ISIL に対する作戦に関する報道

2015年ロシア軍参戦以降

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2016.10.22 Yahoo 毎日新聞記事

「国連報告書 シリア化学兵器、新たに使用確認」

<1611-102204>
 ロイタ通信によると、国連と化学兵器禁止機関(
OPCW)が21日に安保理に提出した第4回共同調査報告書で、シリア政府 軍による化学兵器使用新たに1件確認された。 政府軍の化学兵器使用が確認されたのは3件目で、 2015年3月16日に北部イドリブ県で塩素ガスを使用したという。
 8月に公開された第3回報告書は、政府軍が2014年4月と2015年3月にイドリブ県の別の場所で塩素ガスを使用したほか、ISILが2015年8月 に北部アレッポ県でマスタードガスを使用したことも確認した。
2016.10.18 NHKニュース モスル奪還作戦 イラク軍が成果強調 さらに進撃の構え <1611-101802>
 イラク政府が17日に米軍などの空爆による支援を受けながらモスルの奪還作戦を開始したが、現地部隊の幹部は地上 部隊の作戦でモスルの周辺の11の村を解放したと明らかにした。
 また、クルド軍もモスルの東にある9つの村を包囲して
ISILの戦闘員たちを封じ込める 作戦を続けているという。
2016.10.17 Yahoo ロイタ通信記事

「敗走続くイスラム国、シリアで『最終決戦の地』失う」

<1611-101704>
 トルコが支援するシリア反体制派が16日、シリアの都市ダビクを
ISIL から奪還したと発表した。
 ダビクはムハンマドの言行録ハディースの中で、イスラム教徒と不信心者の最終決戦の地と位置付けられ、ISILは英文広報誌の名称してきた。
2016.10.17 Yahoo 時事通信記事

「モスル奪還作戦へ参加表明=訓練兵3000人が戦闘―トルコ」

<1611-101703>
 トルコのメディアによると、エルドアン大統領が17日、
ISILのイラクでの最大拠点で あるモスルの奪還作戦について、イラク政府に認められなくてもトルコ軍も参加する意向を示した。 トルコ政府とイ ラク政府は、モスル近郊のバシカ基地におけるトルコ軍の駐留をめぐり対立が続いていた。
 トルコのクルトゥルムシュ副首相は今回の作戦に関し、トルコ軍が訓練した地元兵3,000名が参加していると明かした。
2016.10.17 Yahoo AP通信記事

「イラク軍・クルド人部隊、IS支配下『モスル』奪還へ作戦開始」

<1611-101702>
 イラク政府が17日、
ISILが支配するモスルを奪還する作戦を開始したことから、ISIL はクルド軍とイラク軍に挟撃される形勢となっている。
 モスルにはISILの戦闘員6,000名が所在しているのに対し、モスル北部にはクルド軍、南部にイラ ク軍4,5000名が展開している。
2016.10.17 Yahoo 時事通信記事

「IS 最大拠点の奪還作戦開始=北部モスル、首相が宣言―イラク」

<1611-101701>
 イラクのアバディ首相が17日、
ISILが支配する同国第2の都市、北部モスルの奪還作戦を開始したと宣言した。
 イラク軍などはこれまで、奪還作戦開始に向け、モスルの周辺でISILの掃討作戦を進めてきた。
2016.10.15 Stars & Stripes Turkey-backed forces attack Islamic State stronghold in Syria <1611-101505>
 トルコ軍の航空支援に支えられたシリアの反政府勢力が、
ISILが確保している Dabiqへの攻勢を開始した。 シリア人権監視団によると大量の砲弾を撃ち込んでいるという。
 トルコのエルドアン大統領は、我々はJarabuls、次いでal-Raiを攻略しており、次はDabiqだとしたうえで、テロ リストから5,000㎢に及ぶ地域を奪還し安全地帯とすると宣言した。
2016.10.13 Yahoo 産経新聞記事

「IS ついにドローン攻撃、仏軍兵士ら4人が死傷 偵察利用から進化、爆弾を搭載」

<1611-101306>
 米国防総省などが12日、
ISIL小型の民生用UAVを改造して爆弾を搭載し、イラクで 攻撃を開始したことを明らかにした。
 ISILはこれまでイラクとシリアでUAVを偵察に使用してきたが、攻撃に使用されたのは初めてとみられ、米国が主導する有志連合軍は警戒を 強めている。
2016.10.09 Military Times U.S. forces increasing Iraq footprint ahead of Mosul operation <1611-100903>
 モスル奪還に向け米軍の増強が続いている。 最近600名近くがモスル南方30哩のQayara航空基地 に展開し、派遣部隊数が6,000名近くにのぼっている。 派遣地上軍は数百名の特殊部隊のほか、テネシー州ナッシュビルからの 第101空挺師団がイラク軍のアドバイザとして任務に就いている。
 またモスル奪還作戦ではラマディ、ファルージャ奪還の場合と違いApacheヘリも参加する。
2016.10.07 Yahoo ロイタ通信記事

「シリア政府軍アレッポ東部を包囲、反政府勢力抵抗続く」

<1611-100704>
 英国に拠点を置くNGO組織「シリア人権監視団」によると、シリア政府軍が10月6日、反政府武装勢力が支配する同国北部最大の都市 アレッポ東部に進撃し、主要拠点の半分を制圧した。
 アレッポのバスタン・アル・バシャ地区で激しい戦闘が行われていると同監視団は伝えており、シリア政府も声明で政府軍部隊が同地区に進出したと発表したが、反政 府側はこれを否定している。
2016.10.07 Yahoo 時事通信記事

「アレッポ撤退まで作戦継続=反体制派は過激派と一体―シリア大統領」

<1611-100702>
 国営シリア・アラブ通信が6日、デンマークTVのインタビューに応じたアサド大統領の会見記録を公開した。 大統 領はアレッポの反体制派支配地域での作戦について、反体制派がアレッポから撤退するまで続ける 。ほかに選択肢はないと強調した。
 大統領は反体制派について、穏健派が存在するというのは虚構だと指摘し、アルカイダ系のシリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)などの過激派と「根は同じ」と主張し、 一体化していると訴えた。
2016.10.01 NHKニュース イラク クルド自治政府にモスル奪還で協力要請 <1611-100101>
 イラクのアバディ首相が9月29日、バグダッドでクルド自治政府のバルザニ議長と会談し、イラク第2の都市で一昨年 6月から
ISILの支配下に置かれているモスルの奪還作戦への協力を求めた。
2016.09.30 Stars & Stripes French military bolsters Iraq presence for Mosul offensive <1610-093007>
 仏海軍の空母Charles de Gaulleは今週、整備のために戦域を離れたが、フランスモスル奪還作戦に向け 空爆を強化しており、先週だけでも32ソティーの空爆を実施している。
2016.09.29 Military Times U.S. sending 615 new troops to Iraq <1610-092901>
 カーター米国防長官が28日、モスル攻略に向けた米軍の最終増派が行われるとの発言を認め、615名の米軍が追加派遣 され2~3週間以内に現地米軍と合流することを明らかにした。 9月上旬にも400名が派遣されており、駐イラク米軍は5,362名にのぼることになる。
2016.09.27 Yahoo 時事通信記事

「シリア軍、地上作戦本格化=アレッポ中心部で進撃」

<1610-092703>
 シリアのアサド政権軍が27日、北部アレッポ中心部の旧市街付近に進撃した。 国営シリア・アラブ通信が、軍が 反体制派支配地域の一部を制圧したと報じ、在英のシリア人権監視団も、政権側が旧市街で部隊を前進させているとし ている。
 政権軍筋はAFP通信に対し、世界遺産のアレッポ城の北西に位置する地区を奪還し、引き続き同地区で爆発物の除去作業を行っていると語った。 政権軍はアレッポで 攻勢をさらに強めており、抵抗を続ける反体制派の一掃に向けた地上作戦を本格化させた。
 ロイタ通信によれば、軍は中心部以外でも部隊を進め、反体制派との間で衝突が起きている。 地上部隊にはイランやイラク、 レバノン親アサド派武装勢力も参加しているとされ、政権側は総力戦を展開する構えである。
2016.09.22 Inside Defense Congress approves Air Force request to boost FY-16 SDB I spending by 80 percent <1610-092208>
 米議会が空軍から要請されたFY16における
SDB-Ⅰの調達費を$69Mから$124Mへ 80%増額する要求を承認した。
 シリアやイラクでの精密打撃兵器の使用予想を上回る速度で進んだため、追加予算はその射耗補充 にあてられる。
2016.09.22 Stars & Stripes Pentagon considers additional 500 troops for Iraq <1610-092207>
 米国防総省高官が、モスル奪還作戦のため更に500名の米軍をイラクへ追加派遣するとのWall Street Journalの報道を認めた。 この追加派遣で、現在4,647名のイラク派遣米軍は5,147名になる。
【前回の増派に関する記事:1610-090803 (S&S 2016.09.08)】
 米統参議長は今週、モスル奪還作戦は10月に行われると述べている。
2016.09.22 Yahoo 時事通信記事

「IS、化学兵器使用か=イラク軍基地に攻撃―米」

<1610-092202>
 米国防当局者が21日、
ISILがイラク北部モスル近郊で20日に、米軍も駐留しているイラク空軍 基地に向け化学兵器を使用した可能性があることを明らかにした。
 使用したのはロケット弾か迫撃砲とみられ、最初の検査でマスタード剤が検出されたが負傷者は出ていないという。
2016.09.21 Yahoo 時事通信記事

「シリア反体制派南進へ=トルコが支援、『安全地帯』拡大」

<1610-092106>
 ロイタ通信などによると、トルコのエルドアン大統領が19日、シリア北部トルコ軍が支援しているシリア反体制派 武装組織「自由シリア軍」
ISILの支配下にあるバーブへ向けて南進するだろうと述べた。
 トルコ軍は8月下旬に国境地帯からISILやクルド人勢力を排除する目的で、シリア北部への越境作戦を開始した。 エルドアン大統領は、これまでに900㎢の地域から テロ組織を排除し安全地帯の一部としており、これを5,000㎢にまで拡大するかもしれないと語った。
2016.09.17 Military Times U.S. rejects claims that jihadis expelled American troops from Syrian town <1610-091701>
 米国防総省当局者が17日、シリアのイスラム過激派がトルコ軍と米軍をAl Ra'iから撤退させたとの報道を否定した。 報道機関に寄せられ たビデオには、米特殊部隊員を載せたピックアップトラックの車列に対し、銃を肩にした戦闘員が「アメリカに死を」と叫んでいる光景が映されている。
当該ビデオ映像(YouYube から)】
 またビデオには、米特殊部隊員がトルコ軍の戦車に騎乗しているのも映されている。 その前日16日には、複数の小規模米軍部隊がトルコ 軍と行動していることが報じられている。
2016.09.14 Jane's Defence Weekly Syrian government forces retake key area in Aleppo <1610-091405>
 シリア政府軍とその同盟軍が9月4日、アレッポ市街の南西郊外を反政府勢力から奪還した。
 政府軍は7月31日に攻勢を開始し、8月6日にはAl-Ramusahにある軍学校群を確保し、今回はそこを足がかりにして市中への攻撃を行った。
2016.09.08 Stars & Stripes US sends more troops to Iraq to prepare for Mosul battle <1610-090803>
 米国防総省が8日、モスル奪還作戦支援のため約500名の部隊を先週イラクに派遣したと 発表した。 これによりイラクに派遣された米軍は、それまでの4,000名から4,460名になった。
2016.09.07 朝日新聞

インターネット

シリアで塩素ガス弾投下か 120人以上搬送、1人死亡 <1610-090704>
 朝日新聞の電話取材にシリア第2の都市アレッポの住民複数が、6日にヘリコプタから塩素ガス弾 とみられるものが投下され、子供を含む120人以上が病院で手当てを受け、1人が死亡したと証言した。 地 元反体制派の関係者は、ヘリで攻撃できるのはアサド政権軍だけだと指摘し、反体制派の統一組織「シリア国民連合」幹部は朝日新聞の取材に対し7日、国連に調査を 要請する考えを明らかにした。
 この地域は反体制派が掌握しており、反体制派はアサド政権軍の攻撃だと非難しているが、衛星TV局アルジャジーラによると政権側は否定している。
2016.09.05 Yahoo 時事通信記事

「トルコ国境の支配地喪失か=IS」

<1610-090501>
 在英の反アサド政権団体「シリア人権監視団」が、トルコ軍とシリア反体制派が4日、
ISIL トルコ国境沿いの最後の支配地を制圧したもようだと発表した。
 監視団は、ISILはシリア北部の要衝ライとユーフラテス川の支流サジュル川に挟まれた一帯の村々を奪われ、シリア国外へ通じる道を失った と述べている。
2016.09.04 Stars & Stripes Syrian troops advance in Aleppo, try to impose siege <1610-090402>
 シリア政府軍は先月にアレッポの南にある軍学校群反政府勢力に奪取 されたため、空爆の支援の元にその奪還作戦を進めており、シリア国営通信社SANAは機甲学校を奪還したと報じている。 これは在英 のシリア人権監視団も認めている。
 またシリアへ数千名規模の部隊を送り込んでいるヒズボラAl-Manar TVも、政府軍が砲兵学校に迫っていると報じている。
2016.09.03 Stars & Stripes Turkish tanks cross into Syria in 'new phase' against Islamic State <1610-090308>
 トルコの民間通信社であるDogan News Agency社が、少なくとも20両の
MBTと5両のAPC が、トルコのElbeyliからシリアで反政府勢力が確保しているal-Raiに入ったと報じた。 一方トルコが支援しているシリアの反政府勢力の報 道官は、MBT 30両と100名の部隊がシリアに入ったと している。
 一時期ISILはトルコとの国境数百哩を支配していたが、現在支配しているのは21km に過ぎなくなっている。
2016.08.28 Yahoo 時事通信記事

「首都郊外から撤退=シリア反体制派」

<1609-082802>
 在英のシリア人権監視団などによると、ダマスカス郊外のダラヤで抵抗を続けてきたシリアの反体制派が、26日か ら27日にかけ同地から撤退し、反体制派の支配下にあるシリア北西部イドリブに移動した。
 ダラヤは2012年以降、アサド政権の部隊に包囲され、食料や医薬品の不足など人道危機が深刻化しているため、反体制派は戦闘員を撤退させることで25日に政権側と 合意した。
2016.08.28 Yahoo 時事通信記事

