Enduring Freedom 作戦の推移

その1 : 事件発生 〜 空爆開始
その2 : 空爆開始 〜 地上侵攻開始
その3 : 地上侵攻開始 〜 マザリシャリフ陥落
( その4 : マザリシャリフ陥落〜カンダハル陥落 )

【2001.12.08】

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毎日新聞

 [21時17分]

カンダハル撤退を完了 山岳武装勢力に転落  アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが、本拠地カンダハルからの撤退を完了し たことが8日、関係筋の情報で分かった。
 これでタリバンは、住民への統治機能を維持していた地域をすべて失った。 かつて国土の9割を実効支配していたタリバンは、主に 山岳地帯に潜む武装勢力へと転落した。
読売新聞

 [ 5時20分]

タリバンがカンダハル撤退完了、組織的抵抗を停止  アフガン・イスラム通信 (AIP) は7日、タリバンが、アフガニスタン南部の本拠地カンダハルの地元有力者に対する 明け渡しを完了したと伝えた。
 AIP によると、カンダハルのタリバン部隊は7日、地元のパシュトゥン人有力者ナキブラ氏率いる部隊に武器を引き渡し、同日中に空 港など主要拠点の支配権も引き渡した。 タリバン支配下にあった西隣ヘルマンド州でも武器引き渡しが行われ、部族長らで構成する 「シューラ(評議会)」に統治権は移されたという。
 オマル師の所在について、AIP は同日、「すでにカンダハル市内にはいない」と報じた。 ただ、米英軍の報道官はイスラマバード での記者会見で、「カンダハル市内にいる」と述べた。
毎日新聞

 [ 0時16分]

タリバンの無線機器は日本製 オマル師も使用  アフガンのイスラム原理主義勢力タリバンの通信網や兵たん部門の実態が7日、分かった。 アフガンで戦ったタリバ ン司令官や外国人義勇兵ら10人が毎日新聞に証言したもの。
 タリバンは3系列の無線連絡網を持ち、オマル師はその一系列を使用。 無線機器はすべて日本製だが、傍 受が可能で、米軍は通信内容を把握。

【2001.12.07】

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毎日新聞

 [22時21分]

タリバンがカンダハル撤退を開始 武器引き渡しも  アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは7日も、カンダハル市から撤退を続けて いる。
 アフガン・イスラム通信によると、地元部族勢力への武器引き渡しも始まり、撤退は数日内に完了する見通し だ。 すでにヘルマンド州の一部からもタリバン部隊は撤退した模様だ。
毎日新聞

 [20時48分]

米海兵隊が敵側の7人を殺害 アルカイダメンバーか  アフガニスタンのカンダハル近郊に展開する米海兵隊は6日、パトロール中にタリバン陣営とみられる戦闘員と交戦、 敵側の7人を殺害した。 海兵隊の地上戦闘が伝えられたのは初めて
 殺された戦闘員は、カンダハルにおけるタリバンの武装解除を前に脱出を図った可能性が高い。
ロイター

 [16時35分]

米海軍、アルカイダと関連する約23隻の船舶を特定し捜索中  ABC テレビは、米国とノルウェーの情報機関がアルカイダが所有・運航するおよそ23隻の商船 を特定、世界の海域や港湾で行方を追っている、と伝えた。
 同テレビによると、米当局はペルシャ湾で、海運会社に対し、アルカイダと関連のある船舶を捜索するためあらゆる軍事的手段を使 う、とし、「敵意があるとみなされれば商船の破壊もある」と警告した。
 報道によると、潜水艦のほか米海軍特殊部隊(シールズ)が、捜索に投入され、これらの船舶が大量破壊兵器を米国の港に運び込む 可能性もあり、ビンラディンなどの支援に使われる恐れもあるという。
ロイター

 [16時11分]

タリバン、アフガン南西ヘルマンド州から撤退  タリバン兵士らが、南西ヘルマンド州から撤退したと、アフガン・イスラム通信 (AIP) が 報じた。
 カンダハル西130kmに位置する同州ラシュカル・ガーは、パシュトゥン人勢力やムジャヒディン(イスラム聖戦士)司令官らから成る 評議会に明け渡された、という。
ロイター

 [15時37分]

反タリバン軍がビンラディンの主要拠点を占拠  北部同盟スポークスマンによると、反タリバン勢力が東部トラボラにあるビンラディンの主要拠点 を占拠したが、ビンラディンの姿は発見できていなかった。
 同スポークスマンは、「われわれは昨夜、トラボラにあるビンラディンの最後の大きな拠点を占拠し、われわれの兵士はトラボラの 大半や主な洞窟を押さえ、残りの部分も掃討した」と語った。 ただ、ビンラディンがいる様子は全くなかった、という。
CNN

 [14時55分]

米軍、アフガン東部トラボラへの攻撃強化  米軍は6日、東部トラボラへの攻撃を強化し、洞くつの捜索も開始したことを明らかにした。
 ペース統合参謀本部副議長は国防総省での記者会見で、現地の米特殊部隊が反タリバン勢力と共にトラボラ地区の渓谷を捜索してい ると語った。 作戦を援護するため、B-52、B-1 や F-16 が空爆を行っている。 洞くつを狙って、200kgから 1t級の大型爆弾が投下 されたという。
 反タリバン勢力の司令官によると、アルカイダの抵抗は激しく、洞くつや林の中などで接近戦が展開されている。 しかし一部の重 要な洞くつはすでに占拠し、水の備蓄や武器などを押収したという。
読売新聞

 [14時 8分]

カンダハルでタリバンが武器引き渡し開始の報道  ロイター通信は7日、アフガン・イスラム通信の報道として、タリバンの部隊が同日カンダハルで、地元のパシュトゥ ン人有力者らに対する武器の引き渡しを開始したと報じた。
 同通信はオマル師やその側近の行方については言及していない。
読売新聞

 [11時30分]

ビンラーディン拘束作戦最終段階、F-18 を投入  米軍統合参謀本部のペース副議長は6日、ウサマ・ビンラーディンとアル・カーイダ幹部らが潜伏中と見られるアフガ ニスタン東部山岳地帯トラボラの空爆に F-18 戦闘機を投入、洞穴へのピンポイント空爆と反タリバン部隊への航空支援を強化したこ とを明らかにした。
 副議長によると、反タリバン部隊はトラボラの谷間を進攻しつつあり、アル・カーイダ幹部らが潜むいくつかの洞穴をすでに特定し たという。 約3,000人と見られる反タリバン部隊には米軍特殊部隊数十人が同行、これまで空爆を行ってきた B-52 よりはるかに機動 性が高い F-18 による空爆を誘導する態勢に入った。
 ペース副議長によると、米軍機は岩石を破壊する2,000-lb 級の精密誘導弾を投下して、洞穴に潜伏すると みられるアル・カーイダ部隊の殺傷をためらわない作戦を展開している。
毎日新聞

 [10時16分]

タリバン元大使がゲリラ抗戦表明  タリバンのザイーフ元駐パキスタン大使は6日、イスラマバードで電話インタビューに応じ、タリバンがカンダハルか ら撤退した理由について「カンダハルに固執すれば米国は空爆により罪のない市民を殺りくし続けた」と述べ、今後 はゲリラ戦で米国に抗戦を続けると表明した。
ロイター

 [ 8時 9分]

部族勢力がカンダハルの空港を制圧、市内に進攻開始  アフガニスタン、パシュトゥン人部族勢力のガル・アグハ司令官が率いる部隊が、カンダハルの空 港を制圧したと、CNN テレビが報じた。
 CNN は、同空港を制圧した時期や模様については言及しなかったが、反タリバンの部族勢力がカンダハル市内に向 けて進攻を始めたと報じた。
ロイター

 [ 7時12分]

反タリバンのパシュトゥン勢力、カンダハル開城交渉受け即時停戦  タリバンの最後の要衝であるカンダハル近くでタリバン勢力と戦いを続けていたパシュトゥン部族の1勢力は、同市 の平和的明け渡しの交渉を受けて、即時停戦を発表した。 同パシュトン部族勢力はグル・アガ元カンダハル州知事が率いている。
 同勢力はス、「われわれは実際、きょう停戦を宣言した。 われわれは今日は戦闘を続行しなかった」と述べた。
 また、タリバンのザイーフ元駐パキスタン大使は記者団に対し、あすタリバン側が中立の第三者に武器の引き渡し を開始することにオマル師が同意したことを明らかにしている。
毎日新聞

 [ 1時56分]

カンダハルから撤退 地元勢力と最終合意  タリバンは6日、カンダハルの明け渡しについて地元武装勢力との交渉で最終合意に達した。
 最高指導者オマル師をはじめとするタリバン勢力は同日午後、ウルズガン州に撤退した。 タリバンは山岳 地帯のゲリラ戦を通じて武装勢力としての命脈を保つ狙いとみられる。
読売新聞

 [ 1時42分]

カルザイ氏、オマル師のテロ放棄宣言を要求  アフガニスタンの暫定行政機構議長(首相)に決まっているハミド・カルザイ氏は6日、CNN テレビに対して、オマル 師について、「テロの放棄を宣言しなければならない。 それが我々の要求だ。 さもないと身の安全は保証されないだろう」と述べた。
 しかし、同師がテロとの決別を宣言した場合は、「状況がどうなるか見極める必要がある」とだけ述べ、恩赦を与えるかどうかにつ いて含みを残した。 ただ、タリバンの一般兵士については恩赦を認めると述べた。
 カルザイ氏はまた、タリバンにかくまわれてきたウサマ・ビンラーディンやタリバンの外国人兵士に関しては、「 彼らは犯罪者である」として、国外に退去し、国際的な法の裁きを受けるべきだと主張した。 また、国外退去させる際に安全 な退路を用意するようなことはないと明言した。
 一方、カルザイ氏は、タリバンによるカンダハル明け渡しが7日から始まり、2、3日以内に終了するとの見 通しを示した。
毎日新聞

 [ 1時 6分]

タリバン幹部の大半が降伏に傾く?  英首相府筋は6日、タリバン勢力がカンダハルを明け渡すという情報は確認できていないとしながらも、オマル師に近 い幹部の大半が「降伏」に傾いたとの見方を示した。
 同筋によると、タリバンは弾薬が不足し始め、オマル師周辺では離脱する動きが加速し、ビンラディンを取 り巻く勢力の数も減少しているという。

【2001.12.06】

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毎日新聞

 [23時51分]

本拠地カンダハルから撤退 今後はゲリラ戦に  タリバンは6日、本拠地カンダハルの明け渡しについて地元武装勢力と続けてきた交渉で最終合意に達した。
 オマル師らタリバン勢力は同日午後、カンダハル州北方のウルズガン州に撤退し、今後は山岳地帯でのゲリ ラ戦を通じて武装勢力としての命脈を保つのみとなる見通しだ。
ロイター

 [22時20分]

オマル師、カンダハル開城を決定  アフガン・イスラム通信 (AIP) によると、タリバンの報道官が同通信に対し、「オマル師は、ムラー・ナギブラー氏 にカンダハルを明け渡すことを決定した」と語ったという。 ナギブラー氏はパシュトゥン人の宗教的指導者 で、一時は当地の軍人だった。
読売新聞

 [11時26分]

反タリバン部隊、トラボラで「洞穴捜索」を開始  米軍統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は5日の会見で、アフガニスタン東部ジャララバード南方の山岳地帯 トラボラで、反タリバン勢力の部隊がウサマ・ビンラーディン及びアル・カーイダ幹部らの潜伏先と見られる洞穴の特定に向け、地上 での捜索を開始したことを明らかにした。
 同地帯には、大規模な軍事用洞穴や数千とも言われる小規模な洞穴があり、米軍は一帯にビンラーディンが潜伏していると見て、連 日、戦略爆撃機 B-52 による空爆を続けている。
毎日新聞

 [10時41分]

タリバンの逃走周辺を封鎖、通信遮断へ 米海兵隊  アフガン南部のカンダハル近郊に駐留する米海兵隊は、タリバンの逃走を阻止するため、周辺道路の封鎖や通信遮断 などの作戦を近く開始すると、AP 通信などが5日伝えた。
 ラムズフェルド国防長官によると、海兵隊はカンダハル攻略の直接的な戦闘には参加せず、反タリバン勢力の進撃を側面支援する。
ロイター

