ロシアのヘリコプタ等に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia orders upgraded Ka-52M attack helos <2111-090109>
 ロシアHeliccopters社が8月24日、露国防省から初めてKa-52M 30機を受注したと発表した。 納入は2022年~2023年に行われる。
 Ka-52Mは搭載電子装備が更新され、AESAレーダが搭載される。 また射程14.5kmのIzdeliye 305E ASMが搭載される。
 Ka-52Mには改良型Mi-28NMと同じ武器の搭載が可能である。
2021.08.04 Jane's Defence Weekly Ka-32A11N utility helo breaks cover <2110-080403>
 RostecホールディングRussian Helicopters社MAKS 2021航空展で、Ka-32の改良型グラスコックピット暗視ゴーグルなどを採用したKa-32A11Mを公表した。
 Ka-32A11Mは
MTOW 11,000kg、機内搭載能力3,700kg、吊り下げ能力5,300kg、航続距離650km、最高速度260km/h、上昇限度5,000mなどの性能を持つ。
2020.09.02 Jane's Defence Weekly .... and launches Mi-35P serial production <2010-090223>
 Russian Helicopters社がArmy 2020で8月23日、改良型であるMi-35P攻撃ヘリの量産を開始したことを明らかにした。
 Mi-35Pでは照準装置や各種EO/TV装置が新型になっている。
2020.09.02 Jane's Defence Weekly Russian Helicopters debuts first flying prorotype of Mi-171Sh-VM helicopter.... <2010-090222>
 Russian Helicopters社が8月23~29日にモスクワ近くのKubinkaで開かれたArmy 2020でMi-171Shの改良型であるMi-171Sh-VNを初公開した。
 23日に報道陣に公開されたMi-171Sh-VNはMi-171特輸送ヘリを改良して攻撃能力を付与したもので、機体はチタニウムとケブラーにより耐弾性を高めるとともに、エンジンとロータも新型に更新されている。
2020.08.19 Jane's Defence Weekly Ka-52M variant makes first flight <2010-081909>
 ロシア通商産業省が8月10日、Ka-52M偵察/攻撃ヘリ初飛行したと発表した。
 Ka-52を大幅改良したKa-52Mは戦車を45kmで発見できるV006 AESAレーダを搭載し、30mm砲を装備している。
2019.10.23 Jane's Defence Weekly Russia offers Ka-32 upgrades for Korea <1912-102305>
 Russian Helicopters社がADEX 2019展で10月14日、Rostec社が韓国に対しKa-32の改良を提案していることを明らかにした。
 改良ではエンジンをより強力なVK-2500PS-02に換装し、新型の消火装置を搭載するなどが行われ、Ka-32A11Mになる。
【註】
 韓国は対ロシア借款の返済として導入し、海洋警察庁や山林庁のほか空軍も7機保有しているが、原因不明のエンジン異常などで運用に支障を生じている。
2019.08.19 Aviation Week & ST Inside Russia's modernized Mi-28NM <1910-081908>
 10年かけて改良を行ってきたMi-28Nの最新型Mi-28NM 98機発注され2027年までに納入される。 これは$16Bかけて46品目を2027年末までに納入する契約の一部で、この契約にはSu-57 76機も含まれている。
 基本型のMi-28Nは2009年12月24日に就役しているが、Mi-28NMは2016年7月29日に初ホバリング、2016年10月13日に初飛行し、2019年3月にはシリアに派遣されている。
 改良ではN025Mマスト搭載レーダ、OPS-28N EOターレット、SMS-550機首搭載ターレットなどを装備し、9M123M Khrizantema-VMミサイルは射程は6kmと変わらないものの弾頭威力が増大している。
2019.06.05 Jane's Defence Weekly Russia to acquire upgraded Ka-52M combat helicopters <1907-060513>
 ロシア国防次官が5月28日、改良型Ka-52M 114機の調達を2020年に開始すると述べた。 改良型Ka-52Mの開発は2022年に完了すると言う。
 Ka-52Mは改良で、新型のEO装置で空地目標の捕捉と交戦能力が上がると共に、耐弾性能の向上やより効率的な電源の搭載などが行われている。