「シリアでクルド勢力空爆か=武器庫や拠点攻撃―トルコ軍」

<1609-082801>
 AFP通信などによると、トルコ軍が27日にシリア北部ジャラブルスの南にある「テロ組織」の武 器庫や拠点に攻撃を加えた。 詳細は不明だが、トルコ政府が敵視しているシリアのクルド人勢力に対するものとみられる。
 シリアのクルド人勢力を中心とするシリア民主軍(
SDF)関連組織は、トルコ軍の戦闘機が今朝、ジャラブルスの 南のわれわれの拠点を空爆したと述べ、この攻撃で新たな紛争期間が始まったと反発した。
 一方、シリアの対トルコ国境付近で、クルド人勢力と共闘するアラブ人戦闘員とトルコ軍の戦車が衝突したとの情 報もある。
2016.08.27 Military Times Kurdish-led Syria forces face off with Turkish-backed rebels <1609-082702>
 トルコ軍が戦車と空爆で支援するトルコ寄りのシリア反政府勢力が、シリア北東部でクルド軍と 衝突した。
 トルコは27日夜の公式発表で、トルコ兵1名がジャラブルス周辺でクルド軍のロケット弾攻撃で死亡し、3名が負傷 したと発表した。 シリア国内でのトルコ兵の戦死はこれが初めてである。
2016.08.27 Yahoo 産経新聞記事

「トルコがクルド勢力砲撃 シリア北部で部隊前進の動き 南東部では爆弾テロ」

<1609-082701>
 シリア北部のジャラブルス周辺で作戦を展開するトルコ軍が25日、シリアのクルド人勢力「民主連 合党(
PYD)」の民兵部隊を砲撃した。 トルコによるシリアのクルド勢力への攻撃は作戦発動後では初めて で、ISILを国境地帯から排除すると同時に、クルド勢力の伸長阻止を作戦の目的に掲げるトルコが、その実現に 向けた意思を示した。
 トルコのイシク国防相は25日、クルド勢力がシリア北部を流れるユーフラテス川の東側に 部隊を後退させなければ介入を受けることになると警告し、26日には戦車部隊を追加派遣した。 トルコのメディア によると、25日の砲撃はPYD側が部隊を前進させる動きをみせたために実施されたという。
2016.08.24 Jane's Defence Weekly Russian bomber strike from Iran <1610-082401>
 ロシア国防省が8月16日、この日早朝にシリアでの任務に就くTu-22M3とSu-34 4機が、イランの Hamadan航空基地を離陸したと発表した。
 Airbus社の衛星が18日にHamadanを撮影した写真には、Su-34 4機とIl-76 2機が写っていた。
2016.08.24 Yahoo 時事通信記事
「IS拠点付近の村制圧=シリア反体制派」
<1609-082409>
 トルコのメディアによると、シリア反体制派武装組織「自由シリア軍」が24日、
ISIL が支配する北部ジャラブルス中心部から5kmの村を制圧した。
2016.08.24 Yahoo 時事通信記事
「IS制圧作戦、短期間で終了へ=トルコ内相」
<1609-082408>
 AFP通信によると、トルコのアラ内相は24日にシリア北部ジャラブルスでの
ISIL制圧作戦について、 短期間で終わるとの見通しを示した。
2016.08.24 Yahoo 時事通信記事

トルコ軍、シリア侵入=IS 駆逐へ戦車越境―北部の町を制圧か

<1609-082407>
 トルコ軍が24日、米軍主導の有志連合と共に
ISILの支配下にあるシリア北部ジャラブルスの 制圧作戦を開始した。 アナトリア通信などによると、トルコ軍は空爆や越境砲撃に加え、シリア領内に戦車を侵攻 させて本格的に軍事介入した。 トルコの支援を受けるシリア反体制派はインターネット上に声明を出し、 ジャラブルスはISILから完全に解放されたと述べた。
 ジャラブルスは、ISILがシリアで有していた唯一の対トルコ国境沿いの拠点であることから、制圧に成功すればISILの孤立化を一段と進め、大きな打撃を与えたこと になる。
 一方エルドアン大統領は作戦について、ISILやクルド民主連合党(PYD)に対するものだと述べ、シリア北部で伸長するクルド人勢力への敵 対心を表した。
2016.08.23 Yahoo 時事通信記事

「シリア北部を砲撃=トルコ」

<301.pdf>1609-082301>
 トルコのテレビが一斉に、トルコ軍が22日に
ISILやシリアのクルド人組織「クルド民主連合党 (PYD)」の拠点を狙い、シリア北部を砲撃したと報じた。
 砲撃はトルコ領内から行われ、ISIL支配地の町ジャラブルスや、シリアのクルド軍を主体とするシリア民主軍(SDF )が今月ISILから奪回したばかりの要衝マンビジ一帯が目標になった。
2016.08.22 Military Times Pentagon warns Syria not to fly over U.S. and partner forces <207.pdf>1609-082207>
 米国が22日、今までの方針を変えてシリア上空に実質的な飛行禁止空域を設定した。
 国防省広報官はこれを飛行禁止空域ではないとしているものの、シリア国内で米軍及び米軍主導の有志国連合が行動する地域上空でのシリア軍機の飛行を禁止した。
2016.08.22 Yahoo 毎日新聞記事

「シリア・ハサカ衝突 クルド、政権側に投降勧告」

<207.pdf>1609-082207>
 クルド人民兵組織
YPGが21日、アサド政権との衝突が続くシリア北東部ハサカで、 政権側部隊に投降を勧告した。 政権側メディアはロシアの仲介で双方が停戦に合意したと報じたがYPGは22日も攻撃を続けており、 ハサカ全域を制圧する構えである。
 クルド系メディアによると、YPGは21日にハサカ南部の政権側支配地域を包囲し、更に増援部隊がハサカに向かっており、投降すれば敬意を持って処遇すると文書や 拡声機で政権側民兵らに呼びかけた。
 YPGは米軍主導の有志国連合と連携してISILとの戦闘に集中してきたが、ISILの脅威が減退 したことを受け、政権側支配地域の制圧に乗り出した可能性がある。
2016.08.20 産経新聞

インターネット

政府軍がクルド人勢力支配地を空爆、地上戦も 市民23人が死亡 <1609-082002>
 シリア政府軍19日、クルド軍が大部分を支配するシリア北東部ハサカを空爆しった。 空爆 は18日に続き2日目で、双方の地上部隊による衝突もあり、シリア人権監視団によると、これまでに23人の民間人が犠牲になった。 米国防総省によると、米軍機が18日に 地上にいる米兵らの保護のため緊急発進した。
 シリア内戦で、クルド人勢力は反体制派と一線を画しており、これまでアサド政権軍側と目立った衝突はなかったが、
ISIL掃討作戦で米軍 などと協力し勢力を拡大しているため、アサド政権にはクルド人勢力をけん制する狙いがある。
2016.08.20 Yahoo 時事通信記事

「米軍、シリア機に緊急出動=クルド居住区空爆けん制」

<1609-082001>
 米国防総省報道部長が19日、アサド政権軍が18日に北東部ハサカのクルド人居住区を空爆した際、周辺地域でクルド 系部隊と行動する米軍事顧問団らを守るために米軍機を緊急出動させたことを明らかにした。 政権軍の空爆をけん制 するための米軍の緊急出動は初めてとみられる。
 空爆を行っていたシリアのSu-24 2機は、米機が到着する前にハサカ上空を去ったため接触はなかった。
2016.08.17 NHKニュース ロシア イラン軍基地からシリアへ初の空爆 <1609-081701>
 ロシア国防省が16日、イラン西部のハマダンにあるイラン軍の基地からTu-22M3とSu-34を出撃 させ、シリア北部のアレッポと東部のデリゾール、北西部のイドリブで空爆を行ったと発表した。 空爆では、
ISILヌスラ戦線から名前を変更した武装組織の弾薬庫などを破壊したという。 ロシアの複数のメディアによると、シリアへの空爆でロシア軍が イラン軍の基地を利用するのは初めてである。
 これについてイランは、イランとロシアは戦略的に連携し施設を共有していると述べ、ロシアやシリアと連携していく考えを示した。
2016.08.07 NHKニュース シリアの IS 支配の要衝 クルド人部隊ほぼ制圧 <1609-080703>
 イギリスを拠点とするシリア人権監視団が6日、
ISILが2年余りにわたって支配してきたシリア北部でトルコ国境に近い町 マンビジを、クルド人部隊がほぼ制圧したと発表した。 マンビジはISILが首都と位置づける北部の都市ラッカとトル コとを結ぶ要衝のため、クルド部隊は、ことし5月からアメリカ主導の有志連合による空爆の支援を受けながらマンビジの奪還作戦を続けてきた。
 この町がほぼ制圧されたことでISILは、トルコから武器などを補給したり戦闘員を補充したりする ルートが断たれ、大きな打撃になるとみられ、クルド部隊がラッカを攻略する足がかりになると期待されている。
2016.08.03 Jane's Defence Weekly US plans for retaling Mosul 'on schedule', says Carter <08.pdf>1609-080308>
 カーター米国防長官が7月27日、米軍が訓練したイラク軍6個旅団クルド軍Peshmergaによるモス ル奪還作戦は、計画通り進捗していると述べた。
2016.07.27 Stars & Stripes US forces begin advising Iraqi units closer to front lines around Mosul <1608-072706>
 米当局者が、モスル攻略を控えたイラクで米陸軍が、今まで以上にイラク軍と密接した指導を行うことを明らかにし た。 その手始めとして720日、米陸軍第101空挺師団の戦闘工兵が、モスル南東の町Qayyarahで、イラク軍工兵隊が行 うチグリス川での応急架橋作戦を支援した。
 米特殊部隊はクルド軍Peshmergaへの支援を行ってきているが、Qayyarahでの作戦支援は2014 年にイラクでの指導作戦を開始して以来最大のものである。 4月にはモスル作戦でApacheや
HIMARSが参画している。
2016.07.21 Stars & Stripes US-backed Syria fighters give Islamic State 48 hours to leave town <1608-072101>
 シリアで米国が支援しているクルド人を中心とした民主シリア軍(SDF)が21日、 包囲しているトルコとの国境に近い都市Manbijの住民に対し、48時間以内の退去を勧告した。
 Manbijを失えばISILにとって、2015年7月に同じく国境の町Tal Abyadを失って以来の痛手になる。
2016.07.18 Defense News Iran deploys Hizbollah-trained Afghan sniper brigade in Syria <1608-061801>
 イスラエル情報筋が18日、イランの資金でレバノンのヒズボラから訓練を受けたアフガンのシーア派軍'Afghan Fatemiyoun Brigade'の一部が 、シリアでアサド政権支援のため
ISILとの戦闘に投入されているとの見方を明らかにした。
2016.07.17 Yahoo 時事通信記事

「反体制派北部拠点を包囲=シリア軍」

<1608-061701>
 在英のシリア人権監視団が17日、シリア政府軍が北部アレッポ反体制派支配地域と外部を 結ぶ道路を遮断し、同地域を完全に包囲したと明らかにした。 政府側は反体制派との激しい交戦の末、道路の支配権を確保したという。
 アレッポ東部には反体制派の拠点があり、攻勢を強める政権側に抵抗してきたが、物資補給が困難になれば弱体化が進む可能性が高い。
2016.06.26 Yahoo 時事通信記事

「ファルージャ全面制圧=首相が訪問、IS掃討継続強調―イラク」

<1607-062601>
 イラクの対テロ部隊の報道官が26日、
ISILファルージャから撃退し全面的に制圧したと述べた。 バグダッド に近いファルージャは2003年のイラク戦争以降、過激派の活動拠点となってきた。
 報道によると、アバディ首相はこの日ファルージャを訪問し、近くモスルにイラク国旗を掲げると訴え、引き続き掃討を進める姿勢を強調し た。
2016.06.21 Military Times U.S.-led coalition says only 1/3 of Fallujah cleared of ISIS <1607-062107>
 米国主導の有志連合軍が21日、
ISILから奪還したのはファルージャの僅か1/3で、残り の地域では以前戦闘が続いていると発表した。
2016.06.21 Yahoo 時事通信記事

「IS が政権部隊撃退=シリア北部」

<1607-062101>
 シリア政府軍が今月4日、中部ハマ県から北部ラッカ県の南西部に進撃し、
ISILが首都 と位置づけるラッカへの攻勢を強めていたがISILの抵抗は強く、その後戦況は膠着状態に陥っていて、19日以降の交戦 で政権側に少なくとも40人の死者が出たという。
 これについて在英のシリア人権監視団によると、ISILが20日にラッカ県に進攻していたアサド政権軍を撃退した。
2016.06.20 NHK イラク政府軍 モスル奪還に向け対 IS 作戦開始 <1607-062001>
 ファルージャの奪還に成功したと17日に宣言したイラク軍が、
ISIL最大拠点となっているモスル の奪還に向けて準備を開始している。 イラク国防相は、モスルの南60kmの町カイヤラを解放するため 作戦を開始すると宣言し、19日に戦車や装甲車を北上させていることを明らかにした。
 イラク軍は段階的に戦力を北部に移動させ、まずカイヤラを奪回する計画で、ここを足がかりにモスルの奪還を目指して攻勢を強めるものとみられる。
2016.06.17 Yahoo 毎日新聞記事

「イラク軍 ファルージャ庁舎制圧…IS 最大の拠点」

<1607-061703>
 BBC放送が、イラク政府軍などが17日に
ISILの支配下にあるファルージャ中心部を制圧 したと報じた。 BBCなどによると、政府軍の対テロ部隊や即応部隊などはファルージャの南方と東方から中心部に迫り、行政庁舎や公立病院のある地域を制圧して行政庁 舎にイラク国旗を掲げた。
 ファルージャはISILの最大拠点だが、政府軍は約2年半ぶりの奪還に向けて大きく前進した。
2016.06.11 Yahoo 時事通信記事

「IS、掃討戦で守勢に=資金源や戦闘員激減―米特使」

<1607-061101>
 
ISIL掃討戦有志連合の米大統領特使が10日、有志連合による掃討戦の結果、ISILの資金源や戦闘員が激減し、イ ラクやシリアで守勢に回っているとの見解を示した。
   同特使によると、ISILは外部からの資金源が断たれるとともに、石油生産量も大幅減したため戦闘員の給料は半分になり、戦闘員数も2014年12月時点の31,000人から、 25,000~19,000人に減少したという。
2016.06.10 Yahoo 時事通信記事

「仏特殊部隊、シリア北部に=対 IS 作戦を支援」

<1607-061003>
 フランス国防省当局者がAFP通信に対し9日、シリア北部で
ISILと戦うクルド軍を主力としたシ リア民主軍(SDF)の顧問として、特殊部隊を派遣したことを明らかにした。 戦闘には加わらないという。
2016.06.03 毎日新聞

