2006年のレバノン侵攻作戦に関する資料

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2007.02.07 Jane's Defence Weekly US considers sanctions in munition debate <0705-020710>
 イスラエルは2006年7〜8月にレバノンで実施した作戦で、米国との合意に反して M77 DPICM (Dual-Purpose Improved Conventional Munition) 散布子弾を弾頭にした MLRS を人口密集地に撃ち込んだため、国連軍の調査 によると約95,000発の不発弾が散乱し、作戦終了後いままでにレバノンの民間人30人程度が死 亡し、180人程度が負傷している。
 イスラエルの IMI社は自爆機構を持つ M85 を開発していたが、イスラエルは M77 を買い続けた。
2006.12 Jane's Missiles & Rockets Hizbullah uses UAVs as missiles <0703-120027>
 Hizbullah が UAV に偵察機器と共に10kgの弾頭を搭載してイスラエルを攻撃しようとした。 使用されたの は航続距離150kmの Ababil で、イスラエル空軍の F-16 が Python 5 AAM で撃墜 した。
 Ababil は搭載能力45kgで、偵察機器のほかに10kgの弾頭を搭載でき300km/hで飛行する。
2006.11.27 Aviation Week & ST Doubt <0624-112701>
 米電子企業筋によると、レバノン戦争でヒズボラとイランはイスラエル軍に効果的な情報戦、心理戦を仕掛け、 多大の効果を上げている。 イスラム軍事勢力は兵士用携帯無線機を鹵獲したりして、軍指揮通信系統及び携帯電話を傍受分析したり暗 号の解読等することにより、イスラエル軍だけでなく米軍にも無線が傍受されているという懸念をいだかせた。
 またヒズボラは、米軍の SINCGARS に対しても傍受解読に成功したと宣言しており、真偽はともかく米軍の懸念材料となっている。
 イランはまた、携帯電話や無線の傍受方法をイラク反政府勢力に伝授しているとみられる。
2006.11.15 Jane's Defence Weekly IMI pushed Delilah to European nevies <0623-111508>
 イスラエル空軍が、7〜8月のレバノン侵攻作戦で初めて Delilah を実戦使用した。 Delilah は F-16D か ら発射され車両縦隊の攻撃を行った。
 IMI社は艦載 Delilah の販売活動を進めており、英国を含む欧州数ヶ国が Delilah の採用を検討している。
 ただし Delilah は専用の発射機を必要とするため、標準的な VLS からは発射できない。
(関連記事 AW&ST 2006.10.30)
2006.11.01 Yahoo 読売新聞記事

「ヒズボラ『戦力回復』宣言 ・・・」

<0622-110101>
 レバノンのヒズボラが31日テレビを通じて、ヒズボラがロケット弾33,000発を保有し、7月の対イスラエル紛 争開戦前の戦力を回復したと宣言した。 国連安保理停戦決議が目指す武装解除を断固拒む姿勢を改めて示した 。 ヒズボラは9月に20,000発以上のロケット弾を保有しているとしていた。
 ヒズボラの武器密輸を警戒するイスラエル軍は最近、ヒズボラ拠点上空への領空侵犯を繰り返し、圧力を再び強めている。
2006.10.02 Defense News Israeli missiles down armed Hizbollah UAVs <0624-100202>
 2006年夏のレバノン戦争で、イスラエル空軍機はヒズボラが進入を試みた2機の UAV を Python-5 で撃墜した。
 UAV はイラン製の Ababi で、4機を発射したが、2機は墜落、2機が南レバノンのハイファー南西海上で撃墜 された。 UAV には10〜50kgの爆発物が搭載されていたとみられ、いずれもテルアビブを目標 としていた模様である。
2006.10.02 Defense News Sensor to shooter in 1 miniute <0624-100201>
 イスラエルは今夏のレバノン侵攻作戦で、世界で初めてとなる BPLI 部隊 (Boost Phase Launch Intercept) を運用し大きな成果を得た。
 BPLI はヒズボラの移動式ロケット発射機を有無人機により24時間偵察監視し、ネットワークリンクにより直 ちに攻撃する戦法で、探知から攻撃までの最短時間は1分、約1ヶ月の戦闘で100基以上の発射 機を破壊した。
 使用した UAV は Hermes 450Sercher-2Heron-1 の3機 種で、21機を終日滞空させ、80%が情報収集、20%が攻撃任務であった。
2006.10.01 Yahoo ロイタ通信記事