 [ 7時32分]

カンダハルでの米軍誤爆、使われたのは「スマート爆弾」  アフガニスタンで米軍の B-52 が空爆の標的を誤り、米兵が2人死亡し20人が負傷した件で、使用さ れた爆弾は JDAM という爆弾で、標的であるタリバン軍を外した理由は明らかになっていない。

【2001.12.05】

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ロイター

 [21時36分]

米国と同盟国の先遣部隊、タジキスタン入り  アフガニスタンで軍事行動を展開している米国と、その同盟国の先遣部隊が、タジキスタンに配備された。
 合意に基づいて配備された先遣部隊は、米兵21人とイタリア兵38人。 5日中には、フランス兵186人も到着する見通しという。
 タジキスタン外務省の広報官によると、外国人部隊の役割は、救助活動や人道的活動に限られるという。 ただ、配備予定の総人数 は明らかにされていない。
ロイター

 [ 7時47分]

アルカイダのメンバー12人がトラボラで死亡  北部同盟のアリ司令官は、米軍の空爆により、アルカイダのメンバー12人が、潜伏先とみられる国内東部の地下施設 の内外で死亡した、と述べた。
 同司令官によると、東部主要都市、ジャララバードの南約55kmに位置する山岳地帯、ホワイトマウンテンズのトラボラと呼ばれる 洞窟密集地域に対して過去2日間に実施された空爆で、これらのメンバーは死亡した。
ロイター

 [ 7時37分]

南部砂漠地帯で1,300人以上の米海兵隊が展開  米国防総省は、1,300人以上の海兵隊員が南部の砂漠地帯での展開を開始しており、タリバ ン勢力やアルカイダに対する警戒・攻撃作戦に従事していることを明らかにした。 海兵隊は各方面に展開し始めており、敵側の補給 ・通信網切断に寄与することになる、と述べた。
 国防関係当局者は、海兵隊は特殊部隊とともに道路に監視体制を敷いており、ウサマ・ビンラディンやアルカイダ勢力が潜伏してい るとみられる洞くつへの攻撃は仕掛けていない、と述べた。

【2001.12.04】

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読売新聞

 [21時22分]

カンダハル、ジャララバードで激しい空爆  ロイター通信は、カンダハルでハミド・カルザイ司令官の部隊とタリバン軍が戦闘し、カルザイ氏の部隊が3日夜、 カンダハル市郊外の北西約20kmや、南約30kmの地点などを制圧したと報じた。
 一方、アフガン・イスラム通信は、タリバン軍がカルザイ氏の部隊を撃退し、カルザイ氏側に多数の死者が出たとするなど、情報は 交錯している。
毎日新聞

 [19時12分]

カンダハル北方で交戦 双方に多数の死傷者  タリバンは4日、カンダハル市の北方でパシュトゥン部族勢力と交戦、双方に多数の死傷者が出た模様だ。 また、別 の部族勢力が同市南方の空港周辺でタリバンと衝突、米軍が激しい空爆を加えている。
 現地からの情報によると、元国王派のハミド・カルザイ氏の武装勢力が、3日夜からカンダハル市の北約30km のシャワリコットを攻撃した。
 またロイター通信によると、米軍はアフガン東部ジャララバード近くのトラボラでも空爆を続けている。
ロイター

 [17時39分]

ビンラディン、予想より核兵器開発に近づいている可能性  米ワシントン・ポスト紙は、ビンラディンは当初考えられていたより核兵器開発に近づいている 可能性がある、との見方を伝えた。
 米国では3日、アルカイダが“汚い爆弾”とも呼ばれる放射線兵器の完成に近づいているとの懸念を背景に、新たな攻撃に対する警 戒が呼びかけられた。
 放射線兵器は、通常の爆発物を使って作られ、放射線を広範囲に拡散させることを目的としている。
読売新聞

 [12時32分]

米軍、アフガン東部を重点爆撃  米軍統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は3日、米軍がジャララバード南東の山岳地帯での空爆を本格化させ たことを明らかにした。
 ジャララバード近くのトラボラと呼ばれる一帯には、ウサマ・ビンラーディンの潜伏先とにらむ洞穴やアル・カーイダの軍事施設が 集中している。 米軍は一帯への爆撃強化によりビンラーディンの補給路と退路を断ち、早期捕そくを狙う。
 同副部長はまた、東部山岳地帯にすでに米軍特殊部隊が展開し、現地の反タリバン勢力との協力により、ビ ンラーディンの潜伏先特定のための情報収集に着手したことを明らかにした。
 一方、米軍機はカンダハルでも激しい空爆を続けている。 ロイター通信によると、タリバン側部隊には、アル・カーイダに属する アラブ系やチェチェン系の外国人兵数百人が含まれており、米軍機に対してロケット砲などで抗戦していると いう。
ロイター

 [10時55分]

米軍のアフガン空爆続く、タリバンの義勇兵は徹底抗戦か  米軍は、カンダハル周辺の攻撃目標を空爆した。 また、パキスタンを拠点とするアフガン・イスラム通信 (AIP) に よると、米軍の空爆はウサマ・ビンラディン氏の潜伏先と見られている東部トラボラでも行われた。 この空爆では58人が死亡したと される。
 タリバンの投降兵士らは、米部隊がアラブ人やチェチェン人といったタリバン外国人義勇兵らの激しい抵抗に遭う と話している。
朝日新聞

 [10時21分]

北部同盟の内部抗争激化 マザリシャリフの治安悪化  アフガニスタン北部のマザリシャリフで治安が急激に悪化している。 同市やその周辺を主に支配する北部同盟のウ ズベク人系のドスタム将軍派とタジク人系ら他派との間や、ウズベク人の内部で対立による激しい戦闘が起きている模様で、国連は3日 までに同市にいた全関係機関の職員を撤退させた。
 カブールの国連スポークスマンは3日夜、「市内で局所的に銃撃戦が起きている。 だれとだれが戦っているのかも 不明だが、派閥抗争のようだ」と指摘した。

【2001.12.03】

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共同通信
毎日新聞

 [23時42分]

オーストラリア特殊部隊も作戦参加  オーストラリアのヒル国防相は3日、同国陸軍特殊部隊の一部がアフガニスタン入りしたと 発表した。
 同部隊約150人は一両日中にも南部のカンダハル近郊に到着し、タリバン掃討作戦に参加 する。 同部隊はこれまで、クウェートの米軍基地に駐屯していることが報道で確認されていた。
毎日新聞

 [22時46分]

タリバンとパシュトゥン部族がカンダハルで戦闘  タリバンは3日、本拠地カンダハル周辺でパシュトゥン部族勢力と激しく衝突した模様。
 現地からの情報によると、2日夜から空港付近での戦闘が激化、双方合わせて90人以上が死亡し、多数の負傷者が出ている。 米軍は これと連動して、空港付近のタリバン支配地域に空爆を加えている。
ロイター

 [12時11分]

米軍がカンダハル空爆、反タリバン勢力は空港奪回目指す  カンダハル近郊で、米軍による空爆が行われた。 タリバン関係者は、空爆の被害がカンダハル市内の民間人居住地 域や、国境付近スピンブルダクに続く道路を走行中だった車などに及び、大勢の死者が出たと語った。
 一方、カンダハル州関係者は、タリバン側が依然支配を主張している空港の南で、パシュトゥン人勢力とタリバン兵らの激しい戦闘 が続いていることを明らかにした。 同州関係者によると、空港を占拠しているタリバン兵の大半はアラブ人 義勇兵で、アフガニスタン人ではないという。
毎日新聞

 [11時42分]

アルカイダ外国人部隊が徹底抗戦の構え  ラムズフェルド米国防長官は2日、カンダハルの状況について「アラブ人など外国人が、降伏しようとするタリバンの アフガン人を殺している。」と述べ、アルカイダに属する外国人部隊が徹底抗戦の姿勢をとっていることを明 らかにした。
毎日新聞

 [10時41分]

ジャララバード周辺で空爆続く 多数の市民が犠牲に  アフガニスタンからの報道によると、米軍は先月30日から2日にかけ、東部ジャララバード周辺で激しい空爆を続けて おり、一般市民に多数の犠牲者が出ている模様だ。 米軍はジャララバード南部のトラボラ地区にウサマ・ビ ンラディンが潜伏しているとみて、集中的な攻撃を行なっている。
ロイター

 [ 9時17分]

アフガン・パシュトゥーン族がカンダハル空港の一部を奪取  アフガニスタンのパシュトゥーン部族の部隊は、同国南部のカンダハルにある空港の一部をタリバン勢力とアルカイ ダ組織から奪取した。
 同部族の広報担当者は一部の部隊が空港地域に侵入し戦闘を続けている、とした。

【2001.12.02】

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読売新聞

 [23時44分]

拘束作戦へ態勢作りか、カンダハル包囲網狭める  米国防総省によると、空爆に投入される機数は、先月29日ごろから120〜130機となり、それ までに比べ約3割増と開戦以来では最大規模になった。
 また、アフガン南部に展開中の海兵隊の規模が1個大隊(約1,200人)相当に達し、偵察活動を活発化させる とともに、迫撃砲や機関銃の試射なども開始し、敵部隊との交戦を念頭に置いた準備演習に入ったようだ。
 米軍はカンダハル西方の主要道をすべて封鎖。 同市北東側は北部同盟、南東側は同部族の部隊が米軍に協力する形で包囲網を形成 している。 だが、問題は北部同盟もパシュトゥン部族も、立てこもるタリバン部隊を完全に掃討するだけの軍事力を持っていないこ と。 また、とくにパシュトゥン部族が、タリバンとの戦闘よりも交渉を重視していることも米軍には気がかりとなっている。
 そのため、米軍事専門家の多くは、海兵隊の直接参戦なしには、タリバンやアル・カーイダ幹部らの拘束につながる情報の収集も難 しいとの見方を強めている。
毎日新聞

 [19時56分]

カンダハルを爆撃、反タリバン勢力が包囲強める  アフガニスタン南部のタリバンの本拠地カンダハルに対し、米軍は1日夜から2日にかけて激しい空爆を続けた。
 反タリバンのパシュトゥン部族勢力もカンダハル包囲を強め、郊外の空港では部族勢力とタリバン兵の散発的な戦 闘が続いている。
ロイター

 [19時 4分]

米海兵隊、アフガン南部の滑走路に部隊増強  海兵隊が、アフガニスタン南部の砂漠地帯の滑走路に部隊を増強している。 ただ、海兵隊が即座にカンダハルを急 襲する兆候はない。
 米海兵隊の報道官によると、英国、ドイツ、オーストラリアの連絡将校も現地入りし、海兵隊とともに連合部隊の調整を行っている。  また、米陸海空3軍の部隊も現地入りしているという。
 さらに、攻撃ヘリコプター「コブラ」や輸送ヘリなど第26海兵機動展開部隊も到着した。 米海軍は部隊規模について明らかにして いないが、25日に滑走路を確保した後、現地には毎晩、新たな部隊が到着している。

【2001.12.01】

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ロイター

 [20時27分]

米軍がカンダハル周辺空爆、オマル師は兵士に死を選ぶよう求める  アフガニスタン南部カンダハル周辺で、米軍がタリバンの拠点とみられる標的を空爆した。
 パキスタン国境チャマンで目撃者らが語ったところによると、米軍は B-52 で、カンダハル周辺とスピンブルダク を終夜激しく空爆した。 また、カンダハルの空港や、パキスタンとの国境に向かって南東に伸びている道路でも空爆が行われ ているという。
 一方、パキスタンを拠点とするアフガン・イスラム通信 (AIP) は、オマル師が、兵士らに対して、屈辱の中で生きるより尊厳を持っ て死ぬことを選ぶよう語ったと報じた。  こうした中、反タリバン勢力の部隊は11月30日、カンダハルまで40〜50kmに迫った。
 カンダハル南西の空港に投入された米海兵隊は前線基地を設置済みで、タリバンとの戦闘に向けて待機している。

【2001.11.30】

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ロイター

 [22時55分]