2018.08.07 Defense Update Russian giant helicopter prepares for maiden flight <1809-080705>
 8月下旬にモスクワ近郊で開かれるArmy 2018展でMi-26T2の改良型Mi-26T2Vが展示される。
 現在のMi-26T2は
MTOW56t20tの搭載能力を有する。
 "V" 型では砲火やECMに対する抗堪性が向上しているという。
2017.09.18 Aviation Week & ST Stepping up <1711-091804>
 ロシア軍が8月末に高速攻撃ヘリの開発契約をRussian Helicopter社がと行った。
 同社は2015年にMi-24を元に高速攻撃ヘリを開始し翌年には405km/h (250mph)を達成している。 同社は次の段階として500km/h(註: 275kt)を目指している。
 露軍はMi-28Nを攻撃ヘリとして採用したが、Ka-52も購入している。
2017.08.30 Jane's Defence Weekly Russian Helicopters produces first Mi-28UB 'Havoc' <1710-083004>
 Russian Helicopter社が8月22日にMi-28UB戦闘ヘリの1号機を完成させたと発表した。 Mi-28UBは 年内に8機が納入されることになっている。
 Mi-28UBはMi-28N/NE Night Hunterと異なり後席からも操縦できるようになり、装甲も強化されている。
2017.06 International Defence Review Fast spin: Pushing the envelope for high-speed helicopter performance <1708-060013>
= 軍用ヘリの高速化に関する6頁の記事 =
Advancing Blade concept
・Compound X3
Tiltrotors
DiscRotor
Mission Adaptive Rotor
VTOL X-Plane
Russia's RACHEL
JMR-TD/FVL
2017.01.04 Jane's Defence Weekly First upgraded Ka-27M delivered to Russian Navy <1702-010411>
 Russian Helicopters社が12月19日、改良型のKa-27M対潜ヘリを露海軍に納入したと発表した。 これは第一次生 産分の8機である。 ロシアは国家計画で46機のヘリを2018年までにKa-27Mに改良するとしているが、今のところ一次分の8機と二次分の14機の合わせて22機しか契約さ れていない。
 Ka-27Mは機体、エンジン、ロータは変わらないものの、レーダ、ソノブイなどのミッションシステムは一新されている。
2016.10.19 Jane's Defence Weekly Modernised Mi-28NM makes maiden flight <1612-101910>
 Rostec社の子会社であるRussian Helicopters社がMi-28の最新型Mi-28NMを初飛行させた。
 Mi-28NMは新型の照準、飛行、航法装置を搭載し、マストマウントレーダも装備する。 またレーダと機上通信電子装置を結合させ、空地目 標の捕捉識別を可能にしている。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly Egypt has to select helicpoters for its Mistrals <1511-101420>
 フランスが9月23日、ロシアに売却する予定であった Mistral級強襲揚陸艦2隻をエジプトが購入 すると発表したが、搭載する Ka-52K の購入はしていないという。
 エジプトは8月に Ka-52 50機を発注したが、艦載型はロータが折りたためる Ka-52K になる。  ロシアは Mistral級搭載用として Ka-52K 30機を発注していた。
2015.03.29 Defense News Russia sets sights on high-speed development <1504-032902>
 ロシアの Russia Helicopter社が高速ヘリの開発を行っており、年内に概念設計を終え るという。
 ロシアの航空関係サイト ATO.ru によると400km/h (220kt) 以上を目指しているという。
2015.02.25 Jane's Defence Weekly Maximum utility <1504-022509>
= 作戦支援用ヘリの今後に関する4頁の記事 =
 
2014.11.19 Jane's Defence Weekly Russia, Pakistan close in on Mi-35 helo deal <1501-111909>
 パキスタンの国営放送が11月12日、ロシアがパキスタンへ売り込んでいる Mi-35 の交渉は、政治的に解決したと報じた。
