Enduring Freedom 作戦の推移

( その1 : 事件発生 〜 空爆開始 )
その2 : 空爆開始 〜 地上侵攻開始
その3 : 地上侵攻開始 〜 マザリシャリフ陥落
その4 : マザリシャリフ陥落〜カンダハル陥落

【2001.10.08】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [ 2時 2分]

米軍、アフガン攻撃を開始=米政府当局者  米政府当局者は、米軍がアフガニスタン攻撃を開始したことを明らかにした。
共同通信

毎日新聞

 [ 1時31分]

カブール方面上空から光と音  アフガニスタンの首都カブール方面で7日午後8時(日本時間8日午前0時半)ごろ、上空から地上に向けての光と音が 2, 3回確認された。
 北部同盟のアブドラ外相は7日夜、首都カブール方面で確認された光と音について、米軍のものではないと語った。

【2001.10.07】

出   典
標     題
要         旨
共同通信

毎日新聞

 [23時36分]

7日深夜にも空爆か  「北部同盟」の消息筋は7日首都カブールへの米軍の空爆が同日深夜にも実施される可能性 があると述べた。
読売新聞

 [22時34分]

米山岳部隊がウズベク到着  露国営テレビなどによると、米軍が対アフガニスタン軍事作戦のために派遣した陸軍第10山岳師団1,000人の第1陣は 、 先に展開している特殊部隊の支援が主な任務と見られるが、アフガン攻撃が始まった場合、同師団が実戦部隊として戦闘行動に加 わる可能性もある。
 これに対し、タリバン政権は7日までに、ウズベク国境付近に兵力8,000人を増派し、米軍が攻撃すれば「ウズベキ スタンに反撃する」と警告するなど、国境の緊張は高まっている。
毎日新聞

 [20時46分]

人道物資投下に向け米軍機が待機  米政府当局者は6日、アフガニスタンでの人道物資投下に向けて、米軍機が欧州の基地で待機していると語った。
 同日までに米軍機がドイツのラムシュタイン空軍基地に追加配備されたという。
 物資投下の日や、当日の米軍機のルートなどは明らかにされていないが、複数の戦闘爆撃機が輸送機の護衛に当たる見通しだ。
毎日新聞

 [20時36分]

ウズベキスタン、米山岳師団展開の報でアフガンとの国境緊迫化  ウズベキスタン南部のアフガニスタンとの国境地帯に米軍の山岳師団が到着したと伝えられ、約80kmの両国国境線を はさんだ軍事情勢は一挙に緊迫化することになった。
 タリバン側は米山岳師団到着の報道に神経をとがらせ、「ウズベク側からの攻撃には越境報復攻撃する」と強硬姿勢を明示した。
ロイター

 [11時51分]

米国の対アフガン軍事攻撃の計画を支援する準備がある、仏海軍幹部  フランスの海軍幹部は、アフガニスタンに対する米国の軍事攻撃にフランス軍が加わる準備 がある、と述べた。
時事通信

 [ 9時 2分]

北部同盟、飛行場建設か  7日付の英日曜紙は現地入りしている英民放ITN特派員の目撃情報として、北部同盟が首都カブール 北方約65kmの地点に飛行場を建設しつつあると報じた。
 完成すれば、米英軍のタリバン攻撃の拠点になる可能性もある。
CNN

 [ 3時50分]

カブール上空に米軍機? タリバンは対空砲で攻撃  アフガニスタンの首都カブール上空で6日午後、国籍不明の航空機2機が飛来し、タリバン軍 が対空砲で攻撃したが、飛行機の高度が高く打ち落とせなかった。
カタールの衛星放送が飛行機の飛行の様子などをとらえた映像は、青空の中を銀色の機体が高速で飛行する様子を写している。
 少なくとも1発の地対空ミサイルが発射されたとの目撃情報があるが、確認されていない。
米軍の偵察機ではないかとの観測が出ている。ロイター電などによると、飛行機のうち1機は約20分間にわたり旋回 した。 別の1機はすぐに通過したという。
共同通信

毎日新聞

 [ 2時31分]

米部隊1,000人ウズベク着 ロシア国営テレビ  ロシア国営テレビは6日、米軍山岳師団の部隊1,000人が同日、アフガニスタン国境にあるウズベキスタン南部のテル メズ空港に到着したと伝えた。

【2001.10.06】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [23時30分]

時間切れが近づいている ブッシュ大統領が警告  ブッシュ米大統領は6午前、国民向けのラジオ演説でタリバン政権に対して「時間切れが近づいてい る」と警告
 大統領は「十分な警告を行った」と述べ、タリバン政権による時間の引き延ばしを許さない姿勢を示した。
毎日新聞

 [22時 0分]

カブール上空飛行中の国籍不明機2機に対空砲火  アフガニスタンからの報道によると6日午後、首都カブール上空に国籍不明の飛行機2機が飛来、タリバン政権軍が対 空砲を発砲した。 2機は数分後、撃墜されずに飛び去った。
 飛行機は肉眼でも確認できる高度で飛んでおり、1機はカブール上空を飛び去り、2機目は上空を数回旋回した。 タリバン政権軍は 約15分間、対空射撃を行った。
 ロイター通信などは、少なくとも1発の地対空ミサイルが発射されたと報じた。
 タリバン政権の国防省当局者がロイター通信に語ったところでは、飛行機は無人偵察機とみられ、「高度が 高すぎて、撃ち落とそうとしたが無理だった」という。
毎日新聞

 [20時45分]

米物資空中投下、今週末にも開始、戦闘の危険も  AP通信は5日、米軍がタリバン政権支配地域住民のための支援物資空中投下を、早ければ今週末 にも開始すると報じた。
 米メディアは、投下作戦の安全確保のため米軍が事前にタリバンの軍事施設などを先制空爆する可能性を指摘している。
 食糧など支援物資の投下計画は4日、国防総省が発表した。 日程や対象地域など詳細は明らかにされていないが、国境地帯にいる 避難民ではなく一般住民向けであるため、輸送機はタリバン支配地域の奥深くまで飛行することになる。
 物資投下を行うのは空軍のC-130輸送機とみられ、今回の作戦では偵察も兼ねることから比較的低空を飛ぶ可能性がく、タリバンが 保有するスティンガーの射程距離に入り、撃墜される恐れもある。
 このため、国防総省は輸送機を戦闘機で護衛する方針を明らかにしている。
読売新聞

 [20時33分]

アフガン偵察の衛星を発射  アフガニスタンの軍事情勢監視が目的と見られる米軍のKH-11型偵察衛星が5日、米カリフォ ルニア州バンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。
 米軍は、アフガニスタンへの軍事行動を起こす際、ビンラーディン一派やタリバンの動きを詳細に監視する必要がある。 このため 「米軍の安全確保には、解像度の極めて高い衛星写真による情勢分析が欠かせない」(軍事筋)とされる。
ロイター

 [20時24分]

 カブール上空の不明機に対空砲発射  アフガニスタンを実効支配しているタリバン政権の国防省当局者が、カブール上空を飛行していた 不明機2機に対空砲を発射したことを認めた。
 目撃者証言によると、対空砲は数分にわたって発射された。 不明機の1機は高速度で消え去り、1機は上空を旋回しているという。
 国防省当局者はロイター通信に対し、高高度で旋回していた不明機を撃ち落とそうとしたことを明らかにし た。
中央日報

 [15時49分]

ドゥシャンベ現地ルポ、ロ軍トラック、列を作り移動 ドゥシャンベでは、ロシア軍のトラックが列を作りながら移動する光景が頻繁に見られた。
 現地人は「トラックの中にはロシア国境守備隊や北部同盟に運ばれる軍需品が入っている」と推測した。
 タジキスタン駐屯のロシア軍司令官が外信との記者会見で「米国のアフガニスタン攻撃に対応して、アフガニスタ ンとタジキスタン国境のロシア軍が戦闘準備を終えた」と明らかにした。
毎日新聞

 [10時26分]

「作戦開始の決定、数週間後に」 仏国防相  6日付仏紙によると、仏国防相は対アフガニスタン軍事行動について「作戦開始の決定は下されておらず参加国の数 も決まっていない。 それが分かるのは数週間後だろう」との見通しを示した。
 仏軍はフリゲートと補給艦の2隻を米軍の後方支援に投入する。
 国防相は4日、ラジオで空母の作戦参加の可能性も示唆している。

【2001.10.05】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [10時50分]

米、食糧投下前の攻撃検討  米主要テレビは4日、中東歴訪中のラムズフェルド国防長官の同行筋の話として、アフガニスタン国民向けの食糧援助 を空中投下で行う場合、米軍機の安全確保のため、投下前にタリバンの対空兵器を対象とした限定攻撃を検討 していると伝えた。
 同省副報道官も4日の定例会見で、空中投下を含めた食糧援助の計画作りに着手していることを明らかにした。 国内の避難民などの 窮状を緩和するためで、いったん始まれば日常的・定期的に行われる。
 米国の専門家らは、対空兵器攻撃には巡航ミサイルやステルス爆撃機が動員されると見ている。
 対空兵器に限定した攻撃は、食糧投下や米国のメッセージを空中からビラで配布する作戦を容易にするためで、大規模波状攻撃を仕 掛けることを意味しない。
毎日新聞

 [ 6時 0分]

パキスタン、タリバンと事実上断交  パキスタン外務省報道官は4日、タリバン政権のパキスタン駐在のザイーフ大使について、「国際社会とタリバン政権 の間をつなぐ連絡役に過ぎない」と述べ、大使として正式に認知していないとの見解を初めて示した。
 また「我々は(アフガニスタンの首都)カブールに外交上の代表者を置いていない」とも述べ、事実上、タリバン 政権と外交関係を断ったとの認識を示した。
 パキスタンのムシャラフ大統領は3日の国家安全保障会議と閣議の合同会合で、タリバン支援を続けてきた対アフガ ン政策を180度転換した「連合政権」構想を打ち出した。 この日の報道官の発言は、大統領表明の延長線上のものとみられる。
毎日新聞

 [ 0時13分]

ウズベキスタン、米に空軍基地1ヶ所提供  ラムズフェルド米国防長官に同行している米政府高官は5日、米軍第10山岳師団の兵士約1,000人が米国内の基地を出 発し、ウズベキスタンに向けて移動中だと語った。
 一方、ウズベクのカリモフ大統領は国防長官との会談後の会見で、空軍基地1ヶ所の使用を認めると述べたが、いかなる対アフガン 軍事作戦にも反対と語る。

【2001.10.04】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [22時41分]

豪州、特殊空てい部隊と空中給油機をアフガン方面に派遣  オーストラリアは米国の要請により軍の特殊空てい部隊150人と空中給油機2機をアフガニスタン方面に派遣するが、 豪軍からは既にフリゲート艦1隻がペルシャ湾に展開中の米艦隊と合流しており、上陸部隊 を乗せた別の艦艇も出動態勢にある。
読売新聞

 [21時29分]

タリバンが武器などすでに東部へ移送  パキスタン軍当局者が同日、本紙に明らかにしたところによると、タリバン側は、米国が首都カブールを集中的に攻 撃することを想定し、すでに通信設備や武器、弾薬などを首都からパクティア、マンガルハルなど東部4州に移送
 米英両国の特殊部隊や、米国の後押しを受ける反タリバン勢力「北部同盟」がカブールに侵攻した後も、ゲリラ戦で対抗することを 想定しているという。
読売新聞

 [20時12分]

