朝鮮半島紛争に関する資料

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2009.11.18 Jane's Defence Weekly Tensions rise over first Korean naval clash in seven years <1001-111801>
 韓国は11月10日に行われた黄海での海戦で、北方境界 (NLL) を護る強い意志を示した。 過去にあった1999年と、 韓国警備艇が撃沈された2002年の海戦と明確に異なるのは、ソウルの政治判断を待つことなく射撃を開始できるとした新たな交 戦既定である。
 北朝鮮の射撃で韓国艇の船体15箇所に穴が開いたが、韓国艇は4隻で反撃し4,950発を発射した。
2009.11.13 朝鮮日報
インターネット
南北銃撃戦:韓国の高速艇4隻から艦砲4950発(上) <0912-111302>
 10日に黄海の大青島近海で起こった銃撃戦で、韓国海軍の高速艇チャムスリ325号が4,250発を発射し応戦したことが分かった。 国防部の関係 者は12日、黄海で起こった銃撃戦では4隻の高速艇から40mm砲250発、20mm砲4,700発の、計4,950発が発射されたと説明し た。 国防部は当初、200発程度を発射したと説明していた。
 一方北朝鮮の警備艇は50発程度発射し、そのうち15発が韓国の高速艇に命中したという。
朝鮮日報
インターネット
南北銃撃戦:韓国の高速艇4隻から艦砲4950発(下)
2009.11.13 Yahoo Record China 記事

「黄海銃撃戦 新鋭装備の韓国艦艇、中国製北朝鮮艦艇を射撃精度で圧倒―韓国紙」

<0912-111301>
 10日に黄海で発生した北朝鮮艇と韓国艇の銃撃戦について朝鮮日報が、韓国海軍のチャムスリ級高速艇 (150t) と北朝鮮の 上海級警備艇 (131t) はほぼ同じ大きさであるのに、韓国側の射撃精度の高さから戦闘は一方的なものになった という。
 チャムスリ級はブレダ社製の40mm砲を搭載し、自動照準装置を装備している一方、上海級は1960年代に建造されたもの で37mm砲と25mm砲を搭載しているが、手動照準のため精度では大きく劣っていた。
2009.11.12 韓国
聯合ニュース

インターネット

北朝鮮警備艇の NLL 侵犯ことし23回、昨年の3倍 <0912-111202>
 韓国軍関係者によると、北朝鮮の警備艇が黄海の NLL越えた回数は、年初から今月10日にかけ 23回に達する。 この期間に北朝鮮の漁船などの船舶が25回越えたと把握され、昨年の警備艇7回、船舶11回に比べ、それぞれ約 3.3倍、2.3倍多い。
 北朝鮮の漁船はワタリガニの時期に NLL 付近を行き来しながら操業しており、北朝鮮の警備艇は主にこれら漁船を取り締まるうちに NLL を侵犯したものと合同参謀本部 では分析している。
2009.11.12 韓国中央日報

インターネット

韓国、 西海上で李舜臣艦を前進配備…警戒を強化 <0912-111201>
 韓国軍は11日に、北朝鮮の報復攻撃に備えて駆逐艦 (KDX-2) 李舜臣 (4,800t) 及び1,200t級哨戒艦2隻を黄海 に派遣して、NLL での 緊急事態発生に対応することにした。
 海軍第2艦隊司令部と黄海を管轄する空軍部隊も非常警戒態勢に入っている。
2009.11.11 Yahoo Searchina 記事

「韓国・北朝鮮の銃撃戦で北側に死者か、2分で砲弾250発」

<0912-111101>
 中国新聞社によると、10日午前に黄海で発生した韓国と北朝鮮による銃撃戦で、北朝鮮の1人が死亡、3人が負傷したもようである。
 交戦が発生したのは NLL に近い大青島の東側海域で、北朝鮮の警備艇一隻が韓国側の警告にもかかわらず南側に侵入したため韓国艇が警告 射撃を実施した。 これに対し北朝鮮艇は85mm砲約50発を発射し、そのうち15発が韓国艇に命中したが人的被害はなかった。
 韓国側は高速艇2隻が応戦して40mm砲約200発を撃ち、2分間ほど銃撃戦の結果、北朝鮮艇は黒煙を出しながら北側に引 き返した。
2009.11.11 韓国中央日報