「イスラエル軍、レバノンか・・・」

<0621-100101>
 イスラエル軍が1日、レバノン南部からの撤退を完了し、ヒズボラとの停戦監視をレバノン軍と国連レバノン 暫定軍 (UNIFIL) に引き継いだ。 イスラエル軍のスポークスマンは、レバノンは同国政府と国連の管理下に置かれ、ヒズボラの行動は すべてレバノンの責任となると述べた。
 7月12日にヒズボラがイスラエル兵士2人を拉致したことをきっかけに始まったこの戦闘で、レバノンでは市民を中心とする約1,200人 が、イスラエルでは兵士を主とする157人が、それぞれ死亡した。
2006.09.25 Defense News Lebanon war hastened debut of Isaraeli spy plane <0620-092515>
 イスラエル空軍は、 Shabit を計画より数ヶ月早くレバノン戦で運用を開始した。  Shabit は Gulfstream 550 に長距離センサと通信傍受システムを搭載、高度50,000呎を飛行し、イスラエル上空から 周辺国の情報収集ができる。
 G550 2番機は9月19日に同国に到着予定で、Eitan と命名、E-2C の後継となる AEW&C 機として EL/W2085 レーダ等各種センサ及び機材を組み込み、2007年秋に IOC を予定する。
2006.09.13 Jane's Defence Weekly Questions remain over IDF's use of armed UAVs <0619-091305>
= イスラエルがレバノン侵攻作戦で使用している UAV に関する記事 =
Hermes 450
Mahatz 1
 Mahatz 1 (Heron 1) はイスラエル軍名が Shovalで、Searcher Mk 1/2 の後継として2005年に調達 された。 250kgの搭載能力を持ち、EL/M-2055 SAR も搭載できる。
Skylite B
 Skylite B は荒天下でも使用でき12kmの行動半径を持つ mini UAV でカタパルトで発進し、90分の滞空能力と2,000呎の上昇限度性能 を持つ。
Sktlark
2006.09 Jane's Missiles & Rockets Hizvullah's blitz: a new kind of war <0618-090016>
= Hizvullah によるロケット弾攻撃の状況に関する記事 =
 7月25日までに Hizvullah はイスラエルに対して、1,100発のロケット弾攻撃を行った。 1日平均100発にな る。
 Hizvullah は12,000発のロケット弾を保有していると見られるが、そのうち10,000発は107mmと122mmの Katyusha である。 イラン製で重量3.5t、全長17m、胴径61cm、弾頭重量600kg、射程200km以上の Zelzal-2 を30〜 100発保有している模様であるが、移動しているのは確認されているもののまだ発射されていない。
2006.09 Jane's Missiles & Rockets Israeli cities face extended range artillery rocket fire <0618-090014>
 イスラエルに対する Hizbullah のロケット弾攻撃は、当初は射程20kmのロシア製 Grad 級122mmロケット(いわゆる Katyushas )が 使われていたが、その後長射程化し、7月13日の Haifa、15日の Tiberias に対する攻撃では、少なくとも射程35km のロケットが使われた。
┏━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┓
┃    ┃ Grad ┃ Fajr-3 ┃ Fajr-5 ┃ BM-27 ┃
┣━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃生 産 国┃ 旧ソ連 ┃ イラン ┃ イラン ┃ シリア ┃
┃胴  径┃ 120mm ┃ 240mm ┃ 333mm ┃ 220mm ┃
┃発射重量┃    ┃ 407kg ┃    ┃    ┃
┃弾頭重量┃    ┃  90kg ┃ 100kb ┃ 175kg ┃
┃最大射程┃ 20km ┃ 43km ┃ 75km ┃ 35km ┃