ハワード豪首相、対テロ軍事行動の出動準備を指示  オーストラリアのハワード首相は4日、米軍事行動に備えるためクリス・バリー豪国防軍司令官に対し、 150人規模の特殊空てい部隊と空中給油機2機などの出動準備を指示した。
 豪AAP通信によると、政府内ではこれ以外にも長距離用偵察機や上陸作戦部隊などの派遣を検討している。
 ハワード首相は今回の指示が米政府との協議に基づいたものであることを強調し、「豪国防軍の可能な範囲でANZUS条約上、豪州が果 たす義務として適当な規模だと思う」と述べた。
毎日新聞

 [13時24分]

米軍事行動の基地 パキスタンからウズベキスタンへシフト  米国の軍事作戦に関して、アーミテージ国務副長官は3日、パキスタンの不安定な政情を考慮し、同国の基地への依存 を少なくする方針を明らかにした。
 一方、ラムズフェルド国防長官は中東・中央アジア歴訪の中でウズベキスタンを訪問、基地提供問題を含め同国との連携を強める方 針だ。
毎日新聞

 [11時42分]

米国務長官イラク攻撃に含み アフガンは「第1段階」  パウエル米国務長官は3日、アフガニスタンに対する軍事行動は、テロとの戦いの「第1段階」であり「将来、何が起 きるかは論評できない」として、イラク攻撃にも含みを残した。
 また、長官は米国の軍事行動は「アラブ諸国との紛争の始まりではない」と理解を求めた。
時事通信

 [ 9時 1分]

アラブ諸国への攻撃ない テロ報復作戦で米国務長官  パウエル米国務長官は3日、同時テロに対する報復攻撃に関し、アルカイダとこれを保護するアフガニスタンが目標で あるとし、イラクなどアラブ諸国への攻撃はないとの見通しを示した。
 パウエル長官は「この作戦の第1段階では、アルカイダとアフガンに焦点を絞っている」と指摘し、「将来何が起きるかは言えない 」としながらも、アラブ諸国に対する攻撃の可能性については「懸念すべきことでない」と語った。

【2001.10.03】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [23時59分]

米の山岳部隊がウズベク、タジクに展開  米国防総省筋は2日、ラムズフェルド国防長官が、米陸軍第10山岳師団の歩兵1,000人以上に アフガニスタン北側に隣接するウズベキスタンとタジキスタン両国に、展開命令を出したことを明らかにした。
 両国にはすでに、アフガン国内での情報収集活動に従事する小規模の米軍特殊部隊が入っている。
 山岳部隊の到着で、特殊部隊の活動が活発化しそうだ。
読売新聞

 [23時59分]

米英の後方支援、仏も艦船派遣へ  仏政府は3日、主要閣僚協議を行い、対アフガニスタン軍事作戦を想定し、米政府から協力要請のあった米軍機の仏領 空飛行を承認するとともに、インド洋に展開する仏艦船2隻を米英軍の作戦に後方支援で参加させることを決 定した。
 対アフガン武力作戦では、これまで英米の艦隊のインド洋展開が確認されているが、仏艦船も加わることになった。
 大統領府報道官によると、仏艦船は護衛と物資搬送にあたる。
ロイター

 [20時49分]

米軍、ウズベキスタンとタジキスタンに歩兵部隊を派遣  3日付の米紙ワシントン・ポストによると、旧ソ連邦のウズベキスタンとタジキスタンに1,000人以 上の米軍の歩兵部隊が派遣された。
 中央アジアに配置された米軍は、アフガニスタンで撃墜された米軍機のパイロットの救出のほか、特殊部隊の支援などにあたる。
 旧ソ連邦に米軍が配置されるのは初めてという。
ロイター

 [14時 7分]

米国の諜報機関、アフガン国内の軍事訓練施設23カ所を確認  3日付ワシントン・タイムズ紙によると、米国の諜報機関は、攻撃目標として、アフガニスタン国内の軍事訓練施設 23ヶ所と、タリバンの一部部隊を確認した。
 23ヶ所の施設は、カブールやジャララバードなどの都市近郊を含むアフガニスタン全土で確認された。
読売新聞

 [12時23分]

ラムズフェルド米国防長官が4か国歴訪へ  ムズフェルド米国防長官は2日夜、エジプト、サウジアラビア、オマーン、ウズベキスタンの中東・中央アジア4か国 を緊急歴訪するため、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地を出発した。
 同時テロに対する軍事行動に向けて、米軍基地の提供国や基地施設を米国に提供する用意がある国々の首脳らとの間で詳細を詰める のが目的。
 このため同長官が帰国する予定の5夜または6日朝まで、米軍の大規模な軍事行動は発動されない可能性が 高まっている。
毎日新聞

 [ 1時 4分]

イラン国防相、条件つきで米国の報復攻撃支持  イランのシャムハニ国防相は2日、「国際社会が支持するならば、イランはアフガニスタンのテロリ スト基地への攻撃作戦を支持する」と条件つきながら、米国の報復攻撃を支持する立場を明らかにした。
読売新聞

 [ 0時32分]

ジョブなど2空港、第一波攻撃に使用か  パキスタン軍当局者が本紙に明らかにしたところによると、今回、対テロ軍事作戦に際し、米軍が使用することで合 意した基地・空港のうち、ジョブ、ノーシキの2空港はタリバンの本拠地カンダハルに近く、米国はアフガ ン攻撃の第1派として始まる空爆に使用すると見られる。
 バハワルプルとデライスマイルカーンは地上戦に移行した場合の拠点とし、アラビア海に面した パスニは燃料補給などの後方支援に使われる見込みだ。
読売新聞

 [ 0時32分]

5基地・空港の使用、米とパキスタン合意  パキスタンは2日までに、米国の対アフガニスタン攻撃で、アフガン国境に近いパキスタン西部バルチスタン州の空 軍基地など少なくとも5ヶ所の基地・空港の使用を許可した。
 米軍は実地調査を済ませており、作戦に応じてこれらの施設を拠点とした軍事作戦を展開するものとみられる。
 パキスタン軍当局者の話を総合すると、米パ両国が使用で合意したのは、バルチスタン州ジョブノーシキパスニ、パンジャブ州バハワルプル、北西辺 境州デライスマイルカーンの5か所。

【2001.10.02】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [22時12分]

NATOが集団的自衛権発動  NATOは、米国がNATO理事会で米同時多発テロ事件にウサマ・ビンラディンが関与したことを示す決定的証拠を提出し たことを受け、集団的自衛権を正式に発動した。
 NATOが集団的自衛権を発動するのは、発足以来初めて
ロイター

 [21時47分]

ロシア、反タリバン勢力への支援物資輸送を開始  ロシアは、アフガニスタンの反タリバン勢力が統治する地域への人道支援を開始、食料や毛布、医薬品などの支援物 資を積んだ輸送機がアフガニスタンの隣国タジキスタンの首都ドゥシャンベに到着した。
 プーチン大統領は、反タリバン勢力「北部同盟」への人道・軍事支援を約束しており、今回の支援物資輸送は同大統領の指示による もの。 同国は今後も、輸送機や鉄道を使って支援物資の輸送を行う予定という。
毎日新聞

 [19時45分]

「テロ支援国への攻撃ありうる」 米大統領報道官  フライシャー米大統領報道官は1日、ブッシュ大統領が対テロ軍事作戦で「イラクなどアラブ諸国は対象としない」 とヨルダン国王に約束したとの報道を否定し、テロ支援国への攻撃が将来ありうることを確認した。
 「アルカイダ」を倒した後の、イラク攻撃の可能性を改めて示したものと受けとめられている。
 ブッシュ政権に根強いイラク攻撃論の背景には、ウルフォウィッツ国防副長官ら政権幹部が関係する保守派組織「 新しいアメリカの世紀」の働きかけがある。
 外交包囲網作りを優先するパウエル国務長官は、イラク早期攻撃に慎重とされる。
時事通信

 [13時 1分]

米揚陸艦、相次ぎ出港=佐世保  米海軍佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦「エセックス」(40,532t)と揚陸艦2隻、掃 海艦2隻が2日午前、佐世保港をそれぞれ出港した。
 揚陸艦は沖縄の米海兵隊員などを輸送するのが主な任務だが、今回の行き先や目的は明らかにされていない。
読売新聞

 [11時46分]

米大統領「戦闘準備は順調」  ブッシュ米大統領は1日、タリバンへの軍事行動について、「兵員29,000人と2個の輸送戦闘部隊上陸作戦部隊1個と軍用機数百機を展開し、予備役17,000人と州兵数千人を動員し た」と具体的数字を挙げ、準備が着々進んでいることを強調した。
 ブッシュ大統領は、「今回の戦争はこれまでと違う。通常の兵力でゲリラ戦を戦うのは難しいが、米軍は準備が出来ている。 議会 演説で述べたように、米軍は我々に誇りを与えてくれることだろう」と語り、米軍への絶大の信頼を示した。
毎日新聞

 [11時 2分]

キティホーク、横須賀出港しインド洋へ 米国防総省が公表  米国防総省は1日、神奈川県横須賀市の米海軍基地を出港した空母キティホークがインド洋に向か ったと公表した。
 米軍は同時多発テロの軍事報復に備え、すでに空母カールビンソンをペルシャ湾に、エン タープライズをアラビア海に、セオドア・ルーズベルトを地中海にそれぞれ展開させており、 空母派遣は4隻目となる。
ロイター

 [ 7時27分]

米軍機の領空通過を認める用意がある−ウズベキスタン大統領  ウズベキスタンのカリモフ大統領が、アフガニスタンに対する米国の軍事行動に際して領空の通過を認める用意があ り、対米同時多発テロの犯人を捜索している米政府の政策を支持すると述べた。
ロイター

 [ 7時17分]

グルジア政府、米国の領空使用に同意  グルジア政府は、必要であれば領空の使用を認めることに同意した。
 報道官は、「数日前に、米国から要請の文書を受け取り、グルジア政府は、必要な場合は領空の使用を許可するとの同意を伝えた」 と述べた。
共同通信
 毎日新聞

 [ 1時26分]
「作戦開始近い」ラムズフェルド米国防長官が示唆  ラムズフェルド米国防長官は1日、「米国が行動を起こす時がまもなくやって来る。米軍はその時米国人に誇りを与 えてくれる」と語り、軍事作戦の開始時期が近いことを示唆した。

【2001.10.01】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [23時22分]

米がパキスタンに生物兵器への警戒求める  1日付パキスタン紙は、米政府がパキスタンに対し、テロリストによる生物兵器を使用した攻撃に 備えるよう警告したと伝えた。
 同紙によると、米国がアフガニスタン内の「アル・カーイダ」拠点などを攻撃した後、パキスタン内で生物兵器を使った報復テロが 起きる可能性があると米政府は見ている。
読売新聞

 [21時13分]

早期開戦の見方と米議会、世論の微妙な変化  ウサマ・ビンラーディンらに対する掃討作戦を慎重に準備して来た米国が、近々、第一波攻撃を決 行するとの観測がメディアなどから広がっている。
 30日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米国がアフガニスタンへの攻撃態勢を整えたと伝えた。すでに20隻を超す艦船と300機以上 の作戦機が集結し、空爆または巡航ミサイルによる第一波攻撃の指令を待つばかりという。
 今週初めにも攻撃が始まるとの観測は、米国とともに作戦に参加する見込みの英国や、情報提供などで米に協力するロシアの報道機 関も伝えた。
 開戦時期を巡る論議と平行し、ワシントンでは「米国民はいつまで待てるか」が重大関心を集めている。
 ジェームズ・スタインバーグ元大統領補佐官代理は、「米議会に変化の兆しが出ている。超党派で危機に対処しようという精神は今 も優勢だが、個別テーマでは異論が出始めた」と潮流の変化を指摘する。
ロイター

 [ 7時57分]