米軍、タリバン最後の拠点カンダハルの空港を集中的に攻撃  米軍機が、カンダハルの空港に集中攻撃を加えた。 この日の攻撃は、開始から55日目を迎えた米 軍の空爆で、最大規模のものという。
 パシュトゥン人グループのモハマド・アンワル司令官によると、米軍機はタリバンおよびアルカイダ関連施設とみられるすべての場 所に空爆を行っている。
毎日新聞

 [22時 5分]

カンダハル市攻略戦に北部同盟は参戦せず  バーミヤンに駐屯する北部同盟軍のハリリ司令官は30日、カンダハル市攻略戦について「北部同盟は軍を進める計画 は持っていない」と述べ、同盟軍が参戦していないことを確認した。
毎日新聞

 [18時31分]

タリバンと部族勢力が激しい戦闘 数百人の死者  タリバンは30日、カンダハル市からパキスタン国境に通じる各地で部族勢力側と激しい戦闘 に入った模様だ。
 クエッタの部族勢力筋によると、カンダハル市から約20kmのメダンでは、合わせて数百人の死者が出ている という。
共同通信
毎日新聞

 [12時27分]

アルカイダ幹部6人が米軍の空爆で死亡か  NBC テレビは29日、アルカイダの幹部35人のうち6人が空爆で死亡したと伝えた。
 また AP 通信によると、30人以上のタリバン政権幹部のうち、12人が死傷、もしくは投降した。
毎日新聞

 [11時34分]

タリバンの戦闘能力破壊 米統合参謀本部  米統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は29日、アフガンのタリバンの戦闘能力について「一言で言えば破壊 された」と述べ、最高指導者のオマル師が急速に指揮能力を失う可能性を示唆した。
 一方、オマル師はタリバン兵士に対し、「徹底抗戦」を指示している。

【2001.11.29】

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毎日新聞

 [10時56分]

マザリシャリフに「緊急対応部隊」を配置 米軍  米当局者はアフガン北部のマザリシャリフ近郊に数十人規模の「緊急対応部隊」を配置、イ タリバンの反撃に備える方針を明らかにした。
 AP 通信によると、ウズベキスタンに駐留する米陸軍山岳師団から20人前後が投入される見通しだ。 山岳 師団は捜索・救助などの人道支援を目的に派遣されていた。
ロイター

 [ 8時43分]

タリバンとアルカイダ、指揮系統が寸断  米国防総省のスタッフルビーム報道官は、タリバンの幹部らは無線や他の方法を用いて、兵力の指揮を試みているが 、一部の通信経路は完全に断ち切られている、と述べた。
 また、同報道官は、開始以来2ヶ月となる米軍の軍事行動は、現在、タリバンやアルカイダの指揮系統を切断し、ウサマ・ビンラディ ンやアルカイダを標的にするものである、と述べた。
ロイター

 [ 7時32分]

米 CIA、マザリシャリフでの CIA 要員の死亡を確認  米 CIA は、アフガニスタン北部のマザリシャリフに近い捕虜収容所の暴動で、CIA 要員が死亡したことを確認した。  10月 7日にアフガン空爆が開始されて以来、この軍事行動においての米国人の死亡が確認されたのは初めて のケース。

【2001.11.28】

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読売新聞

 [23時13分]

オマル師、全タリバン部隊に撤退禁止命令  オマル師は28日午前、全タリバン部隊に対し、無線を通じて「撤退を禁じる。死ぬまで徹底抗戦せよ」との命令を出 したと、パキスタン側国境の町チャマンで無線を傍受した地元記者が明らかにした。
読売新聞

 [14時36分]

米、地上作戦に重点を移す  ラムズフェルド米国防長官は27日、アフガニスタンでの米軍の軍事行動について、「近い時期にウサマ・ビンラーデ ィン及び取り巻きの捕そくに向けた地上作戦に重点を移す」と述べ、空からの偵察・攻撃だけでなく、地上で積極的 な追撃作戦を展開する方針を明らかにした。
 会見に同席したフランクス中央軍司令官は、アフガン南部に展開中の海兵隊が600人規模であることを明らかにし、最大1,100人にま で近く増強すると語った。 海兵隊は同日も続々と、占拠したカンダハル郊外の飛行場に増派部隊が到着し、同飛行場では、地上作戦 の拠点となる前線基地の設営が完了した。
 南部には海兵隊に加え、情報機関工作員や特殊部隊が展開しているため、地上作戦にかかわる米国の戦力全体とし ては2,000人規模にまで膨らむ可能性が出てきた。
読売新聞

 [10時39分]

米がタリバン中核施設空爆  ラムズフェルド国防長官は27日、米軍機がカンダハル南東部にあるタリバンの中核施設を空爆 したことを明らかにした。 国防総省高官によると、オマル師がいる可能性があるとの情報を受けた緊急空爆 だった。 アル・カーイダとタリバンの最高レベルの幹部が同施設内にいた可能性もあるという。
 CNN テレビによると、同施設についてはアル・カーイダの中核施設だったとの情報もあり、施設の性格は特定されていない。 米軍 は現在、空爆の成果を確認中で、オマル師らが実際に施設内にいたか、攻撃を受けたかどうかが判明するまでには1〜数日を要すると見 られる。
 フランクス中央軍司令官は27日の会見で、米軍機がカンダハルのほか、タリバンが依然として相当規模の戦力を残 している東部ジャララバード周辺にも重点空爆を加えていることを明らかにした。
ロイター

 [ 9時20分]

米軍、タリバン指導者らがいる施設に爆撃  ラムズフェルド米国防長官が、アルカイダの指導者らがいるカンダハル南東の施設に爆撃を 加えたことを、明らかにした。
 同長官は、爆撃を受けた際、その施設にだれがいたかは把握していない、と語った。
ロイター

 [ 8時 2分]

アフガンで大量破壊兵器関連施設40ヶ所を確認  米中東軍司令官であるフランクス陸軍大将は、米軍がアフガニスタンで、大量破壊兵器との関連が 疑われる施設を40ヶ所以上確認した、と述べた。
 同司令官は、一部の研究施設ではサンプルや書類が発見され、生物・化学兵器の証拠は発見されていないが、これまで発見されたサ ンプルは、検査のために米国に輸送されたという。

【2001.11.27】

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読売新聞

 [21時43分]

タリバンが南部・国境拠点の街を放棄、撤退  カンダハルの南部一帯でタリバン部隊と戦闘を展開しているグラガ・シャラザイ元カンダハル州知事(元国王派)の 報道官、が27日夕明らかにしたところによると、パキスタンとの国境にある街スピンブルダクを支配していたタリバン部隊は同日午前 、この街を放棄、撤退した。 また、スピンブルダクとタリバンの本拠地カンダハルを結ぶハイウエー上にある町タフタプルも、シャ ラザイ部隊の支配下に入ったことを確認した。
 元国王派による同ハイウエー制圧が進んでいることは、タリバンにとって、カンダハルから南方への撤退や 、パキスタン側の親タリバン勢力からの補給が遮断されつつあることを意味する。
読売新聞

 [11時57分]

米海兵隊、対地ヘリ攻撃開始  アフガニスタン南部に展開した米海兵隊は26日から27日にかけ、 AH-1 など航空戦力を投入 し、カンダハル周辺で、アル・カーイダ及びタリバン部隊と見られる戦車、装甲輸送車、補給用車両などの車列に対す る攻撃を開始した。
 ラムズフェルド国防長官は同日の会見で、今回の海兵隊の展開規模について「1,000人前後」と述べた。 米軍は兵糧攻めも念頭に、 ビンラーディンのいぶりだしも狙っている模様だ。 海兵隊が占拠したカンダハル近郊の飛行場では、米軍の前線基地 を設営するための作業が急ピッチで進んでいる。
 一方、米空・海軍は25日、110機の戦闘機・爆撃機を投入。 地上での捕そく作戦本格化に伴い、洞穴やトン ネル、移動中の部隊への空爆も強化している。
毎日新聞

 [11時13分]

米海兵隊が初めて戦闘参加 カンダハル周辺  カンダハル近郊に前線基地を設営している米海兵隊は26日、タリバン勢力とみられる戦車など15台 の車列を攻撃、数台を破壊した。 アフガンで海兵隊が戦闘に参加したのは初めて。
 同日も海兵隊員が前線に続々と到着し、基地設営は順調に進んでいるという。
ロイター

 [ 7時32分]

米海兵隊がカンダハル近郊の空港を制圧、誤射で米兵が負傷  米国防総省は、アフガニスタンのタリバン勢力が本拠地としていたカンダハルの近郊の空港を、500人規模の米海兵隊 が制圧したことを明らかにした。 また、数日中にこの空港に1,000人以上の海兵隊を投入すると述べた。
 更に、25日にマザリシャリフ近くで米兵5人が「友軍の誤射」により負傷したことについて、いずれも危険な状態にはなく、3人は治 療のためにウズベキスタンに空路で移送され、残り2人はマザリシャリフにとどまっている、と述べた。
読売新聞

 [ 1時53分]

カンダハルの米部隊1,000人超、本格地上作戦へ  米軍は26日、カンダハル近郊に前夜から投入を始めた海兵隊部隊の増強を着々と進め、本格的な地上作戦に乗り出す 態勢を整えた。
 反タリバン勢力のグラガ・シャラザイ元カンダハル州知事(元国王派)部隊の報道官によると、シャラザイ氏の部隊数百人は25日夜 、カンダハルの近郊にある空港を制圧。 その後、約1,500人の米軍部隊が進駐したという。
 米国防総省の当局者によると、米軍は軍用ヘリに加え、C-130 も使って兵員と物資を次々と送り込んでいる。 海 兵隊だけで今後数日内に最大計1,000人を投入する予定だという。
毎日新聞

 [ 0時12分]

米軍 海兵隊がカンダハルに本格攻撃開始  カンダハル周辺に投入された米海兵隊は26日、米特殊部隊、北部同盟、アフガン人部族勢力などとともに、空と陸か ら本格的な攻撃を開始、タリバン側も応戦し大詰めの攻防戦に突入した模様だ。
 AP 通信によると、米軍の空爆支援を受けた部族勢力はカンダハル中心部まで約7kmの地点に迫っている。
 現地からの情報によると、米軍は26日早朝からタリバン側の通信、水道など都市基盤を標的に激しい空爆を続行。 これに対し、タ リバン側は対空砲で応戦した。 米軍は同時に、カンダハルの南東にある空港を制圧、1,000人規模の海兵隊を展開 した。
 また、カンダハル周辺では、米軍部隊とこれに呼応したアフガン人部族勢力がタリバンに攻勢をかけ、双方合わせ約100人の死者が出 ているという。 さらに、クエッタのアフガン人部族勢力によると、パキスタン国境近くの要衝スピンブルダックからもタリバン部隊 が撤退、パシュトゥン系部族勢力が掌握したとの情報もある。
 当地のタリバン消息筋は同日、「タリバンはカンダハル周辺の支配を失いかけている。非常に厳しい状況だ」と述べ、本拠地の攻防 が最終局面に入ったとの見方を示した。

【2001.11.26】

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ロイター

 [17時31分]

米海兵隊がアフガン南部で滑走路を確保、前進基地に  米軍幹部によると、米海兵隊は25日、アフガニスタン南部の砂漠地帯の滑走路を確保した。
 ジェームズ・マティス大将は、米海兵隊の強襲艦ぺレリュー艦上で記者団に対し、確保した滑走路は、作戦名「オ ペレーション・スウィフト・フリーダム」と呼ばれる次の段階の攻撃を行うため、さらに多くの地上部隊を投入するために使わ れる、と述べた。
 同艦上の作戦担当仕官らによると、海兵隊は25日夜の攻撃で、タリバンの本拠地カンダハルから近距離の滑走路を確保し、26日まで に、さらなる部隊と装備が輸送機で運ばれたという。
読売新聞

 [13時14分]