 売却数は明らかにされていないが、Jane's社は20機程度と見ている。
【註】
 Mi-35 は Mi-24 の改良型で、脚を固定式にして重量軽減を図ったり、夜間行動能力の強化を図ったりしている。
2014.08.13 Jane's Defence Weekly Russia orders Ka-52Ks for Mistral-class LHDs <1410-081304>
 ロシアが Kamov社に対し、Mistral級強襲揚陸艦 (LHD) に搭載する Ka-52K 32機を発注した。  ロシアがフランスから2隻購入する Mistral級 LHD は、それぞれ32機のヘリを搭載できる。
 ロシアが購入する Mistral級 LHD はフランス仕様と異なり、氷がある状態の北方海域での運用にあわせて船体構造を変え てあるほか、Ka-52K の収納に合わせてハンガの天井を高くしたため、全高が高くなっている。 更に対空 システム大口径の自動火器が搭載される点もフランス仕様とは異なる。
2013.11.04 Aviation Week & ST Heavier lifter <1312-110406>
 中国とロシアが共同開発する
ALH は、2008年の共同開発合意後も依然として研究段階にあるが、 30~40tの ALH 完成すると33.3t の CH-53E Super Stallion を凌ぎ、56tの Mil-26 に次ぐ大型になる。
 Avicopter社は2009年に、2014~2019年就役と言っていたが、不可能なことは明らかである。
2013.08.26 Aviation Week & ST Signaling change <1310-082605>
= ロシアのヘリ産業復興に関する記事 =
 Russian Helicopter社は、2012年に290機を納入し、売り上げは21%増の$4Bに達した。
2013.08.26 Aviation Week & ST Export wishes <1310-082604>
 AH-64 Apache や Eurocopter EC665 など西側諸国の攻撃へりは、操縦系統2系統持っているの に対し、Mi-28N は軽量化などのため1系統しか搭載しておらず、従来 Mi-28N の飛行訓練は Mi-24 を用いて行われてきた。
 これに対し8月9日に初飛行した Mi-28N の練習機仕様である Mi-28UB は2本の操縦桿を有することから、輸出に有利にな った。
2013.08.21 Jane's Defence Weekly Russia's Mi-28UB makes maiden flight <1310-082110>
 Mi-28 Havoc の最新型である Mi-28UB が8月9日に初飛行した。 Mi-28UB は練習機であるが Mi-28N と 同等の能力を持ち、有事には Mi-28N と一緒に行動できる。
 ロシアは Mi-28UB を60機装備する計画である。
2013.08.19 Aviation Week & ST Welcome transformation <1310-081906>
= ロシア航空産業の現状に関する特集 =
 冷戦終了後ロシアのヘリ産業は低迷していたが2007年に Russian Helicopters社が設立され息を吹き返した。
 ロシアの攻撃へり Mil-28 Night Hunter (Havoc、右図) と Ka-52 Alligator (Hokum) はしばらく計画が停滞していたが、 現在では露軍への装備も進み、海外市場への売り込みも始めようとしている。
2011.09.21 Jane's Defence Weekly Positive spin <1111-092107>
= ロシアのヘリに関する4頁の記事 =
Ka-52
Mi-17A2 (Mi-171M)Mi-8AMTSh (Mi-171Sh)
Mi-26
Mi-28
Mi-38
2011.09.12 Aviation Week & ST Helicopteer battle <1110-091202>
 Mi-28Ka-52 は、両社が持ち株会社 Russian Helicopters社の傘下に入った後も、引き続 きライバル関係にある。 ロシア空軍は既に Mi-24 の後継として Mi-28100機発注し38機を 取得しているが、今回 Ka-52 を140機以上発注した。
 2009年にも Ka-52 を36機発注しているが、同機の装甲が十分でないことから、今までは特殊任務用として使用されて いた。 今回 Ka-52 が採用されたのは、同軸ロータによる高い運動性を買われてのことである。
2011.05.09 Aviation Week & ST Rotorcraft ramp-up <1106-050911>
= ロシア軍用ヘリ生産の盛況ぶりに関する記事 =
 ロシア軍は今年中に、Mi-28、Ka-52、Mi-8 などのヘリ約100機を取得する。
2011.01.03 Aviation Week & ST Russian Air Force inceases helo activity <1102-010302>