サウジ、外国軍の国内からのアフガン攻撃は容認せず  サウジアラビアのスルタン国防航空相は、外国の軍隊がアラブ諸国、あるいはイスラム諸国に対し、 自国領内から攻撃を仕掛けることを容認しない、と述べた。
 サウジアラビアが米軍に、自国領内の基地からアフガニスタンへの軍事行動を容認する見通しとの報道を、国防航空相は、「馬鹿げ ている」と退けた。
読売新聞

 [ 2時20分]

米英軍48時間内にも攻撃か、英紙・タスが報道  30日付の英日曜紙オブザーバーは、米英両軍が、アフガニスタンを実効支配するタリバンの軍事拠点などに対する本 格的な軍事行動を48時間以内にも始めると、米英政府筋の情報として伝えた。
 作戦の目標は、ウサマ・ビンラーディンの排除と同武装勢力の掃討にあり、
 @ タリバン保有の軍用機と航空拠点
 A 対空ミサイル網
 B 戦車などの軍事目標
に対する爆撃やミサイル攻撃が想定されている。
 一方、タス通信は30日、NATO筋の情報に基づき、ウサマ・ビンラーディンの複数の基地に対して、「48時間以内に、ミサイル、航空 戦力による強力な攻撃が加えられる可能性がある」と報じた。
 タス電はパリ発で、第1波の攻撃は、空中発射および潜水艦発射の巡航ミサイルによって実施され、 第2波には、アフガンに近い海域に展開する米空母の艦載機部隊が投入されるとの見通しを示した。

【2001.09.30】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [20時21分]

北部同盟、前線数カ所で攻勢目指すも、こう着状態続く  アフガニスタンの北部同盟は30日、国内数地域の前線で攻勢を目指しているが、こう着状態が続いた。
 北部同盟はタリバン勢力の北部拠点マザリシャリフと首都カブール攻略を念頭に反撃している。
 過去2週間の戦闘で北部同盟は800人の戦死者を出したとの情報もあり、当面は米軍の軍事報復に活路を見い 出そうとしている。
時事通信

 [15時 1分]

米空母キティホーク、1日に再出港  米海軍第7艦隊所属の空母キティホークは30日午前横須賀基地に帰港した。
 海上保安庁に入った連絡によると、同艦は1日午前10時に再び出港する。
 関係筋は長期航海になるとしている。
読売新聞

 [ 0時46分]

タリバンに内部崩壊の兆し、脱走や寝返りも  タリバン政権に、内部崩壊の兆しが見えはじめてきた。
 CNNテレビは29日、複数のタリバン軍の中堅幹部が、首都カブールまで数十km地点まで迫っている敵対勢力「北部同盟」の軍司令官 に降伏を打診してきた、と伝えた。

【2001.09.29】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [22時27分]

アフガニスタン周辺諸国に12ヶ所基地確保か  米軍が報復攻撃で利用する可能性があるアフガニスタン周辺諸国の軍事施設12ヶ所をAP通信 が29日までに報じた。
 パキスタンの5施設、ウズベキスタンの4施設、タジキスタンの3施設となっている。
 パキスタンでは、北部の中心都市ペシャワルに近いバレデル空軍基地などを候補にあげている。
毎日新聞

 [21時46分]

米英特殊部隊、アフガン潜入 空爆に向け準備活動か  米ABCテレビは28日、アフガニスタンに潜入したとみられる米英特殊部隊が、タリバン政権の軍事施設への空爆に備え て、準備活動を行っていると報じた。
 空爆の標的としているのは主に防空関連施設。米軍は第1段階として軍事施設に限定空爆を加え、その後に特殊部隊が侵攻し、ビン ラディンの身柄拘束作戦を実施する。
毎日新聞

 [20時25分]

米特殊部隊、アフガンで拘束と報道 タリバンも米も否定  カタールの衛星テレビは29日、アフガニスタン・タリバン政権の治安部隊がイランとの国境付近のハララマンドで、 米国の特殊部隊員ら5人を拘束したと報じた。
 タリバン側は、この報道を否定。 米CNNテレビも国防総省当局者が「全く事実でない」と否定していると伝えた。
ロイター

 [19時 4分]

米国はアフガニスタン空爆に向け準備  米国がアフガニスタンの軍事施設を標的とした空爆実施へ向けた準備を進めている、と報じられた。
 ABCは、既にアフガン入りしたといわれる米軍特殊部隊が、防空施設を中心に、タリバン政権の軍事施設を狙った攻撃の土台づくりを 準備していると報じた。
 一方、NBCによると、特定の軍事施設を狙った空爆が行われた後、地上部隊が投入され、テロの黒幕とされるウサマ・ビンラディンの 身柄拘束を目指すという。
毎日新聞

 [13時30分]

米英特殊部隊潜入、作戦準備、着々と 拠点判明なら電撃攻撃も  米メディアは28日、米英両軍の特殊部隊がアフガニスタン領内に入ったと報じ、ウサマ・ビンラディンとその組織「 アルカイダ」を標的とする軍事作戦の準備が着々と進んでいることが明らかになった。
 特殊部隊の侵入は偵察が主目的との見方が強く、本格的な軍事行動はまだ先との見方が強い。
 しかしアルカイダの拠点が判明した場合、米英軍が電撃的な攻撃をかけることも予想され、アフガン情勢は波乱含みの局面に入った。
読売新聞

 [ 1時38分]

米英特殊部隊「アフガンで既に活動」米高官認める  米CNNテレビは28日、米政府高官の話として、「米国と英国の特殊部隊が数日前から、アフガニスタンで活動を開始し ている」と報じた。
 今回投入された米英両国の特殊部隊は、ビンラーディン関連情報に加え、今後想定される空爆、ミサイル攻撃などの本格的な軍事作 戦に備え、標的確定に必要な地形データや武装ヘリの着陸可能地点などに関する情報の収集などの任務も帯び ていると見られる。
 一方、同日付の米USAツデー紙によれば、特殊部隊はアフガニスタン国境近くに軍用ヘリ「ブラック・ホーク」を配 備した航空基地を設営しているという。

【2001.09.28】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [20時55分]

「開戦」は当分先か、情報収集の徹底優先  アフガニスタンに対する米軍の攻撃開始時期を巡って、「徹底した情報収集を優先するため、開戦 までにはなお時間がかかる」との見方が、米国内で高まっている。
 またウォルフォウィッツ国防副長官は26日、NATO非公式国防相理事会後の記者会見で、「軍事行動にかかる前に、情報収集がいかに 大切か、強調してもし過ぎることはないと言いたい」とと指摘。 ワシントン・ポスト紙はこうした発言を根拠に、「攻撃は差し迫っ ていない」と一面で報じた。
 パウエル長官は27日のテレビインタビューで、「今はまだ、ビンラーディンがどこにいるのかわからない」と現状を説明し、軍事、 外交の両面で準備にまだ時間がかかるとの見方を示した。
毎日新聞

 [19時11分]

米、英の特殊部隊がカンダハル付近に潜入  米紙USAトゥデーは27日、同時多発テロ事件発生直後から、米国と英国の特殊部隊がアフガニスタン 南部のカンダハル付近に潜入、ウサマ・ビンラディンの捜索を続けていると報じた。
 部隊は、米陸軍、海軍、英国の特殊部隊などで3〜5人で構成する複数のチームで、13日にパキスタンのペンシャワル、クエッタ基地 に到着。 その後、「ビンラディンの身柄拘束、または殺害」の指令を受け、ヘリコプターでアフガン南西部に潜入したという。
 特殊部隊はカンダハル付近で洞穴や地下壕などを捜索しているが、ビンラディンは発見できず、最近はアフガンに隣接するパキスタ ンやロシア、タジキスタンに情報提供を求めているという。
ロイター

 [15時7分]

米特殊部隊がこの2週間アフガンに潜入、ビンラディンの居場所探る  28日付USAトゥデー紙は、米特殊部隊がこの2週間アフガニスタンに潜入し、米テロ事件の容 疑者であるウサマ・ビンラディンの居場所を探っている、と一面で報じた。
 同紙が米国とパキスタンの匿名の高官らの情報として伝えたところによると、テロ事件の発生から2日後の 9月13日に、米特殊部隊がパキスタンに到着、アフガニスタンへの侵入を開始した。
 米国防総省のクラーク報道官は、同報道へのコメントを控えた。
毎日新聞

 [13時11分]

アフガン基地、衛星撮影画像を解析し特定 米民間研究機関  安全保障研究機関らによる米国の民間研究所、グローバルセキュリティーが、イコノス(高解像度衛星)の撮影画像 を解析し、アフガニスタン東部のダルンタ基地を特定した。
 90年代後半、ビンラディン氏らが利用し始めたとみられ、「化学兵器開発と軍事訓練の拠点」という情報もあるが、現在使われてい るかどうかは不明。
ロイター

 [10時31分]

招集の米軍予備役、1万6200人以上に=国防総省  米国防総省は、新たに607人の予備役を招集、これにより、11日の米同時多発テロ発生後に招集され た予備役は16,200人を上回ったことを明らかにした。
 ブッシュ米大統領は、現役の総兵力140万人に加え”本土防衛”などの目的で最大5万人の予備役招集を承認 している。
ロイター

 [ 8時55分]

アルメニア、米国に対し領空の使用を認める  アルメニアは 米国がアフガニスタンに報復を行う際、アルメニア領空の使用を認めること に同意した。
 これにより、隣国のアゼルバイジャンが米国に同様の許可を与えた場合、米軍機がトルコの基地からカスピ海に向けて飛行すること が可能となる。
 国営テレビは、「米政府は正式にアルメニアに対し、作戦の遂行のため、領空の使用を認めるよう要請した」と報じた。
毎日新聞

 [ 6時 1分]

タリバン、求心力の維持に躍起 離反の動き恐れ  同時多発テロに対する米軍のアフガニスタン報復攻撃を前に、タリバン政権が兵士や住民への求心力維持に躍起にな っている。
 反タリバン連合によると、最近の攻勢により、全土の約1割だった支配地域を2割にまで回復。 北部の拠 点都市マザリシャリフを包囲し、要衝タロカンにも迫る勢いだという。
 また西部ヘラート州の北隣バトキス州へも攻勢を始めたという。
 これに対し、タリバンは26日、「マザリシャリフは包囲されていない」と反論した。  だが、タリバン側の前線司令官の中には形勢不利と判断し、すでに寝返りも出たとの情報があり、タリバン指導部は離反の動きに神 経をとがらせている。
 こうした中、最高指導者オマル師は26日、声明を発表。 「米国が攻撃を仕掛けてくる可能性は少ない」と述べ、退避した国民に自 宅に戻り、平静を取り戻すよう求めた。

【2001.09.27】

出   典
標     題
要         旨
時事通信

 [23時 2分]

米空母キティホーク帰港へ=横須賀基地に当面とどまる見通し  米海軍横須賀基地を出港した第7艦隊所属の空母キティホーク(81,100t)が週末にも帰港 することが27日、明らかになった。
 同空母はインド洋に展開するとの見方が出ていたが、帰港後は当面同基地にとどまるとみられる。
毎日新聞

 [14時 1分]

軍事行動までには、時間かかる 国防副長官  ブリュッセルで26日開かれたNATOの緊急国防相理事会に出席したウルフォウィッツ国防副長官は、記者団に「米国の 早期の軍事行動を待っている人は、考え直す必要がある」と述べ、軍事報復までに時間がかかるとの見方を示した。
ロイター

 [11時59分]

英特殊部隊と諜報機関、対アフガン攻撃で重要な役割担う可能性  英国の軍事専門家らは、アフガニスタン攻撃について、英国が軍事・政治的に重要な役割を担う 可能性がある、との見方を示している。
 その理由として、英国が持つ偵察・特殊作戦遂行能力のほか、アフガン周辺地域での諜報活動で蓄積した情報、米国に対する国民の 支持の強さを挙げている。
 英陸軍特殊空てい部隊(SAS)が対アフガン攻撃で重要な役割を果たすと見られ、英各紙は、SASが既にアフガン入りし、米国と協力 してビンラディンの行方を追っていると報じている。
 英国は歴史的にペルシャ湾岸地域での諜報活動を重視してきたほか、諜報機関にアラブ専門家も多い。 こ のため、諜報部門でも重要な戦力となる可能性がある。
ロイター