カンダハル近郊に米海兵隊、ヘリで数百人投入  米国防総省当局者が25日明らかにしたところによると、米軍は同日夜、カンダハル近郊に、数百人 規模の海兵隊をヘリコプターで投入した。 投入兵力は「24時間以内に1,200〜1,500人へ増強される 」という。
 海兵隊はアラビア海上の艦艇から、カンダハル南西の地区へヘリで運ばれ、当局者が ABC に語ったところによると、「投入部隊はカ ンダハル市に向けて段階的に前進している」という。
 現地の反タリバン部隊司令官の報道官が語ったところによると、現地時間の同日夜、反タリバン部隊がカンダハル 近くの空港を支配下に置いた直後から、大型機が上空を旋回する中、米軍ヘリコプターが多数飛来し、兵士が次々と展開してい るという。
 空港周辺は米軍兵士によって警護され、固定翼機2機の着陸が目撃されたが、滑走路の一部が空爆で破壊さ れているため、主にヘリコプターが部隊の輸送を行っている。ヘリの一部は、大型のチヌーク型で、装甲車を輸送しているという。
 同報道官によると、パキスタン国境近くでは、米軍による空爆が続いており、周辺都市からタリバン部隊が逃走するのが目撃されて いるという。
読売新聞

 [12時28分]

カンダハル制圧へ米英地上兵力25,000人投入計画  25日付の英日曜紙サンデー・テレグラフは、カンダハルの制圧作戦のため、米英両国が、25,000人 の地上兵力を投入する計画の最終調整を進めていると報じた。
 計画の柱は、米英両軍の空てい部隊となる見込み。「ビンラーディンとタリバン最高指導者が、カンダハルに潜伏して情報交換を続 けている」とする元タリバン高官の投降者による情報を受け、米英両軍が最終的な調整段階に入ったという。
 なおも戦車500両やロケット砲などの重火器を保有する兵力6,000のタリバン軍を 包囲するとともに、首都カブールを制圧した北部同盟のこれ以上の権勢拡大を防ぐには、米英の地上軍投入が不可欠との判断が働いて いる。
 報道に対し、英国防省報道官は26日、ボンで27日に始まるアフガン各民族による政治協議までは、地上軍派遣の決定は行わない、と 述べ、派兵計画の決定は27日以降になるとの見通しを示した。
ロイター

 [11時32分]

マザリシャリフでタリバン義勇兵が暴動、米軍の支援で鎮圧  マザリシャリフ近郊の収容所で、タリバンの外国人義勇兵らが暴動を起こしたが、米軍は、武装ヘリなどを投入し、 北部同盟による暴動鎮圧を支援した。
 また、別の米国防関係者は、義勇兵らが収容所南部を占拠したため、AC-130 と H-60 武装ヘリを投入した ことを明らかにした。
 一方、米タイム誌は、収容所に突入した米軍特殊部隊の隊員のうち、少なくとも1人が行方不明と伝えた。  この隊員は義勇兵らの銃撃で死亡したと見られており、死亡が確認された場合は、アフガンにおける戦闘で死亡した最初の米兵となる。
ロイター

 [ 8時49分]

米地上部隊、カンダハル近郊に投入  米地上部隊が25日、カンダハル近郊にヘリコプターで投入されたと、反タリバン勢力、アチ ャクザイ族の報道官が語った。
 25日午後6時頃、反タリバン勢力がカンダハル南東の空港を制圧し、米軍のヘリコプターが相次いで着陸した。 ヘリの離着陸が続く 間、巨大な航空機が空港上空を旋回していたという。
 また、着陸したヘリの一部は大型のチヌークで、装甲車を搬送したと見られる。
 これが事実とすれば、米軍が10月7日にアフガニスタン攻撃を開始して以来、装甲車が投入されるのは初めて となる。
 ただ、この報告は確認されておらず、米国防総省もコメントを避けている。
読売新聞

 [ 1時50分]

北部同盟、クンドゥズほぼ制圧  イタリバンと北部同盟との戦闘が続くアフガニスタンで25日、北部同盟部隊がタリバン兵の立てこもる北部クンドゥ ズ州の州都クンドゥズ市内に進駐し、ほぼ制圧した。
 AP 通信によると、北部同盟のダウド司令官は同日夕、クンドゥズ市を制圧したことを明らかにした。 タリバン兵はクンドゥズ州の 渓谷方面へ敗走しているという。 同市の一部地域で、タリバン兵が抵抗を続けているとの情報もある。
 ドスタム派幹部が、「ドスタム派部隊5,000人がクンドゥズを包囲、攻略中で、夕刻までに制圧するだろう」と語っていた。 すでに タリバン兵1,500人が投降し、ほかの兵士にも、投降の動きがあるという。
共同通信
毎日新聞

 [ 1時46分]

米特殊部隊員1人死亡 戦闘で初死者  CNN テレビは25日、アフガニスタンで米特殊部隊員1人が戦闘中に死亡したと伝えた。 確 認されれば、戦闘での初の死者となる。
毎日新聞

 [ 1時21分]

投降の義勇兵が収容所で暴動、数百人死亡  AP 通信によると、クンドースで北部同盟に投降した外国人義勇兵が25日、マザリシャリフ 郊外の収容所で暴動を起こし、義勇兵数百人が死亡したと、北部同盟のムハキ司令官筋が明らかにした。
 直前まで収容所にいたドイツのテレビクルーの通訳によると、義勇兵が北部同盟兵士の銃などを奪い、戦闘が始まったという。

【2001.11.25】

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共同通信
毎日新聞

 [21時 1分]

テロ組織撲滅 英米、ソマリアなど3ヶ国を新たな標的に  25日付の英紙サンデー・タイムズが伝えたところによると、テロ組織撲滅を狙う英米両国は、アフガニスタンの作戦 終了後にソマリア、スーダン、イエメンの3ヶ国を新たな標的とするため、既に情報収集などに着手した。
 英米両国の高官筋によると、両政府は3ヶ国がいずれもウサマ・ビンラディンにかかわりがあると断定され、アフガンでの軍事作戦に めどがつけば、来年1月下旬にも攻撃が始まる可能性があるとしている。
 英国の情報機関 MI6 や米 CIA の要員が既にこれらの国に展開し、ビンラディンとテロ組織アルカイダとのつながりを示す証拠を収 集すると同時に、テロリストの訓練施設など具体的な攻撃目標の選定に入っているという。
ロイター

 [17時45分]

ドスタム将軍部隊、クンドゥズを制圧  アフガン・イスラム通信 (AIP) は、クンドゥズに立てこもっていたタリバン兵が同市を反タリバン勢力、北部同盟の ドスタム将軍らに明け渡した、と報じた。 これにより、同将軍指揮下の部隊が同市の7割を制圧したという 。
 AIP は同市内の情報筋の話として、24日夜に2,000人、25日に500人の北部同盟兵が同市内に入り、タリバン側が軍事拠点などを明け 渡した、としている。
 北部同盟内にはウズベク人のドスタム将軍派とタジク人派があり、クンドゥズ制圧などをめぐり、混乱もあった。

【2001.11.24】

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毎日新聞

 [19時55分]

クンドースでタリバン側義勇兵が投降開始か  タリバンが抵抗を続けるクンドースで24日、タリバン側の外国人義勇兵約600人が投降を開始 した模様だ。
 北部同盟は降伏期限を25日までに延長しており、タリバン側と交渉を続けているという。
毎日新聞

 [19時44分]

「米兵少なくとも35人死亡」 パキスタン紙  パキスタンの英字紙は24日、アフガン南部で米軍特殊部隊の少なくとも35人が死亡し、他の 負傷兵とともにパキスタン中部のジャコババード空軍基地に運ばれたと報じた。
 米軍はタリバンの攻撃作戦を展開したが、タリバン側の奇襲を受けたという。 死亡した兵士らは、タリバン側の攻撃で孤立した模 様だと同紙は伝えている。
読売新聞

 [13時53分]

反タリバン派部隊、カンダハル隣州に進軍  CNN テレビによると、アフガニスタン西部ヘラート州に拠点を置くイスマイル・カーン司令 官は23日、同司令官の部隊が同日までに、原理主義勢力タリバンが支配権を維持するとされる南部ヘルマンド州に入り、同州の空港付 近の2ヶ所で戦闘を始めたと語った。 同部隊は東隣のカンダハル州をうかがう構えだ。
 同司令官は北部同盟と共闘しており、これまでにカンダハル進軍の意思を明言している。
読売新聞

 [13時 3分]

米空爆続行、カンダハルに超大型爆弾投下  米中央軍司令部 (CENTCOM) によると、米軍は23日、タリバンとアル・カーイダ部隊が抗戦を続ける クンドゥズと、カンダハルなどで大規模空爆を続行した。
 同司令部は、カンダハルへの攻撃では22日までに、直径約500mの範囲内の地表の兵員、物体を吹き飛ばす威力を持つ15,000-lb級の超 大型爆弾 BLU-82 (デイジー・カッター)を投下したことを明らかにした。
 同爆弾の投下を米軍が認めたのは11月上旬に続き3度目で、同市周辺に立てこもるタリバン部隊の破壊と威 嚇が目的とみられる。
 米軍は、タリバンが同市周辺に約500両の戦車を隠していると見て、洞穴やトンネルなどに対する集中空爆 を続けている。
ロイター

 [11時 6分]

米軍、22日もアフガニスタンの洞くつやトンネル攻撃を継続  米国防総省は、最高70機に及ぶ長距離爆撃機と戦術戦闘機が前日22日、アフガニスタンの 洞くつやトンネルを攻撃したことを明らかにした。
 米国防総省のスーザン・ハンセン報道官は、「昨日、アルカイダやタリバンに対するアフガニスタンでの軍事行動が引き続き実施さ れた」と述べた。

【2001.11.23】

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読売新聞

 [21時19分]

アフガンでの米軍事作戦参加の仏部隊5,000人規模に  フランス国防省は22日、アフガニスタンでの軍事作戦に参加する仏軍部隊は5,000人の規模 となることを明らかにした。
 同省スポークスマンによると、2,450人の部隊が原子力空母シャルル・ドゴールなど4隻の艦船で12月半ば、インド洋に到着するほか 、空軍部隊約200人がキルギスかタジキスタンに駐留するなどとしている。
 同スポークスマンによると、仏軍は6日以降、ペルシャ湾やアラブ首長国連邦に海・空軍部隊2,000人が駐留 して米軍の後方支援に当たっている。
共同通信
毎日新聞

 [20時51分]

ポーランド 軍部隊300人をアフガンに派遣  ポーランド政府は22日、米国政府の要請を受け、最大300人の部隊をアフ ガニスタンに派遣することを閣議決定、クワシニエフスキ大統領も同日、部隊派遣を承認した。
 派遣期間は来年1月10日から半年間で、対テロ作戦を任務とする陸軍の特殊部隊や対生物化学戦部隊、工兵隊、海軍輸送部隊などが参 加する。
毎日新聞

 [20時26分]

クンドース 北部同盟は3方向から攻撃  アフガン・イスラム通信によると、北部同盟は23日、タリバン軍の北部の要衝クンドースに対し3方向から攻撃を行っ ていると伝えた。
 クンドース明け渡しをめぐり北部同盟のドスタム将軍派とタリバンの間で交渉が続く一方、北部同盟内の他派が攻撃を開始するなど 足並みの乱れが出ている模様。

【2001.11.22】

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毎日新聞

 [10時11分]

炭疽菌 アフガン国内でガラス瓶押収と発表  米統合参謀本部のペース副議長は21日、タリバン政権やアルカイダの生物・化学兵器開発疑惑に関連して、米軍がア フガン国内で「炭疽菌」と書かれたガラス瓶を押収したことを明らかにした。
 副議長は瓶が見付かった場所は明らかにしなかった。カブール発 AP 通信によると、同市近郊の農業省研究所が炭疽菌の研究を続け 、タリバン政権当局者が定期的に同研究所を訪れていた。 研究所の関係者は、家畜のワクチン生成用の研究と語っている。
 ペース副議長は「瓶には英語で『炭疽菌』と書かれていた」と述べたが、内容物が炭疽菌かどうかの分析は終わっていない。
ロイター

 [ 7時42分]

米軍機の攻撃、南部カンダハルや北部クンドゥズが中心  米国防総省は、過去48時間のアフガニスタン国内での米軍機による攻撃対象が南部のカンダハルを中心に、 トンネル、洞窟や敗走するタリバンとアルカイダに向けられていることを明らかにした。
 同報道官は、おもにカンダハルやアフガン南部が攻撃対象となっており、21日の攻撃ではタリバン勢力の北部拠点であるクンドゥズ も目標となった、とした。
毎日新聞

 [ 1時 0分]