インターネット

シリア 政権軍、ラッカ奪還へ地上作戦開始 <1607-060302>
 シリア国営TVが、アサド政権軍が2日、
ISILが首都と称するシリア北部ラッカ奪還に向け 、ロシア軍の空爆支援を受けた地上作戦を開始したと報じた。
 ラッカ奪還では、既にクルド軍が米軍の支援を受け、北方のテルアビヤドから地上作戦を開始しており、 アサド政権軍はラッカの南西のアシリーヤから進軍を開始した。
2016.05.31 日経新聞

インターネット

イラク軍、ファルージャ市内への進撃開始 要衝奪還目指し <1606-053103>
 イラク軍が30日、
ISILが支配するファルージャの奪還に向け同市内へ の進撃を開始した。 作戦には精鋭の対テロ部隊や地元警察が加わり、米軍主導の有志連合が空爆で支援した。 イラクからの報道によると、同国軍はファルージ ャの南部から突入し、警察当局の拠点などを制圧し、近辺では大きな煙が上がり、激しい爆発や銃撃が展開されたもようだ。
 これに対しISILは自爆攻撃などで抵抗しており、全面的な制圧には時間がかかる可能性がある。 アルジャズィーラ によると市内にとどまっている約5万人の市民を、ISILが人間の盾として利用する恐れがある。
2016.05.30 Yahoo 時事通信記事

「ファルージャに突入=奪還作戦でイラク部隊」

<1606-053003>
 イラク治安部隊が30日、
ISILの支配下にあるファルージャに突入した。
 ファルージャはバグダッドなどで続く自爆テロや各種施設襲撃でISILの司令や出撃拠点になってきたとみられ、制圧が実現すれば支配地域の縮小が続くISILに新たな打撃 を与えることになる。
2016.05.30 Yahoo 時事通信記事

「クルド部隊、モスル東方で攻勢=イラク」

<1606-053002>
 イラククルド人自治区の治安部隊Peshmergaが29日、
ISILが占領するイラク北部の要衝モスルの 東方で攻勢を開始し、5,500名の兵力で早くも幾つかの村を奪回したという。
 クルド人自治区の安全保障会議(KRSC)は声明を出し、有志連合の航空戦力支援を受け、モスル内外でISILに圧力をかけ最終攻撃に備えていくと表明した。
2016.05.27 Yahoo ロイタ通信記事

「ファルージャ奪還、市内には依然5万人のイラク市民が」

<1606-052703>
 イラク国内で最初に
ISILの手に落ちた中部の都市ファルージャ奪還作戦が始まって4日経ち、イラク軍は激しい戦 闘の末5月26日にファルージャ近郊の東に位置する補給の要衝ガルマを制圧した。
 ただ、ファルージャ近郊から退避した家族は114世帯に上るが、市内には依然として5万人前後の市民が残っていると思われる。
2016.05.25 東京新聞

インターネット

シリアで「イスラム国」が砲撃か ロシア軍のヘリや車両破壊 <1606-052501>
 米情報関連企業
Stratforが24日に衛星写真の分析分析結果として、ISILが今月中旬に ロシア軍が使用しているシリア中部ホムスのアサド政権軍基地を砲撃し、ロシア軍の攻撃ヘリ 4機や軍用車両20両が破壊されるなど大きな被害があったと発表した。
 またISIL系のニュースサイトも15日に、ロシアの攻撃ヘリ4機と軍用車両20両を砲撃で破壊したと伝えていた。
2016.05.24 Yahoo 時事通信記事

「IS『首都』制圧作戦を開始=クルド人主導部隊―シリア」

<1606-052401>
 シリアのクルド軍が主力となっている「シリア民主軍(
SDF)」が24日、 ISILが首都と位置付けるラッカの制圧作戦の開始を発表した。 クルド系メディアは、大規模部隊がラッカ北方kmの アインイッサから作戦を始めたと報じている。 米軍主導の有志連合による空爆支援を受け、まずはラッカ北方の支配を目指す。
 SDFはシリア北部や北東部の人民防衛部隊(YPG)を中心とした組織である。
2016.05.23 NHKニュース イラク IS 支配のファルージャ奪還作戦を開始 <1606-052301>
 イラクのアバディ首相が、
ISILが2年以上にわたって支配を続けるファルージャ奪還 するための作戦を開始を宣言した。
 バグダッドの西50kmに位置するファルージャはスンニ派イスラム教徒の多い地域で、ISILは国家の樹立を一方的に宣言する前の2014年1月から2年以上にわたって支配 下に置いていた。
 ファルージャではこれまで、ISILが住民を厳しく監視していわゆる「人間の盾」として利用してきたうえ、戦闘の過程で住民を殺害する可能性も指摘されていること から、イラク政府軍は、住民が避難する経路を確保しながら慎重に作戦を進めるものとみられる。
2016.05.08 産経新聞

インターネット

トルコ軍がシリア北部砲撃 IS メンバー55人殺害 <1606-050802
 トルコ軍筋が8日、シリア北部アレッポ北方に7日に砲撃を行い、
ISIL戦闘員55人を殺害したと明らかにした。 また米軍主導の有志国連合が7日、トルコ軍の砲撃に先立ってシリア北部を空爆し、ISIL戦闘員48人を殺害したとトルコ 紙などが報じた。 トルコ南部キリスに最近、シリア側からロケット弾がたびたび飛来して死傷者が出ており、トルコ軍の砲撃はその報復措置という。
 トルコ紙によると、砲撃に先立ち20名のトルコ軍部隊がシリア領内に入って攻撃対象を偵察 し、有志国連合の空爆にも協力したという。
2016.05.04 Jane's Defence Weekly Turkey boosts military presence on Syrian border <1606-050406>
 シリアからトルコののに利にと県にに打ち込まれたロケット弾等で、2016年になってからだけでも17名が死亡していることから、トルコ軍が国境の配備 を強化している。 新たに配備されたのは第5機甲旅団で、GaziantepからElbeyliに移動している。 また国境を越えた監視も強化してお り、国産のBayraktar TB2武装UAVやIAI社製Heron UAVが投入されている。 更にT-122 Sakarya 122mm
MLRAN/TPQ-36 Firefinder対砲迫レーダも配備している。
 更にトルコ軍の不足分を補うため米国がM142 HIMARS 227mm MLR 5月にトルコに搬入する。
2016.05.02 Military Times Bombing ISIS: US official shares lessons from 6 months of Airstrikes <1606-050203>
= 元カタール駐留 B-1 飛行隊長の話 =
 昨年7月から1月までカタール駐留の第37爆撃飛行隊長であったJoe中佐によると、この6ヶ月間におけるB-1Bの出撃は490ソティ ーで、5,000発を投弾している。
 この間B-1は特に、イラク北部及びアフガンで近接航空支援(
CAS)に活用され、2,000-lb JDAMの投下やJASSMの発射を行った。
【註】
 B-1Bが近接航空支援(CAS)を行ったということは以外である。 またCASで2,000-lb JDAMやJASSM CMが使われたとは考えにくい。
2016.04.27 Jane's Defence Weekly Russia closes one of two runways at Syrian airbase <1606-042701>
 ロシアが使用しているシリアのHumaymim航空基地で、2本ある滑走路の1本が閉鎖された模様 である。
 滑走路閉鎖は3月29日と4月7日の間に行われた様で、滑走路の両端に閉鎖を示す×マークが書かれている。
2016.04.26 Military Times Turkish official: U.S. deploying rocket launchers near Syria <1605-042603>
 
ISILと戦う米軍の副司令官であるGersten少将が26日、シリアとの国境に近いトルコ南東部 にMRLを配備すると述べた。 配備される場所は明示しなかったが、ISILが首都としているラッカ攻略作戦 の支援用とみられている。
 配備されるMRLについてトルコ外相が26日、米軍のHIMARSが5月に到着すると述べた。
2016.04.26 Yahoo ロイタ通信記事

「米大統領、シリア増派を発表 欧州に防衛予算拡大呼びかけ」

<1605-042601>
 訪欧中のオバマ米大統領が25日、
ISILをはじめとする安全に対する脅威に対処するために、すべてのNATO加盟 国はGDPの2%に設定されている負担を拠出する必要があると、防衛予算を拡大させるよう呼びかけた。
 またISIL掃討作戦への支援を強化するため、米国が250名の特殊部隊の兵士をシリアに追加派兵すると表明した。 シリア への派兵規模は現在の50名から6倍の300名に拡大される。
2016.04.25 Yahoo アフロ記事

「狙われる国境の町、トルコ・キリス ISから越境攻撃」

<1605-042502>
 シリアと国境を接するトルコのキリスに対して24日にロケット弾攻撃があり、少なくとも1人が死亡、多数が負傷し た。 地元の情報によると
ISILが支配するシリア領内からロケット弾が発射された。
 キリスでは18日にもISILが支配するシリア領内からロケット弾が発射され、シリアから避難していた子ども3人を含む4人のシリア人が死亡している。
2016.04.21 Defense News Finland to strengthen training mission in Iraq <1605-042102>
 フィンランドが、イラク北部のクルド地区に派遣している特殊部隊を、二倍の 100名に増強する。
 国会の承認を得た政府の計画によると、イラク北部に2016年9月まで50名を新たに派遣する。
2016.04.21 Yahoo 時事通信記事

「『かなり』残存=シリアのロシア軍―NATO 総長」

<1605-042101>
 トルコ訪問中のストルテンベルグNATO事務総長がシリア情勢について21日、ロシア軍は一部撤退を発表したにもかかわ らず、かなりの数がアサド政権を支えるためシリアに残存しているとロシアを非難した。
2016.04.20 NHKニュース トルコ軍 イラクでISメンバー30人余殺害 <1605-042001>
 トルコのアナトリア通信によると、イラク北部のモスル近郊に駐留するトルコ軍の戦車が19日、
ISIL砲撃を受けた。 この攻撃でトルコ軍兵士にけがはなかったが、報復としてISILの拠点を砲撃 し、メンバー32人を殺害した。
 トルコ軍はモスルの奪還作戦に備え、地元住民などの義勇兵を育成するとしてこの地域に基地を設けて駐留し、これまでにもISILと交戦しているが、今回は大規模な攻撃 となった。 トルコ国内でISILよるテロなどが相次ぎ、国民の不満が高まるため強硬姿勢を示すねらいがあるとみられる。
2016.04.18 Stars & Stripes US to send Apache helicopters, more troops to help in Mosul fight <1605-041803>
 18日にバグダッドに到着したカーター米国防長官が、モスル攻略作戦を担うイラク軍第15師団を支援するため、米軍217名を 追加派遣すると述べた。 派遣部隊はイラク軍の助言、部隊防護、補給支援及び航空支援に当たる。 米高官によるとApache 8機が作戦に 参加するという。 これによりイラク派遣米軍は4,087名になり、そのほかに米国内に1,000名が待機している。
 バクダッドに駐在するOperation Inherent Resolveの報道官は、モスルには5,000名の
ISIL戦闘員がいると述べて いる。
2016.04.18 Stars & Stripes US, Iraq consider more troops to fight for Mosul <1605-041802>
 カーター米国防長官が18日にバグダッドに到着し、イラク軍のモスル攻略作戦を支援するため、米軍を追加派遣する可 能性があることを明らかにした。
 長官はこのあとアバディ首相及び国防相と会談するほか、クルド自治政府のバルザニ代表とも協議する。
2016.04.18 Yahoo 時事通信記事

「イラクに米兵200人増派=IS掃討加速へ首相と合意―米国防長官」

<1605-041801>
 カーター米国防長官がは18日にバグダッドでアバディ首相と会談し、
ISIL掃討加速に向 け、特殊部隊員を中心に米兵200名をイラクに追加派遣することで合意した。 増派にはモスル 攻略のため、イラク政府軍への支援を強化する狙いがある。
 これに伴い、米政府はイラクに常駐する米兵の人数の上限を3,870人から4,100人に引き上げる。
2016.04.17 Yahoo 時事通信記事

「イラクに米兵増派も=中東の航空拠点視察―米国防長官」

<1605-041701>
 アジア歴訪を終えたカーター米国防長官が16日、次の外遊先であるアラブ首長国連邦のアブダビに到着し、中東地域の米軍の航空拠点となって いる基地を視察した。
 長官は
ISIL掃討を加速させると重ねて強調し、イラクへの米兵増派を検討していることを明らかにした。
2016.04.14 Stars & Stripes US Marine jets deploy to Turkey for counter-Islamic State ops <1605-041402>
 EA-6Bを装備する米海兵隊の第4戦術電子戦飛行隊が、イラクとシリアでの対
ISIL戦で、 ISILが行う通信の傍受及び妨害の任に当たるためトルコのIncirlik航空基地に飛来した。
【註】
 米海兵隊でEA-6Bを装備していた最後の飛行隊が3月1日に最後の飛行を行ったと報じられていた。
【関連記事:1605-031606 (JDW 2016.03.16)】
2016.04.13 Jane's Defence Weekly Russia forward deploys new attack helicopters in Syria <1606-041301>
 Airbus社の衛星が3月31日、Ka-52 Alligator 4機Mi-28N Night Hunter 3機がホムスの東北30kmに位置するAl-Shayrat航空基地にいるのを確認した。 同基地には今までMi-24とMi-35がいるのは確認されてお り、この日も4機が駐機していた。 また同基地北方には122mm 2A18 (D-30)榴弾砲6門からなる1個中隊も確認されている。
 3月17日の報道でKa-52とMi-28NはHumaymimにいるのが初めて初めて確認されていた。
2016.04.13 NHK IS 支配地域からトルコにロケット弾 緊張高まる <1605-041301>
 トルコと接するシリアの国境地帯では
ISILと反政府勢力が激しい戦闘を繰り返しており、国境地帯に住む住民は NHKの取材に対し、町では市街戦が行われていると話している。
 一方、シリアとの国境に近いトルコ南東部のキリスでは12日、シリア側から発射されたロケット弾が町の中心部の建物 などに着弾し1人が死亡したほか、11日にもロケット弾が撃ち込まれていて、地元政府によると市民12人がけがをした。 これに対してトルコ軍が報復攻 撃を行うなど、国境地帯では緊張が高まっている。
2016.04.12 毎日新聞

インターネット

シリア アレッポ周辺に武装集団が集結 ロシア軍が発表 <1605-041202>
 ロシア軍参謀本部作戦総司令部長のルツコイ陸軍中将が11日、シリア北西部アレッポ周辺にアルカイダ系の武装集団 ヌスラ戦線9,500人規模で集結し、市街地をシリア政府軍から孤立させようとしていると発表した。
 ロシア軍はシリア政府軍に協力し、ヌスラ戦線に対する空爆を継続しているというが、アレッポへの急襲作戦は実施しないと述べ、ロシア軍による陸上からの攻撃の可 能性を否定した。
2016.04.11 AFPBB 有志連合、IS化学兵器施設を初空爆 拘束の工作員から情報入手 <1605-041101>
 米国防総省が10日、米主導の有志国連合
ISIL化学兵器施設に対する 初の空爆を実施したと発表した。 先に拘束したISIL幹部から得た情報に基づく作戦だったとしている。
 同省報道官は、ISILの化学兵器専門家とされるこの工作員の名前を明かし、同工作員からの情報に基づいて複数の空爆を成功させたとしている。
2016.04.10 Yahoo AFP=時事記事