 [ 8時35分]

米軍による対アフガン軍事行動、2週間内に実施される可能性  軍事・政治アナリストらは、兵力の展開状況や同盟各国の対応、さらには天候予測などの状況から判断して、今後 2週間のうちに、米国がアフガニスタンに軍事攻撃を開始する可能性があると指摘した。
 アナリストは、第1弾の攻撃が2週間程度のうちに実施される可能性が高いとし、この時間的な配慮は、世 界の協調関係の弱体化を防ぐ目的があることに加え、10月にはアフガニスタンでは、降雪の可能性があるため、と指摘している。
 最初の攻撃は、山岳部に潜む勢力掃討のため送り込む特別部隊を援護するための空爆が含まれるとみられている。
毎日新聞

 [ 1時26分]

すでに米特殊部隊アフガンで行動か  米ロサンゼルス・タイムズ紙は26日、同時多発テロへの軍事報復活動の一環として米特殊部隊がす でにアフガニスタン国内での情報収集を開始していると報じた。
 特殊部隊は反タリバン連合の部隊と連携して活動している模様だ。
 また近く首都カブールと南部カンダハルなどに対する夜間の空爆を実施する可能性が高いという。
毎日新聞

 [ 1時12分]

NATO、非公式国防相理事会を開催 集団的自衛権発動で合意  NATOの非公式国防相理事会が26日、ブリュッセルの本部で行われ、会議後ロバートソン事務総長は、米国の同時多発 テロについて「外国からの指揮で行われたことは明らか」と語り、今後、米国からの要請を受ければ集団的自衛権を発動することに合 意したと明らかにした。

【2001.09.26】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [10時28分]

テロとの戦い、大規模侵攻ではなく長期に及ぶ戦闘に=米国防長官  米国のラムズフェルド国防長官は、テロリズムとの戦いについて、1944年のノルマンディー上陸作戦のような大規模 な侵攻で始まるのではなく、長期間に及ぶ厳しい戦闘を想定している、と述べた。
 同長官は、米国防総省での記者会見で、「困難かつ危険な戦いになる。多数の人命が失われる可能性も高い」との見方を示した。
ロイター

 [ 9時48分]

米国、対テロ作戦の名称を「不滅の自由」変更  米国は作戦の名称を、イスラム教徒らに配慮し、”Operation Enduring Freedom(不滅の自由)”に変更した。
 作戦は当初、「Operation Infinite Justice」(無限の正義)と命名されたが、無限を意味する「Infinite」という言葉には「神」 の意味合もあり、イスラム教では「神の裁き」を遂行できるのは神(アラー)のみであるため不適切だとする声がイスラム学者らから 挙がっていた。
報知新聞

 [ 7時54分]

英国 ビンラディンを発見、包囲か  英紙ミラーによると、ビンラディンの隠れ家を発見したのは、英国情報部 MI6 の要員たち。
 諜報衛星を利用して山岳地帯にあるビンラディン氏の居場所を確認し、特殊空てい部隊(SAS)が逃げ道を完全に断った。  米ブッシュ大統領の命令が発令され次第、隠れ場所への空爆を展開し、捕獲作戦に乗り出すという。
 一方、英紙デイリー・テレグラフは、米特殊部隊がウズベキスタンに到着した、と伝えた。 米特殊部隊はアフガニスタンに向けて 移動を開始する。
 まず、米空軍は首都カブールの北約50kmのバグラム空軍基地を制圧し、この基地を、ビンラディン捕獲の 前線基地にする計画だ。  その前段階として
  @ バグラム基地周辺のタリバン側の砲兵部隊を撃退
  A 同基地の滑走路を制御するため米空てい部隊を投入
  B 米軍機を同基地に送り込む
などの作戦が必要になる。
 米英の特殊部隊は2班に分かれて展開。 ビンラディンを捜し出す「拉致班」と、これをタリバン側の攻撃から防御する「援護班」 の2つ。 拉致班の中核は米陸軍特殊部隊の「デルタフォース」(第1特殊部隊作戦部隊)が担う見込みと いう。 米政府当局筋から伝えられる攻撃シナリオも、この情報を裏付ける。 
 ビンラディンの居場所を特定できれば、攻撃地点の制空権をF-16戦闘機などが確保。 そのうえでB-52爆撃機からの巡航ミサイルな どが空爆し、デルタフォースなどの投入で身柄拘束あるいは死亡確認という流れだ。
 ビンラディンがカンダハル郊外の地下47mのシェルターや洞くつに立てこもっている場合、地中深く貫いて爆発する 特殊貫通爆弾の使用もあり得るという。
CNN

  [ 5時53分]

さらに約2,000人の予備役を召集 国防総省  米国防総省は25日、同時多発テロの報復軍事行動に備え、さらに1,940人の予備役を召集することを明らかにした。
 今回召集される予備役の任務は、通信、諜報、保安などが中心となるという。
 11日のテロ攻撃の後、12,000人以上の予備役が召集されており、今回の召集によって、約14,000人の予備役が召集 されたことになる。
西日本新聞

 [ 3時11分]

来月2日にも艦隊派遣 防衛庁 佐世保から5隻  防衛庁は25日、米中枢同時テロに対する日本政府の支援策として、佐世保基地に配備されている5隻で「支援艦隊」 を編成、インド洋に向け10月2日にも出港させる方針を固めた。
 関係者によると、派遣されるのは、イージス護衛艦 「こんごう」(7,250t、300人)のほかヘリコプター搭載護衛艦 「くらま」(5,200t)、護衛艦2隻、補給艦 「はまな」(8,100t)の計5隻。

【2001.09.25】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [20時32分]

米国が報復攻撃する際、タジキスタンは首都空港提供の可能性=ロシア国防相  インタファクス通信によると、ロシアのイワノフ国防相は、米国がアフガニスタンを報復攻撃する場合、タジキスタ ンは米空軍に首都ドゥシャンベの空港を使用させる可能性がある、と述べた。
 これまでのところ、ロシア国防省は、この報道を確認していない。
朝日新聞

 [19時23分]

キルギス、米軍戦闘機の領空通過に無条件協力  中央アジア・キルギスのアカエフ大統領は25日、米国がアフガニスタンのテロ拠点を攻撃 するため、米軍戦闘機の領空通過を求めてきたことを明らかにし、この要請を受諾すると発表した。
 アカエフ大統領は、この要請は独立国家共同体(CIS)諸国で検討されたとし、「キルギスは反テロのためのいか なる要請にも応じる」と述べた。
 同じく中央アジア・トルクメニスタンのニヤゾフ大統領は24日、パウエル米国務長官との間で「人道支援 の米国機の領空通過を認め、軍事物資や兵士は移送しない」ことで合意したと語った。
毎日新聞

 [15時16分]

ロシア、支援策発表 「米支持」鮮明に 中央アジアを説得   ロシアのプーチン大統領が24日発表した米軍事報復作戦支援の5項目指針は、ロシアが「米国側につ く」立場をはっきりと表明したもので、米軍事作戦にぎりぎりの線まで歩み寄ることも示唆した。 現実には既に秘密交渉が進 んでいる可能性もある。
 ロシアは米軍部隊の直接進出よりも、国連が承認している反タリバン勢力のラバニ政権支持を前面に立て、ラバニ政権を支える北部 同盟をてこに、タリバン勢力掃討作戦を展開すべきだと進言している。
 ◇主な旧ソ連諸国の米軍機領空通過に対する対応
ロシア     人道支援に限定して許可
ウクライナ   安全保障会議が領空通過許可、大統領署名へ
カザフスタン  領空通過を許可
トルクメニスタン人道支援に限り許可
タジキスタン  米軍特殊部隊の第一陣が到着との報道。国防相は否定。領空通過許可については未発表
ウズベキスタン 米軍輸送機が着陸したとの報道。国防相は否定。領空通過許可については未発表
朝日新聞

 [14時36分]

サウジアラビアがタリバーン政権との断交を宣言  AFP通信が伝えたところによると、サウジアラビア政府は25日、国営サウジ通信を通じて声明を発表し、 アフガニスタンのタリバーン政権と断交すると宣言した。
 タリバーン政権を承認していた3カ国のうち、アラブ首長国連邦に続きサウジアラビアが国交を断絶したこと で、国交が残るのはパキスタンだけとなった。
毎日新聞

 [13時37分]

アフガン南部の「秘密空港」を最前線基地に使用か  米国防総省代表団とパキスタン政府の協議で、双方はアフガン南部の「秘密空港」を最前線基地として使用する案を 検討し始めた。
 秘密空港は、アフガン南部の広大な砂漠地帯にある「シュラワク空港」で、アラブ首長国連邦が2年前に空 港建設に着手したもの。
読売新聞

 [12時56分]

米特殊部隊がウズベク到着  25日付の英紙は、ウサマ・ビンラーディンの身柄拘束を目的とした米特殊部隊約1,500人が、 アフガニスタンに隣接するウズベキスタンに到着し、アフガン国内への展開を始めたと伝えた。
 同紙はまた、米空軍がアフガンの首都カブール北方のバグラム空軍基地を制圧し、米英特殊部隊の前進基地に する計画だと報じた。
読売新聞

 [11時45分]

米に5項目協力、露大統領が表明  ロシアのプーチン大統領は24日夜、公共テレビなどを通じて声明を発表し、米国の対アフガニスタン軍事攻撃に際し て自国領空の開放や、反タリバン勢力「北部同盟」への軍事支援拡大などを定めた協力策を明らかにした。
 声明は、
  @ 人道物資輸送に限り、ロシアの領空通過を認める用意がある
  A アフガン近隣の中央アジア諸国の空軍基地使用を容認する
  B 北部同盟で作るラバニ政権を正統とみなし、兵器供給を含む協力を拡大する
  C 行方不明兵士らの捜索救助活動に参加する
  D テロ活動の拠点把握などで諜報機関が情報交換する
の5項目を提示した。
ロイター

 [ 8時48分]

ロシア大統領、反タリバンの北部同盟に武器を提供する方針を表明  ロシアのプーチン大統領はテレビ演説し、アフガニスタンを実効支配しているタリバンに対抗している 北部同盟に対して武器を提供し、領空通過を認めることで米軍の対アフガン軍事行動を支援する方針を明らかにした。
 プーチン大統領は5項目の政策を表明し、ロシアは「反テロリスト」作戦が実行される地域に対する人道支援物資を 輸送する航空機の領空通過を認める用意があると述べた。

【2001.09.24】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [22時16分]

海自艦艇派遣、佐世保のイージス艦含む4隻で調整  防衛庁は24日、米同時多発テロへの日本の対応策として決まった海上自衛隊の艦艇派遣について、イージス艦を含む 艦艇4隻を、佐世保基地からインド洋に派遣する方向で調整に入った。
 関係者によると、派遣が見込まれているのは、いずれも佐世保基地のイージス艦(7,250t)、哨戒ヘリ3機 載の護衛艦(5,200t)護衛艦(4,550t)補給艦(8,1 50t)の4隻で、乗員は総勢900人以上となる。
 臨時国会で自衛隊の後方支援を可能とする新規立法が成立すれば、そのままインド洋で米軍への燃料などの輸送・補給活動を展開す る方針。
毎日新聞

 [21時47分]