米軍が捜索てこ入れで約1,500人投入を検討  国防総省のスタッフルビーム作戦副部長によると、アフガン全土の4分の3はタリバン支配下を離れた。
 米空軍はゲリラ戦に使う AC-130 を3機増やした。 地上では捜索活動中の特殊部隊数百人に加え、海兵隊 員1,500人が近くアフガン入りする可能性が強い。
 しかし特殊部隊と海兵隊を合わせても2,000人程度では、広範囲の捜索は難しく、有力情報を入手して電撃 的な攻撃を行うパターンが中心。
読売新聞

 [ 0時55分]

仏がアフガン対応で空母「シャルル・ドゴール」派遣  ジョスパン仏首相は21日、原子力空母「シャルル・ドゴール」を護衛艦船とともに来月中旬 をめどに、アフガン危機対応のため、インド洋海域へ派遣することを明らかにした。
 仏政府による本格的な攻撃兵力の同海域派遣は初めて。首相が議会下院で表明した。

【2001.11.21】

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毎日新聞

 [10時31分]

米軍が増強 地雷撤去作業などを近く開始  米国防総省のクラーク報道官はマザリシャリフ周辺で、近く米軍が地雷撤去作業や爆発物処理を開始すると語った。  人道支援物資の運搬ルートを確保する道路補修も行われ、一連の作業のためにアフガン領内の米軍が増強される見通しだ。
 また、近くウサマ・ビンラディン氏の捜索態勢を強化するとの見方も強い。
読売新聞

 [ 2時 7分]

訓練キャンプにサリン」死亡記者が最後のスクープ  ジャララバード近くで19日に武装集団に殺された記者は、アル・カーイダ訓練キャンプの取材で、サリンらしいアン プルが放棄されているのを発見していたと、最後の打電記事を送っている。  それによると、同様に殺されたイタリアの女性記者と2人で、ジャララバード南方20kmにある放棄された訓練キャンプで、 「サリン」の表示がある長さ7cmのアンプル10本を見つけた。 「解毒剤はアトロピン注射」と注意書きがあり、対人地雷など 武器と一緒に放棄されていた。

【2001.11.20】

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ロイター

 [22時52分]

米国防総省、ビンラディン氏捜索に海兵隊派遣へ  USAトゥデー紙によると、米国防総省はウサマ・ビンラディン氏の捜索活動を強化するため、海兵隊 員約1,600人を今週中にもアフガニスタンに派遣すべく準備を進めている。
 米海軍の強襲揚陸艦「バターン」が先週末、アラビア海に展開中の同「ペリリュー」に合流した、としている。 両軍艦にはそれぞ れ、ゲリラ戦の訓練を受けた兵員600〜800人が乗っているという。
 米国防総省のクラーク報道官は、軍部隊の行動についてはコメントできないとしているが、国防当局者らは19日、米海軍が18日にペ リリュー艦から垂直離着陸ジェット機「ハリアー」を出撃させたことを明らかにした、と同紙は伝えている。
毎日新聞

 [22時39分]

カンダハル支配で義勇兵と戦闘 地元軍閥ら  カンダハルをめぐり、タリバン側に支配権委譲を求めている地元軍閥・部族側は、カンダハル西側のヘルマンド州で タリバンの義勇兵などと戦闘を始め攻撃を開始した模様だ。
 タリバンと交渉を続けているが、同市に立てこもるタリバン側へ圧力をかけていくとみられる。
読売新聞

 [13時32分]

タリバン、アル・カーイダの条件付き降伏は認めず  ラムズフェルド米国防長官は19日の会見で、カンダハルやクンドゥズなどで抵抗を続けているタリバン勢力やアル・ カーイダのメンバーが降伏を条件に国外亡命を希望してもいっさい容認しない考えを示した。
 長官は、タリバンやアル・カーイダのメンバーが「交渉で国外に脱出し、ほかの国を不安定化させたり、米国に対するテロをしたり することのないようにあらゆる努力をする」と述べた。 さらに、オマル師についても、降伏と引き換えにカンダハルからの脱出を認 めるようなことはないと明言した。
 国防総省当局者によると、米軍は先週末までにアフガニスタンに展開する特殊部隊を増員しており、ラムズ フェルド長官は19日、数百人の特殊部隊要員がアフガン国内で任務についていると述べた。
毎日新聞

 [11時41分]

カンダハル タリバン側に期限つき撤退を要求 地元部族側  カンダハルでタリバン側に市の支配権委譲などを求め、交渉を続けている地元部族側は19日、タリバン側に対し、23 日を期限としカンダハル撤退を求めた模様だ。
 地元部族の広報官によると、交渉ではタリバン側に平和的な市の受け渡しを求めたほか、オマル師の安全を保障するが、ウサマ・ビ ンラディンの身柄確保の場合は米国に引き渡すこともある、などを改めて通告した。 部族側はタリバン側がこれらの条件をのまない 場合は、攻撃を開始するとしている。
 一方、部族側は、北部同盟が、カブール州とカンダハル州の中間にあるガズニ州を越えて進軍しないことを再度要 求し、北部同盟側もこれを了承したという。
ロイター

 [ 8時57分]

特殊部隊を追加投入 米国防総省  国防総省のビクトリア・クラーク報道官は記者団に対し、先週末に特殊部隊を追加投入した ことを明らかにしたが、活動している特殊部隊の兵士の数は依然として、「比較的少数で、アフガニスタン国内全体 で数百人」と述べた。

【2001.11.19】

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毎日新聞

 [20時51分]

週末の米軍空爆で1,000人以上の死者  パキスタンの英字紙「ドーン」は19日、クンドース州に米軍が週末に行った空爆で、タリバン側に 1,000人以上の死者が出たと報じた。
 北部同盟筋が明らかにしたところによると、タリバンはカブール撤退前後に35,000人の大部隊をクンドースに 向かわせた。 現在も2万〜3万人が展開しているとみられている。
読売新聞

 [12時20分]

カンダハル明け渡しなどタリバンへの降伏交渉本格化  ロイター通信などによると、ザヒル・シャー元国王派のパシュトゥン人部族の指導者らが今月16日以降、タリバン部 隊が集結するカンダハルに代表団を派遣、オマル師の側近らとカンダハル明け渡しなどを働きかけていた。
 元国王派の有力指導者カルザイ氏によると、オマル師に近いタリバン高官が交渉のなかで、「新政権への参加に関 心がある」と述べた。 タリバンこれまで、国際社会との交渉を拒否しており、タリバン側の対応の大きな変化として注目され る。
 また、AP 通信によると、クンドゥズ州では、タリバン側が18日、@ 国連代表が監視する、A 外国人兵士の命を保証するとの条件で 降伏を受け入れる意向を表明した。
 クンドゥズ州では、マザリシャリフなど北部各地から撤退したタリバン兵1万人以上が立てこもり、街を包 囲する北部同盟部隊と戦闘を続けていた。
 パウエル米国務長官は18日、北部同盟が、新政権樹立を協議する国連、元国王、米国などによる緊急会議に参加する意向を示したこ とを歓迎した。 会議の開催時期について、国務長官は「数日以内の開催を望む」と述べた。
ロイター

 [ 9時11分]

タリバン、アフガン北部・クンドゥスから撤退の意向を表明  アフガン・イスラム通信 (AIP) は、北部のクンドゥスで北部同盟軍に包囲されているタリバン武装勢力が北部同盟 に対し、国連の監視のもとで平和裏に撤退したいとの意向を表明したと伝えた。
 これによると、タリバン側の司令官は、国連に撤退ルートの確保を求めている。
ロイター

 [ 9時11分]

北部同盟のドスタム将軍派、米軍将兵が指揮しているもよう  北部同盟のドスタム将軍派の本部で、米軍将兵が指揮をとっているもよう。 ロイター通信のカメラマンが、マザリ シャリフ近郊のドスタム将軍派の作戦本部に複数の米軍将兵がいるのを目撃した。
読売新聞

 [ 0時19分]

北部同盟を援護、アフガン北部で大規模な空爆  ロイター通信などによると、米軍は18日、北部クンドゥズ州で大規模な空爆を行い、タリ バン部隊が集結した州都クンドゥズを包囲する北部同盟を援護した。 またカンダハル周辺でも空爆を続け た。
 アフガン・イスラム通信によると、米軍は同日未明、東部ナンガルハル州でタリバンの残存部隊などを狙った空爆を行い、少なくと も30人が死亡した。

【2001.11.18】

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毎日新聞

 [22時21分]

義勇兵が「タリバンは山でのゲリラ戦」と証言  カブールが北部同盟に制圧された13日前後のタリバン部隊の動きが18日、分かった。 タリバン部隊にいたパキスタ ン人義勇兵によると、タリバン司令官は「山へ入ってゲリラ戦を戦う」と宣言して撤退したという。
 バグラム空港は、米軍の激しい空爆を受けたが、このパキスタン人義勇兵は「私のいた期間中に空爆で死んだのは 6人だけだった」と証言した。 部隊は、近くの山に掘ったトンネルや地下壕に潜んでいたために被害を逃れたという。
 国連などによると、マザリシャリフでは、タリバン撤退後も市内に残ったパキスタン人とアラブ人の義勇兵数百人が北部同盟軍に殺 された。 このバキスタン人義勇兵は「消息が分からなくなっている仲間が大勢いる。 悲しいことだが、他の都市でも同じようなこ とが起きているはずだ」と話した。

【2001.11.17】

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読売新聞

 [23時43分]

反タリバン勢がカンダハル攻撃強化、米軍も援護  アフガン・イスラム通信 (AIP) によると、米軍は16日夜から17日にかけてカンダハルを空爆した。 カンダハルに対 して攻勢をかけている反タリバン勢力に対し、米軍が援護を強化したものと見られる。
 AIP によると、米軍の爆撃機数機は17日、東部パクティア州にあるタリバンのハッカニ国境相の自宅や近接するマドラサ(イスラム 神学校)を爆撃し、2人が死亡し、多数が負傷。 タリバン軍が16日に南西部ファラー州から南部ヘルマンド州に撤退したと伝えた。
 AFP によると、米軍の B-52 1機が17日午前9時ごろ、タリバンが抵抗を続けている北部ク ンドゥズ州カナバード近郊の丘陵地に爆弾数発を投下した。
毎日新聞

 [23時10分]

本拠地放棄のタリバン 長期戦に備える構え  本拠地カンダハルさえ放棄しようというタリバンは、絶体絶命の窮地に追い込まれたように見えが、政権としての機 能は喪失しても、武装勢力としては粘り強く命脈を保つ可能性が高い。
 タリバンが地元軍閥・部族との間でカンダハル引き渡し交渉を始めた17日、交渉に当たっている軍閥幹部は「タリバンは首都やカン ダハルでは兵士をほとんど失っていない。 アフガン北部と南部に分かれて山に入り、これまでに備蓄した物資を使って長期戦に備え る構えだ。 カンダハルでの交渉が長引いているのも、山岳地帯への撤退を効果的に進めるためだ」という。
毎日新聞

 [19時54分]

タリバン政権後パシュトゥン人勢力が台頭  タリバン後のカンダハルは地元のパシュトゥン人元ゲリラ指導者を主軸とする勢力が掌握す る可能性が高い。 これらはアフガン戦争 (79〜89年) で旧ソ連と戦ったイスラム・ゲリラが地方軍閥化したものだ。
地方軍閥の多くは北部同盟が攻勢をかける前にタリバンが撤退して「力の空白」が生じた東部の要衝ジャララバードなどでも独自の支 配を確立し、北部同盟とは一線を画す動きを見せている。
 アフガン情勢に詳しいパキスタンの消息筋はパシュトゥン人軍閥の多くはザヒル・シャー元国王支持と指摘 。 北部同盟は新政権からの元国王排除を狙っているため、両者の対立が深刻化する可能性が高いという懸念を示した。
毎日新聞

 [10時26分]

フランスが戦闘機派遣決定 掃討作戦に参加へ  フランスのシラク大統領は16日、アフガニスタンに対する米国の軍事行動への追加支援策として戦 闘機派遣を決めたと発表した。
 これまで仏軍の任務は主に情報、兵たん分野に限られていたが、今後、ウサマ・ビンラディンとアルカイダを掃討 する攻撃に加わるとみられる。
読売新聞

 [11時57分]