「米空軍、対IS作戦にB52爆撃機を投入」

<1605-041001>
 米空軍が9日、シリアとイラクで行っている
ISILに対する軍事作戦を強化するため、 B-52を投入すると発表した。
 投入されるB-52は既にカタールに到着したという。
2016.04.08 毎日新聞

インターネット

シリア IS、トルコ国境で劣勢…反体制派が要衝制圧 <1605-040801>
 在英のシリア人権監視団によると、反体制派が7日にトルコ国境付近で
ISILを攻撃し、北部の要衝ライをほぼ制圧したと発表した。 ISILはトルコ国境地帯で反体制派軍 とクルド軍に挟撃されている。 反体制派は2月以降、アレッポ県北東部のトルコ国境沿いでISILへの攻勢を強め、1ヵ月間で20km東進して6日にはライの国境検問所 も掌握した。 ISILは外国人戦闘員の移動や物資供給に利用してきた国境地帯の支配権を失いつつある。
 ISILは最盛期の2014年後半には、東西200km以上にわたってトルコ国境を実効支配し、外国人戦闘員の流入や原油や文化財の密売などに利用していると指摘されていた。
2016.04.06 Defense News Pentagon: More US fire bases could open in Iraq <1605-040603>
 米国防総省が6日、モスル奪還作戦にあたるイラク治安部隊を支援するため、現在米海兵第26遠征隊に所属するSpartan機動部隊の砲兵隊が Makhmour訓練基地近傍に開設しているFire Base Bell以外にも、新たに米軍基地を開設することを明らかにした。
 国防総省がKara Soar対砲迫基地と改称したFire Base Bellは度々
ISILのロケット弾攻撃を受け、3月19日には米海兵隊員1名が死亡してい る。
2016.04.04 毎日新聞

インターネット

イラン 特殊部隊を配備 シリア政権支援 <1605-040407>
 イランのタスニム通信が、イラン陸軍幹部が4日、シリアに地上戦闘員の特殊部隊を派遣した と明らかにしたと報じた。 派遣地域や規模は不明である。
 派遣部隊はシリア政府軍への助言役で、これまでと同様に戦闘への直接的な関与は否定しているが、イラン軍に死者が出ているとの情報もある。 イランはこれまで革 命防衛隊幹部らをアドバイザーとしてシリアに派遣してきたが、部隊の派遣は初めてである。
2016.04.04 Yahoo 時事通信記事

「アサド政権攻勢続く=IS劣勢、一層顕著―シリア」

<1605-040404>
 内戦下のシリアで、アサド政権による
ISILに対する攻勢が続いていて、ISILの劣勢が一 層顕著になってきた。 政権側は3月27日に中部の遺跡都市パルミラ奪還を果たし、失地回復への自信を深めている。
 政権側はパルミラ奪還後も、その周辺に位置する要衝のカルヤタインなど中部ホムス県各地で作戦を展開し、国営通信は3日に関係筋の話とし て、カルヤタインで政府軍がISILを駆逐したと報じた。
2016.04.04 毎日新聞

インターネット

シリア 政府軍が中部の IS 拠点制圧 東西補給路断つ <1605-040403>
 シリア国営シリア・アラブ通信が、政府軍などが3日に
ISILが拠点化していた中部カルヤタインを制圧したと報じ た。 ロシア軍の空爆による援護を受けた政府軍と政権派民兵が、カルヤタインや周辺の農場を制圧し、周辺の原油やガスのパイプラインの安全も確保したという。 カ ルヤタインは昨年8月からISILの実効支配下にあった。
 政府軍は、ISILが根拠地とするシリア東部とレバノン国境をつなぐ補給路を断ったと、カルヤタイン奪還の意義を強調した。
2016.04.02 Defense News US is weighing more special forces troops for Syria: official <1605-040203>
 米軍高官が2日、シリアへ特殊部隊の増派を検討中であると述べた。 ただ、まだ何も決まっていないとも述べた。
 米地上軍はイラクに3,900名が派遣されているが、シリアに派遣されているのは現在50名だけである。
2016.03.27 Yahoo 毎日新聞記事

「シリア 政府軍、パルミラ奪還…ISから10ヵ月ぶり」

<1604-032703>
 シリア国営メディアなどによると、政府軍とレバノンのシーア派武装組織ヒズボラロシア軍の空爆による援護を受けて、27日朝にパルミラ一帯を制圧し、残党の掃討と
ISIL が残した地雷の除去を進めている。
 一方、ISILは過去1年間でイラクとシリアの支配地域の約2割を失ったため、劣勢の反動から大規模テロを起こして存在を誇示する傾向が強まっ ている。
2016.03.27 Yahoo 時事通信記事

「パルミラ北方の町掌握=シリア軍」

<1604-032701>
 シリア国営TVが、シリア軍が26日に
ISILが支配してきたパルミラ北方にある近郊の町 アミリヤを掌握したと報じた。 パルミラ西部に入ったAFP通信記者は、ロシア軍の支援を受けたシリア軍が、丘の上か らパルミラ市内に残るISILに激しい攻撃を加えるのを目撃したと述べた。
 これについてシリア軍筋は、アミリヤはパルミラへの入り口で、町の外ではまだ戦闘中だと語っている。
2016.03.25 Yahoo 時事通信記事

「パルミラの一部掌握=対ISで攻勢―シリア軍」

<1604-032504>
 シリア軍が25日、
ISILが支配する中部の遺跡都市パルミラで攻勢を続けている。
 AFP通信によると遺跡を管轄するシリア高官は、軍は南西部でホテルやレストラン、古代遺跡の『墓の谷』がある地域を解放したと述べ、一部地域を掌握したことを明ら かにした。
2016.03.24 Stars & Stripes Marines provide artillery support for Iraqi forces in Mosul attack <1604-032411>
 米海兵隊第26遠征部隊砲兵隊が24日に、
ISILが占拠しているモスル を奪還するイラク軍を支援するための砲撃を開始した。
 M777A2榴弾砲4門を装備した砲兵部隊は2週間前に、米軍事顧問団約100名がモスル奪還作戦に当たるイラク軍第15師団 の数千名を訓練しているMakhmour基地に隣接してFire Base Bellを設営したが、その直後にカチューシャ弾2発の攻撃を 受け1名が死亡、8名が負傷していた。 またその2日後には砲兵隊を狙った分隊規模の襲撃も行われている。
2016.03.24 Yahoo 時事通信記事

「IS拠点奪還作戦開始=北部で『村落解放』―イラク軍」

<1604-032405>
 イラクからの報道によると、イラク軍が24日に
ISILが拠点とするモスルを含むニナワ州の奪還作 戦を開始したと発表した。 軍はこの中で、ニナワ州で既に複数の村落を解放し、イラク旗を掲げたと戦果を強調している。
 作戦は米軍主導の有志連合による空爆支援を受け、イスラム教シーア派主体の民兵部隊も参加しているという。
2016.03.24 東亞日報 北朝鮮2個部隊、シリア内戦でアサド政権を支援 <1604-032401>
 タス通信が22日、北朝鮮の地上軍2個部隊シリア内戦に参戦し政府軍側で反体制派や米国など有志連合と戦っている と報じた。 2011年4月にシリアで内戦が始まって以来、北朝鮮がアサド政府を支援しているという見方は何度もあったが、地上軍派兵が伝えられたのは初めてである。
 タス通信は、シリア反体制派代表団「最高交渉委員会」(HNC)の委員長が、2個の北朝鮮部隊がシリアに来ており、部隊の名前は『鉄馬1』『鉄馬7』だと話したと伝えた。 同委員長は、ジュネーブで開かれるシリア和平協議で、内戦に参加した外国兵力を説明したなかで、このように 明らかにした。
 戦闘に参加した北朝鮮軍の正確な規模は確認されていないが、韓国政府当局者は北朝鮮の特殊部隊が実際に派兵されたなら、 1個部隊は10名前後で規模は大きくないだろうとと話している。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Russia claims 'toral accuracy' in Syria campaign <1604-1605-032305>
 ロシア空軍が3月15日、シリアに於ける5ヶ月半の空爆で、目標の100%を破 壊したと発表した。
 露空軍は対地攻撃にTu-160、Tu-22M3、Tu-95、Su-34、Su-24、Su-25を投入したほか、Su-35SM、Su-35S、Mi-24/35で
CASを行った。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly ... and reveals units deployed there <1604-1605-032302>
 プーチン大統領が3月17日にクレムリンで行われた叙勲式典で、シリアに特殊部隊、砲兵部隊、UAV部隊を派遣したこと を明らかにした。
 叙勲を受けたのは第810海軍歩兵旅団、第120砲兵旅団の指揮官や将校と、UAV部隊の操作員など17名であった。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Purin announces mission in Syria id 'generally complete'... <1604-1605-032301>
 プーチン大統領シリアからのロシア軍撤退を表明した翌日の3月15日、ロシア国防省とメ ディアが公開した映像には、Su-34 3機、Su-25 8機、Su-24M 3機が、Latakia県Humaymim基地を離れる様子が写っていた。 Su-30SM 1機が離陸する様子も写っていたが、 こちらは増槽を搭載しないでAAMを搭載していたことから、撤退ではなく通常の哨戒任務のため離陸したものとみられる。
 一方、有志連合の報道官は3月16日、ロシア軍の砲兵部隊は撤退していないとの見方を示した。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Russia claims 'toral accuracy' in Syria campaign <1604-1605-032305>
 ロシア空軍が3月15日、シリアに於ける5ヶ月半の空爆で、目標の100%を破 壊したと発表した。
 露空軍は対地攻撃にTu-160、Tu-22M3、Tu-95、Su-34、Su-24、Su-25を投入したほか、Su-35SM、Su-35S、Mi-24/35で
CASを行った。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly ... and reveals units deployed there <1604-1605-032302>
 プーチン大統領が3月17日にクレムリンで行われた叙勲式典で、シリアに特殊部隊、砲兵部隊、UAV部隊を派遣したこと を明らかにした。
 叙勲を受けたのは第810海軍歩兵旅団、第120砲兵旅団の指揮官や将校と、UAV部隊の操作員など17名であった。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Purin announces mission in Syria id 'generally complete'... <1604-1605-032301>
 プーチン大統領シリアからのロシア軍撤退を表明した翌日の3月15日、ロシア国防省とメ ディアが公開した映像には、Su-34 3機、Su-25 8機、Su-24M 3機が、Latakia県Humaymim基地を離れる様子が写っていた。 Su-30SM 1機が離陸する様子も写っていたが、 こちらは増槽を搭載しないでAAMを搭載していたことから、撤退ではなく通常の哨戒任務のため離陸したものとみられる。
 一方、有志連合の報道官は3月16日、ロシア軍の砲兵部隊は撤退していないとの見方を示した。
2016.03.16 Yahoo 時事通信記事

「空軍撤退、数日で完了=ロシア軍1000人残留―シリア」

<1604-031601>
 インタファクス通信によると、ロシア国防省筋が15日、シリア西部ラタキアからの空軍部隊 の撤退を数日中に完了すると明らかにした。 15日のSu-34に続き、Su-25やSu-24の撤退を順次進める。
 軍事外交筋は、空軍の撤退後も軍事顧問のほかロシア軍人最大1,000人がシリアに残るとしている。 ロシア軍人はシリア政府 軍の全部門で活動しており、アサド政権を支援する形で事実上の軍事行動を続けることになりそうだ。
 一方、イワノフ大統領府長官は、陸海空の攻撃からロシア軍を守るのに必要な兵器を残すと明言し、S-400の配備を続けることを示唆した。
2016.03.15 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア大統領、シリア展開軍の撤退を命令」

<1604-031502>
 プーチン大統領が14日、シリアに展開するロシア軍に対し撤退命令を出した。 露軍は15日 から順次撤退する。 撤退を示すことで、ロシアの空爆によりシリア内戦が泥沼化していると非難している米国との間の緊張緩和を図りたい考えと見られる。
 ただロシアはラタキア地方に基地を保有していて、ここから空爆を実施できるため、今回の決定により実際に空爆がやむかは不明となっている。
2016.03.14 Yahoo 時事通信記事

「IS戦闘員撤退か=西部アンバル州各地―イラク」

<1604-031404>
 AFP通信によると、イラク治安部隊報道官が13日、
ISILが支配していた西部アンバル州のヒートなどで、 ISILの戦闘員の多くが撤退したと明らかにした。
 報道官は、戦闘員の多くがヒートやルトバ、クバイサから砂漠を通って他の地域に逃げたと述べた。 ヒートは2014年にISILに制圧されていた。
2016.03.14 Yahoo 時事通信記事

「停戦後初、シリア軍機撃墜=反体制派携行ミサイル―ロシア発表」

<1604-031403>
 ロシア国防省が13日、シリア中部ハマ県で12日にシリア空軍のMiG-21が反体制派の
MANPADS 撃墜されたと発表した。
 2月27日にアサド政権と反体制派の停戦が発効後、軍用機の撃墜は初めてである。
2016.03.13 Defense News Britain sends more troops to train Iraqis fighting ISIS <1604-031302>
 英国防相が12日、
ISILと戦闘する部隊の訓練のため、更に30名をイラクに追加派遣した と発表した。 これによりイラクに派遣された英部隊は合わせて300名になった。
 追加派遣部隊はイラク軍の訓練のほか、兵站、架橋などに当たるほか、衛生隊員も含まれている。
2016.03.11 Stars & Stripes US rocket artillery based in Jordan is being used to strike Islamic State targets in Syria <1604-031104>
 米国防総省が11日、ヨルダンに分派された米
HIMARS部隊が先週、シリア、ヨルダン、イラク三国の国境付近のヨルダン 領からシリアのPalmyra南方にいるISILGMLRS弾で砲撃したことを認めた。  米国防総省がHIMARSによる砲撃を認めたのは初めてである。
 米軍はイラクでも、al-Anbar県にある基地2ヶ所にHIMARSを配備し、先週Ramadiで対ISIL戦闘を行っている イラク軍を支援している。
2016.03.10 Yahoo 時事通信記事