 ロシア空軍が12機発注した Ka-52 攻撃へり一次生産分の最初の4機を受領し配備した。  Ka-52 は Ka-50 単座攻撃へりの複座型である。
 また2009年に配備が始まった Mil-8AMTSh の二次生産分10機も配備した。 Mil-8AMTSh は4t の貨物又は兵員37名を搭載できるが、AT-6 など Mil-24 と同じ武装がされている。
2010.10.20 Jane's Defence Weekly Russian Helicopters eyes advanced design in-house <1011-102013>
 Russian Helicopters社が10月8日、西側ヘリメーカを見習った先進技術開発部門を立ち上げたことを明らかにした。  この部門のは既に180ktの高速ヘリ (AHSH) の研究を行っているという。
 Russian Helicopters社は、まず Mil社の Mi-X1 と Kamov社の Ka-92 の評価を行い、いずれかを選択したのちに開 発を続行する計画である。
2010.08.23 Aviation Week & ST Russian attack helos ready <1010-082308>
 ロシア空軍が今月、Mi-28N の最初の部隊の operational を宣言した。 部隊は南ロシアの第7航空旅団で、10機を保有している。 Mi-28N の一次生産分10機は2009年に納入されていた。
 Mi-28N は12tで巡航速度270km/h、航続距離450kmの性能を持ち、1,605kgの搭載能力があり 、30mm砲をターレットに搭載するほか、両翼にロケット弾ポッド、Ataka-Ⅴ ATM、R-60 AAM、500kg爆弾を搭載できる。
2010.07.14 Jane's Defence Weekly CAS on call <1008-071414>
= 攻撃へりの現状と趨勢に関する11頁にわたる特集記事 =
AH-64 Apache
AH-6i Apache Lite
AH-1Z
Tiger
A129/T129 Mangusta
Rooivalk(南ア)
・ロシア、中国、インド
  Ka-52
  Mi-28N
  Z-10
  HAL LCH
・ラテンアメリカ
2009.11.03 China Defense Blog Sino-Russian 20+ ton heavy-lift helo development underway <0912-110303>
 インターネットサイトに中国がロシアと共同開発している重輸送ヘリの模型の写真が掲載された。 このヘリは Mi-6 シリーズの後継となる Mi-46 の一種と見られ、共同開発計画はロシアのメディアで10月13日に報じられていた。
【註】
 自重が20+tであれば、CH-47 や海自の CH-101 が約10t、米国最大で我が国も装備している CH-53 で約15tであることから、かなり巨大なヘリになる。
 20+tが最大離陸重量であるとすれば22.7tの CH-47 と同程度となる。
2009.08.17 Aviation Week & ST Alligator eyes <0909-081707>
 Arbalet Ka-band レーダを搭載した Ka-52 Alligator の試験が8月末に開始される。 Ka-52 は レーダの不具合から、当初レーダ搭載位置に EO システムを搭載し、最初の国による試験を2008年に完了していた。 Arbalet レーダは移動目標を 30kmで捕捉追随できる。
 Ka-52 は単座の Ka-50 を複座にした攻撃へりで1997年に初飛行したが、ロシア空軍は2003年に Mi-28N を攻撃へりに採用した。 その後 Mi-28N を火力支援用、Ka-52 を特殊作戦用に位置付け、2008年に12機を発注している。 Ka-52 は 2A42 30mm砲と Vikhr SALH 対戦車ミサイル12発を装備する。
2009.07.13 Aviation Week & ST Havoc descends <0908-071309>
 6月19日に起きた Mi-28N の墜落事故は、高度130ftでロケット弾を発射した際に起きたことから、ロケットの高温噴煙がエン ジン出力に異常を来たしたのが原因と見られている。
 事故時にパイロットが緊急着陸を行ったため、2名の乗員にけがはなかった。
2009.04.29 Jane's Defence Weekly Mi-28N attack helicopter enters Russia service <0906-042911>
 ロシアの国営メディアが4月21日に、Mi-28N 攻撃へりが初めてロシア軍に配備されたと報じた。 それによると 6機の Mi-28N は北コーカサス軍管区に配備された。
 Mi-28N はマスト上にレーダ、機首下に30mm砲(含250発)を搭載するほか、各種 ATM、SAM、ロケット弾や23mm砲ポッ ドを搭載できる。
2009.02 International Defence Review Kamov kits out Ka-52 reconnaissance combat helicopter for special operations <0903-020011>