米軍機、アフガンのモスク誤爆  米国防総省は16日、米軍機がアフガニスタン東部にあるモスクを誤爆したと発表した。
 誤爆があったのは現地時間午後7時半ごろで、パキスタンとの国境の町コストにあるアル・カーイダの施設に向けて落とした爆弾3発 のうち、1発の誘導装置が誤作動し、近くにあったモスクを爆破したという。
読売新聞

 [ 8時32分]

オマル師、カンダハル撤退へ  アフガン・イスラム通信によると、タリバンの最高指導者ムハンマド・オマル師は16日、南部の本拠地 カンダハルから撤退し、山岳地帯に移動する決定を下した。決定は24時間以内に実行されるという。
読売新聞

 [ 1時44分]

米特殊部隊がタリバンと交戦  ラムズフェルド米国防長官は16日、アフガニスタン南部に展開している米特殊部隊が、タリバン軍 と交戦していることを明らかにした上で、米軍部隊が「降伏しないタリバン兵、アル・カーイダメンバーを射殺している」と明 言した。 同長官によると、この戦闘は、タリバン、アル・カーイダの高級幹部の捕そく作戦に伴うもの。
 同長官はまた、多くのタリバン、アル・カーイダの高級幹部が反タリバン勢力に拘束され、ビンラーディンやオマル師らの所在など について米軍が尋問を行うという。
 アフガン国内各地には数百人の特殊部隊が展開し、各地で激しい戦闘が続いており、米軍側に死者は出ていないものの、同国北部マ ザリシャリフなど一部地域で米軍部隊がタリバン軍の攻撃の前に守勢に立たされ、米軍機の援護を求めて反撃する場面もあったとして いる。
 反タリバン勢力に合流した米軍部隊の一部は馬に乗って戦闘に参加しているという。
毎日新聞

 [ 1時37分]

ビンラディン側近、空爆死か 米当局者明かす  米政府当局者は16日、ウサマ・ビンラディンの側近でテロ計画の立案者とされるモハメド・アテフ 副官が空爆で死亡した模様だと明らかにした。 日時や場所は示さなかったが、カブール付近での14日以降の空爆とみられる。

【2001.11.16】

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読売新聞

 [23時42分]

タリバン部隊が抵抗戦  アフガニスタンからの報道によると、タリバン部隊は16日も、南部の本拠地カンダハルや北東部の都市クンドゥズな どで、北部同盟などの反タリバン勢力に対する抵抗戦を続けた模様だ。
 ロイター通信によると、北部同盟のイスマイル・カーン司令官は16日、配下の部隊をカンダハルに向けて進攻させる意向を表明した 。 クンドゥズでは、アラブ人を主力とするタリバン部隊1万人以上を北部同盟が包囲しているという。
 このほか、アフガン・イスラム通信によると、タリバン部隊は15日夜、掌握していた西部ヘラート州にある西部最大の空軍基地「シ ンダンド基地」を放棄し、西方へ撤退した。
読売新聞

 [13時11分]

米特殊部隊、パシュトゥン人の反乱勢力と共闘  米中央軍司令部 (CENTCOM) のフランクス司令官は15日、米軍特殊部隊がアフガニスタン南部のパシ ュトゥン人からなる反タリバン勢力と共闘し、タリバン部隊への攻撃、ウサマ・ビンラーディン及びタリバン幹部の拘束・暗殺 作戦を展開していることを明らかにした。 米軍が南部でのパシュトゥン人部族との協力を認めたのは初めて。
 タリバン部隊がカンダハル及びアフガン南西部などへ撤退する一方、パシュトゥン人の20以上の有力部族が反乱勢 力として蜂起、タリバン部隊との間で激しく交戦している。 閣僚経験も持つ有力部族指導者で、タリバン後継政権で指導的役 割を果たす意欲を示しているハミド・カルザイ氏らが米軍に協力していると見られる。
 国防総省のクラーク報道官は15日、米軍が同日までに、カブールとカンダハルでの空爆で、アル・カーイダとタリ バンの幹部をそれぞれ数人ずつ死亡させたことを明らかにした。
毎日新聞

 [11時51分]

英海兵隊員100人、カブール北方の空軍基地に到着  英軍の海兵隊員約100人が15日、カブール北方のバグラム空軍基地に到着、同空港が人道援 助用に使えるかどうかの調査を始めた。 調査活動は短期間で終わる予定。
 英国は、治安維持や人道援助のため4,000人規模の兵員を派遣する予定にしており、その先遣隊の役割も担っているとみられる。
ロイター

 [ 8時 2分]

反タリバン勢力のハーン司令官の部隊が南下を開始  アフガニスタンの反タリバン勢力、イスマイル・ハーン司令官指揮下の部隊によると、これら部隊は、西部のヘラー トから南下を開始したが、タリバンによる抵抗はわずかだ、という。
 ヘラートの元知事であるハーン司令官のスポークスマンは、同司令官が12日にヘラートを制圧し、先に市内の一部地域に侵入してい た兵士らと合流した、と述べた。
ロイター

 [ 7時17分]

アルカイダとタリバンに対する攻勢を強めている  トミー・フランクス米中東軍指令官は、米軍がウサマ・ビンラディンとその組織であるアルカイダに対する攻勢を強 めている、との見解を示した。 同司令官は、「包囲網を狭めている。時間の問題だ」と述べた。
 同司令官は、アフガニスタン北部のクンドゥズでは、戦闘が続いており、北部同盟に対し、より強硬な勢力 の一部が激しく抵抗している、と述べた。
 複数の国防総省高官によると、アフガニスタン全土の50〜60%が、何らかの形で反タリバン勢力の管理下にある。
毎日新聞

 [ 2時16分]

空爆でタリバン幹部ら死亡 米国防総省報道官  クラーク米国防総省報道官は15日、空爆でタリバン軍とアルカイダの複数の上級幹部が死亡 したことを明らかにした。
 13日にカブール近郊、14日にカンダハルの計2棟のビルを空爆した際、死亡したという。 ビル内に幹部らがいると の情報を得て爆撃した。
毎日新聞

 [ 1時56分]

タリバン 支配はわずか3地域に 米高官  CNN テレビは15日、米政府高官がアフガニスタンのタリバン勢力の支配地が南部カンダハルなどわずか3地域となった と語ったと報じた。

【2001.11.15】

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毎日新聞

 [21時54分]

タリバン カンダハル周辺に部隊集結  タリバンは15日、南部の本拠地カンダハル周辺へ部隊を集結させ、大規模な防衛戦に備えている模様だ。
 カンダハルには4万〜5万人のタリバン兵士が展開。 アフガン・イスラム通信によると、オマル師は15日、 首都カブールとカンダハルの間に位置するガズニ州からの退却を命令した。 だが、AFP 通信によると、カンダハルの周辺部では、北 部同盟と連携する地元武装組織や、パシュトゥン系反タリバン勢力、ザヒル・シャー元国王支持の組織、地方部族などが互いに勢力争 いを展開。 カンダハル空港の支配も転々と移るなど、事態は混乱の度を増している。
読売新聞

 [21時26分]

カンダハルの攻防続く、タリバン支配は3、4州に  アフガニスタンからの報道によると、首都カブールから撤退したタリバンが集結している同国南部の本拠地カンダハ ルでは15日も、反タリバンの地元パシュトゥン人勢力らとの間で、一進一退の激しい戦闘が続いた。
 アフガン・イスラム通信は、ザヒル・シャー元国王派の有力者ハミド・カルザイ氏が、「ほう起したパシュトゥン人勢力との激しい 戦闘で、市内は混乱していると語った」と伝えた。 米軍も同市周辺で数回にわたり激しい空爆を行い、8人が死亡した。
 一方、AP 通信によると、同国南東部のパクティア、パクティカ両州が、北部同盟以外の反タリバンのパシュトゥン人勢力に掌握され るなど、同国情勢は混迷が深まっている。 AFP 通信は、「タリバンが掌握する州は、30州のうち3、4州ほど になった」と伝えた。
 また、北部各州から撤退したタリバン軍が集結している北部の都市クンドゥズ郊外では、B-52 爆撃機が激しい空爆を行った。
毎日新聞

 [14時16分]

クンドースでも攻勢 大量のタリバン兵を包囲  アフガンのタリバンは14日も南部の本拠地カンダハルや北部クンドースなど残る支配地域で、北部 同盟と激しい戦闘を続けた。
 北部同盟幹部によると、クンドースでも北部同盟が攻勢を強め、14日はパキスタン人イスラム義勇兵を含むタリバン兵の集団を包囲 した。 同幹部は、タリバン側に相当数の死者が出ていると証言した。
毎日新聞

 [13時10分]

「政権は崩壊した」 米政府として認識 副大統領  チェイニー米副大統領は14日、「タリバン政権は崩壊した」と語った。 米政府としてタリ バンが崩壊したとの認識を示したのは初めて。
 米統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長も14日の記者会見で、タリバン軍が南部カンダハルを含む同国全土の支配都市を放棄 しつつあることを明らかにし、こうした見方を裏付けた。
読売新聞

 [11時49分]

米空爆でアル・カーイダメンバー多数死亡  ロイター通信は14日、米国防総省当局者の話として、米軍が13日にアフガニスタンで行った空爆で、 アル・カーイダのメンバーが集まった建物を攻撃、多数の死亡を確認したと伝えた。
 米軍は13日以降、タリバンの本拠地カンダハルに空爆の大半を割いている。 この攻撃で、死傷者にビンラーディン本人が含まれて いたかどうかは明らかでない。
読売新聞

 [11時49分]

カンダハルの戦況混とん、タリバンの一部撤退か  カブール発の AP 電などによると、カンダハルで14日、反タリバンの地元パシュトゥン人勢力がほう起し、タリバン との間で戦闘を開始し、一部のタリバン勢力は撤退を始めた模様だ。
 北部同盟側は14日夕、駐タジキスタンの高官が「北部同盟がカンダハルを掌握した」などとしていたが、同日夜、タリバン当局者は AP 通信に対し、「タリバン勢力は、カンダハル近郊の空港に砲撃を繰り返し、空港を奪回した」と語ってお り、情勢はなお、混とんとしている。
毎日新聞

 [10時56分]

南北で北部同盟とタリバン戦闘 攻防はヤマ場に  タリバンは14日、南部の本拠地カンダハルなど残る支配地域で、北部同盟と激しい戦闘を展開した。 カンダハル周 辺では地元のパシュトゥン系反タリバン武装勢力が蜂起し、空港を制圧したとの情報もある。
 タリバンは、兵力の相当部分を温存していると見られ、攻防戦はヤマ場にかかっている。
読売新聞

 [ 1時58分]

オマル師に対し蜂起の情報 タリバン自壊兆候  イスラマバードのタリバン関係者は14日、アフガニスタン南部カンダハルで13日、タリバン構成員の一部がオマル師 に対して蜂起したと語った。 また、タリバンの一部は、ビンラーディンをタリバンの政策決定過程から排除するよう求めた。
 米軍による空爆と北部同盟の進撃により、タリバン内に動揺が広がりつつあるという。 また、下級兵士がまとまってタリバンを離 れ、地元部族長の傘下に入るなど、アフガン各地でタリバン自壊の兆候が見え始めたという。
毎日新聞

 [ 1時21分]

タリバン政権崩壊 本拠地カンダハルも陥落か  タリバンは、首都カブールからの撤退に続いて南部の本拠地カンダハルを失ったとの情報もある。 この情報の真偽 は不明だが、タリバンは既にその国家統治機能を喪失し、政権としては崩壊した。
 北部同盟の広報官が毎日新聞に衛星電話で答えたところでは、14日カンダハルではタリバン軍と北部同盟軍が激戦 を展開したという。 さらに「近くカンダハルは陥落する」と話した。
 AFP 通信によると、北部同盟の駐タジキスタン大使は「カンダハルの民衆が蜂起し、北部同盟軍が支配権を握った。 タリバン軍は 残っていない」と語った。 この発言内容が事実かどうかは確認されていない。
 アフガン・イスラム通信はまた、タリバンが東部ナンガルハル州の州都ジャララバードと中部ウルズガン州から撤退し、地元の元ゲ リラ指導者ら反タリバン勢力が支配権を掌握したと伝えた。
 さらに、北部同盟幹部などの証言では、アフガンの約30州のうち、タリバン側の支配地域はクンドースなど5州前後になった。 タリ バンが支配権を失った地域のうち相当部分は、北部同盟の進攻ではなく、別の反タリバン勢力が制圧している 。 こうした多数の勢力が張り合う形になる場合、政権不在の過渡期は、さらに混迷を深めることになる。

