その他の戦史戦例 に関する資料

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2009.05.31 Yahoo 毎日新聞記事

「アフガン空爆 過去最多…1〜4月投下数、07年比3割増」

<0906-053101>
 アフガンにおける米軍と国際治安支援部隊 (ISAF) による空爆が急増し、オバマ政権が 誕生した今年1月から4月末までに投下された爆弾の数は、過去最多だった2007年の同時期より三割増えている。 米空軍の資料によると、今年に 入って4月末までの投弾数は1,096発で、特に3月は335発、4月は438発と、いずれも過去の同月比で最多を記録した。 年間3,572発だった2007年は 、1〜4月で853発、2008年同時期は880発だった。
 一方、イラクでの投弾数は2007年1,447発、2008年851発であったのに対し、今年は1〜4月で104発と減少している。
2008.05.21 Jane's Defence Weekly US resumes Predator strikes in Pakistan's tribal areas <0807-052102>
 パキスタンのトライバルエリアの北の端にある Bajaur で、5月14日に米軍の Predator が民家を3ヶ月ぶりに攻撃し た。 この攻撃でアラブ人のアルカイダ5人以上を含む18名が死亡した。
2008.05.21 Jane's Defence Weekly US resumes Predator strikes in Pakistan's tribal areas <0807-052102>
 パキスタンのトライバルエリアの北の端にある Bajaur で、5月14日に米軍の Predator が民家を3ヶ月ぶりに攻撃し た。 この攻撃でアラブ人のアルカイダ5人以上を含む18名が死亡した。
2005.02.28 Aviation Week & ST Hide and seek <0506-022804>
 米軍は、イラン上空を偵察飛行する UAV は CIA のもので、空軍の Global Hawk は使用していないことを明 らかにした。
 CIA は I-Gnat や Predator をウズベキスタンやイラクから飛ばしてイランの核兵器開発施設の偵察を実施し 、結果を衛星経由で米国に送っている。
 米の2005年度国防緊急予算では、紛争地域での ISR 機能の強化を焦点にしており、イラク、ウズベキスタン 、アフガニスタン、UAE、ジブチの UAV 発信基地の強化を図っている。
2004.11.15 Defense News Hizbollah's UAV <0502-111501>
 11月7日、イスラム軍事組織ヒズボラが UAV を使用してイスラエル北部領空に侵入し、100ktで1,000ftを約5 分間飛行した。
 ヒズボラの UAV による領空侵犯は初めてであり、イスラエル国防省は大きな衝撃を受け、対応に追われている。
 使用された UAV はヒズボラによるとイラン製の Mirsad-1 であるが、実際には Mohajer-4 とみられ、同組織はイランから8機を購入し、イラン革命軍の支援を受けているとみられる。
 Mohajer-4 はプロペラ作動、翼端長3m、航続距離50km、滞空時間90分、最大速度200kmhで、回収はパラシュートによる。
2002.11.30 読売新聞