= Ka-52 に関する3頁にわたる特集記事 =
 ロシア空軍が2009年に、Ka-52 偵察戦闘ヘリの一号機を受領し、特殊部隊で使用する。 ロシアは Ka-52 を 従来の戦闘ヘリとは別の偵察戦闘ヘリと位置づけており、対地攻撃は三番目の任務にしている。
 機体番号 061 の試作機と、062 の量産先行型機に続く量産機は12機が2006年11月に発注され、2015年までに納入する。 未確認ながら空軍は調 達機数を30機にまで増やす計画と報じられている。
 Kamov社は Ka-50/Ka-52 の輸出を120機と見込んでおり、既に韓国が Ka-52K、トルコが Ka-50-2 の採用を決めている。
【註】
 ロシアは2003年に Mi-24 の後継を Mi-28N と決めていたが、Ka-50/Ka-52 の生産もわずかながら続けていた。
2009.01.19 Aviation Week & ST Rotary lift <0903-011906>
 Mi-28 Havoc は1970年代末に Mi-24 の後継として開発が開始されたが、最近になって漸く換 装が開始された。 15機の量産先行機の生産と量産は2008年末に開始された。 また Ka-50 の新型である Ka-52 は、昨 年10月に12機の量産先行機が発注され、試験が続けられている。
 一方露空軍は MI-28N の改良型である Mi-28NM の試作開始を承認した。 Mi-28NM は強力なエンジンに換装され機体形状も変わるほか、Tor EO 照準装置も換装される。
2008.07.07 Aviation Week & ST More Hokum <0808-070705>
 ロシアが1990年代中頃以降中断していた、Ka-50 の複座型である Ka-52 の飛行試験を再開する。 ロシア空軍は攻撃へりに Mi-28N Havoc を採 用したが、軍は限定数の Ka-50/52 も発注していた。
 年末までには一番機が、極東の Arseniev の工場でロールアウトする計画で、そうなれば2009年に受領検査を終了する。
2008.01.28 Aviation Week & ST Havocs for Russians <0803-012802>
 初の量産型 Mi-28N Havoc 攻撃へり2機がロシア空軍に納入された。 今年中に更に13機が納入され、2015年までに Mi-24 と 換装される。
 Mi-28N はベネズエラからも引き合いが出ている。
【関連記事:0613-060701 (JDW 2006.06.07)】
2007.12 International Defence Review Front-line helicopter gunships evolve for the modern battlefield <0801-120017>
= 攻撃へりの現状に関する7頁にわたる特集記事 =
 ・AH-1Z(米)
 ・AH-64D Longbow(米)
 ・AW129 Mangata EES(伊)
 ・AH-2A Rooivalk(南ア)
 ・Tiger(独)
 ・Mi-24V Hind-E (Mi-35)(露)
 ・ATE Mi-24 Super Hind(露)
 ・Mi-28N Havoc(露)
 ・Ka-50 Hokum(露)
 ・Z-10(中)
2007.01.31 Jane's Defence Weekly Russia outlines air power developments <0704-013108>
 ロシアの空軍司令官が1月18日に、一連の軍用機能力向上計画を明らかにした。
Mi-28N
 ロシア空軍は7機を受領し順調に試験飛行を続けている。
Tu-160
 新造機2機を3年以内に受領するが、現有15機の攻撃、航法能力を向上する計画が進行中で、既に初号機は軍に引き渡されている。
MiG-31BM
 MiG-31 を改良して対地攻撃能力を付与し、多用途戦闘機にする計画で、搭載して いる N007 Zaslon レーダのアレイ配列を改良すると共にソフトの更新を行う。
2006.07.17 Defense News Russia looks to Su-34 as front-line attack jet <0617-071702>
 ロシア国防省は Su-24 の後継として Su-34 を2006年から2015年の間に1機$37.2Mで58機調 達する。 現在のところ輸出する計画はない。
 また、6月には2015年までに退役する Mi-24 の後継となる、Mi-28 Night Hunter の初号機を受領した。  Mi-28 は Mi-24 の4~5倍の性能を持つとされ、空軍は2010年までに40機以上を保有する計画である。
2006.07.05 Jane's Defence Weekly Milestone for Russian Mi-28N helicopter <0615-070509>
 Mi-28N の量産先行型2機が、6月18日から始まったベラルーシとの共同演習に参加した。 同機の 量産は既に開始されている。