┗━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┛
2006.09 Jane's Missiles & Rockets Ground-launched C802 missile hits Israeli Warship <0618-090011>
 7月14日にレバノン沖16kmで行動中のイスラエル海軍 Eilat (Saar 5) 級コルベット艦 Hanit が対艦 ミサイルの攻撃を受けた。 第一報 (毎日 2006.07.15) では爆薬を搭載した UAV が突入したと伝えられていた。 二発目の対艦ミサイルは沖合60kmを航行中のカンボジア船籍の商船に命 中した。
 使用されたのは、ロケット推進の YJ-82 (C802) 輸出仕様としてター ボジェットに代えた中国製で、中国名 YJ-85 と見られる。 右図の中国製自走発射機は C802 3発の搭 載が可能である。
 イランは Noor と言う名称で C802 のライセンス生産を行っており、C802 の射程が120kmであるのに対して Noor の射程は200kmになっている。
2006.08.21 Aviation Week & ST Lebanon intermission <0618-082106>
 レバノン停戦後、ヒズボラは武器回収に応じず、逆にイランやシリア等からの物資補給を 継続的に行っており、イラン製の Fair-3 ロケットや射程210kmの Zilzal-2 など、多種多量の兵器を保有していると見られている。
 イスラエル軍は1ヶ月に海軍による2,500目標の攻撃を含む7,000目標を攻撃した。 空軍は10,00回以上の戦闘任務飛行を行った。  UAV によるミサイル攻撃も行われているが細部は明らかにされていない。
2006.08.16 Jane's Defence Weekly Israel shoots down Hizbullah UAV <0617-081602>
 Hizbullah がイラン製の Ababil UAV を使用してイスラエル中央部の偵察を行っている。 この UAV は Hizbullah で Mirsad-1 と呼ばれているが、3回目の飛行ではイスラエル空軍の F-16C によ り撃墜された。 Mirsad-1 は2004年11月と2005年4月にもイスラエル領内を飛行している。
(関連記事 DN 2005.04.18)
 Ababil は実用行動半径150km、上昇限度14,000呎、最大速度300km/sで45kgの搭載能力 を持つ。
2006.08.16 Jane's Defence Weekly Iran 'supplied Zelzal-2 rockets to Hizbullah' <0617-081601>
 イランの高官が8月3日に、射程250kmで600kgの弾頭を搭載する Zelzal-2 が、既に Hizbullah に引き渡され ていることを明らかにした。
 Hizbullah はイラン製の Grad シリーズの122mmロケット弾を使用しているが、それに加えてシリア製で 射程45kmの Raad 220mmロケット弾や、同じくシリア製でイスラエルが C302 と呼んでいる射 程100kmの Khaibar-1 302mmロケット弾を使用している。
(関連記事 JDW 2006.08.09)
2006.08.14 Aviation Week & ST The Iranian connection <0617-081401>
 米軍及び IDF 情報当局は、イランが数百人規模の軍事支援要員をレバノンに派遣し 、ヒズボラの対艦、対戦車ミサイル、UAV の操作訓練や戦闘支援を行っているとみている。 具体的な証拠は確認されていないが、8月9日 の戦闘で、イラン革命防衛隊の兵士が死亡したとの文書が発見された。
 また、コルベット艦 Hanit が C-802 の攻撃を受け大破した事例、ヒズボラの記章を付けた UAV を F-16 が撃墜した事例などにイラン軍兵士が直接関わっているとみられる。 ヒズボラはテルアビブを直接攻撃できると発表したが、射 程210kmのイラン製 Zelzal-2 を使用する公算が高い。
 イスラエルにはこれまでに3,500発のロケット弾が打ち込まれたが、現在1万発以上、発射機 1,000台以上を保有していると見積もられている。 空軍は約300台の発射機を破壊している。
2006.08.14 Yahoo 時事通信記事