【2001.11.14】

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毎日新聞

 [21時56分]

タリバンが各地で撤退 政権としては崩壊  タリバンは、首都カブールからの撤退に続いて14日も各地で主要都市を放棄した。 タリバンは既にその国家統治機 能を喪失し、政権としては崩壊した。
 制圧地域を広げている北部同盟も国土の大半を統治する段階には至っておらず、アフガニスタンは政権不在の過渡 期に突入した。
ロイター

 [19時44分]

タリバン、新たな作戦に備え軍再編  タリバン政権のシャヒーン駐パキスタン代理大使は、アフガニスタンの主要都市からのタリバン部隊撤退は戦略的な ものであることを強調し、新たな作戦に備え軍の再編を行っていると述べた。
 同代理大使の説明によると、撤退に伴う衝突は発生していない。 首都カブールについては、市民の命を守るために撤退したという。
 代理大使は詳細については言及しなかったが、タリバン軍は現在、オマル師の拠点である南部カンダハルを防衛す べく、兵力を結集させているとみられている。
ロイター

 [18時33分]

反タリバン・グループ、ジャララバードを制圧  アフガン・イスラム通信 (AIP) によると、Maulvi Yunus Khalis司令官率いる旧ムジャヒディン(イスラム戦士)ら のグループが、東部の主要都市であるジャララバードの支配権をタリバンから奪い、制圧した。
 ジャララバードの新政府スポークスマンは、「地元の司令官らがジャララバードを支配下に収め、その指導者には有名な旧ムジャヒ ディンであるKhalis司令官が指名された」と述べた。
ロイター

 [15時41分]

タリバンがアフガン中部のウルズガン州から撤退、カンダハルが脅威に  タリバンが中部のウルズガン州から撤退したことで、南部の本拠地カンダハルが脅威にさらされる ことになったと、アフガン・イスラム通信 (AIP) が報じた。
 AIP がアフガンの情報筋の話として報じたところによると、同州の州都タリンコットは、タリバンがカンダハルに撤退した後、地元 の住民や指揮官の手に落ちた。 同州は、タリバンの最高指導者ムハマド・オマル師の先祖が住んでいた州。 またタリバンは、同国 東部のロガル州からも撤退した。
ロイター

 [13時11分]

タリバンが東部4州の支配権を失う、支配地域は全土の20%以下に  北部同盟のコヌニ内相は、タリバンが、地元住民の抵抗で、東部4州の支配権を失った、と述べた。
 同相は、「これにより、タリバンの支配地域は、アフガニスタン全土の20%以下になった」と述べた。
ロイター

 [11時18分]

アフガンのカブールに小規模の米部隊を展開  ラムズフェルド米国防長官は、「カブールにはごく少数の米軍を展開している。 首都全体 を監視、もしくは警備するには不十分な規模だ」と述べた。
 同長官は、カブールの「指導部」に助言し諮問に応じることと、米当局に現状を報告することが、部隊を派遣した目的だと説明した。
毎日新聞

 [10時56分]

地上戦本格化へ 制圧地の空港使用表明  ラムズフェルド米国防長官は13日の記者会見で、北部同盟が制圧したマザリシャリフと首都カブー ル近郊の空港の滑走路などを近く修理し、人道支援物資の搬入に使用する意向を表明した。
 修理や警備のために米軍や他国の地上軍を投入するとみられ、軍事面も含めた地上作戦が本格化する見通しとなった。
ロイター

 [ 8時13分]

アフガニスタン南部で特殊部隊を展開している=米国防長官  ラムズフェルド米国防長官は、アフガニスタン南部で米特殊部隊が展開していると述べた。
 これらの部隊は、同国北部で、タリバンとアルカイダの打倒を支援している特殊部隊に加え、派遣されたものという。
 国防総省は先に、100未満の特殊部隊をアフガニスタンに潜入させた、としていた。 同長官は、北部同盟の勢力範囲で展開する部隊 に加えて、「われわれは攻撃を支援するための特殊作戦部隊を南部でも展開している」と述べた。
 同長官は、米軍はさらに、「ウズベキスタンとの陸路の確保に注力する意向だ」としたうえで、「人道物資 の運搬を目的に、カブール北部のみならず、マザリシャリフ地方をも念頭に入れた複数の空港修復も目指して いる」と述べた。
ロイター

 [ 8時 2分]

数千人の反タリバン軍、アフガン南部のカンダハルに迫る  数千人の反タリバン兵士は、タリバン勢力の拠点であるカンダハル近郊の空港を占拠した後 、カンダハルに向けて進行した。
 パキスタンのチャマンに到着した目撃者が明らかにしたもので、4,000〜5,000人の兵士が、カンダハル南方30km付近にある飛行場を 13日に占拠したとし、13日遅く、あるいは14日未明にもカンダハルに侵攻する可能性があると述べた。
読売新聞

 [ 1時37分]

北部同盟、新たに5州掌握  アフガニスタンからの報道によると、北部同盟は13日、首都カブールを完全制圧したのに続き、南部のタリバン本拠地 カンダハルや、東部へ撤退したタリバン部隊への追撃戦を展開、東部のナンガルハル州など新たに5州の掌握 を宣言するなど、支配地域をさらに拡大した。
 タリバンは今後、南東部の山間部を拠点に軍事的抵抗を続けると見られるが、アフガニスタンでの支配的地位を回復するのは困難で 、5年以上にわたり同国を実効支配したタリバン政権は、事実上、崩壊した。
 北部同盟は、今月9日に北部の要衝マザリシャリフを制圧した後、一気に攻勢を強め、バーミヤン、ヘラートなど、 中、西部の主要都市を相次いで奪取し、タリバン部隊の強い抵抗を受けることなく、首都カブールも制圧 した。
 国営イラン通信によると、北部同盟はさらに13日、首都からカンダハルへ向かう幹線道路の途中にあるバルダク州 の都市メイダンシャハルや、南部のガズニ州の制圧を宣言した。 また、東部の主要都市、ジャララバードも 制圧した。  AFP 通信によると、北部同盟は、ジャララバードを州都とするナンガルハルや、クナル、ラグマンの東部3州、西 部のファラハ州をそれぞれ掌握したとしている。  ロイター通信によると、カンダハル南方約30kmにある空港が13日、反タリバン勢力に占拠されたのが目撃された。 また、南部の反 タリバン勢力、アブドルカリム・バラフイ将軍は同日、イラン国境にある南部のニムルズ州を完全に掌握したと表明。  南部でも、反タリバン勢力が一気に攻勢を仕掛けている模様だ。

【2001.11.13】

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ロイター

 [21時54分]

北部同盟、イランとの国境地帯を制圧=国営イラン通信  IRNA はイラン・コラーサーン州当局者の発言として、北部同盟が12日から、Dogharun-Islam Qala を含む 数カ所の国境検問所を占拠した、と伝えた。
 当局者は、「Dogharun 検問所の業務は過去2日間度々中断していたが、近く正常に戻るだろう」との見通しを示した。
 また、タリバンの国境警備隊が、北部同盟に投降したことも明らかにしたという。
毎日新聞

 [21時16分]

タリバン支持の義勇兵約700人殺害  アフガニスタンの北部マザリシャリフにいる北部同盟のナジール・アハマッド広報官は13日、同日午後2時ごろ、北部 マザリシャリフの学校に立てこもっていたタリバン支持の義勇兵約700人を攻撃、ほとんどを殺害したことを 明らかにした。
朝日新聞

 [21時 2分]

東部の拠点ジャララバード、パシュトゥン人勢力が制圧か  アフガニスタン東部の拠点都市ジャララバードからの情報によると、同地域やパキスタン在住のパ シュトゥン人らが結成した「東部シューラ(評議会)」が13日、同市を攻略した。 タリバーン勢力は撤退し、東部シューラは ジャララバード空港なども制圧した。 当地のタリバーン総領事館は否定している。
 北東部にはパシュトゥン人が多く住み、ザヒル・シャー元国王を支持する東部シューラは、少数民族主体の 北部同盟の進攻に先駆けて地域的な支配権確立を急いでいた。
ロイター

 [19時18分]

米軍特殊部隊、カブール近郊の空軍基地に着陸  アフガニスタンの首都カブールの北に位置するバグラム空軍基地に、M-16 ライフル銃を携帯した平 服の米軍特殊部隊がヘリコプターで到着したと、ロイターテレビのカメラマンが明らかにした。
 ヘリコプターから装備類が搬出された後、特殊部隊4人はこのヘリで現場を去り、2人は残ったという。
毎日新聞

 [14時16分]

タリバン 山岳部に兵力集中  アフガニスタンで北部マザリシャリフなど拠点都市に続き首都カブールまで放棄したタリバン政権は、今後、 山岳地帯などで粘り強いゲリラ戦を展開しようとしている可能性が高い。
 ロシアなどの支援で重火器を充実させつつある北部同盟と都市攻防戦を行えば、無意味に兵力が消耗すると いった判断が働いているとみられる。
読売新聞

 [11時43分]

北部同盟カブール進攻開始、タリバン完全撤退  カブール発の AP 通信などが目撃者の情報として伝えたところによると、首都への進撃を続けていた北部同盟は13日 未明、カブール市内への進駐を始めた。 一方、タリバン部隊は市内から完全撤退し、タリバン側の抵抗など はなかった模様だ。
 一方、アフガン・イスラム通信によると、タリバンのザイーフ駐パキスタン大使は12日、「『タリバンのカブール退却』はウソの宣 伝だ。 北部同盟がカブールに向けて進撃したのは事実だが、タリバンは別の前線を築いてカブールを守る」と述べていた。
 アブドラ外相はまた、北部各州のうち、クンドゥズ州だけが依然、タリバンの掌握下にあることを明らかに した。
ロイター

 [ 8時26分]

北部同盟、アフガン首都から6kmに迫る  北部同盟のアブドラ外相は、「カブールから6kmの旧道地点に位置している」とした。 また、「新道に関しては、カ ブールから20kmの地点に迫っている。 バグラムの側だ」と述べ、終日激しい戦闘が続けられている首都北部の空港に言及した。  また、米国やパキスタン側はカブール侵攻を控えるよう求めていることについて、同外相は、「カブールには侵入 しない決断を下している」と述べた。
 さらに、アブドラ外相はタリバン勢力が首都から撤退しているとし、「南方のカンダハルに向けて大規模な撤退行 動がみられ、閣僚やタリバン政府高官はカブールから立ち去った」と述べた。
毎日新聞

 [ 2時41分]

北部同盟が首都へ進攻 ヘラートなど拠点を制圧  アフガニスタンの北部同盟は12日、ヘラートなど西・北部のタリバン政権主要拠点を制圧し、首都カブール奪回に向 け進攻を始めた。
 タス通信によると、北部同盟は同日夕、首都カブールに向けて攻撃を開始し、首都まで6kmと迫った。 北 部同盟の複数の部隊が3方向からカブールに本格的な攻勢をかける構えを示している。

【2001.11.12】

出   典
標     題
要         旨
共同通信
毎日新聞

 [20時13分]

北部同盟がヘラートを奪回 カブールに進撃か  北部同盟の部隊は12日、同国西部の要衝ヘラートと北部のクンドゥズをそれぞれ奪回、ヘラ ートではタリバン兵士約6,000人が投降、捕虜となったと、カブール北方の北部同盟前線司令官が明らかにし た。
 司令官はさらに12日夕までに首都カブールへの進撃を開始すると語った。
ロイター

 [18時 6分]

アフガニスタンの北部同盟、主要都市クンドゥズを制圧  国営イラン通信 (IRNA) の報道によると、北部同盟は北部の主要都市クンドゥズを制圧した 。 クンドゥズは、アフガニスタン北部ではタリバンの最後の拠点とみられていた。
 北部同盟軍関係者はイラン北部にいる IRNA 記者に電話で、「反タリバン軍が12日朝、6時間の戦闘を終えてクンドゥズに入った」と 言明。 数は明らかにしなかったが、「クンドゥズにいた多くのタリバン軍兵士が殺害されたか、捕虜となった」と話した。
 クンドゥズ制圧によって、タジキスタンからの陸路補給が可能になるとみられている。
ロイター