 ロシア空軍は今年中に7機、2007年に12機を受領し、2010年までに50機を取得して2個連隊に 装備する。
2006.06.12 Defense News Russian chopper in service <0616-061206>
 ロシア空軍が Mi-28N Night Hunter 攻撃ヘリ (NATO 名 Havoc) の初号機を受領した。 Mi-28N はソ連崩壊 以後ロシアが最初に開発した攻撃ヘリで、時速300kmで航続距離は約1,000kmで、AAM、ASM、ロケット弾、ガンポッドを混合搭載し、16発 以上の対戦車ミサイルを積むことができる。
 空軍は2010年までに300機以上を装備する計画である。
2006.06.07 Jane's Defence Weekly Russia receives fist production Mil Mi-28N <0613-060701>
 Mi-28N 量産1号機がロシア国防省に納入され、量産先行機の2機と共に 試験が行われている。
 今回納入された Mil-28N は2004年8月にロールアウトし、2005年12月に初飛行した。 量産先行機は1997年 4月と2004年3月に初飛行している。
(関連記事 IDR 2004.05)
 Mi-28N はロシア空軍の次期攻撃ヘリに位置付けられている。
2006.01.11 Jane's Defence Weekly Rising to demand <0603-011111>
= 世界の主要な軍用ヘリの現況に関する5頁にわたる特集記事 =
北アメリカの状況
ヨーロッパの状況
中東アジアの状況
ロシアの状況
東アジアの状況
 1970年代後半にフランスの Aerospatiale社が昌河航空機社と中国で SA 321Ja Super Frelon の生産を行った 。 これに引き続き昌河航空機は1990年代に Eurocopter社と AS 350B Squirrel の中国型である Z-11 を、ま たハルピン航空機製造社AS 365N Dauphin Ⅱ を Z-9として製造している。
 更に中国は独自に Z-9 及び Z-11 の武装型を WZ-9 及び WZ-11 として開発しており、 2006年中にも配備が始まる。
 (そのほか、台湾、韓国、日本の企業が行っているライセンス生産の状況及び OH-1 の開発生産の紹介)
2005.08.22 Aviation Week & ST Ansat prototype debuts <0517-082203>

 ロシアの Kazan Heli社はこのほど、Ansat 軽多目的ヘリの武装偵察型試作機 Ansat 2RC を初めて公開した。 公開された試作機のコックピットは模型であったが、同社はロシアを初めとする各国への売り込みを図っ ている。
 ロシアは既に訓練用としては、訓練機仕様の Ansatヘリを選定している。

2004.08 International Defense Review Russia tests new helicopter radars <0415-080018>
 ロシアの Phazotron-NIIR設計局が、Ka-27 対潜ヘリの Ka-27M への改良計画で採用された Alba(輸出名は Kopyo-A)の飛行試験を 行っている。
 Kopyo-A は MiG-21 bis UPG に搭載された Kopyo I/J-band レーダのファミリーで、戦闘機なら70km、潜望鏡は30km、小型舟艇であれ ば130kmで捕捉でき、360゚の捜索能力を持つ。
2004.05 International Defense Review Production standard Rosvertol Mi-28N makes first flight with revised transmission and rotor <0409-050002>
 量産型の Mi-28N が3月25日に初飛行した。 量産型 Mi-28N は1996年11月14 日に初飛行した OP-1 プロトタイプ機に比べ大幅に改善されている。
 量産機は OP-2 と呼ばれ、トランスミッションとテールロータギアがより高出力に耐えられるものに変えられ、現在試験中の高出力 VK-2500 エンジンの試験が終わり次第、エンジンも換装される。
 旧ソ連空軍が一旦 Ka-50, -52 を戦闘ヘリに採用したが量産が続かず、2003年にロシア空軍が Mi-28N を採用して 2010年までに50機を整備することになった。
2004.04.05 Defense News Russia to buy up to 300 NEW Mi-28N Helos <0410-04040501>
 ロシア空軍は3月31日、量産型 Mi-28N が初飛行を行ったと発表した。
 Mi-28N の開発は1993年から開始されたが、量産型はプロトタイプに比べ性能は大幅に向上している。 Mi-28N は全天候型攻撃ヘ リで、Igla AAM、Ataka AAM/ATM ミサイルのほか、30mm機関砲を装備し、ヘルメットサイトを装備する。 また、自動地形接近モードに より地上5mを飛行することができる。