インターネット

難逃れたイスラエル機、ミサイル回避装置積んでいた  ケニアの連続テロ事件で、携帯型の地対空ミサイルで攻撃を受けたイスラエルのアルキア航空機は、搭載していた ミサイル回避装置が作動したために直撃を免れた可能性のあることが、30日までに分かった。 治安関係筋や専 門家が指摘した。
 イスラエルの空軍司令官も、回避装置が一部民間機に搭載されていることを認めた。
 事実とすれば、民間機が回避装置によってミサイル攻撃をかわした初のケースと見られる。
2002.11.13 Jane's Defence Weekly Lethal UAV use: a legal headache  イエメンにおけるPredator による攻撃の適法性以前の問題として、作戦に シビリアンが係わることに対する、捕虜の取り扱いに関するジュネーブ条約の解釈が問題になっている。
2002.11.13 Jane's Defence Weekly Yemen drone strike: just the start ?  Predator がイエメンで、アルカイダ活動家が乗った車を AGM-114 Hellfire で攻撃して死亡させた事件は、Predator が単なる偵察機ではなく、ハンターキラーとして使用され た象徴的な出来事であった。
 米空軍はイラクの飛行禁止空域で既に MQ-1 と呼称変更された Predator を使用している。
 Predator の LOS による制御範囲は150nmであるが、衛星通信により運用範囲を広げることができ、近く現地 に配備される米海軍指令艦 Mount Whitney がこの任に当たると見られる。
 対地攻撃能力の強化のため AN/AAS-52 MTS (Multi-sensor Targeting System) が、今まで"ストローの穴か ら世界を見ている様"と不評だった AN/ASS-44(別名 'Kosovo Ball')に代わる。
 一方開発中の MQ-9 Predator では航続距離、巡航速度、運用高度、ペイロードが大幅に改 善される。
2002.11.11 Defense News Is Predator the future of warfare?  CIA が11月3日、イエメンで Predator に搭載した Hellfire でアルカイダ 幹部を含む 6名を殺害したことで、今後の対テロ戦の在り方について米国内で議論が起こっている。
 DoD は今回の事案を特異な作戦としているが、これまでも CIA との情報交換や共同作戦の調整はほとんどなく、今後の課題としている 。
 一方、CIA は対テロ戦では時間が勝負であり調整を行う余裕はないとして単独作戦の必要性を強調している。
 世論の多くは非軍事機関が直接戦闘行動を行うことに異論を唱える声が大きいが、Predator による攻撃に関 しては、遠隔操作であることから正確に目標を捉え誤爆を防止する必要を指摘している。
2002.11.11 Aviation Week & ST Predator B to increase lethality of UAV fleet  CIA は先週、イエメン北東部でアルカイダ幹部アブ・アリと4名の協力者の乗った自動車を MQ-1B Predator で攻撃し100-lb Hellfire 1発で全員を死亡させた。
 MQ-1B は 4発の Hellfire を搭載、約350マイル 離れた紅海に面するジブチ共和国から発進し 12時間滞空して目 標を待ち受け攻撃した。 なお、操縦は空軍の操作員が実施している。
 米空軍は攻撃用にターボプロップエンジンの MQ-9B Predator B を今後運用する方針で、1 機が既に完成、2003年に 3〜4機、2004年以降年間 9〜15機を製造する計画。
 搭載兵器は Hellfire 以外に JSOW、500-lb JDAM、250-lb SDB、AMRAAM 及び AIM-9 IR AAM の搭載を計画している。
 空軍の Predator 部隊は現在 3個飛行隊で、ネバダ州のインデアンスプリングスで練成中だが、 Predator B の部隊として更に 2個飛行隊を編成する予定となっている。
2002.11.05 毎日新聞