「きょう停戦決議発効、イスラ・・・」

<0616-081401>
 イスラエル政府は13日、ヒズボラとの戦闘停止を求めた国連安保理決議受け入れを決定した。 決議はグリニッジ標準時14日午前5時に 発効する。
 決議発効の直前にして現地では激しい戦闘が続き、ヒズボラのロケット弾攻撃では、この日だけで少なくとも250発の 着弾が確認された。
2006.08.13 Yahoo 産経新聞記事

「米国務長官、国連安保理決・・・」

<0621-081399>
 ライス米国務長官が11日、国連安全保障理事会で停戦決議が採択されたことについて、最初の第一歩ではあるがよい一歩だと述べ、全 会一致による採択の意義を強調した。
 米政府は当初、イスラエルの立場を擁護し、即時停戦は問題解決にはつながらないと主張してきた。
2006.08.09 Jane's Defence Weekly Iran answers Hizbullah call for SAM systems <0617-080904>
 ヒズボラがイランに対し、更に高性能ミサイルの提供を要求している。 イランはイラン製 C-802/YJ-2 である Noor や、中国製の QW-1 MANPADS を提供し ているが、ロシア製 Igla-1E (SA-16) などの SAM を提供しようとしている。
 ヒズボラは1日平均100発の 122mm Grad 級 Katyusha ロケット弾をイスラエルに撃ち込んでおり、8月3日には 230発を記録しているが、更に以下のようなロケット弾を入手する可能性がある。
 ・シリア製 220mm Raad:射程45km、弾頭50kg
 ・シリア製 302mm Khiabar-1:射程90〜100km、弾頭100kg
 ・イラン製 240mm Fajr-3:射程50km
 ・イラン製 Fajr-5:射程70km
 ・イラン製 Zelzal-1:射程120km、弾頭600kg
 ・イラン製 Zelzal-2:射程200km、弾頭600kg
 ・イラン製 Zelzal-3:射程400km、弾頭600kg
【註:】
 2006.07.17 の Yahoo(読売)で、「ヒズボラがハイファを攻撃した際に、イラン製 Raad ミサイルを使った」との記事は、射程350kmのイラン製 ASCM 'Raad' と同名のシリア製 'Raad' であった模様である。
2006.08.07 Aviation Week & ST Harsh trajectories <0617-080704>
 イスラエル空軍はヒズボラの拠点及びロケット攻撃に対処するため、最新の精密誘導兵器を多用しているが、効果はあがっていない。
 ヒズボラは少なくとも4種類の無誘導ロケットを使用しており、イラン製の Zelzal-2 (射程210km) 以外、その多くはシリアから流入していると見られる。
 イスラエルは UAV を多用し標的を捜索、F-15 や F-16 により Spice やレーザ及び GPS 誘導爆弾攻撃を実 施している。 航空攻撃の50%以上は夜間に行われている。
2006.08.06 Yahoo 産経新聞記事

「イスラエル、空爆36時間で ・・・」

<0616-080601>
 イスラエル軍は5日、レバノン各地での空爆を強め、前日からの36時間で空爆回数が160上にのぼった。 一方、ヒズボラも4日から5日に かけて、イスラエル北部一帯にロケット弾約260発を撃ち込むなど激しく応戦した。
 ヒズボラは4日、190発ものロケット弾をイスラエル北部に撃ち込み、うち1発は国境からこれまでで最も遠い約80km 先のハデラに着弾した。 5日には約70発をイスラエル北部一帯に発射するなど反撃を続けている。
2006.08.03 Yahoo 毎日新聞記事