カザフスタンが報復に参加表明  カザフスタンのナザルバエフ大統領は24日、米国のテロ報復軍事作戦に参加する用意がある ことを正式に表明した。
 中央アジア諸国で、米軍事作戦に参加の意向を公式に示したのはカザフが初めて。
 大統領は「可能な限りのあらゆる手段で支援する用意がある」と述べ、軍基地の提供などを含む広範囲な支援参加 を示唆した。(
毎日新聞

 [19時12分]

米揚陸艦、フォートマクヘンリー佐世保出港  長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地配備のドック型揚陸艦フォートマクヘンリー(満載排水量15,726t )が24日午前9時45分ごろ、佐世保港を出港した。
 佐世保基地は行き先について「コメントできない」としている。
毎日新聞

 [19時12分]

報復攻撃に基地使用は認めず、サウジ当局者  サウジアラビア政府当局者は23日、米国が同時テロの報復としてアフガニスタンを攻撃する場合、米軍がプリ ンス・スルタン空軍基地を使用することは認めないことを明らかにした。
 同当局者は「国家主権の侵害は認められない。しかし、テロ対策では支援する」と述べた。
共同通信
 毎日新聞

 [14時16分]

米国防総省の代表団がイスラマバードに到着  報復軍事作戦などをパキスタン側と協議する米国防総省の代表団が23日、イスラマバードに到着した。
 中東・南アジア戦略を担当するケビン・チルトン准将(空軍)が率いる代表団は米軍のパキスタン領空の通過、後方支援活動などに ついてパキスタン側と詰めの協議を行う。
読売新聞

 [ 8時39分]

露大統領、米軍機の領空通過含め全面協力  米「タイム」誌は23日、外交筋の話として、ロシアのプーチン大統領が22日にブッシュ米大統領と行った電話協議の中で、 米軍機のロシア領空通過を含めて、対テロ組織軍事行動に全面協力の用意を表明した、と報じた。
 プーチン大統領はこのほか、旧ソ連のタジキスタンとウズベキスタンに対しても米軍に協力するよう促す 考えを明らかにしたという。
西日本新聞

 [ 4時20分]

米、予備役5,000人新たに招集  米国防総省は22日、報復作戦に向け、空軍予備役など約5,000人を新たに招集。 予備役は 計4万5,000人を超えた。
 ラムズフェルド国防長官は、先に戦闘機など100機以上のペルシャ湾岸地域への派遣命令を出し、移動も始まっているが、さらに増 強も検討している。
読売新聞

 [ 1時50分]

米国防長官、偵察機不明認める  米CNNテレビは22日、複数の米政府当局者の話として、アフガニスタンを実効支配するタリバン軍が同国北部サマンガン州内で 同日に撃墜した航空機が米中央情報局(CIA)に情報を伝えていたと報じた。
 これを受け、ラムズフェルド国防長官は23日、米軍の無人偵察機1機が行方不明になったことを認めたうえ 、「撃墜された根拠はない。行方不明は時々あることだ」と記者団に語った。
 タリバン側は当初、米軍の無人偵察機を撃墜したと発表したが、その後、撃墜機は、タリバン軍と内戦を続ける「北部同盟」のヘリ コプターだったと訂正した。
朝日新聞

 [ 0時52分]

タリバーン、「聖戦」に30万人動員 全土に臨戦態勢   米軍によるアフガニスタン報復攻撃の準備が着々と進むなかで、タリバーン政権は、全土で臨戦態勢を敷き、住民 には銃を配布し、情報統制を強めて米軍を迎え撃つ構えを示している。
 アフガンからの情報を総合すると、現在、タリバーンが最も危機に直面しているのは北部の拠点都市マザリシャリ フの攻防で、20日すぎから反タリバーン勢力「北部同盟」やウズベク民族系・旧ドスタム派の軍がマザリシャリフ市の奪還を目 指している。
 同市周辺を囲むサマンガン州、バルク州、タカール州で北部同盟が一斉攻勢に出て激戦が続く。
 北部同盟はパンジシール渓谷の入り口にあたる要衝ジャブルサラージからマザリシャリフへ通じるサラン峠まで占拠している。
 今後、北部同盟が首都への攻勢を始めれば、首都北方約60〜70km付近の前線が激戦地になるとみられる。
 アフガン国境のパキスタン側の町、クエッタやペシャワルなどでは、米軍に対する聖戦のためアフガンに向かうパシュトゥン人の義 勇兵を募る動きが出ている。 パキスタン治安当局は同国内にはソ連軍と戦った元ムジャヒディン(イスラム戦士)が数万人いること から、彼らが再びアフガン国内で米軍と戦う可能性も否定できず、国境の警備を厳重にしている。

【2001.09.23】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [23時35分]

北部同盟、米軍支援後ろ盾に「政権奪還」鮮明に  アフガニスタンのタリバン体制と対立する武装勢力「北部同盟」が22日から23日にかけ、同国北部バルク州などでタリバン軍 と激突、一部地域を制圧するなど相当規模の攻勢に出た。
 北部同盟は23日までにバルク、タッカル、サマンガンの3州で、タリバンに波状攻撃を仕掛けた。 特にバルク州では、タリバンの 重要拠点の一つであるマザリシャリフの西方約100kmにまで進出。
 これに先立ち、北部同盟の報道官は22日、「過去3日間で前線を15km前進させた」と述べた。 この際、タリバンに約50人の死者が 出たほか、300人以上が北部同盟に寝返ったという。
 北部同盟は、タリバンに首都カブールを制圧された翌年の1997年、ラバニ元大統領と、今月暗殺されたマスード司令官の タジク人組織「イスラム協会」が、ドスタム将軍のウズベク人組織「アフガニスタン・イスラム運動」ハザラ人主体の「イスラム統一党」両派と組み結成。 現在はサヤフ党首のパシュトゥ ン人勢力「イスラム統一体」なども加わっている。
 北部同盟内部には、パシュトゥン人主体のタリバンの台頭を許したのは、かつて人口の約4割を占めるパシュトゥン人を政権から締 め出し、反発を招いたからだ、との反省がある。
 北部同盟は、カリスマ指導者マスード司令官の死で弱体化を指摘されながらも、ザヒル・シャー元国王を民族統合 の象徴に据え、パシュトゥン人も参加する安定政権構築を目指している模様だ。
毎日新聞

 [21時51分]

ロシア、米軍事作戦について、緊急会議 北部同盟を支援へ  ロシアのプーチン大統領は22日、軍・治安機関代表者の緊急会議を開いた。
 会議では、米軍事報復作戦を支援するため、アフガニスタンの反タリバン連合(北部同盟)への積極支援を決めたとみられる。
 会議後、イワノフ国防相は「ロシアと他の国々が北部同盟を支援しているのは周知の事実だ」と言明した。
毎日新聞

 [19時41分]

ウズベキスタンに米軍輸送機が飛来? 首都タシケント郊外に  インタファクス通信は23日、ウズベキスタンの情報筋からの情報として、米国の軍用輸送機2機が首都タシケン ト郊外の軍事飛行場に到着したと報じた。
 輸送機は多数の軍技術機器を搭載、米軍関係者約100人が乗っていたとされる。
共同通信
 毎日新聞

 [13時 0分]

英特殊部隊がタリバンと銃撃戦か  23日付の英紙は、アフガニスタンのタリバン支配地域で偵察、情報活動を行っていた英陸軍特殊部隊が21日、 カブールの丘陵地でタリバン兵士との間で銃撃戦になったと報じた。
 特殊部隊は4人組で、5日前からアフガンで活動していた。 タリバン側と偶然出合い、銃撃戦となったが、犠牲者はいないという。
 アフガン北部では英陸軍特殊部隊、英情報局秘密情報部(MI6)、米中央情報局(CIA)が反タリバンの北部同盟の協力を得て既に活 動しており、ウサマ・ビンラディンの所在調査や逃走ルート遮断を進めているという。
読売新聞

 [11時 3分]

パキスタンの邦人救出想定、空自機派遣へ準備  政府は22日までに、米国などの軍事行動開始後、パキスタンに邦人が残されていた場合を想定し、自衛隊機派遣に向けた準備作 業に入った。 邦人を安全な場所に輸送するためで、すでに現地の情報収集などを開始している。
 外務省は21日、パキスタンのアフガニスタン国境から100km以内の地域に「退避勧告」、それ以外の地域にも「家族等退避勧告」を 出しているが、なお400人以上の邦人がパキスタン国内にとどまっているという。
 派遣機は政府専用機(B-747-400)または航空自衛隊のC-130輸送機になる見通しだ。 政府専用機は現地まで直行が可能だが、航続 距離が短いC-130はフィリピン、タイなどを経由する必要があるため、着陸許可を得られるかどうか関係諸国に非公式に打診している。
毎日新聞

 [ 6時 2分]

パキスタン、対米支援策として3空港の使用を認める方針固める  米国がアフガニスタンに対する報復攻撃の準備を進めている中で、パキスタン政府は対米支援策として、国内の3空港の使用を 認める方針をほぼ固めた模様だ。
 この3空港は軍事、民間両用で、主に緊急時に利用されていて、パンジャブ州ラジャンプル、バルチスタン州シャ ムシ、北西辺境州コハトに所在する。
 同国のムシャラフ大統領は米国に対して「全面協力」を約束し、米国がパキスタンに
 @ ウサマ・ビンラディンを捕捉するための情報交換
 A 米軍機などの領空通過
 B 後方支援
を求めていることを明らかにした。
 当局筋によると、利用したい空港などに関する米国からの要請はまだ具体的にはない。 しかし、要請があれば受け入れざるを得な い状況にある。このため事前に3空港を絞り込んだという。
西日本新聞

 [ 3時 2分]

護衛艦など5隻インド洋派遣週内にも、防衛庁方針
佐世保からも出港
 防衛庁は、インド洋に情報収集名目で派遣する海上自衛隊の艦艇をイージス護衛艦、ヘリコプター搭載護衛艦 の各1隻、護衛艦2隻、補給艦1隻の合計5隻とする方針を固めた。
 早ければ今週後半にも海自佐世保基地からも出港するとみられる。
 硫黄島からインド洋に向かう米空母「キティホーク」や巡洋艦に同行し、既にインド洋に展開している米 空母「エンタープライズ」「カールビンソン」を主力とする米空母機動部隊に合流する。
読売新聞

 [ 1時39分]

タリバンが国民に武器支給、臨戦態勢に入る  アフガニスタン・タリバン政権の報道官は22日、同政権の最高意思決定機関「評議会」による20日のビンラーディン退去勧告を 米国が拒否したことで「我々は聖戦の選択肢をより一層考慮せざるを得ない」と語った。
 22日付のパキスタン紙「ジャング」もタリバンが米軍攻撃に備え多数のミサイルを実戦配備したと伝える など、タリバンは臨戦態勢に入った。

【2001.09.22】

出   典
標     題
要         旨
共同通信
 毎日新聞

 [23時35分]

第1次攻撃は27日以降か、ローマ法王の帰国待つ  米ABCテレビは22日、報復軍事攻撃の時期について、ローマ法王庁が中央アジア地域を訪問中の法王が バチカンに戻る27日までは攻撃開始はないとの確約を得ていると報じた。
 第1次の報復作戦に必要な米軍部隊は26日までにアフガニスタン周辺への移動が終わり作戦態勢が整うという。
毎日新聞

 [21時17分]

米特殊部隊、周辺国に展開  USAツデーは22日、米軍特殊部隊のアフガニスタン周辺諸国への派遣が始まったと報じた。
 任務はウサマ・ビンラディンの拘束か殺害で、作戦を統括する司令本部も既に現地に設立され、英軍特殊部隊も参 加することになるとしている。
毎日新聞

 [20時41分]