インターネット

高速艇チャムスリ、北朝鮮警備艇を撃退 <0912-111101>
 1999年6月の第一次延坪(延坪)海戦で北朝鮮警備艇を沈没させた韓国海軍高速艇チャムスリ325が、10日、黄海 NLL を越えて来た北朝鮮警備艇を銃撃戦の末撃退した。 南北が黄海で交戦したのは2002年6月の第二次延坪海戦に続いて三度目で 7年ぶりである。
 軍関係者によると韓国側に人的被害はなく、北朝鮮警備艇は半破して多数の死傷者を出したものと推定される。
【註】
 現在韓国は、最新鋭ミサイル高速艇(PKG)を装備している。 一号艇は2002年6月の第二次延坪海戦で戦死した尹永夏少佐にちなんで 尹永夏 と名付けられ ている。
2009.11.10 Yahoo 時事通信記事

「黄海で南北海軍が銃撃戦=韓国側に死傷者なし、挑発か」

<0912-111001>
 朝鮮半島西方の黄海上で10日午前11時半ごろ、北朝鮮の警備艇が海上の軍事境界線である NLL を越えて南下し、阻止しようとした韓国海軍艦艇との間で銃撃戦となった。北朝鮮警備艇は破損し、北朝鮮側に戻 った。韓国側に死傷者はいなかった。
2005.11.14 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮の警備艇、韓国領海・・・」

<0522-111401>
 韓国軍によると、北朝鮮海軍の警備艇1隻と漁船9隻が13日、黄海上で韓国の領海を一時的に侵犯した。 韓国 軍によると、北朝鮮の警備艇は韓国領海に達していた漁船9隻を引き戻すため、一時的に韓国領海を侵犯したという。
 韓国海軍は6度の警告を送り、北朝鮮の警備艇船からは、状況は把握しているため発砲するなとの応答があったという。
2005.11.12 Yahoo 韓国中央日報記事

「北の戦闘機2機、一時韓国・・・」

<0522-111203>
 北朝鮮軍の戦闘機は MiG-19 と見られる戦闘機2機が11日午後、黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線 (NLL) を越えて韓国側に侵入した。
空軍は上空で哨戒飛行中だった F-5、KF-16 6機を現場に緊急発進させ警告したところ、北朝鮮側は応答しな かったものの引き返した。
2004.10.21 朝日新聞

インターネット

「北朝鮮潜水艦、韓国領海を・・・」 <0420-102102>
 北朝鮮の潜水艦が今月10日から韓国東部の領海付近を航行、侵犯を繰り返している のを米軍が追尾し情報を韓国軍に提供したが、同軍は「確認できなかった」と13日に発表したため、米軍は不信感 を募らせている。 米軍はいまも潜水艦を追尾中である。
 この潜水艦は「サメ型」と呼ばれる小型(約300t)の侵入作戦用ディーゼル潜水艦で、米情報機関が10日、2 隻が韓国東部の日本海を航行しているところを発見した。 このうち1隻は数日後に北朝鮮の港に帰港したが、残る1隻は19日現在も韓国 東部の領海周辺を航行しているという。
2002.06.29 読売新聞

インターネット

日本も朝鮮半島方面の警戒体制を強化  韓国西部の黄海で29日、韓国と北朝鮮の警備艇の銃撃戦が発生したことを受け、日本政府は外務省を中心に情報収集 作業に全力を上げている。
 防衛庁の海上、航空両自衛隊などは朝鮮半島方面の警戒体制を強化した。 防衛庁 では、伊藤康成次官らが幹部に情報収集の強化を指示。 自衛隊の哨戒機などが日本海、朝鮮半島方面の警戒を強めた。
2002.06.29 毎日新聞

インターネット

軍事境界線で北朝鮮警備艇と交戦 韓国側4人死亡  韓国の国防省などによると29日午前10時25分、韓国西海岸沖で韓国軍と北朝鮮軍の警備艇が銃撃戦 を繰り広げた。
 同省の発表によると、韓国側の兵士4人が死亡し1人が行方不明、19人がけがをした。 また韓国の警備艇が沈没 した。
 北朝鮮の警備艇が炎上したが、北朝鮮側の被害状況は不明。