 [17時34分]

北部同盟、カブール進攻を部隊に指示  北部同盟のToryalai司令官は、「今朝8時頃、国防省がカブール進攻を決定した」とした上 で、「しかし準備に問題があるため、午後に地上攻撃を開始したい」と語った。
読売新聞

 [13時50分]

アル・カーイダの青酸ガス製造拠点を特定  11日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、国防総省高官らの話として、アル・カーイダが青酸ガス を製造していたと見られる施設を米国が特定した、と報じた。
 同紙によると、施設は、アフガニスタン東部ジャララバード近くの化学兵器研究所など数か所で、製造量は 少量だったという。
 この施設は、「有毒ガスの放出を避けるため」に、米軍による空爆の対象になっていない
毎日新聞

 [12時46分]

北部大半の州を制圧 西部へ進撃 北部同盟   北部同盟のナディーム広報官が11日、前線から衛星電話で毎日新聞に語ったところでは、カブール北方約30km付近 では、主力の戦車部隊が「国防相からの攻撃命令を待っている状況」で、態勢が整ったことを明言した。
 ラムズフェルド米国防長官は11日、北部の要衝マザリシャリフが北部同盟の「実効支配下にある」と初めて認めた が、首都制圧には地上軍が不十分との見方を示した。
 一方、タリバン系のアフガン・イスラム通信などによると、タロカン陥落でタリバン兵200人が死亡、カラ イナウではタリバン側は反撃せず投降した。 北部のサマンガン州、ジョウジャン州からもタリバン勢力が撤退した が「今後の戦略のため、戦力を構成中」という。
 当地の軍事専門家は、「タリバン側は一時撤退し、山岳地方や北部同盟の陣地内でのゲリラ戦に方向を転じた 可能性が高い」と指摘している。
読売新聞

 [12時36分]

北部同盟、「全土の半分」を制圧  アフガニスタンからの報道によると、北部同盟のアブドラ外相は11日深夜、アフガン北部ジャブルサラジで記者会見 し、新たに北部のタロカンなどを奪還、これまでに「全土の半分」を制圧したと語った。 また、数日中に西 部の要衝ヘラートに進撃する可能性を示唆した。
 北部同盟が実際に国土の半分を支配下に置いたかどうかは不明だが、各地でタリバン部隊を次々と撤退に追い込ん でいるのは確実とみられる。
 アブドラ外相によると、今月9日に北部の要衝マザリシャリフを制圧した北部同盟は、その後も各地でタリバン部隊を撃破。 かつて 北部同盟の本部が置かれていた北部タロカンのほか、中部のバーミヤンとチャグチャラン 、ヘラート進攻の拠点となりうる西部カライナウ、北部のタッカル、バグランの両州を制圧した。
 また、タジキスタンにつながる交通の要路クンドゥズと西部ヘラート近郊でタリバン部隊と戦闘が続いてい ることを明らかにした。
 ロイター通信によると、首都カブール北方のバグラム空軍基地には数百人の北部同盟軍が集結、周辺に展開するタリバン部隊に対し て攻撃を仕掛ける準備を進めている。
 また、北部同盟と共闘している反タリバン勢力指導者イスマイル・カーン司令官の報道担当官は11日、同司令官の部隊がヘラート近 郊にすでに到達、12日にも大規模な攻撃を開始する方針を明らかにした。
 一方、タリバン側はアフガン・イスラム通信を通じ、マザリシャリフ周辺のサマンガン、サレポル、ジョージャンの3州から撤退した ことを認めたものの、タロカン陥落などについては否定している。

【2001.11.11】

出   典
標     題
要         旨
共同通信
毎日新聞

 [23時10分]

北部制圧の勢い カブール進撃へ戦力増強  マザリシャリフを攻略した北部同盟は11日までに、北部の要衝タハル州など周辺の州を次々と奪回 など、北部から西部にかけて全域を制圧する勢いを見せている。
 また、首都カブール北方の前線の戦力を増強、首都進撃への最終準備も進めた。
 ラマダン入りを直前に、米軍の空爆支援を得た北部同盟の攻勢により、タリバンは北部から西部にかけて総崩れ の様相を呈してきた。
 北部同盟は米国の意向もあり、カブール進撃作戦を首都包囲にとどめる方針を固めていが、内部には、ラマダン前の首都占拠を求め る意見も依然根強く、戦況次第では大きな混乱を招く可能性もありそうだ。
共同通信
毎日新聞

 [23時 1分]

英国防相、地上軍の軍事作戦参加を確認  英国のフーン国防相は11日、「英地上軍がアフガニスタン北部に展開、作戦に従事している 」と語り、英政府当局者として初めて英地上軍が軍事作戦に参加していることを確認した。
 作戦内容については「北部同盟への助言と支援」と述べたが、展開中の地上軍の規模は明らかにしなかった。
ロイター

 [20時12分]

北部同盟、西部の要衝カライナウを制圧  北部同盟は、4時間におよぶ戦闘の末、同国西部の要衝であるバドギス州の州都カライナウを制圧 、部隊は現在、ヘラートへ進攻している。
 北部同盟のイスマイル・カーン司令官は、「われわれの部隊は午前11時頃、カライナウを制圧した。 現在、ヘラートへ進攻してい る」と述べた。 同司令官によると、この戦闘でタリバン側の兵士15人が死亡。また、約300人を拘束したという。
 カライナウ陥落により、北部同盟はバドギス州全域を勢力下に置いたことになる。
毎日新聞

 [10時50分]

マザリシャリフに治安要員展開へ 北部同盟  アフガニスタン北部の要衝マザリシャリフを制圧した反タリバン勢力、北部同盟のドスタム将軍は10日、同市のラジ オと会見し「兵士には24時間以内に街を出発するよう命じた」と述べ、11日にも同将軍の部隊が別の前線へ転戦 することを明らかにした。 マザリシャリフには部隊の代わりに、治安維持要員300人が入るという。
 将軍によると、マザリシャリフ攻略戦は約5日前に開始され、当初はダライスフ、ケシェンデなど同市南方のタリバン拠点を制圧。  マザリシャリフ市街への攻撃は9日午後4時ごろ開始され、約6時間の戦闘で陥落させたという。

【2001.11.10】

出   典
標     題
要         旨
読売新聞

 [21時38分]

反タリバン勢力、ウズベク国境へ進撃  ロイター通信によると、アフガニスタン北部の要衝マザリシャリフを制圧した北部同盟のドスタム将軍部隊は10日、 北方約35kmのウズベキスタン国境へ向けて進撃を開始した。
 タリバン政権が閉鎖していた同国との国境を開き、物資調達のための補給路を確保するのが狙いと見られる。
 一方、カブール北方では別の北部同盟部隊が同日、首都攻略をにらみながら前線に兵を増派した。 米軍は同日、B-52 戦略爆撃機で カブール近郊のタリバン前線部隊にじゅうたん爆撃を行った。
 北部同盟のドスタム派幹部セルダル・ラフマノグル氏(イスタンブール駐在)は10日、本紙に対し、マザリシャリ フは北部同盟が完全制圧し、市内は平静を取り戻していることを明らかにした。
 同氏によると、タリバン部隊は主にマザリシャリフ西方のシベルガン方面に敗走した。 ドスタム派は同市周辺で激しい戦闘を行っ ているという。
毎日新聞

 [18時31分]

オランダも派兵の意向 NATO 加盟国で5番目  オランダのコック首相は9日、米国のアフガニスタン攻撃への軍事支援として1,200人から1,400人規模の部隊を派遣す る意向を表明した。 NATO 加盟国では英国、フランス、ドイツ、イタリア、トルコに次ぎ5番目の参加表明と なった。
 首相によると、兵士のほか支援艦や戦闘機なども派遣する方針。
ロイター

 [13時29分]

タリバン国防相、マザリシャリフ陥落認める  タリバン政権のアコンド国防相は、北部の要衝マザリシャリフが対抗勢力の北部同盟に制圧されたことを認めた。
 同国防相はロイター通信に対し、「マザリシャリフ市と空港は敵側の勢力下にある」と述べ、タリバン軍が現在、 マザリシャリフ東方約60kmまで撤退したことを明らかにした。
ロイター

 [12時37分]

ビンラディン「核兵器と化学兵器を所有」  10日付のパキスタン英字紙ドーンは、米同時多発テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラディン が、核兵器と化学兵器を所有していると言明し、米国の軍事行動への報復攻撃に使用する可能性を示唆した、と伝えた。
 同紙がパキスタン人ジャーナリスト、ハミド・ミール氏によるビンラディン氏のインタビュー内容として報じた。  ビンラディンは7日、アフガニスタン国内でミール氏の取材に応じ、「もし米国がわれわれに対して化学兵器もしくは核兵器を使った 場合、われわれも化学兵器と核兵器で報復することを宣言したい。 われわれは抑止力としてこうした兵器を 所有している」と語ったという。 ビンラディンは、入手先については言及を避けたという。 同紙には、ミール氏とビンラディン氏 の2人が並んだ写真が掲載されている。
毎日新聞

 [12時 2分]

マザリシャリフ陥落近づく 北部同盟が制圧発表  北部同盟のドスタム将軍は9日、タリバンが支配するアフガン北部の要衝都市マザリシャリフに同日、指揮下の部隊が 進攻、制圧したと述べた。
 一方、タリバン軍が反撃しており、米政府は「事態は流動的だ」としているものの、進攻は米軍の支援を受 けているだけに陥落は近いとの見方が強い。
 北部同盟部隊は9日午後6時ごろ、南側からマザリシャリフに入った模様。 ドスタム将軍によると、攻略戦はタリ バン敗走までわずか1時間半で、タリバン側は約200人が死亡、北部同盟側の死者は28人という。
 タリバン兵は首都カブール方向へ退却しているとされるが、なお、タジク国境からの応援を受け、郊外で態勢の立 て直しを行っているとの報道もある。
ロイター

 [10時 8分]

アフガン・カブール近くの前線に北部同盟の戦車が結集  目撃者によると、アフガニスタンの首都カブールに近い北方の地点で、北部同盟が数百人規模の兵士と戦車を結集さ せている。 また、北部同盟の複数の司令官は、数時間内にもカブール進攻に踏み切るとの見通しを示した。
 ロイター通信のカメラマンは、約800人の北部同盟兵士が戦車4台と重火器40門を携えて前線に向けて行軍し ているのを目撃した。 同時に米軍の戦闘機が上空を飛行し、北部同盟が掌握したバグラムの飛行場を見渡せる位置にあるタリバンの 拠点に爆弾を投下しているという。
 北部同盟の複数の司令官は、午前2時にタリバンの拠点に対する攻撃を開始する予定だ、と語った。
読売新聞

 [ 1時37分]

北部同盟、マザリシャリフに  北部同盟のウズベク人部隊を率いるドスタム将軍は9日夜、CNN に対して、北部同盟の部隊が同日午後、北部の要衝 マザリシャリフに突入したと語った。
 北部同盟スポークスマンは AFP 通信に対して、同盟部隊が同日、同市中心部から西方約10kmの空港を完全に制圧 したことを明らかにした。
 北部同盟がマザリシャリフを押さえれば、アフガニスタンに隣接するウズベキスタンからの軍事物資の供給が可能になり、対タリバ ン攻勢に弾みがつくと見られる。 ウズベキスタンには、米第10山岳師団など米軍部隊がすでに配備されており、米軍と北部同盟の協 力にもプラスになる。
 この情報について、米国防総省広報は9日、「現在、現地から情報を収集中で、事実関係の確認はできない 」とコメントした。

【2001.11.09】

出   典
標     題
要         旨
ロイター

 [21時57分]

北部同盟、マザリシャリフ制圧へ向け大規模な攻撃開始  北部同盟が北部の要所マザリシャリフ制圧を目指し、大規模な攻撃を開始した。
 同報道官によると、米軍はこの日未明、マザリシャリフから8km離れたタリバン前線の橋を爆撃。 絶好のタイミングでタリバンの前 線に打撃を与えることができたと述べた。