米の攻撃遅れる? サウジが基地使用に難色  米紙ワシントン・ポストは、アフガニスタン攻撃で米軍が出撃拠点に想定するサウジアラビアが基地の管制センターをアフガン 攻撃用に使うことに難色を示しているため、作戦開始が数週間遅れる可能性があると報じた。
 アフガンの反タリバン連合との連携の可能性も含めて、作戦立案にはなお時間がかかるとの見方が強い。
毎日新聞

 [20時 3分]

ジキスタン 国際テロとの闘いで、米国と協力する用意を表明  タジキスタンのラフモノフ大統領は22日、国際テロについて、米国を含む国際社会と協力する用意があると表明した。
 大統領は協力の具体的な内容を説明しておらず、米軍の軍事作戦に協力するのかどうかも、不明だ。
 タジキスタンはアフガニスタンの隣国で、反タリバン勢力「北部同盟」の後方支援基地となっている。
ロイター

 [18時54分]

英海軍の艦艇13隻、スエズ運河を通過  英海軍の艦艇13隻が、厳重な警戒体制の中、スエズ運河を通過した。目撃者らが明らかにした。
 英海軍の艦艇は、以前から予定されていたオマーンとの合同訓練に参加するため、ペルシャ湾岸に向かっている。
 ただ、英国大使館の報道官が21日にロイター通信に明らかにしたところによると、米同時多発テロ事件を受けてペルシャ湾岸地域に 展開中の米軍とは無関係という。
ロイター

 [16時29分]

米無人偵察機ではなく、北部同盟のヘリを撃墜=タリバン  タリバン政権の情報当局は、軍隊が北部サマンガンで撃墜した航空機について、米国の無人偵察機ではなく 、反対勢力「北部同盟」のヘリコプターであることを明らかにした。
 アフガン・イスラム通信(AIP)はこれより先、同政権がサマンガンで無人偵察機を撃墜したと報 道。 アラビア語衛星放送テレビ局「アルジャジーラ」は、ドバイ発の報道の中で、この偵察機が米国のものであると伝えた。
 なお、米国防総省報道官は、報道内容は確認されていない、としていた。
毎日新聞

 [13時21分]

中東地域にさらに増派、爆撃機も展開命令  ブッシュ米大統領がアフガニスタンに対する軍事行動の準備を呼びかけたのを受け、米国防総省は21日、中東地域に約10機の戦 闘機や空中給油機の増派を命じた。 19日に出された100機以上の増派に続くものだ。
 20日にはB-52爆撃機編隊や、B-1爆撃機にも展開命令が出された。
毎日新聞

 [11時58分]

「米軍数日内に攻撃か」デンマーク首相  デンマークのラスムセン首相は21日、タリバン政権が米国へのビンラディン氏の無条件の身柄引き渡しに応じなければ、 報復攻撃は早ければ「数日以内に始まる」との見通しを示した。
 ラスムセン首相は米国から要請があれば軍事協力に応じる意向を示した。
共同通信
 毎日新聞

 [ 0時31分]

米空軍第9空軍司令官がサウジ入り  米空軍第9空軍司令官のチャールズ・ワルド中将がアフガニスタン空爆を指揮するため、サウジアラ ビアの空軍基地に到着した。
 司令官は米空軍の中東・南西アジア地域の作戦拠点となるサウジアラビアのスルタン王子空軍基地で作戦の指揮 を執る。

【2001.09.21】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [ 8時55分]

「キティホーク」が横須賀出港  21日午前 7時ごろ、米空母「キティホーク」(8万1,123t)が、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地を出港した。
 在日米海軍司令部は目的や行き先を明らかにしていないが、対テロ軍事行動に関連した動きと見られる。
 米海軍は事件直後から飛行甲板の整備を急ピッチで行い、艦内に食料や弾薬を大量に搬入。
 また、今月15日からは厚木基地(同県大和市など)で、艦載機の離着陸訓練を夜間まで繰り返すなど出港に向けた準備を進めていた。
ロイター

 [ 7時12分]

ポルトガル、米国に対しアゾレス諸島ラジェス基地の使用を許可  ポルトガル政府は、米国に対し、テロ攻撃に対する報復攻撃に関連して、アゾレス諸島の基地の使用を許可した。
 ガマ外相は米国が、同島のラジェス空軍基地の使用許可を求めたのに対し、「今朝、米政府の要請に対し、好意的に返答した」と述 べた。
読売新聞

 [ 3時 2分]

後方支援AWACSも投入  防衛庁の統合幕僚会議は20日、自衛隊の艦艇や航空機などによる後方支援部隊編成の基本方針をまとめた。
 派遣可能な部隊を網羅している段階だが、後方支援のための新規立法成立を前提に、空中警戒管制機AWACSやイージ ス艦など、情報収集能力の高い装備の投入に重点を置いている。
 現在派遣が検討されているのは、海上自衛隊の輸送艦とイージス艦、護衛艦、哨戒機P-3C部隊、航空自衛隊 の空中警戒管制機と輸送機C-130などだ。
毎日新聞

 [ 0時42分]

イランが米軍の領空使用を拒否  イラン外務省のスポークスマンは20日、「米国がアフガニスタンに軍事報復する場合、イランは米軍に対し、自国領空の使用許 可を与えることはない」と述べた。
 イランのハタミ大統領はテロ事件を批判したが、最高指導者ハメネイ師は米国の報復攻撃を支持しない立場を明らかにしている。
毎日新聞

 [ 0時13分]

 「陸軍も展開命令受けた」、米陸軍長官  ホワイト米陸軍長官は21日、軍事作戦をとるため陸軍も展開命令を受けたと述べた。
 兵力の動員規模や展開の時期など具体的な内容は明らかにしていないが、同長官は「我々はあらゆる種類の陸上戦闘作戦を展開する 用意がある」と話した。

【2001.09.20】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [21時24分]

米軍機、ウズベキスタンなどに配備へ  20日付の米ワシントン・ポスト紙は、米軍機の一部ウズベキスタンとタジキスタ ンに配備されると報じた。
 同紙によると、中央アジアへ向かうのは、19日に派遣決定が発表された戦闘機、爆撃機など計100機の一部。
 また、同紙は、イスラム教徒が人口の大半を占めるウズベキスタンなどが米軍を迎え入れることで、
@ イスラム勢力への配慮から、米軍受け入れにためらいを残すパキスタンへの圧力となる
A 国内に米空軍基地などを抱えるサウジアラビアにとってはアラブ世界からの風当たりを減じる効果を生む
として、その外交上の意義も指摘している。
ロイター

 [19時6分]

タリバン聖職者評議会、ビンラディンのアフガニスタン出国を促す  タリバン聖職者評議会は、ウサマ・ビンラディンに対しアフガニスタンからの出国を促す宗教令を出した。
 「現在の騒動や今後の同様の疑惑を回避するため、タリバン聖職者評議会は、可能なときにアフガニスタンを退去するようにウサ マ・ビンラディンを説得することを、アフガニスタンに対して推奨する」としている。
毎日新聞

 [13時31分]

米軍の兵力展開始まる 作戦名は「無限の正義」  軍事報復に備えた米軍の兵力展開が始まった。
 アフガニスタンの周辺海域には既に米空母2隻が待機中。 19日、米本土東岸から空母 セオドア・ルーズベルトが出港し、21日には横須賀からキティホークがインド洋に向かう。
 ラムズフェルド国防長官は19日、爆撃機など100機以上の中東地域への増派を命じた。
 米海軍佐世保基地でも20日、強襲揚陸艦が航海の準備を始めた。
 長官が増派を命じたのは、爆撃機B-1やF-16戦闘機、空中給油機などで、武力行使に備えてトルコやサウジアラビア、クウェート、 バーレーンなどの基地に配備される。
 ペルシャ湾やインド洋には、既に空母エンタープライズ、カール・ビンソンが待機、セオドア・ルーズベルトを加えて、対アフガ ン武力行使に動員可能な空母は週内に3隻態勢となる。
 また、湾岸地域やトルコ、インド洋ディエゴガルシアの基地には、計200機近い米軍機が配備されている。
 空母3隻の艦載機は総計200機以上で、増派の約100機を加え、域内の米軍機は500機以上 に膨れ上がる。
 米国防総省は、湾岸地域の展開を含め今後の軍事報復作戦を「無限の正義」と名付けた。
 米本土をテロから防衛する作戦は既に「高貴なワシ」としている。
毎日新聞

 [10時58分]

強襲揚陸艦が佐世保を離岸、横須賀へ  米国同時多発テロへの報復軍事行動で、インド洋への展開が予想される米海軍佐世保基地配備の強襲揚陸艦 エセックスが20日午前7時ごろ、係留地の立神港区を離岸した。
 佐世保港中央付近の錨地(びょうち)に停泊、ミサイルや弾薬とみられる物資を積み込んだ。
ロイター

 [ 7時47分]

米空母が予定通りに地中海に向け出港、通常作戦ではない  米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルトは、この日、14隻からなる艦隊を率いて地中海での作戦 行動に向け出港した。
 これには、約1万5,000人の兵士と75機の戦闘機、さらに3隻の上陸作戦用船舶が 含まれている。
 この行動はあらかじめ予定されていたものだが、マーク・フィッツジェラルド少将は、出港直前に記者団に対して、「これは予定 されていた行動だが、決してルーティーンではない」と述べた。
読売新聞
  (朝刊)
旧ソ連軍施設、米が使用許可要請

タリバン挟撃狙う

 
読売新聞
  (朝刊)
強気崩さぬタリバン      = アフガンを巡る主な動き =
1747  : アフガニスタン王国建国
1838-42: 英軍と第1次戦争、英軍がカブール支配
1878-80: 英国と第2次戦争
1919  : 英国と第3次戦争、英国から独立
1973.07: クーデターで国王追放、共和制移行、ダウド大統領就任
1978.04: ダウド大統領一族殺害
1979.12: ソ連がアフガン侵攻
1987.11: ナジブラ親ソ政権誕生
1989.02: ソ連軍撤退完了
1992.04: ナジブラ政権崩壊
1994.09: タリバン結成
1996.09: タリバンが首都カブール攻略
2001.03: タリバンが、バーミヤン石仏破壊

【2001.09.19】

出   典
標     題
要         旨
時事通信

 [23時 3分]

米軍厚木基地の離着陸訓練、ほぼ全機が参加
横須賀の空母、21日にも出港
 米国が報復行動への準備を進める中、在日米軍厚木基地で行われている空母キティホーク艦載機の離着陸訓練には19日までに 、約70機とされる艦載機のほぼ全機が参加したもようだ。
 横須賀基地を母港とする同空母の出港準備も最終段階に入り、21日午前にも出港する見通しだ。  
時事通信

 [23時 3分]

軍の海外展開には数週間、特殊部隊による急襲も選択肢  米紙ワシントン・ポストは19日、米国防総省が同時多発テロ事件の報復攻撃に向け、数週間以内にも始まる可能性がある部隊 の海外展開の準備を強化したと報じた。
 関係筋によると、報復攻撃計画では、1991年の湾岸戦争時の作戦とは異なり、小規模で機動力のある部隊が活用 されるという。
ロイター

 [20時27分]

欧州各国の国民、米国による報復攻撃への参加を支持  欧州各国国民の大多数が、米国による報復攻撃に参加することを支持していることが、19日付仏リベラシオン紙が公表した調 査結果で明らかになった。
 調査では、反米感情が強いとされるフランス人の73%が、先週の米同時多発テロの犯人に対する攻撃に参加することを支持すると答 えた。また、英国人では79%に上った。
 ただ、回答者のほとんどが、米国が攻撃を実施する場合は、軍事施設などに限定すべき、と答え、米国は犯人をかくまう国に対し 軍事攻撃をすべきとの回答は、スペイン人ではわずか12%、ドイツ人は17%だった。
毎日新聞

 [14時16分]