「米軍、化学兵器施設を攻撃か=マスタードガスの粉末使用―IS」

<1604-031001>
 米ニュースサイト
Daily Beastが9日、米軍主導の有志連合が今週、イラク にあるISIL化学兵器関連施設少なくとも2ヵ所を空爆で破壊したと伝えた。
 国防総省報道部長は情報の確認を避けつつ、ISILがマスタードガス粉末状にて砲弾やロケット弾に詰めて 使用した事実を把握していると語った。
2016.03.09 Jane's Defence Weekly US expects larger role in Iraqi effort to retake Mosul <1604-030915>
 米軍がイラク治安部隊が行うモスル奪還作戦で、従来より大きな役割を担おうとしている。  カーター国防長官は2月29日に、ラマディ奪還作戦と似た様相を望んでいると述べた。
2016.03.09 Defense News Canada won't bomb ISIS anymore. Here's what it's doing instead <1604-030909>
 カナダ新政権がイラクとシリアに於ける空爆を止め、F-18を撤退させてから2ヶ月経つが、カナダ政府は今後も 戦闘指導員と情報専門家による支援を引き続き行う意向を示した。
2016.03.09 Yahoo 時事通信記事

「シリアからロケット弾、2人死亡=ISに報復攻撃―トルコ」

<1604-030901>
 トルコからの報道によると、南部のシリア国境沿いの町キリスで8日、シリアから発射された ロケット弾8発が着弾し2人が死亡した。
 ロケット弾は
ISIL支配地域から発射されたとみられ、トルコ軍は報復として越境砲撃 した。
2016.03.02 Military Times Kurdish-led fighters close in on Syrian city of Aleppo <1604-030201>
 シリアのクルド軍が2日、アレッポメイン道路を見下ろす丘をヌスラ戦線から 奪取した。
 シリアでは政府軍と反政府勢力の間で停戦に合意しているが、ヌスラ戦線(註:アルカイダの一派)や
ISILは停戦の対象ではないため、これ ら過激派武装集団に対するクルド軍や米国の支援するSDFによる攻撃は停戦違反にならない。
2016.02.29 Military Times U.S. will expand, improve support for Iraq's Mosul operation <1603-022902>
 カーター米国防長官が29日の記者会見で、モスルの奪回作戦で米軍は、12月に行われたラマディ奪回時 より大きな働きをになうと述べた。
 具体的には兵站支援の拡大や、チグリス川渡河のための架橋などを挙げた。
2016.02.28 産経新聞

インターネット

イスラム国(IS)がクルド攻撃 シリア停戦を悪用か <1603-022802>
 シリア一時停戦が発効した27日に
ISILが、クルド人組織である民主連合党 (PYD)系の民兵が支配するシリア北部テルアビヤドに侵攻し激しい戦闘を展開した。 これを受けクルド人勢力を支援 する米軍主導の有志国連合がISILを空爆した。
 ISILなどの過激派は一時停戦の対象外になっているが、誤爆を避けるためロシア軍が空爆を停止するなどしていることから、ISILはこれを悪用して攻勢を拡大した可能性 がある。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly Russia deploys Tu-214R to Syria <1604-022402>
 ロシアがまだ2機しか保有していない最新型
ISTARTu-214R1機をシリアへ派遣した。
 これは公開ウェブサイトであるFlightfinder24が確認したもので、それによるとTu-214Rは2月15日夕にイラン、イラクの上空を通過して Humaymim航空基地に着陸したという。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly Syraian army opens latest front in fight against Islamic State <1604-022401>
 ダマスカスのメディアとシリア人権監視団が、シリア政府軍
ISILが首都とするラッカを攻略 するため、Hama県とRaqqa県で準備を進めていることを明らかにした。
 政府軍は2月上旬にHama県Ithiyahにある兵舎に集結しているという。
2016.02.19 Yahoo 時事通信記事

「部隊派遣なら対象はIS=イエメン空爆も継続―サウジ外相」

<1603-021901>
 サウジアラビアのジュベイル外相が18日にAFP通信のインタビューに応じ、米国主導の有志連合としてシリアに地上部隊 を派遣する場合、攻撃対象はアサド政権軍ではなく
ISILだと強調した。
 外相は、作戦の対象をアサド政権軍に拡大する可能性があるかについては、有志連合が決めることだと述べるにとどめた。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly Syrian rebel video corroborates Iranian UAV strike claims <1603-021726>
 シリアの反政府勢力が2月7日に公表したAleppo北側で撮影したビデオに、イラン製のShahed-129 UAVが写っている。  Shahed-129は左翼に、明らかに武器と同寸の何らかの物体を搭載していた。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly Netherland to exted anti-IS strikes into Syria <1603-021719>
 オランダ議会が2月10日、シリア東部での空爆実施を承認した。 従来はイラクでの空爆だけが認められていた。
2016.02.16 Yahoo 産経新聞記事

「北部の病院にミサイル、50人死亡 ロシア軍の攻撃か、米国や国際団体が非難」

<1603-021603>
 国連が15日、シリア北部のアレッポ県とイドリブ県で病院5ヵ所と学校2ヵ所がミサイル攻撃を受け、子どもを含む民間 人50人近くが死亡したと発表した。
 米国務省報道官は15日、ロシア軍の攻撃によるものだと非難する声明を発表した。
2016.02.16 朝日新聞

インターネット

シリアにミサイル、死者多数 トルコ「ロシアが攻撃」 <1603-021602>
 トルコのダウトオール首相が15日、トルコ国境に近いシリア北部アアザーズがミサイルで攻撃され、 学校や病院に着弾したと述べた。 首相はミサイルはロシアがカスピ海から発射したとみられると述べた。 また国境なき医師団は15日、 シリア北西部イドリブ県で15日に同組織が支援する病院が2度にわたり空爆を受け、死者、行方不明者多数が出たと発表した。
 イドリブ県は反体制派の勢力圏で、アサド政権軍か同政権を支援するロシア軍による攻撃の可能性が高いとみられる。
2016.02.16 東京新聞

インターネット

ロシア、シリア北部ミサイル攻撃 学校や病院で死者多数 <1603-021601>
 アナトリア通信によると、トルコのダウトオール首相が15日、ロシアがシリア北部の要衝アザーズ ミサイル攻撃し、学校や病院で多数の死者が出たと述べた。 カスピ海から発射されたとみられると指摘した。 アザーズと周辺ではミサイル攻撃と別にロシア軍 によるとみられる空爆もあったとの情報もある。
 ロシアには、アザーズ防衛を宣言するトルコを揺さぶる狙いがあるもようだ。
【註】
 毎日新聞は前日、トルコがPYDの支配するアザーズ周辺を砲撃しクルド戦闘員が死亡したと報じており、情報が錯綜している。
【関連記事:1603-021505 (毎日新聞 2016.02.15)】
2016.02.15 Yahoo 時事通信記事

「ISがマスタードガス使用か=イラクでクルド勢力に―OPCW筋」

<1603-021502>
 ロイタ通信が15日、化学兵器禁止機関(
OPCW)筋の話として、ISILが昨年8月にイラクのクル ド人勢力に対し、マスタードガスを使用していたと伝えた。 イラクでISILが化学兵器を使ったのは初めてとみられる。
 イラク北部のクルド人自治区の中心都市アルビルの南西地域で昨年8月、ISILとクルド人勢力の戦闘があった際、クルド人兵士約35人が体調不良を訴えた。 サンプルを 採取し検査した結果、マスタードガスが確認された。
2016.02.14 Yahoo CNNニュース

「アサド大統領の『強制排除』も サウジ外相 CNN EXCLUSIVE」

<1603-021403>
 サウジアラビアのジュベイル外相が14日までに、ミュンヘンでCNNとの単独インタビューに応じ、シリアの内戦が政治的解決に至らない場合は同 国のアサド大統領を強制的に排除せざるを得ないとの考えを改めて示した。
 同外相は、アサド大統領が退陣しなければならないことに疑いはなく、政治的な交渉によって去るか、武力で排除されるかのどちらかだと断言した。
2016.02.14 Yahoo AFP=時事記事

「トルコ軍がシリア国内に攻撃、サウジと地上部隊派遣も検討」

<1603-021402>
 トルコのアナトリア通信が軍関係筋の話として、トルコ軍が13日にシリア北部のAleppo県にいるクル ド人武装勢力とシリア軍部隊を攻撃したと報じた。 それによるとトルコ軍は、砲撃への反撃としてAleppo県Azaz市周辺にあるシリア国内クルド人組織の 民主統一党(
PYD)を砲撃した。 また、トルコ南部Hatay県でもシリア政府軍から砲撃されたため反撃したという。
 在英のシリア人権監視団は、トルコ軍はクルド人民兵部隊のクルド人民防衛部隊(YPG)がAleppoで最近イスラム系反体制派から奪還した Minnigh空軍基地を砲撃したとしている。 YPG筋もAFPに、今月10日に奪還した同空軍基地がトルコ軍の砲撃目標だったと明らかにした。
 トルコ紙が同国外相の発言として伝えたところによると、サウジアラビアとトルコの両政府は、ロシアの支援を受けた政府軍が反体制派攻撃で成 功を収めているシリアへの地上軍派遣を検討しているという。
2016.02.14 日経新聞

インターネット

トルコ軍、シリアのクルド人勢力支配地域を砲撃 <1603-021401>
 AFP通信などがシリア人権監視団の情報として、トルコ軍が13日にシリア北部クルド人組織 である民主連合党(
PYD)の支配地域に対し砲撃を実施したと報じた。
 トルコ軍が砲撃を加えたのはPYDが最近になって制圧していたシリア北部アレッポ県の基地などで、PYDはトルコと国境を接するシリア北部の広範 な地域をすでに支配している。 トルコのダウトオール首相は13日にPYDに対する軍事行動も辞さないとの考えを表明していた。
2016.02.13 Defense News Saudi airforce deploys fighter jets to Turkish air base <1603-021302>
 サウジアラビア国防相が、同国戦闘機が対
ISIL作戦のためトルコに派遣 されたことを明らかにした。
 ただ現時点では、これに伴い派遣される要員は僅かであるとしている。
2016.02.12 Stars & Stripes Carter says UAE will put special forces in Syria <1603-021206>
 カーター米国防長官が12日にブリュッセルで行われた会合のあと、ラッカ奪還を目指してシリアで編成されるスンニ派部隊 の支援のため、UAEが特殊部隊を派遣することに合意したと述べた。
2016.02.12 Yahoo 時事通信記事

「初会合を来月開催=対テロ『イスラム軍事連合』」

<1603-021202>
 サウジ筋が11日、サウジアラビア主導の対テロ「イスラム軍事連合」が3月にサウジで会合を開催することを明らかに した。
 昨年12月に結成された同連合が公に会合を開くのは初めてである。
2016.02.10 Jane's Defence Weekly Iranian UAV 'shown striking targets in Syria' <1603-021008>
 SimaNewsが2月2日、イラン製Shahed-129 UAVがシリアで対地攻撃を行ったと報じた。 同 Newsの記者が取材したUAV基地には爆装した2機以上のShahed-129がいたという。
 Shahed-129は少なくとも2014年4月にはシリアにあったと見られている。
2016.02.10 Jane's Defence Weekly Russia deploys Su-35S fighters to Syria <1603-021007>
 ロシア国防省が2月1日、シリアへ
Su-35 4機を派遣していることを認めた。 Airbus社の衛星が1月31日に撮影 した画像にも、Humaymim航空基地に駐機するSu-35 4機が写っている。
 この衛星画像では、2015年11月24日にトルコにより1機が撃墜されたSu-24Mが12機に戻っているほか、Su-34 8機Su-25 12機など固定翼機40機が確認される。 ただKa-52攻撃ヘリは確認できなかった。
2016.02.09 Military Times Iraqi government says it fully recaptured Ramadi from IS <1603-020907>
 イラク治安部隊と米主導有志国連合軍が、Ramadiを完全に制圧したと発表した。 完全制圧の発表は、12月にRamadiを解放した と発表してから1ヶ月後にった。
2016.02.08 NHKニュース サウジアラビア・UAE「地上部隊派遣の用意」 <1603-020802>
 UAEのガルガシュ外務担当国務相が7日の記者会見で、シリアでの
ISILとの戦闘に関連して、シリ アに地上部隊を派遣するかとの質問に対し、数千人の規模にはならないものの、地上部隊は派遣すべきだと述べ、派遣の用意があることを 明らかにした。
 これに先立ってサウジアラビアも国防相顧問が4日に、シリアに地上部隊を派遣する用意があると発言している。
2016.02.06 Yahoo 時事通信記事

「トルコ国境に数万人殺到=北部の衝突激化―シリア」

<1603-020601>
 AFP通信などが5日、シリア北部のトルコ国境付近に数万人規模のシリア人が殺到していると 報じた。 北部アレッポ一帯で続くアサド政権と反体制派の衝突激化が原因という。
 アレッポ一帯では、ロシア軍による空爆の支援を受けた政権側部隊の攻勢が続き、アレッポ北方の町ラトヤンでは5日、反撃を試みた反体制派武装勢力との大規模な衝突が あった。
2016.02.05 産経新聞

インターネット

地上軍、シリア派遣に意欲、サウジ国防相顧問 <1603-020502>
 サウジアラビアのアシリ国防相顧問が4日にアルアラビーヤ衛星TV局とのインタビューで、有志国連 合内で合意が成立すれば、サウジはシリアでの地上作戦に参加する用意があると語った。 アシリ顧問はまた、
ISIL打倒のためには空爆と地上作戦との組み合わせが必要だとも述べた。
 米軍主導の有志国は空爆を継続しているが、地上軍派遣の議論は具体化していないことから、この発言の真意は不明である。
2016.02.05 NHKニュース ロシア「トルコがシリア領内へ軍事侵攻準備」強くけん制 <1603-020501>
 ロシア国防省報道官が4日、反政府勢力を支えるトルコがシリア領内への侵攻に向けて、集中的に準備 しているとみられる根拠があると述べ、さらにNATOや米国も沈黙していると不信感を示した。
 シリアでは北西部を中心に、ロシア軍の空爆による支援を受けた政府軍が攻勢を強め、トルコなどが支援する反政府勢力の支配地域の一部を奪い返している。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly Kurdish forces expand sirstrip in northeast Syria <1603-020312>
 Airbus社の衛星画像から、シリア北部Al-Hasskah県のRumaylan市南東にあるクルド軍
YPGが支配下に置く飛行場が、12月18日までに700mの滑走路が1,320mに25mの幅が58mに広げられ、ここ数ヶ月 米軍が展開していることが明らかになった。
 米軍の飛行場使用は2015年12月3日に初めて確認されている。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly Russia's long-range bombers carry out more sorties over Syria <1603-020302>
 ロシアが2ヶ月間停止していた長距離爆撃機による空爆を再開した。 露国防省が1月25日に、Tu-22M3が22~24日に Dayral-Zawr県で18ソティの空爆を行ったと発表した。 Tu-22M3はそれぞれOFAB-250-270通常爆弾12発を投下した。
 発表した2機が離陸するビデオには8機のTu-22M3が写っており、発進基地は明らかにしなかったが、前回同様、北オセチアのMozdok基地と思われる。
 2015年11月17~20日に行われた前回は、Tu-22M3のほかにTu-95MSとTu-160も参加しており、145ソティの空爆で1,500発 の爆弾と20発のCMが使われた。
2016.01.25 Yahoo 時事通信記事