インターネット

アルカイダ幹部ら6人が米のミサイル攻撃で死亡  米政府当局者は4日、CIA がイエメンで、アルカイダの幹部を含むメンバー6人をミサイル攻撃で殺害したと明らかに した。
 この作戦は3日、イエメン中部マーリブで敢行され、CIA の無人偵察機がアルカイダ幹部ら6人が乗った車を対 戦車ミサイルで攻撃し全員を死亡させた。
2002.05.13 Aviation Week & ST IAF to modify helos to fight in cities  イスラエル空軍 (IAF) は、ヨルダン川西岸地域での戦訓から、市街地戦に運用している攻撃ヘリコプターの改善や機 種更新を検討している。
 IAF は攻撃ヘリ Apache を主として移動目標に、Cobra を建造物攻撃に使用し、テロ攻撃から 10分以内に少 なくとも 2機を離陸できる様準備している。
 搭載兵器の制限は屋内の狙撃手等の臨機目標に対する効果が不充分なため、IAF は UH-60 Black Hawk に多様な兵器を搭載、柔軟な運 用ができる様改善した 1個飛行隊を編成して来年から運用することを決定した。
 更に現有 Cobra の後継に AH-64 Apache もしくは 4枚翼の AH-1Z Cobra を導入する検討を始めている。
2002.05.13 Aviation Week & ST UAVs validated in West Bank fight
= IAF の UAV 運用状況と開発に関する記事 =
 イスラエル空軍は現在、ヨルダン川西岸のアラブ自治区に対する偵察監視に Searcher Mk.U UAV を運用、昨 年は 3,000時間飛行している。
 Searcher Mk.U は搭載重量 325lb、16時間滞空、MTBL 2,000時間、GPS 搭載の信頼性が高い UAV だが、最近 車両用の GPS による影響が大きいことが明らかになっている。
 空軍は 5〜10年以内に滞空時間の長い、合成開口レーダーを搭載する新しい UAV の開発を準備している。
Hermes 450
 搭載重量 325lb、18時間滞空、MTBL 3,000時間以上
Hermes 1500
 ツィンエンジン、搭載重量 750lb、24時間以上滞空、高度 33,000ft
Heron TP
 シングルエンジン、搭載重量 1500lb、24時間以上滞空、F-16 と同様の大きさ、MTBL 10,000時間以上
2002.03.04 Aviation Week & ST P-3's tactical value increases with age  米海軍は現在、フィリピンでイスラムゲリラ掃討作戦支援のため P-3 による偵察情報収集任務に就いている。
 P-3 や EP-3 による戦術地上偵察は1990年代中盤のバルカン紛争以来行われており、ソマリアでのアルカイダ基地の監視の他、アラビ ア半島及びアフガニスタンでも使用され年々その戦術的価値が増加している。
2002.01.16 International Defense Review Out in front
= UAV の発展に関する記事 =
 米軍の作戦間における UAV の使用は アフガンが初めてではなく、90〜91年の湾岸戦争、6年後のバルカン紛争でも偵察監視に成果を あげている。
 アフガンで使用した Predator と Global Hawk は予期以上の成果をあげ、ブッシュ大統領の UAV が少なすぎたとの発言もあり、今 後の UAV の開発装備化は更に拍車がかかる模様。
 今後は長時間滞空、偵察監視用の他、Predator への Hellfire ミサイル塔載試験にみられる UCAV 化や Boeing X-45A の様な大型ス テルス化が焦点となり、空軍では 2010年の UCAV 実用化を目指している。
2002.01.14 Aviation Week & ST US bomber attacks planned for Somalia  米空軍当局はこのほど、ソマリアがアルカイダ排除の動きをみせなければ1ヶ月以内にも空爆を行うと言明した。
 当局は更に、攻撃には B-52、B-1 爆撃機と F-15 を使用する他、多くの給油機、AWACS 及び爆撃機をタジキスタン等からオマーンに 移動させたことを明らかにした。
 同地はデイエゴガルシアの基地よりもソマリアに近い。
2001.11 Jane's Missiles & Rockets US loses another UAV over Iraq  イラクは9月11日に無人偵察機を撃墜したと発表した。 米国防総省は、Predator UAV が連絡を絶ったと確認した。
 DoD は、10月10日にもイラクで Predator が墜落したと発表しており、1ヶ月間に2機を失ったことになる。
2001.11 Jane's Missiles & Rockets US speeds up weapon development production and conversion programmes  9月11日事件の結果、空軍は CALCM (Conventonal Air-Launched Cruise Missile) 及び JASSM の調達計画の繰り上げ実施を検討している。
 CALCM は、イラク及びユーゴに対して大量に使用されたため、目下核弾頭型の AGM-86A を、HE 又は HDBTD (Hard and Deeply Buried Target Defeat) 弾頭型への改造を進めている。
 この他にも緊急支出により、JSOW, TLAM, EGBU-15 HDBTD の増産が図られる。 TLAM は、ア フガン戦争開始時点で海軍の在庫が2,000初を切っていたため、対艦型及び核弾頭型の Tomahawk を TLAM Block VC に改造するため、 $420M の支出が追加され、800発程度が追加されることになる。