「ヒズボラがロケット攻撃、最・・・」

<0616-080303>
 ヒズボラが2日、イスラエル北部に230発以上のロケット弾を撃ち込み、7月の戦闘開始以来1日当たり最多の発 射数を記録した。
 イスラエル軍部隊は1万人規模に膨れあがり、各地で激しい空爆が繰り返されたが、ヒズボラはなお一定の勢力を保ち、頑強に抵抗して いる。
2006.08.02 Jane's Defence Weekly US expedites munitions shipment to Israel <0617-080201>
 イスラエルが7月にヒズボラに対する攻撃を開始して以来、米国はイスラエル空軍の要求に応じて精密打撃兵器の供給を急いでいる。
 対象となっているのは JDAM、AGM-114 Hellfire、100ユニットの GBU-28/B などである。 GBU-28A/B は BLU-113/B に装着される。
 GBU-28A/B は2005年4月にイスラエルへの売却が承認されている。
(関連記事 ロイタ 2005.04.27)
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Israel faces extended-range missile threat on three fronts <0617-080018>
= パレスチナ武装組織及びヒズボラのロケット攻撃能力に関する記事 =
2006.07.26 Jane's Defence Weekly Hizbullah hits Israeli corvette <0616-072611>
 Hizbullah が7月14日に、ベイルート沖16kmに停泊していたイスラエル海軍のコルベット艦 Hanit に対して、イランから供給さ れた Noor ASCM を発射し、4名が死亡、飛行甲板と操舵システムに致命的な損傷を与えた。 Noor は海岸から 二発発射され、一発は Hanit に命中し、もう一発は沖合60kmにいたカンボジアの商船 を撃沈した。
 Hanit Barak 1 を装備しているため Noor には対抗できるはずであったが、Hizbullah がこの様な 装備を保有しているとの情報がなかったため対処できなかった。 Noor は中国製 C-802/YJ-2 と同じ ASCM である。
【註:】
 「ヒズボラが16日、ハイファを攻撃した際に、イラン製 Raad ミサイルを使った」との報道( 読売 2006.07.17)は、Raad ではなく Noor であったことが分かった。 Noor の射程が C-802/YJ-2 と同じであれば、報じられた様 な40kmではなく120kmである。
2006.07.24 Aviation Week & ST Holes in the net <0616-072404>
 イスラエルはレバノン南部への侵攻を続けているが、ヒズボラの抵抗は頑強であり、特にイランから入手したとみられる最新兵器に手 を焼いている。 これまでに確認されたのは C-802、Styx、Silkworm 及び SA-18 であるが、 Shahab 3 が運び込まれる懸念もある。
 イスラエルや米国が現在最も恐れているのは、高々度での核爆発による EMP で通信指揮統制機能が壊滅する ことである。
2006.07.17 Yahoo 読売新聞記事

ヒズボラにイランがミサイル・・・」

<0615-071701>
 ヒズボラが16日、ハイファを攻撃した際に、イラン製 Raad ミサイルを使ったとの 声明を発表した。 同ミサイルはこれまで対イスラエル攻撃に使われたカチューシャロケット砲より射程が長く、命中精度も高い。
 イスラエル軍によると、Raad は射程40km以上で、ハイファでは一部が列車の操車場に着弾した。
【註:】
 イランの Raad とは Silkworm の機体にターボジェットエンジンを搭載して射程を350km以上に延伸したアク ティブレーダーシーカーと500kgの通常弾頭を装備する対艦巡航ミサイルで、適当な終末誘導装置を取り付けれ ば陸上攻撃用にも改修が可能であると言われている。 射程40kmとしたイスラエル軍見解の意味は不明。
 もしヒズボラがこの Raad を発射したのが事実とすれば、非正規軍が巡航ミサイルを使用した初のケースとな る。
( Raad 関連記事 JMR 2004.03)
2006.07.15 Yahoo 毎日新聞記事

「ベイルート沖のイスラエル軍・・・」

<0615-071501>
 レバノンからの情報によると、ヒズボラが14日夜、ベイルート沖で海上封鎖を行っていたイスラエル軍艦船に爆弾を 搭載した無人機を突入させ、大きな被害を与えた模様だ。
 地元メディアによると、イスラエル軍艦船が14日夜、ベイルート沖約16kmの地点で無人機の攻撃を受けた。  ヘリコプターの発着地付近から出火、数時間にわたって燃え続けイスラエル側へ引き返した。