「アサド政権派が要衝制圧=北西部の県奪還へ―シリア」

<1602-012502>
 シリア政府軍が24日、北西部ラタキア県にある要衝の町ラビアを制圧した。 政権派部隊の 指揮官は、あと数週間でラタキア県全土の奪還を宣言できるだろうと述べている。 政権側は12日にラタキア県の別の町サルマ を占領しており、ラビアも制圧したことでトルコから反体制派への補給路を遮断しつつある。
 ラビアは2012年からアルカイダ系の反体制派ヌスラ戦線トルクメン人武装勢力などが占領していた。
2016.01.21 Military Times U.S. troops take over air base in Syria, local reports say <1602-012106>
 今までクルド軍
YPGの支配下にあったシリア、トルコ、イラクの国境に近いシリアのRmeilan航空基 地米特殊部隊が引き継ぎ、2週間ほど前からヘリの運用が行われている。 又更に地元民を使った 滑走路の延長工事も行われている。
 昨年12月に50名弱の米特殊部隊がシリアに入っていた。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Russia to deploy Ka-52 helicopters to Syria <1603-012004>
 ロシアが、L370 Vitebsk防御用電子戦装置を装備したKa-52をシリアへ展開させようとしている。
 ロシアの航空部隊は現在、Mi-24PMi-35M攻撃ヘリ、及びMi-8AMTSh輸送攻撃ヘリを展開させ ているが、Mi-8 1機は11月24日に撃墜されている。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Russia opetrates A-50s over Syria <1603-012003>
 ロシアシリアで、Il-76輸送機の
AEW&C機であるA-50を飛行さ せていることが、12月27日にFlightrace24.comにより確認された。
2016.01.20 Military Times Hundreds more U.S. troops may go to Iraq <1602-012003>
 米国防総省のバクダッド駐在報道官が、モスル攻略にあたり数百名規模の米地上軍増派につい てイラク側と協議中であることを明らかにした。
 パリで開かれた対
ISIL国防相会議に出席したカーター米国防長官も、イラク派遣地上軍が現在の3,600名より増強さ れると述べている。
2016.01.17 Defense News Special forces training for the Kurds? <1602-011704>
 カナダ軍の特殊部隊は、1年以上前からイラク北部クルド軍の訓練 に当たっており、12月16日にはクルド軍の行った
ISILへの攻撃に参加しているが、カナダ国防相が特殊部隊の更なる更 なる任務拡大を検討していると述べた。
 任務拡大では、新設されるクルド軍特殊部隊訓練担当が検討されている模様である。
2016.01.15 産経新聞

インターネット

トルコ軍地上部隊が200人殺害 対「イスラム国」報復攻撃 <1602-011501>
 トルコのダウトオール首相が14日、トルコ軍の地上部隊が過去2日間でイラクとシリア領内の
ISIL 拠点多数を砲撃し、ISIL戦闘員200人を殺害したと述べた。
 これは12日にイスタンブールで起きた自爆テロに対する報復措置で、トルコ政府は実行犯をISILの構成員と断定している。
2016.01.14 Stars & Stripes The Kurds are ready to retake Mosul. Now they just need the Iraqi Army <1602-011405>
 米国防総省がモスル奪還作戦について、クルド軍とイラク政府軍違方向から共同して 作戦を行う計画であるが頓挫している。 クルド政府当局は、クルド奪還作戦は昨年3月に協議さ れたが今年1月になってもまだ実現していないとしている。
 クルド軍参謀長によると、クルド軍はモスルの北方及び東西に迫っており、南方を担当するイラク軍を待っているが、 ラマディ奪還を優先したイラク軍は、まだ作戦に参加していない。
2016.01.13 Jane's Defence Weekly IS improvising SAM from 'Soviet Sidewinder' <1602-011315>
 Sky Newsが1月5日、
ISILAAMをSAMにしようとしていると報じた。 報じられた画像にはAIM-9 Sidewinderのものと見られる誘導部や、R-13 (AA-2)のものと見られる固定翼が写っている。
 ISILはラッカにあるJihadi大学で、数千発保有すると見られるAAMの活用を研究している模様 である。
2016.01.06 Yahoo ロイタ通信記事

「15年に『イスラム国』支配地域3割縮小、有志連合が見解」

<1602-010602>
 米国主導の有志連合が5日、2015年に
ISIL支配地域イラクで約4割 シリアでは約2割縮小したとの見方を明らかにした。
 有志連合司令部報道官はバグダッドでの記者会見で、イラクとシリアを合わせるとISILはかつて押さえていた領域の30%を失ったと述べた。 こ れに対するISILのコメントはまだない。
2015.12.28 Yahoo 時事通信記事

「中西部州都で勝利宣言=対 IS で最大の戦果―イラク」

<1601-122801>
 イラク治安部隊報道官が27日、アンバル州の州都ラマディ
ISIL との戦いに 勝利したと宣言した。
 治安部隊はこの日、ラマディ中心部の制圧作戦で焦点となっていた政府庁舎の敷地を包囲して攻勢を強め、ISIL は敷地内から完全に姿を消した。
2015.12.27 朝日新聞

インターネット

IS 指導者、イスラエル攻撃を予告 音声で声明 <1601-122703>
 
ISIL 最高指導者バグダディ容疑者の声明とみられる音声が26日、ISIL のメディア部門「フルカーン」で24分間に わたり公開された。
 声明は、パレスチナはユダヤ人にとっての墓場になると述べ、サウジアラビアが今月主唱した対テロのイスラム軍事連合についても、偽りのイスラムで本物のイスラム 連合はユダヤ人を殺し、パレスチナを解放すると批判し、シリアやイラクでの劣勢をはね返すためにイスラエルに言及して支持を広げる狙いがうか がえる。
2015.12.26 読売新聞

インターネット

露がミサイル攻撃か…シリア反体制派司令官死亡 <1601-122603>
 シリア国営通信が25日、シリア反体制派の有力武装組織であるイスラム軍の司令官が空爆を受けて死亡 したと報じた。 反体制派側も司令部がロシア軍による10発のミサイル攻撃を受け、司令官らが死亡したことを認 めた。
 イスラム軍は、ダマスカス近郊グータ地区を実効支配しており、司令官の死亡により反体制派側はさらに劣勢に追い込まれそうだ。
2015.12.22 Yahoo 時事通信記事

「州都中心部奪還へ攻撃開始= IS 駆逐目指す―イラク」

<1601-122202>
 ロイタ通信によると、イラク治安部隊はアンバル州の州都ラマディの中心部から
ISIL を 排除するための攻撃を開始した。
 ラマディは今年5月に ISIL に制圧された後、治安部隊の奪還作戦は難航したが、治安部隊報道官によると今月8日の時点で軍事拠点を含む80%以上の地域で支配権を回復 している。
2015.12.21 Yahoo 時事通信記事

「中西部州都住民に避難呼び掛け=近く大規模作戦か―イラク」

<1601-122101>
 ロイタ通信が軍声明に基づく国営 TV の報道として、
ISIL が掌握しているイラク中西部アンバル州の州都ラマディで20日、イラク政府軍 機が住民に72時間以内の避難を呼び掛けるビラを散布したと報じた。 これについて軍関係者は、ラマディ奪還に向けた大規模な 作戦が近く始まることを示していると語った。
 イラク軍は、ラマディに向けて二方向から前進していると明らかにしている。
2015.12.19 中央日報 中国製無人機、イラクで IS 陣地空襲 <1601-121903>
 New York Times紙が17日、中国製 UAV の CH-4 が6日、イラク西部都市ラマディ奪還戦で
ISIL の拠点を 空襲したと報じた。
イラク軍6~12機の CH-4 を購入し、作戦に投入したと推定されている。
【関連記事:1512-102110 (JDW 2015.10.21)】
2015.12.17 Stars & Stries US says Turkey must pull unauthorized forces from Iraq <1601-121709>
 
ISIL 占拠しているモスル近郊で、対 ISIL 部隊の訓練を行っていたトルコ軍基地が16日に ISIL の攻撃をうけ、スンニ派兵3名が死亡し、トルコ人数名が負傷したのを受け、トルコが部隊の増派を行おうとしている のに対し、米国がトルコに対し16日、不法にイラクへ部隊を派遣しているのを 止めるよう圧力を強めた。
2015.12.17 日経新聞

インターネット

トルコ軍、イラク北部で「イスラム国」と交戦 <1601-121703>
 トルコ軍参謀本部が16日、イラク北部に派遣している部隊が
ISIL交戦 したと発表した。 トルコメディアによると、砲撃を受けたクルド人部隊の2人が死亡し、トルコ兵4人が負傷した。
 トルコ軍はクルド人自治政府治安部隊などに対する訓練目的で、ISIL が支配するモスルの近郊に駐屯していた。
2015.12.15 Defense News France uses first cruise missiles against IS, Defense Ministry says <1601-121507>
 フランス軍が15日、
ISIL に対し始めて SCALP CM による攻撃を行った。
2015.12.09 Jane's Defence Weekly Germany to support strile against IS <1602-120902>
 ドイツ連邦議会が12月4日、
ISILと戦うフランス及び有志国を支援することを 承認した。 これにより独軍は地中海に於ける仏海軍を支援するためフリゲート艦1隻と、偵察活動のためのTornado 6機 及びA310空中給油機1機、及び1,200名の兵員を派遣することになる。
 更にイラクで訓練指導に当たる兵員を150名に増強する。
2015.12.09 Jane's Defence Weekly UK begins strikes against the Islamic State over Syria <1602-120901>
 英国が12月2日、シリア領内
ISILに対する空爆を開始した。  空爆はキプロスのAlrotiri基地から発進したTonado 4機が、Omarに近いISILの石油基地をPaveway Ⅳ で攻撃した。
 これに伴い英空軍は、現地の航空機を二倍に増強するため、12月3日にTyphoon 6機Tonado 2機 を、既にTonado 8機が駐留しているAlrotiri基地に派遣した。
2015.12.09 Yahoo 時事通信記事

「イラク州都掌握へ顧問派遣も=地上戦への関与拡大―米国防長官」

<1601-120901>
 カーター米国防長官が9日、イラク中西部アンバル州の州都ラマディでの
ISIL 掃討戦に、軍事顧問 団と Apache 攻撃ヘリを参加させる用意があると語った。
 軍事顧問はイラク政府軍部隊と行動を共にするとみられ、米軍の地上戦への関与が局地的に高まることになる。
2015.12.08 Defense News Russian submarine hits targets in Syria <1601-120806>
 AFP通信がロシアメディアの報道を引用して、露国防相が8日、地中海にいる潜水艦 Rostov-on-Don がラッカ近郊 のテロリスト拠点2ヶ所に対し、Kalibr CM を発射したことを明らかにしたと報じた。 3M-14T Kalibr は10月7日にカスピ海から26発が発射され、 11月20日にも発射されているが、潜水艦発射型は初めて報じられた。
 潜水艦 Rostov-on-Don は Kilo級の改良型 Project 636 Vashavyanke級の二番艦で、今年初めに就役し黒海艦隊に配属された模様である。
2015.12.08 Yahoo 時事通信記事

「イラク部隊、州都の拠点奪還=『イスラム国』に打撃」

<1601-120805>
 AFP通信などによると、イラク治安部隊が8日に、
ISIL の支配下にあった中西部アンバル州の州都 ラマディの軍事拠点など大部分を奪還した。 制圧したのはラマディの南西部から中心部にかけての一帯で、治安部隊の元作戦司令部などが 含まれており、この司令部にはイラク旗が掲げられ、地元メディアはラマディ全体の解放は時間の問題と報じている。
 ラマディは首都バグダッドの西方100kmに位置する要衝で、ISIL に打撃を与える大きな戦果となる。
2015.12.08 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア、巡航ミサイル装備の潜水艦をシリア沖に派遣=インタファクス」

<1601-120804>
 Inter Fax が関係筋の話として8日、ロシア海軍が CM を装備した潜水艦をシリア沖の地中海に派遣 したと伝えた。
 関係筋によると、潜水艦に装備されている CM は、ロシアのカスピ海小艦隊が
ISIL への攻撃に使用したものと同じだという。
【註】
 カスピ海小艦隊が10月7日に発射したのは、超音速 Klub と見られている。
【関連記事:1511-100703 (Defense News 2015.10.07)】
2015.12.05 Yahoo 毎日新聞記事

「 IS 石油密輸 米、トルコ関与説否定『大半シリアで消費』」

<1601-120501>
 米国務省高官が4日、
ISIL がシリアの支配地域で生産している石油 のほとんどはシリア国内で消費されており、トルコに密輸されている量はごくわずかだと述べ、トルコ政府が ISIL と石油密輸で協力しているとの ロシアの批判に対し、改めてトルコを擁護した。
2015.12.04 読売新聞

インターネット

独軍1200人派兵へ…仏空母護衛・戦闘機支援 <1601-120401>
 ドイツ連邦議会が4日、
ISIL 掃討作戦に独軍を参加させ、仏軍などを支援するとの閣議決定 を賛成多数で承認した。 派兵数は1,200名で、独軍の海外派兵としてはアフガニスタンやコソボでの活動規模を上回り最大となる。 活動期間は2016年末までで、 空爆は行わない
 独政府の計画では偵察機6機と空中給油機、護衛艦を派遣し、地中海で活動する仏軍空母 Charles de Gaulle を護衛 し、ISIL を攻撃する戦闘機を支援する。
2015.12.03 Defense News Russia equips central Syria airport as new base for raids <1601-120303>
 軍筋及び観測筋が3日、ロシアがシリアで航空基地をシリア中部へ拡大し、パルミラ近郊のシリア政府軍を支援しようとしていることを明らかにし た。
 新たな基地は Shaayrat で、準備が進められているという。
2015.12.03 Yahoo 産経新聞記事

「英軍がシリア初空爆 英下院での参加承認を実行」

<1601-120301>
 英下院が2日夜、
ISIL の活動を封じ込めるため、本拠地があるシリアへの空爆参加を求めた 政府動議を賛成多数で可決した。
 ロイタ通信は英政府筋の話として3日、、英軍がシリア国内の目標に対してただちに初の空爆を実施したと報じた。 空爆はキプ ロスにある英軍基地からの Tonado があたり、英軍機はすでに基地に帰投したという。
2015.12.02 日経新聞