 計画では2006年に先ず6機、2010年までに50機を予定し最終的に300機以上の調達を予定している。
2004.03.29 Aviation Week & ST Havoc may reign <0407-032907>
 ロシアの Rostvertol社は、空軍の全天候型攻撃ヘリ Mi-28N Havoc 製造を2006年 から行う計画を明らかにした。
 露空軍は戦闘ヘリの老朽化が激しく、その更新を必要としており、同社は先ず50機の Havoc を2006年から製 造する。
 なお、試作予算は出資銀行から全体の3.6%、$2.1Mを借り入れて事業を進めており、3月に初号機が完成、年末に2号機の完成を予定して いる。
2004.03.22 Defense News Russian Mil hericopter plants to regroup <0410-04032202>
 ロシア政府の行政審議委員会は昨年末に Mil Hericopter製造を1社に統合することを承認した。
 ヘリ製造は現在多くの企業が加わり行っているが、製造管理を適切に行い設計製造を一本化するため今回の措置に踏み切ったもの。
 政府の決定は未だ出ておらず、実行の細部と時期は現在のところ未定となっている。
2004.01.21 Jane's Defence Weekly Russain air force details plans for 2004 <0402-012101>
= ロシア空軍の現状に関する記事 =
 プーチン大統領が国防費全体に占める空軍予算の割合が低すぎるとコメントした。 空軍と防空軍は合併前にそれぞれ15~16%のシェア を持っていたが、合併後も同程度の比率になっている。
 ロシア空軍が S-400 2004年中に運用を開始すると発表した。 空軍は S-300 の改善を引き続き検討中で、射程延伸弾が追加される模様である。
 Su-27 の近代化計画は、7件のうち2件だけが進められている。
 胴体、翼、脚を強化し Su-30MKK/MKI 並の装備を可能にする Su-27SM は既に5機が配備され、第2弾として20機が改造のため Sukhoi社 の工場に入っている。 2004年に1個連隊が Su-27SM に換装される。
(関連記事 AW&ST 2003/09/01
 Su-34 (Su-27IB) は8番機が2003年12月に初飛行した。 SU-25 攻撃機の能力向上計画 Su-25SM は縮小され、1個連隊だけの装備に留ま る。
 次世代攻撃ヘリ Mi-28N は2号機が組立中で、更に3機が製造されるが、Ka-52 は特殊部隊の情報収集用だけの 採用になる模様である。
2003.08.25 Aviation Week & ST Mixed message  ロシア空軍は攻撃ヘリ Mi-24 の後継に Mi-28N Havoc 全天候型攻撃ヘリを採用し、 2010年までに50機以上を導入する意向を明らかにした。
 Mi-28N は Mi-28 を改善するもので、搭載する機器とセンサーには高度の全天候性を持たせている。
 なお軍は、Mi-28N が運用されるまでの中継ぎとして、Mi-24 の夜間運用と全天候性を改善した Mi-24PM を運用する。
 一方、Mil社が Kazan、Eurocopter両社と進めている重輸送ヘリ Mi-38 の開発計画は、市場での需要が見込めないとの理由で、中止さ れる公算が高い。
2003.06 Jane's Missiles & Rockets Khrizantema-V will arm Mi28N 'Havoc'  ロシアの KBM設計局が、Khrizantema 対戦車ミサイルの Mi-28N 搭載型である Khrizantema-V を開発している。
 Khrizantema-V は Mi-28N に6発搭載発射機を2基搭載でき、ミリ波レーダ又はレーザセミアクティブで誘導される。
 Mi-28N 固有の Almaz N025は目標の発見に使用され、100~150GHzの誘導レーダが捕捉追随を行う。
 9M123 Khrizantema の主要性能諸元は以下の通りである。
  ・重  量: 46kg(コンテナ収納で54kg)
  ・全  長: 2.30m
  ・胴  径: 13cm
  ・弾 頭 径: 15cm
  ・最大射程: 6,000m
  ・最大速度: 400m/s
  ・貫徹能力: 110~120cm(鋼鉄装甲)
1999.07.21 Jane's Defence Weekly Ka-50 test soon  
1996.09.25 Jane's Defence Weekly Russia's 'Longbow' poised for first flight  
1996.01.17 Jane's Defence Weekly Russia's helicopter requirements  
1995.09.02 Jane's Defence Weekly Mi-28N makes debut but selection is 'years away'  
1995.06.10 Jane's Defence Weekly 'Hokum' joins the army