以降開始する AOA (Analysis of Alternatives) 検討に加えられる。
改善内容は搭載兵器をはじめ情報通信リンク、全天候性等に関するもので 10年以内に逐次改善を行う計画。 なお、コンセプトの 2/3
は直接エネルギー指向兵器等2010年以降に持ち越される内容となってり、機種についても C-17 や V-22 への変更、UAV の使用等が候補
にあがっている。
2002.04.10
Jane's Defence Weekly
USAF refines gunship needs
米空軍は、近く AC-130U Gunship の能力向上に関する検討を終了する。
この検討では、AC-130 のエンジン、プロペラ、装甲、搭載火器弾薬の更新が検討されるが、特に火器を在来型から FCS 照準に切り替
えることが焦点になりそうである。
また、この計画は2000年代後半に検討される将来の後継機 AC(X) 検討の基礎ともなる。 AC(X) では
ATL (Advanced Tactical Laser) も検討対象となっている。
2002.04
Interantional Defense Review
More AC-130 gunships
米空軍は、4機の C-130H 輸送機を、30ヶ月かけて AC-130U ガンシップに
改造する。 初号機は契約後18ヶ月で納入される。
2002.03
International Defese Review
More AC-130 gunships
米空軍は FY-03 で、4機の C-130H を AC-130U Spectre ガンシップに改造したいとしている。
全機の改造には30ヶ月かかるが、最初の1機目は契約後18ヶ月で引き渡される。
2002.01.14
Defense News
Afgan successes boost gunship's support
アフガンでの AC-130 による近接航空支援の成功を期に、DoD は空軍特殊作戦コマンドの飛行団に
4機の AC-130U Spooky を更に追加する。
計画では当初予定の AC-130HⅡ Spectres に替え新型の AC-130U を 1機 $190M で 2005年までに装備するもので、現在空軍は13機の
AC-130U と8機の AC-130H Ⅱ を装備している。
AC-130U は乗員 13名、25mmガトリング砲、40mm砲及び 105mm砲を装備し、空中から地上部隊の攻撃を支援する。
なお、C-130 は 逐次換装が進められており、J タイプが 1機 $81M で 2002年から導入される。 また、2020年頃を想定した将来輸送
機 AX の検討開始は数年先といわれている。