インターネット

米、「イスラム国」掃討へ特殊部隊増派 <1601-120206>
 カーター米国防長官が1日の下院軍事委員会の公聴会で、
ISIL 掃討のために米特殊部隊を派遣する方針を明らかにし た。 規模は、ロイタ通信によると支援要員を含めて200名程度となる。 戦力の逐次投入を余儀なくされ、ISIL に対する オバマ政権の戦略の迷走が浮き彫りになっている。
 米国はイラクに既に3,500名規模の米兵を派遣しており、10月末にはシリアへの50名未満の特殊部隊の派遣を決めている。 長官は今回の特殊部隊の規模がその際よりも 大きくなると指摘した。
2015.12.01 朝日新聞

インターネット

偵察機や兵員1200人派遣へ 独政府、対 IS 作戦支援 <1601-120103>
 ドイツ政府が1日、
ISIL に対する軍事行動を支援するため、偵察機や艦船 に加え、最大1,200名の兵員を派遣することなどを閣議決定した。 議会の承認を経て実行に移すが、軍事作戦への直接的な関与に慎重だっ たドイツにとって大きな方針転換となる。
 独メディアによると、仏軍などの作戦を支援するため、偵察に当たる Tornado 戦闘機数機と空中給油機1機を投入し、さらにフリゲート艦1隻を派 遣して仏空母 Charles de Gaulle を護衛する。
 派遣を計画している1,200名の兵員は偵察機やフリゲート艦を運用するほか、爆撃機の給油など後方支援に当たる。
2015.11.28 Record China 欧米諸国、「イスラム国」の呼称を「DAESH」へ変更―スペインメディア <1512-112802>
 スペインメディアが26日、アラブ諸国や仏、豪、西、米などで、
ISIL に対して新しい呼称 DAESH が使われ始めていると報じた。 記事によるとこの DAESH という呼称は、2014年9月に国際会議で仏外相が使用したことで注目を集め、米国も同年12月からこう呼び 始めているほか、スペインもこの呼称を支持している。
 DAESH は ISIL のアラビア語略称の一つだが、「踏みつけて破壊する者」を意味する言葉と発音が近く、よりネガティブなイメージになることから ISIL はこの呼称を非常 に嫌っており、「こう呼ぶ者たちの舌を切り落とす」とまで宣言している。
2015.11.27 Yahoo 時事通信記事

「米兵、シリアで活動開始か=対『イスラム国』でクルド部隊支援」

<1512-112702>
 シリア北部コバニ(アインアルアラブ)のクルド人活動家が26日に AFP通信に対し、米兵が同地で展開を開始したと述べ た。 
ISIL と戦うクルド軍の訓練が目的というが、米軍の地上部隊が急襲作戦などを除き、内戦下の シリアに入るのはこれが初めてである。
 クルド軍関係者は、北部のラッカとジャラブルスに対する攻撃計画の立案で米側の支援を受けていると語った。
2015.11.27 Yahoo 時事通信記事

「対『イスラム国』軍事作戦参加へ=偵察機派遣、空爆はせず―ドイツ」

<1512-112701>
 ドイツ政府がパリ同時テロを受け26日、
ISIL 打倒に向けた軍事行動に参加する方針を決め た。
 メルケル首相は25日にオランド仏大統領と会談した際にオランド大統領から一層の協力を求められ、ドイツにはさらに責任を引き受ける余地があると述べており、政府とし て速やかな対応に動いた。
2015.11.26 Military Times Iraqis launch offensive to retake Ramadi from ISIS <1512-112605>
 米当局者が26日、イラク政府軍が米国と有志国軍の空爆支援を受けながら25日遅くに、ラマディ奪還作戦を開始したと述 べた。 作戦の第一段階はユーフラテス川に架かる Palestine橋の確保で、市外北西に位置するこの橋は
ISIL にとっ て重要な補給路になっている。
【註】
 バクダッドの西約100kmに位置するラマディは、5月に ISIL に奪われたため、イラク政府は7月にも、政府軍のほか、シーア派の民兵組織や、政府に協力的なスンニ派部族 も投入して奪還を試みていた。
【関連記事:1508-071402 (産経新聞 2015.07.14)】
【関連記事:1508-072703 (NHK ニュース 2015.07.27)】
2015.11.25 Jane's Defence Weekly Moscow reveals forward deployment in Syria <1601-112502>
 露国防省が11月17日に行った TV 番組で意図せずにシリアに露軍が展開していることを認めた
 番組では露軍の配備状況を示した Sadad、Mahin、Homs県地図を写し、そこには Al-Shayrat 航空基地に Mi-24 4機Mi-8 1機 が示されていた。 また第120砲兵旅団の 2A65 Msta-B 牽引152mm砲6門がシリア陸軍の基地に配置されていることも示されていた。
2015.11.25 Jane's Defence Weekly Russia launches long-range air sorties into Syria <1601-112501>
 ロシア国防省が11月17日、シリアで CM による大規模攻撃を行ったと発表した。 第一波は4,510km離れた北オセチア (註:ロシア領)から飛来した Tu-22M3 が Raqqa と Deir-ez-Zor に対し OFAB-250-270 通常爆弾を投下し、第二波では 6,566km離れた Saratov から飛来した Tu-95MSTu-160 が、それぞれ Kh-555 (AS-15) と Kh-101 ALCM を合わせて34発を14目標に対し発射した。
 この日は現地にいる部隊も加わり、206目標に対し127ソティーの攻撃が行われた。 ロシアはシリア介入以来の48日間に、4,111目標に対して 2,289ソティーの攻撃を行っている。
2015.11.24 Yahoo 中央日報記事

射程距離5000キロのステルスミサイル、ロシアが IS に34発爆撃

<1512-112402>
 ロシアが17日に
ISIL の根拠地ラッカを空爆する際に最高の武器を動員した事実が明らかになった。  Tu-160 5機Tu-95M 6機Tu-22M3 14機など戦略爆撃機25機を動員し、 Kh-101 CM 34発を発射した。 Tu-160 と Kh-101 の実戦使用は初めてである。
 Kh-101 は射程5,000kmの最新型ステルス CM で、CEP は9.1mにすぎず超精密打撃が可能である。
2015.11.23 Military Times U.S. steps up attacks on Islamic State oil trucks in Syria <1512-112302>
 米軍が21日にシリア東部で、
ISIL石油輸送用車両283両を、 A-10 4機AC-130 2機で破壊した。 15日にも116両を破壊している。
 石油の密輸は ISIL の資金源であったが、11月15日までは民間人に被害が及ぶと見て、攻撃を差し控えていた。 このた め今回は事前にビラを散布して、輸送車運転手など民間人の退去を促したのち攻撃を行った。
2015.11.21 Yahoo 産経新聞記事

「プーチン露大統領、シリア空爆は『不十分』」

<1512-112104>
 InterFax が、プーチン大統領が20日に国防省幹部とビデオ会議を行い、シリアでの空爆作戦について、これまでの目標は 達成したが、ロシアをテロ攻撃の脅威から守るにはまだ不十分だと述べ、一層の強化が必要との認識を示したと伝えた。
2015.11.21 日経新聞

インターネット

ロシア、巡航ミサイル100発以上発射 シリアで <1512-112101>
 ロシアのショイグ国防相が20日、カスピ海と地中海に展開する艦船から CM を発射し、シリア の目標を攻撃したとプーチン大統領に報告した。
 タス通信などカスピ海と地中海の艦船計10隻を作戦に参加させ、爆撃機は69機に倍増し、過去4日間に 100発以上の CM を発射したと伝えた。
2015.11.20 Military Times Russian military says its bombing sharply cut IS oil incomes <1512-112002>
 露国防相が20日にプーチン大統領に、今週実施した
ISIL に対する攻撃で、石油関係施設15ヶ所と石油 運搬車両525両を破壊したと報告した。 ロシアはロシアの民航機がエジプトで爆破撃墜された事件を ISIL の仕業と断定した19日以来、ISIL に対する 攻撃を急増させている。
 同国防相によると、過去4日間に800ヶ所以上の目標に対し522ソティーの空爆を行うと共に、20日にカスピ海の 艦船から18発の CM を発射したのを含め、艦船と爆撃機から101発の CM を発射している。
2015.11.19 Military Times Russian strategic bombers deal new strikes on IS <1512-111904>
 ロシアが19日、シリアの
ISIL に対し、3日連続となる重爆撃 を実施した。 露軍参謀本部の上級大将によると、この爆撃にはロシア国内から発進した Tu-95Tu-160Tu-22M3 が参加し、シリアの Latakia県にある Hemeimeen 航空基地からの航空機と共同で作戦を行った。
 露軍の空爆は18日に126ソティー、19日に100ソティー以上にのぼる。
 19日早朝には Tu-95 が長距離 ALCM 12発で、Idlib県の ISIL 指揮所や、燃料庫、爆発物製造所を攻撃した。
 また同日に Tu-22M3 1個飛行隊が、Raqqa県と Deir ef Zour県の6ヶ所で、製油所、弾薬補給所、車両整備製造工場を攻撃した。
2015.11.19 NHKニュース ロシア軍 IS の原油輸送車500台を破壊 <1512-111902>
 シリアにある
ISIL の拠点に対して空爆を続けているロシア軍が、ISIL が資金源にしているとされる原油 を積んだタンクローリー500両を破壊したことを明らかにした。 タンクローリーはシリアで ISIL が管理する油田からイラク領内にある 石油精製施設へ向かう途中だったという。 ISIL は不法に石油を販売して資金源にしているとされている。
 ロシア軍は事前に定めた攻撃目標だけでなく、飛行中に発見した ISIL のタンクローリーや石油施設も攻撃するとしている。
2015.11.18 Defense News France sends Charles de Gaulle carrier against ISIS <1512-111809>
 仏海軍の空母 Charles de Gaulle が18日、ツーロン軍港を出港したが、Charles de Gaulle に は
ISIL の襲撃に備えた護衛のため、英海軍の Type 45 駆逐艦 (註:配備が開始されだしたばかりの最新鋭艦)Defender随伴している。
 一方仏空軍は17日に、ISIL に対する三度目の空爆を行い、ラッカの指揮所を攻撃した。 この攻撃には UAE と ヨルダンから離陸した Rafale 及び Mirage 2000 10機が参加した。
 フランスは2014年9月作戦開始以来、1,100波の空爆を行っているが、その95%が近接航空支援 (CAS) で、事前に計画した目標に対する攻撃は5%に留まっている。
2015.11.18 Yahoo 時事通信記事

「仏空母、シリア攻撃へ出港」

<1512-111808>
 フランス地元メディアが、仏軍が18日に空母 Charles de Gaulle をシリア空爆に参加させるため、地中海経由で中東方面に 出港させたと伝えた。 攻撃参加までには数日かかる。
 同艦は仏空軍の Rafale 戦闘機など26機を搭載しており、オランド仏大統領は先に、空母で戦力が三倍に増強 されると説明していた。
2015.11.18 Yahoo 毎日新聞記事

「ロシア 戦略爆撃機130回出撃 IS 報復作戦を開始」

<1512-111807>
 ロシア軍シリア空爆戦略爆撃機を初めて投入した。 露軍は17日に Tu-160 などで130回出撃し、初めて実戦で爆撃機搭載の ALCM を使用して、
ISIL が首都と位置づけるシリア北部ラッカなどの拠点140ヵ所を空爆した。
 同日、フランス軍もラッカを空爆した。
2015.11.18 産経新聞

インターネット

「イスラム国」空爆、露が仏空母と共同作戦 プーチン氏、フランスを「同盟国」と表現 <1512-111801>
 プーチン大統領が17日、
ISIL 攻撃のため地中海に展開するロシア海軍に、空母を 主力とするフランス海軍と合流し共同作戦を実施することを明らかにした。
 大統領はフランス軍をテロとの戦いを進める同盟国と呼んだ
2015.11.17 Military Times Putin: Russian ship to cooperate with France in Syria <1512-111704>
 プーチン大統領が17日、地中海にいる巡洋艦 Moskva対し、シリアでの作戦で仏軍 と共同せよと命じた。 また国防相は、ロシア艦が
ISIL の拠点である Aleppo と、Nusra 戦線の拠 点である Idib に対し CM 攻撃を行ったと述べた。
 その数時間前にロシアは、10月31日の旅客機墜落は、テロリストが仕掛けた爆発物に よることを認めた
2015.11.16 Military Times Truman deploys, headed for war strikes on ISIS <1512-111601>
 Harry S. Trumen を中心とする米海軍空母打撃群 (CSG) が16日、ペルシャ湾に向けノーフォークを出港 した。 これは13日にパリで起きたテロ事件への対応ではないと言うが、フランス軍と密接に協力することになるという。
 米第5艦隊は10月中旬に空母 Theodore Roosevelt と CSG が離れたため、Truman CSG が到着するまで6週間 にわたり、CSG が欠落した状態になっている。
2015.11.15 Defense News French airstrikes hit Islamic State bases in Syria <1512-111502>
 13日にパリで起きた連続テロで、129名が死亡し300名以上が負傷したのを受け、フランスが
ISIL に対して15日に2波の空爆を実施した。 空爆は UAE 及び ヨルダンから同時に離陸した戦闘機10機を含む12機で7:50PMと8:25PMに行われ、ISIL の指揮所及び訓練施設に対し 20発の爆弾を投下した。 この空爆を米軍が支援した。
 フランスは ISIL に対する空爆のため、UAE とヨルダンに Rafale 及び Mirage 2000 を駐留させている。
 また、ISIL 及びシリアに対する作戦を支援するため、空母 Charles de Gaulle が18日にツーロン軍港を出港 する。
2015.11.13 Military Times Amid battle for Iraq's Sinjar, Syria rebels take IS town <1512-111307>
 イラクで12日に Sinjar 奪還作戦を開始したクルド軍 Peshmerga が、13日に市外を制 圧しクルド旗を掲揚したが、シリアでも10月アラブ人キリスト教徒 クルド人10月中旬に結成した民主シリア軍が Hassakeh県北部の Hol を奪還した。 これは民主シリア軍最大の戦果である。
2015.11.13 Yahoo 時事通信記事