「米の軍事作戦に加わる」、反タリバン連合駐仏代理大使  アフガニスタンのタリバン政権と敵対する「反タリバン連合」のメラボディン・マスタン駐仏代理大使(37)は18日、 反タリバン連合が米国の軍事報復作戦に加わる方針を表明した。 反タリバン連合の軍事報復参加の意思が正式に確認されたのは初め て。
 代理大使は、米軍単独の「直接報復」では効果が薄いと指摘し、現地の状況や地勢を熟知する反タリバン連合の関与の必要性を強調 した。

【2001.09.18】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [23時30分]

防衛庁、補給艦派遣の支援策を検討  防衛庁は18日、海上自衛隊の補給艦を派遣し、米軍艦艇への物資の輸送・補給支援を実施することで検討に入った。
 海上自衛隊の補給艦を護衛艦とともに派遣し、補給拠点となると見られるインド洋上のディエゴガルシア 島と、パキスタン沖のインド洋に配備される空母部隊を結ぶ補給ラインでの活動のほか、医療支援も検討している。
ロイター

 [16時32分]

タリバン、米国に対する「聖戦」を宣言  フガニスタンを実効支配するタリバンは、米国に対する「聖戦(ジハード)」を宣言した。
 タリバンの閣僚会議副議長は、17日遅く放送されたスピーチで、「わたしは、われわれのアメリカ人に対する聖戦が正式に再開され ることを人民に伝えたい」と語った。
ロイター サウジは、テロとの対決で米国に協力する=ファハド国王  サウジアラビアのファハド国王は、米国のテロとの対決において、米国に協力すると表明した。
 また、テロの容疑者とされているサウジ出身のウサマ・ビンラディン氏とサウジを関連付けられたくない、と付け加えた。
 国営サウジ通信は、「ファハド国王は、テロリズムがどこで行われようと、サウジはテロとの戦いにおいて米国と共にあり、米国を 支持し、米国に協力し、あらゆる形で闘争する、と改めて表明した」と報じた。
時事通信 ビンラディン氏、生物兵器開発へ細菌入手か  チェコ保健省や警察当局は、ウサマ・ビンラディン率いる組織が、生物兵器に使われる致死性の高い 炭疽(そ)菌ボツリヌス菌をチェコの研究所から購入した疑惑が浮上し、17日事実関係の調査に着 手した。
毎日新聞

 [ 9時 7分]

ビンラディン氏 毒性物質を実験か  16日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、アフガニスタン東部にあるウサマ・ビンラディンのテロリスト養成キャン プ周辺で、多数の動物が死亡しているのが見つかったと報じた。
 米当局者の話では、偵察衛星による写真撮影でさまざまな有毒物質で軍事的実験をした形跡があるという。
毎日新聞

 [ 8時39分]

パキスタン国境に兵員2万超展開か  アフガニスタン・タリバン政権は17日、パキスタン国境に2万〜2万5,000人の兵力を展開し た。
 同時多発テロの関連でパキスタンが米国に協力を表明したことを受けた威嚇行為とみられる。
 これに対し、パキスタンは17日、米国の要請を受ける形で国境検問所を事実上、封鎖した。
ロイター

 [ 7時43分]

イタリア国防相、テロへの対応で要請あれば兵力や航空機を展開する  イタリアのマルティノ国防相は、対米同時多発テロ攻撃に関して連合国からの要請があれば、イタリアは兵力や航空 機を展開する意向があることを明らかにした。
 同相は「テロ攻撃への対応措置として軍事行動に参加し、米国を確固として支援する。NATO に忠実であり、こうした許容しがた い悲惨なテロ行動に対して、イタリアはできることはすべて行う」と述べた。
毎日新聞

 [ 5時39分]

タリバン軍事力総兵力は5〜6万、報復テロの可能性も  米国がアフガニスタンへの地上軍投入も視野に軍事行動の準備を進める中、「対米ジハード」の決意を固めているタ リバン政権の軍事力が注目されている。
 その全容は謎に包まれているが、地上戦は地理的状況から泥沼化する恐れもある。
 ビンラディンのネットワークが各地で報復テロを仕掛け、かく乱戦法に出る可能性も高い。
読売新聞

 [ 0時 8分]

米国防総省が戦闘準備命令、精鋭歩兵部隊投入へ  米国防総省はウサマ・ビンラーディンらが潜伏するアフガニスタンへの攻撃に備え、精鋭歩兵部隊に対して戦闘準備 に入る命令を発令した。
 統合参謀本部が策定したこの作戦計画は17日にもブッシュ米大統領に報告される予定で、地上部隊の投入は山岳地帯に潜むビンラー ディンや支援組織に「決定的な打撃」(ブッシュ大統領)を与えるのが目的だ。
 ラムズフェルド米国防長官は「米国や同盟国のだれもが傷つかないようにするために2,000ft上空から爆弾を落としてもこの敵には 効果がない」と語り、特殊部隊などによる地上戦の必要性を強調した。
 また、ラムズフェルド長官はテロリストをミサイルの標的とすることは難しいが、テロリストを支援・隠匿している国々は標的にで きるとした。

【2001.09.17】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [22時55分]

タリバン、パキスタン国境近くにスカッドを配備  パキスタン軍当局者によると、タリバンは、パキスタン国境近くにスカッドを含む多くの 兵器を配備した。
朝鮮日報 米4個空輸師団に非常待機令  ワシントンポストは17日、「米国国防総省は精鋭歩兵部隊に対し、戦闘任務遂行のための非常待機命令(warning order)を下した」とし、「このような事実はブッシュ政権の地上戦闘部隊を含めた大規模な軍事作戦の遂行が近づいていることを意 味している」と報道した。
 非常待機命令を受けた部隊は、ノースカロライナ州のフォート・ブラッグ(Fort Bragg)に指揮部を置いている第18 空挺軍団とその隷下の第82空挺師団第101空挺師団第 3歩兵師団第10山岳師団だ。
読売新聞

 [14時 2分]

テロ根絶へ暗殺復活も…米国防長官「特殊部隊を動員」  ラムズフェルド米国防長官は16日、テレビのインタビュー番組で、国際テロ及びテロ組織の根絶に向けた米国の軍事 行動について、「その多くが司法当局や特殊部隊による作戦になるだろう」と述べた。
 ブッシュ政権は、CIA などによる海外での暗殺行為を禁じた76年の大統領令廃止の検討にも着手。 米情報機関などによる海外での 秘密破壊工作が復活する可能性が高まってきた。
 米軍は陸軍デルタフォース、グリーンベレー、海軍及び海兵隊の特殊部隊など、特殊作戦のための兵力約3万5,000 人を抱えている。
 米軍の軍事行動が大規模な地上部隊投入などに至るとの見通しに懐疑的な見方を示したうえで、「特殊部隊はこうした作戦のために 訓練された貴重な人たちで、さらに動員が必要になるだろう」と述べた。
朝鮮日報 パキスタン−タリバンが国境で対峙  米国のアフガニスタン攻撃準備が本格化している中、パキスタンとアフガニスタンのタリバン政権は両国の兵力を国 境地帯に集中的に配置、緊張が高まっている。
 これまで常に友好関係を維持してきたパキスタンとタリバンが国境地帯に兵力を配置し対峙するのは今回が初めて。
 タリバンは国境の主要地域に12.7ミリの対空砲を配置し、兵力などをパキスタン周辺に配置させたと伝え られている。
 ある消息筋は、タリバンがパキスタンとの国境地帯付近に射程距離2キロの対空砲を設置したとし、「これは軍事的にはそれほど威 力はないが、砲口がパキスタンを向いていることから象徴的な意味がある」と指摘した。
毎日新聞

 [13時 3分]

ロシアの動向が焦点に、アフガンへの軍事行動  同時多発テロへの報復として週内にも予想される米国のアフガニスタンへの軍事行動について、ロシアの動向が焦点 になってきた。
 ロシアは多数の市民が死亡した米国に同情する一方、近接するアフガンへの大規模攻撃には反対している。
 19日に予定されるアーミテージ米国務副長官とロシア高官の米露協議が、軍事行動の時期や規模などに微妙に影響する可能性もある。  アフガン周辺国のうちパキスタンは軍事行動時の米軍の領空通過などを許可、やはり隣接国で反米の立場にあるイランも今のところ 米国の軍事報復への強い反対は表明していない。
 パウエル米国務長官は16日、アフガン周辺国のウズベキスタンとも意見交換すると語ったが、同国やトルクメニスタン、タジキス タンの意向が軍事行動に大きく影響するとは考えにくい。
 また中国も事件後、「反テロ」を早々と表明、米国と協調姿勢を示した。 このためロシアの対応がカギとなる。
 プーチン大統領は15日、テロ組織を処罰する必要性は認めつつ無差別的な武力使用には反対、イワノフ国防相も「じゅうたん爆撃な どが問題を解決するとは考えにくい」と米国の大規模な軍事行動をけん制した。
毎日新聞

 [11時28分]

米国のテロとの戦いに全面協力する」、バジパイ首相  インドのバジパイ首相は16日、ブッシュ米大統領と電話で協議し「米国のテロとの戦いに全面協力する」と改めて表 明した。
 インドはすでに米軍のアフガン軍事行動に際して自国内の基地を提供すると申し出ている。
毎日新聞

 [11時13分]

「米に軍事支援惜しまない」、反タリバン連合  アフガニスタンでタリバン政権と内戦を続ける反タリバン連合のアブドラ外相は16日、アフガンに潜むウサマ・ビン ラディンに対し米国が軍事行動を起こす場合、いかなる軍事支援も惜しまないと表明した。
 タス通信によると1万5,000人の援軍を出す用意があるという。
読売新聞

 [ 3時 4分]

対テロ「長期戦」想定、米本土の防衛強化へ  チェイニー米副大統領は16日テレビで、「テロ組織との戦争にはおそらく数年を要する」と語り、国民に同時多発テ ロを決行したイスラム原理主義勢力との長期戦への覚悟と忍耐を強く呼びかけた。
 ブッシュ大統領も15日、「われわれは戦時下にある。戦いは必要な限り続く」と述べた。
 一方、国防総省は16日までに、米本土の防衛強化を柱とする一連の措置を「ノーブル・イーグル(気高き鷲(わし ))作戦」と命名、都市防空、港湾防衛などを拡充した。
 一方、クレイグ・デューリング国防次官補代理(予備役担当)は14日、「国家非常事態宣言」に基づき同 日決定した予備役将兵3万5,000人の招集が「ノーブル・イーグル作戦」の一環であると説明。これら予備役将兵は「本土防衛」のほか 、被災者のための医療活動、港湾維持などの支援といった任務を遂行するという。
 同作戦には、海軍艦艇による東西両海岸の防衛、戦闘機部隊による、米国の民間航空路の防衛が含まれ、ワシントン、ニューヨーク など各都市の上空は、AWACS の支援を受けたF-15、F-16戦闘機に守られ、各港湾では沿岸警備隊の警備艇がテロ警戒にあたっている。
毎日新聞

 [ 1時46分]

軍事報復、地上軍投入も、米報道官が示唆  フライシャー米大統領報道官は15日、同時多発テロへの軍事報復に関して「大統領はいかなることも排除しない」と 述べ、地上軍投入も視野に入れていることを示唆した。
 同報道官は、軍事報復の時期については「敵に情報を伝えるようなことはしない」と明言を避け、「大統領は適切と思う時期に行動 を起こす」と語った。
読売新聞

 [ 0時 9分]