「クルド部隊、シンジャルを奪還=『イスラム国』拠点に打撃―イラク」

<1512-111305>
 ロイタ通信によると、イラクのクルド自治政府のバルザニ議長がは13日、同国北部シンジャルを
ISIL から奪還したと宣言した。 議長は、シンジャル解放は、モスルの解放にも大きな影響をもた らすと強調した。
 シンジャルは、イラク北部モスルとシリア北部ラッカを結ぶ幹線道路上に位置する要衝で、制圧によりモスルはシリア側からの孤立が進み、ISIL への大きな打撃 となる。
2015.11.12 Military Times F-15Es arrive in Turkey to attack Islamic State group <1512-111209>
 駐欧米空軍が、トルコの Incirik 航空基地に12日、F-15E 6機が英国から飛来したと発表している。 同基地に は6日に F-15C 6機が到着している。
 Incirik 基地には F-15 のほかに、ジョージア州 Moody AFB を基地とする第75飛行隊所属の A-10 12機も配置されている。
2015.11.12 Stars & Stripes US troops advising Kurdish peshmerga in Sinjar assault <1512-111206>
 米国防総省報道官が12日、イラクのクルド軍 Peshmerga が開始した Sinjar 奪還作戦では、 米特殊部隊が同行した支援を行っていると発表した。 米軍部隊は
JTAC として、第一線で空爆機への目標指 示をっている。
 Sinjar はシリアのラッカとイラクのモスルを結ぶ ISIL主たる補給ルート上にあり、2014年8月に ISIL に占拠されていた。
2015.11.12 産経新聞

インターネット

クルド部隊が北部要衝の大規模奪還作戦 米空爆と連携、7500人投入 <1512-111205>
 イラク北部クルド自治政府が12日、
ISIL が支配するイラク北部モスル近郊 Sinjar の大 規模奪還作戦を開始した。
 自治政府の声明によると、米軍主導の有志連合が空爆で支援し、自治政府の治安部隊ペシュメルガ7,500名が作戦に参加 する。
2015.11.11 Jane's Defence Weekly US-backed forces advance in Syria <1512-111107>
 Operation 'Inherent Resolve' の広報官によると、アラブシリア人連合軍 (
SAC) の1,000名以上が、Al-Hasakah 県 の都市 Al-Hawl に隣接する地域255㎢を制圧した。
 SAC は自由シリア軍 (SDF) のアラブ人部隊で、米国は彼らに50tの弾薬を供与している。  YPG の SDF の主要な構成部隊であるが、補給品が PKK に渡ることをトルコが憂慮しているため、米軍は YPG へ の供与は考えていない。
2015.11.11 NHKニュース シリア「政府軍が IS 支配の空軍基地奪還」 <1512-111101>
 シリア国営 TV が10日、政府軍が北部アレッポの東部にある空軍 基地
ISIL から奪還し、ISIL 戦闘員数百人を殺害したと報じた。 この空軍基地は ISIL が2年 前から支配下に置いていたもので、ロイタ通信は、ロシア軍が空爆を開始して以降、政府軍にとって最も注目すべき軍事的な成果だと伝えている。
 これについて英国を拠点とするシリア人権団体は、政府軍はロシア軍の空爆とレバノンのシーア派組織ヒズボラの支援 を受けて奪還作戦を行ったとしている。
2015.11.10 Defense News Sweden extends training program for Kurdish troops In Iraq <1512-111003>
 スウェーデンが公式に、イラクで
ISIL と戦うクルド軍 Peshmerga に対する訓練支援 を2016年末まで延長することを決めた。
 スウェーデンは、陸軍の精鋭35名からなるチームを派遣しているが、その派遣経費を14ヶ月分確保した。
2015.11.08 Defense News Pentagon chief: more US troops possible in Syria <1512-110802>
 米軍50名以内の陸上部隊シリアへ派遣しているが、カーター国防長官が8日、必要と見れば 更に増員することもあり得ると発言した。
2015.11.06 Stars & Stripes F-15s arrive in Turkey on air defense mission <1512-110602>
 ロシア軍機が活動している空域の空対空任務に当たるため、米空軍 F-15C の第一陣6機 が6日、英空軍基地からトルコに到着した。
 オバマ政権は先週、F-15 12機をトルコに派遣すると発表しているが、残りの6機は対地攻撃を主とする F-15E になると見られる。
2015.10.31 Yahoo 時事通信記事

「シリアに特殊部隊派遣へ=『イスラム国』掃討で常駐―米」

<1511-103101>
 複数の米メディアが30日、米政府が
ISIL 掃討作戦の一環として、シリア北部50名未満の小規模な特殊部隊を派遣する方針を固めたと報じた。 軍事顧問として、シリアで同組織と戦う反体制派の支援に当たる。
 米軍は、イラク政府軍の訓練などのため、同国に3,000名以上の米兵を派遣しているが、シリアでの米兵常駐は初めてである。
2015.10.28 Jane's Defence Weekly US, Russia sign Syrian airspace MoU <1512-102802>
 ロシア軍機シリアでの活動を開始したのを受け、米露両国が10月20日、 航空安全に関する
MoU を締結した。
 米国防総省は MoU の中身について、ロシア側の希望として明らかにしていないが、シリア上空に於ける交戦の危険を回避する内容とだけ 述べている。
2015.10.28 Jane's Defence Weekly Russia surges logistic operations to support Syrian offensive <1512-102801>
 民間の航空機運航状況監視 web site によると、ロシアの Tu-154 旅客機2機が先月、テヘランからシリアでロ シアが使用している Latakia 航空基地へ飛行したが、Tu-154 はロシアから直接 Latakia へ飛行できる航続能力があることから、 イラン軍部隊のシリアへの輸送に使用されたと見られている。 シリアでは数百名のイラン革命 防衛隊 (
IRGC)員が活動していると見られている。 また10月にはイラン Mahan Air社の Avro RJ85 旅客機が少なくとも2回Latakia へ飛行している。 更に9月には イランの B747シリアの Il-76 輸送機が両国間を飛行している。
 一方、10月の最初の3週間でロシアは、ボスポラス海峡9隻の揚陸艦や輸送艦を通過させている。 ロシア軍が シリアに進駐した9月には12隻であった。 更にロシアは、海上輸送力強化のためトルコから使用中の 輸送船2隻を購入している。
2015.10.28 Yahoo ロイタ通信記事
「米、シリアに特殊部隊投入を検討 対『イスラム国』で=政府高官」
<1511-102803>
 2人の米政府高官が匿名を条件に、オバマ政権は
ISIL 掃討作戦に少数の特殊部隊をシリアに投入 したり、イラクに攻撃ヘリを派遣することを検討していることを明らかにした。
2015.10.23 Yahoo 時事通信記事

「イラクで救出作戦、米兵死亡=対『イスラム国』で初の犠牲」

<1511-102301>
 国防総省が22日、イラク北部キルクーク州ハウィジャ近郊で、クルド Peshmerga と米特殊部隊
ISIL の収容施設に捕らわれていた収容者の救出作戦を実施したと発表した。 作戦では約70人の解放に成功したが、 米兵1人が同組織の攻撃を受け死亡した。
 New YYork Times紙によると、2011年12月の米軍のイラク撤退以降、イラクでの戦闘で米兵が死亡したのは初めてである。
2015.10.22 Stars & Stripes US plans to capture the Islamic State's capital go awry <1511-102206>
 米国は
ISIL との戦いで次の焦点となるのは、彼らが首都としている Raqqa の奪還と見てい る。 Raqqa 北方30哩の町 Ain Issa には、Thuwar al-Raqqa あるいは Raqqa Revolutionaries と いうアラブ人武装組織がおり、10日以内に Raqqa を奪還できるといっているが、彼らの装備は AK-47 小銃だけである。
 米軍は彼らに50tの武器弾薬を空投したが、その大部分がクルド軍 YPG に渡ったという。
2015.10.21 Jane's Defence Weekly Syrian ground offensive starts <1512-102101>
 ロシア軍の空爆支援の元、シリア政府軍が Hamah県の Kafr Zita、西部の Al-Ghab、Hpms と Hamah の間にある 反政府勢力の飛び地、Lakakia県の山岳地帯の4ヶ所で攻勢に出ている。 また10月16日には Aleppo を完全支配下に置いている。
 ヒズボラ筋によると、ロシアが航空機を展開している Latakia の Humaymin航空基地に、数百名のイラン軍部隊が入っており、 ヒズボラも5,000名の部隊を追加派遣している。
2015.10.21 Yahoo 毎日新聞記事

「シリア ロシア人戦闘員3人が死亡か 西部ラタキア」

<1511-102101>
 ロイタ通信が20日、シリア西部ラタキア県で、アサド政権側のロシア人戦闘員3人が反体制派の砲撃で死 亡したと報じた。 砲撃は19日夜にあり、政府軍と共に戦うロシア人戦闘員にも死傷者が出たという。 ロシア軍が9月にシリアで空爆を開始して以降、政権側で戦うロ シア人の死亡情報が明らかになるのは初めてである。
 露軍は地上部隊の派遣は否定しているが、軍事顧問らが政府軍を支援しているとみられている。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly Syria strikes showcase Russian Navy's cruise missile capability <1511-101406>
 ロシアが10月8日、カスピ海上のフリゲート艦1隻とコルベット艦3隻から、Kalibr-NK CM 26発1,500km離れたシリアに向け発射した。 ロシアが Kalibr-NK の射程を明らかにしたのはこれが初めてで、米国は今 まで1,485kmと見ていた。
 このロシアによる CM 発射は、軍事的な意味が不明である。
 米国も9月22日~23日に47発の Tomahawk を発射しているが、これはシリアの
ISIL に対する空爆の前に、彼らが逃げ出すのを防ぐ奇襲であった が、ロシアの CM 攻撃は航空攻撃と連携している様子がない。
 国防総省高官は CM 4発がイランに墜落したとしているが、26発中4発が失敗となれば不成功率15%で、米国の4%と比べると高い。
2015.10.07 Jane's Defence Weekly French Air Force conducts first Syria strikes <1511-100708>
 フランスが9月27日、Rafale 5機により初めてのシリア空爆を実施した。
 この空爆を C-135FR 空中給油機1機、海軍の Atlantique 偵察機1機が支援した。
2015.10.07 Jane's Defence Weekly Russia begins airstrikes in Syria <1511-100707>
 ロシアが9月30日にシリアでの空爆を開始した。
 衛星画像によるとロシアは、シリアの地中海沿岸 Latakia県にある航空基地に、Su-30SM 4機Su-24 12機 Su-25 12機、ヘリ20機程度を配置しており、ロシアは Su-34 も配置していることを認めている。
2015.10.14 Military Times Using Russia's cover, Iran begins sending fighters to Syria <1511-101404>
 イランシリア北部及び中部に数百名の部隊を送り込み、ロシアの空爆支援 を受けレバノンからのヒズボラ部隊と共に、反政府勢力に対する攻勢作戦を展開している。
 シリア政府軍とその同盟軍は、ロシアが空爆を開始した9月30日の一週間後に、攻勢に転じている。
2015.10.13 毎日新聞

インターネット

シリア空爆:IS 軍事施設など86ヵ所 最大規模の攻撃 <1511-101303>
 ロシア国防省が13日、シリアで12~13日に
ISIL の施設など86ヵ所を爆撃 したと発表した。 9月30日の空爆開始以降で最大規模の攻撃とみられる。 13日の空爆対象は ISIL が首都と位置付ける北部ラッカのほか、中部ハマ、北西部のイド リブ、ラタキア、北部アレッポの各地域としている。
 一方、イラク軍はロシア主導で設立された情報センタの支援を受けた空爆 を開始した。 情報センタはロシアとイラン、シリア、イラクの4ヵ国がバグダッドに設置している。
2015.10.03 Yahoo 時事通信記事

「『イスラム国』標的は20分の1=ロシアの空爆非難―英国防相」

<1511-100302>
 英 Sun紙が、ファロン英国防相ロシアシリアで実施している空爆 について3日、
ISIL を標的としたのは1/20にすぎず、大半はアサド政権と戦う 反体制派を狙ったものだと主張した。
2015.09.30 Stars & Stripes Russia launches airstrikes in Syria, says it’s targeting Islamic State <1510-093001>
 ロシアが9月30日に、シリアで初めて
ISIL の拠点に対する空爆を 実施したと発表した。 シリア国営 TV は軍当局者の話として、目標となったのは Homs県の Rastan 及び Talbiseh(註: Homs市北側)一帯、及び Hama県の Salamiyeh市近郊であるという。
 これについて米政府当局者は、ISIL は Homs県の一部は勢力下に入れているものの、Homs市より西には進出しておらず、空爆の目標は ISIL ではなく反アサ ド勢力であったのは明らかであると見ている。
2015.09.27 Yahoo 時事通信記事

「仏軍がシリア初空爆=『イスラム国』訓練施設狙う」

<1510-092702>
 フランス大統領府が27日、仏空軍がシリアで空爆を行ったと発表した。 仏軍はイラクで既に空爆を実施しているが、シリアでは 初めてである。
 オランド大統領は、仏軍機6機が空爆に参加したが、必要に応じて更なる攻撃を実施するとも語った。
2015.09.11 産経新聞

インターネット

独自に化学兵器を製造、使用か 英 BBC 報道 <1510-091106>
 BBC放送が米政府筋の話として11日、
ISIL が粗野な手作りながら化学兵器自ら製造し、イ ラクとシリアで使用している疑いが濃厚だと伝えた。 それによると、米政府は少なくとも4回、イラクとシリアの国境の両側で、粉末状のマスタードガス が使われたケースを特定した。
 米政府筋は、化学兵器はイラクでは米軍が管理しており、シリアでは政権側が廃棄処分をしたなどとし、いずれも入手は困難だとし、マスタードガスの化学的合成はそれほど 難しくはなく、イスラム国の小さな集団が自分たちで研究し、製造している可能性が高いと語った。
2015.09.10 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア軍、シリアで戦闘に参加 アサド政権支援=関係筋」

<1510-091004>
 事情に詳しいレバノンの関係筋3人が、ロシア軍がシリアでアサド政権軍を支援するため、戦闘に加わっ ていることを明らかにした。 ただ、レバノンの関係筋によると、戦闘に参加しているロシア軍兵士は、今のところ少人数だという。 ロシ ア軍のシリア内戦への関与拡大は米国が懸念する事態である。
 複数の米当局者は、ロシアが最近シリアに LST 2隻や輸送機などを派遣し、少数の海軍歩兵部隊も派遣されたと述べた。  ロシア側の意図は不明だという。
【註】
 ロシア軍のシリア内戦への直接介入について、何故今頃になっての感は否めないが、このままではロシア海軍が地中海に持つ唯一の拠点であるシリア西部タルトゥスの確保が 難しくなるとの判断があった可能性も考えられる。
2015.09.10 東京新聞

インターネット

ロ軍、シリアで戦闘参加か 「少人数で」と報道 <1510-091001>
 ロイタ通信が複数のレバノン筋の情報として9日、シリアでアサド政権軍を支援するため、少数のロシア軍部隊が 戦闘に参加し始めたと報じた。 それによるとレバノン筋は、ロシアはもはやただの顧問ではないと指摘したが、戦闘への参加は少人数で大部隊はま だ加わっていないと述べた。
 ロシア政府は同日、軍事顧問をシリアに派遣したことは認めたが、供与した兵器の使用方法を教えるためだと説明していた。