イラン、対タリバン燃料供給路の国境封鎖  イラン内務省は15日夜、隣国アフガニスタンとの全長約950kmに及ぶ国境線を、軍や警察により完全封鎖した、と国 営通信を通して公表した。
 封鎖は、同時多発テロへの報復として米国の対アフガニスタン攻撃が予想されるためにとられた措置。
 イランは既に、国内に200万人以上ものアフガン難民を抱えており、内務省は、封鎖の理由を、米軍の攻撃で予想される一層の難民 の流入を防ぐため、と説明しているが、今回の封鎖には、イラン経由でアフガニスタンに燃料などが供給されるのを防ぐ効果もある。

【2001.09.16】

出   典
標     題
要         旨
朝鮮日報 米特殊部隊、パキスタンに集結  米国とその同盟国による対テロ攻撃の開始が迫っている中、特殊作戦部隊や海軍の艦艇がアフガニスタン付近に集結 している。
 目撃者の話で、米国海兵隊特殊部隊のグリーンシールズ(Green Seals)の特殊支援団(Special Service Group)要員約50人が14日、首都のイスラマバードに到着し、オサマ・ビン・ラディンを標的にした作戦に突入したと報道した。
 現地の消息筋は、対テロ特殊要員と推定されている外国人約25人を乗せた特別機が14日、イスラマバードの空軍基地に到着し、国連 の車両に乗って某所へと出発したと伝えている。
 一方、英国海軍所属の艦艇6隻が15日、エジプトのスエズ運河を通過したと英国海軍の消息筋が明らかにした。
 運河の関係者らは「英国の艦艇が今回のように大規模で運河を通過したのは見たことがない」と話した。
 在日米海軍は横須賀基地にあったイージス艦「カウペンス」を15日出港させ、早ければ17日、イージス艦「カーティスウォルバー」 と「ビンセンス」を発進させる予定だ。こ れと共に10月初旬の予定だった航空母艦「キティ・ホーク」の出港も、早ければ来週に前 倒しされるだろう。
神奈川新聞 巡洋艦が横須賀出港  米海軍横須賀基地を事実上の母港とする第7艦隊のイージス巡洋艦カウペンズ(9,516t) は同日午前9時10分、同基地を出港した。 テロ事件発生後、同基地から艦船が出港するのは初めて。
 第7艦隊司令部は目的や行く先について一切明らかにしていないが、同基地では週明けにも巡航ミサイル搭載艦が相次いで出港する 見通しで、報復攻撃に向けた準備が進められている模様だ。
 米軍筋によると、17日にもミサイル駆逐艦カーティス・ウィルバーミサイル巡洋艦ビ ンセンスが出港する予定で、空母キティホークの飛行甲板の修理も最終段階で、週明けにも出港準備 が整う見込み。
 同基地には15日現在、カウペンズを除き第7艦隊の9隻が停泊している。
 同艦隊の司令部を置く揚陸指揮艦ブルーリッジが即時出港可能な態勢にある。
 米海軍厚木基地では日中から夜間まで、空母キティホーク艦載機のほぼ全機種が滑タッチ・アンド・ゴーを実施。 土曜日返上で飛 行訓練を行うことやほぼ全機種が参加するのは極めて異例。
毎日新聞

 [ 6時 6分]

パキスタンが米に全面協力、米国務長官認める  パウエル米国務長官は15日、「パキスタンが米国のいかなる要求に対しても支援することに同意した」と語った。
 パキスタン政府は領空の通過も含め全面的な協力態勢に応じる。 また、パキスタンはウサマ・ビンラディンについて米政府と情報 交換することも承諾した。
 領空使用問題についてパキスタン指導部は関係が深い中国と相談、中国側が反対しなかったこともあり、米軍の使用許可を認めた。

【2001.09.15】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞

 [20時38分]

パキスタンが米軍機の領空通過認める  米ワシントン・ポスト紙が15日、パキスタン政府高官の話として報じたところによると、ムシャラフ大統領はウサマ ・ビンラディンへの報復作戦で米軍機などが空爆を実施する際、パキスタン領空の通過を認めた。
 また、パキスタン政府はビンラディンに関する情報を米国に提供するなどの方針を決めた。
毎日新聞

 [20時38分]

米軍予備役3万5,000人緊急招集  対米同時多発テロへの対応として、ブッシュ米大統領は14日、5万人の米軍予備役の招集を認めた。 これに対し、 ラムズフェルド国防長官は3万5,500人を緊急に動員した。
予備役を招集するのは1991年に起きた湾岸戦争以来のこと。 また、ブッシュ大統領は国家非常事態法に基づく「国家非常事態」を宣 言した。
ロイター

 [10時 8分]

イスラム原理主義組織、米報復に備え結束を呼びかけ  パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスは、タリバンの聖職者による呼びかけに応えて、11日に発生した対米テロ 攻撃に対する米国の報復攻撃に備えて、イスラム教徒の結束を呼びかけた。
 一方、エジプトでも、穏健派イスラム原理主義組織であるムスリム同胞団の広報担当者は、タリバンが米国の報復攻撃があればこれ に対抗措置をとると警告していることに対し、このタリバンの姿勢を擁護する意向を明らかにした。
毎日新聞

 [ 6時 1分]

米上院、武力行使の容認決議  米国の同時多発テロに対する措置を審議した米上院は14日、報復のための武力行使を認める決議を全会一致で採択し た。

【2001.09.14】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [17時31分]

米議会、400億ドルの緊急対策費拠出を可決へ  米議会は14日、先の同時テロを受けて総額400億ドルの緊急対策費拠出を可決する見通し。
ロイター

 [17時 5分]

ブッシュ米大統領に対する国民の支持率、86%に急伸  11日の対米テロ攻撃後、ブッシュ米大統領の仕事ぶりを支持する米国民の比率は、86%に急伸した。
 同調査によると、今回のテロ攻撃の責任を負う組織または国家に対する武力行使について、戦闘が長期に及び、米国に多大な犠牲者 が出ようとも支持するとした者は69%だった。
 9日のある世論調査では、大統領支持率は55%にとどまっていた。
読売新聞

 [15時31分]

米、軍事報復準備を本格化  ブッシュ米大統領は13日、旅客機テロ事件について「我々は21世紀最初の戦争を見た。世界の指導者は、テロせん滅 を目指す米国に団結の意を表明している」と述べ、米国が国際テロ組織との戦争状態に入ったとの認識を示した。
 米下院では同日、武力報復に向け、上下両院合同の宣戦布告決議案が上程された。国防総省は予備役招集の検討に入った。  インド洋では、ウサマ・ビンラーディンが潜伏するアフガニスタンへの爆撃に備え、空母2隻(艦載機約150)と 駆逐艦など約20隻の艦船からなる2個空母戦闘群が展開し、米国は報復軍事行動に向けた最終準備態勢を固めつつある。
毎日新聞

 [11時11分]

報復攻撃を事実上容認、ロシア外相  ロシアのイワノフ外相は13日、「国際テロとの闘いでは武力行使もやむ得ない」と述べ、米政府の報復攻撃を事実上 容認する方針を明確に示した。
ロイター

 [ 9時33分]

米軍は爆撃など多くの選択肢を検討中  複数の米政府当局者によれば、米軍は11日の対米同時多発テロ攻撃を敢行した組織への報復措置として大規模な爆撃 から精鋭部隊の派遣まで、広い範囲にわたる選択肢を検討している。
 ウルフォウィッツ国防副長官は記者団に対し、こうした選択肢には軍事的なものと外交的なものの両面が含まれることを明言してい る。

【2001.09.13】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [22時52分]

NATO、現時点で軍事行動は計画せず  NATO のGebhardt von Moltkeドイツ大使は、現時点では、対米同時多発テロを受けて加盟国は軍事行動を計画してい ない、と述べた。
 同大使は、軍事行動に出るには米国側の要請が必要、とした上で、「要請はまだ受けていない」と語った。
毎日新聞

 [13時57分]

アフガンに地上軍を NATO が準備、英紙報道  13日付の英紙によると、NATO 筋は12日、米同時テロを指揮したとみられるウサマ・ビン・ラディンが潜伏するアフ ガニスタンに、地上軍数万人を投入する緊急作戦計画を準備していると述べた。
 同紙によると、計画では、展開する軍は NATO がユーゴスラビアのコソボに投入した規模に匹敵するという。
毎日新聞

 [ 9時30分]

NATO、集団自衛権発動で米国支援へ  NATO は12日の理事会で、米中枢同時テロが米国への外部からの武力攻撃と判明した場合、米国政府の要請を受けて 設立条約の第5条(集団自衛権)を発動し、必要な支援を行うことを決めた。

【2001.09.12】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [18時48分]

米大西洋艦隊、東部沿岸に空母2隻を配備  米大西洋艦隊は、同時多発テロを受け、防空態勢強化のため同国東部沿岸に空母2隻を配備 した。
 また、空からの攻撃に備えミサイル巡洋艦5隻ミサイル駆逐艦2隻も派遣された 。
ロイター

 [18時48分]

米海軍、軍艦1隻をシアトルに派遣  米海軍は、世界貿易センターや国防総省を狙った一連のテロ攻撃を受け、シアトルのエリオット湾哨戒のため、軍艦 1隻を派遣した。
 シアトルには、同市のシンボルであるスペースニードル(高さ183m)や76階建のコロンビア・タワーなどがあり、同時多発テロを受 け、市内の他の一部地域とともに閉鎖されている。
毎日新聞

 [18時23分]

米軍が厳戒態勢 主要都市で戦闘機が警戒飛行  米同時テロを受け、米軍は厳戒態勢に入り、ワシントンなど主要都市の上空では、米軍戦闘機が警戒飛行を続けてい る。
 ブッシュ大統領は、米軍に対し「最高度の警戒態勢」を取るよう命じたことを明らかにした。
 反米テロが続いて起きる可能性も捨て切れず、ペルシャ湾岸に駐留する米軍なども厳戒態勢に入っている。
毎日新聞

 [13時27分]

カブールにミサイル攻撃、反タリバン連合か  アフガニスタンの首都カブールに12日未明、ミサイル攻撃が行われた。 タリバン政権は 対空砲火でこれに応戦した。
 CNN によると、「反タリバン連合」が攻撃を認めた。
毎日新聞

 [ 6時11分]

マンハッタン島上空に米空軍戦闘機飛び交う  マハッタン島上空は米空軍戦闘機が飛び交い臨戦態勢に入っているという。 「空軍は乗客がいても飛行機を撃ち落 とすのではないか」という。
 「米国民にとっては米国内地が攻撃された初めての“戦争”ではないか。奇襲されたという意識が強いと思う」と話した。
毎日新聞

 [ 6時11分]

ブッシュ大統領、国内外での厳戒態勢を言明  ブッシュ米大統領は11日、一連の事件に関連して、米軍が米国内外で厳戒態勢を取ると言明した。
 大統領はまず遊説先のフロリダ州サラソタで世界貿易センタービルの事件の報告を受け「国家的な悲劇が起きた。我が国に対する明 らかなテロ攻撃だ。」と述べ、反米テロと対決する姿勢を鮮明にした。
ロイター

 [ 1時52分]

イスラム原理主義主導者、米国への「前例なき」攻撃を警告  アル・クワズ・アル・アラビ紙のエディター、アブデル・バリ・アトワン氏は、イスラム原理主義指導者、ウサマ・ ビン・ラディンが3週間前、自身と同氏の支持者が、イスラエルに対する米国の支援に対し、前例のないような攻撃を実行する、と警 告していたことを明らかにした。

【2001.09.11】

出   典
標     題
要         旨
毎日新聞 対米大規模テロ、世界貿易センタービルに航空機突っ込み炎上  11日午前9時(日本時間11日午後10時)ごろ、米ニューヨーク市中心部にある世界貿易センタービル(110階建て) 2棟に航空機2機が相次いで突っ込んだ。
 さらに同日午前9時38分、国防総省(ペンタゴン)にヘリコプターが突っ込み、爆発が起きた。